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実況書き起こし 第96回全国高校ラグビー大会決勝 2017.01.07

(実況)高校ラグビーの聖地、東大阪市、花園ラグビー場です。
◆ラグビーの聖地・花園。
ライバル対決。
高校ラグビー界を牽引する2校が激突。
今季公式戦無敗、東福岡。
高校日本代表11人を擁し、高校三冠を狙う。
ディフェンディングチャンピオン、東海大仰星。
106人、部員全員の思いを1つに連覇を目指す。
花園から世界へ。
全国高校ラグビー大会ファイナル。

 

 

 


(実況)花園の頂点をきわめるのは、東福岡か、東海大仰星か。
まず、2大会ぶり、2度目の優勝を狙います東福岡のスターティングフィフティーンです。
主将のロック箸本を初め、高校日本代表が11人、17歳以下、日本代表が5人、両方に選出されている3人という圧倒的なこの能力を誇ります。
リザーブではともに2年生、稲吉が17歳以下日本代表です。
一方、大会ディフェンディングチャンピオン、史上9校目の大会連覇を狙います東海大仰星のスターティングフィフティーン。
フォワードにはフッカー島田、ロック庄司、主将のフランカー山田と高校ジャパンかつ全国優勝メンバーが3人。
バックスにも前回大会で大活躍した山本、切れのある走りを見せる17歳以下日本代表の長田、河瀬とタレントがそろっています。
リザーブはごらんの10人です。
では、放送席、ご紹介しましょう。
この試合、解説は去年世界ラグビー殿堂入りを果たしたされました、神戸製鋼コベルコスティーラーズアンバサダー、元日本代表の大畑大介さん。
そして、ゲストに1年前、この花園の決勝で激闘を演じました東海大仰星OBの岸岡智樹さん。
桐蔭学園OBの齋藤直人さん、早稲田大学ラグビー部の1年生レギュラーとして今シーズン活躍したお二人を招きしました。
齋藤さん、どうぞよろしくお願いいたします。
(実況)なお、この中継、副音声では今大会のテーマソングを歌いますスキマスイッチのお二人とハイライト番組のメインキャスター、小島瑠璃子さん、お送りいたします。
こちらもぜひお楽しみください。
レフェリーは日本協会の加藤さんです。
風はほとんどありません。
東大阪市、花園ラグビー場。
KOBELCOスポーツスペシャル第96回全国高校ラグビー大会決勝戦。
福岡県代表、西のAシード、東福岡高校対大阪第1地区代表、西のBシード、東海大仰星。
画面向かって左に攻めます、根とサックスブルー白のジャージ、東海大仰星のキックオフで前半30分が始まりました。
東福岡が自陣からの攻撃、最初のフォワード同士のぶつかり合いという局面です。
見えているラインは東福岡陣内の22mラインです。
キックオフのボールを受けとめた東福岡が自陣でボールを展開、ボールキープが続いています。
一方、守る東海大仰星、ナンバーエイト、吉田のタックルが見られました。
こちらはスタンドオフの丸山、ステップで抜いていきます東福岡。
ハーフウェイラインまで来ました。
これは大畑さん、持ち前のつなぎが出てきましたね。
(解説)そうですね、このあたり、スペースを与えればどんどん前に持ってくるこの能力の強さ、東福岡の力が出ていますね。
(実況)強力なコンタクト力を全面に押し出したラグビーで、春の全国選抜大会、夏の全国7人制大会に続いて今年度、高校ラグビー三冠を狙う東福岡です。
今大会の東福岡の戦いぶりに関しては、大畑さん、どうごらんになっていますか。
(解説)やはり、初戦から今大会の大会記録をつくるような得点力を出しましたので、そういった中の東福岡、この能力の高さ、得点力があるなというのを感じさせましたね。
(実況)ここでターンオーバー。
しかし、早く前で潰しました。
東福岡です。
再びターンオーバー。
(解説)大きなチャンスができています。
(実況)右に大きくスペースがある状況。
ただ、ディフェンスの枚数はそろっています。
右ウイングの山下太雅、高校ジャパン候補。
倒れながらも高校じゃパン候補、左膝の負傷をおして登場の森勇登のトップシーンです。
東海大仰星陣内、10mラインです。
ゲストの岸岡さん。
後輩たちが連覇に向かって、決勝の舞台まで進んできました。
どんな思いで見詰めていますか。
(解説)立ち上がりは東福岡の攻撃で押さえている部分があるんですけど、まだまだディフェンスの組織はふえてないんので、ターンオーバーのチャンスを狙ってしっかりと1人1人がタックルしてほしいです。
(実況)その圧力の中、ボールをつないでいる東福岡です。
東海大仰星陣内の22mラインです。
ナンバーエイト福井の突進。
福井は高校ジャパン候補で、17歳以下日本代表で、20歳以下のセブンズ代表です。
22mラインを超えてきました。
齋藤さん、東福岡の連続攻撃、どういう印象でしょうか。
(解説)高校生とは思えない接点を、激しさがすばらしいと思います。
(実況)東海大仰星もきっちりプレッシャー、タックルには行っているんですが、大畑さん、ここでつなげるのが東福岡なんですよね。
(解説)ミスもないですし、両チームとも反則せずに攻防があるあたり、日本一を決める戦いということもあって、レベルが高いですよね。
(実況)キックオフからノーホイッスルで、30分ハーフの前半3分を過ぎました。
東福岡の連続攻撃が東海大仰星陣内で続いています。
大畑さんの目には、この序盤の攻防、東福岡、やや押し込みぎみという。
(解説)強みをしっかり出し切っていますよね。
仰星もそれに対して、本当に崩れそうになりながらでもしっかりとディフェンスラインを構築しているあたりには、さすがだなと感じます。
(実況)東海大仰星の場合は、誰が出ても仰星ラグビーができるという理解度の高さが仰星の伝統ですが、タックルが好きじゃない選手は使わないという湯浅監督の厳然たる方針があります。
ですから、組織、その基盤を形づくっている一人一人のタックルの強さがある東海大仰星です。
庄司の低いタックルでした。
フランカーの岩谷。
東海大仰星陣内の22mラインをはさんでの攻防が続いて、ここでキックの判断。
ボールラインぎりぎり、フェアキャッチが認められました。
東海大仰星のフリーキックでゲーム再開となります。
谷崎前監督からバトンを受け継いで5年目。
前々回大会で監督としての初の全国制覇を果たしました。
藤田雄一郎監督。
東海大仰星に関しては、大会前と準々決勝、準決勝を比べると見違えるくらい成長しているし、15人のまとまりを感じるとという話を藤田監督はしていました。
東海大仰星センターのバイスキャプテン、松本大吾、出血があったようです。
今、応急処置を受けています。
今の判断はどうごらんになりますか。
(解説)相手も前に出るためにボール補助をしていたんですが、仰星のディフェンスが崩れなかったんで、裏の人数がいないということを相手の選手が判断して、そこはキックという、リスクはありますが、いい判断だと思います。
(実況)画面、捉えていたのは、79回大会、仰星全国優勝のキャプテン、監督としても2度の全国優勝の実績があります東海大仰星、湯浅大智監督です。
湯浅監督も就任4年で3度目の全国決勝なんですよ。
(解説)前監督のずっとコーチでしたので、監督が学生のときに仰星を優勝に導いてくださっているので、監督としても人望が厚いので、選手としてはとても信頼できる1人です。
(実況)最初のラインアウト、合わせた東福岡。
押し出しました東海大仰星です。
これは一気に勝負のラインアウトという感じになってきました東福岡。
防いだ東海大仰星になります。
この突進。
そして、キャプテン山田生真のタックル。
そして、2枚目は、ロックの田中利輝。
(解説)このあたり、1人目、2人目、3人目とかかるあたりが東福岡の個の強さということをあらわしていますね。
(実況)さあ、逆にここは地域回復なるかという東海大仰星の今大会の戦いぶり。
大畑さんはどうごらんになっていますか。
(解説)本当にまず大阪大会の予選も、何とか勝ち切ったという状況の中から、Bシードで今大会だったんですが、本当にこの短期間の中でしっかりとチームを仕上げてきたなというような、15人、25人ですよね、メンバー含めて、しっかりと花園に来て、成長しているなというのを感じますね。
(実況)攻守に緻密だった昨年度の優勝チームと比較すると、一人一人がどんどん前に出る爆発力で、今年の仰星ですが、その勢いが試合を重ねるごとに増している印象があります。
ターンオーバーから東福岡。
中盤でのチャンス。
これもタックルに行った東海大仰星です。
(解説)タックルに行った14番の根塚君、攻守にわたってチームを引っ張っていますよね。
(実況)特に準決勝での桐蔭学園戦での好タックル連発は見事でした。
その準決勝でゲストの桐蔭OB、齋藤直人さんの母校、桐蔭学園、東海大仰星に敗れてしまったわけですが、齋藤さん、去年の決勝も経験されてますよね。
この大一番というのは、どんな思い出として、ラグビー選手、残ってますか。
◆僕の2つ上の先輩が花園の決勝という、東海大仰星で、そこで敗れていたので、同じカードということでその先輩の分も背負って戦うという、強い気持ちを入れて試合に臨んだんですけど、惜しくも負けてしまってその悔しさをバネに頑張ってます。
(実況)ですから、それが1年生での今の活躍にもつながっているということですね。
(解説)はい。
(実況)きょうは東海大仰星OB、岸岡智樹さん、桐蔭学園OB、齋藤直人さんをゲストに、第96回全国高校ラグビー大会決勝戦、東海大仰星をお送りしています。
再び東福岡が自分たちのペースに持ってこようというワイドな展開です。
大畑さん、本当にこのワイドな展開でミスがないんですね。
(解説)やはり東福岡としては、能力が高い選手が多いので、ボールを大きく動かしながらディフェンスラインをふやしていますよね。
1対1の局面を数多くつくり出して、チャンスにつなげようとしているんですが、仰星のこのあたり、組織のディフェンス、しっかり対応しています。
(実況)インターセプトは、高校ジャパン候補、昨年度の優勝メンバーでもあります島田。
102キロの巨体ですが、俊敏な動きを見せました。
そこから、タッチキックで東海大仰星が大きく地域を前に進めています。
キックはキャプテンの山田でした。
30分ハーフの前半、早くも9分です。
それでは、両サイドの試合前の情報を聞いていきましょう。
まずは、東福岡サイド、◆東福岡高校は、どの試合の前もそうなんですが、とても高校生と思えないほど決勝前も落ち着いた様子が見えました。
そんな中、藤田雄一郎監督がまだまだおまえたちのやってきた努力からするとラグビーは甘いぞというふうに厳しい言葉がありました。
しかし、決勝、1つのミスや判断の迷いが展開を変えてしまうんだという注意喚起もありました。
心が折れそうになったら、みんなでスタンドを見ろと。
スタンドにいる控えの選手たちがきっと力をくれる。
さあ、あとはおまえたちがつくったラグビーなんだ。
思いきりプレーして、日本一を取りに行こう。
グラウンドへ選手を送り出す瞬間には、全幅の信頼を置いていますキャプテンの箸本選手とにっこり握手をかわして、今、藤田監督、この熱戦を見守っています。
(実況)このリポートの間に、ファーストスクラム、両チームの体重比較をごらんいただいていますが、今、リポートがあった東福岡、画面中央、笑顔がキャプテンの箸本です。
今、98.5という平均体重の数字が出ていますが、これは大会の開幕前、本部に登録した数字であって、藤田監督によりますと、それからさらにサイズアップして実質平均100キロを超えているというという東福岡。
全国ナンバーワン最重量フォワードという東福岡です。
ただ、東海大仰星もサイズはあって、このあたりの押し引きがどうか。
ナンバーエイト、吉田が外します。
ゴールラインが見えてきました東海大仰星。
つなぐ、センター長田。
今大会2トライ。
キャプテンの山田。
こぼれた。
絡んだ、東福岡、ターンオーバー。
自陣からどうする。
深いところです。
プッシャーがある。
プロップの小林賢太。
耐えてポイント。
今、大畑さん、ターンオーバー、起きました、ゴールライン前で。
(解説)このあたりの腕力の強さですよね。
フォワード選手に対してバックスの選手がもぎとっていくあたりもこういったところが、東福岡らしいというプレーでした。
(実況)東福岡のディフェンスを見てますと、大畑さん、そんなにぐっと前に出てくる、圧力は感じないんですが。
(解説)でも、個人が本当に能力の高い選手が多いので、1人でスペースを与えながらでも、しっかりタックルする精度が高いですよね。
(実況)キックの応酬から、東海大仰星が東福岡陣内、10mライン上、ボールをつないでいます。
では、続いて、再び攻撃に転じた東海大仰星の試合前の表情、MBS森本尚太アナウンサーです。
◆いいラグビーだったけど惜しかったなんて言葉は要らないんです。
泥くさく勝つだけです。
キャプテンの山田は試合前に語りました。
そして、その勝利はスタンドの仲間のためですとも話します。
準決勝でも苦しい展開のときは、スタンドを見て、仲間を見て、力をもらったそうです。
きょうの対戦相手東福岡高校は、夏の練習試合では敗れているそうです。
ただ、湯浅監督は、このチームは花園で成長し続けている。
その勢いで東福岡に立ち向かいます。
(実況)東海大仰星の表情、MBS森本アナウンサーでした。
この間に岸岡さん、東海大仰星がいい形を見せました。
◆自分たちの自信であるディフェンスからターンオーバーしてそこから攻めていくということが次のチャンスにもつながってくると思うので、ディフェンスは我慢というものをし続けてほしいです。
(実況)大きくゲインしたのは2年生フルバックの河瀬諒介。
かつて怪物の異名を取りました元日本代表、河瀬泰治摂南大学ラグビー部の長男です。
お父さんの泰治さんは57回大会で大阪工大高を初優勝に導いていますが、2年生フルバックの河瀬がこのゲームで同じステージに立てるかというこのゲームになります。
東海大仰星、スクラムハーフ、3年生高校ジャパン候補、人羅がボールを入れます。
ゴールまでは10m余り。
東福岡がワンプッシュをかけました。
センター長田。
どうゴールラインまでボールを持っていくか東海大仰星。
30分ハーフの前半、13分を回って、まだ両チーム、スコアなし。
笛です。
東海大仰星がゴール前、ボールを前にはじいてしまいました。
やはりこれも齋藤さん、どうなんですか、東福岡の何か守備の圧力みたいなものを感じてる様子なんですか。
◆それもそうだと思いますけど、花園の決勝ということで、少し緊張しているかなと思います。
(実況)齋藤さんも去年、実際、緊張感というのは感じながらのプレーだったんですか。
◆自分も2回目の経験だったんですけど、それでもとても緊張しました。
(実況)ということは、その緊張をどちらが先に取れるかというのは、齋藤さん、勝負の上で大きいですか。
◆そういう意味でも、先制をしたほうが大きいと思います。
(実況)先制。
去年は仰星が先制、桐蔭が逆転。
東海大仰星、再逆転で日本一の栄冠というゲーム展開でした。
30分ハーフの前半、間もなく折り返しの15分を迎えます。
大畑さん、一進一退ですね。
(解説)やはりこのあたり、見応えがありますね。
(実況)自陣ゴール前で、東福岡、マイボールスクラムです。
耐えます。
スクラムハーフとは逆の動き。
ナンバーエイト、福井です。
花園制覇、5回の東福岡、同じく4度の東海大仰星の
(実況)KOBELCOスポーツスペシャル第96回全国高校ラグビー大会決勝戦。
福岡県代表、西のAシード、東福岡高校対大阪第1地区、西のBシード、仰星高校の一戦。
神戸製鋼コベルコスティーラーズアンバサダー、大畑大介さん。
ゲストに、1年前のこの決勝戦で激闘を制しました東海大仰星OB岸岡智樹さん、桐蔭学園OB齋藤直人さん、今シーズン、早稲田大学の1年生レギュラーとして活躍したお二人を招いてお送りをしています。
今東海大仰星の選手が出血がありまして、その応急処置で少し時計がとまりました。
30分ハーフの前半、17分に向かっているところですが、両チーム、まさに一進一退の攻防を続けまして、0対0です。
絡んでいく東海大仰星。
東福岡がボールをキープ。
再びワイドなオープン攻撃です。
しかし、このハンドリングのミスのなさ、非常に今大会を通じて際立っている東福岡です。
前に出てきます、箸本。
そして、つないだ。
山下太雅。
今、5番のキャプテン箸本が前に出る形が1つのパターンかもしれません。
(解説)この箸本君、そして、8番の福井君あたりが前へ出るしかありませんね。
ここでしっかり前へ出て、そして、ディフェンスを集めて外側のスペースへというところですね。
(実況)焼山の突進。
とめた東海大仰星。
パスが乱れたところ、ターンオーバーです、東海大仰星。
自陣でボールを奪い返しました。
しっかりタックル、行ってますね。
◆ディフェンスの組織が崩れたとしても、ディフェンスが崩壊しましても、その後に選手たちのコミュニケーションでそこの穴を埋めていって、こういうターンオーバーにつながるので、こういうところからのプレーにも注目してほしいです。
(実況)そして負けじと東海大仰星も大きくワイドに展開。
サイドを変えて、攻め直しというところでしたが、東福岡に反則。
東海大仰星がペナルティーキックを得ています。
非常に立ち上がりから反則の少ないこの決勝戦。
東福岡が自陣でターンオーバー。
(解説)あのあたりのサイドステップ、フォワード一列の選手とは思えないような動きですよね。
(実況)東海大仰星は、このところ、例年、非常にスキルの高いフォワードがそろうケースが多くなっています。
湯浅監督に聞きますと、好んでバックスからフォワードへのコンバートを行うのがチームづくりの一つの方針だそうです。
特にタックルにどんどん行けるバックスをフォワードに回すと守備範囲の狭いところで決まりまくる快感にはまって、選手が伸びるんだと。
そしてもともとのハンドリングスキルも生かした、当たってよし、回してよしのマルチなフォワードができ上がるというのが湯浅監督の方法論です。
フッカーの島田がボールを持っています。
これは乱れた。
ただ、プレーは流してそのままターンオーバー。
しかし、再ターンオーバー、東海大仰星。
このあたり、目まぐるしく攻守が入れかわります。
これもボールを前にはじいた。
とったのは焼山。
自陣22mラインです、東福岡。
ギャップを見つけるフランカーの木原からさらに前へ出ます。
バックスが前に出る。
スクラムハーフの隠塚です。
齋藤さん、こんなにターンオーバーの応酬というのはすごい試合になってきましたね。
特に隠塚君のターンオーバー後のサポートコースなので、すばらしいと思います。
(実況)アドバンテージを東福岡に見ました。
左膝を準決勝で痛めた森勇登、前に出る。
その負傷を感じさせないステップ。
そのまま自分で行くのか?タックルに行ったのは宮崎。
そのまま伸びた。
森勇登、先制トライ!自陣から一気に持ってきました。
東福岡、高校ジャパン候補森勇登。
今大会、4つ目のトライです。
今大畑さん、自分で行こうか、それとも誰かサポートに来てくれるのか、探すようなところもあったんですが。
(解説)このあたり、余裕があるといいますか、ディフェンスの来るコースをしっかり確認しながら、周りのサポートも見て、そして、タックルが高いと思いきや、引き出しの多さを感じますね。
それよりも準決勝で退場して、グラウンドから戻るときは担がれるような状況だったにもかかわらず、ここまで走れるとは想像できませんでしたよね。
◆近藤さん、東福岡サイドです。
その森選手ですが、右の膝の痛み、これ何とか痛みどめの薬を飲んでいるようです。
それから、あと右の足首もサポーターでぐるぐる巻き。
固定してゲームに出場。
でも、全く痛みは感じないので、大丈夫ですと、本人は非常に頼もしいコメントです。
(実況)東福岡サイド、茅野アナウンサーでした。
そして、この森勇登の存在感、この大会期間中を通じて、非常に安定しているプレースキックです。
37本蹴って、34本、
(実況)KOBELCOスポーツスペシャル第96回全国高校ラグビー大会決勝戦、福岡県代表、西のAシード、東福岡対大阪第1地区代表、西のBシード、東海大仰星、先ほど前半の19分に東福岡、センター森のトライ。
その森がコンバージョンゴールも決めて、ワントライ、ワンゴールを東福岡から先制。
東海大仰星のキックでリスタート。
東福岡陣内でゲームは進んでいます。
神戸製鋼コベルコスティーラーズアンバサダー大畑大介さん、東海大仰星OB岸岡智樹さん、桐蔭学園OB、齋藤直人さん、1年前の決勝戦で激闘を演じたお二人を迎えて、お送りをしています。
齋藤さんがおっしゃっていた先制点が東福岡に入りましたね。
◆東海大仰星のディフェンスもまだ崩れていないので、まだまだわからない試合展開になると思います。
(実況)先ほど画面が捉えた東福岡藤田監督は、先行していくのが一番いいんだけど、仰星さんに対しては、離されてもワントライ、ワンゴール以内でというゲームプランを話していました。
逆にきょうは、東福岡が先制。
追いかける東海大仰星ということになります。
岸岡さんは、東海大仰星、今、森に独走を許して、トライを許した、得点を許した、このあたりの精神的ダメージというか、精神的な動きというか、プレーヤー目線でどうごらんになりますか。
◆仰星からすると、ミスボールを相手に拾われて持っていかれる場面が多かったので、ミスボールにしっかりセービングして、そこを逆にチャンスにできるような展開がこの後は望ましいです。
(実況)ごらんのように決勝戦は前半からターンオーバーの応酬。
すきあらば、ボールを取り返すという、両チーム。
頂上決戦。
東福岡対東海大仰星です。
花園制覇5回の東福岡。
同じく4度の東海大仰星という名門対決になりましたこの決勝戦。
決勝で対戦するのは91回大会以来、5大会ぶりです。
そのときは、東福岡が36対24で勝って4度目の優勝、しかし、それ以前もそれ以降も繰り返してきた高校ラグビーをリードする両雄です。
通算では、ごらんのように東海大仰星の4勝3敗。
しかし、86回大会以降、このカードが実現した大会ではこの対戦を制した側が必ず優勝を果たしてきました。
ですので、両チームの選手たちが、お互いをリスペクトする間柄です。
東福岡、藤田監督も、選手たちも一番リスペクトしているのがこの東海大仰星。
本当に励みになる特別な存在なんだと話しています。
東海大仰星、山田主将も特別な相手、負けられないと、気持ちを固めておりました。
東福岡陣内、22mラインです。
河瀬。
そしてそして、スタンドオフの山本。
ちょっと孤立ぎみ。
守った東海大仰星です。
そして山田から、ナンバーエイト、パスがつながらない。
ターンオーバー。
東福岡。
プレッシャーをかけたい東海大仰星。
ボール、こぼれる。
ノックオンです。
東福岡ボールのスクラムと変わります。
岸岡さん、今の攻撃のテンポ、どうごらんになりましたか。
◆ボール出しの起点となるスクラムハーフの人羅君が人羅君がさばくと、仰星のバックスのランナーがいるので、チャンスがあるということは、今のでわかったので、しっかりブレイクダウンで、前に出て、ハーフの人羅君のさばきに注目してほしいです。
(実況)齋藤さん、スクラムハーフは攻撃のテンポをつかさどるに当たって、大きな意味がありますよね。
◆今みたいに人羅君がいい判断をするとチームも前に自然と出ると思います。
(実況)大畑さん、先制の流れとしては、先制はされたものの、東海大仰星がテンポを出して押し込んでいくという。
(解説)東福岡、決してディフェンスのスピードが早いというわけではないんですよね。
仰星としては自分たちの得意な形、テンポのいいラグビーをすると、このような形でトライラインまで持っていける手ごたえを感じていると思うので、このあたり、スピードを狂わせないために、コンタクトが起こったときの争奪戦のところで、しっかりボールをキープできれば、仰星としてもこれからどんどんどんどんチャンスが生まれてくるんんじゃかなと感じます。
(実況)画面が捉えた東海大仰星、湯浅監督は、東福岡のディフェンスに関しては、何となく余裕を感じるというか、さまざまなアタックに対してがっぷり四つに組むという印象があるということを言っていました。
◆その東海大仰星の湯浅監督なんですが、きょうの試合のポイントに関して、東福岡より立ってプレーすること、タックルを続けること、それに加えて、点を取られたときの修正力も大事だという話をしていました。
(実況)森本アナウンサーのリポートです。
ボールを押して22mラインを越えてきた東海大仰星。
7点を追っています。
ここでバックス。
ディフェンスラインはそろっています。
数はディフェンスのほうが多い。
多いところに当てていった東海大仰星、ボールはキープです。
ゴールまでは11m。
先ほどはゴール手前でノックオンがありましたが、早いテンポでミスなく行けるかというところ。
またフォワードを当てます。
田中です。
笛です。
ノックオン。
またもハンドリングミスがゴール前で起こりました。
勢いよく田中は入ってきましたが、ノックオンが起こってしまいました。
こちら、受けとめたのは東福岡の木原。
(解説)一人一人の当たりが強いですからね。
ボールがうまくコントロールできませんでしたね。
(実況)毎年毎年、強靱なフィジカルを持った15人、いや25人をそろえてまいります東福岡。
東福岡は、昨年度から部を挙げてのフィジカル強化が本格的なスタートしました。
部員全員が毎朝授業前の朝7時半からトレーニングに励んできたんですが、今年度から専門のコーチがついて、自己流によるメニューのかたよりがなくなったということで、バランスよく筋肉がつくようになったと、キャプテンの箸本も話しています。
東海大仰星OBの岸岡さんも、高校時代に相当体重をふやしたと聞いたことがあるんですが。
◆そうですね、入部当初はガリガリだったので、徐々に徐々にお昼ご飯の栄養管理とかもありまして、体重もふえてきました。
(実況)何キロぐらいですか。
◆15キロぐらいは多分ふえたと思います。
(実況)15キロといっても、大変なトレーニングを積んだんでしょうね。
東海大仰星が押し込みます。
東福岡、耐える形です。
自陣ゴール前から回すのが東福岡のパターン。
右ウイングの根塚が受けとめた東海大仰星。
押し上げました東福岡です。
そのフィジカルというのは、スクラムであり、そしてこのブレイクダウンであり、物を言ってくるわけですが、やっぱり齋藤さんもフォワードのぶつかり合いを近くで見るスクラムハーフというポジションにあって、ラグビーにおけるフィジカルの重要性はすごく感じるところがあると思うんですが、いかがですか。
◆ハーフ目線でいうと、接点で勝ってくると、とても優位に試合を進めやすいので、強いほうがいいですね。
(実況)判断にも余裕が持てるという所がありますかね。
◆はい。
(実況)スタンドオフの山本が一気にゲインしてきました。
東海大仰星。
前半も残り時間はわずか。
手元の時計では45秒。
1トライ1ゴール。
7点差を追っていますが、前半の間に追いついて、あるいは点を返して終われるかどうかというところです。
ごらんのアタックライン。
これは前でとめました。
笛です。
攻めていた東海大仰星に反則。
ノットリリースザボールです。
東福岡にペナルティーキックが与えられています。
大畑さん、東海大仰星が前に出ながら下げられる。
前に出ながら下げられる、続いています。
◆あのあたりのゾーンは東福岡としては非常に強い選手がそろっていますので、あのあたりを少しもう少しボールを外側に散らしていって、テンポを上げていってもいいかなというのは感じますよね。
(実況)東福岡がペナルティーキックをタッチに蹴り出して、マイボールラインアウトで再開、この間に前半、手元の時計は30分を回っています。
30分ハーフの第96回全国高校ラグビー大会決勝戦。
東福岡対東海大仰星です。
ループさせて。
箸本がロングパス。
これをインターセプト。
これをトライにつなげられるか。
根塚が前に出る。
根塚のインターセプトでした。
東海大仰星、前半ロスタイム。
見えているラインは、東福岡ライン、22mライン。
その大畑さんからあったセンター長田。
そして、フランカー山田。
22mラインを越えてきました。
アタックライン右オープン。
ゲインラインはそろっています。
フォワードが組んでポイントをつくります。
一方大活躍の島田。
ほぼゲインライン上。
プロップ、谷口。
106キロ。
わずかに進みました。
今度はロック、庄司。
庄司も右目下のけががありまして、サポーターを着けてのプレーです。
左へ!宮崎、真っ正面から受けとめた。
東福岡!ゴールラインです。
回り込む島田。
ふたをした東福岡。
前半ロスタイム。
東海大仰星、1トライを返せるかどうか。
さらにふたをする東福岡。
このままフォワードで行き切るのか、バックスで勝負に行くのか、東海大仰星。
ここまでのブレイクダウンをごらんになって、齋藤さんはどっちに行くべきだと思いますか。
◆7点差なんで、ゴールも決まりやすい右方向に攻めるべきだと思います。
(実況)その右方向へずらして、ずらして、そして勝負に出る。
低いタックル。
これも受けとめた東福岡。
さらに二枚。
外に1人いるが、勝負に行った。
外に1枚いましたが、真ん中に向かって行きました東海大仰星。
東福岡がとめ続けています。
前に出た東福岡。
少しあおむけになった密集の東海大仰星。
下がりました。
試合の局面で、大事な大事なこの前半終了間際のロスタイムの攻防。
スクラムハーフの人羅が選手を呼んでいます。
モールを組みました。
バインドはどうか。
いかがですか。
バインドは。
(解説)しっかりと組めていると思います。
(実況)ナンバーエイトの吉田がボールを持っているか。
人羅が後ろについている。
東福岡も一度とめたか。
なおも前に進む。
紺のジャージ。
そして右へ。
ディフェンスはそろっている。
押し込む。
グラウンディングはできそうにない。
下に入っている東福岡の選手の体。
5m戻って、ここで前半終了。
前半ロスタイムの攻防、東福岡が
(実況)高校ラグビー日本一にふさわしいハイレベルな攻防、一進一退、両チーム、がっぷり四つの攻防になり、7対0、東福岡リード。
ノースコアでの折り返しになった東大阪市花園ラグビー場です。
KOBELCOスポーツスペシャル第96回全国高校ラグビー大会、決勝戦。
東福岡対東海大仰星、それでは、前半戦のハイライトシーンを振り返ります。
まずは、東福岡、先制のトライ、ゴールのシーンです。
ここからボールを拾った、左膝、あるいは足首を負傷しているというバックスリーダーの森勇登、この独走でした。
岸岡さん、改めて、このラン、いかがでしたか。
◆けがをしているとは思えない力強いランですね。
(実況)一気に自陣から持っていきまして、先制のトライ。
みずからゴールも決めて、7対0。
そして、前半のロスタイム。
東海大仰星の見せ場。
この根塚のターンオーバーからこのゴールライン際の攻防。
この一連の攻防は、桐蔭学園OBの齋藤さん、どうごらんになっていましたか。
◆根塚君、準決勝から見ていて
(実況)東福岡が前半19分に上げた1トライ1ゴール、7対0で折り返しましたKOBELCOスポーツスペシャル第96回全国高校ラグビー大会、決勝戦、東福岡対東海大仰星。
いよいよ高校ラグビー、今年度の日本一が決まる後半の30分が始まります。
なお、両チーム、後半に入るに当たって選手の交代はありません。
東福岡のキックオフで後半30分が始まりました。
この試合、解説は神戸製鋼コベルコスティーラーズアンバサダー、元日本代表の大畑大介さん、ゲストに1年前のこの決勝戦で激闘を演じました東海大仰星OB、岸岡智樹さん、齋藤直人さん。
今シーズン、早稲田大学の1年生レギュラーとして活躍したお二人を招いてお送りをしています。
大畑さん、前半を受けて後半のポイント、見どころ、挙げていただけますでしょうか。
(解説)やはり日本一を争う両チームの戦いでありますので、非常にハイレベルな戦いの中で、この後半、特に前半もそうなんですけれども、攻守の切りかえというところが大きなチャンスになっていますので、この細かいミスからの攻守の切りかえというところが一つのポイントになってくると思いますね。
(実況)そんな中で準々決勝、準決勝と、先に点を取られて、先行されるケースが多かった東福岡の守備の集中力ですね。
(解説)そうですね。
(実況)ターンオーバー、ターンオーバーでアドバンテージをもらって、東福岡の攻め。
笛です。
ノックオン。
東海大仰星のノックオンで、東福岡ボールのスクラムです。
◆東福岡サイドです。
藤田監督は前半からコンタクトではまさっているんだ。
どんどんボールを回すぞという声が盛んに飛んでいました。
ハーフタイムでは、後半、とにかくまず1本に集中しようと。
きょうが一番いいゲームができているぞというふうに非常にうれしそうな笑顔で選手たちに声をかけています。
(実況)RKB茅野アナウンサーのリポートでした。
藤田監督がふだんから言っているのはラグビーで大切なのはフィジカルとスピード、そして真面目さ。
真面目さというのは、常に全力を出す、そして規律を守る。
それがあればゲームというのはそんなに難しくないんですというのが指導哲学です。
ただ、やはりきょうが一番いいゲームができているという。
真ん中。
ついていった。
箸本!巨体が前進した。
東福岡、チャンスをつくりました。
見えているのはゴールラインです。
7点リードの東福岡。
後半、先にスコアを刻むのか。
プロップの小林。
2人がかりでとめた東海大仰星。
ここしっかり守れるか、リードを許している東海大仰星です。
再び箸本。
さらに右へ。
スペースがないところ、焼山。
焼山がかわして。
前に出る。
届いた。
トライ!後半も最初のスコアは東福岡。
今度は左ウイング、2年生焼山功雅。
今大会バックストップの6つ目のトライです。
箸本の突進はとめました。
この後ですね。
◆ずっと見ている感じでは、外側の相手のバックスのランに対しては、外側へプレッシャーを与えて、ターンオーバーとかはあるんですが、内側に寄ると、フォワードたちが足がとまっているところがあるので、
(実況)後半の2分に東福岡が1トライ1ゴールを追加。
14対0とリードを広げて、東海大仰星のキックでリスタート。
東福岡が自陣でごらんのキャプテン箸本、持ち前の突破力で地域を戻しているところです。
◆近藤さん、ハーフタイムの東海大仰星なんですが、湯浅監督は選手たちが円陣を組むのを遠くで見詰めていました。
(実況)フルバック古賀の前進。
焼山には渡らない。
◆そして、しばらくしてから円陣に加わって、一言言葉をかけたんですが、戻ってきた後、話を聞いたところ、キャプテンの山田が全て話してくれたので、私は最後に一言、背中を押すだけでしたと笑顔で話していました。
また試合中、前半はバックス陣に縦に突破していくように、相手の選手の間を真っすぐ走って縦に突破していくようにという指示を送っています。
(実況)MBS森本アナウンサーのリポートでした。
その山田。
全国大会連覇というよりも、このチーム。
自分の代のスタイルで一つ一つ勝っていきたいという、意識でやっていますと話しています。
108人という全国有数の大世帯をまとめています。
東福岡も全国最多の131人の部員を誇ります。
齊藤さん、早稲田大学の部員はどれぐらいいるんですか。
抜けていった。
スクラムハーフ、隠塚がとめました、一気に東福岡陣内、22mライン。
そしてセンターの松本。
さらにゲインしました。
東海大仰星。
14点差を追って30分ハーフの後半5分から6分の攻め。
笛は、攻めていた東海大仰星に反則。
ノットリリースザボールです。
大畑さん、大きなゲインとテンポが出てきたように見えたんですが。
しかし、この後ですよね。
ゲインラインがそろう間に前にどんどんボールを動かしたかったんですが、ここで、このあたりまでは、非常によかったんですが、その折り返しのところで孤立してしまうと、アタック、ディフェンスとも、この能力が非常に強いので、東福岡としてはそのあたりも強さを出していますね。
(実況)整理しますと、東海大仰星は、例えば裏へ出る、ゲインする、そしてブレイクダウンが起こった次のスピード。
(解説)そうですね。
そこで、時間をかけずにボールを動かしていきたいところですね。
(実況)3試合連続トライ中の根塚のゲインがありましたが、反則で下げられた東海大仰星。
再び東福岡陣内、10mライン付近から攻めます。
この時間帯は、東海大仰星の時間という雰囲気になってきました。
そしてパスを受けた左ウイング宮崎。
1トライを返しました東海大仰星!これで9点差。
まだまだ時間はたっぷりある中で反撃ののろし。
オフロードパスから一気に左サイド、切り裂きました、東海大仰星です。
(解説)ここまで時間帯、どちらかといえば、東福岡の圧力、プレッシャーの前になかなかボールを出しきれなかったところがあるんですが、このような形でテンポよくボールを動かせば大きくチャンスが生まれてくるというのは感じていると思うので、両チームともここからさらに攻撃のテンポが上がってくるんじゃないかなというのは想像できますね。
(実況)鍛え抜かれたパスワークで縦横ワイド、多彩なアタックというのが東海大仰星の伝統ですが、地区大会の直前、9月半ばぐらいから原点回帰ということで、いかに相手ディフェンダーに接近したところでボールを動かせるかというところにフォーカスしてまたチームのレベルアップを図ってきました東海大仰星。
プレースキックは松本が狙います。
今大会26回蹴って、21回成功。
81パーセントの成功率。
決まりました。
1トライ1ゴールを返した東海大仰星。
再び東福岡を射程圏内に捉えました。
7点差です。
これは東海大仰星OB岸岡さん、非常にフィフティーンでも勇気を与えるような得点になったんじゃないでしょうか。
◆スコアすることによって次のアタックが相手にきくかという自分たちの次の攻める糸口が見えたと思います。
◆今トライを決めた東海大仰星の宮崎選手ですが、湯浅監督いわく、力はある選手なんだが我慢させた。
本来ウイングなんですが、センターなどをやらせてぶつかる力をつけさせたそうです。
そして、この25人のメンバーに最後に入った選手がこの宮崎選手だそうです。
(実況)まさに大会直前のメンバー入れかえで滑り込みを果たした宮崎が準々決勝、それから準決勝に続いて3試合連続の先発。
動きを買われたということですが、この大一番、しっかり仕事をしてフィフティーンに勇気を与えました。
東福岡、7点のリードで、30分ハーフの後半、9分を回っています。
KOBELCOスポーツスペシャル第96回全国高校ラグビー大会決勝戦です。
齋藤さん、点差を詰められた東福岡サイド、精神状態としてはどうでしょうか。
◆点はとられたものの、まだ7点リードがあって、足も動いているので、まだまだわからない展開になると思います。
(実況)次が6次攻撃という東海大仰星です。
狭いサイド。
ディフェンスの枚数はそろっています。
プロップの大橋。
102キロ。
フロントローは全員100キロを超えている東海大仰星です。
ロックの庄司。
そしてプロップの谷口、フォワードを当て続けています。
そしてバックス。
テンポを変えるか。
センター松本。
22mラインを超えた。
さらに狭いサイド。
センターの長田。
長田が前に出る。
下がりながらのディフェンス、東福岡。
さらにスピードを上げて、フォワードが前に出ますが、これはゴールラインの前。
前半終了間際と同様、東福岡、とめました。
大畑さん、耐える局面で取り切れるかどうかですね。
(解説)そうですね。
(実況)前半終了間際は、東福岡が防ぎました。
右サイド!飛び込みました。
今度は取った、東海大仰星!さらに5点を返してこれで2点差、14対12。
今度は、緑の壁、穴をあけました東海大仰星。
この長田の突進からでした。
(解説)これまではブレイクダウンのところで、少し東福岡の選手に絡まれるような形があったので、テンポよくボールを動かせなかったんですが、2人目のサポートに行く選手が非常にいい形でボールを出していたので、非常にテンポよくボールが動いていますね。
(実況)フランカーの山村が右サイドを突いて、この試合、2トライ目。
2点差、コンバージョンゴールが決まれば、同点という30分ハーフの後半、11分から12分に向かっている決勝戦です。
風はほとんどありません。
花園ラグビー場。
先ほど決めている松本。
決まった同点!東海大仰星、追いつきました!そして東福岡は、選手の交代があるようです。
追いつかれた東福岡が選手を代えます。
◆左プロップの畠中選手がどうやら足を痛めまして、プレー中に足を引きずっていました。
したがって、16番の福田選手がプロップに入ります。
(実況)3年生95キロの激しいプレーが信条の16番、福田拳斗の登場です。
(解説)ここからのキックオフの攻防は重要になってきますね。
(実況)深いボールをまず蹴っていった東福岡です。
そして自陣で回していきます。
きょうは風上、風下ほとんどない花園ラグビー場です。
追いついて勢いが出てきました。
紺とサックスブルーのジャージ、過去4度の優勝、東海大仰星。
ハーフウェイラインはあっという間に越えてきました。
パス。
ナンバーエイトの吉田。
これも前に出ます。
飛ばします。
これは下がりながらですが…。
タックルもすごいんですが、ボディーバランスのすごい、14番根塚です。
そして山田生真、背中でチームを引っ張りますキャプテンです。
島田。
(解説)激しいですね。
(実況)東海大仰星の選手の動きが変わってきましたね。
(解説)危ないですよ。
(実況)アドバンテージをもらって東福岡、自陣、22mラインのターンオーバー。
(解説)こういった崩れたあたりから一気に持っていく力がありますからね。
(実況)このスペースを生かす力は持っています。
内に返してセンターの堀川。
堀川、独走だ。
後ろに誰もいなかった東海大仰星。
大畑さんの予想どおり、そこから切りかえして得点。
東福岡!勝ち越しです。
19対14。
センター堀川、高校ジャパン候補の走り。
今大会、3つ目のトライです。
あそこからトライまでの道筋をわかって選手たちは動いてるということですよね。
(解説)ターンオーバーが起これば、これは当然のごとく、ディフェンスの準備ができていないということがありますので、そのあたり、個の能力が高い選手が多いので、スペースを見つければどんどん仕掛けていき、うまくサポートして、本当にそれぞれの選手たち、お互いに信頼関係が生まれていますので、ここに来れば、ボールは来るんだという、本当に反応速度がいいですよね。
(実況)そして、ゴール真正面、トライ後のコンバージョンゴールも決めました。
再び東福岡、ワントライ、ワンゴールを勝ち越して、7点差。
21対14とリードしています。
岸岡さん、仰星としては、追いついた直後の物すごい勢いの攻撃があって、それを見事に切りかえされたという流れです。
◆相手の反応速度は早いんですけど、自分たちが相手より倒れている人数が少ないというときは前に出てるので、1人目が相手に当たり勝って前に進むということがトライにつながる要因かなと思います。
(実況)森本アナウンサーのリポートにもありましたが、この後もどれだけ仰星、相手より多くとってプレーできるか。
後半15分を回って残り時間15分を切っています。
KOBELCOスポーツスペシャル第96回全国高校ラグビー大会、決勝戦。
東福岡対東海大仰星の一戦。
東海大仰星が一旦は14点差を追いつきましたが、東福岡、再び勝ち越しという展開で7点差。
高校ラグビー日本一の行方は、残り15分に委ねられました。
(解説)東福岡、チャンスですね。
(実況)いわゆるワンコンストラクションという状況。
センター森。
そしてナンバーエイト福井。
東海大仰星陣内です。
森のキック。
久々にキックを使いました東福岡。
このボールをチェイスしているスタンドオフの丸山。
プレッシャーがある。
ターンオーバーだ。
狙いどおりのキックになりました。
東福岡、森のキック。
これはとめたい東海大仰星です。
ゴールまでは5m。
どれだけ早く立ち上がって、プレーに参加できるか、守る東海大仰星。
再び森。
どういう判断か。
センターの堀川。
先ほど独走トライ。
一人一人がしなやかに前に出てきます東福岡。
ディフェンスはそろっています。
内に返す。
岸岡さんは、先ほど内側に返されたときのディフェンスということをおっしゃっていましたね。
◆そうですね。
(実況)ここはとめました。
フランカー吉永、東福岡です。
内に返す攻撃は先ほどとめた東海大仰星。
ワンハンド。
時計をとめました。
確認するでしょうか。
(解説)届いているようには見えるんですがね。
(実況)アシスタントレフリーに確認しました。
トライが認められました。
再び堀川。
今度はワンハンドトライ。
東海大仰星が追いついたのもつかの間、東福岡が2トライこれで勝ち越しました。
逆に大畑さん、東福岡にスピードとしなやかさが出てきたという。
(解説)ボールと人の動かし方が非常にうまいですよね。
仰星のディフェンスが前に上がりぎみになったところで裏のスペースにキックを蹴りこんで、それに対してしっかりとプレッシャーをかけ、ターンオーバーが起こった後にも、今度は外側にプレッシャーが早いときには、内側にスペースを返して、内側の足をとめて、次は外側のプレッシャーがおくれたときは1対1で勝負していくと。
しっかりと自分たちのボールの動かし方というのができていますよね。
(実況)そして、その中でミスが起こりません。
(解説)この花園の決勝の舞台で、ふだんどおりのラグビーをするのは非常に難しいと思うんですけど、そのあたり昨年決勝戦を戦った2人、この精神状態の中でふだんどおりに簡単にできるものなんですか。
◆そういうわけではないですが、緊張感とかあるので、負けたら終わりという責任感もあったり、仲間の思いというものを背負って、あとはやるしかないという気持ちでいっぱいです。
(実況)その全国最多、131人の部員を誇る東福岡。
ベンチに入れない選手が100人以上いるわけですが、その思いを背負っての花園ラストゲームです。
ミスが少ないことに関して言うと、前回大会の準決勝、東海大仰星戦で序盤のミスで立て続けに失点したことをその東福岡、このチームは練習開始も、ミスが起こればプレーをとめて原因を徹底的に突きとめるという訓練もふだんからやってきたそうです。
それがこの大舞台での決めの細かい精度の高いプレーにつながっています。
再び14点を追う格好になりました連覇を狙うディフェンディングチャンピオン。
大阪第1地区代表、東海大仰星。
残り時間はしかし、まだ11分残っています。
どういったところから攻撃のきっかけをつかむか。
現在はハーフウェイラインを挟んで、キックの応酬です。
タッチに出ました。
東海大仰星ボールのラインアウトと変わります。
結果的には、東海大仰星OB岸岡さん、東福岡の森のキックがトライにつながったわけですよね。
◆そうですね、よく見てますね。
(実況)ですから、準決勝の負傷も出てきた森がしっかりと働いているという東福岡です。
30分ハーフの後半、間もなく20分です。
東海大仰星、ボールは流れましたが、キープ。
センターの松本。
もう一度、裏へ出てからのスピード。
そしてフォワードの前に出る勢い。
相手陣で出せるかどうか。
前に大きく出ました。
22mラインです。
右ウイングの根塚。
1人目で倒れるシーンはほとんどありません。
プロップの谷口が耐えて、ポイント左へ。
フランカーの島田。
22mラインを挟んでの攻防です。
センターの松本。
ロックの庄司。
高校ジャパン候補。
ワンハンドパス。
これもとめました東福岡。
ただ、じわり前に出た東海大仰星です。
ハーフから見ますと、齊藤さん、東福岡のディフェンスラインというのは穴がなく見えるんですかね、どうなんでしょうか。
◆体も大きいですし、しっかりバランスよく立てているので、
(実況)なかなかギャップを突いていくことがこの局面、できません、東海大仰星。
ただ、じわりじわりとゴールラインには近づいていっています。
次は11次攻撃です。
ナンバーエイト吉田。
先ほどはゴールライン前の攻防。
山村のトライで取り切った東海大仰星ですが、今度はどうか。
じわりと進んでいます。
さあ、バックスが前に伸びる。
根塚。
見えているラインはゴールラインです。
これは前に出てとめました東福岡。
山田、キャプテン。
下からかちあげるようなタックル。
さらにボールをつなぎます東海大仰星。
センターの長田。
山本もついていましたが、パスはありませんでした。
もう一度、右へ。
これもつかまえた。
東福岡の焼山が焼山が押し出した。
押し出された東海大仰星、松本。
これは会心のディフェンスです。
なかなか穴がないというOB齋藤さんの話があったばかりですが、齊藤さん、改めてこのディフェンスの集中力はいかがでしょうか、東福岡。
◆ピンチになればなるほど、湧き出るように…。
(実況)これは東海大仰星が奪うか?東福岡、何とか16番の福田がボールをキープです。
ピンチになればなるほど湧き出るように。
◆どんどん東福岡の選手が走ってきているので、東海大仰星もかなりのプレッシャーを感じていると思います。
(実況)タッチキックで、プレーが一旦とまります。
東海大仰星ボールのラインアウトでゲーム再開です。
しかし、この東福岡のディフェンス力です。
大会連覇を目指した前回大会の準決勝、この東海大仰星に24失点。
その敗退を受けて、東福岡は、点を取られなければ負けないと。
ディフェンス練習に最も時間を割くという伝統の原点にこの代は立ち返ったそうです。
ディフェンスからスタートがキーワードですと、藤田監督も話しています。
幾ら大量得点しても、毎試合、失点ゼロを目指すというのがこのチームの基本姿勢でした。
ここまで攻撃力を誇る東海大仰星を14失点に抑えて、14点リード、また守勢に回っていますが、今度はどんなディフェンスを見せるのか。
そのディフェンスに穴をあけられるのか、東海大仰星。
再びフォワードの連続攻撃です。
今度はウイング、また根塚。
受けとめた東福岡です。
30分ハーフの後半、間もなく24分です。
少し時間がかかりました。
そして、キャプテンの山田。
下から刺さりますグリーンのジャージ。
緑の壁、東福岡。
ボールは東海大仰星です。
左に潜り込む。
なおも潜り込む。
受けとめる。
体が上を向きました東海大仰星です。
レフリーの加藤さんもボールを見詰めています。
右サイド。
とめている。
なおも上から。
なおも上から…。
とめています東福岡。
なおも右。
こだわります東海大仰星。
再び山田がボール…。
潜り込んだ。
これもとめているか。
グラウンディングできていないか。
ゴールラインの手前。
これもふたをした。
大畑さん、とめますね。
(解説)そうですね、このあたりは我慢比べですよね。
一気にとめに行こうとすると逆にボールをとめられますから。
(実況)まだゴールラインの手前。
これを押し戻すか。
トライ!トライです!押し込んだ押し込んだ東海大仰星!1トライ返しました。
28対19。
プロップ、106キロ、3年生谷口祐一郎。
しかし、大畑さん、守るほうも守るほうですし、攻めるほうも負けずに繰り返しました。
(解説)そして今トライをとった谷口君も本当に体の全てのエネルギーを出しきったというね。
高校生活ラストのプレーになっていきますので、このあたりの攻防はすばらしい戦いですよね。
(実況)30分ハーフの後半、あっという間に間もなく26分です。
◆東海大仰星、19番魚谷選手が入ります。
湯浅監督からタックルしまくれと、檄を受けてグラウンドに行きます。
(実況)トライを取っている山村幹太に代わって、タックル大好き2年生、魚谷勇波が入りました。
東福岡のキックでリスタート。
これは自分たちで取りに行っているか。
ボールは東福岡です。
リスタートのキックをものにした東福岡。
7点差に迫られての攻めです。
残りロスタイムを除いて3分半。
インターセプトできない。
1人少なくなった東海大仰星です。
小林が前に出る。
ボールが落ちた。
(解説)仰星は取りましたね。
(実況)アドバンテージをもらっています。
自陣から追いかける点差は7点。
1トライ、1ゴールで追いつけます。
フランカー山田。
キャプテンは自陣10mラインまでボールを戻しています。
そして強い根塚。
残りはロスタイム抜きで3分。
大橋。
そしてフルバック河瀬。
これはすごいタックル、丸山凜太朗、東福岡。
東海大仰星陣内、10mラインです。
これも低いタックルです。
待ち構える東福岡のディフェンス。
それをパスで抜いていく東海大仰星。
宮崎、つかまりました。
ただ、東海大仰星が相手陣に入っています。
笛です。
守っていた東福岡にノットロールアウェイの反則です。
東海大仰星がペナルティーキックを得ました。
そしてこのキックでどこまで前に進めるか。
ちょうど東海大仰星、大応援団の前。
22mライン上、マイボールラインアウト。
ごらんのようにバックスタンドにも多くのお客さんが入っています。
高校ラグビー日本一決定戦。
残りロスタイムなしで2分を切りました。
さあ、大畑さん、ここからいわゆるセットプレーからの攻めですね。
(解説)そうですね。
本当にラスト…。
(実況)乱れましたが。
しっかりフォローしました。
ちょうど22mライン上にボールがあります。
(解説)決勝戦らしい本当にワンプレー、ワンプレー、緊張感が伝わってくる試合ですよね。
(実況)ディフェンスラインがそろいました。
仰星OBの岸岡さん。
東福岡のディフェンスを前に、岸岡さんならどんなアイデアで迫りますか。
◆フォワードがゴール前なんで。
ミスをしてしまいましたか。
(解説)一気に取りに行きたかったシーンだと思うんですが、もう少し我慢して前で動かしてもよかったんじゃないかなと思いますね。
(実況)2年生フルバックの河瀬諒介、前にはじいてしまいました。
いい形はつくりました東海大仰星。
しかし、この間に時計の針は29分を回っています。
28対21、東福岡、わずかに1トライ1ゴールのリード。
しかし、大畑さん、今大会の準決勝2試合もそうでしたが、本当にトーナメントの上のほうで拮抗したゲームですね。
(解説)そうですね。
本当に毎試合、すばらしいゲームを見せてくれていますよね。
(実況)まさに高校生ラガーたちの集大成、そのぶつかり合いが非常にすばらしいゲームを花園で見せてくれています。
間もなく29分50秒から30分。
あと10秒という声も飛んでいます。
このまま東福岡、優勝なれば、2年ぶり高校ラグビー日本一奪回。
今手元の時計、後半30分を回りました。
蹴り出した。
確信はあったのか。
レフリー、時計を見た。
ノーサイド!ほぼロスタイムなしの激闘!東福岡、1トライ1ゴール差。
準決勝、準々決勝に続いて、勝利ではありましたが、東海大仰星を破って、2大会ぶり、6度目の高校ラグビー日本一!これで今年度の高校ラグビー、いわゆる三冠を達成。
強い強いモスグリーンが花園の頂点に帰ってきました。
一方、連覇を狙った東海大仰星。
後半28分過ぎ、いい形はつくりましたが、優勝候補筆頭とうたわれてきた東福岡の前に1トライ1ゴール届きませんでした。
史上9校目、戦後6校目の連覇。
偉業はなりませんでした東海大仰星です。
最後までスタンドも、そしてこの放送席も力の入る試合でした。
大畑さん、ほとんどロスタイムはなかったわけですね。
(解説)それぐらいお互いに緊張感の詰まった試合だったと思いますね。
(実況)それだけ無駄な時間がなかったというか。
(解説)そうですね。
(実況)本当にお互いがお互いの力量をぶつけ合ったというこの決勝戦になりました。
戦いが終わって、両チームの選手の礼、そして勝者敗者を問わずに大きな拍手が送られている東大阪市花園ラグビー場です。
ここで勝つんだと、味方を鼓舞してきました、部員106人を引っ張ってきた東海大仰星、山田が泣いている。
そして、河瀬、あるいは長田も泣いている、敗れた東海大仰星です。
スタンドの控え部員も涙、涙。
今年度の高校ラグビー、日本一には東福岡が輝きました。
一方、こちらの東福岡、やりきったという表情。
ほっとした表情にも見えます。
岸岡さん、どんな表情に見えますか、東福岡のフィフティーン。
◆1年間かけてこの景色を見るために毎日毎日頑張ってきたので、ご苦労さまですと言いたいです。
(実況)間もなく準備ができ次第、東福岡、藤田雄一郎監督のインタビューをお届けできると思います。
◆それでは、優勝しました東福岡高校、藤田雄一郎監督です。
おめでとうございました。
◆ありがとうございます。
◆決勝戦も死闘でしたね。
◆はい。
まだちょっと優勝した感覚がないんですけど、選手たちにはよく頑張ってもらいました。
◆きょうのゲームを振り返っていただきますが、リードして一旦追いつかれました。
あの場面。
◆先制を取ろうというのが一つのきょうのミーティング内容だったので、それはできたんですけど、仰星さんはそんなに簡単には勝たせてくれないので、あそこで準決勝、決勝の粘りが生きてきたのかなと思いますけど。
◆その準決勝、準々決勝と、このベスト8以上はいずれも苦しいゲームでしたが、そこを勝ち抜いてきたこの辺は要因は何ですか。
◆もう彼らが一生懸命練習して、箸本キャプテンを中心に、キャプテンを信じてやった結果じゃないですかね。
◆これで春の選抜、そして7人制、さらにこの大会と、2年ぶりの三冠ですね、このチームは。
◆結果的に三冠なので、彼らは一生懸命やった結果が内容につながったと思うので、選手に感謝しています。
◆それから、花園で取った得点も300点を超えるというまた2年前のチームを塗りかえました。
これについては、いかがですか。
◆特に気にしてないですけど、彼らが一生懸命つないだ結果だと思うので、それも誇りに思いますけど。
◆今、フィフティーンにどんな言葉をかけますか。
◆お疲れさまですと同時に、いろんな人から支えてもらっての今年のチームなんで、その方々に本当に感謝を申し上げたいと思います。
◆おめでとうございました。
◆ありがとうございました。
◆優勝監督、藤田雄一郎監督でした。
(実況)というインタビューでありました。
藤田監督の言葉をどんなふうにお聞きになりましたか。
(解説)この優勝が決まったときの涙を流しながら語っている姿、この三冠王手という中で非常に勝って当然だと思いますが、その苦しさを感じながら、選手たちがよく頑張った本当にその一言だと思いますね。
(実況)そして、インタビューにもありましたが、きょう28得点で、大会史上初めて通算得点300点を超してきたというまたこれも強さの証明を見せた今年高校ラグビー東福岡です。
では、ここで副音声放送席の小島瑠璃子さん、スキマスイッチのお二人にきょうの感想を聞きます。
小島さん、スキマスイッチのお二方、きょうの試合いかがでしたか。
◆すばらしい試合でしたね。
本当にずっと手のひらにずっと拳で握り締めている状態でした。
◆どうでしたか。
◆やっぱり強いチームと言われて戦っていく中でのプレッシャーをさらにはねのけての優勝というのは、本当にすごいなと。
そこにやっぱり食らいついていく2連覇のプレッシャーもありますし、そういうプレッシャーがお互いのしかかっての決勝戦、すごいいい試合になりましたね。
◆東福岡、チームで攻めてからの試合というか、トライを決定づける個の圧倒的な力、見せつけられましたね。
◆小島さんもノーサイドの瞬間、涙が出ていましたね。
◆東福岡も今年三冠かかっていて、一筋縄の試合ではなかったじゃないですか、京都成章、御所、そして今回、仰星もこんなに頑張ってでも私は、山田君、今、映ってますけど、何回もお話を聞いたので、ちょっと山田君の涙を見ると、私ももらい泣きしましたね。
スキマスイッチのお二人は大会テーマソング「ハナツ」、その歌詞になぞられる部分はありましたか。
◆さっきも話しましたけれども、ラグビーボールを卵のようにたくましくてもろいというふうに歌詞で書いたんですけど、大事に大事に選手がつないでいっている姿というのを見ると、本当に僕らも何ですかね、ラグビーだけにかかわらず、全てにおいてすごく大事なことなんだなと思って、それを歌にしましたけれども、でも、山田君の涙を見ていると本当に僕も涙が出てきますね。
本当にお父さんのようにみんなをまとめてきて、込み上げましたね。
ということで副音声も涙、涙でした。
(実況)という副音声放送席でした。
OBの齋藤さん、敗れて涙の東海大仰星フィフティーンに言葉をかけてあげたとすれば。
◆この悔しさをしっかり大学ではらしてほしいと思います。
(実況)そして、仰星OBの岸岡さん、そしてOBの齊藤さんには、お話を伺ってまいりましたが、ラグビーファンに向けて、気が早いですが、来シーズンに向けての意気込みを岸岡さんからお願いします。
◆去年の結果としましては、僕たちが目指している大学日本一にはほど遠い結果なんですけれども、去年の結果といいますか、反省というものをこれからのバネにして、来シーズンから大学日本一に向けて頑張っていきたいと思いますので、応援のほう、よろしくお願いいたします。
(実況)齊藤さんもお願いします。
◆同じようなことになってしまうんですけど、個人としてもチームとしても本当に日々努力して大学日本一に向けて頑張っていきたいと思います。
応援よろしくお願いします。
(実況)きょうはお二方、ありがとうございました。
◆ありがとうございました。
(実況)お伝えしてきましたKOBELCOスポーツスペシャル第96回全国高校ラグビー大会決勝戦、東福岡対東海大仰星の試合は28対21で東福岡が勝って2年ぶり6度目の全国優勝を決めました。
この試合の解説は、神戸製鋼コベルコスティーラーズアンバサダー、アンバサダー大畑大介さん、2017/01/07(土) 14:00〜15:24
MBS毎日放送
KOBELCOスポーツスペシャル 第96回全国高校ラグビー大会決勝[多][字]

前回優勝校の東海大仰星(大阪第1)と、前々回優勝校の東福岡(福岡)が激突!死力を尽くす決勝戦を、完全生中継!▼解説:大畑大介▼副音声:スキマスイッチ・小島瑠璃子

詳細情報
番組内容
12月27日から1月7日まで、東大阪市花園ラグビー場で行われている「第96回全国高校ラグビー大会」。高校ラガーメン憧れの舞台・『花園』への出場を果たしたのは、全国の厳しい予選を勝ち抜いた51校。
そんな強豪揃いの争いの中で勝ち抜いた、前回大会優勝校の東海大仰星(大阪第1)と、前々回大会優勝校の東福岡(福岡)が死力を尽くす決勝戦を、完全生中継。東海大仰星の連覇なるか、それとも東福岡が巻き返すのかー
出演者
【解説】
大畑大介(神戸製鋼コベルコスティーラーズアンバサダー)
【実況】
近藤亨(MBSアナウンサー)