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解説書き起こし 大相撲初場所 四日目 2017.01.11

左からの上手投げ、山口の勝ちです。
大相撲初場所きょう四日目。
十両に入って7番目の相撲です。
熱戦を期待した館内からは少しため息。
まだざんばら、小柳、きょう敗れまして2勝2敗。
決まり手は、はたき込みです。
枝川⇒狙ってましたね。

 

 

 


十両の解説は元幕内蒼樹山の枝川親方です。
山口としては事前に考えていたのではないでしょうか。
小柳としてはそんなに慌てずに出ればよかったんですが。
あしたにつなげてもらいたいですね。
山口が2勝2敗としています。
きょう通算出場300回目というこの山口です。
東京両国の国技館で行われています大相撲初場所きょう四日目。
場所を3つに区切りますとあすまでは序盤戦ということになります。
正面解説は元・蒼樹山の枝川親方⇒青色向正面アナウンサー⇒緑色リポーター⇒黄色で表示します。
きょうまで3日間、結びの土俵に上がります御嶽海、きょうは鶴竜に挑戦します。
大関以上勝ちっぱなしは鶴竜、白鵬そして稀勢の里です。
琴恵光が3連勝としています。
ここまで好調の力士です。
琴恵光、いずれもここまで土俵際逆転でここまで3連勝としています。
きょうは向正面藤井アナウンサーです。
藤井⇒琴恵光のリポートです。
土俵際の逆転なんですが立ち合いにあたれているので一方的に圧倒されているわけではないと思います。
ですから土俵際での逆転の動きができるんです。
いっぺんに持っていかれているわけではないので少し余裕もあると思いますという言い方ですね。
ただ網打ちという技この琴恵光本場所の土俵で出すんですが実は稽古場では全くやったことがない技です、とっさの技で本場所勝ちたいという思いがあってとっさに出る技なんですよと話しています。
琴恵光と剣翔押し出しました、剣翔の勝ちです。
琴恵光、敗れて3勝1敗。
きょうこの四日目、序盤で3連勝としていた若乃島誉富士も敗れました。
そして、琴恵光も敗れました。
今の相撲です。
胸を合わすとどうしても不利ですね。
動きが身上で胸を合わせたりすると技もできませんしとっさの技もできません。
十両の土俵は勝ちっぱなしが4人いましたが若乃島、誉富士そして今、琴恵光が敗れています。
現時点で勝ちっぱなしは3連勝としている宇良だけです。
ベテラン対決です。
こちら安美錦。
今場所、西の7枚目。
ここまで2勝1敗です。
対戦相手は34歳の北太樹です。
ともに去年はけがに苦しみました。
安美錦、けがはしていますが相撲がうまいというか、どうして勝てるんだろうと思うこともあります。
去年の夏場所、安美錦は左足のアキレスけんを断裂しました。
そこから全休あったんですがそのあとすぐに復帰しました。
新十両3場所目です。
先場所、先々場所といずれも8勝7敗と勝ち越して今場所西の7枚目です。
38歳の安美錦。
私ごとで恐縮ですが同い年です。
北太樹も去年前半までは左の股関節のけがに泣かされました。
北太樹も幕下陥落かというところからよく勝ち越しを続けてますね。
よくやっていると思います。
本人も番付運に恵まれたと思います、幕下に落ちるかと思いましたがという話もしています。
気持ちを切らさずにやったかいもあったと話をしています。
トレーニングもうまくいって最近は左股関節もよくなったという話をしています。
また幕内に戻れるように頑張ってもらいたいですね。
この両者ほぼ幕内での対戦安美錦が9勝、北太樹が6勝です。
直近では去年の秋場所。
北太樹は左に変化しましたが安美錦ついていって押し出し。
安美錦が勝っています。
2勝1敗安美錦と初白星を目指す北太樹です。
土俵際少し際どかったので物言いがつきました。
目の前で藤島審判長が手を上げました。
土俵際、正面方向、右の足軍配は安美錦に上がっています。
右足、そして北太樹の体がどうかというところです。
画面では5人の審判を紹介しています。
かっこの中は現役時代のしこ名です。
式守鬼一郎も入れて計6人で協議をしています。
安美錦きょうもしっかりあたって左方向に回っていきました。
北太樹は今場所まだ白星がありません。
3連敗スタートです。
協議の輪が解けました。
藤島審判長の説明です。
藤島⇒ただいまの協議につきまして説明いたします。
行司軍配は安美錦を有利と見て上げましたが、安美錦の足が先に出ているのではないかと物言いがつき協議をした結果安美錦の足が先に出ており行司軍配差し違えで北太樹の勝ちとなりました。
勝ったのは北太樹になりました。
今場所、初日が出ました1勝3敗です。
北太樹よりも安美錦の右足のほうが早く出ました。
そういうことですね。
今の一番、途中からご覧いただきます。
最後の場面です。
あとは北太樹の左の甲がどうかというところでした。
安美錦の右足のほうが早く出ていました。
立ち合い安美錦はこういう立ち合いを許します。
きょう勝ったのは北太樹1勝3敗です。
どんなにベテランであっても初白星まではという気持ちがあるという話をしましたが。
枝川⇒そうですね。
3連敗でも長く感じるでしょうね。
そうですね。
先ほどこの協議の説明を受けているときによしと口元が動きました北太樹。
勝って、今場所、初めて花道を引き揚げます。
希善龍に初日が出ました。
このあと土俵上には阿武咲と旭大星が上がっています。
十両残り5番です。
きょう始まる前まで勝ちっぱなしが4人いましたが登場した3人はいずれも敗れています。
現時点で無傷は宇良です。
3連勝としています。
幕内経験者の豊響との対戦です。
升席も徐々に埋まってきました大相撲初場所きょう四日目。
大相撲というのは、この前に番付発表が行われます。
その前にすでに前売り券にチケット完売というということになっています。
平日にかかわらず、きょうもたくさんのお客さんが国技館に詰めかけています。
1勝2敗で阿武咲と2勝1敗の旭大星過去は旭大星も西の阿武咲の3勝、旭大星が初め2連勝していたんですが最近は阿武咲の3連勝中です。
阿武咲は最近もろ差しをねらうような動きをしていますが右からかち上げるような立ち合いを見せてきています旭大星です。
突き出しました阿武咲の勝ちです。
きょうも過去と同じような形。
その上体を上げなければという話でしたが。
枝川⇒本当にそのような相撲を取りましたね上がってしまいましたね。
阿武咲が相手の上体を上げたといいますか。
阿武咲は、こういう相撲です。
もろ差しをねらうような形です。
もろ差しよりこの人はもっともっと突いていったほうが私はいいなと思います。
旭大星側からいうと、もろ差しをねらっているんじゃなくて自分の上体を上げるために、ああいう立ち合いをしているのではないかと話をしていました。
相手の上体を上げて突き出して勝っています阿武咲です。
2勝2敗としています。
ご覧のように升席はほぼ埋まっています。
十両もほぼ後半に入りました。
枝川さんは平成3年に新十両ということで熱気ある館内をご存じです。
かなり近くなってるんではないでしょうか。
そう思いますね。
私のときも十両のときからお客さんは本当にいっぱい入ってくださってお客さんが多いとお相撲さんも気合いが入るんです。
枝川さんが十両幕内に駆け上がっていくんですが時を同じくしていわゆる若貴フィーバーです。
この3年前からは想像できないようなお客さんの多さです。
私は巡業部にいるんですが地方巡業も多くのお客さんに来ていただいて地方も盛り上がっていますから。
巡業でいいますと去年は75日間興行があったということです。
場所が90日足しますと165日。
お相撲さんは大変なんですけれどもね。
うれしい悲鳴ですね。
きょうも十両の時間から、かなり升席が埋まっています。
力士も励みになるでしょうね。
励みになりますね、本当にね。
この両者、制限時間いっぱいです。
東龍と旭秀鵬です。
ともに、2勝1敗です。
旭秀鵬、寄り切り旭秀鵬の勝ちです。
かなり速く左の上手を引きました旭秀鵬です。
踏み込んで、すぐでしたね下がりも一緒に握った形でした。
この両者、右四つの展開より形のいいほうが勝つという展開です。
かなり左を下から取りにいきました。
下がりごと取ったという情報です。
旭秀鵬は幕内に上がりますとなかなかけがなどがありまして。
旭秀鵬は、けがが多いですね。
いかに自分の体調を持っていくかですね。
場所前としても。
いい角度であたって、左の上手。
旭秀鵬が3勝1敗としています。
旭秀鵬は、いわゆるイケメンですしね。
実力もあります。
先ほども肘をちょっと痛そうにしていましたね。
3勝1敗と白星を先行させています、旭秀鵬。
今場所は東の2枚目返り入幕を目指しています。
十両は残り3番です。
大栄翔と青狼です。
この両者は幕内経験者です。
大栄翔は幕内通算6場所今場所は十両に下がって西の2枚目。
青狼は東の4枚目ここまでは3連敗中です。
制限時間いっぱいです。
画面の右の大栄翔向き直っています。
押し相撲ですが最近は枝川さん少し左四つの相撲が目立っていますね。
枝川⇒そうですね。
私は四つを組まないで突いていくほうがいいんじゃないかなと思う。
大栄翔の勝ち。
きょうは青狼はまわしに触れませんでした。
大栄翔が圧倒。
枝川さんは押し相撲でならしました。
私の場合は四つ相撲は全く取らなかったんで突き押ししかなかったんです。
この大栄翔は高校時代は左四つでも取っていてその名残のあるということです。
もうちょっと突きに徹していたらもっと番付上がるじゃないかと私は思いますがね。
これを1つきっかけにしてほしいところです。
大栄翔が水をつけて宇良が土俵に上がりました。
十両の土俵が始まる前までは3連勝が4人いましたがいずれも登場した力士は敗れています。
十両で無傷なのがこの宇良です。
今場所から大いちょうを結っています。
館内もにわかに活気づいてきました。
この宇良が十両に上がってきて十両が活気づいてきました。
枝川⇒そうですねそれもいえますし内容としてもいい内容です。
今場所は東の3枚目ここまで3連勝です。
まだ入幕経験はありません今場所は新入幕を目指すという場所です。
宇良の3日間の対戦相手です。
枝川さん、いずれも幕内経験者なんですよね。
枝川⇒あまり本人は気にしていないんじゃないですかね。
おっしゃるとおりで本人に聞いてみましたらああ、そうですねというふうに話していました。
対戦相手がどこまでいったことがある力士なのかということはずっとチェックしていたそうですがそういえば最近はしなくなったと言っていました。
手首もだいぶよくなってきたんじゃないですかね。
もともと手首の骨折がありました。
ここまで宇良は3連勝としていてきょうも対戦相手は馬力のある豊響です。
この馬力がある力士とどう取るかということですね。
立ち合いが大事ですね。
普通にいったら持っていかれますからね。
寄り切りました宇良の勝ち。
土俵際剣が峰、よく残して今度は攻撃に回りました。
館内からも歓声きょうも幕内経験者を破って4連勝の宇良、館内大歓声です。
決まり手は渡し込みです。
枝川さん、途中、もう絶体絶命だという場面がありましたね。
枝川⇒いやあ、しかし足腰が強いですね。
もうだめかと思ったんですがね。
おなかを押されて残った人を私初めて見たかもしれません。
大きい相手に対して。
右からの渡し込みです。
少し相手の足を刈るようにして渡し込み。
宇良も手をついていますがその前に豊響が出ていますね。
そうですね。
おなかを豊響が押すシーン。
すごい足腰ですね。
柔らかいですね。
柔軟性がありますね。
この人は圧力を磨いて十両まできましたけれども。
十両で唯一の勝ちっぱなし宇良今場所新入幕を懸けるわけですが。
力いっぱいの土俵で沸かしてくれますね。
1m73cm、128kg。
だいぶ正攻法の相撲も身につけてきた中でこの人はもともと相撲の幅があるわけですから楽しみですね。
英乃海は先場所十四日目に琴勇輝戦、相手の張り手があごに入りまして脳震とうそして右足打撲ということで千秋楽に相撲を取ることができませんでした。
そのあとの巡業なども右足の甲のけがで休んだということで初日は正直怖さがあったんだけれども、二日目以降は、徐々に相撲がよくなってきているというふうに話していました。
気絶しましたもんね。
そうですねえ、脳震とうということでした。
相撲勘かなというところがありますが初日は豊響戦少し怖さもあったんだけれどもというふうに話をしていました。
二日目以降は徐々に自分の相撲が取れているというふうに話しています。
千代丸はもろ手からの突き押しの相撲です。
過去は十両幕内で1回ずつ1勝1敗という成績です。
組んで英乃海距離を取りいって千代丸という展開です。
押し出し、千代丸の勝ちです。
千代丸が2勝2敗英乃海2勝2敗です。
この時間、解説は元幕内蒼樹山の枝川親方でした。
ありがとうございました。
このあとは幕内の土俵入りです。
ただいまより幕内の土俵入りです。
西方幕内の土俵入。
り先導は木村要之助。
佐田の海
(さだのうみ)熊本県出身境川部屋千代皇
(ちよおう)鹿児島県出身九重部屋千代大龍
(ちよたいりゅう)東京都出身九重部屋大翔丸
(だいしょうまる)大阪府出身追手風部屋錦木
(にしきぎ)岩手県出身伊勢ノ海部屋蒼国来
(そうこくらい)中国出身荒汐部屋石浦
(いしうら)鳥取県出身宮城野部屋千代の国
(ちよのくに)三重県出身九重部屋碧山
(あおいやま)ブルガリア出身春日野部屋琴勇輝
(ことゆうき)香川県出身佐渡ヶ嶽部屋千代翔馬
(ちよしょうま)モンゴル出身九重部屋遠藤
(えんどう)石川県出身追手風部屋栃煌山
(とちおうざん)高知県出身春日野部屋勢
(いきおい)大阪府出身伊勢ノ海部屋松鳳山
(しょうほうざん)福岡県出身二所ノ関部屋御嶽海
(みたけうみ)長野県出身出羽海部屋小結・栃ノ心
(とちのしん)ジョージア出身春日野部屋小結・高安
(たかやす)茨城県出身田子ノ浦部屋大関・琴奨菊
(ことしょうぎく)福岡県出身佐渡ヶ嶽部屋大関・豪栄道
(ごうえいどう)大阪府出身境川部屋初場所の序盤、上位を荒らして歓声を集めているのが松鳳山です。
1横綱、1大関をすでに破っています。
連日の横綱大関戦上位戦が非常に楽しいと松鳳山は語っています。
きょうも大関戦が組まれています。
きょうは3連勝の稀勢の里に挑みます。
今場所は東の前頭2枚目。
3年ぶりの三役返り咲きも目標です。
かわって東方、幕内土俵入りです。
先導は木村銀治郎。
大砂嵐
(おおすなあらし)エジプト出身大嶽部屋千代鳳
(ちよおおとり)鹿児島県出身九重部屋逸ノ城
(いちのじょう)モンゴル出身湊部屋臥牙丸
(ががまる)ジョージア出身木瀬部屋貴景勝
(たかけいしょう)兵庫県出身貴乃花部屋輝
(かがやき)石川県出身高田川部屋貴ノ岩
(たかのいわ)モンゴル出身貴乃花部屋魁聖
(かいせい)ブラジル出身友綱部屋北勝富士
(ほくとふじ)埼玉県出身八角部屋妙義龍
(みょうぎりゅう)兵庫県出身境川部屋嘉風
(よしかぜ)大分県出身尾車部屋豪風
(たけかぜ)秋田県出身尾車部屋隠岐の海
(おきのうみ)島根県出身八角部屋荒鷲
(あらわし)モンゴル出身峰崎部屋宝富士
(たからふじ)青森県出身伊勢ヶ濱部屋関脇・正代
(しょうだい)熊本県出身時津風部屋関脇・玉鷲
(たまわし)モンゴル出身片男波部屋大関・照ノ富士
(てるのふじ)モンゴル出身伊勢ヶ濱部屋大関・稀勢の里
(きせのさと)茨城県出身田子ノ浦部屋東方の土俵入りです。
しんがりに大関の稀勢の里。
4大関の中でただ1人初日から3連勝です。
どっしりとした構え相手にしっかりと圧力を伝えています。
このまま序盤、波に乗っていきたいところ。
去年は年間最多勝。
去年届かなかった優勝の二文字に向かって調子を上げていけるかどうかです。
四日目の幕内です。
正面解説は元小結・舞の海の舞の海秀平さん⇒青色向正面は元関脇・益荒雄の阿武松親方⇒緑色リポーター⇒黄色で表示します。
舞の海さん、まだ3日間ですが稀勢の里の安定感、落ち着きというのが序盤目立ちますね。
舞の海⇒初日からどっしりと落ち着いた相撲を見せていますね。
序盤で星を落とすということがこれまで何場所かあったわけですが全く慌てていない相手をしっかり見ているそんな感じですね。
対戦相手も今のところ格下の相手ですから、じっくり落ち着いて取れていると思いますね。
鶴竜、白鵬、この2人そして上位では大関の稀勢の里。
先に星を落とさないことですよね。
鶴竜も調子がいいですし白鵬もかなり先場所よりも調子を上げてきていますからね。
その鶴竜からきょうは土俵入りが始まります。
先場所優勝を果たしてそのままの勢いをこの序盤にも見せています。
冷静ですね。
そうですね、体勢を崩しませんね。
しっかりとした踏み込み自分からの攻めが出ています。
横綱鶴竜露払い蒼国来太刀持ち勢行司は木村庄太郎であります。
(館内)ヨイショ!
拍手
(館内)ヨイショ!
(館内)ヨイショ!二日目の松鳳山戦、いったん相手に軍配が上がったわけですがあの相撲も横綱としては攻めが出ていたわけですよね。
そうですねえ、攻めは出ていましたけれども安易に寄っていったかなという印象ですね。
ただ、そういう危ない星を落とさない白星を手にしたというのは意味があるんじゃないですか。
これはやっぱり大きいですね。
序盤で1つ取りこぼすと終盤の優勝争いに響いていますからね。
きょうは御嶽海の挑戦を受けます。
西方より横綱日馬富士、土俵入りであります。
きのうおとといと連敗の日馬富士。
師匠の伊勢ヶ濱親方は解説の席で相撲が少し雑になっているということばを使いました。
まあ、あまりけがのことは言いたくないんですがやはり場所前から足首の故障がありましたね。
横綱日馬富士露払い大翔丸太刀持ち宝富士しっかりと切り替えなくてはいけません。
(館内)ヨイショ!
拍手
(館内)ヨイショ!
(館内)ヨイショ!二日目は御嶽海、きのうは松鳳山ともに、中に入られるという形で敗れています。
きょうは荒鷲の初挑戦を受けます。
調子は悪いんですけれどもこの日馬富士の土俵入りは手足が長いですからせり上がりの様子を見ているとすごく映えますね。
そうですね、ちょっとためを作るようにゆったりとした中に気迫が感じられますね。
このあとは白鵬の土俵入りを待ちます。
先場所九州場所は休場明けで11勝。
今場所は初日から踏み込みよく、相手に相撲を取らせない内容が続いています。
白鵬が初日からこれほど自分から前に出ていくというのは久しぶりに見る気がします。
立ち合いの鋭さも戻ってきましたね。
やはり、高い集中力を持って相撲を取っているなという気がします。
場所の中盤、後半と調子を上げていくことが多い白鵬ですが初日から厳しい相撲が続いています。
館内アナウンス⇒横綱白鵬、土俵入りであります。
露払い石浦太刀持ちは魁聖であります。
(館内)ヨイショ!

 

拍手
日馬富士と同じ不知火型です。
2人の特徴がよく表れている土俵入りです。
舞の海⇒白鵬の土俵入りは強弱をつけながらですね。
静と動をはっきりとさせるような土俵入りですね。
横綱になって10年ですか。
ことしそうですね。
丸10年を迎える横綱白鵬です。
四日目幕内力士そして3横綱の土俵入りが終わりました。
館内は、中入りの時間です。
きょうから3日間、今場所の新十両力士のインタビューをお届けしていきます。
きょう、四日目まず立浪部屋の力真関からご紹介します。
まだ21歳、若い突っ張り、長い腕これが魅力の力士の1人です。
すでにインタビュールームで待っているようです。
緊張している表情も見えます。
東のリポーターの岡崎アナウンサーが話を伺います。
岡崎⇒力真関お願いいたします。
緊張していますか。
力真⇒そうですね。
四日間、取り終えました振り返ってみていかがですか。
初日、自分の相撲ができて二日、三日はその相撲を取らせてもらえなかったということがありますね。
四日目は相手の相撲だったんですけれども逆転勝ちみたいな感じで。
そして画面では力真関のプロフィールもご紹介しています。
まだ21歳、入門から5年半で新十両の座を手に入れました。
190cm、156kgです。
初土俵が平成23年の技量場所です。
振り返ってみていかがですか。
長かったですね。
新十両を手にしたときはどんな気持ちでしたか。
うれしかったこととまだ十両というスタートラインに立ったというこれからまた頑張っていこうという気持ちですね。
新十両、最初の白星初日の相撲を振り返ります。
真っ赤な締め込み。
自身の突き押しが出ているかと思いますが、どうですか。
立ち合い、相手を起こして突っ張っていったんですけれどもまわしを途中で取ってしまったのがいけなかったかなとも思います。
ただ相手が内無双など切ってくる中で冷静に対応できたと思いますよ。
何かやってくるかなという予想をしていてそれをやってこられたので前に進みましたね。
初日、緊張とかありましたか?やっぱり。
緊張していましたね今もですけれども。
やっぱり何もかも分からないのでいろいろ間違えたりとかしてそういうのもあって初日は、すごい心臓がばくばくしました。
取り終えて初白星を手にしました。
そのときの気持ちはどうですか。
初日白星を出してうれしかったですね。
ご家族の反応などはありましたか。
白星おめでとう。
これからもどんどん重ねて勝ち越すんだよみたいな感じで。
茨城県に部屋がありますが、そこの後援会からいただいた化粧まわしですね。
真という、ひと文字ですね。
エピソードがあるそうですね。
そうですね。
先場所、明生が上がったとき一緒に作られたんですけれども自分もプレッシャーに思って後援会の会長がお前も上がるだろうということで一緒に作ってくれたんですけれども、それで頑張るしかないと。
それで今に至ります。
同部屋、同期の明生さんも先場所は新十両でした。
ニュースをお伝えします。
福岡県飯塚市の斉藤守史市長は、平日の日中に副市長とともに賭けマージャンをしていた問題を巡って、早期の事態収拾を図りたいとして、市長を辞職する意向を表明しました。
急きょ記者会見を行った福岡県飯塚市の斉藤守史市長と田中秀哲副市長。
今月31日付けで市長と副市長をそれぞれ辞職する意向を表明しました。
また斉藤市長は、市議会議長にきょう、辞職の意向を伝えたということです。
2人は平日の日中に賭けマージャンをしていたことが先月、明らかになりました。
斉藤市長は問題が明らかになったあと記者会見で、金を賭けなかったらマージャンをする人は減ってしまうだろうなどと賭けマージャンを容認するような発言をし市民などから強い批判を受けて発言を撤回していました。
去年1年間の国内の新車販売台数は、燃費のよさをうたった車が人気を集め、トヨタ自動車の主力のハイブリッド車、プリウスが4年ぶりに首位となりました。
日本自動車販売協会連合会などの業界団体によりますと、去年最も売れたのは新型が投入されたトヨタ自動車の主力のハイブリッド車、プリウスで24万8258台でした。
プリウスが首位になるのは4年ぶりです。
2位はホンダの軽自動車、N−BOX、3位はトヨタのアクアでした。
販売台数の上位は、ハイブリッド車や軽自動車といった燃費のよさをうたった車で、消費者が比較的維持費などを抑えられる車を選ぶ流れが続いています。
生字幕放送でお伝えしています岡崎⇒大相撲初場所四日目新十両インタビュー立浪部屋の力真関の紹介を続けます。
これまでの力真関の写真を振り返りながらお話を伺っていきたいと思います。
生後2か月の写真です。
生まれたときは4336g。
かなり大きな赤ちゃんだったわけですね。
力真⇒結構でかい。
きょうだい全員4000g超えているんですけれども大きいと周りに言われて。
さらに大きさが分かる写真保育園のころの6歳のときの写真です。
周りは、同い年ですか。
同級生です。
頭1つどころか2つ3つ4つ突き抜けています。
自分も周りと違うということは分かっていましたか。
思っていました。
そのあと柔道を始めますね。
始めたのはいつですか。
小学3年生から5年生までやっていて5年生になったらやる相手がいなくなったんです同級生で。
それで先生と毎日やっていたんですけれども先生とやるのが嫌でずっと負けっぱなしだったので小学5年で一度やめて中学校になって同級生に大きいやつがいるだろうと思ってもう一度始めました。
多良木中学の柔道部だったんですね、成績はどうでしたか。
全然でしたね。
体は大きかったんですよね。
なかなか柔道は…。
中学2年生のときに立浪親方が熊本県の実家までスカウトに来たということですね。
そのあと中学3年、初めてこの国技館に初場所を見に来られたということですけれども、そのときの印象はどうですか。
自分もこの世界に入るんだなと思って頑張っていこうと思っていたんですけれどもここまで上がってくると思っていなくて最初はまあこれから頑張って親方の番付も抜いていこうかなとそういう気持ちで頑張ります。
初場所を見に来た7年後の初場所で新十両として自身は相撲を取っているというのはどうですか?気持ちとしては。
何だろう…どんな感じですか。
感じ…そうですね。
まあ、気持ち…。
一度、幕内の取組をご覧いただきます。
白崎⇒きょうも満員御礼の垂れ幕が下がりました。
初日から4日連続です。
四日目の中入り後の取組が始まります。
最初の一番が3連勝どうしの対戦です。
インタビュールームに来ていただいている力真関は熊本県多良木町出身です。
土俵に上がった西の佐田の海は熊本市の出身です。
佐田の海と大砂嵐です。
3連勝どうしの対戦。
大砂嵐がこのところ2連勝中です。
去年の夏場所、もろ手突きからはたいて上手その前はかち上げからの上手大砂嵐のペースで進んでいます。
正面の解説は舞の海秀平さんです。
大砂嵐のパワーと佐田の海のスピードそれが注目ですね。
舞の海⇒佐田の海は身長が低い分低く入って前みつを取って攻めたいところですよね。
今場所は立ち合い、すぐに前まわしが取れていますね佐田の海。
左の前まわしいいところを取っていますね。
大砂嵐の立ち合いに対してどう向かっていくか。
まず大切なことは大砂嵐が激しく突き立ててきてもひるまないことですね。
嫌がったり怖かったりすると上体が上がって顔を背けてしまいます。
強い気持ちで向かっていかなければなりません。
大砂嵐側から見ると相手を1つ起こして胸を合わせる形ですか。
もし激しく突っ張って相手が下がっていくようであればそのまま勝負に出るかもしれませんね。
3連勝どうしの対戦です。
幕内で初日からの3連勝はこの2人を含めて8人います。
制限時間いっぱいです。
式守錦太夫が合わせます。
佐田の海の勝ち。
大砂嵐がすぐには立ち上がれませんが、かなり土俵から落ちるときの衝撃がありました。
勝った佐田の海は4戦4勝。
大砂嵐は3勝1敗です。
向正面は元益荒雄の阿武松さんです。
きょうの佐田の海の攻めはいいんじゃないでしょうか。
阿武松⇒動きが止まらなかったですね。
四つ身に誘い込まれたんですが調子が悪いときは止まってたんですがやはり今場所は止まっちゃだめだということで連続的に攻めてきましたね。
これがよかったんじゃないでしょうか。
あそこでもう少し止まっていると引き付けられる前に止まらずに攻めたてましたね。
そこでちょっと危ない場面にも見えましたが攻め続けました。
佐田の海が寄り切りの勝ちです。
4連勝。
大砂嵐3勝1敗であすは貴景勝との対戦です。
再びインタビュールームからです。
岡崎⇒立浪親方からのメッセージをご覧いただきます。
立浪⇒手が長いですから四つもそんなに相撲をやっていなかったというのもあるしうまくないんで突き押しでいけという指導はしています。
まだ時間はかかるかなと思っていたんですが、上がるまでは。
今場所、結果が出たということでしょうね。
天空海と明生と3人その辺の子たちがたくさんいるというのがいい環境だと思いますね。
先に明生が上がったことで相当悔しかったようですが周りに言っていたというのは聞きましたがまだまだ立ち合いも相撲も足りないと思うのでこれからももっと稽古をして上に行ってほしいですね。
師匠の話の中にもありました天空海さん、明生さんこの存在は関取にとってはどうですか。
力真⇒大きい存在ですね。
一緒に関取に上がって立浪を背負っていくというか。
そういうことをやっていきたいなという感じです。
これからも立浪部屋で切さたく磨して番付を駆け上がってください。
頑張ってください。
ありがとうございました。
白崎⇒土俵は制限時間いっぱいです。
はたき込みました。
千代大龍の流れでした。
左の肩をぶつけて入れませんでしたが、すぐにはたきに変えました。
千代大龍勝って2勝2敗。
このところ、臥牙丸が対千代大龍3連勝でしたがきょうは千代大龍のこのあたりからの動きです。
千代大龍がこれで2勝2敗になりました。
千代大龍、あすは蒼国来戦です。
臥牙丸1勝3敗あすは逸ノ城戦です。
きょうから中入りの時間では新十両のインタビュー、新十両紹介をご覧いただいています。
今場所の新入幕力士2人が土俵に上がってきました。
新入幕どうしの対戦です。
西に1勝2敗千代皇東にまだ白星のない貴景勝です。
まだ20歳貴乃花部屋の佐藤改め貴景勝と平成3年生まれ25歳の千代皇です。
千代皇は十両21場所かかりました。
貴景勝は十両4場所ですか千代皇はきのう臥牙丸を破って新入幕での白星を手にしています。
初白星なるかという貴景勝です。
きょう向正面は阿武松さんです。
貴景勝ですが、十両のときにはもっとはつらつとしていたように見えますが。
いやいや今からじゃないでしょうかね。
重い強い突っ張りを持っていますからね。
そんなに慌てて前に出なくても相手を自分の正面に持っていって突くことができますからね。
ちょっとこの3日間立ち合いの呼吸が合わないようにも見えるんですが。
新入幕ですからその辺りの緊張感があるでしょうやはり相手を圧倒するような気持ちで土俵を務めてもらいたいですね。
舞の海さん、千代皇怪力の力士ですよね。
舞の海⇒引き付ける力強いですよね。
それからこの両力士、体に何もつけていませんよね。
見ていて気持ちがいいですね。
サポーターテープなどが見えません。
千代皇は新十両のころには腰を悪くして腰にテープを貼っていた時期もありましたが両力士とも白いものがないというのはなかなか少ないですからね。
新鮮に見えますね。
軍配は千代皇です。
土俵際あと一歩出ませんでした貴景勝。
物言いはありません。
貴景勝も激しく突っ張るんですけどもね、相撲の世界でいう上突っ張りですよね手だけで、ぱちゃぱちゃとやっているという印象ですね。
阿武松さんに伺いましょう。
確かに突っ張ってはいたんですが足がもう一歩出ませんでしたね。
千代皇に肘の下をうまく押っつけられて突っ張りの威力を殺されてましたね。
阿武松さん千代皇についてはどういう印象ですか。
腰の重い力士ですね。
目立ったところないですけれどもね、やはり地力をつけて幕へ上がってきたなという感じを受けています。
右の突き落としの決まり手です。
舞の海さんから上突っ張りというのがありましたが。
手は激しく回転しているんですが足から押していくという動きがありませんね。
足は支えているんですが。
こういう体形ですから2、3発突っ張ってで頭でがつんとぶちかましてまた突き返すというそういうワンパターン突っ張りだけではなくて手で突いたり頭であたったり横からいなしたりいろんなバリエーションを交えながらいくともっと千代皇は慌てたと思うんですがね。
佐田の海が4連勝です。
きょう結びは御嶽海が3日連続の横綱戦。
次は御嶽海と鶴竜です。
土俵上は大翔丸1勝2敗千代鳳はまだ白星がない3連敗。
今場所の初白星、千代鳳出ました。
1勝3敗です。
大翔丸上体が起きてしまいますとあっさりと負けてしまいます。
1勝3敗です。
ことしの初白星となります千代鳳これで九重部屋の力士3人出てきましたが3人とも勝ちました。
立ち合いこそ大翔丸がいいように見えましたが。
舞の海⇒下から押そうとしているんですが、どうしても同じ高さで押し合いになると千代鳳のほうが体が一回り大きいですから。
大翔丸は下に入れないともろいところがありますからね。
大翔丸は今場所相撲に根気がありますね。
どこか体調が悪いのかなと思います。
千代鳳のほうはこれで流れを変えたいところです。
新入幕どうしの対戦で勝ちました千代皇についてのリポートです。
土俵際残っている感じはありました。
うまく下からあてがえたんだけれどもそのまま前に攻めたかったんですけれどもという反省の声と同時に少し体も動いてきましたという声でした。
きのう、きょうと連勝の千代皇のリポートでした。
正面の解説は舞の海秀平さんです。
序盤まだ3日なんですが力士たちにとって、この3日間で自分の感触は分かってくるんでしょうか。
初日だけだと、まだしっかりと自分の調子は分からないと思うんですが3日くらい相撲を取ると徐々に本場所の土俵になじんでくるのかなと思います。
やっぱり、そのくらいかかりますよね。
横綱鶴竜、白鵬が3連勝上位では、稀勢の里だけなんですよね3連勝は。
この3日間を見ていますとこの初場所が盛り上がるのかどうかというのはどうやら稀勢の里にかかってきそうです。
これが白鵬と鶴竜だけで優勝争いそこに稀勢の里がしっかりついて入っていけるかどうかですね。
去年1年間、大関が優勝争いに絡んできました。
ですからファンの熱気も増してきました。
横綱は強いんですが誰かが割って入らないとおもしろさがありませんからね。
稀勢の里、3日間確かに内容もいいです。
去年1年間、3横綱だんだん力が縮んできているが危機感を持ってると思います。
ことしから気を引き締めていかないと大変なことになるなと横綱勢はそう思っているかもしれません。
土俵には錦木と逸ノ城です。
2勝1敗どうしです。
3日間立ち合いは遅れ気味ですがそれでも白星先行の錦木です。
この両者は、おもしろいですね。
力を出すのが遅いですからね。
どちらも、確かに。
力比べを見てみたいですね。
逸ノ城も最近ふわっと立って右を差してくる立ち合いが目立っています。
組んで中からがっちりつかまえると怪力があります。
制限時間いっぱいです。
寄り切り、逸ノ城勝って3勝1敗。
これで幕内の100勝目になりました。
確かに、お互いにいい形になるまでに時間がかかりましたね。
そうですね。
右四つに組んだんですけどお互いに上手が取れない。
そういうときには、上背があって体力のあるほうが断然有利ですからね。
今場所は右を差しにいく立ち合い。
左から押し込んでいくんですが逸ノ城に右差しを許してしまいます。
下で取る前にもっと左から絞り上げる技術が錦木にあったらよかったですが。
錦木も右のまわしをしっかり取ってあるいはそこに、意識がいったのかもしれませんが相手に深く差されてしまいますと。
左から押していくといいんですが相手の腕のどの位置を押すのかというのが重要です。
肘の辺りを持って押し上げる力が伝わりませんもっと前腕のほうです。
そこを持っていけば逸ノ城苦しくなるんですが。
逸ノ城が自分の形に持ち込みました。
錦木についてのリポートです。
錦木は下手を切りたかったそうです。
左からなんとか相手を切ろうとしたんですが切れませんでしたということです。
まず取られてはいけませんからね。
その辺りは錦木は分かっているんですが。
下手を切りたいけれど下手の深い位置を許してしまいました。
3連勝の蒼国来が土俵に上がりました。
先場所も初日から5連勝で9番勝った蒼国来です。
今場所は先手の攻めまわしを引いてからの引き付けの強さがよく出ています。
きのうは錦木を相手に最後は土俵際で相手をつり上げました。
本人は上手の引き付けだけなんですが出ましたということです。
いわゆるかいな力のひと言です。
あまり目立たないんですが力を持っていますよね。
はい。
取り口が渋いです。
派手な動きはないんですけど基本がしっかりしていて体勢が崩れないですね。
下半身の鍛え方、作りがしっかりしているんでしょうしね。
上手、まわしが取れなくても安易に上から肩越しに取りにいこうとするのではなくて下から腰をぶつけるようにして絞ってくるのがうまいですよね。
その技術はしっかり持っていますね。
きょうは大きな魁聖戦です。
魁聖関の場合は、差したほうに出てくるのが強いので大きい相手だけれど正面からあたっていくほうが、蒼国来は自分は力が出そうですという言い方をしていました。
きょうも、つりますか?と言うとそれは無理ですと言ってました。
これをつったら盛り上がるでしょうね。
つるというよりかは引き付ける力で、蒼国来の場合相手の腰を浮かせるような引き付けができるかどうか。
蒼国来の上手の引き付けが勝るかどうか。
魁聖の重さ、大きさが勝るかどうか。
力比べを見てみたいです。
魁聖は右が入ったときの返し魅力がありますからね。
魁聖は今場所はかなり番付を下げて巻き返しをねらいます。
行司は式守与之吉に変わりました。
上手投げ、蒼国来4連勝。
魁聖も力が出る形でした。
阿武松さんに伺います。
やっぱり蒼国来はうまいですね。
阿武松⇒そうですね見応えがありますね。
四つ身の形は本当にうまいですね。
相手の攻めを押っつけて押っつけて右差し勝ちました。
それから体を引き付けて持っていこうとする魁聖の体勢を隙間を作りながらしのいだんです。
守りのときは隙間を作らないと体を決められてしまいますので守りは隙間を作らないといけません。
魁聖は密着して隙間をなくして動ける範囲をなくしたんです。
下手を起こして魁聖は切っているんですが必ず回り込んで魁聖と蒼国来の隙間を蒼国来は作っています。
阿武松さんも大きい力士に向かっていく力士でしたが意識してましたか。
攻めるときは隙間を作らずに密着し攻められたときは隙間を作って自分の間合いを作っていくのが大事です。
不利なときに引き付けられると身動きが取れずに挽回できないということですね。
そうですね横綱大関と胸を合わせてしまうと動く隙間がなくなってしまいます。
頭にはたき込んで勝負を挑まなければいけません。
舞の海さんの場合は隙間というよりは横に回り横につくとか相手と正対しないという取り方もありました。
正対して胸が合ってしまうとおしまいですからね。
下手を深く差されないということもあります。
それはある意味隙間ですね。
そうですね、先輩の親方と話していると自分なりに工夫をして研究していたんだなというのがすごくおもしろくて勉強になります。
西の土俵には石浦が勝って先場所は10番勝ちました。
この3日間全く石浦らしさを、出させてもらえません。
その辺りは刈屋アナウンサーが取材してくれています。
石浦についてのリポートです。
周りから研究されているんじゃないでしょうかとそういう話やそういう声が耳に入ってくるんですがこの序盤に対しては相手の研究というよりも自分の問題ですということを言っています。
先場所ああいう相撲が取れたので今場所も早く1つ取りたいという気持ちがあって勝ち急いでいる。
もう少し我慢しないといけないところを我慢できていないという自分から墓穴を掘っているということです。
自分の相撲をしっかり取り切るという思いで一日一日臨まないといけない。
まずきょうスタートにしたいと話していました。
きょうの相手は幕下十両と顔が合っているんですが一度も負けていません。
強い気持ちで自分の力を出し切る相撲を取りたいと話していました。
確かに十両を見てみますと2回とも石浦が勝っています。
輝の長い手でどんどん突いていきますからね。
これを石浦がどういうふうにかいくぐって食いつくかですね。
石浦の場合は踏み込んで自分からあたっていく相撲もあります。
少し上体を沈めるようにして潜りにいくこともできます。
きょうが流れを変える日になるか。
輝は、ここまで1勝2敗です。
押し出し。
石浦の勝ち。
この歓声です。
石浦、今場所の初白星。
今の一番もうまく距離を変えながら取っていたように見えました。
輝の先手、この突っ張りよかったですね。
突っ張りの相手にしっかりとあたっています。
今、石浦が二本差したときにちょっと投げるような体を開くような動きがありました。
これは隙を作るということとはまた違うんでしょうか。
阿武松⇒まあ、隙間を作ることでしょうね。
まわしを両方振って輝にまわしを取られないように2つの動作をしたのかなというふうに見えました。
やはり隙間を作るということを頭に入れて回り込んでそれで勝負にいったんじゃないでしょうか。
石浦の場合は食いついて下手投げがあるんですが、きょうは決められないようにという意識もどこかにありましたかね。
そうですね。
きょうは投げにいくと体を預けられますんでねまずは小さく入って、隙間を作って回り込むそういう勝負にいったんだと思います。
阿武松さん、よく小兵の力士はあたりを磨いてあたりを強くしたいということばがありますが阿武松さんの場合は立ち合いのあたり、しっかり磨けということでお弟子さんたちには指導していますね。
その辺はよく師匠からたたき込まれましたがすべて攻めも守りもバランスだと思います。
あらゆることを頭に入れながら攻める、守るそういうことが大事だと思います。
舞の海さんの場合はあたるばかりではないということがありますね。
舞の海⇒そうですね。
でもやはりあたりは強ければ強いほどいいですよね。
そのあと何をするにしても効果的です。
でも阿武松さん隙を作るという親方の独自の感覚だと思いますがなんとか弟子に伝えたいと思いますが難しいところですね。
阿武松⇒みんなが相撲のたちというか、タイプが違いますんで一概には言えませんがやはり常にそれを考えて稽古して研究をしなきゃいけないと思います。
それを全力士に求めます。
親方はそうすると指導することばだけでなく自分自身も考えていかなきゃいけないということですね。
そうですね、みんな体形も違いますから自分で考えるということがないと相撲が身につかないと思います。
やはり自分が取るための距離といいますか隙間ですね。
石浦は土俵際に追い込まれたときによけいなことをしなくてよかった、ちゃんと中に入ったということを話していましたね。
輝のコメントです。
ついつい脇が開いてしまったとスローのVTRを見ながら支度部屋に帰っていきました。
輝もそうですが石浦の側の技術ということもありますね。
よさが出た形ですね。
輝、途中まではよかったんですが詰めの甘さそれからは、石浦の判断力が勝っていたということだと思います。
東の貴ノ岩3戦3勝西の千代の国今場所2勝1敗です。
激しい相撲の千代の国きのうは石浦を立ち合いの右張り手1発で倒しました。
貴ノ岩にも時折突き放す相撲もあります。
四つで言いますと右の相四つです。
右四つといっても少しずつ2人、取り口は違いがあります。
突き落とし。
貴ノ岩4戦4勝です。
千代の国は2勝2敗です。
阿武松さんに伺います。
貴ノ岩が4連勝、内容をどう見ますか。
阿武松⇒なかなかいいんじゃないですかね。
最近は気持ちが表に出るようになりましたね。
それに加えて相撲も少し速くなりました。
攻撃力が増してきましたね。
これまではまわしを引くまで動けないということがあったんですが。
相手が攻めてきて自分の形になるまで辛抱して勝っていましたけれどもこの体ではそれでは勝てません。
もっと激しい相撲を取れといつも指導されています。
どうでしょう貴景勝という力士が上がってきましたね、刺激を受けないわけがないですね。
そうですね。
貴景勝は突っ張り相撲ですからその辺の間合いの取り方、四つ身の取り方は自然と稽古をつけながら貴ノ岩自身が身につけていくんじゃないでしょうか。
舞の海さん、新十両のインタビューのときに同期生の同じ部屋の明生とか天空海という名前が出てきました。
同じ部屋の中にライバルがいるということですよね。
そうですね。
絶対に負けたくないというライバルがいると燃えてきますよね。
先ほどの力真は話を聞いていると立派ですね。
部屋を盛り上げていきたいと自分のことだけでなく縁あって入門したこの部屋を盛り上げていきたいという精神はすばらしいですね。
確かにそうですね。
まだ21歳です。
きょうの力真もそうですが去年から、ことしにかけて新鋭といわれる力士が増えてきます。
楽しみですね。
今、横綱の大関照ノ富士以外はすべて30代です。
若い力にとってはチャンスかもしれませんね。
この2人は勝ち負けが交互です。
お互いに連勝というのが1回もありません。
ここまで交互というのは珍しいことです。
妙義龍らしさがまだ見えませんね。
勝てないだけではなくて相撲が雑ですね。
それともっと気になるのは取り口に覇気がないですね。
何が何でもしがみついてでも勝つんだというそういう気力が伝わってこないところが心配ですね。
もともと序盤はあまりいい成績伸びないこともあるんですがちょっとそれ以上にあっさりと敗れてしまうのが気になるところですね。
取り口に根気強さ突っ張られても、突っ張られても密着していくように自分が磁石になったように食いついていくというのがほしいですね。
そういった相撲を取り戻せるかというところです。
対戦相手は碧山です。
きのう今場所の初白星が出ました。
ややこの序盤は腰が高い感じもある碧山です。
制限時間いっぱいです。
押し出しました。
妙義龍、ことしの初白星。
碧山は1勝3敗一瞬ひやっとしましたが体勢はあまり崩さずに進みました。
根気のなさということでいうときょうは碧山もあっさりでした。
碧山は引きにいってますね。
ちょっと手を払われましたんで引いてしまいましたね。
これでまた交互ですね。
7対7になりました。
豊ノ島は巻き落としの勝ちで2戦2勝。
宇良ただ1人が4戦4勝ですその宇良の相撲です。
実況⇒豊響の圧力。
残った。
体勢を入れ替えて足を取りにいく。
宇良の勝ち。
スローでもご覧いただきますがやっぱり距離、空間を取っていますね。
この最後の腹を押されたときによく残りましたね。
これだけ反れる力士というのはいないですね。
ほかの力士なら腰を悪くしています。
豊響、もっと体を寄せたかったはずなんですがちょっと警戒しすぎましたかね。
警戒というよりも寄せれば寄せたで、足を取られたり豊響にとっては離れて突きたかったと思います。
宇良の人気が出るのが分かりますね、こういう相撲を見ていると。
もう全身ばねですね。
私も見ていて一緒に体が動きますものね。
体が動きますよね。
ほかの力士だったらもっと体を反らすと死に体と取られるかもしれませんね。
審判泣かせの力士が出てきたという気がしますね。
このあと楽しみですね。
宇良がただ1人十両で4連勝です。
琴勇輝が初日、二日目といい内容の相撲でした。
きのうは立ち合い変化をして失敗です。
北勝富士は幕内2場所目。
新入幕の先場所も9番勝ちました。
序ノ口から一度も負け越しはありません。
今場所も序盤いいんじゃないですか北勝富士は。
そうですね、ここまで2勝1敗順調にはきてますね。
攻めどころといいますか攻めるときの速さは魅力がありますね。
本当に持てるものを全部出し切って、気持ちで相撲を取るタイプですね。
あたりの強さは琴勇輝にはありますんでこれは立ち合いに注目です。
突っ張り合いになったときですね。
北勝富士はどこまで自分の突き押しが通用するか。
北勝富士は突き放し押っつけもあります。
2勝1敗どうしの対戦です。
寄り切って北勝富士の勝ち。
この一番、阿武松さんから伺います。
いい相撲だったんじゃないでしょうか。
阿武松⇒北勝富士の相撲すばらしかったですね。
琴勇輝の突きは強いんですよ。
そうですよね。
それをあたりから左右の押っつけでうまく殺して、琴勇輝がやはり自分の間合いに持っていこうとするのをそうはさせませんでしたね。
常に自分が低く入って密着して隙間を殺して勝負を持っていきましたね。
はずで起こして琴勇輝は完全に起きましたね。
自分の距離感それを常に取りたいのは琴勇輝なんですけれども一切させませんでした。
左の押っつけが特に強かったです。
左右の押っつけが。
北勝富士の押っつけが魅力的ですね。
三役経験者を相手にきょうのような相撲が取れるんですね。
舞の海⇒いちばんよかったのは立ち合いから相手が、もろ手突きでこようが自分は自分の立ち合いで思い切りあたっていくんだとそういう強い気持ちで向かっていったところそれから、立ち合い、あたっても突かれても上体、起き上がることがなかったですね。
親方がおっしゃったように琴勇輝は2発3発手を伸ばしきれませんでした。
それだけ密着して距離を縮めて北勝富士は攻め続けたところがよかったですね。
いい内容でした。
気持ちが伝わってきますね北勝富士と相撲というのは。
確かに。
自分が今までやって来たふだんの稽古をすべて出し切ろうとそういうものが、ひしひしと伝わってきますね。
まだ幕内2場所目です。
北勝富士が、いい内容で勝ちました。
今度は東の土俵に3連勝の豪風が上がってきました。
きょうは千代翔馬戦です。
豪風が初日から3日間まずしっかりあたってあとは横への動き。
豪風のリズムで相撲を進めています。
秋場所は立ち合いで豪風が変化しました。
九州場所は立ち合いで千代翔馬が変化しました。
千代翔馬に聞くとやられたのでやり返したということです。
きょうは、まっすぐいきたいという話をしていました。
豪風が、あたる前に立ち合いで動くというのは珍しかったですけれどもね。
張られたら張り返すというねそういうこともありますけれども変化されたら、やり返す。
ベテラン元気じゃないですか今場所、豪風。
よく体も動いていますよね。
ベテランですからね、相撲内容はいいと思うんです。
攻め続けることというのは難しくなってきていますからね。
それよりも相手をうまくかわしながら翻弄するような相撲を見せてほしいですね。
千代翔馬としては左四つではありますがとにかくまわしを取りたいということですね。
左のまわしを取ったほうが力が出るようです。
つかまえたいですね。
この豪風の体形を見ると立ち合い、変わりながら上手を取りにいきたくなりますよね。
なりますか?なります。
低くて、ずんぐりむっくりした体形を見ると自分も同じ低さで我慢して下手、上手、取れるか。
そこを我慢しなければいけないんですよね。
千代翔馬がいいときは、低く踏み込んで前まわしを取るような立ち合いもできるんですが豪風相手ですとまず1つ突いてきますよね。
どう考えるかです。
両手をついて仕切ったときに相手の姿が見えますよね。
これが低くて丸い感じがするとすごく私は嫌でしたね。
そういうものですか?ええ、こういう重いものを動かさなければいけないのかとそうすると立ち合いの変化がちらついてきたりしましたね。
時間です。
2勝1敗、自己最高位東の6枚目の千代翔馬まだ幕内3場所目です。
そして豪風、初日からの4連勝が懸かります。
まっすぐあたって、はたきました。
最後まわしに手が掛かったかどうか。
豪風4連勝はなりませんでした。
ちょっと目に砂が入ったかもしれません。
千代翔馬が勝ちました。
あたりを受けて左に動きました。
千代翔馬が勝って3勝1敗決まり手は引き落としの発表です。
涼しげな表情の千代翔馬です。
右かち上げだったんですね。
そしてすぐに引きました。
きょうは、まっすぐいきますと言っていた千代翔馬ですけれども豪風のあたりを止めようという意図だったかもしれません。
千代翔馬も思い切ったことをいろいろやってきますね。
相手としてもやりにくい1人かもしれません。
3勝1敗で、あす碧山戦の千代翔馬です。
前半の取組が終わりました。
ここまでの結果です。
新入幕どうし、千代皇と貴景勝の対戦は千代皇が勝ちました。
初日から3連勝、大関では稀勢の里ただ1人です。
1横綱1大関を破っている松鳳山との対戦です。
日馬富士1勝2敗、心配なところ結び前、荒鷲戦です。
荒鷲は初めての横綱戦です。
3日連続、結びで登場、御嶽海はきょうは3連勝の鶴竜に挑戦します。
前半の中では4連勝と星を伸ばしたのは佐田の海、蒼国来貴ノ岩の3人です。
豪風のリポートです。
花道を下がってきました。
最初のかち上げ1発入ったということで花道を下がるときもタオルで目を押さえていました。
かなり効いたんですね。
かなり効いて次の動きをすることができなかったんですね。
四日目も満員御礼となっている両国の国技館です。
前売り券は年末のうちにすべて売り切れました。
では、ニュースをお伝えします。
日銀の黒田総裁は、きょう、総理大臣官邸で安倍総理大臣と会談し、今月20日にトランプ次期大統領が就任するアメリカの経済情勢などについて、意見を交わしました。
日銀の黒田総裁は、きょう、およそ4か月ぶりに総理大臣官邸で安倍総理大臣と会談し、30分間にわたって最近の世界経済の情勢について、意見を交わしました。
会談のあと、黒田総裁は記者団に対し、会談は定例のものと説明したうえで、アメリカやヨーロッパ、それに新興国の経済について、幅広く話をした。
安倍総理大臣から要望や指示などはなかったと述べました。
黒田総裁はこのように述べ、去年11月にトランプ氏が大統領選挙で勝利して以降、アメリカの金利が上昇していることが世界経済に及ぼす影響などについて、意見を交わしたことを明らかにしました。
沖縄県できのう、アメリカ軍の輸送機オスプレイから、パラシュートで降下する訓練を行っていた兵士が、基地を外れて民間の畑に着地し、沖縄県はきょう、沖縄防衛局に対し、安全管理の徹底などをアメリカ軍に働きかけるよう求めました。
沖縄県の伊江村によりますと、きのう午前10時40分過ぎ、アメリカ軍のオスプレイからパラシュートで降下する訓練を行っていたアメリカ陸軍の兵士6人のうち、女性兵士1人が、基地を外れ、はタバコの畑に着地しました。
この畑は、アメリカ軍に提供された訓練区域からおよそ50メートル離れた民間地で、農作物などへの被害は確認されず、兵士にけがはなかったということです。
伊江村では先月7日にもパラシュートで降下したアメリカ陸軍の兵士2人が、基地の外にある畑に着地しています。
生字幕放送でお伝えしています国技館は後半の取組が始まるところです。
すでに両力士が土俵上です。
1勝2敗の遠藤と2勝1敗の嘉風から始まります。
この両力士の対戦、嘉風が現在3連勝中です。
遠藤がここまで1勝2敗。
嘉風は2勝1敗の成績です。
嘉風の3日間は立ち合い、まずしっかりあたってそこからの流れが出ています。
嘉風の速さに対して遠藤はしっかりとつかまえることができるかどうか。
四日目後半最初の一番です。
木村庄太郎が合わせます。
遠藤押し出し、遠藤の勝ち。
拍手と歓声
目まぐるしく展開が変わりました。
遠藤、勝って2勝2敗。
向正面、阿武松さんから伺っていきます。
どちらにもチャンスがあったかと思います。
阿武松⇒見応えがありましたね。
やはり嘉風のスピードですね。
中に入ってくるスピード、それを遠藤がよくこらえましたね。
よく対応しましたね。
きょうは下半身が乱れなかったですね。
土俵に吸い付くような形で攻められたんですけれども嘉風の攻めを殺していましたね。
やはり、押っつけが効いていたのと下半身が崩れなかったということですね。
下半身の構えは遠藤のほうが低かったですね。
きょうは下から下から嘉風の攻めをしのいで殺してそして最後は自分の形に持っていきましたね。
ちょっと引いたところ、どうかと思いました。
そのときも膝が曲がっていました。
伸び切ると残せませんけれども曲がっていましたから十分残せますね。
舞の海さん、確かに遠藤のほうが低いですね。
舞の海⇒親方がおっしゃるとおりです。
常に膝が曲がっています。
小手に振られてもしっかりと足がついていきます。
先場所はあと一歩というところで3勝に届かず負け越したわけです。
だんだん、相撲の内容が幕内上位でもどうなのかなという感じになっていると思います。
先場所辺りからかなり取り口も安定感が増してきて力強さが出てきましたね。
これで五分になりましたのでここからまた楽しみになります。
あすは琴勇輝戦です。
あすの取組でした。
後半の勝負審判です。
正面は友綱審判長です。
熱戦が増えてきましたし宇良のような存在も出てきましたし勝負審判泣かせという相撲も去年から、ことしにかけて去年1年間だけでもずいぶん増えましたね。
舞の海⇒物言いも多くなりましたしね。
それだけ土俵際の攻防がおもしろくなってきているんですね。
きょうも幕下上位では足が出たなどの確認の物言いなどもありました。
ファンの方にしっかりと分かってもらうためにも、必要なことかもしれませんね。
お客さんですとかテレビを見ている皆さんはなぜ東が勝ちなのかなぜ取り直しになるのかというのを知りたいところなんですよね。
そういった熱戦がきょうも出るかどうかです。
土俵は栃煌山と隠岐の海栃煌山はまだ白星がありません。
隠岐の海は二日目琴奨菊を破って1勝を挙げています。
過去、栃煌山9勝隠岐の海10勝です。
そのうち隠岐の海には小手投げが3回あります。
栃煌山も中に入っても懐の深い隠岐の海。
初土俵17年初場所の同期生です。
隠岐の海の勝ち。
隠岐の海が2勝2敗栃煌山なんと初日から4連敗です。
隠岐の海の攻めもそうですが今場所、栃煌山の動き力はありませんね。
このテーピングを見ても分かりますが膝の状態がふくらはぎにかけての状態が悪いんでしょうね。
体が高いですねすぐに起きてしまいます。
足の動きを見ていてもふんばりが効いていませんね。
土俵の中央で浅くもろ差しになれればまだ攻める力も出てくるんでしょうが。
隠岐の海の左膝にはサポーターがあるわけですが、きょうは一方的な内容になりました。
横綱大関と下から突き上げてくる若手力士集団が最近存在感を増していますからその間に、この隠岐の海とか栃煌山が、どういう存在感を示していくのかが見ものなんですがね。
同世代が稀勢の里、豪栄道大関に2人いて隠岐の海は学年でいうと1つ上になりますが鶴竜などと一緒になります。
埋もれてもらっては困りますからね。
それぞれの集団がしのぎを削っていく姿を見たいですね。
次の世代といいますか平成2年まで早生まれ平成元年と同じ高安。
そしてその中にあとから加わってきたのが東の玉鷲玉鷲は昭和59年生まれです。
体つきを見ていても相撲っぷりを見ていてもベテランという感じはしませんが玉鷲は。
三役どうしの一番に小結の高安が2勝1敗照ノ富士、豪栄道に勝ちました。
玉鷲は隠岐の海、正代を破っています。
稀勢の里には相撲を取らせてもらえませんでした。
玉鷲の印象を阿武松さんに伺っていきます。
本当に力つけましたね。
急に力をつけたなという印象ですね。
前はあたって一生懸命ばたばたと突っ張るようなイメージだったんですが今は立ち合いからがんとのど輪で挟みつけて持っていきますからね。
相撲のたちが変わったような気がしますね。
研究して磨いていけば30を過ぎてもまだ進化できるという見本じゃないでしょうかね。
最近の相撲で自分の相撲をこれだという相撲を見つけたんじゃないでしょうかね。
先場所は小結で7番今場所は星を伸ばしていけばどっちもねらえるというところまできています。
以前は、もう少しおおらかな柔らかい表情でしたが面構えも変わってきましたね。
高安も先場所は大関を目指す場所でしたが、はね返されました。
ただ7勝8敗もう一度という場所です。
お互いに大事な場所になります。
過去の対戦5対5です。
玉鷲はやることは決まっていますからね。
あたって突いていく。
左右から押っつけて高安が、どういう取り口を見せるかですね。
高安の突っ張りもできますが左四つが得意安易に差しますと玉鷲は小手投げもあります。
そして最近は押っつけの力が増しています。
関脇と小結の対戦です。
木村容堂が合わせます。
合いませんでした。
ちょっと右の拳に力が入りすぎたか。
押し出し。
圧倒しました。
玉鷲3勝1敗。
やることは決まっていました。
迷いがないですね。
高安はきょうは差しにきました。
ただ、それ以上に玉鷲の立ち合いが鋭かった。
鋭いがために高安の上体が起きてしまいましたね。
阿武松さん、きょうの玉鷲の印象いかがですか。
すばらしいですね迷いがないですね。
迷っていたは高安のほうでしたね。
差すべきか前みつを取るべきか迷っていた感じの立ち合いでしたね。
いっぺんに起こされて持っていかれました。
その分、胸を出してしまうような感じでしたね。
左、差しにいくんですが差しいく瞬間もう上体が起きてるんですね。
ですから玉鷲の一方的な内容になりました。
あれだけ腹がせり出ていたら長い間前傾を保つのも大変ですね。
玉鷲はあす照ノ富士戦です。
このあとは大関が登場してきますが4大関の中で初日から3連勝は稀勢の里、ただ1人です。
きょうは松鳳山の挑戦を受けます。
好調どうしの一番です。
その稀勢の里の好調ぶりきのうの取組をご覧いただきながら見ていきます。
稀勢の里きのうは下位の力士が続いていたわけですが、きのうは荒鷲の挑戦を退けました。
花道の奥に姿が見えています。
実況⇒上手も引いた、万全の寄り、稀勢の里3連勝。
白崎⇒ここからの好調力士上位力士との対戦になります稀勢の里。
その稀勢の里に四日目挑むのがこちら松鳳山松鳳山のは初日照ノ富士二日目の鶴竜戦軍配差し違えで敗れはしましたがきのうは日馬富士からは1年ぶりの金星を手にしています。
松鳳山のきのうの相撲です。
その松鳳山、一呼吸早く西の花道から入ってきました。
好調力士松鳳山は稀勢の里にとっては序盤の1つのポイントになるかと思います。
スピードのある思い切りのいい相撲の松鳳山に対して稀勢の里はどう落ち着いて相撲を取るか。
どっしり構えているよさはありますが見すぎてもいけませんね。
それもありますね。
玉鷲のリポートです。
イメージどおりの取組ができましたと言っていました。
稀勢の里にとっては去年果たせなかった優勝という夢をことしかなえるためにもこの3日間、いい内容だけにつなげてもらわなければいけません。
ことしこそは稀勢の里の優勝を見られると思っているファンはかなりいると思いますね。
去年の初場所は琴奨菊の優勝でそこから何か混戦の1年が始まったように思います。
あそこから硬直した上位の優勝争いが動きだしてきていた気がします。
自分にも可能性があるのではないかと持った力士は何人もいたのではないかと思います。
それと強い横綱の自分たちも倒せるんじゃないかと思う力士が増えてきたじゃないかと思います。
そこにさらに新しいもう1つ下の世代も加わってきています。
1勝2敗の照ノ富士。
きょうは勢戦です。
この対戦は勢がこのところ4連勝中です。
勢の勝ち。
これで照ノ富士戦5連勝。
まず向正面の舞の海さんから伺います。
この勢もまさに迷いなしの相撲でしたね。
右差しがよかったですね。
照ノ富士は左の上手を取ったんですよ。
取ったんですけど、やはり差しに起こされてしまいましたね。
それでまわしを切られて一気に持っていかれました。
きょうは勢の相撲でしたね。
上位に向かっていく、三役にかけて向かっていくときの気持ちではどうですか。
挑戦者のほうが気が楽だと思いますね。
受けて立つ上位陣のほうがやりづらいですよね。
自分の力がどれぐらい通じるかというのは楽しみでもありますから。
勢などは、しばらく上位は全く歯が立たなかったところから最近は1つ2つ勝つんだっていうふうに気持ちも変わってきてますね。
もう俺は勝てるんだというふうに思って相撲を取ってますよね。
それが相撲に表れてますね。
親方も現役時代、あの千代の富士関に向かっていって右をこじあけてという相撲が印象に残っていますがそういう気持ちだったんですね。
もうあたれるだけで光栄で自分の相撲すべて試してみたいそういう気持ちでした。
私の印象は益荒雄の厳しい表情を見たときに横綱だろうがなんだろうが絶対倒してやるぞという気迫が見えたんですが。
そういう気持ちで取ってましたね。
それぐらいじゃないと上位には向かっていけないでしょうね。
お客さんが見てますからね。
自分がどうこうというよりは見ていただいているからという気持ちで挑戦したらいい相撲が取れると思いますね。
きょうの勢はまさに自分のいちばん力の出せる形を見せてきましたね。
横綱大関に挑戦する下の力士も一番勝負ですから何があるか分かりませんから。
表現はおかしいかもしれませんが差し違えてやるぞとぐらいの気持ちで向かってもらいたいですね。
宝富士は今場所、東の前頭筆頭です。
初日から横綱大関戦が続いています。
いい相撲でしたね。
勢⇒大関ですから立ち合い遅れないように踏み込みで変に悪い癖の投げにいかなかったのがよかったと思います。
これがまた1つはずみになりそうですね。
全力で土俵に上がったら出し切って頑張ります。
ことしはどういうことを目標に思っていますか。
まず、やっぱり三役に戻りたいですね。
頑張ってください。
ありがとうございました。
非常にいい表情で答えていました勢。
最後はカメラ目線でしたね。
この辺りは勢のサービス精神があるところです。
さて土俵上の豪栄道、心配なところですが思うような立ち合いができていません。
場所前に腰を痛めてますからね。
きょうの一番でも上手深いところを取って上体を起こされると厳しいですね。
宝富士は差したほうに体を預けてくるのがうまい力士です。
すくった、寄り倒しました豪栄道の勝ちです。
豪栄道、勝って2勝2敗宝富士は4連敗。
なかなか自分の本当の形にはなれませんでしたがきょうは攻め続けました。
舞の海⇒宝富士は左を差したい豪栄道は絶対右を差し勝ちたいという激しい攻防がありました。
豪栄道が引いたり回り込んだりというのではなくて圧力をかけて、じわじわと攻めていきました。
相手に左を差しかけられたんですがすぐ巻き返しました。
右を押し上げるように深く差し込んで。
上手も取られていたんですが切りました。
1回腹をたたくような形から出ていきました。
十分な体勢になれないときもこらえて、しのいで勝つこれも1つ大事なことです。
きょうは判断がよかったです。
悪いときは相手に左を差されるとすぐに諦めて右の上手を安易に取りにいこうとします。
きょうも絶対右を差し勝つんだという強いこだわりが見えました。
豪栄道は、あす荒鷲戦です。
きょうの楽しみな取組2勝1敗、東の前頭2枚目の松鳳山。
すでに照ノ富士、日馬富士から白星を手にしています。
大関でただ1人の3連勝稀勢の里です。
宝富士、荒鷲、玉鷲が相手でした。
力をつけてきた玉鷲に全く相撲を取らせなかった二日目の相撲があります。
きょうは序盤乗っている感じの松鳳山の挑戦を受けます。
東の前頭2枚目ですから平成26年、春場所以来の三役をねらえる地位だという序盤です。
上位と対戦するのが楽しいときのうの殊勲インタビューでも答えていた松鳳山です。
稀勢の里には、なかなか思うような相撲を取らせてもらえません。
これまで2回、松鳳山は勝ったことがありますが前回は立ち合いの変化で稀勢の里が足を送れずに勝ったということです。
松鳳山、稀勢の里にどう向かっていこうと考えているのか。
松鳳山のリポートです。
とにかくあたることが今場所は3日間ちゃんとあたれているので、まずあたることを考えていきたいということです。
これまでの対戦にうまくあたってそのあとどういうわけか突っ張ろうと思ったのにすっぽりと左が入ってしまうそうです。
これだけは絶対避けたいということです。
あたって突き起こして突き起こしの手が伸びるかどうか。
きょうのいちばんのポイントになると思いますということです。
そのあと二本差しても最悪片方差しても右を差して差さないで、はずに戻すということで攻めたいということでした。
左の相四つということもあると思いますがつかまってしまうと力が差がありますからね。
舞の海⇒きょう考えていること最後の最後まで事細かく考えすぎると体が動かなくなってしまいます。
向正面の阿武松さんにも伺います。
松鳳山のねらいとしては胸を合わせてはいけないわけですね。
そうですね。
やはり稀勢の里のほうから見たら怖い相手でしょうね。
突きがありますし巻き替えがあります。
なおかつ、中に入っている相撲がありますから楽な相手ではありません。
きのうの相手とは違います。
きょうは地元の応援団が来ています。
今場所は相手をしっかり正面に置いて押す相撲が出ている稀勢の里。
稀勢の里ももたついていると脇の甘さをつかれて二本差されるということもあります。
しっかり頭に入れておかなくてはいけません。
突き落とし。
軍配は西に上がっています。
軍配、松鳳山。
玉治郎が間違えたのかもしれません。
正面の審判長から指摘を受けて玉治郎が東にまわしうちわを上げました。
いったん軍配は松鳳山のほうに上がりました。
動きの中で、あるいはどちらに上げると誤ってしまったかもしれません。
松鳳山は今場所二日目の鶴竜戦でもいったん軍配を受けて差し違えがありました。
確認します。
稀勢の里も足は俵の中です。
協議はすでに終わっています。
ただいまの協議について説明します。
行司軍配、松鳳山に一度上げましたので行司本人も上げたのを分かって稀勢の里が、勝ちということで上げ直しましたが協議の結果、稀勢の里を勝ちと認めます。
拍手
やや、説明に苦労していましたがいわゆる回しうちわの差し違えということです。
稀勢の里の勝ちです。
ひやりとしましたかね。
稀勢の里の足が出たのかなと一瞬思いました。
決まり手は、突き落としです。
松鳳山としてはやることはやったと思います。
松鳳山は、じっくり相撲を取っていては体力負けしますからね。
阿武松さんに、伺います。
松鳳山の攻め、よかったんじゃないでしょうか。
阿武松⇒一息のいい相撲ですね。
この相撲しかないでしょう。
差さずにはず、意識としては渡し込みにもいっています。
よかったと思いますよ。
稀勢の里は危なかったと思います体も浮いていましたし足が松鳳山の足がついていれば結果は違ったと思います。
松鳳山の足が流れたおかげで稀勢の里の足が残りましたけれども勢いが松鳳山にありました。
稀勢の里この一番を落とさなかったという見方もあります。
大きかったと思います。
稀勢の里にしてみたらやりづらい嫌な相手ですから白星を拾おうといったらあれですが白星をつかみ取るというのが大きいと思います。
松鳳山についてのリポートです。
松鳳山はいけると思ってしまったということです。
押していけると思ってしまった。
あのときに一瞬寄せていこうと思う間がられなかったのが残念です。
軍配は見ていなかったのでなぜ物言いがついたのかまげに入ったのかなと思って頭を触ったけど感覚も残っていなかったので分からなかったそうです。
舞の海さん、今の松鳳山のことば分かりますか。
分かります。
相手は強い大関ですし自分のほうは体が一回り小さい馬力も違う勝ちにいこうとすると少々完全な体勢を作らなくても走っていこうというその気持ちはあります。
攻め急ぐということだと、ここは勝負どころということば紙一重の部分です。
松鳳山の攻め方というのはよかったですね。
そうですねあそこで止まってしまうとじっくりじっくりつかまって勝機がなくなります。
一気に走りました。
そこにすべてをかけたんです。
玉治郎についてのリポートです。
稀勢の里が勝っていることは分かっていたんだけれどもついつい西のほうに上げてしまいました。
物言いがついて差し違えになりました。
すみませんということでした。
確かに2人が行司の体に寄っていきましたのでそういった形になりました。
行司も、すぐに気が付いてました。
今のような相撲というのは直径が4m55cmという絶妙な大きさだからこそ土俵際でああいう展開になったりするんだなと思いますね見方を変えると。
まさに勝負審判泣かせではないですが、きょうも出ています。
これ以上、土俵が大きければ松鳳山もあそこまで攻めたてませんでした。
まだまだ俵まで距離がありますからこれ以上、土俵が小さくなると稀勢の里もきょうの一番を落としていたかもしれません。
そう考えると4m55cmという絶妙な土俵の大きさというのは先人、先輩たちがよく考えたなと思います。
テレビの画面を通して見ますと小さめに見えるかもしれませんが実際に土俵のそばに行くと意外と大きいです。
土俵に立って後ろを見ると瓦が近くに感じます。
ファンによっては土俵がこんなに大きいんだねと驚く人もいれば小さいんだなと驚く人もいます。
その人その人で感覚が違うところがおもしろいです。
土俵上にいる力士もそうなんです。
調子がいいと大きく見えておりまた逆もあります。
土俵上が制限時間いっぱいです。
カド番で2勝1敗の琴奨菊と新関脇の正代です。
これまで2回対戦がありました。
いずれも琴奨菊が勝っています。
正代が、どうしても上体が起きるような立ち合いがあります。
琴奨菊が出足で持っていっています。
式守勘太夫に行司が替わりました。
正代、寄り切り正代の勝ちカド番の琴奨菊は2敗目。
これも丸い土俵を回り込みました。
この一番を阿武松さんから伺います。
きょうは胸を出すように見えましたが。
正代は手首だけでも差し込むと相手を差し起こしてひねりつぶすくらいの力があります。
それを差したい差したいと強くなりますとあごが上がって上体が起きます。
この辺、難しいと思いますがきょうも手首が入りました。
正代の強い気持ち、自分の相撲を取れたんじゃないですか。
琴奨菊の左の前まわしをねらう構えと見ていいと思うんですが。
いっぺんに持っていきたかったんですけれども回り込まれて差されると正代は受けが強いんです。
柔らかさは正代の魅力ですよね。
差せれば差し起こしてしまいますからね。
横綱大関でも正代の潜在的な能力が見られた相撲です。
新三役は難しい場所かと思うんですが2勝2敗きょうの一番はこの先期待をしたくなる相撲です。
今からですからこういう相撲を積み重ねて途中で上がっていくと思いますよ正代は。
正代は手首だけでも流れを作ってくるんですね。
舞の海⇒立ち合いは、いろいろ課題があると思いますが正代のいいところはこれだけの体格なんですが相手に入っていくときは体が細くなったような感じで小さく入り込んでいってそこからじわじわと相手のかいなをこじあけていきます。
差すときには小さく入って大きくなるといいますかその形ができていますよね。
大関を破って1つはずみがつくようなきょうの相撲かと思います。
こうして横綱大関とかを倒すことによって、場所ごとにだんだん自信をつけていって自信がつけば自然に地力がついてきます。
日々の稽古もさらに前向きになります。
われわれの取材に対する答えもだんだん前向きになってきました。
本人のコメントも力強さが出てきましたしね。
このまま新三役を経験したわけでは終わりたくないということばもありました。
残念なのは、きょうの琴奨菊にはこういういい相撲が取れるんですが白鵬戦は怖がっていました。
初日ですね。
これをもっともっと気迫を出して向かっていってほしかったなと思います。
そういうところは残念です。
気をもっと強くなってもらいたいです。
土俵には白鵬が上がって栃ノ心との仕切りが始まっています。
岡崎⇒勝ちました正代関です。
おめでとうございます。
正代⇒ありがとうございます。
立ち合いのイメージどうでしたか。
正代⇒立ち合いで腕を開けないことを意識しました。
もろ差しになりましたがその流れは?もろ差しの形というのは相撲の形なのであの形になってすぐ攻めにいったことがよかったと思います。
新関脇で、ここまで4日間振り返ってどうですか。
全体的にあまり体が動いていないほうだと思いますがこれから徐々に徐々に体調よくして取り切れたらなと思います。
あしたにもつなげていい相撲が途切れないようにしたいと思います。
白崎⇒正代が、きょう琴奨菊を破りました。
大関の中では、稀勢の里が勝って4戦4勝としています。
横綱登場、白鵬です。
3日間、厳しい内容できょう栃ノ心戦過去23回、すべて白鵬が勝っています。
前回は去年の名古屋右四つに組み合う展開で白鵬が攻めきれず、いったん栃ノ心がつりを交えて寄り立てるという場面がありました。
すべて勝っているとき、合い口というのは、お互いに意識することがあると思います。
前回は、ややてこずった横綱です。
お互いに右の相四つですけれどもね。
立ち合いから下手から上手から体の使い方からレベルが全く違いますからね。
最近、栃ノ心は相手のまわしを切ることも増えてきました。
制限時間いっぱいです。
早すぎました。
栃ノ心もなんとか先に上手を取りたい、そういう気持ちは分かります。
今度も合いません。
これは横綱だったら、受けて立たないといけないところですね。
それだけ落とせないという気持ち白鵬あるんでしょうね。
寄り切りました。
白鵬、4連勝。
これで対戦成績は24対0となりました。
きょうは白鵬は汗も多めにかいています。
白鵬は上手がいったん伸びたんですがじっくり構えましたね。
そうですね一枚まわしでどうかなと思っていたんですが取り直すのかなとも思ったんですが。
栃ノ心は切りにいっているんですが。
白鵬はこの辺りうまいですね。
栃ノ心は上手を取ったときにこれまで何度も上手を切られてきているわけですねその辺をどうしていったらいいのかその辺が工夫がないですね。
一度切られて栃ノ心がもう一度探りにいくだけなんですね。
相四つだけに栃ノ心としてもなかなか横綱を崩さないというところがあります。
横綱の白鵬の右四つどういう左右の手で仕事をしているのかもう少し研究していればこの23回のうちで1回は勝っていたと思うんですね。
そこが栃ノ心の足りないところです。
白鵬あすは松鳳山戦です。
栃ノ心はあす正代と対戦します。
結び前の一番です。
日馬富士はきのうおとといと連敗。
荒鷲は西の前頭2枚目。
幕内11場所目。
初めての横綱戦が組まれました。
先場所11勝4敗で番付が大躍進しました。
荒鷲といいますと初土俵が平成14年の九州ですから14年余りかけて初めて横綱と対戦する地位まできたということになります。
横綱に初めて挑戦する荒鷲に岡崎アナウンサーが話を聞いています。
荒鷲のリポートです。
ここまで3日間を振り返って立ち合いでしっかりあたれていないと話していました。
二日目はしっかりあたれたんだけどもそのあと勝ちを急いでしまったと話していました。
勝ちたいという気持ちが強すぎるということばを口にしていました。
これまで日馬富士とは胸を合わせてもらったことはあるけれども稽古したことはないというふうに話していました。
しっかりとあたりたいと話していました。
印象的だったのは支度部屋で落ち着いて落ち着いてということばを何度も口にしていたことです。
荒鷲といいますと入門したときには当時の荒磯部屋部屋が変わって花籠部屋峰崎部屋と変わって稽古を積んできました。
14年過ぎて初めての横綱戦です。
何年もやっていて番付が上がらないとああ、自分もこれぐらいなのかなと思ってしまうと思うんですがよくここまでたどりつきましたね。
先場所は番付の下のほうでしたけれども、非常にいい相撲の内容を見せていた荒鷲です。
初めての横綱戦。
どこまで力を出せるか。
寄り切り。
日馬富士の勝ちです。
横綱への初挑戦相撲を取らせてもらえませんでした。
やっぱり日馬富士の速さ。
これはあたってみないと分からないでしょうね。
あたっていってもですね。
日馬富士のほうが立ち合いは速くて鋭いですから日馬富士がすぐに左で前まわしを取りましたね。
そして取ったあとの流れが日馬富士はあります鋭くて速いですね。
荒鷲も胸であたっていきますけど。
鋭く突き刺さるようにあたってくる日馬富士にはこの立ち合いではほしい前まわしも取れないですね。
日馬富士は連敗を止めました。
あすは隠岐の海戦。
きのうは師匠の伊勢ヶ濱親方から少し雑になってるかなということばがありました。
ここから立て直していかなければいけない横綱です。
4連勝と星を伸ばした力士は佐田の海、蒼国来、貴ノ岩そして稀勢の里、白鵬です。
もう1人、3連勝の鶴竜が御嶽海の挑戦を受けます。
御嶽海は3日連続の結びです。
初日は豪栄道二日目は日馬富士に相手の懐に入って4連勝スタートきのうは白鵬に全く相撲を取らせてもらえませんでした。
きょうは鶴竜に挑戦します。
鶴竜はきょうで通算の出場が1100回の節目です。
今場所も初日から3連勝。
向正面に益荒雄の阿武松さんです。
阿武松さん、御嶽海に先場所ははね返されましたが今場所は向かっていく姿勢というんでしょうか気迫の相撲が序盤、光りますね。
そうですね。
目の色が違いますね。
勝ちたい、勝つんだという気持ちが出ていますね。
中に入っていく鋭さというのが序盤に見せていますね。
そうですね。
突っ張りもありますし中に入っての技術もあります。
やはり膝が目いっぱいの相撲ではなくて余裕があるんですね。
ですから、横綱と組んでも足がついていくんですね。
見ていて、ものすごく期待感がありますね。
舞の海さんにも伺います。
確かに目の色が違うというか気迫を、感じますね今場所は。
そうですね。
特に横綱を倒してますから大きな自信になっています。
それからこの御嶽海は何がすごいかというと十両平幕のころは突っ張っていく相撲だったんですがそれが通じないとなると相撲をどんどん変えることができるということですね。
そこに潜在能力を感じます。
きょうは前さばきのうまい横綱鶴竜です。
そうですね。
体勢を低くですね。
この一番うまくタイミングよくもろ差しになったりすると御嶽海は体の使い方がうまいですからね、おもしろい展開になると思います。
押し出し。
御嶽海の勝ち。
今場所2つ目の金星。
座布団が舞います。
決まり手は押し出し。
阿武松さん、御嶽海のきょういかがでしょう。
攻めがすばらしかったですね。
突っ張って、中に入って体を寄せて横綱の攻めてを殺しましたね。
すばらしい相撲だと思います。
阿武松さん、ありがとうございました。
舞の海さん、まだまだやってくれそうな御嶽海ですね。
そうですね。
新しい力が台頭してきましたね。
押し勝ってますよね。
非常にいい内容でした。
これで4連勝は白鵬、稀勢の里と平幕の3人となりました。
2017/01/11(水) 15:55〜18:00
NHK総合1・神戸
大相撲初場所 四日目 ▽新十両紹介 力真[二][字]

(4:10)「幕内取組」 【解説】正面(幕内)舞の海秀平,向正面(幕内)阿武松(元益荒雄),【アナウンサー】正面(幕内)白崎義彦

詳細情報
番組内容
(4:10)「幕内取組」 【解説】正面(幕内)舞の海秀平,向正面(幕内)阿武松(元益荒雄),【アナウンサー】正面(幕内)白崎義彦 <副音声>【実況】ヒロ・モリタ 〜国技館から中継〜 <中断>(4:00)−(4:03)[字]ニュース (5:00)−(5:03)[字]ニュース
出演者
【出演】【解説】正面(幕内)舞の海秀平,向正面(幕内)阿武松(元益荒雄),【アナウンサー】正面(幕内)白崎義彦,<副音声>【実況】ヒロ・モリタ