（服部平次）…ちゅうわけやんで４・５・６と俺は今月６件や６件工藤お前は？
（コナン）あぁ俺か？俺は７件解決したぜ。
あっちゃ〜また負けや。
しかし工藤お前の周り事件ちょっと多過ぎるんちゃうか？まぁ連敗を止めてぇんなら名前変えたほうがいいんじゃねえか？俺は新一１番だからね。
アホお前は２番目や。
え…２番目？あぁ昔おったんや。
ん？お前よりごっつ頭のキレる…探偵がな。
ん？
栄えある未来に光りの一歩心の準備はもちろんＯＫ
中学生探偵平次と新一ゲレンデ舞台に推理バトル
リフトに乗った謎を解け！
たった１つの真実見抜く見た目は子供頭脳は大人
その名は…名探偵コナン！
和葉ねぇ…大丈夫？足の捻挫キツイんやったらホテル戻ったほうがええんちゃう？
（和葉）平気やて！平気！１人でホテルにおってもおもろないしみんなが滑ってるとこ見てんのも楽しいし…。
《それに…》
（平次）あ〜すまんすまん！雪ん中にブッサイクなお地蔵さんが座ってる思たら人やったんか。
何やの!?あんたこれ５回目やで。
和葉にちゃんと謝りぃ！何で謝らなアカンねんこいつの捻挫早治るように雪かけて冷やしてやっとるっちゅうのに。
痛っ！うわっ！先生！服部君がまた女子にちょっかい出してます〜。
何やとこら！ウチらは関係ないやん！ババアどもが怒りよった！ババアですって!?ちょっと！
（平次）和葉。
我慢せんと早ホテルに戻れ風邪ひいてまうど。
え…うん…。
・何で男子ってああなん？・この山の雪女に食われてしまえ〜！雪女？この山には『雪女の銀衣伝説』っちゅう民話があるって先生が。
昔この山に白くキラキラ光る銀色の衣着たえらいべっぴんさんがおってな。
山に足踏み入れたええ男に目ぇつけて吹雪によう似た歌声で惑わすんやて。
「ウチの衣とあんたの大事なもん取り換えてくれへんか」ってな。
アホな男は衣の下の白い肌に目がくらんでその条件をのんでしもうてん！そんで？男は貰うた衣を風呂敷に包みながら聞いたんや…「わしの大事なもんはこの鉄砲ぐらいやけど欲しいんはこれか？」。
女は男の背後で答えた「ちゃいます」。
「そんなら銭か？」。
「ちゃいます」。
「このかさか？」。
「ちゃいます」。
え…。
「何なんや？」って聞かれた女は素っ裸で男の背中に抱きついて…。
「そないな冷たいもんやありまへんウチがのどから手ぇが出るほど欲しいんはあんたのぬくいぬくい…」。
「血の滴る…」。
「心の臓や〜！」。
…ってな。
ほんでその後男は遺体で見つかって風呂敷には銀色の衣やのうて雪がぎょうさん詰まってたっちゅう話や。
この山ふぶいたら遭難者がよう出るゆうてたし…。
４年前にもこれにごっつ似てる事件があったらしいし…。
お〜い『改方学園』中等部の生徒〜！昼飯やぞ〜！もう２時回ってるやんけ。
えホンマに？道理で腹減るわけや。
何かよその学校もこのホテルに泊まってるんやて。
そやから食堂が混まへんように時間ずらしたらしいよ。
キャ〜！ん？あれ俳優の箕輪奨兵やないか？
（平次）何してんねや？そやそや！雪山でホンマにあった事件基にした映画撮ってるってテレビでやってたで！あれ？俺は雪女を絡めた推理ものやって聞いたけど？フンしょうもな。
まぁとにかくやあの箕輪奨兵が主役で何かの謎めいた事件追ってる探偵役っちゅうんは当うてると思うで。
ふ〜ん探偵か…。
あの今回は『雪女シリーズ』３部作の完結編って聞いたんですけど…。
（箕輪）ああ…。
それと実際にあった事件をモチーフにするっていうのは？それも本当さ。
亡くなったのは僕の友人のスタントマン。
僕もその現場にいたんでね。
（大山）ちょっと箕輪君。
亡くなった水上二郎君のことはあまり口外せんように。
何いってるんですか。
死んだ友人をネタに映画を撮っている人が…。
おいおいこれは彼の死をしのんで撮ってる作品で…。
（三俣）まいいじゃないっすか死んじまった人は逆立ちしたって帰って来ねえんだし。
映画のラストに「水上二郎に捧ぐ」とか入れときゃ観客の涙を誘えるかもしれねえし。
それで映画が当たればなおベスト。
（三俣）水上先輩に感謝していい映画にしましょうや。
そういう君も彼の死のおかげで後釜に納まったわけだし。
（雫）まぁせいぜい気をつけることね。
あなたは死んだ水上役のスタントも務めなきゃいけないんだから。
雪女に誘惑されないようにね。
へいへい。
しかしいまだに分からんよ。
どうして水上君が君のような婚約者を残して自ら命を絶ったのかが。
さぁ…。
（片品）あれは自殺じゃなく殺人。
あんたらの中の誰かに殺害されたんだろうからな。
（ざわめき）またあんたか刑事さん。
いやもう刑事はやめられたとか。
ああ。
他県の事件であるこのヤマにかまけてたらクビになっちまってね今はしがない探偵稼業さ。
でもあれはどう見ても彼の自殺なんだから…。
確かにそうだな。
４年前このスキー場のリフトに１人で乗った男が降りる時には頭を拳銃でぶち抜いて息絶えていた。
右手には拳銃袖口には硝煙反応。
普通に考えれば拳銃自殺にしか見えねえが引っかかるんだよ。
奴の横の席に置かれていたバッグに何で大量の雪が詰められていたかがな。
だからそれはこの山に伝わる雪女の伝説になぞらえて彼が自分で…。
バカな…俺は奴をガキの頃から知ってるが怪談話にはとんと興味は持っていなかったぜ。
それにたとえそうだとしてもそんなことをする意味が分からねえ。
さぁ…それは亡くなった彼に聞いてみないと分からないけどただこれだけはいえる。
あれが殺人だとしたら人間には到底なし得ることができない不可能犯罪。
そうできるとしたらまさに美しき冬山の妖怪雪女にしか…。
（平次）・アホか！・ん？人間がやったから犯罪っちゅうんじゃ！それに不可能なもんがあるかっちゅうねん！ボケ！フフフ…。
アハハハ…。
あぁ？さっきもいたんだよ。
この話に君と同じ文句で絡んで来た少年が。
年も同じ中学生ぐらいだったかな。
中坊やと!?平次！
（工藤新一）ハ…ハ…ハックシュン！これは誰かが俺の噂してんじゃ…。
（毛利蘭）そうね食堂であんな大見得切っちゃったから誰かがバカにして笑ってるんじゃない？バ〜ロ〜あれは雪女の話にビビってたおめぇの寝ぼけた頭を覚ましてやろうと思ってだな…。
ビビってなんかないもん！ただちょっとありそうかなって思っただけ。
雪女の話って悲しくてありそうな話が多いから…。
おうミステリアスなのは確かだよ。
日本で一番有名な雪女の話の中に出て来るその化け物の呼び名は「Ｗｏｍａｎｏｆｔｈｅｓｎｏｗ」だからな。
英語!?雪女って日本の話じゃなかったの？いや日本の民話だよ。
それを日本で英語教師をやってたラフカディオ・ハーンって奴が聞いて英文で発表したんだ。
知ってんだろ？小泉八雲そいつのペンネームだよ。
はいはい新一は何でも知ってて賢いわね。
でもありがと私を安心させるためにあんなこといってくれたんでしょ？それだけじゃねえよ。
ああでもいわねえとヤベェ気がしたんだ。
このままじゃ嵐になるようなそんな予感がな。
このままじゃ嵐になるようなそんな予感がな。
このままじゃ嵐になるようなそんな予感がな。
このままじゃ嵐になるようなそんな予感がな。
このままじゃ嵐になるようなそんな予感がな。
このままじゃ嵐になるようなそんな予感がな。
ちょっと平次！ホンマに雪女出て来たらどないすんの！アホ！そんな女がおったらお目にかかりたいわ！平次…。
４年前の事件解くにはまずは問題のリフト調べなアカンねん！どっかの中坊に先越されへんためにもな！そんなん気にせんでもええやん！平次と同じ考え持った人がいてるっちゅうだけやろ。
そやから負けられへんねや！そいつに勝たんと俺も中坊レベルやと思われてしまうからな。
《あんたも中坊やん》
（園子）・まぁラブラブねぇお２人さ〜ん！・ドアホ！そんなんちゃうわ！
（園子）２人が描く愛のシュプールで雪が溶けそうよ〜！《何や他人のことか》
（和葉）まぁリフト調べるんはこの吹雪が収まってからでも遅ないし…。
（平次）そらまぁええけど…その前にや。
（服部静華）あぁすいません。
（工藤有希子）あぁいえこちらこそ。
平次？こらええかげんにせぇよ！さっきからジロジロ撮りくさって。
平次ええやん！この雪の風景撮ってはるだけかもしれへんし…。
ちゃうちゃう！このオバハンが撮ってんのはこの俺や！え？俺のオカンなんやから。
え〜！
（静華）ウフ…さすがやね平次。
平蔵に似てええ勘働きしてはるわ。
けどここで何してはるんですか？平次東北のほうにあんまり来たことないから心配で心配で。
アホぬかせ！俺が生まれてからず〜っと撮ってる成長ビデオのコレクションに加えたいだけやろが。
《見たいかも…》あの時もこんな吹雪だったな。
えっ？水上君が自殺した４年前のあの日だよ。
あの日もこんな感じで撮影待ちをしている間に箕輪君がファンに囲まれていて…。
おっ吹雪が収まって来たみたいっすよ。
おぉそうか。
・じゃあ滑ってるところを見せてくれませんか？・『雪女の恋』や『怪』の抜群のスキーテクを！お願〜い！困ったなぁこれから撮影なんだけど…。
ダメダメ！ここに来てからあなた達のようなファンにせがまれて彼３回も滑ってるのよ。
彼のスキーが見たければ映画を見に来なさい。
え〜！どうします？まぁスケジュールはキツイがファンは大切にせにゃならんし…。
きっと水上先輩ならこういうんじゃないすか。
「何とかなるっしょ」ってね。
ったくもう彼はここにはいないの！いいかげん忘れてよ！すまんな君の夫となるはずだった水上君の死を基にした映画に君までかかわらせてしまって…。
いえ参加させてくれといったのは私のほうですし何となく分かるような気がしたんです。
この映画を完成させると彼の死の真実が…。
２か所だな。
え？下から見て来たけどこのリフトとゲレンデが近くなってる場所が２か所ある。
じゃあ下から飛び乗ったりできるの？いや近いといっても３ｍ近くある。
トランポリンでもねえと無理だよ。
あれはホテルにいた箕輪奨兵じゃねえか。
うまいね〜。
キャ〜！よっ。
アンコール！アンコール！ダメダメ今日はこれ１回だけ。
続きは映画でよろしく。
もう４時前じゃないか。
早く上のゲレンデのシーンを撮らんと。
じゃあ先にリフトに乗せてもらいましょう。
５時過ぎると真っ暗ですから。
（片品）おい監督さん。
特殊メークの女とスタントマンの男の姿が見えねえが？あぁあの２人なら先に上に行くといってたよ。
（平次）何かある。
絶対何かあるでこのリフト。
なぁ平次怖いなぁこのリフト。
何や和葉お前上級者班やのにリフト乗ったことないんか？あるけど…これとちゃうタイプやったから。
アカンまたふぶいて来よった。
前に乗ってる探偵のおっちゃんの姿がよう見えへん。
おい立石さん！
（雫）あっ三俣君！
（三俣）何してんすか？それ下りのリフトっすよ。
ちょっと降りそびれちゃって。
私こういうの苦手だから。
（銃声）新一！何なん？今の音！《拳銃の音か…？確か乗ったんは大山監督俳優の箕輪探偵のおっちゃんの順やったな》何かあったんですか!?あぁ君か…さぁ分からんよ。
私も今降りたところだから。
あ…。
リフトを止めろ！え？見て分かんねえのか!?あれを…!!とにかく今すぐリフトを止めて警察と救急車を！なになに？新一何かあったの？蘭は見るな！あ〜!!リフト止まりよった。
何やの？さっきのパ〜ンって音といい今の悲鳴といい…。
《リフト銃声…まさか４年前の事件と同じことが起こったんとちゃうやろな!?》
（場内アナウンス）お客様には大変ご迷惑をおかけしておりますリフト復旧までもうしばらくお待ちください。
どういうこと？まるであの時と…。
そうっスね水上先輩が拳銃自殺したあの時と…。
《水上…》
（警部）こめかみに銃口を押しつけてズドン…自殺だな。
（刑事）ええ右手に拳銃を握っていますし。
問題はホトケさんの横にあるこのバッグ。
俺の嫌な予感通りならおそらく中身は…。
やっぱり雪か。
ったく４年前と一緒じゃねえか。
確かここでそんな映画を撮影してるって聞いたが…。
ええその伝説と４年前の事件を絡めた映画を…。
主役の箕輪君がこんなことになってしまった。
え？箕輪って俳優なの？あんた確か４年前の事件の時にもいた…。
映画監督の大山です。
彼の１つ前のリフトに乗っていました。
そうしたら銃声が聞こえて…。
私がリフトを降りた時にやって来たあの少年が箕輪君の異変に気づいて。
え？こらボウズ何やってんだ！あの〜そろそろリフトを動かさないとお客様が…。
はい遺体や遺留品を降ろしたら動かしていいですよ。
よっと…。
手貸そうか？いや割と軽いんで。
彼は見た目より痩せててね６０ｋｇもないんです。
だから冬のドラマや映画しか出ないんですよ。
「ガリガリの体を見せたくないから」といって…。
しかしどうして彼はスキーを履かずに後ろに載せていたんでしょうか？そりゃそうだろ。
雪の詰まったこんなバッグを担いでたんだから。
詰まってるっていっても子供が１人やっと入れるぐらいの大きさだがな。
よしリフト動かしていいですよ！・あっ刑事さん！・気になる点が３つあるんだけど。
やっと動いたあっ…何か人ぎょうさん集まってるわ怖いなぁ。
アホワクワクして来よったでぇ。
（警官）部外者は下がって！何や!?何があったんや!?あぁボウズか今ざっと聞いた話だとどうやら例の４年前の事件と全く同じらしい。
１人でリフトに乗った男が傍らに雪の詰まったバッグを置いて拳銃自殺をしたそうだぜ。
まるで雪女に取りつかれたようにな。
おいまたあんたか。
ここはあんたの管轄じゃないだろ。
いやもう刑事はやめて探偵なんでね。
それに俺はこのガイシャのすぐ後ろのリフトに乗っていたんだぜ。
いろいろ聞きたいんじゃないんですか？刑事さん。
「ガイシャ」って彼は自殺だよ。
いやまだ決めつけるんは早い。
（和葉）ちょっと平次！助けて！何しとんねん！早降りんかい！そやかて降り方分からへん！ほんならお前が下に着いた時リフト止めてもうたるからちゃんと降りんのやで！うん！あのアホそやからついて来んないうたのに。
そういえばさっきもいたなぁ降りられなかった客。
ホンマか？それ。
ああ。
髪の毛を後ろで束ねたきれいな女の人だったよ。
（雫）ウソ…箕輪君が自殺した？何で？「何で」の前にやちょっと聞かせてくれへんか？さっきあんたがここでリフトを降りんかった訳を。
降りられなかったのよ！こういうの苦手だから！そらぁおかしいなあんた確か４年前にも映画の撮影でここに来てるはずやろ？あの時は水上君に乗ってもらって今もこの三俣君に…。
彼女運動音痴で。
あれ〜？あんた先に上に行くゆうてたって監督に聞いたけど？何で彼女と一緒にリフトに乗ってんねん？撮影のスタンバイができてるのに監督と主役が上のゲレンデに上がって来ねえからスキーで呼びに下りて来たんだよ！その途中で彼女が下りのリフトに乗ってんのを見つけて声をかけた時に銃声が鳴って…。
妙な胸騒ぎがしたから私のリフトに三俣君にも乗ってもらってそのまま上に向かったのよ４年前のこともあったしね。
そしたらリフトが止まってさっきやっと降りられたってわけ。
なるほどつまりや箕輪さんの前のリフトに乗っとった大山監督にも後ろに乗っとった探偵の片品さんにも下りのリフトですれ違うた立石さんにもゲレンデにおった三俣さんにも箕輪さんを撃つことはできたっちゅうこっちゃな。
おい…。
あのねぇ今の話聞いてなかったの!?銃声が鳴った時私は三俣君と一緒にいて…。
あの銃声が偽物だったなら犯行は可能…そういいたそうだなボウズ。
あぁそういうこっちゃ。
でもね箕輪君は拳銃を握ってたんだよ。
そんなこと離れてちゃできねえよな。
まさか「これから射殺するから拳銃を持ってて」なんていえるわけないし。
それにあの時はかなりふぶいていた。
相当な腕がないと射殺は無理だと思うぜ。
まぁそれはまだ分からへんけど気ぃついたことはあんで。
まずは箕輪さんがリフトに乗せたっちゅうあのストックや。
先についてる輪のはめ方が２本とも上下逆さまになってる。
これを何かに使た証拠やで。
次に箕輪さんが乗っとったリフト。
左側の座面のプラスチックに割れたようなあとが残ってる。
これも何かの細工に使たんやろなぁ。
ほんで最後は箕輪さんが脇に乗せてたっちゅう雪の詰まったこの布のバッグや。
何や知らんけどカチンコチンに凍ってるで。
ダメダメ勝手に遺留品に触っちゃ！しかし今どきの中学生はどいつもこいつも好奇心盛だな。
え？いたんだよ君と全く同じ３点を我々警察に偉そうに指摘した中学生がな。
何やと!?
（警部）君が来るまでいたんだが…。
《はぁ〜やっと降りられたわ》《もう二度と乗らへんわリフトなんか》・和葉〜！・ん？あんたスキー上級者ちゃうやろ。
（和葉）え!?リフトの降り方知らんもん。
白状しぃ！服部と同じ上級者班にいたかったんやろ？この足の捻挫もハッタリやな。
（和葉）それはちゃうで！・大丈夫やって服部には内証にしといたるし・すみませ〜ん！さっき箕輪さんがリフトに乗るところをビデオで撮った方いませんか？
（静華）私のビデオでよろしかったら…。
あすみません。
しかしよく撮れてますね。
箕輪さんのファンなら彼だけを追っててもいいのに。
いやぁ息子に頼まれて。
４年前の事件の参考にするからリフトの乗り口撮っとけって。
え!?息子さん刑事か何か？ただの中学生ですわ本人は探偵のつもりみたいですけど。
へぇ〜探偵ですか僕と同じですね。
（有希子）あら新ちゃん美人マダムと談笑中！まったく誰に似たんだか！
（工藤優作）いやあの顔は探偵の顔まだ青いがね。
で？自称世界屈指の推理小説家さんはこの事件解けたのかな？有希子そいつは愚問だよ。
え〜優ちゃん分かっちゃったの？しかし４年前の事件をヒントに小説を書こうとここまで来たんだがすでにそういう映画が撮られている上に実際に再び似た事件が起こってしまうとは。
ねえ犯人が分かったんなら早く警察に…。
いやここは若い奴に任せてしばらく様子を見てみよう。
じゃあヒントだけでも教えてくれる？知ってるか？この山にはもう１つ『雪女の銀衣伝説』があるんだよ。
切なくて悲しい物語がね…。
切なくて悲しい物語がね…。
（静華）えぇ!?俳優の箕輪さんが自殺しはった!?それホンマか!?平次！シ〜！デカイ声出さんときて！まだオフレコやねんから。
けど何でそないなことに…。
さぁそれはまだ分かってへんねん。
それが自殺やっちゅうのも怪しいし４年前の事件と同じなんや。
ほんなら自殺とちゃうの？そやからそれをビデオで確かめに来たんや。
どう？平次何か分かる？《やっぱりや…これは殺人で決まりやな》
（静華）けどそのビデオ大人気やなぁ。
え？大人気？あんたの他にもいてはったんやそのビデオ見せてくれって人が。
え!?まさかそいつも中坊やったんとちゃうか？ええ１人はそうよ。
「１人は」ってことは他にも？その子より随分前に口ひげ生やしたダンディーな男の人がなぁ。
口ひげの男やと？
（有希子）もう１つの雪女の物語それがこの事件のヒントになるの？まぁ質問は聞き終わってからにしてくれ。
その昔ある吹雪の夜家路を急ぎこの山を下りていた茂吉という男がいてね。
その道の途中で髪の長い銀色の衣をまとったとても美しい女性と出会ったんだ。
女は顔を上げすがるまなざしでこういった。
山道で足をくじいてしまいもう一歩も歩けません…どうか私の家まで連れて行ってくださいませんか？
（工藤の声）茂吉が家はどこかと尋ねると女は黙って道のない真っ暗な森を指さした。
だが行けども行けども雪は深まるばかりで家なんて見えて来ない。
やがて男は女に尋ねた。
（茂吉）わしは道を間違っていないか？
（工藤の声）女は無言でうなずく。
女は待っていたんだ男が自分を投げ出す時を…。
そう女の正体は男が力尽きたところでその魂を食らっていた雪女だったのだから…。
やがて男の歩みが遅くなりしばらく黙っていた彼の口がかすかに動いた。
娘さん…
（工藤の声）女はそれを待っていたかのようにほほ笑み答えた。
はい何でしょう？茂吉は息を切らせながら絞り出すような声でいった。
寒くないか？男の意外な問いに雪女は戸惑い言葉に詰まる。
茂吉は寒さと疲労に耐えながら必死に歩みながらさらに続けた。
（工藤の声）「カゴの中はキツくないか腹は減ってないか」。
「もう少しの辛抱だから頑張れ頑張れ」とね…。
女は「はい」としか答えなかったが次第にその声は弱くなりついには聞こえなくなった。
心配になった茂吉は足を止めカゴを下ろし中を覗いてみると…女の姿はなく代わりに大量の雪が銀色の衣に包まれて入っていた…。
（有希子）そっか…茂吉の温かい真心が雪女の冷たい心を解かしたってわけね。
ああ…。
で…どこがどうヒントなの？うん…やはり君には荷が重過ぎたかな。
だがあいつならいい練習問題になるかも。
あいつ？
（工藤）おそらく今頃ホテルで箕輪さんが出ていた映画を見ているであろうわが息子ならね。
ほら！やっぱりそうだ！昼間見た箕輪さんの滑りとこの映画の中の滑りちょっと違うだろ？そう？どっちもすごくうまいと思うけどプロ級って評判だし。
あ…おい見ろよ！箕輪さんが倒れたヒロインを助けに来るこのシーン。
上から滑って来てフレームアウトするまではキャップストラップがほらついてるけど再びフレームインして抱き起こす時はついていない。
つながったワンカットなのに…。
ホントだ！まさか影武者？ホントは滑れなかったりして。
そんなわけないわよさっきもバリバリ滑ってたしカッコよかったぁ！それホントに本人か？当ったり前でしょ！私ビデオ撮ったもの。
ほらね？なぁ園子箕輪さんが滑って来る間このバッグどこに置いてあったのか知ってるか？ああ箕輪さんが自分でファン達の前に置いてたよ。
大切なものが入ってるから戻って来るまで見ててくれって。
（平次）何!?このバッグを中坊が見に来たやと？いつやそれ？
（店員）ホントにたった今買ってくれませんでしたけど…。
ああ！それが小さいようでしたら同じデザインでワンサイズ上のものもありますが。
あぁ…さようか。
ベルトもこ〜んなに伸びていろいろと便利ですよ。
（静華）あ〜らホンマやわ〜。
（平次）《何が便利やねん》なぁ平次！何怒ってんの？当たり前やないか！どこぞの中坊に一歩ずつ先に行かれてんねやぞ。
（平次）ホテルのビデオも先に借りられとったし変なひげの男っちゅうのも絡んで来たしこのままやと先に事件の謎解かれてしまうわ。
ほんなら平次はまだ全然分からへんの？いや犯人も殺害方法も分かってんねん。
さっき売店に行った時にな。
そやったら早そのこと警察に…。
けど解けへんねや逆さについたストックの輪と凍った雪の詰まったバッグの謎が。
あれが解けへんかったら俺の推理が成立せぇへんねや。
（服部平蔵）何やシズ仕事中に私用の電話かけたらアカンいうたやろ。
何？事件やと？あったこれだ！何？それ。
ほら亡くなった箕輪さんがリフトで上に着く前に聞こえただろ銃声のような音が…。
まだこれを回収してねえってことは犯人はまだどこかで身動きがとれないでいる…。
あ〜らもう何もかもお見通しって言い方ね。
いや…肝心の殺害トリックがまだしっくり来ねえ。
遺体の左側に残っていたリフトの傷…あれは何なのか。
雪のバッグのことも犯人も分かったんだけどうまくつながらないんだ。
え？犯人分かってんの!?ああ今警察の聴取を受けている容疑者は４人。
（新一の声）箕輪さんのすぐ前のリフトに乗っていた大山監督箕輪さんのすぐ後ろに乗っていた探偵の片品さん監督達を呼びに行くためゲレンデにいたスタントマンの三俣さんそしてリフトを降り損ねた立石さん。
ちょっと待って大山監督はいいけど他の３人はどこに乗ってたなんて何で新一が知ってんのよ。
それは私が教えてあげたのよ。
新一のお母さん！その人達が警察に話を聞かれてるとこ私もバッチリ聞いてたからね。
えぇ！でも何でどうして？たまたま偶然夫婦の旅行と新ちゃんのスキー教室が重なっちゃって！《重ねたんだろうが》でも新ちゃん３０分遅かったわ。
はぁ？さっきここに来たのよ新ちゃんみたいな中学生の男の子が。
え？へぇ〜新一みたいな中学生の推理バカが他にもいるんですね意外！うぅ…。
他にもっていえば知ってる？もう１つの『雪女の銀衣伝説』を。
（平次）アカンもう真っ暗や。
せっかく事情聴取で犯人足止めくろうてんのに解放されたら証拠隠されてしまうで！平次！何やオカン。
雨が作るんは水たまりやけど雪だとだるまが作れそれが氷になったら巨大な像を作ることもできる。
でね優作ったらこれが事件の謎を解くカギになるって。
ハッ！「見てくれに惑わされたらアカンぞ平次」。
ｂｙ平蔵。
はぁ？何いうてんねん。
今雪だるまの話なんかで…あ…。
（和葉）平次？
（大山）・いいかげんにしてくれないか・
（ノック）
（着信音）
（警部）すまんが電話に出てくれ。
コートのポケットだ。
はい。
誰だ？今取り込んでいまして…。
何もかんも分かったで。
（警部）あ？箕輪さんを自殺に見せかけて殺害したのは誰かっちゅうこともな。
え？その殺人を可能にしたトリックもすべてね。
は？は？ったくまた中坊かよ。
どうせまた私達４人なら箕輪君を射殺できたっていいたいんでしょ？前にもいったが我々には無理だ。
１人でリフトに乗っている彼に拳銃を握らせることはできない。
それに刑事のあの探偵さんならともかくあの吹雪の中で頭を狙って撃つことなんてできねえよ。
おいおい…刑事でも無理だぜ。
何しろ前のリフトが見えなくなるぐらいふぶいてたんだからな。
（平次）確かにそうや。
あの状況で殺人は不可能。
（一同）はぁ？ホンマに箕輪さんが…。
１人でリフトに乗っていたとしたらね。
何だって!?おいおい…。
まさか乗ってたバッグに誰かが入ってた…っていうんじゃないだろうな？でもあのバッグの中には雪が詰まっていたしとても大人が入る大きさでは…。
ちゃうちゃう入ってたんはこの大きさのバッグや。
雪の詰まっていたバッグと同じデザインのワンサイズ上のものがホテルの売店で売っていますよ。
そんなバカな…。
箕輪さんがわざわざ犯人を入れたバッグを担いでリフトに乗ったっていうのか？いいやバッグに入ってたんは犯人やのうて箕輪さん本人やったんや。
そんなまさか！じゃあバッグを担いでいたのは…。
あれが犯人です。
（新一の声）箕輪さんの顔は大部分が髪で隠れていますしあの時はサングラスをかけていた。
カツラをつけてニット帽とサングラスとスキーウエアを着れば彼だと錯覚させることはできますよ。
しかし彼は私やファンと会話をしていたんだよ？箕輪さんの声に聞こえて当然や。
（大山）どうしてだ!?そりゃ箕輪さん本人がバッグん中で聞き耳立てて受け答えしてたんやからなぁ。
せやからあの変装した犯人を箕輪さんやと余計に思たんとちゃうか？そ…そんな…。
なるほどだからあの時奴はバッグを担ぐまで無口だったのか。
アッハハハ…冗談でしょ？人一倍プライドの高い彼がバッグの中になんか入るはずがないわ！そら多分…。
プライドが高いからこそ入ったんです。
おそらく彼のスキーの腕がプロ級だっていうのはうわべだけを飾った偽りの姿ウソだったんでしょうから。
ウソって…？そりゃまぁちょっとは滑れたやろうけれどプロ級ではないと思うで。
さっきホテルで箕輪さんが出てた『雪女の恋』と『雪女の怪』っちゅう映画のスキーシーンを見たんや。
（平次の声）そしたらヒロインにスキーで駆け寄るシーンでわざわざ１回フレームアウトしてからアップで入って来よった。
しかも滑ってる時はキャップストラップがついてんのにアップの時はそれがない。
こら滑るんは別人にやらせたっちゅうこっちゃ。
そうやろ？監督さん。
ああ…彼は滑れないわけじゃなかったが最初の映画で足を痛めてしまってねぇ。
それでも自分で滑ると言い張る彼を説得するためにこっそり代役を立てることにしたんだよ。
そうしたら皮肉にもそのスキーシーンが評判になってしまって２作目も気づかれないように代役を…。
そうだったの？
（平次）せやからファンにせがまれた時も代役に滑るのを任せて自分はバッグの中に入って下で待って代役が来てバッグを担いだ時にファンと会話することでその見えを張り通したっちゅうわけや。
（警部）おい待てよ。
まさかその代役って…。
ああ…その役を任されて箕輪さんが入ったバッグ担いでまんまと殺害しよったんは…。
（平次）スタントマンの三俣さんあんたしかおれへんよなぁ？三俣君が!?ホントか？それは。
でも映画で代役をやったのは４年前に亡くなった同じスタントマンの水上さんだと思います。
映画の滑りと今日の滑りは違っていましたから。
おそらく水上さんが亡くなる前に三俣さんがひそかに代役を引き継いでそれを今回のリフト上の犯行にうまく利用したんでしょう。
そうリフトの上でバッグに入った箕輪さんの頭だけを出して押さえつけこめかみに弾丸を撃ち込み…。
銃声箕輪さんをバッグから出し座らせ拳銃を握らせて自分はバッグを持って飛び降りたというわけです。
このリフトは地面との高さが３ｍぐらいしか離れていない所が２か所ありますからね。
で箕輪さんを撃った時についたんがリフトの座面についた傷や。
そして箕輪さんがリフトに乗ってる時左側に座ってたのに遺体で見つかった時右に座ってたんはその犯行があった証拠やで。
リフトの上で亡くなった人間の座る位置変えんのは難しいしな。
でも銃声が鳴った時三俣君は私と話を…。
そら多分ロケット花火の音や。
リフトから飛び降りた所に用意しとったスキーウエアを着けた後火ぃのついたタバコを導火線にくっつけてペットボトルに差し時間差をつくって打ち上げたんや。
滑って下におりて誰かと話してる時に音が鳴れば自分のアリバイの証人ができるしな。
（警部）しかしあの雪の詰まったバッグはどこで…。
いうたやろ？あのリフトは地面と３ｍしか離れてへん所が２か所あるって。
そこにバッグを置いて輪を逆さにつけたストックで引っ掛けてリフトに引き上げたんや。
なるほど地面まで３ｍストックは約１ｍ２０ｃｍ。
片方のひもにもう１本引っ掛けてつなげ腕を伸ばせば届きそうだが…あの吹雪にあおられて拾えるのかな？ちゃうちゃう使ったストックは１本で残りの１ｍは…。
あの布製のバッグのひもを長く伸ばして水で濡らし凍らせて残りの１ｍを稼いだんです。
ストックの輪が２本とも逆さだったのは片方だけだと目立ってしまうから。
でもリフトの上からそのバッグが見えるのか？前のリフトが見えなくなるぐらいふぶいていたんだろ？知っていますか？リフトの間隔は６秒以上空けないといけない。
リフトのスピードは大体秒速１．５ｍから２ｍだからリフトの間隔は１０ｍぐらい離れていることになる。
１０ｍ先のものが見えなくても３ｍ下のバッグは見えますよ。
そこにバッグがあると分かっていればなおさらね。
でも証拠は…。
ちゃ〜んと証拠もあるで。
三俣さんが立石さんに会ってそのまま彼女と…。
このロッジで事情聴取を受けてんねやったらその下に着てるはずやで。
うっ…。
箕輪さんと同じスキーウエアを。
箕輪さんと同じスキーウエアを。
ひょっとしたら箕輪さんを入れてたバッグも持ってんのとちゃうか？フッ…ずっと我慢してたんだ暑いのをね。
三俣君！やはり君が…。
ってことは監督も気づいてたんスね。
ああ…最初は彼のスキーが上達したと思っていたが…亡くなった彼を見た時に君じゃないかと気づいたんだ。
でもなぜ？あなたの亭主になるはずだった水上先輩の敵討ちっスよ。
４年前先輩を殺害したトリックで箕輪を殺ってやったんだ。
ど…どういうこと？ほら４年前のあの日箕輪がファンに囲まれて困ってた時先輩がいってたろ。
「何とかなる」って…あれは先輩が箕輪をバッグに入れてこっそり運ぶってことだったんだ。
でもその好意を利用して箕輪は殺したんだよ！スタントをやめて俳優になろうとしてた先輩を！
（三俣の声）奴に銃を突きつけた時にいってたよ…。
あいつが俳優でやって行けるわけがない！食えなくなったら俺の暴露本を出すに決まってる！…ってな怖かったんだろうよ。
皮肉だな…。
その復讐におあつらえ向きの映画が撮られるとは…。
実は私も４年前の犯人は箕輪君じゃないかと思ってそれでこの映画を撮ろうと…。
まだ秘密だったがこの映画の真犯人は探偵役の箕輪君でトリックも三俣君のいった４年前のそれと同じ。
その脚本を見せたら彼も観念してくれるんじゃないかと思っていたんだ…。
フン…刑事をやめた俺がいうのも何だがそこまで分かっていたんならこのバカげた殺人を止めてほしかったぜ。
復讐は復讐を呼ぶだけで達成感なんざじきに消えちまう。
手のひらに降る雪のようにな…。
（警部）まっ話は署のほうで聞く君も一緒に来てくれるな？警部電話の中学生はどうします？あ？その少年と全く同じ推理を電話で全く同じタイミングで話していたのですが…。
え？え？・えぇ!?・
（和葉）・えぇ!?・平次何で？警察と一緒に行かんでええの？アホ！俺が行ったら誰がお前を下のホテルまで背負って下りるんじゃボケ。
俺は親父にヒントもうてバッグのベルト凍らせたことがやっと解けたんや。
せやから１人でこの事件解いたその中坊に…。
会いたくねえんだよ。
何で？私なんかに行かせないで自分でペットボトル持ってって自分も事件解きましたって会ってくればいいじゃない。
俺は父さんの足をくじいたフリをしてカゴに入ってたっていう雪女の話を聞いてやっと箕輪さんがスキーが上手なフリをしてバッグに自分から入ったって気づいたんだ。
でも推理は合ってたんでしょ？いやこいつは１人で解いたその中学生の事件。
俺のじゃねえよ。
なぁ？うるさい。
捻挫してんのにチョロチョロついて来よってどうせスキー上級者やとか見え張って練習し過ぎてくじいたんやろうけどまぁその見えのおかげで箕輪さんがバッグに入ったわけがすぐに分かったしいろいろ手伝うてくれたから勘弁したるわ。
《アホ私が練習し過ぎたんは見え張りたかったからとちゃうんやで》でもどうして雪女の話が２つもあったんだろうね。
その語り手が母親だったからだろうな。
え？雪女の民話は吹雪の日に外に出るなって戒めのために作られていてそれを母親が子供に語っていくうちに同じ女である雪女に感情移入して徐々に話が変えられたっていわれているんだ。
つまり元は銀の衣と引き換えに殺してしまう話だったのが魂を取らずに雪になってしまう話に変化したってわけ。
だから雪女の民話は悲しくてありそうな話が多いのさ。
《雪でよく見えなかったけど…》
（平次）《あいつやな例の中坊は…》《ま会わんでも探偵やったら…》《またいつか謎めいた舞台の上で…》…ちゅうわけでそのめっちゃ賢い探偵は警察に名前も教えんと去ってしもたんや。
どや？小っちゃなる前のどこぞの探偵と違て奥ゆかしい偉いやっちゃろ？えぇ？アッハハ…。
《だからそれ俺だっつうの》2017/01/05(木) 10:30〜11:30
読売テレビ１
名探偵コナン傑作選「服部平次ＶＳ工藤新一 ゲレンデの推理対決」[字]
工藤新一としてコナンは大阪の服部平次と携帯電話で会話。今月解決した事件が平次よりも多いコナンが１番だと勝ち誇ると、平次は新一よりも頭が切れる探偵の話を語り出す。
詳細情報
声の出演
江戸川コナン：高山みなみ
毛利蘭：山崎和佳奈
工藤新一：山口勝平
服部平次：堀川りょう
遠山和葉：宮村優子
工藤優作：田中秀幸
鈴木園子：松井菜桜子ほか
番組内容
工藤新一としてコナンは大阪の服部平次と携帯電話で会話する。その時、平次は新一よりも頭が切れる探偵がいた事を明かし、３年前のスキー場での事件を回想する…。３年前、平次と和葉が通う改方学園中等部は山形県のスキー場に来ていた。和葉は山に伝わる銀衣伝説という雪女の民話を同級生から聞く。４年前には民話と似た事件が起きたという。この後、民話と似た事件が再び起き、平次と謎の中学生探偵の推理合戦が始まる…。
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