少年の名はリュート。
世界一のモンスターライダーを目指す無鉄砲だが熱きハートを持つ少年だ
ハクム村で一緒にライダーになったシュヴァルミルヒョロと共に厳しい修業の日々を送っている
リュートはオトモンとしてリオレウスを手に入れレウスと名付けて絆を結んだがその関係はまだ完全ではない
果たしてリュートは一人前のライダーになれるのか
(ジーニー)もっとスピード上げろヒョロ!
(ヒョロ)はい!
ジーニーはヒョロの兄で実力派ライダーだ
遅い!もっと速く!
少年の名はヒョロ
兄の期待に応えようと頑張る見習ライダーだ
(ナビルー)ヒョロは人はいいんだけど気が弱くてなぁ。
厳し過ぎる兄ちゃんのせいだろうなぁ。
(ジーニー・ヒョロ)あっ!
(ジーニー)何をやっているヒョロ。
指示が遅い。
もっと早くはっきりと指示しないからあんなミスをするんだ。
(ヒョロ)でもちょっと触っただけだから…。
甘いぞ。
あれがもしモンスターのブレスだったら…。
あっ。
(ジーニー)かすり傷じゃ済まないんだぞ。
(ヒョロ)はい兄さん。
・
(リュート)うおおー!
(リュート)いっけーレウス!おおおおおお…。
あっちょっ…こら!
(リュート)右だ右だ右!左だ左行け左!
(リュート・ナビルー)うわぁ〜!
(シュヴァル)リュート!
(ストーン)ケガはないか?2人とも。
(リュート・ナビルー)大丈夫で〜す。
ナビルーのせいでビショビショだ。
リュートがナビ間違えたせいだ。
いやナビルーのせいだ。
そんなことない。
リュートが悪い。
ナビルーが悪い。
リュートが悪い。
ナビルーが悪い!リュートが悪い!ナビルーが悪い!!リュートが悪い!!取っちゃえ!そんなヒゲ取っちゃえ!こやつ〜!このすてきなヒゲに何てことを!
(リオレウス)グア〜!
(2人)うわっ!
(シュヴァル・ヒョロ)リュート!
(ジーニー)大丈夫か!?あっ何かいい感じに乾いたぞ。
ヒゲもばっちりだ。
(一同)えっ?
(リオレウス)グア〜!いいぞレウス。
アハハハハ!シュヴァルもやってみるか?
(シュヴァル)えっと…今度ね。
ヒョロ。
オトモンとライダーは友達ではない。
勘違いをするな。
あっ…はい兄さん。
(咆哮)
(ダン)いいか?お前ら。
(ダン)俺たちライダーにはおきてがある。
そのおきてに従ってライダーという存在を知られないよう人里離れて暮らしているんだ。
(シュヴァル)そもそもどうしてそんなおきてが必要なんでしょうか?そうだな。
それは俺たち絶好調のライダーが持つモンスターと絆を結び心を通わせる力を不思議に思う人がいるからだ。
あーん。
何で食べられると思った?
(ダン)オッホン!
(2人)ん?いいか?俺たちはモンスターを含めた自然と共に生きているんだぞ。
自然と共に…生きる。
(ダン)例えば村の大風車もそうだ。
山から吹き下ろされている強い風ハクムおろしという自然の力を利用して回している。
あーん。
てめえ一口くらいいいだろ!モンスターをオトモンにするのも同じだ。
(ダン)われらライダーは自然から生きる糧を得ているということに…。
お前ら授業に集中しろー!!
(2人)ひー!大丈夫話は聞いてた。
任せて。
お前ら…。
(ジーニー)ダン先輩。
リュートみたいなのは体で学んだ方がいいと思います。
模擬戦はどうでしょう?うんなるほどそうかもな。
模擬戦って何だ?
(ジーニー)オトモンを操っての練習試合だ。
おお!すっげえ面白そう!それこそ俺の出番だ。
ふむ…そうなると相手が必要だが。
えっ?えっ!?僕!?よっしゃ〜!やっちゃいますか。
や…やっちゃいますか。
あールールを説明する。
互いのオトモンに付けた風船を先に割った方が勝ちだ。
ただしライダーに対する攻撃は禁止だ。
いいな?
(2人)はい!
(ダン)それと今回は空飛ぶのも禁止な。
えっ?了解。
ヘッヘッヘッヘ。
ここは俺に任せろリュート。
教えてやろう。
風船にとってこのヒゲが凶器になるということを!いて…いていていて…。
リュートとレウスのある所ナビルーあり!これぞナビルール。
大船に乗った感じで任せたまえ!いいから背中から下りろ!
(ジーニー)ヒョロ。
模擬戦だろうと負けは認めないぞ。
あ…うん。
(ヒョロ)《リュートに勝てば兄さんも…》
(ナリキ)リュートの兄貴頑張れ〜!おう任せろ!よーしそれでは…。
模擬戦始め!左!左へよけろレウス!いや右!右だ!左だ左!右!右〜!逃げた!?でも走りならドスファンゴの方が。
来たー!レウス相手は後ろだ後ろ。
回れ右!いや左だ左!全然言うこと聞かねえ!いかんあいつら…。
止まれ!こら!
(リュート・ナビルー)うわ〜!
(リュート・ナビルー)うわ〜!
(ダン)あいつら…。
(3人)あ〜…!
(3人)ひー!あっ…。
よし追い付いたぞ。
いっけーレウス!
(ヒョロ・リュート)あっ!あ〜あ飛んじゃってるよ。
何やってんだよレウス!
(リオレウス)グア〜!そっちじゃない。
ん?お?
(ジーニー)風が…。
(一同)うっ!ちょ…ちょっとあぶあぶ!リュート!
(リュート・ナビルー)ひ〜!
(リュート・ナビルー)うわ〜!
(リリア)羽根が!
(ミル)すっごい飛ぶわね〜。
(ダン)あいつら…。
何してくれるんだよ。
いきなりすげえ風が吹いてバーン!ってなってドーン!ってなってさ。
すみません!すみません!すごかったぜ。
(オムナ)うむ…まあ村の方でも相当の被害が出ている。
この状況からすればむしろケガがなくってよかったというところか。
ヘヘヘ。
(一同)ハァ…。
(オムナ)しかし風車の羽根は貴重な素材でなかなか手に入らないからのう。
何としても見つけて修理しないといかんのだ。
ジーニー。
(ジーニー)はい。
お前が責任を持ってこの子たちと風車の修理をするのじゃ。
頼んだぞジーニー。
(ジーニー)お任せください。
頼んだぞリュート。
お前も一緒に行くんだよ。
なあハクムおろしって今まであんな強い風吹くことあったか?確かにすごい風だったよね。
屋根飛ばされる家もあったし。
(リリア)何か最近色々変なのよね〜。
リリア何してんの?羽根の落ちた場所を計算してるのよ。
(シュヴァル・リュート)えっ?
(リリア)あのときの風の強さ方向そしてこの辺りの地形から考えると…。
あっちだと思う。
(シュヴァル・リュート)お〜!ちょいと待ちな。
(3人)ん?こんなときこそ生まれながらのナビ専門家ナビルーさまの力を見よ!見ろ!ナビルーの本能はあっちだと言っている。
よーしこっちだ。
(リリア)早く見つけないと。
ニャグゥ!
(シュヴァル)ヒョロたちはどうなってるかな?おーい!
(ミル)羽根なんてどこにもないよ〜。
(ストーン)参ったなぁ…。
なぜこうなったか分かるか?突然ハクムおろしが吹いて…。
それは一つの要素にすぎない。
リュートが外に出る前に決着をつけるべきだった。
これはお前が判断を間違えた結果だ。
これじゃあ一人前のライダーになる日は遠いな。
(ヒョロ・ジーニー)《アハハハハ!》
(ジーニー)《おっヒョロ悪いやつらだどうする?》
(ヒョロ)《右右から回り込んで》
(ジーニー)《おう!》
(ヒョロ)《キズナプレース!キズナキーック!》《ここでブレスだ!》
(ジーニー)《ガオー!キズナブレース!》《やった〜やっつけたぞ!》《いいぞヒョロ。
この調子なら立派なライダーになれるな》《うん。
僕ねナンバーワンのライダーになるよ》
(ジーニー)《それは無理だ》《えっ?》《残念だがお前はナンバーツーだ》《ナンバーワンライダーは俺がなるからな》《そっかじゃあ僕ナンバーツーでいいや》《よーし2人でワンツーライダーだ!》
(2人)《ハハハハ!》僕がもっとうまくやれば…。
私の計算だと羽根はこの辺りにあるはずよ。
早く見つけて。
はいはい。
ん〜。
おっあったぞ〜!お〜ホントにあった。
ちょっと…計算どおりって私すごくない!?見つけたのはナビルーだぞ!ナビルーの方がすごい!何ですと!?レウスで運ぼう。
載るかなぁ?レウス落とさないようにしてね。
(シュヴァル)村までだから頑張ってね。
(リオレウス)グアー!
(リリア)さっ帰るよ。
ちょっと待った。
(3人)えっ?卵の気配がする。
(3人)はっ?こっちだ!駄目!だってこっちに卵が。
今は羽根を持って帰るのが優先!でも…。
・
(足音)
(咆哮)リオレイア!?何でこんなとこに!?逃げるぞ!ライドオン!ドスランポス!
(ドスランポス)グアー!足止めする。
リュートは先に行って!シュヴァル…。
分かった。
無理すんなよ。
もちろん。
(リオレイア)グアアアー!まずい!おりゃー!
(リオレイア)グアー!シュヴァル大丈夫か!?
(シュヴァル)ストーン先輩!今のうちに逃げろ!
(シュヴァル)はい!あっ!これは…。
それでリオレイアが…。
(一同)あっ!よかった〜。
大丈夫か?心配したぞ。
ごめんごめん。
(リリア)リオレイアは?ジーニー先輩とストーン先輩が森の奥へ引っ張っていってる。
そっか。
じゃあさっさと風車を直そう。
ああそれで…。
(リリア)そうね。
えー何だ?
(ヒョロ)早く済ませちゃおうよ。
(リリア)他の材料も持ってこないと。
(ヴラウ)シュヴァル〜?シュヴァル?あっ…。
(ヴラウ)帰ってきたと思ったんだけどまた出ていっちゃったのかしら。
ん?ん?ライドオン!プーギー!
(まる子)止まって〜!何でまるちゃん?
(ヴラウ)みんなご飯よ。
(一同)腹減った。
やった〜!モグモグガーリックライスとアンモミートボールだ!スタミナ満点だね。
ナビルーにはドーナツ!ママさん分かってる〜。
お弁当多めにあるからお代わりもできるよ。
ん?おーいヒョロ!こっちで一緒に食べようよ。
ありがとう。
そうだよ。
この風車修理は俺たちのおかげなんだから。
こういうときはおかげって言わないから。
シュヴァルたちはいつも仲いいよね。
幼なじみだからね。
ヒョロのとこはさ兄ちゃんおっかねえよな。
ん〜ヒョロには一段と厳しいもんね。
兄さんは僕のためを思って言ってくれてるから。
そっか。
でも…僕がライダーになってから兄さんが笑ったとこ見てないんだ。
(ヒョロ)よし。
・
(ジーニー)ヒョロ!外れないようにしっかり結べよ。
(ヒョロ)はい。
まったく手際が悪いんだから。
なあジーニー。
(ジーニー)ん?お前ヒョロに厳し過ぎるんじゃないか?えっ…。
あいつを見てると歯がゆいんだ。
フッ…お前不器用だからな。
友達も少ない。
(ジーニー)なっ!?友達は必要だろ。
ヒョロにもな。
あとは羽根を持ち上げて組み付けるだけだな。
おーいいったん休憩するぞー!
(一同)はーい!フゥ…。
さっ行くぞ。
お前も支度しろ。
はっ?
(一同)ハァ〜…。
ナビルーも入ればいいのに。
ナビルーはお前たちと違って常日頃から奇麗にしているからいいのだ。
いや〜まだ日が高いうちに入る風呂は最高だな。
作業を止めてまで来る必要あるか?まあそう言うな。
休憩は必要だぞ。
(4人)ハァ〜…。
(ストーン)よし!お前らにハクム式の温泉入浴術を教えてやる。
(一同)温泉入浴術?フフーン。
・「ハクムのおろしがもたらす恵み」・「緑の大地が鮮やかに」・「ハクムのおろしが吹いたらわれら」・「揃って収穫楽しきや」・「ハクムのおろしがもたらす恵み」・「緑の大地が鮮やかに」ほらお前らも歌え。
(一同)・「ハクムのおろしがもたらす恵み」ん?ジーニーの声が聞こえないな〜。
・「ハクムのおろしが」
(ストーン)ああ!痛てて…。
(ジーニー)・「もたらす恵み」
(ストーン)うわわわ!
(一同)・「緑の大地が鮮やかに」
(ストーン)あー!まったく男子って単純で楽しそうでいいわよね。
そうね〜。
あっべ…別に女子がつまんないって言ってるわけじゃないんだからね。
えっ?何の話?
(ミル)な…何でもない!
(ジーニー)あーみんな温泉でいい感じにリフレッシュできたと思う。
(男子一同)うっす!暗くなる前に一気に終わらせるぞ!
(男子一同)おいっす!何か一体感出てる?
(ミル)ホントこいつら単純だわ。
固定するまでしばらくそのままいろ!了解!あ?うわっ!レウス耐えろ!うおっ!
(ミル)ちょっ…ちょっと〜!まずい。
ダッシュ!ドスファンゴ!ヒョロ!レウス!頑張れレウス!わっ!うわー!リュート!しっかりつかまってろ!リュート!兄さん!ハァ…お疲れドスファンゴ。
大丈夫か?俺は世界一のライダーになるんだからこれくらいのこと何でもないよ。
そうか…。
本気かどうか見せてもらうとするか。
だったら俺にもオトモンのこと教えてくれよ。
乗り方。
空の飛び方。
ジーニーみたいに俺もうまくなりたいからさ。
教えてもらえるヒョロがうらやましいよ。
俺はダン先輩みたいに甘くないぞ。
おう!ヒヒヒ。
ヒョロさっきのはいい判断だった。
よくやったな。
えっ!?えっと…。
ありがとう兄さん。
お前は仲間たちに恵まれてるな。
えっ?
(一同)ヘヘッ。
(ダン)これのせいでハクムおろしの風向きが変わったみたいですね。
もはや異変というレベルは超えていると言っていいじゃろう。
災いの到来は疑う余地がないようじゃな。
警戒を厳重にせねばなるまい。
(ダン)はい。
その卵本当にリオレイアの卵なの?うん間違いないよ。
リュートちゃんのリオレウスがレウスならシュヴァルのリオレイアはレイアね。
レイア…。
ナビルーさまがオトモンを解説するぞ。
みんなスマートフォンアプリメディアトリガーの準備はいいか?卵はもう手に入れたよな?さあオトモンの卵と絆あわせをしよう!いざ新生の時目覚めよ!今回のオトモンはイャンクック。
立派な顎と大きな耳が特徴。
耳が良過ぎておっきな音には弱いけど動きは素早いぞ。
ジーニーがすっげえ器用に乗りこなしていたな。
来週はどんなオトモンが誕生するかな?こんな卵見たことない。
新種のモンスター?
(殺せんせー)にゅやっ!磯貝君かと思ったらシュヴァル君でしたか。
(殺せんせー)さあ先生にライドオン!
(シュヴァル)結構です。
2016/12/04(日) 08:30〜09:00
関西テレビ1
モンスターハンターストーリーズ RIDE ON[字][多][デ]
10話・災厄の予兆 兄・ジーニーの為一生懸命訓練してきたヒョロは、何事も楽しそうなリュートが羨ましかった。そんな時、リュートと模擬戦をすることになり…
詳細情報
番組内容
ライダーとモンスターの壮大な冒険の物語!無限大の笑顔と感動へ、いま飛び立つ!
日本が待ち焦がれていた、世界的大ヒットゲーム「モンスターハンター」シリーズ初のアニメ化となる今作。
舞台は人間と共に、様々なモンスターが数え切れないほど息づく広大な世界。その世界ではモンスターを狩って生きるハンターという存在とともに、モンスターたちと絆を結び共に生きるライダーたちがいます。
番組内容2
ライダーたちは彼らだけが持つ絆石(きずないし)という特殊な石により、モンスターと絆を結び、共に生きていくことができるのです。このアニメは、そんなライダーたちの物語となります。
子どもたちの無限大の笑顔と感動に向かって飛び立つライダーとモンスターたちに、ぜひご期待ください!
出演者
リュート… 田村睦心
ナビルー… M・A・O
シュヴァル… 逢坂良太
リリア… 高橋未奈美
リヴェルト… 杉田智和
シモーヌ… 水樹奈々
アユリア… 牧野由依
オムナ村長… 後藤哲夫
ダン先輩… 柳田淳一
他
スタッフ
【原作】
CAPCOM『モンスターハンター ストーリーズ』より
【監修】
CAPCOM
【監督】
本郷みつる
【シリーズ構成・脚本】
高橋ナツコ
【キャラクターデザイン】
齋藤卓也
【音楽】
横山克
【アニメーション制作】
デイヴィッドプロダクション
【制作】
MHST製作委員会