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解説書き起こし 大相撲初場所 十一日目 ▽終盤の優勝争いをうらなう 2017.01.18

初場所は残り5日きょうから終盤戦です。
十両の土俵が進んでいます。
ベテラン安美錦の姿をとらえています。
今、安美錦が勝って、4勝7敗と踏みとどまったところです。
その一番です。
解説は谷川さんです。
安美錦、徳俵でよく残りましたね。
正面解説は元関脇・北勝力の谷川親方⇒青色向正面アナウンサー⇒緑色リポーター⇒黄色で表示します。
決まり手ははたき込みです。

 

 

 


安美錦4勝7敗西の7枚目ですからこのあとも当然白星を上積みするのを目指しますが4勝しましたから来場所も十両に残ることは濃厚になりました。
平日ですが国技館は升席が徐々に埋まり始めています。
初場所、残り5日横綱鶴竜がきょうから休場です。
5勝5敗と精彩を欠いていました。
二日目の相撲で左肘七日目隠岐の海との試合で足を痛めました。
師匠の井筒親方は、横綱らしい相撲は取れないと判断して休場を決めた。
終盤戦での休場で申し訳ないと話していました。
今場所は日馬富士に続いて横綱2人休場という展開になりました。
結びの一番、7敗、カド番であとのない琴奨菊はきょう不戦勝となりました。
終盤戦、稀勢の里は悲願の初優勝なるか。
そこに横綱が立ちはだかることができるかどうかというところです。
旭日松と東龍制限時間いっぱいです。
東龍が寄り切りました。
東龍4連勝7敗で踏みとどまりました。
東龍が長身の力士ですがうまく下から下から攻めましたね。
踏みとどまって4勝7敗。
ここまでの十両の結果です。
大奄美が勝ち越しを決めました。
誉富士も勝ち越しを決めました。
2敗どうしの徳勝龍と大栄翔は直接の対戦です。
十両の状況を整理します。
取組を終えた力士しこ名が黄色く変わっています。
谷川さん、きょうから終盤戦幕内では稀勢の里が単独の先頭去年の春場所以来3度の先頭で十一日目に入りました。
これから5日間。
ここ5日間、稀勢の里は強い人とあたりますから稀勢の里は自分の相撲を信じてやってほしいですね。
優勝争いというところで変化があったのは鶴竜の休場によって稀勢の里と白鵬が恐らく千秋楽にあたるのではないかという状況になってきました。
この辺がどう作用するんでしょうか。
どういう状況でその相撲を迎えるんでしょうか。
白鵬が追いかける立場ですから追いかけるのと追いかけられるとどちらが大変なんでしょうかね。
青狼と旭大星。
青狼、踏みとどまりました4勝7敗。
組み止めたときに自分の力100%相手に伝わっているんですねですから相手が動けませんね。
横に投げを打ってるように見えますが、下に投げを打っているんですね。
横にですと相手は横に逃げるだけです。
下に打っているから相手が転ぶしかありません。
決まり手は上手投げです。
十両終盤戦は、優勝争いもそうですが誰が幕内に上がっていくのかというところも注目の点です。
親方の場合は、十両2場所で新入幕をつかみましたね。
緊張感はどうでしたか。
緊張はありませんでした。
楽しんでやっていました。
楽しんでいましたけれども気合いも入っていますけど。
十両上位の成績を確認してみましょう。
新入幕を目指そうという幕内経験のない力士が東3枚目の宇良それから阿武咲などです。
現段階では、どうのこうの言えないんですがこれから新入幕を目指そうとする力士、楽しんで相撲を取ることが大事なんでしょうね。
楽しんで取るほうが今見ると結果はよかったと思います。
なるべく楽しんで体の力を抜いて取るほうがいいと思います。
土俵下には勝ち越しの懸かる宇良がいて、花道からは2敗の好成績、大栄翔、徳勝龍が入場してきました。
大栄翔は西の2枚目ですからきょう勝って9番とすれば幕内が見えてくる星です。
徳勝龍も東の8枚目、8勝2敗このあとの白星が積み上がっていけば大勝ちすれば来場所、ご当所での幕内というところも見えてきます。
徳勝龍本人はねらっていると思います。
土俵は北太樹と千代丸です。
相撲を取る場合は負けることを考えてはいけません。
負けたら反省をして次に勝つことだけを考えればいいんです。
その繰り返しだと思います。
プラス思考に考えていけばそういうふうになっていくんですよ。
気持ちしだいです。
土俵上の2人はこのところ十両に下がっています。
北太樹は、ここ5場所十両です。
きのうで負け越しが決まってしまいました。
まげを故意でつかむ力士なんていうのは1人もいないんです。
はたき込むときに必死になってまげに手が入ってしまうんです。
土俵際残りました、千代丸。
谷川⇒上手を切ったり寄っていくところは北太樹もさすがですが千代丸も自分の体重を生かして残りましたね。
向正面から見ると上手一枚から取り直しました。
そのとき北太樹出ていったんですけれども左の突き落としで切れてしまいました。
北太樹はこれだけ攻められれば幕内にすぐ戻りますよ。
決まり手はすくい投げです。
最後まで北太樹の相撲です。
千代丸も本当によく残りましたよ。
一度残して上手を切りましたね。
自分のおなかの上に相手を乗せているんですよ。
上手は切れていませんでしたね。
引き直そうというところ北太樹、出ていきました。
最後、北太樹は上手を取っていないですかね。
取り直して出ていったところで切れてしまいました。
それですくい投げが決まったんですね。
よくしのぎました千代丸5勝6敗です。
千代丸もうまいですよ。
相手が出てきたところ残るとき相手を自分のおなかの上に乗せてるんですよ。
そうすると相手が上にいきますからね伸び上がります。
力を出し切ることができないんです。
北太樹は2勝9敗となりました。
土俵は人気の宇良が登場しました勝ち越しが懸かります。
対戦相手は山口です。
5勝5敗きょうからの終盤戦の山口です。
宇良が紹介されると館内から一段と大きな歓声です。
両者の対戦は十両では初めてですが三段目では1度ありました。
そのときは宇良が勝っています。
宇良に対して山口がきょうどのように攻めていくのか。
山口についてのリポートです。
山口は話しかけたとたんにいやきょう、宇良なんですよねとどうすればいいか分からないんですよねという話をしていました。
はたいても中に入られるでしょうし、右から張って張ることもきっと相手は分かっているんじゃないかという話でした。
うーんと悩み始めましたね。
最終的にはどうせ負けるならい反りなど珍しい技で記憶に残るような相撲がいいんじゃないかという話までするようになりました。
一方であたってみたい気持ちは当然ありました。
ですから思い切っていくしかないかなと、そんな話をしていました。
どのようにいくかというところ。
ひょっとすると心に秘めているのかもしれません。
右から下から、張り手もどうかなとぽつりと言っていました。
谷川⇒宇良の低い体勢が嫌なんですよねきっと。
そこをいかに起こしていくかですね。
制限時間いっぱいです。
宇良は1つあたっていくのかあるいは潜っていくのか足を取りにいくのか。
宇良が潜りました押し出しました。
宇良の勝ち越し。
拍手
審判長の隣に置いてあった草履を取りましたね。
勢い余って取っちゃったんですね。
見事な相撲でした宇良。
山口は迷っているからいつもの相撲を取り切ろうと思ったらいけばよかったんですけれどもね研究しきれませんでした。
踏み込んでいきましたが何をするでもなくというところで山口は宇良に潜られてしまいました。
足を取りにいっていますね。
山口からすると研究しきれない分、何をしていいのか分からないから中途半端ですよね立ち合い。
宇良からすれば足を取りにいってそのまま出ただけなんですけれども相手が迷えば迷うほど宇良にとっては有利なんですよね。
右から張るとか何かしても山口はよかったかもしれませんね。
そこをやる勇気なんですよね山口からすれば。
当然張ることはリスクがあります。
宇良からすれば自分のいちばんいい相撲を取って審判長の草履を取った置いてあるものを勢い余って取ってしまったということなんでしょうけれどもね。
宇良らしい相撲で勝ち越しを決めました。
きょうは3敗力士3人いましたがすべて勝ちました。
土俵は2敗力士好成績どうしの対戦です。
徳勝龍と大栄翔。
徳勝龍はこのところ6勝9敗の負け越しが4場所続いていてきのう勝ち越しを5場所ぶりに決めました。
今場所は腰が伸びてばたばたしているのがこの成績につながっているかもしれないと本人は言っていました。
徳勝龍も弱くなって落ちてきたわけではないですからね。
何か迷いがあったのかもしれません、体の張りはいいですよ。
大栄翔は西の2枚目連敗スタートのあと8連勝できのう勝ち越し決めました。
もろ手突き、あるいはぶちかましと立ち合いからの攻めが効いています。
この両者が十両幕内で2回は徳勝龍が勝っていましたがそのあと4回は大栄翔が勝っています。
大栄翔が4連勝中という対戦です。
お互いやる前から前の日のVTRとか見て研究していますから。
もうこのときには決まっていますよね。
徳勝龍は組みにいく意識ではなく自分から攻めていくような突っ張って逆に自分が出るようなイメージで取りたいと言っていました。
2度目の突き落とし大栄翔落ちてしまいました。
徳勝龍が十両でただ1人9勝2敗、星を伸ばしました。
1回目の引きが効きましたね。
調子が悪いと1回目のときに突いてこられてしまうんですけれども自分が調子がいいから残れるんですよね。
まず1つあたりました。
押して引いて一度残しましたね。
残しながら引くんですよね。
体の大きい人がぶちかましていくんですからこの立ち合いができれば上でも通用しますけどね。
大栄翔も少し足がもつれるような形で落ちてしまいました。
徳勝龍がただ1人、9勝2敗単独の先頭に立ちました。
決まり手ははたき込みです。
徳勝龍はきょう大栄翔を破りましたが宇良、誉富士、大奄美との対戦は今場所ありません。
徳勝龍ひげを生やしていますね。
ただかっこよく見えるように周りのひげはちゃんとそっていますよ。
伸ばしているところが少し際立つような形になっていますね。
北勝力も験を担ぐところがあったんですか。
ないですね。
この場所後には披露宴もあります。
徳勝龍、来場所はご当所です。
頑張る材料は豊富にあります。
このひげのまま披露宴に出ちゃえばいいんですよ。
そうもいかないと思いますよ。
披露宴は2月です。
かっこよくしてですね毛並みをね。
本人は相撲とはまた関係ないと言ってましたよ。
頭の中では気合いが入っていますよ。
きょうの取組は残り十両は3番です。
小柳が十両2場所目東の6枚目に今場所番付を上げてきました。
5勝5敗できょうからの終盤戦です。
先場所は千秋楽まで優勝を争いました。
佐藤との優勝争いでした。
結局、佐藤、今の貴景勝が十両優勝を飾って今場所は幕内に上がっています。
今場所の小柳は相撲はどうですか。
谷川⇒いいときもありますけれども何か力が入りすぎて動いていないなと思うときもありますね。
いい相撲と悪い相撲がありますね。
はっきりと好対照分かれています。
ちゃんと体を作ってきていますよ。
張り具合で分かりますか。
うん。
考えすぎちゃうときもありますけれども考えないほうがいいんですよね。
立ち合いのあたりにだけ集中してあとは反応に任せるような感じですか?はっきよい残ったとなれば勝手に体が動きますから。
旭秀鵬とは初めての対戦です。
いなして送り出し。
小柳、白星が先行しました。
小柳、ちょっと立ち合い遅れたんですがかまわず自分の相撲を取りきりました。
旭秀鵬、右からのかち上げもあまり効いていない感じでしょうか。
効かないということはないでしょうがかち上げられてますからそこにかち上げられても関係なく頭があたっているわけでそこに何もせずにいくわけですから効かないわけじゃないですけどね。
よく見て突っ張りましたよ。
下から下からいってるんですね。
今のいなしなんかも相手が見えていないとできないので。
相手がバランスを崩したところをうまくいなしてるわけですね。
相手の動きもよく見えているということなんですね。
これで6勝5敗となりました小柳。
こういう意識を持っていけば成績がよくなると思いますけどね小柳は。
このあと勝ち越してすべて勝って2桁勝つようなことがあればあるいは周りの状況によっては新入幕も、という期待も高まってきます。
終盤戦の流れとしてはいい流れの相撲が取れたんではないでしょうか。
5勝5敗から勝つのと負けるのとでは全然違いますからね。
大きい一番です。
十一日目十両の取組も残り2番です。
西の6枚目琴恵光は初日から3連勝、そのあと6連敗だったんですが、きのう照強に勝って連敗を6で止めました。
英乃海は5勝5敗です。
先場所千秋楽で脳震とうと右の足首を痛めてしまったんですが今場所も右足の甲を再び痛めてしまって、厳重にテーピングを施しています。
足の甲をよく痛めたんですが足の甲が痛いと本当に力が入らないですよね。
ふんばれないですし前に出ることもできないし早く一番を取るためだけに状態をいかに作るかということなんですよね。
寄り切り小兵の琴恵光が攻めていきました。
張り差しの張りが弱かったですね。
相手に効いていませんでした。
張り手があまりあたってないんですよね。
パチンといけば、また流れが変わったかなと思いますが琴恵光のほうはそんなことは関係なく自分の相撲を取りきりましたね。
この力士は、先場所より体を作ってきましたね。
肩のところが筋が入るんですよ。
これは鍛えられている、いないと入らないです。
しかも170kgの人がこれが入るというのは相当鍛えないと入らないですよね。
力を入れたときに肩に筋が入るんですがこれだけ体の大きい人はなかなか見えないんですがこれだけ見るというのは相当鍛えていますね。
豊ノ島、5勝目を挙げています。
新十両大奄美、勝ち越し決定です。
誉富士、勝ち越しです。
宇良が押し出しで山口を破って勝ち越し。
徳勝龍、2敗どうしの対決を制しましたただ1人9勝2敗です。
十両最後の一番です。
東の十両筆頭の豊響先場所十日目から右の肩にテーピング。
この場所も右の肩にテーピングがありましたが中日から取ってきました。
阿武咲は6勝4敗です。
このところ3連勝星を戻してきています。
体の力だけだと豊響のほうが強いですがね、そこを阿武咲がどういくかですね。
一度、対戦がありました。
そのときは豊響が立ち合いの押しで勝っていなして送り出して勝っています。
それから1年以上たっているので阿武咲もまた力をつけています。
豊響もさらに力をつけていますからね。
阿武咲はあたりで勝つのかそのあとずらしていくのか。
考え込んでいると思いますよ前の日から。
制限時間いっぱいになりました。
右からの突き落とし阿武咲、豊響を破りました。
先に微妙に踏み込んで相手に踏み込ませないようにしていますね。
豊響も右から突き起こそうとしましたが、立ち合いからの低さは流れは阿武咲でした。
阿武咲が7勝4敗勝ち越しに王手をかけました。
このあとは新入幕を目指す残り4日間になります。
このような立ち合いをすれば上でも勝てますよ。
決まり手は突き落としと発表されました。
先導は木村銀治郎大砂嵐
(おおすなあらし)エジプト出身大嶽部屋佐田の海
(さだのうみ)熊本県出身境川部屋千代鳳
(ちよおおとり)鹿児島県出身九重部屋大翔丸
(だいしょうまる)大阪府出身追手風部屋貴景勝
(たかけいしょう)兵庫県出身貴乃花部屋輝
(かがやき)石川県出身高田川部屋魁聖
(かいせい)ブラジル出身友綱部屋北勝富士
(ほくとふじ)埼玉県出身八角部屋妙義龍
(みょうぎりゅう)兵庫県出身境川部屋千代翔馬
(ちよしょうま)モンゴル出身九重部屋嘉風
(よしかぜ)大分県出身尾車部屋豪風
(たけかぜ)秋田県出身尾車部屋勢
(いきおい)大阪府出身伊勢ノ海部屋隠岐の海
(おきのうみ)島根県出身八角部屋宝富士
(たからふじ)青森県出身伊勢ヶ濱部屋小結・高安
(たかやす)茨城県出身田子ノ浦部屋関脇・玉鷲
(たまわし)モンゴル出身片男波部屋大関・照ノ富士
(てるのふじ)モンゴル出身伊勢ヶ濱部屋大関・稀勢の里
(きせのさと)茨城県出身田子ノ浦部屋十日目を終えて大関の稀勢の里がただ1人9勝1敗と優勝争い引っ張ります。
十日目を終えた時点でただ1人先頭に立っているのが去年の春場所、このときは初日から10連勝しました。
このまま終盤、稀勢の里が初めての賜盃に向かっていけるかどうか楽しみになってきました。
西方幕内土俵入り先導は木村秋治郎千代皇
(ちよおう)鹿児島県出身九重部屋千代大龍
(ちよたいりゅう)東京都出身九重部屋逸ノ城
(いちのじょう)モンゴル出身湊部屋臥牙丸
(ががまる)ジョージア出身木瀬部屋錦木
(にしきぎ)岩手県出身伊勢ノ海部屋蒼国来
(そうこくらい)中国出身荒汐部屋貴ノ岩
(たかのいわ)モンゴル出身貴乃花部屋石浦
(いしうら)鳥取県出身宮城野部屋千代の国
(ちよのくに)三重県出身九重部屋碧山
(あおいやま)ブルガリア出身春日野部屋琴勇輝
(ことゆうき)香川県出身佐渡ヶ嶽部屋遠藤
(えんどう)石川県出身追手風部屋栃煌山
(とちおうざん)高知県出身春日野部屋荒鷲
(あらわし)モンゴル出身峰崎部屋松鳳山
(しょうほうざん)福岡県出身二所ノ関部屋御嶽海
(みたけうみ)長野県出身出羽海部屋関脇・正代
(しょうだい)熊本県出身時津風部屋大関・琴奨菊
(ことしょうぎく)福岡県出身佐渡ヶ嶽部屋大関・豪栄道
(ごうえいどう)大阪府出身境川部屋今場所は新鋭の活躍も目立ちます。
西の筆頭、御嶽海2横綱2大関を破って三役以上との対戦はきのうで終わりました。
場所の終盤は来場所の三役の地位を巡る争いもしれつなものになってきます。
大関の琴奨菊、32場所目カド番で迎えてきのうで7敗目。
もう1つも落とせない状況に追い込まれてきました。
琴奨菊は結びで横綱鶴竜との対戦が組まれていましたが鶴竜休場できょうは不戦勝となります。
場所の終盤、十一日目きょうから横綱鶴竜が休場です。
けい椎しゃかく筋損傷首の筋肉を痛めているということと左肩鎖関節の脱臼という診断が出ました。
およそ1か月のリハビリテーションと加療を要する見込みという診断が出ています。
二日目の松鳳山戦小手に振られたときに左の肘を痛めたということでお伝えしてきましたが診断の結果では肩の辺りを痛めているということです。
日馬富士も場所を途中で休場しています。
2人の横綱が休場するのは去年の秋場所以来そのときは日馬富士が初日から白鵬から三日目からの休場となりました。
終盤5日間は白鵬が一人横綱となります。
横綱白鵬、土俵入りです。
星の差1つで稀勢の里を追う横綱の白鵬。
横綱白鵬、露払い石浦太刀持ち魁聖行司は式守伊之助。
(館内)ヨイショ!
拍手
(館内)ヨイショ!
(館内)ヨイショ!白鵬が一人横綱の形となって稀勢の里が東の大関この2人の対戦は千秋楽に組まれることになりそうです。
そこまでお互いどんな成績で向かうのか、舞の海さんまさにこの2人を中心に終盤展開していきそうですね。
舞の海⇒おもしろいのはトップを走るのが大関でそして星の差1つで横綱が追うという展開見ていておもしろいですね。
これまで何度か稀勢の里が先頭で横綱が追う展開がありました。
これまでは横綱が賜盃を手にしてきました。
そうですね。
これまでは稀勢の里、序盤、中盤の取りこぼしが響いてあと一歩というところで優勝を逃してきましたけれどもね。
今回は白鵬が逆に中日、荒鷲九日目、高安と先に星を落としながら1つの差ということですね。
白鵬が絶好調ではなく調子がいまひとつ上がってこないというところが不安なところですよね。
まずきのうの2人の取組を見てから終盤への展望を進めます。
きのう稀勢の里は照ノ富士戦白鵬は勢との対戦でした。
実況⇒寄る、引き直したがっちりと引いた。
寄り切り、稀勢の里9勝目連敗はしませんでした。

 

 

実況⇒左の上手は突き落とし白鵬の勝ち。
白崎⇒稀勢の里は連敗をせず白鵬は連敗を2で止めたというのがきのうの内容です。
2敗の力士はこのほか貴ノ岩蒼国来、逸ノ城とし平幕の3人がいます。
舞の海さん、白鵬の内容が今場所は突っ張りを交えながら相手を見ながらの相撲が多いですね。
舞の海⇒以前ですと暴れる激しく、暴れる相手をがちっと組み止めて寄っていく、そして、上手投げでしとめるという展開も多く見られたんですがちょっと今場所は相撲内容が軽いように見えますね。
きのうも相手を見ながらあたってしっかりと組ませるのではなく勢は組むとしぶといですからね。
ただ四つ身のうまさは白鵬が数段上ですから右四つに組み止めて右四つになりたい勢いに対して白鵬も四つに組むのかなと思っていたんですけどあえて突っ張りで相撲を取ったというのはもしかしたらまたどこか痛いところが出てきたのかなというそういう見方もできますね。
リードする稀勢の里どうですか。
万全とは言えませんね。
どの辺りが?えー、上手の取り方体の寄せ方、きのうでも相手もですねある程度、上背があって腰高膝の故障で苦しんでいますからね。
上手を取るところはうまさはありますけれども右の上手、一枚まわしで照ノ富士だからふんばれないから寄り切れたんですね。
もっと元気な相手だと危ないですよこの攻め方は。
照ノ富士はきのう立ち腰になってしまったということもありました。
残りきょうを含めて5日間その対戦相手も考えながら終盤展望をしていこうと思います。
鶴竜が休んだことで対戦予想が難しくなってきました。
千秋楽は恐らく番付上位の白鵬と稀勢の里は直接対決になりそうです。
鶴竜が抜けた分、白鵬は栃煌山との対戦が1つあす組まれました。
稀勢の里はもう1つあいています。
対戦していない相手の上位から見ていきますと豪風、嘉風あるいは2敗の中の誰かということになるのではないかと思われますがこの辺りも含めて予想していた、本人が考えていた一日一日のプランとまた変わってしまったわけですね。
舞の海⇒はい。
心理的な影響はあるものでしょうか。
十四日目、自分よりも番付が下の力士があたってきますからそこで精神的に稀勢の里が変わっていくのかというところが見どころですよね。
プレッシャーがかかる落とせないという気持ちになると体が硬くなりますしね。
稀勢の里側から見ますときょうも番付は下の力士と対戦が組まれていて遠藤戦です。
遠藤は西の前頭4枚目で5勝5敗ですが過去5回の対戦は稀勢の里が3勝で遠藤は2勝です。
先場所は遠藤が稀勢の里を破っています。
遠藤はけががあってしばらく対戦はありませんでしたがおととしの初場所の稀勢の里が勝った場所と去年の九州場所の遠藤が勝った相撲です。
実況⇒左四つです。
巻き替えるところを出た稀勢の里が勝ちました。
連敗はしません。
実況⇒寄り切り、遠藤の勝ち。
白崎⇒先場所の遠藤の攻めは見事でした。
この場所の成績も踏まえてこの対戦1つ終盤のスタートとなる十一日目ですが大事な一番ですね。
舞の海⇒初優勝に向けてはきょうは絶対に落とせない一番ですね。
稀勢の里、遠藤戦がきょう組まれて白鵬は大関戦ニュースをお伝えします。
日本将棋連盟の谷川浩司会長は、きょう午後、記者会見を開き棋士を一時出場停止処分にするなどの将棋ソフトを巡る混乱について、対応に不備があったことは大きな責任を感じているなどと述べ、任期の途中で会長を辞任することを正式に表明しました。
また、谷川会長は問題になった対局の調査など対応に不備があったことは大きな責任を感じている。
三浦九段に本当につらい思いをさせてしまったことについても大変申し訳なく思っていると述べたうえで、不正防止の規則の整備など対応が遅れていたことについても触れ、もっと早い段階で手を打っておけばこのような問題にはならなかったかもしれないと強く感じているなどと話しました。
連盟は今後、臨時総会を開くなどして、後任の会長の人選について話し合うことにしています。
安倍総理大臣は、日本と南太平洋地域の国々が参加する太平洋・島サミットの参加国の閣僚らと面会し、気候変動や防災など地域の課題の解決に向け今後も協力して取り組んでいきたいという考えを示しました。
太平洋・島サミットは、南太平洋地域の16か国の首脳らを3年に1度日本に招いて開いているもので、きのう東京で閣僚らが出席した準備会合で次の首脳会合を来年5月に福島県いわき市で開くことを決めました。
安倍総理大臣はきょう総理大臣官邸で参加国の閣僚らと面会し次のように述べました。
これに対し、参加国を代表してサモアのトゥイラエパ首相は、南太平洋の平和、安全保障、繁栄を維持し続けていくことが重要だ。
こうした分野で、日本が行っている寛大な支援に心から感謝すると述べました。
生字幕放送でお伝えしています正面解説は元小結・舞の海の舞の海秀平さん⇒青色向正面は元小結・垣添の雷親方⇒緑色リポーター⇒黄色で表示します。
両国の国技館十一日目中入りの時間です。
ニュースの前にきょうの稀勢の里遠藤について多少、話をしてみました。
星の差1つで追っている横綱白鵬は結び前。
きょうは照ノ富士と対戦が組まれています。
照ノ富士はここまで4勝6敗膝の具合があまり今場所思わしくないように見えますが両力士の対戦右四つがっぷり力比べになることが多く膝が悪い照ノ富士ですがまともに組み合いますと力を持っています。
舞の海さん、白鵬ですがきょうはまともに組み合うと苦労するような対戦でしょうか。
体格的にも照ノ富士のほうが一回り大きいですしがっちりと胸を合わせる体勢になると横綱も苦しいですからね。
それは避けてくると思います。
土俵入りの際には白鵬がいつもの相撲ではないというふうにおっしゃっていましたが確かに場所の中盤よく突っ張りを見せていますね。
そうですね、それと動きの中ですっと押されるという場面もかなり見られますからかなりそれはちょっとひやっとするところです。
まともに組み合う展開それを横綱がするのかどうか。
あるいは横からの攻めも交えながらということも頭に置いておいたほうがいいかもしれません。
どうでしょうか残り5日間ありますがこの2人がこのままどういう形で稀勢の里と白鵬が対戦するのかということが非常に興味深いですね。
白鵬としても数場所、優勝から遠ざかっていますからこの初場所優勝を飾りたいという意気込みもあると思います。
横綱になって4場所優勝から遠ざかるというのはないんですね。
一方の稀勢の里は願ってもないこの大きなチャンスを迎えましたからね。
何か終盤になって稀勢の里が優勝できるようにできるように展開していっているように見えますね。
休場者のことを言ったら申し訳ないのですが状況としては稀勢の里に少し風が向いているのかなという感じですね。
ただ十四日目、誰があたるか分かりませんけれどもあたった力士は目いっぱいの力で向かっていきますからね。
どういう力士が対戦相手になってくるのかあくまでも予想ですが十三日目という入れ代わる可能性もあります。
連日満員御礼の国技館です。
きょうもチケットは完売です。
初日から札止めが続いています。
十一日目の取組、8勝2敗の逸ノ城が最初に登場します。
2敗の逸ノ城が土俵に上がってきました。
中入り後最初の一番です。
きょうは大砂嵐との対戦です。
向正面には元垣添の雷さんに座っていただいています。
よろしくお願いします。
逸ノ城というのは不気味な存在ですね。
雷⇒もともと実力のある力士です。
この星は順調ではないかと思います。
今場所の逸ノ城の生きがいいですね。
聞くところによると少しダイエットしているということです。
体も一回り絞ってきているなというふうに思います。
すでに勝ち越しを決めています。
去年の春場所以来、十日目の勝ち越しを決めています。
去年の春場所は11勝を挙げています。
大砂嵐は3連勝スタートのあと7連敗幕尻で3勝7敗です。
木村秋治郎が合わせます。
寄り切りました。
逸ノ城勝って9勝2敗。
大砂嵐は負け越しました。
3場所ぶりに幕内に戻ってきた大砂嵐ですが幕尻で負け越しました。
決まり手は寄り切りです。
大砂嵐、見ていても膝が痛そうですね。
逸ノ城が左の上手が取れるまで待ちますね。
逸ノ城も、今の体重に徐々に慣れてきたんでしょうね。
2敗力士4人のうちまず逸ノ城が勝ちました。
9勝2敗です。
もしかすると優勝決定戦に加わってくるかもしれませんね逸ノ城。
現在の勝負審判です。
座っている位置に表示をしています。
5勝5敗の輝と4勝5敗の錦木の対戦です。
輝5勝5敗、負けた相手は蒼国来貴ノ岩、石浦、低い体勢の力士を攻めきれずに5敗です。
長身ですからね。
193cm、上体も高いですね。
姿勢が自分より低く低く攻めてくる力士には突っ張りたいですが力が伝わりませんね。
がっぷり組むと錦木も力を出しますから輝は突っ張っていくと思います。
木村秋治郎が合わせます。
寄り切りました輝6勝5敗としました白星先行です。
錦木は4勝7敗となりました。
錦木が二本差しましたから相手にとって非常に苦しい状況になりましたね。
錦木の右の使い方もいいですね。
しっかり押し勝ってから右を差し込むんでこの上背でもろ差しですから相手にとっては強烈にかいなを返されているような感覚ですね。
錦木は体が伸びきってしまいましたね。
逸ノ城についてのリポートです。
きょうの一番まずもろ手突きをこらえられたのがよかった。
そして、前に出ながら四つになったのがよかったと言っています。
終盤に向かっても頑張りますと答えています。
2敗の中では逸ノ城がまず勝って9勝2敗。
続いて蒼国来が土俵に上がりました。
きのう十日目に勝ち越しを決めました。
東は新入幕の貴景勝。
4勝6敗。
本人に支度部屋で話を聞きますとこれまで勝ち越すとほっとしてしまう。
そこまでに、力を使い切ったような感じになって勝ち越したあとなかなか星を伸ばすことができない。
今場所は初めての2桁の白星を目指したいと蒼国来は言っていました。
四つ身のうまさ今場所、目立ちますねおもしろいようにまわしが取れるという感じもします。
それだけ体も強いですね、蒼国来。
上体とか下半身がぶれないですからね。
小兵と言われていましたが今は蒼国来は146kgあります。
30年前だったら146kgはかなり立派な体格ですね。
貴景勝は押し相撲です。
寄り切って蒼国来が勝ちました、9勝目。
蒼国来も星を伸ばしました。
これで9勝2敗です。
向正面は押し相撲垣添の雷さんです。
貴景勝の攻めは悪くないように見えました。
雷⇒あたりもよかったしそのあとも下から攻めていましたが蒼国来ここ最近かなり相撲に重みが出ていますね。
なかなか押し切ることができませんでした。
かち上げられても貴景勝は下から攻めていますね。
はたきもよく残しましたし、しっかり辛抱して下から攻めていますがそれ以上に蒼国来の腰が重いですから崩れませんね。
現役時代の垣添ですと蒼国来はどのように崩しますか?もうやはりまわしを取られたら相撲になりませんから差すなり下からしっかり押っつけるなりして速い相撲ですね。
長くなれば長くなるほど蒼国来のペースに持っていかれますからね。
蒼国来はしのいで、そして攻めているんですね。
舞の海⇒貴景勝は一気にひたすら突き続けるというタイプではなくて突きながら相手の動きを見ながら突いていくタイプですね。
それで蒼国来もよく相手が見えていますしそれほど怖くないんですね。
しっかりと膝を曲げていればある程度、土俵をうまく丸く使って残せるなとそういう気持ちで相撲を取っていると思うんですね。
慌てないですよね。
貴景勝のあたりが強くなってくると蒼国来は余裕がなくなって慌てるんですね。
しかし本当にこの場所は力強さが目立つ蒼国来です。
9勝2敗です。
幕内6場所目の大翔丸。
そして幕内2場所目の石浦の対戦です。
先場所は下手ひねりで石浦が勝ちました。
日本大学の大翔丸が2年後輩にあたります。
大翔丸が後輩ですか?そうです、石浦が先輩です。
石浦から見ると相手のことを誰が相手かなということはあまり考えたくないけれども正面に置きたくないという話をしていました。
大翔丸という力士左右の動きがあります。
まっすぐ押すというのではなくて丸く押すというんでしょうか。
普通の押し相撲とは違う感じがします。
石浦は2場所目、かなり苦労しているのではないでしょうか。
そうですね。
相手もやはり研究してきますしね。
十分に左を差させてもらえないですね。
この一番はどちらも横への動きがありますが、どうでしょうか。
十両では3回対戦がありました。
大翔丸2勝、石浦1勝これまでは大体、石浦がいったん中に入ってそこから勝負が展開します。
ただ石浦としてもやりにくいでしょうね、大翔丸は。
身長が低いですしね。
身長は1m73cm同じです。
押し出し、大翔丸の勝ちです。
きょうは大翔丸が相手を正面に置きました。
石浦は7敗目です。
決まり手は押し出しです。
やっぱりやりにくいんでしょうか。
やりにくいと思います。
大翔丸からはどうですか?大翔丸も決して石浦はやりやすい相手ではないと思うんですね。
ただ同じ高さで押し合いになったとき大翔丸のほうが体重がありますから押し込んでいきますよね。
きょうは正面に大翔丸は石浦を置いていますね。
やや崩しながらですけれども顔を前に向けていました。
石浦はきょうは辛抱が足りませんでした。
前傾姿勢ですから頭四つになって長くなってもいいから相撲を取らなければいけませんでしたね。
土俵には魁聖と千代皇が上がっています。
今場所の新入幕力士が上がってきました千代皇。
場所途中で4連敗がありました。
その後2つ白星終盤勝ち越しに向かっていきます。
千代皇が幕内に上がったことで九重部屋の力士が幕内は5人に増えました。
控え、同じかたやにも千代の国そしてまもなく千代大龍も入場してきます。
近い世代で競い合いながら部屋で頑張っています。
千代皇のリポートです。
九重部屋が前後で相撲を取ると気持ちが入るという話でした。
きのうは自分の前に千代鳳千代大龍、千代の国と勝ち星を白星でつないでくれてそれでよしと自分も気合いが入ったということです。
自分が九重部屋勢の中でいちばん最初に相撲を取るので九重部屋の先ぽうとして恥ずかしくない相撲を取って後ろにいい流れと勢いをつけたいという話をしていました。
雷さんも同じような経験がありますよね。
先輩方と続けて、前で取ったり後ろで取ったりしていました。
魁聖がこの辺りの番付にいるのが不思議ですがきょうは千代皇をまともに受けてしまいました。
このあと団体戦ですから次ほう戦、そして中堅戦と続きますね。
このあとの千代の国の相撲に影響はないと思いますけれどもね。
千代皇が切符のいいすぱっとした勝ち方をすると土俵下にいる千代の国も俺もという気持ちになったでしょうね。
同じ方屋ですからね、きょうは。
土俵は佐田の海と千代の国です。
同じ部屋のこのあと相撲を取る千代大龍から力水を受ける千代の国です。
やはり同じような若手世代が5人一度に幕内にいるというのは本当にいい刺激をお互い持っているでしょうね。
舞の海⇒それはあると思いますね。
ただ、亡くなった九重親方千代の富士関からするともの足りないでしょうね。
後半でみんな取ってくれともっと後半で暴れてくれという気持ちで見守っているかもしれませんね。
1人上がると2人、3人とくるかもしれませんね、もちろん。
千代の国と佐田の海の対戦です。
6勝4敗どうしの対戦となります。
確かに雷さんに先ほど伺いましたが後半に武蔵川部屋力士が続くということがありましたね。
やはり先輩方が前でいい相撲をとっていただいてそのときは自分も気合いを入れなくちゃなという強い気持ちになっていました。
でもあまりにも気合いが入りすぎて空回りして、はたかれて負けたこともあったんですけれどもその分、先輩方がいい相撲で勝ってくれていたので。
親方は横綱、大関もいてその人たちとあたらなくて済むわけですよね。
私たちからすると羨ましいなという気持ちになりましたね。
ただその時期は武蔵川部屋、藤島部屋からと二子山部屋ですね後の2つの部屋が競い合う時代でした。
楽な相手ばかりじゃなかったですよね。
雷⇒横綱大関も人間なので時には負けることもあって、それが重なると帰ってから先代の武蔵川親方の表情がものすごく怖かった思い出がありますね。
すると次の日の稽古が相当怖かったですね。
もともと稽古は厳しい方ですよね。
同じような状況で今、東の佐田の海も境川部屋大関の豪栄道がいて番付は今下がっていますが妙義龍もいます。
お互いに引っ張り上げるような雰囲気があります。
佐田の海が速攻の相撲で5連勝でしたがここ3日間連敗中です。
今場所の成績を見ると初日から九重部屋の力士3人続けて勝ちました。
きょうは対九重部屋勢で言うと4人目ということになります。
きょう千代の国が激しく動き回ってきますからね。
押されてもいつもよりも早く佐田の海も対処しないとまだ大丈夫だと思っているうちに押されてしまいますからね。
佐田の海は中に入って前まわし速攻が持ち味です。
千代の国は激しい突っ張り左右の動きがあります。
中からと外からの攻防という展開が多くなっています。
タオルで顔を拭くのではなくぶつけているんですね。
タオルで顔をたたくんですね。
佐田の海の勝ち連敗を止めました。
佐田の海が7勝4敗勝ち越しまであと一番です。
千代の国が破れて、6勝5敗です。
離れて相撲を取りたかったんですけどね、千代の国は佐田の海にうまく入られてしまいましたね。
佐田の海の、これが持ち味が勝ってきょうはもろ差しでした。
そのあとの攻めもきょうは速かったですね。
千代の国はちょっと右にずれてあたったんですね。
自分から右にずらしたように見えますね。
あるいはまわしをねらうような立ち合いだったのかもしれません。
見ていると右に頭を出して左を差すような動きをしていませんねらいがちょっと分かりませんでした。
あす輝戦に勝ち越しを懸けます佐田の海。
千代の国のリポートです。
ちょっと右にずらしたのは相手の左を固めるイメージだったそうです。
3人続いた力士の3人目千代大龍が西から出てきました。
ここまで5勝5敗です。
きょう対戦相手同じ日本体育大で日本体育大学出身、北勝富士こちらが4年後輩になります。
幕内2場所目できょうの相撲に勝ち越しを懸けます。
今場所ここまで連敗はありません向正面にはその先輩にあたります雷さんです。
2人それぞれに後輩への思いはあると思いますが、北勝富士今場所もいい内容が続いているのではないでしょうか。
雷⇒今場所も立派ですし内容がいいですね、前に出る速い相撲が取れています、十分に持ち味を出しています。
押しだけじゃなくて前まわしを取る相撲は取れますし。
しっかり頭をつけて背中を丸めて前に前に、内容がいいですよね。
その北勝富士がきょう千代大龍とあたるわけですが千代大龍は立ち合いにすべてをかけてきますね。
千代大龍は左から固めて突っ込んできてそこからのはたき込みがありますからね。
どれだけ北勝富士がそれを警戒しながら、出ていくのか楽しみな一番ですね。
千代大龍もけががあったり病気だったりでなかなか幕内で勝ち越しはならないんですがどう見ていますか。
いいときはいい相撲を取るんですが、いいときと調子の悪いときの差が激しすぎますね。
この辺りの番付の力士は実力者ですから、自分の相撲を取るのが難しいのは分かりますが少しでも大負けしないように工夫をすればもっといいものを持ってますから上で取れるものを持っていますよね。
舞の海さんは北勝富士どう見ていますか。
大健闘ですよね。
毎日、北勝富士の相撲を見ていると本当に気持ちがすかっとしますね。
すべて持っているものを出し切っているというよく、けれんみのない力士といいますがけれんみなく土俵を務めている態度、見ていて気持ちがいいですね。
頭をつけていきますので大いちょうが乱れて花道を下がっていきます。
その場所、その日に対して誠実に必死に取り組んでいるそういう姿勢は伝わってきますね。
少し前半、進行が早めですので仕切りの回数がここから増えたようですね。
まだ時間前です。
先場所は北勝富士が押し出しで千代大龍を破りました。
その前の秋場所は十両で対戦をして千代大龍が勝っています。
きょう勝ち越しを懸ける北勝富士です。
今、うなずいていましたが花道の奥にいる付け人と何か目で合図したんでしょうか。
北勝富士の場合も花道の奥で付け人が最後の塩を見て、そのあと付け人が下がっていきます。
よし、やるぞと思って付け人も頑張ってくださいと無言の会話をしたんでしょうね。
千代大龍は5勝5敗2日間連勝で、千代大龍も星を五分に戻してきました。
寿之介に行司がかわっています。
押し出し、北勝富士勝ち越し。
きょうも激しい相撲になりました。
立ち合いバランスを崩しましたがよく残しましたね。
幕内2場所連続の勝ち越しが決まりました。
雷さん、いい内容の攻防だったんではないでしょうか。
突き押し相撲の両者とも絶対負けたくないという気持ちが全面に表れた相撲でしたね。
ここでよく残りましたね。
千代大龍もきょうはよく粘りました。
千代大龍は突っ張ってからのはたくタイミングがうまいですからね、何度も来るんですがやはり足腰ですね。
どうしてここまで落ちずにいけるんでしょうか。
調子がいいというのとやはり稽古十分なんじゃないでしょうか。
しっかり膝が曲がって動きについていきました。
きょうもまさに全力のいい内容の相撲でしたね。
必死ですね。
千代大龍も後輩には負けられないということで意地をむき出しにして突っ張っていきますね。
それに向かってこの若い北勝富士、ひるまずに突き返していましたね。
新入幕の先場所は十四日目の勝ち越しでしたが2場所目に十一日目の勝ち越しが決まりました。
北勝富士、あすは逸ノ城戦楽しみです。
北勝富士は幕内でいちばん礼儀正しい力士ですね。
こうしてきちんとあいさつをしていますね。
きちんと1つ、あいさつをして所作も丁寧ですね。
豊真将以来の礼儀正しさですね。
千代大龍のリポートです。
いなしたところがチャンスで勝ったなというところですが相手はしぶといねと話していました。
後ほど北勝富士には勝ち越しのインタビューをお願いする予定です。
土俵上は千代鳳と碧山が上がっています。
この対戦は碧山が5連勝中です。
千代鳳を突き離して起こしてから攻めていきます。
その千代鳳ですが6勝4敗六日目から5連勝中です。
押しが持ち味の千代鳳差して、下手を引く形から攻めて連勝です。
千代鳳のリポートです。
前半星が伸びていないときに千代翔馬から千代鳳は稽古場ではまわしを引いて攻める相撲が多いのにどうして場所ではまわしを引かずに突き放す相撲が多いのかと言われてなるほど周りから見ると無理してまわしを引かない相撲に見えるんだなと思ったそうです。
まわしを引いても取れるんだと考え方を変えて流れが変わってきましたと話していました。
その千代翔馬が下に入ってきました。
土俵下に入ってきました。
お互いによく見ているんですね。
まわしが取れるんだからまわしを取ったほうがいいですね。
きょうは碧山で対碧山戦の連敗も止めたいところです。
強引にも見えましたが小手投げ、決まりました。
碧山の勝ちです。
これで千代鳳戦は6連勝。
千代鳳、連勝が止まって6勝5敗です。
きょうは碧山が自分の距離を作りました。
下手は取ったんですが体を寄せるまではいきませんでした。
碧山の立ち合いを見ますとあたって突いて起こしたかったんですが千代鳳に右を差されたことによって密着しましたね。
ただ、右を差してますからかいなを返していって千代鳳の上体を起こそうとしますね。
千代鳳はなんとか上半身を倒そうと必死なんですが千代鳳とすると左手、かいなを返されているそれを必死に何とかしようとしているやさきに小手投げですよね。
右の差し手を小手に巻かれて小手投げを食ってますね。
北勝富士がインタビュールームについています。
おめでとうございます。
先場所に比べるとだいぶ早い間勝ち越しですね。
だいぶ慣れてきてですね。
はい。
きょうは先輩との激しい相撲になりました。
負けるかなと思ったんですが勝ててよかったです。
幕内2場所目ですが毎日どんな気持ちで土俵に上がっていますか。
感謝の気持ちを忘れないように日々、一日一日に集中して土俵に上がっています。
今場所は大学の先輩すべて倒しましたよ。
信じられないです。
関取はよく同学年の御嶽海関かなり意識されているという話を聞きますが今場所の活躍をどう見ていますか。
いい刺激になっていますしもっと頑張らなきゃいけないなという思いがあります。
また頑張りたいです。
まだ残り4日ありますけど。
一日に集中して、また星を伸ばせるように頑張ります。
おめでとうございました。
ありがとうございます。
確かに、三日目に妙義龍そして嘉風にも勝ちましたしきょうは千代大龍を破りました。
信じられない気持ちということばがありますが相撲の内容を見ていますとまだまだどこまで白星を伸ばすか楽しみになってきます。
必死さ、一日一番の集中がいいですね。
向かっていく気持ちがすばらしいですね。
感謝しながら土俵に上がっているそうですよ。
謙虚な力士なんですね。
土俵上の所作にも表れていますね。
雷さん、今のインタビューいかがですか。
相撲内容も立派でしたしインタビューを聞いていてもしっかり答えていますし自分も日体大出身として誇らしいと思いました。
親方、やはり日体大の教えがすばらしいんでしょうか?やはり、皆、日本体育大学魂を持って土俵に上がっているんだと思います。
うれしい気持ちになりました。
妙義龍も土俵では非常に丁寧です。
ただ今場所は成績が振るいません3勝7敗臥牙丸戦です。
臥牙丸が勝って4勝7敗妙義龍は負け越しです。
いつもの妙義龍ですともっと粘れるんですが今場所は押し倒しで敗れました。
いいときは立ち合いからすっとあたってこの臥牙丸の大きな体をはず押しで持っていくんですがね。
前半の取組は残り一番です。
2敗どうしの対戦は徳勝龍が大栄翔に勝ちました。
2敗どうし、徳勝龍の勝った相撲です。
実況⇒引きには落ちない大栄翔2度目の引き落としに落ちてしまいました大栄翔。
徳勝龍の勝ち。
白崎⇒十一日目を終えて2敗で徳勝龍3敗で4人が並んでいます。
幕内はといいますときのうまで1敗が稀勢の里2敗が4人平幕3人、貴ノ岩が土俵に上がったところです。
きょうはここまで逸ノ城蒼国来いずれも勝って星を伸ばしています。
土俵には貴ノ岩が上がってきました。
5連勝でこの場所序盤のスタートです。
今場所は出足が鋭く攻めようという相撲が続いています。
去年の名古屋では12番勝った経験があります。
対戦相手は千代翔馬が幕内3場所目ここまで5勝5敗の成績です。
貴ノ岩の今場所ですが舞の海さん力強さが今場所よく出ていますね。
舞の海⇒はい。
強いときともろい場所がありますが今場所は強い貴ノ岩です。
そうですね。
こうして見ていましても体にテーピングやサポーターがないですね。
四つ身の構えなどは舞の海さんから見てどうですか?悪いときはやはり相撲が大きいなという感じがしますね。
胸からあたって上手の取り方も深いときがありますからね。
今場所は非常に差し手の返しもありますしいい形で貴ノ岩、相撲が取れていますね。
ちょうど貴ノ岩の体格を見ても動きやすいいい体重だと思うんですね。
対戦相手は千代翔馬です。
千代翔馬はいちばん力が出るのは左四つです。
横に動いてまわしを取る指先がかかっただけでも出し投げが打てます。
動きのある力士です。
この辺りがどうかというところです。
千代翔馬はこの体でよく健闘しているという見方ができると思います。
魁聖戦ですかね。
違いましたね。
上手投げですよね。
大きな力士にも思い切って上手から投げる投げもあります。
かなり気が強そうですね。
ふだんは丁寧な受け答えをしてくれるというんですが。
モンゴルから来る力士はおとなしそうに見えるんですが気が強い、気が荒いという力士が多いと思いますね。
勝負になると激しい相撲を取る力士が多いですね。
ここ一番になるとものすごい力を発揮しますからね。
そうでないとこの番付まで上がれませんよね。
制限時間いっぱいです。
平幕で8勝2敗すでに2人勝っています。
3人目の貴ノ岩が土俵です。
寄り切りました。
貴ノ岩が勝ちました。
千代翔馬の足が出ていました。
貴ノ岩も勝って白星を上積みしました9勝2敗。
右かち上げからの突き放し。
短い時間でしたけれども激しい相撲でしたね。
すごい迫力でしたね。
最後、貴ノ岩も肘を少し痛めていますね。
転がり落ちましたのでその勢いで打ったのかもしれません。
その前に肩すかしのような動きをされたんですね。
その辺り、かなり貴ノ岩は左の肘を気にしています。
時折見せる突っ張り。
突っ張りよく攻めていますね。
千代翔馬もよく残します。
首をひねって肩すかしのように動きましたけれどもそのときに足が出ています。
千代翔馬の肩の上に貴ノ岩の腕がちょうど乗っていましたね。
上からぐっと力を入れられていますから少し肩を痛めたかもしれませんね。
貴ノ岩は勝って9勝2敗です。
平幕で3人いた2敗の力士はすべて勝ちました。
敗れた千代翔馬のリポートです。
立ち合い少し遅れてしまって立ち合い起こされてしまった。
そこで流れが悪くなってしまいましたと話しています。
9勝1敗、稀勢の里が優勝争いの現時点で先頭です。
白鵬はきょうは照ノ富士と対戦します。
稀勢の里がこのままリードを残り5日間保つことができるのかどうか。
番付どおりにいきますと鶴竜が休場もありましたので千秋楽は白鵬と稀勢の里直接対決がありそうです。
十三日目以降はあくまでも予想です。
稀勢の里の対戦相手、ひとつまだ誰になるか分からない部分があるということです。
先ほどから土俵入りのあとにも舞の海さんから伺いましたけれどもいずれにしても千秋楽直接の対戦に恐らくなるでしょうから1つの差でいけるのかどうかそれとも白鵬が追いつくのか。
あるいは白鵬のリードになるのか。
全く状況が変わってきますね。
舞の海⇒こうして見ていきますと予想も含めて見ると両力士にとっては豪栄道戦ですね。
ここが1つ大きな山になってきますね。
もちろん上位どうし横綱大関戦となると1回ごとにどうなるか分かりません。
豪栄道もまだ3敗ですからこの2人を引きずり下ろして優勝争い3敗までラインを下げたいところですね。
稀勢の里リードを保てるかどうかという点で言いますときょうは下位の力士弾みをつけて勝てるかどうかですね。
それが1つ鍵になりそうです。
きょうは遠藤戦です。
土俵入りのあとに舞の海さんに伺いましたが今度は向正面の雷さんにも少し映像を見たあとお話を伺おうと思います。
稀勢の里が勝ったあとはおととしの初場所、先場所は遠藤が勝っています。
実況⇒巻き替えるところ出た稀勢の里、連敗はしません。
実況⇒遠藤出る寄り切り遠藤の勝ち。
向正面は垣添の雷さんです。
大関にとっても大事な一番ですが今場所の両者の調子を踏まえて雷さんはこの一番、どのような展開を想像されますか。
雷⇒番付からいって大関が優位というか大関だと思いますが対戦成績を見て意外ときっ抗しているんだなと思いました。
左四つでしっかり大関が左を差して右を取れば問題ないんでしょうけれども遠藤も左四つではうまいですからその辺りで少し大関が苦労しているのかなというふうに見受けられます。
先場所は稀勢の里に右を使わせないように遠藤もついていきました。
それは大関は予想してなかったんじゃないでしょうか。
しかし今場所の大関は相撲も厳しくなっていてしっかりと左四つの形で勝っています。
なので先場所とは違うと思います。
大関の立場からいうと下位の力士とはやりづらいと言いますね。
遠藤からすれば負けて当然という立場で向かっていきますから大関はやはり絶対負けられないという心の部分で土俵の上でそれがどのように体に出るのかなという感じです。
十一日目、非常に注目される一番です。
白鵬はきょうは照ノ富士と対戦します。
お伝えします。
大手広告会社の電通は、過労のため自殺した、新入社員だった女性などに違法な長時間労働をさせた疑いで書類送検されたことを受けて、副社長など関係する役員5人の月給の一部をカットする処分を行ったと発表しました。
電通は、過労のため自殺した、新入社員だった高橋まつりさんなど、社員に違法な長時間労働をさせたとして、先月、労働基準法違反の疑いで書類送検されました。
電通では、石井直社長が、問題の責任を取って今月中に辞任する意向を表明していますが、きょうまでに関係する役員などの処分を決めました。
発表によりますと、労務を担当する中本祥一副社長と、当時、営業を担当していた常務、それに高橋さんが所属していた部署などの当時の担当執行役員3人の、合わせて5人の役員は、今月から3か月間、月給の20%をカットします。
高橋さんが所属していた部署の上司3人も、社内の規則に基づいて処分したと発表しましたが、具体的な内容は明らかにしていません。
電通では、労働局の捜査が終了した時点で、新たな処分も検討するとしています。
島根原子力発電所2号機で、中央制御室の換気用のダクトに、腐食によると見られる穴が相次いで見つかり、原子力規制委員会は、同様の問題が起きていないか、鹿児島県の川内原発など、すでに再稼働した原発を優先して調査するよう電力各社に指示しました。
島根原発2号機では、先月、中央制御室の換気用のダクトに、腐食によると見られる穴が相次いで見つかり、重大事故が起きた場合、中央制御室が汚染されるおそれがあることが明らかになりました。
問題のダクトは保温用のカバーに覆われ、運転開始以降、カバーを外した点検が行われていなかったということです。
原子力規制委員会はきょうの会合で、同様の問題が起きていないか、すでに再稼働をした原発を優先して調査するよう電力各社に指示しました。
対象は、鹿児島県の川内原発1号機と2号機、福井県の高浜原発3号機と4号機、愛媛県の伊方原発3号機の5基です。
中央制御室などダクトに問題がないか、カバーを外して直接確かめるよう求めています。
またこのほかの廃炉になっていない原発や再処理工場について、規制委員会は、再稼働や核燃料の交換作業の前に調査を行うよう指示しました。
生字幕放送でお伝えしています終盤十一日目幕内後半の取組が始まるところです。
優勝争い現時点で先頭は稀勢の里きょうは遠藤戦です。
星の差1つで追う白鵬照ノ富士戦です。
平幕2敗の3人はすべて、きょう勝っています。
隠岐の海が五日目から6連敗で負け越しが決まっています。
膝には大きなサポーターもあります。
本調子ではありません、隠岐の海。
対戦相手の琴勇輝三日目から6連敗があって4勝6敗過去7回すべて隠岐の海が勝っています。
懐の深さを生かして琴勇輝のあたりをしのいでいます。
木村庄太郎が合わせます。
送り出し、琴勇輝、初めて隠岐の海に勝ちました。
琴勇輝勝って5勝6敗。
きのう負け越した隠岐の海は2勝9敗です。
決まり手は送り出しです。
琴勇輝はいつもの突っ張り押しですが隠岐の海はやはり膝の状態があまりよくないんでしょうね。
ほとんど残せていませんね。
ふんばりが効かないんですね。
貴ノ岩についてのリポートです。
きょうは相手をよく見てどんどん前に出ていくイメージで相撲を取った。
左の肘は大丈夫だと言っています。
徳勝龍は大奄美です。
2敗の平幕3人がきょうは白星を全員伸ばしました。
その貴ノ岩はあしたは錦木逸ノ城はあしたはきょう勝ち越しを決めた北勝富士戦。
2敗の蒼国来、千代翔馬戦です。
稀勢の里は勢です。
結び、白鵬は栃煌山です。
十一日目の国技館きょうも満員札止めです。
嘉風と荒鷲が土俵に上がってきました。
4勝6敗の成績ですが西の荒鷲が鶴竜、白鵬、さらに大関の照ノ富士を破っています。
4勝の中に今の3勝があります。
存在感を示していますね。
立ち合いの鋭さ、角度、前みつの取り方、すばらしいものを持っています荒鷲。
横綱大関戦は今場所は初めて対戦が組まれたわけですがその中で2つの金星を挙げています。
嘉風は四日目からの5連敗があります。
いつもほどのしぶとさが見られません。
おととしの春場所以来の対戦5場所ぶりです。
合いません。
寄り切りました、嘉風の勝ち。
嘉風勝って5勝6敗荒鷲は4勝7敗となりました。
雷さん、嘉風らしさが後半になって少しずつ出てきましたでしょうか。
勝ったときは左を差してきょうのような自分の相撲ですが5連敗したときは左が差せずに土俵、押されて勝てませんでしたね。
きょうは左を差して右からの押っつけこれが嘉風の相撲です。
突っ張りから左右へのいなしを加えながら出ていくのが嘉風の相撲ですね。
この相撲になれば上位の人たちも嫌だと思います。
土俵は勝ったほうが勝ち越しになります、豪風と御嶽海。
嘉風が同じ部屋の豪風に力水をつけました。
昭和54年生まれの豪風6月で38歳になります。
38歳で東の5枚目ここまで7番勝ってますからよくやっていますね。
対戦相手の御嶽海は平成4年の生まれですから24歳になったばかりです。
この対戦はおもしろいですね。
ベテランの豪風がいろんな勝負のあや経験を生かして元気な御嶽海をさばくのか。
それとも御嶽海がそういうものをものともせずに一気に押したてて豪風を破るのか、見ものですねこの一番。
初顔から2回は御嶽海が押し勝ちました。
秋場所は豪風がはたき込んで勝っています。
自分の距離を作りました。
2場所ぶりの対戦になります。
押し相撲の雷さんお互いに持ち味が違う押しの両力士ですがどう見ていますか。
豪風はあたりもいいしあたってからの左右のいなしも今場所、特にさえています。
僕も豪風との対戦たくさんありました。
向正面からは見ている豪風のこの体つきも変わりませんこの体を維持しているというのはふだんからの精進があったからだと思います。
御嶽海についてはどうでしょうか。
御嶽海、最後の塩を取りにいくときのあの動作も気合い十分ですね。
稽古場ではあまり力を見せないと聞いているんですが今場所は上位も怖いくらいの激しい相撲が持ち味ですね御嶽海御嶽海のいいところは腰の寄せ方膝の使い方が非常にうまいですね。
お互いに特徴が違う対戦だけに非常におもしろいところです。
御嶽海の今場所の相撲を見てると本当の強さというのは分かりませんね。
今場所は2横綱に2大関を破っています。
きのうまではすべて三役以上との対戦きょうが初めて平幕力士との対戦です。
西の花道の上辺りで大きな声援が飛んでいます御嶽海手拍子も聞こえてきます。
館内を見ても御嶽海と稀勢の里の応援がいちばん多いように感じます。
7勝3敗どうしの両力士。
合いません。
まっすぐあたっていこうとした豪風。
御嶽海とすれば豪風、立ち合いに何かするんではないかという不安もあったのかもしれません。
容堂が合わせます。
御嶽海の勝ち勝ち越しました。
御嶽海の圧力が勝りました。
御嶽海という力士は気合いが入っているだけではなく非常に冷静ですね。
よく相手の出方を見ていますね。
雷さん動いたのは豪風だったんですが確かに御嶽海は相手がよく見えているんでしょうかね。
豪風のはたきは非常に強烈なものがありますが御嶽海、よく残しましたね。
押し相撲で気合いを前面に出して前に出ていくとはたかれて落ちたりすることが多々あるんですが御嶽海は相撲が柔らかい押し相撲という印象を受けます。
親方も現役時代引くなら引いてくれというような相撲も取りましたね。
自分も気合いは十分だったんですがよく前に落ちました。
御嶽海は落ちませんから立派です。
御嶽海の立ち合いこの相撲の流れを見ていると相手を読む力、能力というのは高いですね。
最初、立ち合いが合わなくて待ったをしました。
次は細心の注意を払って立たないと相手はベテランですから何をしてくるか分からない。
そこで少し考えた立ち合いを見せたんですね。
豪風はあたるとみて、上から思い切りたたいていきましたね。
御嶽海も何があるかもしれないと読んでいるからあのはたきをこらえることができたんですね。
豪風についてのリポートです。
一瞬立ち合いを受けてしまったのがすべてですと話していました。
御嶽海は勝ち越しのインタビューをしたいと思います。
西の筆頭での勝ち越しまだ三役の座はどうなるか分かりませんが非常に意味のある勝ち越しです。
御嶽海関です。
西の筆頭で十一日目の勝ち越しどうですか。
うれしいです。
はい。
立ち合い2度目で相手があたってはたいてきましたがどうでしたか?頭に入っていたのであと体がどれだけ動くかそれだけでしたが体が動いてくれてよかったです。
全部見えていました。
相手の流れは、下半身もしっかりしていたのでよかったと思います。
今場所初金星を挙げて2横綱2大関を破って大活躍、どうですか。
こんな活躍ができると思ってもいなかったので素直にうれしいです。
先場所は新三役ではね返されました。
今場所、何がいちばん違いますか。
先場所のことをしっかり反省したうえで今場所、体のメンテナンスがしっかりできているのではないかと思います。
歓声も徐々に大きくなってきています感じていますか?すごい大勢の人に応援してもらっているなと感じています。
自信を持って相撲を取っているんじゃないですか。
そうですね自信で相撲を取っています。
残り4日間どんな期待がありますか?残り4日間白星、全部取るようにしっかりメンテナンスをして充実した4日間にしたいです。
勝ち越しおめでとうございます。
ありがとうございました。
御嶽海は三役以上はすべて終わっていますのでどこまで白星を伸ばすのか楽しみです。
土俵上は3勝7敗どうしの宝富士と栃煌山です。
制限時間がいっぱいです。
宝富士はきのうで三役以上との対戦は終わっています。
今場所は出足が戻ってきません。
栃煌山です。
押し出して宝富士の勝ち。
栃煌山があっけなく土俵を割りました、負け越しです。
宝富士は踏みとどまって4勝7敗です。
左を差し勝って出ていきました。
栃煌山はこれで3場所連続の負け越しです。
決まり手は押し出しです。
5時19分ごろ関東地方で地震がありました。
栃煌山も差しにいきましたが結局差すことができませんでした。
受けてしまいました。
舞の海⇒宝富士が左を差しにくるということは分かっているんですね。
それをなんとか自分は右を差し勝ちたいという気持ちもありますけれども今場所も栃煌山は下半身膝やふくらはぎの状態がよくないんですね。
ふんばりがきかないから差し手争いも弱くなりますね。
足の至る所にテープが貼られている状態です。
力が入っていない感じがきょうも見られました。
土俵は小結の勝ち越しが懸かる高安が勝っています。
4場所連続の三役です。
先場所は大関昇進もという期待を集めましたが7勝8敗の負け越しに終わった高安。
今場所は2横綱3大関を破りました。
初日、日馬富士には敗れましたがそのほか対戦した横綱大関をすべて倒している高安です。
上位戦では正代は琴奨菊から1つ白星を挙げています。
新三役の正代にも話を向けてみようと思います。
向正面は元垣添の雷さんです。
正代は4勝6敗ここまでの10日間雷さんはどのように見ていますか。
上位の方、研究をされていると思うんですけれどもどうしても気になるのが立ち合いです。
立ち合いからあごを上げたような反っくり返っていく立ち合いからの攻めですね。
それが気になります。
その立ち合いでここまで番付を上げてきたということはそれが治れば恐ろしいくらいですね。
そのような素質の持ち主だと思います。
正代の場合は下からすくい投げで腕の力というんでしょうか柔らかさが魅力ですね。
両かいなの差し方がうまいです。
背中を丸めて、あごを引いてやるようになればもっともっと上位の方は嫌になるんじゃないですかね。
舞の海さんはどう見ますか。
立ち合いには課題がありますね。
上位に通用しないところもありますけれどもね。
私はどちらにしても腰高であたっていく体勢が高いのであればそれを生かしてもろ差しで切り込んでいくときに逆に高いところから低いところに沈めていったほうがいいんじゃないかと思うんです。
上から下に切り込んでいったほうがいいんじゃないかなと。
体も生きてきますね。
普通は下から上に押し上げるというのが相撲の攻め方の基本ですけれども。
きょうは高安戦です。
高安は先場所の悔しさを土俵で表してしっかりと気持ちを切り替えて立て直してきているという場所じゃないですか?特に白鵬戦見事な勝ち方でしたね。
白鵬を破りましたし照ノ富士、豪栄道、鶴竜も破っています。
ただ高安も正代に負けないくらい立ち合いは腰高ですからそして脇が甘いところもあります。
正代に二本差される確率は高いんですね。
もしかするともろ差しを防ぐためにきょうも突っ張っていくかもしれないですね。
突っ張ったときにむきになって脇が空いてしまうこともあるだけにその辺り、高安は気をつけないといけませんね。
高安はきょうで三役以上との対戦が終わります。
7勝3敗。
また2桁の白星に乗せて大関への再挑戦といきたい場所です。
制限時間いっぱいです。
勝ち越しのかかる小結の高安。
兄弟子、稀勢の里が花道の奥から見つめています。
新三役、終盤勝ち越しに向けて4勝6敗で十一日目の正代。
行司は木村玉治郎です。
高安の突っ張り、引き落とし高安勝って勝ち越し正代、胸を出してしまいました。
4勝7敗です。
高安が東の小結先場所負け越しましたが小結にとどまった場所十一日目で勝ち越しでは地震の情報をお伝えします。
先ほど午後5時19分ごろ茨城県東海村で震度4の揺れを観測する地震がありました。
この地震による津波の心配はありません。
このほかの各地の震度、震度3が茨城県水戸市や茨城県日立市、土浦市それに栃木県茂木町などでした。
このほか関東と福島県の各地で震度2や1の揺れを観測しました。
気象庁の観測によりますと、震源地は茨城県沖で震源の深さは50キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4.2と推定されています。
茨城県原子力安全対策課によりますと、茨城県東海村にある運転停止中の東海第二原子力発電所を含め茨城県内の原子力関連施設から先ほどの地震による異常があったという報告はないということです。
生字幕放送でお伝えしています国技館、小結の高安が勝ち越しを決めて花道を下がります。
十一日目で勝ち越しあすは荒鷲戦です。
高安が同じ部屋の優勝争い先頭に立っている稀勢の里とすれ違いました。
勝ち越しのインタビューを予定しています。
高安の相撲です。
差させないように高安が固めていきました。
舞の海⇒そして激しく突っ張っています。
思い切り残させてうまく引いていますよね。
正代はいつもの立ち合いでした。
こうなるとまともに受けてしまうんですね。
正代はもっと密着して、もろ差しになりたいんですけれども高安の手が次から次へと激しく出てきます。
もろ差しにはなれませんでしたね。
今場所は高安の突っ張りよく見せていますね。
正代のリポートです。
立ち合いの圧力負けでした。
うまくはたかれたということです。
かなり上体反っていましたね。
残すことができませんでした。
土俵は玉鷲と松鳳山が上がったところです。
勝ち越しを決めた高安関です。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
きょうの相撲から伺います。
どんなねらいでしたか?激しく立ち合いあたって突き放していこうと思いました。
思いどおりの相撲ですか?そうですね。
残されて引いてしまったんですけれどもうまく決まってよかったです。
上位をたくさん倒してのこの勝ち越し、いかがでしょう?本当に気持ちがいいです。
先場所、大関を懸ける場所で残念ながら負け越しでした。
先場所の教訓は何かありましたか。
初めての経験だったんでいろいろ考えるところもありますけれども新年最初の場所なので心機一転またあの件を参考にしていい相撲が取れました。
上位戦は終わっています。
残り4日間についてどうですか。
あとは自分との勝負なので一番一番気負わないように堂々とやりたいです。
おめでとうございました。
ありがとうございました。
非常に相手のことも考えながらそして気持ちの強さが現れている今場所の相撲です。
土俵は玉鷲と松鳳山です。
東の玉鷲は新関脇でここまで6勝4敗です。
豪栄道、琴奨菊とは対戦していません。
そして対戦相手は松鳳山1横綱2大関を破りましたが3勝7敗と後がなくなりました。
善戦しましたが3勝という成績です。
ただ数字以上のこの場所の活躍印象に残る相撲が続いています。
両力士の対戦松鳳山が5連勝中です。
これまでは突っ張りで先手が取れています。
中に入る相撲かそれとも突っ張り合いですと玉鷲も勢いがあります。
制限時間いっぱいです。
はたきながら引いてしまった突き出し、松鳳山の勝ち。
松鳳山は踏みとどまって4勝7敗玉鷲は6勝5敗。
今の一番、向正面の雷さんから伺います。
松鳳山ペースだったんでしょうか。
雷⇒玉鷲も突きはこの数場所ものすごい勢いがあるんですけれどもきょうは松鳳山がよく残しましたね。
合い口もいいせいか3勝7敗の相撲とはきょうも思えないですね。
7敗していますが、上位戦が続いていましたからね。
もともと実力がある力士ですから3勝7敗という成績が不思議なくらいです。
きょうもよく残りました。
玉鷲も今場所いい相撲でしたがきょうは引きがまともでした。
引くということは松鳳山の圧力がそれほど強かったということです。
松鳳山の動き玉鷲のほうが少し合わせてしまったんでしょうか。
舞の海⇒合わせているわけではないと思います。
玉鷲は突いて押したいんですけれども松鳳山が下からすくおうという動きがありました。
それで玉鷲は突っ張りにくくなりました。
松鳳山は数字以上に動きのよさが続いていますね。
あすは正代との対戦です。
きょうの正面の解説は舞の海秀平さんです。
2敗の平幕力士が3人すべて勝ちました。
このあと1敗の稀勢の里2敗の白鵬が土俵に上がってきます。
終盤このまま稀勢の里が優勝のラインを1敗のまま保てるかどうかいちばんはそれだと思います。
舞の海⇒願ってもない優勝のチャンスが訪れていますからね。
ただこれまでの稀勢の里は大事な場面で取りこぼしをしてきました。
また今場所も大事なところでやってしまうのか。
それともついに初優勝を遂げるのか。
ここが最大の見どころになってきますよね。
中日ただ1人8連勝ということになりました。
白鵬が先に星を落としました。
九日目、琴奨菊に敗れ白鵬も同じ日に敗れたのでまた1つの差です。
きのうは照ノ富士を破りました。
ここからなんですよね本当に。
優勝争いのトップに立って精神状態がどう変わったのかというところも相撲に表れますから。
白鵬戦は恐らく千秋楽に組まれると思います。
優勝争いの単独先頭というのは去年の春場所このときは初日から10連勝ただ十一日目、十二日目と横綱戦が組まれてそのときは勝つことができませんでした。
横綱戦を前にという状況です。
落としてはいけないという気持ちが出てしまうといけないですね。
硬くなりますね。
きょうは遠藤戦です。
そしてこれから先稀勢の里と対戦する相手はみんな持っているものをすべてぶつけようと捨て身で向かってきますからね。
そこを稀勢の里はどう対処していくかというところも大切ですね。
ただ気になるのは、不安なのは九日目の琴奨菊戦辺りからちょっと相撲内容が崩れてきているな危ないなという印象を受けますね。
勝ち越しを決めた隠岐の海戦もそれまでとは少し違う硬さもあったようにも見えました。
序盤から中盤にかけて立ち腰でじっくりじっくり左を差せばなんとかやってくる相手を受け止めることができましたけれどもこれから終盤はそうはいかなくなります。
きょうは遠藤ですので立ち腰ではないですね。
お互い左の相四つですからね。
四つのうまさは遠藤のほうが一枚上手ですから。
力は稀勢の里ですがその辺りがどうかというところですね。
土俵上は勝ち越しの懸かる相撲です。
勢と豪栄道。
勢が勝ったのは26年名古屋突き倒しで一度豪栄道を破りました。
その場所で豪栄道が大関昇進を決めました。
豪栄道が大関になってからは7戦7勝です。
ただその中に首投げが2回あります。
勢が差し勝つ相撲も何番かあります。
上背のある勢に対して豪栄道は下手を深く差されると上体が起きてしまいますからね。
そうなるといくら大関でも苦しくなって勝てなくなります。
今場所は照ノ富士、鶴竜から白星を挙げている勢です。
乗ってきたときの勢というのは怖い存在ですね。
すくう力、小手に巻いて振る力豪快なものがありますからね。
勢は西の3枚目あす稀勢の里戦が組まれています。
琴奨菊との対戦もあるかもしれません。
同じ大阪出身の同い年です。
豪栄道のほうは序盤つまずきましたが修正してきたようにも見えます。
どうでしょうか?場所前に腰を悪くしてちょっと序盤は腰の骨が2、3cmずれていたみたいですね。
それがうまく治療しながら元に戻ったというかうまくはまったという話を聞きましたね。
優勝争い、このあとの結果次第ではもちろん豪栄道も直接の対戦はまだ白鵬、稀勢の里残っています。
豪栄道も徐々に相撲の内容もよくなっていますからね。
優勝争いを考えると豪栄道がどれくらいやるかでこれから先の優勝争い変わってきますね。
なんといっても優勝経験者の豪栄道です。
まだ3敗十分にチャンスがありますからね。
なんとかして自分の力で白鵬それから稀勢の里を引きずり下ろして3敗まで持っていきたいですよね。
そのためにもここはしっかりと勝っておきたいところです。
まだ時間前です。
勢はがちがちの右四つですからね。
左の上手よりも右をとにかく差し込んでいきたいタイプですからそれは豪栄道は十分に分かっていますよね。
左の使い方をどうするかというところですね。
今場所は勢は出足があるので差されて首投げにいくようなことがあっては危なくなります。
しっかりと勢の懐に入っていきたいです。
あるいは右を封じるような動き脇を締めてということが必要になってきます。
安易に差すと勢には小手投げもあります。
勝ったほうが勝ち越しです。
東が勢、西の大関の豪栄道です。
式守勘太夫が待ったなしの声。
ひやりとしました。
豪栄道、勝ち越し。
危なかったんじゃないですか。
いや危なかったですね。
うまく上手に手がかかったからいいんですけどね。
勝った豪栄道が今花道を下がって不戦勝の幕が土俵に上がりました。
きのうまで5勝5敗不本意な成績だった鶴竜ですがきょうから休場です。
首、そして左の肩を痛めての休場カド番の大関、7敗と追い込まれていた琴奨菊、きょうは不戦勝です。
琴奨菊、これで4勝目4勝7敗となりました。
あの初優勝から丸1年崖っぷちに追い込まれている琴奨菊ですがきょうは不戦勝。
ここで1つ切り替えを果たすことができるかどうか。
4勝7敗、残り4日間すべて勝たなければ、大関の地位を守ることができません。
全部勝つつもりでなんとしても大関の地位を死守するんだというつもりで千秋楽まで挑んでもらいたいですね。
今場所の勢いは出足があるだけにこの豪栄道の上手投げ。
危ない賭けですね。
豪栄道のリポートです。
立ち合いが中途半端だったなということです。
土俵際は余裕があったということです。
一瞬ひやりとしました。
立ち合いで左、短い腕でよく取りにいこうと思いましたね。
あれ、取れなかったらもうおしまいですよ。
さあきょう十一日目の注目の一番。
敗れた勢のリポートです。
最後、体を預けるのが早いあのあたりでもう一度自分から右から、すくい投げを打ち返すようでなければだめだと言いました。
館内の声援が一段と大きくなってきました。
9勝1敗、優勝争いの先頭に立つ稀勢の里に、遠藤です。
これまで5回の対戦がありました。
先場所は遠藤が押し出しの勝ち。
初顔でも遠藤が稀勢の里を破っています。
ただ今場所はまた状況が異なる形で十一日目の土俵を迎えています。
向正面には元垣添の雷さんに座っていただいています、雷さんこの両力士の対戦、稀勢の里は今場所、突き放しもありますどっしり構えた相撲もあります。
前回負けた相手というのは大関は嫌なんでしょうね。
いい相撲で負けていますからね。
先場所立ち合いちょっとふわっとするところがあったんですがきょうはしっかり踏み込んでくるんではないでしょうか。
遠藤はどうくるでしょうか。
大関の右上手、相四つなので、組むとすれば右上手なんでしょうけれども、相手の大関に上手を取らせないようにしなければ勝機はないでしょうね。
舞の海さんはどんな展開を予想されますか。
基本的にお互い左四つ、相四つ左四つで組み合う可能性は高いと思います。
稀勢の里は、自分よりも身長の低い遠藤に対して左を無理にこじ入れていくのかそれともそれをやめて左から強烈に押っつけて遠藤を崩していくのかどちらでいくのかというのが注目ですね。
このまま終盤の先頭を守りたい稀勢の里。
先場所は遠藤が勝っています。
先場所の遠藤は1横綱3大関を倒した場所。
左の相四つ。
大関がどう考えていくか。
稀勢の里、勝ちました10勝1敗。
遠藤の攻め、あと一歩。
力でねじ伏せました。
優勝争いの先頭を守りました。
今ちょっと舌を出しましたね。
内容は納得してないでしょうね。
遠藤は持っているものをすべて出しましたね。
これで、稀勢の里はきょうも勝って10勝1敗。
星の差1つ。
ただ相撲内容はいまいちですね。
最後は力でねじ伏せました。
これ、遠藤の膝の故障がなければきょうは負けてますよ。
うまさと工夫ではなく、力でねじ伏せたという一番ですね。
遠藤はうまく上手を取ってチャンスでしたがしかし稀勢の里は左を差して巻き替えてくるところを引っ張り込みました。
向正面の雷さん、どう見ましたか。
遠藤のあたりがよかったですね。
思ったより大関が遠藤にあたれたので大関も焦りましたね。
きょうの勝ちは大きいんじゃないですかね。
遠藤のリポートです。
スロー映像も見ずに、こちらの問いかけに答えずにテーピングを外しながら無言で引き揚げていきました。
悔しそうでした。
遠藤もよく攻めましたが稀勢の里が勝って10勝1敗あすは、勢戦です。
遠藤はあす豪栄道戦です。
舞の海さん、星1つの差稀勢の里からすると保ちました。
内容はよくなかったですが、とにかく勝ったということは大きいですね。
この終盤になると内容が伴うのがもちろん望ましいわけですが落とさないことがいちばん大事かと思います。
稀勢の里は優勝経験がありませんからほかの横綱大関よりも硬くなってくると思うんですよね。
なんとか早く優勝したいという。
ただ優勝の経験はなくても優勝争いの経験がこれまであります。
優勝争いの経験と、優勝では全く違うと思いますけどね。
優勝争いに失敗してきたわけじゃないですか。
だんだんだんだんと3日ぐらい前から相撲があやしくなってきましたね。
優勝経験という点でも実力という点でも白鵬が今、控えています。
優勝は37回。
ただ3場所優勝から遠ざかっています。
きょうは照ノ富士戦です。
ここ2回は照ノ富士が勝っています。
白鵬の相撲内容もいつもほどではないと舞の海さんからありました。
どうなんでしょうか?ちょっと厳しく言うと突っ張りをうまく効果的に使っているようにも見えるんですが、突っ張りで自分の調子の悪さをうまくごまかしているようにも見えるんですね。
そういう流れであっても落とさない。
今場所連敗が1つあったわけですが1つの差でついていっている引き出しの多さということもありますね。
目まぐるしく動きながら勝負どころというのをよく知っていますからね。
そこがやはり優勝回数を重ねてきた横綱ですよね。
大事な一番をしっかり取りますものね。
白鵬としても目の前で稀勢の里が勝ったのを見ました。
去年は琴奨菊と豪栄道という2人の大関が優勝を果たしました。
優勝経験のない大関はあと稀勢の里。
でも横綱という立場ですから自分がいつも壁になろうという気持ちはあるでしょうしね。
一人横綱になってしまいましたしね。
なんとしても稀勢の里と直接対決までは落とさずに優勝決定戦まで持ち込みたいですね。
きょうの照ノ富士戦が7対4。
これから残っている対戦の中ではいちばん苦労している相手と言っていいかもしれません。
照ノ富士が、本来の状態であれば相当、力比べでも照ノ富士は対抗できますが果たしてどうかというところです。
照ノ富士も1勝4敗の序盤から少し内容がよくなりつつあります。
十一日目、結びの一番です。
すでに稀勢の里は勝って10勝1敗、星を伸ばしています。
星の差1つ。
直接対決までこのまましっかりついていきたい白鵬。
照ノ富士も4勝6敗と苦しい成績。
さすがに横綱。
上手が切れても次の手がありました。
9勝目、9勝2敗。
星の差1つは変わりません。
きょうも苦労しましたが上手が切れてもやはり次の手があるんですよね。
星の差1つ。
稀勢の里先頭は変わりません。
2敗の白鵬、貴ノ岩、蒼国来逸ノ城きょうはすべて勝ちました。
あす白鵬は栃煌山戦照ノ富士はあす豪風戦です。
舞の海さん、きょうもかなり時間がかかりましたが。
白鵬ももう余裕がないですね必死ですね。
いつもの白鵬ほどの余裕は確かにないのかもしれません。
照ノ富士はよくこらえて上手を切りましたが。
白鵬、このあとがうまいですね。
うまく腰を引いて前に出ました。
稀勢の里勝って10勝1敗、白鵬は9勝2敗星の差1つは変わりません。
「大相撲初場所十一日目」をお伝えしました2017/01/18(水) 15:55〜18:00
NHK総合1・神戸
大相撲初場所 十一日目 ▽終盤の優勝争いをうらなう[二][字]

(4:10)「幕内取組」 【解説】正面(幕内)舞の海秀平,向正面(幕内)雷(元垣添),【アナウンサー】正面(幕内)白崎義彦

詳細情報
番組内容
(4:10)「幕内取組」 【解説】正面(幕内)舞の海秀平,向正面(幕内)雷(元垣添),【アナウンサー】正面(幕内)白崎義彦 <副音声>【実況】ヒロ・モリタ 〜国技館から中継〜 <中断>(4:00)−(4:03)[字]ニュース (5:00)−(5:03)[字]ニュース
出演者
【出演】【解説】正面(幕内)舞の海秀平,向正面(幕内)雷(元垣添),【アナウンサー】正面(幕内)白崎義彦,<副音声>【実況】ヒロ・モリタ