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解説書き起こし フィギュアスケートグランプリファイナル2016 女子ショート 2016.12.10

≫フランス・マルセイユで行われているグランプリファイナル。
いよいよ今日から女子シングルの戦いが始まります。
日本のエース、宮原知子は今年も世界のトップ6にその名を連ねてくれました。
練習でのジャンプの安定感も抜群です。
さすがは昨年の銀メダリスト。
このそうそうたる顔ぶれの中でも全く気後れすることなく今朝の公式練習も自分に集中して取り組んでいました。
宮原が挑む相手はやはりロシア勢ということになりそうです。
今回は6人中4人がロシア選手。
中でも優勝候補筆頭はなんといっても昨年のチャンピオンで世界選手権も制したこの人。
エフゲニア・メドベデワ17歳。
グランプリシリーズももちろん2戦2勝でこのファイナルに進んできました。
更に、昨年メドベデワ、宮原とともに表彰台に立ったラジオノワ。
17歳にして、なんと4年連続のファイナル進出です。
そして、シリーズ2戦2勝で2年ぶりのファイナルを決めた世界選手権、銅メダリストのパゴリラヤ。
何か、ロシア勢同士もお互いに激しい火花を散らしているように見えます。
無敵のメドベデワ対その包囲網という構図の中で誰もが一目置くのが宮原の安定感。
そこに思い切りのよさが加わってくれば今年のファイナルは面白い戦いになりそうです。
≫昨日の男子ショート。
≫4連覇へ向けてのショートプログラムです。
羽生結弦「Let’sGoCrazy」。
より強くなるために組み込んだジャンプです。
≫イーグルから4回転ループ。
≫懸命に、こらえました。
少し苦笑い。
手拍子に乗ってスピードに乗って2種類目の4回転です。
≫4回転サルコウトリプルトウループ。
≫こちらは完璧。
≫バタフライからフライングキャメルスピン。
バックアウトカウンターからトリプルアクセル。
ウィンドミルから足換えのシットスピン。
ポジションを変えるたびに曲に非常に合っていてすばらしいですね。
こういったところも加点につながってきます。
≫見せ場がぎっしり詰まった今年のプログラム。
楽しさ、勢いを感じてほしいと羽生結弦は話しました。
難しさもぎっしり詰まったこのステップです。
≫非常に難しいステップなんですけれどもよく曲に合っていますね。
こういった動きもすばらしいです。
加点につながってきますね。
コンビネーションスピン。
≫場内は割れんばかりの大歓声。
羽生本人の評価はどうなのか。
今、NHK杯のときのようなちょっと、というような手のしぐさを一瞬見せたようにも見えました。
ただ、うんうんとうなずく織田さん表情、しぐさもありました。
≫すばらしいショートプログラムでした。
≫得点が出ます。
羽生の得点は、106.53。
今シーズンの世界最高を上回ってきました。
わずか2週間前、自身が出した103.89を上回る106.53。
これで男子シングル6人の演技が終わりました。
羽生結弦がただ1人の100点台突破。
≫一方、18歳、宇野昌磨は…。
≫世界で初めて成功させたジャンプ。
ファイナルの舞台での披露です。
≫ステップから4回転フリップ。
≫持ちこたえました。
≫冒頭の大技4回転フリップを決め表彰台を狙える4位につけた。
世界トップ6による頂上決戦。
フィギュアスケートグランプリファイナル。
今夜は女子ショート。
去年の銀メダリスト日本のエース宮原知子が登場する。
≫課題だった表現力をコツコツと磨き上げ悲願の世界一へ。
立ちはだかるのは女子フィギュア界を席巻するロシア勢。
今年も4人がファイナルに勝ち上がった。
中でも、注目は…。
先月、17歳になったばかりの世界女王メドベデワ。
抜群の成功率を誇るジャンプと観客を引き込む表現力。
去年のシニアデビュー以降圧倒的な強さを誇る。
先月のフランス大会では…。
≫78.52!世界歴代2位の得点をここでマークしてきました。
≫ファイナルの舞台で世界最高得点更新なるか。
更に日本から2人の選手が出場しているジュニアのファイナルは決着のフリーへ。
氷上サバイバル世界一決定戦。
≫氷上サバイバル世界一決定戦グランプリファイナル。
ここフランス・マルセイユ伝統ある港町に世界のトップ6が集いました。
日本の皆さん、こんばんは。
もう昨日のショートは、この会場羽生さん一色でした。
≫エネルギッシュで会場の空気を完全に支配しているなというのを感じましたよね。
ジャンプも成功してよかったですし、演技全体覇気がありました。
≫宇野さんもよかったですが。
≫宇野選手現在4位につけていて3位との点差も十分フリーで巻き返せる点差ですので日本人ダブル表彰台に期待したいです。
≫今夜なんですけれど女子のショートをお伝えします。
日本からは、宮原知子さんです。
≫技の1つ1つを本当に丁寧にきっちりと確認していましたね。
ジャンプの成功率も非常に高かったのでこの大会もまたいい調子で仕上げてきていますから期待できますね。
≫ただ、ロシア勢も完成度の高い演技を見せてくれるのでハイレベルな戦いに注目したいですね。
≫世界一への戦いが始まります。
≫いつものようにこつこつと着実に試合に向けて準備を進めていく宮原選手。
世界のトップ6が集ったグランプリファイナルの大舞台でもいつもと変わらず自分が今できることを試合で出すだけだと≫去年のファイナル、宮原知子。
≫ダブルアクセルトリプルトウループ。
≫ここまで全て決めてきている。
≫ダブルアクセルトリプルトウループ。
≫最後のジャンプも見事。
すばらしい演技でした。
目指していたファイナルの舞台でこの演技です。
≫初出場で銀メダルを獲得。
今年は、更に上を目指す。
≫ここ3シーズン16戦中15戦で表彰台という抜群の安定感を誇りいまや日本女子のエースとなった宮原だが…。
スケートを始めた当初は…。
≫何度失敗しても決してくじけなかった宮原。
誰よりも長くリンクに残り1つ1つ課題を克服していった。
≫リンクを離れても身長150cmという小さな体を補うためハードなトレーニングを自らに課した。
そして、上り詰めた世界ランキング1位の座。
その背中は同じリンクで練習する後輩たちに強い影響を与えている。
≫努力の人、宮原知子。
悲願の世界一へ頂上決戦に臨む。
≫そうですよね宮原さんというと世界一の努力家ですよ。
≫そうなんですよね。
だから宮原選手の努力する姿勢だったり世界で戦うとはどういうことなのかというのが後輩スケーターたちに伝わっていると思います。
≫伝わっている。
その後輩スケーターなんですが女子のジュニアのフリーをお伝えします。
ショートを終えたところで日本の坂本花織さんが2位。
そして、紀平梨花さんは5位につけています。
≫坂本選手、今シーズン非常に勢いがありますのでこの大会でもジャンプが武器なので≫演技の時間が近づき一層、緊張感も高まってきました。
昨日の夜は男子ショートが行われましたが宮原選手は女子でただ1人だけ試合時間に合わせて会場に入り、今日のために試合前と同じように体を動かしていました。
こうした積み重ねが宮原選手の安定感を生み出しています。
そして、ともに世界と戦うジュニアの坂本選手、紀平選手。
≫ジュニアグランプリファイナルは勝負のフリー。
14歳、紀平梨花には大きな武器があります。
≫3回転半ジャンプトリプルアクセル。
今年女子では史上7人目となる超大技に成功。
≫そんな紀平の幼稚園時代の映像がこちら。
なんと、片手で側転。
更に、8段の跳び箱も跳んだという、この跳躍力。
高い身体能力を生かしたトリプルアクセルでフリーに挑みます。
≫ショートプログラム最下位からどこまで上位を脅かすか。
勝負のフリーです紀平梨花。
紀平梨花、フリーの曲は「ラプソディー・イン・ブルー」。
解説は、織田信成さんです。
冒頭注目ですね。
残念…。
≫回転が空中の途中で開いてしまいましたね。
フライングシットスピン。
≫練習では決まっていたトリプルアクセルでしたが失敗。
≫ここからが非常に大事です。
トリプルルッツトリプルトウループ。
≫なんとか、こらえてきました。
≫レイバックスピン。
トリプルループ。
ステップシークエンス。
正確に丁寧に踏めていると思います。
いいステップシークエンスですね。
≫ここから後半。
≫ダブルアクセルトリプルトウループ。
≫これは軽やかに決めていきました。
≫トリプルフリップダブルトウ、ダブルループ。
コンビネーションスピン。
トリプルサルコウ。
≫最後の要素はジャンプです。
決められるか。
≫トリプルルッツ。
≫決めました。
本人も、そして観客も期待していたトリプルアクセルこのファイナルの舞台で決めることはできませんでした。
≫ただ、トリプルアクセルを失敗してからのジャンプの立て直しというのが非常にすばらしかったですね。
≫決められるかというトリプルアクセルだったんですが。
≫非常にスピードがあって少し、逆にスピードを出しすぎたかなという感じがしましたね。
途中で、回転が怖いぐらいに高く上がっていたのでちょっと高く上がりすぎたかなという感じがしました。
このルッツは転倒した、ミスしたあとですとどうしても次のジャンプに影響してくるんですがよくトリプルトウをしっかりコンビネーションをつけたなという印象ですね。
≫今後が楽しみな紀平梨花。
初めてのグランプリファイナル。
フリーの得点です。
120.38という得点が出ました。
でも、トリプルアクセルが決まっていればという可能性がある楽しみな選手ですね。
≫決まっていればこの点数にまだ10点以上上乗せできますから≫全日本ジュニア女王坂本花織、16歳。
今回の大舞台を前にこんな目標を掲げていました。
≫そして、昨日のショート。
≫スリーターンからトリプルループ。
非常に高さのあるいいジャンプでしたね。
≫持ち味である高さと幅のあるジャンプを次々と決めショート2位と表彰台へ好位置につけました。
≫ショートプログラムを終わって2位につけました坂本花織。
ファイナルは初出場ですがさすがは16歳。
昨日は年長者の意地も見せてくれました。
今年の全日本ジュニアのチャンピオン。
表彰台の頂点を目指すフリーの演技です。
日本の坂本花織。
映画「カラーパープル」より。
波に乗っていきたい冒頭のジャンプです。
≫トリプルフリップトリプルトウループ。
トリプルルッツ。
≫これも高さがありました。
≫トリプルサルコウ。
着氷のあとのランディングの伸びがすばらしいですね。
そういったところも加点につながってきます。
ダブルアクセルトリプルトウループ。
このトリプルフリップは少し回転が足りずに転倒してしまいましたね。
≫3、2、2というコンビネーションの予定でした。
≫コンビネーションスピン。
≫ジュニアのジャンプの要素はシニアと同じ全部で7つ。
坂本は前半5本。
ここから後半。
≫トリプルループ。
≫こらえました。
昨シーズンは右すねの疲労骨折という怪我もありました。
それを乗り越えて挑戦4年目でやっとつかんだこのファイナルの舞台です。
≫ブラジェットからダブルアクセルダブルトウ、ダブルトウ。
≫ここをコンビネーションにしてきました。
≫コンビネーションスピン。
≫丁寧に思いを込めて滑りました。
≫冒頭3つのジャンプは非常にすばらしかったと思います。
トリプルフリップトリプルトウトリプルルッツそしてトリプルサルコウ。
そういったところでは加点も見込まれますね。
ただ、トリプルループでオーバーターン。
そしてトリプルフリップで少し転倒がありました。
そういったところは出来栄えのほうでもマイナス2からマイナス3の評価になってきます。
≫中野園子コーチに背中を押されて飛び出していきました。
≫トリプルフリップ少し、回転軸が傾いてしまったので彼女が本来もらえる加点よりは少し少なくなってしまうかもしれません。
ここのルッツは少しインサイドエッジで踏み切っていますので今のは確実にインに見えてしまいましたので不正エッジの場合は基礎点からの減点となりますね。
このダブルアクセルトリプルトウは非常に流れがあってすばらしかったですね。
大きく加点されます。
ここはブラケットからダブルアクセル…。
トリプルフリップで転倒してしまいましたのでその3連続を後半に持ってきてしっかりリカバリーしていました。
そういったところは非常にすばらしかったと思います。
≫坂本花織の得点が発表になります。
残す選手は2人です。
この段階でトップに立てれば表彰台が決まりますがフリーの得点は111.85で紀平を超えることはできませんでした。
そして、トータルの得点がまもなく発表になります。
トータル176.33。
わずかに、紀平を超えました。
この段階でトップ。
≫最終滑走ロシアの14歳アリーナ・ザギトワです。
昨日のショートで70.92というジュニアの歴代最高得点をマークしました。
クラブの先輩女王メドベデワに先駆けてジュニアのグランプリファイナルを制することになるんでしょうか。
アリーナ・ザギトワバレエ「ドン・キホーテ」より。
≫まずはフライングキャメルスピンからですね。
≫3分30秒の演技時間の前半はなんと、スピンとステップだけ。
7つのジャンプ全てを演技の後半に持ってきています。
≫ステップシークエンス。
トリプルルッツトリプルループ。
≫このジャンプから全て演技時間の後半。
7つのジャンプの要素が詰まっています。
≫ブラケットからダブルアクセルトリプルトウループ。
トリプルフリップダブルトウループダブルループ。
これも腕を上げていますので加点されますね。
レイバックスピン。
すばらしいスピンです。
≫このスピンを挟んでこのあとまた4つ、ジャンプが続きます。
≫トリプルルッツ。
非常に曲とも合っていましたね。
こういったところも加点されます。
トリプルサルコウ。
トリプルフリップ。
≫ジャンプはあと1つ。
ノーミスで終えられるか。
≫ダブルアクセル。
≫これも決めました。
≫コンビネーションスピン。
≫今年からジュニアのグランプリシリーズでデビューしました14歳。
いきなりファイナル優勝はあるか。
≫非常に力強いスピンですね。
とてもいいです。
かわいらしく演技を終了しました。
最終滑走、ショートでトップ。
そのプレッシャーの中でよく演技しましたアリーナ・ザギトワ。
≫トリプルルッツトリプルループでしたね。
少し、セカンドのトリプルループジャンプが回転が足りていませんでしたね。
セカンドにループを持ってくるというのは非常に難しいんですけれどループジャンプはなかなか勢いをつけにくいジャンプですのでクリーンに跳ぶというのが非常に難しいですよね。
非常にジャンプに高さがある選手ですのでそういったところもおのずと加点されてきますね。
≫最終滑走ザギトワの得点出ました。
136.51。
ジュニアの歴代最高得点を更新してきました。
ということは、トータルでの得点こちらも楽しみ。
207.43。
トータルでもジュニアの歴代最高を更新。
文句なし、ザギトワ、金メダル。
そして、日本勢、坂本が見事に銅メダル。
紀平は4位という結果になりました。
≫坂本選手お疲れさまでした。
≫ありがとうございました。
≫初めてのファイナルで銅メダルどうですか?≫うれしいです。
≫去年はあと一歩ファイナルに届かなくてそして、怪我もありました。
その中でこの初めてのファイナルはどうだったでしょうか?≫去年の悔しさが今年晴らせたかなと思います。
≫来年、このファイナルの舞台にはどんな形で帰ってきますか?≫来季はシニアで出たいのでちょっと難しいと思うんですけど精いっぱい頑張りたいです。
≫おめでとうございました。
≫ありがとうございました。
≫ジュニア、ロシア勢強いですがでも、表彰台上がりましたよ。
≫ロシア勢は勢いありましたけれども日本勢も最後まで粘り強く頑張りましたのでまたこの経験を次に生かして頑張ってほしいと思います。
≫すばらしい笑顔だな。
表彰台、おめでとうございます。
このあとなんですが女子のショートをお伝えします。
宮原さんは言ってるんですよね。
いつまでも優勝できずにいるわけにはいかないって。
これ、なかなか珍しいですよこういうことを言うのは。
≫どんどん、その思いというのは強くなっているのがスケートから感じられるんですが表現もどんどん大きくなってきていますのでその気持ちというのが演技に表れてきていると思います。
≫宮原さんをよく知っていらっしゃるから演技に向けてひと言お願いいたします。
≫思い切りスピードを出して高く跳ぶんだ知子!絶対できる!知子さん、信じています。
≫カメラが宮原知子を捉えました。
まもなくリンクに向かいます宮原です。
およそ1か月半、6試合にわたるグランプリシリーズの戦いを終えて精鋭6人。
このフランス・マルセイユに集結しました。
日本の宮原は最後の1枠を勝ち取ったという形になりました。
去年の銀メダリストではありますが今回はあくまで挑戦者。
上だけを見ての戦いになりそうです。
それぞれがほかの選手にはない魅力を持ったそんな選手が集まりました。
ロシア勢が4人。
更にはカナダのオズモンドです。
≫グランプリファイナル、初日。
男子ショートで羽生結弦が見せた。
≫4連覇へ向けてのショートプログラムです。
羽生結弦「Let’sGoCrazy」。
より強くなるために組み込んだジャンプです。

 

 

 

 

 


≫イーグルから4回転ループ。
≫懸命にこらえました。
少し苦笑い。
手拍子に乗ってスピードに乗って2種類目の4回転です。
≫4回転サルコウトリプルトウループ。
≫こちらは完璧!≫バックアウトカウンターからトリプルアクセル。
ポジションを変えるたびに曲に合っていてすばらしいですね。
こういったところも加点につながってきます。
≫見せ場がぎっしり詰まった今年のプログラム。
楽しさ、勢いを感じてほしいと羽生結弦は話しました。
難しさもぎっしり詰まったこのステップです。
≫非常に難しいステップなんですけれどもよく曲に合っていますね。
こういった動きもすばらしいです。
加点につながってきますね。
コンビネーションスピン。
≫場内は割れんばかりの大歓声。
羽生本人の評価はどうなのか。
≫今シーズン世界最高得点をマークし首位発進。
初日から、ハイレベルな戦いが繰り広げられた男子。
そしてファイナル2日目の今日は女子ショート。
日本からは去年、初出場で銀メダルに輝いた宮原知子が登場。
マルセイユに向かう際あるものを持参したことが話題となっている。
それは、「孫子の兵法」。
戦いに勝つための教えを読書で学んだ。
≫これは、私使えるか発見はなんかありましたか?≫自分を強く持つっていうのはすごく書いてあったのとあとは目標を達成するために綿密に計画を立てるとか。
ライバルをイメージしてそれをその人に勝つために計画を立てるとかそういうことが書いてありました。
≫戦いに向け、準備は万端。
しかし行く手に立ちはだかるのは熾烈なサバイバルを勝ち抜いた美しきつわものたち。
中でも注目はフィギュア大国ロシアの17歳メドベデワ。
ちょうど1年前…。
≫シニアのグランプリシリーズデビューイヤーに金メダル。
見事このファイナル金メダルを獲得しました。
≫更に世界選手権も制し最強女王の座へと上り詰めた。
その後も勢いは衰えずシニアデビュー後ここまでなんと、9戦8勝。
今年も圧倒的な強さでシリーズ2連勝。
ファイナルに進出した。
そんな彼女の自宅を取材するとまだあどけない少女の一面が明らかになった。
趣味は、なんと日本のアニメ。
特に、愛してやまないのが…。
≫一世を風靡した大ヒットアニメ「美少女戦士セーラームーン」。
≫意外な素顔を持つメドベデワを中心とした世界トップ6。
激戦必至の女子シングルが始まる。
≫宮原知子がリンクサイドにやってきました。
いよいよ女子シングル直前の公式練習が始まります。
放送席には荒川静香さんが来てくれました。
どうぞよろしくお願いします。
≫よろしくお願いします。
そして、リンクレベルには松岡修造さんがスタジオから降りてくれました。
放送席からも見えていますがどんな空気感ですか?≫とにかく一番ビックリしたのはメドベデワなんですがいきなり、1人前に入ってきました、このリンク。
ずっと走るんですよ。
こんなに動くというかモチベーションが高い選手って思っていなかったのでやる気というのが伝わってきますね。
でも、その中で荒川さん本当にこの背が全然違うんですね。
大きさというのが。
≫最近の選手は身長の高い選手が多くなってきましたのでその中でも宮原選手は小柄なんですけどリンクに降りますと表現が大きくなってきましたのでその小柄さを感じないという演技が最近は成長を感じます。
≫今、ずっと体に力を入れてストンと落とす形。
これをすると僕もそうでしたけれどものすごく一気に力が抜けていい状況に持っていけると思うんですよね。
森下さんこのフランスで行われる大会ってちょっと、最初の雰囲気違うじゃないですか。
出てから、選手を紹介していきますよね。
また選手もちょっと違った感覚があると思うんです。
≫オズモンドは笑顔が見えていましたが最初、ちょっと派手な感じのリンクインになります。
手前でちょっと緊張気味なのが16歳、初出場のソツコワ。
選手たちがリンクに出てきてこのフランス大会は6分間練習を始める前に順番に選手たちが演技順に紹介されることになっています。
真っ先にリンクに入っていったのが宮原知子です。
6人全員がリンクに入るのを待って宮原知子が先頭でそのリンクの中央にやってきました。
これから選手たちが紹介されます。
まずは第1滑走、宮原知子。
昨年の銀メダリスト。
それからケイトリン・オズモンドは大きな怪我を乗り越えてファイナル初出場。
この人が16歳マリア・ソツコワです。
それから世界選手権の銅メダリストアンナ・パゴリラヤが紹介されました。
4年連続のファイナル出場。
おなじみのエレーナ・ラジオノワ。
そして、最終滑走が女王エフゲニア・メドベデワ。
この雰囲気、この顔ぶれの中で連覇なるのか、メドベデワ。
いよいよ、始まります。
こちらのほうもドキドキしてしましたけれどすごい顔ぶれがそろいましたね。
≫珍しく選手たちみんな緊張したような表情というのがこのファイナルの緊張感を表しているのかなというふうに感じますね。
≫それは、間近で見ている松岡さんが一番感じるところかと思いますが。
≫森下さん、6分間練習で僕の立ち位置というのは大会側から指示されるんですがむちゃくちゃ緊張します。
なぜなら、それぞれの選手のコーチのまさに間に僕が立っているという。
こんなことは初めてです。
ですから、やっぱりコーチのほうの緊張感というのも選手たちはあるんだなと思うんですがその中で、やっぱり僕らが注目したいのは荒川さん、宮原さんですが彼女を見ていて人ってこんなに変われるんだなって。
まず、もともと僕とインタビューしていてもほとんど声が聞こえない状態でした。
目の前にいても。
≫シャイな選手ですからね。
≫その彼女が本当に表現力を強くして変わってきています。
≫経験を積めば積むほど宮原選手の中にどうしたいという気持ちの強さがスケートにも表れていって、相乗効果があるのかなというようなコメントにも表れますよねそういうのは。
≫今回、飛行機の中で「孫子の兵法」を中国の有名な本を読んだという。
それによって、彼女自身も何かこう、遠慮しないである意味ずうずうしさを持ちながら戦いたいということを言っていました。
≫滑っていても本当にスピードもありますし堂々と自信があるというのを体全体から出しながら滑っているのを感じるんですね。
それって、これまではちょっと遠慮しがちなところもあった宮原選手には今シーズン変化だなと感じるところです。
≫そして、ちょうど僕の隣に来たのがラジオノワ選手だったんですけれども荒川さん、彼女は本当にいい形で大人への階段を歩いていっているなって。
小さいころは天真爛漫で笑顔、元気。
またいい形で大人のスケーターになっている気がします。
≫今シーズンのショートプログラム非常にすてきなんですけれども大人の魅力がぐっと詰まっていながらキュートな部分があるという見ていてあっという間に時間が過ぎ去っていくようなそんなすばらしいショートプログラムですので表現のほうにも注目していただきたいですね。
≫そして女王のメドベデワなんですけれど彼女は、天才というイメージがあるんですが小さいころ入っていたクラブではなかなか結果が出ず辞めさせられたと。
そのあと出会ったコーチとともに花を咲かせたと。
そう考えると可能性というものそして、出会いというのは大事な気がしますね。
≫そうですね。
やはり彼女自身はどのように自分をコントロールしていくかというのを若い年齢ながらに昨シーズンから感じたんですね。
また、精密機械のようにジャンプの精度が高いというのが練習の裏づけがここにあるんだなというのを感じる部分です。
≫先ほどからウォームアップを見ていても彼女はすごい努力家だと目の前で見て感じます。
そしてパゴリラヤ選手なんですが彼女のイメージというと大事なときに転倒して、いつも泣いているイメージがありましたが今回はシリーズ2勝。
強くなりましたね。
≫そうなんです。
今シーズンは本当にどの大会でも安定して自分をコントロールするという力を身につけてきましたのでやはり、演技からも自信を感じますしもともとダイナミックな動きが魅力なんですけれどそこに更に表情なんかも加わって魅力的な選手に成長しましたね。
≫そして、一番コーチのところに来るのはオズモンド選手、ちょうど僕の隣にコーチがいるんですが彼女は怪我がありましたが強くなったし、スケートがきれいなイメージがあります。
≫非常に体のバランスがよくて演技全体からもぶれない強さというのを感じるんですね。
ジャンプももともと上手ですけれども前は少し、安定感が課題だった選手。
それが、今シーズンはどの大会でもすばらしい加点のつくようなジャンプを決める選手になりましたのでスピン、ステップ、表現力とどれをとってもすばらしい選手です。
≫そして、もう1人ロシアからソツコワ選手ですが彼女はどう考えてもシニア1年目には見えませんよ。
落ち着きが。
≫今、どんどん身長も伸びている時期なので非常に難しいと思うんですけれどもどの大会でも大きなミスを出さずに本当に丁寧に、丁寧にスケートを滑るというスケーターですね。
≫今、森下さんここ、こんな間近でコーチの横にいると6分間練習でどれだけ選手たちがコーチのところにある意味、いい意味で力をもらいに頼りにくるというのはすごく感じますね。
≫先ほど、松岡さんのすぐ横のコーチたちの目が映りましたけれどもものすごく鋭い目で見ていましたね。
そして、今画面では宮原選手を中心に各選手の練習風景を見ていますけれども何か見ていてもことごとく全ての選手がジャンプを決めているような荒川さんそんな感じがしました。
≫そうなんです。
今回の大会では練習を見ていましてもどの選手からも頂点を狙っているというような気迫を感じるようなすごいいい調整をどの選手もしてきているのですばらしい大会になるのではないかなというふうに予想しています。
≫これは、そうすると宮原選手にもチャンスはあるし連覇を狙うメドベデワもうかうかしてられないという感じもしますよね。
≫やはり状態はどの選手もいいです。
もちろんメドベデワ選手も調子がいいですので誰がその中で≫悲願の世界一を目指す宮原知子。
今シーズン開幕前課題としている表現力の向上に取り組んだ。
アドバイスを仰いだのは世界的バレリーナ、吉田都さん。
身長150cmという小さな体をいかに大きく見せるか。
吉田さんから学んだのは…。
≫すごく、なるほどなって思いました。
≫その成果を見せたのが先月のNHK杯。
≫体も非常に大きく使っていてすばらしいですね。
≫表現力を表す演技構成点で自己ベストをマーク。
大きな手応えを得てファイナルへ臨む。
≫第1滑走、宮原知子が紹介されました。
今シーズンはショートの出遅れをフリーで挽回するという形で見事、2年連続のファイナル出場を決めました。
今回の大きな目標はまずショートで納得の演技をすること。
そう話していました、宮原。
注目のショートです。
日本の宮原知子。
オペラ「ラ・ボエーム」より「ムゼッタのワルツ」。
≫ダブルアクセル。
きれいに決まりましたね。
≫2つ目の要素はステップです。
≫体の上下の動きも大きく使いながらエッジワークもしっかりとバランスを崩すギリギリまで踏んでいますので、いいですね。
緩急も使えていていいですね。
≫そして、今シーズンから演技後半に組み込んできた3回転、3回転へ。
≫トリプルルッツトリプルトウループ。
≫しっかり決めました。
≫足換えのコンビネーションスピン。
トリプルループ。
きれいに決まりました。
≫最後にスピンを2つです。
≫フライングキャメルスピン。
ポジションの転換も速くていいですね。
回転も安定しています。
レイバックスピン。
柔軟性も生かされていますね。
回転も速くてポジションもきれいです。
すばらしいですね。
≫やりました。
自らに課した課題ショートをしっかり滑ること。
それをしっかりやってのけました宮原です。
今回はよかったですね。
≫今シーズンで一番よく滑れたのではないでしょうかね。
ショートプログラムやはり後半にトリプルルッツトリプルトウループを挑戦するようになってからなかなかそこからうまくいかずに苦しんでいたんですけれどもここでうまくいきましたね。
≫ジュニアに出場した坂本選手や紀平選手も応援に来ていましたけれどそんな中で先輩格の宮原選手が見事な演技を見せてくれました。
≫最初のダブルアクセル。
いい流れでしたね。
≫そして、後半。
≫トリプルルッツからトリプルトウループのコンビネーション回転も大丈夫だと思います。
最後のトリプルループもすばらしかったですね。
余裕がありました。
≫表情も、ですから本当に穏やかといいましょうか曲調に合っていましたね。
≫そうですね。
そしてまたやはり1つ1つの技をきっちりこなそうという試みが今回の大会に表れているなというふうに感じるんですけれどもしっかりレベルをとったうえで加点が取れるようなすばらしい出来でした。
≫爽やかな、満足そうな笑顔で演技を終えました宮原です。
このグランプリファイナルの舞台で見せた今シーズン最高の演技。
どんな得点が出てくるか。
カナダ大会のときにはショートは5位でした。
そこから表彰台3位に上がりました。
日本で行われたNHK杯ではショート3位。
そこから2位に浮上。
どうしても出遅れが目立ったんですが。
≫今日はこれまでで一番いい演技だったと思いますね。
難しい挑戦にも成功しました。
≫このそうそうたる顔ぶれの中での第1滑走宮原知子の得点が発表になります。
出ました!74.64!パーソナルベストを更新しました宮原知子。
技術点40.99演技構成点33.65。
すばらしい得点でファイナルのショートを終えました。
初々しいデビュー戦の優勝から4年が経ちました。
大きな怪我を乗り越えてついにグランプリファイナル初出場を果たしましたカナダの21歳ケイトリン・オズモンド。
ケイトリン・オズモンド「パリの空の下」ほか。
≫トリプルフリップトリプルトウループ。
≫ものすごい高さです。
≫よくコントロールしましたね。
≫ただ1人、演技前半にジャンプ2つを持ってきています。
≫トリプルルッツ高さがありました。
このバタフライの入り方は難しいですね。
すばらしいです。
フライングキャメルスピン。
ポジションもきれいですね。
ダブルアクセル。
きれいに決まりました。
ウィンドミルからレイバックスピン。
回転軸がすばらしいですね。
ポジションもきれいです。
体もよく動いています。
足換えのコンビネーションスピン。
回転速度も安定していていいですね。
≫さすがケイトリン・オズモンド。
そして、さすがグランプリファイナル。
そう思わせるようなすばらしい演技でした。
宮原に続いてこのオズモンドも笑顔で演技を終えました。
すごい戦いに予想どおりになってきましたね。
≫そうですね。
トリプルフリップからのコンビネーションも最初のジャンプで少し軸が傾きかけたんですけれどもよくコントロールしてプラスが取れるようなジャンプにつなげましたね。
≫ジャンプの回転の仕方がただ1人右に回っていきます。
≫やはりジャンプが安定してきた背景には体幹を鍛えてきているのではないかなというようなそんな体幹のぶれのない動きというのが印象的ですね。
このバタフライの入り方も非常に難しいんですけれどぶれることなく回転につながりました。
音を非常に大切に滑る選手ですので演技を見ていて本当にまとまったいいプログラムだなというのを感じるすばらしい表現でしたよね。
≫得点の発表です。
第2滑走、カナダのケイトリン・オズモンド75.54。
これまたパーソナルベストを更新です。
すばらしい得点が出ました。
2人が滑り終わってオズモンドがわずかに、宮原知子を上回ってトップに立ちました。
≫宮原選手お疲れさまでした。
≫ありがとうございました。
≫このファイナルの舞台でショートパーソナルベスト。
やりましたね。
≫思った以上に点数が出たので点数的にはよかったんですけどもうちょっといい演技ができたらよかったなと思います。
≫ショートの出来グランプリシリーズ通しても一番いい演技だったんじゃないですか?≫なんとかジャンプを降りれたのでよかったかなとは思うんですけどもうちょっとしっかりジャンプが上がれたらよかったかなと思います。
≫去年とはまた違った本当に堂々と、更に自信を持って臨んでいるように見えたんですが。
≫グランプリ2戦であまりよくなかったので今回は1番を引いたということもあって一瞬で今日の試合が終わってしまったんですけれど楽しくは滑れました。
≫フリーはどんな演技をしたいですか?≫フリーはショートよりも得意なプログラムなのでまた今日とは違う自分の世界観を出せたらいいなと思います。
≫フリーも頑張ってください。
≫ありがとうございました。
≫このあと女子フィギュア界を席巻するロシア勢。
世界女王メドベデワの前にファイナル初制覇を狙う3人が登場。
今シーズン絶好調のアンナ・パゴリラヤ、18歳。
≫トリプルルッツトリプルトウループ。
すばらしいですね。
≫ロシア大会では自己ベストをマークし、優勝。
更にNHK杯も制した。
勢いに乗る18歳が初の頂点を目指す。
≫2年連続ファイナルメダリストエレーナ・ラジオノワ、17歳。
悲願の金メダルへ向けて今日のショートではとっておきのプログラムを披露する。
≫初出場の16歳マリア・ソツコワ。
身長170cmの高さを生かしたダイナミックなジャンプを武器に世界トップ6に名を連ねた。
≫ここからはロシア勢の演技が続きます。
まずは、マリア・ソツコワ。
3年前のジュニアグランプリファイナルのチャンピオンです。
身長170cm、16歳。
マリア・ソツコワ。
「バタフライズ・ア・フリー」。
≫トリプルルッツトリプルトウループ。
バタフライの入り方からフライングキャメルスピン。
柔軟性も生かされていますね。
エッジワークも深くていいですね。
トリプルフリップ。
≫ジャンプはもう1本です。
≫ダブルアクセル。
足換えのコンビネーションスピン。
≫最後は長身を生かしたスピン。
≫ウィンドミルからレイバックスピン。
≫そびえるようなビールマン。
≫きれいですね。
≫ソツコワもやりました。
表情はいつもちょっと控えめなんですけれどかなり、満足度は高い演技だったと思います。
うっすらと笑顔を見せました16歳のマリア・ソツコワです。
≫これだけ身長が伸びますと難しいはずなんですけれどジャンプの安定感を欠くことなく毎試合やってきているのがすごいですね。
≫次のパゴリラヤがリンクに飛び出していきましたが一番若いんですが優雅な雰囲気もおっとりした雰囲気も漂っているこのソツコワです。
≫ジャンプに高さがありましたね。
トリプルルッツトリプルトウループ。
身長が高いので少しのブレが大きなブレにつながってしまう難しさがあるんですけれどもよくコントロールしました。
少し気になるとしましたら後半で跳びましたジャンプが軸が早めに傾いてしまいましたので回転がギリギリになってしまったんですね。
このトリプルフリップも少しいつもより高さが足りなかったので回転が少し足りなくなってしまいました。
疲れてもくるところですのでどうしても難しいんですけれどもこのダブルアクセルもちょっと回転が足りなくなってしまいましたね。
≫マリア・ソツコワの得点です。
やはり、回転不足による基礎点の減点というのが影響しましたか。
65.74という得点でまずは初めてのグランプリファイナルの演技を終わりましたソツコワです。
グランプリシリーズ2戦2勝。
安定感、そして迫力。
大丈夫ですか。
ちょっと心配ですが…。
ここまでのシリーズは去年までとはひと味違う強さを感じさせてくれましたアンナ・パゴリラヤです。
ロシアのアンナ・パゴリラヤ。
映画「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」より。
最初が3回転、3回転のジャンプです。
≫トリプルルッツトリプルトウループ。
余裕を持って降りましたね。
≫いい表情になりました。
≫足換えのコンビネーションスピン。
≫高い評価を受けてきたスピンです。
≫回転が速くていいですね。
バタフライの入り方からフライングキャメルスピン。
ポジションもいいですね。
トリプルループ。
よくこらえましたね。
ダブルアクセル。
よく動いていますね。
≫ぐいぐいと見る人を引き込んでいくようなそんなステップです。
≫動きにキレがあっていいですね。
非常に音楽のリズムとよく合っています。
レイバックスピン。
≫さすがの集中力。
なんとか2分40秒を乗り切りました。
少しの乱れはありましたが…。
≫少し腰を痛めてしまっているかもしれませんね。
つまずいてしまったときに詰まってしまったかもしれないですね。
でも、そこからよく集中しましたね。
≫なんとか明日は今日以上の笑顔を見せてもらいたいものです。
アンナ・パゴリラヤ。
≫演技は非常にスピード感もあって迫力もあってよかったです。
≫そしてリンクには次のラジオノワも飛び出していきました。
≫つまずいてしまったんですね。
つま先で。
足をとられてしまったんですかね。
≫痛めたのは左の後ろの腰でしょうか。
≫こういうのがあると少し集中力というのは乱しやすいんですけれども30秒しかない中よく集中して最初のジャンプ難しいジャンプに挑みましたよね。
すばらしかったです。
これが少し惜しかったんですけれどもただ、大きなミスにつなげずに最小限、最低限のミスで抑えられてよかったと思います。
回転もしっかりしていましたので出来栄えのほうからはマイナスはあるんですけれど基礎点はしっかり取れています。
≫アンナ・パゴリラヤショートの得点です。
73.29ですからパーソナルベストに限りなく近いような得点がやはり出てきました。
アクシデントがある中でも見事な得点。
現時点で3位です。
さすがの勝負強さで4年連続のファイナル出場を決めましたエレーナ・ラジオノワです。
エレーナ・ラジオノワオペラ「ポーギーとベス」より。
一番苦しんで悩んでいるジャンプが冒頭にきます。
本番でどうか。
≫トリプルルッツトリプルトウループ。
≫なんとか決めてきた。
≫バタフライの入り方からフライングキャメルスピン。
独創的なポジションですね。
足換えのコンビネーションスピン。
トリプルループ。
≫こらえました。
≫ダブルアクセル。
≫今シーズンロシア大会で最高点をマークしているというこのステップ。
≫こういった細かい表現がすてきですよね。
音楽の表情を捉えながらエッジワークもしっかりと難しいことを含んで細かく刻んでいますからね。
≫観客も味方につけました。
≫レイバックスピン。
きれいなポジションですね。
≫ちょっと心配な部分もありましたがなんとか乗り切ってみせましたエレーナ・ラジオノワです。
本人もほっとしているかもしれません。
2大会、2年連続このグランプリファイナルで表彰台に立っていますエレーナ・ラジオノワ、17歳。
ジャンプの出来がどうだったかというのはこのあとのスローを見ながら荒川さんにも分析してもらいたいと思いますがもう最終滑走鋭い目つき、メドベデワがリンクに入ってきました。
≫最初のトリプルルッツですね。
回転軸も真っすぐでよかったと思います。
一番不安があったジャンプだったとは思いますが難なくこなしましたね。
これは得意のトリプルループだったんですけれど少し、高さがいつもより足りなかったので回転が足りなくなってしまったかもしれませんね。
≫得点発表です。
70点台には届きませんでした。
68.98。
5人を終わってラジオノワは4位につけました。
≫いよいよ登場世界女王エフゲニア・メドベデワ。
≫トリプルルッツ。
≫手を上げながら回転する難しいジャンプを連発。
そんな高い身体能力もさることながら真骨頂は、なんといっても17歳とは思えない圧倒的な表現力。
ショートで演じる物語は撮ってもらった写真を受け取り喜ぶしぐさから始まる。
≫観客の視線をくぎ付けにする17歳の世界女王。
出るか、世界最高得点。
≫世界女王はショートの最終滑走を引き当てました。
この顔ぶれの中で大会連覇はなるのか。
演技の技術と表現力に加えて精神力も問われそうです。
ロシアの17歳になりましたエフゲニア・メドベデワ。
エフゲニア・メドベデワ「RiverFlowsinYou」。
≫バタフライの入り方からフライングキャメルスピン。
チェンジエッジも上手ですね。
ポジションもきれいだと思います。
滑らかにターンするのが上手ですよね。
深いエッジワークをよくコントロールしていると思います。
≫ジャンプは全て演技の後半です。
≫トリプルフリップトリプルトウループ。
余裕があります。
トリプルループ。
きれいな流れでしたね。
ダブルアクセル。
≫これも決めてきました。
第4戦、フランス大会では78.52というショートの高得点。
浅田真央に続く世界歴代2位の得点をマークしてきました。
≫足換えのコンビネーションスピン。
ポジションの転換も早くていいですね。
≫今日もすばらしい流れの中でラストのスピン。
≫レイバックスピン。
回転も速くていいですね。
≫今日も完全に自分の世界に入り込みました。
期待どおりの演技を見せてくれました。
世界女王エフゲニア・メドベデワ。
少し、練習に入るときの表情は緊張しているのかなと思ったんですけれどね。
≫珍しく、ちょっと厳しい顔をしていたので緊張しているのかなというような様子はあったんですけどもそれが演技には感じさせられないくらい伸びやかなすばらしい出来でしたね。
1つ1つの全ての技の出来栄えが非常にすばらしかったと思います。
また、加点を取れるように工夫をして作られていますのでそれが決まったときというのは加点幅も大きいんですよね。
なので、それが高得点につながる秘訣でもあるんですけれども。
ジャンプも全て後半に跳んでいますので基礎点も1.1倍ということで今回もかなり高得点が期待できるのではないかなというような今日は、すばらしい演技でした。
最初のトリプルフリップからのコンビネーション。
手を上げましたのでこれも加点対象ですね。
流れもよかったです。
すばらしかったと思います。
トリプルループもスピードを生かして流れのあるいいジャンプでしたね。
そのあとにすぐにステップに入るという。
細かいですよね。
プログラムが緻密です。
≫本当に隙がないなという感じですね。
≫跳ぶ前にも足を上げたり手を上げたりというそういった工夫が自然に出来上がっていますから新採点法で育ってきたという強さかもしれませんね。
これだけ細かい緻密なプログラムを滑りますと演技構成点のほうも評価、高いですから。
≫現在のトップはケイトリン・オズモンド75.54。
それから宮原、74.64これも高得点。
そして、メドベデワのパーソナルベストは78.52。
そして、世界歴代最高は浅田真央が持っています78.66。
いろんな得点との比較の中でさあ、このファイナルのショートメドベデワにはどんな得点が出るのか。
79.21が出ました!ついに、浅田真央の得点を超えました。
エフゲニア・メドベデワ世界歴代最高得点をこのショートでマークしてトップに立ちました。
6人の選手の演技が終わりました。
メドベデワ見事な得点でトップ。
オズモンドが2位日本の宮原知子は3位につけました。
≫これは、いいものを見た。
歴代最高得点、出ましたよ。
≫どの選手もすばらしかった中でその空気を作ったのは宮原さんだと思います。
やはり、なんといってもどの選手もレベルも取りこぼさないですしさすがレベルの高い選手たちだなと思いました。
≫宮原さん、頑張った。
≫スピードもありましたし体を大きく使った表現というのが本当にすばらしかったです。
2016/12/10(土) 18:56〜20:50
ABCテレビ1
フィギュアスケートグランプリファイナル2016 女子ショート[デ][字]

悲願の金メダルへ!!努力のエース・宮原知子が挑む、世界トップ6頂上決戦▼日本を愛するロシア17歳の世界女王は、驚異のジャンプ&芸術性…出るか!?世界最高得点

詳細情報
◇番組内容
▼悲願の世界一へ!!世界選手権&グランプリファイナル銀メダルの宮原知子は、安定したジャンプとバレエで磨いた表現力で勝負!!
▼無敵の世界女王・メドべデワは、世界最高得点なるか注目!!
▼ジュニア女子は、坂本花織と紀平梨花がメダルを懸け勝負のフリー!!
◇大会予定選手
宮原知子、エフゲニア・メドベデワ(ロシア)、アンナ・パゴリラヤ(ロシア)、エレーナ・ラジオノワ(ロシア)、ケイトリン・オズモンド(カナダ)、マリア・ソツコワ(ロシア)
◇出演者
【メインキャスター】松岡修造
【特別解説】荒川静香
【解説】織田信成
【実況】森下桂吉、進藤潤耶(共に、テレビ朝日アナウンサー)
【リポーター】三上大樹(テレビ朝日アナウンサー)
◇会場
〜マルセイユ(フランス)