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字幕書き起こし ハートネットTV「2020東京パラリンピック 私たちにできること」 2017.01.19

(風間)早いものでリオパラリンピックから4か月がたちました。
早いですね〜。
僕らは現地に行って生で見させて頂いたんですけど盛り上がってましたね〜。
そうなんです。
でも実は日本で見ていた方はそうでもなかったかもしれない。
NHKのネットクラブが独自に行った調査なんですけれども実は55%の人半数以上の人が今回のリオパラリンピック観ていないという声があったんですね。

 

 

 


でその理由なんですけどそもそも興味がないという声もあったんですがパラスポーツの楽しみ方が分からないという声もあったんですね。
なるほど〜。
そこで先月メダリスト4人を招いてのトークイベントを開催。
どうしたら2020年東京大会が盛り上がるのか語り尽くしました。
ここで一気に…アイデアは選手からだけでなく会場に集まった200人の参加者からも。
2020年東京パラリンピックへ向けた第一歩です。
今日はですね東京パラリンピックでどういうふうに盛り上げていくのかまたいろんな課題もあると思うんですけどもねどういうふうにしてみんなで迎えたらいいのかその辺りを話をしていきたいと思っています。
この中で…あ〜。
ここに来て下さっている方々は大抵見て下さってると。
そうですね。
そうなんですよね。
ここにいる方々はパラリンピック見て下さった方が多いんですけれどもテレビの前の方は見てないっていう方もいるかと思うのでこちらのVTRをどうぞ。
車いすバスケットボールの会場に入りました。
今から日本対オランダの試合が始まろうとしています。
僕もリオの現地にリポーターとして行ってきました。
はいこれは車いすバスケットボール日本戦ですが盛り上がってましたね〜。
そうですね。
すごい盛り上がりでした。
はい。
さまざまな障害がある選手が22競技に挑んだパラリンピック。
はいこちらですけども見えない人がプレーするブラインドサッカーなんですがアイマスクをしながらこのシュート。
う〜ん。
股抜きシュートすごいです。
驚くプレーが山ほどありました。
この卓球!両腕のない選手。
そしてこちらも両腕のない水泳の選手ですね。
水泳は特に選手それぞれの個性が目に見えてすごい楽しかったです。
頭でタッチします。
そして今日のゲスト山本篤選手。
リオのスタジアムを沸かせました。
こちら陸上の走り幅跳び。
ご覧下さい。
義足で踏み切って…このジャンプ!う〜ん。
山本選手会場の雰囲気どうでしたか?すごい盛り上がってましたね。
手拍子すごいみんなしてくれたのですごい跳びやすかったですね。
やっぱ力になりましたか?もちろんですね。
6m62cmという自己ベストに並ぶ記録で見事銀メダルを獲得しました。
さあそしてこちらも銀メダルを獲得した自転車の…視覚障害のクラスのロード・タイムトライアル。
2人乗りのタンデム自転車なんですが鹿沼選手は後ろです。
前には目が見えるパイロットが乗ります。
いやリオ暑かったですけれども鹿沼選手いかがでしたか?そうですね日本の春のような感じで過ごしやすかったんですけど風がめっちゃ強かったです。
風が。
競技するのは大変だったかもしれませんね。
そしてこちらは今回一躍注目度が高まりましたボッチャです。
白い的のボールにどれだけ近づけるかを競うんですが…。
今日のゲストは日本の頭脳といわれるキャプテンの…う〜ん杉村選手ボッチャ界にとって今回の大会特別な大会になったと思いますけどいかがですか?そうですねやはり大きな一歩を踏み出す大会になったと思っています。
はい。
日本のボッチャ界初のメダル銀メダルを獲得しました。
さあそして銅メダルを取りました車いすラグビーです。
ゲストの今井選手も大活躍でした。
何と言っても車いすラグビーの特徴はこのタックル!いや〜ラグビーの会場も相当盛り上がってましたね。
そうですねやっぱ現地ではDJの人とかもいたりして会場全体が盛り上がって観客も巻き込んだ形ですごく面白かったです。
熱狂の中終わったリオパラリンピック。
次の舞台は2020年東京です。
ハハハッ懐かしいですか。
ちょっと手を挙げて下さい。
お〜。
あ〜ありがとうございます。
あっちょっと知ってた?
(笑い声)言いたくなかったこれ。
やはり今回のリオでのメダルというところで本当にたくさんの方にボッチャという競技に関心を持ってもらえたっていう事はすごく実感しています。
歩いて擦れ違った人に「ボッチャの選手ですか?」とか名前をあげて「杉村選手ですか?」とかっていう声もかけてもらえるようになった事はすごく今までになかった事なので。
大活躍だった日本勢。
しかし東京に向けて課題がたくさんあります。
まずは練習環境について。
練習をしようと思ってもなかなかできる場がないんです。
なんと選手の5人に1人が施設の利用を断られたり制約を受けたりした事があります。
練習環境といった意味では車いすラグビーの今井さんいかがですか?そうですねやはりタイヤの跡がつくだとかすごくゴツゴツしてる車いす競技車なので床に傷つくっていうイメージがあるんですね。
そのフロアを傷つけてしまうっていうイメージは激しさであるんだけどでもその激しさが魅力でもある訳じゃないですか。
そうですね。
だからどう伝えていったらみんなにより深い理解なのかっていうのは難しいなと思います。
(今井)そうですね。
まあ地道にいろんな所で体験会をやったりとかそういう所で理解を深めてもらおうかなっていう所では活動していってるんですけど。
鹿沼さん何か感じてる事あります?そうですね私が乗ってるタンデムという2人乗りの自転車は今日本で走れる都道府県がすごい決まっておりまして今月から静岡県も走れるようになったんですけれど2020年の開催地である東京はまだ走れないっていう意味でまだ練習環境が全国で整ってないというのもおっきな課題です。
どこでも走れる訳ではない訳ですね。
(鹿沼)そうですね公道を走れるのは本当に都道府県で今12県かそこら辺です。
じゃあもう満足いく練習っていうのはなかなかできないっていう事ですよね。
そうですねロードは本当に外走ってなんぼの世界だと思ってるんでそれがまだ限られた所に行かなければ走れないっていう意味では本当に関東だと群馬県しか走れないのではい。
群馬しか走れないんですか?
(鹿沼)そうなんです。
群馬県は許してくれたんですか?群馬県は…あのはい。
群馬県は許してくれて。
そうやって聞くと…いい県ですよね。
そうですよ。
ヒルクライムの大会とかもタンデムを招待して下さって走らせてもくれてるのは群馬県だけですね。
車いすラグビーについてなんですが去年からですね渋谷区と共に練習環境を整える取り組みを始めていると。
そうですね。
2020年の会場も代々木という事で渋谷区さんと絡む事が最近多いんですけど今回その中で渋谷区のスポーツセンターを代表の合宿でも使えるような形をとらせて頂いて。
車いすラグビーが施設の利用を嫌がられる理由の一つにタイヤにつける黒い松ヤニがあります。
握力の弱い選手もタイヤを操作しやすいようにとの事ですが…。
そういう松ヤニの跡とかもつくので必ず掃除をするんですね最後。
でその練習の最後1時間ぐらい掃除の時間なんです。
なのでそういう時間をとりながらやっているのでなのでその時間ができるだけ省ければ練習の時間をもっと長くとれるっていうところもあって渋谷区さんの方ではそういった掃除の手伝いもしてもらいながら協力し合いながら今やってますね。
そういうお話聞くと群馬もそうですし渋谷っていいなって思うじゃないですか。
だからもう逆に言ったら自治体だったりとか企業さんだったりとかっていうのは今その勇気だったりとか姿勢を示すチャンスでもあると思うんですよね。
そうですよね。
こういったところに力入れてますよ理解をしてますよっていう事でねアピールにもなると思いますし。
やっぱりこの競技によっては1人で練習するのがなかなか難しいっていう競技もあるのが特徴だと思うんですけれどもそこら辺のところどうでしょうか杉村さん。
そうですね。
いくらトップのパラアスリートであっても障害があるゆえにできない事であるとか難しい事…難しくてできないっていう事がたくさんあります。
なのでその練習ボールを1球投げるための準備に必要であるとかでまたその会場に行くまでのサポートが必要であるとかまたあと練習の時のコーチとの時間のスケジュールが合わないとかそういった部分の課題っていうのがすごくありますね。
練習場所に加えて選手が苦労するのがサポートしてくれる人を確保する事。
ボッチャでは重度の障害がある選手の場合代わりに器具を操作するアシスタントが必要です。
また鹿沼さんのように視覚障害のある選手にとっても目の見えるパートナーは欠かせない存在。
息の合うパイロットを見つけられた事が銀メダル獲得につながりました。
ですからなかなかね時間を合わせるのも…。
そうですね。
どこで練習をするかって先ほどのね話にもありましたけども難しいでしょうし。
はい。
やっぱりお互い仕事だったりプライベートだったりいろいろある中でのやっぱり息を合わせてく時間をどれだけ作ってくかが本当に勝負につながってくし。
お互いが選手として取り組める時間をどう築いていくかそしてほかのもっとパイロットの人数を増やしていく事が今後必要なのでそういう面では本当に課題だなと思ってます。
どうしたら万全な練習体制サポートが可能になるんでしょうかね。
どうですか?こんな…こういうのがあったらいいんじゃないかとかってどなたかありませんか?一つはやっぱり知ってもらうって事が一番大きいんじゃないですか。
やっぱりパラリンピックの理解っていうのが競技それぞれの特性だったりそういう理解が深まっていけばだんだんだんだんみんな知ってもらって多分体育館の問題とかも知らないから前例がないから駄目ってなってるけど知ってくれば「あっこういう所でこういう場所だったらできる」っていうのを分かれば。
でケガのリスクだとかっていう事も分かってくれば開放されてくるっていうところもあると思いますし。
ボッチャなんかもそういう知ってもらえれば私もサポートどういう形かでできないかなとかいろんな多分改善策って出てくるような気がするんですよね。
なのでここで一気に東京に向けて知ってもらう事っていうのが一番の解決策なのかなって僕は思いましたね。
そして最高のチャンスでもありますよね今。
はい。
今回のイベントでは中学生から大学生までのチームが…
(拍手)マイクは…。
あっマイク大丈夫です。
オッス。
高い所より失礼します。
私國學院大学全学応援団…。
トップバッターは…応援団はオッスという挨拶つまり礼に始まり礼に終わる日本の武道にも通じる日本的な特別な応援の方法であり東京パラリンピックでやるにはまあもってこいかなと。
ご依頼を頂ければ是非応援に伺いたいと思っております。
(通訳)清水光と申します。
同じく伊東俊祐といいます。
聴覚障害のある2人は耳が聞こえない人も楽しめるよう放送や会場での実況に手話や字幕をつけてほしいと訴えました。
(通訳)私たちも一緒に楽しむ事ができないんではないかと思いました。
私たちの発表を終わりにしたいと思います。
(拍手)今回の最年少チーム中学2年生の…2人は…どういう人がパラリンピックを見たか分析する事にしました。
実は2人の学校では授業の一環で車いすラグビーや車いすバスケットボールを体験した事があります。
そこでアンケートでは…尋ねる事にしました。
果たして…スクリーンをご覧下さい。
現役パラリンピアンによるウィルチェアラグビーを体験講座に参加した2年生の半数以上が観戦をしています。
また観戦した理由として「体験して楽しかったから」と挙げています。
また「教えて下さったパラリンピアンが実際にプレーしている姿を見たかったから」という意見もありました。
アンケートの結果…この結果より実際に選手の方と触れ合い濃密な時間を過ごす機会を持つ事が観戦する事につながると断言できます。
以上で発表を終わります。
ご清聴ありがとうございました。
すばらしいね。
すばらしいですね。
中学生ですか本当。
ちゃんとデータをとって分析をして。
見事でしたね。
今井選手あの…やはり現役選手が教えて体験を一緒にして下さると効果は抜群だと。
そうですねこうやって…こんにちは。
今日は1人が病気で来られませんでしたが「私たちの教室でパラリンピックが話題になるようにするためには」というテーマで発表したいと思います。
よろしくお願いします。
(拍手)渋谷区の高校生チームは毎週放課後に集まり発表のためにアイデアを出し合ってきました。
パラリンピックを見なかった一番の理由。
それは自分たちに情報が入ってこなかったからだといいます。
そこで注目したのは自分たちが日常的に使うSNSでパラリンピックがどう発信されているか。
もっと高校生を引き付ける方法について考える事にしました。
まずSNSについては共同アカウントをツイッターで作成しようっていうとことあとツイッターでいろんな人の意見が分かるように。
何て言うんだろう。
何かすごい失礼な事言っちゃった…しんないけどやっぱ何か…私たちはオリンピックに比べてパラリンピックは私たちの年代が一番利用しているSNSからの情報量が圧倒的に少ない事が挙げられるのではないかと考えました。
今の若い世代が興味を持つ内容の特徴は文字ばかりで説明するのではなく画像や動画を用いている事です。
またシンプルな表現双方向から発信していく事も大事なポイントだと考えます。
今までの説明だとイメージが湧かないと思うので今日は具体的なアイデアを持ってきました。
まず1つ目の案は「ツイートの内容を変えてみる」です。
今のパラリンピックについてのツイートの多くは若者の嫌う漢字が多くギガを使うほかのサイトのURLがはってあります。
結果そのようなツイートは見ません。
(笑い声)そこで選手の名言を使ってみるのはどうでしょうか。
シンプルでかつ一目で飛び込んでくる内容になるので「いいね」や拡散の可能性がアップすると思います。
2つ目の案は「話題を生むダンス」です。
パラリンピックならではのダンスを考案し皆さんが踊っている姿をアップすれば若い世代がまた真似をしてダンスをしSNSにアップするのではないでしょうか。
3つ目の案は「共通のアイテムやポーズを決めて参加できる形にする」です。
私たちは障害を持った方への偏見の目をなくし心の目で全ての人を平等に見るというような意味を込めてアイマスクをする写真を考えました。
2020年をすばらしい形で迎えられるように全ての年代の人が力を合わせていくべきだと私たちは考えます。
これで発表を終わります。
ご清聴ありがとうございました。
(拍手)やはり僕らも…女子高生が。
発信力ありますもんね。
いやすごい面白いプレゼンでした。
(拍手)選手の皆さんこんな応援2020年あったらすてきだなって思う事とかってありますか?見てる人たちがやっぱり楽しんでくれる一人一人違った応援をしてくれてでやっぱりこう特にブラジルとか本当にみんな音楽流れればそれぞれいろんなダンスしたりとかして楽しんでくれてたのでそれを見てればこっちはパワーをもらえるので。
DJがいるんです会場に。
でちょっと時間があると…今度は日本が世界の人たちを迎える番ですからどんな事ができるのかっていうのをこれからたくさん考えていかないといけないんですけど。
向こうのボランティアの方々はひと言ふた言もう本当こんにちはおはようとかそれだけでもすごく僕らはうれしくてコミュニケーションがとれるので。
ですから積極的に皆さんボランティアに参加してほしいなと思います。
この機会ってもう…各競技の体験教室が開かれました。
行きますね。
キャ〜!選手と共に競技の臨場感を味わった参加者たち。
2020年東京パラリンピックまであと3年。
みんなで盛り上げていきませんか?2017/01/19(木) 20:00〜20:30
NHKEテレ1大阪
ハートネットTV「2020東京パラリンピック 私たちにできること」[解][字]

2020年東京パラリンピックを盛り上げるため私たちに何ができるのか?メダリストをゲストに徹底討論!学生のおもしろアイデアも。MC風間俊介・ゲスト山本篤・今井友明

詳細情報
番組内容
ハートネットTVはさまざまな「生きづらさ」を抱える人たちのための番組。テーマは、貧困・虐待・自殺・うつ・依存症・発達障害・認知症・がん・難病・介護・リハビリ・障害・LGBTなどさまざま。ホームページも情報満載!みなさんがつながりあえるよう情報交換の場も設けています。◆ハートネットHP http://www.nhk.or.jp/heart−net◆ツイッター・フェイスブックでの情報発信もしています。
出演者
【出演】陸上・選手…山本篤,車いすラグビー選手…今井友明,ボッチャ・選手…杉村英孝,自転車競技・選手…鹿沼由理恵,【司会】風間俊介,【キャスター】山田賢治