真田丸
(昌幸)迎えに参ったぞ!時は戦国。 真田昌幸はいまだ信濃の一角小県の国衆にすぎない。 小県は真田室賀津などの地域に分かれそれぞれが領主である国衆によって治められていた。 中でも最大のライバル室賀正武は事あるごとに昌幸と対立し真田の小県統一を阻…
松〜!アハハハ! (昌幸)松! (松)父上〜!松!ハハハハハハ! (信繁)武具をしまっておく蔵です。 (茶々)私が5歳の時に私の父は…。 聞いてます?聞いております。 父は信長公に攻められ小谷でお腹を召されました。 城攻めの大将は殿下でした。 存じ…
太閤秀吉が死んだ。 徳川家康はその遺言に背き次第に政を独占していく。 御掟の事忘れておった。 (三成)徳川内府殿に申し上げる! (信繁)治部様!我ら9人の合議をもって老衆から退いて頂く!君側の奸の出る幕ではないわ。 聞き捨てなりませぬ!控えよ!…
まことに申し訳なき事ながら何分小さな尼寺ゆえお武家様をお泊めできる部屋はここだけで。 (信之)分かっておる。 実はもうお一方見えられまして。 もしよろしければ相部屋をお願いできましょうか? (正信)いやご無沙汰を致しております。 いや驚きました…
(信之)これより大坂へ行ってまいる。 (稲)そのようなお体で殿が行かれてどうなされます?源次郎を説き伏せてくる。 あれは死ぬ気だ。 すぐに支度を整えてくれ。 (こう)かしこまりました。
(徳川兵)おい!おい!おい!おい!いかがした?おい! (刺す音)うわ〜! (盛親)今じゃ〜! (又兵衛)行くぞ!うお〜! (一同)お〜!・夜討ちじゃ〜!・ (兵士たちの声) (銃声) (銃声) (勝永)引け引け〜! (銃声) (信繁)ご苦労でござっ…
慶長19年11月19日。 冬の陣の前哨戦となる事件が起こった。 深夜徳川方の蜂須賀勢が突然明石全登の隊が守る木津川口砦を襲ったのである。 (信者の歌声)その時明石全登は大坂城内にいた。 明石様!砦が!砦が襲われました! (全登)なに!?・ (戦…
(又兵衛)どういう事だ? (信繁)秀頼公御自らお決めになられた事。 (又兵衛)あの軍議は何だったんだ? (勝永)あんたはそれでいいのか?籠城と決まった以上考えを変えるしかなかろう。 (又兵衛)…ったくよう! (勝永)やはり秀頼公は俺たち牢人を信…
(信政)てやっ!てや〜! (三十郎)もっと大きく! (茂誠)よろしく頼んだぞ。 (茂誠)さあ。 (信吉)すまん。 ここはどの辺りだ?柏原に近き辺りかと。 まだ戦も始まっていないのになぜこんなに急ぐのだろう。 大御所様が京でお待ちだからでしょう。 …
(茶々)必ずまた会えると思っていました。 (信繁)ご息災のご様子何よりでございます。 (茶々)何年ぶりとなりますか?14年に相なります。 秀頼殿に会いましたか?頼もしい若武者になられて。 とうとう戦になってしまいました。 でもそのおかげであなた…