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解説書き起こし 大相撲初場所 七日目 2017.01.14

前へ前へと攻めました徳勝龍、5勝目です。
新十両力真は3勝4敗と星が変わります。
徳勝龍の勝ち。
解説は元大関琴欧洲の鳴戸親方です。
今場所は徳勝龍の前に出る攻めが目立ちますね。
鳴戸⇒今場所、いいですね。
力真の突っ張りが突ききれなくて徳勝龍、左四つになっても休むことなく土俵を1周回ってずっと相手を追いかけていきました。
丸い体が前に生きています。
攻めが非常に目立ちます。

 

 

 


きのう自身の結婚も発表になりました。
場所後に、挙式も控えている徳勝龍。
気をよくする材料がたくさんあるこの初場所です。
初場所七日目を迎えています。
きょうもチケットはすでに完売。
当日券が完売になりました。
札止めの状況、国技館です。
正面解説は元大関・琴欧洲の鳴戸親方⇒青色リポーター⇒黄色で表示します。
早くも幕内勝ちっぱなしは白鵬と稀勢の里、2人となっています。
このまま2人の一騎打ちとなっていくのか、あるいはきょうは七日目です。
これからが非常に注目されていきます。
残念なニュースです。
伊勢ヶ濱部屋の横綱日馬富士がきょうから休場となりました。
おとといの相撲で右の太ももの裏を痛めました。
きのうは、そのけがおして土俵に上がりまして今場所、元気な新関脇の玉鷲を破ったんですがただ十分に相撲がもう取れないという判断をしました。
診断書が出まして右の太ももハムストリング肉離れという診断が出て全治まで1か月の療養という判断です。
きょうから休場です。
対戦相手の勢がきょうは不戦勝です。
ちょうど十両の半ばあたりの取組が進んでいます。
東からは大きな天風、2勝4敗西から佐渡ヶ嶽部屋の琴恵光が3勝3敗。
体格差がありますが部屋付きの親方琴恵光はどういきましょう。
鳴戸⇒一門の連合稽古があって胸を合わせていますんでお互いの取り口が分かっています。
その中でどういうふうに相撲を取ることができるか。
天風突き出しました。
70kgの体重差を生かしました。
琴恵光は3連勝のあと4連敗です。
決まり手は突き出しです。
まともにいきましたね。
鳴戸⇒立ち合いがよかったですけれど、そのあと足が止まりましたね。
もっともっと動かなくてはいけなかったですね琴恵光としては。
大きい天風を正面から受けました。
回り込んでついていかなくてはいけなかったですね。
その辺り天風はどうですか。
天風、琴恵光をよく見て突き出していきましたね。
きのう終わって十両は1敗の力士が4人いましたけれどそれは宇良、誉富士、大奄美里山の4人です。
里山の取組が終わっています。
6勝1敗と星を伸ばしています。
大奄美は、きょうは負けました。
北はり磨は復帰が濃厚です。
1敗を守った里山の一番をご覧いただきます。
実況⇒踏み込んだのは里山です。
ただ、中にはなかなか入れませんが、里山、得意の左が差せるか。
のぞいたか。
のぞかない。
うまく手繰りました。
とったりの勝ちです。
里山、6勝目です。
6勝1敗としました。
決まり手は突き落としです。
天風、琴恵光が終わったところです。
5勝1敗、もう1人が宇良です。
宇良、勝ちっぱなしだったんですが敗れたことによって5勝1敗が4人という展開です。
きょう宇良は小柳と対戦します。
そして、きょうは十両の豊響が幕内で大砂嵐と対戦します。
この一番が先ほど早くもご紹介しました安美錦と東龍戦です。
今場所は安美錦がもうひとつ白星が伸びていません。
どう見ていますか。
動きは悪くないですけれど相手のほうがよく研究しているんじゃないですか。
対する東龍です。
東龍は右四つ左上手を得意としています。
上手投げ、東龍の勝ちです。
今場所はもうひとつ安美錦らしい相撲が取れません。
これで安美錦は2勝1敗から4連敗です。
2勝5敗と星が変わります。
向正面からです。
安美錦は今、いい上手を取ったんですけれどね。
決まり手は上手投げです。
東龍の勝ちです。
安美錦はいい上手を取ったんですけれど本人もどうも今場所はもうひとつ歯車がかみ合わないという話をしています。
私と対戦するとき安美錦は速攻相撲で前に出ましたからアキレスけんをけがしてから十両に落ちて出足がいまひとつですね。
前に持っていくことができなくなりました。
まだこの辺で相撲は取れていますね。
このところかなり寒い日が続いています。
安美錦自身もなかなか体調としては万全とは言い難いという話をしていました。
東龍は連敗を止めました、3勝4敗です。
十両の解説は元大関琴欧洲の鳴戸親方です。
十両の注目力士を聞きました。
1に宇良2に小柳という名前が挙がりました。
鳴戸⇒きょうまさか2人が対戦するとはね。
宇良は非常に動きのいい力士です。
どういう点が注目ですか。
低い形ですね、粘り腰ですね。
何をしても何をやっても最後まで諦めないですね。
気持ちの強さですね。
粘り腰ということばがありますけれど今場所は弓なりになってしゃがみこんで残っている場所もありました。
一方、小柳がどこに注目していますか。
突き押しが威力があると思います。
焦るところがありますね。
十分の形じゃないときに攻めていますのでもう少し落ち着いて1つ腰を落としていくといいですね。
そうすれば3つの星を落とさなかったと思います。
すぐ前に出て腰を落として出ていけばもっと白星を重ねていると思いました。
負けている相撲は確かにちょっとばたばたしていますね。
稽古をしているんだからもうちょっと落ち着いて自分の相撲をもっと磨いてもっと自分の相撲を信じていいと思います。
相手がどうとかこうとかではなくて突き押しをもっと生かしていくといいと思います。
3勝3敗どうしです。
旭大星と千代丸です。
送り出し、旭大星の勝ちです。
うまく後ろにつきました。
4勝3敗、白星先行です。
千代丸は3勝4敗黒星が1つ先行です。
すぐ後ろにつきましたね。
だいぶ体も大きくなりました。
その辺り、立ち合いからしっかりと千代丸の圧力を受け止めました。
その辺りもそのあとの動きにつながりましたね。
土俵上は宇良と小柳です。
十両はここまで6勝1敗と星を伸ばしたのは里山ただ1人です。
5勝1敗だと誉富士と新十両の大奄美は敗れました。
そしてもう1人の5勝1敗が宇良です。
この両者は対戦するのは初めてです。
小柳はまだまげが結えません。
去年の春場所三段目のいちばん下100枚目格付け出しという新しい制度でデビューしました。
角界デビューからまだ1年ちょうど1年と言ってもいいのかもしれませんが小柳宇良との初対戦です。
宇良です。
初日から5連勝でしたが、きのう、土俵下に控えている大栄翔にうまく相撲を取られて突き出しで敗れました。
5勝1敗と星が変わりました。
そして小柳です。
向正面のリポートです。
きょうの宇良戦ですが学年が1つ上でとても対戦したい力士の1人ということです。
自分は、もうはじいて突っ張って土俵際まで攻め込む、これしかありませんと言っています。
土俵際、みんなが苦労しているあの土俵際を体験してみたいそういう話をしていました。
勝っても負けても宇良関とやれば館内は大きく盛り上がると思うのでいい相撲を取りたいと非常に楽しみにしていました。
この対戦をもう1人、楽しみにしていた鳴戸さんがきょう解説です。
確かに、小柳からすると迷いはないでしょうね。
相撲は1つですね。
そうですね。
どんどん前に出ていくことですね。
宇良がどうやっていくかということが注目ですね。
宇良は、小柳のことを下半身が大きい、重たそうだただ自分も負けないように立ち合いはしっかりあたれたという話をしていました。
とったり、鮮やか宇良の勝ち。
うまく突っ張りのかいなを手繰りました、宇良。
見事、宇良、とったりの勝ち6勝1敗です。
しかし光ったのはその前の突っ張り合いです。
小柳の突っ張りに対して宇良も堂々と突き返してきました。
小柳は自分の体重を前にかけていませんでしたね。
様子を見ながら手の先だけで突っ張っていきましたね。
相手のほうに圧力がかかっていませんね。
前傾姿勢がいいときはもっと深いですね。
楽しみにしていながらも小柳は中に入れたくないという気持ちがあったんでしょう。
小柳は最初から勝ちにいっていないような気がしますね。
宇良は最高の相撲ですね。
真っ向から突き返していきました宇良。
少し足を気にしていた宇良なんですが土俵に打ちつけてすり傷ができただけということで全く問題ありませんと言っていました。
それにしても宇良は見事な相撲でした。
とったりで6勝1敗です。
これで十両6勝1敗は宇良と里山2人の小兵力士といってもいいでしょう。
その宇良をきのう破ったのが、大栄翔です。
先ほど鳴戸さんから小柳は相手を見ながらということがありましたが。
小柳はきのうの相撲を見るべきでしたね。
どんどんどんどん前に体重を預けて出ていけば勝てると思いますね。
きのうは大栄翔は見すぎないようにどんどんどんどん自分から攻めるその攻めに徹したのがよかったと言っていました。
まさに鳴戸さんが言うとおりでした。
大栄翔は、きょうは?と振りますときょうは苦手なんですよと言いました。
同じ突き押し相撲の阿武咲です。
どうも先手を取られて引いてしまうと言っていた大栄翔です。
このあたりが相撲の合い口でしょうか。
時間になりました。
大栄翔、4勝2敗阿武咲、3勝3敗です。
はたきが、今場所はきまりました。
はたき込み、大栄翔の勝ち首をひねるのは阿武咲です。
阿武咲は3勝4敗と星が変わります。
大栄翔は5勝2敗です。
お互いの突き押しですが大栄翔はいなすタイミングがうまかったですね。
距離をはかってましたね。
どうも相手の圧力に引いてしまうといっていました。
まともにいくんではなくて右に動けたので引きもきまるんだと思いますね。
呼び込むようないなしではなかったということですね。
大栄翔、勝って5勝2敗と星を伸ばしました。
2連敗スタートから5連勝です。
初場所はきのう終わって白鵬と稀勢の里、勝ちっぱなしはこの2人だけとなりました。
その白鵬、きょうは玉鷲と。
稀勢の里は栃煌山と対戦します。
稀勢の里が2時21分に場所入りしました。
その姿をご紹介しました。
去年は琴奨菊豪栄道の初優勝がありました。
稀勢の里は準優勝が続きまして綱取りの場所はずっと続きました。
ことしこそはという期待の中で現在は白鵬と並んで6勝です。
勝ちっぱなしです。
ことしこそというよりも今場所こそですね。
苦手にしている横綱の日馬富士が休場しましたしね。
先場所負けた栃ノ心もきのう休場しました。
白鵬以外の大関横綱もあまり元気がありませんからね。
白鵬を倒せば優勝できると思います。
七日目の段階ですが一騎打ちという段階になってきましたかね。
こういうチャンスはなかなかないんですがこういう場所をものにしないと厳しいんではないでしょうか。
ただ稀勢の里は取りこぼしというのが怖いですね。
今場所もさっきのVTR何とも言えない顔で入ってきましたね。
どういうふうに見えましたか。
分かんないですね。
鳴戸さんも期待している稀勢の里の初優勝そう言っていいですか。
そうですね。
土俵上です。
旭秀鵬と青狼です。
制限時間がいっぱいとなりました。
ともにけがで少し苦しんでいました。
旭秀鵬のほうは右の上腕も場所前に痛めました。
青狼は先場所から腰の状態があまりよくありません。
旭秀鵬、寄り切り相撲は一方的になりました。
旭秀鵬、寄り切りで4勝3敗青狼、2勝5敗と変わります。
両者は右の相四つすぐに右四つになりました。
ポイントは左の上手ですねどちらが先に取るかですね。
青狼は手を伸ばしたんですが届きませんでしたね。
旭秀鵬はすぐ取りました。
相四つになると上手を取ったほうがやはり有利になりますね。
旭秀鵬は状態はまあぼちぼちですという話をしていました。
幕下上位5番の成績です。
豊ノ島、きょう勝って3勝1敗土俵際の粘りが出てきました。
19歳の貴源治が押し出しで勝って3勝1敗です。
朝赤龍が上手投げで勝って今場所の初白星です。
翔天狼は早くも負け越してしまいました。
十両の結果です。
北はり磨は幕下筆頭です。
勝って4勝0敗で来場所の十両復帰確定的としました。
里山、勝って6勝1敗白星を伸ばしました。
新十両の照強、押し出しで勝って3勝目です。
宇良、小柳はとったりで宇良が勝ちました。
6勝1敗です。
十両はきょう終わって6勝1敗は宇良と里山、2人となりました。
十両の豊響はきょう幕内で、大砂嵐と対戦します。
十両最後の一番です。
この2人は、けんか四つです。
左と右と得意の四つが違います。
北太樹は左四つ一方、英乃海は右四つです。
けんか四つの相手に対して鳴戸さんはどういうことを考えましたか。
私も右四つでしたが大関の琴奨菊は、けんか四つふだんでも稽古のときに大関は右四つした僕は左四つした仮想の敵として練習をしてましたね。
稽古を積んでいましたね。
常に稽古場からけんか四つの相手を立てて稽古をつけたということですか。
そうですね。
本場所では差し勝とうという意識はありますか。
そうですね。
相手が左四つでも右四つでもどちらに組んでも自信がありました。
まわしさえ取ればなんとかなるという気持ちでした。
ですから大関になったんでしょうね。
その辺り、この両者どう考えているか。
人によってはけんか四つであえて相手の四つになるという有利に取るという相撲を取る人もいました。
左でまわしさえしっかり取ればということですか親方の場合は。
そうですね。
下手でも上手でもまわしさえ取ればかまいませんでした。
十両最後の取組、制限時間いっぱいとなりました。
右四つになりました。
攻め込んでいるのは北太樹引き落としました。
英乃海の勝ちです。
上手投げです、英乃海の勝ちです。
最後の最後、上手が引けました。
北太樹はあえて右四つにいきましたね。
そうでしたね。
英乃海は最後よく回り込んで左上手を取りましたね。
体が柔らかいですね。
途中までは北太樹が攻め込んでいたんですが逆転の上手投げ英乃海の勝ちです。
幕内力士の土俵入りです。
先導は式守錦太夫です。
東方幕内力士の土俵入りです。
大砂嵐
(おおすなあらし)エジプト出身大嶽部屋佐田の海
(さだのうみ)熊本県出身境川部屋千代皇
(ちよおう)鹿児島県出身九重部屋臥牙丸
(ががまる)ジョージア出身木瀬部屋貴景勝
(たかけいしょう)兵庫県出身貴乃花部屋輝
(かがやき)石川県出身高田川部屋貴ノ岩
(たかのいわ)モンゴル出身貴乃花部屋魁聖
(かいせい)ブラジル出身友綱部屋北勝富士
(ほくとふじ)埼玉県出身八角部屋碧山
(あおいやま)ブルガリア出身春日野部屋妙義龍
(みょうぎりゅう)兵庫県出身境川部屋千代翔馬
(ちよしょうま)モンゴル出身九重部屋勢
(いきおい)大阪府出身伊勢ノ海部屋松鳳山
(しょうほうざん)福岡県出身二所ノ関部屋宝富士
(たからふじ)青森県出身伊勢ヶ濱部屋小結・高安
(たかやす)茨城県出身田子ノ浦部屋関脇・正代
(しょうだい)熊本県出身時津風部屋大関・照ノ富士
(てるのふじ)モンゴル出身伊勢ヶ濱部屋大関・稀勢の里
(きせのさと)茨城県出身田子ノ浦部屋刈屋⇒初場所七日目東方の幕内力士の土俵入りです。
6日間終わって6連勝は横綱白鵬と、大関の稀勢の里この2人だけです。
三役以上には1敗の力士もおりません。
1敗は平幕の6人が追う展開です。
白鵬と肩を並べて安定した相撲で序盤戦、初場所の初日からの6連勝というのは自身初めてきょうは栃煌山との対戦が組まれている稀勢の里です。
かわって西方幕内力士の土俵入りです。
先導は木村銀治郎。
千代大龍
(ちよたいりゅう)東京都出身九重部屋千代鳳
(ちよおおとり)鹿児島県出身九重部屋逸ノ城
(いちのじょう)モンゴル出身湊部屋大翔丸
(だいしょうまる)大阪府出身追手風部屋錦木
(にしきぎ)岩手県出身伊勢ノ海部屋蒼国来
(そうこくらい)中国出身荒汐部屋石浦
(いしうら)鳥取県出身宮城野部屋千代の国
(ちよのくに)三重県出身九重部屋琴勇輝
(ことゆうき)香川県出身佐渡ヶ嶽部屋嘉風
(よしかぜ)大分県出身尾車部屋豪風
(たけかぜ)秋田県出身尾車部屋遠藤
(えんどう)石川県出身追手風部屋栃煌山
(とちおうざん)高知県出身春日野部屋隠岐の海
(おきのうみ)島根県出身八角部屋荒鷲
(あらわし)モンゴル出身峰崎部屋御嶽海
(みたけうみ)長野県出身出羽海部屋関脇・玉鷲
(たまわし)モンゴル出身片男波部屋大関・琴奨菊
(ことしょうぎく)福岡県出身佐渡ヶ嶽部屋大関・豪栄道
(ごうえいどう)大阪府出身境川部屋刈屋⇒日がたつごとに御嶽海への声援が大きくなります。
今場所は西の前頭筆頭の御嶽海。
横綱、大関との対戦が前半戦はずっと続いてきたんですが6人と対戦して4勝2敗2つの金星、2大関を破っています。
そして、きょうは横綱、大関との対戦が最後になります。
大関照ノ富士との対戦。
横綱大関総当たりの中で白星先行してこのあと中盤から後半へと向かっていきます。
初場所は6連勝で白鵬と稀勢の里1敗で北勝富士、貴ノ岩、蒼国来、逸ノ城、佐田の海の平幕が追います。
残念なニュースです。
西の横綱日馬富士がおとといの相撲で右の太ももを痛めてきょうから休場です。
右のハムストリング肉離れ全治1か月という診断が下されています。
おとといは足を痛めて花道を戻ってきて風呂場に戻ったときには痛い、やばいかもしれないという声が聞こえました。
きのうは無理をして出場して玉鷲を破りましたけれども残念ながらきょうから休場です。
勢の全勝が決まりました。
これから横綱2人の土俵入りが行われます。
正面解説は元関脇・栃乃和歌の春日野親方⇒青色ゲストは、さだまさしさん⇒緑色リポーター⇒黄色で表示します。
さださん、よろしくお願いします。
さだ⇒よろしくお願いします。
楽しみにしました。
体が動きながら土俵入りもご覧になっていました。
国技館にお越しになったのは平成21年、平成22年以来ですか。
そのあと一度観客として来させていただきました。
なかなかゆっくりとくる時間が少なくて残念です。
きょうはゆっくりとまではいかないかもしれませんがいろいろとお話を伺います、よろしくお願いします。
拍手
(館内)ヨイショ!今場所連覇を懸ける鶴竜ですけれども3連勝のスタートのあと3連敗。
連覇が非常に苦しい状況に立たされています。
きょうは結びの一番で隠岐の海の挑戦を受けます。
東日本大震災が起きてそのあと、被災地を力士たちが慰問に訪れたときに横綱の土俵入りを、海に向かってせり上がりこれは地元の皆さんが非常に喜びました。
さだ⇒喜ばれたと思いますよ。
横綱ですから、綱を締めた段階でご神体と同じですから神様になるわけですから。
昔から自然に対する信仰など各地でありますけれども地を鎮めて、五穀豊じょう平和を願うというのが横綱の土俵入りというか、しこです。
分かりやすくいうと自信歳ですか地鎮祭でしたね。
相撲協会は東日本大震災の慰問を続けています。
やはり熊本地震へさらには鳥取の地震。
災害の多い国なのでそういうときの人々の心の支えになると思います。
横綱白鵬です。
本来ですと横綱が2人になると東西からの土俵入りになりますがきょうは西の横綱の日馬富士が急きょ休場となりましたので東から2人、土俵入りを行います。
そういう場合には2人とも同じ方向から出てくるんですね。
そしてきょう、このあと白鵬が玉鷲との対戦、本割の土俵に上がりますと横綱としての出場が819回となりましてあの北の湖を抜いて史上1位の横綱としての出場回数になります。
さだ⇒すばらしいですね。
(館内)ヨイショ!両かいなを開いて不知火型せり上がり鶴竜は守りから攻めに転じるせり上がりでした。
通算勝利数も1014勝と伸ばしています。
非常に美しい白鵬独特の土俵入りです。
放送席からご覧になる土俵入りもいつもと違いますか。
放送席から見させていただくのは初めてなので、本当に興奮しますね違う意味で。
きょうのゲストはこの方です。
さださん、始まってますよ。
始まりましたよ。
さだ⇒これさ東支度部屋のトイレってさ見たかったんだよ、俺。
これ普通のお宅の便座の大きさなんだけど、これ見てこんなに差がある。
体をこう…ね?いい感じですね。
♪〜刈屋⇒これは2010年平成22年、平成21年から22年にかけての年越しライブのあとの「年の初めはさだまさし」というNHKの番組です。
支度部屋のトイレから入っているんですね。
さだ⇒なかなか僕らが見ることができない場所なので大きなお手洗いじゃないですか。
あれには驚きました。
ぜひともご紹介しようというので正月早々お手洗いから大変失礼いたしましたけれども年越しそうそうですからね。
支度部屋はあのとき入ったのが初めてですか。
もちろんあのとき初めて入らせていただいてお相撲さんは大きい人が多いからお手洗いも大変だろうなと思ったらちゃんとそれ用に作ってあるのが、さすが国技館からと思いました。
それと国技館は土俵が見やすいんですね。
初めて2階席に座らせてもらったのでリハーサルのときにちょっと座ったんですけれどもどこからも見やすいというのはすばらしい構造ですね。
2階席が遠く見えるんですけれども座るとすごく近く見えるんですね。
すごく近いですね。
その国技館「年の初めはさだまさし」の前に年忘れのコンサートカウントダウンコンサートをやりました。
そのときにいわゆる力士のぼり。
それぞれスタッフやファンの人とかいろいろな人が出してくれましてやたらさだまさしばかりなんですよ。
外国の人はこれをバックに写真を撮っていたんですけれどもブラジルに帰ってどう言い訳するんだろうと申し訳ない気持ちになりました。
相撲ののぼりだと思って撮っていたんですね、恐らく。
そして懸賞幕も。
1曲歌うごとに懸賞幕を出してもらって半分しゃれですけれども半分本気で。
こうするとやる気になりますよ実際に懸賞は来ませんけれども1曲ごとに歌う!という気持ちになりました。
しかも土俵があったところで歌いました。
土俵というのは僕らにとって神棚のようなものですからいくら下に沈めてあるとはいえその上に立って歌うので一生懸命精進しましたね。
そしてステージに上がりました。
解説は春日野親方です。
春日野さん、かなり古いおつきあいがあるそうですね。
さだ⇒長野の知人を通じてご紹介いただきまして、それ以来なかなかしょっちゅうお目にかかるわけではないんですが。
春日野⇒私のさだまさしファンはずいぶん昔からなんですけれども。
ありがとうございます。
当然歌も持ち歌として。
もちろんです。
昨年春日野音楽祭をさせていただいたんですけれども春日野親方がステージに登場すると春日野音楽祭なので受けるかなと思って親方に電話したらゲストに来いと言われました。
お招きいただきました。
さださんは昔から大相撲が大好きだと。
白黒のテレビのころから一生懸命相撲は見ています。
その中で選んでいただきました。
若乃花、寄りました。
栃、逆に振り返した。
東の土俵際から土俵中央に戻りました。
両者の決戦、またも左がっぷり四つに渡り合いました。
若乃花、やや逆足であります。
栃錦、左足を十分に前に出しております。
栃、内掛け、残った。
栃錦、左の内掛け、残りました。
若乃花、腰を外して残しました。
両横綱の決戦!相撲史始まって以来の大決戦であります。
両者ほとんど動かず僅かに左に動いた。
栃、勝負手!相手の上手を切りにいった。
若乃花、もろ差し!ぐいっと寄り切り!寄り切りました、若乃花。
ついに初の全勝優勝なりました。
若乃花、優勝なりました。
栃錦、敗れました。
惜しくも敗れました栃錦。
さだ⇒これは力相撲ですね。
すばらしい相撲ですね。
刈屋⇒実況は今聞くと大げさな実況ですけれども、当時はそういう一番だったんですね。
全勝どうしだったと記憶しています。
明治42年に優勝制度ができてから初めて横綱どうしの全勝千秋楽決戦だったんですね。

 

すばらしい相撲ですね。
刈屋⇒実況は今聞くと大げさな実況ですけれども、当時はそういう一番だったんですね。
全勝どうしだったと記憶しています。
明治42年に優勝制度ができてから初めて横綱どうしの全勝千秋楽決戦だったんですね。
しかも人気の栃錦、若乃花です。
栃若時代ということばが僕はまだ子どもだったんですけれども、このときに若乃花関のさがりが気になりましたね。
覚えていますよさがりを行司さんが投げる姿さっと投げる姿かっこいいなと思いました。
記憶に残っているんですね。
1分ちょっとと思えないですね。
この2人の対決が近代相撲を作り上げたと。
そう思いますね。
今見てもこれはすごい近代相撲の入り口というか花が開く瞬間のような気がしますね。
本当にスピーディーで技の応酬があって。
そうですね。
このときの横綱全勝決戦そのあと大鵬と柏戸が2回あってそのあと、千代の富士と隆の里があってそのあとがないんですね。
春日野親方、今の一番はいかがですか。
栃錦のまな弟子の春日野親方です。
時々ありました。
ああいうまわしの切り方はよくないんだよとか優しい言い方をするんですけれどもなかなか厳しい親方だったですよ。
手で切りにいったところですね。
そうですね。
失敗したことを私たちにあえて教えてくれるいいことは盗んでみろということはよく言われました。
栃錦という方はどういう方でしたか。
われわれが相撲の中継を始めたころの理事長だったんですよね。
言い方は優しいんですけれどもなかなか、力士とはということは常に言われました。
それと出羽一門の伝統というかやめるときには桜の花が散るごとくということが言われましたよね。
私も、それはずっと頭にありました。
幕内ですけれども私たちのときは幕内でもやめるときはあっさりというかきっぱりやめようと心に決めていました。
名こそ惜しけれということばがありますけれども。
ことにアスリート、運動をする方というのは自分で引き際を決めなければいけないという本当に厳しい世界だなと思いますね。
ほかの人が決めるわけではない自分で決めなければいけないというのは僕らといちばん違うところですね。
結局は僕らも自分で決めなければいけないんですけれどもコンサートをやっていますとお客さんが来てくださるかぎり出なくてはいけないなという責任感を感じてなかなかここでやめるという決意はしにくい仕事なんですけれどもね。
もちろん力士の勝負の世界と歌手であるさださんとは違うと思いますが。
勝ち負けというのが自分の心の中だけですからきょうのコンサートはうまくいったとかきょうはお客さんに申し訳なかったということがあると寝られないですよね。
何度か、やめようと思ったこともありましたか。
ありましたね。
やっぱり年齢的にこれ以上やると声が出なくなったらどうしようという不安は常に抱えていました。
今は、出るかぎりはやろうと思っております。
東日本大震災があったということも1つのやろうという気持ちを奮い立たせたきっかけですか。
その直前に、僕はやめようかなと思っていたんですけれども災害が起きて被災された方のところにギターを持って行きますとまだ僕にもやらなければいけないことできることがあるんだということを教わりました。
これは、やっぱりもうちょっと続けようかなと思って今もうちょっと続けています。
さださんが相撲に興味を持つ大きなポイントは神事であるということだとおっしゃっていましたね。
やっぱり神聖な場所なので僕は大乃国関の断髪のときに初めて土俵の上に上がらせていただいたんですけれども本当に土俵を作るお祭りというのは神聖なものだなと思いますね。
初日の前日に行われる土俵祭です。
ここで五穀豊じょう、平和と健康とそして鎮めものですね。
尊いですよね。
お米、かち栗、するめ、そして塩さらにはかやの実、昆布も入れます。
日本という国が出来上がる前からの神事ですからね相撲というのは。
日本人が日本という国を意識する以前からある競技ですから本当にそういう意味ではこの国とともに生きてきた競技なんですね。
そしてこの土俵祭りで土俵の三神、3つの神様を土俵にお迎えして一般の方もあまりご存じないんですが千秋楽が終わって、表彰式も全部終わったあと神送りの儀式というのがあります。
必ずやるんですね。
胴上げで神様を天に返すんですよね。
それがもしかすると胴上げの起源というか始まりではないかという人もいます。
そうなんですか。
そういうところまでお相撲は届けていただきたいような気がしますね。
そういう要素があるということもやっぱり力士たちに伝えていかなければいけませんね。
春日野⇒相撲部屋を持っている人間としてもこういう意味だよとかこれは、こういうことを考えながらやっているんだよということを常に言っているつもりなんですけれどもね。
ただの勝ち負けではない。
もちろん、勝ち負けは大事ですけれどもね。
だからこそ力士というのは価値があるのではないかという方もいますね。
今ちょんまげを結っている人はお相撲さんだけですよね。
日本古来の姿というのはここにしか残っていないと言ってもいいくらいですね。
ただの勝ち負けじゃないんでしょうね。
やはり限界まで自分自身を高めていく、鍛えていく鍛え続けていく鍛え続けていく過程で、今どこまでいるんだろうということを本場所で試すこれが本場所での考え方ですよね。
もちろん、私たちが教わったのは勝つ者が偉いのではない負ける者がいるから勝つ者が称賛されるというんですけれども負けた者にも感謝の気持ちを表して最後はおじぎをして帰ってこいということは常に言われました。
厳しい稽古というのは大事なんですね。
画面では、きょうの幕内の取組をご紹介しました。
正面の審判長席には元大関若嶋津の二所ノ関審判部長が座っています。
初場所七日目、幕内の最初の取組が始まりました。
懸賞幕が回ってくるとあのときのことを思い出しませんか。
さだ⇒思い出しますね。
力士が勝負の前に気力を高めていく、この間ですね。
テレビをご覧になっている方はこの仕切りが長いと思っている方も多いんですが初めて現場に来ると仕切りは意外と短いなと思うんですね。
仕切りまで含めて相撲だということが、現場に来るとよく分かりますね。
前は時間前に立つ勝負があったじゃないですか。
近頃はあまり見ないですけれどもね。
今も原則お互いの呼吸が合えば時間前に立ってもいいわけですね。
春日野⇒もちろんですね。
画面に向かって左側の審判が座っていると思うんですが、その人が最後の仕切りだよ制限時間いっぱいだよというのを行司さんに教えるわけです。
そういうところにも注目して見てもらえればいいですね。
大砂嵐の向こう側に顔が見える元魁皇の浅香山親方です。
右手を上げました。
これで時間ですよということを東西の呼出しに教えて東西の呼出しが立ち上がってタオルを渡して確認するわけです。
ここがいいですね。
大砂嵐は返り入幕で東前頭16枚目3連勝のあと3連敗。
豊響は今場所は東の十両筆頭です。
日馬富士がきょうから休場しました。
栃ノ心が休場して1人十両の力士が幕内に入って相撲を取ります。
両者は幕内では2対2対戦成績は互角です。
1勝3敗から豊響は2勝4敗。
呼び込んでしまいました、大砂嵐。
寄り倒しですが物言いがつきました。
式守錦太夫は豊響に上げましたがこのときに寄っていった豊響の足がどうかということになります。
少し足が気になる大砂嵐ですがいきなり物言いがつきました。
さだ⇒いきなりびっくりしました。
厳しいところですね、これ。
これを見るともう落ちる前に、大砂嵐が宙に浮いている感じもしますね。
春日野⇒左肘と大砂嵐の足なんですが土俵の下にはいっているこれをどうやって取るか。
細かく映像を見たのを審判部長、聞いていますのでそれで判断すると思います。
それと相撲を参考にして肉眼で見て5人の審判の感覚が大事です。
豊響に上がりましたが同体とみて取り直しとします。
お聞きのとおり、取り直し。
いやおうなしに盛り上がりますね。
同体ですか…。
春日野さん今のは審判経験長くいらっしゃいますが単純にどちらが早くついたかというここでは判断できないんですね。
やはり勝負うんぬんよりも大砂嵐というのはなぜけがばっかりするのかというのは、今のところに出ています。
もっと巻き替えに出てきたときに前に出ると相撲と力士としては原則として前に出なくちゃいけないんですがそれを後ろに勝負をかけにいきますから、けがをします。
勝負うんぬんよりも相撲の内容としては少しがっかりですね。
巻き替えにきたら前に出なくちゃいけないのに投げにいきましたね。
しかし、さださん大砂嵐エジプト出身ですしこのあと臥牙丸はジョージア出身。
世界各国の人たちが相撲に興味を持ってつまり日本の文化ですねそこに興味を持ってくれるのはうれしいことですね。
さあ、取り直しの一番。
突き落とし。
今度は左四つ。
攻めてすぐに右から突き落としました。
豊響の勝ち。
突き落として豊響の勝ち。
なかなか力士たちは土俵上ではどこが痛いか見せないんですがわれわれも取材のときは引き揚げていく歩いていく姿そこで、あれ?と思ったりする。
春日野親方がおっしゃったのは困ったときに前に出ろというのは人生のいいことばですね。
引いちゃだめだ。
前に出なくちゃ意味がないだろうと。
胸にしみてきますね。
春日野さん、今も豊響がとにかく前に攻めましたね。
そうですね。
ずいぶん前から知っていますが豊響というのはこれしかないんですね。
まわし取ったら負けと思って潔く相撲を取っていると思います。
師匠もそういう教えをしていると思います。
その攻めが効いて突き落とし豊響、3勝4敗。
あすは十両の土俵です。
大砂嵐は3勝4敗となっています。
3連勝のあと4連敗あすは輝との対戦が組まれています。
十両以上に、エジプトジョージア、モンゴル、ロシアブルガリア、中国こういう時代がくるというのは20、30年前は想像できませんでしたね。
高見山関のときは僕、驚いたんですけどね。
外国の人が相撲を取ると。
何年か前にヨーロッパのウクライナ、そしてハンガリーと取材をしたときにやはりこの相撲というのは分かりやすくてエキサイティングで時間が短くてお金がかからない。
これは世界中に広がる要素があるとすべてそろっていると。
こうして見ると分かりますが、土俵、驚くほど狭いですとこの中にこれだけの力士が死力を尽くして戦う場としては狭すぎると思います。
栃錦、若乃花の対戦を見ると半分ぐらいの体格しかないかと思いますよね。
大きい人は有利なんですか。
大きい人が必ずしも勝つというわけではないですね。
そこも相撲の楽しみの1つですね。
千代鳳が自分の呼吸で立とうとしましたが臥牙丸が立てませんでした。
寄り切りました千代鳳の勝ちです。
千代鳳、3勝4敗臥牙丸、首をかしげましたが2勝5敗。
寄り切りで千代鳳の勝ち。
頭であたり合いましたが千代鳳のほうが少し低かった。
相撲の型としては千代鳳のほうが一枚も二枚も上をいっているかもしれません。
千代鳳は元気なときははたいても落ちないんですよね。
差したりまわしを取ったりするのが見受けられますがやはり押しに徹してもらったら上位でも十分通用すると思います。
昔は落ちない力士のことを安い洗剤と言ったんです。
落ちない。
きょうはゲストはさだまさしさんです。
長崎ご出身ということで小さいころから応援していたのは佐田の山さん。
さだまさしの「さだ」は佐田の山の「さだ」なんですよ。
清國さんもすばらしい。
突き押しはイメージとしてはあるんですが。
うっちゃりですね。
うっちゃりの姿「さだ」ってどんな字なんですかと聞かれたら佐田の山の「さだ」と言っていたんです。
粘り腰というんでしょうか。
足腰、すばらしかったですね。
ここまできてうっちゃるんですね粘り腰。
僕もうっちゃりの「さだ」と自分に言い聞かせてました。
追い込まれてもうっちゃろうかと。
佐田の海も自分が佐田の海なんでさだまさしさんのことは気になってしょうがない同じ「さだ」つながりで。
この方は熊本ですけどね。
佐田の海はさだまさしさんの「秋桜」が大好きだそうです。
なかなか勝負を前に「秋桜」聴いていたら力が入らないかもしれません心休めたいときなんかには聴いていただけるといいかなと、思います。
長崎出身の元金開山高崎親方もばったりお会いして聞いてみたらさださんの歌大好きなんですね「親父の一番長い日」これがいちばん好きです。
かなり渋いところです。
仕切りのたんびに気力が充実していくんですね。
先ほどみたいにごつんと頭があたって大丈夫なんですか親方。
あたり負けすると痛いんです。
押し込むとそうでもないんです。
右が入ってそのままあたり勝ちました、佐田の海。
5連勝のあと、きのう敗れて連勝は止まったんですが連敗しませんで、6勝1敗です。
大翔丸、敗れて2勝5敗。
桟敷席に座っていると本当に桟敷席に座っていると本当にごつんとあたるあの音がすごいですね。
大丈夫なのかな?と思います。
頭であたりあっています。
このあたり、これでいくと春日野さんきょうは大翔丸のほうが痛いんですね。
そうですね。
一瞬のうちに、あたり負けしたというのは体が反応してしまうんですね。
ですから今の大翔丸ちょっといなしにいってしまった。
押せない、という感覚が自分の中に働いてしまうんですね。
それも考えているんではなくて感覚として?何十番もやっていますのでそれが身についているんですね。
きょうは、さだまさしさんとともにお送りしています。
さださんの国技館でのカウントダウンライブのときにこの番付を作られたんですね。
ファンクラブの人に投票してもらってそれを番付表にして当日出したんですがこれを書いてくださるというのは大変なご迷惑をおかけしたんですが。
まさに本割と同じ形で行司さんがしっかりと手書きで書いた。
行司さんに書いていただきました。
これは東の横綱が「主人公」で西の横綱が「風に立つライオン」この番付表を持ってきのう各支度部屋の力士に聞いて回ったらみんな離さないんです。
意外にヒット曲は評価低いですね。
「秋桜」も前頭筆頭なんですね。
でもよく書いてくださいました。
これはそれぞれのときにやはりそのときの自分の気持ちとか自分もいろんなことがさださんの自分のどの歌とリンクするかということがあるようですね。
さだ⇒どんなときに聴くかということもあるでしょうしどういう心境、さまざまでしょうね。
実は今その番付を書いたのが、今土俵上にいる木村元基さんです。
ちょうどいいタイミングで輝と千代大龍。
初顔合わせ。
立ち合い。
きょうは立ち合いがもうひとつ合いません。
春日野さん、ほかのスポーツと違ってお互いの呼吸を合わせるという。
よーいドン!ではないのでなかなか大きい輝のほうが頭でいくと思います。
その輝は画面の左。
輝の勝ちです。
輝勝って3勝4敗。
千代大龍に敗れて3勝4敗、黒星白星と交互手の長さが生きましたね。
春日野⇒こういう相撲を見ているとみんなも言いますけれどやはり引くというのはよくないと思いますね。
再確認しますね。
お互いに押し合って、いなしたあとに千代大龍はチャンスでしたね。
引いてしまいましたね。
さだ⇒流れが見えますね。
起こして、いなされて千代大龍がチャンスを得たのに引いてしまいました。
上からのカメラで顔が見えているようじゃ上を向いているということですからね。
なるほど。
相手に引かせるような押しというのがありますね。
引いてもらえるような相撲を取りなさいと言います。
低いほうがいいんですね。
そうですね。
やはり攻めていると反応してしまうんですよ体が。
ある意味相撲、力士というのはと鈍感でないとあまり敏感に反応してしまうとよくないかもしれませんね。
痛さも苦しさも鈍感でないといけませんね。
現役でないと分からないところでしょうね。
土俵上は千代皇と蒼国来です。
幕内格の行司さんは2番ずつ合わせていきます。
この取組も木村元基が合わせます。
木村元基に番付表について話を聞きました。
リポートです。
元基は書いたのは秋場所秋の巡業に行かずに誰もいない国技館で行司部屋で書いた記憶がありますと言っていました。
幕内の曲に関しては指定されたものなんですけれども十両格のものは覚えていないということだったんですけれど、古い曲で覚えていなかったということだった。
あまり字が上手ではなかったですねこういう機会いただけたことに感謝の気持ちがありますということです。
番付を通じてさださんとつながっているような感じがしますと言っていました。
自分の好きな曲は「案山子」ということです。
相撲をやっている人は「案山子」の気持ちがよく分かるのではないかと話をしていました。
ありがとうございます。
きのうおとといと支度部屋で話を聞きましたけれど「案山子」の歌が好きだという方多かったですね。
皆さん遠くに出てきて心細かったんですね。
相撲界に子どもを送り出した母親の気持ちが分かるという話もありました。
千代皇と蒼国来でした。
逆方向から体を入れ替えようとしました。
逆方向から体を入れ替えようとしました。
寄り切り、蒼国来の勝ちです。
6勝1敗です。
千代皇は大いに館内を沸かせましたが最後、力が尽きました。
さださんも身を乗り出していましたね。
さだ⇒うわあっという観客の声がすばらしいですね。
力士に力を与えるでしょうね。
あそこでよくふんばったんですけどね。
春日野さん、形としては千代皇がいい形を作りましたね。
お互いに右の相四つなんですよね。
蒼国来も自信を持っているでしょうし上手が取れなかったので千代皇は最後土俵際で取りましたけれどさあ、これからと思ったんじゃないですか。
俵につま先立って残していました。
宙に一度、浮かせましたがこらえて蒼国来も腰を下げて。
相撲のいちばんおもしろいところですよね。
回り込もうとするところ、足をかけましたが、それをこらえました。
ただ、春日野さん反対側に回ってしまったんですよね。
上手のほうに回らなくてはいけないですよね。
背中にも目がなくてはいけないと言われますけどね。
厳しいですね。
よく背中に目、かかとに目という話をしますよね。
それだけ土俵の俵がどこにあるかという感覚で取らなくてはいけないですね。
それは1日や2日で培われるものではなくて長年やっていると1cm2cmの間隔が分かってくるよという意味でもっと稽古しなさいという意味で言われたんですよね。
館内が沸きました。
沸きましたね。
きょうも満員札止め7日間、満員札止めが続いています。
栃若の相撲を選んでいただきましたけれどその後、やはり貴乃花もかなりお好きな横綱の1人だそうですね。
しこもきれいですし。
この体で曙に勝つというのは何となし、このころは。
この相撲もいい相撲でしたね。
これは平成6年九州場所です。
綱取りを懸けた場所でした。
秋場所で全勝優勝したのに横綱昇進を見送られてそして迎えた九州場所で曙を倒して全勝優勝。
2場所連続の全勝優勝でした。
すごいですよね。
曙もずっと押してたんですけどね。
その貴乃花美しい横綱だったという話ですけれど。
続々とすばらしいヒーローが現れるというのは今場所見ていると本当の相撲ブームが来たなという感じがしますね。
毎場所、ヒーローが場所がわりで現れて。
新しい力がどんどん伸びていますね。
逸ノ城この人しかいないのかなと思っていたら遠藤関が出てきて石浦関が出てきて御嶽海も出てきました。
正代も出てきています。
正代も、すごいですね。
貴乃花のまな弟子貴ノ岩。
そしてこのあと貴景勝と貴乃花の弟子が2人登場してきます。
寄り切りました。
貴ノ岩の勝ちです。
貴ノ岩、攻めきりました6勝1敗です。
逸ノ城敗れて5勝2敗です。
決まり手は寄り切りです。
春日野さん、うまく取りましたね貴ノ岩。
そうですね。
さださんがおっしゃったように逸ノ城というのはある意味一時期はスターだったんですよ。
それがなかなか勝てなくなってしまった、それも残念なんですけれどね、迫力がなくなりましたよね、ちょっと。
今もう一度体を作り直している過程と思うんですけれど。
あんこ型というのはあえて皆さん横から攻めろとか間隔を取れと言いますけれど実はあんこ型というのは自分の体で後ろに下がったら残れないんですよ。
だから、私は小さい横綱に教わったものですから大きい人はより一層下げる心を持たないとだめだそれは間違いだよと言われたのは栃ノ海の親方、栃錦の親方には言われましたね。
栃ノ海も小兵でしたね。
勝ちました貴ノ岩、あすは妙義龍戦です。
逸ノ城は千代の国と対戦が組まれています。
大きい力士のお話がありましたけれどさださんは小兵力士がお好きだそうですね。
そうですね大きい人に勝てるはずがないと思うじゃないですか。
きょうも画面で捉えた宇良ですけれど。
楽しみですね。
宇良の相撲、いくつかここでご紹介しようと思います。
本当に連日館内を沸かせています。
先場所の相撲です。
北太樹戦です。
これは、本人もやはり意識してい反りにいったということなんです。
いろんな手、あるいは絶体絶命からも諦めないですね。
相撲の技とは思えないですよね。
この人、ブレーンバスターをきめるんじゃないかと思いますね。
今場所のように首ひねりがあったり土俵際でのけぞっておなかを押されても残ったりと。
いろんな相撲があって楽しいですね。
石浦も173cmで体重が114kgと関取ではいちばん軽量です。
昨年の鳥取地震で被害を受けた倉吉の出身ですね。
お見舞いに行ってきました。
人気はすばらしかったですね。
鳥取というと琴櫻が有名ですね。
やはり倉吉ですね。
銅像がありましたよ。
立派な銅像がありました。
それぐらい地元の人たちにとっては。
ヒーローでしたね。
東は貴景勝。
貴景勝は今場所新入幕です。
4連敗のあと2連勝して2勝4敗です。
立ち合いです。
石浦は中途半端に右に動いてしまいました。
貴景勝、3連勝で3勝4敗です。
石浦、敗れて2勝5敗です。
決まり手は押し出しです。
先場所は10番勝って敢闘賞をもらいました、石浦です。
いきなりはたきにいきましたね。
春日野⇒アマチュア出身の力士というのは何をしてくるか分からない小さい力士が意外と強いですね。
いっぱいいますから。
私は苦手なんですがね。
わりあいうまいですね。
無理なことをしませんね。
よく見て前に出ていくと起こしていくということですか。
そうです。
土俵の上に塩をまきますねあれで滑るということはないんですか。
ありますよ、滑りますね。
成績が悪すぎるとき多めに相手のほうに向かって相手の足元に向かって塩を投げた力士もいます。
なんとか滑ってくれないとですね。
それはちょっとこそくですがね。
気持ちは分かりますね。
そうですね、気持ちは分かりますどうにかして勝ちたいと思うんでしょうね。
さださん、小兵力士は魅力的ですか。
昔は本当の大型力士は少なかったんですが技どうしがぶつかりました。
それを見て育ってきたんですが技なしで押しだけというよりも初めて見たとか久しぶりに見たという技を見ますと興奮しますね。
外国の方も何で無差別級なんだろうと。
男らしくていいと思いますね。
男って大きくても小さくても同じ土俵で同じクラスで戦うというのは世界でもないでしょうね。
そうですね。
本場所一番ですからね。
稽古場では何十番やるわけですからね。
私たちは小さい者は大きいハンデがあるから気力でカバーするんだというような形に見えないもので言われるもんですからなかなか信用できませんでしたね。
十両は里山と照強小さいんだけれども小さいなりに勝つ工夫をするというのがありますね。
向かっていきますね。
小さくてもその怖さはあると思うんですがね。
精神力は必要だと思いますね。
かえって大きい力士は小さいものを苦手とします。
本気であたりたいんですがその目標が小さいですからね。
大きければ大きいほどの悩みはあるんですね。
土俵上の魁聖は195cm197kgの大きな力士錦木は185cm、170kg錦木も好きな歌は「精霊流し」だと言っていました。
ずっと「せいれいながし」と言っていたんだそうですが相撲界に入って「精霊流し
(しょうろうながし)」ということを聞いて驚いたということです。
長崎独特の読み方ですね。
普通は「せいれい」ですよね。
自分の呼吸で立ちました。
押し出しました錦木最後は、はずで押し上げました。
連敗を止めて、3勝目。
魁聖、敗れて同じく3勝4敗です。
決まり手は寄り切りです。
私は魁聖が右差しにいかないほうがいいよと思っていたんですが錦木は最近力をつけてきましたので自信を持って相撲を取っていますね。
こういうふうになったら勝つというんですがこういう勝ち方今のような勝ち方はなかなかできないんですよ。
左のはず、右の下手をしっかりと引き付けていました。
錦木です。
決まり手は寄り切りです。
その前の貴景勝ですが同じ部屋の貴ノ岩から力水をもらって、それがすごい力になったと言っていました。
同じ部屋の貴ノ岩から初めての力水をもらった貴景勝です。
慶アメリカの輝関係者の人が相撲を見て同じ部屋の人そこで兄弟子、師匠と弟子との関係の中でプロの力士が作られていくというのはせっさたくますることに驚いていました。
それを他人どうしでするというのはすばらしいですね。
そのうえで肉体と精神を鍛えるそして勝負の世界。
いろんな力士がいるなというのを見てたんですがね。
ジャンプする力士もいますね。
土俵上は北勝富士と千代の国です。
千代の国は膝の大けがで下のほうまで下がってそこから復活してきました。
千代の国のリポートです。
「主人公」と「案山子」の2曲さださんの曲を番付が落ちるか落ちないかのころに「案山子」を勧められて聴くようになりましたと話していました。
もともと音楽を聴くのは好きで気持ちを奮い立たせたりリラックスするときには曲を選んでいたそうですが不思議に「案山子」を聴くと心が落ち着いて安らかになると言っていました。
力士というのはそういう部分に自分を投影させるということですね。
うれしいですね僕も頑張らなきゃだめですね。
春日野⇒私はさださんの曲を何度も聴いていますがぐっと盛り上がってくるタイプの曲ではないですよね。
千代の国の場合は大けがをしてメドレーで聴いていると精神的にぐっとくるものがある。
さださんの歌は多いですからあえてそういうときのほうが効果は大だという感じはしますね。
つらいときに聞いてください。
土俵際、突き落とし。
千代の国、逆転勝ちこれが相撲の土俵際。
驚きますね。
今のは九分九厘北勝富士の勝ちですね。
私も思いましたね。
ああいうドラマもあるんですね。
北勝富士は悔しいでしょうね。
あたり勝ったのは北勝富士ですよね。
そうですね。
千代の国は突っ張りたかったでしょうがね。
北勝富士は最後勝ったと思ったでしょうね。
千代の国は最後しっかり残っていました。
北勝富士はきまったと思った手を手繰られ。
そうですね、北勝富士は1つも悪いところがないんですね。
千代の国の精神力、身体能力を褒めるべきでしょうね。
負け方があるとよく言われますがね。
負けても納得する相撲はありますがね。
やはり負けたら負けたですね私たちは。
負けて覚える相撲かなというのも言われますね。
今のはこうしておけばよかったなと思いますと場所後の稽古で学習はするんですがね。
今のような勝ち方をしたときにはもうかったなと思うんですか。
そうですね勝ちは勝ちですからね。
あまり褒められた相撲ではなかったんですがね。
常にいいほうにいいほうに考えるようにしていました。
厳しい世界ですね。
幕下上位5番の結果です。
豊ノ島勝って勝ち越しまであと1勝です。
北はり磨は東の筆頭で4連勝で勝ち越しました。
十両返り咲きは濃厚です。
宇良はとったりで勝って6勝です。
十両の取組からご紹介したかったんですが仕切りの時間が短いのできょうはなしということでご了承ください。
しゃべりすぎましたか?千代の国のリポートです。
立ち合いで押し込まれて高かったということの反省の弁が出ました。
さださんが、小さくジャンプするようなルーチンに興味を持っていましたよと言いましたがああそうですかということで、いろいろ流れがあって決まっていますということでした。
付け人に丹田のあたり下っ腹を何度も押させるような方法で気合いを入れて土俵に臨んでいるようですね。
さださんのコンサートの前はルーチンはあるんですか。
決まったものはないんですがバンドの仲間たちと心を1つにする相撲でいうとしこを踏んで気持ちを合わせるような瞬間がありますね。
千代翔馬と琴勇輝時間いっぱいです。
なかなか手をつかない2人に晃之助の口調も厳しくなってきました。
きょう前半だけでこれが4番目でしょうか。
待ったです。
はたき込み。
千代翔馬の勝ちです。
千代翔馬、4勝3敗と白星が1つ先行しました。
連敗も2で止めました。
琴勇輝は連敗が止まらず5連敗2勝5敗です。
琴勇輝はもろ手で突き放そうとしましたが右手がかかったのが効きましたか。
春日野⇒後手後手に回ってしまうというところがありますね。
やはり押し相撲というのは先手先手が基本です。
ただ、先手を取りたいから自分の呼吸だけで立とうというのは立ち合いの心としては違うんですよね。
そうなんです。
お互いに合わせるというか、きょうは待ったが多いですけれどもやはり所作それを一つ一つ相手に敬意を払って合わせるのが大事だと思いますね。
さだ⇒七日目以来、八日目になると力士も今場所の成績がどうなるかという際どい日なんでしょうね。
そうなんですよね。
千代翔馬は五分ですからこれは勝ちたい勝ち先行で後半に持っていきたいという気持ちは当然働きますよね。
十両の豊響がきょうは幕内で相撲を取りました。
碧山と嘉風が前半最後の取組です。
後半は妙義龍と遠藤から始まって楽しみな取組が続きます。
勢と日馬富士の対戦が組まれていましたが日馬富士は右のハムストリング肉離れできょうから休場です。
勢の不戦勝です。
土俵上は碧山と嘉風です。
2勝4敗どうし。
嘉風は星とは関係なく毎日全力で館内を沸かせます。
平成23年の秋場所のとき生まれたばかりの赤ちゃんを初日に亡くしました。
2日間全く相撲にならなかったんですね。
そして三日目に火葬場から場所に入ってその日は把瑠都を破りましたそのときのことは師匠しか知らないんです。
誰にも言わずに。
それを言ってしまうと対戦相手の心に波風が立つということでそういう場所を過ごしたことがある嘉風です。
これも立ち合いが合いませんでした。
突き出しました。
突き倒しました、碧山の勝ち碧山勝って3勝4敗。
嘉風敗れて4連敗となって2勝5敗です。
碧山はきょう解説の春日野親方の弟子ですけれどもいい相撲でしたね。
春日野⇒私もけさ行ってきたんですけれどもきのうは魁聖に負けて本来の自分の気持ちを思い切り出しなさいとお前は、まわしを取っては相撲にならないんだからときょうはそれを言ってきたがそのとおり、取りましたね。
こういう相撲が取れるんですものね。
もちろんです。
この相撲がいちばんの持ち味ですね。
そうです。
何かちょっと変に色気が出てその気になっちゃうんです。
四つ相撲でもいけるんじゃないかと。
時々勝ったりするものですから。
さだ⇒大きい人にこういう相撲されたらたまらないですね。
解説ではありますが師匠ですからこういう言い方をします。
どの力士にも厳しい解説をするわけではありませんよね春日野さん。
春日野⇒そうありたいですね。
きょうはさだまさしさんをゲストにお迎えしています。
前半をご覧になっていかがですか。
さだ⇒七日目あるいは八日目になると各力士が一番一番に懸ける思いが本当に伝わってきますね。
待ったの多さもそういうところに影響しているんだろうなと思いますね。
いくつか、好きな相撲好きな力士の映像をご紹介しましたが、この時間はかつて栃若のころからお相撲が好きだったということで栃若の相撲をご紹介しましたがその時代に脇役としてご紹介したい力士です。
脇役がいいと相撲が盛り上がるんですよね。
まずは潜航艇岩風。
低い相撲を取る人でしたね。
こういう映像が残っているんだな。
栃ノ海関ですか。
足腰がいい。
技も豊富な栃ノ海です。
それよりさらに低く入ります。
本当に低く入りますね。
さすが潜航艇という感じですね。
力の入る相撲が多かったんですね。
この潜り方ですね。
よっぽど足腰の強い人だったんでしょうね。
足腰がよかったし腕力がすごく強かったとも聞いています。
だから相手の踏み込みを受け止められるんですね。
こういう脇役というか活躍をする力士には目がいきますか。
潜航艇岩風弾丸房錦。
その映像も用意しました。
ありがとうございます。
この人は本当に鉄砲玉みたいにあたる人だったんですよね。
これは大鵬関ですか。
全盛期の若乃花も倒しました。
そして大鵬、柏戸も一気に持っていきました。
場内を沸かせました。
この脇役がどれほどすばらしい、脇役と言ったら失礼ですけれども横綱大関でなくても本当にいい相撲を見せてくれる人がたくさんいると盛り上がりますね。
強い横綱大関がいてそれを倒していく。
それが見たいというところは僕らはありますね。
今、岩風と房錦をご紹介しました。
上位に向かっていく力士闘志あふれる戦い。
春日野⇒今のは2番とも変化やごまかしがないですね。
真っ向勝負でいっていますね。
私はこういうのが好きですね。
栃乃若もすばらしかったですね。
栃乃和歌もすばらしかったですね。
芸がなかったものですから。
潜航艇岩風と褐色の弾丸房錦をご紹介しました。
豪風と松鳳山の2人もまさに褐色の弾丸松鳳山さらには潜航艇豪風という形で今は体が大きくなって潜る前に引いているんですが低く下で相手を起こすような相撲をかつてはしていたので元師匠の尾車親方は岩風というしこ名もいいんじゃないかと高砂一門にお願いに行って岩風というしこ名も考えたそうです。
岩風だったら大変でしたね。
平成の潜航艇岩風としてもしかしてというところだったんですが豪風本人は琴風豪規というしこ名の中から2文字をもらって豪風師匠の名前からいただきたいということで豪風に落ち着きました。
一方の松鳳山は見てのとおり褐色とまではいかないまでも浅黒い肌です。
しかも相撲の取り口が弾丸と言ってもいい相撲を取りますね。
春日野⇒体の色はそっくりですよ。
私は見ましたけれどもやはり色は黒かったです。
褐色でした。
松鳳山とは?房錦と同じくらいでした。
僕らは白黒でしか見ていないから。
親方は実際に。
豪風は、また色が白いですからね。
豪風は低いところから潜る相撲もあります。
今の時代に潜航艇というのもちょっとどうかと思いますが。
確かに。
ただ、松鳳山は褐色の弾丸のような相撲が持ち味です。
土俵上は妙義龍と遠藤。
遠藤は1つ相撲人気が回復するきっかけとなりましたよね。
この人が頑張ってくれるともっと相撲は盛り上がりますね。
少し戻ってきましたね。
春日野⇒まだしっくりこないときもあるんでしょうけれどもそういうのを出しませんよね。
精神的に強い人だと思いますよ。
妙義龍もこのところけがに苦しんでいます。
妙義龍はここまで2勝4敗遠藤は3勝3敗。
寄り切りました。
遠藤の勝ち。
遠藤4勝3敗と白星をまた先行させました。
妙義龍は敗れて2勝5敗です。
短い時間でしたけれども攻防がありましたね。
さだ⇒おもしろかったですね。
お互いにうまくいかなかったことを利用して自分有利に持っていくという双方の思惑がすれ違うのが見えておもしろかったです。
まさにそのとおりですねお互いがうまくいかなかった部分の中で最後は遠藤が右の上手を取る。
春日野⇒そうですね。
なかなか相撲というのは自分の思うようにいかないんです。
相手もいるし。
全く知らないわけではないしお互いに研究してこうなったら強いよというので今の上手を取らせたというのは妙義龍がうまい。
どこで遠藤の結び目がほどけたのかと思いましたが妙義龍が結び名を取って引っ張ってしまったんですね。
なかなか取れませんからねあの結び目は。
遠藤が勝って館内が沸きました。
褐色の弾丸松鳳山きょうの放送だけは褐色の弾丸ということで。
懐かしいですね。
僕はそのころ国技館もちろん両国ではありませんでしたけれども国技館に行きたいなと思いながら行けなかった少年ですからなかなか本当の相撲を近くで見る機会がなかったころですからテレビだけが伝えてくれたんですよね。
この時間は皆、一生懸命手に汗握って好きな力士を応援しましたね。
昭和35年の栃若のころテレビは自宅でご覧になっていたんですか。
来たばかりでしたね。
ようやく立ち直ったのか無理したのか祖母が熊本だったので栃光関のファンだったんです。
さまざまにそれぞれ好きな力士がいて楽しかったですね。
褐色の弾丸房錦、白黒でご覧になっていたのできょうはカラーで。
そういう意識で見ていいですね春日野さん。
春日野⇒気の優しい、素直な私はよく話しているんですよ。
親方、どうすればいいですかと。
思い切りがいいのでちょっと悩むときもあるんでしょう。
空振りするときもあるんですよね自分の相撲の中で。
そういうときも稽古場で話したこともありますけれどもね。
思い切ってやればいいじゃないかと。
なかなか思い切れないでしょうね。
死ぬわけではあるまいしなんてよく言うんですけれども。
顔は怖いですけれども本当に優しくて、笑ったときの顔がまた優しいんですよね。
親方も現役のとき、顔が怖いと言われましたか。
今でも言われます。
怖くないですよ。
意外とそのギャップがあるんです。
豪風、かつての潜航艇岩風は無口で取材陣を本当に困らせた力士の代表だったそうです。
この豪風はものすごくよくしゃべるんですよ。
しゃべりすぎて取材者を困らせています。
豪風は秋田の県民栄誉章を受章しています。
さださんも長崎の県民栄誉章です。
でも第1号は境川さんですね。
佐田の山ですね。
合わせる行司は木村庄太郎。
これも合いませんでした。
今のは豪風が少し嫌った感じがあります。
押し出しました。
送り出す途中で振り抜きましたがそのまま土俵を割りました松鳳山。
こういうことがあると思い切りいく勇気が奪われますね。
そうなんですね。
豪風年々こういうさばくというかうまくなってきましたよね。
お互いにうまいんですけどね年の功か。
経験が大事なんですね。
37歳ですからね。
私も37までやったんですがここまでやれなかったかもしれないですね。
呼吸がなかなか合いませんでしたので松鳳山が張って差しにいきましたね。
張りというのはできればいいんですが成功する機会もなかなかないですよね。
何のために張るのか本当は差したい。
張り差しということばもあります。
張って差すのか張ってつかまえるのか。
今のはまるっきり何の意味もない張り差しでしたね。
差せませんでしたし相手を止めることもできませんでした。
豪風はしかし反応がいいですよね今場所は特に。
体が動いていると思います。
37歳。
あすは5勝2敗で魁聖との対戦松鳳山は琴奨菊との対戦が組まれています。
35を過ぎると春日野さんも現役のとき引退ということも。
もちろん何回も思ったことはありました、もっと前に。
これくらいになっていくと1場所勝てばよしあと2場所もったらななんて思うような感じだったですね。
1場所勝って8勝7敗でもって9勝6敗でもいいから勝ってあと2場所ぐらいいけるかななんて一年一年思いましたね。
取りたいもんなんですか。
そりゃそうですよ。
やめたくはなかったですね。
先ほど話に出た桜の花が散るごとく力士はやはり名こそ惜しけれという美学がずっと続いているわけですがここ20年ぐらいは最後ボロボロになるまでやるということもファンがある程度認めてきているというような感じがします。
栃木山という人はとてつもなく強かったですよね。
170ちょっとぐらいしかなかったんですかね。
春日野部屋の開祖ですよね。
酒はもっと強かった。
土俵上は宝富士と荒鷲です。
宝富士2勝4敗4連敗と苦しいスタート横綱大関戦が続きましたので4連敗スタートしました。
しかしそのあと琴奨菊を破ってきのうは遠藤を破って2勝4敗荒鷲は5連敗と苦しいスタートでしたがきのうは鶴竜を破って初金星ことし最初の白星が金星でした。
木村容堂が合わせます。
押し出しました宝富士の勝ち。
二本差されかけましたが体をうまく押っつけて相手を起こしました。
宝富士勝って3勝目。
これで3連勝。
荒鷲はきのうは初金星でしたが連勝ならず、1勝6敗です。
押し出して、宝富士の勝ち。
左差して右から最初は荒鷲がいい攻めだったんですが春日野さん、このあとにうまく右から押っつけて起こしましたね。
春日野⇒やはりここで取るのはちょっと苦しいのかなというのがありますね。
家賃が高い。
家賃が高いという…。
本当におもしろいことばが相撲にはたくさんありますね。
宝富士はこれで3勝4敗あすは玉鷲戦。
荒鷲はあすは白鵬に挑戦です。
土俵上には正代と豪栄道。
人気の2人ですね。
正代関のおばあちゃんが正代
(まさよ)さんと。
そうなんです。
よくご存じで。
NHKアナウンサーのニュースを読む松村正代というアナウンサーがいてちょうどこの5時のニュースにによく出てくるんですがそうするとそのニュースのあと正代が出てくる。
正代が出たあとに正代さんが出てきたとおばあちゃんが正代
(まさよ)さんですからその正代
(まさよ)さんアナウンサーの正代
(まさよ)さんも相撲が大好きで国技館に来ては正代のグッズを買って娘の正代
(まさよ)にあげているという。
いい形ですね。
やはり正代さらにこのあと登場する御嶽海若い力が、伸びてくると。
こういうところが活気づけてますね相撲界を。
理想的ですね。
また偉大な横綱がいますからね白鵬というこの人を倒すためにみんな頑張っているんですね。
そう考えると横綱はつらいですね。
横綱というのは勝てなくなったらやめるしかないわけですから。
品格というのが問われるアスリート競技者というのは。
相撲だけですね。
品格ということば、とても難しいですからね。
品格、力量。
力量は力ですからともに抜群であることというのが横綱の規定ですからね。
品格というのはとても難しいと思います。
朝青龍、あれだけ強かった横綱ですけれども引退直前まで何度も質問を受けました。
品格というのはどういう意味かと。
人よりも自分に何よりも厳しいということ。
人よりも努力するということ。
そして人に対して優しいということ。
そういう日常を過ごすことによって品格というのは身につくんですと言ったんです。
すばらしいことだと思います。
でも朝青龍は分かるんだけど勝つことがそれよりも優先じゃないのかということを彼は最後まで言い続けたなと。
勝負師ですね。
豪栄道は4勝2敗。
三日目までに2敗を喫して苦しい展開でしたが四日目以降は3連勝春日野さん豪栄道がこの4日間、よくなってきたんじゃないですか。
場所前に古傷の腰をちょっとやってしまってこの人は痛いなんて一切言いませんがやはり違和感があるんだなと思いました。
ここのところいくらかよくなったんじゃないでしょうか。
3回対戦して正代が1回勝っています。
脇が甘いもんですからね正代にもろ差し差されると。
きょうもちょっと負けるかなとも思いますけれども。
名古屋で負けたときは豪栄道張り差しにいってるんですね。
楽しみですね、これ。
6連勝は白鵬と稀勢の里三役以上で1敗の力士はいません。
ですから2敗で豪栄道ついていけば終盤、チャンスがまだあります。
寄り切り、豪栄道の勝ち。
一瞬、苦しいかと思われましたが前に出て活路を開きました。
豪栄道、4連勝、5勝2敗正代、敗れて3勝4敗。
さださん、うなずきましたが。
一歩も引かなかったですね。
春日野さん、一瞬止まりかけたあとまた出ましたね。
やっぱり豪太郎、豪太郎とよく言うんですが豪太郎には攻める気持ちを忘れてもらいたくないですね。
きょうの踏み込みもよかったですね。
そうですね。
しかしさすがに足腰の柔らかい正代、これをうまくいなしてここで足がそれかけたんですね。
豪栄道は。
ここで安易に投げ豪栄道の場合はつけたりするんですがきょうは出ようという心構えが違ってました。
この時点で正代の左足が出ました。
足が出たあと左からの突き落としこのあたりこのあと足がそろうと豪栄道が悪いときには。
引いたりするんですがきょうは絶対引かないよという気持ちを強く持っていたような気がします。
右も十分差していない中でその右で十分起こしながら出ましたね。
これはどうでしょう豪栄道。
序盤、出足がもたもたしましたが本来の力…。
もう少し理想を高く相撲を取ろうと思っているんでしょうが最初の相撲を見てみたら前出て勝ったからよしとしなくちゃいけないと思います。
もちろん大関ですから技術の高いことも求められるでしょうけれど。
さださんも前に乗り出しながら相撲を見てうんとうなずきました。
親方がおっしゃるように引かない、前に出るということがどれだけ大事かということを見せてくれたような気がします。
特にきょうは、攻防の中で前に出て攻める力士が勝っていますね。
そうですね。
豪栄道、あすは照ノ富士戦正代はあすは鶴竜に挑戦です。
6連勝の大関稀勢の里が東から上がりました。
栃煌山との対戦ここは注目ですね。
稀勢の里がとにかく去年綱取りへ綱取りへ綱取り綱取りと挑戦しながらあと一歩届きませんでした。
しかし、年間最多勝です。
さだ⇒すごいですね。
立派なお相撲さんなんですけどもまあ要するに肝心なところでこぼしちゃいますよね。
きょうは僕なんかどきどきしています。
きょうはもしかしてという感じの。
大丈夫だと思うんですがしかしお互いにこの一番で懸かってますから何が起きるか分からないと思っていますから。
隣の春日野さんは万が一を期待している栃煌山の師匠ですから。
春日野⇒元気なときだといい勝負ができると思うんですがちょっと調子が悪いもんですから勝ち星が挙がってないのもそのせいですが。
やはり今場所のこの稀勢の里は挑戦してくるやつには真っ向勝負してますよね。
それでまだまだ顔じゃないよという相撲を取っていますよね。
これくらいの力は持っていると思います。
さださんおっしゃったとおりこの一番。
御嶽海のときなんか本当に強かったですよね。
本当に若手の力をがっちりと受け止めて力で勝負しましたね。
いちばん白鵬が嫌がっているのは稀勢の里だと思います。
2番手につけてもおかしくないと思いますけれども。
決まり手の訂正がありまして先ほど豪栄道寄り切りと発表になりましたが押し出しに変わっています。
この6日間は非常に安定した力相撲を見せてきました稀勢の里。
きょう七日目同じような相撲が取れるかどうか。
栃煌山はここまで1勝5敗ですがしかし右を差しての出足というのは稀勢の里も気をつけなければいけません。
制限時間いっぱい玉治郎が合わせます。
一気に出ました稀勢の里7連勝です。
迷わず一気に出ました。
決まり手は寄り切りです。
さださん、きょうも強かったですね。
さだ⇒よかったですね。
親方どうでしたか。
春日野⇒迷いなしですね。
左の突きが出たときには調子がいいと見たほうがいいですね。
左は差せませんでした。
今の押っつけですね。
これでもう栃煌山は浮き上がってしまいましたね。
お互いに待ったもしない1回目で立つ、お互い変化もない力のぶつかり合いでいこうじゃないかというのは暗黙の了解でした。
真っ向勝負でしたね。
あっけない勝負でしたけれどお互いにそこら辺は出し切ったと思いますね。
でも紙一重なんでしょう。
そうなんですよ。
あそこで、ほんの少し下から右がすぽっと入ったりすると全く変わってきますよね。
そうなんですよ。
あえてきょうの勝負どころはそこだと右が差せるか押っつけで持っていけるかそこが勝負どころでした。
春日野さん稀勢の里を7日間全く危ないところがないですね。
落ち着いていますし迷いがなく、気負いもなく自然体で相撲が取れていますね。
7連勝であすは隠岐の海戦です。
栃煌山が1勝6敗あすは千代翔馬前です。
きょうは芸子さんも花道のところにいらしています。
一月場所らしいですね。
きょうも満員札止め。
数字は幕内での対戦成績です。
御嶽海が高安と対戦します。
あすは大関どうしの対戦が組まれました。
土俵上は高安と琴奨菊です。
高安は4勝2敗琴奨菊は2勝4敗琴奨菊が苦しい場所です。
7度目のカド番です。
1年前は優勝力士でした。
そうでしたね。
期待しましたね。
みんな。
初顔合わせがこれだけ多いということは若い力がどんどん育っているということなんですよね。
そして大関横綱になりますと若い力を受け止めて倒していかないとこの地位は守れません。
そしてけがに苦しんでいても各力士ともけがを抱えながらの土俵。
ただ琴奨菊は苦しい状況ですね。
春日野⇒やはり1年たってこんなにも優勝力士が苦しむとは思いませんでしたよね。
高安も、ひょうひょうとしていますけどなかなか内に秘めた強さがあります。
そう簡単には勝てる力士ではないですよ。
去年は大関昇進を懸ける場所もありました。
一歩届きませんでしたけれども今場所は東の小結。
ここまで4勝2敗です。
両者の対戦は琴奨菊11勝を高安の6勝です。
このところ高安が3連勝中です。
琴奨菊、3連敗中ですので何とか連敗を止めたいところです。
はたき込み。
高安の勝ちです。
琴奨菊、足が出ません。
5敗目、2勝5敗とカド番非常に苦しい星勘定です。
琴奨菊。
高安が勝って5勝2敗です。
琴奨菊、苦しそうです。
さだ⇒苦しそうですね。
親方、群雄割拠ですか。
もちろんですね。
世代交代というのは常にあるんですけれどそれをできるだけ粘り強く琴奨菊辺りは頑張ってほしいですね。
もちろん高安も、弱くはないんですよあたり負けを1つもしていますし押し返していますしね足がそろったところを引かれていますね。
前に出るには足が必要なんですね。
どちらかを前に出すようにということを指導していますよね。
足からと言いますね。
もちろんです。
でも勝ちたいとかなんとかしたいとなると上半身に力が入ってしまって上半身からいってしまうんですよね。
そうなんです。
ですから足優先ということは稽古場でうるさく言わないと気を抜いてしまうと忘れてしまうというか反応できなくなってしまいますですからすでに常に言っています。
重心を低くするということなんですね。
足腰を鍛えるということは大変でしょうね。
これだけの体で。
地味な動きを毎日こつこつとやっていかなくてはいけませんね。
しかも、こんなに大きな体で制御するわけですからね。
土俵上でのしこと稽古でやるとは違いますからね。
稽古場というのは200、300回と続けてしこを踏みますから夏だったら汗が滴り落ちて水たまりになりますから汗をかくということは常に言われましたね。
すねから汗が出るようになったら本物だと言いますよね。
すねから汗ですか。
すねから汗ですね。
その先のところに汗が滴ってこないといけませんね。
厳しい世界だな。
地道なことなのでひとつも楽しいことではないんですよね。
苦しいですしそれのほうが精神的には強くなってきて力士としての賄えることが増えるということなんですね。
高安はあすは、御嶽海戦です。
御嶽海が今土俵に上がりました。
琴奨菊は2勝5敗と苦しい星勘定です。
頑張ってほしいですね。
きょう限定の褐色の弾丸、松鳳山と対戦します。
照ノ富士に対して御嶽海のほうが対戦成績はリードしています。
2対1です。
とにかく御嶽海は横綱大関総当たりする中でここまで4勝2敗です。
リポートです。
高安関です。
おめでとうございます。
高安⇒ありがとうございます。
きょう立ち合いリポートからばちんとあたっていきましたね。
ねらいはどうでしたか。
大関の踏み込みがあるのでそれに負けないように思い切ってあたろうと思いました。
不戦勝の白星以外ですけれど1横綱3大関に勝ちました。
そうですね。
すごくうれしく思います。
ここまでの内容はどうですか。
下半身に力が入っていますし思ったほどは思ったことが実行できるので非常に体調がいいと思います。
この1年大きな目標を掲げています。
手応えはどうですか。
昨年いい経験ができたので何度でも上に挑戦していきたいと思います。
期待しています。
おめでとうございました。
ありがとうございました。
高安関でした。
インタビューをお伝えしました。
下半身に力が入っているということでしたね。
好調なことばですね。
やはりしっかり土俵をかんでいるというか。
確かに自分の力を相手に伝えられるということは手応えがあるんじゃないですか。
春日野さん御嶽海が本当にいい相撲を取っていますね。
そうですね。
やはり潜在能力が高い力士ですので持ち味は十分発揮していると思います。
照ノ富士のほうは左膝の具合があまりよくない中で苦しい前半戦です。
ここまで2勝4敗です。
ここで御嶽海コールが起こりました。
しかし制限時間いっぱい。
気迫で何とか土俵の外に運びました照ノ富士。
照ノ富士勝って3勝4敗御嶽海は4勝3敗です。
決まり手は押し出しです。
ここで不戦勝の不戦勝が館内に案内されます。
今、場内にも紹介されましたが日馬富士がおとといの相撲で右の太ももの後ろ側右ハムストリングを肉離れを起こしました。
取組のあと本当に痛そうな表情あるいは風呂の中からもこれは危ないかもしれないということばが聞こえてきました。
きのうは痛みに耐えて玉鷲には勝ったんですけれどこれ以上取れないということできょうからは休場です。
勢は不戦勝です。
勢はこれで5勝2敗です。
日馬富士は不戦敗ということで4勝3敗となりました。
今の相撲です。
立ち合い、御嶽海は右と左二本入れにいったんですね。
ここのところ勝っているもんですから色気を出したというかこういう相手には差してはだめですよね。
力も強いですし上からかぶされると力も出ないしだめですよね。
きょうは押してもらいたかったですよね。
上位を倒してきたのは突き押しですもんね。
たまたま勝ったんですけれど本当は突いて返したい、押して勝ちたいところですよね。
両手をつかんだら照ノ富士の上半身の力というのは。
そうですよね。
けがのもとになった原因はそれでもあるんですけれどね。
照ノ富士はやはり前に出ているときまってしまったら抜けませんからね。
さださんきょうは1つのテーマは困ったら前にということですね。
苦しいときに前にというのは大きいですね。
今、不戦勝のアナウンス本当は、この後ろの取組があったものの1つ前で紹介した理由は何ですか。
やっぱり最後は途中で不戦勝を言うのではなくて最後の2番はちゃんと見てもらおうというはいようなんですか。
そうですね。
逆に最後の取組が不戦勝でしたら前に持ってきます。
結び前に見せたあと結びの触れということなんですね。
きれいにしようということなんですね。
不戦勝で勝った力士も力水をつけて控えに座っていかなくてはいけません。
勝ちは勝ちなんですね。
ただし不戦勝ですので金星にはなりません。
ですから、今不戦勝の名乗りを受けた勢は左に控えました。
土俵上に白鵬登場です。
玉鷲との対戦です。
過去6回はいずれも白鵬は勝っていますけれど玉鷲がこのところとにかく力をつけてきましたのでこれまでとはちょっと違いますか。
そうなんですよ。
実はきょうの一番注目しています。
玉鷲が本物なってきたなということはきょう勝って初めて完成の形に近づくと思います。
四つに組まれると玉鷲は勝てません。
ですけれどそれをいかに組ませないかということそこに注目したいと思います。
これまでは本当に白鵬がさっと体を寄せてそして突き合いになっても横から崩して。
玉鷲というのは解説するたびに言うんですけれどモンゴル人としては珍しく押し相撲それで師匠の相撲も加わって完成形には近づいてきていると思うんですよ。
十分、力はまだまだこれから出せる年齢だと思いますよ。
まだ31歳です。
そして白鵬が横綱としての出場回数が歴代1位819回です。
北の湖さんを抜いたんですね。
抜きました。
北の湖さんのこの記録はなかなか抜かれないと言われていましたけれど抜きました。
稀勢の里がすばらしい相撲で連勝を7に伸ばしました。
玉鷲の突き押しがどこまで通じるか。
式守勘太夫が合わせます。
足が出ました。
激しい突っ張り合いでした。
白鵬7連勝。
玉鷲、敗れて4勝3敗です。
押っつけられて差しきれませんでした。
決まり手は突き落としです。
ちょっと危ないとこもありました。
むちゃくちゃな相撲を取ってるところがありました白鵬は。
足が残っていればおもしろい展開になったかもしれませんね。
白鵬は右差しにいきましたが左から押っつけられてそれを嫌いました。
白鵬はそのまま、右差しでいけなかったんですか。
1つは玉鷲が成功したのは最初から組ませない、差させないこれは成功ですね。
足が出たのは残念でしたね。
白鵬の体の反応はよかったですね。
あのね白鵬という人は相手に相撲を取られても負けないんですね。
引き出しがいっぱいあるというのもあるでしょうね。
うまさ、強さ、すべて兼ね備えている横綱だと思いますね。
玉鷲の成長のあとは見られましたね。
これ稽古場ならもう1丁お願いしますと言うところでしょうね。
白鵬、さださんはどうご覧になりますか。
本当に大横綱だと思います。
この人が育てる弟子を見てみたい。
勝手な想像なんですがね。
難しいことがたくさんあるようなんですが白鵬関が育てたお弟子さんの相撲を僕は見たいですね。
幕内で1敗は貴ノ岩と蒼国来、佐田の海の3人だけです。
そして稀勢の里と白鵬が勝って7戦全勝です。
横綱日馬富士は右の太ももの裏を痛めましてきょうから休場です。
きょうは大相撲のいろんなお話をさださんにいろいろ伺ってますが力士がガッツポーズするのは好きではないとしてますね。
僕は相撲という性質上自分の心というような表情は見ていてあまり気持ちがいいものではないですね。
相手に対する敬意どんなに強くても見せてほしいですね。
もちろん気持ちは分かるんですがその辺は考えが古いでしょうかね。
プロ野球を見ていても派手なガッツポーズを見るとあまり感じがよくないですね。
その裏には必ず負けたものがいるということですよね。
日本人の心というのは昔からそういうところがあったんでしょうかね。
判官びいきというのもありましたね。
弱い者にも味方をするという。
勝ったときには相手の気持ちが分かる。
まさに双葉山の心境にはなかなかならないんでしょうがね。
土俵上は鶴竜と隠岐の海結びの一番です。
鶴竜は先場所優勝したときには2年前に優勝を逃した悔しさはそれを何とか自分で克服しようと心も体を磨いた。
出し投げ。
軍配は鶴竜です。
なんとか連敗を止めました鶴竜。
隠岐の海、大健闘。
と同時に鶴竜は本来の動きとは違います。
春日野⇒形としては悪くなかったんですよ。
こういう格好は想像しました。
あの前に1回出て投げるとそうすれば円の運動できれいに決まるんですね。
相手が出てくるところを利用して投げようとするから苦しむんですね。
危うい相撲になりましたね。
本来なら勘がしっかりしていると思うんですがね。
それだけ隠岐の海がうまく体を使ったんでしょうか。
やはり鶴竜は負けているので勝ちたい勝ちたいというので邪念というんですかね、そういう気持ちを抱かせるんでしょうね。
3連敗しているともう負けられないという気持ちですかね。
けたぐりなんかはよけいなことでしたね。
行司さんもちょっと邪魔になりましたけどね。
確かに寄ろうとしたときに式守伊之助にぶつかりましたけどね。
行司さんも怖いですよ。
出し投げを打ったんですが最後は崩れましたね。
最後は紙一重だと思いましたね。
何とも言えない苦笑いの鶴竜でした。
鶴竜なんとか連敗を止めました。
さださん、きょうご覧になってもう一度見たい一番ありますか。
稀勢の里の強さがすごく印象に残りましたね。
稀勢の里、栃煌山戦です。
実況⇒一気に出ました稀勢の里です。
これで7連勝。
刈屋⇒ということはファンの期待も膨らんできますね。
ただファンはこれまで1年間学んだことは、あまり期待してはいけないということですね。
私も個人的には日本人力士、日本人力士とあおるのは好きじゃないですね。
でもすばらしいお相撲さんにはもっともっと上にいってほしいですね。
大関稀勢の里はそろそろ決着をつけていいと思うんですがね。
春日野さん力は認めていると思うんですがね。
現在でいったら白鵬より稀勢の里のほうが相撲内容では安定しているような気がしますね。
当然今場所は2人の力士が中心になって進んでいくと思いますよ。
そうなると、さださんきょうは楽しめましたか?生で見るのがいちばんだと思いましたね、きょうは。
そうすると国技館でまた年越しのライブも。
いや、やりたいですね。
春日野親方は楽しみですね。
そのときには歌のうまい勢も。
「道化師のソネット」でも。
白鵬と稀勢の里が7連勝で並んであす中日を迎えます。
きょうはゲストにさだまさしさんをお迎えしました。
「大相撲初場所七日目」をお伝えしました2017/01/14(土) 16:00〜18:00
NHK総合1・神戸
大相撲初場所 七日目 ▽ゲスト さだまさしさん[二][字]

(4:10)「幕内取組」 【ゲスト】さだまさし,【解説】正面(幕内)春日野(元栃乃和歌),【アナウンサー】正面(幕内)刈屋富士雄

詳細情報
番組内容
(4:10)「幕内取組」 【ゲスト】さだまさし,【解説】正面(幕内)春日野(元栃乃和歌),【アナウンサー】正面(幕内)刈屋富士雄 <副音声>【ゲスト】ジョン・ガニング,【実況】マレー・ジョンソン 〜国技館から中継〜
出演者
【出演】【ゲスト】さだまさし,【解説】正面(幕内)春日野(元栃乃和歌),【アナウンサー】正面(幕内)刈屋富士雄,<副音声>【ゲスト】ジョン・ガニング,【実況】マレー・ジョンソン