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解説書き起こし 大相撲九州場所 千秋楽 2016.11.27

11勝3敗の小柳を引き付けて出たのは千代皇、勝ち越し。
十両は佐藤の優勝が決まりました。
大相撲九州場所の千秋楽十両の土俵です。
西の2枚目の千代皇が勝って勝ち越し。
来場所の新入幕を手繰り寄せます。
3敗で3人という状況できょうの千秋楽を迎えた十両の土俵。
この2番前で、3敗どうし青狼と佐藤の相撲、佐藤が勝ちました。
小柳が勝てば佐藤との決定戦でしたが敗れましたので、その瞬間に佐藤の十両での初めての優勝が決まっています。
解説は豊真将の立田川親方です。
すぐに右四つに組みましたね。
千代皇の形ですね。
立田川⇒小柳は相手に合わせてしまいましたよね。
千代皇は四つに組むと力を発揮しますから小柳としては四つに組ませたらだめなんですね。
小柳の持っている本当の力からすれば、突き押しに徹して押しに徹すればよかったんです。
十両の残り3番というところで千秋楽恒例の協会ごあいさつです。
福岡国際センターすでに幕内ではきのう鶴竜が7場所ぶり3回目の幕内最高優勝を決めています。
1年納めの九州場所、十四日目幕内は優勝が決まっています。
その中で協会ごあいさつです。
千秋楽にあたり謹んでごあいさつを申し上げます。
本日無事、千秋楽を迎えることができましたことはひとえに、皆様の温かいご支援・ご声援のたまものと厚く御礼を申し上げます。
各力士はよく健闘し白熱した相撲で、ご期待にお応えできたものと存じます。
今後も、大相撲の発展・土俵の充実に、努力してまいりますので何とぞ、一層のご指導・ごべんたつのほどお願いを申し上げごあいさつといたします。
平成28年11月27日公益財団法人日本相撲協会理事長八角信芳
拍手
三役以上の力士たちと八角理事長です。
千秋楽はこの十両残り3番というところで館内のお客様にあいさつがあります。
きのう鶴竜が幕内最高優勝。
自身3回目の優勝を手にしています。
立田川さん、同じ一門で鶴竜の優勝。
鶴竜としてもこの1年優勝のないままできました。
重圧の中だったでしょうね。
いろんなけがとの闘いだったと思うんですがそれを乗り越えてつかんだ優勝ですから格別の思いがあると思います。
ことし1年6場所のうち優勝力士は5人ということで6場所5人が優勝したのは2000年以来、16年ぶりです。
鶴竜の優勝は見事でした。
場所前からいい稽古ができていて鶴竜が優勝をつかんだわけですが鶴竜の重圧というのは同じ一門として感じる部分はありましたか。
立田川⇒そうですねやはり横綱というのは勝って当然と言われますがそのために稽古をしなければいけないんですがけがによって稽古ができないときがいちばんつらかったと思います。
けがを乗り越えて稽古をしてつかんだ優勝杯ですね。
頭の下がる思いです。
その中で綱取りの豪栄道と今場所、横綱を3人倒した稀勢の里、優勝には届かなかったんですが大関陣への期待はどうですか。
自分も今場所、豪栄道の綱取りや先場所からの大関陣の綱取りですね、期待して見ている部分があるんですが見ているとですね。
来年につながるものがあるんじゃないかと自分は思います。
そのためには、やはり最後の相撲ですね。
いい相撲で締めくくれなければいけませんね。
正面解説は元小結・豊真将の立田川親方⇒青色向正面アナウンサー⇒緑色リポーター⇒黄色で表示します。
休場力士が出ました。
幕内、木瀬部屋の英乃海です。
きのうの相撲で頭部打撲、脳震とう、右足打撲という診断がありました。
全治30日程度と考えられて頭部を打撲するおそれがある激しい運動は避けるようにという診断がありました。
足のほうも右足の親指を母指から小指までダメージがあって足がつけない状態だということです。
心配です。
英乃海は2度目の休場です。
十両の取組はあと3番です。
琴恵光が今場所は東の十両2枚目。
幕内を伸ばす地位まで番付を上げて5勝9敗でした。
琴恵光ですが新入幕への意識は特になかったはずなんですがどこかそういうものがあったかもしれないと話していました。
体が硬くなって受ける相撲が多くなったと反省していました。
立ち合いもっと先手を取って攻める相撲を取るようになりたいと口にしています。
土俵際の逆転という相撲も琴恵光は、何番かありました。
きょうは新十両の明生が相手です。
押し出しました。
琴恵光の勝ちです。
今場所何番か、ああやって左のかいなを手繰って網打ちのような格好を取ります。
あるいは物言いがつく相撲もありました。
押し出しで琴恵光の勝ちです。
左を差していこうという明生のかいなを手繰りました。
決まり手は押し出しです。
自己最高位、6勝9敗で取り終えました。
明生は5勝10敗の新十両です。
来場所の幕内と十両の入れ替えを立田川さんに伺っていきたいと思います。
幕内から十両に下げそうな力士が2人、あるいは5枠ぐらいあくかもしれません。
十両はなるとしたら千代皇それから佐藤この2人の新入幕は高いですね。
そうですね。
佐藤千代皇に関しては間違いないと思いますね。
あと最大で3つの枠が空く可能性がありますがそうなった場合はどうですか。
星の兼ね合いもありますが大栄翔あとは大砂嵐ですかね。
それに宇良が続くという感じですね。
5枚目で8勝7敗の宇良もそれほど強い成績ではありませんが。
そうですね、そこが幕内力士との星の兼ね合いですね。
新入幕力士があるいは3人誕生する可能性もあります。
来年の初場所です。
十両の取組はあと2番です。
誉富士と天風です。
天風は西の十両筆頭です。
幕内復帰を目指す場所でしたが5勝9敗です。
木村銀治郎が合わせます。
一気に出ました、誉富士。
勝って7番です。
天風は5勝10敗です。
立田川⇒天風はちょっと元気がないですね。
元気がいいときはですね、もっとあたりに力があったような気がしますね。
立ち合いも勢いがあったと思います。
調子が悪いんでしょうけれども誉富士に一気に持っていかれましたね。
海龍は西の5枚目です。
来場所はいよいよ新十両を目指す番付まで上がってきています。
力真は東の筆頭ですから来場所は新十両で迎える場所になりそうです。
幕下の朝弁慶が勝ち越しを決めています。
希善龍も勝ち越しです。
さらに若乃島も勝ち越しです。
山口、はたき込みで9番です。
北太樹は去年の初場所以来の2桁です。
3敗どうしの佐藤と青狼は佐藤が押し出しで勝ちました。
小柳の相撲を待つ形となりました。
3敗の小柳が千代皇と対戦しましたが敗れてこの時点で佐藤が優勝です。
青狼と佐藤の相撲です。
佐藤が勝ちました。
佐藤のリポートです。
優勝が決まった瞬間はまわしを外さずに、付け人に大いちょうを直してもらっていました。
付け人がテレビを見て決まりましたと伝えるとよっしゃ、と言ってふうと大きく息を吐いて、表情が出てきました。
千代丸と旭日松、成立しました。
旭日松の勝ちです。
ちょっと互いに待ったと思ったんでしょうか。
思い切りあたるような立ち合いにはなりませんでした。
こういうこともありますので土俵上で力を抜いてはいけませんね。
勝手に待ったと思ってはいけませんね。
勝ったのは旭日松、6勝9敗千代丸、敗れて6勝9敗です。
表彰式が行われますが幕下、三段目、序ノ口の優勝決定戦があります。
序ノ口は西の小笠原、伊勢ヶ濱部屋と庵原、伊勢ヶ濱勢同部屋どうしの決定戦になります。
序ノ口の優勝決定戦です。
同じ部屋、伊勢ヶ濱部屋そして同じ大学相撲部の出身の2人です。
小笠原青森県の十和田市出身です。
そして対戦相手は庵原。
静岡県の焼津市出身です。
飛龍高校から近畿大学。
小笠原は三本木農業高校から近畿大学、2年で中退して角界に入りました。
その2人が序ノ口の優勝決定戦です。
よく互いを知った2人が満員の館内でぶつかり合います。
2人とも二十歳なんですね。
近畿大学2年で中退して角界に入ってきました。
自分も一度だけ経験がありますけど、お客さんがこんないっぱい入ったところで取るのはめんくらってしまうんですね。
土俵上のライトの明るさ序ノ口のころとはだいぶ違うでしょうからね。
観客に飲まれないように相撲を取ってほしいですね。
拍手
押し倒し。
序ノ口優勝は小笠原です。
同門対決を制したのは青森出身の小笠原です。
拍手
小笠原との決定戦を庵原は目標にしていましたけども小笠原が勝ちました。
お互い持ち味を出しましたね。
全部出し切ったと思いますね。
庵原が張って前に出ました。
庵原が張って形を作ったかと思ったんですが、小笠原がまわしを切ったりするんですね。
どっしりと構えていますね。
小笠原だんだん徐々に形をよくしていきましたね。
かわず掛け、小笠原が勝ちました。
いい相撲だったと思います。
今度は三段目です。
三役経験のある常幸龍と朝日龍です。
朝日龍、モンゴル出身。
常幸龍は東京都北区出身です。
これもまた楽しみですね。
楽しみですね。
右膝の大けがから場所に戻ってきました。
三段目からは常幸龍、関取を目指して場所に戻ってきたわけです、7戦全勝です。
朝日龍は朝日山親方の弟子です。
ことし朝日山部屋は尾車部屋から独立しました。
常幸龍としてはですね、今までいた土俵ですね。
朝日龍としては初めてお客さんのいる前で相撲を取るわけですね。
緊張しないで自分の相撲を取ってほしいですね。
常幸龍とは、相手の相撲は映像で見ました。
自分の形になるまでは無理して出ないと話していました。
朝日龍は押し相撲を磨いています。
思い切り相撲を取りたいと話しています。
右の前まわしが取れればなんとかなるかもしれないということを話していました。
実力は常幸龍のほうが上です。
勢いがあります、朝日龍。
常幸龍もだいぶいいですけどね。
まだまだ本調子とは言えませんね。
朝日龍にもチャンスがあると言えます。
上手投げ、常幸龍の勝ち。
復帰の場所、三段目優勝です常幸龍。
朝日龍、三段目優勝はなりませんでした。
常幸龍はしっかりどっしり構えてベテランの味が出ましたね。
右膝のけがの手術。
張ってつかまえにいった常幸龍です。
朝日龍も組まれないように対応してきました。
常幸龍、左を差し込みました。
内無双も見せながら。
常幸龍が三段目優勝を果たしました。
十両優勝の佐藤戦ともに各段の優勝力士が土俵下に入ってきました。
初めに日本相撲協会賞の授与です。
幕下優勝、照強。
幕下西の9枚目で全勝。
来場所は新十両です。

 

 

 

 

 

 

伊勢ヶ濱部屋、兵庫県の南あわじ市出身です。
三段目優勝、常幸龍は優勝決定戦を制しました。
6月に右膝の手術を行ってこの場所の復帰の場所です。
序二段優勝は朝山端。
高砂部屋の朝山端。
兵庫県の加西市出身です。
全勝優勝です。
厳しい押し相撲が光りました。
序ノ口優勝は小笠原です。
同門対決。
庵原を制しました。
優勝決定戦は小笠原が勝ちました。
全勝優勝です。
青森県十和田市出身です。
十両以下の表彰が続いています。
九州溜会賞の授与であります。
照強の優勝です。
照強もこの小さな体で、来場所新十両をつかみました。
この力士は気持ちが強いですね。
気持ちの強さが相撲に表れたような気がしますね。
春場所大きなチャンス、十両をつかむことができませんでした。
この場所前にはじん帯を痛めました。
しかし見事に7戦全勝です。
この体で十両を沸かせてほしいですね、来場所。
石浦などの小兵力士に負けないような相撲を見せてほしいですね。
幕内も含めて、すべて優勝が決まっています。
三賞選考会がきょう行われました。
遠藤は7勝7敗、きょう勝てば殊勲賞を獲得です。
敢闘賞は正代と石浦です。
玉鷲、初めての三賞受賞です。
幕内土俵入りです。
初めに東方幕内力士です。
先導は式守錦太夫です。
石浦
(いしうら)鳥取県出身宮城野部屋蒼国来
(そうこくらい)中国出身荒汐部屋北勝富士
(ほくとふじ)埼玉県出身八角部屋旭秀鵬
(きょくしゅうほう)モンゴル出身友綱部屋荒鷲
(あらわし)モンゴル出身峰崎部屋千代翔馬
(ちよしょうま)モンゴル出身九重部屋妙義龍
(みょうぎりゅう)兵庫県出身境川部屋佐田の海
(さだのうみ)熊本県出身境川部屋豪風
(たけかぜ)秋田県出身尾車部屋錦木
(にしきぎ)岩手県出身伊勢ノ海部屋宝富士
(たからふじ)青森県出身伊勢ヶ濱部屋琴勇輝
(ことゆうき)香川県出身佐渡ヶ嶽部屋遠藤
(えんどう)石川県出身追手風部屋嘉風
(よしかぜ)大分県出身尾車部屋栃煌山
(とちおうざん)高知県出身春日野部屋小結・御嶽海
(みたけうみ)長野県出身出羽海部屋関脇・高安
(たかやす)茨城県出身田子ノ浦部屋大関・琴奨菊
(ことしょうぎく)福岡県出身佐渡ヶ嶽部屋千秋楽、東方の幕内力士。
先頭の新入幕力士の石浦敢闘賞受賞が決まりました。
中盤までは見事な取り口で大いに沸かせました。
そして遠藤は7勝7敗での千秋楽。
きょう勝てば殊勲賞の受賞が決まります。
きょう遠藤の対戦相手は玉鷲です。
かわって西方幕内力士の土俵入りです。
先導は木村秋治郎。
臥牙丸
(ががまる)ジョージア出身木瀬部屋豊響
(とよひびき)山口県出身境川部屋千代大龍
(ちよたいりゅう)東京都出身九重部屋逸ノ城
(いちのじょう)モンゴル出身湊部屋千代鳳
(ちよおおとり)鹿児島県出身九重部屋大翔丸
(だいしょうまる)大阪府出身追手風部屋輝
(かがやき)石川県出身高田川部屋勢
(いきおい)大阪府出身伊勢ノ海部屋貴ノ岩
(たかのいわ)モンゴル出身貴乃花部屋栃ノ心
(とちのしん)ジョージア出身春日野部屋松鳳山
(しょうほうざん)福岡県出身二所ノ関部屋千代の国
(ちよのくに)三重県出身九重部屋正代
(しょうだい)熊本県出身時津風部屋魁聖
(かいせい)ブラジル出身友綱部屋碧山
(あおいやま)ブルガリア出身春日野部屋小結・玉鷲
(たまわし)モンゴル出身片男波部屋関脇・隠岐の海
(おきのうみ)島根県出身八角部屋大関・照ノ富士
(てるのふじ)モンゴル出身伊勢ヶ濱部屋大関・稀勢の里
(きせのさと)茨城県出身田子ノ浦部屋大関・豪栄道
(ごうえいどう)大阪府出身境川部屋西方の幕内力士の中では三賞受賞はまず正代です。
熊本出身、地元九州場所で敢闘賞受賞が決まりました。
2度目の敢闘賞です。
そして玉鷲、三役に返り咲いたこの場所で見事な活躍でした。
技能賞受賞です。
玉鷲は初めての三賞32歳での三賞受賞です。
歴史上6番目に高齢での受賞です。
稀勢の里、豪栄道2人の大関ことし1年横綱に近づいた稀勢の里、そして豪栄道もこの場所綱取りでしたが綱取り成就はなりませんでした。
そしてきょう、千秋楽英乃海が休場です。
きのうの相撲で琴勇輝戦、立ち合いのもろ手突きを受けて倒れました。
脳震とう、これが頭部打撲そして脳震とう、右足の打撲ということで関係者によりますと親指から小指にかけて、右足足がつけない状態になっているということです。
30日間の安静が必要ということでした。
正面解説は元横綱・北の富士の北の富士勝昭さん⇒青色向正面は元小結・舞の海の舞の海秀平さん⇒緑色リポーター⇒黄色で表示します。
横綱日馬富士、露払い、大翔丸太刀持ち、宝富士。
行司は式守伊之助であります。
足首や肘、なかなか状態がよくならない中できのうまで優勝を争いました。
特に終盤は勝ったあとでも少々足をかばったり肘を気にする場面も見られました。
(館内)ヨイショ!
(館内)ヨイショ!きょう千秋楽、解説は正面は北の富士勝昭さんです。
優勝争い、日馬富士もいましたがやはり万全の状態で本来、土俵に上がってもらいたいんですけれどもなかなか難しいでしょうか。
北の富士⇒日馬富士ですか。
まあ、きのうやきょうの傷じゃありませんからねついて回らないとしょうがないですね。
それなりには、よくやってるんじゃないですかとは思いますけれどもね。
きのうの段階までは優勝争いの一角でした。
すでにきのう十四日目鶴竜が優勝を決めました。
きょうその鶴竜との結びの一番日馬富士です。
賜盃を今場所、抱くのは横綱鶴竜です。
横綱鶴竜の土俵入りです。
去年の秋場所以来7場所ぶりの幕内最高優勝です。
通算3回目の優勝。
館内アナウンス⇒横綱鶴竜露払い、勢太刀持ち、錦木行司は式守勘太夫であります。
藤井⇒初日から10戦全勝で迎えた十一日目に稀勢の里に敗れました。
あのころはにわかに終盤もつれてくるか、混戦なるかというふうにも思われましたが鶴竜が集中力を切らせませんでした。
翌日から見事に持ち直しての3回目の優勝です。
(館内)ヨイショ!十一日目の1敗のあとやはり気持ちを引き締めましたでしょうか、鶴竜。
全般的に言えるのは引きが少なかったということですね。
ほかの横綱大関が勝っていてもばたばたする相撲がわりとよかったんですけれども鶴竜だけは自分の持ち味突いてもいい組んでもよしという感じで落ち着いてましたよね。
まさに安定した相撲内容でした。
館内からおめでとうの子どもの声が飛んでいました。
これが7場所ぶり?そうですね。
うれしいというよりもほっとしているでしょうね。
横綱ですからね優勝することが義務づけられていますからね。
そうなんです。
つらいもんですよ。
この場所は上位陣の中では非常に順調に初日を迎えてそしてそのまま優勝というところまでたどりつきました。
館内アナウンス⇒横綱白鵬土俵入りであります。
藤井⇒鶴竜とは逆に休場明けという苦しい中での九州場所でした。
横綱になって初めて先場所15日間休みました。
休場明けでどんな姿を見せてくれるのかどんな相撲を見せるのか注目していましたが結局、ここまで10勝4敗の成績です。
館内アナウンス⇒横綱、白鵬露払い、石浦太刀持ちは魁聖であります。
藤井⇒今場所の白鵬はどうでしたか。
やはり研全休ですよね。
全休というのは途中休場とまた違うものがありますしね。
どんな人でも不安を拭いきれないものがありますよね。
なんとか序盤はうまいことごまかしてねごまかしてというのは変だけれどもうまい相撲で相手の力を利用する相撲が多かったけどでもそういうのは続きませんよね。
結局、終盤の大事なところにきて休場明けの影響が出てしまったんでしょうか。
まずスタミナ不足も出てくる疲れも出てくると思いますよ。
初日、体を見たときほっそりしていましたよね。
37回の優勝を誇る、これだけの横綱でも1場所休むというのは大きいことなんですか。
逆に、1場所だから、あまり体験がないからちょっと違うものがあったんじゃないですかね。
確かに、休場のない横綱だっただけに。
しかし来年1月からどんな白鵬の姿を見せてくれるのか、それも注目であります。
千秋楽、3横綱の土俵入りも終わりました。
きのう、横綱鶴竜が優勝を決めました。
きのうは日馬富士が星1つの差で追っていましたが日馬富士が敗れて鶴竜が結びで勝ったことによって鶴竜の優勝が決まりました。
実況⇒日馬富士勝って逆転優勝に望みをつなげられるか。
土俵際、逆転。
日馬富士、敗れました。
実況⇒鶴竜勝てば優勝。
十四日目、結びの一番。
巻き替えた、送り出し。
鶴竜、優勝決定。
7場所ぶり3回目。
十四日目に決めました。
藤井⇒ほっとした表情も見られました。
終わってみればあっけなく決まってしまったかなという感じですね。
北の富士⇒きのうはまた鶴竜らしいうまい相撲で勝ちましたね。
やっぱり、最後は自分の相撲を取りましたよ。
豪栄道もあれが精いっぱいだったんでしょうね右から押っつけたけれどもねやっぱりね鶴竜のうまさについていけませんでしたね。
今場所の鶴竜は今回で優勝3回目ですけれども中でもいちばんいい優勝と言っていいんじゃないですか中身を見ると。
危なげなかったですよね。
そしてまた久しぶりの優勝ということで格別なものがあると思いますね。
向正面は舞の海秀平さんです。
終盤もう少し混戦になるかと思いましたが14日間についてどうですか。
鶴竜についてですけれども。
舞の海⇒相撲内容よりもかなり充実していましたし大きく体勢を崩すことがなかったですね。
したがって今の状況の中では文句なしと言ってもいいでしょうか優勝の中身としては。
堂々たる優勝だったと思いますね。
苦しいけがを乗り越えてよくけがと向き合いながらリハビリとかトレーニングとかそういうものをこなしてきたんだなとそういうことを感じましたね。
14日間の中から初日、二日目、八日目、十三日目、十四日目です。
実況⇒鶴竜が起こしていきます。
押し出して鶴竜の勝ち。
上手出し投げで鶴竜の勝ち。
下手ひねりで鶴竜の勝ち。
寄り切り白鵬に勝った鶴竜。
上手出し投げで鶴竜の勝ち。
鶴竜優勝決定。
十四日目に決めました。
藤井⇒こうして見るとやわらかくて上手ですね。
北の富士⇒そうですね。
自分の相撲を取っていますね。
前に出ていますしね。
危ない相撲がないですね。
引く相撲がないわけではなかったんですけれどもほとんどそれが危ないという場面がなかったですね。
こうして見ると本当に内容のいい相撲を取っていますね。
やはり順調に初日を迎えたというところだと思うんですけれども向正面の舞の海さん改めてご覧になって印象はどうですか。
舞の海⇒以前は土俵際まで押し込まれる相撲が多かったんですけれども今場所はほとんどなかったですね。
ちょっと玉鷲戦は必死でしたけれどもね。
玉鷲も好調でしたからね。
こうして見ていると鶴竜はこれからもっともっと出し投げの精度を高く磨いていけば出し投げの鶴竜と呼ばれるような横綱になるんじゃないかなと思いますね。
栃錦のような感じになってくれば、いいんですねいろんな技も使えるという。
今場所を振り返ると出し投げが光っていましたね。
確かにうまさは抜群の鶴竜です。
見事に北の富士さんもおっしゃった引く相撲がなかったというところに賜盃への道があったかと思います。
千秋楽の取組、幕内まずは旭秀鵬と千代鳳からです。
制限時間いっぱいです。
両者ともに今場所負け越しが決まっています。
旭秀鵬は2勝12敗膝の状態が思わしくありません東の前頭11枚目新年は十両からの出直しとなりそうです。
千代鳳も6勝8敗です。
きのう負け越しが決まりました。
制限時間いっぱいです。
式守錦太夫が合わせます。
もろ差しになりました、寄り切り。
旭秀鵬、今場所の3勝目です。
旭秀鵬も新年は十両からということになります。
千代鳳も左の膝を痛めての休場明けということで本来の粘りのある相撲が見られませんでした。
それではここから取組の合間きょう優勝が決まった各段の優勝力士のインタビューです。
まずは十両優勝の佐藤関です。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
終わってみていかがですか?素直にうれしいです。
きょうは青狼関と対戦して小柳関の結果を待つということになりました。
青狼関戦との優勝への意識はどうでしたか?本割の一番も勝てないと始まらなかったのでしっかりと本割の相手だけ考えて取り組みました。
そして勝って支度部屋に戻って小柳関の取組を見ませんでしたね。
そうですね、体を動かして気持ちに入らないといけないので終わったらすぐに体を動かそうと思っていました。
小柳が負けようがしっかり自分のことだけを考えていました。
付け人から優勝が決まりましたと報告があって、少し顔が緩んだように見えました。
深い息を吐きましたね。
どんな気持ちでしたか?もう一番やるつもりでいたので少し気が抜けたというかちょっと、びっくりした感じだったんですが徐々に喜びが湧いてきました。
今場所は12番勝ちました。
よかった点はどんなところですか?一生懸命自分の相撲を取ろうという勝つよりも相撲内容にこだわって常に前へ前へと攻め続けることがよかったと思います。
攻撃相撲を目指しているので一生懸命前に出ることを貫きました。
来場所は新入幕ですね。
新入幕になりそうですね。
意気込みはどうですか。
自分の相撲を取らないと通用しないので長所を磨いて力をつけたいと思います。
来場所期待しています。
ありがとうございました。
藤井⇒身長1m73cmですが丸い体で下から攻めていく相撲。
徐々に花開きつつあります。
土俵上は千代翔馬と豊響です。
千代翔馬は中盤までやることなすこと見事にはまっていくんですが終盤もたついて、ようやくきのう勝ち越しを決めました。
豊響は6勝8敗です。
西の前頭15枚目という番付ですから、下に半枚しかありません。
ここはなんとしても勝っておかなければ十両陥落を覚悟しなければいけなくなります。
先場所は千代翔馬がまわしを取って上手出し投げで勝っています。
木村秋治郎に行司がかわりました。
はたきました、千代翔馬9勝目。
豊響はこれで6勝9敗となって来場所十両に下がってしまいそうな数字となりました。
次の一番、英乃海が休場ですので輝は不戦勝となります。
館内アナウンス⇒輝の不戦勝です。
藤井⇒きのうもろ手突きを受けてがくっと落ちてしまいました。
右の足首から先、指も力が入らないという状態で休場となった英乃海です。
輝の勝ち名乗り。
不戦勝で6勝です。
きのうは強烈だったよね。
右から張ったわけじゃないでしょうけどカウンター気味に入ったんでねいつも僕は心配していたんだ。
英乃海はいつもあごを上げていくからね。
あれはいずれはり倒されたら一発だなと思って見とったらああいうことになったね。
あごを引かなきゃだめなんだよね。
僕も経験があるからねよく分かる。
北の富士さんは福の花さんに一発を食らったことがありますね。
各段優勝のインタビュー三段目優勝、常幸龍さんです。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
右膝のけがから復活の場所での優勝となりました。
ほっとしました。
きょうは朝日龍さんとの相撲でしたが、どんなことを考えていましたか?いろいろとしてくる相手なので映像で見たら自分の相撲をきっちりと取ろうと思ってそのとおりで、きました。
各段優勝は慣れていると思いますが改めて今場所の優勝の実感はどうですか?うれしいです。
膝の状態が気になるんですが。
手術をする前は本当に相撲を取っていて不安だったので相撲が嫌いになりそうだったんですが周りの人たちからの支えもありましてまだ治ってはいないですが徐々にいい感じでよくなっています。
状態はどれくらいまで回復していますか?今も分からないです。
来場所は幕下に復帰しての場所になりますね。
また一から新弟子のつもりで頑張ります。
どれくらいで関取に戻りたいという不安はありますか?プランですか?焦らずにきっちりといい状態で。
おめでとうございました。
常幸龍でした。
藤井⇒関取経験も十分な常幸龍です。
膝さえよくなったらまた関取に戻ってくると思います。
今場所は三段目優勝を果たしました。
土俵は制限時間いっぱいです。
7勝7敗の妙義龍。
8勝6敗の臥牙丸との対戦です。
過去6回はすべて妙義龍が勝っています。
寄り切りました。
妙義龍何とか千秋楽で勝ち越しです。
東の前頭9枚目という番付です。
場所前は非常に順調に調整ができていたように見えましたが7勝7敗で迎えた千秋楽。
勝ち越しの勝ち名乗りを上げました。
決まり手は寄り切りです。
舞の海さん千秋楽7勝7敗9枚目で迎えたのははっきり言ってもの足りないんですがね。
舞の海⇒これまでの活躍を思い出すともの足りないですね。
膝とか肘とか痛めてなかなか下半身に力が入らないんだと思いますね。
きょうはすんなりもろ差しになって臥牙丸も決めてくるんですが臥牙丸の腹の下に自分の腹が入ってましたからね。
ただ腰の高さが違いましたからね。
まだ右の肘を気にはしているんですが新しい年は戻ってほしいですね。
そうですね幕内が入っていきなり関脇まで上がって大関、横綱を苦しめたときのことを思い出しますね。
8勝7敗で妙義龍終えました。
臥牙丸も8勝7敗です。
序ノ口優勝の小笠原さんです。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
今場所、初めて番付に載っての優勝でしたね。
そうですね、やっぱり緊張する中で毎日、一番一番白星を重ねていくということ大変さが分かったんで次からもっと相手が強くなっていくと思うともっと稽古しなくちゃいけないなと勉強させてもらった場所だと思います。
きょうは対戦相手近畿大学の同期生同じ伊勢ヶ濱部屋の庵原さんでしたねえ。
稽古場でも全然勝てなくて、分も悪い相手だったので大学時代からお互い取り口を知っているのでやりづらさもあったんですが緊張せずに思い切って自分の相撲取れました。
大歓声が上がった瞬間どうでしたか。
最初は頭が真っ白になって拍手があって勝ち名乗りを受けたときにああ、勝ったんだなと思いました。
近畿大学を中退で角界入りしましたがアマチュアの違いはどうですか。
プロは、幕下、三段目上位になってくると立ち合いのスピードがアマチュアと全然違うのでそこに慣れていかなくちゃいけないなと思いました。
青森県の出身で阿武咲関と一緒ですが。
そうですね、負けるなよと声をかけてもらいまして気合いが入りました。
将来はどうですか。
部屋の宝富士関みたいに左四つに組んだら絶対に負けないという自分の型を身につけてもっともっと強くなりたいと思います。
来場所も活躍、期待していますおめでとうございます。
ありがとうございました。
序ノ口優勝小笠原さんでした。
小笠原、庵原といういずれも近畿大学中退の2人の対決となりましたが勝ったのは小笠原でした。
伊勢ヶ濱部屋といいますと今場所は6人の新弟子が入ってきました。
また大きな所帯となりました。
伊勢ヶ濱部屋です。
勢はすでに10勝を挙げています。
蒼国来も8勝6敗と勝ち越しています。
行司は木村元基です。
引きました。
勝ったのは蒼国来です。
少し両者の間に、間ができてしまいました。
空間ができてしまいました。
今場所は勢が前に前にと攻めていく相撲を見せていました。
勝ったのは蒼国来です。
東の前頭14枚目です。
9勝6敗。
敗れた勢は10勝5敗です。
決まり手は引き落としです。
蒼国来は今場所、初日から5連勝でしたが中盤から黒星が少し増えてきました。
それでも9番勝ちました。
千秋楽の取組が進みます。
幕下の15枚目までの成績をご紹介します。
来場所、十両昇進の力士が何人かできます。
立浪部屋の力真6勝1敗の好成績です。
来場所の新十両、間違いありません。
西の筆頭の追手風部屋の坂元こちらも4勝3敗勝ち越しで来場所新しく関取の仲間入りをしそうです。
好成績の力士が増えました幕下の上位です。
西の9枚目照強7勝。
優勝を果たしています。
体は小さいんですが非常にいい相撲を取ります。
見どころ十分な力士が上がってきます。
11枚目以降です。
水口は今場所、休場です。
剛士、石橋が勝ち越しを決めています。
来場所は新十両が3人。
希善龍、若乃島というこの2人が返り十両濃厚となっています。
土俵は佐田の海と大翔丸です。
佐田の海は3勝11敗という成績大翔丸6勝8敗です。
九州場所は初日満員となりました。
二日、三日目は成りませんでしたが四日目以降また満員御礼の垂れ幕が下がりきょうで13回目の満員御礼です。
佐田の海、どうしましたかね3勝11敗。
そうですね鋭さがないですね相撲に。
前に出るんですが軽い感じがしますね。
かといって、体は大きくなってるんじゃないですか。
腹が少し出すぎてる感じもしますがね。
与之吉が合わせます。
引いてしまった佐田の海。
出ていったのは大翔丸。
大翔丸は7勝8敗佐田の海は3勝12敗。
東の前頭単純に計算すると下に8枚しかありません。
3勝12敗ですと厳しいところです。
難しいね。
ちょっと負けすぎですよね。
この力士はそんな相撲取りじゃないと思うんだけどね。
すぐに引いてしまいます佐田の海です。
十両から幕内を目指そうという力士との兼ね合いになりますが佐田の海、3勝12敗苦しい星で今場所を終えました。
きょうは日曜日です。
今夜の「サンデースポーツ」のお知らせです。
この大相撲九州場所は7場所ぶりの優勝を果たした横綱・鶴竜が生出演。
たっぷりと喜びの声を伺います。
そしてNHK杯フィギュアが開かれている札幌からは男子シングルで優勝した羽生結弦選手と3位の田中刑事選手そして女子シングル2位の宮原知子選手が生出演します。
男子ゴルフの国・地域別対抗戦ワールドカップは最終日。
松山英樹選手と石川遼選手の日本ペアが4位からの逆転優勝を目指します。
今月のマンスリーキャスター三浦大輔さんは最後の出演。
プロ野球の未来に向けたハマの番長からのメッセージをお届けします。
放送は夜9時50分からです。
ぜひご覧ください。
福岡国際センターこの場所が始まったころは11月の中旬辺りとはいえ暖かさが残っていましたが終盤はかなり冷たい風が出てきました。
きょうは午前中、雨が降っていましたが今は雨はどうやら上がっています。
土俵に新入幕力士きのう勝ち越しが決まった北勝富士が上がってきました。
北勝富士のリポートです。
支度部屋では晴れ晴れとした顔つきでしたね。
幕内の勝ち越しがこんなにいいものかと朝起きて実感したそうです。
稽古場におりてそこでまたすがすがしい気持ちになったということです。
こんなすがすがしい気持ちで朝を迎えたのは初めてだと言っていました。
正直言って今場所は疲れました相手が強いですから1つのミスが負けに絡んでしまうしかし勝ち越してしまうとこんなに気持ちがいいものかと前向きなことばばかりが出てきました。
北勝富士はここまで10場所連続で勝ち越しています。
北勝海の北勝ときょう解説の北の富士さんの富士をもらいました。
大きなしこ名をもらって勝ち越しが決まりました。
対戦相手は貴ノ岩、6勝8敗です。
初めての対戦です。
送り出しました。
北勝富士9勝目です。
きょうも立ち合いからの押しがききました。
相手にまわしを許しませんでした。
解説は北の富士勝昭さんです。
北の富士の富士をもらった北勝富士です、どうですか。
今場所は15日間、いい相撲が多かったですね。
これでいいと思いますね。
ちょっと立ち合い、少しずれるところがありますね。
これは少し直さなければいけませんね。
もっと右手を伸ばしていけば押し出せるはずなんですけどね。
それでも引こうということがないから、見どころあると思いますよ。
北勝富士の師匠の八角さん今、理事長ですが保志時代の若いときと比べてどうですか。
こちらのほうは体が大きいですね。
保志は北勝海はよく動きましたからね。
激しかったですね。
あのくらいの稽古を積んでなければいけませんか。
真面目だからいいんじゃないですか。
北勝富士の富士のほうは危ないね。
とてもいいしこ名をもらいました。
北勝富士のリポートです。
厳しく間合いにいければ次に次につながる、千秋楽の相撲を取りなさいと師匠に言われたそうです。
新入幕9勝6敗で終わりました。
まだ負け越しのない北勝富士です。
北の富士さんからご祝儀は出るんですか。
変なこと言わないの!黙ってても出ると思いますよ。
舞の海さんから出るのかと思いました。
ここまで、ことし1年の土俵を短く振り返りましたが毎年、年末に放送している番組「大相撲この一年」。
ことしは12月29日の午後6時5分から総合テレビでお伝えします。
10年ぶりの日本出身力士の優勝などあったことし。
話題豊富だった2016年の土俵を北の富士さん、舞の海さんの両解説者、そしてゲストとともににぎやかに振り返ります。
こちらも、ぜひご覧ください。
いろいろと北の富士さんこの1年、話題も多かったと思います。
特に琴奨菊や豪栄道が活躍しましたね。
ことしはよかった1年だと思いますね。
白鵬1人が中心というところから少しずつ徐々に変わってきているかなと思った一年ですね。
ほかの力士にもチャンスが出てきたんですね。
舞の海さん、新しく、楽しみな個性派力士もどんどん生まれてきていますね。
そうなんですね。
個性派だけでなく前半の対戦もおもしろくなってきましたね。
十両もおもしろいですね。
十両に内容の相撲が増えました。
土俵には豪風と逸ノ城です。
時間いっぱいになります。
寄り倒しました。
勝ったのは豪風。
逸ノ城負け越してしまいました。
豪風は9勝6敗です。
動きで翻弄しました。
負けはしましたが逸ノ城のリポートです。
休場明けはどうだったんですか。
逸ノ城のリポートです。
成績よくない。
体重を落として臨んだ場所。
体には慣れてきた。
かえって動きはよくなったと思いますがと話していましたが、そのぶんパワーが上がると話していました。
あと10kg落として180kg台にして腕の筋肉をつけたいと話しています。
きょうももたついてしまいました逸ノ城です。
ウエイトトレーニングもいいけどぶつかり稽古で引っ張り回してもらわないとね。
ウエイトトレーニングは多少はねいいかもしれんけどねもっとやることいっぱいあるはずですよ。
大器なだけにね。
そうです。
今頃本当は横綱になっていなければ、おかしいはずなんだから。
北の富士さんもあっという間に横綱という話もしていましたね。
その声が届いているかどうか。
土俵上は石浦と栃ノ心。
敢闘賞が決まった新入幕の石浦です。
日に日に石浦のしこ名が全国に届いてきました。
敢闘賞を決まりましたかやっぱりあげたほうがいいですね。
3連敗しましたけどね正代の一番だって惜しい相撲だった、もうね。
館内の沸かせ方も含めて十分に感動したと思います。
逸ノ城となんかを倒した相撲は技能賞を与えてもいいというような感じでしたね。
舞の海さんは2つ与えてもいいと話してしたね。
私は敢闘賞と技能賞挙げてもいいと思ったんですけどね。
新入幕力士で技能賞というのは舞の海さんぐらいしかいませんからねこのところ。
2つが多いですかね。
敢闘賞と技能賞。
新入幕で2つ、3つという人もいるからね。
館内は石浦コール。
はたかれました。
勝ったのは栃ノ心です。
前に圧力をかけていましたので敗れて10勝5敗です。
はたかれてしまいました。
栃ノ心も10勝5敗です。
舞の海さん、ちょっと力に対抗できませんでしたかね。
それと、体が小さい力士は終盤疲れるんですよね。
相当神経もすり減ったと思いますし、肉体的にも疲労が蓄積されていますね。
きょうは北の富士さん、左からの押っつけですね。
右差しを嫌いましたね。
これは前みつ取ったほうがいいと思うけどね、力自体が違うからね。
今のところは。
まだこれは無理だね。
命あっただけでもいい。
石浦も、稽古は一生懸命やっています。
まだまだ楽しみを見せてくれそうな力士です。
2人とも10勝5敗で千秋楽を終えました。
決まり手は肩すかしです。
石浦は仕切ってて恐ろしかったと思うよ。
そばで見るとすごい体してるもの。
今見たところもね。
映像では分かりにくいところもあると思いますが北の富士さんがおっしゃったように、お尻から太もも栃ノ心は驚異的ですよ。
仕切っていての怖さというのもありますかね。
仕切り線に手をついて仕切ったときの威圧感が違いますね。
小錦や曙と対戦した舞の海さんですからその実感はあるかと思います。
幕下筆頭の力真が6勝目を挙げて来場所の新十両確定的です。
希善龍返り十両濃厚です。
若乃島も返り十両濃厚です。
朝赤龍、高砂部屋は138年間続いた関取の座がなくなってしまうかもしれません。
佐藤12勝3敗。
小柳が敗れたことによって佐藤の十両優勝が決まりました。
新十両の小柳は1つ星が足りませんでした。
土俵上、制限時間いっぱいです。
錦木と千代大龍です。
今場所少し前に落ちる相撲がありました錦木、4勝10敗です。
千代大龍も6勝8敗です。
下は一枚半。
ここは勝っておかなければなりません、千代大龍です。
錦木の手が十分下りていません。
2度目です。
待ったなしの声、木村晃之助。
千代大龍、勝って7勝8敗です。
千代大龍はこれで幕内を維持することができそうです。
前回に続いて体当たりから起こしておいてのはたき込みで勝ちました。
前回は引き落としでした。
これで千代大龍7勝8敗錦木は4勝11敗です。
三賞のインタビューです。
新入幕で敢闘賞受賞の石浦関です。
おめでとうございます。
石浦⇒ありがとうございます。
気分はいかがですか。
ああ、うれしいですね。
取れると思っていなかったので場所前は。
10連勝もありました。
何がよかったでしょう?まあ、たまたまじゃないですか?いやいやそんなことはないと思いますよ。
そうですかねでも後半、課題が見つかったので来場所に向けて一生懸命稽古したいと思います。
中盤、少し連敗がありました。
課題はどんな点ですか。
やっぱり立ち合いですね。
立ち合いもっと強くですね。
それでも石浦の名前が全国にとどろき渡ってきょうも館内石浦コールでした。
その声に応えられるように頑張りたいと思います。
場所前は鳥取でも祝勝会がありましたね。
ふるさとの応援もあったと思います。
いかがですか。
ふるさとの皆さんにもいい報告ができると思います。
また来場所、新年は大きく番付を上げられそうですけれどもどんな場所にしたいですか。
より一層、気を引き締めて自分の目指す相撲に近づけられるように頑張りたいと思います。
いちばん目指す相撲はどういう相撲ですか。
鷲羽山さんのような前に前に攻めるあんなかっこいい相撲を取りたいと思います。
楽しみにしています。
ありがとうございました。
石浦関でした。
藤井⇒かつての出羽海親方鷲羽山という名前が出ました。
北の富士⇒ほおなかなかいいところに目がいきましたな。
真っ向から勝負する力士でしたよね。
速かったよ。
さささっと立ち合い入ってくるんだちょっとなかなかね大変ですよ。
鷲羽山といえば岡山の英雄でめったに関取が誕生しない岡山と言われていましたがその意味では鳥取の英雄になっていくんでしょうかその可能性がある石浦です。
土俵の正代は敢闘賞受賞です。
ことしの初場所以来2回目の敢闘賞特に熊本出身ですので地元の九州での敢闘賞喜びもひとしおだと思います。
きのうまで優勝争いの一角にいました。
11勝3敗で迎える千秋楽対戦相手は荒鷲です。
荒鷲のほうも10勝4敗。
体重はあまり増えませんが何かをつかんできています。
まわしを取りますと非常にしぶといいい相撲を取ります。
豪快に決めた。
荒鷲勝ちました。
11勝目。
これで正代も荒鷲も11勝4敗。
正代は来場所の新三役もほぼ確定と言っていいと思います。
上手投げで勝ったのは荒鷲です。
北の富士⇒強いですね、荒鷲。
豪快でしたね。
荒鷲は三賞もらったんですか?残念ながら、なかったんです。
ええ〜それはちょっとねかわいそうだね。
11番勝ちましたからね。
とてもいいまわしを取っての相撲は光るものがあります。
正代はよくないですけれどもね振り回しましたからね。
前まわしを取りにいくいき方もいいですし荒鷲は地力というものを蓄えてきていますね。
ひところ140kgくらいあった体重が、今130kg少々ということで増えないんですけれどもこれでいいんでしょうか。
いいんじゃないですか技が切れるんですから技を磨く力士が増えてほしいですね。
正代の投げにもついていきました。
豪快な上手投げで荒鷲が勝って11番。
幕内の前半の取組が終わりました。
千秋楽の幕内ここまでの結果です。
英乃海、休場です。
新入幕の北勝富士、千秋楽も勝ちました、9勝6敗。
結び前が白鵬と豪栄道そして結びは日馬富士ときのう3回目の優勝を決めた鶴竜です。
いよいよことし最後の一日です。
ことしの優勝力士を少し振り返ります。
琴奨菊の初優勝から始まりましたこの1年。
白鵬が連続で優勝し、そして日馬富士。
また横綱の優勝が続きましたが、そこで豪栄道が優勝し鶴竜の優勝となりました。
この間、稀勢の里が3場所ほど連続で綱取りかという場所がありましたが残念ながら優勝には届きませんでした。
琴奨菊と豪栄道が初優勝を決めた一番をご覧いただきます。
実況⇒制限時間いっぱいです。
優勝を懸けて琴奨菊立ち合いです。
左が入った一気に出ていく、小手投げ。
琴奨菊、初優勝!
拍手と歓声
ついに上り詰めました。
拍手と歓声
勝てば大関豪栄道初優勝初優勝完璧な相撲で決めました。
仁王立ち。
豪栄道初優勝。
藤井⇒次の場所の綱取り、豪栄道はなりませんでした。
北の富士⇒特に豪栄道は六日目ですか。
それぐらいまではこのまま勢いでいっちゃうかなという期待を持たせましたけれどもね。
ちょっと歯車がずれてきましたね。
ちょっとねやっぱり気力をずっと持ち続けるというのは大変なことですな。
歴史上71人しかいない横綱ですから北の富士さんは当然、その経験がおありですが大変なんですねこの地位に上り詰めるというのは。
そうですよね自分で言うのもなんだけれども自分でも、よく横綱になったなと思いますよ。
大変なものだと思いますしもう1人、稀勢の里がもう一歩、もう一歩のところまでいくんですよね。
あれだけ強い安定した大関がね運がないといいましょうかねなんて言うんだろうなここ一番に弱いというのが致命的といいましょうかね。
いちばんそれが残念ですよ。
ただ、今横綱大関7人いて、その中の照ノ富士以外が30代なんですね。
同じ世代なんですよね。
なかなか世代交代というのも難しいところですね。
きょうは優勝決まったから、退屈だから。
退屈ということはないと思いますけれども。
いろいろ見てみたけどね30歳ですよね突入、時代がね次の世代が26歳とか27歳だから上のほうがごそっといなくなったらまるで違う番付になっちゃう。
今活躍してきた正代や、高安今場所はちょっとだめでしたが遠藤ですとか十両から小柳という大変強い力士が上がってきそうですね。
楽しみが増えてくると思います。
だから本当にこれから大関から横綱になるという人時間がないですよ、さほど。
幕内後半、最初の相撲嘉風と碧山。
動きがあって嘉風が勝ちました。
結局、最後は引いて碧山、足がもつれてしまいました。
負け越したあとの嘉風の相撲が光ります。
決まり手は押し倒しです。
師匠の尾車親方からも負け越したあとが大事なんだと言われてそれを実践してきました。
15日間、力を出すことがすべてですと話していました。
向正面の舞の海さん嘉風の相撲はどうでしたか。
舞の海⇒よく足がついていきますね。
そして下から相手の腕を跳ね上げる、一瞬手を持っているように見えますよね。
くっついてる時間がすごく長いように見えます。
この辺りほかの力士だと落ちるんですけれどもねよくついていきますね。
碧山が回り込めなくなりましたね。
いいお相撲さんですね嘉風。
見ていてすがすがしいですね。
すかっとしますね持っているものをすべてこの人は出し切ったんだなというそういう気持ちにさせてくれますよね。
まさにそれが嘉風の身上です。
三賞のインタビュー敢闘賞受賞の正代関です。
おめでとうございます。
正代⇒ありがとうございます。
2回目の受賞ですけれども今回いかがですか。
前回は新入幕だったんですけれども今回上位でもらうことができてよかったです。
しかもご当所、九州ですね。
いいタイミングで受賞することができたと思います。
今場所は大関にも勝ちました。
どんなところがいちばんよかったですか。
先場所に比べて粘り強くなっているのかなと思います。
自信はだいぶついてきましたか。
上位で星を並べることができているので徐々にですけれども自信もついてきたんだと思います。
地元熊本に自分の相撲を見てもらいたいという話を場所前からしていましたが、いかがでしたか。
今場所は成績がよかったんで地元の方も喜んでもらっていると思います。
来場所は新三役、しかも新関脇の可能性が高くなりました。
いかがですか。
結局、やることはいつもと一緒なので自分の相撲を取りきることだけに集中して頑張りたいと思います。
以前に比べてだいぶ前向きなコメントになってきたように思いますよ。
場数を踏んで徐々にですけれども自信がついてきたんだと思います。
来場所、期待してもよろしいですか。
頑張ります。
本当におめでとうございました。
敢闘賞受賞の正代関でした。
藤井⇒来場所は新三役それも関脇昇進濃厚の正代です。
かつては誰と対戦したいですかというふうに聞いたら誰とも対戦したくありませんと答えていました。
徐々に自信をつけてきています。
部屋で、先ほど話になりましたが十両の小柳がいい稽古相手になっているということで稽古では関正代が勝てないということですよ。
でもそのうち小柳も上がってきますからね。
正代も負けていられないですね。
土俵は栃煌山と魁聖の仕切りです。
東前頭筆頭の栃煌山と前頭2枚目の魁聖。
どちらも負け越しです。
栃煌山もこの場所は横綱大関を倒すことができませんでした。
魁聖は仕切りはとてもきれいな力士ですが相撲の内容はその仕切りからつながりませんでした。
木村庄太郎が合わせます。
魁聖はきちんと手をおろします。
魁聖、押し出し。
魁聖勝って今場所3勝目。
栃煌山、この場所はさえませんでした。
幕内で言いますと、魁聖や宝富士などはきれいに拳をおろして、立ち合いきちんと手をついて立ちます。
負けた栃煌山は6勝9敗。
三役返り咲きを目指した場所でしたが残念ながら、負け越してしまいました。
なんかあるんですかね?膝も悪いですからね。
後ろへ下がったりね、もともと残すタイプじゃないんだけれど彼も一時は大関候補だったけれどちょっと外されますな、こういう感覚じゃあね。
少し苦しくなっていますね。
年齢も豪栄道と同じ30をまもなく過ぎようとしています。
遠藤きょう勝って勝ち越しならば殊勲賞です。
玉鷲は初めての三賞が技能賞です。
押し相撲の技能賞は珍しいんですが、最近では千代大龍が平成25年、3年前の九州場所で受賞しました。
その前は少したどりますと玉鷲の師匠の片男波親方玉春日が平成18年の名古屋場所押し一本で技能賞を受賞しています。
四つ相撲のほうが技能賞というのがこれまで受賞者が多いんですが玉鷲が今場所の技能賞受賞となりました。
遠藤はこの相撲に勝てば殊勲賞受賞です。
両力士ともに1横綱3大関を倒している、この場所です。
玉鷲の技能賞、北の富士さんどうですか?北の富士⇒今場所、先場所も含めてね、最近いちばん進境著しいのは玉鷲ではないですか。
腕は伸び、どんどん攻めていく。
手が出て足も出ますからね。
この場所四日目に32歳の誕生日を迎えました。
開眼してきた玉鷲と、遠藤です。
遠藤ね、いい形になっていますけれど膝の辺りにちょっと足りなさを感じますね。
前半は白鵬にも土をつけました。
そのほか3大関を破っています。
勝てば遠藤も、殊勲賞受賞です。
玉鷲も勝って10番と9番では意味合いが変わってきます。
きょうも突き起こした。
圧倒しました、玉鷲強い。
10勝5敗。
遠藤負け越しで三賞獲得とはなりませんでした。
ちょっと場内が、一瞬静まり返りましたが向正面の舞の海さん歓声よりもしーんとなりましたか。
そうですね。
あまりにも玉鷲の威力、遠藤が膝から落ちていきましたからね。
館内があぜんとしていますね。
玉鷲今場所はすべて迷いのない相撲で立ち合いからどうですか。
厳しいですね。
立ち合いのあたりから体の伸び、遠藤はふんばれませんね。
回り込みたいですね、遠藤は。
なんとか手を手繰りながら回っていきたいんですけれど体がもう、のけぞっていますから。
ひょっとしたら次の大関という足固めというかね、こういう相撲を取っていけば、玉鷲も可能性がないことはないですね。
ないですね。
押し相撲は波がありますからね。
あまり調子が上がらないときというのは取り口がもろくなってきますからこの好調さを、来場所再来場所と続けていくとおもしろいですね。
インタビューのときにちょっと涙ぐんでましたね。
勝ち越しのときですね。
玉鷲の中で絶対何かが変わったと思いますよ。
このままじゃ終わらないというね絶対ここまでは上がらなければいけないという新たな目的ができたのかなと思いますね。
意識が変わったから稽古に対する姿勢や取り組み方も変わってきました。
結婚して4年ぐらいになります。
鶴竜は今場所優勝しましたが玉鷲がお姉さんが東京大学の大学院にいたときにお姉さんも日本にやってきた。
鶴竜に会って相撲を紹介してもらい片男波部屋に入りました。
年齢は32歳ですが何か急に玉鷲が変わってきたような。
場所前に境川部屋に出稽古に来ていましたが驚きましたよ。
きょうのような相撲で次から次へと変わっていくんです。
三賞インタビュー技能賞受賞の玉鷲関です。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
本当にうれしそうですね。
初めての三賞とは意外でしたね。
技能賞というのはどうですか。
いや、よかったですね。
しかしきょうの一番もすごい気迫でしたね。
どんな思いがありましたか?とりあえず落ち着いていい相撲を取って自信はたっぷりあったので。
かなり自信をつけた場所ですが何がよかったんでしょうか?そうですね、やっぱり今まで応援してくれた人、励ましてくれた人、それがいちばんよかったです。
今までもいろいろ励ましを受けたと思うんですが、何かきっかけがあって変わっていきましたか?難しいですね。
あはは…。
難しいですか?これで来場所の関脇昇進というのもありますが、どうですか。
次関脇なので、また楽しくいい相撲を取ってよろしくお願いします。
来場所も大暴れしてください。
はい。
ありがとうございます。
おめでとうございました、玉鷲関でした。
藤井⇒初めての三賞。
片男波部屋です。
技能賞を獲得しました玉鷲です。
玉春日も獲得しています。
年長の初めての三賞としては32歳0か月ですから史上6位の年長初三賞。
新入幕以来49場所目ということで和歌乃山板井についで新入幕から3番目に遅い初めての三賞受賞でした。
土俵は御嶽海と千代の国でした。
御嶽海勝って6勝9敗です。
御嶽海は今場所新三役東の小結でしたが、6勝9敗。
新三役6勝9敗、北の富士さんどうだったでしょうか、今場所は。
三役は初めてですか?初めてですね。
それで6番、いいところじゃないですかね。
まだまだ勝ち越すにはね、そう簡単には。
もっとぼろ負け、4番とか3番とかね、そういうのはわりと多いんだけれど6番はいいほうじゃないですか?横綱大関7人と対戦しましたが琴奨菊には勝ちましたがあとはすべて勝てませんでした。
何かつかんでいるはずですよ。
捲土重来というところだと思います。
ことし納めの九州場所ですが年間通算してどんな力士が活躍したかそれを見る指標は年間の勝率です。
稀勢の里はきのうを終えた段階で68勝です。
きょう稀勢の里が敗れて日馬富士が勝てば、2人並んでの68勝年間最多勝という可能性もあります。
年間最多勝はここ9年間ずっと白鵬の手にありました。
それが久しぶりに白鵬以外の力士に渡りました。
平成19年から9年連続で白鵬が年間最多勝を獲得しています。
右側の丸い数字は年間の中で何回優勝したかということです。
一度も優勝なしでの年間最多勝稀勢の里、年間最多勝の歴史上初めてです。
昭和32年に制定された年間最多賞ですが、初めての優勝なしでの受賞となりました。
どんな力士がたくさん取ってきたかといいますと、白鵬の連続9回です。
われらが北の富士さんは3回の受賞、輪島と千代の富士と一緒になりますね。
やっと日の目を見た感じです。
史上6位の数字ですね。
昭和44年から46年にかけて45年には玉の海と並んで75勝という数字がありましたがこれを意識しながら相撲を取るわけではないでしょうが。
そうなんですよね。
取ってる本人は、そんなに意識しないんですよ。
九州場所でも意識したりしませんか?しないんですね。
終わってみればいちばんことし勝っていたんだなと。
これは協会から出るんですか。
いいえ、新聞社ですね。
名誉だけでしょ?名誉というよりもそれほど重きを置かなかったような気がしますね。
平均して6場所活躍しなければ白鵬が残念ながら、ことし取れなかったのは全休がありましたからね。
全休さえなければ10年連続ということになりますね。
全休したから稀勢の里や日馬富士にチャンスが回ってきたんだよね。
僕は成績が安定していたような力士じゃなかったから、なかなか。
それでも北の富士さん3年連続3回、獲得しています。
昭和44年から46年です。
このあとの結果によっては並んで2人が10勝という受賞ということもありますね。
きょう稀勢の里は宝富士。
日馬富士は鶴竜と対戦です。
土俵は琴勇輝と隠岐の海。
どちらも今場所負け越しが決まっています。
琴勇輝は6勝8敗、隠岐の海は4勝10敗です。
隠岐の海は左の膝に分厚いサポーターをしてきました。
ちょっと今場所は実力者、もうひとつ、さえませんでした。
過去6回の対戦はすべて隠岐の海です。
琴勇輝の突っ張りがなかなか攻め込まれる場面もありますが完全には通じていません。
勝ったのは隠岐の海です。
7回の対戦、すべて隠岐の海です。
足が痛いんでしょうか。
顔をしかめました。
物言いがつきました。
少し遅れて物言いです。
勇んで出ていったときに土俵際で隠岐の海の足がどうかというところですね。
北の富士⇒問題ないように見えましたがね。
正面の審判長、藤島審判長がまず手を挙げました。
恐らくビデオ室で今の取組を見て意見の交換をして確認をしている最中だと思います。
藤島審判長です。
ただ今の協議について説明します。
行司軍配は隠岐の海有利と見て軍配を上げましたが隠岐の海の足が先に出ているのとはないかと物言いがつきましたが、協議した結果琴勇輝の体が先に飛んでいたということで隠岐の海の勝ちとします。
どうも琴勇輝にとっては取りにくそうな相撲でした。
7回の対戦すべて隠岐の海です。
しかし足はだいぶ悪そうですね。
悪そうですね。
彼もやっぱり若くないですからね。
それにしてもこの相手には強いですね隠岐の海。
勝ったのは隠岐の海でした。
八角部屋も北勝富士という新入幕力士が出てきました。
隠岐の海も奮起しなければ。
隠岐の海5勝10敗琴勇輝は6勝9敗で今場所を終えました。
今場所は3横綱4大関そして関脇小結には御嶽海という新三役もいましたが玉鷲がなんと小結が10番勝って来場所関脇の地位は間違いありません。
高安がもう一番勝っておきますと小結に残る可能性もあります。
隠岐の海と御嶽海は来場所平幕に下がってしまいます。
三役に上がれそうな力士は遠藤負け越しましたので正代。
来場所は関脇昇進が濃厚です。
あとはもう1人か2人なんですが松鳳山、宝富士、栃ノ心松鳳山は琴奨菊戦宝富士は稀勢の里です。
この場所、大関昇進を目指した高安が結局6勝8敗、負け越しとなりました。
今回は成就することができませんでした。
きょうは千秋楽、照ノ富士戦です。
舞の海さん、高安についてはどうですか。
動きが悪かったですね。
負け方が大関をねらうような力士の負け方ではなかったですね。
もしかするとこの10番、11番ときて今場所12番ということを意識しすぎて硬くなって守りに入ったのかなという気がしますね。
ですから今場所昇進は狙わなくても10番11番と持っていって来場所につなげればよかったと思うんですね。
大関というところに当然目がいったと思います高安。
残念ながら負け越し決定です。
高安が両方まわしを取りました。
寄り切り、高安の勝ち。
大関を破りました。
7勝8敗です。
照ノ富士は8勝7敗です。
7勝8敗、負け越しはしましたが来場所あるいは小結でとどまる可能性が出てきました高安です。
きょうの相撲はどうでしたか。
北の富士⇒何か精気のない相撲でしたね。
相手も元気がなかったんでよけいぴんとこない相撲だったですね。
力を一気に出すというところがないですね。
得意でない右四つになったんでしょうね。
今場所を通じて本当の力が出てこないような気がしましたね。
尾車さんが解説で指摘していましたが体が大きくなりすぎたんじゃないかと心配していましたね。
私も全く同感ですね。
体を大きくして力が湧いてくるのもいいかもしれませんがやはり、動きが鈍くなると何の役にも立ちませんね。
よけいな体重はいらんですね。
やっぱりみんな体を大きくしようと相撲のあたりだけが強くなって強くなると思い込んでいる節があるんでね、まだまだ。
今場所優勝した鶴竜などは自分で体重の管理をしながら太りすぎたらだめだということも考えながら取っていたそうですね。
これは偉いですね。
そうですね。
藤井さん過去の名横綱、名力士そんなに大きな力士はいませんよ。
普通は中ぐらいから少し上ですよね。
相撲の取りごろというのがあると思うんですね。
大きくすればいいというわけではないと思いますね。
そういう妄想に取りつかれないほうがいいですね。
日馬富士とか朝青龍平均よりも小さい力士が横綱になって時代を変えるチャンスだと思いましたがねそうならないですね。
体を大きくするということが日本人力士多くなりましたね。
鶴竜も特別大きな体ではありません。
千代の富士、北勝海だって体を大きくしようと思ったことなんてないと思いますよ。
今の相撲ですと139kg140kgは必要かもしれません。
140ですね。
舞の海⇒北の富士さんが相撲の取りごろの体格があるとしていましたが私もそう思いますね。
取りごろの体重を維持することによって相撲がおもしろい展開になるし相撲という競技の奥深さが出てくると思うんですね。
舞の海さんおっしゃるとおりではたき込み、引き落としの数がここ数年でどれだけ大きくなったのか少し引かれて落ちてしまうような力士では相撲とは言われないのではないか。
高安、照ノ富士戦を見ても上手の使い方、下手の使い方は技術がないですね。
ただ押し勝ってもやっているだけに見えてしまうんですね。
体重に走るのではなくて技術を磨いてほしいですね。
体重に走って失うものはたくさんありますからね。
日本の世の中が親が子どもに説教をしたりするというのが、だんだん減ってきたということもありますがその点相撲界もやはり親方が弟子に引き継いでいかないとだんだんそういうものが薄れていくんではないでしょうかね。
懸念ばかりが広がっていきます。
土俵は琴奨菊に松鳳山福岡県出身の両力士の対戦で大いに沸いています。
柳川出身の琴奨菊築上町出身の松鳳山福岡でいますと築上町は北東琴奨菊の柳川市は南西部です。
大関が攻めきりました。
柳川市出身の大関琴奨菊千秋楽勝ってようやく5勝目です。
松鳳山敗れて8勝7敗です。
地元の力士2人ということで大いに福岡国際センター沸きましたが番付どおり勝ったのは琴奨菊に大関です。
しかし琴奨菊5勝ことしの初場所の優勝からしますとどうですか。
北の富士⇒九州場所でなかったらブーイングですよね。
土俵がきれいに掃き清められました。
これより三役です。
画面左の前のほうに宝富士が上がってきました。
平幕力士が千秋楽そろい踏みです。
宝富士にとっては初めてです。
1年前の琴勇輝以来平幕の三役そろい踏みです。
そして優勝した鶴竜が後ろです。
3回目の幕内最高優勝を果たしました横綱鶴竜。
結びで日馬富士と対戦します。
行司は式守勘太夫です。
ことし、最後の場所九州場所、ことしの大相撲もあと3番です。
宝富士との大関の稀勢の里。
おととしの秋場所、寄り倒しで宝富士が勝ちましたがその後稀勢の里の11連勝中という対戦成績です。
年間最多勝が確定しました稀勢の里です。
しかし、夢をつかみかけて何度もその手から夢がこぼれ落ちるという繰り返しの年でした。
優勝なしで獲得する年間最多勝です。
初めてのことです。
この九州場所も逆転優勝が一瞬見えてきたところでまた終わってしまいました。
日馬富士が67勝ですから稀勢の里が負けて日馬富士が勝てば2人並んでの年間最多勝です。
舞の海⇒年間最多勝の話が出ましたが、でも私は大相撲のファンのほとんどが稀勢の里がなぜ優勝できないのかなぜここ一番の大切な相撲に勝てないのか疑問に思っている人が多いんではないでしょうか。
舞の海さんがそれを語りたいんではないですか。
正面の北の富士さんに聞きたいですね。
取組を終えてからにしましょうか。
宝富士のほうも大事な一番です。
ここ一番勝ちますとあるいは返り三役の夢も出てきます。
9勝5敗の宝富士と11勝3敗の稀勢の里です。
寄り切り、稀勢の里。
12勝3敗。
単独での年間最多勝が決まりました。
そして宝富士は9勝6敗で来場所の返り三役は栃ノ心になる可能性があります。
役相撲にかのう。
懸賞金に矢がついています。
なぜ稀勢の里がここぞというときに夢を逃し続けているのかということですが、どうですか。
そんなこと分かっていたらとうに教えているよ。
これが相撲の難しいところでね10勝というのが。
それにしても難しすぎませんか。
左四つになったらほとんど負けませんよね。
左四つを徹底してほしいんだけどね。
弱気の虫が時々ちょっと顔を出すんですが、この人は。
松ヶ根審判部長がもう少し基本だけどしこをふまなきゃだめだと話しています。
3回踏んだら休みでは何もならないと話しています。
それは白鵬の入念な準備運動、しこその動作を、見習わなければいけないですね。
しこは少ないんですかね。
立ち腰が直らないんですね。
これだけ全国の大相撲ファンがなんとかしてくれと。
確かに大関としては抜群の安定感がありますからね。
大関で終わるのはそれでいいけど上にいってもらいたいよね。
今場所は3横綱をすべてなぎ倒しました。
来年の初場所綱取りにつながるかどうか、今のところ何とも言えません。
土俵上は白鵬と豪栄道。
結び前の一番です。
今場所綱取りを目指した豪栄道は9勝5敗です。
休場明けの白鵬は10勝4敗です。
九州場所三日目、史上通算1000勝を達成しました白鵬。
きのうまで積み上げた白星は1007勝。
休場明けでの復活優勝はなりませんでした。
38回目の優勝も逃しました。
白鵬のことし最後の取組になります。
豪栄道戦です。
このところ白鵬6連勝中です。
先場所は豪栄道が全勝優勝ですが白鵬は休場で対戦がありませんでした。
今場所白鵬が、北の富士さんに結局、休場明け本来の力を発揮できませんでした。
新しい年でどんな存在感を見せるかですね。
案外、白鵬の頭の中には今場所はとりあえず全休開けだからとにかく15日間出ると、そういう気持ちでならしておいて初場所から持っていこうというそういう計算もあるかもしれませんね。
まず試運転をしてということですかね。
そうです。
足慣らしをしておこうとそういうことじゃないかと思うんですね。
まだまだ白鵬の記録は衰えていませんか。
ないと思いますよ。
白鵬あと何年かやるっていうんでしょう。
まだまだ本人には東京オリンピックまでもということも言っています。
対戦相手は豪栄道。
上手出し投げ、白鵬の勝ち。
白鵬勝って11勝4敗。
豪栄道は9勝6敗で終わりました。
きのうも鶴竜のうまい出し投げに敗れました。
きょうもかわされて白鵬の出し投げに敗れました。
きょうの取り口あたりはどうですか白鵬。
来場所に向けての相撲ですよね。
いろんなことをやってみようと今場所はね。
最後だからと。
まともに組み合う形じゃありませんでしたね。
計算に入っているかもしれません。
豪栄道は悔しいですね。
9番で終わりましたね。
最後は自分の相撲もちょっと取れなかったですね。
相手が考えてきているもんねやっぱり。
舞の海さん豪栄道についてはどうですか。
きょうの負け方を見ますと。
今場所、ほかの黒星もですね同じような負け方ですね。
とにかく相手の動きをしっかりと見ずに体だけ預けていってで勝負を急ぐ。
土俵際まで押し込んだらきょうの相撲でもじっとしていたら白鵬もはたいてくるかもしれませんね。
それを待ってもいいんですね。
横綱をねらうのであれば土俵際の詰めをもっともっとしっかりと磨いていったほうがいいと思います。
いよいよことし最後の一番です。
式守伊之助。
この1年納めの千秋楽の触れです。
ことしの大相撲、最後の一番です。
場所前に時津風部屋での稽古のあとに、少し話をしますと穏やかな表情で腰の状態もそうで以前痛めていた肩の状態もかなりよくなって数場所の中では最も順調に初日を迎えることができると鶴竜は話していました。
そのとおりの場所になりました。
長女のアニルランちゃんが1歳半になります。
テレビに映っていると娘がテレビにやってきてテレビをなでるようにするんだと子どものことをとても目を細めて幸せそうな表情で言いました。
毎日奥様が動く映像を送ってくれるそうです。
心を癒やしながら15日間を過ごしてきました、鶴竜です。
7場所ぶり3回目の幕内最高優勝の鶴竜、北の富士さん、最もやはり安定していたということが間違いなくありますね。
そうですね、もともとこの人はいろいろな相撲を取れる。
期待された力士ですもんね。
時には器用すぎて、きちんとした型がないということも言われましたけどね。
どうしても、見た感じがね本当におとなしいからね。
ちょっと分かりませんよね。
心に秘めるものは相当強いものを持っています。
対戦相手は日馬富士です。
寄り切り、鶴竜の勝ち。
14勝1敗。
3回目の優勝に千秋楽もう1つ白星を加えて花を添えました。
日馬富士は終盤は足をかばうような姿が見られましたがやはりふんばることができませんでした日馬富士。
花束を優勝力士がもらうのは珍しい光景ですね。
何か自分が成長したという話をしていました鶴竜です。
方屋は西でしたがその鶴竜が優勝力士の大いちょう、表彰式のために結い直すのは東の支度部屋と決まっています。
そのために今移動しています。
向正面の奥に移動して東の支度部屋のいちばん奥きょうまでは日馬富士が明荷をあけていた場所です。
賜盃を抱くことになります鶴竜です。
1つは横綱として北の富士さんもおっしゃっていましたがほっとした気持ちが大きいんではないかと思いますね。
そうですね、ほっとしてきょうは相撲に余裕が出ましたね。
そのあたりに押し込まれても余裕を持って残して反撃が速かったですね。
立ち合いから日馬富士は一気の相撲を見せました。
余裕ですね鶴竜。
ばっと寄りましたね。
14勝1敗しかも14番の白星の中身がこれまで、優勝とは格段と違いますね。
そうでしょう14勝というのは13勝とだいぶ気分が違いますからね。
2年前の九州場所で同じように10連勝のあと稀勢の里に敗れてそこから崩れていった場所がありました。
その後、成長したかもしれないと鶴竜は言っています。
大いちょうを結い直しながら記者からの質問に答えている鶴竜です。
幕内のきょうの結果です。
向正面は舞の海秀平さんです。
鶴竜の14勝1敗の久々の優勝どのように見ますか。
舞の海⇒15日間通してほとんど危なげなかったですね。
取り口も力強いし先ほども言いましたが出し投げがまた光っていました。
よく決まっていました。
あと、けがをして腰痛がありましたよね。
肩を痛めたのも長かったですね。
肩もありましたね。
治療しているときというのは不安だったと思います。
相撲勘はどうなのか体の張りはどうなのか。
横綱としての成績を収められるのか、いろんなこと考えていたと思います。
改めて今場所14勝の中から6番をご覧いただきます。
実況⇒鶴竜が起こして押し出しました。
上手出し投げで隠岐の海を破りました。
下手ひねりで玉鷲を下しました。
寄り切って白鵬に勝ちました。
豪栄道に上手出し投げで勝った鶴竜です。
鶴竜優勝決定。
ことし最後の大相撲最後の一番です。
寄り切って鶴竜の勝ち。
14勝1敗、3回目の優勝に千秋楽もう1つ白星を加えて花を添えました。
藤井⇒見事な内容での14勝1敗の成績での優勝でした。
やはり今の相撲を振り返ってみても攻める相撲とうまさが光る場所だったようですね。
北の富士⇒うまかったですね。
玉鷲との相撲だって悪いときだったら引いてしまうんですよね。
でも相撲は引いていませんでした。
向こうの攻めが強いだけで気力も充実してましたねこうして見てみると。
白星が重なってだんだん体にも自信というものが湧いてきたのではないかと思います引かないということは。
そうだと思いますね。
やっぱり振り返ってみると強いなと思いますね。
強ければ優勝に結び付くんだというのが分かる映像だったと思います。
どうでしょうか、鶴竜も当然、白鵬日馬富士と同世代であるわけですけれども何か自信をつけていけば自在の横綱ということでもっともっと力が湧いてくるのではないかと思うんですがどうですか。
体つきも張りがあってまだまだ十分ありますからね。
けがをするようなタイプじゃないんだよね、見ていると。
やわらかくてですね。
体の面では日馬富士、白鵬よりも持ちこたえるんじゃないかな。
そういうものを持っていますよ。
それもこれもやはり体重の管理などもしながら決して大きくならないように今の体でいいという考え方ですね。
抜群にバランスがいいですよね。
舞の海⇒それから以前は押し込まれてのけぞってやわらかさでしのいでいましたけれども今場所の相撲を見ると芯がしっかりとしていますね体勢が崩れませんね、押されても。
横綱にそういう言い方をするのはちょっと失礼かもしれませんが芯の強さというのは確かにありますね。
娘さんですかねそして奥さんでしょうか。
アニルランちゃんと奥様のムンフザヤさんでしょうか。
大正15年1926年の一月場所から優勝力士だけが抱くことができる賜盃です。
最初は横綱常ノ花11戦全勝でした。
国歌君が代の斉唱であります。
館内アナウンス⇒皆様ご起立願います。
航空自衛隊西部航空音楽隊の演奏による前奏に引き続きご唱和くだ歳前奏に引き続きご唱和ください。
♪〜
(君が代)
拍手
館内アナウンス⇒平成28年十一月場所幕内最高優勝は横綱鶴竜力三郎成績は14勝1敗であります。
拍手
藤井⇒表彰式です。
館内アナウンス⇒初めに賜盃拝戴。
表彰状賜盃鶴竜力三郎殿右は平成28年九州場所において成績優秀により賜盃にその名を刻し永く名誉を表彰する平成28年11月27日公益財団法人日本相撲協会
拍手
7場所ぶりの賜盃です。
重さ29kg、高さ1m70cm大正15年にこの賜盃が優勝力士に贈られることになりました。
それまで相撲協会は東京と大阪に分かれていました。
東京の相撲だけが賜盃を拝受するのはおそれ多いということでそこで大阪と東京が合併した歴史があります。
恐らく賜盃の重み、そして優勝旗かみしめている横綱鶴竜だと思います。
このあと内閣総理大臣賞こちらは賜盃よりも重い40kg余りあります。
拍手
地元の麻生太郎さんですね。
副総理兼財務大臣兼金融担当大臣です。
表彰状内閣総理大臣杯鶴竜力三郎殿あなたは平成28年十一月場所において成績優秀により内閣総理大臣杯にその名を刻し永く名誉を表彰します平成28年11月27日内閣総理大臣安倍晋三代読昭和42年に当時の佐藤栄作総理大臣と双葉山の時津風理事長との間でこの40kgを超える内閣総理大臣杯を優勝者に贈ることが決まってちょっと鶴竜の顔にも笑みがこぼれました。
来年、この内閣総理大臣杯は50年目を迎えます。
続いて優勝インタビューです。
優勝インタビューです。
3回目の優勝、鶴竜関です。
おめでとうございます。
鶴竜⇒ありがとうございます。
拍手
7場所ぶりに抱いた賜盃の感触はいかがでしたか。
また違った意味で本当にうれしいです。
違った意味というのはどういうところですか。
ここ1年、2年というのはけがに苦しんでなかなか思うようにいかなくて、体と気持ちが絡み合わなかったのででもその中でくさらずにやってきてそれがこうやって最後にいい形になっていい結果が出て本当によかったです。
拍手と歓声
この1年はけがにも苦しみました。
なかなか優勝争いにも絡めませんでした。
何がいちばん苦しかったでしょうか。
やっぱり横綱として責任を果たせないというのがいちばん悔しかったし苦しかったですね。
どんなことが支えになって今場所の優勝につながったんでしょう。
それはもちろん、僕が入ったときから応援してくれたファンの皆さん、もちろん自分の家族もそうですけれども親方、おかみさん、すべての支えがあって今の自分があります。
家族の支え。
館内のお客様はちょっと分からないでしょうが支度部屋から出てくるときに、奥様からの祝福のキスがありました。
どんな感じでしたか。
拍手と歓声
最高です。
今場所の相撲も振り返っていただきたいんですが初日から白星が連なってきました。
鶴竜関らしい相撲が取れたのではないですか。
やっと落ち着いて自分の相撲が取れるようになってきたかなという感じですね。
十一日目、大関稀勢の里関に敗れてしまってそこから切り替え立て直しはどのようにしてきたんですか。
およそ2年前に全く同じことがあってそのままずるずるいって終わっちゃったんですけれども今度は絶対、そうはいかないようにとここで成長したところを見せなくちゃという強い気持ちを持っていきました。
拍手
前回の優勝は白鵬関日馬富士関が休場、一人横綱の状態でした。
今場所は、その2人も破りました。
達成感がありましたか。
3横綱そろっている中で優勝したいという目標もありましたしそれを達成できて本当によかったなと思います。
拍手
それと、ここ九州は横綱の井筒部屋大変ゆかりの深い地でもあります。
九州で優勝できたということその感慨はいかがですか。
本当に先ほど言ったように2年前に止まっていた時間がやっと動きだしました。
拍手
こうして時間が動きだして1年納めの場所優勝できました。
来年は横綱にとってどんな年にしたいですか。
この気持ちを忘れずにまたさらに成長していきたいなと思います。
拍手
お客様から連覇だという声もありました。
いかがですか。
頑張ります!すばらしい相撲でした。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
藤井⇒敗れたあとに集中し直して栄冠をつかみました。
これから表彰はチェコを始めモンゴル、メキシコ、フランスハンガリー、アラブ首長国連邦など海外からの表彰が続きます。
藤井⇒北の富士さん、横綱とはいえこうして1つ、いい形で優勝をつかみ取ったことによってまた自信が出てくるということはありますでしょうか?北の富士⇒たぶんあると思います。
特に僕らなんか、大鵬さんに勝って優勝となるとねひと味全然違うんですよね。
ということは鶴竜も言っていました。
3横綱いる中での優勝というものを目標にしていたということで鶴竜にとっては手応えになった場所だと思います。
八角理事長の談話です。
ことし1年について取組内容期待に応えられたし、お客さんが入ったし、ほっとしています。
ことし5人の力士が優勝したわけですが優勝争いが予想しづらくなっている、来年もおもしろくなるんじゃないか今場所の鶴竜については立派、きょうも内容がよかった。
ことし最後の相撲をしっかりと締めてくれましたと話していました。
稀勢の里については、大関としてはよくやったと常に優勝争いに入っていた年間最多勝はその証しではないかただ周りの期待が大きいだけにそれ以上のもの足りなさを感じます。
来年も最多勝を取るぐらいの気持ちで取れば上に上がれるんではないかと話していました。
来場所については、それは雰囲気と内容次第ではないかと明言は避けました。
稀勢の里の来場所の横綱昇進についてですね。
最初から綱取りの場所というには難しいかもしれませんね。
稀勢の里にとってはいよいよ本当にこれが最後だというぐらいの気持ちで臨まなければならない年になってくるでしょう。
ことし5人が優勝平成12年以来16年ぶりの多さです。
平成12年は曙、武蔵丸、武双山魁皇、貴闘力と5人が優勝しました。
まだまだ鶴竜の表彰が続きます。
向正面の舞の海さん。
鶴竜、何かつかんだものはありますでしょうか。
舞の海⇒立ち合いが厳しくなりましたしね、取り口が、大変失礼ですけれど以前よりも力強くなりましたね。
自信とともに、またまたもっと力になってくるんじゃないでしょうかね。
そうなってくると思います。
あとインタビューでしみじみとした、飾り気のないそれでいながら語彙が豊富で表現力豊かなこの鶴竜の頭のよさすばらしいなと思いました。
止まっていた時が、動き始めたという表現でしたね。
私、アナウンサーを三十数年間やっていて使ったことがないような表現でした。
頭のよさが、当然相撲にも必要だと思いますけれど。
日本語も上達したからこそ親方とか指導されたりするときに理解力がほかの力士よりもさらに大きいんじゃないかなと思います。
語学も堪能な鶴竜です。
お姉さんはシカゴに在住していたことがありました。
英語やロシア語もそれぞれできるという優秀な家庭に育ちました。
北の富士さんこの1年間を振り返ってどんなことが残っていますか。
北の富士⇒最後、鶴竜の優勝でよかったなというのがまずありますね。
それと八角理事長の談話にあったように来場所から誰が優勝するのか予想がつきにくいと。
絶対に白鵬という言い方もできませんか。
そうですね。
それは白鵬もよし、とそれに向かって闘争心を新たにして燃えてくれればまたおもしろいし。
ことしは横綱昇進なるかなるかと言われながら残念ながら届きませんでしたが稀勢の里、来年はどうでしょう。
大関何人かいますけれど。
どうでしょうね今場所、大事な場所ですね。
琴奨菊7勝を挙げたか知らんけどかなり手痛い仕返しを受けましたからね、壁の厚さとそれを感じさせないでいくのはね稀勢の里しかいないと思うんですよ。
まずは優勝というものがなければなりませんからね。
それがなければ始まらない。
時が動かない。
正代ですとかね、遠藤もだいぶ戻ってきましたし、なんといっても最近感じるのは豪栄道、稀勢の里3横綱の力がきっ抗してきて予想がつかなくなってきました。
やってみなければ分からないという展開になってきてこれからまた盛り上がってきそうな気がします。
来年の大相撲、舞の海さんまた解説をお願いすることになりますがどんな年になってほしいですか?優勝争いもそうですが横綱、大関以外でも今場所のように遠藤や玉鷲とかが上位を引っかき回しましたよね。
こういう力士が1人、2人、3人と出てくるようなあつい場所になってほしいなと思います。
舞の海さんの解説、気持ちよくことばが出てくるようになれば相撲がおもしろいんだなと思います。
相撲の技術が上がっていくと解説のしがいがあります。
解説者を困らせることになりますからね、ぜひ、困ってみたいと思います。
来年もよろしくお願いします。
続いてNHKの金杯の授与です。
表彰状鶴竜力三郎殿あなたは、平成28年大相撲九州場所において連日健闘されよく優勝の栄冠を得られましたここに表彰いたします平成28年11月27日日本放送協会会長籾井勝人北の富士さん、どんな新しい年期待しますか?舞の海さんが言ったとおり相撲がよくなってきましたしつまらん向正面からの質問をやめてほしいんだ。
♪〜「大相撲九州場所千秋楽」をお伝えしました2016/11/27(日) 15:30〜18:00
NHK総合1・神戸
大相撲九州場所 千秋楽 ▽平成28年最後の土俵[二][字]

▽優勝鶴竜は日馬富士戦 稀勢の里・単独最多勝なるか (3:40)「幕内取組」 【解説】正面(幕内)北の富士勝昭,向正面(幕内)舞の海秀平

詳細情報
番組内容
▽優勝鶴竜は日馬富士戦 稀勢の里・単独最多勝なるか (3:40)「幕内取組」 【解説】正面(幕内)北の富士勝昭,向正面(幕内)舞の海秀平,【アナウンサー】正面(幕内)藤井康生 <副音声>【ゲスト】ドリン・シモンズ,【実況】ロス・ミハラ,【通訳】大山ひろ子 〜福岡国際センターから中継〜
出演者
【出演】【解説】正面(幕内)北の富士勝昭,向正面(幕内)舞の海秀平,【アナウンサー】正面(幕内)藤井康生,<副音声>【ゲスト】ドリン・シモンズ,【実況】ロス・ミハラ,【通訳】大山ひろ子