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地上波テレビの字幕を全文書き起こします

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実況書き起こし 大相撲初場所 千秋楽 2017.01.22

生字幕放送でお伝えします初場所の千秋楽。
十両最後の相撲豊響、安美錦が制限時間いっぱいを迎えています。
豊響6勝8敗今場所、安美錦が4勝10敗です。
行司は式守錦太夫。
寄り切り安美錦の勝ちです。
実力者の2人が今場所は苦しみました。
しかし最後の相撲安美錦が勝って5勝10敗。
豊響は6勝9敗でこの初場所を終えることになりました。
放送の解説は栃栄の三保ヶ関親方です。

 

 

 


正面解説は元・栃栄の三保ヶ関親方⇒青色向正面アナウンサー⇒緑色リポーター⇒黄色で表示します。
押し相撲の豊響今場所は途中で、痛めている肩のテーピングを外して土俵に上がってきました。
きょうは安美錦にうまく取られましたね。
三保ヶ関⇒最近ちょっと豊響腰がちょっと高いかな。
ふだんは下からすくわれるんですけど中に入られやすいんですよね。
十両ではここまで相撲が進んで3敗2人、4敗2人できょう千秋楽を迎えましたが3敗の宇良が里山に敗れ3敗の大栄翔が4敗誉富士を破りましたから大栄翔の十両優勝が決まっています。
国技館はこれから序ノ口と序二段の優勝決定戦です。
きのう初優勝を果たした大関の稀勢の里、第72代横綱昇進に向けて日本相撲協会が動きだしました。
きょう行われた三賞選考委員会の席上で二所ノ関審判部長が審判部の総意として稀勢の里、横綱昇進のために理事会の招集を要請すると発表しています。
稀勢の里、横綱へ、協会内で動きが始まりました。
また後ほど詳しくお伝えしてまいります。
まず序ノ口の優勝決定戦。
体の大きな画面左が若山千葉県の出身、阿武松部屋です。
幕下上位の経験もありますが膝を痛めて前相撲まで下がって今場所序ノ口から再スタート。
先場所初土俵を踏んだばかりの京都出身、伊勢ノ海部屋の鳴滝。
京都の日吉ヶ丘高校で相撲の経験があります。
序ノ口はこの2人が6勝1敗で優勝決定戦ということになりました。
支度部屋では若山も初めての優勝決定戦序ノ口、序二段の優勝経験があるんですが決定戦は初めてで緊張すると言っていました。
三保ヶ関さん、それは鳴滝のほうはさらに緊張しているのではないかと思います。
そうですよね。
若山は実力者ですからね。
6勝1敗どうしということでチャンスがあると思いますよ。
本割りでは三番相撲で鳴滝が立ち合い、左に動いて上手投げで勝っています。
恐らく同じことは通用しないと思いますよね。
何か若山が作戦を立てているでしょうね。
鳴滝もそれを見越して何か違うことを考えてきているかどうか。
制限時間いっぱい。
勝ったほうが今場所、序ノ口優勝。
満員の観客が見つめる中序ノ口優勝決定戦です。
送り倒し若山が序ノ口優勝を決めました。
本割と同じ立ち合いを選択しました。
鳴滝、若山対応。
また気合いも残っていますね。
そうですよね。
やはり一度、やられたことは頭の中に入ってますからね。
鳴滝は一度、これが決まりましたから思い切っていったんですがすぐに向き合っています。
鳴滝は攻めましたね。
若山が反撃に転じるとすぐにいなしたり、引いたりしてしまいました。
この辺がここからまだまだ入ったばかりですからこれから学んでいくところだと思いますよ。
さすがにこの辺りは力のある若山が膝のけがからの復活の場所優勝を決めました。
次の序二段優勝決定戦もなかなかの好取組です。
伊勢ヶ濱部屋の今場所から小笠原改め錦富士と庵原改め翠富士。
同部屋の2人の決定戦。
実はこの2人が先場所も序ノ口優勝決定戦で対戦があってそのときには小笠原が48秒の熱戦を制して序ノ口優勝を決めました。
序ノ口、序二段と同部屋のしかも同じ力士による2場所連続の優勝決定戦ということになりました。
それもおもしろいですね。
過去の例を見ますと木瀬部屋の濱口と岩崎今、幕下の上位にいる志摩ノ海と岩崎ですが平成24年の名古屋場所秋場所、序ノ口、序二段で対戦があっていずれも岩崎が勝ちました。
史上初めての同部屋の同じ力士による連続決定戦だったんですがそれに続いてということになりました。
2人とも実は近畿大学の同学年で同じように中退して去年の秋場所、伊勢ヶ濱部屋に入門しました。
制限時間いっぱい。
稽古場ではほぼ五分五分という話も聞いています。
引き落とし錦富士が勝ちました。
今場所の決定戦も錦富士。
勝ったのは錦富士。
敗れた翠富士、顔にべったりと土俵の砂がつきました。
錦富士が序ノ口優勝に続いて序二段も取りました。
三保ヶ関さん、稽古場ではほぼ五分でどちらかというと小笠原改め錦富士のほうがちょっとやりにくいと、学生時代かなり分が悪かったようなんですが決定戦これで2連勝となりました。
内容はどうだったでしょうか。
先ほどの序ノ口の優勝決定戦も序二段の優勝決定戦もこの辺の力士の取組ではないですよね。
確かにそうですね。
それぞれ学生時代、近畿大学の団体戦のレギュラーメンバーに選ばれたほど力があるわけですが押っつけて翠富士もよく攻めました。
翠富士としてはもう少し体を密着させられれば錦富士の小手ができなかったんですが差すのか、押すのか中途半端になっていました。
錦富士としては翠富士の攻めをしのげるチャンスになっていましたね。
各段の優勝力士幕内も含めて決まりましたが十両以下決まりましたので表彰が行われます。
初めに日本相撲協会賞の授与であります。
十両優勝、大栄翔勇人表彰状、十枚目大栄翔勇人十両はきょうを迎えるまで4人の決定戦になるかもしれませんでしたが本割で宇良が敗れて優勝は大栄翔が決まりました。
石橋は富山商業高校の出身ですが恩師がきのうの朝、亡くなったということで最後優勝を決めた相撲はテレビでご覧になったそうですね。
本人は少し恩返しをすることができたと思うと話していました。
三段目優勝は武政です。

 

阿武松部屋この2人の優勝は十三日目に決まっています。
決定戦、同部屋の同じ力士による決定戦先場所に続いて錦富士が勝ちました。
序二段優勝、錦富士。
館内アナウンス⇒序ノ口優勝若山序ノ口優勝決定戦、本割で敗れた相手に雪辱を果たしました。
膝のけがから復活の若山阿武松部屋優勝決定です。
国技館の館内はこのあと各段の優勝力士表彰が続いていくところです。
来場所は新十両です。
富山商業から近畿大学出身の石橋。
高砂部屋は今場所、関取がいなくなりましたがすぐに復活ということに、どうやらなりそうです。
各段優勝力士、それに稀勢の里がきのう初優勝を決めて相撲協会は第72代横綱昇進に向けて、動き始めました。
その稀勢の里以下、十両、幕下、三段目、序二段、序ノ口と優勝力士が決まりました。
決定戦の決まり手は錦富士が翠富士のはたき込みで破りました。
序ノ口は若山が鳴滝を押し倒して破っています。
きょう決まった三賞です。
今場所活躍した力士たちのしこ名が並んでいます。
三保ヶ関⇒今場所本当に盛り上げてくれた力士たちですね。
貴ノ岩はきのうは白鵬を破り高安は2横綱3大関を破る活躍がありました。
御嶽海、蒼国来辺りは、御嶽海は差し身のよさであったり引いたところな足運びのよさ蒼国来も右四つ、左四つ力強い相撲を取りました。
前半戦に横綱大関が本当に星を落として優勝の行方が分からないような状況になりましたからね。
横綱大関には申し訳ないですが優勝争いとしてはおもしろく展開していきましたね。
ここまで放送の解説は三保ヶ関さんでした。
先導は木村秋治郎大砂嵐
(おおすなあらし)エジプト出身大嶽部屋千代大龍
(ちよたいりゅう)東京都出身九重部屋千代鳳
(ちよおおとり)鹿児島県出身九重部屋輝
(かがやき)石川県出身高田川部屋貴ノ岩
(たかのいわ)モンゴル出身貴乃花部屋魁聖
(かいせい)ブラジル出身友綱部屋千代の国
(ちよのくに)三重県出身九重部屋北勝富士
(ほくとふじ)埼玉県出身八角部屋碧山
(あおいやま)ブルガリア出身春日野部屋千代翔馬
(ちよしょうま)モンゴル出身九重部屋栃煌山
(とちおうざん)高知県出身春日野部屋勢
(いきおい)大阪府出身伊勢ノ海部屋隠岐の海
(おきのうみ)島根県出身八角部屋松鳳山
(しょうほうざん)福岡県出身二所ノ関部屋宝富士
(たからふじ)青森県出身伊勢ヶ濱部屋小結・高安
(たかやす)茨城県出身田子ノ浦部屋関脇・玉鷲
(たまわし)モンゴル出身片男波部屋大関・照ノ富士
(てるのふじ)モンゴル出身伊勢ヶ濱部屋今場所最後の幕内力士の土俵入りです。
殊勲賞受賞が決まった貴ノ岩です。
殊勲賞は初めての受賞です。
きのうは白鵬を破りました。
初金星を挙げた貴ノ岩。
その瞬間に稀勢の里の優勝が決まりました。
小結の高安は2横綱、2大関を破る活躍ですでに10勝。
この成績が評価されまして敢闘賞を受賞。
4回目の敢闘賞受賞です。
西方幕内土俵入りきょうも札止めとなりました。
今場所は15日間すべて当日券も完売です。
先導は木村元基佐田の海
(さだのうみ)熊本県出身境川部屋千代皇
(ちよおう)鹿児島県出身九重部屋逸ノ城
(いちのじょう)モンゴル出身湊部屋臥牙丸
(ががまる)ジョージア出身木瀬部屋大翔丸
(だいしょうまる)大阪府出身追手風部屋貴景勝
(たかけいしょう)兵庫県出身貴乃花部屋錦木
(にしきぎ)岩手県出身伊勢ノ海部屋蒼国来
(そうこくらい)中国出身荒汐部屋石浦
(いしうら)鳥取県出身宮城野部屋妙義龍
(みょうぎりゅう)兵庫県出身境川部屋琴勇輝
(ことゆうき)香川県出身佐渡ヶ嶽部屋嘉風
(よしかぜ)大分県出身尾車部屋豪風
(たけかぜ)秋田県出身尾車部屋遠藤
(えんどう)石川県出身追手風部屋荒鷲
(あらわし)モンゴル出身峰崎部屋御嶽海
(みたけうみ)長野県出身出羽海部屋関脇・正代
(しょうだい)熊本県出身時津風部屋大関・琴奨菊
(ことしょうぎく)福岡県出身佐渡ヶ嶽部屋大関・稀勢の里
(きせのさと)茨城県出身田子ノ浦部屋最後に稀勢の里が上がってものすごく大きな拍手が送られました。
きのう初優勝を決めた稀勢の里。
そして蒼国来です。
すでに11勝挙げています。
四つ相撲もきのう非常に見るものがあるということで初の三賞技能賞を受賞しています。
御嶽海は技能賞の受賞2横綱2大関を倒した上位を倒す技能相撲が評価を受けています。
今場所は若手たちの活躍が目立つ中で稀勢の里はきょうの千秋楽を待たずに初優勝をきのう十四日目に決めています。
初土俵から89場所歴代4番目の所要、時間がかかったということになりますがそれだけじっくりじっくりと苦労に苦労を重ねてつかんだ栄冠でした。
稀勢の里のふるさと牛久の皆さんが来ていますね。
おなじみになったオレンジ色のはっぴです。
正面解説は元小結・舞の海の舞の海秀平さん⇒青色向正面は元関脇・益荒雄の阿武松親方⇒緑色リポーター⇒黄色で表示します。
きのうは館内が大いに沸きました。
稀勢の里が見事に初優勝を成し遂げています。
そしてどうやら新横綱稀勢の里誕生ということなりそうです。
審判部の総意として二所ノ関審判部長が八角理事長に臨時理事会の招集をお願いすることを決めました。
東方より横綱白鵬、土俵入りであります。
審判部としては去年の年間最多勝。
そしてきのう決めたことしの初場所の初優勝。
きょうは結びで稀勢の里横綱白鵬の対戦が組まれましたがすでにその2つの実績も十分評価できるということで審判部で話し合った結果理事会の招集を八角理事長にお願いすることになりました。
そして白鵬です。
横綱白鵬露払い石浦、太刀持ち魁聖行司は式守伊之助であります。
今場所で横綱在位が57場所目。
来場所には相撲界の父として敬っています横綱大鵬の在位場所数に並びます。
57場所。
横綱になって白鵬は4場所続けて賜盃を逃したことはありません。
しかし今場所はきょうの直接対決を待たずにきのう、稀勢の里に優勝を決められてしまいました。
白鵬自身、横綱に昇進した初の4場所続けて賜盃から遠ざかるということになりました。
解説は舞の海秀平さんです。
きょうの直接対決を楽しみにしている方も大勢いたと思います。
きのう、決まってしまいました。
舞の海⇒ただ、今場所の千秋楽結びの一番も大きな意味のある一番だと思いますね。
稀勢の里にとってはきょう、この白鵬に勝って本当に強さの証明をしてそして昇進したい。
白鵬は優勝を逃したけれども先輩横綱の意地、プライドを見せたい。
両力士にとってはいろいろなものを抱えながら土俵に上がると思います。
来場所からは、横綱どうしの対戦ということが恐らく続いていくかもしれませんが両者にとって意地とプライドを懸けてのきょうの結びの一番ということがいえると思います。
中入りの時間です。
改めてきのうの稀勢の里初優勝を振り返ってみることにしましょうか。
実況⇒残された道はもう3つです。
きょう優勝が決まるのか星1つリードして、あす千秋楽の決戦に入るのか。
それとも相星で白鵬との対決を迎えるのか。
もろ差し、寄り切りました。
拍手と歓声
白鵬とすれ違います。
白鵬は今、ちらっと稀勢の里を見ましたね。
右四つ、押っつけた貴ノ岩出る、上手を取って寄り切り。
貴ノ岩、金星!この瞬間、稀勢の里初優勝!
拍手
この瞬間に優勝が決まってどうですか?稀勢の里⇒うれしいですね。
感謝しかないです。
ありがとうございました。
吉田⇒解説は舞の海秀平さんです。
改めてどうですか?感想は。
今、稀勢の里の涙を見ていましたけれども、本当に大きなことをやり遂げた男の涙というのは美しいなと思いながらなんか見ているこっちもじんときますね。
先ほど映像にありましたが白鵬の相撲は稀勢の里を見ていなかった、あえて見なかったのかもしれませんが背を向けていて付け人に横綱が負けましたと。
ですから背中の映像になっていたわけです。
本音はきのうを決めてしまいたい早く楽になりたいという気持ちもあったと思いますがあえて白鵬の相撲を見なかったということはそれで自分の心が動いてはいけないとしっかり自分の気持ちを持っていなければいけないそういう気持ちもあったのではないかと思います。
そこに他力白鵬が負けて自分が決まった、優勝したいという気持ちがあってはならないという自分に対する厳しい気持ちがあったのではないかと思います。
向正面は元関脇益荒雄の阿武松親方です。
阿武松さんはどうご覧になりましたか?阿武松⇒舞の海さんが今言われたとおりだと思います。
優勝が決まる相撲を見て心が動く自分にならないように見ないようにしたんだと思いますね。
やっぱり稀勢の里はすごいことを成し遂げたと思います。
見ていて感動しましたね私たちも。
大関昇進後、大関31場所でというのは最も時間がかかった大関としての初優勝の記録ということになります。
琴奨菊は去年の一月場所26場所かかりました。
チャンスは何度もあったんですけれどもね。
なかなか結果が出ない場所が続きましたね。
そのときにも辛抱強く次につながる星を取っていました。
それできょうにつながりましたね。
まさに大輪の花を咲かせた稀勢の里です。
日本全国の稀勢の里ファンは喜んでいらっしゃると思いますが特に地元、茨城県は盛り上がっていると思います。
きょうは母校の龍ケ崎市の長山中学校に中継が出ています。
杉岡アナウンサーがいます。
杉岡⇒稀勢の里が卒業しました茨城県龍ケ崎市立長山中学校です。
80席ほどみんなで応援できるパブリックビューイングの席が用意されています。
一番乗りの皆さんです。
2時半ごろに来ていただきました応援するぞと。
とにかく白鵬との一戦を楽しみにということで皆さまはっぴを着ています。
稀勢の里、頑張れ!ということできのう優勝が決まったときには100人以上の方が集まってごった返していました。
きょうも恐らくたくさんの方が集まると思います。
1階ロビーの隣中学校の教室なんですが3年生の教室の横稀勢の里資料室となっています。
ふだんでも一般の方も見ることができます。
今場所の稀勢の里の初日からの成績が書いてあります。
九日目、琴奨菊関に敗れましたがそのあと白星を重ねて逸ノ城関にきのう勝ったところ白星、それが花丸になりました。
そこで優勝が決まったということで毎日更新されています。
中は普通の教室です。
土俵が用意されていて稀勢の里の大きなパネルも用意されています。
看板には稀勢の里の生まれてからの生い立ちが写真とともに飾られていて野球に打ち込んだ小学生時代長山中学校にいた時代が飾られています。
ですからこの資料室にこのあと優勝のコーナーができてゆくゆくは横綱昇進のコーナーもできるということになります。
パブリックビューイング盛り上がり始めましたが後ほどお伝えします。
吉田⇒花丸というところがいかにも学校らしいという感じです。
地元の皆さんにとって待ちに待った稀勢の里の初優勝ということになりました。
きょうも満員御礼の垂れ幕が垂れ下がっています。
お父さんの貞彦さんとお母さんの裕美子さんです。
桟敷で千秋楽の息子さんの姿を観戦ということになります。
ご両親にとっても待ちに待ったというところでしょうね。
舞の海⇒本人もそうですがご両親も苦しかったと思います。
全国各地できのうはもらい泣き相撲ファンですとかいつも以上に祝杯をあげているファンもいたかもしれません。
さらに横綱昇進がほぼ確定的という状況になりました。
大砂嵐と錦木の一戦は寄り倒しました、大砂嵐の勝ち。
大砂嵐も思わず土俵下。
今場所は膝の状態がよくないうえに、七日目に右足の親指の先が裂傷割れてしまいました。
切ってしまいました。
かなり痛そうでした。
その影響もあって四日目からの連敗が続いていましたが、その連敗を止めました。
千秋楽は白星で取り終えました大砂嵐です。
ただ4勝11敗。
相撲が終わりますと痛々しい今場所の大砂嵐です。
来場所再び十両陥落を覚悟しなければいけません。
ようやく舞の海さん大砂嵐らしい攻めが最後見られたかなと思います。
きょう一番ということで少しぐらいけがが悪化してもいいという気持ちで開き直った気持ちで相撲を取りました。
右足の親指の先にぐるぐる巻きのテーピングがありますが場所中には、熱が出たと話していました。
大坂⇒格段のインタビューです。
十両優勝の大栄翔関です。
十両優勝は初ということでおめでとうございます。
ありがとうございます。
気分はいかがですか。
うれしいです。
きょうは目の前で星で並んでいた宇良関が敗れて勝てば優勝という一番でした。
どういう思いで上がりましたか。
目の前で見ていたので自分が勝って決めようと思っていました。
実際、相撲はどうでしたか。
相撲は少し押されるところもありましたが勝ててよかったです。
決まった瞬間は?本当にうれしかったですね。
しかし12番勝ったのは初めてですよ?関取。
そうです、はい、うれしいです。
何がここまで勝てた要因ですか。
特に何もないですけどなんか体の調子がよくて動いていて前にも出られたのでよかったです。
場所前に急性胃腸炎になったという話も聞いていました。
だいぶ体重も落ちたんですけどそれが逆によかったのかもしれませんね。
これで幕内復帰を確定的にしています。
幕内ではどんな相撲を見せたいですか?幕内でも今場所の調子のよさを出して勝ち越しを目指して頑張りたいと思います。
過去幕内で2桁勝ったこともあります。
ことし1年でいうと目標はどこに置きますか。
とりあえず最高位を更新したいですね。
ことし1年、期待しています。
ありがとうございました。
大栄翔関でした。
吉田⇒十両と序二段、序ノ口で優勝力士が決まりました。
順次インタビューをお伝えしていきます。
土俵上に注目しましょう。
輝と逸ノ城が制限時間いっぱいです。
輝は8勝6敗、逸ノ城は今場所活躍でした10勝4敗。
軍配、逸ノ城に上がりましたが物言いです。
逸ノ城、回り込みながらはたき込みを見せましたが非常に微妙な一番です。
今場所は輝が非常にいい攻めを見せていますね。
スローで見ていると輝の手が先についてるような感じがしますね。
相撲はもつれました。
しかし輝、いい攻めではなかったでしょうか。
突っ張ってきましたよね。
ただ足が運べていません。
いいときは、手と足のバランスがよく攻めていってますね。
さあ、どうなりますか。
軍配は逸ノ城に上がっています。
ただいまの協議について説明します。
行司軍配は逸ノ城有利と見て上げましたが逸ノ城の足が出るのと輝の体が落ちるのが同時ではないかと見て協議をした結果輝の体が先に落ちており行司軍配どおり逸ノ城の勝ちとします。
11勝目を挙げた逸ノ城。
相撲で負けて勝負に勝ったという感じですね。
今場所の逸ノ城については向正面阿武松さんいかがですか。
右差しが速くなりましたね。
右差しが速いと右四つの体勢に早くなれます。
この相撲でいいんじゃないしょうかね。
きょうはちょっと押されてしまいましたが。
スピードも増してきましたね。
自分の体重がどのぐらいが適正なのか、全力士は知っておかなければいけません。
逸ノ城のような大きな力士もどのくらいの体重がいちばん動けるのか常々考えておかなければいけません。
逸ノ城は11勝4敗と来場所は番付を戻すと思います。
三賞を受賞した2人が土俵に上がりました。
殊勲賞の貴ノ岩蒼国来は技能賞です。
ともに11勝と好成績。
特に貴ノ岩はきのう大きな仕事をしました。
横綱白鵬に初挑戦で初金星。
リポートです。
貴ノ岩はうれしかったとにこにこして答えてくれました。
横綱に、考えていってもどうにもならないので必死に出ていきました。
それで勝つことができました。
白鵬関には下のころから稽古をつけてもらったことがありました。
十四日目に横綱と対戦が組まれたこれもうれしかったという話です。
今場所東の10枚目です、貴ノ岩。
十四日目に横綱と対戦が組まれたことは、よほどの好成績でないと組まれませんね。
舞の海⇒金星を挙げたわけですからね。
彼にとっては自信になると思います。
蒼国来についてはどうですか。
蒼国来も一方的に勝つわけじゃなくてしぶとくしぶとく、残しながら相手をつかまえていく。
つまり、苦労して勝つという相撲が評価されたと思います。
この対戦、おもしろいですね。
おもしろいですね。
ともに小力は強いです。
蒼国来はつかまえにいきたい。
貴ノ岩がどういくかですね。
激しく突っ張っていくのかそれとも潜り込むのか。
突き落とし攻めていたのは貴ノ岩ですが勝ったのは蒼国来。
三賞受賞どうしの対戦は蒼国来に軍配です。
舞の海さんの予想したとおり貴ノ岩、突っ張っていきましたね。
つかまると力負けするということですね。
ですから徹底して突っ張っていきました。
しかし、蒼国来下半身が崩れませんでした。
この両力士は体幹が強そうな感じがしますね。
貴ノ岩、来場所はだいぶ番付が上がると思います。
蒼国来は自身初めての2桁勝利。
しかもこれで12番勝ちました。
12番は立派な成績ですね。
そうですね。
疲れてもよく相手の出てくる手を見ながらうまくかわしています。
土俵を回りながらうまく足を運んでいきました。
蒼国来、33歳になりました。
ことし1年、勝負の年と思って精進していきたい。
番付を上げていってできれば三役をという方向に抱負を語っていた蒼国来です。
まさに新春、初場所その思いを十二分に発揮しました。
蒼国来、12勝です。
千秋楽まで土俵を沸かせた2人です。
さて、きのうは稀勢の里の初優勝に全国が沸きました。
恐らくこの方もひそかにテレビの前で喜んでいたんではないでしょうか。
この方です。
NHK大相撲の専属解説者北の富士さんと電話がつながっています。
お加減はどうですか。
北の富士⇒お加減はよくないよ。
毎日ご苦労さん、見せてもらっていますよ。
ずっとテレビで観戦していただいたんですね。
しかし稀勢の里、やりましたね。
そうだね。
やっと報われたね。
今場所をどう見ていました?やはりいくらいい相撲を取っても毎日もの足りない部分が目に付いたんでね。
多少は危ない部分があっても自分の相撲を取りきったと思いますよ。
土俵上は魁聖と臥牙丸。
寄り切り、魁聖の勝ち勝ち越しました、魁聖。
夏場所以来4場所ぶりの勝ち越しです。
臥牙丸はこれで5勝10敗。
右膝に中日辺りから水がたまりました。
東の13枚目ですので来場所は十両陥落を覚悟しなければいけません。
かなり厳しくなってきました。
魁聖も中盤、ちょっと星を落としましたがまた盛り返しましたね。
そうですね。
ずいぶんもたついた相撲もありましたが最後は気を引き締めて相撲を取ってくれました。
三賞インタビューです。
技能賞受賞の蒼国来関です。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
技能賞、初めてですね。
うれしいです。
四つ身の相撲のうまさが評価されました。
うれしいです。
12番勝ったのは初めてですね。
そうですねはい。
それについてはいかがですか?うれしいっすね。
今場所は何がよかったですか?特に変わったものはないんですけど腰や肘が悪かったんですがけがが回復してきました。
33歳です。
ますますうまみが増してきましたね。
自分ではいかがですか。
これからも頑張ります。
年齢による変化は感じませんか。
今のところ特にありません。
これで大きく番付を上げますが来場所以降に向けての抱負をお聞かせください。
今場所みたいな相撲を一生懸命取りたいと思います。
目標としては?そうですね。
三役を目指したいです。
目指すためには何が?立ち合いですね。
もう少し厳しくあたらないとだめだと思います。
ありがとうございました。
吉田⇒初めての三賞受賞蒼国来でした。
殊勲賞受賞の貴ノ岩のインタビューは後ほどお届けします。
北の富士さんの電話インタビューはもう少しあとにお届けします。
北の富士さんは、去年の暮れに心臓の手術を受けました。
よりよくするための手術です。
そのあとは自宅で静養中今場所は療養するということでNHKの大相撲の解説をお休みしています。
こうして千秋楽を迎えてもやはり北の富士さんがいないと寂しいもんですね。
確かにそのとおりですね。
さあ土俵上制限時間いっぱいです。
新入幕千代皇千秋楽に勝ち越しを懸けます。
対戦相手は北勝富士です。
寄り切りました。
寄り切り、北勝富士の勝ち。
新入幕千代皇は残念ながら千秋楽負け越しが決まってしまいました。
北勝富士は、これで9勝目です。
阿武松さん、北勝富士がこのところ連敗していたんですが。
きょうはですね、四つ身を選択しましたね。
勝ちたいということで選択したんだと思いますが千代皇は踏み込みが浅いですから簡単に北勝富士の四つ身を許してしまいました。
北勝富士はもともと四つ身でも取れますから安定して寄っていきましたね。
立ち合いの馬力上手を引いたと思うんですが。
きょうは相手が千代皇ですからやはり四つ身で安全にと思ったんでしょうね。
突き押しの力がついてますんでね。
優勝インタビューです。
序二段小笠原改め、錦富士さんです。
2場所連続の優勝です。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
先場所とはちょっと違いますか。
2場所連続でしかも同じ相手だったのでやりづらかったですけど先場所よりもよかったです。
同部屋、同期生、大学も一緒の相手だったんですが今場所どうでした?攻め込まれる場面があって二本差されかけたんですが二本差されたときの対処法を場所前に大関に教えてもらっていたのでそれをうまく使ったので取ることができました。
どういう対処法ですか。
差されたときに腕をロックして上に上げたら相手はきつくなって自然に苦しくなるので組まずにそれを出したら取れたかなと思います。
それは翠富士さんとの稽古では出さなかったんですか。
場所前は出していたんですがね。
勝った瞬間どうでしたか。
2場所連続なのでうれしかったです。
よかったです。
しこ名を小笠原から錦富士に変えましたね。
自分では安美錦関の錦をもらったと思っています。
どうですか。
すごい、いいしこ名なので早く上のほうに上がっていきたいなと思います。
このあとの目標は?これからどんどん相手が強くなっていくので自分たちももっと稽古をして来場所はまた一緒に稽古して決定戦をしたいと思います。
翠富士さんは、どうですか。
お互いにお疲れさまと言いたいですね。
序二段優勝の錦富士さんでした。
先場所は小笠原という本名で序ノ口優勝。
今場所は錦富士というしこ名を付けて序二段で優勝と連続優勝の伊勢ヶ濱部屋の錦富士です。
きょうは三賞インタビュー格段の優勝インタビューと大坂アナウンサーは大忙しという前半戦です。
土俵上は千代大龍と琴勇輝です。
千代大龍は西の14枚目。
5勝5敗から4連敗で5勝9敗と大きく負け越してしまいました。
来場所の十両陥落は覚悟しなくてはいけないところです。
対する琴勇輝、こちらは三日目からの6連敗が響きました。
そのあと星を盛り返したんですが6勝8敗、きのう負け越しが決まりました。
西の6枚目です。
今場所は肘に全く白いものをまとっていません。
気合いで相撲を取り続けています。
今場所は後半に突っ張りの威力が増してきました。
序盤は立ち合いで横にそれながらの消極的な立ち合いでしたね。
終盤になってからはいつもの元気な立ち合いからもろ手でいく鋭い立ち合いになりましたね。
千代大龍は体当たりでいく激しい相撲です。
送り出しました。
千代大龍の勝ちです。
館内が沸きました。
先手は琴勇輝がうまく取ったと思うんですが。
思いどおり立ち合いもろ手突きで押し込みましたね。
そのまま流れに乗るかと思ったんですがね。
右手がちょっと引っ掛かりましたね。
あの指先の差が勝敗を分けたということですかね。
そうですね。
この辺りはまわしを取って相撲を取る千代大龍ですが、まわしを絶対に取らないという琴勇輝。
殊勲賞の貴ノ岩関です。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
きょうはちょっとだめでしょうか?きょうは攻め急ぎましたね。
きのう初金星を横綱白鵬関から奪いました。
胸を借りるつもりでいきました。
それを評価されての殊勲賞。
しかも11番。
今場所はどうでしたか?攻める相撲を心がけてもっともっと力をつけたいと思います。
一度上位では跳ね返されましたが。
今度は一生懸命、頑張ります。
今場所のような激しい相撲ならまたきっかけになるんじゃないですか?そうですね。
磨いていきたいです。
来場所に向けて、お願いします。
来場所も一生懸命、頑張ります。
期待しています。
ありがとうございました。
貴ノ岩関でした。
吉田⇒隠岐の海と貴景勝までが前半戦です。
なんといってもきょうの結びです。
横綱昇進に向けてすでに、動き始めているという日本相撲協会その稀勢の里はきのう初優勝を決めました。
きょうの対戦相手は白鵬です。
これまで優勝37回を誇る横綱。
来場所は同じ横綱として白鵬と恐らく対戦があるであろう稀勢の里。
きょう両者の対戦。
その意味で舞の海さんからも注目でしょうという話がありました。
稀勢の里としては優勝は決めた横綱昇進も、ほぼ手中に決めた。
しかし白鵬に勝っておきたいですね。
その気持ちは本人は強いと思いますよ。
お互いに絶対負けたくないというライバル意識。
見ているほうはわくわくしますからね。
千代翔馬と佐田の海。
佐田の海が勝ち越しました。
きょうは気迫がありました佐田の海。
今場所の佐田の海らしい速い攻めでした。
西の15枚目ですので負け越すと幕内の座を保つのは難しかったんですが千秋楽勝ち越しを決めました。
向正面の阿武松親方なかなか、この対戦もおもしろかったですね。
そうですね。
きょうは千代翔馬と組み勝ったんですがそこでちょっと安心しましたね。
大事に取ろうとした瞬間にやられましたね。
油断は禁物でしたね。
けんか四つの場合はそういうシーンはありますか。
いっぺんに持っていかれることはないという気持ちがありますね。
佐田の海は勝負どころ、ここしかないというところをつかんで相手がまわしを取り直そうとしたところでしたからチャンスがありましたね。
序ノ口優勝の若山さんです。
1年ぶりの復活の優勝ということでおめでとうございます。
ありがとうございます。
無事にけがなく、相撲を取りきれたのでよかったです。
幕下の上位まで番付を上げたことがありますが右膝のけがで休場を余儀なくされました。
そこからの復活ということになりましたね。
そうですね。
まだまだ本調子ではないんですがよく前に出られたと思います。
きょうの決定戦は鳴滝さんですがお客さんが多かったでしょう?お客さんは多かったんですが初っ切りをやらせていただいていたので落ち着いて取れました。
決まった瞬間、どうでしたか。
拍手も大きくなってよかったです。
膝のけがで5場所休んだわけですがその間の気持ちはどうでしたか。
悔しい気持ちでいっぱいだったんですが親方に、焦らずにやっていこうと言われたので自分のペースで治療とリハビリとトレーニングをしっかり、すばらしい環境でやらせていただきましたので自信を持って場所に臨めました。
けがをしたときの相手が大輝現在の北勝富士関ですが何度かお見舞いに来てくれたそうですね。
そうですね。
北勝富士関には支えてもらいました。
勝ち越した日にも連絡をもらいました、うれしかったです。
いろんな人の支えでここまできましたね。
相撲を取れることに幸せを感じました。
治ったんですか。
もう全然不安はないのでこれから戻していきたいと思います。
どこに戻りたいですか。
焦らず自分のペースで一歩一歩にいきたいと思います。
おめでとうございました。
ありがとうございました。
序ノ口優勝の若山さんでした。
千代鳳ですが落ちてしまいました。
嘉風、勝ち越し。
千秋楽に勝ち越しを懸けました。
去年の名古屋場所以来嘉風3場所ぶりの勝ち越しです。
今場所は嘉風は前半2勝6敗と星が伸びなかったんですが後半ようやく何か嘉風らしくなりましたね。
舞の海⇒そうですね。
きょうの大事な一番で勝負勘がいいですしね動きが硬くなるから。
硬さはなかったですね。
勝負勘をもう少し説明していただくと。
体を低く沈めて、左を差しながら相手の様子を見るんですね。
このまま押していこうかそれとも引こうか相手の体勢で頭が低いものですからこれで引いて決めるだろうなと肩すかし気味の引きですよね肩すかしですね。
千代鳳はなかなか前に落ちないんですが嘉風が、よく相手を観察して落ちるという自信のもとに引いたわけですね。
千代鳳というのは粘り強いときがあるんです。
相手が引いてくるのがあって出てくるときもあります。
そういうところもよく嘉風は読んでいますよね。
勝ち越しを千秋楽に決めた嘉風です。
千代鳳も大事な一番でしたよ。
きのう勝っていたら残っていましたけどね。
これで幕内に残るのが厳しくなりました。
去年の名古屋場所の直前に左アキレスけん断裂と大きなけがを負いました豊ノ島寄り切りで勝って6勝1敗としています。
この結果を踏まえまして今場所は幕下上位東西15枚目までの結果です。
どうやら十両から幕下に3人落ちてきそうです。
4人目は果たしてどうかという状況で3人落ちてきそうなんですが北はり磨が5勝2敗で東の筆頭なので返り十両が確定的となっています。
この中で好成績が富士東の5勝と西の4枚目まだ19歳の貴源治と5勝が非常に光って好成績です。
7枚目、石橋の幕下全勝優勝があります。
枠が3つということになりますと富士東のほうが強く、貴源治19歳、新十両に僅かに届かずという状況です。
貴源治早く上がってほしいですね。
石橋が去年の春場所三段目100枚目格付け出しデビュー小柳と一緒にデビューしてきました。
来場所の新十両確定的と申し上げていいでしょう。
恐らく3人陥落してくると思います。
北はり磨、3枚目の富士東西の7枚目の石橋この3人が来場所の十両昇進石橋が新十両ということになりそうです。
貴源治はまだ番付発表を見てみないと分かりませんがちょっと上がるのは難しい状況になっています。
北の富士さんが、幕下に楽しみな力士がいると名前を明かしませんでした。
貴源治だと思っています。
栃煌山と大翔丸千秋楽もやはり栃煌山の相撲ではありません。
粘りがありません。
上体が立っています。
足の状態がやはりあまりよくないのか、栃煌山。
相当悪そうですね。
大翔丸、7勝8敗負け越しを1点にしました。
栃煌山はなんと3勝12敗。
左膝。
やはり千秋楽になりますと少し足を引きずっている様子が顕著になっています。
こんなに簡単に引きませんものね。
元気なときはここからぐっと押し込んできます。
これで大翔丸は4場所連続負け越しとなってしまいました。
ただ1点の負け越しにおさめました。
旭日松が勝って7勝目。
旭日松も十両にどうやら残せそうです。
阿夢露と貴源治は貴源治が勝って5勝2敗としたんですが阿夢露は5勝10敗でとどまることが難しそうな状況になってきました。
貴源治は直接対決で勝ったのですが枠としては1つ確保した貴源治ですが成績としては富士東のほうが上です。
里山がとったりで宇良を下しました。
里山は勝ち越しです。
大栄翔が十両優勝。
もし大栄翔が負けますと11勝4敗で4人の優勝決定戦の可能性がありましたが大栄翔が制しました。
十両の好成績者来場所の昇降をなどを占ってみたいんですが大栄翔と宇良、宇良の新入幕が確定的となっています。
強いのは旭秀鵬、阿武咲この辺りが強そうです。
何人、落ちてくるか、5人ないし6人という感じですが強さで言いますと阿武咲果たしてどうかというところで東の8枚目で11番勝った徳勝龍の名前が挙がってきそうです。
土俵上は4勝10敗の隠岐の海と6勝8敗新入幕の貴景勝引き落とし、貴景勝の勝ち。
今場所は隠岐の海が左膝状態が思わしくありません。
もうひとつ、ふんばれない状態が続いています。
一方、貴景勝については向正面の阿武松さん7勝8敗で今場所相撲を終えましたが、新入幕どうですか?阿武松⇒一生懸命取ったんじゃないでしょうか。
自分の間合いを作りながら相手との間合いを作りながらいくんですが、簡単には幕内で勝ち越しさせてもらえないですよ。
まだ20歳ですからね。
今からどんどん強くなりますよ。
強い突っ張りを持っていますしね。
巡業中にちょっと足首を痛めたんですがそれももう治ってきましたし来場所に向けて一生懸命、頑張ると思います。
新入幕は貴景勝、千代皇ともに7勝8敗という成績でした。
佐田の海、嘉風と千秋楽に勝ち越しを決めています。
注目は結びです。
白鵬、稀勢の里と組まれている千秋楽。
すでに初優勝は決めました。
横綱昇進をほぼ手中としている稀勢の里きょうは稀勢の里の地元、母校龍ケ崎市立長山中学校から中継が出ています。
杉岡⇒4時半を過ぎたころから一気にお客さんが集まり始めました。
80席ほど用意されていますがもう座れない方も出てきて100人を超えていると思います。
いちばん小さいお子さん、肩車されている4歳の女の子です。
大相撲が大好きだそうです。
今場所の稀勢の里どういうふうに見ていますか?もうね、ずっと全勝できていましたでしょう。
白鵬が負けたときはすごい喜びで次にいけると思って琴奨菊に負けたときどうしようと思っていたけどいけると思って豪栄道で不戦勝万歳と思って長山中学校で応援しようと思ってきました。
横綱白鵬に勝ってこの現場で万歳できてうれし涙でいきたいと思います。
龍ケ崎市立長山中学校から様子をお伝えしました。
吉田⇒喜びがあふれんばかりですね。
待ちに待ったという皆さんが大勢いらっしゃると思います。
北の富士さん、お待たせしました。
お話の途中ですみませんきょうの結びどう興味を持っていますか。
北の富士⇒勝つのと負けるのとやっぱり大きな意味が違いますからね。
これはぜひ勝ってもらいたいですね。
稀勢の里を横綱にする会の会長として今隣に副会長さんがいます。
陰ながら応援して多少足を引っ張ったんじゃないかとそんな感じもするんだけどね近いうちに会費を集めに行くからね、舞の海さん。
舞の海⇒一緒に祝杯を挙げたいですね、北の富士さん。
体を治していくから。
待っています。
吉田⇒もうお加減はいいんですね。
大丈夫。
春場所は新横綱稀勢の里がどうやら誕生するんですが。
わくわくします。
北の富士さんの解説も聞けますね。
たぶん大丈夫だと思いますよ。
早く北の富士節が聞きたいですよ。
ありがとう心にもないことを言って。
そんなことないです。
寂しいですよ。
今場所、稀勢の里は何がいちばん変わったと思いますか。
変わってないなと思うんですよそんなにね。
周りがばたばたいっていったのでね、ああいう形になったと思うんだけど。
稀勢の里は今までだとそれにおつきあいしてばたばたと負けていきました。
2、3日は危ないところがあったけど立ち直りましたね。
気持ちはかなり強くなった印象があります。
言うことないよ、今場所は。
またすべての取組が終わったあとで特に稀勢の里白鵬戦を見たあとで、もう1回お話を伺いたいと思います。
後ほどまたよろしくお願いします。
元気そうですね。
そうですね。
よかったです。
稀勢の里のお父さん。
厳しそうですね。
お父さんの下、相撲を始めて中学校では相撲部がなくて野球をしましょうと違うスポーツもしましょうということで野球に取り組んだ稀勢の里少年。
お父さん貞彦さんお母さん裕美子さんこのご両親のもとで実は生まれたのが兵庫県芦屋市だそうです。
2歳まで兵庫県芦屋市にいてそのあと茨城のほうに来たということです。
高校、大学進学するのが当たり前の時代に中学を卒業してこうして角界に入ってきてもしかすると自分が早く一人前になってふるさとの家計を助けるんだという思いも、もしかしたらあったのかもしれないですね。
その辺のことは私は分かりませんがね。
そういうハングリー精神が稀勢の里にはあったのではないかなと思いますね。
千秋楽の幕内後半戦の取組が始まります。
碧山と荒鷲です。
うまくいなしました荒鷲の勝ち。
今場所は、白鵬それから鶴竜という2人の横綱を倒して2つの金星を獲得しています。
荒鷲も初土俵から14年余り30歳で初めて横綱、大関と今場所、対戦しました。
残念ながら勝ち越すことはできませんでしたけれども。
舞の海⇒ただ、存在感は今場所、示しましたね。
きょうも、うるさいところを見せましたね。
しぶとくなってきましたし立ち合いが鋭くなってきましたね荒鷲。
きょうは立ち合いですぐに左の前まわしは取れませんでしたけれども。
千代の富士関を思い起こすような速い左前まわしですね。
決まり手は、引っかけです。
かいなをうまく引っ掛けて。
引っかけといいますと土俵の外に相手を飛び出させるんですが、きょうは碧山を引っかけで倒しました。
荒鷲の運動神経のよさを表しています。
元大関の琴欧洲の鳴戸親方も同期生です。
やっぱりいろいろな相撲人生があるんだなと思いますね。
それと力をつけるのは20代だけではなく30を超えても強くなっていく力士はいっぱいいるんだなと思います。
蒼国来も玉鷲もそうです。
玉鷲の活躍、それから貴ノ岩力をつけてきましたからね。
荒鷲も、刺激になっていると思うんですね。
千秋楽の幕内の土俵が進んでいます。
きのうは稀勢の里の初優勝に沸いた国技館の館内です。
土俵下には今場所師匠の田子ノ浦親方が膝が不調ということで田子ノ浦親方に代わって部屋付きの親方の元関脇若の里の西岩親方がずっと代役として審判を務めています。
稀勢の里をずっと見てきたと思いますが感慨があると思います。
西岩親方のリポートです。
入門から見てきた自分のことのようにうれしい。
横綱うんぬんは分からないけれど優勝についてはずっと同じ部屋でやってきた後輩でもあるけど、尊敬に値する優勝だと思いますと話しました。
ほかの3大関が優勝して稀勢の里のみ優勝していない状況だったんですが優勝にいちばん近いといわれながら自分だけないのは苦しかったと思う。
厳しいことばもあっただろうし本人に届いてプレッシャーになっただろうけど、それをはねのけての優勝です尊敬に値しますということです。
これからが大事と言いました。
この成績に満足することなく今まで以上の稽古をする必要がある1回の優勝は通過点という気持ちでやってもらいたいということです。
西岩さんらしい真摯なコメントですね。
親方もけがに苦しみながら苦労を重ねた相撲人生でしたからね。
けがさえなければ関脇ではなくそのさらに上、そしてそのさらに上というふうに期待された力士でした。
体じゅう悪いところだらけの元関脇若の里の西岩親方です。
土俵上は6勝8敗の松鳳山石浦も6勝8敗。
松鳳山のほうが早すぎました。
松鳳山は今場所三日目に日馬富士に勝ちました。
自身3つ目の金星を獲得しています。
ただ残念ながら6勝8敗負け越しが決まっています東の2枚目。
松鳳山は張って相手を起こしたいですね。
突き倒しました、松鳳山の勝ち。
石浦は顔を押さえています。
どこかで手か頭があたったでしょうか。
少し脳震とう気味か?顔をしかめています石浦です。
拍手
中に入れたくなくて松鳳山は張っていきましたね。
石浦も足に手が掛かりましたけれどもそれをなんとか振りほどいて。
松鳳山の動きが速いですね。
今場所の石浦については舞の海さん、どう見ていますか。
だいぶ相手も研究してきています。
石浦をよく見て攻略してきていますから。
ちょっと気になるのは114kgですか?石浦。
場所前です。
114kgあるともっと重い相撲が取れると思います。
相撲を見ていても取り口が少し軽い感じがします。
松鳳山に押し出されるこの体の飛び方辺りですね。
もう少し体の使い方を工夫しなければいけませんね。
先場所もう少しあたりが強かったかもしれません。
それとやはり小さい力士というのは動き回ればいいかといえばそれだけでも、だめなんですね。
動くとかえって自分の体を、軽くしてしまうときもありますから動いてはいけないときもあるんですね。
石浦もその辺りこれから先に向けて研さんを積む必要があるということかもしれません。
石浦のリポートです。
右目の上が大きく腫れていました。
松鳳山の頭があたったんでしょうか。
頭があたったという話でした。
最後、追い詰めるところで松鳳山の頭があたりました。
勝ったのは松鳳山7勝8敗。
石浦は今場所6勝9敗で相撲を取り終えました。
千秋楽幕内の土俵が進んでいます。
土俵上は好成績どうし。
御嶽海が10勝4敗。
今場所の技能賞受賞が決まっています。
今場所は2横綱2大関を倒す活躍。
西の筆頭の御嶽海。
来場所に向けて三役復帰というのが大きく見えてきました。
対する千代の国は9勝5敗です。
向正面には、阿武松親方に座っていただいています。
今場所の御嶽海の相撲また何か1つ力をつけたような内容だったと思います。
力強いですよね。
突っ張りもありますし差し手もありますしそのあとぴたっと追い足といいますか、下半身が上体、攻めについていきますね。
このあと日馬富士が投げを打つんですがそこについていきましたよね。
ですから相手は逆転できませんよね。
腰がついていきますのでね。
御嶽海対策としてやはり対策を練らなければいけないと思いますよ。
ただの押し相撲ではないと言ってましたね。
御嶽海の相撲ですよね。
突きもあれば押しもあるそして四つ身もできるんですよ。
私は御嶽海の相撲はそういう相撲だと思っています。
ここから先、楽しみですね。
攻め手の幅がありますよね。
時には激しく突いて出て一気に持っていく。
そして四つ身の力士には差して中から攻める相手はやりづらいといいますか対策を立てづらいですよね。
舞の海さんも、相撲に幅をというふうに出羽海部屋の後輩としてアドバイスしたということですね。
組んでも、もろ差しになってもよし、その場その場で精いっぱいではなくどういう状況になっても相手が次にどう出てくるのかという先を読む力士そういう能力が高い力士だと思います。
少し今場所は対応ができるような余裕が出てきたと御嶽海は言っています。
もしかするとほかの力士以上にいろいろなことを感じる吸収力もあるのではないかなと思います。
千代の国との対戦で初の2桁勝利が懸かります。
御嶽海は平成4年生まれ24歳になったばかりです。
千代の国が手をつくのが早かった。
千代の国、手をついてしまった。
御嶽海の勝ちです。
これは千代の国としてはもったいないところ。
土俵際投げの打ち合い思わず手をついてしまった千代の国。
2桁はなりませんでした。
拍手と歓声
11勝4敗の御嶽海。
技能賞に花を添える11勝です。
決まり手は、すくい投げで御嶽海の勝ち。
攻められても押されてもすぐに攻めに転じる速さもありますね。
千代の国はとても悔しそうな表情です。
手をついちゃったと言いました。
反応がちょっと余裕が出てきたので御嶽海はできるようになったと話しています。
千代の国も激しく突っ張って体をどんどん寄せるんですが引いたんですがすぐに左を差して守りに入りますよね。
左を差すだけではなく右も器用に差して最後は、かいなを返して。
千代の国が上手投げを打てば打つほど、自分のかいなの返しが効いてきますね。
引きましたけれども、一瞬下からもろ差しになられかけて引いて対応したんですね。
引きながら自分の形を作っていくというそれから攻める姿勢、体勢もいいものがありますね。
日に日にいろいろな力士と対戦して勝っていくうちに御嶽海は、あれ?俺は自分が思っていたよりも強いんだなと思っているかもしれません。
千代の国が舌を出して手をついたことを悔やんでいたようです。
花道に戻ってくるときもやっちゃった、手をついたと苦笑いした千代の国でした。
しかしこの御嶽海が非常に楽しみになっていきました。
準備ができましたら御嶽海の技能賞のインタビューをお伝えします。
小結の栃ノ心が休場しています。
1つ空くんですけれども大関の琴奨菊が来場所、関脇に陥落します。
現段階ではまだ空かないという状況です。
琴奨菊と玉鷲が関脇ですよね。
もう1人の関脇の正代が6勝8敗です。
きょう勝ちますと7勝8敗でとどまれると、全く空かない状況になってしまいます。
果たしてその辺り分かりませんが結果を見てみなければどうなるか分かりません。
三賞のインタビューです。
初めての技能賞、御嶽海関です。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
11番勝ちました。
なんとも言えないですね。
うれしいです。
きょうもまさに技能といいますか中に入っての相撲でした。
腰が浮いてしまったんですが白星を取れたのでよかったです。
三賞の選考委員会の中では体の寄せ方、膝の使い方がいいということでした。
稽古してきてよかったなと思います。
今場所、自分ではどこに手応えがありましたか。
立ち合いの踏み込みと圧力大関、横綱とやってやはり自信がついたなと思いますね。
そして最後は来場所の番付なんですが。
はい。
いやあ、どうなるか分からないですけど今場所勝てたので来場所は来場所でまた同じくらい勝てばいいかなと思います。
おめでとうございます。
ありがとうございました。
御嶽海関でした。
吉田⇒非常にきびきびといつもインタビューに答えてくれる御嶽海です。
土俵上は制限時間いっぱいです。
宝富士と妙義龍ともに負け越しが決まっています。
寄り切りました、宝富士の勝ち。
きょうは、妙義龍外してきました、右肘にきのうまでテーピングがありました七日目の辺りからこのテーピングを施すようになりました。
あまり肘の調子がよくなかった宝富士。
妙義龍は膝も恐らく悪いんじゃないでしょうかね。
あたって押していくんですがどうしても足の力がないとそれ以上の力が生まれません。
ですからもうひとつ妙義龍らしい粘っこい相撲が取れませんでした。
宝富士も今場所なかなか左四つに差させてもらえませんでした。
東の筆頭、番付を上げていたんですが相手もよく取り口を見ていました。
先ほど番付の話をしていましたが平成6年の名古屋場所からいわゆる張り出しを作らずに番付を枠内におさめるようにしました。
ただ過去を見ますと平成26年の春場所には関脇が3人生まれたこともあります。
ですから今回琴奨菊が関脇に下がってくるそして今、土俵に上がった高安が東の小結で10勝4敗高安をやはり関脇に上げざるをえないという状況があるかもしれません。
そうなってきますと話は別ということになります。
しかしこればかりは番付編成会議を見てみないと分かりません。
しかし、上位のそれぞれの力士がこれだけ活躍して審判部の番付編成会議も頭が痛いですね。
今場所、活躍した力士の1人高安が土俵に上がっています。
2横綱2大関を破る活躍敢闘賞を受賞しています。
敢闘賞は4回目です。
特に九日目に稀勢の里が敗れた直後に白鵬を破ったという相撲がありました。
しかも堂々たる電車道に近いような相撲内容でした。
そして、平成生まれの2桁勝利画面に出てきました。
今場所活躍した力士は平成生まれ。
舞の海さん、平成生まれが少しずつ台頭してきましたね。
世代交代が少しずつ始まるのかなという感じがします。
そうですね、今出ているこの4力士も成長著しい力士でした。
期待が持てます。
そして高安はいよいよ今度は1つ上、ですね。
先場所は初めて大関に挑戦しました。
7勝8敗と負け越しはね返されてしまいました。
今場所はすでに2桁勝っています。
もう一番上乗せをしてまずここで再び大関昇進への起点を揺るぎないものにしたいものです。
対戦相手は遠藤です。
遠藤は確か先場所も7勝7敗から千秋楽、負けています。
殊勲賞受賞はなりませんでした遠藤です。
今場所も千秋楽、厳しい相手とあたりましたね、遠藤。
遠藤は早く左四つになって右の上手を取って頭をつけたいですね。
高安は、遠藤戦突っ張ることが多いです。
組むと遠藤はうまさを発揮します。
大関昇進に向けての、まず起点作り、11番欲しい高安。
遠藤は勝ち越しが懸かる千秋楽です。
行司は玉治郎。
はたき込み高安の勝ち遠藤残念ながら今場所も千秋楽負け越しです。
高安、11勝目は首をひねりながらの勝ち星でした。
阿武松さん、遠藤もよく攻めましたがね。
高安は立ち合い、失敗しましたね。
遠藤に対してかち上げにいきました。
下からうまく押っつけられてかち上げを殺されましたね。
ですから全然下がりませんでしたね、遠藤は。
遠藤は前さばきのうまさを発揮しました。
下からうまく右で押っつけられて手が伸びませんね。
高安の手が遠藤、下からいくんですが高安の懐の深さですね。
上突っ張りですけど少し上体を起こされた中で回り込まれてそしてはたかれてしまいました。
舞の海さん、いかがでした。
遠藤、組みたかったですね。
相手が突っ張ってきますので自分も押していきました。
足が最後出ませんでした。
遠藤の気持ちも分かります。
というのは恐らく遠藤の視線は高安の足が俵に詰まっていました。
あと一歩で押しきれるということで思い切り体を預けていこうという気持ちも分からないではありません。
高安の11勝これは大きい白星ですね。
1度は大関取りに挑戦しています。
その気持ちは忘れていないと思います。
西の花道の奥、きのうすでに初優勝を決めた稀勢の里の顔が見えます。
後ろには、優勝力士に贈られるトロフィーなどが並べられています。
稀勢の里は、この1年間もがき苦しんできたでしょうね。
ことばには表せないくらいの苦しさがあったと思います。
稀勢の里自身も優勝まであと1つ何かが足りない。
その何かは気持ちですとはっきりと本人も話していました。
精神面の弱さ、その弱さを克服していきたいという話をしていました。
きょうはご両親も観戦しています。
優勝は決まりました。
横綱もほぼ手中に収めています。
あとはきょうの結び第一人者、白鵬に勝ってその喜びをさらに大きくしたいところです。
敢闘賞のインタビューです。
高安関です。
おめでとうございます。
11勝、白星を上積みしましたね。
なんとか勝てました。
2横綱3大関を破りました。
今場所内容よかったんじゃないですか。
自分の思ったとおりの相撲が取れました。
気分よく、取り組むことができました。
先場所初めて大関に挑むという場所を経験して、いかがですか?今場所への切り替えはできました?すごくいい経験でした。
それを踏まえて初日から取り組みました。
新しい1歩目だと思います。
そうですね。
また何回でも上を目指したいと思います。
部屋の兄弟子、稀勢の里関が初優勝、いかがです?自分のことのようにうれしかったです。
私も感化されました。
私も優勝を目指したいと思います。
ベストを尽くして来場所取り組みます。
また来場所も期待しています。
おめでとうございました。
ありがとうございます。
兄弟子、稀勢の里の初優勝が高安にとっても大きな刺激になっていると思います。
高安、2横綱2大関を破ったと申し上げましたが2横綱3大関を破った高安です。
訂正します。
土俵は勢と、新関脇正代。
西の関脇正代と6勝8敗勝っておくとあるいは三役に踏みとどまる可能性もあります。
逆に勢は西の3枚目三役復帰を目指しての今場所です。
はたき込み正代勝って大きな7勝目を挙げました。
勢は、勢い余って土俵下。
攻めていたのは勢。
正代、僅かに余裕があったでしょうか。
決まり手ははたき込み。
そしてこれより三役そろい踏みということで花道を下がっていく正代です。
もろ差しになりたい正代なんとしても右を差したい勢その攻防でした。
最後勢が我慢できずに右をしっかり差し込むことができないまま体を預けていきました。
先ほど世代交代の始まりかというお話をしました。
この正代も今場所新関脇でこれで7勝8敗平成3年の生まれです。
関脇で7番勝つというのは実力がないとここまで勝てません。
ですから次、落ちても今度、関脇に上がったときは地力をつけて勝ち越せそうな気がします。
来場所三役の番付でどうなるかというのが注目の的です。
関脇あるいは小結が2人以上3人以上誕生しないと変わらないということにもなりそうです。
こればかりはまだ分かりません。
千秋楽これより三役まず東からです。
前に関脇の玉鷲と大関照ノ富士。
そして、扇の要の位置後ろにいるのは横綱白鵬です。
続いて西方の三役そろい踏みです。
その扇がかえりました。
要の位置が前です。
前に豪風、そして後ろに琴奨菊と稀勢の里思い起こせば1年前の初場所右側にいる琴奨菊が初優勝。
そして1年後の初場所今度は稀勢の里が初優勝を遂げています。
土俵下に控える稀勢の里です。
去年、毎場所のように優勝を争っていたときには何か笑みを浮かべるような表情が見えました。
しかし今場所はその笑みもあまり見られませんね。
そうですね。
きのうの相撲も落ち着いていました。
立ち合いは少しは合いませんでした。
立ち遅れたような変な立ち合いではありました。
しかし、そのあとですね。
動じることはありませんでした。
それにしても相撲の神様は本当に長いこと稀勢の里に試練を与えましたね。
何か意味があったのではないでしょうか。
横綱昇進はほぼ間違いないところです。
むしろここからが稀勢の里の花が大きく開いていくのかもしれません。
稀勢の里、このまま横綱昇進の運びになりますと30歳9か月で横綱に昇進したら、あの師匠隆の里に次ぐ、昭和以降では7番目の苦労しての横綱昇進となります。
30歳6か月の昇進となります。
調べますと茨城県出身の横綱というのは、過去に3人います。
そのうち、男女ノ川という34歳の横綱、茨城県出身でしたその人以来ということになります。
明治時代には常陸山という力士がいました。
稲妻という横綱もいましたね。
稀勢の里が、茨城県の4人目の横綱ということになります。
男女ノ川は昭和11年の五月場所で横綱昇進を果たしました。
81年ぶりの横綱ということになります。
白鵬のリポートです。
あえて力比べをしようというのがあるのかもしれませんね。
稀勢の里のリポートです。
立ち合い、右の前まわしを取る動きそして付け人に右を固めさせて自分の左とぶつけるような形をしていました。
両者ともに左四つの攻防ということになっていくんでしょうか。
過去の相撲を見ていても差し手争いになると稀勢の里の左四つに差し勝っている相撲というのが結構多いんですね。
それぞれの支度部屋の表情をリポートしてもらいました。
これより三役、まず最初は玉鷲と豪風です。
ともにこれが2回目の三役そろい踏みです。
2桁勝つのは果たしてどちらか。
2桁勝利は豪風。
玉鷲はちょっと見すぎたか。
玉鷲の腕が伸びませんでした。
お見事、豪風。
役相撲にかなう。
弓矢の矢も一緒に受け取りました豪風です。
向正面は阿武松親方です。
ベテランが見せてくれましたね。
スピードがありましたね。
今場所、玉鷲も先場所に続いて成長著しいところを見せたんですがね。
真正面からついていたんですがね豪風が玉鷲の肘を殺しながら突いて出ていきましたね。
ですから玉鷲の肘が伸びませんでしたね。
豪風は下から下からいきました。
玉鷲に相撲を取らせませんでした。
玉鷲はあたった瞬間、手が出ないと悔しそうに言っていました。
豪風はことし38歳になります。
その年で10番というのはすばらしいですね。
立派ですね。
見ている人は15日間すべてこの立ち合いでいけばいいじゃないかと言うんですがだんだん年を取ると目いっぱいぶちかませないようになってくるんですね。
きょうは最後の一番ですからけがをしてもいいということで思い切ってぶつかっていったんだと思いますよ。
少しきょうはどこか痛めたとしても、あすから体を休めることができますからね。
三役、2番目です。
大関どうしの対戦は4勝10敗どうしです。
琴奨菊は7回目のカド番の場所。
負け越しが決まりました。
平成23年の九州場所から大関昇進をして琴奨菊は32場所目だったんですがその大関の座を明け渡して来場所は関脇としてもう一度10番の白星を目指します。
2場所続けて負け越した大関は関脇に陥落しますが次の場所、2桁の星を挙げますと大関復帰が、かないます。
師匠の佐渡ヶ嶽親方も、まだまだ来場所を目指して一からという話もありました。
その佐渡ヶ嶽親方が言ったのは今場所稀勢の里を倒しているのだから、とそういうことばがありました。
まさに集中力去年の初優勝を思い出させるような稀勢の里戦でした。
稀勢の里が優勝できたのは、琴奨菊のおかげかもしれませんね。
去年の初場所で久しぶりの日本出身の優勝力士が琴奨菊でしたからね。
なんとなく硬直した時代を突き動かした立て役者でした。
それが刺激になって今場所稀勢の里の優勝につながったのはないかという気もします。
関脇へ陥落したのは延べ18人次の場所で10勝して大関に復帰したのは4人5回ということになります。
非常に厳しいデータではあります。
去年の初優勝今場所の稀勢の里を破った相撲。
そうですね堂々とした相撲内容でしたからね。
琴奨菊はその来場所につなげる相撲を千秋楽に取りたいところです。
それにしても土俵上というのは悲願の優勝を果たす力士もいれば大関から落ちていかなくてはいけない力士喜びや感動とともにもの悲しさも漂うことしの初場所ですね。
寄り切りました。
琴奨菊の勝ち。
来場所につなげる5勝目来場所につなげる白星をこの千秋楽で挙げました。
照ノ富士は4勝11敗です。
弓矢の弓のつるが琴奨菊に与えられました。
踏み込みましたね。
舞の海⇒左が切れたんですがね。
一度、体を寄せていきながら最後は左を取って最後土俵際で胸を突いたんですね。
けんか四つなんですがきょうは左の前まわしを取りました。
琴奨菊、千秋楽を白星で飾りました。
立て呼出しの拓郎が上がりました、土俵上。
立行司40代式守伊之助両者を合わせます。
白鵬に稀勢の里。
番数も取り進みましたるところかたや白鵬、白鵬こなた稀勢の里、稀勢の里この相撲一番にて千秋楽にござりまする!この一番にて千秋楽。
その千秋楽、結びの一番は両者の意地そして、来場所以降に向けて大切な一番です。
すでに優勝は決まっています。
きのう、きょうの直接対決を待たずに稀勢の里が勝って白鵬が敗れたことで稀勢の里悲願の初優勝がきのうの十四日目で決まりました。
白鵬としては横綱に昇進して初めて4場所続けて賜盃を逃しました悔しい場所でもあります。
その両者がこれから相まみえます。
過去は白鵬が大きくリードしていますがこの1年は稀勢の里が3対2です。
数々の名勝負、名場面を演じてきた2人です。
白鵬も左差しの立ち合いを繰り返していたということなんですが。
舞の海⇒差し手争いでもみ合っているうちに押し込まれたくないということがあるでしょうね。
ですから最初から左四つに組みにいって地力では寄っていけないので稀勢の里の力を利用しようとする作戦なのかもしれませんね。
きょうはご両親が稀勢の里の土俵を見ています。
去年の夏場所に全勝どうしであたったときに白鵬はあえて左四つに組みにいって最後に下手投げで勝ちました。
それを白鵬はもう一度やろうとしているのかもしれません。
今の両者の状態を見ていますとお互いに体を正面に置いて力比べ、押し合いをすると稀勢の里のほうが有利だと思いますね。
白鵬はそれがなんとなく分かっていて相手が攻めてくる力を利用して、投げでしとめたいそういう気持ちがあるかもしれませんね。
阿武松さんは、どう見ますか。
横綱が左四つになった場合は下手を使いながら落としながら、上手をやらずに中に入っていきながら下手投げに寄り。
そういうことも想定して支度部屋でやっていたんではないでしょうかね?それは想定ということで白鵬はみずから左四つにはなりませんか。
攻めの中で稀勢の里のほうが差し勝つことが多いんですよ。
ですからその対策を練りながら土俵を円く使おうという対策でやってるんじゃないでしょうかね。
さあ、ここで制限時間いっぱい。
重圧の中で自分に勝って初優勝を手にしました稀勢の里。
もう1つの大きな夢横綱をほぼ手中にした稀勢の里。
大きな白鵬という壁を打ち破って喜びを2倍、3倍にしたいところです。
白鵬は最後にいいところで立ちはだかるか。
突き落とし。
意地の白鵬に対して冷静に、そして力強く慌てずに稀勢の里が白鵬を下しました。
白鵬という大きな壁を打ち破って優勝と、そして横綱昇進。
両手に花の稀勢の里です。
冷静でした、稀勢の里。
決まり手は、すくい投げです。
白鵬も思い切って踏み込んでいきました。
そして一気に攻めたてました。
押っつけていきましたがぶりました。
しかし稀勢の里は動じませんでした。
揺るぎない下半身。
あとひとつ、足りないという中で、黙々としこを踏む姿がありました。
すべての苦労が花開きましたきょうの千秋楽です。
舞の海⇒いい顔してますね。
きょうは花道を入ってきたときから落ち着いたいい表情でした。
きのうの優勝に浮かれていませんでしたね。
白鵬も立ち合い厳しい攻めを見せました。
左四つから、もろ差しねらいにいったんでしょうかね。
もろ差しでした、分かりませんが白鵬は長く相撲を取る気持ちはありませんでしたね。
一気の勝負をかけましたね。
止まらずに押し込みました。
これは稀勢の里が左をのぞかせたのが、大きかったですね。
これでなんとかぎりぎり残せましたね。
白鵬は預けていくか押し込んでいくかだった稀勢の里が左の浅い下手の位置ですくおうとする。
この力の戦いでしたね。
お母さんの裕美子さんの目に涙が浮かびました。
きのうの初優勝でも喜びがあふれたと思いますが何かきょうの表情はしみじみとかみしめる喜びそんな表情に見えました。
西の支度部屋から稀勢の里がゆっくりと東の支度部屋に移動します。
幕内最高優勝の力士だけに許される東の支度部屋の奥です。
阿武松さん、熱戦どう見ましたか。
すばらしい相撲でしたね。
横綱はこん身の相撲でしたね。
こちらから顔が見えましたが鬼の形相で寄り立てましたね。
ただですね稀勢の里の膝が曲がっていて残るかという感じの残し方だったですね。
落ち着いてましたね。
少し余裕も感じられましたね。
残しながら左を差しながらでしたね。
やはり優勝を手にしてそのあとの一番ということで落ち着いて取れたということですね。
ここで気を抜いてしまってはで来場所以降も、白鵬につけ込まれますからね。
気持ちを鬼にしました稀勢の里。
これまで弱いといわれていた稀勢の里の精神力自分に打ち勝った精神力稀勢の里です。
母校の長山中学校も歓喜の渦です。
杉岡⇒今まさに興奮冷めやらぬ感じなんですが稀勢の里関の中学校を使用しているんですが先生にお越しイタダキました。
おめでとうございます。
最高にうれしいです。
最高にうれしいです。
去年も去年のこともあるのでどきどきして見ていました。
ちょっと泣けました。
やっぱり努力を続けるというのはすごいんだなと改めて学びました。
長山中学校からお伝えしました。
千秋楽、稀勢の里が相撲を取り終えました。
きょうの幕内の結果です。
貴ノ岩と蒼国来という今場所大いに活躍して三賞を獲得した2人です。
佐田の海勝ち越しです。
嘉風勝ち越しです。
御嶽海は11番勝って技能賞です。
高安が大関昇進に向けて新たなスタートです。
新関脇新三役の正代は負け越しを1点で抑えました。
結びの一番稀勢の里、すくい投げ横綱白鵬を破って14勝1敗。
その稀勢の里が大いちょうを整えて出てきました。
リポートです。
藤島審判が理事長室を訪れました。
八角親方に理事会の召集を告げて八角理事長が水曜日に理事会を招集するとわれわれに宣言しました。
水曜日に臨時理事会が招集されるということです。
その前に八角理事長はあす開かれます横綱審議委員会に稀勢の里の横綱昇進について諮問することになります。
横綱審議委員会で出席者の3分の2以上の賛成がありますと横綱に推薦ということを横綱審議委員会が答申します。
守屋委員長は私見という言い方でしたがきのうの段階で見事な優勝あげてもいいのではないかと私見を述べています。
その答申を受けて臨時理事会が水曜日に開かれてそこで正式決定1月25日の水曜日番付編成会議が行われるのと同時に、使者が田子ノ浦部屋に稀勢の里のもとに新横綱昇進を伝えに行く予定になっています。
横綱稀勢の里誕生に向けていよいよ動き始めた相撲界です。
館内アナウンス⇒国歌君が代の斉唱であります。
皆様ご起立願います。
陸上自衛隊東部方面音楽隊の演奏による前奏に引き続きご唱和ください。
♪〜
(君が代)
拍手
館内アナウンス⇒ご着席ください。
吉田⇒すがすがしい表情で稀勢の里が君が代を歌いました。
会場のお客さん、ご両親とともに歌った君が代です。
館内アナウンス⇒平成29年一月場所幕内最高優勝は大関稀勢の里寛。
拍手
成績は14勝1敗であります。
吉田⇒ファンが、何より稀勢の里自身が思い描いてきた、これから賜盃を抱きます。
表彰状賜盃稀勢の里寛右は平成29年一月場所にて成績優秀により賜盃にその名を刻し永く名誉を表彰する平成29年1月22日公益財団法人日本相撲協会
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そして賜盃を抱きます。
初めて抱く賜盃。
賜盃の重さは29kg。
ただ稀勢の里には、もっと重いこの賜盃の重みです。
館内アナウンス⇒続いて優勝旗授与。
吉田⇒今、再びお母さんの裕美子さんの目に涙が浮かびました。
かわって優勝旗が二所ノ関審判部長から贈られます。
二所一門から久々の横綱誕生ということにもなります。
かわって内閣総理大臣杯です。
館内アナウンス⇒続いて内閣総理大臣賞の授与であります。
表彰状内閣総理大臣杯稀勢の里寛殿あなたは平成29年一月場所において成績優秀により内閣総理大臣杯にその名を刻し永く名誉を表彰します平成29年1月22日内閣総理大臣安倍晋三
拍手
吉田⇒賜杯、優勝旗そして内閣総理大臣杯3人の横綱がそして稀勢の里以外の3人の大関はすでに賜盃を抱きました。
横綱大関でただ1人優勝がなかった稀勢の里特にこの1年は苦しかった場所もあります。
それがすべて報われた瞬間です。
優勝力士インタビューです。
初優勝です。
稀勢の里関に伺います。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
大変な歓声ですよ。
本当にもうありがたいです。
大関自身がそしてファンの皆さんが今か今かと待っていました。
ずいぶん長くなりましたが本当にいろんな人の支えがあってここまでこられたと思っています。
きょうはご両親も見つめる土俵でした。
最後の一番どんな思いで臨みましたか?最後、必死に残して…
拍手と歓声
初土俵から15年大関になって5年何度もチャンスがありました。
この場所、あと1つを乗り越えられたのは何があったんでしょう?本当に一日一番という気持ちで集中してやれた結果、よかったです。
大関という言い方をするのはもしかするとこれが最後になるかもしれません。
拍手と歓声
取組のあと八角理事長が横綱昇進をする理事会を召集するという話をされました。
一生懸命、自分の相撲を信じてどんどんまた稽古してまた強くなって、また皆さんにいい姿を見せられるように頑張りたいです。
これだけの皆さんの期待を背負っています。
新しいスタートに向けてファンの皆さんにぜひお願いします。
本当に温かい声援いつもありがとうございます。
力になりました。
また来場所、期待に応えるよう一生懸命頑張りますので今後ともよろしくお願いします。
おめでとうございました。
ぜひ向正面にも。
拍手と歓声
吉田⇒思わず涙がこぼれました。
稀勢の里という大関は、ふだんはあまり喜怒哀楽をわれわれ報道関係者の前では表しません。
舞の海⇒相撲の取り口を見ていても受け答えを見ていても本当に不器用な人間なんじゃないかなと思いますね。
故に万人に愛される大関だったわけですよね。
何か1つ足りないものがあるからこそ魅力を感じた力士なんじゃないかなと、みんなに愛される力士なんじゃないかなと思いますね。
去年の暮れに稀勢の里にインタビューする機会があって去年は本当に、琴奨菊関豪栄道関、正直に言ってやっぱり悔しかったという話をしていました。
やはり大勢のファンの皆さんの期待を裏切ってしまったそれが苦しかったと話していました。
来年は、つまりことしですが自分の心に打ち勝って自分の賜盃を。
まさにそれがこの初場所にすぐに花開くという状況になりました。
そして再び、稀勢の里を横綱にする会会長NHKの専属解説者北の富士勝昭さんに話を聞きましょう。
今の北の富士さんの気持ちを聞かせてください。
北の富士⇒率直によかったなという思いですね。
よく勝ってくれましたね。
白鵬戦はいろいろな意味のある白星だと思います。
喜びが倍増するといいましょうかね。
きょう、負けるのと勝つのとでは来場所も違うから、雰囲気もね。
4横綱時代に入っていくわけですがこの新横綱にはどんな点を期待していきますか?それぞれ4人の横綱個性的ですからねわが道をいくで稀勢の里、自分の相撲道横綱道を歩んで行ってほしいですね。
二所ノ関審判部長は常に優勝争いに加わるそして休場しない、安定した横綱になってほしいという言い方をしています。
そういう意味では丈夫ですね。
無事これ名馬ではありますがこれまでの15年の土俵生活で休場は1日だけです。
しかもその休場は不戦敗で千秋楽でしたので成績上は1日も、休みのやの字もないことになっています。
すばらしいね。
今場所全体を振り返ってどんな印象でしたか。
若手がずいぶん伸びてきたなということを感じますね。
みんな若手にことごとく横綱大関が序盤から食われましたよね。
そういうことがありましたので稀勢の里と白鵬の2人の対決になるだろうという見方を僕はしていました。
しかし思いのほか、みんな早く次の世代の力士…次に続く力士それぞれのちょっとつらいところですね。
今場所は途中から2横綱1大関が休場してしまうという小結の栃ノ心は途中休場という役力士が休場する場所となりました。
稀勢の里が頑張って若手が頑張ったという最後は盛り上がりましたね。
舞の海⇒弟子の千代の富士関が横綱昇進したときに辞めるときはすぱっといこうと北の富士さんはおっしゃったと言っていましたね。
言うんじゃないか、師匠ならば。
横綱昇進した人はうれしさだけではないでしょうね。
うれしさ半分怖さが半分といいましょうかね。
それはありますよ。
負けたら引退の2文字が常にありますよ。
大変な地位です。
もうすぐ味わうと思いますよ。
負けなければいいんですよ。
来場所幕内の解説をお願いします。
ありがとうございます。
今場所、病気療養ということで電話で伺いました北の富士さんの話でした。
田子ノ浦親方の談話です。
ここまで本当に長かったという感じです。
先代の師匠も念願だったと思います。
応援しに来てくれた人のことを考えるといろいろなことを思い浮かべられます。
それよりも何よりも本人が一生懸命やっていたしなんとか勝たせてやりたい今場所の相撲については非常に落ち着いて取っていた。
自信もあったと思う、粘り強い相撲を取ってファンが喜んでくれるような横綱に稀勢の里になってほしいと師匠の田子ノ浦親方は話していました。
お父さんの貞彦さんの話です。
ことばにならない思いです。
しかしこれからが大変苦難の道の始まりだと思う。
これからは相撲を始める子どもが1人でも増えるようなそんなきっかけとなる力士になってほしいと話していました。
画面では新入幕から横綱までの所要場所数というテロップをご紹介しています。
稀勢の里は73場所。
先代の師匠、新横綱と呼ばれた隆の里も新入幕から50場所糖尿病で苦しむ中つかんだ横綱だったんですがそれを上回る忍びに忍んでつかんだ横綱ということが言えるかもしれませんね。
舞の海⇒そうですね。
舞の海さんもちょっと目が潤んでいましたね、先ほど。
そうですか?そのように見えました。
少し目頭が熱くなりましたね。
一方の白鵬です。
自身初めて4場所続けて賜盃を逃しました。
今場所の白鵬についてどう見ますか。
相撲内容を見ますと少し以前よりも軽くなっているなという不安はあります。
思えば休場がありました。
そして手術に踏み切りました。
先場所、休場明け今場所休場明け2場所目ということでなかなか年齢を考えるとすぐに戻らないのかもしれませんね。
白鵬についてのリポートです。
インタビューが終わった直後に風呂から出てきました。
悔いはないか?と聞かれてそうですねと答えました。
大関の印象は軽いなと思ったけれども土俵際でその辺りがやっぱり強い大関、優勝をしたという感じがしました。
15日間については取りこぼしがありすぎたねというふうに話していました。
白鵬は今場所11勝4敗で取り終えました。
全盛期に比べると、という話がありましたが決して負けなかった初顔に今場所は2人、荒鷲ときのう貴ノ岩と初顔に2人負けました。
高安戦一方的にはじかれて土俵の外に持っていかれました。
白鵬自身もショックだったと思います。
もしかすると自分の衰えを少し感じた一番だったかもしれませんね。
その中で春場所は3月幕を開けます。
貴乃花、曙、武蔵丸そしてこの場所まで若乃花と4人の横綱がいましたがそれ以来の平成10年春場所以来の4横綱という場所が3月幕を開けるということになりそうです。
日本出身の横綱は66代、3代目の若乃花の日本出身力士の誕生から久々になります。
去年の初場所、琴奨菊が日本出身力士として10年ぶりに賜盃を抱いてそこから流れが少し変わり始めました。
ほかの力士も刺激になって横綱以外の力士たちも自分もできるのではないかそういう意識に変わってきたように思います。
白鵬を頂点とする横綱が中心で動いた相撲界ですが去年の初場所の琴奨菊の優勝から今場所まで7場所で6人が優勝するという展開です。
その意味でも来場所を果たしてどのような展開になっていくのか非常に注目です。
残念ながら途中休場した横綱鶴竜は師匠の井筒親方によりますと現在首と肘の治療をしていて自宅で療養中だということです。
土俵上ではNHK金杯の表彰式が行われました。
拍手
木田専務理事から稀勢の里に金杯が贈られました。
向正面には元関脇益荒雄の阿武松親方です。
来場所春場所への期待というものをお聞かせください。
新横綱が中心となって春場所を盛り上げてくれると信じますね。
私もこのような感動的な場所に立ち合うことができて幸せを感じています。
千秋楽に北の富士さん休場ということで向正面にお座りいただきました。
来場所4横綱時代、新横綱どのようなふうに思いますか。
どんどん新しい力が出ています。
上位の横綱、大関も白星を重ねるのは大変な時代になったとそういう意味でもおもしろいですよ。
阿武松さんありがとうございました。
日馬富士は右の太ももの肉離れをしていましたが師匠の話では歩くことはできるがふんばれない歩いていますよという話が、伊勢ヶ濱さんからありました。
大関の豪栄道は右足首のじん帯を痛めました。
今は治療に専念しているという師匠の境川親方の話もありました。
4横綱時代、始まりますね。
おもしろくなりますね。
果たしてどんな場所になるのか千秋楽が終わりました。
♪〜「大相撲初場所千秋楽」をお伝えしました2017/01/22(日) 15:30〜18:00
NHK総合1・神戸
大相撲初場所 千秋楽 ▽ついにつかんだ初優勝 稀勢の里・きょう白鵬との大一番[二][字]

 (3:40)「幕内取組」,【解説】正面(幕内)舞の海秀平,向正面(幕内)阿武松(元益荒雄)

詳細情報
番組内容
 (3:40)「幕内取組」,【解説】正面(幕内)舞の海秀平,向正面(幕内)阿武松(元益荒雄) 【アナウンサー】正面(幕内)吉田賢<副音声>【ゲスト】マーク・シリング,【実況】ロス・ミハラ 【通訳】古山真紀子 〜国技館から中継〜
出演者
【出演】(3:40)「幕内取組」,【解説】正面(幕内)舞の海秀平,向正面(幕内)阿武松(元益荒雄),<副音声>【ゲスト】マーク・シリング,【実況】ロス・ミハラ