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実況書き起こし 第54回ラグビー日本選手権 準決勝 第2試合「サントリー」対「帝京大」 2017.01.21

日本一へ向けてあと1試合残っていますがこのあと、どのようにチームを作ってどう戦っていきますか。
≫あと、8日間時間が残されていますのでしっかり準備をしてサントリーという今シーズン非常にすばらしいプレーをしているチームに対してしっかりしたいい準備をしたいと思います。
≫開幕戦を戦ってそして今日も戦ったこのヤマハという相手についてはどういう印象だったでしょうか。
≫ヤマハさん、我々非常に敬意を持っている非常に強い相手です。
今日のスコアボードは少し、我々のほうに有利に働きましたがターンオーバーからいいプレーが少し、あったのが勝因だったと思います。
≫決勝も期待しています。
ありがとうございました。
インタビューは以上です。

 

 

 


≫今年で第54回を迎えるラグビー日本選手権準決勝の第1試合が終わりました。
パナソニックワイルドナイツ対ヤマハ発動機ジュビロのゲーム。
今、パナソニックが勝ってインタビューが行われたところ。
東大阪市の花園ラグビー場。
第1試合が終わりました。
36対24。
トップリーグ3位パナソニックがトップリーグの開幕週では敗れたヤマハ発動機を相手に雪辱。
前半、大きなリードを奪ってそのリードを守りきって36対24で勝って決勝進出を決めています。
では、その得点シーンをご覧いただきましょう。
この第1試合の解説は元日本代表フッカー坂田正彰さんとともにお伝えしてまいりました。
坂田さん、非常に相手ボールを奪ってから攻撃がよかったですね。
≫セットプレーもパナソニック、よかったんですが非常にコンタクトしたあとのフォローサポートが非常に早かったので今日はターンオーバーがすごく多く見られましたね。
そこから得点につなげた。
いいトライですね。
≫相手のボールを奪い取るターンオーバー。
そこに人数をかけるのかかけないのか。
その状況判断も含めて。
≫そこで、そのときにも次のスペースをパナの選手はよく見ていますので。
そして、フィニッシャーがトライを取るということです。
≫そしてロビー・ディーンズ監督のインタビューが行われていましたけれどもセットプレーというところを1つ、この試合はポイントに掲げていましたがそこも、セットプレースクラムの強いヤマハを相手に引けを取りませんでした。
≫ヤマハのよさを出さないそういうゲームがパナさんはできたと思います。
パナソニックは。
≫トップリーグ3位のパナソニックが2位のヤマハ発動機を破って、決勝進出を決めています。
今年のラグビー日本選手権はトップリーグの3チームそして大学チャンピオンの帝京大学。
この4チームによって争われています。
このあと、第2試合トップリーグのチャンピオンサントリー対大学選手権8連覇の帝京大学。
この試合が行われてパナソニックとともに決勝を戦うチームが決まることになります。
このあと第2試合に向けてグラウンドは準備が進んでいきます。
生字幕放送でお伝えしています≫ラグビー日本選手権。
トップリーグ覇者サントリーに大学王者、8連覇の帝京が挑む準決勝第2試合です。
青空の面積が午前中よりも広がってきました。
冬の日ざしの下ゲームが行われている東大阪市の花園ラグビー場です。
準決勝第2試合、解説は元23歳以下日本代表監督砂村光信さん。
両チームの情報は筒井亮太郎アナウンサー。
実況、私、冨坂でお送りしてまいります。
砂村さんよろしくお願いいたします。
第54回の日本選手権です。
トップリーグの上位3チームと大学優勝1チーム計4チームで日本一を争います。
第1試合ではお伝えしたように去年のこの日本選手権優勝連覇を狙うパナソニックがヤマハ発動機を破って決勝進出を決めています。
第2試合はトップリーグを4年ぶり全勝で制したサントリーと大学選手権前人未到8連覇を果たした帝京大という楽しみな一戦です。
大学の出場はとりあえず、今年度でいったん終わりになり来年から2年間は出場がなくなるので帝京への期待が高まっています。
対戦する両チームのキャプテンにこの試合にかける意気込みを聞いています。
≫まず、すべてのプレーで基準は僕らが見せないといけないのかなと思うんですけど。
セットプレーの部分はしっかりドミネートしたいと考えています。
うれしいですね。
僕が4年生のときの1、2年生が今は3、4年生となってチームを引っ張っているわけですごい楽しみな部分もあるんですけど大学生チームとは一切考えてなくて日本選手権に出てくる1チームとしてしっかりとリスペクトして100%勝ちにいきたいと思います。
≫僕たち自身、本当に厳しい練習、トレーニングを積み重ねてきましたしその中で、本当に厳しい状況での冷静な判断であったり一つ一つのプレーの精度そこで勝負していきたいと思ってます。
今年は、本当に大学枠がラストということでそういった部分でもこのチャンスをいただけた分本当に、学生代表として帝京大学の強みを生かしたゲームにしたいと思います。
≫という、両チームのキャプテンのインタビューを聞いていただきました。
サントリーのキャプテンの流選手は…。
選手たちの拍手を受けて出てきました先頭を切って出てきましたが流キャプテンは帝京大学のOB。
2年前6連覇を果たしたときのキャプテンでした。
ということで解説は砂村光信さんです。
後ほど、メンバーをご紹介しますが、今日はサントリーの先発メンバーの中にずいぶん、帝京大学の卒業生が入ってきました。
≫4名いますね。
≫そういった選手たちにとってはどうでしょうか。
母校との一戦は。
≫楽しみだと思いますし社会人の力を見せつける気持ちもあるでしょう。
≫一方、帝京にとっては格上のトップリーグチャンピオンに挑む一戦。
勝機を見出すならどこでしょうか。
≫まず、先制することそしてサントリーのスピードを止めること。
ディフェンスで。
そこがしっかりできれば勝てるチャンスもあると思います。
≫トップリーグが発足したのが2003年度。
それ以降この日本選手権の舞台でトップリーグのチームに学生が勝利したのは2度しかありません。
最初は2005年度平成17年度の早稲田。
トヨタを破りました。
そして2度目、おととし平成26年度の帝京。
NECを破りました。
あのNECを破ったメンバーが帝京大学には今日も何人も先発、連ねています。
経験もありますからね。
今映ったのが、サントリーの中村亮土選手。
腰に手を当てています。
中村選手も帝京のOB。
キャプテンを務めていました。
4年ぶりにサントリーはトップリーグを制しました。
しかも全勝での優勝でした。
この日本選手権の出場は2年ぶり。
4年ぶり7回目の日本選手権優勝を狙うサントリーが右。
一方、赤のジャージ前人未到の大学選手権8連覇を成し遂げましたそして、2年ぶりこの日本選手権の舞台でトップリーグ勢を倒す勝利を目指しています。
では、サントリーの先発メンバーからご紹介いたしましょう。
リザーブの選手です。
サントリーを率います今年から監督になりました沢木監督が腕組みをして見つめる中準決勝第2試合を戦う両チームがこの花園ラグビー場のピッチに姿を現しました。
ともに今シーズン、公式戦で負けのないチームです。
トップリーグチャンピオンのサントリーと大学王者の帝京。
少し、日がかげりました。
冷たい空気、北風がこの花園ラグビー場を吹き抜けています。
今度は帝京の今日のメンバーです。
大学選手権決勝と同じスターティングメンバーです。
岩出雅之監督が今年もチームを率いて大学8連覇を成し遂げました。
その数字の意味をとても重く受け止めているとあの8連覇を達成したあとの会見で語っていました。
さあ、トップリーグ勢に対してどう帝京は挑んでいくでしょう。
レフェリーです。
麻生レフェリーがさばきます。
アシスタントレフェリーは戸田さん、加藤さん、関谷さん。
テレビマッチオフィシャルは藤さんです。
まず、前半キックオフをするのは帝京。
左に陣を敷いたのはサントリー。
サントリーが風上で始まる前半の40分です。
前半40分、始まりました。
準決勝の第2試合です。
スピードのある帝京の前への圧力。
ドロップアウトです。
まず、前半、サントリーがコイントスに勝って風上を取りました。
ということはサントリーとしては格上ですから、前半、早い段階で帝京の勢いを完全に止めてしまいたいと思うところでしょうか。
≫そうですね。
最初の10分で1トライを取るという目標でやっていると思います。
≫ただ、ここまではまだ立ち上がりまだ1分を過ぎたところですが帝京がボールを持って非常に果敢に攻めていくイメージがあります。
≫帝京もボールをつなぐチームですのでいったんマイボールになるとなかなか相手に渡しませんね。
≫各選手の体格いわゆるサイズといいますが帝京大学の選手たちの体の大きさというのはトップリーグの選手に引けを取りません。
≫パッと見ただけですとあまり気になりませんね。
≫ナンバーエイト、注目のマクカラン。
体、フィジカルの強さというものはサントリーの選手たちも十分警戒しています。
そして、サントリーにまず反則がありました。
ナンバーエイト2年生のマクカランの突進がありました。
ニュージーランド出身。
大学選手権でも2トライを挙げました。
≫帝京は狙いませんね。
真っ向勝負でいくスタイルです。
≫トライを狙いにいくというここは、選択ですね。
トップリーグのチャンピオンに対する大学王者の帝京です。
帝京のチャンスマイボールラインアウト。
モールを組む。
トップリーグ王者のサントリーに対して、帝京モールで挑む。
≫低いモールですね。
≫まだ動いている。
サントリーも必死のディフェンス。
ゴールラインが左端に見えました。
またいった、いった!≫今、レフェリーアドバンテージをとっています。
≫サントリーに反則がありました。
帝京、大きなチャンス。
もうゴールライン、目の前。
あと1mないところ。
マクカランがセーブしますが一気にハーフウェーラインの付近までサントリー、陣を戻しました。
もう一度、帝京は攻め直し。
ボールを前に落としました。
ノックオン。
サントリーボールのスクラムです。
帝京が大きなチャンスでした。
松田でしたね。
≫よく前を見ていましたね。
このあとパスが乱れてしまったのはちょっともったいなかったです。
≫サントリーもディフェンスの陣形はできていました。
そして、砂村さん注目のファーストスクラム。
≫サントリーの第1列は非常に若いですよね。
23、20、22。
帝京、学生ですので年の差はあまりないと思います。
≫フォワードの平均体重ではほとんどあまり大きな差はないとみていいですね。
ともに100kgを超えています。
トップリーグの中でもスクラムは強いといわれているこのサントリーですが砂村さんがおっしゃったように最前列の3人はいつものレギュラーではありません。
若い3人を起用してきたサントリー。
アドバンテージサントリーにみている。
帝京に反則がありました。
サントリー、じわじわ前進。
帝京、自陣からフルバックの尾崎が勝負をかけていく!ウイングの吉田杏。
フォワードから転向した大きな選手。
帝京も蹴りませんね。
≫蹴らないですね。
チャンスがあれば裏に蹴ってきますから非常にレベルの高い試合だと思います。
≫前半、立ち上がりの5分ですがここは両者、ほぼ互角とみていいでしょうか。
≫今のところボールの保持率とかもそうですね。
サントリーがボールをこぼしてアドバンテージを帝京に見ている麻生レフェリー。
ゲームが切れません。
相手陣に入ってきた帝京。
いい動きだ。
非常に砂村さん長い攻防になってきました。
≫そうですね。
試合が切れないですね。
≫スローフォワードですね。
≫ボールを前にパスしてしまいました。
ボールを前方に投げますと…。
これは、軽い反則。
ミスという扱いになりますでしょうか。
≫はい。
ミスというほうがいいと思います。
≫相手ボールのスクラムでの再開になります。
しかし、帝京も全く臆せず攻めますね。
≫全く互角の勝負ですね。
ボールもお互いよくつないでいますし非常にスリリングなゲームを展開してますね。
≫岩出監督、亀井キャプテンに聞きますと監督から厳しい試合になるだろうがその厳しさを楽しもうという言葉を選手たちはかけられたそうです。
サントリーボールのスクラム。
ただ、サントリー陣に深く入ったところ。
帝京は、やや気がかりなことがあるとすればこのスクラムでしょうか。
≫先ほどもサントリーのほうが押していましたので。
ただ、サントリーボールなので帝京、押しにかかります。
≫ここで笛。
スクラムアゲインです。
≫冨坂さん、スクラムについて帝京の堀越に話を聞きました。
フッカーの堀越ですがサントリーのスクラム対策は練ってきました。
そのうえで今日の試合まず、スクラムで8人崩れないこと。
低く、いいヒットをしたい。
そのために、いいセットアップをすることが大切。
このセットアップという言葉何回も強調していました。
≫やはり砂村さん先に低くセットしていますね。
≫待ち構えている感じです。
≫サントリーの第1列も非常に若い3人。
そのうちの1人は帝京OBの森川がいます。
プッシュをかけるサントリー。
ここで流のキック。
陣地を前に戻します。
2年前の相手の帝京大学のキャプテンでした流。
そして、そのとき帝京大学は大学6連覇。
さらに、あの日本選手権ではトップリーグのNECを破ったそのときのキャプテンでもありました。
帝京は早くも選手交代ですね。
17番の渋谷が出てきました。
≫西に代わって入りました。
≫1番の左プロップ西に代わって、17番の渋谷をここで投入してきました。
≫早めの選手交代ですね。
≫帝京は前半、風下だからでしょうかキックを使いません。
≫ただ風は今のところそんなに強くないですが多分、帝京とすると真っ向勝負でいくと思いますね。
ですからとことんつなごうという姿勢が見えていますね。
≫サントリー、ターンオーバー。
ボールを奪い返しました。
速いテンポ、サントリー。
この速い攻撃が今年の持ち味。
そして、スペースをどんどんついていきます。
左右にそれぞれサントリーの選手が散っています。
スタンドオフの小野自分でいった。
飛び込んだ、トライ。
前半11分、サントリー小野の先制トライ。
5点を取りました。
相手ボールを奪う、いわゆるターンオーバーを起点としたサントリーの連続攻撃でした。
≫個人技、すばらしいです。
≫最後は日本代表キャップ34を持っている経験豊富な小野が自分でステップを切っていきました。
そこまでの攻撃を見ますと今年のサントリーらしい速いテンポでどんどんボールを出していくその攻撃のリズムが見られましたかね。
≫そうですね。
今年のサントリーの目標2秒でボールを出せということがいわれているんですがそういったテンポが出てきていますから。
こういうテンポでやられると帝京、ディフェンスは追いつけなくなりますね。
≫そして、トライを決めた小野がトライ後のみずからコンバージョンゴールを狙います。
小野は、今シーズンのトップリーグの得点王でもあります。
追い風で、低い軌道。
決まりました。
2点を加えて7対0としますサントリー。
この帝京ボール。
これを奪い取って。
取ったのは、帝京OBのツイ・ヘンドリックでしたね。
≫この竹本君の縦の攻撃からボールを出してきますね。
≫まず、前半11分にサントリーが先制のトライとゴールを決めています。
いった!トライ!帝京も返した!すぐに返しました。
≫蹴られたボールに対して攻める帝京の姿勢ですね。
それと、フルバックの尾崎君の前を見る力。
最後は、ウイングに起用した吉田君のサイズがサントリーをふっ飛ばしましたね。
≫最後は尾崎の大きなビッグゲインからフォローに走っていた14番元フォワード、今シーズン対抗戦の途中にウイングにコンバートされた吉田のトライ。
≫今、最後にタックルにいったのは、日本代表の松島君ですからそれを飛ばしたというのはこれは大きな自信でもあるしすごい力です。
≫1m87cmで108kgという巨漢のウイングです。
そして、トライ着地した地点の延長線上でキックを蹴りますから難なくこれを決めて2点を加えました。
帝京、すぐに追いついた。
砂村さん前半、風上のサントリーが突き放していきたい展開でしょうがすぐに帝京が追いつきました。
≫ですからサントリーがカウンターアタックで抜かれているんですさっきから。
そうなると、蹴れなくなるのでどうやって攻めていくかですね。
風上の利を生かせるかですね。
サントリーが。
≫ともに1トライ1ゴール。
大学チャンピオンの帝京がトップリーグチャンピオンのサントリーに対して互角の戦いを挑んでいます。
帝京、またチャンスになる。
吉田、ハーフウェーを抜けた。
ボールがつながれば帝京、チャンス。
また帝京相手陣に攻め込んできている。
これもよく取った。
帝京OBの森川。
今シーズン初先発の森川非常に気迫あふれるプレー。
サントリー、センターの中村亮土。
この人も帝京の元キャプテン。
ここで帝京に反則がありました。
こうしてコメントしていますと帝京OBが今日、4人先発していますがサントリーはやはり多いという感じがします。
OBとしては、砂村さんやっぱり、後輩には負けられないでしょうね。
≫負けられないですね。
意地でも勝ちますよね。
≫何がなんでもという思いはほかのメンバーよりももっと強いかもしれません。
≫今、森川君ノックオンしそうになりましたがしがみついて最後までノックオンしなかったプレーが表れていますよね。
≫こうした先輩たちがつないで、つないで帝京は今年、大学選手権8連覇を成し遂げました。
しかし、迎えた日本選手権の舞台はここまで7対7。
ほぼ互角の戦い。
風上のサントリーが陣地を取っていきます。
相手のペナルティーからの今は、キックでしたのでこのあとのラインアウトはサントリーボールになります。
今年からサントリーを率いる沢木敬介監督。
自身、サントリーのスタンドオフ日本代表でも活躍しました。
そして20歳以下の日本代表のヘッドコーチ。
さらに2015年のあのワールドカップ、日本代表のコーチングディレクターも務めて今年、チームに戻ってきました。
抜けた!7番、小澤のトライ。
今シーズン初先発の小澤。
≫流君がパスをワンテンポためて放っているんです。
そのたび帝京のディフェンス止まってしまいますので最後のプレーもワンテンポ、自分で持っていった。
完全に帝京のディフェンス止まっていますね。
こういったプレーで帝京の速いディフェンスを止めていますよね。
持っているので裏に出てしまう。
≫型にはまった攻撃ではなくその状況、状況でどこにスペースがあるか。
これを各自、判断して臨機応変に柔軟に攻めていくというのが沢木監督が目指した今年のスタイルです。
そのスタイルがちょっと見えたわけですね。
≫そうですね。
≫もう一度見てみましょう。
≫流君がワンテンポもってラインの中に入っていくと。
≫こうして相手のスペースを作りました。
そして、今シーズン公式戦初先発の小澤のトライが決まってサントリーがゴールも決まりまして14対7と突き放します。
この次ですね、砂村さん。
≫はい。
あと前半20分ですからここでしっかりと帝京は追いつきたいですね。
≫この次、どちらが取るか。
小野、ここもまたスペースをついていく。
早く出す。
これがサントリーのリズム。
ボールを落としました。
ここでノックオン。
帝京ボールのスクラムに変わります。
サントリーの攻撃のリズムはどうでしょうか。
≫いいですね。
テンポが非常にいいので。
帝京にボールを渡さないラグビーをやっていますよね。
松島君じゃなくて後ろの小澤君のノックオンですね。
≫先ほど、ご紹介した沢木監督がチームの監督に就任して沢木監督は、サントリーはかつて日本選手権、3連覇していた4年前、時代がありましたがそのときのやり方スタイルというものを勝てなくなってからも続けていた。
そこで、それを一度全部リセットして世界基準に合わせたチームの戦い方を今年は構築してきたと沢木監督は話しています。
それが、功を奏して今年のトップリーグは15戦全勝で4シーズンぶりの優勝という果実を手にしました。
レフェリーにつけたカメラから見たこのスクラムの映像です。
≫帝京とすると、あまりスクラムに時間をかけたくないですね。
できるだけ早く出したいと思います。
≫非常に低い角度で帝京が組んでいきました。
ボールはサントリーへ。
ターンオーバー。
今度は帝京、ターンオーバー。
ここは相手のボールを奪い返すターンオーバーの応酬。
ロックの姫野ですがここは、反則です。
1回、完全に倒れてしまったという…。
≫1回ボールを離せばいいんですがボールを離さなかったということでペナルティーになりましたね。
≫離さずに、そのまま次のプレーに移ったということでペナルティー。
ノットリリースザボール。
≫スクラムを選択しましたねサントリーは。
狙うか、タッチかどちらかと思ったんですがここで、あえて勝てるというスクラムで勝負してきますね。
≫先ほど、砂村さんからもご紹介いただきましたサントリーは今日は森川、中村駿太須藤という1年目、2年目という非常に若い第1列のメンバーです。
本来は石原、経験豊富な青木、さらに畠山という選手が1、2、3番で出るケースが多いんですが今日は若い3人。
それでも、大学生に大きなプレッシャーを与えます。
≫今のはナンバーエイトのマクカランが、小野選手がラックにしようとするところをずっと持ち上げているんですね。
モールアンプレアブルで帝京ボールになりました。
このシーンですね。
8番の選手を見てほしいんですが倒れないようにずっとボールを抱えています。
倒さないようにしているのが分かると思うんですがそこで4番、6番も倒さないようにみんなで小野選手を持った。
≫モールという状態にしてボールが出ませんと押し込んでいた相手側のボールに変わります。
非常にうまかったんですね。
≫もうボールが上に浮いているのでそこでモールを作ってますね。
小野選手は倒れたいんですよね。
ところが、倒させないというシーンです。
≫こういうところでナンバーエイトのマクカランも含めて帝京のフォワード陣の強さとうまさ。
≫今のプレーで帝京ボールになるというのは非常に大きいですね。
≫サントリーの帝京OBの中村亮土選手に聞くと帝京の強さというのはどういうところにありますかと聞きましたら帝京OBの中村キャプテンはフォワードの強さそしてディフェンスの堅さ。
これは帝京のやはり、伝統として残っていますねという言い方をしていました。
倒れていたのは姫野選手ですね。
≫足首をひねったようですね。
スパイクごとテーピングしているので。
そんなにはひどくないと思いますね。
≫帝京にとっては押し込まれているスクラム。
マイボールとはいえ、自陣。
あと10mぐらいのところ。
ここはサントリーも勝負をかけてくるでしょう。
≫ですから、できるだけスクラムに時間をかけず早く出したいと思います。
ただ、ディフェンスの流君がどういうディフェンスのコースを走るか。
彼の動きに注目したいですね。
≫黄色のジャージ背番号9の流キャプテン。
今度はサントリーへ。
速いテンポで相手陣に攻勢をかけるサントリー。
これもサントリーのリズム。
帝京が絡む。
しかし、帝京に反則があった。
ゴールほぼ正面というところです。
≫今、マクカラン選手自分がタックルしたのでボールを取ってもいいじゃないかということをレフェリーに言っているんですが認められませんでした。
≫この位置で流キャプテンどう判断するでしょう。
ペナルティーゴールを…。
≫スクラムじゃないですかね。
≫ペナルティーゴールが決まれば3点追加ということですがここはしかし、まだ前半。
≫多分、サントリーが狙うとすると後半まで競ったときしか狙わないと思います。
もう力を見せ付けるために徹底してトライにこだわると思います。
≫特にセットプレーを支配していくということが絶対条件だとサントリーの流キャプテンのインタビューをご紹介しましたが。
ここは、チャンス。
サントリーボール。
ゴールラインまでおよそ10mというところ。
サントリーボール。
サントリーが連続してボールを支配。
サイドをついていって、トライ!また7番の小澤が決めました。
今日、2トライ目!≫やはり、この場面でもハーフの流君がワンテンポ、ボールを持ちますね。
そうするとディフェンスが前に出られないので。
非常に相手からするといやなタイプのハーフですよね。
≫ナンバーエイトの竹本の突破も起点になりました。
そして最後は、今日2トライ目。
今シーズンの公式戦初先発フランカーの小澤。
≫ペナルティーを狙わずにスクラムを選択して押し切れなかったんですがうまく横に回って決めましたね。
≫そして、小野のコンバージョンも決まって2点を加えました。
これで21対7。
次の得点をサントリーが奪ったことでこれでゲームの流れがどうなっていくかですね。
≫帝京とすると、これ以上差をつけられたくないですね。
後半の風上に持っていきたいというのがあると思いますがまだ10分以上、ありますので。
もう少し、点が入ってくると思いますね。
≫そして、帝京は2人目の選手の投入。
ロガヴァトゥが入ってきました。
ジョセファ・ロガヴァトゥです。
≫姫野に代わって入ります。
≫先ほど、足をけがしましたのでそれが思わしくないという判断ですね。
≫ロックの姫野に代わってロガヴァトゥ、投入。
外国人選手は同時に2人までピッチに立つことができます。
帝京もボールをとりますと非常に速いテンポで攻撃を展開していきます。
これはサントリーボールです。
今日の第1試合では日本選手権連覇を狙うパナソニックが36対24でトップリーグ2位のヤマハ発動機を破って決勝進出をすでに決めています。
迎えた第2試合です。
4年ぶりにトップリーグを制したサントリーと大学8連覇、帝京という対戦です。
ここまでサントリーが3トライ3ゴール。
帝京は1トライ1ゴールです。
ウイングの江見を走らせましたがボールはタッチの外です。
前半は残り9分。
ボール支配率は互角ですね。
≫先ほどまでは帝京が60%だったんですけれども今、五分になりましたね。
≫得点はサントリーがリードですが帝京も支配率という意味では大健闘です。
≫あとは、エリアですね。
エリアで考えるとサントリーが帝京の陣地にずっといるというのは事実ですね。
≫ですから、体の強さやブレークダウンタックル後のボールの争奪の局面のうまさ、強さは帝京というのは、本当にたけています。
大学レベルではないと考えてもいいでしょうね。
≫社会人1位のチームと互角にやっていると考えていいと思います。
≫松田のキック。
ボールを持つと両チームがあまりキックで切りませんからね。
≫ゲームが長いですよね。
≫プレーの続く時間が非常に長い展開です。
じわじわと帝京がボールをキープし続けながら前進。
少しずつ、帝京が前進。
ここで、ようやく笛です。
≫サントリーの小野君が意図的にノックオンしたという反則です。
インテンショナルノックオンだと思います。
≫意図的なノックオンということでこれは重い反則が与えられます。
≫ここは狙ってもいいかなと思うんですけれども。
≫今、麻生レフェリーから松田選手に注意が与えられました。
しかし帝京もゴールを狙いません。
≫強気ですね。
≫ゴールを狙いません。
タッチキックでエリアを取ってきました。
これはトライを狙いにいく帝京。
トップリーグのチャンピオンに対して堂々の勝負を挑んでいます。
≫先ほども押し込むことができましたのでしっかりといいモールを組めれば押し切れると思いますね。
≫トップリーグでも上位のサントリーのフォワードに対して帝京フォワード戦を挑んでいます。
帝京、ボールをキープ。
もう1回、サイドをつく。
帝京は一番反対側のライン際ウイングの吉田が待っていますが…。
フェーズ7です。
帝京、7回連続して攻撃です。
≫花園はインゴールが広いので後ろに蹴ることもできるんですね。
松田君から。
ただフォワード勝負です。
≫トライ!≫真っ向勝負で力で取りましたね。
サントリーから。
≫大学王者・帝京トップリーグチャンピオンサントリーから力勝負のトライ。
これは、すごいですね。
≫フォワードで勝ちましたからね。
すごいですね。
≫フォワード戦を挑んでいって見事にトライを取りきりました。
≫サントリーも非常にディフェンスのいいチームでなかなかゴールを割らせないことに定評があるんですがこの準決勝で帝京が取りきるというのはすばらしいですね。
≫トライを取ったのはフッカー、3年生の堀越です。
そして、松田のキック。
角度は大したことはありませんね。
これは松田にとっては全く問題のない角度です。
コンバージョンゴール決まって2点を加えました。
これで21対14。
また1トライ1ゴール差。
前半、風下の帝京が風上のサントリーに対してこの点差です。
≫このキックオフをサントリーがどこに蹴るかですね。
≫前半残り2分を切っています。
帝京のリズムが出てきています。
ここも強い。
ボールはサントリー。
ターンオーバー。
しかもアドバンテージをもらっています。
≫これはサントリーは早く攻めたいですね。
≫もう前半残り時間がありません。
1トライ1ゴール差では終わりたくないサントリー。
パスが渡らなかった。
今度は帝京。
尾崎、破った!トライ!前半終了間際、帝京!≫このトライは大きいですね。
同点になりますからね。
≫追撃の大きなトライ!≫今、尾崎君がなかなかパスをしなかったのはサントリーの一番速い中づる君が彼のところに来ているので中づる君を殺したいんですね。
ディフェンスを。
あえて、走っていってここで、中づる君に向かっていくというのが非常にうまい。
周りを見ながら彼をどうしても止めたいと。
そうすれば最後、竹山君が逃げ切れると思っている。
≫その中づるをひきつけて崩しておいてから竹山に渡しました。
そして、ホーンが鳴りました。
前半40分が終わりました。
これがラストプレー。
ゴール正面ですからこれは問題ありません。
決まりました。
第54回ラグビー日本選手権準決勝、第2試合。
大学王者・帝京がトップリーグチャンピオンのサントリーに対し前半終わって21対21とイーブンの戦いです。
お伝えします。
政府は、南スーダンでの国連のPKO・平和維持活動に当たっている自衛隊の部隊の医療体制の充実に向けて、医師で災害医療分野を担当する佐々木内閣官房参与を派遣することを決めました。
南スーダンでの国連のPKO・平和維持活動に当たっている自衛隊の部隊は、先月から、安全保障関連法に基づいて、国連の関係者などが襲われた場合に救援に向かう、駆け付け警護などの任務を実施できるようになりました。
こうした中、政府は有事の際の自衛隊員の救命率向上に向けた防衛省の検討会の座長などを務め、医師で災害医療分野を担当する佐々木内閣官房参与を、部隊の医療体制の充実に向けて、あすから5日間の日程で現地に派遣することを決めました。
佐々木氏には、防衛省の関係者も同行し、ジブチなどを経由して、南スーダンの首都ジュバに入り、自衛隊や外国の軍の部隊の医療環境を視察するとともに、現地で活動する自衛隊の医官らに、隊員が銃で撃たれた場合の処置について講義を行うことにしています。
佐々木氏は帰国後、報告書を取りまとめ、防衛省などに提出することにしています。
中国の湖北省で、昨夜、ホテルの裏山が崩れて、建物に土砂が押し寄せ、中国メディアは、1人が死亡したほか、倒壊した建物の中に、客や従業員などおよそ10人が取り残されていると伝えています。
中国・湖北省の襄陽で昨夜、ホテルの裏山が崩れて、建物に大量の土砂が押し寄せました。
ホテルは3階建てで、1階にレストラン、2階と3階に客室があるということですが、現地からの映像では、建物の一部が土砂に飲み込まれて倒壊していることが分かります。
中国メディアによりますと、地元の消防がきょう午前までに5人を助け出しましたが、このうち1人の死亡が確認されました。
生字幕放送でお伝えしています≫第54回ラグビー日本選手権の準決勝。
東大阪市の花園ラグビー場です。
第2試合、トップリーグ優勝のサントリーと大学優勝、帝京の試合は前半を終わって21対21の同点です。
では前半のハイライトです。
まず、前半2分過ぎ帝京、ラインアウトからのモールを押します。
帝京が立ち上がり大きなチャンスを作りました。
そしてスタンドオフの松田の突破。
ただ、そこからのパスが乱れまして帝京、大きなチャンスを得点につなげられません。
そのあと、前半10分過ぎサントリー。
≫ターンオーバーからのトライですね。
≫フランカーの帝京OBのヘンドリックのターンオーバーからチャンスを作って一気に相手陣に入ってきました。
そして、最後はスタンドオフの日本代表、小野がみずから仕掛けていきました。
先制トライ、サントリー。
ゴールも決まって7対0とします。
そして前半14分。
帝京がすかさず同点に追いつきます。
≫カウンターアタックがすごかったですね。
≫相手キックのボールをとってそして、フルバックの尾崎。
さらに大外にいたのが大型のウイング、吉田。
サントリーの選手を弾き飛ばしてトライを決めました。
ゴールも決まって、帝京が7対7すぐに追いつきます。
サントリー、1トライを取って14対7とリードした局面です。
前半27分。
最後はフランカーの小澤が今日、2つ目のトライ。
これで21対7と突き放してここでサントリーがペースをつかんだかに見えましたが前半36分、帝京力での真っ向勝負。
トライを奪います。
これで21対14。
1トライ1ゴール差。
さらに前半終了間際。
フルバックの尾崎のビッグゲインからでした。
そして最後はウイングの竹山へとボールが渡ってなんと、なんと帝京、前半終了間際に同点に追いつくトライを奪います。
ということで、前半終わって21対21。
同点という折り返しになりました。
放送席、解説23歳以下元日本代表監督現役時代は明治大学社会人リコーでスタンドオフとして活躍されました砂村光信さんです。
まさかといっては帝京大学に失礼かもしれませんがトップリーグチャンピオンが相手です。
≫まさか同点で前半終わるとは思わなかったですね。
サントリーが一時突き放すかと見えたんですが終了間際に2トライをたたみかけた帝京の強さ。
≫しかもきちんとサントリーのディフェンスを破った。
しっかりした練習が得点シーンになっています。
≫それでは、帝京の前半のプレーの中から今日はチョークボードという装置を放送席にご用意しておりますので砂村さん実際に線を描いて帝京のうまさ、強さを分析していただきたいと思います。
≫サントリーの攻めです。
このあとターンオーバーしたボールを左に展開していきます。
≫前半39分のプレーですね。
これは最後のところですね。
≫松田君が持っていって、松田君からフルバックの尾崎君に渡します。
尾崎君が、この間を抜けてまっすぐ走ります。
そうすると、14番の選手。
サントリーの一番速い選手が14番の選手で。
それで、味方がここに2人います。
できれば早くパスしたいんですけど早くパスをすると一番速い選手につかまってしまうという判断があるので尾崎君は、味方を探しながらできれば14番のディフェンスを殺したいと。
抜いたあと当然、中づる君が速いので追いかけてきますよね。
ここで時間を使います。
≫見ていますね、外を。
≫時間を使ってわざとスピード、ゆっくりして内側に入れておいてタックルをさせていますよね。
そのときに、後ろからきている竹山君にボールをパスします。
こっちからは相手がきていますからこれを見ながらラストパスですね。
それでトライというシーンです。
≫という、帝京の前半終了間際のトライ。
よく相手が見えているということもありましょうね。
≫やはり判断力がすばらしい。
普通の学生であればまず放ってしまうんですがしっかりと一番相手の速い選手を見つけてタックルさせておいてからパスをするという基本のプレーですね。
≫第2試合は21対21という同点でこれから後半を迎えます。
第1試合ではすでにお伝えしたようにパナソニックとヤマハ発動機の対戦が行われました。
ハイライトでご覧いただきます。
先制したのは去年の日本選手権の優勝連覇を狙うパナソニックでした。
白のジャージ。
7対0とリードした状況からの前半11分。
これが2つ目のトライ。
最後はスタンドオフの山沢の突破からラストパスがうまかったですね。
≫山沢君、学生なんですけどトップリーガーとしてぎりぎりの線でパスしてます。
うまさがあります。
≫12対0として、その後19対7という状況の中で前半の34分。
相手ボールをパナソニックが奪い返します。
そこを起点にしたパナソニックの攻撃。
あっという間に相手陣を突破していきます。
最後は、センターのバックマンから左ウイング、日本代表、快足の福岡のトライでパナソニックが突き放します。
ヤマハの時間になりかけてましたがあのトライが大きかったですね。
≫風上のパナソニックがうまくエリアを生かしながら点を重ねました。
≫そして、後半パナソニックが大きくリードした状況で後半37分。
ヤマハは14番の伊東のトライで36対24と追い上げますが最後はミスがあってここでノーサイド。
日本選手権連覇を狙うパナソニックが36対24でトップリーグ2位のヤマハ発動機を破って決勝進出を決めています。
さあ、そのパナソニックと今年の日本選手権優勝を争うのはサントリーか、帝京大か。
まもなく後半です。
帝京大学、前半2人の選手が代わりましたがこの後半に向けてはそれ以上の交代はありません。
サントリーもありません。
では、両チーム監督のインタビューです。
≫放送席。
それでは、帝京大学岩出監督です。
前半、風下で同点。
手応えを含めどう感じましたか。
≫学生が、よく頑張って想定どおりで楽しんでいると思います。
≫ゴールを狙わずにフォワード勝負でトライを取りきりました。
どう感じましたか。
≫がんがんいきますということだったのでいい勢いに乗ってきているんじゃないですか。
≫相手はスクラムにこだわっていますがセットプレーについてどう感じますか。
≫全然大丈夫ですよ。
これから、うちもいいところが出てきますから楽しみに見ていてください。
≫改めて後半、風上ですが選手たちにはどんなことを一番伝えましたか?≫いいタイムも苦しいときも楽しんでいこうということとサントリーさん強みは、22mに入られると継続性があるのでどの辺でポジションをするかということと攻めるところとバランスよく、冷静に楽しみながらやってこいよと話をしました。
≫どうもありがとうございました。
放送席、それではサントリー、沢木監督です。
前半、風上で同点ということになりましたがまず前半、どう振り返りますか。
≫帝京大学さんがすばらしいと思います。
うちは、本当にプライドが全然見えていないので。
しっかり、まずスキルうんぬんの前にしっかりと自分たちの態度ですね。
試合に臨む態度をしっかり改善していきたいと思います。
≫3トライ奪われる形ですがディフェンスについてはまず、どんなふうに感じますか?≫見てのとおりです。
情けないディフェンスをしているので。
これを40分続けるのかちゃんと自分たちがしっかりプライドを持って切り替えてやるのか選手たちの判断です。
≫ありがとうございました。
≫後半がまもなく始まります。
今度は風上に陣を取った帝京。
風下のサントリーのキックオフで後半の40分が始まりました。
サントリーの早い圧力。
これは、帝京つないでいこうとしましたがサントリーの圧力の前に相手ボールのラインアウトに変わります。
砂村さん、両監督のハーフタイムのときの表情が対照的でした。
≫楽しんでいる帝京とやや悲観的なサントリーという感じがしましたね。
社会人ナンバーワンのチームなのでこういう点差になってはいけないということなんだと思いますけども。
≫帝京大学を率いて21シーズン目の岩出監督。
手応えありという表情。
今度はサントリーがフォワード勝負。
トップリーグの意地でしょう。
一気にいった。
トライ!後半始まって1分20秒。
サントリーが勝ち越しのトライ。
≫今モールをうまく帝京、壊したんですがサントリーがしっかりと立っていたので崩れなかったですね。
これがサントリーのモールでのトライの勝因だと思います。
≫前半は力勝負をサントリーは挑まれて、トライを許しました。
ここは、ラインアウトからのモールはチームとしてというよりトップリーグの意地でしょう。
≫力でねじ伏せたいと思っていますから。
≫そして、スタンドオフの小野晃征のキック。
≫このキックの一つ一つが入る入らないが明暗、分かれてきそうなゲーム展開ですね。
≫4年前の日本選手権で優勝しているメンバーの1人。
この小野です。
難しい角度を決めました。
2点を加えました。
これで28対21とサントリーが突き放します。
≫風上でのキックオフを帝京はどこに落としていくかですね。
≫4年ぶり7回目の日本一を目指すサントリー。
1トライ、1ゴールリードです。
深くいきましたね。
≫できれば帝京はサントリー陣でやりたいと思っているので風をうまく利用して相手陣に入りたいです。
≫ここが前半とは大きく条件の違うところです。
帝京がターンオーバー。
これはうまい。
ここは時間がかかってサントリーの陣形も整いましたので1回、フォワードで前をつきます。
ここでサントリーに反則。
ノットロールアウェイ。
タックルして倒れた選手がすぐにその場を退きませんでした。
≫狙いますね。
今、ボールを持った松田君自身が狙うって言っていましたので。
≫後半は、しかも風上ですからね。
後ろから追い風をもらっています。
≫ですから、確実に点を取れるのであれば点を刻んだほうがいいですね。
この辺が、帝京は学生ですが大人のチームでよく考えているなという。
普通であれば真っ向勝負でいきたいところですがやはり社会人はそう簡単に点を取らせてくれないのでこういった点を取れるチャンスのときにはきちんと入れていくというのはいいと思います。
≫トップリーグのチーム相手に。
しかも、先輩たちがたくさんいるサントリーを相手に戦うことを非常に楽しみにしていた松田です。
自分の成長を見せたいという言葉もありました。
決まれば、3点を返します。
1トライで逆転する点差に迫ります。
きれいに上がりました。
決まりました。
3点を返しました、帝京!これで28対24、4点差。
1トライで5点が取れますからトライを1つ取れば、逆転できる。
また射程内に帝京が入ってきました。
次のサントリーのキックオフが砂村さん今度はどうくるかですね。
≫深めには蹴れないと思うので取りにいくと思いましたが深めにいきましたね。
まぶしいんですね帝京側からすると。
≫タッチを切りました。
ハーフウェーをさらに越えましたね。
これは好タッチキック。
≫アシスタントジャッジの旗もありますがやっぱり、ピッチレベルには結構、風が吹いていますね。
≫帝京が追い風をもらっています。
サントリー陣内でのサントリーボールのラインアウト。
今日はサントリーはマイボール3回中3回とっています。
そして、今のもとりました。
しかし帝京のディフェンスの圧力も非常に強いですね。
≫サントリーの速さと強さに慣れてきましたね。
帝京の選手が。
≫順応してきたんでしょうか。
ボールは後ろ。
ノックオンではありません。
なんとかサントリーがボールをキープ。
サントリーが連続してボール支配。
じわりとサントリーが前進。
走りこんできた、小澤!トライか…。
麻生レフェリーは一瞬手を上げかけましたがここはテレビジョンマッチオフィシャル。
映像による確認を行います。
≫グラウンディングする前にボールを落としたかどうかという最終的な確認だと思います。
≫時計は一度、止まります。
リプレー映像による今のトライの確認です。
今日、2トライ大活躍の小澤が飛び込んでいったんですがこれが…。
≫手前ですね。
≫そのまま、勢いでインゴールになだれ込みましたがそのあと、グラウンディングボールをしっかり地面につけることができたかどうか。
≫今の映像を見る限りでは手前でグラウンディングして体は入っていますがつけたかどうかは見えないです。
≫今、映像によるトライの確認を行っているところです。
絡んでいるようにも見えますが…。
≫体は入っていますが映像上ボールをつけているという確認ができないですね。
≫場内のモニター画面にもリプレー映像が流されています。
トライはありません。
そして、5mスクラム。
サントリーボールの5mスクラムへ変わります。
トライは取れませんでしたがしかし…。
≫5mスクラムで、今度は…。
≫サントリーとしてはスクラムは優位に進めています。
ここはプッシュをかけていきたいところです。
後半9分。
サントリー、相手ゴールまで5mのスクラム。
≫スクラムが止まらないですね。
お互いがものすごい強気になっているので止まらないということですね。
≫帝京の岩出監督はあのインタビューでスクラム、大丈夫です後半はもっといけますという言葉を口にしていました。
押す!動いている!ここで帝京に反則。
スクラムを崩したという反則です。
ここで流キャプテンはもう一度、スクラムでしょうか。
≫そうですね。
≫徹底して、ここは相手の弱点をついていこうと。
≫これを繰り返すと認定トライということもありますので。
やはりスクラムで相手を力でねじ伏せたほうがサントリーとすると帝京にダメージを与えますから。
≫岩出監督は厳しい局面厳しさを楽しんでこいと選手たちに声をかけたそうです。
ここは、まさにそういう場面ですね。
≫どうやって、帝京は打開するか。
スクラムをうまくコントロールできればいいですが。
≫もう一度サントリーがプッシュ。
また帝京に反則。
麻生レフェリーがゴール中央までいった。
ここで認定トライを宣告。
ペナルティーがなければサントリーがトライを奪っていたという麻生レフェリーの判定です。
サントリーペナルティートライを取りました。
≫やはり、帝京とすると相手陣にいったほうがいいですね。
風上ですから。
あまり自陣でパスをしないで大きく蹴ったほうがいいと思います。
≫1つ、帝京としては大学選手権のときからの課題に挙げられていたスクラムですね。
ここでサントリーの圧力に屈しました。
2点を加えました。
≫ただ東海大学との試合のときに後半までスクラムを組まないというシーンが作れましたので。
今は風上なのでうまくやれば自陣のスクラムはあまりないかもしれません。
≫コンバージョンキックも決まって2点を加えました。
今のペナルティートライのあった一連のプレーです。
そして、サントリーは3番の須藤に代わって日本代表、経験豊富な畠山をここで投入してきました。
サントリーは今日はリザーブのほうに経験豊富な選手が砂村さん、多いのでどう使ってくるか。
≫ジョージ・スミスがいつ出てくるかというのも楽しみですよね。
≫世界的な実績を持っているジョージ・スミスというフランカーの選手が今日はリザーブです。
ここは、サントリーの前に出る出足が出てきました。
ボールが外に出ました。
帝京陣深く入り込んできたサントリー。
≫サントリーの選手がボールをもらう角度を変えて内側に入ってきているのでディフェンスラインを切ってきますよね。
そういったシーンが増えています。
≫ですから、1回で止まらなくなっているんですか。
≫そうです。
帝京、どうしてもサントリーの外側に肩を向けて走っていくのでその内側の肩をめがけて走っていますね。
≫帝京は左のプロップの位置に入っていた17番の渋谷に代わって今度は16番の岡本を起用しました。
≫元気な選手を使ってという考えですね。
≫ただ、帝京はまだ11点差。
前半は14点差を追いついて見せました。
しかし、帝京にミスがありましたノックオン。
≫ここでノックオンだとまたスクラムになってしまうのでやはり、相手陣に帝京は入ったほうがいいですね。
≫風上を生かしたい帝京。
ただ、ここでまたゴールラインまでおよそ10mというところでサントリーボールのスクラム。
先ほどは認定トライがありました。
≫1人、また重君が入ります。
≫帝京は23番の重がグラウンドに出てきました。
≫センターの金村に代わって入ります。
≫12番の金村に代わってセンターの重、投入。
この重も、おととしトップリーグのNECを破ったときのメンバーでありました。
≫そしてサントリーはアーウォンに代わって村田が入りました。
≫サントリーは22番の村田。
こちらは、4年前の日本選手権優勝を知っているメンバーです。
両チームともにこの日本選手権の舞台での経験を持っている選手たちを後半、投入してきました。
また動いた。
帝京に反則。
サントリーはアドバンテージをもらっています。
穴があった。
飛び込んだ、いや…。
ここも確認します。
麻生レフェリー。
≫サントリーの選手が帝京の選手にオブストラクションをしていないかという確認じゃないでしょうか。
≫ボールを持っていない前方の選手の邪魔をしたかどうかの確認を行いましたがトライを宣告。
サントリー、スクラムを起点に最後はトップリーグの今シーズンのMVP中づるが飛び込んでいきました。
これで40対24。
今日最大の点差16点差に開きました。
そしてコンバージョンが決まって2点を加えて42対24です。
こうなりますと砂村さん、サントリーとしては勢いが出てくるでしょうか。
≫沢木監督が言っていたプライドとかが全部出てくると思います。
≫沢木監督は、練習中も非常に厳しい態度で選手たちに臨んでいますからハーフタイムでももしかしたら、かなり選手たちのやる気を引き起こす言葉をかけたかもしれません。
≫ロッカールームは大変だったかなと思いますね。
≫奮起を促すといったほうがいいでしょうか。
≫目覚めさせる感じですね。
≫そして、サントリーはキャプテンの流を下げましてこちらも経験豊富な日和佐をスクラムハーフで投入してきました。
サントリー、前に落としました。
ノックオンです。
帝京ボールのスクラム。
≫やっと帝京ボールという感じがしますね。
後半に入って、ほとんどサントリーが攻めていますから。
このチャンスを帝京どう生かすかです。
お互い、マイボールになるとなかなか相手に渡さないチームなので。
このマイボールで帝京が、サントリーを崩してトライを取れればすばらしいと思いますね。
≫今年で54回の歴史を数えるラグビーの日本選手権です。
かつて、学生が社会人を破って日本一に輝いたのは8回あります。
早稲田、4回。
同志社、日体大、明治、慶応がそれぞれ、1回ずつ。
ただ、2003年度にトップリーグが発足して日本選手権の形式もずいぶん変わってきましたが。
それ以降は学生がトップリーグ勢を破るということは非常に稀なケースになってきました。
2003年度以降、学生がトップリーグ勢に勝ったのは2度だけです。
平成17年度トヨタに勝った早稲田そして、おととし平成26年にNECを破った帝京。
≫やはり1回戦は勝てるけど2回戦で負けていたのが最近のトップリーグと学生の違いですね。
ただ、今日はもし帝京が勝てばサントリーという1位のチームに勝つことになるので準決勝とはいえ事実上の決勝戦みたいな感じですよね。
帝京からすれば。
≫去年、一度その形式に戻りましたね。
大学チャンピオンとトップリーグチャンピオンの1ゲームでの日本選手権という形。
去年1年、戻りました。
昔はそうでしたが。
≫昔は、ずっと成人の日にお互いの優勝チームが戦ったという。
ただ、あまりにも差が出てきたので見直したということですね。
≫かつては大学の優勝チームと当時は社会人ラグビーですが全国社会人の優勝チームがあの成人の日に1試合だけ戦って日本一を決めるという日本選手権が長く続きました。
砂村さんも、その時代の日本選手権を経験されていますね。
明治大学時代に。
≫はい。
やはり力の差は歴然でしたが。
≫帝京がサントリー陣に入ってきました。
細かいパスをつないでいった帝京ですがボールは外に出ました。
サントリーボールです。
今日は、フルバックの尾崎の突破が非常に目立ちます。
≫活躍していますね。
≫サントリーはここでスクラムを選択しました。
ノックオンしたボールが外に出たということですね。
≫その場合は選択できるのでラインアウトか、スクラム。
やはり、サントリーはスクラムを選択しましたね。
≫自陣の22mラインを少し出たところでのエリアになりますがここは有利なスクラム。
しかも、サントリーは3番日本代表キャップ78を持っているベテランの畠山が入っています。
ここはボールを入れられません。
42対24、18点差です。
1トライ、1ゴールで7点入ります。
2トライ、2ゴールではまだ帝京、追いつきません。
≫もう、あと20分ですね。
ですから、早めに帝京は点を取りたいですね。
≫自陣ですが圧力をかけるサントリー。
ここは、スクラムはサントリーが圧倒し始めています。
空いたスペースをついていく今年のサントリー。
サントリーの中村亮土。
母校相手というより久しぶりの先発。
ワクワクしていますという話がありました。
サントリーの速いテンポが戻ってきました。
帝京に反則。
ボールは帝京。
アドバンテージを帝京にみています麻生レフェリー。
途中から入ったセンターの村田がタッチダウン。
ドロップアウトに変わります。
このフランカーの飯野のタックル。
≫先輩の森川を一発で倒しましたね。
すばらしいタックルです。
≫4年生、飯野。
≫非常に気持ちが前面に出る選手ですね。
≫愛知の三好高校出身です。
飯野も、おととし学生が最後にトップリーグ勢を破ったあのNEC戦の途中出場のメンバーでありました。
しかしボール支配率は帝京が上回っています。
なかなか前進を許さないサントリー。
うまく走り込んできたがボールが手につきませんでした。
抜ければチャンスだった帝京。
ボールはサントリー。
アドバンテージオーバーの声が響きました。
非常に体が強くなった、中づる。
今年、トップリーグのMVP。
サントリーの全勝優勝に大きく貢献しました。
ここはノックオンですね。
≫日和佐君のノックオンです。
≫今シーズン、入社2年目でキャプテンを任された流。
その流も含めて帝京大学出身が4人いる今日のサントリーです。
≫この4名、今日は目立っていますよね。
≫本当ですね。
名前をコールする機会が非常に多い感じがあります。
≫サントリーは今見えていた森川に代わって石原が入りました。
そして、帝京はスクラムハーフが代わって小畑から末です。
≫ここから、サントリーは残り16分あまりというところで今日、リザーブに入っている経験豊富な選手たちをどんどん投入して一気に勝利に向かって突き進んでいく形となりますね。
プロップに17番の石原が入りました。
4年目の26歳。
フルバックの今日、大活躍の尾崎が足首を固定しています。
第1試合ではパナソニックがヤマハ発動機を破ってこの日本選手権、連覇に向けて決勝進出をまず決めています。
帝京、スクラムハーフは小畑から末に。
帝京ボールのスクラムです。
≫真ん中のスクラムですけれども松田君がここにいますね。
ですから、左右どちらにもいけるというスタイルです。
≫どちらにボールを展開してくるか。
真後ろにスタンドオフの松田が立っています。
サントリーが圧力をかけてボールを入れられない。
サントリーのフリーキック。
ここもサントリーの圧力が勝りました。
スクラムを選択します。
≫自分たちの強みを全面的に出していますね。
≫それと、まだ後半残り時間も十分あるとはいえスクラムをしますと時間を使えますしね。
≫スクラムは時間を使うことがありますので大体、1つのスクラムに1分くらい使いますからそういった時間も使いながらと考えてますね。
≫サントリーは23番の塚本が準備をしています。
ここもプレッシャーをかける。
スクラムは圧倒しているサントリー。
そして、帝京に反則があった。
次々とボールが渡るサントリー。
アドバンテージオーバー。
サントリーのアドバンテージはなくなりました。
帝京のディフェンスもそろっていました。
松島、抜けました。
トライ!これは大きな追加点になりましたサントリー。
≫試合を決定づけるようなトライですね。
≫47対24。
≫こういった足腰の強さを持っていますね。
非常に体幹が強くてバランスがいいと思います。
≫日本代表の出場実績も22試合重ねてきた松島。
そして、ゴールほぼ正面でのコンバージョンキック。
後半は帝京にとっては厳しい時間になりました。
≫キッカーが代わりましたね。
キッカーが小野君から中村君に代わりました。
≫サントリーは中村亮土がコンバージョンキックを蹴ります。
それからジョージ・スミスが準備していたでしょうかサントリー。
2点を加えました。
49対24とサントリーが大きく25点のリードを広げました。
さあ、帝京、ここはなんとか反撃を見せてほしいところですね。
≫そうですね。
後半、まだノートライなので。
≫前半は21対21。
同点、互角の展開でした。
後半、スクラムでの圧力を起点にサントリーが点差を広げてきています。
サントリーはジョージ・スミスを投入してきている。
抜ける!フルバックの尾崎から吉田!トライ!いや、麻生レフェリーの笛が鳴りました。
≫タッチを出ているかどうかの確認だと思います。
≫トライです。
吉田、今日2つ目のトライ。
≫たぶん麻生レフェリーからの角度だと見えなかったのでアシスタントに確認をしてアシスタントが出ていないと判断しましたね。
帝京らしい素早いトライです。
≫ここも尾崎の突破が起点になって最後は吉田。
吉田はもともとフォワードです。
全国の大学チームを見渡すと関東のリーグ戦ですとか関西のリーグに所属しているチームではバックスに大きな外国人留学生がいるチームが多いんですがそういうチームとの対戦を見据えてシーズン途中にバックスにコンバートされたという吉田のトライです。
≫以前は東芝のプロップの大野選手もウイングという時期もあったので大型のウイングがいるとハイパントも取りやすいし今のように突進しても縦にいきにくいしいい面がありますよね。
≫1m87cmで108kgという体格の吉田。
≫小さな選手ですとここで潰されてしまうことがあるので大きい選手の場合にはそのまま体重を前にかけられますから強いですね。
強いですね。
≫コンバージョンキックは不成功2点追加はなりません。
49対29サントリーのリードは20点です。
帝京に反則がありました。
≫サントリーの選手交代は中村亮土に代えて塚本。
ウィーラーに代えて小林。
そして、竹本に代わってジョージ・スミスが入っています。
≫3人が投入されました。
サントリーのリザーブでまだ残っているのは16番の北出だけです。
7人の選手をすでにサントリー、投入しています。
ジョージ・スミスはオーストラリア代表キャップは優に100を超えています。
3シーズンぶりにサントリーに戻ってきました。
≫トップリーグでは彼が戻ってきたというのは非常に大きかったですね。
相手のボールをとるジャッカルというプレーが彼の得意技ですがそれを至るところで見せてくれましたので。
≫サントリーがトップリーグの連覇を果たしたあの2011年、2012年と2年続けてトップリーグのMVPも獲得しました。
そのジョージ・スミスが3シーズンぶりに戻ってきて20番が見えています。
ゴールに迫ってくるサントリー。
ここでサントリーに反則。
ノットリリースザボール。
両者とも、いわゆる陣形が整っていないアンストラクチャーな状態からの帝京の速い攻め。
≫レフェリー笛を吹かないですね。
ゲームを続けさせようとしているので非常にゲームがおもしろいです。
≫アドバンテージサントリーにみています。
今、サントリーに有利に進んでいますのでレフェリーは笛を吹きません。
角度を変えて17番の石原が走り込みましたがボールを落としてしまいました。
ノックオンです。
≫角度を変えるというのがサントリー、後半になって多いですね。
今はミスですが成功するとゲインを切っています。
≫帝京は、背番号19番のロックの今村が入りました。
それと13番の矢富に代わって22番の元田。
ロガヴァトゥが下がっていますね。
ロガヴァトゥに代わってロックの今村でしょうか。
サントリーも16番のフッカーの北出が入ってこれでサントリーはリザーブ8人すべて投入しました。
帝京にもスピードが出てきた。
アドバンテージを帝京にみています。
アドバンテージがなくなりました。
アドバンテージオーバー。
ボール、足にかけましたがここでサントリーにノックオンがあったでしょうか。
後半、残り6分20秒。
サントリーが20点のリード。
3トライ、3ゴールですと帝京がひっくり返せる点差ですが。
どうでしょう、帝京が1トライ、1ゴールを返せば13点差になりますね。
残り時間もあまりないですがそうなりますと、またちょっとサントリーのほうもプレッシャーが出てきますかね。
≫というより帝京に勢いが増しますね。
≫相手陣での攻撃、帝京。
ノックオンだ!サントリーにミスが出ました。
後半残り5分。
帝京が相手陣深く入ってマイボールスクラム。
残り時間、5分を切っています。
≫これで、帝京が用意したプレーを出すかどうかですね。
ゴール前にスクラムでいろいろなサインプレーがあると思いますがその中で自分たちが今一番得意なプレーをどう出すかですね。
≫スペシャルプレーということになりますかね。
≫松田君がラインより後ろに下がっていますね。
そして吉田君もいます。
遠くには竹山君がいますので。
スクラムを押されないようにまずはフォワードが頑張ることです。
≫今日、2トライ。
大きな吉田がサントリーに対して非常に通用していますからスクラムに対して一番近い位置にいます。
ラグビーの陣形としてはあまりないですよね。
ウイングが一番近いところにいるそんな形を敷いています。
≫できれば8、9でハーフの末君が吉田君に放るのか松田君に放るのか空いているところに放りたいですね。
≫前に吉田、後ろに松田。
相手のディフェンスの的も絞りにくいですか。
≫絞りにくいですね。
ですからできるだけスクラムは頑張って入ること。
それで、マクカランがボールを持ち出せればいいと。
サントリー、プッシュ。
帝京が反則。
≫なかなかボールを素直に出させてくれないです。
≫ここがやはり、トップリーグのうまさでしょうか。
大きなチャンスがあったんですが帝京、反則を喫してしまいました。
サントリーはすでにリザーブの選手8人すべて投入しています。
ロックの若い小林も入っています。
≫来週の日曜、試合ですから。
それに対して休ませる選手それとウォームアップさせる選手と分けていますよね。
≫来週は日本選手権連覇を狙うパナソニックとの決勝が待っています。
サントリーの勝利はほぼ決定的。
早いボールのリサイクル。
そして、隙をどんどんついていくという個々の判断。
今年のトップリーグ15戦全勝。
負けなしで制したサントリーの強さです。
そしてスクラムの強さ。
サントリーの前に出る圧力ですがここでサントリーに反則。
ノットリリースザボール。
タックルして倒れたらボールを離さなくてはいけません。
≫今、ディフェンスの重君ですね。
非常に体が低くてよかったと思います。
≫ラグビーはボールの自由な争奪そして、プレーの継続。
これを妨げる行為はすべて反則です。
ボールを離しませんと公正なボールの争奪ができません。
ボールは帝京へ。
ボールが渡りませんでした。
ノックオン、サントリーボールのスクラムです。
残り30秒。
前半は、帝京の粘りにサントリーは苦しみました。
後半、帝京の弱点スクラムへの圧力を起点にサントリーが点差をつけました。
≫このスクラムが始まるまでにホーンが鳴ってしまうと思うんですが、サントリーがどうするかですね。
ゲームを切ってしまうのか。
それとも社会人のプライドを持ってもう1トライ取りにいくか。
≫ここで、ホーン。
このスクラムがラストプレーになります。
学生チーム、大学チームがこの日本選手権に出場するのは、今年度でいったん打ち切りということになります。
来年度と再来年度少なくとも2年間はこの日本選手権はトップリーグチームのみで日本一を争います。
その意味で、今年にかける岩出監督の意気込みも非常に強いものがあったかと思います。
前半は、見事な試合展開でした。
≫やはり後半の最初の入りでしたね。
入りの2本のトライを取られなければ帝京が相手陣にいっていればよかったと思います。
≫風上に立っていただけにですね。
≫ちょっともったいなかったですね。
≫ラストプレーです。
スクラム、サントリーボール。
サントリーがプレーを切ればその瞬間に試合が終わります。
ただ、そこでサントリー簡単に切らずにトライを狙いにいくというトップリーグの意地を見せるかもしれないというのが砂村さんの分析。
押した。
これは簡単に切りません。
もう1トライ、狙いにいくサントリー。
帝京もディフェンスの人数がそろっています。
簡単にはゲームを切らないサントリー。
これもトップリーグ王者の意地。
抜けた!意地のトライ!≫ハーフタイムに監督が言ったことが、後半になってまるで変わったチームになりましたね。
≫これが、トップリーグの厳しさだ。
それを見せ付けた後半のサントリーの戦いぶり。
最後のトライは日本代表の松島でした。
ほっとした表情のサントリー、流キャプテン。
2年前まで帝京の赤いジャージを着ていた流選手です。
そして、帝京OBのツイ・ヘンドリック。
今日は、本当にゲーム中にも砂村さんからお話がありましたが帝京のOBが4人サントリーは先発に名を連ねていてみんな、よく動きました。
≫名前を連呼されたと思いますがミスもなく、ずっといい形でボールをアタックが続きましたので。
いい見本になったと思います。
学生からすると。
≫最後のコンバージョンは失敗。
ここでノーサイド。
サントリー、54対29。
トップリーグのプライドを見せた後半の戦いでした。
今年もトップリーグ勢の前に涙をのむ帝京大学ですがしかし、前半の戦いぶりは本当に分からなかったですね。
≫すばらしかったです。
風下なのに同点に追いついたというのはすばらしかったですね。
≫大学王者とトップリーグ王者。
先輩と後輩がお互いの健闘をたたえ合います。
花園ラグビー場のスタンドから拍手が沸き起こっています。
準決勝第2試合。
帝京のすばらしい前半の戦いぶり見事でした。
≫放送席そしてスタンドの皆さん勝ちましたサントリー沢木監督です。
おめでとうございます。
≫ありがとうございます。
≫厳しい戦いになりました。
決勝進出を決めてまず、どんなふうに思われますか。
≫今日は帝京大学さんのファイトがすばらしくてすばらしいチームだと思いました。
≫前半、同点で終えて後半、開始早々にトライを取りました。
ハーフタイムではどんな言葉を選手たちにかけましたか。
≫試合に対する態度のところ。
トップリーグ代表として今日の態度は恥ずかしいです。
≫ただ、勝利につながった要因。
改めて、どんなふうに振り返りますか?≫もう1回、自分たちでしっかりゲームをコントロールするハングリーにやる。
それだけです。
≫改めて帝京のラグビーというのは対戦相手としてどんなふうに感じていますか。
≫本当にすごくフィジカルでもボールの動かし方もトップレベルだと思いますしもっともっとトップの環境の中でやれるそういう環境を作っていくのもすごく大事だと思います。
すごくいいラグビーだと思います。
≫決勝進出はパナソニックになりますが決勝に向けてお願いします。
≫今日の反省をして来週から、もう一度ハングリーにしっかりチャレンジしていきたいと思います。
≫おめでとうございました。
≫ありがとうございました。
≫サントリーは2年ぶりの決勝進出。
そしてパナソニックを相手に4年ぶりの優勝を目指します。
≫放送席、続きましてサントリー、流キャプテンです。
決勝進出です。
おめでとうございます。
≫ありがとうございます。
≫まず、試合を振り返ってキャプテンとしていかがですか。
≫前半の入りから帝京大学のすばらしいアタックにまたディフェンスに受けに回ってしまって。
サントリーとしては本当に出来のよくないスタートでした。
≫前半、同点でしたけれどもキャプテンとしては選手たちにどんな言葉をかけましたか。
≫前半、悪かったのはしっかりと認めてしっかりと、次の40分でチャレンジするチャンスがあるのでそこで変わろうという話をしました。
≫その言葉というのは後半、象徴されましたか?後半、少しスタートではよかったんですけども要所で、やはりトップリーグとしてのスタンダードでプレーできなかったので本当に勉強する試合になりました。
≫帝京は母校ではありますが体を当ててみて帝京大学のラグビー、どう感じましたか。
≫この試合、もともと本当に学生という意識はなくてトップリーグの1つのチームとして日本選手権に出てくる1つのチームとして臨んでいましたので本当にそのとおりの実力があってすばらしい力でした。
≫決勝では、どんな試合をしたいでしょうか。
≫本当にパナソニックさんも力をつけてきてお互い、意地のぶつかり合いになると思うのでもう1回喜びを味わえるよういい準備したいと思います。
≫おめでとうございます。
≫2年ぶりの決勝パナソニックとの対戦が決まったサントリーです。
解説、砂村光信さんとともにお伝えしてまいりました。
これで決勝はサントリー対パナソニックです。
連覇を狙うパナソニックか4年ぶりの優勝を狙うサントリーか。
どうでしょう。
≫非常におもしろい試合になると思います。
第54回ラグビー日本選手権準決勝をお伝えしました2017/01/21(土) 13:50〜15:50
NHK総合1・神戸
第54回ラグビー日本選手権 準決勝 第2試合「サントリー」対「帝京大」[字]

今年は花園で行われる準決勝の2試合を生中継。総合テレビでは第2試合「サントリー」対「帝京大」を。第1試合はEテレで後0:00〜「パナソニック」対「ヤマハ発動機」

詳細情報
番組内容
第2試合は4回目のトップリーグ優勝を果たしたサントリーに大学選手権8連覇の帝京大学が挑みます。日本代表経験のある松田を中心とした攻撃陣がトップリーグ王者にどう挑むのか。▽(Eテレ)第1試合のパナソニックは堀江翔太や田中史朗など日本代表が多数在籍、さらにオーストラリア代表のポーコックが新たに加入し連覇を目指します。対するヤマハは三村雄飛丸主将を中心とした力強いスクラムからの攻撃が得点源です。
出演者
【解説】砂村光信,【アナウンサー】冨坂和男