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セリフ書き起こし アニメ 3月のライオン「第13話」 2017.01.14

また来てしまった
キャーッッ☆いいの!?本当に!?ああこれで何日分の食費が浮くかしらっっ!!良かったー☆ありがとー。
お正月贅沢しちゃったからしばらく質素にねっ…って言ってたの。
でもこれで明日からもおいしいものが食べられるなっ。
今日はもーみんな食べちゃったんだ。
残り物ばっかりだけどいいかな。
うっっっうまーっっっ!た…卵かけご飯うまーっっっ!!!
ねーねーれーちゃん今日はモモちゃんと一緒に寝よ?いい考え!!そうしなよ明日土曜だし。
僕今日は帰らないといけないんだ。
ええ何で?いっしょにいようよー。
どーして?なんで?なんでなんで?モモちゃん僕ね今度どうしても負けたくない試合があるんだ。
だからおうちに帰って勉強しないといけないんだ。
お勉強?テストがあるの?そう。

 

 

 


そうなんだ。
どれだけ頑張ったかを相手にも自分にも見せるテストなんだ。
モモ。
じゃれいちゃんに言ったげないと。
なんて?あのねっれいちゃんテストなんだって。
そ。
こういう時は何て言うのかな?「がんばって!!」って言うんだよ。
れいちゃん!!がんばって☆はい。
がんばります。
(風の音)・「川沿いを走る電車の音うつむいて咲く向日葵の色」・「夕焼けがしましまのボーダーになる」・「『ありがとう』って君が言うたんび」・「泣きそうな気持ちになるのはなんでだ子供みたいにさ」・「涙なら冷蔵庫に置いてきたはずだ」・「勝ってうれしいはないちもんめあの娘がほしい」・「さよならバイスタンダー僕らは歩いて行く」・「この道行きの最後が天国かそこらじゃあないとしても」・「ただの君と笑って立っていたいよ」・「誇らしさとか願いとか希望とか」・「もっとずっと持ち合わせとくよ」・「こわくてこわくてこわくて沈みそうでも」・「守るよ守るよ僕の全てを捧げ」・「目の前の君に誓うよ」
(スミス)さて…行くか。
あの後一度将棋会館で桐山を見かけた
(コピー機の作動音)
一心に棋譜を調べ控えをとっていた。
話しかけようかと思ったがその険しい表情を見てやめた
桐山が集めていたのは島田八段の棋譜と後藤九段の棋譜。
その2つだけだった…
ったく…あのクソガキ。
いやーハラたつわあのヤロー。
オレが勝ったケースは思いっきりスルーかよ!?そして島田さんすらブッチぎってもう後藤と当たる気まんまんって何様のつもりだよ。
俺にはねーよ。
後藤を破って島田さんとむかい合うビジョンなんて。
だけど解ってる。
そうだそこが問題なのだ。
桐山の見たビジョンはただのムシのいい思い込みともまた違う。
俺たちはプロだ。
受け入れようが目を逸らそうが自分の力量は残酷なまでに正確に胸のどこかで計っている
それが計れてこそのプロだ。
「勝てるかもしれない」と思える人間がそのまま「勝つ可能性のある」人間だったりするのだ。
俺にはねーよ。
後藤を破って島田さんとむかい合うビジョンなんて。
つまりそーゆー事だ
だがしかしそっからも更に生き汚く「勝ち」ににじり寄ろうとするのがまたプロの仕事ってヤツなんだよね。
後藤の型は居飛車穴熊。
対する俺は風車。
後藤が「重く」「堅い」とすればオレは「軽く」「広く」が持ち味だ
(記録係)それでは始めて下さい。
(スミス後藤)よろしくお願いします。
(駒音)
(駒音)
(駒音)
後藤と戦うのは2度目だ。
前回は後藤の重厚な囲いから長期戦になると覚悟しこちらも玉の囲いを厚くしたが慣れない甲冑に信条であった「身軽さ」をそがれた形になり結果は惨敗だった

そしてそれをふまえさんざん対策を練った上で今回は自分の得意な型でぶつかる事を決めた。
オレはあまり玉を囲わず素早く動き回り小さな傷を無数につけ相手の体力を奪う
対する後藤はじっくり堅く囲って重たい一撃を狙ってくる。
その一撃を喰らったら最後だ。
1mmも集中を欠く事ができない。
だがやってやろうじゃないか。
100%勝敗が決まっている対局もまたプロ同士絶対に無いのだ
嫌な空。
雨が降りそう。
いや夜から雪だって言ってたよ予報では。
どうりで。
すごく冷えると思った。
(雨音)
(スミス)
どれだけ体力があるんだ?いくら傷をつけてもくずれない。
つけ込むスキがない。
このくらいの出血ではビクともしない
それどころかオレの手が伸びなくなった
そしてその一撃が来た
飛車を切って銀を!?
なんて事しやがる
この男何が見えてる!?ものすごい力で攻め込まれる。
こじ開けられる。
真っ黒な水が一気に流れ込んでくる。
息が…できない…。
あっという間に引きずり込まれて行く。
水底まで。
為す術がない!!
…負けました。
軽いな。
だがまだちょっと重い。
2六角とのぞいた後5二金左と守ったな。
6三金と上がった方が良かったな。
あれで「重さ」が出てしまった。
身軽さが信条なのだろう。
ならば迷うな。
(スミス)あーあ…ザマぁねーな…。
為す術なく完敗したあげく憑き物まで落とされて。
はぁ…。
フルコースかよ…。
(後藤)迷うな。
何なんだよあの「ぶ厚い男っぷり」は。
いくつよ?41…?あと10年ちょっとで出せんのかオレ?あの迫力。
モテんだろーな…。
あっなんかスゲー腹立って来た。
さて…ととりあえず今日のところはだ。
Aコース入ったらお姉ちゃんのいる店で飲んだくれる。
Bコースはずれたら家に帰って布団かぶってワンワン泣く。
あぁぁ…。
はー…。
ミー…ミー…。
これはよもやのCコース!?ミー…。
あああ…。
どーするオレ…!?
ミーッ。
だーもうっっわーったっつーの!ギニャー。
ミャー…ミャー…。
あーもー泣くな泣くな。
しきり直しだ俺もお前も一からな。
…よぉ。
(後藤)元気そうじゃないか。
残念だよ。
そっかあ。
このまま行くとお前とも当たる事があるって訳か…。
ま楽しみにしてるよ。
素手で殴るよかもちっと面白そうだしな。
あそうだ…。
お前から幸田の親父に言っといて欲しいんだけどあのストーカー女の事だけどさぁ。
早くやめさせるようにって。
迷惑してんだよね俺。
挑発だ。
わかってる
でもやるしかない。
それにはまず今日だ。
今日勝たないと何も始まらない。
島田開八段A級在位5年。
いくつも棋譜を並べてみたが不思議だ…。
特徴が見えてこない。
得意戦法も苦手なものも。
つかみ所が無い

対局したことはない。
でもそうだ
小学生の頃子供将棋大会の中のイベントで講師で来ていたのを見た事がある。
ひどくやせてて背が高くて…静かに話す人だった。
僕は勝ち進んでたから遠くから見ただけであまり印象に残ってないけど…。
「勝つ将棋」というより「負けない将棋」を指す人だ
こういうタイプの人との対局は長くなるな。
苦手だ…
でも
イライラしたらダメだ。
そこに喰らいつかれる。
冷静に…
(香子)もらったばかりなのよ後藤に。
ここで負ける訳にはいかない
どうしても
対局は僕が先手。
相矢倉になった。
ここまでは定跡通り。
さぁ開戦だ。
行くぞ

5二飛全部受け切るつもり…か。
なら
金を引いた…。
飛車をまわるつもりか?じゃあオレもだ
何だか指しにくいな…
こういう時は…玉を堅く囲って…
囲って…。
ちょっと待てよ…。
おかしくないか。
攻めていたハズだよな。
なのに
いつの間にか守りになっている?何だこれ…いつの間にこんなに悪く?ミスは…無かった無かったはずなのになのに何だこのこの厳しさは!?
(駒音)
攻める手が…もう無い…!?
くそ
(駒音)
(ため息)やれやれ…やっとこっちを見たな。
(二海堂)あ兄者っ!どうして来たんだ坊っ今日お前は対局じゃないだろう?すみません兄者。
熱は?まだあるじゃないか。
大事にしてないと…昇級がかかっているんだぞ!!「無理はしない」って約束したろ?オレとも師匠とも。
「みんなには言わない」って約束と引きかえに。
はいすぐに戻って横になります。
すみません…。
うんいやオレもゴホン…。
いきなりやいやい言ってすまない…。
ビックリしてなお前がいるから…でどうしたんだ?坊。
何かオレに伝えたい事でもあったのか?はい実は兄者兄者に桐山のアタマをかち割ってやって欲しいのです。
坊のやつ何を言うかと思えばまた
やっかいな事を…
(島田)さて…と。
じゃあ続けようか。
・「あなたの指がその胸がその瞳が」・「眩しくて少し眩暈がする夜もある」・「それは不意に落ちてきてあまりにも暖かくて」・「飲み込んだ七色の星」・「弾ける火花みたいにぎゅっと僕を困らせた」・「それでまだ歩いてゆけること教わったんだ」・「神様どうかどうか声を聞かせて」・「ほんのちょっとでいいから」・「もう二度と離れないように」・「あなたと二人あの星座のように」・「結んで欲しくて」
(二海堂)「3月のライオン」いよいよ兄者が登場!兄者とオレの師弟愛見てくれよな!兄者〜っ!2017/01/14(土) 23:00〜23:25
NHK総合1・神戸
アニメ 3月のライオン「第13話」[字]

17歳のプロ棋士・桐山零。幼い頃に事故で家族を失い、周囲にもなじめず孤独に生きていた。ある日あかり・ひなた・モモという3姉妹と出会い、零は少しずつ変わり始める…

詳細情報
番組内容
トーナメントで後藤とあたることになった三角は、対策を練りに練って対局へ向かう。後藤の型は居飛車穴熊、対して三角は風車を得意とする。三角は後藤に対し、自らの得意な戦法でぶつかることにするが…?そして同じく獅子王戦トーナメントにて、零は島田開八段との対局の日を迎える。零にとってどうしても負けるわけにいかない戦いが、始まる。
出演者
【声】河西健吾,三木眞一郎,茅野愛衣,花澤香菜,久野美咲,岡本信彦,井上麻里奈,杉田智和
原作・脚本
【原作】羽海野チカ,【脚本】東冨耶子,木澤行人
監督・演出
【監督】新房昭之