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字幕書き起こし ボクらの時代 2017.01.22天海祐希  内田有紀  遊川和彦

今日の『ボクらの時代』は先週に引き続きこちらの3人
(遊川)奥さんだって。
子供しか見ない。
世間の夫婦の実態やそれぞれの結婚観まで大いに語り合います
(天海)できないんじゃなくてしないの。
(内田)結構辛辣なことを言う。
最近毎回妊娠出てくるよねみたいな。
妊娠が出てくればいいとか思ってない?って言うからさ。
分かったよ次から妊娠書かねえよとか思う。
だから結婚勧めてるんですよ。
駄目です。
何が。
勧める必要がないんですって。
結婚は勧めるもんじゃない。
すごい嫌な顔してるから…。
向こうからあ〜って手振ってきてあれ?誰だこいつって思って。
帽子かぶって。
目深にかぶって。
天海さんだと思って。
でもそのときにすげえカワイイと思った。
でしょ?カワイイんです。
そのとき俺初めてカワイイと思った。
この人についてこうなんて男あんまり…。
一見そう見えてちっちぇえ男っていうのばっかり。
それ男の本質だもん。
ハッハッハッ…。
笑い過ぎ笑い過ぎ。
でもやっぱりさっき言ったように俺は偽者だったの。
自分の中では偽者だと思って書いてるので。
でも私見て育ってますからね。
だからそんなに簡単にスタイルはできない。
逆に言うと。
若いころ書いてた私が見てたいろんなドラマは…。
あれは勢いですよ。
うわ〜。
自分にとって褒めてくれる人って誰ですか?誰?私は母親です。
でもそうですねきっと。
やっぱり家族…。
家族が一番辛辣。
辛辣なんです。
あなたこれ違うんじゃないのって言われちゃう。
衣装のこととかさ。
そういう役なのって言って。
でも母親にはむっとする。
何言ってんの?って思いながら。
でも結構痛いとこついてくる。
やっぱバレてんだと思いながら。
うちは嫁ですね。
嫁がもう厳しいから。
どういう奥さんなんですか?私ぐらい…。
同じぐらいです。
年はね。
でも結構辛辣なことを言う。
最近毎回妊娠出てくるよねみたいな。
妊娠が出てくればいいとか思ってない?って言うからさ。
分かったよ次から妊娠書かねえよとか思う。
一応言い訳する。
女性でドラマっつったら妊娠だみたいなこというじゃない。
でも奥さんと長く付き合って…。
15年。
その間に本書いていて…。
出来上がったら言う方なんですか?奥さんは。
すごい言いますよ。
素人評論家みたいなもんで。
役者の芝居にも言います。
「あの人はいい」怖っ…。
「あの人は合ってる」「あの人は駄目だった」何さまだよっていうぐらい。
でもそれがテレビを見てる人の意見。
代弁者。
無責任に言ってるからすごく参考になる。
ホントムカつくよね。
『偽装の夫婦』だって「8回目は素晴らしかった」とか言うわけですよ。
「あなたのドラマその後中だるみ…駄目になるから気を付けて」とか言うわけです。
笑ってるやつがいるからそう思ってるやつがいるんだな。
ネットでも書かれてる。
あのドラマは一回神みたいな回があってその後たるむと。
でも言われた方がファイトが湧く方なんで。
でももちろん褒めてほしいですよ。
でも合ってんですよ。
奥さんとね。
めんどくさいこともうれしいことも腹が立ってることもすごくうれしそうにしゃべるから。
だから結婚勧めてるんですよ。
駄目です。
何が?勧める必要がないんですって。
結婚は勧めるもんじゃない。
すごい嫌な顔してるから…。

 

 

 

 


勧めるもんじゃない。
でも女でいてくださいとは言った。
だって…私変なこと姉さんに会うと…。
テレビを見てても思うんですけどホントに一人でいるじゃないですか。
今何か危険なデンジャラスな。
デンジャラスじゃないです。
ホントに一人でいるんですよ。
なのにどんどん奇麗になってくのは分かんない。
何でなんだろうって。
どっから栄養を吸ってみずみずしさを保ってるのかなって。
何か秘密があるんですか?メークと衣装の力。
これまた不思議なことに…。
メークさんも衣装さんも素晴らしいんですけどすっぴんが最高に奇麗な人だから。
一回会ったんですよ。
スポーツクラブ行くときに向こうからあ〜って手振ってきてあれ?誰だこいつと思って。
帽子かぶって。
目深にかぶって。
昔付き合った女かなと思って。
ぺろって上げて。
俺の知ってるスタッフさんかなと思って近くに…。
天海さんだと思って。
そのときにすげえカワイイと思った。
でしょ?カワイイんです。
そのとき俺初めてカワイイと思った。
ハッ…。
ちょっと!ちょっと!いや普段は奇麗だと思ってる人がカワイイって思えたっていう。
それ見たから今回の主婦の役でもできるような気がしたのよ。
そこにつながって。
つまり変な話すっぴんでも大丈夫なんだとか。
ごめんね。
女優だからさ。
いつも奇麗なところしか見てないから。
でもすっぴんでこんなにかわいくて。
あっこれでいけばいいんだとか思った瞬間…。
私も見ましたよ。
映画。
ありがとうございます。
すごいかわいかったです。
あなたってさ結婚に向いてないよね。
遊川さんが自らの脚本で初めて監督を務めた…
ねえ。
(阿部)うわっ。
お風呂場と階段のリフォームどうする?
子供が巣立ち2人きりとなった夫婦のリアルな姿を描いています
何だよそれ。
そんなこと言えないわよ。
あれはわざと疲れさせてる主婦を書かれてるから本来の姉さんのかわいさとかではないけれど。
全然違います。
50歳ですからそんなに元気じゃない。
あとそんなに旦那に愛想良くしないでとか。
そういうあれはあった?おはようとかおかえりとか言うんですよ普通に。
嫁はそんなふうに言いません。
おはよう。
おかえり。
目も見ないでくださいって。
それ今の夫婦ってどうなんですかね。
家庭って。
絶対見てるわけない。
それ遊川さんちだよね。
いやみんなだから!みんなじゃないよ。
なっ!みんななっ!旦那だって目なんか見ないよな。
奥さんだって。
子供しか見ない。
もっと普通の家庭もあると思いますよ。
そうだよ。
だから結婚できない。
あっ言っちゃった。
できないんじゃなくてしないの。
全然何とも思わない。
何とも思わないっていう子としないのっていう…。
女性ってホントにいいよね。
たくましい。
でもホントに普通の人の愛想の悪い生活に疲れきっちゃってる緊張感もない人が最後ホームの所で話すときにカワイイ女になるっていう狙いもあるので。
取りあえずそこまではなるべく生活感だらだらして…。
遊川さんちスタイルで。
うちの嫁をいつも見てる怖いな〜みたいな。
また見て怒るよ。
そうだよ。
今日。
このまんま流してください。
でも結婚するとそういう色々妻のこと…。
だから阿部さんにはすごく気が小さい…。
最高でした。
あんなにおっきい…。
心も体もおっきい方があんな小さい男が何であんな似合うんだろうね。
ホント似合いますよね。
でもあれは男の本質だと思いますよ。
結局ずうたいはでかいけども心臓はノミですから。
そういう人ばっかりですかね。
いる?そんなカッコイイ男。
カッコイイ…いや分かんない。
この人についてこうなんて男あんまり…。
あ〜。
女性はいる?一見そう見えてちっちぇえ男っていうのばっかり。
それ男の本質だもん。
ハッハッハッ…。
笑い過ぎ笑い過ぎ。
アハハハ!ありますね。
男なめられてるぞ。
(天海・内田)あるあるある…。
大きく見せようとしてる男は。
女はそんなことする必要ないから。
だから強いんですよ。
遊川さんだから…阿部さんでもいいですよ。
一見カッコ良く見える男の人がどんだけちっちぇえかっていう男の人のドラマ書いたらどう?次もそうですよ。
どんだけちっちゃいかっていう。
サラリーマンの方たちがこぞって見てくださるような。
夫が普段家でどんなこと考えてるかとかね。
それ面白いじゃないですか。
ある人に聞いたら監視されてるような気がするって。
奥さんに?奥さんに?監視妻?監視妻!その人お二人ともよく知ってるプロデューサーの方で。
その方が奥さんが潔癖症なのね。
キッチンとかは自分の城だから。
入ってくるなと。
乱されたくないわけですよ。
だから旦那がすーっとキッチンに入ってったら監視が始まる。
何するんだ?布巾をずらしたとかなったらすぐ戻しに行くんですって。
それがすごい嫌で。
何事もなかったように戻ったらいつの間にか戻ってるんですって。
ああ嫌なんだね。
その奥さんは他人が入ってくるとずっと足元を見てるんですって。
後で拭かなきゃいけないから。
うわうわ。
それ相当ですね。
かわいそう。
そういうのずっと見てるらしい。
そういうのとっても面白くてね。
でもそれ言えない。
そういうのやめてくれるとか。
見ないでくれるとかも…。
ためないと言えない。
男って。
めんどくさいですね。
男は理性的でいようとするから。
そんなことで怒ってはいけない。
新聞読んでいる。
新聞読んでるの分かってるくせに何で話し掛けるんだと思う。
男は。
細かい話面白い。
意味分かんないですよね。
俺今新聞読んでるよね。
何?クリーニング屋がどうたらこうたら?そんなこと読み終わってから言えばいいのに女性は違う。
女性は…。
その瞬間言わないと忘れちゃう。
だから自分の落としどころとして男と女は違う動物であると。
そこも目を合わせないで分かったいいよって言うと聞いてないってことになるので一応目を見ていいよって言ってから新聞に戻らないと向こうのOKが出ないんですよ。
「聞いてないの?」俺昨日感じ悪いねって言われました。
妻に感じ悪いねって言われるとすごいこたえますよ。
昨日なんだ。
だって入ってくるときちょっとドア開けてあるんですよ。
寒いから閉めただけなんですよ。
それを閉めろよって言った方がいいんでしょうね。
それを自分で用事があるふりして閉めたんですよ。
でもそこまで演出はしてたんだ。
奥さんを傷つけないように。
さりげなく調べ物するふりしてふっと閉めて。
超気使ってません?それを2回やったら2回目に感じ悪いよねって。
じゃあお前が閉めろよと思うけどそれは言えなくて。
それ言えないんだ。
言えないです。
何ででしょう。
ケンカになるからです。
感じ悪いよねって言う奥さんもおかしい。
さっきまで機嫌良かったんだけどぱたっと変わって。
「風呂入ってくる」って。
風呂から出てきたときににこやかな顔で出てくることを祈るわけです。
やっぱじゃあ男の人の心の声のドラマ面白いですよ。
それを今度やろうと思ってる。
それ面白い。
自分でちゃんと理性的に考えないと。
おかしい。
おかしいって…大変ですよ。
でもそんな思いをしながらも結婚したいの?それがもうめんどくさいじゃないですか。
こっからが大事ですけど。
これ聞いてるからね。
それに負けない喜びとかがあるわけです。
この人がいると癒やされるとか。
同じ価値観を持ってたりすると…。
やっぱり絵を見ていい絵だなってときに彼女もなぜかいい絵だって言うんですよ。
遊川さんいい顔してますよ。
奥さんちゃんと見ててください。
何だかんだいって今ケンカはしてるけど目的地は同じなんだと思えたら取りあえず結婚生活は成り立つんだなと。
目的が違うともう。
だって映画見に行ったときに僕はAって映画が見たいけどBって映画が見たいって言われたらそっちの方が俺はつらいですね。
疲れますよね合わせるのもね。
それは似てるので。
でもそれが合わなかったらずーっと蓄積されてっていつか爆発するんですよ。
そっちのがつらいと思いますよ。
普段優しくていい人なんだけどやりたいことが違うとかなると。
でもそれでもいいよっていうご夫婦もいますけどね。
好き勝手なことやってる。
いますね。
それぞれが別に。
まあいろんな形があるのでしたい人はすればいいと思いますよ。
年取って結婚すると本当にいいですよ。
この前結婚式行ったんだよね年取った人の。
ホントに幸せそうなのよ。
じゃあそれですか?そうだね。
まあ。
相手はいないけどね。
ちょっと待ってくださいよ。
今はまだ。
今まだ。
まずだいたい天海さんに声を掛けるっていうことがだんだんハードルが上がり過ぎて。
どうやって声掛けていいか。
外国の方がいいなと思うのはそういうとこだよね。
何にも知らない人。
アフリカとか行ったら…。
アフリカの自然に触れてる…。
うちの旦那。
ライフルも。
サファリで働いてますみたいなね。
カッコイイ。
アフリカの大地行ったら天海さんとか…。
絶対似合う。
象と一緒に写って。
象の背中に乗ってる写真。
この前アフリカ行ったとき思ったもん。
天海さん似合うなと思って。
反抗期とかあったんですか?すごいあった。
すごい反抗期だった。
ないでしょ?遊川さん反抗期なさそう。
気使って。
お母さんの気を引きたくて反抗期だったの?そう。
自己顕示欲ずっと。
4人きょうだいの3番目だから俺を見てくれ俺を見てくれって。
それでアピール…。
長女も長男も大したもんじゃない。
末っ子も大したもんじゃない。
この家を支えるのは俺だとか思ってたんだけどハエがたかってるような…全然。
相手にしてくんない。
だって普通の子は聞かないけど4人の中で誰が一番カワイイ?って結構聞いてました。
面白い。
絶対言わないよね。
母って。
みんなおんなじだって言う。
言いますよね。
大丈夫今誰もいないから。
大丈夫だよ。
今誰もいないから。
「俺だけ」って言っても大丈夫だよ。
俺頭いいよね。
お手伝いもよくするよねと思ってたんだけど。
「一緒だ。
もうその質問はするな」あ〜もうお母さんね〜。
すてきなお母さんでしょ?でもそのオリジナリティーが原作ありきの本を書くとかじゃなくて自分の本を書くそのルーツになってる感じありますよね。
何かあるんですか?自分がシナリオを書くに当たってこれだけは絶対自分の中で…。
ルールというか自分の中にあるもの。
真面目な質問するね。
聞きたい。
それはみんなに言ってるんだけど。
今なぜこのドラマを作るかって聞かれたらちゃんと答えられるようにしましょう。
あと何を伝えたいかと言われたら答えられるようにしましょうというふうにプロデューサーと話をした。
とにかく答えられないようなものを作りたくないってことですよね。
ポリシーもないようなものを作りたくない。
そう。
当たるから作ってますとか誰々さんが出てくれるから作ってるというならそれは魂が入ってないということ。
誰が出たって面白いものを作る気ですっていうそこがオリジナルの面白さだと思うので誰にも頼りません。
大変ですよね?大変です。
でも遊川さん「これの責任は全部僕が取ります」って必ずいつも言うじゃないですか。
しょうがない。
一番上だし。
偉そうなこと言ってるから。
だから逆に言ってください。
聞きますから。
面白かったら直しますからって。
俺の言うとおりやれとは言ってないつもりなんだけど業界のイメージとしては俺の言うとおりやれみたいな。
遊川さんって確かにこれはちょっとって思ったことを言うの全然聞いてくれる人です。
そうです。
それが考え方が間違ってたらこれはこういうつもりなんだっていうことを言ってくれる。
ああそれはそうかもしれませんねっていう。
その柔軟性があるからどんどん話をした方がいいのにね。
だけどきっとキャリアも増えて結果も出てきて言いづらい人にきっとなってきてると思う。
それってみんなそうですよね。
役者もそう。
私たち容姿も怖いから。
笑ってる。
私たち…。
自分で言っちゃった。
うなずいちゃった。
だから理想の上司とか言われるわけじゃないですか。
あれはどうなんですか?俺は理想の上司だと自分で思うけど誰も言ってくれない。
一番困った上司みたいなイメージ持たれちゃうんだけど。
実際困っただよね。
今違うって言ったじゃねえかよ。
遊川さんがなったら困るよね。
正直過ぎて。
天海さんはみんなの思いを受け止める…。
許容範囲が広い。
あるから理想の上司と思われる?どうなんでしょうね。
私一緒にお仕事した人には必ずその作品の中でこれに出てよかったなって思ってもらいたいって気持ちがいつもあるんですよ。
だからその人が輝くようなお芝居してくれたり輝くような表情してくれたりっていうのを見るのがすごい幸せなのね。
だってすっごくずるいけどそれって作品のためになるから。
だからその人がやりやすいようにと考えるのは嫌じゃないんですよ。
後で感謝はされないけどもね。
感謝はされないけども。
そんなことないって。
それはさっき言った10年後20年後の問題だと思う。
ケンカとかしてもその後仲良くなったりするんですよ。
トラブル起こした人とたいていみんな仲良くなってます。
だって思うからでしょ?トラブルっていうか熱くなる言い合うってね。
だから若手女優が天海さんとこ来て私はいつか天海さんを超えますとか言ってほしいわけ。
面白いこと言うねこいつと思うでしょきっと。
でもそうするといいんですよ。
そいつはどうなるかって言っちゃったかぎりは。
自分も頑張んなきゃいけない。
どんだけ頑張ってんのって話じゃないですか。
お前日々積み重ねていけんのかみたいなことはあるじゃない。
でもそういう若者は最近いないからさ。
いないよね。
だからやっぱり今みんな天海さんに私は超えますとか言ってあげた方が天海さんのためにも。
「言ってあげた方が」言われないからね。
失礼なこと言ってはいけないってイメージを持たれてるから。
そんなことないよね。
でもどうなんですかねそんなに考えてるのかな。
失礼があってはいけないとか。
分かんないですよね。
めんどくさいから近寄らないとかそれぐらいのレベルだよ。
ゆり姉さんも私もなんですけど年上の女優さんと仲良くするの好きなんですよ。
私たちそういうの垣根越えていっちゃうから。
加賀まりこさんなんてあんたたちうるさいわねって言いながら付き合ってくれるの。
まり姉さんまり姉さんっつってね。
東映京都でナンパしたわけ。
ナンパ?知らなくて。
お歩きになってて。
加賀まりこさんだと思ってたったったって走って。
光源氏の格好して。
加賀まりこさん初めまして天海祐希と申しますって。
そのとき雑誌の連載をされていて。
あの連載ずっと読んでますって言って。
今度チャンスがあったらそんときの話聞かせてください。
って言ったら私の顔じーっと見てフンって鼻で笑ってあんた変わってるねって言われたの。
本当ですか?まりこさんっぽい。
ホントです。
面白いじゃないって言われて。
それでご飯食べに行こうよって誘ってくださって東京でご飯一緒に連れてっていただいて。
そこで色々話を伺って。
その当時の六本木の話とか。
遊んでたころのキャンティの話。
スケールが違いますね今とは。
もうそんな人たち見ることできないんだよ。
2人ですごい仲良くしてもらってて。
だから若手天海さんに一緒に飯食ってくださいとか言えばいい。
声掛けにくいというのは分かるんだけどそこを越えて声掛けてくれた人にはいいことがあってほしいと思うからね。
脚本家同士で会うことってないですよね。
あんまりないですね。
でも岡田さんと仲いい。
仲はいいです。
岡田さんは俺のそういう生きざまを面白がってる。
「遊川さんがブルドーザーで前をばーっと行くから俺はその後を楽々歩いてます」みたいな言い方をしてます。
脚本家の人も小さくまとまってる人が…。
どうしても制約が多いから今。
昔の役者さんの方が破天荒な人多かったでしょ?全然。
作り手もそうですもんね。
不自由はありますか?書いてて不自由だな…。
不自由だらけですよ。
でも人をえぐんなかったら伝わらないこともあるしそういうのってどういうふうに。
それはホントに負けず嫌いというか反骨心。
じゃあどうならいいの?これならいいの?これなら…。
一生懸命考えますよね必死で。
ピンチはチャンスってよく言うんだけど。
ピンチになるとそれは自分に突き付けられてそれを乗り越えればいいことあるって思ってるから。
だからトラブルが大好きなんです。
トラブルがあったって…何もめてんの?みたいな。
トラブル大好きって言えるのすごいですね。
だってほとんどのことは経験してきたので。
遊川さんが憧れてた脚本家の人はいるんですか?この人のこの感じの作品が好きだなとかあるんですか?僕らのころは山田太一さんとか倉本聰さんがいてこういうふうに世界観が出せたらいいなと思って。
でもやっぱりさっき言ったように俺は偽者だったの。
自分の中では偽者だと思って書いてるんで。
でも私見て育ってますからね。
だからホントに『女王の教室』で初めて俺はこういうスタイルなんだって。
だからそんなに簡単にスタイルはできない。
逆に言うと。
若いころ書いてた私が見てたいろんなドラマは…。
あれは勢いですよ。
うわ〜。
こうすりゃいいだろ。
今までねえからって書いてるけど。
だんだん勢いはこうなるでしょ。
こっからが初めての自分の飛行どう生きていくかっていう。
分かんないなと思って色々あって最終的に『女王の教室』書いたときにみんながあっこれが俺らしいってことなんだって初めて気付かされるっていうそんなもんなので。
結局女優もそうだけどそんなに簡単に…。
自分はこう…。
こうだなんて言えない。
結局は年取ってから初めて分かることもあるじゃない。
でもすぐ結果を欲しがる人もいるからさ。
この世界に。
だから大変だし。
あと女性は美しくなきゃいけないというプレッシャーがあるでしょ?しょうがないですよね。
でもその年じゃなきゃできない芝居とか絶対…。
あるよね。
でも奇麗事じゃないけど最終的には内面が出る。
そうですね。
それはお前に問題があるんだと思うわけですよ。
口が悪い。
言えないから。
誰だか分かんないし。
誰か分かんないでしょ。
これからも頑張りましょう。
ホントですよ。
面白いの書いてくださいね。
書いてください。
ありがとうございます。
急にプレッシャー。
この面白い役天海にやらせてみようと思う役をできるように。
いっぱいありますよ。
努力して。
天海さんはいじめた方がいい。
天海さんの力とか動きを制限する役の方が面白いと思う。
内田有紀のが厄介だよね。
何で!?何が厄介!?どういう役をっていうと…。
難しい芝居をした方がいいと思うし。
難しければ難しいほどそこに向かうエネルギーも強いし。
ホントはテクニックもすごくある。
そう思われてないけどね。
てへっ。
でもそれに気が付かないのは制作陣の怠慢だと思う。
いやいや…。
そんなマネジャーさんみたいに。
マネジャーやらせてくれ!怖いよマネジャーだとね。
いやいや。
でもね。
まあ頑張っていくしかない。
頑張りましょうということで今日はありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。
楽しかった。
それでは今日も素晴らしい一日を
2017/01/22(日) 07:00〜07:30
関西テレビ1
ボクらの時代[字]

天海祐希×内田有紀×遊川和彦〜後編〜
▽結婚観・意外な交友…語り尽くす

詳細情報
番組内容
 『ボクらの時代』は、毎回、様々なジャンルで活躍する3人が集い、多彩な話題や事象を取り上げていくトーク番組。学者、デザイナー、ビジネスマン、アーティスト、教師、映画監督、タレント、そして政治家まで、一つのジャンルにとらわれることなく、今、旬で話題の人はもちろん、海外で評価を得ている人、大きな発見・発明を成し遂げた人、日本に感動を与えた人など、多彩な顔ぶれ。「日本のトップランナー」であり
番組内容2
「先駆者」であり「成功者」でもある彼らが、何を語り、何を想うのか。司会者を置かず、あくまでゲストの、気負わないトークのみで番組を構成。ある種、原点回帰ともいうべきシンプルな構成で、ゲストの顔ぶれと興味深いトークをお楽しみいただきたい。
 今回の『ボクらの時代』を彩るのは、天海祐希×内田有紀×遊川和彦の3人。2週連続ぶち抜き企画の2週目となる。今月28日に公開される映画『恋妻家宮本』で主演を務める
番組内容3
天海、同作で監督・脚本を務める遊川、そして天海と大親友である内田の3人が織りなす濃密な30分の第2ラウンドをご堪能あれ!
出演者
天海祐希 
内田有紀 
遊川和彦