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実況書き起こし 大相撲九州場所 十一日目 ▽今日から終盤戦 全勝鶴竜は稀勢の里戦 2016.11.23

大相撲九州場所です。
横綱の鶴竜が優勝争いを引っ張っています。
無傷の10連勝。
きょう十一日目の土俵入りもすでに終えました。
これから幕内の取組が始まっていきます。
正面解説は元関脇・栃乃和歌の春日野親方⇒青色向正面は元関脇・北勝力の谷川親方⇒緑色リポーター⇒黄色で表示します。
春日野さん、終盤に入ってきました。
優勝争いが残り5日間でどう動いていくか大きな注目です。
春日野⇒楽しみですよ。
2敗までは優勝があるんじゃないかと思っています。
2敗まで優勝ラインが下がる可能性があるんですね。
全勝の鶴竜の内容はどうでしょうか。
もともとの相撲の内容が堅実な相撲というか無理をしない無理のない相撲を取ります。
さほど目立ってはいないんですがしっかりと勝っています。
鶴竜の本来の相撲じゃないかと思います。
きのう白鵬が敗れて2敗に下がりました。
日馬富士と1敗の中に新入幕の石浦が入っています。
今場所の優勝争いの興味深い点です。
稀勢の里はきのう白鵬を下してきょうは鶴竜あすは日馬富士まで対戦相手が決まっています。
当然、石浦の1敗優勝なんて考えていないでしょうね。
一日一番取っていった結果がこうなっているのでしょう。
全勝の鶴竜について伺います。
中盤、少し引くような相撲を見せていましたね。
鶴竜らしいどっしりとした相撲も取っていきました。
きのうから大関戦が始まって照ノ富士を破った相撲です。
実況⇒横から崩しました鶴竜。
三瓶⇒きのうの照ノ富士戦動きはどうでしたか。
もろ差しになったときに決めたかったんでしょうけれどあえて出なかったような感じがしましたね。
ですから左を差されたんですがやはり出し投げはうまいですね。
うまさのある横綱です。
このあとの対戦はきょうとあすまで決まっています。
きょう稀勢の里、あすは琴奨菊です。
残り3日間は対戦相手の予想です。
なんといってもきょうの一番ですね。
ここが1つの後半戦の山ですね。
対戦成績で見ますと稀勢の里のほうが大きく上回っています。
直近の2場所は鶴竜が勝っていますが春場所、稀勢の里が勝った相撲と先場所、鶴竜が勝った相撲を続けてご覧いただきます。
実況⇒横綱が攻めますが小手投げ、稀勢の里の勝ち。
実況⇒体を入れ替えてすくい投げ鶴竜が勝ちました。
三瓶⇒ともに直近で勝った相撲でした。
ご覧になってどうですか。
左四つになる可能性が高いと思いますよ。
稀勢の里が上手を取らせないで胸を合わせる形になったら稀勢の里が有利になってくると思います。
ですけれど、鶴竜は左差した状態でも頭をつけて食いつくそれが今場所はできています。
苦手な相手を苦手としていません。
今場所の鶴竜の強みだと思います。
がっぷり胸が合うような展開ですとちょっと。
それは稀勢の里のほうが上かなという気がします。
石浦の話も伺います。
新入幕、初日敗れたあとは白星を並べてきました。
五日目と九日目、振り返ります。
実況⇒石浦の勝ち。
実況⇒押し出し、石浦勝ち越し。
三瓶⇒左を差して持ち味の投げ。
北勝富士戦は一気に前に出ました。
動きがいいですね。
思ったような相撲を取っています。
向正面の谷川さんに伺います。
新入幕の石浦はどうですか。
谷川⇒幕内の雰囲気にも飲まれずに自分の相撲を取っています。
巡業で話す機会があったんですがまっすぐな目をしていますよね素直で。
そのときの体よりも今のほうが大きくなっているような気がします。
それでも幕内では最軽量という石浦です。
きょうは妙義龍戦ですね。
春日野⇒実力者ですから石浦のうまさが通用するかどうか。
妙義龍を破るようなことがあれば。
大したものですね。
1つのとりでだと思いますよ。
あすまで決まっています。
あすは勢との対戦が組まれました。
白星がまた伸びていって上位との対戦になると。
このまま勢に勝つのであればまた変わってくるでしょうけれど恐らくね…。
ここら辺で勝ったら本物だと思いますよ。
きょうの妙義龍戦が非常に興味深くなってきました。
石浦は鷲羽山の相撲をずっと昔の映像を見て勉強をしたそうです。
石浦のお父さんとは私たちは年代が近いものですから私の1つ上なんですよ。
お父さんも相撲が上手でしたよ。
お父さんは日本大学でした。
春日野さんは明治大学でしたね。
石浦のお父さんは鳥取城北高校で相撲の指導にあたっていらっしゃいました。
その教え子が今、土俵にいる逸ノ城です。
6勝4敗という成績で終盤に入ってきました。
相手は日本大学の相撲部出身の大翔丸です。
初めての対戦です。
入門が1場所違い教習所時代に、この2人はともに過ごしました。
よく一緒に稽古もしたという話を逸ノ城がしていました。
大翔丸5勝5敗です。
式守錦太夫が合わせます。
押し出し、大翔丸の勝ちです。
逸ノ城、敗れて6勝5敗です。
体重を、春日野さん、逸ノ城は落として190kg前後なんですよね。
はい。
落とし方というのは食べないで落としたわけですからもっと稽古をして落としてぐらいのつもりじゃないと相撲が軽いですね。
雑というか。
下から押し上げていくあの位置には取りやすいかもしれませんね。
体重は今ぐらいでいいんでしょうけれども稽古で鍛えていかないといけないですね。
大翔丸は6勝5敗です。
きょう十一日目、幕内の取組です。
照ノ富士はカド番脱出をかけます。
結びは注目の一番です。
稀勢の里に鶴竜。
前半の5人の勝負審判です。
土俵に返り入幕の千代大龍と新入幕の北勝富士。
ともに学生相撲出身日本体育大学の相撲部出身です。
大学では重なっていません。
千代大龍が卒業したあとに北勝富士が大学に入学しました。
先場所、十両で一度対戦があります。
先輩千代大龍がそのときはたき込みで勝っています。
大翔丸のリポートです。
途中2回ぐらいエルボーを左目にくらったということです。
しっかり落ち着いて取れました。
横からうまく考えたとおり攻めることができました。
序盤はあまりいい動きがよくなかった大翔丸ですが中盤から戻ってきました。
土俵上は千代大龍と北勝富士。
新入幕の北勝富士。
前に攻める相撲がよく出ています。
先場所一度はたく場面があってそのあと押し込んでいったところ千代大龍にはたかれました。
密着して押したいというのは西の北勝富士です。
後輩の北勝富士に軍配です。
今場所一気に前に攻めていった北勝富士。
非常に厳しい表情をしています。
これで新入幕7勝4敗勝ち越しまであと一番です。
決まり手は押し出しです。
先に先輩の千代大龍のほうがはたいてしまいました。
北勝富士、今場所も非常にいい動きを見せています。
きょうの相撲いかがですか。
谷川⇒引きを頭に入れながら相撲を取っています。
先場所の反省が生かされていますかね。
1回肌を合わせて、感覚を自分の頭の中に残してきょうの取組をしています。
場所全体を振り返るとどうですか。
いい動きをしていると思います。
でもまだまだ体が大きくなる素質があります。
今場所は非常にいい内容が光りました。
逸ノ城戦、臥牙丸戦挟みつけるようにして前に持っていく相撲がある北勝富士です。
勝ち越しまであと一番となりましたね。
春日野⇒気持ちは楽でしょうね。
非常に真面目な力士でわれわれの取材にもしっかりと受け答えしてくれます。
北勝富士の魅力はどの辺りに感じていますか。
やはり立ち合いからの一気の出足です。
まわしを取ったりもできるんでしょうけど今のところまわしは必要ないと思いますのでここからは押し相撲に磨きをかけてほしいと思います。
今場所も自分からまわしを取るような左の前まわしを取るというような相撲がありましたがどれだけ幕内で通用するのか今場所学びたいという話をしていました。
土俵は旭秀鵬と豊響対戦成績は6対1旭秀鵬が大きく上回っています。
北勝富士のリポートです。
先場所の教訓が生きたようです。
相手が引いてくるということは十分頭にありました。
あとはもう1つあと1勝ですと言っていました。
土俵上は旭秀鵬と豊響最後の塩に分かれたところです。
過去6対1と大きく旭秀鵬のほうが上回っています。
豊響に聞きますと相手の引きになかなか対応できていないというのがここまでの対戦です。
先場所は旭秀鵬が左に変化でした。
立ち合いは旭秀鵬が右からかち上げていく立ち合いが多く見せています。
今場所は豊響が引きにうまく対応しました。
豊響、場所の中盤でテーピングをしています。
5勝目を挙げました。
決まり手、押し出しです。
旭秀鵬は今場所、元気がありません。
豊響がやはり引きをきっちりと頭の中に入れていたそんな感じですかね。
そうでしょうね。
旭秀鵬、場所前もうちの部屋に来たんですけどもあまりできなかったですね稽古が。
恐らく膝ですね。
悪化しているんでしょうし。
そう思ったら豊響はあまり出すぎないようにすることだったんでしょうね。
待って相撲を取りましたね。
5勝6敗になりました、豊響。
きのう、きょう2連勝です豊響。
旭秀鵬のリポートです。
左のまわしが取れなかったと悔やんでいました。
相撲が全然だめですと首を振りながら引き揚げていきました。
1勝10敗です。
苦しい成績に変わってきました。
土俵上は千代鳳と荒鷲です。
荒鷲は8勝2敗。
荒鷲はきのう十日目で自己最速の勝ち越しを決めています。
きのうは勝ち越しを決める相撲で変化で決めたわけですけどね。
本来は右四つ左前まわしですね。
できるだけね、お客さんが見ている中で変化とか注文相撲はなかなか取ってもらいたくないと思いますね。
小兵ですけども頭をつけてちょっと投げに頼るところが荒鷲はあるんですがねそれをなくしてほしいですね。
今場所は左の前まわしを引く相撲も光ります。
去年の名古屋場所十両で対戦をしたのが最後です。
対戦相手、千代鳳です。
行司は木村元基です。
中に入った千代鳳、寄り切りです。
荒鷲、連勝が止まりました。
千代鳳、鋭い出足でした。
決まり手、寄り切りです。
勝ち越しを決めてほっとしたという部分は荒鷲、あるんでしょうかね。
きょうはやや左の上手の位置ですかね。
ちょっと深かったですね。
あれでは取れませんよね相手は幅もありますしね。
これには届きません。
きのうの変化の話がありましたけども春日野さんも現役時代は師匠から変化をするなとかいうそういう指導もあったんですか。
別にするなと言われたことはありませんでした。
あまりいい顔をされませんでしたね。
やったことはないわけではありませんけどね。
春日野部屋の力士はどうですか。
変化しませんね。
そういう指導は私たちも受けていましたよ。
今は指導されてるんですか。
引くなとは言わないですよ。
そのためには何かをやらなければと常に言っています。
春日野部屋は3人立ち合いの変化はほとんどないですね。
そういうことをやってもお客さんは喜ばないと言ってます。
変化したらまずいなというそんな器用な力士うちにはいないですよ。
土俵上は千代翔馬と蒼国来です。
このあと西の花道石浦1敗力士が入場してきます。
新入幕で優勝争いに加わっています。
石浦が入場してきました。
1敗です。
優勝争いの意識はどうですか。
石浦のリポートです。
優勝争いは全く考えることはないと言っています。
場所前にはこんな状況になるなんてことは全く考えていませんでした。
一番でも勝てるかなと。
2週間ぐらい前ですね地元鳥取で大きなパレードをしていただいたんですね。
あんなに大勢の人に集まってもらって、これで勝てなかったら恥ずかしいと思いながら場所に入ったそうです。
何が足りないですかと聞くと立ち合い迷いなくあたることができている対戦相手の研究などは全く石浦はしないそうなんですね。
右四つ左四つくらいを頭に入れるくらいです。
前の晩、風呂の中であしたはどういこうかということを少し考えるけどと話しています。
白鵬関からも下手投げで勝った逸ノ城戦俺の技を覚えたなとそういうふうに褒めてもらったそうです。
つり上げました、蒼国来つり出し。
蒼国来、千代翔馬を投げ捨てました。
大きな相撲を取りました。
時々この、つりを見せます蒼国来です。
決まり手、つり出しです。
蒼国来は立ち合い何をねらったんですかね。
左四つになるのをねらったんでしょうね。
ちょっとずれるような立ち合いでしたね。
最後のつりは力の強さがすごいですね。
右上手もねらってですね。
流れでつったんでしょうけどねうまくイメージができたんでしょうね。
千代翔馬、上手を切りにいきますが切れませんでした。
春日野さんは現役時代つりはありましたか。
何度かやったことがあります。
つるタイミングなどは?タイミングは出てくるときもつりとねらいます私たちみたいに前に出るしかない者は前に出ながらつり寄りということをしましたね。
私はそっちのほうがよかったかな前に出て引き付けてつるそういう形ですね。
今のは相手が出てくる力を利用してのつりですね。
千代翔馬のリポートです。
1回、つり上げられたところでモニターを見ていてだんだんと興奮してきて最後は怒りながら帰っていったきました。
上手を切れなかったことを悔やんでいました。
きょう千代翔馬勝ち越しはなりませんでした。
蒼国来が7勝目の白星です。
土俵上は臥牙丸と輝です。
幕内で1年ぶりの勝ち越しを目指したい臥牙丸です。
東の16枚目です。
幕内でいちばん下です。
先場所は終盤5日間で5連敗でした。
先場所は負けても残れるのではないかということで安心していましたと話していました。
番付がいちばん下になって1つの白星黒星が大きくなるので毎晩毎晩相当考え込んで悩んで毎晩眠れないそうなんですね。
得意は押しなのではないかと聞くとなかなか白星が重ならないのでもう自信がなくなってしまいましたと話していました。
相当悩んでいます。
ここ2日間は連勝しています。
星を五分に戻しました、臥牙丸。
きょうは新鋭の輝。
じわじわと力を蓄えてきました4勝6敗です。
先場所は輝が寄り切って勝っています。
制限時間いっぱいになりました。
式守与之吉が合わせます。
寄り切りました、輝の勝ちです。
きょうはだいぶ膝も曲がっていたように見えました。
これで5番勝っています。
自己最高位の今場所です。
腰高が指摘される輝ですがきょうの相撲はどうですか。
春日野⇒下から下からいくとこういう形になるんです。
特に脇が甘いですから臥牙丸としてもつかなければいけない。
輝としては立ち合いから理想の形になったのではないですか。
押し相撲を磨いているんですが将来的にはどういう形になりましょうか。
やはり突き起こしてまわしを引いて突き押し1本ではなかなか上には勝てません。
上の者に突き押しを武器として上の力士に通じる相撲を取っていければいいと思います。
輝、5勝6敗。
大健闘9勝1敗の石浦に力水をつけました。
石浦はひげを伸ばしていたんですがきょうはひげをきれいにそってきた石浦です。
きょうの対戦相手は妙義龍。
実力者です。
石浦のリポートです。
妙義龍関については強い速い、低いと言っています。
何かを考えて対抗できる相手でもありません。
しいて言えば引かないこと。
これだけは頭に入れてきょうはあたっていきますと言っています。
験担ぎのひげもきれいにそってすっきりしていた石浦はきょう妙義龍にぶつかっていきます。
妙義龍に話を聞きますとことしの名古屋場所出羽海部屋に出稽古に行ったときに石浦も横綱白鵬について稽古に来ていた。
そのときに何度か稽古をしたと言っています。
よく動く力士だなという印象を持っていました。
春日野さん、石浦は引かないことと言っていますが。
そうですね。
立ち合いから中に飛び込みたいですね。
妙義龍も差し身がいいですからね。
慌てないでしょうしね妙義龍は。
慌てて出てくるものならば隙が出てきますがゆっくり構えると小さい力士は嫌がると思いますよ。
妙義龍は特に小さいからといって相手として嫌だなというそういう気持ちは持っていないと言っています。
自分もそう大きなほうではありませんからね。
中盤から妙義龍の相撲がよくなってきました。
新入幕場所を盛り上げている1敗の石浦制限時間いっぱいです。
きょうは実力者妙義龍にどんな相撲を見せるでしょうか。
式守与之吉が合わせます。
まだまだ。
2回目です。
中に入りました。
寄り切り、石浦、10連勝。
新入幕2桁。
妙義龍を破りました。
速い攻め。
すばらしい相撲を取りました。
二日目から10連勝で新入幕十一日目に2桁勝利です。
正面の春日野さん一度待ったがありました。
左のまわしをねらっていきましたね。
1回目、突っかけたのも伏線というかそういう気がしますね。
少しずれながら左のまわしをねらっていきました。
決まり手は寄り倒しです。
頭を下げながら左にずれながら。
向正面の谷川さん。
きょうの石浦の相撲どうご覧になりました。
谷川⇒立ち合い左まわしをねらって流れのとおりにいきました。
かち上げにも崩れずにやる前に顔に勢いがありませんでした。
自分の体の重心も相手にぶつけていくそういう感じがあります。
谷川さんも平成14年の夏場所新入幕は11勝4敗でした。
敢闘賞を獲得しました。
新入幕で勝っていくという気持ちはどうですか。
私のときと重ねるのはまたちょっと違うんですが楽しんで相撲を取っていると思います。
私のときよりも今のほうがずっとレベルが高いと思います。
石浦という力士は私の取っていたときよりもずっと強い力士だと思います。
谷川さんも石浦と同じように初日黒星で始まりましたよね。
栃乃花戦でした。
そうでしたね。
そこからは、2桁まで伸ばしました。
そうですね。
楽しかったですね。
石浦も今も同じような気持ちでしょうか。
毎日相撲を取れるのが楽しくてしょうがないそんな感じも見ていて感じます。
妙義龍を破れば大したものだという話でしたが。
そうですね。
妙義龍は小ささはあまり意識しないと言っていましたが結局嫌がっているような気がしますね。
石浦のリポートです。
相手が右のかち上げにくることは考えていました。
引いたようでしたか。
聞きましたらいやまわしを取ってるんですよって言いました。
踏み込んだことがよかったと思いますと話していました。
受け答えも非常にリラックスしているという感じですね。
硬くなっている様子はありませんでした。
験を担いでひげもそっていましたが。
ひげももう汚くなったからそりましたと言っていました。
このあとあすは勢戦ですが。
こうやって実力者の妙義龍にこういう形で勝ちましたからあしたの勢戦も勢は油断が長いですね。
そこを乗り越えていくと上位戦も組まれるかもしれません。
それがあるとおもしろいですね。
石浦はきょうも勝って二日目から10連勝優勝争いの中に入っています。
土俵は佐田の海と英乃海です。
2勝8敗どうし負け越しが決まっている両者です。
佐田の海は熊本市出身ふるさと九州ということで英乃海が最後体を預けました。
英乃海は3勝8敗佐田の海は2勝9敗となりました。
佐田の海、これで5連敗です。
佐田の海は左の前まわしをねらっていきましたが右が差せずに中に入られてしまいました。
大きな人にもろ差しになられたらこれは相撲になっていませんね。
立ち合いからの鋭さはあるんですがこのところ負けてるせいもありますがちょっと相撲のよさが見られませんね。
ふるさとの九州という強い思いがあったと思いますが佐田の海、敗れました。
勝ったのは英乃海です。
九州場所ことしでちょうど60回目の節目の年です。
取組の間を利用して思い出に残る名勝負懐かしい映像をご覧いただいています。
きょうは最終回です。
今から6年前平成22年を振り返ります。
実況⇒横綱白鵬は言います自分がいちばん自信があるのは心、心である。
その揺るぎない白鵬の心を慌てさせることができるか稀勢の里。
連勝ストップかそれとも64連勝か。
張っていった。
踏み込んでいった、横綱。
残した!稀勢の里、善戦。
踏み込むか。
しかし、もう土俵はない。
うまく体を入れ替える横綱。
稀勢の里、攻め続けたい攻め続ける、攻め続けた!
(拍手と歓声)白鵬負けた!白鵬の連勝記録は63でストップ。
止めたのは稀勢の里です。
平成22年九州場所二日目平成の連勝の記録が止まった瞬間です。
尊敬する双葉山の69には及ばず。
結局この場所は白鵬は稀勢の里に敗れた1敗だけ14勝1敗。
豊ノ島との優勝決定戦も制して17回目の優勝を決めた今から6年前の九州場所でした。
白鵬も稀勢の里も若いですね。
若いですね、たった6年で。
きのう同じような形で稀勢の里が白鵬を破りました。
白鵬が星の差1つで追いかけるということで今場所またおもしろい展開といえるのではないでしょうか。
白鵬を見ていても負けた次の日はさらに気合いを入れて引き締めていきます。
きょうの相撲も高安にとっても大きな相撲ですがしっかり締めて臨んでくるのではないでしょうか。
休場明けで白鵬の状態体調がどこまで戻ってきているのかっていうのも心配ではありますが。
そうですね。
内容というのは別にけがのせいで負けているわけではありません。
見ていてもやはり第一人者、安心して見ていられるところはあります。
きょうは白鵬は高安との一番です。
稀勢の里は結びで全勝の鶴竜との一番です。
土俵は豪風と貴ノ岩です。
37歳の豪風。
きのう千代大龍を押し出しで破りました。
今場所初めて前に攻めきって白星を手にしています、5勝5敗。
貴ノ岩は4勝6敗荒鷲の右の変化に敗れましたきのうの相撲でした。
回り込んだ豪風の勝ちです。
白星が先行しました、6勝目。
なかなか立ち合いの呼吸が合わずに2度目の立ち合い。
お互いに呼吸をうまく合わせることもできませんでしたがその中で勝ったのは豪風です。
決まり手は上手出し投げ。
貴ノ岩は右のかち上げから左のまわし。
それを豪風は許さずに回り込んでいきました。
向正面の谷川さん貴ノ岩のきょうの相撲どう見ればいいですか。
谷川⇒立ち合い豪風の圧力を受けすぎましたね。
自分から踏み込まずにかち上げと前みつをねらいにいきましたが最初に押された反応で前に攻めていけないという頭が一瞬働くんですがそこを豪風がうまく引きました。
かち上げても相手も踏み込みが足りていない。
そうですね。
かち上げと左前みつを頭に入れて立ち合いをやったと思うんですが踏み込んでからそれができればベストですがね。
その辺りは豪風という力士は相手の動きをよく見ながらよく動いていきますからね。
この力士は本場所に向けて自分の体を作るのが上手です。
37歳、肩の辺りの筋肉がパンパンになっている豪風です。
白星先行です。
幕内で最も年齢の高い豪風。
土俵には錦木と栃ノ心です。
錦木が場所前は春日野部屋にも稽古に来ました。
力を少しずつつけてきて春日野部屋の出羽海部屋との合同稽古に参加しました。
栃ノ心の胸も借りてきた錦木です。
錦木のリポートです。
栃ノ心は同期生なのでよく知っています。
本当に力が強いと話していました。
春日野部屋での稽古に春日野親方にいろいろ言っていただきました。
攻めを速く立ち合いを速くなど部屋で言われていることと同じことなんですよねと苦笑いをしていました。
栃ノ心関との一番については左の上手に気をつけたいと言っていました。
張り差しもいろいろやってきますしどうしようかなと最後は悩みながら語ってくれました。
あとがない状況なので思い切りやっていきたいと話していました。
錦木が稽古に行くのは珍しいですね。
若いころに来ていたんですよ勢について。
伊勢ノ海さんにまたやろうよ行きますからと言っていたら来なくていいと言われた。
でもいきますからということで話がついたんですけどね。
栃ノ心、寄り切りで勝ちました7勝目。
場所前、胸を借りた同期生の栃ノ心に初めてぶつかっていった錦木でしたが相手得意の四つに組んでしまいました。
稽古場でも今のような格好になることが多かったですね。
自分は右の上手が取りたいんだと言っていましたけれど全然そういうのが見られなかったので君はどっちの四つなんだと聞いたんです。
栃ノ心は右を固めて左も中に入れようという。
もろ差しはないですよ。
要するに引っ張り込みたかったんでしょうね。
栃ノ心の流れになりました。
下手投げがね、ちょっと呼び込んでしまったということになりますね。
栃ノ心は勝ち越しまであと一番です。
一方の錦木は負け越しです。
きょうの結果を振り返ります。
新十両の小柳は勝ち越しです。
1敗だった大砂嵐は旭大星に敗れて2敗になりました。
新十両の小柳が勝ち越しを決めた相撲をご覧いただきます。
実況⇒小手投げ、小柳勝ち越しです。
土俵は松鳳山と宝富士。
福岡県出身の松鳳山への応援が大きくなってきました。
突き起こして中に入っていった今場所も松鳳山の勝ち。
宝富士は松鳳山戦自分の相撲が取らせてもらえません。
拍手
過去5回の対戦すべて松鳳山が勝っていました。
今場所も寄り切りで松鳳山が勝ちました。
松鳳山も場所前春日野部屋に来ましたね。
今場所は動きがいいんじゃないですか。
いいんですよ。
年々ね前にも出てパワーも落ちていませんよ今場所はいけるななんて言ったんですけれど。
左を差しても右から振られるような形で突っ張る相撲もよく出ている松鳳山です。
新入幕の北勝富士勝ち越しにあと一番です。
新入幕の石浦が寄り倒しで2桁の白星です。
鶴竜の今場所です。
10連勝。
きのうは照ノ富士を破りました。
きょう、稀勢の里との対戦です。
このあと、あすの琴奨菊まで決まっています。
十三日目以降は予想です。
まだまだ手ごわい相手が残っています。
まずは、きょうの稀勢の里戦です。
対戦成績では大きく稀勢の里が上回っています。
春日野⇒こんなに開いていたんですね。
互いに勝った相撲稀勢の里の春場所と鶴竜の先場所下手投げで勝った相撲をご覧ください。
実況⇒横綱が攻めましたが小手投げで稀勢の里の勝ち。
実況⇒体を入れ替えてすくい投げで鶴竜が勝ちました。
三瓶⇒稀勢の里にとっても夏場所以降3場所綱取りを懸ける場所でこの鶴竜に壁になられた部分がありました。
今の2番を見ていても組み負けていますね、鶴竜は。
左四つになっているけれど。
鶴竜としては左の上手を引いて頭をつけたいというところじゃないですか。
きょうがなんといっても全勝の鶴竜にとっては最初の大きな一番。
そうだね、ここで落としているようじゃなかなか優勝は難しくなってくるよね。
去年の秋場所以降優勝がない中で重圧がありますね。

 

 

 


大関2人がことしは優勝していますから自分もことしは最後九州場所でなんとか一花咲かせたいと思うのは当たり前ですよね。
向正面の谷川さん結びの一番、楽しみですね。
谷川⇒そうですね。
稀勢の里とすれば自分の得意の左四つに組み止めたいですけど鶴竜からすれば左四つになってもたぶん動きを止めないと思うんですよ。
そこを稀勢の里がどう攻めるか楽しみです。
稀勢の里は動きを止めたいわけですね。
止めて、できれば右の上手を取りたいんです。
鶴竜は動きながら型がないのが型なんですね鶴竜の。
だから相手は鶴竜をしとめきれないんです研究しきれないんです。
それが鶴竜の強みなので出していけば勝てると思います。
右四つでも左四つ右の前まわしという相撲も鶴竜は取ります。
春日野さんは左の前まわしを引いてと言っていましたね。
左四つになると稀勢の里のほうが有利だと思いますよ。
石浦はきょうも勝って堂々と優勝争いに加わっています。
2桁を挙げましたので当然三賞候補。
そうですねこれで当確でしょう。
あとは優勝争いにどこまで星を伸ばしていけるかあすは勢との対戦です。
きょうは実力者の妙義龍を破りました。
優勝争い、春日野さんは中入りの時間にラインが下がっても2敗目までだろうと言っていましたね。
その中に綱取りの豪栄道のしこ名がないのは残念ですね。
3敗は痛いですね。
結果を見てみると2敗はまだ優勝圏内だと思うんですよ。
でも3敗は厳しいと思いますね。
豪栄道は、まだ3横綱との対戦を残しています。
どんな相撲を取るかその内容が大事になってきますね。
こうなると自力では無理なので他力に頼るしかないんですけれど。
自分はこれ以上負けられません。
そういう中で結果としてどうなっていくか。
今場所、場所後はだめでも来場所以降につなげるためにも。
そうですね、印象づけるためにも3人の横綱を倒す。
強烈な印象があると思いますよ。
先場所が全勝優勝ですからね。
2場所優勝、あるいは優勝に準ずる成績が求められますね。
勝ったときの相撲というのはまだ先場所の力が続いているなと思いましたけれどね。
きのうはいい相撲を見せましたね。
吹っ切れた感じがしましたよ。
後半の取組が始まります琴勇輝と千代の国です。
琴勇輝は場所前に審判部から手つきをしっかりすることという指導をされました。
手つきがよくない力士は師匠が呼ばれて注意を受けるんです。
琴勇輝も今場所は手つきをかなり意識して稽古を積んできました。
もろ手突き、あるいはかましていくという立ち合いが多い琴勇輝ですが今場所は手つきを意識して右からかち上げるような立ち合いになっています。
先場所は琴勇輝が勝ちました。
千代の国が勝ちました。
踏みとどまって4勝7敗。
琴勇輝はもろ手突き。
少し上に外れるような部分がありました。
そのあと左ののど輪かなり効いていたように見えますがそこをうまく外していきました。
千代の国右の使い方がよかったんでしょうか。
下半身も崩れずに自分はそうですが右手で相手の腕を下から跳ね上げています。
それは効きますよね。
自己最高位の千代の国7敗という状況ですが今場所の動きはどうですか。
精いっぱい取ってると思いますよ。
これからでしょうね。
幕内上位の雰囲気に慣れて力をつけて勝つのはこれからですね。
序盤に話を聞いたとき勝ちたいという意識でどうしても自分の動きができなかったという話をしていました。
中盤から少しずつ白星を重ねてきています。
敗れた琴勇輝のリポートです。
もろ手突きがはずれた場面を振り返ってもったいなかった。
悪いとあっさりとした口調で帰っていきました。
土俵上は7勝3敗どうし。
人気の勢。
熊本出身、地元の正代という勝ったほうが勝ち越しという後半楽しみな相撲です。
勝てば4場所ぶりの勝ち越しになる勢。
正代は幕内で初めて九州場所を迎えましたがふるさとで幕内での勝ち越しを目指しています。
去年は九州場所は十両優勝を果たしました。
新三役というのをにらみながらの終盤戦です。
過去2対1、正代のほうが対戦成績は上回っています。
左を差し勝つという相撲が、正代は勢戦で出ています。
勢に話を聞いてもらいました。
勢のリポートですが左についてです。
あまり考えていませんと話しています。
ことし5月に左四つすくい投げで敗れた相撲がありました。
そのとき右を抱えて前に攻めることができています。
逆転負けなので左がポイントという感じではありません。
大事なのは立ち合いの踏み込みです。
ここまで内容も攻めも速いです。
いいんじゃないですかと本人は振り返っています。
過去は過去相手も自分が変わっていますと話してました。
勢の今場所のいいところはどうですか。
右の使い方がうまいんですよ差し手も小手投げでも。
4場所ぶりの勝ち越しを目指す勢。
軍配は勢ですが物言いです。
勢の右足もかなり早く土俵の外に踏み出してしまいました。
軍配、庄太郎は勢に上げましたが物言いです。
東の錣山審判が早い段階で手を上げました。
春日野さん、いかがでしょうか。
春日野⇒今の足は早いと思うんですよね。
死に体か否か正代のですね。
そこらへんで見解が分かれると思います。
死に体の定義はそこから反撃できない状態です。
どの段階で正代の体がないかということですね。
体があるかないか相撲独特の見方ですね。
相手を思いやるという気持ちがあります。
下がっての投げというのはけがが多いんですよ。
重いけがが多いものですから。
軍配は勢に上がっています。
一方的な相撲になりましたけれどもね、今のは。
ただいまの協議について説明いたします。
行司軍配は勢に上がりましたが勢の足が先に出ているんじゃないかと物言いがつきました。
協議の結果、正代の倒れるよりも勢の足が先に出ており差し違えで正代の勝ちといたします。
正代の体はまだ残っていたということですね。
残念ですね。
いい相撲を取ったんですけどもね勢が。
勢、きょうの勝ち越しはなりませんでした。
正代は上空を見て息を吐きました。
よく攻めた勢ですが微妙ですけれども。
そうですね。
正代としては負けたと思ったでしょうね。
勢がいったん離れて突きに行ってそこから中に入ったんですね。
勢は右半身でやっているのが多いんですけど今のような相撲を目指すべきだと思いますよ。
内容は悪くないわけですよね。
正代が勝ち越しました。
2場所ぶりの勝ち越しです。
ふるさと九州で幕内力士としては初めての勝ち越しです。
物言いがつく相撲で行司差し違えでした。
勝ち越しの喜びの表情という感じではありません、正代です。
正代としては内容はよくないなというところでしょうかね。
相撲では負けていましたね。
それでも大声援のふるさと九州での十一日目早い段階での勝ち越しです。
土俵に人気の遠藤が上がりました。
勢のリポートです。
最後の場面いや、と言って首をひねりながら風呂場に行きました。
正代が幕内の平幕の勝ち越し力士でインタビュールームに向かってくれていると思います。
勝ち越しのインタビューです。
あまり表情がさえないようですが。
正代⇒そうですね。
多少勝ち越しを決める相撲なので前に出て決めたかったんですけれどせき込む形になってしまいました。
物言いはどうでしたか。
相手の足が出るのもちらっと見えたような気がしたんですけども思い切り最後の力を振り絞って振ってみることにしました。
ふるさとでの幕内で初めての勝ち越しということでこの喜びは大きいんじゃないでしょうか。
連日応援の方も増えているような気がするのでその人たちの期待に応えられるというのはとてもうれしいです。
あとは三役を目指して?そうです。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
正代関でした。
正代の勝ち越しのインタビューでした。
東の遠藤は6勝4敗。
1横綱3大関を破っています。
西は嘉風、2勝8敗です。
きのう負け越しが決まってしまいました。
嘉風、うまく回り込みました。
拍手と歓声
互いに技術を持った力士。
相撲の技術を存分に土俵上で見せました。
勝ったのは嘉風。
きのう負け越しが決まりましたがそれでも土俵上、諦めません。
決まり手は下手出し投げです。
向正面の谷川さんに伺います。
遠藤側から見てきょうの相撲はいかがでしたか。
谷川⇒いい攻めをしていたと思います。
嘉風のうまさが光りましたね。
途中下から何回も押し上げるんですよ。
その押し上げるのをやめて逆のほうから出し投げをしました。
方向に逆らっていないんですよ。
だから遠藤は転んでしまいましたね。
立ち合いを見ますと遠藤のほうが左四つの力士ですが、左の上手をねらうように見えました。
最終的には左四つなんですよ遠藤は、左四つになります。
左を浅く引いて動きを止めたいなというような感じはありましたよね。
一瞬止めましたね。
しかし嘉風の回り込み。
常に嘉風は動きますよね。
左の下手からの出し投げ右手の使い方がなせる技だと思いますよ。
私たちは栃ノ心でも栃煌山でもいいんですが、やはり右を差したければ左を使いなさい左を差したければ右を使いなさい起こしてだますというわけではないんですが相手にあっと思わせるのが投げのコツだと言っていますね。
私たちも親方に言われました。
嘉風の右の使い方がよくできているということですね。
遠藤も右上手をつかんでいるんですけれども、あまり仕事をさせませんでした。
土俵は栃煌山と玉鷲です。
3勝7敗の栃煌山返り三役三役で初めての勝ち越しを目指す玉鷲の対戦です。
玉鷲が今場所大活躍の場所を見せています。
1横綱2大関を倒しています。
勝てば三役で初めての勝ち越しとなります。
一方、栃煌山は序盤から連敗でどうしたかと思ったんですが中盤から少しよくなってきたでしょうか。
場所前はこの1年でいちばん稽古ができたんじゃないでしょうか。
痛いところばかりでしたから自分のペースでやりなさいとは言いましたがさすがにちょっと入ったときは暖かかったからよかったんじゃないでしょうか。
中盤から白星が出るようになってきました。
踏みとどまっています。
きのうの相撲は本来の絞ってもろ差しで入って寄るという形ができています。
立ち合いからの流れも非常によかったです。
両者の対戦、過去10回栃煌山が8勝、玉鷲2勝栃煌山は玉鷲の突き放しを下からうまくあてがっています。
押しの強さで勝っていたんでしょうけれども今場所はちょっとどうかな。
玉鷲は吹っ切れたような相撲を取っています。
できれば栃煌山は密着したいわけですよね。
下から起こして押さない格好にしたいですね。
玉鷲は今場所よく手が伸びています。
勝ち越しを懸ける今場所の玉鷲。
行司まだまだの声。
栃煌山の攻めです。
下から押し上げました。
栃煌山の勝ちです。
今場所も栃煌山です。
対玉鷲戦8連勝です、栃煌山。
玉鷲も手がなかなか伸ばせず栃煌山の攻め。
いい相撲が出ました、栃煌山。
引くこともなく下がって押そうという気持ちはあったと思うんですね、栃煌山。
玉鷲はちょっと引いてしまいましたね。
やはり相撲は引いてしまってはだめだとつくづく思いますね。
玉鷲ちょっと立ち合い左にずれるような形になりました。
栃煌山の左、玉鷲の右栃煌山が差し勝ちました。
うまく左はずに入りました栃煌山。
東の筆頭の栃煌山。
返り三役に向かってあすは千代の国戦です。
玉鷲のリポートです。
画面をずっと見ていました。
ため息をつきました。
どうかなと言いながら。
一番前の嘉風のリポートです。
ことばが弾みました。
負け越したからといって気持ちが切れるほど若くはありません。
きょう対戦相手が遠藤ではないと思っていたらしいんですね。
栃煌山のあすの対戦相手が二文字だったので十分だと思って栃煌山戦だと思って来たらきょう入り口で遠藤に負けるなという声をかけられてどういうことなんだろうかと調べたら遠藤でしたと話しています。
恥ずかしい相撲は取れないと話していました。
嘉風、いい相撲を見せました。
午前中、雨が降りました、福岡。
午後は青空が見える一時もありました。
新十両勝ち越しを決めた小柳。
あしたは阿武咲です。
数字は幕内での対戦成績です。
1敗の石浦は、あす勢です。
土俵上は時間になりました。
新三役東の小結の御嶽海3勝7敗。
魁聖はまだ初日が出ていません。
回り込みきれませんでした御嶽海。
魁聖は長いトンネルを抜けて初日が出ました。
初白星です。
1勝10敗。
御嶽海は新三役負け越しが決まりました。
決まり手は寄り切りです。
新三役の御嶽海、負け越して花道を下がります。
春日野さん、場所前魁聖、春日野部屋にも来ていましたね。
こういう成績は予想していましたか。
いやいやいや実力者だと思いましたよ稽古の内容を見て。
よく稽古をしますしね。
御嶽海との相撲はちょっとこういう相撲が多かったかなという印象ですね。
この2人の対戦はね。
新三役の御嶽海ですが初めて三役に上がった場所は難しいわけですが。
そうですね、身をもって上の人の圧力とかスピードとか強さを感じたと思うんですね。
ですから、さらにそれを稽古場で磨いてまた上がるんだという気持ちを持ってもらいたいと思います。
谷川さん、魁聖が引き揚げますが長かったでしょうね、初日まで。
長かったですね。
勝ち名乗りを受けるときにほっとしてましたね、顔が。
谷川さんも現役時代、初日からの連敗を経験していますね。
12連敗という場所もありましたね。
ありましたね。
自分の場合は次勝てば次頑張ろうという気持ちでいつも上がっていたので。
それでも12回負けてしまったんですが。
あんまり引きずらないでいたということですか。
勝つことは引きずりましたけれど負けることは一切引きずりませんでした。
今から7年前の春場所12連敗の谷川親方です。
谷川さん、悔しかったね。
足が重かったですね。
魁聖のインタビューです。
やっとということでした。
本当に苦しかった胸の内が分かるんですがそれでも腐らずにやってきましたね。
本当にほっとしたというのが先にくるような表情でした。
敗れた御嶽海ですがいやあ、重かったと言って帰っていきした。
右が入ってしまってはと話していました。
御嶽海は勉強の場所です。
また来場所から力を蓄えていかなければいけません。
土俵上は春日野部屋の碧山です。
どうしたんでしょうかね。
滑り出しが悪いと押し相撲というのは波に乗れませんね。
よく稽古もしていますし場所中も足を変えてやってますけどね、なかなかね。
土俵際、どうでしょうか。
残っていた隠岐の海。
玉治郎軍配を西にかざしました。
物言いはありません。
隠岐の海、3勝目の勝ち名乗りです。
隠岐の海、今場所は元気がありません。
きょうは肩すかしで勝っています。
土俵際、回り込んで左のかかとが隠岐の海は残っていました。
碧山は頭でかましてから最後は足が出ませんでした。
攻めとしては碧山、悪くないと思うんですよ。
でも、やはり足が出ない体を預けるのが早い。
きょう帰ってからじっくりと検討します。
ここから大関登場です。
7勝3敗綱取りの大関豪栄道。
対戦相手は、やはり7勝3敗の照ノ富士です。
豪栄道は先頭の鶴竜とは星の差3つです。
まだ横綱との対戦も残しています。
全勝鶴竜の姿が花道に映りました。
放送の中で何度か春日野さんには伺っていますが星の差3つですね。
綱取り豪栄道としては2場所連続の優勝が欲しいわけですが逆転優勝となると星のうえではまだ可能性がありますが。
まだ何が起こるか分かりませんからね。
しっかりと勝つべきですね。
あすは遠藤戦ですね。
来場所のためにも一番一番。
勝ち星もそうですが優勝というものが大きいですね。
照ノ富士としてもカド番の場所を迎えていました。
きょう勝つと3回目のカド番脱出になります。
7勝3敗どうしです。
豪栄道の10日間を振り返ってどうですか。
序盤はいい踏み込みでしたね。
六日目の玉鷲戦ですね。
あそこから流れが少し変わりましたかね。
玉鷲は吹っ切れたような感じでしたね。
あそこでちょっとあれあれ?と思う内容が続きましたね。
つかまえたいのか押したいのか。
前半戦は相撲を取れないで圧力で勝っていましたね。
高安戦とかですね。
これは本物だと思いましたけどね。
きょうの相手は照ノ富士です。
照ノ富士も2連敗スタートカド番で苦しいスタートでした。
そこから相撲がよくなってきました。
引っ張り込んで振り回すような相撲が影を潜めました。
そうですね、やはり若いうちからああいう相撲を取ってけがをしなければいいと思ったらやはり、けがをしましたね。
相撲を見つめ直して体を生かす前に出る相撲を取ってもらいたいと思います。
2人にとってもきょうの一番は大きいです。
豪栄道はどうでしょうか。
胸を合わせてしまうと照ノ富士になってしまいますね。
やはり前まわしを引いてというところですか。
もちろん左の上手を浅く引いて頭をつけた格好で出し投げで崩して横から攻めるというそれが豪栄道、きょう考えるところではないでしょうか。
先場所の照ノ富士戦は大して参考にならないような気がしますね。
今場所は照ノ富士相撲が取れてますからね、少し。
拍手と歓声
場内大歓声です。
十一日目、勝ち越しを懸ける2人の大関の対戦です。
土俵上は制限時間いっぱいです。
豪栄道と照ノ富士。
照ノ富士はこの一番にカド番脱出を懸けます。
もろ差し、寄り切り豪栄道を勝ち越しです。
照ノ富士はきょうもカド番脱出はなりません。
きのう、きょうといい相撲を取った豪栄道です。
六日目に玉鷲に敗れて中日、隠岐の海に差し違えで敗れました。
そして稀勢の里と2連敗3つの黒星。
しかしきのう琴奨菊きょうの照ノ富士と2連勝の豪栄道です。
きょうの豪栄道の攻めはどうですか。
万全ですね。
左上手取りにいったんですかね。
脇が甘いですからわざと振らせています。
振りに体を寄せていきました。
ああなれば豪栄道ですね。
これで勝ち越して春日野さんのお話になりましたがこのあとは内容が大事ということです。
あすは遠藤です。
そのあと3日間は横綱戦ということになります。
遠藤には当然勝つと思いながら相撲を取らせないような強さですね。
そういうものも見てみたいですね。
きょうの放送席は栃乃和歌の春日野親方です。
優勝争いの3人の横綱がここから登場してきます。
優勝争い、もう一度伺いますが鶴竜先頭このまま突っ走れるかどうか。
そうですね。
優勝をねらうんだったらこれからの全力士に言えることですが一番でも落とさないようにつぶし合いになるでしょうが鶴竜は一歩リードできるかどうかというのが見どころでしょうね。
しばらく優勝から遠ざかっている鶴竜です。
ことしは2人の大関琴奨菊と豪栄道が優勝しました。
鶴竜中にも自分もという気持ちがあるでしょうが。
おとなしくてあまり表情を出さない鶴竜読めないですがここは静かに燃えていると思いますよ。
鶴竜は横綱ですから横綱の務め毎場所優勝争いに絡まなければいけない。
その絡むことさえなかなかできてできてきませんでした。
残念ながら大関に先を越されていますからここは存在感も鶴竜は示したいですね。
今場所は内容から言って中盤に引く場面もありますがどっしりとした相撲を取りきっています。
本来相撲の上手な人ですからそちらにばっかり走っていましたがうまさを見せるためには力も見せていますから今場所、ここがいいところではないですか。
まずは横綱日馬富士が土俵に上がります。
全勝の鶴竜を追いかけるのはその日馬富士とそして平幕の石浦石浦はきょう勝って10勝1敗としています。
この1年を見ますと日馬富士琴奨菊は日馬富士が上回っています。
優勝した初場所に琴奨菊は日馬富士を倒しています。
今場所3勝7敗の琴奨菊地元ご当所の場所で追い込まれた状況で終盤に入っています。
鶴竜が土俵下に控えています。
対戦相手は稀勢の里稀勢の里にとってもきょう鶴竜を倒しますと星の差は1つです。
十分に稀勢の里にもチャンスが巡ってきます。
自力優勝の可能性がありますからね。
諦めないで優勝をねらっていく。
するするっといきそうな気もしないでもないんですが鶴竜がこれからどういう相撲を取るかによっては稀勢の里もこれから全部勝つことですが期待はできますね。
まずは日馬富士と琴奨菊。
鶴竜を追いかける日馬富士。
ついていかなければいけません。
琴奨菊にとっては7敗、あとがありません。
下手投げ。
10勝1敗。
日馬富士崩れません。
琴奨菊は負け越しです。
懸賞を受け取った日馬富士。
春日野さん初日敗れたあとどんどんよくなってきましたね。
きょうのこの一番は勢いの違いというかこういう結果になるなという予測はできましたね。
気持ちの強さ。
左で張ってすぐに中に入りました。
こうなれば日馬富士です。
そうですね。
うまく膝の辺りを払いながら完全に触っているわけではありませんが脅かしながら下手投げです。
琴奨菊、今場所元気がありませんでした。
十一日目に早くも負け越しです。
ことしは初優勝も決めてふるさとに戻ってきたわけですからね。
予想だにしなかった初場所の優勝でした。
その年の最後に負け越してしまうとはね本人も思っていないでしょうし。
勝った日馬富士はあすは稀勢の里戦です。
どういう状況であすの相撲を迎えるか。
琴奨菊は来場所は7回目のカド番ということになります。
そして2人目の横綱白鵬が土俵に上がりました。
結び前の一番です。
過去の対戦では白鵬が大きくリードしています。
ことしは2回対戦して両方とも白鵬。
現在5連勝中です。
2年前の九州場所で高安ははたき込みで白鵬を一度、破ったことがあります。
このところは右で張ったり左で張ったり高安に対し張り差し張ってからのかち上げという相撲も見せる白鵬です。
高安は今場所、大関挑戦の場所でしたが6敗となって2桁届かず。
大関挑戦をまたやり直しという形になりました。
高安に聞きますとこれが今の自分の実力ここから初日だと思ってもう一度気持ちを引き締め直して勝ちにいきますという話をしていました。
春日野⇒勝ち越しということはまだこのあと続きますから諦めないで頑張ってほしいですよ。
まだ負け越しが決まったわけではありません。
そうですよ。
日馬富士の勝敗が9勝1敗となっていましたがきょう勝った日馬富士10勝1敗です。
失礼しました。
白鵬ですがきのうの稀勢の里戦の1敗、白鵬にとってはどうなんでしょう。
内容がいいだけにちょっと残念でしたよね。
ですけれどもこの人は負けた次の日でも切り替えて、しっかりした相撲を取ってきます。
白鵬残っていました。
9勝目。
高安も見せ場は作りました。
向正面土俵、敗れた高安なかなか起き上がれません。
館内から拍手です。
胸の辺りを打ったんでしょうか。
最後は白鵬結局つかまえきれずに引いて高安を倒しました。
はたき込んで白鵬の勝ち9勝2敗高安は4勝7敗となりました。
高安もチャンスがありましたがね。
あそこは出たかったですね。
きょう白鵬は頭でかましていきました。
いつもの張って立つような立ち合いではありませんでした。
さすが切り替えがうまいですね白鵬は。
つかまえきれずにちょっと白鵬も雑な感じになりました。
最後は土俵に余裕がありました。
向正面の谷川さん高安も見せ場は作りました。
谷川⇒もろ差しになりました。
しかし白鵬は止まっていませんでした。
今、高安は痛そうにしていましたが徳俵のところに頭が引っ掛かって首が入っていましたね。
かたや稀勢の里、稀勢の里こなた鶴竜、鶴竜この相撲一番にて本日の打ち止め!立行司第40代式守伊之助の結びの触れです。
きょうから終盤に入りました。
残り5日間の1年納めの九州場所です。
ここまで土つかずで場所を引っ張ってきている鶴竜。
難敵、稀勢の里を迎え撃ちます。
鶴竜と稀勢の里。
星の差2つあります。
鶴竜が勝てば稀勢の里優勝争いから大きく後退します。
稀勢の里、勝てば優勝争いは大混戦ということで最終盤に入っていきます。
過去の対戦は稀勢の里が大きく上回っています。
この1年は3対2鶴竜がリードしています。
名古屋場所は鶴竜休場で対戦がありませんでした。
これまで稀勢の里の優勝の壁になってきた鶴竜。
初日からの10連勝というのは2年前のこの九州場所そのときに十一日目稀勢の里との対戦が組まれていました。
稀勢の里にその連勝を阻まれました。
横綱としての初優勝の流れが2年前の九州場所優勝の流れが変わったという相撲でした。
初日からの11連勝という土俵は鶴竜にはありません。
表情に出さない鶴竜。
鶴竜としては左四つで胸を合わせてはいけない。
そうですね。
がっぷりというのはちょっと苦しいかもしれません。
稀勢の里としてはなんとか左四つで胸を合わせる展開に持っていけるかどうか。
そうですね。
それに固執すると鶴竜のうまさが出てきますから稀勢の里は押して出ることでしょう。
結果、左四つになって出るというのがいいと思います。
ただ1人無傷の鶴竜全勝伸ばすか難敵稀勢の里制限時間いっぱいです。
小手投げ、稀勢の里の勝ち。
鶴竜を1敗。
十一日目鶴竜、今場所の初黒星です。
稀勢の里が星の差1つ。
優勝争いは非常に興味深い展開に変わっていきます。
勝ったのは稀勢の里でした。
小手投げで稀勢の里の勝ち。
鶴竜をねじ伏せました稀勢の里。
きのう白鵬、きょうは鶴竜に勝った稀勢の里。
2日続けて横綱を破りました。
あすは日馬富士戦です。
鶴竜は敗れて1敗となって追いかけてくる力士と日馬富士、そして稀勢の里さらに石浦、星の差1つです。
右の巻き替えが強引だったでしょうか。
ちょっとバランスを崩したところがありますね、そこで表情から読めないけど相撲の内容としては自信がないというか。
稀勢の里は立ち合い左から踏み込んで押っつけにいきましたね。
当然押っつけて差すというのは稀勢の里の相撲なんで。
きのうきょうと稀勢の里は強い相撲を見せました。
そうですね。
存在感を見せていますね。
鶴竜のリポートです。
小さな声なんですが前に攻めなきゃだめだなというひと言がありました。
途中からは突き放して前に攻め込んでいきました。
稀勢の里の左からの押っつけが強烈でした。
平幕の石浦が妙義龍を寄り倒しで破って1敗を守っています。
鶴竜、日馬富士、石浦が1敗で並びました。
追いかける稀勢の里と白鵬が星の差1つということになります。
優勝争いは楽しみな展開になってきました。
まあこれで自分で引きずり下ろしたという形に稀勢の里はなりましたね。
稀勢の里のリポートです。
報道陣からの質問が続いていますが何も答えません。
一方の日馬富士ですが花道下がってく際に右の脇腹を日馬富士のを押さえていました。
「大相撲九州場所十一日目」をお伝えしました2016/11/23(水) 16:00〜18:00
NHK総合1・神戸
大相撲九州場所 十一日目 ▽今日から終盤戦 全勝鶴竜は稀勢の里戦[二][字]

(4:10)「幕内取組」 【解説】正面(幕内)春日野(元栃乃和歌),向正面(幕内)谷川(元北勝力),【アナウンサー】正面(幕内)三瓶宏志

詳細情報
番組内容
(4:10)「幕内取組」 【解説】正面(幕内)春日野(元栃乃和歌),向正面(幕内)谷川(元北勝力),【アナウンサー】正面(幕内)三瓶宏志 <副音声>【実況】ヒロ・モリタ 〜福岡国際センターから中継〜
出演者
【出演】【解説】正面(幕内)春日野(元栃乃和歌),向正面(幕内)谷川(元北勝力),【アナウンサー】正面(幕内)三瓶宏志,<副音声>【実況】ヒロ・モリタ