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字幕書き起こし ウワサの保護者会「PTAやりたい?やりたくない?」 2017.01.28

今ちょうど来年度の会長さん副会長さん決めている時期。
そうなんですよ。
高山アナだって小学校にお子さん行ってるわけでしょ。
PTAどうなの?「あの役がいいのよ」とか「この役がいいのよ」とか「あれは大変なの」って話を早くも始めてるみたいです。
そうなんですか。
じゃまいりましょうかね。
行きましょう。
尾木ママと一緒にさまざまな悩みを語り合う…こちらは番組が全国の小中学生を持つ保護者300人に行ったアンケート。
PTA活動を「やりたくない」と答えたのは合わせてなんと86.3%。

 

 

 


なぜこんなにPTAが嫌なのか本音に迫る!スタジオには……という3つの立場の7人が集まった!口火を切ったのはれんげさん。
子どもが小学生の時クラス役員と補導部委員を兼任。
その時の経験はかなりつらかったという。
子どもが2人いるんで2回やったんですけど無理やり…そういうのがもう絶対そういう雰囲気で。
無言の圧力がすごいあったので。
でも子どもがいるからやらざるをえないっていうのとあと…穏やかじゃないですね。
ももさんの小学校では子ども一人につき2回以上委員をやるのが通例。
そこで「指名委員」という次期会長や副会長を選ぶ役を引き受けたが…。
自分の知り合いから出すのも申し訳ないんですけど全く知らない人にもすすめなきゃいけないっていうんですけどどっちもつらいんですよね。
全く知らない人に私はどうやってすすめたらいいんだろう。
この人の良さも知らないのに例えばちょっとうそになっちゃうけど…いつもいい事して下さってるので…友達も家に来られて「うん」って言うまで帰らないって。
最後泣く泣く「はい」って言ったっていう。
まあ皆さんいやいやですよね。
要するに仲良かった方には「あなたからこの電話くると思わなかった」とか「私が仕事してるの知ってるでしょ」って言われて「なのにかけてくるの?」っていうような事を言われちゃうとつらいですよね。
(れんげ)私も誰も決まらなかった時にじゃんけんなんですね最後はじゃんけんででかつ用事があって休んでる人とかの分も「なになにさんの分です」って言ってじゃんけんしてその人が…友達が「なっちゃったんだよ」って連絡きて「マジか」っていう話になって。
「PTAやりたくない!」とこんなに思ってしまうのはなぜ?その原因をPTAに関する本や記事を数多く執筆している大塚玲子さんに聞いた。
…っていうのがとにかく一番大きいと思います。
その人ができるできないとかやりたいやりたくないとかを全部無視してやって下さいって強制してしまうからだから嫌われるっていうのが一番大きいと思います。
実はこんなに強制力が強くなった…しかし…子どもが10人減れば当然保護者の数も減っている。
更に仕事を持つ母親の割合は今や70%近くに。
こんなふうに親を取り巻く環境が大きく変わっているにもかかわらず…。
PTAの仕事っていうのは昔とわれわれが子どもの頃とあんまり変わらない量かもしくはちょっと増えてきているという事が多いのでやるべき仕事に対してやる人は減っていてそれを無理やり回そうとするからそうすると全員必ずやって下さいという事にそういう強制力が働いちゃうんじゃないかなと思います。
もうお二人はね激しくうなずいてらっしゃいました。
セントポーリアさんどうですか?話聞いて。
やっぱり大変そうというイメージがすごくあってなかなか近づきにくさもありますしやっぱり今の話を聞いてると大変そうだなと思いました。
PTAのそもそも論で言えばPTAは強制じゃないんですよ。
任意なんですよ。
そもそもが。
それをもうこんな強制みたいに。
こんながんじがらめで戦時中みたい。
これはないですよはっきり言って。
ひょっとしたら極論に思われるか分かりませんけれども…でもそういうふうにやっちゃうと…そういうふうに思われるでしょ。
これまるっきり逆。
どんどん広がってくるんです。
そうなんですか?自分が得意でこれを生かしたいなとかねそれを生かせるような企画を立てればいいし。
ここでPTA活動をした事がないアクアマリンさん。
離婚してシングルマザーになった事での不安を語りだした。
一人でまあ…ほんと生活もどうしようと思って…忙しくて忙しくてもうパニックっていうか。
それで結局倒れてしまって入院してしまって。
えらい目に遭ったので。
それで更にPTAまでやらなきゃならないとなると…この病気とかもちょっと…強制ではないんですけどやっぱり…親の介護があるとかほんとに限られてますよね。
私の知り合いの方もやっぱりシングルファーザーでも仕事休んででもやられてる方もいらっしゃいましたしシングルマザーでもやられている方もいらっしゃったので。
それは理由にならない…。
理由にならなかったですね。
容赦なくですね。
なので学校によるとは思うんですけど…僕なんか教員の立場だからすごいイライラするんですけど学校の先生は何してるのかと。
PTAの同じ対等の会員なんですよ。
それ教師は分かっているわけですから。
見えていますから各家庭の状況が。
そこで先生がどういうふうに皆さんを導いていくかとかアドバイスするかとかいうのは僕はものすごい重要だと思います。
そういう姿勢を持ってるっていうだけでもお母さん方は安心するわけじゃない?担任の先生に相談された方がいいですよ。
ここまでPTAのマイナス面を語ってきたが逆に「PTAは楽しい!ためになる!」と感じている人も。
それがこの3人。
全く知らない世界で…。
それこそ人質で…一番のやってよかったって収穫は。
ほんとにお母さん方とか先生方普通に生きてたら苦手だと思うんですよ。
話すのも。
あと地域のシニアの方とか。
いろんな人と会う機会が増えるので本当にある意味社会人としても地域の人間としても成長できる機会にはなりました。
明らかに成長はしたと思いますね。
(バジル)書記で1年間やってみて違う学年のお母さんたちとの交流の場であったりとかしてお友達も増えましたし。
学校に月に1回行けば先生たちも子どもたちの様子も分かりますし先生との距離もすごく近くなって私としては割といいとこ取りしちゃったのかなっていう感じだったんです。
申し訳ないけどバジルさんとかマイタケさんの言うメリットは重々分かっててやってみて確かになっていうのは感じたんですけどその分…
(もも)学校の先生と関わりたかったら連絡帳とかで書けば放課後時間もつくって下さったりしますし。
他学年のお母さんとっていうのも自分の子どもと同学年のお母さんの他の子どものっていう事で関わりはできるので。
何がメリットかなっていう…。
結局その方たちの問題というよりは…そしてできるだけ緩い環境に持っていくっていうのは。
なかなか一人の力じゃね大きなものを動かせないっていう思いになる方もいらっしゃるかもしれませんがやっている本人が楽しけりゃいいっていう側面もあると思うんです。
フラミンゴさんは実はそうなんですよね?結構楽しかった。
はい。
楽しかったです。
この表情です。
どうしたらPTAを楽しくやれるの?フラミンゴさんがPTA活動をしている中学校にお邪魔した。
この日開かれていたのは会長副会長などの…今ではPTAの大変な仕事も楽しくこなしているフラミンゴさん。
実は過去に…PTAとうまくつきあうポイントその1。
小学校のPTAで書記をしていた時。
役員が催促して回ってどうにか集めていた。
それもそのはず…。
まずフラミンゴさんは高いと感じていた会費を1,000円から500円に下げた。
そして軽食をサンドウィッチから地元で評判のスイーツに変更。
更に…。
企画したのは箱の中に入れた質問カードを先生に引いてもらいその場で答えてもらうゲーム。
…などの質問で先生の知らない一面がかいま見えかなり盛り上がったという。
PTAとうまくつきあうポイントその2。
小学校で今度は卒業対策委員長を引き受けたフラミンゴさん。
ところがくじ引きで決まった委員たちは謝恩会準備のための会合を続けて欠席。
全員そろう事はなかった。
フラミンゴさんはそれぞれが得意な仕事を割りふる形にしてみた。
人材研修の講師を務めていて話すのが上手な人は当日の司会。
結果的に…PTAとうまくつきあうポイントその3。
中学校で広報委員長になったフラミンゴさん。
ところが土曜日に行うと決めた編集作業に毎回参加できたのは6人だけ。
一方で学校に来る事はできないが協力したいという他のメンバーにはLINEを使って進捗状況を伝えたり意見交換をした。
喚声があがってましたけど。
プロデューサーですねもうね。
無理してやる必要は全くないし。
LINEを使っておられるのすごくいいですよね。
決まった事をちゃんと報告をしといて。
欠席者もね。
欠席者大事にして。
賛成とか反対とかだけでも…。
私は達成感をみんなとやったっていうのが一番楽しくてやってるのでそれを味わえれば自分が満足。
その6人は常に飲み会してます。
生きた関係なんですね。
(フラミンゴ)そうそう。
そのあともず〜っといつやるの?いつやるの?って感じで。
でもなかなかね伝統があったりすると例年の事をやめちゃうっていうのは相当ねきついでしょう。
言ってくる人はもう過去の人ですよねでも来る人は今の人たちだからそっちを重視しないといけないですよね。
すばらしい。
ちなみにその伝統っていうのはフラミンゴさんの革命は引き継がれてるんですか?どうでしょうね。
私はあんまり気にしてないっていうか。
それでいいんですね。
それも強要してるのと同じじゃないですか。
それこそ。
だから知らない。
今は小学校がどうしてるかは知らない。
主役は私たちでいいって事ですよね。
フラミンゴさんのやり方っていうのは結構アメリカ方式に似ているんですよ。
アメリカの場合なんかはそれぞれの学校の中で組織をつくってるのね。
そのつくり方っていうのはフラミンゴさんとよく似ててやりたい人が本当にやりたい期間だけ自由に参加すると。
そして何もできない人は何するかっていうと寄付すると。
カンパすると。
特にお金がないですから。
かなり自由自在な活動スタイル。
それでも活発にやってますよね。
だから有志だけになったら寂れていくんじゃないかとか誰も来ないんじゃないかっていうのは一瞬そういう事が起きるかも分かりません。
その切り替えた年度は。
だけれどもそれはね面白みが分かってくればバーッと広がってくると思いますよ。
だから今日本の場合は工夫するとしたらフラミンゴ方式だと思うの。
そういうの聞いた事ありますね。
法則ですかね。
その中で柔軟性いかに発揮できるか。
これすごくいいと思いますよ。
でも間口を少し広くするって意味では定員の見直しっていうのもバジルさん改革を…。
(バジル)私たちの学校もボランティア委員会っていうのを…そうするとお友達同士で「今年ちょっと一緒にボランティア委員やってみる?」みたいなのが多くなったら今度参加者が増えたっていうメリットがあったので。
固定しない方がいいっていう事なんですよ。
自由な方が。
そうですね。
じゃあこれからの未来のPTA活動のために参考になる事いくつかないですかって事で詳しい方にまたお話を聞いてきましたんで。
ライターの大塚さんによると…。
…っていう事がまず必要だと思います。
それを実現するためのポイントは?「これはなくてもいいんじゃない」と思い切って言ってみると実は同じように思っていた人が周りにいる事も。
賛同者が集まれば作業を減らす方向に進められる。
もし言葉で言うのが難しければアンケートをとってみるのも効果的。
更になかなか集まらない人材については母親たちが無意識のうちに遠慮してきたあの人がポイントに。
やれる人っていうところではお父さん。
もっと入ってもらっていいんじゃないかなと思うんですね。
お母さん同士の中で「それはお母さん同士がやる事」っていう無言のプレッシャーが母親だけに働く強制力としてあるのでその中でお父さん出しにくいっていう空気があるかもしれないんですが…。
思ってる事を口に出すのが大事だとおっしゃっていたけどそんな初歩的な事かなと思ったんだけどね。
(マイタケ)それだけ雰囲気が重いんですよね。
アンケートによると会議の時には1時間ぐらいみんな下向いてるとか…。
そういうの声が寄せられてるんですよ。
確かに空気読まないっていうのはあるかもしれないですね。
マイタケさんの奥さんの選択はよかったっていう事なんじゃ…。
学校のために出されたんですね。
基本的に今PTAってお母さん同士なのでお母さんたちってものすごいしがらみとかいろいろ人間関係があるわけじゃないですか。
だからほんと議論も議論さえもやってないと思うんですよ。
そういう中で変えようという時は…このお母さんとこのお母さんが仲悪いっていうのは知らないでもうズバズバ。
お母さんの方も僕にはそんなにきつく言わないじゃないですか。
わけ分からない人種なので。
だからこそある程度好き放題できたっていうのはありますし。
結構お父さんも待ってるってパターンもあるかもしれないですね。
(マイタケ)1人2人はいるとは思うんですけどね。
なんか頭の中今あのごちゃごちゃになってるんですけど。
同じです。
でも今まで責任とかプレッシャーとかもうそういうものとあとよく分からないっていう自分と違う次元にあるものっていう意識がすごいあったんですけれどそういういろんなお話を伺って少しずつなんですけど「どうなんだろう?PTAや委員て」っていうふうに気になってきました。
でもまあほんとにこういう所でいろんなPTAの現状があるという事を皆さん知ってやっぱうちはおかしいんだとかうちもそうですけど他と比べてうちはこうなんだと知って…「あそれでいいんだ」っていうふうに思って頂ければ一番いいですね。
(マイタケ)変えてもいいんだという。
そこに頭がいかないんじゃないですか?同じ事やらなきゃいけないと思っているから。
フラミンゴさんの所のようなフラミンゴ方式を取り入れたら自分のストレスがなくなるなと思って。
それに行かなくて…。
(フラミンゴ)行かない方がいい。
行かない方がいい。
私も行かないそういう時は。
(アクアマリン)みんなお互いさまでいいんですよね。
お互いさまが大事PTAはね。
でも尾木ママちょっとPTAっていうのは環境によって学校によって違いもあるようですしちょっと成功事例とかこれから未来のPTAをつくっていくそのヒントをテレビの前の皆さんからもちょっと僕は意見としてどんどん寄せてほしいですね。
PTAはやりたい人がやりたい事をする方がうまくいく。
今までどおりにこだわらず「変えたい」と口にしてみる事も大事。
お父さんの参加が風穴を開けるきっかけになるかも!2017/01/28(土) 12:00〜12:25
NHKEテレ1大阪
ウワサの保護者会「PTAやりたい?やりたくない?」[字][再]

尾木ママが、小・中学生の保護者の皆さんと子育ての悩みについて語り合う「ウワサの保護者会」。今回はPTAについて。どうしたら「楽しい活動」に変えていけるか考える。

詳細情報
番組内容
番組アンケートでは、保護者300人のうち8割以上の人が「PTA活動をやりたくない」と答えた。「参加を無理強い」「委員を押しつけ合い」「人間関係にヒビ」など、多くの保護者がPTAへ不満を抱えているのだ。なぜPTAは「やりたくない」と思われる団体になってしまったのか。そして、「PTAは楽しい・ためになる」に変えていく方法は何か。<ラクにできるPTA>のあり方を尾木ママと考える。
出演者
【出演】教育評論家、法政大学教授…尾木直樹,ライター、ジャーナリスト…大塚玲子,ホゴシャーズ,【司会】高山哲哉,【語り】宮島史年