（朋江）篤志君仕事。
（篤志）え？はい…。
（中井）確かに造形的には整ってるとは思うけど。
ちょっと…心読まないでくださいよ。
読まなくても分かるよ。
ああいうのがタイプ？いやまあ…。
（明美）え〜…でもマッスンに呼ばれたんだけど。
（悦子）まっすん…。
だからここの…増山さん？名前も知らない人の事務所で働きたいと…。
だから呼ばれたんで。
ハァ…そうですか。
ちょっとお待ちいただけます？は〜い。
なんか聞いてる？新人を入れるかもって話は前に聞いてたけど今日からとはね…。
は〜…なんなの？急に。
私は止めたんだよ？篤志君の正式採用の後で誰かを雇う金なんかないって。
じゃあ追っ払っちゃっていい？それは…ダメでしょ。
雇う本人もいないのに？増山さんともう何日連絡とれてない？
丸３日。
丸３日…。
でも悦子さんなら所長の代わりに能力を見るとか適性を見るとかできるんじゃないですか？やるべきなんじゃないですか？能力以前の問題でしょあの態度。
ハハッ…。
チッ！あの態度！落ち着いて。
所長がいない時は悦ちゃんアンタがここの責任者なんだからね。
今ここで一番頼りになるのはアンタなんだから。
そうだ！まぁね…。
じゃあ一応簡単な能力テストをします。
は〜い。
消しゴム三角定規ボールペンあたしが指示したものを１０センチから２０センチ浮かせてみてくれる？１０センチってどのくらい？はいまずは消しゴム。
は〜い。
痛っ！あ…ハハハ！フフ…。
次は三角定規。
は〜い。
ハハハ…。
最後はボールペン。
は〜い。
あれ？あった。
なんか今日調子悪いかも。
だいたい分かった。
雇ってもらえる？ちょっと待ってて。
は〜い。
全然ダメだったわね。
ハハハ…。
いやコントロールしきれてないだけ。
潜在能力はかなりある…。
所長は能力を把握してたんですかね。
どういう関係なんだろ…。
どういう関係って…。
エロい想像してんなよ。
ちょっと読まないでくださいよ！読まなくても分かるわサルが。
すいませ〜ん。
もう帰っていいですか？これから同伴しなきゃいけないんで。
同伴？キャバ？クラブ？キャバ。
もしかして増山さんともそこで。
まあそんな感じ。
もういいですよね？ちょっと待って。
じゃあ酔っぱらった勢いで約束したとか？ちょっと待ってってば！さっきは追っ払おうとしたクセに。
あ聞こえてた？いや読めてるから。
え…。
どうせ不採用でしょ？もう来ませんから。
さようなら〜。
心まで読まれてた。
なんでフタしなかったんですか？してたよ！フタしてたけど読まれたの。
何者なんだろうね。
可愛かったなぁ…。
ここは日暮里にある探偵事務所
早い安い信頼が売りの優秀な調査員を取り揃えております
えっ？どいつもこいつも仕事ができそうには見えないって？
ご安心ください彼らは超能力師なんです！
中井さん…キャバクラって行ったことありますか？俺ないんです…。
夢なんですよねキャバクラ。
ささやかな夢だね。
中井さんは行ってみたいと思いませんか？キャバクラ。
昔行ったことがあるんだ。
あるんですか！？あのキャバクラに？
（中井）お疲れ様です。
お疲れ様です。
お疲れ様です。
お疲れ様です〜…。
昔河原崎さんに連れて行ってもらったことがあるんだ。
どうでした？地獄だったよ。
女の子たちの心の声が聞こえてきてね。
もちろん楽しんで接客してくれる女の子もいる。
でもそうでない女の子に当たった時あの笑顔とは裏腹に聞こえてくるネガティブな心の声…。
客への蔑みだけじゃない。
同僚への妬み嫉妬そして店側への不平不満！僕はあそこに座っていることが耐えられなくて！落ち着いてください。
気をつけろよ篤志君。
あそこは魑魅魍魎の巣窟だ〜。
ヘヘ…ヒー…。
中井さん…でも河原崎さんは？同じくキャバ嬢の心の声を聞いてたんじゃ…？そんなもん聞こえないフリして１００パー楽しんでたよ。
ハート強いなぁあの人…。
尊敬に値する。
（電話のベル）はい「増山超能力師事務所」…。
増山さん？あら晃ちゃん久しぶり。
チッ！河原崎か…。
悦ちゃん？ならまだいるけど…は〜いじゃまた後でね。
何だって？差し入れ持ってくるって目黒「ヨハン」のチーズケーキ。
チョイスがミーハーなんだよな…。
待ってないの？待ってないよ。
ギャルの面接で疲れてんのに…。
ハッ…お疲れさま。
（河原崎）お疲れ〜！早っ！やっぱり…帰ろうとしてたでしょ？はいコレ。
ど〜ぞ。
おいしそ〜…いただきま〜す。
フゥ…明美ちゃん来たんだ。
あの子知ってるんですか？知ってるよ。
大変だったんですから。
所長はいないしあの子の能力はメチャクチャだしで。
確かに明美ちゃんの能力ムラがあったもんなぁ。
（客）明美ちゃんさ悩みとかないでしょ？悩み？あそれ初めて聞いたわ。
いやいいんだよそれがいいんだよ明美ちゃんはさ。
ハハハ…ほんと？ありがとう。
明美ちゃんさこのあとアフターとかどう？いやもう今日やめときって…。
いやもっと美味しい寿司屋があるんだ。
（明美）美味しいとこあるの？ハハ…そうなんだ。
ね？もしよかったら。
ハハ…キショ。
え？うわ〜！ちょっと大丈夫ですかぁ？何これ…冷たっ！やば〜い！
（店長）申し訳ありません申し訳ありません…。
これお使い下さい。
申し訳ありませんでした。
何だよこれ。
大丈夫ですかぁ…。
（客）何だよこれ…。
明美ちゃん明美ちゃんちょっといいかな？お前またやったろ。
え〜？またって何ですか〜？すいません。
クッソ気持ち悪かったんでつい。
次やったらクビだって言ってあったよな？何者なんですか？あの子。
明美ちゃんはねキャバ嬢…であり能力者。
しかもあれは怪物だね。
怪物…。
いつだっけな？先週かな…増山さんと久しぶりにメシ行ってさでそのあとの二次会のキャバクラで偶然俺らについたのが明美ちゃん。
ハァ…河原崎さんが誘ったんだ。
そう。
でも増山さんあの子に前にも会ってたらしくて。
え？会ったってどこで？そこまでは…。
速攻でスカウトしてた。
キャバ嬢にしとくのは惜しいってこと？いやいや…あんな美人超能力師にする方がもったいないでしょ。
キャバ嬢だったら通えるのに。
変わらないねぇあんたって。
まあね。
（朋江）褒めてないからね。
褒めてよ。
ちょっと…お金は？振り込んどく。
うそだろ。
ウッ…。
チッ！
（河原崎の声）魂の不安定がさ能力の不安定にも繋がるから明美ちゃんの場合はそういう事なんだろうけど。
ほら増山さんてそういうのほっとけないタチだから…。
（朋江）あの人もう３日も顔出してないのよ。
１日１回は連絡するのがルールなのに。
３日か…じゃああの仕事受けたんだな。
フッ…報酬に目がくらんだな。
あの仕事って？聞いてないなら言えない。
増山さんにも考えがあるだろうからね。
なんで隠すの？悦ちゃん増山さんが自分のためだけに隠し事なんてすると思う？連絡来た？来てません。
高額報酬が目当てってことはやっぱりあのキャバ嬢を雇うためなのかね。
はぁ？なんでそんなことまですんの？
（ドアの開く音）
（公子）すいません…増山さんいらっしゃいますか？これまた違うタイプの美人が…。
（朋江）はい。
増山に何か。
（公子）調査状況を確認させて頂きたくて。
調査状況？内容は公に出来ないのですが…３日ほど前増山さんに調査依頼をさせて頂きまして。
その後一切の連絡が取れなくなっております。
増山はしばらくこちらにも戻っておりません。
ではこちらでは何も…。
把握してません。
分かりました…。
待ってください。
改めて依頼の内容を確認させて頂くことは可能ですか？分かれば追跡調査も可能ですので。
悦ちゃん？これは所長の案件だよ？勝手な事したら所長の信用にかかわるんだからね。
分かりました。
お話しします。
（公子の声）最近不正献金疑惑で世間を騒がせている安田幸一という国会議員をご存知ですか？ええニュースで少しだけ。
その報道が出る直前安田の公設秘書である大倉和斗が失踪しました。
疑惑の重要証拠を持ち出して。
大倉さんは誰かから逃げているということですか？はい。
警察？マスコミに安田の疑惑をリークしたのは大倉です。
大倉は疑惑の舞台裏をすべて把握しています。
じゃあ大倉さんを追っているのは安田議員本人ということですか？弊社の増山は大倉さんの身柄を確保するために呼ばれたと。
はい。
実は今日増山さんに捜索を中止して頂くために伺いました。
それは依頼者である安田議員本人の意向ですか？安田に捕まれば大倉は口封じに消されてしまいます。
それだけは絶対に避けたいんです。
あなたは…。
安田の公設秘書をしております同僚の石野と申します。
同僚…それだけですか？あの人正義感で突っ走る所があって…。
私にも内緒で馬鹿なことして…。
男って大事なことほど何にも言わないから。
でも捜索を中止するなんて勝手なことしてあなたも危くないんですか？構いません。
わかりました。
増山に連絡がつき次第あなたの意向は伝えます。
お願いします。
（リポーター）安田さん出てきて下さいよ。
（リポーター）お話聞かせて下さい。
（リポーター）お願いします。
（リポーター）安田さん説明する義務がありますよね。
（リポーター）安田さん！安田さん！
（増山：安田の声）【うるさい！お前達に話すことはない！近所に迷惑だろ！もういいから帰ってくれ！】安田さん？あっちだあっちだ。
（リポーター）あっちだ！
（リポーター）行こう行こう！
（増山）なるほどね。
あごめんなさい。
痛い痛い…ごめんなさい。
すいません。
あの安田さん知りません？安田さん。
わかりません。
わからない？いや知ってるでしょ？ねえねえ。
愛想わりぃな〜ほんと。
ああなりたかねぇな。
ああはなりたかねぇ。
（公子）マスコミに安田の疑惑をリークしたのは大倉です安田に捕まれば大倉は口封じに消されてしまいます。
それだけは絶対に避けたいんです
（朋江）勝手な約束して…。
勝手なことをしてるのは所長も同じ。
所長がいない間は私がここの責任者なんでしょ？朋江さん言ったよね？それに…。
放っといたら所長だって危ないじゃん。
どうせヤクザとかも絡んでるんでしょ。
（朋江）だからこそウチらには内緒にしたのよ。
（中井）議員絡みの極秘調査なら高額報酬も頷けるけど犯罪の片棒を担ぐような依頼を受けるなんて。
どうしても雇いたかったんでしょあのキャバ嬢を。
あの女…。
（携帯のバイブ音）あ〜あぁ…。
（水洗トイレの音）いやぁ…朝飲んだ牛乳が古かったかなぁ〜。
今の電話増山さんでしょ？え？いや…違いますけど？ウチで嘘が通用すると思ってんの？あっ！うわこいつ最低！どうしたの？
（中井）下品な妄想で頭の中を読まれないようにしてます。
（ドアの閉まる音）なんて無様なやり方なんだ。
情けない…。
増山さんどこにいたんですか？なんで？「なんで？」じゃないですよ。
みんな心配してますよ。
俺って意外と人望あるんだな。
どう？元気そうだろ？持ってきた？はい。
わざわざ電話で「ボールペン持ってきて」って何なんですか。
買えば済むじゃないですか。
これじゃなきゃダメなんだよ。
雇ってもらえる？増山に何か？増山さんに捜索を中止して頂くために伺いましたなるほど…そっちの状況も分かった。
やっぱり来たんだ彼女。
調査をやめてくれって？俺もそう思います。
たぶんみんなも。
汚れ仕事は増山さんには似合いませんよ。
めんどくさいなぁそういうの。
篤志仕事に綺麗も汚いもないぞ。
いつまで事務所を空ける気なんですか？あと一息で終わる。
じゃ…。
増山さん！ん？ちょっと臭いますよ。
フッ…。
やっぱり？でも大丈夫。
ちょうどこれから風呂行くから。
（ドアの閉まる音）所長生きてた？はい。
顔色は？少し疲れてましたけど。
でも何で篤志君に連絡したんだろ？なんでだろ…。
誰でもよかったとは思うんですけどなんで俺だったんだろ。
あ…。
見込みがある的なことかな？俺の意志を継ぐのはお前だ！的な？一番暇そうだからでしょ？じゃ帰りましょう。
あっ！
（ドアの閉まる音）調子乗んなよ？
（ドアの閉まる音）
（ドアの閉まる音）待って〜！いらっしゃいませ。
こちらのほうにご記入お願い致します。
はい。
ごゆっくりどうぞ。
どうも。
どうも。
（大倉）うえ〜！えっ？えっ？見つけた。
どうも。
え〜！ど…どなた？増山超能力師事務所の増山と申します。
安田幸一様の依頼であなたを探しに来ました。
あの…なんとかなんとか見逃してもらえないですか？すいません。
顧客の依頼は絶対なんで。
（大倉）痛い痛い…。
ちょっと…どこですか？ここ。
ちょっと待って下さい…。
（ノック）ちょっとちょっと…えっえっ！
（大倉）勘弁して下さい！何ですか？やめて下さい！ちょっとちょっと…えっえっ！勘弁して下さい！何ですか？
（構成員）大倉確保しました。
入金のほうお願いしますね。
今すぐ入金すると言ってる。
じゃあね。
（構成員）おい！おい！ちょっとちょっと…ちょっとやめて下さい！お前はな…。
無理無理無理無理！
（構成員）入るんだよ！てめえがよ。
（大倉）違うんです！閉所苦手なんです…。
（安田）事は済んだ。
先方に入金を頼む。
（安田）おい聞こえたろ？はい…今すぐにですか？そういう契約になってる。
はい。
（電話のベル）はい増山超能力師事務所…所長？はい…ちょっと待って下さいね。
中井君口座確認して入金。
はい。
あの…入ってます８００万。
えっ？
（朋江）入ってます。
はい。
８００万…。
本当に引き渡したんだ…。
ただいま。
増山さん…！ただいま。
おかえりなさい。
いや〜今回は儲かったね。
それじゃあやっぱり秘書の大倉和斗は…。
今頃東京湾の底…ですか？テレビつけてみ。
（アナウンサー）疑惑の証拠があるということですね？そうです。
これが受領書のコピーになります。
原本はすでに焼却処分されていますがこの受領書に…。
生きてるよ。
回想
（増田：安田の声）【うるさい！お前達に話すことはない！】フロントですか？１４０２号室につないで頂けますか？はい…安田と言います。
（電話のベル）
（構成員）はい。
（フロントスタッフ）こちらフロントですが安田様からお電話が入っております。
安田さんからです。
おう。
もしもし。
（増山：安田の声）【情報が漏れた。
警察がそっちに向かってる】あぁ！？警察？
（増山：安田の声）【大倉のことはもういい。
そこに置いて逃げてくれ】安田さんあんたの指示で動けねえ。
（増山：安田の声）【組長の同意は得ている。
君らに何かあったら俺も危ないんだ。
早く！】もういいよ！行くぞ！警察…警察…。
うるさい。
ちょっと待って！頭…頭は？行くぞ！・おっせ〜な！・
（ファスナーを開く音）は…あ…。
またお会いしましたね。
なんとか…見逃してもらえないですか？すいません顧客の依頼は絶対なんで大倉さん「増山超能力師事務所」はいついかなる時でもお客様のご依頼を歓迎します浮気調査から失踪人捜索ペット捜索…そして命の危機に晒されている方からの依頼も同様です料金体系もパック料金出来高報酬などお客様のご都合に合わせ…お願いします！あのあ…私を助けてください顧客の依頼は絶対なんで。
もうダメかと思いました。
もうちょっと我慢してくださいね。
（大倉）また…。
どうも。
ありがとうございました。
現在大倉を探せっていう安田の依頼を解決してすぐ今度は大倉の依頼を遂行した。
命を助けてくれって言うから一番安全そうなところに運んでやったんだわ。
ここまで露出したら消される心配もないでしょ。
（大倉）私がその恩師の不正を告発しようと決心したのは…。
不正をただすのは公人として…。
一体どうなってんだ。
これ大倉だよな？なんでこいつがこうやってベラベラここでしゃべってんだ！おいちょっと確認して！え！？お前俺がいくら…と思ってんだ！先生落ち着いてください！え〜！？え〜！先生…へ？先生！？先生！終わりだ終わりだ…終わりだ〜！これがその報酬。
安田からの報酬と合わせると８０１万５０００円。
これで明美ちゃんも雇えるね。
いや…それが。
あの女態度は悪いし能力は安定しないし…。
追い払ったの？出てったんです。
「もう二度と来ない」って。
そっか。
可愛かったのになぁ〜。
ちなみにあの子女じゃないけどね。
（一同）え？はぁ…男だよ彼。
明るく美しいと書いて「あきよし」くん。
でも大丈夫かな？野放しにして…。
あの子を初めて見たのはこの事務所を立ち上げる少し前…。
ちょうど君らに会ったのと同じ頃だよ。
あの子の存在はまだ高鍋リサーチのデータにも把握されていなかったけどね。
あの頃はまだ見た目も男の子で妙に苛立ったオーラに包まれて早くしなきゃ手が付けられなくなるって思ったよ。
手が…？能力的にですか？そう。
今にも爆発しそうであの子自身それを知ってか知らずかガス抜きするみたいに能力を試してて。
（増山の声）大爆発を起こす前に接触しなきゃと思ってた矢先あの子は消えた。
（増山の声）で河原崎と行ったお店で再会したときには女の子に…。
何があったんですか。
わからない。
昔に比べて丸くなったけど苛立ちは残ってる。
自分が何者なのか世界にとって自分は必要なのか邪魔者なのか…そういう苛立ち君らにもわかるだろ？朋江さんお疲れ様。
お疲れ様〜。
うわっ！な〜に〜よ〜もう。
あの子気になりませんか？ギャル？…別に。
このままだと増山さんが稼いだ８０１万５０００円無駄になりますよね。
は〜？行きましょう！じゃあとりあえず体験入店ってことで経験者だったらすぐ入れるよね？問題ないで〜す。
じゃあ源氏名は…。
これ何ですか？あぁたまにいるんだよね超能力者なの隠して入店する子。
どうしてダメなんですか？大概続かないし客に迷惑かけるしで面倒だから断ってんの。
こないだもタチの悪いのがいてさ。
えもしかして君違うよね？ウフ…当ったり前じゃないですか！メリーアンで〜す。
メリーアン？なんかアルフィーみたいな名前だね〜。
アルフィーって何だろ〜。
知らな〜い！あ知らない？アルフィー。
氷お願いしま〜す！あどうしたんですか？いやこの前指名した子がさほらあの超能力？アレだったのよほら。
へ〜…。
ああいう子ってさちょっと捻くれてるじゃない？だからもう癇癪起こしたらもう怖い怖い。
でもなんかクビになったみたいなんだけどさもうザマアミロって感じだ。
ホントですよね〜。
（客）でさこの前さ街歩いてたらなんか駅前のガールズバーでティッシュ配ってたよそいつ。
ところでさメリーちゃんこの後アフターとかどう？なんかほら美味しい寿司屋さんあるんだよね。
うわぁ！！大丈夫ですかぁ？うわぁ〜！！水…冷たい！
（店長）わ〜…申し訳ありません！え〜！？どうしたんだろ〜。
大丈夫ですか〜？
（店長）申し訳ありません。
（店長）いいお洋服がホントに申し訳ありませんでした。
派手にやってんなぁ悦ちゃん。
すいません急に呼び出しちゃって。
それはいいけどさお前キャバクラ苦手じゃなかったっけ？今も心にフタしてます…何も聞かないように。
それなのにどうして？明美ちゃんのために？まあ所長が危ない橋渡ってまで面倒見ようとした子なんで。
なんやかんや慕われてんだよなぁあの人腹立つわ…。
・すご〜い！・わぁ…すごい！結構飲める人なんだね。
あ〜うん。
おっぱいはっけ〜ん！！ハハハ…。
あいつキャバクラ好きだな。
夢だったみたいです。
夢？来るのが。
こんにちは〜！ハハハ…。
ハハハ…キャバクラ最高〜！ガールズバーで〜す。
お願いしま〜す。
ガールズバーで〜す。
ガールズバーです。
お願いしま〜す。
もらってもいいかな？増山所長があなたのこと歓迎するって。
今さらもういいよ…今の仕事も悪くないし。
ここでは能力者であることを隠してるんでしょ？当然。
ウチなら認めてもらえる。
居場所ならあるよ。
ちょっと怖いんだよね。
そこでもダメだったら私いよいよ行くとこないじゃん。
大丈夫。
増山さんなら守ってくれるから。
あ…好きなんだ。
あちょっとやめてよ！読まないでよ。
・もう１軒行きましょ！もう１軒…・確かに楽しそう。
（中井）何やってんの！ダメだよ…。
楽しいよウチ。
うん。
持ってる？えっ…すっげ…。
なに今の！手品みたいじゃん！スゲー！なんで〜？フフフ…。
へ〜！新入りはまず３０分前に出社して掃除。
ただしそれぞれの机の上には触らないこと特に増山さんの机は絶対ね。
は〜腰痛ぁ…ルンバ買えばいいじゃ〜ん。
勝手に掃除してくれるよ？それじゃダメなの！日々の感謝を込めて自分でやんないと。
あと敬語ね！俺先輩だから。
了解で〜す。
嘘でしょ。
今明美のパンツ狙ってたでしょ。
狙ってないです！狙ってたよ今！いやらしい。
男だって聞いたじゃん。
だからそれを確認しようと思ったんです。
見えた？黒。
姉さんおはようございます。
おはよう。
姉さん？あマッスンおはよう。
おはよう。
あのさ！「増山さん」ね！ここの所長だから。
どうしたの？やっぱり。
なに考えてるか全然読めないっす。
増山さんの前じゃあんたらもただの人間だね。
そうなんだよね…。
なにどうしたの？何でもないです。
姉さんが今何を考えてるかというとですね…。
オイ黙れ。
とぅいまてん。
いいねぇ今の感じでお願いね。
明美ちゃんの教育係。
え…。
ハァ…。
2017/01/26(木) 23:59〜00:54
読売テレビ１
増山超能力師事務所「新メンバーは謎の美女。ココリコ２人とも出演」[字][デ]
超能力で人助けしちゃいます…「面倒くさい」が口癖の増山、エロいことを考えて怒られる篤志、元女番長の悦子、人嫌いの中井、フツ—のオバサン朋江に加え新メンバー登場！
詳細情報
出演者
増山圭太郎…田中直樹（ココリコ）
高原篤志…浅香航大
住吉悦子…中村ゆり
中井健…柄本時生
大谷津朋江…平田敦子
宇川明美…ルウト
河原崎晃…忍成修吾
【ゲスト】
石野公子…上原多香子
大倉和斗…村田秀亮（とろサーモン）
常連客…堤下敦（インパルス）
キャバクラ店長…小村裕次郎
安田幸一…モト冬樹ほか
番組内容
事務所に異能の新メンバー明美（ルウト）が加入！？しかも彼女をスカウトした増山（ココリコ田中）が高額報酬の案件を抱えて行方不明！そんな中、国会議員秘書・石野（上原多香子）から依頼が。議員（モト冬樹）の不正献金問題が世間をにぎわす中、情報をリークした秘書・大倉（とろサーモン村田）が失踪、議員が派遣したヤクザに捕まれば命がない…。大倉を助けて欲しいと言う石野だが、この件には増山が関与しているようで…
制作
【原作】
『増山超能力師事務所』誉田哲也著（文春文庫刊）
【脚本】
櫻井剛
【演出】
湯浅弘章
音楽
ＢＲＡＤＩＯ
田井モトヨシ
石塚徹
【主題歌】
「君じゃなきゃ」ユナク＆ソンジェ ｆｒｏｍ 超新星（ＹＭ３Ｄ／よしもとアール・アンド・シー）
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