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解説書き起こし FIFAクラブワールドカップ準決勝Aナシオナル×鹿島アントラーズ 2016.12.14


日本のクラブが越えられなかった準決勝の壁。
鹿島アントラーズが日本勢初の決勝進出を懸け、実況
大阪府吹田市。
新たな歴史誕生の瞬間を待つ市立吹田サッカースタジアムです。
12月8日に開幕しました、サッカーのクラブ世界一決定戦、FIFAクラブワールドカップジャパン2016。

 

 

 


今年のJリーグを制した鹿島アントラーズが開幕戦でオセアニア王者のオークランドシティを準々決勝でアフリカ王者のマメロディを破り、ついに、この準決勝、南米チャンピオン、アトレティコ・ナシオナルとの対戦にまで勝ち上がってきました。
ゲスト解説の岡田さん、勝てば夢のファイナル、非常に楽しみな準決勝が始まりますね。
岡田
そうですね。
でも普通に可能性があるんじゃないですか。
実況
都並さんは今日の試合、どんなところを楽しみにされますか。
都並
何しろ鹿島が調子がいいですし、はつらつとした鹿島らしいサッカーで思い切って戦ってほしいなと思います。
実況
開幕戦では逆転勝利でしたね。
都並
前半ハラハラさせられる試合が多いので今日は最初からいいリズムでスタートしてほしいと思います。
実況
石井監督の采配も今大会、ズバリ的中していますよね。
岡田
心の底から勝つことに徹せられるようになったんじゃないかなと感じます。
実況
今シーズン、Jリーグ最優秀監督賞の受賞も決まっている就任2年目、49歳、石井正忠監督です。
そして、キャプテン小笠原。
準々決勝はベンチでしたが今日はスターティング・メンバーに帰ってきましたね。
都並
重要な局面で彼が発する声がチームをまとめます。
期待したいと思います。
実況
鹿島アントラーズ、対戦相手は27年ぶりに南米を制しました、コロンビアの名門アトレティコ・ナシオナル。
日本のサッカーと世界のサッカーの差は、どれほどあるのか。
その差は埋まってきたのか。
あるいは開いているのか。
それは私達にかかっている。
日本のJリーグチャンピオン鹿島アントラーズを率いる石井監督の昨日の言葉です。
史上初の3連覇を含むJリーグ優勝最多8回、タイトルは国内最多の18冠、伝統の鹿島アントラーズか、世界の壁を打ち破り、新たな歴史をつくることができるのか。
今日勝てば明日行われるレアル・マドリードとクラブアメリカの勝者とのファイナルが待っています。
一方のアトレティコ、今年7月に南米制覇。
27年前のトヨタカップでは黄金期のミラン相手に1点に泣き、悲願の世界一は、なりませんでした。
27年間の実況
クラブワールドカップ準決勝。
先月28日に起きたブラジルのクラブ、シャペコエンセの飛行機墜落事故の犠牲者の方々へキックオフ前、黙とうがささげられます。
ブラジルのシャペコエンセはアトレティコ・ナシオナルと南米の国際大会コパ・スダメリカーナの決勝を戦うためにアトレティコのホーム、コロンビアのメデジンへ向かう途中、悲劇に遭いました。
実況
シャペコエンセと対戦する予定だったアトレティコ・ナシオナルはそのタイトルをシャペコエンセに譲ることにし、南米の大会関係者もそれを承認しています。
実況
勝てばレアル・マドリードか、あるいはメキシコのクラブアメリカが待つ決勝戦に駒を進めることができます。
今、試合が始まりました。
右にエンドを左に攻めて行く白いユニホームが鹿島アントラーズです。
左にエンドを取って右に攻めて行く黒いユニホームは南米チャンピオン、コロンビアのアトレティコ・ナシオナルです。
準決勝の立ち上がり、どんなところに注目すればいいですか。
岡田
アトレティコの戦い方が前からプレッシャーでくるのか下がるのか、それによってアントラーズのやりやすさが全然変わってきます。
そのあたりを注目したいですね。
実況
アトレティコ・ナシオナルのトップに入ってる9番のボルハ。
この選手に鹿島は気を付けなくてはなりませんね。
都並
体も大きいし、スピードもあるし、彼にボールが入った時にどういう対応を取るのか、注目したいですね。
実況
今のはオフサイドです。
先発で入っている赤崎秀平、開幕戦で同点ゴールを決めている赤崎。
左に攻めて行く鹿島アントラーズです。
気象情報です。
気温は5度。
昨日まで雨が降っていた大阪、今日は一段と気温が下がりました。
湿度は60パーセント。
風は2メートルです。
岡田
選手にとっては、そんなに影響のないコンディションですね。
見ているほうはちょっと寒いですけどね。
実況
そんな中、両チームのサポーターからは熱い声援がピッチ上に注がれています。
キャプテンのエンリケス、前を向きました。
右サイドを使ってきます。
倒されまして笛が吹かれました。
審判団です。
ハンガリーとザンビアのユニットです。
主審はカッシャイさんです。
さぁ、前線へのボール。
今大会はFIFA主催試合として初めてビデオ・アシスタント・レフェリーといわれる主審の判定をサポートするビデオ判定システムが導入されています。
主審とビデオ判定室は無線でつながっていて主審からの要請、あるいはビデオ判定室からの呼びかけによって微妙なプレーについて判定を行います。
ただ、あくまで最終決定権は主審にあります。
最終ラインでボールを回しているアトレティコ・ナシオナル。
2番のボカネグラはフリーキックの達人でもあります。
手前のラインを割りました。
アトレティコボール。
ボカネグラのスローイン。
鹿島アントラーズは開幕戦、そして準々決勝と2連勝でこの準決勝に駒を進めてきました。
岡田
アトレティコのほうは予選のビデオを見ても、結構中央に入ってくるんですよね。
ある意味、アントラーズは、そこで奪ってのカウンターというのが今みたいに1人2人抜かれても最後のところで取って速攻するというのは、はまる可能性があります。
実況
今、ウリベがするするっと抜いて来ました。
ボルハのボール。
ボールが通った。
9番のボルハには気を付けなくてはなりません。
倒れましたがファールはありません。
中にはボルハが待っている。
そのボルハの前、セカンドボールはアトレティコです。
トーレスはコロンビア代表で40試合以上の経験があります。
ボルハが前を向いた。
南米大会であるコパ・リベルタドーレス。
都並
中盤にはスペースがあるので落ち着けばチャンスが作れます。
実況
赤崎には通りません。
都並
アトレティコが攻め上がった後というのは中盤の選手も出てくるので、結構スペースもあります。
今日のゲームはお互いが攻めあって、いざゴール前で勝負なるので、十分に鹿島にチャンスがあると思います。
実況
12月8日の開幕戦ではオセアニア王者のオークランドシティ相手に1点を先制されましたが2点を奪っての逆転勝利。
準々決勝、アフリカのマメロディとの試合では前半はシュート0本でしたが、後半2得点を奪っています。
勝ち上がってきている鹿島アントラーズ、コーナーキック。
最初のコーナーキックです。
キッカーは25番の遠藤。
昌子、植田が上がってきました。
ニアサイド、ヘディングシュート。
これは合いませんでした、山本。
都並
惜しいね。
実況
山本が飛び込んでいきましたが、惜しくも合わせることができませんでした。
今シーズン3得点、主にセットプレーからゴールを決めているサイドバックです。
都並
お互いのサイドバックが攻撃しますよね。
中盤の選手が前に出てくる形が両チームとも多いと思います。
ペナルティーエリアに両チームとも近づきますから、最後のセンターバックをだますような、ちょっとひねったプレーというのが鹿島にも必要になると思います。
DFは逆に騙されないようにしなければいけないと思います。
実況
アトレティコのサポーター、ものすごい数が来ていますね。
岡田
コロンビアではあんまり来ないと聞いていたんですけど大阪にはこんなに来ているんですね。
実況
ビザの関係であんまり来られないと聞いていたんですが、1万3000人以上が大阪に集まっているようですね。
都並
昨日の夜も道頓堀で盛り上がったようですよね。
実況
チャントが深夜まで鳴り響いていた道頓堀です。
金崎はベンチスタートになりましたね。
岡田
コンディションの問題もあるでしょうし、金崎が途中で出てきて活躍するのがパターンになってきています。
実況
金崎はここ5試合で5ゴール。
トーナメント戦の申し子のような選手ですね。
都並
その分析もアトレティコはしていると思います。
後半に金崎がマークされるということも出てくると思います。
その裏を突くこともできると思います。
実況
鹿島アントラーズのフォーメーションです。
ダブルボランチは柴崎と小笠原です。
小笠原はキャプテンです。
2トップは土居と開幕戦でゴールを決めた赤崎です。
そしてサブのメンバーです。
金崎はJリーグチャンピオンシップでMVPです。
ここ5試合で5得点。
そして、永木亮太が今日の試合はベンチスタートです。
日本代表の選手です。
ダブルボランチは柴崎と小笠原、どのようにご覧になりますか。
都並
アトレティコの肝は中盤の構成力です。
トーレスという選手がいろいろなポジション取りをするので小笠原選手が経験があるから前に行くべきか、後ろでトーレスをしっかり見るのかバランスを考えていると思います。
実況
10番がトーレスですね。
アギラール。
この選手もコロンビア代表の選手。
リオオリンピックでは日本とも対戦しています。
キャプテンのエンリケス。
前線へのボール。
ジョン・モスケーラが中を見た。
ベリオが入ってきている。
そして9番のボルハです。
ボルハのクロス。
植田が対応しました。
2番のボカネグラ、中にベリオがいます。
右サイド、9番のボルハの低いボール。
前を向かせてはいけません。
2人ついている。
柴崎がボールを奪いました。
都並
あのへんの我慢が大事ですよね。
実況
手前のタッチラインを割って、鹿島ボールです。
ではアトレティコ・ナシオナルのフォーメーションです。
都並
変に突っ込むとかわすような技術を持っているので挟み込むようなディフェンスをしました。
実況
アトレティコ・ナシオナルのフォーメーションです。
トップ下にはコロンビア代表のトーレス。
右サイドにベリオ、左サイドにジョン・モスケーラ。
1トップに入っているのが生粋の点取り屋、南米大会のMVPのボルハです。
都並
いやぁ、いいね、柴崎。
実況
アトレティコのサブのメンバーです。
都並
小笠原がスルーパスを出した時には、すぐに埋めちゃいます。
少しひねらないといけない。
実況
ボルハにボールが通りました。
後ろからウリベのシュート。
はじいた。
都並
ナイス曽ヶ端。
岡田
曽ヶ端、当たってるね。
実況
非常に危ないシーンでした。
ボランチのウリベが上がってきてシュート。
実況
クロスをあげて来ました。
曽ヶ端のパンチング。
岡田
都並さんが最初に言っていたように中盤、相手もゆるいですよね。
かなり落ち着いて回せば回せるんじゃないかな。
実況
そのあたりが鹿島にとってチャンスになるわけですね。
岡田
なると思います。
都並
危ない。
実況
赤崎、ボールを外に出しました。
都並
あそこで打たずに切り返すんだ。
あんな大柄なのに。
実況
ヒヤっとするシーンです。
27年ぶりに南米を制覇した。
今日は黒いユニホームのアトレティコ、コーナーキック。
蹴るのはトーレス、ニアサイドへのボール。
ヘディングシュート。
曽ヶ端がキャッチしました。
岡田
何となくアントラーズのいいペースかもしれない。
相手はいつでも点を取れると思わせておいて、失点するとマズイですけど前半これで耐えていれば、チャンスが来ると思う。
実況
旗が上がっている。
エンリケスが前線に残っていました。
2004年、オンセ・カルダスで南米制覇を経験しています。
都並
来た、フリー。
チャンス。
よっしゃ!実況
左足のシュート、どうだ。
左に外れました。
遠藤のシュートは惜しくも枠をとらえることはできませんでした。
都並
チャンスができます。
待ち受けるようなディフェンスをするんですよ。
アトレティコは。
なので、落ち着いて間間に入ってボールを回していけば今みたいにチャンスができます。
シュートは、最後はもうちょっと冷静に実況
マメロディとの試合では前半1本もシュートを打てませんでした。
今日は打てていますね。
都並
コンパクトに攻められていますしディフェンスもしっかりできています。
実況
ピッチ上には元日本代表の城彰二さんがいらっしゃいます。
ここまではいかがですか。

鹿島のディフェンスラインがしっかりとマークしているので特にボルハに対して昌子と植田が2人で、かなり声を掛け合っています。
どちらがマークするかという展開になっているので、安心して見られますね。
ただ、先ほど岡田さんも言われた通り落ちついてボールをもっと回せるところを回したほうがいいと思います。
実況
間もなく前半15分を迎えます、南米チャンピオン対開催国チャンピオン鹿島の一戦です。
先ほどシュートを打った遠藤です。
ここはラインを割っていません。
失礼、ラインを割っていました。
準々決勝で貴重な先制ゴールを奪いました。
25番の遠藤です。
そしてゴール裏には鹿島のサポーターが大勢、大阪府吹田市、市立吹田サッカースタジアムに集まっています。
鹿島ベンチ
男性の29歳の方に伺いました。
4歳の時から鹿島アントラーズを応援しているサポーターです。
実力からいえば相手が上。
それは分かっているけど、気持ちで勝ちたい。
いろいろありましたけど、金崎がうちのエースなので彼に頑張ってもらいたいですと話していました。
そして3年前に南米ブラジルの名門サンパウロに勝っているんですよね。
ですから南米には勝てるんじゃないかと自信を見せていました。
実況
ワンタッチでボールをつないでくる。
右サイドのボカネグラ。
ジョン・モスケーラも中に入ってきました。
後ろからシュートを打ってきた。
これはクロスバーの上です。
シュートを打ったのは28番ベリオ。
アトレティコ・ナシオナルの下部組織アカデミーの最高傑作といわれている選手です。
思わずアトレティコサポーターも椅子から腰が上がりました。

ピッチコンディションですが、若干、芝が長めなので今みたいなボールが浮きやすい状態になっています。
実況
アトレティコ・ナシオナルは今日の試合が初めて。
今大会初めての試合です。
実況
ボカネグラが非常に高い位置をとっているアトレティコ。
都並
こうやってトーレスが最後にリズムをつくるんです。
小笠原が背中に置きながらも気にしながらいい場所でトーレスにボールを持たせていません。
都並
ナイスナイス。
実況
笛が鳴りました。
鹿島ボールです。
小笠原満男です。
鹿島アントラーズ、国内最多18冠のうち、15冠を経験している小笠原満男。
前回の4日前の準々決勝は小笠原は試合の出場がありませんでした。
体力は回復しているとみていいですか?岡田
そうでしょうね。
そういうことも考慮してのベンチだったんでしょうね。
実況
後ろから柴崎が来た。
シュート!都並
惜しい。
実況
まだあります。
中村が4人に囲まれます。
都並
いい中央突破だったけどね。
実況
GKのアルマーニに防がれました。
前半の18分経過。
スペインやチェコのクラブでプレーしたジョン・モスケーラ。
惜しいシーンでしたね。
岡田
決定的なシーンでした。
都並さんも言っていましたけどこういうところで決めるかどうか。
都並
本当に大きいですからね。
岡田
今日の試合の勝負になりそうですね。
実況
手前側のタッチラインを割ります。
都並
多くのチャンスをつくっても、決定機を決めきれずに負けてきたという歴史はあるわけですから、これは決めてほしいな。
でもアルマーニもタイミングがいいよね。
実況
アトレティコといいますと最終ライン、堅い守備が有名です。
でも鹿島はチャンスをつくれていますね。
実況
これはGKが出ています。
都並
コンビネーションで中央を崩すのはもろいと思います。
サイドは堅いけど。
実況
GKのアルマーニ、チャンスを作っている鹿島です。
これまで日本のクラブは全て、この準決勝で世界の壁にはじき返されてきました。
今日、鹿島アントラーズがアトレティコを破りますと日本のクラブ史上初めての夢の決勝進出ということになります。
間もなく前半20分です。
実況
10番のトーレス。
今はひときわアトレティコのゴール裏のサポーターから大きな声が響き渡りました。
ナシオナルベンチ
サポーターの方にお話を聞きました。
正直、相手はレアル・マドリードしか見ていない。
アウェーだが意識していないと話していました。
3000万ドルをかけて、この日本に来たということです。
実況
30万から80万円、この日本に来るのにかかるということです。
そうまでしても見たいというアトレティコ・ナシオナルのサポーターです。
実況
行くぞ行くぞ、今晩は勝たなくてはならないんだという声援を選手達に飛ばしています。
岡田
アントラーズのディフェンス、いいですね。
コンパクトですし、フリーになる選手がいないですよね。
タイミングよく掴んでいますね。
都並
マメロディ戦は一人が無理に追っていって次の人が。
実況
ボルハのシュート。
曽ヶ端の正面でした。
都並
ミートがうまいよ。
クロスもマイナスを狙っています。
チームとしてイメージがあるんでしょうね。
ボルハのポジションをしっかり分かっている。
サイドバックの体を見てタイミングを図っている。
実況
MVPを獲得、4試合で5ゴールを挙げました、ボルハ。
実況
ウリベがシュート。
これは左。
危ないシーンでした。
都並
今のシーンが一連のシーンで一番危ないシーンでした。
これがパターンですから、これが怖いですよ。
危ない、危ない。
実況
アトレティコといいますと、南米大会では、10人の異なる選手で25得点を挙げたクラブ。
誰でもゴールを決めることができるというクラブです。
都並
前線がパワーですごいにもかかわらず柔軟にポジションチェンジをして、チャンスをつくってくるんです。
これが抑えきれない。
実況
鹿島、よく守りました。
都並
OK!実況
今のは昌子でしょうか。

昌子が全速力で戻ってヘディングでクリアしましたけれども、あの全速力は本当にすごかったですね。
実況
3日前の準々決勝では相手と接触して、前歯を折りながらフル出場した昌子。
実況
もう一度コーナーキックです。
都並
ただ、アトレティコもすごい。
全部、枠の中に飛んでいますからね。
実況
このシュートは曽ヶ端がキャッチ。
アトレティコ・ナシオナルはすでに手元の集計で8本のシュートを放っています。
一方、鹿島アントラーズは2本。
都並
いやー、はやい。
実況
笛が吹かれました。
まさに誰でもシュートを打ってくるアトレティコですね。
岡田
これも素晴らしいシュートだったけど、入んないんです。
入んない。
岡田
もう耐えるしかないでしょ、これ。
実況
鹿島アントラーズは国内最多のタイトル18冠ですが、アトレティコはこれまでに26冠を獲得しているクラブです。
国内タイトルで20冠、国際タイトルで6冠、合計26冠獲得しているアトレティコ。
ただ黒いユニホームのアトレティコもまだ、このクラブワールドカップのタイトルを獲得したことはありません。
実況
これはフォールになってしまいました。
左サイドバックの山本脩斗です。
都並
ベリオがボールを受けたときも20センチのところにぴったりついて、このマークが大事なんです。
話してしまうと、前後左右にボールを持っていかれますから。
いい対応ですよ。
そこ、行こう。
実況
シャペコエンセのフラッグが掲げられています。
都並
ボルハにはみんな行けてるね。
実況
柴崎は右サイドを使ってくる。
都並
そう。
実況
赤崎の後ろから中村。
もう一度、遠藤のシュート。
ここはコーナーキックに変わります。
ナシオナルベンチ
ボルハ、まだ立ち上がることができません。
腰の位置を押さえています。
実況
9番のボルハですが都並
植田が後ろから押していますからその時に膝が入っているんですけど、正当にブロックしているので当たるのは当たり前です。
センターフォワードの宿命です。
実況
ボルハは立ち上がりました。
鹿島のチャンス、コーナーキックです。
実況
植田のヘディング。
ジャストミートしませんでした。
センターバックの植田直通、日本代表。
ここはスローインになります、鹿島アントラーズです。
都並
ボルハと1回リオでやってるというのは強みだよね。
実況
手倉森ジャパン、リオオリンピック代表では最多出場の植田。
リオオリンピックでも第2戦コロンビア、ボルハと対戦しています。
実況
鹿島ボールです。
両チームともにまだ得点はありません、鹿島アントラーズが勝てばJリーグとして史上初めてのクラブワールドカップ決勝進出がかかっています。
鹿島アントラーズの10番を背負う柴崎岳です。
今シーズン20番から鹿島アントラーズの伝統のクラブの10番を託されました。
ふわりと浮かせた。
西が倒れている。
中村、シュートは打てません。
都並
昌子、ナイス。
実況
山本のクロス。
ここはラインを割りましてアトレティコボールになります。
鹿島ベンチ
昌子は今日のポイントとして不用意なファールを避けることと言っていました。
南米はマリーシアといわれているようにずる賢いのでそこだけは気を付けたいと話していました。
実況
今日は至る所でシャペコエンセのフラッグが掲げられています。
先月28日、ブラジルのシャペコエンセが飛行機の墜落事故という悲劇に遭ってしまいましたがコパ・スダメリカーナという南米の大会、2番目に大きな大会の決勝戦でアトレティコ・ナシオナルとの決勝戦へ向かう途中、コロンビアへ向かう途中に悲劇に遭ってしまいました。
今日はその哀悼の意を表し、アトレティコ・ナシオナルは黒いユニホームです。
本来はファーストユニホームは緑なんですが今日は黒いユニホームで今日の試合に臨んでいます。
鹿島アントラーズも腕に黒いバンドを締めて、この大会に臨んでいます。
実況
今のはビデオ・アシスタント・レフェリーですね。
FIFA主催大会で初めてVAR、ビデオ・アシスタント・レフェリーが導入されました。
試合を左右しかねない重要なシーンの時、微妙な判定の時は主審とビデオ判定室で映像を確認するというビデオ・アシスタント・レフェリーです。
都並
初めてだ。
実況
おっと!岡田
PK。

おそらくフリーキックの時に引っ張られたということで。
実況
西が倒されたシーンですか。
なんとなんと、鹿島アントラーズ、先制のビッグチャンス。
ビデオ・アシスタント・レフェリーによって判定が変わりました。
都並
画期的だな。
でも今のは完全に引っ掛けられていた。
これね、引っ掛けてんじゃん。
実況
画面の右側です。
主審が実際に見て判定した映像です。
FIFAの主催の大会として今大会、初めて導入されました。
ビデオ・アシスタント・レフェリー。
主審の判定をサポートするものなんですがまさにVAR、ビデオ・アシスタント・レフェリーによって鹿島アントラーズ、PK獲得ということになりました。
都並
我々は歴史的なシーンを見ていますよ。
岡田
テニスみたいに全員が見られればいいのにね、お客さんも含めて。
レフェリーだけが見ているから何だか分かんないよね。

今、ベンチからあれ、ファールじゃないかという意見が出ていたんです。
それに対してレフェリーが第4審判から伝えてこういうことになりました。
実況
先制のビッグチャンスです。
ボールを置いたのは8番土居です。
2011年にユースから鹿島のチームに昇格しました。
その時に宣言したのはクラブワールドカップに出ること。
その夢を実現した今、クラブワールドカップで優勝することに夢は変わったと話します。
その夢の舞台で8番土居がこの準決勝でゴールを決めることができるかどうか。
前半32分を過ぎました。
都並
よっしゃ!実況
決まりました。
鹿島アントラーズ、史上初の決勝進出へ向けて、大きな大きな先制点。
8番の土居が落ち着いてPKを決めました。
貴重な先制点は鹿島アントラーズが手にしました。
落ち着いていましたね。
岡田
ねっ。
小笠原が蹴るのかと思ったら、若い土居に蹴らせて、でも落ち着いてGKの動きを見て蹴っていました。
実況
24歳、8番の土居聖真がPKを決めました。
大会で初めて導入されたビデオ・アシスタント・レフェリーでPKでこのゴールを決めた歴史的なシーンとなりました。
岡田
そうですね。
実況
鹿島アントラーズが先制ゴールを手にしました。
前半1点リードの鹿島アントラーズです。
1点をリードした鹿島。
戦い方を変える必要はありますか。
都並
いや、今のままでいいと思います。
リズムは悪くないので。
そして相手が徐々に出てきますから、そこの穴を突いていくことが大事です。
ただ、無理矢理に早く攻めると今度は速攻を受けやすい形になるのでしっかり守備のことを考えながら落ちついて厚みのある攻めをしたいですね。
実況
コーナーキックになります。
前半33分、西が倒されまして、PKを獲得。
それを土居が決めて、鹿島アントラーズ、1点のリード。
実況
鹿島アントラーズ、追加点なるかどうか。
前半の残り時間は10分少々です。
実況
植田のヘディングは弾かれました。
実況
もう一度。
ここはヘディングでクリアされます。
実況
10番の柴崎。
ここは枠をとらえることはありません。
都並
完璧なヘディングだったんじゃないですか。
岡田
絶対に入ったと思った。
完全にフリーだったから。
受ける前に完全にフリーだったからね。
実況
植田。
このあたりは、さすが南米チャンピオンのGKアルマーニ。
植田のヘディングシュートはブロックされました。
都並
いい対応だ。
実況
ただ、鹿島アントラーズが大一番で先制ゴールを奪っています。
1点のリード。
都並
1対1に絶対にしていない。
昌子も近くに寄っているし、しっかり分析しています。
実況
植田のクリア。
実況
12番キャプテンのエンリケス。
そしてディアス、ウリベへ。
実況
トーレスからボルハへ。
ボルハ、打ってくるか。
ここは危ないシーンだった。
小笠原がボールを外に出します。
ひやっとするシーンでした。
都並
あそこまで侵入しても無理に打たないで返すんだよね。
これが南米のレベル。
あそこで返されたら1点ですからね。
岡田
でも今日は入らないんですよ。
都並
リズムが出てるよ。
実況
ピンチのシーンは何度かありますが、しのいでいる鹿島です。
都並
我々が見ているスローは会場に流れてないんですよね。
だから会場のお客さんは見られないんだよね。
ね。
都並
ナイス昌子。
素晴らしい。
実況
3日前に24歳の誕生日を迎えました、昌子源です。
都並
トーレスがうろちょろしているんですが、あそこに昌子が対応するんですよね。
あそこを抜かれると、スルーパスが出ますからね。
いい対応ができています。
リベルタドーレスの予選を見ているとこういう状況でトーレスが抜けないとゲーラを使ってくるんです。
後半、気を付けたほうがいいな。
実況
アトレティコはサブのメンバーにも代表クラスの選手がそろっています。
ゲーラはベネズエラ代表です。
2006年から10年以上ベネズエラ代表としてプレーしている選手です。
都並
行け。
サイドのボカネグラがカバーですからね。
しっかりしてますよね。
岡田
ただ4人で守るのは厳しいですから、中盤、これだけ空いてきたらチャンスをつくれるんじゃないですかね。
アントラーズとしては前半、絶対失点しないことです。
そうしたら十分に可能性が出てきます。
実況
先制ゴールのシーンです。
前半の33分、FIFA主催大会で初めてビデオ・アシスタント・レフェリーが使用されました。
前半残りは5分少々です。
このままリードを保ったまま、後半を迎えることができるでしょうか、鹿島アントラーズです。
各大陸チャンピオン6チームと開催国チャンピオンの7チームが出場しているクラブのワールドカップです。
開幕戦から2連勝で準決勝まで進んできた鹿島アントラーズ。
さぁ、ボールを奪った赤崎。
土居がワンツーを使う。
ここは通りませんでした。
都並
あのへんに集結するのが早いですから、もう少し広げたいですね。
実況
サイドですか。
トーレスには通りません。
昌子が素晴らしい対応をしています。
米子北高校から鹿島アントラーズ、入団6年目。
日本代表にまで上り詰めている昌子です。
都並
今のは中村、負けちゃだめだ。
実況
ちょっと中途半端なシーンになりました。
これはゴールラインを割っています。
前半40分経過。
岡田
GKとの間に流し込まれて、一番嫌な所です。
西がよく戻っていました。
実況
ただ、ジョン・モスケーラが長い足を伸ばしてきました。
残り時間5分を切ってアトレティコのコーナーキック。
この時間帯は気を付けたいところ、鹿島アントラーズ。
ゴール正面へのボール。
セカンドボール。
ここは鹿島が奪いました。
柴崎。
そして、これはチャンスを迎えるか。
都並
速いんだよな。
実況
スピードがあります。
都並
ドリブルは3タッチしちゃダメ。
2タッチじゃないと、なかなか厳しいね。
実況
前半の残り時間が少なくなってきています。
13番の中村。
さぁ、アトレティコボール。
中にはベリオ、ボルハがボックスの中に入ってきました。
いったん後ろへ下げます。
そしてウリベからボルハ。
前を向いてボルハがシュート。
都並
あれ、止まんないな。
実況
まさにブルドーザーのような。
実況
アトレティコサポーターは俺達はチャンピオン、誇りを持って戦えという歌を歌っています。
前を向いたベリオ。
ベリオのシュート。
曽ヶ端、はじいた。
そしてボルハ。
しかしよく戻りました。
まだクロスを上げてくる。
そしてボルハ。
ここもよく守りました。
都並
中、突破してくるんだね。
実況
しっかり鹿島も守っているんですが、ベリオがシュートまで持っていきました。
しかし37歳、元日本代表の曽ヶ端が落ち着いています。
都並
植田は日本代表でも重いほうですけれども、それを押さえつけていきますから。

体の使い方というか、ボールの置きどころがうまいんですよね。
だからなかなか止められないんですよね。
今日の曽ヶ端は神がかっています。
いいコースに入っています。
実況
37歳、ベテランの選手です。
3日前のアフリカのマメロディとの準々決勝でもスーパーセーブを連発しました、曽ヶ端。
鹿島アントラーズ1対0。
リードは変わりません。
8番土居。
昌子が胸でトラップ。
昌子のミドルシュート。
思い切りよくミドルシュートを放っていきました、昌子源です。
アトレティコ、シュート。
前半11本に対して鹿島はシュート6本です。
実況
トーレスからウリベへ。
中にはボルハがいる。
ボルハに通った。
後ろからシュートを打ってきた。
これはクロスバーの上。
岡田
よし。
都並
これはリベルタの予選で何度も見た。
背中を向けてボルハが受ける。
そして打たせる。
実況
ウリベのシュートでした。
前半、ウリベ1人で6本のシュートを放ちました。

今のボルハのボールのキープなんですけど、来る瞬間に相手の体にぶつけて、しっかりとボールコントロールができる技術を持っています。
実況
接触プレーがあっても、びくともしないボルハです。
都並
南米の選手って、ああいう時は最初から背中を向けるよね。

そういうプレーは得意ですからね。
実況
前半45分を経過しました。
アディショナルタイムは3分です。
岡田
まず絶対に失点しないこと。
そのためには簡単にボールを失うとマズイっすよね。
今みたいなところでも攻撃されるのが怖いです。
実況
ボルハのシュート。
危ないシーン。
曽ヶ端がキャッチをしている。
左足の後ろを通してシュートを打ちましたボルハです。
このまま前半は無失点で終えることができるか。
アトレティコ、シュート13本に対して鹿島は6本。
シュートの本数では負けていますが、スコアで上回っているのは鹿島のほうです。
またアトレティコが攻めてくる。
ウリベ、そしてボルハ。
ボルハが前を向いた。
トーレスのシュート。
これは枠の右でした。
都並
1本、主審がPKを取っていますから、ああやって飛んでくることを南米の選手はやってきますからね。
慎重に。
実況
ルエダ監督はアシスタントレフェリーを要求していました。
史上初めてVARによって鹿島にPKの判定。
土居が決めて、鹿島アントラーズ、日本史上初のファイナルに向けて1点リードしている前半です。
都並
ここ切っちゃったほうがいいな。
実況
昌子がよく前に出ました。
都並
素晴らしい。
実況
中村が前を向いた。
倒れません。
アギラールがついている。
都並
気を付けて。
あ〜!実況
アトレティコボールになります。
実況
ジョン・モスケーラ。
西が対応しました。
またアトレティコボール。
ふわりと浮かせてきた。
ボールは、まだラインを割りません。
ジョン・モスケーラ。
ヘディングシュート。
これは、バーに当たった。
まだアトレティコがシュートを打ってくる。
岡田
入んない。
実況
ここで前半終了。
危なかった。
土居のゴールの1点を前半守りきった鹿島アントラーズです。
岡田
アトレティコのほうが攻めていますけれども。
でもアントラーズにもチャンスがあった。
得点はいけなきゃダメですね。
前半は入んない。
都並
アトレティコは精度が高い。
実況
前半、鹿島アントラーズ、1点リード。
史上初の決勝へ向けて、このあと後半に入ります。

鹿島がリードしています。
桐谷
真っ向勝負で1点リード。
本当に見ていて楽しいですね。

クラブワールドカップ準決勝は前半を終えて鹿島アントラーズが1対0とリードを奪っています。
鹿島アントラーズの先にはこちら、レアル・マドリード。
ちょうど今日の午後5時半からのレアル・マドリード前日練習の模様です。
冒頭15分間、ボール回しのみの公開でしたがクリスティアーノ・ロナウドの姿が見えます。
さらにはベンゼマなどリラックスしたムードでしょうか。
桐谷
笑顔も見られますよね。
明日の準決勝がますます楽しみになりますね。
実況
クロースやモドリッチの姿もありました。
そしてジダン監督。
あらためてすごいメンバーですね。
北澤
明日に向けていい準備ができているのかなという感じです。
実況
キャプテンのセルヒオ・ラモス選手は別調整だそうですね。
100人近いスペインのメディアが練習に集まったそうです。
対戦相手のクラブアメリカには桝
副音声のほうは、どうでしょうか?ラルフさん、畑下さん。
鈴木
盛り上がってますよ。
いいですね。
畑下
まずは中田さん、鹿島の戦いぶり、いかがでしたか?中田
ポストに救われているシーンもありましたけど先制しましたし、粘り強く、よく戦っています。
鈴木
曽ヶ端選手。
中田
当たってますね。
頑張ってます。
鈴木
同じくゲストにはアンガールズの山根さんがキャスティングされています。
山根
すみません。
でも小中高サッカーやってましたし、カズさんにボールボーイとして、ボールを渡したこともあるんです。
ポジションは、たらい回しでずっと補欠でした。
でもJの代表として鹿島に頑張ってもらいたいです。
畑下
桐谷さん、中田さんに質問はございますか。
桐谷
鹿島はこの後、守るべきですか?攻めるべきですか?中田
僕は攻めるべきだと思います。
攻めに出ないと守りきれないと思っています。
もう1点、ほしいですよね。
カウンターを出せれば相手もびっくりしますからぜひ攻めてほしい実況
今まで日本のどのクラブも成し得ることのできなかった日本サッカー界の夢を鹿島アントラーズが現実のものにしようとしています。
南米チャンピオン、コロンビアのアトレティコ・ナシオナル相手に1点のリードで迎える日本の鹿島アントラーズ。
FIFAクラブワールドカップジャパン2016。
日本のクラブが決勝に進むことができれば史上初の快挙ということになります。
左から右に攻めて行く白いユニホームの鹿島、右にエンドを取った黒いユニホームがコロンビアのアトレティコです。
1点のリードで後半に入った鹿島、残り45分、代える必要はありますか?岡田
変える必要はないんですけど、どうしても運動量が落ちてきて間が空くようにならないように落ちてもコンパクトを保つように集中しなければいけません。
実況
アトレティコは今日の試合が今大会、初戦ですが鹿島アントラーズは、この試合が中2日での3試合。
5日前にはチャンピオンシップも戦っていました。
スタミナ面というのも後半、心配になりますね。
岡田
そうですね。
実況
ここは赤崎が走ります。
柳沢敦2世といわれる赤崎。
シュートを打っていった。
これはキャッチされました。
1人でドリブルで持っていって、シュートまでつなげました、赤崎秀平です。
試合前に話していたんですが赤崎はこれに勝てばレアルだ。
もちろんレアルもクラブアメリカに勝たなければいけないんですけど対戦する可能性が非常に高い。
身体的な疲労はあるんですが精神的には全く疲れていませんと赤崎は話していました。
実況
ここは植田がよく対応しました。
岡田
昔、ガンバがマンチェスター・ユナイテッドでやって結構いい試合をしたんですけどね。
そういうシーンをまた見たいですね。
実況
2008年ですね。
マンチェスター・ユナイテッドに3対5で、ガンバは敗れましたが、ものすごい打ち合いでした。
語り継がれる試合でしたね。
岡田
十分に通用すると思いました。
実況
ただ日本勢は準決勝、その試合に勝利したことは一度たりともありません。
準決勝の高い世界の壁にはじき返されてきました。
その準決勝でクラブワールドカップ初出場の鹿島アントラーズが1点のリードを保っています。
ここはラインを割っています。
鹿島ベンチ
ハーフタイムが終わってピッチに入るとき、昌子と植田が話していたんですけど昌子がエースストライカー、ボルハに入った後のこぼれ球、ボレーシュートだけ気を付けよう、あとは大丈夫だと話していました。
実況
21番の曽ヶ端。
前半は曽ヶ端のスーパーセーブの連発でした。
都並
ピンチがありましたけれども集中して守ってくれていますね。
実況
トーレスからウリベへ。
ここは倒してしまいました。
ファールになります。
25番の遠藤。
都並
ファールをしてしましたけど一番危険なスペースに侵入されて、そこへの意識が高いですよね。
止めなきゃいけないという。
岡田
ただ立ち上がりのセットプレーは集中しないと。
実況
トーレスが左を使ってくる。
クロスを上げてきた。
ゴール正面のボールに飛び込んできた。
ボカネグラ。
ボールを抑えて山本が対応します。
キャプテンの小笠原がクリアしました。
岡田
これはスカウティングしています。
ちゃんと読んでいます。
実況
ちゃんと準備をしていました鹿島。
左に攻めて行く黒いユニホームがコロンビア。
メデジンをホームとするアトレティコ・ナシオナルです。
実況
ここはアトレティコのファールになりました。
9番のボルハです。
ナシオナルベンチ
前半の失点のシーン。
まだ不服なようでボルハなどは後半ピッチに入ってくる際に関係者に詰め寄っていて指で四角を作って、両手を広げて本当にPKなのかと話をしていました。
実況
前半33分、FIFAの主催試合で初めて使用されたVAR、ビデオ・アシスタント・レフェリーの判定によって鹿島のPKとなりました。
その時の映像は場内にもオーロラビジョンを使って映されていました。
ベリオが鹿島の西を倒しての鹿島のPK獲得というシーンでした。
都並
最初は会場に流れていないと思ったんで、皆さん分からないかなと思ったんですけど流れていたんですね。
都並
おっ、おっ、おっ。
実況
土居が打てるか。
ここはラインを割りました。
鹿島ボールです。
実況
おっと、ここで33番の金崎夢生です。
開幕戦と準々決勝では途中出場でともにゴールを挙げている33番金崎が入ってきます。
実況
植田が読んでいました。
向こう側のラインを割ります。
このタイミングでの金崎の投入。
石井監督はどんなプランでしょうか?岡田
いいですね。
相手も気持ちを入れ替えて、そのうち入るだろうと思っていたのが、このままじゃヤバイぞとテンポを上げてきている。
こちらももう1枚持っているんだと切り札を持っているという意味では強いですね。
実況
Jリーグ優勝を決めたチャンピオンシップのMVPです。
最近5試合で5得点を挙げている金崎。
今大会に入ってからは左足首の捻挫の影響もありまして、ここ2試合はベンチスタートとなっています。
実況
9番のボルハが、ここまで下がっています。
これは倒れますが、ファールはありません。
実況
もう一度、ボカネグラのクロス。
ヘディングシュート。
都並
重なった。
実況
ラインを割って、アトレティコボールです。
ここで33番金崎が入ってきます。
18番の赤崎を下げます。
途中出場、いずれも今大会ゴールを決めている33番金崎夢生が入ってきました。
鹿島アントラーズ、まずは1人目の選手交代です。
赤崎に代わって金崎が入ってきました鹿島。
都並
もちろん得点もそうですけど、その前段階でボールをしっかり収めて前に推進力を出してくれるようなポストプレーと周りを生かす動き。
彼が入ることによって全体が前にパワーを持っていけるような雰囲気がありますから、まずはそれをして押し返してほしいですね。
実況
ジョン・モスケーラが中に入っていく。
またひときわ、アトレティコサポーターの声が大きくなってきました。
右サイドのボカネグラ。
2人がかりで鹿島がボールを奪いにいきます。
都並
1トップ2シャドーのような形で厚みを増してきますから、逆に取るとチャンスにつながりやすいです。

両サイドに対して西と山本がしっかり絞っているんですよね。
なので、外のスペースも中のスペースもうまく使えない状況になっています。
しっかりと分析しています。
実況
さぁボルハ。
これは植田がクリア。
都並
取った後の縦のボールを金崎がしっかり収めてくれると厚みができるんですけどね。
都並
よし。
いいね、ここ。
あぁ、惜しい。
実況
金崎に対するファールです。
カードが出ました。
エンリケスにイエローカードです。
最終ラインをまとめ上げているアトレティコ・ナシオナルのキャプテン、元コロンビア代表のエンリケス。
実況
そして鹿島は2人目の選手が用意しています。
6番日本代表・永木です。
永木が今、ウオーミングアップジャージーを脱ぎました。
実況
土居がボールを呼んで、ここはアギラールが対応した。
アギラールが右足を痛めたでしょうか。
リオオリンピック日本戦でのプレーをしていました、センターバックのアギラールです。
土居が誤って足を踏んでしまったでしょうか。
実況
このあたりのキープ力。
都並
いいですよね。
安定感があります。
このタイミングで金崎を入れて、もう1人入れようというのは受け過ぎないようにするということですか?岡田
どうですかね。
小笠原と代えるということは小笠原の運動量がちょっと落ちたという判断でしょうね。

ピッチサイドで見ていたんですけど、確かに小笠原選手、前半、かなりハードワークしていたので、ちょっと疲れが見えていました。
都並
それも多分、監督は想定していたんだよね。
永木を置くということは。
岡田
そうでしょうね。
実況
小笠原に代わって日本代表の永木が入ってきました。
キャプテンマークは、そのまま小笠原から永木が受け取っています。
ダブルボランチは柴崎と永木です。
そして、アトレティコはゲーラが用意しているようです。
実況
ここは曽ヶ端がボールをキャッチしました。
都並
ゲーラが出てくるとゲーラがためて、トーレスに、もう一回渡してまた来るというパターンになります。
監督の采配も面白いな。
実況
ルエダ監督もコロンビア、ホンジュラス、エクアドルで代表監督を務めた経験があります。
ボルハ、ボルハ。
シュート。
ブロックしている。
曽ヶ端が弾いた。
都並
ファール、ファール、ファール。
実況
危ないシーンでした。
都並
入らないですよ、岡田さん。
岡田
後半が分かんない。

まず右足1本で止めて、その後、落ち着いていましたね、曽ヶ端。
ファールをもらったシーンもよく落ち着いて守っています。
なかなか今日は入らないと思いますよ。
実況
ベリオが曽ヶ端に対してファールを行っていました。
都並
調子が良過ぎると最後にポカをするというGKもいますが、曽ヶ端は違いますよね。
実況
これはファールにはなりませんでした。
ナシオナルベンチ
ゲーラが今、入ります。
実況
ベネズエラ代表のゲーラです。
愛称はスペイン語でエル・ロボ。
オオカミという意味です。
都並
とにかく永木、柴崎、背中のスペース、このへんでうろちょろしますからパスコースを切るような動きで先程はトーレスを抑えていましたけど的が2つに増えるわけです。
しっかり守らないとトーレスがフリーになります。
今までこのパターンでトーレスが最終的にスルーパスを出してアシストしていたシーンをよく見ました。
実況
コロンビア勢初の南米制覇を達成しているアトレティコ・ナシオナルです。
以来27年ぶりの南米制覇でこのクラブワールドカップ出場を決めました。
今はゲーラが中央にいます。
ベリオからゲーラ。
ゲーラのクロスは低いボール。
曽ヶ端がキャッチしています。
都並
ゲーラとトーレスが、うまく上がったり下がったりして柴崎と永木を引っ張るんですよね。
それで縦パスが直接入りました。
実況
交代枠は3人です。
延長戦に入りますと、4人目の交代枠を使うことができる今大会です。
残り時間は30分を切りました。
日本代表の永木もピッチに入っています。
センターバックのアギラールがここまで上がっている。
ボカネグラのクロス。
曽ヶ端がボールをキャッチしています。
金崎はキープできるかどうか。
まだ持っています。
ここボールを奪われました。
岡田
もう1点取ってしまえばね、決まるんだけどな。
実況
日本史上初の決勝進出を現実のものにすることができるかどうか。
鹿島アントラーズが南米チャンピオン相手に1点のリードを保っています。
黒いユニホームのアトレティコも27年ぶりの南米制覇、そして世界一。
悲願の世界一を目指しているアトレティコです。
27年前にはアトレティコ、トヨタカップに出場した黄金時代のミランと対戦しました。
その時には延長戦でフリーキックで1点を失って世界一は達成できませんでした。
アトレティコです。
都並
遠藤、いいですね。
今のように中央で助ける場面を増やしたほうがいいかもしれませんね。
柴崎と永木が振られているので怖いのは中央です。
ここ、ここ、ここ。
実況
トーレスのシュート。
これは枠の左です。

都並さん、選手サイドから見ていると疲れも出てきたのかディフェンスラインは高く保っているんですけど、ボールに対してのプレッシャーが甘くなっていて隙間にボールが流れているんですよね。
もうあと1歩ぐらい詰められると、そのボールは出てこないんですけどね。
実況
残りのスタミナとうまく相談してやっていかなければというところでしょうか。
都並
人が足りないところを選手が感じて、時にFWが下がったり、ということをしていかないと厳しくなります。
岡田
前半は何かもう完全に崩されて大ピンチなのに入んない。
そういう時は、もう入んないかなという気がするんですけど、完全に崩しきられないんじゃないですか、後半は。
何となく嫌な感じがするんですよね。
都並
岡田さんが嫌っていうのは心配だ。
岡田
もっとチャレンジ。
ボールに下がってしまって、ボールにチャレンジするよりも下がっているので、完全に裏を取られないんですけど。
実況
こういう時だからこそ積極的なプレーといいますか。
岡田
城さんが言ったようにボールに行く迫力とか、落ちています。
都並
畳みかけるようにルエダ監督。
実況
アトレティコは2人目の選手交代があるかもしれません。
準備しています。
実況
今年から稼働している4万人収容のスタジアム、市立吹田スタジアム。
これはベリオ。
2人ついているが曽ヶ端がキャッチしました。
ナシオナルベンチ
バモス、バモス、リベルデ、行け行け、私たちの緑という声が飛んでいます。
実況
この規模のスタジアムですと日本のどのスタジアムよりもピッチが近いといわれています。
大歓声もこだましています。
アトレティコはジョン・モスケーラに代わりまして、16番のダボメです。
FWはイバルグエンという選手がいましたが、故障によって24時間前に選手登録がこのダボメに代わりました。
リオオリンピックの本大会は出場していないんですが予選の時のメンバーです。
スピードとパワー、ルエダ監督の中盤の切り札といわれるダボメが入っています。
都並
これだ。
ナイス。
実況
昌子がよくブロックしました。
スピードがあるダホメ。
まだ持っている。
遠藤がよく奪いました。
後半の22分経過。
昌子がいいディフェンスを見せました。
クロスが上がってきた。
後ろからミドルシュート。
ゲーラのシュート。
そして、ダホメのシュート。
岡田
これで行けるかな。
都並
ハハっ。
実況
この決定的なシーン、ダホメがとらえることができませんでした。

慌てた感がありました。
全くミートできなかった。
精神的にも焦りが出てきていると思います。
実況
南米チャンピオンが鹿島相手に焦り始めているということです。
都並
それを受けての岡田さんの行ける発言ですね。
都並
ここは惜しい。
もうちょっと攻めたいよな。
実況
ラインを割りました。
都並
嫌らしいんだよな。
ゲーラからトーレス、そして最後に出てくるんですよね。
実況
明日は横浜でレアル・マドリード対クラブアメリカのもう1つの準決勝が行われます。
その勝者との決勝を懸けてのこの準決勝です。
鹿島ベンチ
ウオーミングアップゾーンにいる鈴木優磨が最もよくベンチから声をかけています。
手をたたきながら金崎を鼓舞したり、昌子に声を掛けたりしています。
実況
高卒4年目の鈴木優磨。
都並
焦ってるな。
実況
残り時間は20分と少し。
鹿島アントラーズのゴールキックです。
鹿島、リードはしていますがまだその差は1点しかありません。
実況
柴崎、ボールを奪いました。
金崎が前を向いている。
都並
強い!実況
奪われましたが、金崎、倒れることはありません。
体幹の強さを見せました。
岡田
チャンス。
実況
ボールを奪った土居です。
今日は前半33分にPKを決めています。
ここでカードが出ました。
土居が倒されてイエローカード。
都並
今のは、いい判断でした。
外に逃げて、前にボールを運んでディフェンスラインをいったん下げさせてから孤立している。
1人では無理なので、サポートを使う。
全体を押し上げさせるようなプレーでした。

鹿島は攻められてばかりなので、ああいう時間帯を作るのは効果的ですよね。
都並
後ろの選手からすると助かります。
実況
今、石井監督は昌子に対して指示を出しています。
都並
ちょっと形を変えそうですね。
実況
今まで日本のクラブがはじき返されてきた準決勝の壁を越えることができるか。
柴崎から低い弾道で金崎のヘディング。
速いリスタート、ゲーラ。
そしてウリベへ。
30万1000クラブの頂点を決めるFIFAクラブワールドカップジャパン2016。
鹿島アントラーズが世界の壁を蹴破ることはできるのか。
ダホメからゲーラ。
このあたり、鹿島が守る時間帯が続きます。
都並
2列目から縦に出てくるプレーはあまりないので、そんなにまだ怖くないんですよね。
ただ、ドリブルは怖いんですけど。
実況
西が足を出しましたが、アトレティコボールです。
実況
ディアスのクロスが上がってきた。
曽ヶ端、パンチング。
ゲーラがいったんアギラールに下げる。
都並
いいよ、いいよ。
実況
このあたり、鹿島は落ち着いて守れていますか。
岡田
そうですね。
都並
いいですね。
実況
ここは鹿島ボールになります。
初の決勝進出、史上初の快挙を成し遂げることができるかどうか、鹿島アントラーズです。
開催国チャンピオンとして、12月8日に開幕したクラブワールドカップに出場しています。
開幕戦、準々決勝と2連勝で勝ち上がってきた準決勝です。
南米チャンピオンのコロンビアのアトレティコ・ナシオナルを相手にさぁ、クロスを上げられるか。
都並
ちょっと今のは迷ったね。
実況
トーレスが1人抜いた。
スペースがある。
都並
ナイス、曽ヶ端。
実況
2連勝で勝ち上がってきている鹿島アントラーズです。
コロンビアの名門アトレティコ・ナシオナルを倒し決勝進出なるかどうか。
都並
ナイス、永木。
よし。
ここ、速いからな。
岡田
ちょっと、最初から逃げちゃったね。
実況
トーレス、ベリオ、ゲーラ。
ここは曽ヶ端がクリアしました。
間もなく後半30分です。
16番の山本、鹿島伝統のサイドバックです。
GKのアルマーニへ。
都並
単調なボールだと絶対に収めさせてくれないね。
ある程度、勇気を持って、マイボールになった時は、中央の選手も前に出る、攻撃のための勇気を持ったポジションに出なければいけない。
力を使っているので、ちょっと遅れています。

ボールを奪った瞬間に1人でも角度を作ってあげればチャンスをつくれるんですけどね。
岡田
僕だったら4−1−4−1にしてるかもしれない。
真ん中のところに必ず入れてくるんでね。
そこをつぶしたい。
カウンターを狙いたいということですね。
でもそんなの全然正しいわけでも何でもないのでこのセットプレーを大事にしたいね。
都並
今のプレー、よかったね。
実況
金崎ですね。
都並
体の入れ方もうまいし。
実況
このセットプレーを鹿島アントラーズ。
センターバックの植田直通も上がってきています。
186センチ。
岡田
ここは決めたい。
都並
ここで決めたら行けるぜ。
実況
正面から植田には通りません。
岡田
まだある。
都並
うわ〜、惜しい。
実況
これは、土居にはわずかに届きませんでした。
岡田
土居もちょっと疲れてきたね。
実況
開幕戦、そして準々決勝、準決勝、中2日での3試合目です、鹿島アントラーズ。
一方のアトレティコは今大会、この試合が初戦となっています。
時差のアドバンテージという意味では鹿島かもしれませんがスタミナ面でのアドバンテージは間違いなくアトレティコでしょう。
実況
もう一度、笛が吹かれました。
ボールポゼッションは鹿島37パーセント、アトレティコが63パーセントです。
実況
残り時間は10分少々です。
実況
ゲーラが中に入って来た。
ゲーラ、シュート。
曽ヶ端がキャッチしました。
岡田
よっしゃ!城
昌子がコースに入って、しっかり当てているんです。
このあたりの集中力、今、高いですね。
実況
日本代表が強くなるためにはセンターバックが強くならなきゃいけないんだと昌子源は話しています。
今日、ゴール前で必死に守るプレーを子供達に見てもらって1人でも多く子供達がセンターバックを目指してくれるようになってほしいと昌子は話していました。
ラインを割って、アトレティコのゴールキック。
GKのアルマーニが急いでいます。
ナシオナルベンチ
ウオーミングアップゾーンにはニエトしかいなかったんですが、今30番のロドリゲスが呼ばれまして急ピッチでアップを進めています。
実況
そして鹿島のベンチにはキャプテンの小笠原です。
すでに試合からはベンチに下がっています。
都並
いいですね。
実況
8番土居へのボール。
都並
そう。
実況
アトレティコボールです。
実況
ボールを奪いました。
都並
柴崎、速いね。
来たよ。
実況
金崎が走っている。
都並
あ〜!惜しい。
実況
相手選手に当たってしまった。
岡田
もう1点取ってしまえば。
都並
ここらへんが鹿島のうまさです。
相手がバランスを崩していたら隙を突いて前に出て行く。
したたかさです。
鹿島ベンチ
鈴木優磨にピッチを上げろという指示が監督から出ました。
実況
20歳の鈴木優磨です。
ゴールを決めたら、クリスティアーノ・ロナウドのゴールパフォーマンスをしたいと話していました。
実況
鹿島アントラーズ、まだ1点のリードは変わりません。
ここはボルハとの呼吸が合いませんでした。
都並
アトレティコも少し焦ってたね。
実況
ただ、試合の終盤に入っても曽ヶ端は大きな声を仲間に出しています。
都並
ポジションチェンジをしても必ず幅を取る選手と中央のバランスが取れているチームなんですけど、外に誰もいないのに今は中央に選手が集まっているという状態になっています。
鹿島は逆に守りやすいと思います。
実況
前半33分、鹿島、土居のPKで1点リードしています。
実況
さぁ、ゲーラ、うまさを見せる。
都並
落ち着いてるね、曽ヶ端。
実況
ベリオが中に入ってきていました。
ここは西が倒されました。
右サイドバックの西大伍です。
そして今、鈴木優磨が準備しています。
今シーズンは第1ステージの開幕戦、ガンバ大阪戦で決勝ゴールを挙げている鈴木。
そのゴールは吹田スタジアムでのファーストゴールを記録しています。

鈴木は入りたくて入りたくて仕方がないんですよ。
早く交代させろとアピールしています。
実況
遠藤、フリーだ。
よしよし!入れろ!実況
ヒールで入れた!鹿島アントラーズ、追加点。
25番・遠藤がかかとで決めました。
後半の38分。
鹿島アントラーズ、史上初の決勝へ向けて、大きな大きな追加点。
都並
これは大きいぞ。
実況
悲願の初のファイナルへ向けて南米チャンピオンを相手に鹿島が大きな2点目を挙げました。
遠藤は準々決勝に続いて2試合連続ゴール。
都並
柴崎もいいボールを送ったね。
最後、落ち着いてたよ、これ。
実況
このクラブワールドカップという大舞台でヒールでのシュートです。
都並
うまい。
岡田
柴崎のパスがすばらしかったですね。
遠藤もね、怖がらずに。
入っていきましたからね。
GKが出てきているのが見えていたと思いますけど実況
そしてアトレティコのゴール前では1人選手が倒れています。
今、立ち上がりましたがいったんピッチの外に出ます。
都並
ディアス。
実況
ここで34番鈴木がおじぎをしてピッチに入っていきました。
鹿島ベンチ
吹田スタジアムは相性がいいスタジアムと本人も話していまして、観客も近くて一体感が生まれるスタジアム、そういう意味ではホームのカシマスタジアムと似ていると話していました。
実況
その相性のいいスタジアムで鈴木優磨はゴールを奪えるかどうか。
前線は金崎と鈴木優磨の2トップになっています。
都並
いいですよ。
だいぶ読んでますね。
ワンタッチで勇気を持って、あそこには簡単には飛び込めないんですけど。
岡田
研究してますよ。
都並
信じていってます。
実況
トップに入っていた。
実況
鈴木、決まった!クリスティアーノ・ロナウドポーズ。
パフォーマンス。
宣言通りに決めて見せました。
都並
最高だね。
実況
途中交代してファーストタッチでのゴールとなりました。

金崎の、あの強さですよね。
都並
遠藤の裏へ出るバッチリのタイミング。
実況
鈴木、落ち着いて決めました。
そして宣言通りのクリスティアーノ・ロナウドのパフォーマンス。
鹿島3点目です。
岡田
2対0で勝ちだなと思っていたんですけどここまで入れるとは、何ならもう1点ぐらい。
都並
行きましょう。
実況
クリスティアーノ・ロナウドのファンだそうで決勝で当たったらバチバチやってやりますよと鈴木は話していました。
実況
3点を追う展開となったアトレティコ。

ただ、決めてもディフェンスライン、昌子はディフェンスにしっかり指示を与えて、0点で抑えようという気です。
都並
西なんかもサイドバックで最高の守備をしていますからね。
実況
3点取ってもなお、守備にもこだわるというのが伝統の鹿島の強さといえるかもしれません。
アトレティコ・ナシオナルは30番のロドリゲスが入ってきました。
3点を追うアトレティコ・ナシオナル、右サイド、28番のベリオが下がります。
28番のベリオはベンチに下がりました。
3点リードの鹿島アントラーズ。
これは裏を取ってくるか。
ヘディングで対応している。
都並
ナイス、ナイス。
実況
日本のJリーグクラブ史上初の決勝進出が現実味を帯びてきました。
42分を経過。
残り時間3分です。
都並
いいよ。
実況
ウリベにボールを奪われた。
抜いてくる。
よく足を出した。
都並
昌子、素晴らしいね。
岡田
今日MVPだね。
実況
手元の集計ですがアトレティコは22本シュートを打っているのに対して、鹿島は10本。
ここまで鹿島アントラーズは無失点に抑えています。
都並
ロナウド行く?実況
鈴木、入ってくる。
実況
国内最多18冠の鹿島アントラーズ、Jリーグ優勝最多の8回。
Jリーグカップは優勝6回、天皇杯は優勝4回。
ただ、この伝統の鹿島がまだ手にしていないタイトルは国際タイトル、今日の試合に勝ちますとクラブワールドカップタイトルへ。
ボルハのシュート。
このあたりは焦っているか。
バーの上。
無失点に抑えている鹿島のディフェンス陣です。
前半の33分に土居のPKで先制ゴール。
後半に入ってからは遠藤、そして鈴木のゴール。
ここまで3点のリードを持っている鹿島です。

9番のボルハは、もう下を向いています。
実況
南米チャンピオンの心をも折りつつある鹿島です。
永木から鈴木。
まだキープしている。
さぁ、後半44分経過。
残り時間はあと少し。
そしてアディショナルタイムです。
これはボルハに通った。
植田が対応。
昌子が足をよく出しました。
最後の最後まで集中している昌子。
数々の歴史を作ってきた鹿島アントラーズがまた1つ、新たな歴史をつくる瞬間が近づいてきています。
アトレティコのサポーターも少し声が小さくなってきたか。
かわって鹿島アントラーズのサポーターの歌声が非常に大きくなってきています。
都並
西、素晴らしいですね。
そう、柴崎が行った。
実況
後半45分経過。
アディショナルタイムは3分です。
新たな歴史誕生の瞬間まで目安は3分相当。
向こう側のラインを割りました。
勝利の瞬間が近づいてきている鹿島です。
岡田
今日は思い通りじゃないですか、鹿島は。
こういう戦いに持ち込むというのはね。
実況
都並さんも試合が始まる前の段階で今日、鹿島は行けると思いますというお話しをされていました。
まさに歴史を作ろうとしている。
都並
前半の強烈な攻撃を見た時は怖いなと思いましたがよくやっていますよね。
今回の勝ちパターンです。
実況
明日の夜7時からはレアル・マドリード対クラブアメリカの試合がありますが。
実況
35戦無敗の最強レアルともしかしたら、この鹿島、決勝で戦うことになるかもしれません。
そうなったら非常に楽しみですね。
都並
楽しみどころじゃないですね。
実況
前半に1点、後半に2点を奪っている鹿島アントラーズ。
アトレティコの選手達も初戦ではありますが、少し動きが止まってきているか。
都並
粘りづよく守られて困ちゃってます。
どうしたらいいんだという感じで。
実況
3点を奪いながらも鹿島アントラーズ、守備に余念がありません。
実況
するするっと上がってきた。
都並
来たよ、トーレス。
実況
ボルハのクロス。
ヘディングを打ってきた。
これは曽ヶ端がキャッチしました。

もう完璧な守備ですよ。
シュートコースを全て消して、外に逃げさせてシュートを打たせない形ですから。
本当に細かいところですけど、鹿島のいい守備が出ています。
実況
鹿島の伝統、勝負強さかもしれませんね。
都並
そうですね。
しっかりと読みのいい守備で耐えて、つなげていく時も柔軟にポジションを変えながら前に運んでいく。
最後はサイドバックの裏をついていやらしいほどの狡猾さです。
実況
まもなくアディショナルタイム3分を迎えます。
実況
今、新たな歴史誕生を告げるホイッスル。
歴史が変わりました。
これが鹿島の伝統の力。
鹿島が世界の壁を打ち破りました。
史上初の決勝進出です。
実況
鹿島が歴史をつくりました。
岡田
本当ですね。
始まる前、普通に可能性があると言っていましたけど、日本のサッカーのレベルも確実にこういうことが起こる力を持っていると思います。
実況
鹿島アントラーズ、夢のファイナルです。
都並
素晴らしいサッカーを展開してくれて、レアルとやって、どれだけの力を出せるのか。
見たいだろうしクラブアメリカにしっかりレアルが勝ってくれて、やってもらいたいね。
実況
18日、日曜日、横浜で決勝、世界一を鹿島が目指します。
桐谷
鹿島、見事に決勝進出。
2016/12/14(水) 19:20〜21:29
読売テレビ1
FIFAクラブワールドカップ準決勝Aナシオナル×鹿島アントラーズ[多][字][デ]

★快進撃の鹿島アントラーズ!日本勢初の決勝進出なるか!南米王者と対決!★サッカー世界最強クラブ決定戦!★クリスティアーノ・ロナウドが来日!準決勝前日最新情報!

詳細情報
おしらせ
FIFAクラブワールドカップ準決勝
クラブアメリカ×レアル・マドリード
明日よる7時〜放送(一部地域を除く)
※最大70分延長
番組内容
◆開催国王者として出場する鹿島アントラーズ!開幕戦から勝ち進み、南米王者アトレティコ・ナシオナルと決勝進出かけ激突!日本勢初の決勝進出!そして欧州王者レアル・マドリードと夢の対決は実現するか!?◆南米王者はコロンビアの名門アトレティコ・ナシオナル!初の世界一タイトルを目指し初戦に挑む!!◆キャスターに桐谷美玲さんが就任!実は大のサッカー好き!スタジアムから興奮と熱狂をお伝えします。
出演者
【解説】
都並敏史
北澤豪
城彰二
【ゲスト解説】
岡田武史
【実況】
田中毅
【STキャスター】
桐谷美玲
桝太一
【ST出演】
手越祐也
中田浩二
【副音声】
アンガールズ山根
畑下由佳ほか