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地上波テレビの字幕を全文書き起こします

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セリフ書き起こし 「特別ドラマ企画 『天才バカボン2』」 2017.01.06

 

 

(バカボンのパパ)はじめましてバカボンのパパなのだ。
(バカボンのママ)やっと会えたわね。
(ハジメ)パパとママは絶対にやってくれるよ。
(バカボン)ハジメちゃん…。
僕にはミカンの木見つけられないよ。
『天才バカボン』西から昇ったおひさまが東へ沈む
(あったいへーん!)これでいいのだこれでいいのだボンボンバカボンバカボンボン天才一家だバカボンボン
(釣り鐘の音)
(釣り鐘の音)
(英語の会話)
(英語)
(英語)
(スティーブ)オ〜!アリガトウ。
(英語)
(英語)

 

 

 

 


(ハジメ)袖振り合うも他生の縁です。
(メアリー)What’s?
(英語)
(英語)オ〜ウジャパニーズコトワザ!ハハハ…。
うわ〜〜〜〜〜!
(英語)うわ〜〜〜〜〜!・あっサンタ・
(英語)
(英語)
(英語)おぉいいのだいいのだ。
フフフ…。
(カメラのシャッター音)ヘイ!
(外国人)カワイイ。
(ハジメ)パパ!ん?センキューソーリーなのだ。
おぉ〜ハジメちゃん随分捜したのだ。
迷子になったのパパだよ。
ハハハ…。
迷子は子供がなるものなのだ。
大人はならないのだヒヒヒ…。
(釣り鐘の音)パパ急がなくて大丈夫?そうなのだこんな所で油を売っている場合じゃないのだ。
(ハジメ)良いご旅行を!
(英語)
(司会)どうもありがとうございました!
(司会)さぁ続いて白組は今年『PPAP』で世界的に大ブレークしましたピコピコ太郎さんです。
今夜は特別に『PPAP』ではなくなんと『POAP』を歌っていただきます。
紅白スペシャルバージョンでどうぞ。
あ〜もういけない!ネギ買うの忘れちゃったわ。
別にいいよ。
ごめんね。
ネギは必要なのだ。
ネギのない年越しそばなんて年越しそばじゃないのだ。
タコのないタコ焼きみたいなもんなのだ。
それはもうただの「焼き」なのだ。
とにかくネギがないと食べられないのだ。
今から買って来るのだ。
えっあっパパ!もう仕事納めだから今行ってもお店やってないと思うわ。
いいや絶対にネギだけは譲れないのだ。
今から探して来るのだ。
パパ今日は寒いから暖かい格好して行かないと風邪をひくわ。
大丈夫なのだ。
パパ〜その格好で行くの?ワシが持っている服でこれが一番暖かいのだ。
バカボンも行くか?行かないよ。
だって『紅白』もうすぐAKBが出るんだよ。
録画して明日見ればいいのだ。
明日じゃダメだよ。
今見ないと意味ないんだよ。
じゃあ…。
ハジメちゃん行くか?うん!ハジメちゃんもサンタの格好するか?僕は大丈夫だよ。
よし。
ハジメちゃんパパをお願いね。
パパ1人で行くと三が日が終わっても帰って来ないかもしれないから。
うん。
よし。
・はいお待ち・・焼きそば1つ・大きなタコが入ったタコ焼きいかがですか〜い?ぷりっぷりタコが入ったタコ焼きいかがですか〜い?
(おまわりさん)はぁ〜あ!何でおおみそかにパトロールなんかしなきゃいけねえんだよ。
俺は出世に関係ない仕事は一切しない主義なんだよ。
(若い警官)相変わらずむちゃくちゃだなこの人。
何か言ったか!?いえ何も。
(鷺沼)寄ってらっしゃい見てらっしゃい!なんとこちら今年メジャー3000本安打を達成したあのイチローの直筆サイン入り記念バットだよ〜!
(鷺沼)めったにないレアものだ!今日は特別に3万円というお値打ち価格!残りたったの5本だ!・イチロー選手めっちゃファンなんですけど・・行こうよ・
(鷺沼)なんとこちら今年メジャー3000本安打を達成した…。
おぉ〜こりゃすげぇ!お〜1本くれ1本くれ…!あ〜りがとうございます!3万円です!イチロースズ〜キ〜!
(鼻歌)おぉ〜先輩先輩ちょっと落ち…。
あのおまわりさん。
はい。
おっえっ?本物?偽者です。
えっ?あれ偽物ですよ。
(若い警官)えっ?本物のイチローはあんなサインじゃない。
僕が言うんだから間違いない。
早く捕まえたほうがいいですよ。
はい分かりました!先輩!先輩先輩…!何だよ?お前には触らせねえぞこの野郎。
違う違う…!
(若い警官:小声で)これ詐欺なんですって。
(鷺沼)今日は店じまいだ。
おっ逃げた逃げた!先輩!うお〜!あぁ〜!何やってんだこれじゃタコ焼き作れねえじゃねぇかよ!すいません!先輩待って!待て待て待て!このタコが!犯人犯人!関係ねえ!タコ!犯人…!ハジメちゃんあれは何をやっているのだ?福男レースだよ。
ん?
(ハジメ)午前0時の開門と同時に本殿を目指して走るんだ。
1位になればその年1年間の幸せが保証されるといわれているんだよ。
そんなもん保証してもらわなくて結構なのだ。
幸せは自分でつかみ取るものなのだ。
パパらしいねフフフ…。
あっ!あそこに八百屋がいるのだ。
(八百屋)賞金300万…。
パパ!幸せだけでなくネギも自分でつかみ取るものなのだ。
(走る音)
(中継アナウンサー)さぁいよいよ福男レースが始まろうとしています。
来年の福をそして1位の賞金300万円を手にするのは一体誰なのか!ワシにネギを売るのだ。
賞金で店立て直すぞ〜。
(中継アナウンサー)会場は異様な熱気に包まれています。
ちょっと邪魔なのだ。
(中継アナウンサー)さぁ年越しのカウントダウンです。
5秒前4・3・2・1スタート!あけましておめでとうございます。
赤塚神社本殿まではおよそ400m。
その本殿に1位でゴールするのは一体誰なのか!待つのだ〜〜!新年早々ツイてねえな!新年早々ツイてるぞ〜!よっしゃ〜!ツイてる!この中に入れば逃げ切れる!あっ!この野郎チクショ!
(中継アナウンサー)レースは早くも中盤この中から誰が抜け出すのか!ハァハァ…。
この日のためにめちゃくちゃ練習して来たんだ〜!店のために負けられるかくそ〜!待て〜!ワシにネギを売るのだ〜!どけどけこの野郎。
おいおいおい邪魔だ邪魔だこの野郎。
おい邪魔なんだこの野郎。
(中継アナウンサー)ご覧ください今年の福男レースは近年まれに見るレースだ。
(中継アナウンサー)だ〜っと!先頭集団が転倒!直角コーナーで先頭が入れ替わりました!
(おまわりさん)待て!年越し初逮捕〜!頂きだ〜!
(中継アナウンサー)彼らを突き動かすものは何なのか?ネギ〜!
(中継アナウンサー)賞金か福男の称号かそれともやはり幸せなのか?逮捕させろっつうんだこの野郎。
(中継アナウンサー)さぁ残すは最終コーナー一番で入って来たのはあ〜っとまたも先頭が入れ替わった!残すは最後の直線のみ!まるで何かに取りつかれたように一心不乱に走り続ける先頭集団!ネギ〜!捕まってたまるか〜!
(中継アナウンサー)4人のデッドヒート果たして今年は誰が福男になるのか!?
(中継アナウンサー)だ〜っと!何ということでしょうか!
(中継アナウンサー)なんとゴール直前で八百屋がつまずいた〜!
(アナウンサー)おめでとうございます今年の福男はあなたです。
こんなものいらないのだ。
え?ワシはネギが欲しいだけなのだ。
ネギ?ネギを売ってほしいのだ。
は?ネギ?あっそれでは賞金は2番目にゴールした方に。
…っていない?
(おまわりさん)えっ?いない!?年越し初逮捕年越し初逮捕。
年越し初逮捕どこ行った〜!くぅ〜!今度こそおめでとうございます。
今年の福男はあなたです。
ありがとうございます。
今年はどんな一年にしたいですか?「桃栗三年柿八年」という言葉があります。
実りある一年にしたいです!したいですありがとう…。
おめでとうございます。
そんなことより早くワシにネギを売ってほしいのだ。
えっ…後日に。
今日じゃないとダメなのだ。
後日また…ありがとうございます。
ネギを売ってほしいのだ。
おいちゃんと働けよ。
タコが!はい!タコの入ってない焼きただの焼きいかがですか?500円です。
あ〜もう先輩早く帰って来てよ。
もう一度大きな声で!はい!タコ焼きあっ違う違う…焼き…!気持ちを込めて!はい!焼きいかがですか?
(レレレのおじさん)あけましておめでとうございますレレレのレ〜。
(隣人)あけましておめでとうございます。
あけましておめでとうございますレレレのレ〜。
何これ…。
ウナギなの?イヌなの?どっち?
(レレレのおじさん)ウナギイヌです。
(隣人)ウナギイヌ…。
いやちょっとあれ何なの?あれ!
(隣人)お正月?クリスマス?どっち?1週間間違えたかな?レレ?
(麺をすする音)う〜ん!うまいのだ。
パパ新年なのに年越しそば食べるのおかしいよ。
いつ食べようと問題ないのだ。
ワシは好きな時に好きなものを食べるのだ。
その服いいかげん脱ぎなよ。
パパ気に入っちゃったんだって。
フフっ。
ねぇ玄関変にしたのパパでしょ?盆と正月がいっぺんに来たみたいなのだ。
ウハハハ…!
(物音)あっ郵便屋さんが来たみたいね。
年賀状だね僕取って来る。
ありがとう。
さぁ今年はどんな人から来てるかしらねぇ。
これはパパ。
あらパパバカ田大学の同級生から来てるわ。
おぉフフフ。
知り合いじゃないのだ。
え〜?これはママ。
これは…?あらハジメちゃん!ケンブリッジ大学から来てるわよ。
ありがと!これはパパ。
これもパパ。
はいこれでおしまいと。
へぇ〜!栄子はもうすぐ子供が生まれるんですって。
やっぱり手書きの年賀状っていいもんだね。
そうね。
ハハハ…!
(泣き声)どうした?バカボン。
僕だけ年賀状がない〜。
バカボン誰かに年賀状書いた?書いてない。
年賀状は日頃お世話になってる人への新年最初の感謝のお手紙なの。
バカボンも来年からは書いてみない?そうすればきっと来年からはバカボンにも年賀状が届くわ。
うん…。
ママこれは?うん?あらまだあったのね。
見落としちゃってたわ。
これはママ。
そしてこれはハジメちゃん。
そしてこれは…。
バカボン!え〜!誰から?パパ〜?ワシは年賀状は一番お世話になっている人にしか書かないのだ。
ママ。
バカボン。
ハジメちゃん。
今年もよろしくなのだ。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
これでいいのだ。
フハハハ…!みんなお餅焼けたわよ。
またミカン神経衰弱やってるの?最近はテレビでも流行ってるみたいね。
(司会)さぁ続いては川田アナウンサーです。
(川田)よし!このミカンどっかで見た〜。
普通の神経衰弱は数字を覚えますがミカン神経衰弱はミカンの特徴を覚えなければいけません。
まさに世界一難しい神経衰弱。
ワシは何年も前からやっているのだ。
時代がようやくわが家に追い付いたのだ。
えっと〜。
おぉ〜…。
(川田)えっと〜…。
勝負!
(司会)残念!違うミカンだ!
(司会)これがミカン神経衰弱驚異の難しさ!さぁじゃ次はワシの番なのだ。
これは…これなのだ。
これは…。
これなのだ。
これは…うんこれなのだ。
これはこれなのだ。
これはヘヘっこれなのだ。
パパすご過ぎるよ〜!これはこ…。
はぁ次はバカボンの番なのだ。
うんえっと…。
これと…う〜ん…。
これ!あ〜ダメだ〜!こんなの分かるわけないよ〜。
さぁ次はハジメちゃんの番なのだ。
うん!ん?ハジメちゃんもすご過ぎるよ。
(チャイム)あら誰かしら?は〜い!ごめんね大したものがなくて。
(栄子)いいのいいの〜うちの旦那の実家がこの近くだから寄っただけなんだから。
年賀状にもうすぐ子供が生まれるって書いてあったけど予定日いつなの?実は来週なの。
え〜楽しみね!ねぇおばさん赤ちゃんに話し掛けていい?いいわよ〜!新年あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
今年も明るく楽しい一年になりますように。
謹んで新春のお喜びを心より申し上げます。
何かごめんね。
(タカシ)あ…いえ。
ホント面白い家族ね。
名前はもう決めたの?大地にしようと思ってるの。
「大きい」って字に地球の「地」。
大地くんか〜いい名前だね!おじさんが決めたの?え?あ〜ううん。
おじさんはホントは違う名前がよかったんだけど名前の画数とかいろいろあってね。
そんなこと人前で言わなくていいでしょ。
あ…ごめん。
旦那さん男達同士でミカン神経衰弱でもやらないか?はい。
こっちなのだ。
バカボン何してるのだ?僕もうやりたくない。
バカボン諦めたらそこで全て終了なのだ。
はぁ分かったよ〜。
ほらバカボンパパと一緒にミカン神経衰弱やってらっしゃい。
はい。
何かごめんねさっき。
ううん気にしないで。
相変わらず優しいのね。
キャララララ…!何するんですか!子供のためなら何でもするのだ。
長丁場になりそうって。
これとこれなのだヘヘヘっ。
これはこれなのだ。
いやすごい強いですね。
君はバカボンぐらい弱いのだ。
ヘヘっ。
そうねぇ。
・これとほらこれなのだ・どうしたの?バカボン。
ミカンでも食べる?もうミカンなんて見たくない。
(司会)世にも奇妙な超魔術の世界。
今人気沸騰中のあの超能力者がスタジオに登場します。
♪〜
(司会)Mr.マリ・ゲラーです!あっ愛鮫のおじさんだ!
(マリ・ゲラー)私が動かすこの振り子を見てください。
すると私の合図であなたは今年の干支トリになります。
(愛鮫)いやいや…。
申し訳ないけどね僕はそういうのには絶対かかりませんからね。
では愛鮫さんから行きましょうか。
あ〜どうぞ。
あなたは鳥になります。
だからなりません。
♪〜♪〜
(マリ)行きますよ。
どうぞ。
はい!コケ〜ココココッ。
コケ。
コケッコケッコココッ…。
コケッコケッコココッ…。
こんなのウソに決まってるわよね。
コケ〜ココココッコケ〜ココココッ…!ちょ…ちょっとどうしたのバカボン!コケ〜ココココッコケ〜!コケ〜ココココッ。
バカボン?はい!あれ?僕何か変だった?あ〜よかった。
はぁ…。
(司会)愛鮫さんあなた鳥になってましたよ。
えっ?ウソでしょ?えっ?僕鳥になってたの?なってたわよ。
どんな鳥だった?何か今にも大空に飛び立ちそうだったわ。
ホント?うん。
僕パパに自慢して来る!うん。
パパ〜!さすがママね。
子供の扱いが上手。
そう?うん。
タカシさんと何かあった?最近あの人とうまく行ってなくて。
やることなすこともう全てが許せないの。
それマタニティーブルーかもね。
う〜ん…。
人って不思議ね。
やっとできた子供なのに…。
母親になるのが怖いのかしら。
ねぇあなたはマタニティーブルーってあった?いいえなかったわ。
私はママになるのを楽しめたから。
どうやって?それは…。
あの2人のおかげかも。
え〜?・イヒヒヒ…!・・ハハハ…・ん?あぁ…。
痛〜い。
え?あ〜お腹…。
栄子?
(栄子)生まれるかも。
痛い。
えっ大丈夫?痛い…あぁ〜。
しっかり。
パパ!パパ救急車!分かったのだ。
タカシさん陣痛が始まったみたい。
長丁場になりそうって。
あ…そうですか。
(タカシ)ふぅ〜。
何で浮かない顔してるのだ?マタニティーブルーみたいなパタニティーブルーってやつです。
何なのだ?それは。
男も女性と同じで出産が近づくに連れて不安になって心が沈んでブルーになってしまうんです。
パタニティーブルーパパさんはありませんでしたか?そんなもんないのだ。
ママはマタニティーハッピー。
ワシはパタニティーハッピーだったのだ。
パタニティーハッピー?なぜブルーになる必要があるのだ?この先未来は不安なことだらけで自分が本当にいい父親になれるのかどうか自信がないんです。
どこのパパも最初からパパじゃないのだ。
ありのままでいいのだ。
子供は自然と親の背中を見て育つのだ。
見てみろ。
バカボンは今もこうしてワシの背中ばかり見ているのだ。
なるほど。
パパ〜。
僕もブランコ乗りたいんだけど。
代わってくれない?んっ。
あ…ありがとうございます。
あぁ〜!あ〜ハハハ…!すまなかったのだ〜。
やはり未来はさっぱり分からないのだ。
炭酸飲料持ってブランコで遊んだらこうなりますよ!誰だって分かるでしょ!いつだって「気が抜けない」ということなのだ。
おじさん。
ん?僕もおじさんの気持ち分かるよ。
どういうこと?僕もお兄ちゃんになるの自信なかったんだ。
(医師)本当は今日が出産予定日なんですがねぇ。
シャイな子なんですかねもう1週間はかかりそうですなぁ。
え〜!え〜!早く会いたいわね。
待ち遠しいのだ。
ムダな抵抗はやめて早く出て来るのだ。
お前はもう完全に包囲されている。
もうパパったら。
速やかに出て来るのだ。
ふるさとのお袋も泣いているぞ。
ハハハ…もうパパ〜。
お袋はママだよ〜。
笑わせないでよ〜。
ねぇママ。
ん?何?バカボン。
僕お兄ちゃんになれるかな?どうしてそんなこと言うの?こんな僕がお兄ちゃんになれるかどうかホントはすごく不安なんだよ。
生まれて来る弟にたくさん迷惑掛けちゃうんじゃないかって。
大丈夫よ。
いい?バカボンはきっといいお兄ちゃんになれるわ。
ありがとうママ。
バカボン。
ん?いいお兄ちゃんになりたいのか?うんなりたい!そうかそのためのとっておきの訓練があるのだ。
挑戦するか?うん!これからいいお兄ちゃんになるための秘密の特訓をする。
覚悟はいいか?うん。
すごく厳しいものになるぞ。
うん!厳しさのあまりもしかしたら死んでしまうかもしれないぞ。
うん!えっいやいや〜え〜それはヤダよ!赤ちゃんに会いたいよ〜。
よ〜しでは挑戦するのだ。
秘密の特訓というのはこれなのだ。
ドーナツ?これの何が特訓なの?いいからそこで待つのだ。
さぁバカボンどっちを食べるのだ?えっこっち!違うダメなのだ。
今日からは大きいほうは弟にあげなきゃいけないのだ。
(雷鳴)え〜!そうなの?お兄ちゃんはみんなそうなの?考えもしなかったよ。
僕にできるかなぁ?あぁ!さぁ始めるのだ。
うん。
さぁバカボン来い。
うっ…。
来い!来い!来い!ハァハァ…。
あ〜来ないのだ。
よしじゃあバカボンこれでどうだ?お?お?おぉ…ちょんっおっ。
ハァハァできた!アハハ…うんうん。
さぁバカボンどっちを選ぶのだ?えっこっち!だから違うのだ〜。
え〜。
まったく。
あ〜!もっと速く跳ぶのだバカボン。
違うのだバカボンこうなのだもっともっとこうなのだ。
もっと速くなのだ。
もっと速く!違うのだバカボンもっとこ〜うなのだ。
うん。
もっと速くなのだもっと速く速く!速く速く速くバカボン速く!もうヤダできない!バカボン。
さぁバカボンどっちを選ぶのだ?こっち!違うのだ〜。
あっ…。
さぁ来るのだバカボン。
もっと腰を落とすのだ。
もっと手のひらをこう広げるのだ。
バカボン。
もうパパできないよ。
バカボン。
あっあぁ。
さぁバカボンどっちを選ぶのだ?こっち!違う違う!はぁ…。
あぁ…。
フン!フッフン!フンフンフン!フフフ…フン!来るのだバカボン。
フン!さぁバカボンどちらを選ぶのだ?こっち!ア〜タタタタ…!アタァ〜!あぁあっ!ワオ!うっぷ…。
いいかバカボン。
これがお兄ちゃんになるための最終テストだ。
うん…。
泣いても笑っても最後なのだ。
最終テストは…。
これなのだ。
バカボン。
《ミカンはいいよいつもパパと神経衰弱やってるから食べたくない》バカボン!ハハハ…!やったのだ〜!えっ?僕やったの?やったやった〜!君はもう立派なお兄ちゃんなのだ。
やった!バカボン!ワハハハ…!やったのだ!ハハハ…!ママドリア〜ン!ママドリア〜ン!ハハハ…!ハハハ…!
(ベル)ん?
(ベル)ヘヘヘ…。
もしもし。
え?分かったのだ。
どうしたの?赤ちゃんが生まれそうなのだ。
急いで病院に行くのだ。
うん!ねぇパパ。
何なのだ?僕本当にちゃんとしたお兄ちゃんになれるかなぁ?なれるに決まってるのだ。
どうして?ちゃんとしたお兄ちゃんになれるかどうかバカボンは生まれる前から心配してあげているのだ。
それはもう立派なお兄ちゃんなのだ。
そうかな?そうなのだ。
うん!うわ〜かわいいなぁ。
ワシにそっくりなのだ。
やっと会えたわね。
はじめましてバカボンだよ。
はじめましてバカボンのパパなのだ。
(泣き声)ママこんなにかわいい弟を産んでくれてありがとう。
バカボンの弟になってくれてありがとうなのだ。
ねぇ名前は決めたの?ん?もう決めたわ。
何て名前?漢字で「一」と書いて「ハジメ」と読むの。
ハジメちゃんよ。
ハジメちゃん?何でも一番になってほしいと思って付けたの。
いい名前だ。
ハジメちゃん。
ハジメちゃん。
はい。
いい話ですね。
だからおじさんも難しく考えることないよ。
ちゃんとしたお父さんになれるか悩んでいる時点でもう立派なお父さんなんだよ。
そうか。
そうかもね。
うん。
ありがとう自信が湧いて来たよ。
(看護師)栄子さんの旦那さん!
(タカシ)はい。
(タカシ)何でしょう?生まれましたよ。
えっ?急ぐのだ。
はい!こっちです。
(タカシ)はい。
(看護師)おめでとうございます。
(タカシ)ありがとうございます。
栄子!あぁタカシ。
栄子。
(栄子)ん?ありがとう。
大地。
はじめまして。
パパだよ。
抱っこする?うん。
よ〜し大地。
よし。
(栄子)気を付けてね。
おめでとう。
ありがとう。
何?
(バカボン:バカボンのパパ)♪〜ハッピーバースデーパパ♪〜ハッピーバースデーママ♪〜ハッピーバースデーディア大地〜♪〜ハッピーバースデー♪〜なのだ〜♪〜トゥユー今日は大地とそしてパパとママの0歳の誕生日なのだ。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
(タカシ)あぁごめんうまく切れなかった。
大丈夫だよ。
一番大きいのは…。
赤ちゃんにあげなきゃね。
アハっ。
ハハハ…。
これでいいのだ。
ハァハァハァ…。
ハァハァハァ…。
ハァハァハァ…。
ハァハァハァ…。
ハァハァハァ…。
(司会)ついについに最後のふた組も取った〜!優勝決定!ミカン神経衰弱戦世界大会優勝したのはなんとこんなに小さな子供でした〜!
(拍手と歓声)すごいよママ!
(拍手と歓声)ハジメちゃん名前通り1番になったよ!ホントね〜!しかも世界一だよ〜!ホントホント!
(拍手)ハジメちゃ〜ん!
(英語)No.
(英語)
(司会)ハジメちゃんには優勝賞金1000万円が贈られます!
(観客)おぉ〜!
(拍手)
(拍手)フッ…。
あっママ?え?あらハジメちゃんやだママと間違えちゃったの?そんなに似てるかしら?ウフフ…。
(果物屋)はいミカンお待たせしました。
どうも。
あらハジメちゃんじゃないか!ハジメちゃん昨日テレビ見たよすごかったね〜。
(ハジメ)ありがとうございます。
ハジメちゃん握手してちょうだい。
(ハジメ)はい!あ〜!・かわいい・やっぱりすごいなハジメちゃんは。
何だか遠い存在になっちゃった気がするよ。
お兄ちゃん僕はネギを買って来るからお肉お願い。
分かったパパあの大量のネギ全部食べちゃったもんね。
(ハジメ)うん!イェイ!イェイ!・フゥ〜!頑張れ〜!・かわいいわね〜。
何するんですか!
(男)ん?何だよ。
これじゃ目立ってしょうがねえやったく。
あっ!おじさんこの前の!顔見るんじゃねえよこの野郎!あはい!大きな声出すんじゃねえぞ。
は…はい。
あの…信号青です。
分かってるよ。
♪〜ラララララ〜ラ〜♪〜ランラララララ〜♪〜ランランやっと初詣で行けたわ。
願い事かなったことないけど。
(車のスキール音)ちょっと何よあれ!あれハジメちゃんじゃない?助けて〜!うるせぇなこの野郎黙ってろ!この『家政婦は見た!』のような展開なら市原悦子さんは必ず行く。
(隣人)・ハジメちゃん・ハジメちゃん。
ハジメちゃ〜ん…。
ハジメちゃん。
ハジメ…。
何これ!かっ…。
何だよこいつはこのデケェのは!ったく面倒くせぇことになったな〜おい。
(おまわりさん)いやハハハ…ホント驚いたね〜ハハハ…。
テレビつけたら何か見たことあるガキがいるなって思ってよよく見たらハジメちゃんじゃねえか。
いつかやると思ってたよあの子は。
ありがとうなのだフフフ…。
フフフ…。
オホホホ…もう一杯なのだ。
ただいま〜。
おかえりなのだ。
おかえり。
あれ?何でおまわりさんがいるの?たまには休ませてくれよ年末年始働きっ放しだったんだからよ。
そうなのだ働きっ放しなのださぁさもう一杯なのだ。
少々お待ちをなのだ。
もしかして昨日のハジメちゃんが優勝した賞金期待してる?今日うちにごちそう出ると思ってるんじゃないの?そんなわけないだろ。
ヘヘ〜牛肉ハハハ…。
しらたき〜ウフフやっぱりすき焼きだ。
もう勘が鋭いな〜!あ〜〜!あらハジメちゃんは?え?帰ってないの?途中で別れたから先に帰ってると思ってた。
え?おかしいわね。
(ベル)あ〜…。
(ベル)近いから俺が出る俺が出る…。
(ベル)はいもしもし。
(鷺沼)息子は預かった。
は?おたくの息子は預かった要求は追って連絡する。
とにかく警察には伝えるな。
な…何だって?絶対に警察には言うなよ。
絶対だぞ。
わ…分かった絶対に言わない。
また連絡する。
(通話が切れた音)おまわりさんどうかしました?ど〜ほほほ〜!テンション上がって来た〜!これは警視総監賞ものだダハ〜!アハハハ…!ア〜ハハアハハハ…!アハハハ…!いいのが入ったのだ。
ふぅ…はぁこれでよしと。
はぁ…。
ちょっと!これ何なのよ!っていうかあの子返しなさいよ!うるせぇ野郎だな。
そんなのが何度も通用すると思ったら…あぁあまった〜…。
かっ…。
(噴射音)
(ハジメ)あっ!おい何してんだ?別に何も。
(おまわりさん)・お〜わぁ〜!・どけどけどけ…!キャララララ…!レレ〜。
(おまわりさん)邪魔だ邪魔だい!ほぉ〜!どけどけどけ…どけどけい!ママ!大丈夫?ママ!ママ!気を失ってしまったのだ。
(おまわりさん)・ヘヘヘ…ヘ〜ヘヘ…・お〜ただいま。
どうしようおまわりさん警察に知らせなくちゃ。
何俺が電話に出た以上もう知ってるから。
それは何なのだ?ヘヘヘヘ…。
電話を逆探知する機械だ本庁からパクって来た。
そんなことしていいの?バレなきゃいいんだよバレなきゃよ!ヘヘヘ…。
よくドラマで見るやつなのだ。
一度これ使ってみたかったんだよフフフ…。
なぁなぁなぁホントに逆探知できるか俺のケータイからかけてみてくれ。
分かったのだ。
(プッシュ音)
(ベル)もしもしバカボンの家です。
ハジメちゃんは無事なんだな?ハジメという字はな漢字で「一」と書いて「ハジメ」と読むんだ。
分かったかこの…。
そしてハジメちゃんにはなバカボンというお兄ちゃんがいるんだよそそしてなハジメちゃんはなミカン神経衰弱が得意なんだよ。
そしてなハジメちゃんはミカンが大好きなんだ。
俺もミカンが大好きなんだよ!そしてもっと大好きなのはなすき焼きなんだよすき焼きが俺は大好きなんだ大好き…。
ほぉ〜!すげぇ逆探成功。
やったのだ!ハハハハ…!逆探成功逆探成功!逆探成功逆探成功!逆探成功逆探成功!逆探成功逆探成功!ホントに大丈夫かな〜。
逆探成功!逆探成功!
(話中音)こんな大事な時にどうして話し中なんだよこの野郎!逆探成功!逆探成功!ハハハハ…。
ハハハハ…。
いい汗かいたな〜ハハ…。
ひとっ風呂浴びたいのだ。
お〜行こうぜ行こうぜハハ…。
(ベル)もしもし。
誘拐犯から電話があるかもしれねえって時によく他の奴と長電話できるなバカ野郎。
どうしても話を延ばさなければ行けなかったのだ。
何言ってんだ?お前。
まぁいいやとにかく明日の正午までに身代金1000万円を用意しろ。
1000万円?
(鷺沼)ああ。
お前の息子がもらった賞金1000万円だよ。
嫌なのだそんなのダメに決まっているのだ。
何?よく聞くのだ。
1000万円は安過ぎるのだ。
は?甘く見られては困るのだもっとよく考えて電話して来るのだ!
(バカボン:おまわりさん)あぁ!
(通話が切れた音)え?何?逆探失敗。
あ〜…パパ何やってんだよ延ばさなきゃ〜。
(ベル)パパ。
(ベル)
(ベル)ぐ〜〜っと。
(ベル)ぐ〜〜っと。
(ベル)ゴ〜〜!
(ベル)もしもし。
さっきは申し訳なかった。
分かってくれればそれでいいのだ。
あらためてもう一度よ〜く考えてみた。
明日の正午までに身代金…。
2000万円用意しろ。
安い!安過ぎるのだ!
(バカボン:おまわりさん)あぁ〜!え?逆探失敗。
大切なハジメちゃんと交換するには身代金が安過ぎるのだ。
(プッシュ音)
(ベル)パパ。
(ベル)
(ベル)もしもし。
さっきは本当に申し訳なかった。
いや分かってくれればそれでいいのだ。
頼むからもうよ電話はもう切らないでくれよ。
分かったのだ。
あらためてもう一度よ〜く考えてみた。
そうかそれならいいのだ。
よ〜く聞けよ。
明日の正午までに…。
(生唾をのみ込む音)
(生唾をのみ込む音)1億円でどうだ?賛成。
…の反対なのだ!え?どっちなんだよ。
お前は全然分かってないのだ!ん?ハジメちゃんはプライスレスなのだ。
お金になんか換えられないのだ!あぁ〜!あぁ〜!あぁ〜〜!
(通話が切れた音)何だよ何で?何で?逆探失敗!パパ〜。
ハジメちゃんなら大丈夫なのだ。
これだ!
(物音)あ〜!どうなってんだよおめぇの親父はイライラすんなったく。
はぁ…。
おいおとなしくしてろよ。
はい。

(メアリー)Hey,whatisthat?
(英語)
(英語)だから何度も言ってるのだ。
ハジメちゃんはプライスレスなのだ。
だから身代金は払えないのだ!じゃあ一体どうすりゃいいんだよ!あ?おめぇんとこのガキ返さなくてもいいのか?そんなわけないのだ今すぐ返してほしいのだ。
あ〜ったく…。
さぁどうするのだ?ハジメちゃんのためならワシは何でもするのだ。
親は子供のためならたとえ火の中水の中。
どんなことでもするのだ!ほぉ〜。
そうか。
親は子供のためなら何でもする。
おもしれぇヘヘ。
見せてもらおうじゃねえか。
何?3日後フィギュアスケートのペアダンス大会がある。
そこの一般部門に出場して…。
優勝しろ。
どうした?親は子供のためなら何でもするって言ったよな?分かったのだ。
(通話が切れた音)切れたのだ。
逆探知できました?おぉこれだけ延ばしてもらったら。
(おまわりさん)あれ?どうしました?
(おまわりさん)いや…。
来て来て来て…。
こっちは来てこれを…。
あ…。
コンセント…。
え?ねぇこれ誰がケータイ充電してんの?俺なんだ。
あぁ…そんな〜…。
もう何やってんだよ〜!もう!パパ。
(バカボン:バカボンのママ:おまわりさん)フィ…フィギュアスケート!?ワシにもさっぱり意味が分からないのだ。
とにかくその大会に出て優勝しないとハジメちゃんが戻って来ないのだ。
何でそんなむちゃくちゃな要求を?それでどうすんの?出るしかないのだ。
へぇ?そして必ず優勝してみせるのだ。
なぁ?ママ。
え?私?ワシのパートナーはママしかいないのだ。
そうね分かったわ。
ちょちょ…ちょっと待て。
お前らフィギュアスケートの経験あんのかよ?そんなもんあるわけないのだ。
じゃあスケートが得意だとか?スケートなんかやったことないのだ。
絶対優勝できないじゃん。
どうすんだよ?どうすんだよどうすんだよどうすんだよ…!希望を捨てちゃいけないのだ。
諦めたらそこで全て終了なのだ。
そうか…。
そうだな…ってそんなわけないだろ!フィギュアスケートはなそんなに甘くないんだよ!私に考えがあるわ。
今すぐ出掛ける準備して。
えっスケートを習いたい?栄子から聞きましたタカシさんスケートの先生やってるんですよね?ええ。
お願いします。
でもどうしてまた急に?3日後に大会に出たいなんてしかも優勝を狙うなんて。
事情は言えないのだでも真剣なのだ。
分かりました他でもないお2人からのお願いです。
ご協力しましょう。
ありがとうございます!ありがとうなのだ。
ただ今日を含めてたった3日しかないのでそれなりに厳しい練習になります。
はい。
ハジメちゃんのためならたとえ火の中水の中。
いや…氷の上なのだ。
(タカシ)まずはお2人の実力を見せていただきます。
お…。
うぅ〜…。
うぅ〜おぉ〜!あ…。
はぁ…。
ああっ!あぁ!痛い!痛いのだ…。
さすが夫婦。
まずは真っすぐ滑るところから始めましょう。
分かったのだ。
はい。
右左。
顔は上げましょうか。
はい。
オッホホホ…できたのだ。
オホホホ…。
ターンする時は体のひねりをうまく使って体重移動します分かりましたか?分かったのだ。
はい。
これくらいは今日中にできるようになってもらいます。
分かったのだ。
はい。
アハハ…。
ハハハハ…!パパ〜!やったのだ!すごいじゃない!すごいですよ!今の感じ忘れないでください。
分かったのだフフフ…。
・一郎ごめんな・え?どういうこと?よろしくお願いします。
え?お父さんどうして?お父さん!僕のためなら何でもしてくれるって言ったじゃないか!お父さ〜ん!わぁ!はぁ…夢か。
(いびき)
(いびき)
(いびき)フン。
(いびき)何やってんだこんな時間まで早く寝ろ。
ここは昔おじさんのお父さんがやっていた工場ですか?あ?どこでこれを?この人おじさんのお父さんですよね?ああ。
んなことはどうだっていいんだよ。
お前不安じゃないのか?パパとママは絶対にやってくれるよ。
いつもそうだもん。
ふ〜ん。
おいこれ使え風邪ひくぞ。
ありがとう。
私も寒いんだけど。
(ラルフ鈴木)全国のフィギュアスケートファンの皆様こんにちは。
実況のラルフ鈴木ですそしてゲスト解説には織田信成さんにお越しいただいています。
(織田)はい今日は楽しみにやって来ました。
♪〜♪〜
(拍手)♪〜ねぇパパあの人達♪〜ものすっごく上手よ。
♪〜♪〜
(せき払い)大丈夫なのだワシもママも♪〜一生懸命練習したのだ。
♪〜♪〜そうよね。
♪〜
(拍手)
(鷺沼)へぇ〜こりゃすげぇや。
まぁ素人がどうこうできるレベルじゃねえよあぁ。
♪〜
(拍手)
(拍手)大丈夫大丈夫よ。
ハジメちゃんのためだもの何だってできるはず。
(拍手)あ…。
あっ危ない!大丈夫?うん。
立てるかな?うん。
よいしょ。
ケガはない?うん。
よかった。
ありがと。
いいえどういたしまして。
気を付けてね。
うん。
はぁ…。
あっ。
痛い。
あぁ…。
んっ…痛いです。
(タカシ)これじゃちょっと…。
もう何してるのよこんな時に!ごめんなさい。
どんどん腫れて来てる。
こんなんじゃとてもじゃないけど無理だ。
棄権しましょう。
それはダメです。
絶対に棄権はしません。
(タカシ)いやでも…。
えっちょ…ちょっと…。
もう!まともに歩けもしないじゃない!いくら何でも無理よ。
ホントに相変わらず頑固なんだから。
(栄子)ねぇパパさんどういうことなの?何でこの大会がそんなに大事なの?お2人のパフォーマンス開始時間まであと30分です。
パパさんどうします?パパさん!現在の最高得点は90点と今年はかなりレベルの高い戦いとなっています。
アイススケートのペアダンスがこんなにもファンの皆さんに愛され熱いとは知りませんでした感動です。
さぁ次がいよいよ最終組です。
事情は聞かない。
あなたが頑固になる時はいつだってあなたが正しいから。
(ドアが開く音)ギリギリ間に合ったのだ。
パパ!タカシ!僕に合う衣装探してたら遅くなっちゃった。
フッ…あなたったらもう…。
パパさんのアイデアでママさんの代わりに僕が出ます。
だって振り付けが頭に入ってるの僕しかいないから。
ワシらに任せるのだ。
今入った情報によりますと最後の出場者は男女ペアではなく急きょ男子ペアに変更だそうです。
男子ですか。
(鈴木)そうなんです大会のルール的には問題はありませんがそれにしても男子ペアとは前代未聞ですよね。
パパ頑張って!
(鈴木)それではスタンバイできたようです。
どうぞ。
♪〜
(『タイタニック』のテーマ)♪〜♪〜♪〜♪〜
(ざわめき)
(タカシ)う…ハァ…すいません。
いやいいのだ。
大技をしようとしましたが息が合わなかったようです。
残念だったな。
パパ〜!バカボン?あれ愛鮫浩二じゃない?大丈夫か?あぁ!ホントそうだわ!
(観客)この人あの人じゃない?あの超能力者の!
(2人)マリ・ゲラーよ!パパ〜!ママ〜!えぇ!?え?ママじゃない!どうなってるんだ?よく分かんないけど。
そんなこと言ってる場合じゃないよ。
パパこっち見て!早く!さっきお願いした催眠術をあの2人にかけてください。
パパ〜!2人とも〜!こっち見てこれを見て〜!あなた達は天才的なフィギュアスケーターです。
今まで誰も見たことがないようなすさまじいペアダンスで世界を変えるのです。
(指を鳴らす音)♪〜♪〜♪〜
(拍手と歓声)♪〜な…何なんだ?♪〜どういうことだおい!別人みたいに♪〜踊りだしたよ!♪〜こんなことが♪〜あるわけが…。
何なんだ?♪〜お前の親父は。
♪〜♪〜♪〜
(拍手と歓声)お〜!ホホホ…!すっげぇすげぇ!お前の親父すっげぇよ!おい!ハハハハ…!お〜!当たり前でしょ。
♪〜♪〜すごい!♪〜♪〜
(拍手と歓声)パパ〜!タカシ〜!
(拍手と歓声)ブラボー!
(拍手と歓声)
(拍手と歓声)
(指を鳴らす音)
(拍手)今何が?ワシらのダンスは終わったのか?愛鮫のおじさんやったよね!フフフ…あれでいいのだ!いや〜すごいパフォーマンスでしたね。
僕は現役時代を通じてスケートでこんな表現をしたかったのかもしれません。
あパパさん。
(鈴木)なんと第2位。
1位には僅差で優勝は逃しましたが素晴らしい点数です。
(鈴木)それにしてもわずか3日で2位ですよ。
素晴らしいですよね。
ハハハハ…お前の親父すっげぇよハハハ…なぁ?おいどうしたんだ?おい。
うわ熱いなおい。
大丈夫?まずいのだまずいのだ…あ〜まずいのだまずいのだ…。
このままだとハジメちゃんが…まずいのだまずいのだ。
何でもっと早く相談してくれなかったんですか?それにこの逆探知機勝手に持ち出したのバレたらクビですからね。
そん時はお前が勝手に持ち出したことにすんだよ。
そんな!「そんな」じゃねえんだこの野郎。
(若い警官)申請出せばよかったじゃないですか。
ねぇ郵便受けに入ってたんだけど…。
犯人からか?何だ?これは。
ワシがハジメちゃんにあげた年賀状なのだ。
もしかしたらハジメちゃんが送ったのかも。
そうか?郵便局が遅れて届けて来ただけだろ。
そんなことないですこの年賀状は確かに一度元旦に届いたものなので。
そうだよ僕もパパから元旦に年賀状もらったもん。
これはきっとハジメちゃんからのメッセージよ。
どういうことだ?ハジメちゃんが誘拐されたのは1月7日です。
でもこの年賀状が集配されたのは8日です。
え何でそんなことが分かるの?郵便局はたくさん年賀状が届く1月7日までは消印を押さないの。
でもこの年賀状には1月8日の消印がしっかり押してあるわ。
ホントだ僕がパパからもらった年賀状には消印がないよ。
ってことはこれはかなりの手掛かりになるな。
すぐにこの消印のある集配地域を調べろ!あ〜でも先輩消印の集配地域っていっても広いですよ。
すぐに特定するのは…。
(おまわりさん)広いの?
(若い警官)はい。
ミカン神経衰弱なのだ。
パパ何言ってるの?きっとハジメちゃんのいる場所の近くにミカンの木があるということなのだ。
そうか。
それだけ情報があればかなり場所を絞ることができますね。
ハジメちゃん絶対に捜し出すからね。
(鷺沼)もう少し待ってください。
もう少しでまとまったお金が入るんです。
あの孤児院は俺の家族みたいなものなんです。
お願いします。
あの…。
あぁ目が覚めたか。
薬買って来たから早く飲め。
ありがとう。
おじさん本当は悪い人じゃないんだよね。
黙って薬飲んで早く寝ろほら。
ほら。
おい大丈夫か?おい。
熱っ!さっきより熱上がってんじゃねえかよ!ハジメちゃん。
(おまわりさん)おいおい…!ホントにミカンの木なんてあるのかよ?きっとあるよ!ふた手に分かれて捜すのだ。
はい!おまわりさんこっちなのだ。
はい!『オレンジ』ない〜…。
いや絶対にあるのだ。
先輩やっぱりこんな捜し方じゃ見つかるわけないですよ。
バカ野郎弱音吐いてる暇あったら捜せ。
今この瞬間もハジメちゃんは戦ってんだ!ついて来い!はい。
ハァハァハァ…。
ない…。
ダメだ…。
ハジメちゃん…。
僕にはミカンの木見つけられないよ。
バカボン諦めたらそこで全て終了なのだ。
でも…。
(おまわりさん)・お〜い!・見つかった?そっか…。
バカボンちゃんと上を向くのだ。
あった!あった。
これこの木だよパパ。
間違いないのだ。
(若い警官)恐らくここにホシがいます。
(おまわりさん)よし行くぞ!警察だ!
(おまわりさん)おぉ!あっ!これハジメちゃんのだ。
やっぱりここが犯人のアジトです。
あ〜!お前が犯人だったのか!う〜…。
前々から怪しい奴だとは思っていたのだ。
ハジメちゃんはどこだ?言え言うのだ!ん〜〜!ハァハァハァ…。
確かこの辺りって言ってたよな。
おでかけですか?レレレのレ〜。
おでかけじゃねえよお戻りだよ。
ハジメちゃん?この子の家どこだよ。
ん?ん?ハァハァハァ…。
レレ?ハァハァハァ…。
着いたぞハァハァ…すいません!すいませ〜ん!・はい・あのえっと…。
ハッ!ハジメちゃんよかった〜。
ハジメちゃんは一体どこなのだ言え!いたいけな子供を誘拐するとは…。
(着信音)もしもし。
ハジメちゃんはどこなのだ!ハジメちゃんが見つかった?ハジメちゃんはどこなのだ!どこにいるんだハジメちゃんは。
言うのだ!どこにいるんだ?どこにいるのだ!
(おまわりさん)どこにいるんだよ!ん〜!何か仕方のない理由があったんですよね?はぁ…。
親に捨てられた私を育ててくれたのはある孤児院なんです。
その施設が多額の借金のために閉鎖されそうなんです。
しかし1000万という大金なんてとても無理で。
それで…。
本当に申し訳ありませんでした!パパ。
ハジメちゃん。
あ…お前!
(若い警官)あの時の!ハハハ…よっしゃ〜!新年初逮捕!間違えるなよ俺の手柄だからな。
はい分かりましたから。
(おまわりさん)手錠持って来い手錠持って…。
待って。
え?いや見逃すわけにはいかない俺の手柄なんだよ。
そうだよハジメちゃんを誘拐したんだ許せないよ。
おじさんにはお金が必要だったんだよ。
そうなのパパ。
お金がなかったらどうなるのだ?僕の家族が…。
孤児院の子供達がバラバラに…。
ワシにとってハジメちゃんもバカボンもママも大事な家族なのだバラバラになっちゃいけないのだ。
すいません。
反省なら猿でもできるのだ。
この後お前はどうするのだ?お前が誘拐に成功しなかったからお前の家族がバラバラになってしまうのだ。
お前はこのまま誘拐を諦めていいのか?お前は家族を守るために絶対に誘拐を成功させなければいけないのだ。
あの人何言ってるんですか?さあ?まったく…。
中途半端な気持ちで誘拐してもらっては困るのだ。
そんな中途半端な覚悟では家族など守れないのだ。
立て。
立つのだ。
いいか諦めたらそこで全て終了なのだ。
はい。
ねぇパパ。
それは賛成の反対。
…の反対なのだ。
どどっちなんですか?ありがとうなのだ。
あんたにはこれでもかってほど世話になってるからな。
お安い御用だよ。
さぁ乗るのだ。
ん?急ぐのだ。
あぁは…はい。
一郎君?サンタだ!シスター。
サンタだサンタだ!
(子供)やった〜!やった〜!
(鷺沼)これ。
(子供)やった〜!
(子供)プレゼントだ!
(鷺沼)受け取ってください。
こんな大金受け取れないわ。
いいんです実は事業に成功してこのぐらいのお金いつでも簡単に寄付できるんです。
そんな…ウソでしょ。
ウソじゃないのだ。
ワシらは鷺沼さんの部下なのだ。
この方は本当に事業で大成功された方なのだ。
気兼ねなくもらっていいのだ。
その人の言ってることは本当ですよ。
私のようなスターとも交流があるぐらいですからね。
愛鮫浩二さん?はい。
愛鮫浩二です。
仕事の関係で私もいろいろと仲良くさせてもらってるんです。
このお金受け取ってもいいと思いますよ。
ありがとう。
ありがとう一郎君。
(鷺沼)鬼だぞ〜ほら〜!ほら鬼だぞほらほらほら〜!ほら捕まえたほら!ほら鬼だぞ〜!あ〜あハジメちゃんの賞金があったら何でも欲しいもの買えたのにな〜。
バカボンお金じゃ買えないものを買えたのだ。
(鷺沼)捕まえるぞほら!ほら〜!ほら〜!この野郎!うん楽しそうだね。
やっぱり家族は一つじゃないとね。
そうだね。
うん。
恥ずかしながらうちも2人目が生まれることに…。
あらそうなんですか?おめでとうございます。
これでいいのだ。
すごいねハジメちゃん。
あらバカボンこれ何かしら?何だろうスイッチじゃない?
(愛鮫)それじゃ出発するよ〜。
お願いします。
よろしくなのだ。
レレレのおじさ〜ん!ハジメちゃん帰って来たよ〜!家族はいつも一緒にいないとダメですよ〜!あなた達は世界に一つだけの家族なんですから〜!あなたもそう思いますよね?レレレ〜のレ〜〜!私のこと絶対みんな忘れてる。
誰か〜!誰かいませんか〜!何なんだよその目は!あの人にかわいいねって言ってほしい…。
数十年の時を経て全ての真実が明らかに
こっちから捨ててやるよ!2017/01/06(金) 21:00〜22:54
読売テレビ1
金曜ロードSHOW! 「特別ドラマ企画 『天才バカボン2』」[字][デ]

高視聴率を獲得した実写版スペシャルドラマ『天才バカボン』の第2弾!今回は…謎の隣人【マツコ・デラックス】が物語のカギを握る!ハジメちゃん誕生秘話も初公開!

詳細情報
番組内容
●リアルタイムで放送を観て【この冬家族で食べたい!豪華グルメセット】をもらおう!
●人気キャラ【ウナギイヌ】を奇跡の実写化…あの「大物俳優」と夢の競演!●バカボンのパパが、なんと「フィギュアスケート」に初挑戦!●【織田信成】がドラマデビュー!●【天才子役・早坂ひらら】が、「英語の長セリフ」を披露し大活躍!
●物語のラストは…誰も予想しなかった&信じられない結末が待っている!
出演者
上田晋也(くりぃむしちゅー)
松下奈緒
オカリナ(おかずクラブ)
早坂ひらら
マツコ・デラックス
大野拓朗
高嶋政伸
小日向文世
寺島進
木下ほうか
中村俊介
山口紗弥加
織田信成(フィギュアスケーター)
マイケル富岡
虻川美穂子(北陽)
川田裕美(フリーアナ)
第1弾で活躍した船越英一郎など【超豪華な俳優陣】も多数登場!【サプライズゲスト】も!今回も【主題歌】は・・・タモリさん!!
原作・脚本
【原作】
『天才バカボン』赤塚不二夫
監督・演出
【演出】
栗原甚