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解説書き起こし ボクシングフェス2016〜井上尚弥&八重樫東ダブル世界戦&村田諒太世界前哨… 2016.12.30

≫「ボクシングフェス2016」。
今年も年末を彩る豪華カードがそろいました。
これから戦いに向かう選手たちを鼓舞するように世界的ドラマー神保彰さんによる極限ドラムパフォーマンスワンマンオーケストラのサウンドが会場を包み込んでいます。
さあ、中村アンさん年末の風物詩「ボクシングフェス」が今年も始まりました。
今の心境はいかがでしょうか。

 

 

 

 


≫今年もこの日を楽しみに待っていました。
少しでもボクシングの魅力が伝わるように頑張ります。
本当にすばらしいカードがそろいました。
そして今回のゲスト陣も豪華なチャンピオン祭りです。
具志堅用高さん、山中慎介選手そして、先日引退を発表されたばかりの長谷川穂積さんにもお越しいただいております。
よろしくお願いいたします。
山中選手は現在11度目の世界タイトル防衛を果たして具志堅さんの13度の防衛記録にいよいよ迫っておりますが記録更新への手応えはいかがでしょうか。
≫具志堅さんを前にして非常に話しづらいですけど…。
常に一戦一戦という気持ちで戦っているので特に防衛回数は気にしていないです。
≫具志堅さん。
実は、ドキドキしてたりしないですか。
≫いやいや…。
それはもう、山中君にはぜひ、塗り変えてほしいなと期待しています。
≫そして、長谷川さんは9月に世界3階級制覇を達成したあと引退を発表されました。
あの激闘を振り返っていかがでしょうか?≫負けたら引退という意気込みで戦って結果、勝てたので幸せなボクシング人生でした。
≫今は、どうですか?引退を発表されて。
≫毎日トレーニングしているのでそんなに変わりはないです。
≫まずロンドンオリンピックゴールドメダリスト村田諒太選手の世界前哨戦。
山中選手は、どうでしょう。
村田選手の世界に向けた一戦どうご覧になりますか。
≫正直、前回の試合内容で十分に世界挑戦の準備はアピールできたと思うんですけど今回はそれ以上の内容で勝ってファンにいつでもOKというところを見せてほしいです。
≫そして、激闘王・八重樫東4度目の防衛戦ですが長谷川さんどうご覧になりますか。
≫八重樫選手は常に新しいトレーニングを取り入れて、新しい自分を見つけようとしているので今回もニュー八重樫が見られるかと思います。
≫そして、具志堅さん今回が4度目の防衛戦となる井上尚弥選手は河野公平選手と日本人対決ですね。
≫井上君は日本のボクシングの宝なので今日は、熱い戦いを見たいです。
≫そして、会場にはダブル世界戦と世界前哨戦にふさわしい豪華な顔ぶれがいらっしゃっています。
≫「ボクシングフェス2016」井上尚弥、八重樫東ダブル世界戦村田諒太、世界前哨戦。
まもなくゴングのときを迎えます。
≫ボクシングにその人生をかける男たちの思い。
一度は引退を決意した元世界王者が最後の大勝負に打って出る。
≫彼が挑むのは2階級制覇の、世界が注目する若きエリート王者。
≫戦い続ける3階級王者は…。
ついにその死に場所を語り始めた。
≫2人のオリンピックメダリストそれぞれの思い。
≫ボクシングという人生。
そこにかける男たちの過酷なドラマ。
≫一歩ずつ進んできた。
≫プロの世界に足を踏み入れてから3年。
世界へのカウントダウンはついにあと1つ。
今年に入ってからの3試合は全てノックアウト勝利。
一歩ずつ積み上げてきた金メダルではない村田というボクサーの黄金の価値。
≫来年、村田が見据えるターゲットは24戦無敗を誇るWBO世界ミドル級王者ビリー・ジョー・サンダース。
待ち焦がれた、世界挑戦。
しかし、村田に焦りはない。
≫相手は元アメリカ王者の実績を持つブルーノ・サンドバル。
確かな実力と精悍なマスクで世界の頂点を期待されているメキシコの逸材。
≫あの日、抱いた1つの思いが…。
≫今、確信へと変わる。
さあ、まだ見ぬ世界へ。
≫彼のテーマソングがこよいもゴールデンボーイの肉体を包み込んでいきます。
2016年も、あと30時間を切りました。
これから、心震える時はやってきます。
世界前哨戦、ついに迎えたラストステップ。
勝負の海へ向けた大航海最後の港はもうすぐそこです。
振り返れば、2013年8月日本で誰も見たことのない海へ彼は船を出すことを選択しました。
日本ボクシング界がいまだ見ぬ景色を見ようとするファイターが日本スポーツ界のはるかなる夢をかなえてくれる勇者が日本の年末に帰ってきてくれました。
彼の見る景色はこれまで存在しなかった景色です。
同時に、彼の夢は日本ボクシング界の悲願です。
オリンピックゴールドメダリストが世界チャンピオンのベルトを巻く前人未到の船路はいよいよカウントダウンに入りました。
村田諒太が日本のファンの前に姿を現しました。
日本で誰も歩むことのなかった道なき道をあえて選んできた3年4か月。
舵を切り続けた思いは必ず世界の頂点へとつながっているはずです。
この船はプロボクサーという大航海は間違っていなかった。
答えが出る瞬間まであと、わずかです。
金メダルという呪縛から解放された今年あとは己を信じ、目いっぱい船を前に進めていくだけです。
村田諒太という黄金の船が日本・有明のリングへと向かいます。
世界のリョウタ・ムラタへ。
世界前哨戦。
全ての準備は整いました。
デビューから11戦全勝。
2016年オールノックアウト勝利。
パーフェクトレコード継続なるか村田諒太。
≫日本の村田諒太の世界前哨戦。
そこへ送り込まれたメキシカン。
対戦者が有明に姿を現しました。
メキシコの逸材です。
端正な顔立ちがその強さを証明します。
いまだ顔に傷は全くありません。
プロ21戦19勝、15のKO。
若きメキシカンファイターブルーノ・サンドバル。
村田の前に立ちはだかるメキシコの大きな波。
KO率は71%。
もしかすると村田にとって最も困難なファイターかもしれません。
彼が世界前哨戦なら俺が勝って名を馳せようじゃないか。
俺が勝って村田に成り代わってやろうじゃないか。
海を渡り、日本へやってきた25歳の青年は虎視眈々と準備を進めてきました。
世界前哨戦の村田か。
メキシコのミドル級のホープブルーノ・サンドバルか。
最後に笑っているのはこよい、どちらのファイターになるんでしょうか。
若きメキシカンブルーノ・サンドバルリングイン。
プロデビューから3年半ということになりました。
オリンピックで金メダルを獲得した日本の至宝、村田諒太がこれから世界へのラストステップ世界前哨戦に挑みます。
この試合の解説は元WBC世界スーパーバンタム級チャンピオン西岡利晃さん。
そしてWBC世界バンタム級チャンピオンの山中慎介さんです。
お二方よろしくお願いいたします。
村田への期待ひと言ずついただきたいと思います。
まずは、西岡さんひと言、ください。
≫世界前哨戦ということでやはり、きれいに勝ってほしいですね。
≫そして、山中さん後輩にあたりますがひと言お願いします。
≫もう十分なんですけどみんなに認めてもらえるようにいつやってもいいという試合内容で勝ってほしいですね。
≫ゴールドメダリストから世界チャンピオンへ。
プロとして世界のベルトを巻くそこへのカウントダウンに入りました、村田諒太。
村田の世界前哨戦はメキシカン難敵ブルーノ・サンドバルが拳を合わせます。
1年半ぶりに日本の村田が日本のリングに上がっています。
日本で、誰も知らない道なき道を行くゴールデンボーイ、村田諒太。
一瞬の静寂から鳴り響いた世界前哨戦のゴングです。
村田諒太。
タイトルマッチへ向けた最後のテストマッチになります。
勝負の一戦。
赤のトランクスが対戦者のブルーノ・サンドバルです。
紺色のトランクスが村田諒太。
30歳、村田そして、25歳のブルーノ・サンドバルです。
まずは西岡さん第1ラウンドの入り方ですが村田の心境はどういう思いでしょうか。
≫相手は19勝して15KOしているので前半、ちょっと注意しながら村田はいくと言っていましたね。
≫KO率は71%と高い数字を誇るブルーノ・サンドバルです。
山中さん村田にとっては世界前哨戦です。
かなり気持ち入っていると思いますがこの辺りはいかがですか。
≫今年、いい結果が出てるので序盤も、本当にいい動きをしているので、今回もいい距離感では入れていると思います。
≫状態としては山中さん悪くないと話していましたね。
≫調子もよさそうですし控室でも終始笑顔でしたし期待できますね。
≫勝てば世界タイトルマッチが待っています村田諒太。
プロに転向して3年4か月。
これに勝てば世界タイトルマッチ。
ついに世界前哨戦まできました。
対戦者はブルーノ・サンドバル。
身長は185cm。
体格としては西岡さんほとんど村田と同じですね。
≫ほぼ同じですね。
≫サンドバルはプレッシャーを感じてますね。
≫村田、積極的に前に出て行っている第1ラウンド。
勝負の一戦、世界前哨戦。
山中さん、ここまでの村田の動きはいかがでしょうか?≫本当に体にパンチも当てられていますし序盤からいい動きしてます。
≫西岡さん、もちろん内容も求められますよねこの一戦は。
≫世界前哨戦ですから。
≫デビューから3年半ほどで世界の頂点が見える位置まできました。
じりじりと村田前にプレッシャーをかけています。
狙っている村田諒太。
メキシコでも、もちろん村田の名前は知れ渡っている存在です。
オリンピックチャンピオンとして村田はこのメキシコのミドル級でも知られた存在です。
左のリードで作っていく村田諒太。
落ち着いた第1ラウンドの入りになりました、村田。
≫チャンピオンへ向けての村田の世界ラストステップ。
第2ラウンドのゴングです。
西岡さん、第1ラウンドの両者の印象まずは村田の印象はいかがですか?≫プレッシャーをかなり強めていっていましたね。
サンドバルプレッシャー感じてました。
≫この辺り、山中さんサンドバルもプレッシャーを感じていますよね。
≫そうですね。
完全に村田の距離ですし序盤から右を当ててるので非常にいい距離です。
≫サンドバルのパンチの特徴は山中さんはどうご覧になりますか。
≫サークリングしながら様子をうかがっているところでじりじりと距離を詰められているので、なかなか自分のボクシングはできていませんね。
≫ファイターの特徴としてはサンドバル前半は非常に多くのパンチを出してくるという特徴があります。
ただ、中盤に入って少しパンチの数が減ってくるという分析があった村田陣営です。
≫サンドバルは上半身の動きがやわらかくてボディーワークがやわらかいのでディフェンスがうまいですね。
≫21戦戦って19勝1敗、引き分け1つ15のKOがあるメキシコの逸材サンドバルです。
≫顔もきれいなのでよける勘がいいんでしょうね。
≫もしかすると、村田にとってここまでプロの戦いの中で最も難敵を迎えたかもしれません。
メキシコの波ブルーノ・サンドバル。
≫田中さん、そのサンドバルサイドなんですがねロープを背負わないような戦い方をしろという指示です。
そして攻撃はボディーとアッパーを使っていけ。
この指示でした。
≫サンドバル陣営は福永アナウンサー。
≫対する村田サイドですが相手のサンドバルは思ったよりもパンチがありそうだということでこのラウンドもう少しプレッシャーをかけ続けろという指示です。
≫村田サイド木村拓也アナウンサー。
日本ボクシング界の夢を背負っているファイターです。
村田。
金メダルを首にかけチャンピオンベルトを腰に巻く日が村田には見えています。
そのためにも理想どおりの勝ちが必要になってくる、こよいです。
ここまで、どうでしょうサンドバルも山中さん、パンチは出ていますね。
≫そうですね。
1ラウンド目とは違ってパンチも出て、うまくサークリングできていますけど村田もしっかりガード固めてます。
≫ガードも固めました。
プロになってそのガードのレベルも上がったという村田諒太です。
高いディフェンス力に迫力が増すパンチ力です。
確実にレベルが上がっている村田諒太。
プロに入って12戦目を迎えています。
≫このラウンドサンドバルのジャブがなかなか、いいですね。
≫傾向としては左のガードが少し下がる傾向がサンドバルはあるといいます。
≫日本の村田がメキシコの逸材サンドバルを迎えての師走決戦。
第2ラウンドが終わりました。
右のストレートを放った村田諒太です。
さあ、村田諒太どこでスイッチを入れるかです。
第3ラウンドのゴングが鳴りました。
イメージとしては西岡さん第4ラウンド辺りでしっかりとしとめたいというふうに話していた村田ですが。
≫徐々に徐々にプレッシャーそして手数も増えていっていますね。
≫内容も、そして結果も伴うことになれば来年は早い段階で世界タイトルマッチが組まれる可能性があります村田諒太。
山中さん、恐らく標的はWBOの世界チャンピオンイギリスのビリー・ジョー・サンダースというふうに思われますが。
≫そうですね。
一時決まりかけてましたがなかなか、難しい階級なので辛抱しているところですね。
≫そのサンダースを捉えるというイメージももう、山中さんできてますね、村田は。
≫本当に、準備はしっかりとできてますしそれを更にここで見せるだけですね。
≫24戦無敗の相手がサンダース。
そのスピードのあるサンダースを捉えそして、戦いに勝つ自信もあるという村田諒太。
この目の前の相手のサンドバルをたたきのめすことになれば次は世界タイトルマッチがついに見えてきます。
≫サンドバルちょっと鼻血が出てますね。
≫右の鼻でしょうか。
出血が見られますサンドバルです。
村田のパンチが入ったでしょうか。
第3ラウンドに入っています。
第2ラウンド、積極的に仕掛けていったのはブルーノ・サンドバルでした。
このラウンドは村田が前に出ていくでしょうか。
序盤からプレッシャーをかけていく世界前哨戦を迎えている村田諒太です。
足が使えるようになったという村田。
右のストレートがしっかりと入るようになってこの2016年は3戦全勝全てノックアウト勝利で今日を迎えました。
サンドバル、天を見上げました。
立ち上がることができるか。
村田の右が入った!サンドバル、立ち上がれるか…。
ふらついている。
さあ、レフェリーはどうする。
立ち上がった!しかし、焦点が定まっていない!ここで、カウントダウン。
よろめくサンドバル。
リングにひれ伏しました。
村田諒太、ガッツポーズ!第3ラウンド、右ストレートでしとめて見せました、村田!≫完璧に捉えたと西岡さん、みていいですか。
≫そうですね。
≫まだブルーノ・サンドバルはこの状態です。
流れの中で仕留めていきたいと言っていた村田諒太。
世界前哨戦、見事勝利を収めることになりました。
山中さん、これからですね。
世界タイトルマッチに向けた戦いが始まります。
≫あの右ストレートは≫村田諒太の世界前哨戦。
タイトルマッチへ向けた最後のテスト。
勝負の一戦、第3ラウンドでブルーノ・サンドバルをリングに沈めてみせました。
これで、2016年4戦全てノックアウト勝利ということになりました村田諒太です。
世界チャンピオンへ向けて確実に階段を上っていっている日本の村田諒太です。
村田諒太のインタビューが始まります。
4戦、全て今年はノックアウト勝利を決めています。
さあ、インタビューです。
≫見事、3ラウンドで試合を決着しました村田諒太選手です。
おめでとうございます。
≫ありがとうございました。
≫まずは久しぶりの日本のリングになりました。
どんな気持ちでリングに上がりましたか。
≫やっぱり、海外のほうが気持ちが楽ですね。
≫と言いますと?≫やっぱりお客さんの目が気になりますし。
緊張してました。
少し、だから硬かったかもしれないです。
≫村田選手笑顔で入場するときもあれば今回はかなり口を真一文字に結んでいましたがあのときはどんなことを考えてましたか?≫まあ、これが僕の仕事なので仕事の時間がきたなという感じで考えていました。
≫ただ、日本のボクシングファンたちの声援というのも力になったんじゃないですか。
≫ありがとうございました。
本当に久しぶり、1年半ぶりでまだ判定やったらボロクソ言われるよなと思っていたので。
安心してます。
どうもありがとうございました。
≫試合内容を振り返っていただきたいんですが3ラウンド流れのコンビネーションの中で決めたと思います。
あのときはどんな感触でしたか。
≫ちょっと、相手が心配でした。
スリップって初めは思ったみたいですけど拳の感触があったので、改めて子どもにはさせたくないスポーツだなと思いました。
≫そんな中で2016年も年末です。
1月に試合が始まって今年、4戦全勝4つ、ノックアウトというその1年を振り返っていかがですか?≫特に今日の相手が一番いい相手だったと思います。
それを倒したことは自信になっていますし次、やりたいです。
≫次、やりたいといいますとたくさんの拍手が沸き起こっています。
もう少し詳しく聞かせていただいていいですか。
≫初めに、大前提として、僕は最高のサポートと最高の環境でボクシングをさせてもらっているので次が世界戦じゃなかったとしてもそれ以上のものはないということです。
だから、あとは皆さん、早くやれと言うかもしれませんけど今、最短距離を走っているもんだと思って少し我慢していただければ幸いです。
≫改めて、今日はテレビの前でもたくさんの視聴者がご覧になってます。
2017年の抱負をお願いします。
≫とか言いながら、やっぱり世界チャンピオンになりたいです。
≫ありがとうございました。
村田諒太選手でした。
≫勝てば世界戦という最難関の波を越えた村田諒太です。
笑顔が光りましたこの有明のリングです。
フィニッシュブローです。
左が入ってからそのあと右ストレート。
西岡さん、よく伸びていました。
≫いいストレートでしたね。
サンドバルは本当にディフェンスがよくてやりにくい相手だったんですがこれを、これだけきれいにKOできたのは世界に弾みがつきましたね。
≫村田諒太がまた強くなった証拠。
そんな感じも山中さんしますが、いかがですか?≫本当に今年は試合開始、スタートから右の的中率が本当にいいので正直、でも今回、もう少しボディーも織り交ぜたらなと思ったところで右を当てたので成長を感じます。
≫黄金の拳、右ストレート光を放ったこの有明のリングです。
≫さあ、村田諒太どこでスイッチを入れるかです。
第3ラウンドのゴングが鳴りました。
イメージとしては西岡さん、第4ラウンド辺りでしっかりとしとめたいというふうに話していた村田ですが。
≫徐々に徐々にプレッシャー手数も増えていっていますね。
≫内容も、そして結果も伴うことになれば来年は早い段階で世界タイトルマッチが組まれる可能性があります村田諒太。
山中さん、恐らく標的はWBOの世界チャンピオンイギリスのビリー・ジョー・サンダースだと思われますが。
≫一時決まりかけていましたがなかなか難しい階級なので。
辛抱しているところですね。
≫そのサンダースを捉えるイメージももう、山中さんできてますね、村田は。
≫本当に準備はしっかりとできてますし。
それを更にここで見せるだけですね。
≫24戦無敗の相手がサンダース。
そのスピードのあるサンダースを捉えそして、戦いに勝つ自信もあるという村田諒太。
この目の前の相手のサンドバルをたたきのめすことになれば次は世界タイトルマッチがついに見えてきます。
サンドバルちょっと鼻血が出てますね。
≫右の鼻でしょうかね。
出血がみられます。
サンドバルです。
村田のパンチが入ったでしょうか。
第3ラウンドに入っています。
第2ラウンド積極的に仕掛けていったのはブルーノ・サンドバルでした。
このラウンドは村田が前に出るでしょうか。
序盤からプレッシャーをかけていく世界前哨戦を迎えている村田諒太です。
足が使えるようになったという村田。
右のストレートがしっかりと入るようになってこの2016年は3戦全勝。
全てノックアウト勝利で今日を迎えました。
右、入った!ぐらついてきている!サンドバル、ここで一度、天を見上げました。
立ち上がることができるでしょうか。
村田の右が入った!サンドバル、立ち上がれるか。
ふらついている…。
レフェリーはどうする。
立ち上がった。
しかし、焦点は定まっていない。
ここでカウントダウン。
よろめくサンドバル。
≫衝撃的なノックアウト勝利を村田選手が見せてくれました。
具志堅さんどうご覧になりましたか。
≫すごいですね。
やっぱり、重いクラスというかミドル級は一発のパンチがありますね。
最初は効いているかな効いてないかなと思っていたら。
あとから、やっぱり効いているんですよね。
足にね。
≫スリップかと思ったら全く、そのあと立ち上がれませんでしたからね。
≫そして同じ高校帝拳ジムの先輩の山中さんは村田選手の一戦いかがでしたか?≫最後はすごい右でしたね。
本当に試合ごとに威力を感じる右ですね。
本当に、いつ世界挑戦してもおかしくない実力がついていると思います。
≫対戦相手も非常に強い相手だと思ったんですけど。
≫体が小さくて当てづらいかなと思いましたが今年の村田のいいところはやはり1ラウンド目から右の的中率が去年、おととしとかなり違うと思います。
≫これで本人も言っていましたが次の一戦で、いよいよ世界挑戦が実現するのではないか。
そんなこともいわれています。
長谷川さん今回の戦いぶりを見て改めて、期待が膨らむ。
そんな気もしますがいかがでしょうか。
≫今日の戦い方をよりレベルアップしてもう少し完成に近づけていけば恐らく、世界を取れると思います。
≫具志堅さん、どうでしょうあえて高いレベルでの課題というものを挙げるとするなら何か、ありますか?≫本人は今が一番強いときなんですよね。
強いながらやっぱり左を使って右ストレートを自信を持って戦うということですよね。
≫このあとはロンドンオリンピック銅メダリスト清水聡選手のプロ第2戦。
デビュー戦に続き勝利なるのでしょうか。
≫日本中を沸かせた2人のメダリストが再び同じリングに上がる。
≫ロンドンオリンピック銅メダリスト、清水聡。
今年、30歳にして新たな道を歩み始めた。
サウスポースタイルから独特のリズムで放たれる天性の一撃。
そして、見る者を魅了する突き抜けた個性。
≫誰よりも強く。
誰よりも面白く。
≫村田のデビュー戦のときには客席で声を枯らした清水。
しかし、今度は同じステージで自分が輝きを放つ番。
≫ロンドンオリンピックバンタム級銅メダリスト清水聡のプロ2戦目が始まりました。
フェザー級8回戦です。
赤のグローブサウスポースタイルが大橋ジムの清水聡。
対する青いグローブがフィリピンのカルロ・デメシーリョです。
放送席、解説は具志堅用高さん川島郭志さん、お二方。
どうぞよろしくお願いします。
具志堅さん清水の2戦目になりました。
どんなところに注目して見ていきますか。
≫やはりオリンピックの選手でメダルをとってますからこれは、やっぱり勝ち続けて世界を取るということをみんな期待していますよね。
≫今から4年前ロンドンオリンピック村田諒太選手とともにメダルを首に巻きました清水聡です。
バンタム級銅メダリスト。
川島さん、どうですか。
清水の立ち上がりは。
≫まだ、ちょっと始まったばかりなのでわかりませんがよく相手を見ていますよね。
ジャブなんか、いいと思います。
≫右のオーバーハンドのパンチを出します青いグローブがカルロ・デメシーリョ。
フィリピンのスーパーバンタム級12位。
そして中央団体ではありませんがフィリピンの国内タイトルでチャンピオンにもなっています。
清水聡はサウスポースタイル。
対する青のデメシーリョは右のオーソドックススタイルです。
身長が179cmは清水。
168cmがデメシーリョです。
川島さん、フェザー級にして179cmというのはかなり大きいとみていいですか。
≫大きいです。
非常にメリットがあると思います。
やっぱりリーチの長さだったりとか。
頭も小さいですしね。
相手にとってやりづらいですよ。
≫身長の高さリーチの長さを生かしたパンチももちろんですが具志堅さん、常に前に前にプレスをかけ続けるのも清水のよさの1つでもあります。
≫前回のデビュー戦と全く違いますね。
ボクシングが。
かなり、プロらしくなりました。
≫どんなところが?≫やっぱり、体重が前に乗っていますね。
デビュー戦のときはまだアマチュアのスタイルかなという感じがしましたが。
今回は格好いいです。
プロの姿というか。
≫プロ2戦目にしてその辺りを修正してきたという適応力も光ります清水聡。
第1ラウンドからパンチを出し続けます、清水聡。
鉄の拳とも称されるような硬いパンチを持っています。
スパーリングパートナーを務めた相手はことごとく、硬すぎると≫フェザー級8回戦第2ラウンドが始まっています。
清水聡のプロ2戦目です。
前回、9月のデビュー戦から3か月。
間隔の短い中で試合を組み立てています。
具志堅さん、第1ラウンドの清水いかがでしたか。
≫積極的に、よかったですね。
一番怖いのはサイドからのパンチがくるのが怖いですね。
ガードが低いから打ったあとの。
≫やはり、プロとアマチュアの1つの違いとしてヘッドギアがないこと。
それから8オンスのグローブが川島さん、あると思います。
前回の試合はなかなかパンチをもらわない展開が多かったんですが今日は結構パンチが飛んできていますね。
≫ブロックしたりうまく外してますね。
勘がいいですから。
≫まだ1発ももらってないですよ。
ガードもしっかりしています。
≫その辺りもプロ2戦目しっかり鍛え上げてきた清水聡。
30歳という少し遅い年齢ではありますがプロデビュー戦を経験しました。
アマチュアでは170戦のキャリアを持ちます。
川島さん、フィリピンの独特のパンチといいますか振り回してくるようなイメージがあります。
≫サイドフックを打ってきますね。
体、やわらかいですし。
初めてのフィリピンの選手だとプロでは、そう思うので。
ある程度の特徴をつかんでも攻めてきますよね。
うまく見切っていますよ。
≫木村さん青コーナーサイドですがとにかくウェービングをしながらもっと手数を増やしていこうと指示が飛んでいます。
≫手数を増やしていこう。
カルロ・デメシーリョサイド。
青コーナーは福永一茂アナウンサーです。
冷静な第1ラウンド第2ラウンド相手を見切ってパンチを出していきます清水聡。
≫木村さん、清水サイドですがここまでしっかり見れていて非常にいいという評価です。
このラウンドそして次のラウンドぐらいまでしっかりと見ていこうというそんな指示も出ていました。
≫赤コーナー、清水サイドは立本アナウンサーです。
しっかり見ていこうという指示が飛んでいる大橋サイドです。
川島さん、ガードをしっかり高めに上げていますか。
≫前回よりガードは高くなっていますね。
≫第3ラウンドのゴングが鳴りました。
フェザー級8回戦。
赤が清水聡青がカルロ・デメシーリョです。
デメシーリョ前にプレスをかけてきます。
かなり強いパンチを出してきます。
来日は3度目です。
井上拓真のスパーリングパートナー。
そして前回2か月前、10月に行われた天笠尚との戦い。
そのときは、10ラウンド判定負けでこそありましたがハードパンチャーの天笠尚相手に一度のダウンも喫することなく判定までもつれ込ませた一戦でした。
清水は常にプレスをかけます。
大橋ジムの大橋会長はこの身長があってアウトボクシングでないのが1つ、驚きだったと話します。
一気にラッシュを仕掛けていく!鉄の拳が飛んでくる!しとめにかかります。
右フックでダウン!今までダウンを喫したことがないカルロ・デメシーリョに初めて、ダウンを奪いました!戦意喪失!リングの外に!まさかの結末!鉄の拳が、うなりを上げました!有明コロシアムは騒然としています。
仰向けになったままデメシーリョは天を仰いでいます。
≫ちょっと格の違いを見せつけましたね。
パワーもありますしディフェンスも非常にいいですね。
≫具志堅さんたたみかけるような攻撃は圧巻でした。
≫やっぱりパンチ力はありますね。
清水はね。
やっぱり、スピードがないような感じがするけど当たった、なんというか的確さがすごいです。
特に、効きますよね。
これは。
≫そのあと打ち返してきたのを冷静にブロックなりして見切ってそしてまた、打っていきましたね。
≫一気にガッとなりすぎることなくまた、一歩引くという。
≫本当に、ちょっと格の違いがありましたね。
≫やはりこの辺りがオリンピックのメダリストという格の違いを見せ付けた清水。
ノックアウト勝利です。
≫3ラウンド、1分9秒KO勝ちにより勝者、赤コーナー清水聡!≫勝ち名乗りを受けました清水聡。
3ラウンド、1分19秒で見事、ノックアウト勝利を奪っています。
≫このあとはダブル世界タイトルマッチ。
八重樫東の防衛戦。
更に怪物・井上尚弥と≫私、長谷川穂積は9月16日の試合を最後に引退することを決めました。
≫日本を代表する王者がまた1人、現役を退いた。
≫走り続ける世界3階級制覇王者・八重樫東。
≫確実に近づいている終わりのとき。
その覚悟はできている。
しかし、八重樫は尊敬する先輩とは違うボクシング人生を選んだ。
そのわけ…。
≫苦難という乗り越えるべき壁に挑む父の姿を小さな娘たちが理解できるようになるまで戦い続けたい。
挑戦者はサマートレック・ゴーキャットジム。
2年前、不屈のファイトで井上尚弥が苦戦を強いられた男。
≫走り続ける道を選んだ男の背中。
子どもたちよ、これがお父ちゃんの生きざまだ。
≫こちら、大橋ジムの控室前です。
これからいよいよ2度目の防衛に臨む八重樫東選手。
一気に、その八重樫選手のウォーミングアップの熱が上がってきました。
先ほどギリギリまで試合のあった原隆二選手とスパーリングに近いような内容で自分のボクシングを確認していました。
3階級制覇という偉業を成し遂げてしかし、それ以上の自分をなんとか自分で手にしたい。
そんな思いで、戦うお父ちゃんは今日もリングへと向かいます。
そして、八重樫選手の世界戦のあとラストに控える若き怪物・井上尚弥そして、4度目の防衛戦の相手は42戦のキャリアを持つ元世界王者・河野公平選手です。
≫まずは青コーナーよりチャレンジャーWBAミニマム級5位タイの激闘王サマートレック・ゴーキャットジムの入場です。
こよいは本来の階級ミニマム級から階級を1つ上げてライトフライでのタイトル挑戦となります。
2年前、当時はライトフライ級のチャンピオンだった井上尚弥に挑戦しました。
序盤にダウンを奪われ圧倒的不利の中声を上げながらパンチを打ち込みました。
あのモンスター井上と壮絶な打ち合いを演じてみせました。
倒れても倒れても立ち上がり戦ったラウンドは11ラウンド。
その試合後には日本のファンから大きな大きな拍手が沸き上がりました。
あの試合から2年の月日が経ちました。
このサマートレックは2年という月日の中なんと、14戦という信じられないペースで試合を消化しました。
しかも、その戦績は14戦14勝。
ハードなマッチメイクをこなし新たな自分を作り上げたサマートレック・ゴーキャットジム。
2年の月日を経て強くなった自分を日本のファンに見せたい。
そのように話をしています。
はるばるタイよりやってまいりました。
タイが誇る激闘王。
さあ、今、軽快に黄金のガウンを身にまとって祖国タイにベルトを持ち帰るために今、有明コロシアム花道を歩んでいます。
サマートレックは話をします。
2年間で14試合という厳しい修業を積んできた。
2年前の私と今の私だと明らかに今のほうが強い。
必ずベルトを持ってタイに帰ります。
祈りをささげるサマートレック・ゴーキャットジム。
さあ、激闘必至。
タイの激闘王が今、この有明のリングに上がります。
トップロープを越えての入場となりました。
拍手が沸き上がった有明コロシアム。
いよいよ、これから八重樫東2度目の防衛戦のリングに入場です。
さあ、赤コーナーよりは八重樫東選手の入場となります。
2016年12月30日今年も年の瀬にこの男がやってきました。
ともに歩んできた盟友AK‐69のパフォーマンスに乗せてこれから戦いのリングへと向かいます。
ともに技を磨き心を磨いてきた仲間たちと今、円陣を組んでそして花道へと向かっていきます。
長谷川穂積さんいよいよ八重樫選手が花道へと向かっていきますがこの表情を見て覚悟はどのように感じますか。
≫先ほど、少し話をしたんですけど非常に気合が入っているようなので今日は、できるだけ顔を腫らさない戦い方をしてほしいです。
≫思い返せば、世界最強ローマン・ゴンサレスとの一戦。
そして、2年前ペドロ・ゲバラに敗れた屈辱。
そして、そこからはい上がった1年前ハビエル・メンドサを倒して手にした3階級制覇の栄光。
八重樫東は私たちに、いつもどん底からはい上がる勇気をそして、意地を見せてくれます。
こよいの相手はタイからやってきた決して折れない心を持つサマートレック・ゴーキャットジム。
また心を奮わせるそんな激闘となるのでしょうか。
八重樫は、語ります。
もしかするとここが頂点かもしれない。
どこに進んでいるのかはわからない。
でも、一歩一歩前には進んでいる。
今は、純粋にボクシングがうまくなりたい。
ボクシングを全うしたい。
八重樫東が求める、見据える、その終着駅は果たして、どこなのか。
自問自答の、この花道を一歩一歩と踏みしめてリングへと歩を進めていきます。
八重樫は今回このように話します。
今回は相手に合わせずに自分のボクシングをして相手を出し抜くような戦いをしたい。
だから、今回はもしかすると激闘は封印となるかもしれない。
そのように話をする3階級制覇王者・八重樫東です。
ただ、最後にこう付け加えました。
試合が始まれば殴り合うかもしれないけれどね。
さあ、激闘王・八重樫東このあと2度目の防衛戦に挑みます。
3階級制覇チャンピオン八重樫東、2度目の防衛戦。
まもなくゴングのときを迎えます。
この試合の解説は元WBC世界スーパーフライ級チャンピオンの川島郭志さん。
そして元3階級制覇チャンピオン惜しまれつつ王者のまま現役を引退されました長谷川穂積さんです。
お二方、どうぞよろしくお願いします。
長谷川さん八重樫選手、3階級制覇そして33歳。
さまざまな経験を踏んでここにやってきました。
長谷川さんも重なる部分があると思いますがどのような気持ちで見つめていらっしゃるでしょうか。
≫八重樫選手はいつも僕の試合を、わざわざ見に来てくれて。
なんか僕も通じるところがあって。
ひとごととは思えないぐらい戦う姿を見て心を打たれるんですけど今日は、できるだけ顔を腫らさず、きれいな顔で勝ってほしいと思います。
≫今日は、八重樫は相手に合わせずに自分のボクシングをして相手を出し抜くようなスマートなボクシングをしたいと話していました。
ただ、インタビューの最後にはまあ、試合が始まってしまうとゴングが打ち鳴らされてしまうとわからないけどねとそういうふうに話してくれました。
今回はジャッジ、レフェリーともにアメリカからやってきたジャッジ3名そして、レフェリーは1名。
この試合がさばかれます。
≫今年も年末にこの男がやってきました。
不屈の激闘王家族のために頑張ります。
決して折れない心を持つタイの激闘王サマートレック・ゴーキャットジム、32歳です。
まもなく3階級制覇チャンピオン八重樫東年末の激闘の時間がやってまいります。
IBF世界ライトフライ級のタイトルマッチ。
2度目の防衛戦に挑みます。
対するは、タイの激闘王サマートレック・ゴーキャットジム、32歳。
互いに、かみ合うと思うと話をしています。
果たしてリングの上どんな殴り合いが展開されるか。
少しずつ緊張感が高まってきています。
グローブをポンと合わせました。
さあ33歳、八重樫東。
大歓声とともに今、第1ラウンドが始まりました。
両者、勢い余って少しレフェリーに間に入られました。
ここで試合が始まります。
グローブを合わせて赤いグローブが3階級制覇チャンピオンIBFライトフライ級のチャンピオンであります八重樫東、33歳です。
対する青いグローブがサマートレック・ゴーキャットジム、32歳。
WBAのミニマム級の5位に位置する選手です。
チャレンジャーになります。
川島さん、八重樫選手は毎年この時期にとにかく、人の心を奮わせる激闘をやってのけますがどんな試合期待しますでしょうか。
≫先ほども長谷川さんが言ったように今日は顔を腫らさないようなボクシングが見たいなと。
そのためにはやっぱり自分の距離で戦うと。
この相手は、自分の距離に入ると思い切り左右のフックを振ってきますのであえて、そこで戦わずジャブを使って自分のボクシングをするのが一番大事じゃないでしょうか。
≫あの井上尚弥とも壮絶な打ち合いを演じましたサマートレック・ゴーキャットジムです。
どれだけパンチをもらっても折れない心を持ちます。
その点では、八重樫選手はこのサマートレックとは精神的にもそしてスタイル的にも体格的にもかみ合うのではないかと戦前に予想していました。
長谷川さん、八重樫選手の立ち上がりですがどのようにご覧になっているでしょうか。
≫いつもどおり足も使えてますし非常にいい動きだと思います。
1つ、八重樫選手とサマートレック選手は身長差が結構あるので八重樫選手が自分より背の低い相手とどれだけ戦ってきたかなというのもこれから後半のラウンドにかけて変わってくるんじゃないかなと思います。
≫なかなか自分より小さい相手と戦うことは少ないというふうに話す八重樫選手ですが。
今回はサマートレック対策としてはアッパーを重点的に練習してきたという八重樫。
相手をしっかりと分析して見るような形の第1ラウンドです。
今日は顔を腫らさずにスマートなボクシングをしたい。
元来はそういうスタイルなんですよと話をしてくれた八重樫選手。
≫まだ1ラウンドなのでお互い様子を見ているところがありますね。
≫互いの間に緊張感が漂っています。
≫不屈の激闘王・八重樫東。
ライトフライ級の2度目の防衛戦を迎えています。
第1ラウンドはじっくりと相手を見るそんな展開になりました。
そして第2ラウンドです。
コーナーに祈りをささげる。
これが定番のスタイルですサマートレックです。
第2ラウンドが始まりました。
赤いグローブが八重樫東チャンピオンです。
今日、この日のために鋼の肉体というのを仕上げてきました。
≫今日は足も使えてジャブも出ているので非常にディフェンス意識が強いですね、今日は。
いいですよ。
≫しっかりとディフェンスをして今回はパンチをもらわずにというそれをテーマに掲げる八重樫。
≫1ラウンドを見た感じなんですけど八重樫選手にしたらそんなにやりにくい相手ではないと思いますね。
どちらかというとやりやすい部類の選手だと思いますのでこのままいけばもしかしたら後半倒すという場面が見られるかもしれないなと僕は1ラウンド見て思いました。
≫どの辺りがかみ合いやすいというかやりやすいと感じるところでしょうか。
≫八重樫選手、自分の距離でうまく戦えていますし今日はコンディションもすごくよさそうで足も常に動いてますのでサマートレック選手としてはなかなか、入りにくいなという印象はありますね。
≫立本さん、八重樫サイドですがその辺り、松本トレーナーは1ラウンドの動きは非常にいいとやはり、ふんでいます。
ただ、この2ラウンドでこのあとどういう戦略を広げてくるかはこの2ラウンドの空気を読んでから考えたいと話してました。
この2ラウンドが非常に大事だという話をしていました。
≫赤コーナーは森アナウンサーのリポートでした。
≫対するサマートレックサイドもっと出入りのスピードを上げようというのとあとは、右のガードをもっと上げよう。
そんな指示が出ています。
≫チャレンジャーサイドは木村拓也アナウンサーのリポートです。
川島さん、この第2ラウンドが八重樫サイドにとっては非常に大切だというリポートがありました。
≫2ラウンド見てますが非常にいいですね。
動きがね、今日は。
打ち合いに、これからなってくると思うので打ち合いになったときにディフェンスの意識をしっかり持ってよくディフェンスをするということですよね。
ガードを上げながら打ち合うということですね。
≫いつも、八重樫選手の試合はだんだん歯車がかみ合ってきて相手もいいところが出てきてそして、最後は壮絶な打ち合いになるというのが激闘王のスタイルでもあります。
≫今日は相手が出る前にしとめてほしいですね。
≫そうなるかどうか。
第2ラウンドです。
≫前回、5月に行われた一戦では相手の左肩の負傷で消化不良の判定勝ちとなりました八重樫東です。
フラストレーションのたまる1年だった。
1年の締めくくりとして気持ちよく終わりたい。
そう話します。
第3ラウンドが始まりました。
第1ラウンド第2ラウンドともに冷静に相手をよく見てボクシングを進める八重樫東、33歳。
足を使っています。
今年1年は何かとフラストレーションがたまる1年だったと話す八重樫東です。
スカッと勝って年末、気持ちよく終わりたいと話をしています。
≫まだ、どっちもお互いのいいところを出せてない展開なので。
これから、後半にかけてお互いが、お互いのいいところを出し合う展開になるのではないかと思います。
≫八重樫選手はどのようなところを出したいですか。
≫本当に激闘王といわれるだけあって打ち合いが強いんですけど逆にそれはパンチをもらって弱点にもなってしまうので。
足を使って、打っては動く打っては動くの戦い方をできれば、今日はいい試合ができるかなと思います。
≫川島さん、もともと八重樫選手は足を使ってというファイトスタイル。
≫そういうスタイルでしたよね。
ただ、やっぱり打ち合うとどうしてもカウンター気味のパンチが結構、ありますので。
そこをうまくガードとかで防いでほしいんですよね。
もちろん、八重樫選手もカウンター気味のいいパンチを持っているのでそれを狙うのもいいんですがやっぱり、自分もディフェンスしなきゃいけないということでガードを上げることが大事です。
≫声を出して大きく外から振ってくる左フックを放ってくるサマートレックです。
≫川島さんもおっしゃられたとおり八重樫選手非常に今日、ディフェンス意識が高いように見えますね。
打ってはしっかり距離を外して動くという。
ガードに頼らず足でしっかり外してますので。
非常にいいボクシングをしていますよ。
≫今回はとにかく自分のスタイル。
自分の流れで相手に付き合わない。
そんなボクシングをしたいと話をしていた八重樫東です。
≫相手がきたらカウンターですね。
カウンターを狙うべきですよね。
相手が思い切り大きく振ってきますのでそこにカウンターのチャンスは必ずあると思います。
よく見て、下がるときも次のパンチを狙うということですね。
ボディーもいいですよ。
相手の打ち終わりですね。
打ったあと、一度止まっているのでそこでカウンターを打つべきです。
ナイスボディーです。
≫こよいの八重樫はひと味違います。
激闘王ではありますが相手のパンチをかわすディフェンスが光っています。
第4ラウンドが始まりました。
ここまでは相手のパンチをほぼ全てかわしている八重樫東。
足を使います。
まるで闘牛士のように相手のパンチをかわしていく今日の八重樫です。
≫余裕が見られますね。
八重樫選手に。
だから、焦りもないので相手のパンチもよく見えていると思います。
≫事前の取材では八重樫陣営の松本トレーナーは相手のサマートレックはスピードを使って八重樫がボクシングをすれば恐らくついてはこられないだろうとそのように分析していました。
足を使って相手のパンチをかわして…。
≫近い距離のサマートレックのパンチだけは気をつけたいです。
≫川島さん、サマートレックはパンチ、ありそうですよね。
≫パンチはありますね。
思い切り振ってきますのでそこら辺は接近したらガードをしっかり上げる。
離れたら、ガードを下げてもいいですから。
打ち合うときですね。
接近戦になったときにしっかり上げるのが大事です。
≫その辺りサマートレックの印象を大橋会長に聞いたんですが井上尚弥と戦ったときよりもディフェンス力が上がっているように感じると大橋会長は踏んでいます。
≫八重樫サイドのリポートは森アナウンサーでした。
≫サマートレックもこのラウンド、少しずつパンチの数を増やしてきました。
≫少しずつ歯車がかみ合ってきたか、両者。
サマートレックは事前に八重樫のパンチをまともにもらわない。
ディフェンス面でかなり研究をしてきたと話をしています。
報道陣にも練習を非公開にしてそのディフェンス技術を磨いてきました。
ディフェンスに関しては秘策があるとも話をしていたサマートレック・ゴーキャットジムです。
八重樫はじっくり相手を見ながら少しずつですが手数が増えてきました。
≫いいですね、足の動き。
≫ワンツーの打ち終わり。
このあとにチャンスがありますよ。
必ず空振りしますからそこにカウンターですね。
≫サマートレック選手もパンチがそんなにパンチのパターンの種類がないので。
怖さは正直、見えないですね。
≫わかりやすいですよね。
≫ただ、このラウンド、明らかにプレッシャーをかけ始めているサマートレック。
≫先ほどのラウンドのサマートレックのヒヤッとする右のフックでした。
さあ、まもなく戦いは中盤へと入っていきます。
第5ラウンドです。
距離を縮めて今日は足を使ってという八重樫東ですがサマートレック・ゴーキャットジムは距離を縮めてのボディーフック。
少しずつですが互いの歯車がかみ合ってそして打ち合いへと流れが進んでいきそうなそんな雰囲気を漂わせている有明コロシアムです。
≫サマートレック選手がちょっと、出てくる数が増えたので八重樫選手も、少しそれに付き合ってしまっている展開ですよね。
≫本当は付き合いたくないところですか。
≫足を使ったほうが安全は安全なんですけどやっている八重樫選手としたらもしかしたらくっつくほうが戦いやすいというところもあるのかなと思います。
≫立本さん、その辺り松本トレーナーもやはり基本的に打たせないことを最重要視したいと。
≫ただ、八重樫東の異名は激闘王というそんなニックネームがついています。
リスクを避けて戦っても人の心は動かせない。
見た目を気にせずに死ぬ気で打ち合う。
そこに自分がボクシングをする価値があるんだと事前に話をしている八重樫東。
突然激闘のスイッチが入るんです。
殴り合いをすることがどうしようもなく楽しくなってしまうんです。
そのように話をするのが八重樫選手。
≫そういう意味では、プロですね。
なかなかできないですよ。
≫長谷川さんも長く戦ってらっしゃいましたがそんな瞬間というのはやはり、あったんでしょうか。
≫僕も八重樫君と一緒で急に殴り合いのスイッチが入るタイプなので。
気持ちは、すごくわかります。
でも、やっぱり、はたから見たら殴り合わないで安全に勝ってほしいなと思いますね。
≫その点、現役時代はアンタッチャブルといわれた川島さんはいかがですか?≫できれば、外しながらの打ち合いというのが。
長谷川君のようにね。
ある程度ディフェンスもしながら相手に当てるというボクシングが今日は見てみたいですね。
≫八重樫の理性か。
それとも野性か。
後半戦、どちらが爆発するか。
楽しみになってきました。
サマートレックも声を出して己の激闘のスイッチどちらが先に入れるのか。
≫サマートレックも攻めあぐねていますね。
どういうパンチを出したら当たるのかというのがまだ、わかってないです。
≫パンチのパターンが大体、一緒なんですね。
ジャブ、ジャブで入ったりとか右を思い切り振るとか。
≫今日は奥さんの彩さんそして長男の圭太郎君長女・志のぶちゃん次女の一永ちゃんも見守っています。
戦うお父ちゃん。
第6ラウンドが始まります。
八重樫が戦う原動力。
ここは間違いなく家族の力があると八重樫本人は語ります。
≫ナイスジャブですね。
≫左のジャブで相手をしっかりと制圧していきます。
≫家族の力というのは大きいですよ。
僕もそうでしたけど本当に、いるといないとでは全然、違うので。
八重樫選手もそれは多分、あると思います。
≫この試合に向けての調整のために2か月間、家族と離れて1人で生活をしてきた八重樫東。
一緒に暮らすクリスマスを過ごすことができなかった。
だから、格好いい姿を見せてそして、チャンピオンベルトを子どもたちにプレゼントしたいと話をします。
≫立本さん恐らく第1ラウンドから多分、圭太郎君だと思うんですがずっと、お父ちゃん頑張れと声が会場に響いているんですよね。
大橋会長に話を聞くと今日の八重樫は足が動いているので安心して見ていられるという大橋会長の評価でした。
≫ですから、いつも激闘を楽しみにしているファンも多いけれど今日のきれいなスマートなボクシング。
家族としては、もしかすると川島さん、ちょっとほっとする。
そんな一面かもしれません。
≫いいボクシングをしていますよ。
相手によって動いてまた、くっついてまた、ボディーを打ったりしているので非常にいいと思います。
≫ここまで、しっかり相手をコントロールしている八重樫東。
左のジャブが冴え渡っています。
≫ただ、サマートレックサイドこのラウンドのインターバル間にもっともっと距離を縮めまして八重樫の激闘のスイッチを入れようという感じです。
≫激闘のスイッチを入れてしまえというそういった指示が出ています。
チャレンジャーのサマートレック・ゴーキャットジム。
サマートレックはこの八重樫戦に向けてファイトスタイルの変化に取り組んできたと話をします。
圧をかけて、なんとか乱打戦に持ち込むそんなファイトスタイルに今回はシフトしてきた。
そのように話をするサマートレック・ゴーキャットジム。
飛び込んで、激闘王のそのスイッチを入れられるかチャレンジャーのサマートレック。
≫見ていますと、なんとなく打ち合ってもいいのかなと。
パターンも読んでますし。
打てば当たりますので。
≫しとめにかかってもいいと。
≫僕も川島さんと一緒で八重樫選手は少し、見切っているというか前に出ても大丈夫というスイッチが入ったように見えますね。
≫少し前かがみ。
鍛え上げられた体。
≫少しずつ距離が縮まってきました。
そして、火を噴いた左フック。
八重樫東です。
第7ラウンドが始まりました。
川島さんこの前半戦を振り返ってどのように分析されますか。
≫八重樫のよさが目立った前半でしたね。
特に足の動きと、カウンターなりボディーなりといいボクシングしてます。
≫長谷川さん、そのときKOのときというのが少しずつ見えてきたような気もしますがその辺り、どうでしょう。
≫さっきのラウンド八重樫選手見切ったように見えて前に出る展開もあったんですがこのラウンドまた、サマートレック選手が…。
このままいけばやばいなと思ったんでしょうね。
≫インファイトがきた。
頭をこすり合わせながらの乱打戦。
これが年末の八重樫!激闘王のスイッチがいよいよ、入るか。
さあ、有明コロシアムの歓声拍手も大きくなってきました。
≫それでもパンチはまともにもらってないですよ。
八重樫選手。
≫パンチをもらうリスク危険性というのが限りなく少なくなってきた。
だからこそ、前に出てサマートレックをしとめにかかるか。
激闘王、3階級制覇チャンピオンIBFライトフライ級の現チャンピオン、八重樫東です。
≫ガードをしっかり上げていますね。
接近戦のときは。
あとは、ショートアッパーがいい。
あと左ボディー。
≫八重樫陣営、松本トレーナーはこの接近戦のときにこそチャンスがあると話をしていました。
右の打ち下ろしが入るのではないかと分析していた松本トレーナーです。
この接近したところ。
離れ際の右の打ち下ろしが出るかどうか。
≫ボディー、いいですよ。
≫長谷川さん、八重樫は何を狙ってますか?≫先ほど言われたとおり右の打ち下ろしですね。
サマートレック選手左ガードが接近戦で低いのでまさに、いい角度で当たりそうですね。
≫接近したときにサマートレックは八重樫にとって左の肩の辺りに体重を合わせる頭を乗せてくる傾向がある。
だから、その離れ際に右の打ち下ろしを放つと効果的ではないか。
そのように松本トレーナーは分析していました。
その右の打ち下ろしが当たらなかったときには左のボディーフックを思い切り打ちこんでいきたい。
そのように話をした八重樫東。
右のカウンター!狙っていました。
≫カウンター、いいですね。
≫狙っていた、八重樫。
ただ、あれが深く入ればというところですね。
≫アッパー、いいですよ。
ボディーがいい。
≫カウンターですね。
≫八重樫がサマートレック攻略の1つの鍵となると言っていたアッパー。
そのスローモーションをご覧いただきました。
第8ラウンドです。
少しずつ距離が縮まってそして、先ほどのラウンドは頭をくっつけてそして、互いがパンチを小刻みに繰り出すそんなシーンも見られました。
カウンターを狙うそんなシーンもあった八重樫東です。
≫立本さん、大橋会長はこのラウンド八重樫にどんどん攻めろガンガン攻めろと指示を出して送り出しました。
≫川島さん、まさに激闘モードが入ったというところでしょうか。
≫激闘モードですね。
相手のボクシングをよく見切っています。
≫相手のパンチをかわしてなおかつ自分の攻撃はしっかり当てていく。
八重樫東が33歳にしてたどり着いたこの円熟の激闘スタイル。
≫1人激闘王ですね。
1人だけ接近戦でも遠くでも当てられるという新しいスタイルです。
≫八重樫東は今日、この日のために鍛え上げられた肉体を作り上げてきました。
今までにはなかった100kgあるいは200kgを超える重量でのそんなトレーニングを積んできたといいます。
筋力の最大出力を上げてその力が拳に伝わる感覚がどんなものか知ってみたい。
楽しみであると話をしていました八重樫です。
効果的なパンチがどんどんと入っていくこのラウンド。
川島さん、そのときはもしかすると近いかもしれません。
≫はい。
いい展開できていますのでどこでそういうシーンがくるかわからないですけども。
このまま積み上げていけばKOもあるんじゃないでしょうか。
≫コーナーに追い詰めた。
≫ボディー、いいですよ。
ナイスボディー。
≫ここから、どんな技でどんなハートで相手を打ち砕いていくか。
≫ガードの上軽く打っておいてボディーですよね、強く。
意識を上に持っていって下ですよ。
≫ほぼ全てのパンチが相手の顔面あるいは腹を捉えています。
≫いいボディーが入りましたよ。
≫サマートレック、足にきている。
離れてよし、接近してよし。
新しいスタイル。
八重樫東、1人激闘王!≫それでもしっかりブロックはしてほしいです。
八重樫選手は。
怖いですよ。
≫まだ目の光は消えていないサマートレックです。
井上尚弥との戦いでも最後の最後までこの目の光は消えませんでした。
≫8ラウンド八重樫のラッシュが見られました。
第9ラウンドが始まっています。
序盤は相手をしっかり見てそして、足を使って相手に何もさせなかった八重樫東。
中盤辺りから八重樫得意の強打が出るようになってきました。
そして迎える第9ラウンド。
先ほどのラウンドは連打も飛び出しました。
さあ、八重樫東激闘モードに、そのスイッチを切り替えたかどうか。
≫切り替えてますね。
少しずつ打ち合う体勢のフォームになってきてますよ。
≫ただ、しかし長谷川さんサマートレックも気迫が途絶えませんね。
≫絶対負けないという強い気持ちがあるので。
簡単には、やっぱり倒れないです。
≫サマートレック・ゴーキャットジムにも1歳8か月の息子がいます。
その息子にクリスマスプレゼントとしてなんとか世界のベルトをとりたい。
そのように話していたサマートレック。
ただ、八重樫のパンチが火を噴く。
≫八重樫選手、ボディー打ちも外から打ったり中から打ったりと使い分けも上手な選手なのでそれが効果的に入っていると思います。
≫あと、打ってくるのがわかりますよね。
ちゃんとブロックしてますね。
サマートレックのうなりを上げて打つようなパンチが大体、見えますね。
≫しっかりと見切ってそして、攻撃へつなげていく八重樫東です。
左のボディー、これは効いたか。
≫効きましたね。
≫右ストレートで顔が跳ね上がる。
八重樫東あくまで自然体のスタイルで強打を打ち込んでいきます。
≫まだ八重樫選手ボディーでいいと思いますけどね。
もう少し、ボディーを打ってそして、顔を狙っていくと。
サマートレック選手もロープ際に詰まって何もないですね。
≫このラウンドサマートレックの強打を防いでそこから強打へ…。
≫激闘スイッチが入りましたね八重樫選手。
≫この激闘王しとめるのはボディーかあるいは顔面への攻撃となるか。
≫しとめにいっています。
八重樫は下がらないですね今度は。
≫決して下がらないのが激闘王のスタイルです。
あくまで冷静に、ただ豪快に。
≫サマートレックが今度は下がり始めましたね。
≫第9ラウンドは八重樫のボディーがサマートレックのスタミナを奪いました。
10ラウンドが始まりました。
長谷川さん、冷静にただ力強さはあるというこの八重樫のファイティングスタイル。
9ラウンドまでどうご覧になっていますか。
≫前半は足を使って。
中盤から今にかけて少しずつ、自分の距離を短くして打ち合いに持っていくというパーフェクトな戦い方だと思います。
≫非の打ちどころのない試合展開。
八重樫東。
フィニッシュはどのような形を思い描いているでしょうか。
≫サマートレック選手もこのままでは厳しいと多分、わかっていると思うのでなんらかの作戦を変えてくるのか。
もしくは、前に出て玉砕覚悟で打ってくるかどっちかだと思います。
≫ただ川島さん、サマートレックパンチ力がありますので油断はできませんよね。
≫右フック、左フック。
そして左ボディーですね。
ただ、単発なんです。
常に単発なので何か打ってきたときにしっかりブロックをして。
足で外すとか。
ディフェンスをしっかりやれば大丈夫だと思います。
≫この距離は八重樫選手得意の距離ですね。
≫ここまでほぼ完璧に相手のパンチをかわす、あるいはガードをしている八重樫東。
八重樫、連打。
≫いいですね、強弱をつけて打つ。
≫サマートレックもダメージが蓄積しています。
≫フェイントとかも欲しいですね。
八重樫選手は。
≫思い切り打ちこんでくるサマートレックのパンチに合わせたい八重樫です。
≫今、しっかりブロックはできてますが合わせるのが、少し浅いので。
同じタイミングで打っていってカウンターで当たれば1発で倒せるんですけどまだ、少し浅いですね。
≫このラウンドを含めてあとラウンドは3つ。
この辺りを修正してノックアウトにつなげられるか。
狙いを定めてという表情が見える八重樫。
≫軽く手を出して相手が打ってきたところを合わせたら、一番きれいに倒せると思いますけどね。
≫ここにきて変化をつけてきた八重樫。
≫いい戦い方ですね、今日は。
≫相手を完封してあとは美しいフィニッシュへつなげていくことができるか。
新しいスタイルの激闘王。
≫カウンターであれば例えば右と右とか。
右ストレートに対して右フックとか。
あと、外したあとのカウンターですよね、パンチを。
そこを狙いたいですね。
≫最後は、カウンター気味に右フックが入りました。
さあ、KOへのそのイマジネーションは鮮明になってきたかどうか。
ガードの上。
細かいパンチを連打しました。
そして、左アッパー。
リズムを変えてきましたよね。
≫はい。
先ほどの連打は強いパンチですが軽く打っておいて下というのもありますからね。
非常にいい攻撃をしていますね。
≫このあと試合を控える井上尚弥選手。
リラックスした表情にも見えます。
ここまで順調にきている八重樫東のその試合を、恐らくモニターで見ていると思います。
井上尚弥。
さあ、怪物へバトンをつなげるか。
息子さんの圭太郎君がお父ちゃんを見つめます。
≫圭太郎君も今日は少し安心して見られているんじゃないですかね。
≫圭太郎君、そして長女、次女この3人はもう、そろそろ自分のお父ちゃんがどんな仕事をどんな思いでやっているのかそういったことがわかってくる年代になってくる。
だから、下手なところは見せられない。
お父ちゃんの格好いい背中を見せて世界一強いお父ちゃんのその仕事ぶりをこの年末に見せたいと話している八重樫。
≫アッパー、いいね。
≫3つ繰り出しました。
≫八重樫陣営、残り2つ。
少し強引に仕掛けたいねと松本トレーナーが話しています。
≫サマートレックサイドも現状を打破するため残り2ラウンド、KO狙い。
逆転の一発は接近戦にあるとにらんでいます。
≫長谷川さんチャンピオンとしては少し強引にでもノックアウト。
そしてチャレンジャーとしては玉砕覚悟でノックアウト。
これはKOが見られそうな雰囲気です。
≫ということはこの2ラウンドは打ち合いになるということになるのでお互い、この2ラウンドに全てをかけてくると思います。
≫日本の激闘王。
そして、タイの激闘王。
互いの激闘のスイッチがこの残り2ラウンドで…。
≫それでも八重樫選手のほうが打ち勝っていますね。
≫ボディーのずしりと重い音が響きます。
八重樫東、激闘となればこっちのもの!≫いいボディーですね。
≫距離を詰めざるを得ないサマートレック。
その距離は、ただしかし八重樫の距離!≫サマートレック選手もロープを背負う場面が多いので見栄え的にも悪くなるし八重樫選手の攻撃を受けになってしまいますね。
≫多彩な攻撃、激闘の中にもしっかりと経験に裏打ちされたテクニックがあります。
≫美しい激闘ですよね、今日は。
≫左アッパーが非常にいいですね。
あごに対して。
そして上を軽く打っておいてボディー。
そしてまた、上と。
理想的な戦い方をしていますよね。
≫あとはフィニッシュだけというそういうところかもしれません。
≫あとはカウンターですね。
カウンター狙えばいいと思います。
≫後ろに下がる。
前に出なければならないサマートレックが後ろに下がらざるを得ない。
サマートレックも最後の望みにかけます。
11ラウンド終了。
最後、激闘王のラッシュ。
ファイナルラウンドに対して期待が持てそうなそんなラッシュとなりました。
右のアッパー。
3連発となりました。
そして川島さんもおっしゃっていたボディーです。
≫上を軽く打って下ですよね。
意識を上から下に持っていくということですね。
≫種はまいてあるわけですね。
≫そうです。
上を軽く打っておいて、下を強く。
≫今日は解説に長谷川穂積さんがいるということでこの八重樫東にも気合が入っているというふうに話を聞いています。
≫うれしいですね。
≫長谷川さんの試合を見て感じるのはいつも覚悟だというふうに話をしている八重樫東です。
ファイナルラウンドを迎えます。
大歓声です。
上がったり下がったりのボクシング人生。
崖から落ちて、はい上がってそのたびに生まれる覚悟がある。
だから、今できる最大の覚悟をもってリングに上がってそして、結果を出したい。
観客を、見ている人を喜ばせたい。
それがプロボクシングだと八重樫東は話をしています。
≫このラウンド、打ち合いますね。
≫覚悟さえあれば勇気なんて勝手に出てくるので。
だから、今日の打ち合いもその1つだと思います。
≫年末総決算、八重樫東。
フラストレーションがたまったこの1年。
ファイナルラウンドでその最後の花火を上げられるでしょうか。
もう先ほどから激闘のスイッチは入っている。
あとは倒すだけ!年末名物、激闘。
激闘王のこのファイナルラウンド。
サマートレックも声を出しながら打ち込んでくる。
まだ、そのパンチの力は…。
≫ラストラウンドなのでこれにかけるしかないですよね。
≫思い切り力を振り絞り打ち込んでくるサマートレックです。
打ち合いになった。
ファイナルラウンド。
互いの覚悟と覚悟がこのリングの上で交差しています。
≫でも打ち合いなんですが見ていて、ちょっと安心できる打ち合いには見えますけどね八重樫選手は。
≫新しく足を使って相手に合わせず出し抜くようなボクシング。
新しいスタイルの中にこの激闘スタイルを織り交ぜて。
新しい激闘王。
右!そのときは訪れるか。
追い詰めた、八重樫!≫効いてますよ!≫止めた!最後は、やっぱり激闘!有明コロシアムの歓声が爆発しました。
ファイナルラウンドです。
≫最後、よかったですね。
まとめるところなんてすばらしいです。
≫長谷川さん、最後のラウンドこれはもう、八重樫東に期待するその声に応えてというようなラウンドに見えましたが。
≫期待が八重樫選手の背中を押してそれがパワーに変わったんじゃないかと思いますね。
なかなか、みんなが倒してほしいなと思うときに倒せないのがボクシングなんですがその期待どおりにやるのはすごいです。
≫ファイナルラウンドの八重樫東の覚悟は長谷川さんどのように感じましたか。
≫本当に、今日は僕は見ていて美しい戦い方で。
1人激闘王で自分だけパンチを打ってちゃんとブロックして足でかわしたり。
今日みたいなボクシングをもっともっと練習して完成させてほしいです。
≫今、勝ち名乗りを受けました八重樫東。
右手を高々と上げてそして今、IBFのベルトが自らの肩に戻ってまいりました。
12ラウンド2分13秒テクニカルノックアウトで最後は激闘を締めくくりました。
八重樫東の2016年です。
八重樫東は語ります。
言い方はよくないがボクシングは、人の人生を踏み台にして勝ち上がっていかないといけないスポーツ。
だからこそ自分が踏み台にしてきたその選手の分も一生懸命、戦わないといけない。
背負うものが増えていく。
だから、僕は強くなれる。
不屈の激闘王いろんなものを背負いながらさあ、2016年最後の喜びの声。
愛するお子さんとともにどんな声を聞かせてくれるのでしょうか。
≫それでは勝ちました八重樫東選手にお話を伺います。
すばらしい試合でした。
おめでとうございます。
≫すみませんありがとうございました。
≫リング上には3人のお子さんも上がってきてくれました。
お父ちゃん、どうだった?≫格好よかったです。
≫同じせりふだよ、お前。
この前と。
≫もう1ラウンドからお父ちゃん、頑張ってという声がこだましてましたが届いていましたか。
≫はい。
長女の志のぶが一生懸命声を出してくれて。
圭太郎も出してくれたんだよね。
≫うん。
≫一永ちゃん、どうだった?≫お父ちゃん、格好よかった。
≫それにしても、八重樫さん今日は完璧な試合内容に見えましたがご自身で手応えどうだったんでしょうか。
≫全然、僕はもっと早く詰められましたがやりにくかったです。
すみません。
≫それでも、12ラウンドで倒しきりました。
あの辺りの判断はどこにあったんでしょうか。
≫陣営のゴーサインが出たので。
しっかり倒せてよかったです。
≫やはり年末の試合は八重樫さん、何か特別な気持ちが沸き起こってくるものですか。
≫この子たちと本当に丸1か月、離れていたので。
今は、うれしいです。
≫今日、防衛を果たして2017年も世界チャンピオンとして迎えることになりました。
2017年はどんな年にしていきたいか八重樫さんが見ているもの最後に聞かせてください。
≫まだまだ、未熟なものでもっと日々精進していきますので来年も引き続き応援していただけたらありがたいと思います。
頑張ります。
ありがとうございました。
≫見事な防衛でした。
チャンピオン八重樫東選手でした。
≫家族とともに喜びの声を語ってくれました。
川島さんこのファイナルラウンドの激闘どのようにご覧になりましたか。
≫本当にみんなが倒して欲しいというときに倒せたのはすばらしいです。
これだけのすばらしいボクシングをしていればまだまだ防衛できると思いますね。
≫長谷川さん、八重樫選手はその終着駅を求め続けているというふうに事前に話をされてますがどんなゴールを迎えてほしいですか。
≫やっぱり、自分が納得のいくボクシング人生を。
そして、最後は子どもたちが喜ぶような姿を見せてボクシング人生を終えていただいたら僕はうれしいです。
≫ただ、まだまだこの八重樫東の激闘はこのあとも見られそうです。
2017年、どんな激闘王の姿を見せてくれるのでしょうか。
家族とともに≫世界王者対元世界王者。
勝負に必要なものは才能かそれとも経験か。
異なる道を歩んできた2人の日本人ボクサーがつむぎ出す1つの答え。
≫小学1年でボクシングを始め19歳でプロデビュー。
たった1年半で世界王座を獲得した、その半年後瞬く間に2階級を制覇。
≫世界中が期待する若き王者はまだプロ5年目。
無敗のエリートが進む道は、輝きに満ちている。
長く険しい道を16年間歩んできた。
≫高校時代、世界で一番強い男になれるなんて想像もしなかった。
≫プロデビューは尚弥と同じ19歳。
しかし、待っていたのは黒星。
≫12年間、ボクシングだけに全てを注いでつかんだ初めての栄光。
≫しかしたった一度の敗北が招く輝くときの終焉。
≫今日の試合がラストチャンスにしてボクシング人生の集大成。
≫不撓不屈の元世界王者。
青コーナー、河野公平選手の入場です。
デビュー戦で敗れそこから始まった俺のプロボクシング人生。
負けた俺の顔を見て父親は、家の天井にドリルで穴を開けサンドバッグをつるしてくれた。
ジムでも、家でも練習の毎日。
そこから波乱万丈山あり谷ありの日々。
ただ、夢を諦めずに生きてきた。
念願の世界王者になれた。
そのとき、何も言わず泣いてくれた父親の姿を俺は、忘れはしない。
世界王者としての栄光も負けて味わう悔しさも知っている。
だから今年8月世界戦で敗れたとき圧倒的な無力感が襲ってきた。
世界戦なんて、そうそうできないことはわかっている。
95%、引退と思った。
何もしたくなかった。
そんな俺に、井上尚弥選手から世界戦のオファー。
ひと筋の光が差し込んだ。
大好きなボクシングとさよならじゃないよな。
そう思えた瞬間から生きている手応えが生まれた。
燃え尽きない思いを抱いて俺は再び歩き始めた。
そうだ、俺にはボクシングがあるんだ。
ベルトをなくしたらまた奪えばいい。
そうやって生きてきた。
だから、今日もまたそうすればいい。
一度、花が散ったならまた咲けばいい。
リングという舞台で生きがいといえるボクシングの世界で何度でも花が咲くように俺も生きよう。
失うものは何もない。
今までやってきたことを水の泡にしないためにも今日も全身全霊で戦う。
2016年12月30日。
今日の夜空の向こうにチャンピオンになっている自分を信じて。
そしてまた、世界王者になって父親を、支えてくれる妻を泣かせてみせよう。
悔しさで強くなってきた。
また味わった悔しさで俺はまた、強くなった。
36歳、ボクシング人生16年。
今までで一番強い俺をこのリングで見せる。
青コーナー、河野公平入場です。
チャレンジャーが戦いのリングに足を踏み入れました。
日本が世界に誇るライジングスターチャンピオン井上尚弥の入場です。
あの衝撃の2階級制覇から2年。
すでに井上尚弥の名前は世界中のボクシングファンに届いています。
まだアメリカで戦っていないのにボクシングの本場で手にしているプレステージ、名声があります。
ただ井上尚弥本人はもやもやした気持ちで過ごしてきました。
納得できなかった今年2度の防衛戦。
ベストコンディションでリングに上がれない難しさ。
強い自分を出せないジレンマ。
だから、今日、ここで強さを見せられなかった自分を捨てる。
あえて言うなら弱き自分からの脱却。
今まで以上に強い自分。
チャンピオンとして最大のインパクトを残してやる。
一度見たら忘れることができない虹色に輝くあの花のように一度目にしたら心奪われる最高の強さを今日、このリングで見せる。
虹色に咲くあの花の名は、レインボーローズ。
その花言葉は、無限の可能性。
なら、井上尚弥はこのリングでどんなふうに咲き誇りどんな可能性を見せてくれるのか。
風のように過ぎゆく時の中でただ強さを求め自分が描いた憧れに負けるわけにはいかない。
より強いチャンピオンへ。
父・真吾トレーナーと二人三脚。
練習パートナーは弟の拓真。
家族で向かう勝負の年2017年へ。
≫WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ。
チャンピオン井上尚弥。
そしてチャレンジャー河野公平の日本人同士の頂上決戦を迎えました。
放送席、ご紹介しましょう。
具志堅用高さん長谷川穂積さんそして山中慎介選手です。
お三方よろしくお願いいたします。
具志堅さん、本当に楽しみな一戦が始まりますね。
≫そうですね。
やっぱり日本人同士の世界戦をみんながやっぱり、期待してますね。
≫チャンピオンの井上尚弥23歳かチャレンジャー36歳の河野公平か。
この試合は、アメリカのロバート・バードさんがレフェリー。
ジャッジはハンガリーのエンイェディさん日本の島川さんと中村勝彦さんで行われます。
長谷川さん、どういうところをこの試合、楽しみにしていますか。
≫若き怪物対ベテランの戦い。
意地と意地のぶつかり合いになるとは思うんですけどそこでキャリアが勝つのか勢いが勝つのか。
楽しみですね。
≫両選手がこの有明コロシアムに紹介されます。
日本の至宝世界戦で初の日本人対決。
4度目の防衛戦、井上尚弥。
起こしてやる、最強の相手に今年最大のビッグサプライズ。
チャレンジャー、河野公平。
とてつもない緊張感に包まれています。
山中選手、どういうところにこの試合、注目されますか。
≫特に序盤に強い井上君に対して河野さんがどういう対応をするのかがまず、見ものですね。
≫圧倒して勝つと話したのは井上尚弥。
たった一度のチャンスかもしれない。
そこで大番狂わせを演じてやると話したのはチャレンジャー、河野公平。
さあ、WBOスーパーフライ級タイトルマッチ。
日本人対決の始まりです。
運命のゴングが鳴りました。
井上尚弥と河野公平。
日本人同士による世界タイトルマッチです。
赤いラインシルバーのトランクス井上尚弥です。
河野公平は緑のトランクスです。
具志堅さん、この試合まず井上サイドから見たポイントはどういうところですか。
≫立ち上がりはやっぱりいいしね。
左のパンチが速いね。
スピードが。
いい立ち上がりじゃないですか。
≫いい立ち上がりを見せています。
そして、長谷川穂積さん河野公平サイドからするとポイントはこの試合、どうなりますか。
≫いかに中に入って打ち合えるかだと思うんですがジャブを、なかなかかいくぐって中に入るのは難しいです。
≫井上のジャブですね。
≫スピードもあるしパンチ力もあるので。
≫1つ、アッパーというのが今回、井上尚弥が河野対策として重点的にやってきた部分です。
そして、山中選手世界戦の、まず第1ラウンド。
選手としてはどういうところをポイントにするでしょうか。
河野公平がきました。
お話が途中になりました。
山中さん、いかがでしょうか。
≫河野さんはいつもの1ラウンド目よりもかなり動くという意識を持ちながら戦っているような気がしますね。
≫恐らく、判定では自分は勝てないので倒さなくてはいけないと話すのが河野公平。
逆に相手に何もさせずに圧倒して勝つと話しているのがチャンピオン、井上尚弥です。
前に出ている河野。
≫今の河野選手のラッシュもしっかりブロックしているのでさほどダメージはないと思いますね。
井上選手は。
≫一瞬、河野のガードが下がりました。
≫今のボディーもいい角度で入ったので効いていると思います。
≫河野コールと尚弥コール。
有明コロシアム、交錯します。
なかなかここに飛び込ませないそんな戦いを…。
≫河野選手としたら前に出ないとなかなか厳しいので。
≫第1ラウンドの立ち上がり。
山中選手河野のラッシュから始まりました。
≫河野さんが勢いよく出てきたということもあって井上君は冷静に見ていましたけども。
終盤、いい動きしてました。
≫そのあとは井上がボディーで1つ、試合のペースをつかんだでしょうか。
≫井上君の一発の迫力はすごいですね。
≫WBOスーパーフライ級タイトルマッチ。
チャンピオンの井上尚弥。
そしてチャレンジャーの河野公平。
23歳、11戦11勝。
全勝の井上尚弥に河野公平これがプロ43戦目になります。
具志堅さん、これ両者早いラウンドで決めようというそんな意識も感じますよね。
≫河野選手も立ち上がり悪くないですね。
本当に、気持ちが強く出ています。
≫両者がパンチを打ち合います。
すごい戦いになりました。
日本人対決。
≫井上選手のボディーが少しずつ後半にかけて効いてくると思いますね。
今の感じだと。
≫あえて一発を狙わず相手にダメージを蓄積させて、そこで勝つんだ。
相手をギブアップさせたい。
そんな戦い方をしたいと井上尚弥は話しています。
ただ、その相手に対して山中選手河野選手は引きませんよね。
≫引かないですけど近くになった分、ボディーや顔面へのパンチが見えにくいので注意したいです。
≫その辺りの、どちらが大事な大事な自分の距離感。
そのテリトリー争いをしっかりと制するか。
≫ボディーばっかり集中していたら上を今度は狙われますからね。
≫しかし今日は井上チャンピオンの左の使い方がうまいです。
≫しっかりブロックをしてますからね、井上選手。
≫この辺りのディフェンス能力。
とにかく何もさせないんだそう話しているのが井上尚弥。
とにかく、今右のパンチが強くなった。
そう話す河野公平。
両者の距離感一気に近づいています。
これは効いている!ボディーが効いている!井上尚弥、詰める。
≫長谷川さん、まず河野が序盤、連打でペースをつかもうとした第2ラウンドでした。
≫序盤はよかったんですけど後半に、いいボディーをもらっちゃったので。
これが、効きましたね。
≫どれぐらいのダメージなのか。
≫この1分でどれくらい回復できたかですね。
≫第3ラウンドです。
WBOスーパーフライ級タイトルマッチ。
井上尚弥、4度目の防衛戦。
相手は36歳、河野公平。
≫ボディーは1分で回復はできますがまた、浅くてももらっちゃうと同じぐらい効いちゃうのでボディーのダメージというのはなかなか、引きずりますよ。
≫福永さんチャンピオンサイドボディー、かなり効いていると分析していてボディーから右ストレート左フックにつなげようという指示です。
≫立本信吾アナウンサーのリポートです。
≫下だけじゃなくて上にも飛んできますからね。
≫井上の連打。
河野が下がる。
チャンピオンの重い一発が河野を捉えます。
≫脳へのダメージもあります。
≫河野公平、前に出る。
≫意地ですよね、これは36歳の。
≫福永さん、河野陣営ですがむしろ前に出ろという指示が出ています。
そのほうがむしろ井上がやりにくいという指示です。
≫接近戦というのはチャレンジャーサイド。
田中大貴アナウンサー。
≫井上の距離をつぶして戦わないと本当に厳しい戦いになりますよ。
≫この戦いの中で、山中選手河野選手は何をどうすれば跳ね返せますか。
≫効いたからといって下がれば井上君の攻撃を食らってしまうので。
必死にいっていますから。
≫中間距離は、危ないな…。
≫河野も出ます。
≫河野選手も頑張るね。
やっぱり前チャンピオンですからWBAの。
≫8月に防衛できずにWBAのタイトルそれをなくしました。
ただ、そこからWBO、すぐに世界チャンピオンを取り戻すそのチャンスを河野公平は得ています。
≫井上選手、冷静ですよ。
≫しっかり相手の動きを見極めて距離も詰めます。
そして、離れ際、ボディー連打。
≫打ち分けもしっかりしていますしね。
≫井上チャンピオンも的確にパンチを当ててますね。
やっぱり、左が非常にいいですね。
≫井上尚弥の連打。
この3ラウンドで圧倒してみせました。
第4ラウンドへ入ります。
井上尚弥にとって4度目の防衛戦。
ただ、今年2回戦った防衛戦のその内容には本人、全く納得していません。
そろそろもっと強いインパクトをチャンピオンとして残したいんだという話を井上尚弥はしていました。
ただただ井上は強かったそう思わせたい。
そう思って臨んでいる今回の防衛戦。
河野、出てきた!≫河野さんも気持ちが強いですね。
≫恐らく、これは山中選手相当、ダメージは河野選手、あると思いますが…。
≫そうですね。
2ラウンドも結構打たれましたが。
やっぱり、前回、判定で負けた序盤の出だしの失敗を悔やんでいるところがありますね。
≫前回は序盤、試合を見てすんなり入ってしまった辺りでリードを奪われた河野公平。
≫やっぱり、河野選手だからいい試合をしていますね。
これは本当に世界戦にふさわしい試合ですよ。
≫井上尚弥選手も河野選手の前回の敗戦はあれはもう、戦い方の差だったと話します。
ですから僕の中ではWBAのチャンピオンというそんな思いで戦いますと話していました。
そして、長谷川穂積さん何か、両者の思いそして、持ち味が出ていますよね。
≫そうですね。
河野選手は、こういう接近戦でこの戦い方をしないと後半、厳しくなっていくので。
今の戦い方は非常にいいと思います。
≫距離を詰めて勇気を持って河野が前に出る。
この距離、この接近戦。
ただ、接近戦になっても自分はちゃんと対応できるんだと話していた井上尚弥。
この距離感、山中選手ちょっとこれは井上尚弥選手はどうなんでしょうこの距離というのは。
≫冷静に見ているんで。
パンチをもろに食らっているわけではないので。
≫全部、ブロックしてますね井上選手。
ただ、河野選手はまともに当たらなくてもどこかに当たっているということで勢いがついてくると思うのでこの戦い方でいいと思います。
≫愚直なまでにパンチを重ねそして思いを込めたそのパンチ、河野公平的確に、強烈な1発を打ち込む井上尚弥。
23歳、チャンピオン。
36歳、チャレンジャー。
これは効いたか!≫第4ラウンドに最後井上のラッシュがありました。
具志堅さん、何かここ2試合は消化不良の戦いが多かった井上ですが今日は違いますね。
≫今日は、気持ちが思い切り入ってますね。
パンチを打つときも思い切り倒そうという気持ちでパンチを打っていますね。
≫中盤、第5ラウンドです。
WBOスーパーフライ級タイトルマッチ。
12ラウンドで行われます。
中盤の第5ラウンドです。
11戦11勝9KOというチャンピオン。
シルバーのトランクス井上尚弥。
河野公平、こちらはプロ43戦目。
世界タイトルをかけた戦いはこれが10度目。
≫ナイスアッパーですね、井上。
≫このアッパーが1つ…。
≫1ラウンド目からねちょこちょこ当たりは浅いんですがいいアッパーが入っているので。
河野選手としても下を向けないですね。
アッパーがあるから。
≫チャンピオンサイドですがそのショートアッパーをうまく使えという指示がずっと出ていますね。
そして相手に打たせてカウンターをとっていけという指示です。
≫福永さん、河野サイドですがアッパーに気をつけろと。
そして左のジャブで作っていけと。
井上尚弥はそのあと右で合わせないから心配せず左のジャブで作れという。
≫両陣営のセコンドの話をお伝えしました。
≫あのアッパーで入りづらくなりますからね。
悩みどころです。
≫河野のパンチが井上の顔を捉えました!長谷川穂積さん河野、いっていますよね。
≫河野選手としては今の攻撃でいいと思います。
あれを繰り返し、繰り返し12ラウンドまで続けるということが大事だと思います。
井上選手も少し今のは精神的にイラッとしたところがあったと思います。
≫何もさせずに、打たせずに圧倒して勝つというのが井上尚弥の理想とするボクシング。
その理想を出したいと話した井上尚弥。
ただ、この5ラウンドは河野がパンチをしっかりと当ててくるようになってきました。
≫もう1回ジャブから組み立て直しました、井上選手。
≫山中選手、あの4ラウンドで井上が圧倒して、河野選手は当然、ダメージがあるはずなんですが。
≫河野さんは井上君を相手にこれしかないという決意を決めた、腹をくくった戦い方をしていますね。
≫覚悟を決めた男のボクシングスタイル。
河野公平。
≫しかし、河野選手は36歳?これは、元気ですよ。
すごい、いいファイトしてます。
≫今回は、下半身を鍛えたことで今まで以上の破壊力のあるパンチが≫すごい世界タイトルマッチになってきました。
ただ、その中で、山中選手アッパーから1つリズムをつかんだ井上尚弥というラウンドでした。
≫それでも前に出る河野さんに対していろいろ考えながら戦っているのでそういったところでも成長を感じるなと思いますけどね。
≫進化する23歳と史上最強の体になった河野公平、36歳。
プロ12戦目とプロ43戦目の一戦です。
≫今のラウンド、河野選手が戦ってきた中で一番いいラウンドだったと思います。
≫福永さん、その辺り河野陣営ですが、さすがに最高のラウンドという声が飛んでいますね。
今のラウンドを続けていこうという声です。
≫左のフック!井上の左!河野公平は立てるか。
カウントが進む。
立ち上がった!23歳のチャンピオン。
≫ここは勝負ですよ、河野選手。
≫河野、耐えられるか。
右だ!井上尚弥テクニカルノックアウト勝利!魂の大一番。
井上が4度目の防衛成功。
河野公平を退けました。
第6ラウンド井上尚弥のその力が圧倒的な力が河野公平をリングに沈めました。
ようやく河野公平が体を関係者に…。
しかし、いったん起こしたんですが、そのまま。
横になったままという状況です。
具志堅さん、すごいテクニカルノックアウトのシーンでした。
≫やっぱり、右ストレート的確に当たりましたね。
やはり、左の使い方がうまいからそれで右が生きたかなという感じがしますね。
最後はカウンターですかね。
≫そして、長谷川穂積さんこの一戦どういうふうな感想をお持ちですか。
≫もちろん井上尚弥選手のすごさも目立ったんですが河野選手の頑張りというのもそれに引けを取らないぐらい目立った試合だったと思います。
≫山中選手、日本人対決の世界戦。
名勝負になりましたね。
≫本当ですね。
自分の予想以上の戦いを河野さんはしたと思いますが最後、すごいカウンターでした。
≫今、チャンピオン井上尚弥が河野公平のもとへ行って握手を交わしました。
そして、井上尚弥の腰にWBOスーパーフライ級のベルトが戻ってきました。
すっきりしない2試合の防衛戦があった中で4度目の防衛戦は文句なしのテクニカルノックアウト勝利井上尚弥です。
長谷川穂積さん今日の井上の特によかった点いろいろあると思いますがどういうところですか。
≫やはり、冷静なところと具志堅さんもおっしゃられたとおり左の使い方ですね。
そして、最後はカウンターの左フックで倒した。
すばらしい試合でした。
≫それでは、井上尚弥選手のインタビューです。
≫見事、防衛を果たしました井上尚弥選手です。
おめでとうございます。
≫皆さん、今日はどうもありがとうございました。
≫タフな試合でした。
振り返ってみていかがでしょうか。
≫やる前から、河野さんはタフだとわかっていたので。
最後のパンチは作戦どおりいけたと思います。
≫最後、ダウンを奪った勝利を確信したその瞬間というのはどんな気持ちだったんでしょうか。
≫1回目で10カウントいったかと思ったけど再開されちゃったのでいきましたけど。
ちょっと、危ないシーンでしたね。
≫それでは、支えてくれた家族にひと言お願いします。
≫前回の試合が終わってから家族で、いろいろとゴタゴタがありまして。
この間を支えてくれたのが家族だったので。
今日までいい形で練習してこれたのでよかったと思います。
≫最後に年末駆けつけてくれたボクシングファンにひと言お願いします。
≫皆さん、今日は年末のお忙しい中会場まで足を運んでいただいてありがとうございます。
そして、河野さん今日は本当に対戦できたことを本当に感謝しています。
どうもありがとうございました。
≫見事、防衛を果たしました井上尚弥選手でした。
おめでとうございました。
≫今日の試合、いい内容で勝てばそれが来年につながる。
そして、来年にはビッグマッチも噂されている井上尚弥。
今まで以上の強さを我々に見せてくれました。
河野公平選手を迎えた4度目の防衛戦。
井上尚弥は6ラウンド1分1秒テクニカルノックアウト勝利です。
見事な戦いで井上尚弥が4度目の防衛成功。
2016/12/30(金) 18:00〜20:54
関西テレビ1
ボクシングフェス2016〜井上尚弥&八重樫東ダブル世界戦&村田諒太世界前哨…[字][デ]

(最大延長21時24分まで)
怪物・井上尚弥&激闘王・八重樫東のダブル世界戦をメインイベントに、村田諒太&清水聡の五輪メダリストが夢の競演!

詳細情報
正式タイトル
ボクシングフェス2016〜井上尚弥&八重樫東ダブル世界戦&村田諒太世界前哨戦〜
番組内容
年末恒例ボクシング界のビッグイベント「ボクシングフェス2016」を12月30日(金)午後6時から生中継!
“怪物”井上尚弥、“激闘王”八重樫東のダブル世界戦をメインイベントに、来春にも世界王座挑戦がささやかれるWBOミドル級3位の村田諒太、プロ転向2戦目となる清水聡が参戦、ロンドン五輪メダリストコンビによる夢の競演が実現する。
WBO世界スーパーフライ級王者の井上のV4戦の対戦相手は、
番組内容2
今年8月まで同じ階級のWBA世界王者であった河野公平。井上は世界戦で初めての日本人対決で、プロ叩き上げの“雑草魂”河野を迎え撃つ。そして、IBF世界ライトフライ級王者の八重樫は、2度目の防衛戦。
解説には“レジェンド”具志堅用高、ゲストにはWBC世界バンタム級王者の山中慎介、3階級制覇王者の長谷川穂積など日本ボクシング界の宝がこのフェスに集結!
観る者の心を震わせる熱い戦いに注目!
番組内容3
〈対戦カード〉
◇清水聡 プロ第2戦 フェザー級8回戦
清水聡VSカルロ・デメシーリョ

◇村田諒太 世界前哨戦 ミドル級10回戦
村田諒太VSブルーノ・サンドバル

◇IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ八重樫東V2戦
八重樫東VSサマートレック・ゴーキャットジム

◇WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ 井上尚弥V4戦
井上尚弥VS河野公平

(選手情報は12月24日現在)
出演者
【MC】
三宅正治(フジテレビアナウンサー) 
中村アン 

【解説】
具志堅用高 
川島郭志 
西岡利晃 

【実況】
福永一茂(フジテレビアナウンサー) 
立本信吾(フジテレビアナウンサー) 
田中大貴(フジテレビアナウンサー) 
木村拓也(フジテレビアナウンサー) 

【ゲスト】
長谷川穂積 
山中慎介 

【アーティストゲスト】
神保彰 
AK−69
スタッフ
【プロデューサー】
竹内太郎 

【ディレクター】
佐々木敦規 
比留間隆之 
山田圭祐