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セリフ書き起こし 就活家族〜きっと、うまくいく〜 #1 2017.01.12

(橘美里)あなたにとって仕事とはなんですか?
(学生)生きるための大切な糧です。
(美里)あなたにとって会社とはなんですか?
(学生)運命を左右する場所です。
(美里)あなたはなぜこの会社を志望したのですか?
(学生)夢を形にする開発力とチャレンジ精神が導いたグローバルな事業展開に魅力を感じたからです。
(美里)あなたはこの会社で何がしたいですか?
(学生)語学力を生かして国際舞台で活躍したいです。
(美里)それは競合他社でも出来る事ですよね?私は国内トップの日鉄鋼で力を試したいんです。
もっと具体的なビジョンはありませんか?
(学生)環境に配慮した新型高炉技術を世界に広める事で御社の発展に貢献出来ると信じています。
(山田)わかりました。
本日はどうもありがとうございました。

 

 

 

 


(学生)ありがとうございました。
(山田)いいんですかね?富川部長。
TOEIC950点の現役東大生をこの段階で切り捨てちゃって。
いくら学力が高くたって熱意も可能性も感じられなかったんだから仕方がないさ。
(美里)富川部長。
ん?
(美里)総務の綿引本部長がお見えです。
(綿引雄二)よう富川。
例の関光電子の社長の息子の件なんだが…。
弊害の多い縁故採用は控える。
これは社長も認めた今年の人事部の方針だよ。
堅い事言うなよ。
うちの利益に直結するぞ。
必要以上の社員を受け入れる余裕はない。
わかってるだろう?社員1割削減。
社長の指示だ。
同期のよしみで点数稼がせてやろうっていうのにまったく…融通の利かない男だよ。
いいんですか?綿引みたいに器用に生きられれば俺も今頃本部長だったかもね。
先を越されっぱなしだ。
部長そろそろ学生との食事会ですが。
(山田)ああ…先週内々定を出した2人ですね。
彼らはぜひものだ。
なんとしても物にしなきゃな。
うん。
(学生たち)乾杯!すごいねタカくん!もう3社も内定なんてさ。
ヒロくんもすごいよ!JFplusって超人気企業なんでしょ?うーん…。
でも本命は外資の証券だから。
まあやっぱり厳しいのかな。
出ようぜ。
なんか俺ら完全に蚊帳の外だし。
(中野春樹)合コンで気晴らしどころか身につまされるだけだよ。
行こう。
(中野)三流大学生にとって就活っていうのは地獄だねえ。
(光)俺なんか一次面談で全部玉砕だよ。
(中野)俺たち完全に出遅れたな。
講英出版にネットエントリーしても受け付け終了でさ。
もうやってらんねえよ!親は顔見りゃ就活の詮索だし。
あっ…そうだ。
外食チェーンのOBから明日飲まないかってメール来たけどお前行く?ああ…。
けどあそこブラックっていう噂あるだろ?こうなりゃなんだって行くさ。
内定ゼロなんだし。
もしかしたらためになる話も聞けるかもしれないしさ。
これ初回サービスタイムチケットね。
(女性)えっ本当にこんな値段で飲めるんだ!
(女性)本当だ〜!初体験なんかドキドキする!君たちかわいいから無料にしちゃうから。
本当に?うん。
(中野)こんな時間からあんな美女が行くんだね〜。
俺も就活諦めてホスト目指しちゃおうかなあ。
お前の顔じゃ無理だろ。

(美里)新型高炉と未来金属の世界戦略についての理解を深めてもらうのが研修の狙いです。
(山田)うち一本に絞って参加してくれるならすぐにも決めたいと思っている。
どうだろう?僕としては願ってもないお話です。
しかし内定が欲しいなら他の企業への就活はやめろと言われているわけですよね?これっていわゆるオワハラ…就活終われハラスメントっていう事になるんじゃありませんか?
(ため息)こういうもてなしも囲い込みの一環なんですよね?そういう誤解を与えてしまったのなら申し訳ない。
とにかく今日俺たちが伝えたいのは君たちを高く評価してるって事だ。
ぜひとも君たちが欲しいという事だ。
迷ってるなら研修で日鉄鋼の社風や仕事のやりがいを肌で感じてから返事をもらったって構わない。
君たちの事はギリギリまで席を空けて待ってるつもりでいる。
(学生)1つ聞いていいですか?ん?去年内定をもらった先輩が「S採用」って書いた書類を見ちゃったって自慢してたんです。
うん…。
君たちはS採用じゃない。
S採用の「S」はスペシャルの「S」じゃない。
ソルジャーの「S」だ。
ソルジャーって…兵隊ですか?君たちはそのソルジャーをまとめる幹部候補生だ。
さあざっくばらんにやろう。
はい乾杯。
(美里)よかったんですか?S採用の事まで話しちゃって。
隠したってしょうがないさ。
彼らだって未来がかかってる。
こっちも本気で向き合わないとな。
はい…。
それより問題はリストラ勧告という厄介な大仕事だ。
ある意味社員の未来を摘み取る仕事ですからね。
まあ仕方ないさ。
それも俺たちの仕事だ。
あらいたの?光。
知ってる?ガーベラの花言葉って希望と前進。
光のための花ね。
どうかした?ああ…いや…。
母さんいつもよりめかし込んでるね。
ああ…。
今日保護者相手の進路説明会だったから。
あのさ…。
何?いや…なんでもない。
また就活失敗したの?ううん…1つ内定もらったよ。
本当に!?ああ…よかった!大きな会社じゃないけどね。
そろそろお父さんに相談しなきゃって思ってたのよ。
親父の世話になんかなるかよ。
俺は1人でやっていけるの。
そうなんだ。
案外しっかりやってるじゃない。
(ドアの開閉音)
(富川栞)ただいま。
あら栞ちゃん今日は早いわね。
たまにはこんな日もなきゃ。
残業代も出ないのに毎日職場の飲み会じゃもう嫌になっちゃう…。
そんな事言わないの。
大事な会社のお付き合いなんでしょ?上司のつまんない下ネタ聞くのも結構消耗するのよ。
光もよく内情を聞いてから決めたほうがいいよ。
ん?何?これ。
ねえねえ家買うの?眺めて楽しんでるだけ。
お父さんも私ももうそんなに長く働けないし贅沢は言えないわ。
ええ〜!でも広くていいね。
あっロケーションも最高じゃん!でしょう?あのね…これこれ!庭も広いのよほら!
(雨音)
(雷鳴)
(雷鳴)
(カメラのシャッター音)
(加藤誠)富川人事部長ですよね?ん?君は?採用面談でお会いしたんですが覚えてませんか?申し訳ないけど…たくさんの学生と会ってる。
全員覚えてるっていうわけには…。
僕はあなたの言葉を忘れてませんよ。
俺が君に何を言った?君のような人間はどんな会社も必要としない。
それ間違いでしたよ。
5つの会社から内定をもらいました。
わざわざそれを報告しに来てくれたのか?面談を受け直させてくださいませんか?それは無理だ。
出来ない。
僕には一生の問題ですよ。
この会社に入りたいんです。
どうしても入りたいんだったら留年してまた来年応募してください。
それが嫌なら内定をもらった企業に行く事です。
僕はあなたともう一度話をさせてほしいんです。
悪いけど人を待たせてるんだ。
(生徒)じゃあねバイバーイ!
(生徒)バイバイ!頑張ってね!
(演奏)この調子だと志望校も合格圏内に入ってきますから。
富川先生に言われるとなんかその気になっちゃいますね。
希望が人間をつくるのよ。
だから大いなる希望を持って。
また誰かの名言ですか?テニスンっていうイギリスの詩人です。
先生今日はありがとうございました。
どうも。
失礼します。
行こう。
頑張って。
(原口亨)富川先生。
はい。
(原口)ちょっといいですか?はい。
雇用の延長…ですか?ああ。
本来なら来年度いっぱいで定年なんだけど君は生徒や保護者の信頼も厚い。
特例として若手の育成のためにも長く働いてほしいんだ。
もちろん君にその気があればだけどね。
いやあ嬉しいな。
願ってもないお話ですよ。
子育てが大変だった時にも誰よりもよくやってくれた。
君には正直頭が下がるよ。
もうこの会社に私の席はないという事ですか?このまま不本意な処遇に甘んじるよりは系列会社でバリバリやったほうが君も生きる。
俺はそう思う。
富川部長がおっしゃるならそうかもしれません。
久しぶりに一杯やるか?愚痴ならいくらでも聞くぞ。
お気遣いありがとうございます。
(ドアの開閉音)
(ため息)あと何人だ?今日はあと2名のリストラ面接を予定しています。
ひと踏ん張りだなあと。
(携帯電話の着信音)ちょっと外すぞ。
はい。
(携帯電話の着信音)久しぶりだね川村くん。
どうした?
(川村優子)「あの…退職勧告の件なんですがリストには私の名前も入ってるんですよね?」そりゃあ入ってるさ。
君のほうから結婚を理由に自主退職に応じたいって言ってきたんだから。
「やっぱり会社に残りたいんです」えっ?「結婚は破談になったんです」そりゃあ大変だったね…。
「お願いします!行き場がないんです」でも今さらそう言われても…。
「私はこの会社には必要のない人間ですか?」いや…国際営業部時代の君の働きは素晴らしかった。
今だって感謝してるさ。
(優子)そう思ってくださるならなんとかしてくれませんか?15年頑張った私に会社は何もしてくれないんですか?上と相談はしてみるけどこれは決裁済みの案件だから。
信じてますよ私。
部長は優しい人ですから。
(男性)4人も彼女がいたらローテーションとか体調管理とかそれなりに苦労もあるわけよ。
なあ?富川。
えっ?かまととぶるなよ。
何1人で違うの飲んでるんだよ。
やってんだろ?お前も。
二股とか三股とかよ。
そういう顔してんだろうがよ。
いやいや…。
私は1人でボーッとするのが趣味ですから。
あれ?いないの?彼氏。
じゃあ5人目立候補する?いや…でもそれは…。
あっ今本気にした?言ってるよね?俺面食いよ。
(携帯電話の着信音)ハハハハ!ハハハハ…!
(携帯電話の着信音)すいませんちょっと…。
もしもし真壁さん?わざわざ電話頂いちゃってすいません。
まだ飲み会が終わらなくて…。
本当にごめんなさい。
(真壁雄斗)そんなに恐縮するなよ。
この間の話が気になっててさ…うん。
やっぱりあれ本気なんだよな?正直この部署限界なんです。
力になって頂けませんか?わかった。
じゃあちょっと課長に相談してみるよ。
中原課長。
(中原綾子)ああ真壁くん。
ちょうどよかった。
法人向けの営業企画の件で相談があるの。
実は僕からも相談したい事がありまして…。
じゃあご飯でも食べながら話そうか?
(真壁)はい。
退職への抵抗は想像以上で難航は避けられませんね。
(織部和久)仕方がないさ。
恨みつらみに耐えるのが我々の仕事だ。
せめて退職金上乗せなどの救済措置は無理でしょうか?それで経費がかさめば本末転倒だよ。
富川くんも経営を担う自覚を持ってほしい。
経営を担う自覚ですか?工場長時代の技術者流出のせき止め国際営業部長時代のマーケット拡大。
君の実績を社長は高く評価している。
この仕事を終えたら経営陣に迎える腹だ。
あの…織部常務つまり…私が役員昇格という事ですか?そのためにも今の仕事をきっちり仕上げてくれ。
はい…。
それはもちろんです。
まだいたのか?あとは俺がまとめるから。
今日はみんなほらあがれ!
(社員たち)はい。
(美里)聞きましたよ富川部長。
えっ?おめでとうございます!…ん?いやみんなの気持ちですよ。
綿引総務本部長の役員昇格で決まりって噂だったのにまさかの大逆転ですね。
いやいやちょっと…よしてくれよ。
まだ正式じゃないんだから。
こういう時でもないと僕らも日頃の気持ちを表す事が出来ないんですよ。
受け取ってください。
じゃあまあ…。
じゃあありがたく頂くよ。
奥さんにも報告して喜ばせてあげてください。
そうだな。
ハハハ…。
おめでとうございます!
(社員たち)おめでとうございます。
(拍手)今日はいろいろとありがとうございました。
ありがとうございました。
(男性)こちらこそありがとう。
また連絡するよ。
(光・中野)はい。
じゃあな。
やっぱりなんかやばそうなにおいしたよな…。
さすがにあそこはやめておいたほうがいいんじゃないの?そうだな…。
すいません!すいません…。
すいません。
すいません…。
痴漢です!この人痴漢です!最低!僕じゃないですって!
(女性)誰か捕まえてください!ち…違います!違います!僕はやってません。
本当なんです!やりましたって言う痴漢はなかなかいないよね。
(ノック)失礼します!連絡をもらったこの子の母親です。
これは誤解です!はい?光がそんな事するはずないんです。
でもさあの触り方は完璧常習犯だよ!だから触ったのは俺の隣にいた男の人で!はあ!?あの…あの…その時の状況というのは?俺の左隣に本物の痴漢がいてその左に彼女が…。
という事は2人の間に別の人間がいたって事ですよね?ねえ?はあ!?状況を再現してみたいの。
それで?その男の人が彼女のお尻触ってて…。
左手?左手。
こう?うん。
…で胸も触ろうとしてて…。
こっちで?うん。
でそれを捕まえようとして…。
そうしたら痴漢ですって腕つかまれて。
こっちの左手で間違いないのね?うん。
時計してたから間違いないと思うけどさ…。
つまり光は右手であなたのお尻を触った事になるわよね?そうだけど?触ってみて。
えっ?右手で。
いいからやってみて!いやだって…。
無理だもんほら…。
ですがお母さん彼女は触られたって…。
だから光じゃないでしょ?わかってるの?これ冤罪ですよ!私とことん戦うわよ!この子の就職に影響でも出たら私あなたたちに損害賠償だって請求します!なんか面倒くさいな…。
私早く帰りたいんだけど。
だったらすぐに訴えを取り下げてください。
お願いします!なんかびっくりした。
あんな母さん見たの初めてだったから。
そりゃあお母さんだってやる時はやるわよ!うん。
それにお父さんじゃなくて私が頼られたわけだからさ。
ちょっと嬉しかったわよ。
あのさ…。
ん?親父には内緒にしておいてくれないかな?ああ…でもお父さん隠し事すると嫌がるでしょう?俺も内緒にしておくからさ。
ん?なんの話?見ちゃったんだよ…昨日ホストクラブから出てくるところ。
ああいうところってよく行くの?嫌だ…フフッ。
それでずっと様子がおかしかったんだ?えっ?えっ?フフフフ…。
ホスト通いしている母親なら女のお尻触ったぐらいは大目に見てくれるだろうとか思ったんだ?ハハハ…。
思ってないよ!そもそもやってないもん!ハハハ…。
あれはねホストクラブに出入りしている女子生徒の生活指導の件で行っただけ。
ああ…なんだそういう事かよ。
そうだよな?そんなはずないもんね?そうよ。
何言ってるの?
(足音)川村くん。
こんな時間まで仕事か?今後の身の振り方を考えてたんです。
すまない。
次の仕事の事なら俺も本気で考えるから。
仕方ないですよね。
退職の事言い出したのは私なんだし…。
ちょっと一杯行くか?送別会ぐらいさせてくれてもいいじゃないか。
今日はちょっと俺も飲みたい気分なんだ。
(優子)驚いたな。
何が?
(優子)富川部長みたいな人でも出世すると嬉しいんですね。
えっ?
(優子)フフッ…。
そういう俗っぽい欲望とは無縁な人だと思ってました。
考えないようにしていただけさ。
腹の中なんか欲望だらけかもしれないよ?学生時代なんか女にモテたい金が欲しい有名になりたいそればっかりだった。
有名?うん…。
仲間とバンドなんかやってたのもそれだねえ。
想像出来ない。
こう見えてねボーカルギターだったんだよ。
へえ〜…。
ライブハウスなんかで結構人気が出てね当時のレコード会社からスカウトされたんだ。
夢だったからね真剣に考えたさ。
でもそうなると安定が欲しいっていう欲望が首をもたげてくる。
メンバーも就活の時期になって自然消滅。
まあ自信がなかったっていう事だね。
うん。
なんか…今日は得した気分です。
えっ?富川部長の意外な面を知れたから…。
アハハ…。
これ…君の新しいスタートのお祝いに。
嫌だ…。
これ奥様にあげる花じゃないですか。
いやこの花は君に似合ってるよ。
はい。
部長らしいな。
ハハハ。
ショウちゃん。
(店員)はい。
あ…写真1枚いいですか?はい。
今日の記念に。
んっ?お願いします。
じゃあいきますよ。
富川さんもうちょっと寄りましょうか。
うん?
(店員)あ〜いいですね。
じゃあ笑顔でお願いします。
はいチーズ!
(シャッター音)ああ…いいですね。
せっかくなんであの…このグラス持って頂いて乾杯!みたいな感じでいきましょうか。
じゃあいきますよ。
はい日鉄鋼。
何言ってんだよ。
(シャッター音)今日はいい思い出が出来ました。
いや…何もしてやれないのに気が引けるよ。
あっ…。
タクシー代ぐらいおごらせてもらおうかな。
あっいや…。
いや…裸で悪いね。
うん。
やっぱり富川部長は優しいですね。
起きてたのか。
ああ!おかえりなさい。
一杯付き合ってよ。
どうしたの?役員に昇格する事になった。
本当に?母さんのおかげだよ。
洋ちゃんが頑張ったんじゃない。
ああ…。
素敵でしょう?築15年ならまだまだ新しいし庭にたくさん花を植えられるわ。
何?これ…この家買いたいって事?ちょっとね…夢見てたの。
でも洋ちゃんが役員になるんだったらほら買えちゃうんじゃない?うん?う〜ん。
アハハ。
あっ2世帯住宅にも出来るのよ。
ほら光が将来結婚したら孫とも一つ屋根の下で暮らせるし。
光ばっかり甘やかせると栞がすねるぞ。
栞ちゃんがお嫁に行く時はそれなりにするし本人が望むならいつまでだっていてもらうわよ。
この家は家族がいつだって安心して寄り合える場所になるの。
任せるよ。
俺もこんな家に住んでみたかった。
いいの?本当に買っちゃって。
家族が幸せになるための家だったら反対する理由はなんにもないさ。
あっ…そうよね!なんてったって日鉄鋼の役員だもん。
乾杯!乾杯!やった〜。
う〜ん。
はあ…おはよう。
はいおはよう!おはよう。
はい。
あれ?なんか朝からすっごい豪勢じゃない?親父の役員昇格内定のお祝いだってさ。
役員?すごいじゃない!お父さん。
まあね。
真面目にコツコツやってればいい事もあるっていう事だよ。
来月のお義父様の七回忌でもいい報告が出来るわね。
はい。
夜はなかなかみんなそろわないから。
はい。
ジュースで乾杯しましょう。
はーい。
ハハハ。
はいはい。
お父さんおめでとうございます。
(栞・光)おめでとうございます。
ありがとう。
(水希・栞・光)乾杯!へえ〜新居購入本気なんだ。
もうなんだかワクワクしてくるわ。
今日の昼休みに銀行へ行ってみようと思うの。
おう。
これで光の就職さえ決まれば完璧なのにね。
今は俺の話はいいだろうが。
大丈夫よ光は。
ねっ。
内定もらったんだもんね。
嘘!ええ?どこだ?将来性が見込める企業かどうか判断してやる。
いいよ別に。
いいって事あるか。
どこに入るかで人生が決まるんだぞ。
親父が知ってるようなでかい会社じゃないから。
親にも言えないような会社なのか?親父みたいな立派な大学出てませんし。
大学のせいにするなよ。
肝心なのは仕事への志だよ。
熱意があれば担当者にも響くんだよ。
心配だったらお父さんがどこか紹介してあげたら?自分の道ぐらい自分で切り開けないでどうするんだよ。
いい加減な気持ちで入社するとなあとが大変なんだよ。
だから…ちゃんと自分でやってんだろ?そうだエントリーシートとか見せてみろ。
もういいよ。
朝メシぐらい静かに食わせてくれよ。
ごちそうさま。
はーい。
(ドアの開閉音)あんまり追い詰めないほうがいいですよ。
こんな時ぐらい本気で悩まないでどうする。
はあ…男って大変ね。
結婚が逃げ道にはならないもんね。
あら栞ちゃんそういうお相手いるの?うん…探してはいるんだけどさ。
お父さんみたいな男はなかなかね…。
なんだよそれ。
持ち上げたってななんにも出ねえぞ。
ごちそうさまでした。
はーい。
(銀行員)ご所有のマンションの評価額やご主人や奥様のお仕事の状況を鑑みますとローン審査は問題ありません。
はあ…。
(銀行員)ぜひ当行に新居ご購入のお手伝いをさせてください。
(光)子供の未来を創造する会社として御社は様々な社会貢献を行っています。
僕も社会に貢献したいと考えたのが御社を志望した最大の動機です。
(面接官)うん…。
しかし社会貢献がしたいなら福祉団体に関わるほうが近道ですよね。
なぜうちなんですか?あ…それは…。
(光)あ〜あ駄目だ駄目だ。
飲みに行くか!ごめん!今日もう1社あるんだ。
聞いてないぞ。
抜け駆けかよ。
三羽製紙の専務がうちの親父の友人でさ。
なんだよそれ…。
もうかっこつけてる状況じゃないだろ俺たち。
お前も親に泣きつけよ。
無理だようちは…。
困った事が起きた。
ヤマト銀行の加藤頭取がご子息がうちの入社面談で落とされた事で心証を害してるらしいんだ。
急いで面談をやり直してご子息を採用してほしい。
いやしかし…縁故入社を控える件は社長もお認め頂いたはずですが…。
それを曲げてでも採用しろと言ってるんだ!社運を賭けた海外新型高炉事業がセイドー鋼管の追い上げで大苦戦している事は君たちも知っているよな。
メイン以外の銀行団はセイドーに乗り換えた。
資金が止まるって事ですか?そんな事になったら膨大な年月と資金を費やしたうちの高炉事業は…。
全て水の泡になる。
その資金の穴を埋められるのはヤマト銀行しかないという事でしょうか?
(的場)ヤマトに融資を断られれば我が社は手詰まりだ。
加藤頭取の胸一つで日鉄鋼の運命が決まるだろう。
(的場)君に社の未来がかかってる!わかりました。
すいません失礼します。
もう1箱持ってきました。
ありました!加藤誠。
(美里)早緑川大学工学部です。
ああ…父親が銀行の頭取って事もアピールしてますね。
あれ?この写真…。
ちょっと見てください部長。
採用面談でお会いしたんですが覚えてませんか?僕はあなたともう一度話をさせてほしいんです。
あの学生が加藤頭取の…。
実はここに来る途中で道に倒れていたおばあさんを病院に担ぎ込んだんです。
人命救助ってやつです。
そうこうしている間にこんな時間になっちゃいまして。
(面接官)どこの病院に運んだのか教えて頂けますか?いやーちょっと覚えてないですね。
あの…それ入社面談と関係あります?まさか疑ってるんですか?あなたの話が本当だと証明する事は出来ますか?じゃああなたは嘘だと証明出来るんですか?もういい。
面談時間はとっくに終わってる。
あれ?この会社は人助けを否定するんですか?人助けを否定するつもりはない。
君の態度を否定しているんだ。
改めない限り君のような人間を必要とする会社はどこにもない。
面白い人ですね。
エントリーシートはお読みになりました?読んだよ。
君の父親がどんなに偉かろうが君はうちには必要ない。
お引き取りください。

(山田)部長再面談を通知するメールを送付しますよ。
頭取の予定を調べてくれ。
(美里)はい。

(足音)富川部長。
ちょっとだけお話いいですか?悪いがちょっと…今急いでる。
5分でいいんです。
退職勧告を撤回して頂けませんか?それは…出来ないんだ。
会社のためには誰かが辞めなきゃいけない。
な?わかってくれ。
変わりましたね部長。
一緒にやってきた仲間切り捨ててまでそんなに役員になりたいんですか?君がどう思おうと勝手だが公正に正しい判断をしたつもりでいる。
社員として間違った事をしたつもりはない!メール見ましたよ。
再面談は出来ない決まりじゃなかったんですか?君の事情を考慮しなかった我々にも非があった。
(加藤)事情って僕の親父がヤマト銀行の頭取だからですか?いや…あの日君が遅刻した事情だ。
ああ…。
あの言い訳は嘘ですよ。
寝坊しただけです。
そんな僕でももう一度面談させてもらえるんですか?改めて話をさせてもらいたい。
それがあなたの言う公正で正しい判断って事ですか?僕が面談を断るって言ったらどうします?君への失言を謝りたい。
もう一度話をさせてくれ。
じゃあ明日午後3時車で迎えに来てくださいよ。
どこに入るかで人生が決まるんだぞ。
肝心なのは仕事への志だよ。
自分の道ぐらい自分で切り開けないでどうするんだよ。
(面接官)大学時代に何をしたというアピールもないし我が社に関しても勉強不足だ。
君から何も感じられないんです。

(戸川加奈)私また失敗しちゃったみたい。
大丈夫。
加奈ちゃん頭いいしまだまだ先はあるよ。
でも本当に自信なくしちゃったな…。
大丈夫だって。
(国原耕太)ちょっといいかな?
(国原)就職面談の帰り?うまくいかなかった?あっいえ僕は…。
だって顔にそう書いてあるじゃん。
今さ就活指南書を無料で配布中なんだけどよかったら。
無料なら頂きますが…。
じゃあさ簡単なアンケートに答えてもらうね。
はい…。
5分で終わるよ。
これ書くだけだから。
どうぞ。
へえ〜…16社も受けてまだ内定ゼロなんだ。
就活ってなんなんですかね?はっ?なんのために会社なんかに入るんですかね?そりゃメシ食うためだろ。
でもそのために満員電車や上司の罵声我慢してその先に何があるんですかね?あれ…?ひょっとして就活うつ?この本君みたいな就活生にはためになると思うよ。
これ勧誘ですか?勧誘っていえば勧誘だけど少数精鋭で定員に限りがある塾だから無理強いする気はないよ。
はい。
(光)あなたがやってる塾なんですか?そう。
まあ基本は就活サポートでどんな職業に向いてるか一緒に考えたり就職後の対応力を養う指導もするけど俺の指導法に向いてる人じゃないと塾としての実績も上がらないからこっちもね選別はしてる。
(光)実績すごいですね!一流企業ばっかりじゃないですか。
必要なテクニックは全て教えるからさ。
テクニック…?うん。
それがあるだけで内容のない学生が内定をもらって君が将来を閉ざされるのは馬鹿馬鹿しいと思わないか?でも根本的に学歴とか人間力の違いがありますし…。
いやいや関係ないね。
君みたいに素直で真面目な学生だったら俺は志望企業に送り込める自信がある。

(国原)興味があるなら面倒見るぞ。
いやでもこの金額はちょっと無理ですね…。
親にも相談してみますが多分難しいと思います。
だから駄目なんだよお前は。
親に頼らなきゃなんにも出来ねえのかよ。
バイトぐらいはあっせんするし就職後のローン返済だって組めるんだ。
そんぐらいの手伝いはこっちだってするさ。
どの会社に入社するかで生涯賃金が何千万…下手すりゃ億単位で違ってくるのにたった30万の自己投資を惜しむのか?この状況を変えたいんじゃないのかよ。

(加藤)サラリーマンって大変ですね。
上から命じられれば自分にも嘘をつかなくちゃならない。
どこも同じです。
僕が何しようが諸手を挙げて歓迎する。
正直な感情をぶつけてきたのはあなただけでした。
(加藤)骨のある人だなあって思ったんです。
僕も日鉄鋼に入ったら大企業の社員の地位にしがみつくために社畜にならなきゃいけないんですかね。
社畜は言いすぎだろ。
サラリーマンやってて楽しい事ってあります?あるさたくさん。
大企業だからこそ出来る大仕事を成し遂げた時の充実感は何物にも代えがたい。
その喜びを分かち合える仲間もたくさんいる。
その絆は宝物だ。
きれい事はよしましょうよ。
今のあなたはその絆という宝物を切り捨てるのが仕事ですよね?運転手さん止めて頂けますか?どうしたんだ?うちの会社はもっと先だぞ。
おたくのライバルであるセイドー鋼管さんに呼ばれましてね。
特別な待遇も提示されています。
ちょっと…待ってくれ。
うちの役員が君の事を待ってるんだ。
痛いですよ。
腕離してください。
結果は報告します。
決めちゃったらあしからずです。

(優子)富川部長!あっ川村くん。
この間はありがとうございました。
ちょっと退職後の事でご相談したい事があって…。
悪いけど今急いでるんだ。
今君とちょっと話してる時間がない。
悪い。
セイドー鋼管ってどういう事だよ。
ヤマト銀行と組まれたらうちの新型高炉事業は完全に潰されるぞ!セイドー以上の特別待遇を社長に打診して頂けますか?それと万一のためにこれをお渡しください。
海外の銀行のリストだと?うち3行は私がじかに融資責任者と話せます。
ヤマト銀行を諦めろって言うのか?もちろん最後まで全力を尽くします。
ですが彼から入社の意志が感じられないんです。
我々が右往左往するのを楽しんでるようにしか思えないんです。
だからって今から外資行を口説けると思うのか?彼を口説くよりは可能性が高いと思います。
(ため息)…わかった。
俺もやれる事はやる。
(ノック)失礼します。
加藤誠くんについて調べました。
内定を得た5社はいずれもうちと競合する大手鉄鋼メーカーでした。
工学ゼミでは論文が賞を取るほどの優秀な学生のようです。
その一方で音楽サークルのバンド活動にも熱心でプロの誘いを受けるほどの評価だそうです。
彼が…バンドを?おかしいわねえ…。
この引き出しに入れといたはずなのに…。
どうしたんだ?ああお父さん。
ねえおじいちゃんのさ七回忌用のお金知らない?嫌だわ…。
もう…30万も入ってたのよ。
ただいま。
おかえり。
どうしたの?なんか探してるの?お父さんの会社の封筒に入ってた30万。
えっ…?なんだよそれ。
ゴミと間違って捨てたんじゃないの?えっ?ゴミ?ちょっと…そうかな?光なんだ?これ。
何勝手に見てんだよ。
お前が取ったんだな?馬鹿言うなよ!じゃあなんなんだこの30万の領収書は!?えっ?何?これ…。
就活塾に30万も払っちゃったの?でも家の金は使ってないよ。
ほ…ほら…。
自分で組んだローンの契約書。
ローンって…。
払えるの?光。
バイトすればなんとかなるって。
いやそれより就活塾ってさ…。
ねえお父さんも人事やってたら聞いた事あるでしょ?学生だましちゃお金取る悪徳な塾が横行してるって噂。
何やってんだ光。
お前こんなもんに頼んなきゃ就職も出来ないのか!でも1つ内定もらったって…。
どうせ嘘だよ。
この話になるとお前ごまかしてばっかりだ。
今すぐ行って入塾を取り消して来い。
ほら!俺だって必死なんだよ!塾長と直接話してきたんだよ。
ちゃんと実績のある塾なんだよ!そんなに俺の事信用出来ないのかよ。
自分で自分の道切り開けって言ったの親父だろ?勝手な事ばっかり言わないでくれよ!お父さんは光の事心配して…。
してないよ!銀行の頭取の息子のほうがよっぽど心配なんだよ。
お前…なんでそれ…。
(光)行ったんだよ会社に。
志とか立派な事を言っててもやってる事違うじゃないか!会社で生きていくっていうのはそんなに簡単な事じゃないんだよ。
仲間を切り捨てて出世するのが会社で生きていくって事なのか!?なんだと…?お父さん…!痛いとこ突かれたからってさ当たってんじゃねえっつうの!やめなさい光!
(携帯電話の着信音)どうした?何かあったか?加藤誠くんから入社を拒否するとの連絡が入りました。
居場所はわかるか?すぐに行く。

(演奏)
(加藤)え〜マジ?いいの?サキちゃん。
ああ。
いやもうこっち4人そろってっからさ。
ああ。
オッケーじゃあもうがっつり盛り上がっちゃおうぜ!ウェイ!じゃあね〜!おい!合コン行くぞ合コン!イエ〜イ!合コン!
(加藤)…何か?考え直してほしい。
うちに入社してほしい。
僕みたいな人間は必要とされてないんじゃないんですか?頼む。
待遇も最大限配慮する。
出来る事はなんでもする。
じゃあ…土下座出来ます?「私の目は節穴でした」。
「私は人間のクズです」。
そう言えますか?私の目は節穴でした。
私は人間のクズです。
(加藤)「私の会社もクズの集まりです」。
「ゴミ溜めです」。
(加藤)言ってくださいよ!うちは…ゴミ溜めじゃない。
私はクズでも社員はクズじゃない。
(加藤)なんでもするんじゃなかったんですか?
(加藤)入社したら2年ほど自由な海外研修に行かせてほしいんです。
50歳になるまでに役員になる事も保証してください。
(加藤)準備金としてスーツ代と通勤自動車購入費で2000万。
それならサラリーマンライフを満喫出来そうです。
…クズはお前だよ。
今なんて言いました?耳悪いのか?クズはお前だって言ったんだよ。
あなた本物の馬鹿ですか?会社困ってるんでしょう?僕に入社してほしいんでしょう?親父に融資してほしいんでしょう!?サラリーマンなめるなよ!いらないよ。
お前みたいな人間は会社を駄目にするだけだ!!うちの社員はみんな本当に頑張ってる。
寝る間を惜しんで身を削ってる奴がたくさんいる!それでも経営のために首を切らなきゃいけない奴もいる!お前なんか入れたらそんな連中に申し訳が立たない。
こっちから願い下げだ!!やっぱり面白い人ですね。
何が面白いんだ!?僕にはそういう正直な言葉が響くんですよ。
あ…?なんだ?僕は…音楽の道に進みます。
きっと僕はこの答えを出すためにずっと悪あがきをしてたんだと思います。
プロを目指すのか?あなたのおかげで迷いが吹っ切れました。
じゃあ今から合コンなんで!おい行くぞ!ウェイ!
(シンバル)
(ドラム)
(ドラム)
(携帯電話の着信音)富川でございますが。
ヤマト銀行が融資を引き受けてくれる事になった。
えっ…?
(的場)息子さんから頭取が君には大変世話になったと電話をもらったらしいんだよ。
あの彼がそんな…。
いや…それを聞いて安心しました。
安心して通常業務に戻れます。
その前に君のトラブルについて釈明してほしいんだ。
トラブル…。
なんの話でしょうか?
(ノック)
(綿引)失礼します。
内部告発があってな。
ちょっと確かめさせてほしいんだ。
内部告発?いわゆるセクハラだよ。
この写真富川だよな?内部告発って…まさか川村くんが?何度も待ち合わせをして食事をしていたそうだな。
そのメールのコピーも預かってる。
馬鹿を言うな。
仕事の話で会ってただけでそれ以上の関係は一切ない。
しかし彼女は堕胎手術をしたと言っていてね。
その父親が君だって言ってるんだ。
何もかもデタラメだ!我々も信じてるさ。
だからこそ潔白を証明してほしい。
証明も何もそもそもこれは事実無根だし…。
事実かどうかは関係ないんだよ。
えっ…?君は人事責任者だ。
彼女が訴訟を起こしたりマスコミにリークしたりすれば事実とは関係なく世間は君を黒だと決めつける。
人事責任者が職権を悪用して部下に関係を迫ったとなれば社の信用にも関わる大問題だ。
しかし潔白を証明する手立てなんて…。
彼女の口から嘘だと言わせるしか方法はない。
何がなんでも彼女を説き伏せろ。
君なら出来るだろ?出来なければ役員昇格どころか君は社員としての立場も危うくなるぞ。
でもいいのかな?こんな高いお店。
大丈夫。
実はね…。
お父さんからお小遣いせしめちゃったんだ〜!
(真壁)お父さん日鉄鋼の偉い人なの?ちょっとだけね。
んっ…!ごめん。
あっいやあの…。
ちょっといきなりだったからびっくりしちゃっただけで…。
…帰ろうか。
嫌。
もう一回しよう。
(呼び出し音)
(呼び出し音)お邪魔しま〜す。
アハハ…!すっごい!
(呼び出し音)
(優子)「もしもし」川村ですがどうかしたんですか?話がある。
今すぐ会いたい。
(天谷五郎)今の我々は失業者です。
紹介してほしい。
(優子)好きだったんです。
いい家だな。
(的場)家族を守るためにも冷静になれ。
(綾子)枕営業ぐらいする覚悟で。
就活で募金?
(光)信用しろよ!
(優子)傷ついてるのは私のほうなんですよ!きっとうまくいくはずだ。
2017/01/12(木) 21:00〜22:09
ABCテレビ1
[新]就活家族〜きっと、うまくいく〜 #1[字]

仕事ください!父は大手企業の部長、母は教師、メーカーに就職した娘と大学生の息子。平穏に見えた家族全員が、ある日突然、就職活動をすることになる究極のホームドラマ!

詳細情報
◇番組内容
大手メーカーで人事部長を務める富川洋輔(三浦友和)。上司からも部下からも信頼の厚い彼は、新卒採用の面接とリストラを言い渡すという重責を担っていた。一方の富川家は、それぞれ問題を抱えていた。就職活動中の息子・光(工藤阿須加)はまったく内定がもらえる気配がなく、挙げ句、ホストクラブから出てくる母の水希(黒木瞳)を目撃してしまう。娘の栞(前田敦子)も、会社でのセクハラに悩んでいた。追いつめられた家族は…
◇出演者
三浦友和、黒木瞳、前田敦子、工藤阿須加、新井浩文、山本未來、中川知香、渡辺大、木村多江
◇脚本
橋本裕志
◇監督
秋山純(テレビ朝日)
◇音楽
江口貴勅、穴沢弘慶
◇主題歌
林部智史『晴れた日に、空を見上げて』(avex trax)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】黒田徹也(テレビ朝日)、内山聖子(テレビ朝日)
【プロデューサー】船津浩一(テレビ朝日)、下山潤(ジャンゴフィルム)