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地上波テレビの字幕を全文書き起こします

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字幕書き起こし バカリズム脚本『黒い十人の女』「おんなの肉弾戦」船越英一郎主演 2016.11.03

(久未)ざけやがってえ〜!ずっと信じてたのによお〜!!ずっと騙してたのかあああ!!裏切り者があ〜!こいおらああ〜!!
10股不倫プロデューサー風松吉
ついに10人の女が集結
存じてます。
(佳代)仲良くしたほうが幸せじゃない?私だけにしたら?会いたかった〜。
付き合っちゃおっかな〜?お互い…。
W不倫です。
人のこと言えませんもんね。
こいおらあ〜!!
(彩乃)やってやるよ〜!!
(彩乃)《文坂彩乃。
アロママッサージ店勤務私は1年半前から不倫をしています。
相手は40代後半のテレビ局のプロデューサー風松吉彼はお店の常連客でもともと私の上司と不倫をしていたのですが私のことも口説いてきました。
私もいけないことだとわかっていながら彼の誘いに乗ってしまいました》もしかするといけないことだから魅力的に感じたのかもしれません。
(彩乃)《そんな矢先私は親友の久未から相談を受けました。
なんと彼女も不倫をしていたのです!しかも…》
(彩乃)《まさか親友と同じ相手を好きになってしまうなんて…。
私はなんとか彼女に不倫をやめさせようと説得しました》絶対いいことひとつもないよ
(彩乃)《そこには私と同じ苦しみを親友に味わわせたくないという気持ちと恋敵を減らしたいという気持ちの両方がありました。
そんなある日私のところに一本の電話がありました。
風さんの一人目の愛人如野佳代という女性でした。
同じく愛人である私と会って話がしたいと言われました。
私が愛人であることを久未だけには絶対知られたくない!私は佳代さんを口止めするためにともかく会いに行くことに…》あれ?2人もしかしてお知り合い?久未!あのね聞いて。
佳代さん!!はい。
タバコもらえますか?え?ああ…はい。
ありがとうございます。
2人は…どういう関係?ねえ久未。
(フッ!)出ろ。
もしかしてなんかまずいことしちゃった!?
(店員)カフェラテです。
(志乃)もうさあのババアのせいでぐっちゃぐちゃだよ。
(夢)ババア!思ってた以上に仕掛けてくるね。
そうマジでうざい。
(夢)しかも今日さあたぶん志乃ちゃんが帰った後だと思うんだけど。
何?長谷川さんだっけ?志乃ちゃんのマネージャーさん。
うん…え〜?何?いや〜まだわかんないんだけど。
うん。
どうやらあのババアと2人で何か話してたっぽいの。
何を?私が見かけた時はもう話し終わった後だから内容まではわかんなかったんだけど。
え?仕事の話じゃなくて?私も最初そう思ったんだけどさ。
(沙英)お疲れ様でした
(美羽)お疲れ様でした
(夢)なんか別れた後長谷川さんの顔が暗かったような気がしたんだよね。
えっじゃあチクってんじゃん。
あのババア!いやまだわかんないよ。
でもその可能性はなくはないからさ。
で志乃ちゃんに電話したの。
え〜マジか〜。
ていうかさあのババアなんで私のことばっかりピンポイントで潰そうとしてくるんだろ。
たぶん一番別れさせやすいと思ったんじゃない?私が?志乃ちゃんは顔の売れてる女優さんだから別れさせようとすること自体は制作の人間の動きとしては別におかしいことじゃないじゃん。
まあはたから見たら向こうが正義だもんね。
そう。
でもそうなったらこっちだって全部バラすけどね。
(夏美)こちらどうぞ。
そうだね。
(夏美)メニューになります。
長谷川さんには別れろって言われるんだろうなあ。
(夏美)失礼致します。
ただ聞いて。
うん。
だとしたら1個引っかかることがあってさ。
何?仮に志乃ちゃんの不倫を知らされたとしたらまずすぐに志乃ちゃんに電話なりメールなりしてくると思うの。
事実関係確認するために。
そうだね。

 

 

 


でも連絡来てないんでしょ?うん。
てことはまだ私の話はしてないってこと?…かもしくは志乃ちゃんの件だけじゃないとか。
どういうこと?これも完全に私の憶測なんだけどさ。
うん。
もしかしたら私長谷川さんもなんじゃないかなって思ったの。
え?長谷川さんもって?愛人。
え…?え!?え!嘘!いやわかんないよ。
ただの憶測だから。
でもさ風さんならありえると思わない?長谷川さん綺麗だし。
確かに…もお〜何なの?どいつもこいつも。
まだわかんないけどね。
でもそう考えるとあの表情のつじつまは合うのよね。
例えば長谷川さんも不倫しててそれを知ったあのババアが志乃ちゃんの件を話すと同時に長谷川さんの不倫も追求したとか。
なるほど。
どこまで話したかにもよるけどだとしたら連絡こないのもわかる気がしない?確かに。
だけどその場合あのババアなら長谷川さんを取り込もうとすると思うんだよね。
あり得るね。
長谷川さんを味方にしちゃえば事務所に口止めしつつ別れさせようとできるからね。
確かに。
ババア的にも別れさせたいけど話は大きくしたくないもんね。
そうじゃないとババアの身も危ないからさ。
小声
(春江)ババア…。
なるほど。
それは厄介だね。
もしかしたらもうすでに取り込まれてるかもしれないし。
あ〜だよね。
どっちにしろこれは早めに動いといた方がいいね。
うんあのくそババア絶対にぶっ潰そ。
ねえ彩乃ちゃん2人はどういう関係なの?久未聞いてってば!これ持ってて。
うりゃあああ!キャア!ちょっと〜!久未ちゃん何やってんの!彩乃さん大丈夫!?うっ…。
てめえ!話聞けっつってんだろ!うるっせえ〜!!てめえ!このやろうぶっ殺してやる〜!!ちょっと!やめ…!うううっ!ぐああ〜!!う〜りゃあ!ぎぃやああ〜!ったあ…。
ざけやがってえ〜!ずっと信じてたのによお〜!!ずっと騙してたのかあああ!!んだらああ!調子乗ってんじゃねえぞお〜!!うるっせえ〜!裏切り者があ〜!こいおらああ〜!!やってやるよおお〜!!
(風)久しぶりだな。
この店にくるの。
(美羽)ていうか2人で食事すること自体久しぶりじゃない?そうでした。
あのね私も今さら他の女と別れろとは言わないけどさ。
うん。
いくらなんでも演者と付き合うのはまずいんじゃない?え?志乃ちゃん。
どうしたのかな?急に。
急にじゃないよ。
私は前からそう思ってたの。
そうなの?これはあくまでAPとしての意見ね。
うん。
うん。
まあ他はスタッフとかだから100歩譲っていいとしてプロデューサーと演者の不倫ってやっぱりAPとして見過ごすわけにはいかないんだよね。
そっか?そっかじゃなくて志乃ちゃんと別れなよ。
あの子はうちらと違って商品なんだから。
失礼いたします。
どうも。
《これでもう完璧でしょ》《私何ひとつ間違ったこと言ってないからね》ひとつ確認していいか。
何?それってAPとしての意見?それとも交際相手としての意見?これはAPとしての意見。
APとしてプロデューサーの風さんに言ってるの。
そっか…。
《こんな正論突きつけられちゃったらプロデューサーとして聞かないわけにはいかないでしょ?》
(真衣)どういうこと?
(火山)こういうことだよ。
え?いや待ってえ?どうして?どうしてって…心当たりあるだろ。
心当たり?うんあるだろ?ないよ。
(火山)いやいやないわけないだろ。
ないよ本当に。
(火山)もういいからそういうの。
風Pとはどういう関係?まさか俺の仕事仲間とそんな事になってるとは思わなかったよ。
ていうかさ今までよく黙ってられたよね。
誰に聞いたの?うちの女性AP。
真衣さん…不倫してますよ真衣さんの不倫相手…風さんです女性AP?そう。
最初聞いたときさ自分の耳疑ったよ。
女好きのPとは知ってたけどまさかうちの嫁にまで手ぇ出してるとは思わないからね!でもあの人は知らなかったよ。
そうみたいだね。
だからあの人のことは責めないよ。
今も知らないみたいだし。
でも自分だって!そうだよ俺も不倫してたよ。
お互い様だよ。
どっちにしろ俺たち終わってんだよ。
おりゃあ!やめなったらねえねえほら危ない。
あっあっあっ…。
あっ決まったこれ決まった。
はい!ギブ!ギブ?ギブ!ギブ?ねっ。
あ〜!ファイト…。
ファイト…!確かに…君の言う通りかもしれないな。
でしょ〜?APに言われたら聞くしかないか。
うん。
《よし!これで相葉志乃は脱落》わかった。
《来い!》別れよう。
うん!うん?別れよう。
え?私?うん。
あれ?え?どういうこと?ねえ。
ん?もうやり直すことはできない?どうやり直すんだよこんな状態で。
そうだよね…。
まあ…でもさお互い様なんだからさ平和的に別れようよ〜。
《こうして私たちは夫婦生活の幕を下ろした…》俺明日早いからさシャワー浴びて寝るわ。
おやすみ。
おやすみなさい。
《女性AP…!》おりゃああ!いいかげんにしろおおお!!とりゃっ!まあこれはどっちも悪くないんだよ。
彩乃ちゃんは久未ちゃんより先に風と付き合ってたわけだし…ねっ。
久未ちゃんは…彩乃ちゃんが付き合ってたのを知らなかったわけだし。
ねっ。
何より2人とも不倫がしたくてしてるわけじゃないでしょ?
(2人)はい…。
うん。
私もそうです。
悪いのはあの男。
あんな男のために2人が喧嘩する必要ないんだよ。
そうですよね。
ごめん彩乃。
ううん…こっちこそごめん。
私もごめんね。
2人が友達なんて知らなかったからさ〜。
いえ。
あいつなんなんですかね。
あいつって風?はい。
ん〜何なんだろうね。
あ〜…もうほんと死んでくれないかな〜。
ねえねえうち泊まりに来ない?え?…あ今日ですか?うん今夜はさもう飲み明かそうよ。
あ〜そうですね…今日はやめときます。
あほんと?彩乃ちゃんは?私も今日は遠慮しておきます。
そっかそっか。
(チャイム)お疲れ様です。
すいません夜遅くに。
すいません。
いただきま〜す。
長谷川さん…美羽さんからなんか聞きました?何かって?美羽さんから仕事以外の件で何かお話されませんでした?仕事以外…。
こないだ美羽さんと長谷川さんが話し込んでるのをたまたま見かけてもしかしたらと思って…。
志乃ちゃん今…不倫してるんです。
まあそういった意味でも手を組みませんか…っていうことなんです言われましたよね?風さんの件。
うん。
(夢)あの〜…言いにくいかもしれないんですけど私たちも全部話すんで長谷川さんも話してもらえませんか?どういうこと?もちろん他のみんなとも別れるよ。
でもまずは目の前にいる君と別れるよ。
なんで?なんでってAPに言われたら聞くしかないでしょ。
しかも正しいし。
私が言うこと聞いてた?聞いてたよ。
別に全員と別れろとは言ってないの。
他の人は100歩譲っていいとしてせめて志乃ちゃんとは別れた方がいいって…。
なんで100歩譲れるの?え?だって他はスタッフとかだし。
いやいやいや…もし君が本当にAPとしての立場で僕に言ってくれたんだとしたらドラマのプロデューサーが不倫をしてるっていうこと自体絶対にダメでしょう。
100歩譲ってる場合じゃないんじゃない?そりゃ不倫をしないのが一番だけどそんなこと言ったら私だってしてるし。
それだよ!だから僕たち2人とも絶対にダメなんだよ。
ただ志乃ちゃんだけは同じ不倫でも女優さんだしリスクの大きさが違うの。
だからせめて志乃ちゃんとは別れて欲しいって言ってんの。
チッチッチッ…リスクって言ったら全てがリスクだよ。
そうだけど…。
だからここはきっぱりと別れよう。
《なんでそうなる…の?》今までほんとにありがとね。
《え?なんでこうなるの?》あのババアやっぱりだ。
あのババア長谷川さんまで取り込もうとしてマジで許せない。
ごめんね。
いや長谷川さんは悪くないですよ悪いのはあのババアだし。
まあそもそもは風さんだけど。
あもちろん私もあの人の言うことを聞くつもりはないよ。
え?ほんと?うん。
そりゃ普通ならマネージャーとして女優が不倫してるのは止めなきゃだけど私には全く言う権利ないよ。
しかも同じ男だし。
長谷川さん…ありがとうございます。
マネージャーとしては最低だけどね。
ううん。
それを言ったらみんなですよ。
そうだね。
ていうかびっくりした〜。
私もだよ〜。
てか私もだし。
ていうかさこんな近いところで3人と付き合うなんて逆にすごいよね。
ほんと何考えてんだろうね。
何も考えてないんですよあの人は。
(チャイム)こんばんは〜。
(夏希)どうしたんですか?脚本大変そうだから陣中見舞にね。
あ〜へえありがとうございます。
どうぞ。
おじゃましま〜す。
どうぞどうぞ…。
あ〜…。
それにしてもあのババア最悪だね。
(夢)あのババアAPの立場から言ってくるのは卑怯だよね。
(沙英)あのババア他の愛人にもそういうことしてんの?わかんないけど…してるかもね。
むかつくね
あ〜あもう…撮影行きたくない。
わかるけどそれは行かなきゃ。
え〜でも絶対またなんか言ってくるもん。
(夢)現場では言ってこないんじゃない?そうかな?だって恋敵ではあるけどだからって仕事上でうちらに不利になるようなことはできないと思う。
そう?だってそこに関してはプロデューサー含めて全員同じ弱みを握り合ってるんだもん。
そっか。
美羽さんがうちらの足を引っ張りたくてもテレビ局とか事務所に言うわけにはいかないでしょ?そうだね…。
だからね私はもう偉くなってやろうと思ってるんですよって。
夏希ちゃんならなれる!才能あるもん!橋田壽賀子ぐらい偉くなってね風をこの世から抹殺してやりますよ!お〜夏希ちゃんならやれる!やってやりますよ!って。
よ〜し!私も偉くなってやる〜!やりましょうやりましょう。
超大女優になって風を東京湾に沈めてやる〜!アハハハ!いいですね。
海の藻屑にしてやりましょうあんな奴…。
カンパーイ!何で別れるとか言うの〜?いやだってさ仕方ないじゃん。
(美羽)や〜だやだや〜だ〜別れたくな〜い!み…ひっ…。
みんなと別れなくていいから…私とも別れないで〜!ほんとか?ほんとにみんなと別れなくていいのか?いいよ〜!そもそも不倫相手が局のプロデューサーだしね。
自分の不倫もバレるしね。
だからってあの人自身の権限でうちらだけを潰せるほどあの人偉くないし。
ふん。
そっか。
結局風さん通さなきゃいけませんしね。
(夢)仮にできたとしてもうちらは100%道連れにするし。
なるほどね〜。
(夢)だからこの件でどんだけ揉めてても仕事上ではちゃんとやるしかないんだよお互いね。
そうですよね。
でも逆に言えば仕事さえちゃんとしとけば愛人としてのあのババアを潰すのは可能ってこと。
そっか。
この件では対等だもんね。
そう。
明るみにはできないからね。
そうですね。
くそババア!うちら敵に回したこと後悔させてやる。
・段取りよくいけよ〜・・はい・・…終われ芝居わかってんのか?お前・大丈夫ですかね監督の…。
私死体の役だったんだけど…生きてる姿で会うの初めてだから…。
おはようございま〜す。
あ〜!美羽さんおはようございま〜す。
おはようございます。
じゃよろしくお願いしま〜す。
はぁ〜っ…。
美羽さん!うっ!ジタバタすんじゃね〜よゴキブリ!ねえあんたさうちのマネージャー取り込もうとしたでしょ?取り込む?人聞き悪いこと言わないでよ。
私はAP…。
笑わせんなよこの腐れ外道が!この件にAPもへったくれもね〜んだよ!口が悪い…。
秘密握ってんのはさお互いさまなんだから仕事の関係性絡めるのはやめましょ?お互いのために。
これはこれ仕事は仕事。
ごめんなさいね。
私あんたの手拍子で踊るほどバカじゃないから。
あ?あんたとこの子だったら潰れてほしいのはあんたに決まってるでしょ?あもちろんこれは愛人としてね。
仕事上はお互いうまくやりましょ?APさん。
それともお互い明るみにしてうちらもドラマも何もかもぶっ壊す?そうなったらうちの事務所も出張ってくるけどね。
あんたとこのプロデューサーに2人もこまされてんだから。
(夢)どうせ戦争すんならさ仕事抜きで愛人同士対等にやりましょうよ。
どうすんだよ。
あっ!?望むところだよ。
(音声スタッフ)あいた。
志乃さん…。
はい。
(音声スタッフ)マイクの電池確認させてもらっていいですか?あは〜い。
ドライって何時からでしたっけ?8時ですね。
じゃもう少し時間ありますね。
(美羽)そうだね。
じゃあ朝ご飯食べちゃおうかな。
大丈夫?また衣装汚しちゃわない?大丈夫大丈夫。
なんかひいとけば大丈夫だよね。
(志乃)そうですね。
はいすいませんよろしくお願いしま〜す。
よろしくお願いしま〜す。
お願いしま〜す。
じゃあ後ほど。
(沙英・夢・志乃)よろしくお願いしま〜す。
(助監督)え〜ドライ前にご紹介します。
ヒョウドウケン役のキムラマサカズさんで〜す。
よろしくお願いします。
はいお願いします。
(拍手)鳥手玲奈役の相葉志乃さんで〜す。
よろしくお願いしま〜す。
(拍手)店員B役の如野佳代さんです。
お願いします。
よろしくお願いします。
え〜…。
(拍手)今回カフェ店員西園寺百合役ということで実はこれまでに演じたことのない役柄でして新しい如野佳代をお見せできるのではないかと自分自身非常に楽しみにしております。
どうぞよろしくお願いします。
お手柔らかに。
(林)さいおんじゆりって何?店員Bじゃなかったっけ?多分自分でつけた名前じゃないですかね?
(助監督)ではドライからします。
監督!お〜よし。
じゃあ導入のシーンいこう。
どいてどいて…じゃあ志乃ちゃん入ってくるとこからいこうか。
は〜い。
あ助監督さんすいません。
西園寺百合なんですけど。
結構ベテランの店員だと思うんですよ。
そうですね…。
何ならアルバイトじゃなくて社員とかね。
まあそうですね…。
そうなると結構慣れた感じでかといって決して流さずにあくまでプロ意識をしっかりと持った丁寧な接客だと思うんですよね。
まあその辺はお任せします。
あほんと?了解です。
はいスタンバーイ!おいやるぞ〜!いいペースですね。
(沙英)そうですね。
このまま順調に行くといいですよね。
林監督結構テンポよく撮っていく人だから大丈夫だと思いますよ〜。
だといいですね。
・はい本番用意…はいスタート!・いらっしゃいませお客様何名様ですか?えっと2人になるんですけど。
こちらへどうぞ。
(林)はいカット!何だその間いらないよ!おい!はい?
(林)普通でいいんだよ普通で。
あの〜…今あのどこの席にしようかなという…。
もういいよ!もう一回!もう一回!
(志乃)どれに…。
志乃ちゃん!フフ…。
プリン食べた?まだです。
おいしいんですか?うんこれ有名なお店のやつだよ。
へぇ〜ほんとですか?食べてみようかな〜。
早くしないと無くなっちゃうよ。
そうですよね〜。
うっ!
(志乃)フフッ。
(美羽)うわっ!・夢さん直しお願いします!・あぁっ!直し入りま〜す!チッ!フッ…。
(助監督)用意スタート!「いやだから私…実は結婚しているの」「どういうこと?」「どういうことって…そういうこと」「私旦那がいるの!」「マジかよ…」「ごめんね黙ってて」用意スタート!「実は俺も…結婚してるんだ」「え?どういうこと?」「どういうことってそういうことだよ。
俺嫁がいるんだ」「嘘でしょ?」「ごめんな黙ってて」「実は旦那にも愛人がいるの」「うちもだよ。
お互いさまだな」セリフの変更出たんで俳優部さんの方に伝えてもらいたいんですが…。
(美羽)うっ!・あとこのシーン…・・変更あったみたいなんで…・うん。
でもみんなケツがあるからいそがないとね。
「あなた以外に愛人が2人いるの」「実は俺も君以外に愛人が2人いる」開始が8時なんですね…。
うっ…ぐっ…。
う〜…10分ぐらい…みてたらいいですかね。
はい。
じゃあ7時…。
(助監督)スタート!「お待たせしましたデラックスパフェです」カットカット…違うの出さないでよ。
え?あのこれはお店からのサービスという…。
監督もう一回いきましょう。
う〜…もう一回!《女性AP…》あ美羽ちゃん。
はい。
あのさ私の設定ねアルバイトじゃなくて社員ってことでやってるんだけどどうかな?あいいんじゃないですか。
だよね?助監督の人にも任せるって言われたからいいよね?はい。
ああと他のバイトの子にはちょっと煙たがられてる感じのお局様タイプかな〜って思うんだけど…どうしたの?
(美羽)え?びちゃびちゃだけど。
あ…ほんとだ!
(真衣)すいませんあなた女性APさん?違いますけど。
女性のAPっていらっしゃる?弥上さんですかね。
(穂花)え〜何それ…しばらく会わない間にそんなことになってたの?そう。
(穂花)いや〜2人とも傷だらけじゃん。
大丈夫?まあ大丈夫。
私はあばらいってるけど。
私は足の小指。
え〜やばくない?まあでも仲直りしたから。
ね。
うんむしろ深まったよね。
うん。
だから気にしないで。
仲直りしたならいいんだけどさ2人とも女の子なんだからね喧嘩の仕方考えなよ〜。
そうだね。
次から考える。
にしてもさ〜どんな喧嘩したの?何か久未が…飛び蹴り?飛び蹴り。
飛び蹴り!?飛び…バー…っていう。
(秋子)この数日間に何があったんだろあの3人。
わかんないけどとりあえずあの2人が喧嘩したのは確実だよね。
うんうん…。
だいぶ激しめのやつだよね。
そうだね。
もしかしてあの子も愛人だったとか?あり得る。
っていうか絶対そうだよ。
(春江)えドロドロだ〜!
(店長)何々どうしたの?何がですか?なんかまた楽しい話?いや別にネイルの話を…ねえ?うんネイルの話です。
ネイルなんかしてないじゃん。
してなくても話くらいしますよ。
ね〜?ね〜!・すいませ〜ん!・あは〜い!こういう感じ。
うん。
そんなのある?え〜なんか絶対楽しい話してたよ。
ねえ。
ん?あのね…。
何?もう終わりにしよ?え?好きな人ができた。
うそ?ほんと。
相手は?店長の知らない人。
独身だし私のこと好きって言ってくれるの。
私ももっと普通の恋愛しようと思って。
そうなの?ごめんね。
そんな急に…。
やっぱりそうだったよ〜。
え?あの子も愛人だった。
うそ…やばい。
ドロドロだよ〜。
(夏美)不倫なんかするからだよ。
(秋子)ほんとろくなことないよね。
ね。
もっと普通の恋愛したらいいのに。
絶対そう。
3人ともかわいいのにもったいないよね。
はあ?何でそんなことになってんの?も〜仲良くしようって言ったでしょ?ちょっと何やってんの!?それは美羽ちゃんが悪いよ〜。
ひとり占めしたいっていう気持ちはわからなくもないけど足引っ張って別れさせようとするのはよくないよ。
そりゃこうなるよ。
私は…みんなと置かれてる状況が違うの!違わないでしょみんなただの愛人でしょ?生活がかかってるんです!生活?うちには中学生の息子がいるんです。
5年前に旦那を亡くしてから女手一つで息子を育ててきたんです!独身の皆さんには母子家庭の大変さなんてわからないでしょ!?息子は…風さんを父親のように慕ってます。
我が家には風さんが必要なんです。
そりゃどんなに汚い手を使ってでも一緒になろうとするでしょ…。
(泣き声)
(夢)おい!テメェいつまで芝居こいてんだよドブネズミが!夢さん。
旦那を亡くした?中学生の息子がいる?つまんね〜フカシこいてんじゃね〜ぞコラ!夢さん何言ってんの!とっくに調べはついてんだよ!え?そんな安い嘘でうちらを騙し通せるとでも思ったのか?なめくさりやがって。
どういうこと?あんたの実家に電話したら息子どころか結婚すらしてないってよ!何もかも全部嘘じゃね〜か!美羽ちゃん嘘なの?美羽ちゃん!?すみません。
なんなのこの人。
キモッ。
(夢)ちょっと…待てよ!ドブネズミ!あんたさ裏でこそこそ悪巧みするわりにはいつもツメが甘いよね。
そういう雑なとこが仕事にも出てんだよ!仕切りも悪いし連絡も遅いしあんた風さんにお情けで使ってもらってるだけでしょ?うちらに偉そうなこと言いたかったらまずは仕事ちゃんとやれっつ〜の!佳代さんこいつはクズなんです。
こういうクズは1回地獄みせた方がいいんですよ。
ほら立って眼鏡取れよ!
(美羽)痛い痛い…。
クズはみんなでしょ!?え?そりゃ…確かに美羽ちゃんはどうしようもない嘘ついたりみんなのこと陥れようとしたり…クズかもしれない。
だけどうちら人のこと言える?他人の旦那に手を出してる時点でみんなクズでしょ?もちろんだからって美羽ちゃんのやったことはよくないよ。
だけど誰も威張れる立場ではないと思うよ。
そうですけど…。
いやうちらはこの人とは違います。
違わないよ。
うちらもクズだけどこの人ほどクズじゃない!確かにこいつは底辺のクズ。
いやいやいやそんなクズに序列をつけたって仕方がないでしょ?一番悪いのは私たちをクズにさせた風なんだから。
ね?こんなことになってんのも全部あの男が悪いんだから憎むんなら風を憎みな。
ね?とりあえずうちらこれから撮影もあるんだしみんなで良い作品作っていきたいからさ。
ね?そうでしょ?愛人である前にうちらは同じチーム淡男なんだから。
ほら仲直りしよ。
まず美羽ちゃん3人に謝りな。
ほら。
すみませんでした。
美羽ちゃんもう卑怯なことしちゃダメだよ?次はないからね?はい。
仕事もちゃんとやるよね?はい。
今度余計なことしたら…私動くからね。
はい。
よし!じゃあ次は3人も美羽ちゃんに謝って。
すいません。
すいませんでした。
ごめんなさい。
はいこれで手打ちね。
文句ないよね?
(4人)はい…。
女性AP…うぉぉぉ〜!おりゃぁ〜!ちょっと!何やってんのよ!待ちなさいよ!美羽ちゃん大丈夫?よいしょ。
う…イタタ…。
大丈夫?ちょっと…。
痛い…。
美羽ちゃん何やったの?わかりません。
も〜…あ。
もしかして…卯野真衣って人じゃない?卯野真衣?愛人の1人。
あ…。
心当たりある?あります…。
もう〜…ホント何したのよ?
(美羽)あ〜首が痛い…。
首痛い?首痛い?わかった…。
《みんなクズ…確かに佳代さんの言うとおりだった》そうだ聞いて。
何?私彼氏できました〜!
(久未・彩乃)うっそ。
ほんとほんと。
不倫?風さん?違うよやめて。
誰?あ2人全然知らない人。
そうなんだ。
何してる人?一応会社経営してる人。
へ〜結構おじさん?ううん全然。
30代前半。
この人。
へ〜かっこいいじゃん。
でしょ?性格も超合うの。
そうなんだ。
なんか私のわがままなところとか包み込んでくれんの。
あもちろんダメなときはちゃんと叱ってもくれるよ?でも何かこう包容力があってさ一緒にいると安心するの。
しかも超マメなの。
付き合うならやっぱマメな人がいいよね。
おめでとう。
ありがとう。
(穂花)今度紹介するね。
うん。
とりあえずあばら折らせてくれない?え〜なんで〜。
1本1本だけ。
え〜無理。
え〜なに?何その目。
やめてその目。
2016/11/03(木) 23:59〜00:54
読売テレビ
バカリズム脚本『黒い十人の女』「おんなの肉弾戦」船越英一郎主演[字][デ]

主演・船越英一郎、脚本・バカリズムでお送りする、史上最大の不倫劇!豪華女優陣が本気でぶつかり合う!衝撃の「不倫コメディ」!愛人バトルはついに肉弾戦に!

詳細情報
出演者
船越英一郎
成海璃子
トリンドル玲奈
佐藤仁美

佐野ひなこ
MEGUMI
平山あや
白羽ゆり
水上剣星
ちすん
新田祐里子

若村麻由美(特別出演)

水野美紀
番組内容
ドラマプロデューサーの風(船越英一郎)には妻のほかに、なんと9人の愛人がいた。
不倫の相談に乗ってもらっていた彩乃(佐野ひなこ)も愛人だと知り、怒り狂う久未(成海璃子)。親友2人が想像を絶するほどの激しい戦いを繰り広げる!“これは不倫ドラマなのか!?”と錯覚するほどアクションシーンが満載!!そして、【美羽VS志乃・夢・沙英】の女の戦争—ガチバトル—がついに幕を開ける!
原作・脚本
【原作】
和田夏十(映画『黒い十人の女市川崑監督)
【脚本】
バカリズム
監督・演出
【演出】
豊島圭介
音楽
兼松衆
【主題歌】
「愛/憎」CIVILIA