（はな）
大急百貨店への挑戦を決めたすみれたちです。
商品作りを手伝ってくれる事になった商店街の時子さんたちとお稽古を始めました
（紀夫）たくさんの人に使うてもろたり知ってもろたり…。
そっからいろんな可能性が広がるんやないかな。
（すみれ）可能性…？新聞記事に４人のお店だって事がちゃんと書かれてなくて…。
私は…悔しかった。
４人のお店を知ってもらいたいってそう思ったの。
（良子）うん。
（君枝）うん。
最初はいろいろ覚える事があって大変かもしれないけど落ち着いてきたら家事をやりながら交代交代でできるようになると思います。
（時子）私うれしかったんよ。
今はお父ちゃんがおるけど将来は自活せなあかんて考えてた。
子どものためにもね。
（綾子）そうやな。
うん。
（千代子）いろいろ作れるようになったらうれしいわ。
ねっ？手に職をつけて女一人でもちゃんと生きていけるように頑張りたい。
（文）みんなと一緒やったら頑張れるな。
よしっ！・「『雨上がりの空に七色の虹が架かる』」・「ってそんなに単純じゃない」・「この夢想家でもそれくらい理解ってる」・「大量の防腐剤心の中に忍ばせる」・「晴れた時ばっかじゃない」・「湿った日が続いても腐らぬように」・「たとえば１００万回のうちたった一度ある奇跡」・「下を向いてばかりいたら見逃してしまうだろう」・「さぁ空に架かる虹を今日も信じ」・「歩き続けよう」・「優しすぎる嘘で涙を拭いたら」・「虹はもうそこにある」・「きっと虹はもうここにある」ご苦労さまでした。
ありがとう。
あっすみれちゃん。
私たちもここで作るの？ここは手狭やから君ちゃんの家でお願いしたいと思うてるんやけど…。
（４人）あ〜。
あっ君ちゃんのとこ大丈夫やった？昨日は昭一さん酔って帰ってきてお義母様と話せなくて…。
いや〜！
（足立）龍ちゃんそげん走っちたら！おにいちゃんだよ！
（足立）おい待ちない！
（笑い声）龍ちゃん！あっ子どもたちはどないするの？今までより忙しくなるんやし連れてくるいう訳にもいかへんのやない？そうね…。
お友達で保育所に預けてる人がおるよ。
なあ？ああほんまやな。
保育所か…。
うちも考えたいわ。
君ちゃんはご主人のお母さんが預かってくれてるんやないの？たまにはええけどここんとこずっとやし。
ああ気ぃ遣うわな。
そやね。
うちも考えた方がいいかもしれないなぁ。
えっ？喜代さんは？あ…。
年も年やし最近しんどいんやないかなって…。
ふ〜ん。
ほな試しにちょっとの間預かっといてもらえるように聞いてみよか？お願いします。
（時子）うん。
保育所か…。
（喜代）私がおるやないですか。
そやけど喜代さんにはそんなに無理してほしくないのよ。
正直しんどい時もあるでしょう？さくらお嬢様がふびんです…。
どういう所かいっぺん見てみないと…。
教会がやってる所らしいの。
もし保育所に預ける事になったら送り迎えは喜代さんにお願いしたいんやけど…。
とりあえず明日行ってきます。
（紀夫）さくら食べや。
（勝二）保育所？そうなの。
大急の方が落ち着くまではキアリスに龍ちゃんを連れていけそうにもなくて…。
でも…預けるなんて寂しいなぁ。
ええやないか。
（龍一）キキ〜ッキッブ〜ン！もう龍ちゃん！ビシッと言うた方がええんとちゃうか。
保育所いっぺん行ってみようと思うんやけど。
ええんやないか。
ブ〜ン！
（昭一）保育所って母さんもおるのにか？かわいがってもろうてありがたいと思うけど家に籠もりっきりで甘やかされるより保育所でおんなじぐらいのお友達と元気に遊ぶ方が健太郎のためやないかと思うて。
それもそうやな。
上のお部屋使わせてもらいたいいう話と一緒に話してもらえる？ああ大丈夫や。
（琴子）保育所？ああ預けよう思うてるんや。
それと…。
私に何の不満があるの？不満なんか…。
ありがたい思うてる。
なっ？ええ。
それやったら今までどおりにして。
そやから…今言うたやないか。
健太郎も家に籠もりっきりより…。
籠もりっきりなんかやないわ。
お散歩かてちゃんと行ってるし…。
保育所では１人の子どもに１人の大人がず〜っと付きっきりで見てられる訳やないでしょ？うちやったら私がず〜っと見てられる。
健太郎はもう４歳ですし…。
私がおるのによそに預ける必要なんてありません！君ちゃんどうしたんやろね。
遅いね。
うん…。
あっ来た！おはよう。
おはよう。
おはよう君ちゃん。
あれ？健ちゃんは？うちはあかんかった。
お義母様が離さなくて…。
そう。
行こか。
（良子）うん。
行ってきます。
行ってらっしゃい。
（時久）ああ〜この記事な。
う〜ん。
（玉井）いやいやうちもなあの〜子ども服でお世話になったんやわ。
そやけどあそこ確か４人やったやろ？これやと３人しかおらんような記事やもんな。
せやねん。
うちの娘も怒っとったでぇ。
「明美ちゃんがおったからいろんな事ができたいうのに」ってな。
ああ…え？あ…明美ちゃん？えっ？いや明美ちゃん。
あっああ…明美ちゃんな。
ウハハッ！せやせやせや。
忘れてた。
（良子）おはようございます。
お願いします。
（シスター）さくらちゃんと龍一君やね。
（保母）今日は初めてなんで早めのお迎えお願いします。
心細いと思うんで。
はい分かりました。
お願いします。
よろしくお願いします。
龍ちゃん後でね。
うん！フフフッ初めてとは思えんわ。
さくらお友達がいっぱいおるよ。
楽しく遊んでね。
お母さん迎えに来るからね。
（さくら）うん。
うん。
そしたらね。
よし…。
（長谷川）紀夫さん。
（紀夫）はい。
大急とキアリスの件まとまったと聞きました。
これから細かい事は詰めなあきませんけどまあなんとか…。
ほら。
（秋山）いろいろ勝手言うてもうてすんまへんでした。
（笹井）すんまへんでした。
あ…いや何も…何も気にせんといて下さい。
ほな外回り行ってきます。
はい。
行ってきます。
はい。
行ってきます。
はい。
いつもご苦労さまです。
初めまして大急百貨店の小山といいます。
キアリスさんを担当させて頂きます。
坂東の家内のすみれです。
よろしくお願い致します。
それでは早速説明させてもらいます。
こちらが売り場の図面です。
キアリスさんにはこちらでショーケース２つ分の商品をお願いしたいと思うてます。
でこちらがええ…売り上げ予想になります。
はっ…。
え…こんなに？桁が…。
うちは大急ですから。
この数の分だけどうにか納品せな…。
なんとか頑張らな。
なっ。
見本品は持ってきて頂けましたか？はい。
ありがとう。
はい。
これは…。
お手間ですが全部外してもらう事になります。
えっ？まっそのかわり大急特選のマークをつける事ができます。
大急の特選マーク…。
ほんまですか？ほんまですとも。
社長から品のよさはお墨付きやと言われとりますから。
はあ…すごいなすみれ！大急特選マークがつくいう事は大急さんが名を付けてもええと認めた品いう事や。
はあ〜こないな名誉な話…。
いやほんまによかった。
はあ…。
（小山）そちらさんにとってええ事がぎょうさんあります。
（紀夫）はい。
近いうちお店の方にお邪魔して一緒にやってる方たちにも詳しい事お話しできればと思います。
はいそれでは皆さんのご主人たちもお呼びしときます。
よろしくお願いします。
ただいま。
（君枝）お帰り。
どうやった？うん…。
キアリスの名前を外して下さいって…。
代わりに大急特選マークをつけるって…。
名誉な事らしいけど…。
それって…。
うん。
何で？
うまく言葉にできない違和感を共有してくれた友人たちでした
生字幕放送でお伝えします2016/12/01(木) 08:00〜08:15
ＮＨＫ総合１・神戸
連続テレビ小説 べっぴんさん（５２）「チャンス到来！」[解][字][デ]
子どもたちの預け先をどうにか見つけたすみれ（芳根京子）たちだったが、百貨店との打ち合わせで、キアリスのタグを外して百貨店のマークをつけるように言われてしまう。
詳細情報
番組内容
商店街の友人たちを巻き込み、百貨店への出品にむけた商品作りを始めたすみれ（芳根京子）だったが、今後忙しくなるとしたら子どもたちをどうしたらいいか悩む。知り合いのつてで保育園に預けることになるが、それぞれの家庭で事情があり一筋縄にいかない。そんな中、百貨店の担当者と打ち合わせの日を迎える。子ども服につけたキアリスのタグをすべて取り外し、代わりに百貨店の特選マークを付けるように言われ、困惑する。
出演者
【出演】芳根京子，高良健吾，菅野美穂，蓮佛美沙子，谷村美月，百田夏菜子，土村芳，永山絢斗，田中要次，平岡祐太，宮田圭子，松下優也，いしのようこ，中島広稀
原作・脚本
【作】渡辺千穂
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