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書き起こし チョイス@病気になったとき「高齢者は要注意!肺炎」 2017.01.07

チョイス一つで泣く事も笑う事も。
それは病気になる前なった時も同じ。
そんな時一体どうしたらいいの?
例えば…
年間12万人以上が肺炎で命を落としています
せきが出る?熱が出る?肺炎って一体どんな症状が出るの?
でもご安心を!肺炎から命を守るチョイスがあるんです!
更にこんな…
今日は肺炎対策のチョイスをバッチリご紹介しま〜す!

 

 

 

 


健康への道のりはチョイスの連続。
という事で今日のチョイスはこちら「肺炎」という事でございますが。
VTRにもありましたけど肺炎で亡くなる方が1年で12万人。
思ったより多いですよね。
入院してらっしゃるご年配の方とか病院の方に聞くととにかく肺炎にならないようにかぜをひかないようにみたいな事はよく聞くんですけれどもそれが一体どういう事なのかなというふうにね…。
詳しく知らないですね。
という感じでございますが。
命を脅かす肺炎。
実はこんなデータもあるんです。
ほとんどの方が高齢者という事ですね。
免疫力が落ち体力が衰える高齢者がかかると深刻なんです。
病院でよく聞くんですよね。
とにかく肺炎になったらもう駄目だよみたいなそういう言われ方を母親が入院してる時とか聞いたりしてたんで。
よくかぜと間違えたりとか…。
せきが出るからせきが苦しくてかぜだと思ってたら肺炎だったとかもあるんですけど2つは違うんですかね?明らかにかぜと肺炎違うんですけれどもかぜをこじらせて肺炎にかかると要注意なんです。
ではまずそういった実際のケースを見ていきたいと思います。
ウォーキングが日課の長田さん。
毎日10キロ歩くと決めています。
趣味は12年前に始めたスキューバダイビング。
これまで全国各地100回以上もダイビングに行くなど体力に自信を持っていました
ところが去年の夏長田さんはかぜをひき激しいせきが出始めたのです
すぐに治ると思っていましたがせきが治まらず日頃の家事にも支障が…
病院で検査を行ったところ分かったのが…
長田さんの胸部を写したX線写真です。
丸で囲った部分にもやがかかったように見えます。
肺炎の場合このように写ります。
知っているようで知らない肺炎という病気。
専門医に肺炎について聞きました
原因としましては細菌バクテリアが主なんですけどもウイルスだったりカビだったり。
一般的なかぜは細菌やウイルスなどが鼻やのどで炎症を起こす事をいいます。
一方で細菌などが肺にまで入り込んでしまい肺の中で炎症を起こす事を肺炎といいます
スキューバダイビングやウォーキングを趣味にするなど体力には自信があった長田さん…
のどと肺を結ぶ気管にある線毛細胞という組織
線毛細胞は…
ところがかぜによって線毛細胞がこわれてしまうとその機能が果たせなくなり細菌などを肺に入れてしまっていたのです
更に肺炎になった当時の生活にも原因があったと考えられます。
長田さんの家に夏休みだった孫が泊まりに来ていたのです
長田さんは毎日毎日孫を遊びに連れていっていたため疲れがたまり睡眠時間も減っていました
肺炎になった長田さんでしたが幸い早期の段階で適切な治療を受け完治しました。
睡眠時間をしっかりとり規則正しい生活を心がけています
長田さんこれからは無理しないで下さいね
(3人)チョイス。
いや〜ちょっとびっくりですね。
長田さんなんてむしろこの年齢の同じ年ぐらいの70越えてほかの方に比べて多分自分はよっぽど元気だっていうふうにもあるし特にダイビングなんかやってるから呼吸を自分で調整するようなものですから余計その肺炎というのは自分から一番遠いものと思ってらっしゃったんだろうなというふうに思うともうどういう所で起こるかちょっと分からないですね。
では今日も専門家に直接詳しく伺ってまいりましょう。
呼吸器疾患の専門医で肺炎にお詳しい…よろしくお願いします。
でもこれあれですね。
かぜから来るとかいろいろ言われるけど美帆ちゃんも言ってたけどかぜと肺炎の違い。
違いがねせきがひどいからかぜじゃないかって思ってしまいそうですよね。
こちらでご説明頂きたいと思います。
かぜと肺炎の違いはまず炎症の起こる場所が違うんですね。
かぜはこの辺に声帯があるんですけどそれより上の方の…上の気道と書いて上気道。
鼻の奥とかのどの奥の炎症でそこがかぜの起こる場所ですよね。
上の方です。
そこで大体皆さん治まってしまう。
症状が軽くて済んでしまうんですけどここから先病原体が奥に入って肺の中の奥の方で炎症を起こすと肺炎なんです。
肺炎は奥の方の炎症という事で場所も違うし起こるひどさも全く違うんですね。
肺の奥に炎症起こりますと肺ってのは酸素と二酸化炭素を交換する場ですよね。
一番奥に肺胞というものがあるんですが。
そこの炎症が起こってしまうとガス交換が起こらなくなるので息苦しさも出てきます。
ですから重症化しやすいという事ですね。
かぜが悪化すると肺炎になるんですか?それとももともと違う?かぜがきっかけになって先ほどちょっとありましたけども炎症が広がって奥の方まで行って肺炎を起こす場合もあるんですけどもそうじゃなくて直接もう病原体が肺に入って最初から肺炎というのも結構多いですね。
必ずかぜから肺に行くとは限らない。
でもきっかけにはなりうるという事ですね。
大いになりうるという事ですからまずはかぜひいたら気を付けなきゃなというのはもちろんありますよね。
かぜと肺炎と症状の違いはこちらです。
まずかぜといえば一般的には…その一方で肺炎は…せきはあるけど鼻水とかは出ないんですね肺炎の場合は。
それはあんまり出ないですね。
結構激しい症状でこちら書いてありますように奥の方の炎症なもんですからここよりもむしろ奥の症状が強く出る。
とにかくこれ見ただけでもかぜよりすごいって事は分かりますね。
重症ですという。
重症ですねこれは。
実際に高齢者の方がこのような症状が出るという事なんですけどそうでない方も中にはいらっしゃる…?症状が軽く始まる人もいるんです肺炎でという事ですね。
どんな症状かといいますと高齢者の方みんながという訳ではないんですが高齢者の中にはこのような方がいらっしゃるんですね。
激しいせきではなくて…そうですね。
さっきのVTRの長田さんもどちらかといったら熱の症状はおっしゃってなかったから。
だから若い人は割合激しく出る場合が多いんですけどご高齢の方になりますと反応が弱く出るといいますかね。
ですからだるさとか食欲がないという元気がないとかその程度でスタートしてしまうというのがあるんですね。
これだとかぜとそれこそ違いが分からなかったりして自分が肺炎だっていうのが分かりづらいと思うんですけども。
分からないでしょうねなかなかね。
それは病院に行けば検査をして頂けるんですか?まあだるいとか食欲がないっていうのは皆さん普通にありえますよね日常生活の中で。
じゃあちょっとあったからすぐ病院行くかといったらそうでもなくてやはり1日2日見ててだんだん具合悪くなってくるとかちょっと経過を見て頂いた方がいいかもしれないですね。
だるくても食欲はある場合もあるとか。
元気に動き回ってるけどちょっとだるいとか食欲ない程度だったら動き回れるんだったらまあいいんじゃないかとか様子を見てないとって思ってます。
全員病院行ったら大変な事になっちゃうので。
様子を見てるうちに急激にバッと急に悪くなる病気ではない…?いやそれも実はありうるんでそれがちょっと悩ましい部分ではあるんですね。
だから慎重に見ていくというのは非常に大事ですね。
でもあれですか?VTRの長田さんはかぜひいてそこからこじらせて肺炎という事になってましたけど今のこの季節インフルエンザがねもう去年からず〜っとはやっているってなると気を付けた方がいいっていう部分ありますか?ですね。
実はかぜから肺炎よりもむしろインフルエンザから肺炎の方が行きやすいし重症化しやすいですし。
やはりインフルエンザが非常に注意すべき疾患なんですね。
ですからご高齢の方でインフルエンザになってそのあとに二次性の肺炎を起こしてお亡くなりになるってパターンが結構あるんです。
そこまで何かインフルエンザってみんななってるからって思うけど結構怖い…気を付けておいた方がいいって事ですね。
若い人はまあいいでしょうけどもご高齢の方は非常に心配した方がいいですね。
注意が必要ですね。
でも何となくその症状だけを聞いてると僕らぐらいの年っていうか僕46歳なんですけれども例えばだるさとか食欲がないってなった時にやっぱり一つ肺炎を疑った方がいいっていうのはありますか?若い人は割合強く肺炎の症状出やすいのでせきや熱がしっかり出てくる場合が多いですね。
ただ若い人の中でも基礎疾患といいますか病気を持ってらっしゃる方は例えば糖尿病とか肺とか心臓が悪い人あるいは免疫を抑えるお薬のんでる人なんかは重症化しやすいので注意が必要になります。
何か合わせ技みたいな時に肺炎ってやつはヒョッと出てくるみたいな。
ああ基礎疾患があって…。
そういう人にかかってしまうと重症化しちゃうんです。
もとの病気も悪くなったりします。
そうですね。
そういうイメージありますよね。
本当に突然出てくるというか一緒になってしまうっていう…。
そうですね。
でも怖い一回なっちゃうと相当大変だなっていうイメージもありますけど。
肺炎はね。
治療はどうしたら?まあ先ほどのレントゲン撮って症状があってレントゲン撮って肺炎という事であればやれる検査はすぐやっちゃいます。
たんの検査とか血液検査。
直ちに抗菌薬を出しちゃいますので。
もう治療をスタートしてそのあとに結果が分かってある菌でこっちの薬が効きますよというふうに分かったらお薬を替えたりします。
だからとりあえずスタートしちゃいますね。
という事は菌には結構種類があるって事ですね?もうたくさんあります。
どれぐらいあるんですか?いやちょっと数で言うと…。
言えないぐらい?はい。
え〜!ただ代表的な菌種っていうのは大体決まってますのでまれな菌はあまり心配しなくていいんですけども肺炎球菌とかブドウ球菌とかマイコプラズマとかいろんな種類があるんですがその中で一番多いのが肺炎球菌なんですね。
悪さをする菌の中で一番多いんです。
名前が直球ですもんね。
ねえ。
肺炎って付いちゃってる…。
それぐらいそれが代表的なものだという事になりますか。
では続いてはその肺炎球菌にかかってしまった方のケースをご覧頂きたいと思います。
竹内さんは71歳の時肺炎にかかりました
夜の9時ごろ胸が痛くなってとにかく痛くてね救急車呼ぼうかと思うくらい痛かったんで。
せきの症状はありませんでしたが全身のだるさが竹内さんを襲いました
中野さんも去年の5月肺炎になりました
(せきこみ)
38度以上の高熱に加え激しいせきで胸が苦しく眠れない日々が続きました
2人は肺炎を引き起こす細菌に感染していたのでした
肺炎球菌は肺炎の原因の中で最も多い細菌。
感染すると重症化しやすいといわれています。
悪化すると細菌が毒素を出して激しい炎症を起こします。
炎症が広い範囲に広がると肺が機能しなくなり最悪の場合死に至る危険性もあるのです
ところがそんな恐ろしい肺炎球菌に対抗する強い味方があるのです!それは…
(2人)チョイス。
ワクチンです。
高齢者には肺炎球菌のワクチンの接種が勧められています
竹内さんは肺炎が完治したあとすぐにワクチンの接種を行い以来2年間肺炎の再発を防いでいます。
1年前からは趣味で押し花を始めました。
教室に通って夢中で取り組んでいます
一方中野さんもようやく…
ワクチンがあるんですね。
よかったね。
よかったねって本当に言いたくなる。
その悪さをする肺炎球菌改めてどんなものなのか教えて頂けますか?肺炎球菌というのは菌の周りに膜を持っててそれは鎧の役割をしてるんですね。
体の中に入っても白血球の攻撃などをブロックする力があって…。
強いんですねじゃあ。
強いんです。
普通お子さんとか結構持ってるんですね。
高頻度にすごい確率で。
大人も1割ぐらいの方はのどとか鼻の奥についてるっていわれてるんです。
ただ健康な人はそれがあったとしても発病してこないんですけどもそれは飛まつというかせきか何かでご高齢の方とか弱ってる方がもらってしまうと発病しやすくなるんですね。
また鎧を持ってるもんですから体の中に入ってもなかなか排除されずに血液の中に入って全身に広がったりして重症化しやすいんですね。
じゃあ結構たちが悪い強さを持ってるという事ですね。
いろんな細菌の中ではたちが悪いですね。
肺炎を起こす菌の中では。
なるほど。
でもワクチンがあるという事でちょっと安心材料かなという気は致しますけれども。
そのワクチンなんですけどもこちらです。
2種類あるんですね。
これはそれぞれどんな特徴があるんでしょうか?ややこしい話になるかもしれませんが先ほどの膜がありますよね。
外側を覆ってる膜。
実はよく調べるとその構造の違いで90種類以上の肺炎球菌に分けられる事が分かってます。
90!?え〜!90以上あるんです。
ですから同じ肺炎球菌でも実は顔が全部違ってて悪さをする程度もみんな違うんです。
その中で代表的な23種類の菌の膜の部分を集めたのが23…価っていうのは種類の数です。
ワクチンで13価っていうのは13種類のものを集めたものなんですね。
ところが13の方が数少ないから23の方がいいんじゃないかと…。
もちろん。
思っちゃいますね。
もちろんそう思いますよ。
ところが23価の方はそのものを精製して作ったもので何もほかのものは入れてないんですがそうすると免疫の力がちょっと弱い。
つける力が弱い。
抗体が上がっても5年ぐらいで大体下がってくるといわれています。
ところがこっちの13価の方はあるたんぱくをくっつけてまして免疫を上げる力が強いんです。
23は高齢者に定期接種。
65歳以上に初めてなったんですね。
最近ですか?65歳以上って。
2014年からですね。
定期接種なんですけどもここ書いてありますが65歳70歳75歳ってその年度にこの年になった人だけが対象なんですね。
5年置きになってますね今。
再接種も可能なんですこっちは。
5年たつともう一回打ってもいいですよという事ですね。
現在はこの2つのワクチンいつでも実は誰でも対象者は受けられて任意接種でも接種可能なんです。
でもあれですね。
何となく今数いきたいっていう部分と一回だけだったらやってみたいなっていうそのチョイスっていう自体は我々がやるんだったらどうしたらいいですか?なかなか難しいですよね。
一長一短ですよね。
こっちは長もちするけど数が少ないんじゃないか。
カバーするのはこっちじゃないか。
それ今議論がだいぶされてましてアメリカの方では65歳以上の方に関しては先に13を打って免疫がある程度つきやすいのでつけて1年ぐらいしたら23を打つと数もカバーするし免疫の記憶が残ってる所に23のものが入るんでそれブースターっていうんですけどもちょっと免疫が更に高まるというような話でアメリカではそれを推奨してますが世界的に全部そうだという訳ではまだないです。
日本ではどちらでもいいですよという立場をとってますのでよく先生と相談して頂く事になると思います。
ただそのワクチンを打っておけば肺炎にならないって事でよろしいですか?100%ではないです。
なるほどね。
まず肺炎球菌しか効かないですからね。
ああそうか。
そうだった。
そこにもいっぱい菌の種類があるんでしたね。
肺炎球菌は代表的な菌種で肺炎の3割方は肺炎球菌なんですけどほかは違う…。
3割か。
でも一番数が多くてたちが悪いんでワクチンができてる訳です。
ほかはワクチンはないんですか?ないですね。
ない。
そういう意味で全部じゃないしこれ打ったからといって肺炎球菌の肺炎に絶対かからないかというとそれもまた100%ではないんです。
インフルエンザみたいに打っておくとなった時に重症化しないっていうのはありますか?おっしゃるとおりです。
インフルエンザの考え方と非常に近い部分がありますね。
打ってると重症化しにくいというふうには考えられますので。
あとインフルエンザだとインフルエンザの予防接種を受けると少し具合が悪くなる場合があるじゃないですか。
そういうのはどうなんですか?肺炎球菌ワクチンに関しては重症な副反応というんですけどもそういうのはないですね。
やっぱり打った所が赤く腫れたりする事はあってもそれで問題になるようなものは今のところないです。
なるほど。
それは安心しますね。
こういう定期接種は家に届くものなんですか?65歳以上の方には現時点では自治体からその対象者に手紙が行ってます。
へえ〜。
何か私の認識不足なんですけど子どもとかは何かワクチンって打たなきゃとか打つ打つって親がやるけどもうちの父なんか65越えてますけど「今日ワクチン打ってくるね」とかあんまり聞かなくって…。
知っておいた方がいいですね。
それはこの5の倍数になる年その年度です。
ですから4月から3月の間にこの年になる人にお手紙が行きます。
じゃあ次は70になった時に来るって事か。
70まであと3〜4年あるというとその間どうするんだという話になりますからそれは任意で早めに打つという考え方もある訳です。
この2種類のワクチンの費用の方はどうなってるんでしょうか?定期接種のこちらはある程度補助来ますけども両方とも任意で打った場合は23価の方が8,000円ぐらいですね。
こちら13価が1万円ぐらいかかります。
先ほどの8,000円の方は自治体によっては半分ぐらい出したり全額出る所もありますしそれは定期接種の方ですね。
じゃあそれは問い合わせてちゃんと調べていけば大丈夫という事でしょうけれどでも先生おっしゃったみたいにワクチン打っても100%じゃない。
という事になりますとこのワクチン以外に肺炎球菌の対策っていうか肺炎の予防法というのはありますか?実はワクチン非常に大事でもう一つ大事なのはインフルエンザワクチンなんですけどもかぜから肺炎になる人もいればさっき言いましたインフルエンザから肺炎は危ないですよというお話ししたと思いますがインフルエンザにならないようにするのが一番大事なんですね。
そうか。
その一つがインフルエンザワクチンがあるのでインフルエンザワクチンも必ず高齢の方は毎年受けて下さいが一つですね。
それとかぜとかインフルエンザのシーズンには人混みとかあんまり行かないというのがもう基本中の基本で出かける時はマスクをして出かけて頂きたいし帰ってきたらば手洗いとかうがいなどもしっかりして頂くという事が大事ですね。
さて2人にここでチョイスです。
出た!肺炎予防につながる動作というのがあります。
予防するためにこういう事をしたらいいんじゃないかなというものを挙げていきますのでお二人に選んでいきたいと…。
動作?はい。
役者の訓練みたいですね。
本当ですね。
滑舌をよくしたりして。
この中に肺炎予防につながる動作があるという事なんですがちょっと考えて頂けますか?え〜意外!意外なところから来たな!そうですね。
でも全部やってよさそうなものですよね。
何か体によさそうっていうか。
何かすごい役者目線みたいになっちゃったから混乱してますよ今。
でもやっぱりここであるのは食事っていうのが1個入ってるから僕はこの背筋。
何かこう内臓の形とかも悪くなるからこれがいいんじゃないかなって思いますね。
背筋を伸ばして食事。
八嶋さん。
大和田さんは?それこそ肺だから息吸ったり吐いたりを意識できた方がいいのかなと思ってこちらをチョイスします。
そうだね!チクショーそっちだな!変えますか?いやいやいや初志貫徹ですよもちろん。
でも想像つかないですね。
それで予防できるなんてっていう逆に思ってしまいますけど。
さあその答えは次のVTRの中に隠されています。
ご覧頂きましょう。
(2人)チョイス!
庭いじりが趣味の林富子さん。
現在92歳です。
実はこれまで…
1か月の入院を経て完治。
そして去年夏に再び体調不良を訴えました。
突如息苦しさを感じると…
その日のうちに40度近い高熱が出て意識がもうろうとなりました
病院での診断は…
そこで…
詳しく検査を進めると…林さんは食べ物をうまくのみ込めていない事が分かりました。
ものをのみ込むと通常気道から食道を通り胃に入っていきます。
これはのみ込む際に喉頭蓋と呼ばれる気道の蓋が一瞬閉まり肺に入っていかないようにするえん下反射という動きです。
ところが林さんはうまく蓋が閉まらず食べたものがのどで引っ掛かっていました
蓋が閉まらないために食べたものや水分が気管から肺に入ってしまう事を誤えんといいます
のみ込んだものには口の中に潜在する細菌が混じります。
細菌は通常なら胃の中の胃酸で死んでしまいます
ところが誤えんした場合肺にまで到達してしまい繁殖。
肺炎を起こしてしまうのです。
これが…
当時のCT画像を見てみると肺の背中側に炎症が起きている事が分かります。
これはあおむけで寝ている時に誤えんしたからだと推測されます
入院する事になった林さん。
抗菌薬の点滴で肺炎治療をしながらあるチョイスをしました
(3人)チョイス。
まずは…
このように歯と歯茎をしっかり磨いて口の中に細菌をためないようにします
そしてのみ込む力を取り戻すためのトレーニングも行いました。
舌の運動をすると気管を塞ぐ蓋の反射がよくなります
じゃあ声出しながら口動かしましょう。
パ。
(メトロノーム)パパパパ。
声を出す練習も効果的です
食事の内容にも段階があります。
最初はそれほどかまずに食べられるものから始まり状態を見ながら少しずつかんで食べる食事に切り替えていきます
更に肺炎の治療をしながら日常生活での動きを回復するリハビリも行います
パタカラ。
林さんはこうして退院後も自宅でトレーニングを続けています
ほかにも口の中やのどが乾燥して細菌を繁殖させないよう保湿ジェルを使ったり…
寝る時にはベッドに角度をつけて少しでも誤えんしないよう家庭での工夫も欠かせません
(取材者)もう3回目は嫌ですもんね。
そうです。
もう3回は…。
もう嫌だよな。
3回目はな。
本人も嫌だと思うしね。
退院おめでとう。
この日離れて暮らしている親戚も集まり肺炎が完治したお祝いをしました
林さんいつまでもお元気で!トレーニング頑張って下さいね
せ〜の…。
(一同)チョイス。
うんよかった!よかった〜!よかったですね。
というかお強いですね。
そうですね。
2回もなってすごいなと思いますが。
さあこのチョイスどういう事ですか?これは。
選んで頂いたんですけれどもベストチョイスならぬオールチョイスという事で。
正確には肺炎予防になる動作という事だったんですが正確には誤えん性肺炎予防になる動作という事でございまして皆様の心に留め置いて頂きたくオールチョイスをご紹介致します。
だから誤えんを防ぐためのいろんな工夫…。
日常的に弱ってるからそれを取り戻すというようなのみ込む力を取り戻す…。
おっしゃるとおりですね。
僕自分で選んでおいて言うのはなんですけど背筋を伸ばして食事っていうのはやっぱり関係ありますか?この通りを…。
通りをよくするという意味で姿勢が悪いとやはり誤えんしやすいですね。
姿勢をよくして食べて頂いた方がいいと思います。
そう思うと役者結構なりにくいのかな。
…って思っちゃいましたね。
結構舌を動かしたり「あいうえお」って言ったり発声練習と…。
ちょっと食事だけこんなんなってる人もいるかもしれないけど。
でも人前に出る時に背筋を伸ばすっていうような訓練は訓練っていうかそういう癖があるのかなという気はするからいいなとは思うんですが。
この誤えん自体は自分で誤えんしちゃったって分かるものなんですか?それはよく食事中にむせて「おばあちゃん大丈夫?」っていうようなあれ明確な誤えんですよね。
それで肺炎になる事もあるんですが実はよく肺炎を起こす誤えんっていうのは目立たない誤えんなんですね。
気付かない誤えんなんです。
…もあるんですか。
それはご高齢になりますとせき反射とかえん下反射が非常に弱くなってきてる場合があってなおかつ脳血管障害なんか起こしますと一気に弱くなってしまうんですね。
そういう方が反射が弱いもんですからむせないんですよね。
でス〜ッと入っちゃう。
よくないのはお口の中は雑菌だらけなんで寝てる間にそれが知らず知らず肺の方に落ちてって肺炎を起こしちゃうという。
そういう目立たない誤えんによる肺炎が実は一番多いんです。
でもVTRの林さんの場合も寝てる間に誤えんをしてしまう。
僕らは食べてる最中の事ばっかり思っちゃうけど…。
一般的には誤えんといったらもうお餅にのど詰まらせたとか…。
そういう事ですけれど。
肺炎の原因はちょっと違うんですね。
じゃあ一回ここにストックしちゃって寝てる間にまたそこ入っちゃうみたいな。
そういう場合もあります。
先ほどの方のようにちょっとここに引っ掛かってものが残ってたりする場合はそうですよね。
あとは一番多いのはお口の中の雑菌がそのまんま寝てる間に唾液と一緒にスッと入る方が多いんです。
ですから先ほど口腔ケアでお口をきれいにしておきましょうというのはすごく大事な誤えん性肺炎対策なんですね。
歯医者さんに言われるのも寝てる間に菌が増えるってよく言われる訳だからそれをまた唾液でミックスして肺に送り込んでるなんつったらもうこれは最悪な事ですよね。
そうですよね。
自分でやっちゃってる。
知らないうちにですけど大変な事をしてしまってるという事ですよね。
高齢な方は特にそうですね。
そうか。
高齢の方にやはり多いですか?もうほとんど高齢の方ですね。
若い人はまずないです。
なるほどね。
どうなんですか?肺炎のうちの大体どれぐらいのパーセンテージが…。
いろんなデータありますけど2/3ぐらいはそういう傾向があるんじゃないかとはいわれてますね。
半分以上。
特にさっき言いましたけど脳血管障害を起こすとよくないんですね。
あと認知症の方なども頻度は上がると思いますね。
のみ込む力というのはやはり年齢とともにどんな人も弱まるものですか?弱まる傾向がありますね。
こういう事やってると弱まらないよというのは…。
これ…。
ああそうか。
これをじゃあもう50代60代から日頃やってれば…。
すごくいい事だと思いますね。
そうなんですね。
ですからお二人には長く役者生活を続けて…。
背筋を伸ばして…。
そうですね。
やってれば。
口元や顎の周りにはのみ込みに関わる筋肉が集まっています。
発声練習や舌の運動などはえん下機能の向上誤えん対策になります
また自分で食べ物を口に運べる人は背筋を伸ばして少しずつよくかんでゆっくり食べるよう心がけましょう
では最後に今日お伝えした内容を踏まえまして肺炎のベストチョイスのためのアドバイスをお願い致します。
先ほども言いましたがやはりこの季節かぜやインフルエンザにならないように注意するというのが非常に大事ですね。
先ほどと同じ事を繰り返しますけども外に出る時はマスクをしたり帰ってきたら手洗いうがいをしっかりする。
人混みにあまり出ない。
あと誤えん性肺炎の事もありますので口の中は常に清潔に保って頂いて特に寝る前の歯磨きブラッシングといいますかね。
非常に大事だと思ってます。
何よりもやはりワクチンという予防できる戦略としての大事なものがありますのでインフルエンザワクチンは当然で肺炎球菌ワクチンも対象の方は必ず受けて頂くという事が大事になると思います。
広がらないように自分でちゃんと準備をするという事でございますね。
永井先生ありがとうございました。
今日は「肺炎」という事ですけどいかがでしたか?菌も種類がいっぱいあって複雑なんだなって思っていたより。
知っていれば防げるかもって思うと今日の事を踏まえて本当に両親だったり祖母たちに話したいなと思いました。
まあ年齢を重ねてくるとやっぱり分からない所で弱っている所があるというふうに思うとそれが原因で行き着く所が肺炎だという事を考えると何となく日常のケアが肺炎を遠ざける一番の要因なのかなという気が致しましたね今日は。
特に冬は気を付けなきゃいけないなという意識もあるといいですよね。
そうですね。
うがい手洗いあとはもう人混みに出ない。
出る時はマスクをして気を付けるというね。
意識をしておくって事が一番の予防なのかなというふうに今日はね思いました。
という事で次回も皆さんにお届けします。
健康へのベスト…。
(2人)チョイス!2017/01/07(土) 20:00〜20:45
NHKEテレ1大阪
チョイス@病気になったとき「高齢者は要注意!肺炎」[解][字]

冬は肺炎に要注意。特に高齢者は、かぜやインフルエンザなどがきっかけで肺炎になり死亡することもある。肺炎対策に効果的なワクチンや日常生活での予防などをお伝えする

詳細情報
番組内容
冬は肺炎に要注意。特に高齢者は、かぜやインフルエンザなどがきっかけで肺炎になり死亡することもある。肺炎対策に効果的なワクチンや日常生活での予防などをお伝えする
出演者
【司会】八嶋智人,大和田美帆,【講師】国立病院機構東京病院呼吸器センター部長…永井英明,【リポーター】中條誠子,【語り】佐藤真由美,江越彬紀