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解説書き起こし 関東大学ラグビー対抗戦「早稲田×明治」<副音声は“もっと”ラグビー> 2016.12.04

生字幕放送でお伝えします≫日本の大学ラグビーをけん引してきた伝統の一戦です。
早稲田対明治。
92回目を迎える早明戦です。
初冬の東京・青山秩父宮ラグビー場です。
今日は穏やかな陽気に恵まれました。
関東大学ラグビーの対抗戦はこの早明戦を残すのみとなりました。
すでに帝京が7戦全勝で6年連続の優勝を決めています。
4位の慶応義塾まで4校が大学選手権への出場権を得ています。
まず放送席ご紹介してまいりましょう。
解説、元日本代表フッカートップリーグ、サントリーの元ゼネラルマネージャーでした坂田正彰さんです。
よろしくどうぞ、お願いします。
坂田さん、1敗同士で迎えた今年の早明戦。
どんな点をまず、見ていきましょう。
≫伝統の一戦なので何が起こるか分からないですけれどもフォワード戦ですね。
特に早稲田今年フォワードに自信を持っていますのでスクラムを中心に、しっかりと見てみたいと思います。
≫かつてはバックスの早稲田フォワードの明治といわれた時代が長かったんですが今年の早稲田はフォワードに自信がある。
そうすると、そのフォワード戦が楽しみになってきますね。
大正12年に始まった伝統の早明戦です。
早稲田、52勝明治、37勝2つの引き分けで迎えた今年92度目の定期戦です。
両校は、このほか大学選手権でも12回対戦があります。
今日の副音声ではこの歴史ある早明戦に出場経験のある両校のOBお二方をお招きしています。
副音声の放送席を呼んでみます。
渡辺さん。
≫副音声は「もっとラグビー」と題しまして視聴者の皆さんからのラグビーに関する疑問や質問にお答えする放送をお伝えします。
早明戦ということで両校のOBお二人にお越しいただきました。
まず早稲田OB、中竹竜二さん。
日本協会のコーチングディレクター。
早稲田大学のラグビー部の監督もお務めになりました。
そして明治OBの砂村光信さん。
23歳以下日本代表の元監督です。
お二人は、プレーヤーとしてもこの早明戦の舞台を経験されましたので現役時代の写真を今日、ご用意しました。
お二人、お願いします。
まず、中竹さんは、これは大学4年生のときですね。
≫そうですね。
≫キャプテンとして早明戦を経験されましたね。
どうですか、20年前ですが。
≫今日と同じぐらい天気もよくて、本当に爽やかな日に試合をやれたというそういう印象がありますね。
≫そして、砂村光信さんは4年間全部出場されてこれ、大学2年生のときですね。
≫そうですね。
早明戦の試合の前日の写真だと思います。
≫こういったお二人にとって早明戦とは一体どんなものなのかひと言で表していただいています。
お願いします。
まず、中竹さん、早明戦とは?≫当然、選手権に向かう前の一戦ですが我々にとっては、結集するぞっていう意味とこれまでやってきたことの結集をこの舞台で出そうというそういうイメージの試合でした。
≫そして砂村さん、早明戦とは。
≫別物です。
≫といいますと?≫毎回、試合の前には死んでもいいと思ってるんですが特に早稲田の前では必ず死んでもいいぐらいで戦うぞという気持ちになりますね。
≫そのぐらいの気持ちになれる舞台なんですね。
こうした早明戦に関する皆さんの疑問、質問さらに、ラグビーに関してこんなことを知りたいということに対してもホームページやツイッターで募集しています。
今年の早明戦を戦うまず、早稲田大学のメンバーがロッカールームから出てきました。
続いて、伝統の紫紺のジャージ明治です。
早明戦は特別。
どれだけ時代が変わっても両校の選手たちのこの一戦にかける思いは変わりません。
えんじと、紫紺。
伝統のカラーに身を包んだ両チームの選手が整列をしました。
ともに、対抗戦はここまで5勝1敗。
こちらは、早稲田のキャプテンロックの桑野です。
ともに帝京に敗れた1敗のみというのが今シーズン、ここまでの成績です。
一方、けがから戻ってきました明治大学のキャプテン、桶谷。
フランカーです。
対抗戦の優勝はすでに帝京で決まっていますがそれとは別に、この一戦だけは負けられないという両校のプライドがほとばしるゲームですね。
≫80分間、それをずっと感じられるゲームになると思いますけどね。
≫それと、坂田さん映像を見ても早稲田の選手たちがずいぶん、今年は大きいですね。
≫そうですね。
やはり学生がラグビーのスキルだけじゃなくて体作りから始まってそして、ラグビーのスキルの頭の勉強もしながらずっと大学生が成長していますので。
ワールドカップに向けて彼らが活躍してくれるのが日本のラグビーのためにも必要なことだと思いますね。
≫幾多の名勝負を繰り広げてきた伝統のえんじと紫紺のジャージ。
それを待つスタンドは満員です。
両チームの選手が出てきました。
今年は、どんな勝負を見せてくれるのでしょうか。
試合前の両校の校歌が秩父宮ラグビー場に流れます。
まず明治大学の校歌に乗せてでは、フィフティーンをご紹介してまいりましょう。
リザーブです。
この明治大学を率いて4年目の丹羽政彦監督です。

 

 

 


自身も明治大学時代は3年生でスタンドオフ。
4年生ではあの吉田義人さんとともに両ウイングとして活躍されました。
タフな戦いを挑みたいと話す丹羽監督です。
では、早稲田のフィフティーンをご紹介いたしましょう。
今年から母校を率いる山下大悟監督です。
大学時代は4年間この早明戦に出場。
4年生のときには完封勝利を挙げたキャプテンでした。
サントリーNTTコミュニケーションズ日野自動車と経て今年から母校を率いています。
この試合に勝つ、それだけという短いコメントがありました。
さあ、気持ちが高まってきます。
早稲田の52勝。
明治の37勝。
2つの引き分けで迎える92回目の早明戦。
勝ったほうが、対抗戦の2位。
敗れたほうが3位としてこのあと、大学選手権へと進んでいくことになります。
今日は、風もほとんどありませんしこの時期にしては、非常にいいコンディションではないでしょうか?≫そうですね。
非常にラグビーをするにしては本当にやりやすい気候ですね今日は。
≫それと、両チーム、1年生が今年は非常に目立つという特に早稲田ですね。
≫9番、10番ですね。
そしてリザーブにもたくさん1年生が入っていますので。
伝統の重みをこの校歌を聴きながら両チームとも感じていたとは思うんですけどキックオフの笛が鳴ってしまえば思い切ったプレーができると思いますので。
≫今日のレフェリーをご紹介しましょう。
平林さんです。
アシスタントレフェリーは川尻さん、久米村さん高橋さんの3人です。
満員の秩父宮ラグビー場です。
まもなくキックオフの時間です。
明治のキャプテン、桶谷。
そして、早稲田の1年生齋藤、岸岡というハーフ団にも注目。
前半は右から左に攻める明治のキックオフで始まります。
明治スタンドオフ堀米のキックオフで第92回の早明戦前半が始まりました。
まず、明治が激しく当たっていきました。
まず、最初の当たりあい両チームの出足はどうですか。
≫両チームともコンタクトというのがまずは地域をしっかりとって前でプレーをしたいというそういう意思が見えますので。
≫明治が連続してボールを支配。
ボールは明治がとった。
≫ボールが大きく動いてますけれども早稲田のディフェンスラインも崩れてないのでまだ落ち着いてディフェンスしていますね。
≫ウイングの矢野、抜ける!明治、チャンス。
早稲田もボールを奪い返したか。
≫ターンオーバーですね。
≫ゴールライン上で早稲田、ボールを奪いました。
しかし、明治がまたとったか?しかし、明治に反則。
明治にペナルティーです。
明治に反則がありました。
大きなチャンスでした。
センターの梶村がビッグゲインがありました。
≫裏に出たあとですが早稲田の選手もしっかり戻って。
残り50cmぐらいですね。
≫梶村は早明戦は1年生のときから出場。
今、3年生。
20歳以下の日本代表にも選ばれている、非常に力のある。
≫将来有望な選手ですね。
≫しかし、ここは早稲田明治の反則をもらっていったん、エリアを戻します。
そしてマイボールラインアウトということになります。
ハーフウェー付近までエリアを戻しました。
もう一度、梶村の突破からウイングの1年生の矢野湧大。
ボールを持つと非常に速いという丹羽監督の評価があります。
もうゴールラインまでいっていましたね。
体は入っているんですけどね。
≫さあ、最初のラインアウト。
早稲田ボール。
ここは明治がとった。
早稲田もディフェンスラインは戻っています。
立ち上がりから明治が連続してボールを支配しています。
≫早稲田のほうもディフェンスがむだな数が入っていないというか大体、2人ぐらいでサイドで競るので。
ですから、ディフェンスラインがまだ崩れないですね。
≫早稲田は早慶戦が終わったあとディフェンスの練習を主に行ってきたということです。
ここは明治も時間をかけます。
明治が長くボールを支配しています。
チャンスだ、明治!早稲田も懸命のディフェンス。
明治、連続してボールを支配。
ここも早稲田は低くいきました。
ここでまた明治に反則。
≫チャンスのところでオフサイドですね。
確かに今の時間帯ずっと明治がボールをキープしながら連続攻撃したんですが早稲田のほうは我慢強く抜かれたあとも戻って外でウイングも、止めましたし。
≫ただ、先ほどもそうでしたが明治は梶村の突破からチャンスを作りますね。
梶村と、堀米という明治のアタックの中心になる2人の表情をカメラはとらえていました。
ここは、また早稲田相手の反則でいったんゲームを切ります。
10mライン付近まで早稲田、エリアを戻します。
そして、マイボールラインアウト。
先ほど、ラインアウトを早稲田はマイボール確保に失敗しました。
また明治に反則。
倒れ込み。
オーバーザトップです。
≫今のようなキックが増えるシチュエーションになると明治のフォワードができるだけ早くボールが上に上がっている間に戻らないと今みたいなようなオフザゲートオフサイドという形になりますので。
やはり、相手がボールを後ろに蹴ってエリアを取ってくるときはそこを意識しなくちゃいけないですね。
≫そして、早稲田またペナルティーをもらってさらにエリアを前に進めようというところ。
早稲田が22mラインの内側に入ってきました。
ほぼ22mライン上ですね。
ここは、早稲田どうするでしょうか。
≫先ほどからずっと展開していますので。
ただ、またセンターの中野君を使ってくるでしょうか。
≫アドバンテージを明治にみています。
スクラムハーフの齋藤なんとか外に出しました。
すぐに早稲田は入れた。
クイックですが明治、ボールをとって…。
ここで一度、平林レフェリー止めます。
そしてアシスタントレフェリーと確認をします。
≫問題なさそうですね。
≫トライ!前半9分、明治先制のトライ。
≫クイックスローイングする場合壁にボールが当たったりだとか第三者がボールを持ったりするとできなかったりするんですけどこれは明治の選手の早い判断です。
≫相手の陣形の準備が整ってないところで素早くボールを入れてきました。
最後は、フランカーの井上のトライです。
早稲田が攻め込んだミス。
そこからの明治のカウンターという形でしたよね。
≫自陣の22mからのターンオーバーですね。
そこから1つのキックでゴール前までいきましたので。
≫さあ、そしてプレースキッカーは堀米です。
コンバージョンキックを蹴ります。
決まれば2点です。
トライが5点。
そのあとのコンバージョンキックが決まればさらに2点。
少し角度がありますが22mライン上からのキックです。
風は今日は、ほとんどありません。
高さ、飛距離は十分。
きれいに決めていきました。
2点を加えました堀米のコンバージョンゴール成功。
1トライ1ゴールで明治が7対0とまず先手を取ります。
このクイックスローインがよかったですね。
≫よく反応して。
両方ともコミュニケーション取れてましたね。
≫去年の対戦は明治が勝ちました。
その前2年は早稲田が勝っていました。
7点を追いかける早稲田。
外から内に戻してのキックです。
ですから、直接外に出しますとダイレクトということで蹴った地点に戻されてしまいます。
≫少し、ちょっと明治はディフェンスが少なくなってますね。
≫ここは明治またターンオーバーだ。
また明治、チャンスを作る。
明治の圧力がかかります。
今年の早明戦、副音声では「もっとラグビー」と題して皆様の疑問や質問にお答えしています。
解説、砂村光信さんと中竹竜二さん。
早明両校のOBをお迎えしております。
≫明治は、最初のラインアウトですかね。
≫そうですね。
マイボールは最初になります。
早稲田、ターンオーバー。
早稲田、見事にボールを奪い返しました。
ちょっとパスが悪い。
前にはじいてしまった。
笛が吹かれます。
前にボールを落としますとノックオンという反則になります。
相手ボールのスクラムとなりますが注目ですね。
≫ファーストスクラム。
早稲田は今年本当にスクラムを徹底してやって自信を持ってますのでね。
≫もともと強力フォワードといわれた明治。
早稲田のスクラムは耐えるイメージがあったんですが今年は、早稲田はスクラムに絶対の自信を持っています。
これは楽しみですね。
今のはレフェリーの平林さんに装着していただいたカメラからの映像でした。
非常に低く組んでいました。
≫今のように早稲田のディフェンスが2人ぐらいしか入りませんのでどうしても、やっぱり早稲田のディフェンスが崩れないので明治のほうはちょっと考えながらですね。
すべてをラックにするのではなくてモールにしてボールを動かすような形も必要かもしれませんね。
≫両チームとも1年生が非常に活躍している今シーズンです。
早稲田にノックオンがありました。
もう一度、明治ボールのスクラムとなります。
2度目のスクラム。
先ほども明治ボールでしたがほとんど…。
多少は明治が圧力をかけましたが。
≫お互いに意識してますのでフロントローだけじゃなく後ろのロック、フランカーですね。
そこの力をうまく使うようなスクラムを組むとそんな動いたりしないと思うんですけど。
≫冨坂さん、明治フッカー佐藤選手に聞いたところ早稲田のスクラムは内側に入ってきて沈むようなスクラムでそれに我慢しきれずに上体が高くなるともっと上げられて押されてしまう。
我慢比べで負けないことで、受けずに自分たちから仕掛けたいというフッカーの佐藤選手の話です。
≫今、浅井アナウンサーからの情報でした。
ずいぶん明治はですから早稲田のスクラムを研究してきたと。
≫仕掛けるというのはやっぱり、非常に大事なことですね。
≫低さはどうでしょうか?≫いいですね。
ボールが後ろにいってさえすればハーフがボールを出せるので。
今、明治のほうはダイレクトプレーですね。
ハーフからもらった選手がそのままコンタクトしてるんですけどここでパスが1つ、2つ出ると早稲田のほうはディフェンスのターゲットが絞れなくなりますのでそこに変化があると変わってくるかもしれません。
≫早稲田のディフェンスの人数がなかなか減っていかない。
≫崩れないんですね。
≫ゲインした。
明治、チャンス。
この辺りの激しいボールの争奪。
早稲田がなんとかここは切りました。
≫今のが明治らしさですね。
縦に、やはりディフェンスを切り裂いて縦に出るというのが、明治の強みですから。
≫長く監督を務められた北島さんの、前へというのが明治ラグビーを象徴する言葉として今も伝えられてきています。
≫ただ、ここからまた明治、チャンスです。
≫明治ボールのラインアウト。
早稲田陣の22mライン上。
アドバンテージは明治に見ています。
早稲田にノックオンがありました。
≫こういう形で、じわりじわりとモールサイド、ラックサイドと持っていくと早稲田のディフェンスが寄ってきますのでそうすると、バックスのスペース空いてきますね。
≫少し明治、後退ですがここで早稲田に反則。
ノットロールアウェイ。
タックルした選手は速やかにその場を離れなくてはいけませんが離れなかった。
相手の動きを妨げたという反則です。
そして、ここはゴールポスト正面でショットを狙いますか。
ペナルティーゴールを狙います。
≫時間帯的には点数を重ねていったほうがいいですからここは間違いなくショットで。
≫決まれば3点です。
ゴールポストほぼ正面です。
先ほど難しい角度からコンバージョンゴールを決めている堀米です。
22mラインの僅かに外側から。
角度は全く問題ありません。
距離も問題ありません。
決まれば3点、明治に入ります。
今、平林レフェリーと明治のロックの尾上がプレーの確認を行っているその音声が入ってきています。
きれいに、真ん中を割っていきました。
ペナルティーゴール成功。
明治3点を加えました。
10対0。
1トライ、1ゴールそして1ペナルティーゴールです。
前半ちょうど20分です。
前半20分が終わってここまでは、明治がボールをキープする時間が長くなっていますね。
≫明治のほうがアタックしている時間が長いですから。
やはり、早稲田のほうも敵陣でボールを持って思い切って展開したいですね。
≫なかなか早稲田の攻撃の持ち味というのはここまでは出ていません。
ほとんど明治がボールを持っています。
≫チャンスですね。
手前側がディフェンスがいませんので。
≫ハーフウェー上で早稲田ボールを奪い返しました。
ここでノックオンがありました。
明治ボールのスクラムです。
岸岡は、キックを蹴っていきましたが相手にボールが当たってしまいました。
≫何回も展開する中でやはりスタンドオフはスペースを最後、探しますので。
そこが、今回キック、最後、明治に当たってできませんでしたけれども。
やっぱり、どこのスペースを目指していくかがどっちのチームも意識しながら攻めていくポイントですね。
≫ここまでは7割以上明治がボールを確保しています。
ここも明治ボールのスクラム。
お互いにスクラム勝負といってきた今年の早明戦。
明治の桶谷キャプテンも相手の得意なスクラムでプレッシャーをかけたいという言葉を発していました。
≫明治は今、グラウンドの手前の右側にオープンで展開しますので明治の3番の選手が前に出ると早稲田のフランカーの出足が遅くなりますので明治としては右側に出るようなスクラムを組んでボールを展開したいです。
≫明治は塚原の姿が見えていますが塚原が前に出られない。
非常にスクラムの強力な選手ということで早稲田も警戒しています。
ここは落ちてしまって明治に反則。
≫早稲田も、そこが分かっていますのでそこは仕掛けてきますね。
≫この辺がかけ引きです。
今日、解説の坂田さんも2番最前列、第1列のフッカーを日本代表でも務められましたがこの辺がスクラムの…。
≫冨坂さん、その早稲田のスクラムですが相手がボールを入れる瞬間に地面すれすれまでひざを下げるんですよね。
相当、低いですよ。
≫というのは、どうですか。
≫やはり、体が浮いてしまうとスペースができてしまいますのでそこをより意識しながらスクイズする沈むっていうのを意識するのは大事なことですね。
≫さあ、そして早稲田ボールのマイボールラインアウト。
ウイングの本田抜けた、トライ!前半25分早稲田、追撃のトライ!バックス唯一4年生の本田の見事なランでした。
それと、早稲田のアタックの1つの特徴で今年は、本来なら両端にいるウイングの選手が中でボールを持つケースがあるんですね。
≫逆にフォワードの選手が外に待っていてトライというシーンもありますが今回、うまくスイッチして縦に切り込んだという形ですね。
≫スピードのある選手が早くボールをもらうという1つのアタックの考え方もあるようです。
さあ、早稲田が前半最初の得点。
バックス唯一の4年生本田のトライが決まりました。
そして、これはキックスクラムハーフの齋藤が蹴ります。
岸岡ではないですね。
齋藤がキックを蹴ってきたゲームはこの対抗戦ではありませんがここはきれいに決まりました。
重圧のかかる場面ではありましたが1年生のスクラムハーフの齋藤。
コンバージョンゴール決まって2点を加えました。
10対7。
ここは岸岡ではなかった。
今日の、この早明戦、副音声では「もっとラグビー」と題して皆様の疑問や質問にお答えしています。
砂村光信さん、中竹竜二さん両校OBをゲストにお迎えしております。
どうぞ、ご意見、ご質問をお寄せください。
これで、また勝負のほうがおもしろくなってきましたね。
≫3点差ですのでまだまだ分かりませんね。
≫早慶戦ではナンバーエイトは2年生のみやざとが務めていましたがけがのため早明戦は欠場です。
アドバンテージを早稲田にみています。
明治にノックオンがありました。
ここはアドバンテージオーバー。
アドバンテージ、早稲田。
明治に反則がありました。
早稲田、連続支配。
ドロップゴールだ!これは外れました。
決まれば3点同点に追いつくところでしたがドロップゴール、失敗。
≫早稲田のほうは非常に効率のよいアタックをしているというか右サイド、左サイドといいますかグラウンドの手前と奥であまり、選手が動かないんです。
その代わり、サポートが少ないのかもしれませんけれども一人一人のコンタクトだとかボールのリリースなんかが大事にできないとああいうラグビーはできませんので。
そういう意味では、フランカーが外にいるというのは本来であればフランカーがポイントにいくんですけど今年の早稲田のラグビーの形として特徴のあるラグビーですね。
≫先ほども、ウイングの選手が中でボールをもらってそのまま突破したシーンもありました。
逆に坂田さんがおっしゃったように、フランカー。
本来は、ゴールに近い位置にいる選手たちが今年の早稲田は大外にいるということで攻撃の新しいスタイル、陣形を早稲田、敷いてきています。
ここでノックオン。
ボールを前にこぼしてしまいました。
ボールを前に落としますと反則の度合いでいうと比較的軽めになりますノックオン。
相手ボールのスクラムとなります。
≫早稲田の選手、ラグビーは15人対15人なんですけどただ、ボールを持っている選手は相手と1対1で勝負するので。
そういう意味では今の早稲田のほうがコンタクトも正面で当たるんじゃなくて少しずらしながら半分ぐらいずらしながら当たっていますからゲインから少し前に出て有効なボールが出せていますね。
≫冨坂さん、ノックオンにはなりましたが14番の本田選手、倒れた瞬間に自分がボールを置いてもう一度立ち上がろうとしましたね。
≫バックスの中では唯一の4年生、本田が存在感を見せています。
山下監督からは外からの情報発信を積極的にという本田への注文もあります。
このスクラム、また明治に反則。
動きましたね、スクラムが。
≫じわりじわりきて…。
≫平林レフェリーからの注意が与えられましたがどうでしょう、坂田さんフォワードとしてはこのペナルティーは?≫メンタル的にはちょっと、このポジションでフォワードに自信を持っている明治がとられるというのはちょっと、マイナスなんですがただ、スクラムは押し合うだけがすべてじゃないので押してくる相手に対して早くボールを拾おうとしたりそういうやり方いろいろあると思いますからまだまだ、考えながらスクラム組んでいけばいいんじゃないかなと思いますね。
≫今年は、早稲田がスクラムで真っ向勝負を明治に挑むという構図の中でまず早稲田がプレッシャーをかけました。
早稲田、大きなチャンス。
乱れた。
しかし、明治に反則がありました。
平林レフェリーはアドバンテージをみていました。
早稲田、あと10m。
反則があってもレフェリーはすぐには笛を吹きません。
ここはショットです。
決まれば同点となるペナルティーキックを蹴ります。
レフェリーは反則があっても反則をされた側に有利に試合が展開している間は笛を吹きません。
アドバンテージということです。
ですからしばらく、レフェリーは流したあとに明治の反則をとりました。
また、ここも齋藤が蹴ります。
≫この時間帯でまだ3点差ですから確実に3点を入れてそしてまたリスタートするということですね。
ただ、早稲田の選手は今日は非常にコンタクトのところ少し、やっぱり明治より前に出るという意識があるのかもしれませんね。
ですから、明治もディフェンスをしていますけれども少しずつ押し込まれている感じが前半の今の時間帯は、見られますね。
≫見事に決まりました。
3点を獲得した早稲田。
10対10の同点に追いつきました。
前半のまもなく34分。
今シーズンの対抗戦のゲームではキックを決定なかった齋藤ですがこの早明戦で、2つキックを成功しています。
10対10の同点になりました。
前半の前半は明治の時間。
そして前半の後半といいましょうか20分過ぎからは早稲田の時間という流れで坂田さん、きています。
≫キックが多いですがエリアをしっかりとったあとに自分たちの強みである展開をしようというのが早稲田には見えますので。
≫ボールを前に落としてしまった。
ノックオン。
明治ボールのスクラムとなります。
残り5分を切りました前半です。
ともに、この早明戦だけは特別な試合と話す両者。
≫やはりこの会場の雰囲気の中で一つ一つ、ふだんできるようなプレーがやっぱり、いろんな要素も含めてできなくなったりできないことができたりとかしますので本当にここに立っている30人の選手しか分からない独特の雰囲気があるんでしょう。
≫かつては国立競技場で6万人を集めていた時代もあるというこの両校の対戦です。
2014年からは秩父宮に舞台を移していますがこの秩父宮も満員です。
明治のチャンス。
≫今日は梶村君意識的に自分でもランニングもしていますしボールタッチ回数が非常に多いですね。
チャンスを作ろうとして意識的にプレーしてますね。
≫アドバンテージを早稲田にみています。
ノックオンがありました、明治。
ボールは早稲田が取り返します。
本田だ。
アドバンテージは解消。
ドロップアウトです。
1つのミスで形勢が大きく変わります。
第92回のラグビー早明戦。
10対10の同点です。
≫このシーンでも3番、4番、7番。
早稲田は、フォワードが入っていませんからここで、こういう形でプレーできるんですね。
≫ここで早稲田に反則。
早稲田に反則がありました。
相手側に倒れ込んでプレーの継続を妨げたというオーバーザトップの反則。
ラグビーのルールの根本はボールの争奪とプレーの継続。
これを妨げる行為はすべて反則となります。
明治が再び相手陣に入ってきました。
≫今のような形でレフェリーは必ず選手に、問いかけながらゲームを進めますのでやはり、そこに対しても選手は反応しないといけないですね。
≫ラグビーのレフェリーは非常によく選手とコミュニケーションをとります。
明治、アドバンテージをみています。
早稲田に反則がありました。
明治はチャンス!ここで早稲田の反則をとります。
早稲田のオフサイド。
これ、ゴールポストのまた、ほぼ正面ぐらいですかね。
この時間帯です。
手元の時計では30秒を切っています。
ここは、どう判断するか。
≫タッチでトライを狙っていくのも1つ、ありですが。
≫ショットを狙いますね。
ここはペナルティーゴール3点を狙っていきます。
坂田さんがおっしゃったようにタッチに蹴り出してマイボールラインアウトからトライを狙いにいくという戦術も考えられるところですがもう残り時間が…。
40分になりましたからね。
ここで、確実にといいましょうか3点を狙っていくという明治の選択です。
22mラインと10mラインのちょうど真ん中ぐらいですから33〜34mというところでしょうか。
≫今の学生、大学生もそうですが30〜40mの距離なんかはしっかりと決められる能力は持っていますので。
風もないですから。
≫風はほとんどありません。
今日の秩父宮です。
非常に穏やかな陽気です。
低くいって…。
外れましたか。
≫左側にいきましたね。
≫ここで前半終了。
前半、早稲田、明治ともに1トライ1ゴール1ペナルティーゴール。
10対10で前半を折り返しました。
解説は元日本代表フッカートップリーグ、サントリーの元ゼネラルマネージャーでした坂田正彰さんでお伝えしてまいりました。
お伝えします。
まず地震の情報です。
先ほど午後2時36分ごろ、東北地方で最大震度3を観測する地震がありました。
この地震による津波の心配はありません。
震度3を福島県の須賀川市、鏡石町、天栄村、玉川村で観測しています。
また震度2から1の揺れを東北や関東などで観測しています。
震源地は福島県沖、震源の深さは20キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4.8と推定されています。
この地震による津波の心配はありません。
次です。
青森市の農場のアヒルから、おととい、鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受けて、青森県は、この農場のすべてのアヒルを処分したうえで、地中に埋める作業を終えました。
ただ畜舎の外に残るふんなどを埋める用地が確保できず、今後、国と検討を進めることにしています。
おととい、青森市の農場で、複数のアヒルが死んだり、衰弱したりしているのが見つかり、検査を行った4羽すべてから、H5型の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
この農場は先月28日に死んだアヒルから、H5N6型の鳥インフルエンザウイルスが検出された農場から、350メートルほどの距離にあります。
青森県はけさ7時過ぎまでに、この農場のすべてのアヒル4720羽を処分したうえで、地中に埋める作業を終えました。
このあと、県庁で開かれた会議で、青森県農林水産部の油川潤一部長は、2つの農場の畜舎の外にふんなどが大量に残っていることや、これらを埋める用地を確保するため、青森市と協議していることを報告しました。
しかし、ふんなどの量は9000立方メートル以上に上ると見られ、用地を確保できる見通しは立っていないということで、今後、国と検討を進めることにしています。
大きな釜で炊き込んだ大根を食べて、無病息災を祈願する大根炊き会が奈良県の信貴山にある寺で行われています。
大根炊き会はかつて農家から大根が奉納されたのをきっかけに、奈良県平群町の信貴山大本山千手院で行われるようになった年末の行事で、大根を食べて、新しい年の無病息災を祈願します。
境内では、厄よけや長寿などを祈願する護摩がたかれる中、直径1メートルほどの釜で、輪切りにした大根が炊き込まれました。
炊きあがったおよそ3000人分の大根は、祈とうを受けた参拝者に次々に配られ、参拝者は湯気が上がる熱い大根に息を吹きかけて冷ましながら、おいしそうに味わっていました。
生字幕放送でお伝えしています≫大正12年に始まり今年92回目の対戦となる早明戦。
前半を終わって10対10でハーフタイムに入っています。
それでは前半、ハイライトで振り返ることにいたしましょう。
まず先手を取ったのは明治でした。
相手のボールを奪ってセンター、尾又のロングキック。
最後は早稲田の齋藤が蹴りだして明治ボールのラインアウトとなったところで明治が素早く入れるクイックスローイン。
最後はフランカーの井上がインゴールに飛び込んで明治、先制のトライ。
コンバージョンも決まって7対0とリードします。
さらに、このあと明治はペナルティーゴールも決めて10対0とリードを広げます。
前半の25分、早稲田の反撃。
ラインアウトからウイングの4年生、本田がボールを持って一気に駆け抜けました。
早稲田の追撃のトライ。
このあとコンバージョンゴールも決まって10対7と早稲田が3点差に詰め寄ります。
このあと早稲田はペナルティーゴールを決めて10対10、同点。
両者とも、その後得点の動きはなく…。
前半は10対10で折り返しています。
これは、今日レフェリーの平林さんに装着していただいているカメラからの映像です。
非常に近いところといいましょうかボールのすぐ脇からの迫力のある映像をご覧いただいています。
ともに1トライ、1ゴール1ペナルティーゴールの10対10という前半でした。
放送席、解説は元日本代表フッカー法政大学時代は大学選手権の優勝のご経験もあります坂田正彰さんの解説でお伝えしています。
前半10対10で折り返しましたがどうみていますか。
≫前半の最初は明治が積極的に攻めていたんですけれども後半になってくると早稲田が非常に効率的にグラウンドを広く使って縦にも切り込みながら戦っていたのが印象的だったので後半が始まってまた、自分たちのリズムをしっかり作る先に先手を取るのが大事になると思いますのでまだ10対10ですからこれから動いてくると思いますから明治のほうもまだまだ、伸び伸びと明治らしいラグビーを見せてほしいですね。
≫この早明戦が終わりますと大学ラグビーは戦いの舞台をいよいよ大学日本一を決める大学選手権へと移していきます。
すでに開幕。
1、2回戦が終わりました。
関東と関西のリーグに所属している学校は来週の3回戦からの登場となりますが8連覇を狙う対抗戦覇者の帝京が一番左にいてそして関西のチャンピオン、天理。
さらに関東リーグ戦を制した東海。
そしてこの早明戦に勝ったチーム対抗戦の2位のチーム。
この4校がシード校。
それ以外の学校は来週の3回戦から戦いますが今年の選手権、坂田さんどんなところが楽しみですか。
≫帝京中心に動くというのは予想されるんですがやはり、選手権に入ってからどこにピークを持っていくかというのがポイントになって。
リーグ戦の積み重ねもありますがここから、どういうふうにチームを1つにまとめていくのかが難しくなってくると思いますね。
≫帝京が前人未到の8連覇なるかというところが一番、楽しみなところでもありますが、この大学選手権の連覇の学校を並べてみました。
今、7連覇中の帝京がいてその前は、史上初の3連覇を果たしたのは同志社でした。
このときの中心メンバーでありました平尾誠二さんが今年の10月、53歳の若さでこの世を去りました。
坂田さんも平尾さんとはずいぶん、いろいろな思い出がおありかと思います。
≫私も大学2年生のときに日本選手権で平尾さんと国立で戦ったこともありますし。
また、日本代表の監督と選手という関係もありましたし非常にいろんなことを教わってすばらしい人だったなという印象があります。
≫本当に大きな存在でしたね。
今、ハーフタイムに入っている早明戦ですが副音声では「もっとラグビー」と題して皆様の疑問や質問にお答えしています。
砂村光信さん、中竹竜二さん早明両校OBの解説にお迎えしています。
副音声の放送席呼んでみることにいたします。
渡辺さん。
≫副音声、お二方とともに視聴者の皆さんのいろいろな質問にお答えしています。
例えば、前半はこんな質問がきました。
審判とキャプテンがよく話をしていますが何を話していますかとか不規則なバウンドのラグビーボール拾う方法は?とか早明戦のしきたりは?とかいろいろ、きましたね。
お二人には、このほかにもさまざまな質問がきているんですが千葉県にお住まいの40代の男性の方から。
砂村さん、中竹さん両校のここまでの戦いぶりどう思いますかという。
中竹さん、いかがですか。
≫早稲田、前半最初は受けてましたがしっかり、ディフェンスで粘り強く守って後半、効率よく攻めたときには点を取ってきている。
流れは、若干早稲田にあるかなという感じです。
≫一方、明治OBの砂村さんいかがですか。
≫これが早明戦ですね。
≫といいますと?≫もう、当然厳しいことをしなきゃいけないしつらいこともしなきゃいけないしそれを通り抜ければ勝てますので。
今、一番苦しいときだと思いますね。
≫このあとも副音声では皆さんからの疑問や質問にお答えしてまいります。
中竹さん、砂村さんどうぞよろしくお願いします。
≫砂村光信さんからこれが早明戦ですという言葉がありました。
本当に前評判どおりにはならない。
戦前の予想どおりには決していかないのがこの戦いでもあります。
この秩父宮ラグビー場満員のファンが埋めた今年の早明戦です。
では、早稲田の山下監督のインタビューが入ってきました。
ご覧いただきましょう。
≫放送席、では早稲田山下監督です。
前半、2つ反則を誘ったスクラムについてどんな印象ですか?≫距離感もしっかりとれてますしペナルティーとっていることで勝っていると思います。
≫後半に向けての修正ポイントはどうですか?≫もう少しディフェンスブレークダウンのところで差し込み続けることとアタックで細かなミスがありますので、そこのところも集中力を持って、ミスをなくしてトライを取ってくれるんじゃないかと思いますけど。
≫ありがとうございます。
≫山下監督とは、サントリーで坂田さん接点がありますけれどもどんなふうにご覧になりました?≫やはり、大学のときからキャプテンもしてましたしチームをまとめるという力はあると思いますし、また、今は非常にいろんなチームを渡りながら早稲田に戻ってきましたので彼なりの山下組というチームを作っている途中です。
≫非常に大学のときからカリスマ性のあるキャプテンだというふうにいわれて大学選手権の優勝チームも率いましたし。
では明治のインタビューです。
≫放送席、明治、丹羽監督です。
試合の入り、立ち上がりはすごくよかったと思いますが前半はいかがでしたか?≫前半としては別に悪くないと思います。
ただスコアに結び付いていないというのと向こうが用意してきたアタックに1本取られた感じなので。
あとは敵陣に入ってスコアして帰るリズムでいこうと思います。
≫セットプレー、特にスクラムはどうですか?≫悪くはないと思います。
ただマイボールでペナルティーをとれているのでそこの修正はしたので後半はしっかり組んでくれると思います。
≫ありがとうございました。
≫明治が、早明戦で連勝するというのは実は1999年を最後にありません。
その辺り、丹羽監督も非常にこだわりが強いですね。
≫山下監督もミスをしないってことを言ってましたがやはり、緊迫したゲームの中で小さなミスが大きな傷口になりますので。
≫副音声では「もっとラグビー」と題して皆様の疑問、質問にお答えしております。
砂村光信さん、中竹竜二さんの解説です。
後半、今度は右から左に攻める早稲田のキックオフで始まりました。
明治、いきなりボールをはじいてしまった。
アドバンテージを早稲田に平林レフェリーはみています。
早稲田、チャンス。
フェーズ7と出ていました。
早稲田が7回連続してボールをつないで攻撃しているという数字です。
≫うまいですね。
コンタクトをずらしながら早稲田の選手は前進しますからね。
≫早稲田、チャンスだ!10フェーズ、10回続けて早稲田がボールをつないでいます。
アドバンテージを早稲田にみている。
明治に反則があった。
早稲田、大きなチャンス。
明治のハイタックルの反則がありました。
ボールがこぼれた。
ここで明治の反則。
長い攻撃でした。
明治もよく守ったと思いますが反則がありました。
≫ハイタックルの反則ですかね。
≫さあ、これは早稲田はどうするか。
後半の立ち上がりという時間帯は非常に、坂田さん大事な時間帯でもあります。
≫ですけれども、スクラムを選ぶでしょうね。
やはり自分たちの強みで入りのところですね。
流れを自分たちに持っていきたいんですね。
≫早稲田のマイボールスクラムは今日、初めてです。
かつては、明治の強力なフォワードに対して耐えるイメージのあった早稲田ですが今年はスクラムを挑んでいきます。
しかも初めてのマイボール。
≫冨坂さんナンバーエイトの位置にボールを持つとスピードのある加藤が入っています。
≫背番号8ナンバーエイトの佐藤が本来のフランカーの位置にいて一番後ろに、フランカーの加藤が入っています。
≫ここは、どうしますか。
スクラムでプレッシャーをかけるとバックスのほうも…。
バックスの対面を見なければいけないですしスクラムサイドも見ないといけないので非常に気にするところがたくさんになりますから。
≫それと早稲田のバックスの陣形は画面でいうと手前の狭いサイドにウイングの梅津。
そして、広いサイドオープンサイドに選手が並んでいますが、一番外側ウイングの本田は向こう側のタッチラインのところにいます。
非常に広いラインを敷いています。
押し込んで、押し込んで…。
グラウンディングができてないですかね。
≫最後は千葉君がボールを持ち込みましたが…。
≫プロップの千葉がボールを持っていきましたがトライはなりません。
もう一度、早稲田ボールのスクラムです。
≫先ほどは、もう少し押し込むかと思ったらやはり、早くボールを展開しましたので。
≫冨坂さん、今度はスクラムフッキングをせずに押し込もうという声が飛んでいます。
≫早稲田、今年はボールを足で後ろにかくのではなく入ったところのままで8人のパックが押していくというスクラムをとっています。
それをやろうという声が今、聞こえてきたというリポートです。
≫スクラムの真ん中でボールが止まることもありますので明治、どう反応するか。
押しにかかるのか、逆にフッカーが足を出して取りにいくのか。
いろいろスクラムで選択がありますね。
≫早明両校フォワードの意地と意地のぶつかり合いです。
これは坂田さん明治も気合いが入るでしょうか。
≫そうですね。
ですから、ここで耐えようとしたらやはり、早稲田のほうに優位にいきますのでやはり攻めるというか仕掛けるというスクラムを組まないといけませんね。
≫ここも…。
≫お互い、意識をしますので。
合わせなくちゃいけないんですけれども微妙なところが合わないとこうなっちゃいますね。
≫今日、解説の坂田正彰さんは日本代表のフッカーでもありました。
第1列の選手でした。
早稲田ボールのスクラム。
先に低い姿勢をとった早稲田。
明治も姿勢を下げた。
フッキングしてません。
早稲田が押し込む!明治も耐えるが…。
明治に反則。
また明治はスクラムで反則をとられました。
≫ここでもう1回スクラムを選択するんじゃないでしょうか。
≫早稲田に選択肢が与えられますがまたスクラムだ。
早稲田、明治にスクラム勝負を挑んでいます。
≫ですから、ここでまた反則なんかを起こしてしまうともしかすると認定トライという形もありますから。
≫ここは明治フォワードの意地を見せなくてはいけません。
≫冨坂さん明治ベンチは、1列の選手が今、指示を受けてアップを始めました。
≫少し明治のほうが幾分、高いような感じですね。
≫低くという意識を明治のフォワードは持ってきているようですがここはどうか。
勝負のスクラム。
早稲田、プレッシャーをかける。
また明治に反則。
そして、平林レフェリー認定トライを宣告しました!早稲田、ペナルティートライ!明治に反則がなければトライが取れていたであろうという平林レフェリーの判断です。
早稲田にペナルティートライ。
しかも、坂田さん早明戦で早稲田がスクラムでペナルティートライを取りました。
≫そうですね。
平林レフェリー、故意の反則と言われていますけれどもお互いに押そうとしているんですけれども結果的に落としてしまったというのが今の明治の状況ですので。
≫そしてゴールポスト正面からのコンバージョンキック。
やはりここも齋藤が蹴ります。
後半8分、早稲田今年得意のスクラムからの勝ち越しの7点です。
そして明治は17番の祝原が入ってきました。
≫足が、やっぱり高くなっていますのでここは、ちょっとレフェリーから見てもしょうがないですね。
≫今日初めて早稲田がリードを奪いました、後半。
しかし、まだ十分時間があります。
明治は1番の久原に代えて17番の祝原が入りました。
≫冨坂さん、塚原が今10分間の一時的な退出ですので18番の矢野もスクラムに備えて準備をしています。
≫3番の塚原がイエローカードとなりました。
シンビンですね。
シンビンで、ですから10分間の退出です。
明治は14人での戦いが強いられます。
明治、1人少ない状況。
早稲田、ターンオーバーですが反則。
早稲田に反則がありました。
≫今、明治1人、フォワード少ないですがこういうときこそ、フォワードが1つになってボールを動かしていかなくちゃいけないですしキャプテンの桶谷君がリーダーシップを示してくれると思います。
≫非常にスクラムの強い要であります塚原ではありますが。
しかも塚原は2年生のときから早明戦に出ている経験豊富な選手でありますけれども10分間の退出です。
明治が入ってきました。
明治が早稲田陣22mライン近くまで入ってきています。
≫明治、ここチャンスですので丹羽監督がおっしゃっていたのはチャンスを得点につなげられてないと言われていましたので。
ボールが早稲田に渡った。
しかし、アドバンテージ。
早稲田にオフサイドの反則。
≫ラインアウトで押したんですね。
≫ラインアウトでの反則があったんですね。
早稲田に反則がありました。
≫渡部君につながっていればという場面でしたけどね、今のも。
≫ボール支配率は両者ともにフィフティーフィフティー。
互角です。
後半に入って早稲田がスクラムで押し込んで相手の反則を得てのペナルティートライ。
これで17対10と勝ち越しに成功しています。
去年は明治が勝ちました。
≫冨坂さん、明治ベンチの丹羽監督からはまだ時間があるんだから落ち着いて無理なパスをしないようにという大きな声が飛びました。
≫ちょっと気になりますかね。
≫そうですね。
チャンスのときにミスをしているのが今、明治のほうなので。
ですから落ち着いてそこをボールをキープしてもう一度、リサイクルするボールを続けることができればまたチャンスが見えると思いますので。
≫大きなチャンスがやってきました。
さあ、マイボールラインアウトあと5m。
モールを組んだ。
≫モールを崩したアドバンテージです。
≫早稲田に反則。
明治は思い切って攻める。
早稲田の反則がありました。
ノットロールアウェイ。
タックルした際に相手、そこから速やかに離れなかったという早稲田の反則。
アドバンテージを平林レフェリーがみていました。
ここは、今度は明治。
≫1人、少ないですからラインアウトからモールという選択なんでしょうね。
≫明治コールが沸きあがる秩父宮。
さあ、ラインアウト。
≫丹羽監督がおっしゃっていたここでとり急がないですね。
≫ボールは早稲田だ!明治、確保に失敗。
明治はボールを取り返したい。
早稲田は早くこのエリアから逃れたい。
タッチに蹴り出しました。
その辺りが丹羽監督がおっしゃっていたところなんでしょうね。
≫そうですね。
ここでミスをしてしまうとせっかく、ゴール前にきた意味がなくなってしまいますので。
ここで、やっぱりリーダーが落ち着かせながらチームの方向をもう1回示してあげると。
そういうことが必要ですね。
≫明治はキャプテンの桶谷が3試合ぶりにけがから復帰しています。
前半は、こうして明治が長く攻撃をしたんですがミスがありました。
ここは明治はしっかりと確実に…。
≫我慢ですね。
我慢して、ボールを何度も何度もつなげるということですね。
≫オフサイド早稲田にありました。
アドバンテージ、明治。
明治はチャンスです。
あと3m。
明治。
キャプテン、桶谷!どうか…。
トライ!1人少ない明治トライを取りきりました!≫熱いですね。
いいですね。
≫今のトライに坂田さんも笑みがこぼれています。
熱くさせるトライでしょうか。
≫そうですね。
≫よく我慢しましたね。
≫我慢しました。
明治がゴール前に何度もいって取れなかった状況からやはり、今、14人しかいませんけれどもそれがうまくボールをリサイクルしてつないで、つないでそして、明治の強みのフォワードが真ん中にトライするんですね。
これ、流れが変わるかもしれません。
≫先ほどスクラムでペナルティートライをとられた明治のフォワードがこれは、意地で取り返しましたね。
そしてゴールポスト正面です。
これもきれいに決めました。
今日、堀米は3本成功させています。
≫明治大学は選手の交代です。
ナンバーエイトの前田に代わって20番の葛野が入ります。
≫最後、ねじ込んだのはフッカーの佐藤ですか。
佐藤は、早明戦は初出場です。
去年リザーブに入ったんですが出場はありませんでした。
早明戦に憧れて明治の付属校に入ったという佐藤です。
≫いいですね。
そういう夢を持ちながらそれを現実にするというのは非常にすばらしいですね。
≫まもなく明治はシンビンで退出していた塚原が戻ってくる時間です。
今、戻ります。
これで15人対15人になりましたが坂田さん、1人少ない時間帯で明治はトライを取りきりました。
≫これからラスト20分少しなんですが体力的にも厳しい時間帯に入りますのでそこで、私も何度も言っていますけれどもミスしないで確実にボールをリサイクルしていく。
そこにチャンスがくると思いますね。
それができたチームのほうが。
≫明治のディフェンスが前にきます。
圧力がある。
1つのミスが相手の出足を加速させます。
バックスからプロップの位置に転向した鶴川。
ずいぶん体が大きくなりました。
身体能力の高さを買っての山下監督のコンバート。
ボールは早稲田。
早稲田陣の10mライン上です。
ここは時間をかけました。
あっと、早稲田に反則。
ノットリリースザボール。
タックルされて倒れますとボールを離さなくてはいけませんが。
離さなかったという反則です。
ボールの速やかな争奪を妨げたという反則です。
≫レフェリーの目の前だったので意識的に出さなかったわけじゃないんですけれども。
ワンモーションまではOKですが2回、3回の動きが出るとああいう形でノットリリースザボールという反則になりますね。
≫ラグビーはボールの争奪そしてプレーの継続これを確保するためにルールが整備されていると考えていいでしょう。
さあ、明治が再び早稲田陣深くに入ってきました。
そして、マイボールラインアウト。
明治は今日7回のマイボールで6回確保。
ここも確保した!どうするか。
モールを組んだ。
動いた。
フォワードの明治の伝統!ここで崩れる。
≫明治、急ぐ必要はないですね。
態勢を整えて…。
≫キャプテンの桶谷飛び込んだ、トライ!明治、勝ち越し。
後半21分、明治再びリードを奪いました。
大歓声が包む秩父宮。
シーソーゲーム明治が再びリード。
≫梶村君がよく逆サイド残っていたのを見ていましたね。
≫その判断がすばらしかったですね。
もう早稲田のディフェンスはいませんでした。
≫ここでも真ん中にいこうと頑張ったんですがでも、ここでトライを取れるだけでも違いますね。
≫ボールを地面につけたグラウンディングした地点の延長線上でそのあとのコンバージョンキックを蹴るので真ん中に近いほうがキックも蹴りやすいということがありますけれどもしかし、よく飛び込みましたね。
あの梶村の動き今日は光りますね。
≫はい。
意識的に今日はボールタッチ回数も増えていますし。
自分が前に持っていくという意識があるんですね。
≫そして、角度のあるコンバージョンキック。
堀米です。
決まれば2点を加えます。
高く上がりましたが外れました。
2点の追加はなりません。
しかし明治が再びリード。
センター、梶村の判断。
そして、最後ボールを受けたのはこの試合がけがからの復帰戦となりますキャプテンの桶谷。
今シーズンの対抗戦は桶谷自身3つ目のトライです。
≫明治大学、フランカーが代わりました。
井上から19番の近藤が入っています。
≫初出場、早明戦明治は19番近藤が入っています。
ここからは、選手交代というのも坂田さん大事になってくるでしょうね。
≫そうですね。
出た選手がインパクトを取れるようなプレーをしていかないといけませんので。
明治、22mラインの後ろで確保したボールを堀米が蹴り出していきましたからボールが出た地点まで明治は前進することができます。
早稲田ボールのラインアウトです。
初めての早明戦の出場です4年生、近藤。
≫これからの残り15分ボールをしっかりキープしたチームにチャンスが見えてきますので。
ですから、今回の近藤君もサイズもありますし。
ボールキャリアーとしても…。
≫明治が圧力をかける。
ターンオーバー。
明治がボールをとりました。
≫今のような小さなパスがつながるとディフェンスのほうは的が絞れませんので。
ああいうプレーは非常にいいですね。
≫明治の前への圧力が増してきました。
明治、大きなチャンスだ。
ここでオブストラクションがありましたか。
明治にオブストラクション。
相手の選手のプレーの邪魔をしてしまいました。
明治にオブストラクションの反則。
観衆は2万1916人。
満員のスタンドが見つめる今年の早明戦です。
明治の23番今シーズン初めてメンバーに名を連ねた成田がそろそろ準備でしょうか。
左ひざの大けがを負いまして長く治療とリハビリに努めてきました。
もともとは快足ウイングで去年の早明戦でも活躍しました。
ボールを前にこぼした。
早稲田にノックオン。
脱ぎましたね。
グラウンドコートを。
≫明治は3人が準備をしていますね。
フッカーの武井とスクラムハーフの福田そして、成田が準備です。
≫快足ウイングの4年生の成田。
左ひざの大けがからの復帰戦となります。
この早明戦での復帰を目指して5月から治療とリハビリに努めてきたと本人は話しています。
≫ラグビーはけがも付き物ですしそれを乗り越えてきてプレーのスキルだけじゃなく人間的にも成長すると思いますので。
≫スローフォワードがありましたか。
ボールを前に投げてしまったというスローフォワード。
そして明治は一気に3人の選手を投入。
1年生フッカー、走力のある武井そしてスクラムハーフの福田。
そして、23番、注目の成田。
快足ウイングでした成田はひざのけがからの復帰戦。
成田がウイングの位置に入りますね。
≫14番の位置ですね。
≫1年生の矢野に代わって4年生、成田です。
早稲田はまだメンバーの変更はありません。
早稲田ボールのスクラム。
明治にまた反則がありました。
このスクラムでは、早稲田が今日のゲームは支配していますね。
≫ここも早稲田、急がないでまだ時間もありますのでまずエリアをしっかり取ってからですね。
そしてまたフォワード戦ですね。
≫5点差ということは1トライで追いつきます。
そのあとのコンバージョンゴールが決まれば早稲田は逆転という点差です。
≫冨坂さん、早稲田のベンチ入りメンバーですけれどもいったん後半15分過ぎに体を温めましたが今は全員ベンチコートを着てベンチで座って見ています。
≫早稲田、ボールを確保。
明治もここは前進を許しません。
明治、反則にも注意。
早稲田の連続支配。
前で倒した明治。
早稲田はほとんど前進なし。
しかし、連続してボールを支配。
抜けた!トライ!追いついた!1年生の中野!早明戦、初トライ!早稲田、追いつきました。
先ほどの明治もそうでしたが早稲田も、ここは連続支配。
よく辛抱して…。
≫我慢して、辛抱して。
前回の早慶戦のときは中野君、後半ラストの15分ぐらいですかね。
少しミスなんかもあったんですけどもまだまだ最後、集中して取りきったいいトライでしたね。
≫早稲田は、ずらりとバックスに1年生が並んでいますがそのうちの1人期待の大型のセンター1m86cm100kgあります1年生、中野の早明戦初トライ。
対抗戦通算では中野は4トライ目です。
そして今日キックをすべて決めているスクラムハーフの齋藤。
正面です。
決まれば早稲田は逆転です。
決まりました。
2点を加えた、早稲田再び逆転。
92回目の伝統の一戦。
後半、残り手元の時計で6分あまりの勝負。
≫明治大学はスタンドオフ堀米に代わって松尾将太郎が入ります。
≫2年生の松尾がスタンドオフ堀米に代わって入りました。
これで明治は7人のリザーブを使いました。
全部で8人います。
早稲田はまだリザーブ投入はありません。
平林レフェリーが明治の桶谷キャプテンに言葉をかけました。
全員を集めます。
桶谷は、この早明戦は1年生のときに途中出場。
2年生のときにも出ました。
去年は、けがで欠場。
2年ぶりの早明戦です。
シンプルに早稲田にはフィジカルの勝負で負けたくないという言葉を口にしていましたキャプテンの桶谷です。
さあ、残り5分。
今年の早明戦は、2点差。
本当に坂田さんいい展開になってきました。
≫そうですね。
最後の最後まで分からないですね。
≫勝ったほうが対抗戦2位となります。
引き分けですと明治のほうが順位は上という扱いになりますがこの点差ですと引き分けはなさそうですね。
ここは明治がターンオーバーか。
キャプテンの桶谷ボールを抱えています。
しかし、明治に反則。
≫タックラーリリースですね。
タックルした選手が1回、離さないとそのままプレーするとペナルティーということになりますね。
≫ここでペナルティーをもらった早稲田。
≫あとは時間との判断ですね。
≫どう考えますか。
ペナルティーゴールですと3点。
そうしますと5点差に広がります。
ただ、ここはタッチに蹴りだしてトライを狙いにいくというどうやら、早稲田の判断です。
≫早稲田としては、ここからしっかりボールを持ってさえいれば相手にボールを与えなければ勝ちは入ってきますのでここからどれだけボールをキープし続けられるかです。
≫ゴールラインまで5m。
マイボールの早稲田、ラインアウト。
早稲田コールが秩父宮スタンド。
フォワード戦を挑んでいる早稲田。
いった、どうか。
届いたか…。
早稲田に反則。
決定的なチャンスでしたが…。
先ほども一度、注意を受けていましたね。
≫ツーモーションですね。
≫ボールを離さなくてはいけません。
地面にひざをつきますと。
≫本当に目の前にゴールがあるので、その気持ちは分かるんですけれどもね。
≫明治の松尾、外に蹴りだして明治ボールのラインアウト。
≫もう、目の前ですからね…。
≫明治ボールのラインアウト。
残り時間2分あまり。
q明治、キープですね。
≫あと残り2分を切った。
明治は時間との戦いですね。
≫梶村君、今、抜けてチャンスだったんですがちょっと蹴ってしまうと相手にボールを渡してしまう展開になってしまうので。
≫早稲田はもう、ボールをキープという考え方ですか。
時間を使います。
明治はボールを奪い返さなくてはいけません。
ここも早稲田は無理をしません。
≫明治は反則もできないですからね。
≫早稲田のリードは、僅かに2点。
今、秩父宮の時計は39分になりました。
残り1分を切りました。
ロスタイムは1分。
早稲田、連続してボールを支配。
時間を使います。
明治はボールがほしい。
エリア的には早稲田は後ろに下がっていますがボールは渡しません。
明治が群がりますが早稲田、ここもボールはキープか。
まもなく40分。
今、ロスタイムに入りました。
2万2000人近い満員の秩父宮からどよめき。
紫紺のジャージも群がっていきますがボールは、えんじ。
明治コールが沸き起こります。
早稲田に反則。
明治、素早く攻める。
早稲田は反則もできません。
明治、大きなチャンス。
しかし明治もゲームを切れません。
≫もう、このプレーが最後のプレーですね。
≫ロスタイム1分を超えました。
これが最後のプレー。
今年の早明戦は早稲田か明治か。
どちらも反則はできません。
ここでノーサイド!早稲田、勝ちました!明治、僅かに及ばず。
今年の早明戦、92回目の対戦は早稲田が24対22で勝利を収めました。
最後、早稲田も反則をしませんでしたディフェンスで。
≫明治は、早稲田の反則からペナルティーキックの選択をせずにトライを狙いにいって。
最終的に取れませんでしたけれどもそこの判断ですね。
≫しかし本当に一進一退。
両者のプライドがぶつかり合う今年の早明戦。
これで早明戦は早稲田の53勝明治の37勝2つの引き分けという互いの対戦成績になりました。
トライ、ゴールペナルティーゴールコンバージョン1つの差でしたね。
≫そうですね。
やはりこういう大事な試合というのはその2点。
ゴールキック1つが勝敗を分けますので。
でも、早明としては今日1つのゲームですがこれから、まだ選手権がありますので。
≫これで、大学ラグビーは戦いの舞台をいよいよ大学日本一をかけた大学選手権へ移します。
早稲田が勝って早稲田が対抗戦の2位。
明治が3位という順位でそれぞれ大学選手権に進んでいきます。
≫放送席、そしてスタンドにお越しの皆さん勝ちました早稲田大学山下監督です。
おめでとうございます。
≫ありがとうございます。
≫最後、2点差を守りきっての伝統戦の勝利。
いかがですか?≫ディフェンスのブレークダウンというところでアグレッシブに差し込み続けようと言っていましたので最後まで攻めて攻めてディフェンスをしてくれたと思います。
≫最後も本当によく守りきりましたもんね。
≫時間の使い方が早いんじゃないかと思いましたがまあ、しっかり、最後キャプテンを中心に手をかけてくれましたね、よく。
≫それにしても、後半は一時、追いかける展開もありました。
あの辺り、どのような気持ちで見ていましたか。
≫今日はもう、とにかく常に先手、先手をとって80分間、攻めの気持ちで攻めまくろうというふうに言ったのでそれをよく体現してくれた結果がこの結果だと思います。
≫そして、こだわってきたフォワード戦、スクラムでは後半相手の反則で認定トライもありました。
スクラムの頑張りフォワード8人の評価はどうですか?≫今日は、本当にスクラムで勝負を決めてこいって言ってましたので認定トライを取れて満足してます。
≫本当に多くのお客さんが詰め掛ける中この伝統の一戦での勝利。
改めて、この雰囲気どうですか?≫やはり、スタンドを満員にできるのは早明戦ならではだと思いますし早稲田と明治さんでしかできないことだと思うので。
しっかり、これからもいい伝統を引き継いでいいラグビーをしたいと思います。
≫これで大学選手権シード権を獲得。
2位で大学選手権に向かいます。
その大学選手権への意気込みをお願いします。
≫しっかり一戦一戦次の一戦に全力を尽くして頑張りたいと思います。
そして、頂点を狙います。
≫本当におめでとうございます。
≫ありがとうございます。
続いて、早稲田大学キャプテンの桑野選手です。
おめでとうございます。
≫ありがとうございます。
≫最後、守りきった瞬間どんな思いでしたか?≫この試合は明治戦ということで対フォワードの勝負だと思っていたので最後も明治がフォワードにこだわってきてそこで早稲田のフォワードが頑張って、止め続けて。
本当に最後フォワードが粘ってくれたので本当によかったと思います。
≫試合中は一進一退の攻防でした。
キャプテンとしてどんな声をかけながら戦ってきたんですか?≫今までやってきたことをしっかりもう1回思い出して、激しくやっていこうと話しました。
≫後半はスクラム、認定トライも取りました。
あの辺り、どうでした?≫試合前からスクラムトライは狙っていたのであのとき結果が出せてフォワード8人、本当に練習してきてよかったなと思いました。
≫試合前には4年生としてキャプテンとしてロックとして覚悟を持って臨むと話していました。
改めて、この一戦の勝利どうでしょう?≫今までいろんな方が支えてくださって監督コーチ陣以下僕に愛情を持って指導してくださったので本当に、ここで、勝利で恩返しをしたいというかファンの皆様も本当に熱い声援を送ってくれるのでここでなんとか勝利で恩返ししたいと思って頑張りました。
≫そして、今日、会場にお越しのこれだけ多くのファンの皆さんの声援どうでした?≫どんなときも、やっぱり温かい声援を送ってくださってありがたいのでこれから、大学選手権が続きますけれども優勝を目指してしっかり頑張っていきたいと思います。
≫その大学選手権に向けて改めて、どうやってもう1回チームをまとめますか。
≫僕たちの強みであるスクラムチームディフェンスブレークダウンのところをもう1回、磨き直して優勝に向けて頑張りたいと思います。
≫本当におめでとうございました。
≫ありがとうございました。
≫勝ちました、早稲田大学山下監督それから桑野キャプテンにインタビューしました。
放送席、どうぞ。
≫酒井アナウンサーのインタビューでした。
これが早明戦という本当に、最後の最後まで分からない。
今年もすばらしい勝負を見せてくれました。
それでは両者最後、勝負を決めた場面をご覧いただくことにいたしましょう。
明治がリードして迎えた後半31分過ぎです。
早稲田の連続支配からの攻撃。
これが9フェーズ目。
そして10フェーズ目。
ここで、1年生のセンターの中野が突破。
これで22対22と早稲田が同点に追いつきこのあと、正面のコンバージョンゴールを決めまして24対22と勝ち越し。
その2点のリードを早稲田が守りきった今年の早明戦でした。
≫冨坂さん、明治大学の丹羽監督の話ですが最後、ペナルティーをもらったシーン。
PG、ゴールを狙えとベンチから指示を出したんですが伝わらなかったと。
ここは選手の判断なのでという悔しそうな表情でした。
全体的に悪くなかったがペナルティーが多すぎた。
特にスクラム。
我々としてはどの部分でペナルティーをとられているのかというのがなかなか理解できませんでしたという話です。
≫やはりトライで早稲田に勝ちたいという思いが明治のキャプテンに…。
あの雪の早明戦のときもたしか、そうだったと思いますがこれがまた早明戦なんでしょうね。
これで、早稲田が2位明治が3位、慶応が4位。
帝京が優勝している対抗戦ですがこの4チームが順位が確定していよいよ来週から大学選手権は3回戦からの戦いとなりますがその大学選手権のNHKの放送予定をご紹介しておきます。
準々決勝、12月17日のゲームです。
リーグ戦優勝の東海のゲーム。
そして、関西リーグを制した天理の初戦のゲームをともにBS1でお伝えします。
そして、年明け1月2日は準決勝。
総合テレビで0時15分から。
決勝は9日です。
祝日です。
総合テレビとラジオ第1でお伝えする予定です。
ひと言、坂田さん両校、そして大学選手権への期待いかがでしょう?≫どちらともいいところは出たと思います。
ですが、本当の小さい差ですが大学選手権で修正してまた、パワーアップしたチームでいいゲームを見せてほしいなと思いますね。
≫来週11日は総合テレビでトップリーグの神戸製鋼と東芝のゲームをお伝えすることにしています。
帝京の前人未到の8連覇なるか。
それを阻む学校が出るかという次は大学選手権の戦いにぜひ注目していきたいと思いますね。
「関東大学ラグビー対抗戦」をお伝えしました2016/12/04(日) 13:50〜15:50
NHK総合1・神戸
関東大学ラグビー対抗戦「早稲田×明治」<副音声は“もっと”ラグビー>[多][字]

12月4日に行われる伝統の「早明戦」。早稲田の“展開ラグビー”と明治の“重戦車”フォワードの対決に注目です。解説・坂田正彰さん(元日本代表)〜秩父宮ラグビー場〜

詳細情報
番組内容
12月4日に行われる伝統の「早明戦」。早稲田伝統の“展開ラグビー”と明治伝統の“重戦車”フォワードの対決はラグビーファンの関心を集めています。解説は元日本代表の坂田正彰さんです。また、副音声では明治OBの砂村光信さんと早稲田OBの中竹竜二さんが「もっとラグビー」と題して皆さまから寄せられた御意見・御質問にお答えする新たな放送スタイルでお伝えします。<中断>ハーフタイムに [字]ニュース(3分)
出演者
【解説】坂田正彰,【アナウンサー】冨坂和男,【<副音声>解説】砂村光信,中竹竜二,【アナウンサー】渡辺憲司,【リポーター】酒井良彦,浅井僚馬