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書き起こし 徹子の部屋 和太鼓奏者・林英哲 2016.11.30

(演奏)
(黒柳)すごいです。
見事な演奏。
ご注目ください。
お入りください。
世界が認める和太鼓の第一人者の演奏です。
林英哲さん。
(うちわ太鼓)「くろやなぎてつこ」「トットちゃんトットちゃんトトトトトトトト」こんにちは。
ありがとうございました。
どうも。
林英哲さんです。
こんにちは。
いや随分いい音がするもんですね張りのある。
これうちわ太鼓っていいましてねうちわに似てますから。
手持ちでやるものなんですけども。
そうですか。
大きいの小さいのあるんですよ色々。
今日色々お話伺わせていただきます。
はい。
よろしくお願いします。
45周年?はい。
もうね19から始めました。
こんな長くやるつもりじゃなかったんですけど45年経ってしまいまして。
なんか私に初めてお会いになった時にすごくびっくりしたことがあった?そうなの。
永六輔さんがよくライブっていうか自分で演出とかをされて確かあれ渋谷公会堂か…だったと思うんですけど黒柳さんもお出になって確か坂本九さんとおいでになった…。
そうそうそう。
渋谷公会堂。
そう。
それで僕は袖で…出てたかどうかはちょっとわからないんですけど袖で…ご縁があったんで見てたんです。
黒柳さん僕の目の前をお通りになって長いドレスをお召しになってて。
僕の前を通る時にドレスをこうやりながら「ごめんあそばせ」って言われたんで…。
僕田舎から出てきて21〜22ですから「ごめんあそばせ」っていう言葉を話す生の人を初めて見たんです。
ハハハ…。
あっ黒柳さんすごいって思ってそれで。
すごい印象ですそれ。
驚かせてごめんあそばせ。
黒柳さんご存じないと思います。
全然覚えてませんでした。
あの頃はそんな言葉使ってましたね。
この頃だんだん言葉が悪くなりましたね。
そうでしたか。
あんな優雅な言葉をね自然にスッと出るっていうのはこの方はすごいっていうふうに思いましたよあれ。
それにしてもこの間の永さんの青山葬儀所でのあなたの太鼓は本当に心に染みるものがありました。
ありがとうございます。
本当に…。
ちょっと映像ありますのでちょっと見ていただいてよろしいですか?「
(太鼓)」3枚とも永さんです。
そうですね。
「永六輔!永六輔!」「
(太鼓)」「永六輔!永六輔!」「
(太鼓)」
(林)「永六輔!永六輔!」「
(太鼓)」
(きたやま)「奉納太鼓は林英哲」きたやまおさむさん。
そうですね。

(太鼓)」「
(太鼓)」吉行和子さんがねこの時おいでになって「“永六輔”って叫びながら英哲が太鼓を打つのを聞いて私は泣いたわよ」って仰って。
本当?ああいうお葬式で太鼓をお叩きになることってたまにあるんですか?いやないない。
ないんですよ。
永さんは僕が18の時からお目にかかってある時なんか急に「僕が亡くなった時は今わの際から英哲の太鼓を打ってもらってそのまま向こう側に行ってあとお参りの人がご焼香かなんかにねおいでになる時もずっと英哲の太鼓が鳴ってるっていうふうにそういうお葬式をしたい」っていうふうに勝手にいつの間にか仰るようになったんです。
そういうことだったんでこの間のお別れ会…。
今わの際に永さんの枕元で太鼓を打つなんてことできませんからこの間のお別れ会ではお嬢さんの千絵さんがね「ぜひじゃあやってください」と。
「父の希望ですから」って。
あとは皆さんが献花をされる時も太鼓を打ってくださいって。
一番最初黒柳さんだったので…。
で僕が太鼓をやるっていうことはねその時ご存じなかったんです。
そうなんです。
黒柳さんがお花をこうされた時に僕がドンッてやったので黒柳さんウッて…。
そう。
永さんが向こう側で喜んでくださってればねいいなと思って。
45周年やっていらっしゃるんですけど失神寸前なんですって?もう。
太鼓って。
あのですね太鼓を打ってる時にほとんど呼吸をするタイミングがないんですよ。
力を入れるので息を吐き続けなきゃいけない。
途中で例えばさっきみたいに「永六輔永六輔」と叫ぶとかねちょっと木遣りのような歌を歌ったりもするんですが。
そうすると息を吐きっぱなしなのでもう完全に酸欠状態でやってる感じですからねなかなか苦しいです。
なるほど。
それではちょっとVTRでコンサートの模様を皆さんもご覧になりたいと思いますのでね英哲さんの太鼓演奏の様子をちょっとご覧ください。
これは5年前だそうです。
はい。
サントリーホールでですね。
6年前。

(演奏)あっ古澤巌さんのバイオリン。
はい。
バイオリンが古澤巌さんでパイプオルガン鈴木隆太さん。
これはヴィターリの『シャコンヌ』を…。
太鼓が入るなんてことはない曲なんですけどサントリーホールでしかできないからやろうっていうことで。
いいですね。
古澤巌さんねもう本当に全く…今一番ピアノうまい…ピアノじゃないや。
バイオリンのうまい方なんですから。
はい。
これも一応古澤さんは譜面どおりにねおやりになってそれに僕が太鼓どう絡めばいいかっていうのは色々自分で考えて一緒にやっていただきました。
でもコンサートをおやりになるともう本当にマラソンをやったぐらいの疲労度?そうですね。
あの…「体重が何キロ減るの?」ってよく聞かれるんですが楽屋に体重計ないですからね何キロ減ってるかはわからないですけど相当消耗はします。
でもあれですよねお顔全然しわがなくてツルツル。
それやっぱりあれでしょうかね?なんかやっぱりおなかに力を入れて…入れることがいいんでしょうかね?あのね要するに筋肉運動です。
それでやってると腕をたくさん使ってるように思われるんですけど結構足が大変なんです。
だから長時間やりますとね足に痙攣がくる。
手は持つんですけど足のほうが大変。
っていうことは両手両足の筋肉は全部使っているので筋肉を使ってると血管が若いらしいですよ。
なるほど。
今64歳で?64です。
64でいらっしゃるのよ。
こんなにツルツルしてお若いんですからびっくり…。
やっぱり太鼓は体にいいのかもしれないと思えますね。
…と思いますね。
それで両手だけではなくて今言ったように足も使うので四つ足歩行の時の形に近いらしいです。
そうですね。
直立する前の人間がやってた行動に近いから健康が保てるって言われたことありますね。
なるほどね。
でもそれにしても随分おやりになる前は…さっきオペラ歌手みたいに発声なさるのね。
楽屋で。
そうそうそうそう。
あれねやっておかないと上のほうの音って普通の状態ではやっぱりもう出ないですから。
ちょっと事前に声出しておかないと。
それからこうやってお話しをする時はねそれはやっぱり若い時と違うのはすぐにはこうスムーズな声にならないんですよ。
これ俳優さんとか皆さんもね黒柳さんもおやりになるだろうと思いますけど声を舞台でとにかく出したりちょっと張って出すっていうのは事前に多少はやっぱりやっておかないと…。
こういうところに教えておかないとね出すぞって。
声帯は自分の思うようにすぐ動きませんから。
なるほど。
すごいの…。
私ね太鼓の音が聞こえるかなと思ったら「オーオオー!」…。
それでは林英哲さんが二十歳の頃に太鼓をお打ちになるすさまじい映像がございますので…。
20代ですね。
二十歳ではなかったんですけど。
20代ですね。
20を過ぎた頃です。
はい。
はい。
その映画…『ざ・鬼太鼓座』というのですけどもその映画をちょっとご覧ください。
ああすごい。
こういうのを走るんだ。
はい。
こういう訓練をしてましたんでね。

 

 

 


「うわー!」フフフ…。
フフフ…。
これは新潟の街中のロケで…。
すごい。
こんな格好で。
うわー。
『屋台囃子』20代の頃はこんな感じでずっとやってました。
すごいですね。
足に挟んで…。
はい。
いやあ…。
ああ短かったんですけど…。
三十何年前ですからね。
ご自分の…三十何年前をご覧になるとどんな感じですか?久々に…。
よく頑張ってたと思います。
あんなもう全身日焼けしてねふんどし一本で。
これででも世界中を公演して…。
本当ね。
随分色んなところでなさいましたよね。
はい。
行きました。
本当。
でも昔は太鼓は30ぐらいまで…30歳ぐらいまでっていうふうに?そう。
こんな打ち方ですから。
でこれが10分ぐらい続くような曲をね一つのコンサートで2時間近くやるわけですね。
わあー…。
もうこんなしんどいことを30過ぎてできない。
よく野球のピッチャーなんかもねだんだん…そんな長くはできないですねピッチャーは特に。
そうですね。
あのような感じで30過ぎたらもうこれはなんか別なことを考えないと生きていけないなと思ってましたけど。
でも今64歳でいらっしゃいますね。
はい。
でも全然息が切れないのはなんか特別な方法を考え出した?息は切れるんです。
切れるんですか?さすがに息も絶え絶えではあるんですがただ20代の時より技が増えたっていいますかね激しい打ち方だけではない表現もできるようになったんで。
昔はね車でいえばもうアクセル踏みっぱなしみたいな演奏しかできなかったんですぐガソリンがなくなるんです。
だからステージの後半のほうはもう本当に息絶え絶え。
ところが今はアクセルを必要な時だけちょっと踏んで要するに省エネ運転みたいなことができるようになったんで昔より表現力もできたし長い演奏もできるようになったんで。
まさかこんなことができるようになるとは思わなかったですね若い頃。
ご自分が想像なすったよりも30年以上も長くずっと演奏できる。
手をちょっと見せていただいてよろしいですか?はい。
マメとかは全然ない…あっ!何にもないんだマメが。
皆さんすごい。
マメ一つもない。
マメないですね。
これがね不思議なこと。
若い頃はガチガチにマメができるんですよ。
奇麗な手。
ありがとうございます。
えー…マメない。
全然どこにも。
だんだんねマメできなくなっちゃう。
どこにも皆さんないですよ。
すごく奇麗。
練習はしてるんですけど。
あら。
若い時は皮はむけるわ血だらけになるわ。
そうでしょう。
ガチガチの厚い皮にどんどんなっていったんですけど。
今やわらかいですよね。
今全然できなくて。
でもあれですね私全然手相わからない人間ですけど随分手相の人が見たらはっきりしてる手相ですね…。
ありがとうございます。
いいんだかどうだかわからないんですけど。
いいんですよ。
いっぱいこんなにあるんですから。
わからなくてもこうやって…。
でもね本当奇麗な手でびっくりしちゃう。
おかげさまでね。
やっぱり皆さんと握手なすったりなんかしてもみんな「わっ奇麗な手だね」と仰るでしょ?そうなんです。
さぞすごい手だろうとね皆さん思われるんでがっかりされるのがなんか申し訳なくてですね。
いやいや。
でもそのほうが驚きますよやっぱり。
あるところを通り越したんだなっていう手ですよそれはね。
でもあれですってねなんか1000回ジャンプ…立ったまんまでジャンプなさるの?はい。
それはねウォームアップでね…。
1000回?練習の時も。
1000回。
わあー。
さっきの声出しもやりながら要するに太鼓…。
あの時跳ねてらしたの?そうそう。
跳ねてやってるんですあれ。
ずっとその場ジャンプをしながら…。
ジャンプをするのがね短時間で一番心拍数が上がるんですよ。
そうですか。
血行がすぐ良くなる。
ただ心臓には負担が掛かるんで慣れてない人がそれをいきなりやるとちょっとくらっとしたりするんですけど僕は長年やってるんで。
楽屋でできることって考えたらジャンプ。
それも最初500回だったんですけどそれをふた回し…1000回。
はあ…。
それで本番の時にいきなりアクセルガッと踏んでもダーッと走れるようになった。
ちゃんと下準備ができてるからってことでしょうね。
なるほどね。
やっぱりそういうの必要なのかな?ちょっとずつそういうね色んなことをしないと…。
昔は何ていうか気力と根性だけでやるとか出来が悪いと「気力がないからだ」みたいなことを言われてたんですけど今やね気力や根性では打てないんですよ。
ちゃんとウォームアップをして食事も気を付けたり健康管理もしないとこの年になるとやっぱりさすがにきついですから。
永さんはどんな時でもあなたが演奏会をなさる時には来てくれていたし色んなことを言ってくだすって。
はい。
あんまりね褒めてはくださらなかったんですけど必ずおいでになりました。
ありがたいです。
『題名のない音楽会』に林英哲さんがお出になった時のVTRを『題名のない音楽会』ですけどちょっとご覧いただいて…。
「そこらにあると言ったら変ですけど全部これ台所にあるものばかりですんで」
(林)「色々今日は並べていただいたんですが…」
(永)「叩けるだけ叩く」「太鼓を叩くのと同じようにリズムを楽しんでほしいと」「僕以外は全部叩いて結構です」久しぶりに見たけど随分変なものが並んでますね。
本当ね。

(演奏)すごい。
(永)「そのまま続けて」フフフ…。
永さんも…。
これはね「英哲が太鼓を打てるのはみんな知ってるんだから太鼓しか打てないようじゃ駄目だから何でも叩けるものは叩け」って…。
永さんが?色んなものをやらされましたよこういうのとか。
竹やぶを叩かされたこともあります。
竹やぶ?竹やぶを。
竹やぶ入って竹をこうやって。
でも竹やぶって…竹っていい音しますね。
いい音するんです。
すごくいい音します。
そうですか。
今前にガラスのグラスが並びましたけど。
今日はねだから黒柳さんとなんかやってみようっていうことで。
あら嬉しい。
何を?このコップをね…。
(コップを叩く音)あら奇麗。
奇麗な音しますよね。
それで黒柳さんにはこのさっきの太鼓を…。
あら大変。
ちょっとやっていただいて。
それでこれは…?トントントン。
どのぐらい…このぐらい?このぐらいの感じで。
はい。
(うちわ太鼓)「太鼓打つ子ら」「せなに滴る夢の汗よ」
(拍手)すごいですね。
今のはね八丈島の太鼓のお囃子の歌なんですけどそれに歌詞をちょっと付け替えてこういう音程があるものを伴奏にするとちょっと歌いやすくなる。
音程があるものっていってもそれはただお水の量を…。
そうそう。
これは同じコップなんですけど…。
(コップを叩く音)音程違いますよね。
それで水を入れると…。
本当だ本当だ。
ちょっとこう…。
この…。
(コップを叩く音)ファンファ〜ンみたいな…。
(コップを叩く音)ちょっと面白いでしょ?これ。
本当だ。
それで水の量を変えるとね音程が変わるんですよ。
(コップを叩く音)本当だ。
ねえ。
すごく面白い。
(コップを叩く音)フフフ…。
(コップを叩く音)だから…。
そうそうそう。
よく永さんは本番が終わったあとの打ち上げなんかで「なんかやってみせろ」って言うんです。
太鼓はないですから打ち上げ会場に。
「お前はね太鼓しか打てないようじゃ駄目だから何でも叩きなさい」って言うんで。
で僕がこうガラスをこうやって小室等さんがギターで歌を歌ったりしてその伴奏をこうやると…。
でも奇麗なものですね。
『比叡おろし』っていう寒い歌なんかはこのガラスの音がよく合うんで。
ほう…。
一時期そういうのを随分やらされましたね。
そうですか。
はい。
あの人も意地が悪いからそういうところね…。
もうねそういうむちゃぶりばかりいつも。
むちゃぶりそうそう。
でもさっきの『題名のない音楽会』は随分色んなものをあれでしたよね。
はいはい。
あれだから面白いって…テレビ見てる人が面白いだろうからっていうことで。
そうですよね。
みんなも家でやれる…。
でもやっぱりこれ何の皮ですか?随分よく鳴る音ですねこれ。
これはね牛。
牛です。
牛ですか。
牛。
牛の皮も厚いところとか薄いところとか牛の体に色々場所があって薄いところを使ってるみたいです。
打楽器として使うと面白いんで。
違う。
何でも叩いてみたらどうかなと…。
永さんみたいですよ黒柳さん。
ハハハ…。
面白いですねこういうの。
でも私ねジョージ川口さんにね頼んだことあるんですよ弟子にしてほしいって。
あら。
若い時ですよ。
そしたらね「嫌だ」って言うの。
「女はリズムが悪いから」って。
私が一生懸命リズムやったら「悪くはないけど教えたくない」って言われてね断られちゃったの。
そうですか。
本当はドラムやりたかったんですけど。
そうですか?うわー。
ジャーンと鳴らしたくてねああいいなと思ってね。
ありがとうございます。
はい。
それは見たかった…。
ジョージさんなんで断っちゃった…。
でも何だか「女は嫌だ」って言いましたよ。
「女は大体リズムが悪い」とか。
でも永さんの助言が色々あった中に「さだまさしを」…「さだまさしを見習え」っていうのがあったんですって?僕はねああやってもうなんか真剣にやってると。
「お前ずっと真剣にやってるの大変なんだからちゃんと間間のね曲の間の喋りとか上手になりなさい」と。
「お前は喋りが駄目だ」と。
「さだまさしを見てみろ」「9割喋ってる」って。
なるほど。
「お前もそのぐらいできるようになりなさい」って随分言われました。
そうですか。
でもあれですね太鼓っていうものは赤ちゃんが寝るんですって?そうなの。
これが不思議なことでね。
このぐらいの太鼓はねあんまり違うんですけど大きな太鼓っていうのはね低周波から高周波まで実は全部鳴るんですよ。
鳴ってるんですあれ。
低い音しか出ないように思いますけど日本の太鼓は面白くて雑音成分が多い。
だからはっきり言えばやかましい音なんですけど。
その音で赤ちゃんが寝る。
これなんでかっていうとおなかにいる時に聞いてる周波数とそっくりなの。
ほう…。
お母さんの心臓がドドッドドッていってるのが単なる「ドドッ」じゃなくて赤ちゃんにはワワーワワーワワーみたいに聞こえてるらしいんですね全身で。
その全身で音を浴びてる感覚に近くなるんで…太鼓は空気振動しますから。
会場に来てるちっちゃなお子様連れの若いお母さんがね「騒いでご迷惑かと思ったらよく寝てくれたんで大助かりです」って楽屋に連れてきて。
もう赤ちゃんこんなになってて。
だあー…って。
そんなに寝るんです。
じゃあ自分の家に大きい太鼓を買って置いておいてやったらどうですかね?それはねはた迷惑だから。
それはね僕もちょっと思った…。
それはさすがに…。
夜泣きをする赤ちゃんにヘッドホンで僕の…無理やり聞かせれば。
ヘッドホンでそちらのレコードかなんかをね。
大太鼓がいいですかね?大太鼓はいいみたいですよ。
大太鼓…。
あっ大太鼓って書いてありますけど。
永さんなんかやってるのねこれね。
これはねライブでたくさんご一緒したんですけど「太鼓の“太い”っていう字は単なる大きい太鼓っていう意味じゃなくてね聖徳太子とか皇太子とかっていうああいう時“太い”っていう字を使う」って。
「あれと同じで尊い鼓だっていう意味だから英哲頑張りなさい」っていう僕をなんか激励するために…。
なるほど。
言っていただいたんだと思います。
あの方も本当に気の使い方のなんか細かいっていうかね。
色んな人のところへ行っては慰め…。
本当に東に何とかがあれば行って西に何とかがあればみたいな人でしたよね。
宮沢賢治みたいですよ本当にね。
本当本当。
でも林英哲さんっていう方は元々は美術方面?はい。
美術やりたかったんです。
美術でも何ですか?グラフィックデザイン。
そうだったんですか。
横尾忠則さんが大好きで僕の世代だと。
横尾さんみたいな仕事をしたかったんです。
そしたらなんか色々事情がありまして。
それを話すともうあと『徹子の部屋』5回ぐらい呼んでいただかないと…。
またいらしてください。
そこら辺カットしますけど。
それで何やかんやあってこういう仕事になったんで…美術のものは好きなんで舞台のテーマにもしたり最近はしてます。
そうですか。
ああそうですか。
来年の1月3日に…。
はい。
大阪の方はどうぞお喜びください。
大阪の『新春コンサートスペシャル』というので大阪のピロティホールで…。
はい。
それから津軽三味線も一緒にちょっと出て…。
木乃下真市さんというね大変な名手です。
若い時から一緒によくやってるんですけど出てもらって久々に…。
でも本当に64歳とは思えないお顔の艶ですね。
いえいえ。
それやっぱり本当に太鼓がいいんですねきっとね。
いいんでしょうね。
それからそういう音を浴びてるっていうのもね。
力も使いますけどそういう音を浴びてるっていうのは色んな意味でなんか精神にも…。
女の人もそのぐらいツルツルだったらね…しわがなくてね。
それだったらいいと思うんだけどそのために太鼓を習うっていうのはね。
でも今はねそういうことでやってる方もいるようです。
本当に?どのぐらいの太鼓をやればいいんですかね?大きい太鼓も今女の人は結構打ちますよ。
太鼓人口で…女の人のほうが人口多いかもしれないぐらい。
しわないですか?そういう人。
しわはそれはそれなりに。
でも本当に久しぶりにお目にかかれていい太鼓を…。
こちらこそ。
それから永さんの時はありがとうございました。
どうもありがとうございました。
2016/11/30(水) 12:00〜12:30
ABCテレビ1
徹子の部屋 和太鼓奏者・林英哲[解][字]

〜世界的な太鼓奏者と黒柳の競演で珍事!?〜林英哲さんが今日のゲストです。

詳細情報
◇ゲスト
世界が認める和太鼓の第一人者・林英哲さんがゲスト。旧知の仲の黒柳さんと飾らない話に花が咲く。
◇番組内容
今年8月、永六輔さんのお別れ会で奉納太鼓を披露した林さん。40年以上も師と仰ぐ永さんの「英哲の太鼓で送られたい」という遺志を汲んでの事だった。現在64歳になる林さんだが“失神寸前“まで自分を追い込みながらのパフォーマンスは健在。その体力を維持するため、とてつもないノルマを自ら課していると明かす。「どんな物でも叩いてこそ、太鼓打ち!」と唱える永さんの教えに従い、林さんが黒柳さんとコラボに挑戦する。