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解説書き起こし 第54回ラグビー日本選手権 決勝「サントリー」対「パナソニック」 2017.01.29

♪〜生字幕放送でお伝えします≫ラグビーシーズンの締めくくり日本選手権の決勝の舞台を迎えました。
トップリーグ王者のサントリーが勝てば2冠。
パナソニックが勝てば去年に続いての連覇ということになります。
時折日ざしものぞいてきます。
冷たい空気も感じられます。
東京・青山の秩父宮ラグビー場です。
トップリーグ上位3チームと大学選手権8連覇を成し遂げた帝京大学。

 

 

 


この4チームによって日本選手権が進んできました。
先週の準決勝で勝ったサントリーとパナソニックがこの決勝の舞台に勝ち上がってきています。
今日は放送席にこちらのゲストをお迎えしています。
日本代表キャプテンの立川理道さん。
センターとして日本の突破役も務める立川さん。
今日はキャプテンならではの目線でも解説していただきます。
放送席は日本代表キャプテンの立川理道さんと日本協会特任理事の薫田真広さんです。
お二方、どうぞよろしくお願いします。
立川さん、トップリーグのシーズン中には戦った両チーム。
サントリーとパナソニックですが印象も含めて今日の試合、どんなところ注目されますか?≫自分たちと戦ったときよりも明らかにパフォーマンスが上がってきていると思いますし大勝負に強いパナソニックとトップリーグ、勢いのあるサントリーの対戦すごく楽しみですね。
≫薫田さん、風もさほど強くなくてコンディション的にもプレーする選手たちもいいんじゃないでしょうか。
≫最高のコンディションで迎えられて非常に喜ばしいことですね。
≫日本一をかける舞台この決勝でどんなパフォーマンスを両チームに期待されますか。
≫まずやっぱり日本の最高のラグビーのゲームを見せてもらいたいと。
そしてラグビーとはこういうもんだっていうのをしっかりメッセージを伝えてもらいたいと思います。
≫青と黄色に染まりました秩父宮ラグビー場です。
まだ、選手たちはロッカールームの中です。
立川さんも大学選手権天理大学時代頂点をかける戦いを経験されましたがこの舞台の試合を迎えるまでの心境はどうでしょう。
≫不安な気持ちもありますけどワクワクのほうが大きいのかなと思います。
≫両チームは9月に戦って、そのときはサントリーが45対15という30点差でサントリーが勝利をものにしています。
ただ、そのときとは両チームとも別のチームだと両チームは話をしていました。
今シーズン「もっとラグビー」と題して副音声でお伝えしてまいりましたが今日は廣瀬俊朗さんと冨坂アナウンサーです。
お願いします。
≫こちら、副音声の放送席です。
元日本代表キャプテンで東芝の選手としてこの日本選手権、優勝2回のご経験をお持ちの廣瀬俊朗さんとともにこちらはお伝えしてまいります。
皆様からの質問にもお答えしていただきます。
早速ですが、廣瀬さん質問が1つきています。
日本選手権優勝の味はどうでしょうか?≫これは格別でしたね。
ラグビーシーズンを締めくくる最後の大会なんですがこの大会に優勝して終わるとオフを楽しく過ごせるということで格別でした。
≫さぞかし楽しいオフを送ったんでしょうね。
≫そうですね。
なかなかここでは言えませんが楽しかったですね。
≫またそんな話も伺えればと思います。
それから、もう1つ。
廣瀬さんと立川理道さんの大ファンです。
今日、解説は副音声でも聞きますねという山口県の40代の女性からのメッセージもいただいています。
≫ありがとうございます。
ずっと副音声でお願いします。
今日は特別です。
≫行ったり来たりしながらこちらは本当にいろいろな角度からラグビーを楽しくお伝えしてまいりたいと思います。
こちらからは以上です。
≫よろしくお願いします。
両チームのロッカールームを出てくる表情もご覧いただきましたが立川さん、非常に両チームとも引き締まった表情で。
≫覚悟が決まったすごくいい顔をしていますね。
≫サントリー、流キャプテン。
そしてパナソニックは布巻ゲームキャプテン。
ともに社会人になって2年目という若い2人が引っ張るこの両チームです。
お互い、シーズン中に戦った勝敗そのチーム力を含めて全く今日の試合には関係ないと話をされていましたが立川さん、どうですか?≫やっぱり、シーズンを深めていくにつれチーム力って上がってくると思うのでポーコック選手もいなかったですしそういうインパクトプレーヤーも今後、キーになってくるかなと思います。
≫いろんな試合の見どころがありますがジョージ・スミスそして立川さんからお話がありましたポーコック。
両チームとも、非常に相手のボールを奪い取る力のある選手が多くいます。
その中で、こちらも若い選手がパナソニックにいますが大学生トップリーガーとして今シーズンパナソニックに選手登録して臨む山沢が、今日はスタンドオフでスターティングメンバーで登場します。
自由自在なランでの突破。
そして、相手の裏をかくキックさらに、巧みなパスも見せて勝利に大きく貢献した先日の準決勝のゲームでした。
立川さん、リーグ戦でクボタとパナソニックの試合で対戦されましたが印象、いかがですか?≫本当に左右どちらも長いキックを蹴れますし足も速いので隙間があれば突破してくるというイメージです。
≫両チームの選手が入場してきます。
薫田さん、大舞台という場での経験値を含めて両チーム、どんなことを期待されますか。
≫やはり特別なことをしないというのが非常に大事だと思います。
そしてプレーの精度を高めること。
ミスをしないチーム。
これが、勝つと思います。
≫山沢は、筑波大学4年生在学中なんですが本人の強い希望もありそして周囲の理解、協力もあって今シーズンパナソニックに選手登録してプレーを進めてきました。
初めてのことではあります。
本人も最初のうちはプレーでチームに貢献はできなかったけれども徐々にチームにラグビーに浸透してきてこの準決勝、さらに決勝とスターティングフィフティーンに名前を連ねています。
場内では「君が代」の斉唱です。
♪〜
(君が代)≫パナソニックロビー・ディーンズ監督そしてサントリー沢木敬介監督、両監督の表情も映し出されました。
では、両チームのスターティングフィフティーン。
まず、サントリーからご紹介してまいります。
パナソニックです。
薫田さん、サントリーのアタックそしてパナソニックのディフェンスが非常に注目されますが。
≫非常に印象的な2つのポイントです。
あとは、やはりゲームをどうコントロールできるかということも両チームの、特にハーフ団注目したいと思います。
≫立川さんシーズン深まってきたグラウンドコンディションの中でプレーする選手からするとどういうプレーができるか。
≫やっぱりエリアをうまく取ることがすごく大事なのかなというのとスクラムもこのグラウンドですごく重要になってくるので。
そこもポイントかなと思います。
≫コイントスの結果パナソニックが陣地を取って左から右に攻めます。
サントリーのキックオフで前半40分が始まります。
レフェリーの大槻さんのホイッスルが鳴らされました。
サントリーのキックオフ。
エリアの取り合いというのもまず見どころです。
若干、パナソニックのほうが追い風になるでしょうか。
サントリーはどちらかというとパスあるいはランというところを主体に攻撃をしてきます。
アタッキングラグビーを主体としているサントリー。
このブレークダウンの攻防が1つ注目。
アドバンテージをパナソニックにみています。
パナソニック、アタックを継続。
前半、立ち上がりから長い攻防になりましたがここでようやくタッチを割ってプレーが切れました。
立川さん、お互いキックが…。
パナソニックはこれまでのゲーム運びでしょうがサントリーもキックが多いですね。
≫松島が割とコンテストキックを蹴っているのでそこの対応もパナソニックすばらしいですし今後、どうなるのかなと。
≫最初のラインアウトです。
薫田さんセットプレーの印象お互いどうでしょうか?≫両チームとも非常に高身長。
今のウィーラーもそうですけど安定感があるので。
あとはハイボールコンテストキックに対する処理これが非常にキーになってくると思います。
≫パナソニックにノックオンがありました。
サントリーボールのスクラムです。
これがファーストスクラム。
サントリーは昨シーズントップリーグ9位ということでトップリーグ始まって以来一番悪い成績だったんですが1つ弱点とされてきたスクラムを強化してきました。
パナソニックもシーズン前半から比べますとスクラムの強さが増しています。
このファーストスクラムで1つ、どんな形になるのか。
レフェリー大槻さんに着けてもらっているカメラの映像です。
サントリーとすれば1つ、アタックを主体として進めていきたい中でセットプレーで圧力をかけていきたいところ。
先週、スクラムが強いといわれるヤマハに対してもパナソニックは全くスクラムでも引けを取っていませんでした。
プレーを早く継続できるかサントリー。
とにかくラックから素早くボールを出すというのが今年のサントリーの1つの大きなテーマでしたが。
サントリーのテンポ立川さん、いかがですか?≫少し、スローテンポになっているのでどこかで上げたいなという感じですね。
≫パナソニックのディフェンスのほうが…。
≫そうですね。
すごくいいディフェンスしてますね。
≫ヘッドキャップをしている選手がいわゆるジャッカルという相手のボールを奪う動作が非常に世界を代表するようなプレーヤーのポーコック。
この辺りの攻防が今日の試合では1つ大きな注目度が高まっていくところです。
ボールを奪ったか。
アドバンテージをパナソニックにみている。
タッチを割りました。
薫田さん、1つ象徴的な場面だったと思いますが。
≫稲垣ですかね。
≫立ってしっかり両足を踏ん張ってボールを奪い取りにいく動作。
≫サントリーの1人目のカーペンターがちょっとミスがありましたね。
≫日本代表キャップ13という稲垣です。
ここを1つ接点での攻防というところでどちらに有利に働くかというところです。
今日のゲーム。
風下のサントリーですが立川さん、キックが多いですね。
≫そうですね。
すごいエリアを意識していると感じます。
≫割とパナソニックに比べると少ないキックで。
サントリーのアタックですが…。
≫チェイスのディフェンスがいいので。
アタックすると倒されてしまうのかなと。
≫意図的にキックを多くしているということですか。
≫そうですね。
≫立川さんもスタンドオフそして、センターという形でプレーされていますがキックの蹴り合いで負けないためにはどうしたらいいですか。
≫やっぱりいろんな情報を周りからもらうというのはすごい大事だと思うので。
キックを蹴る人だけじゃなくて周りの人がどうサポートするかも大事なのかなと思います。
≫お互いにまだ得点がありません。
≫代表キャップ34を持っているサントリー、ベテランの小野。
今シーズンも10番をずっとつけてきました。
フィジカルのバトルになるという今日のゲームという話をしていました小野。
少しでも前へというところ。
その辺の優劣が試合を大きく左右してくると話をしていました。
1番、プロップの石原。
アドバンテージをパナソニックにみています。
ここも薫田さんパナソニックのディフェンスが上回りましたか。
≫ターンオーバーしました。
≫タッチを割りました。
ここは裏へのキック。
立川さん、隣でうんうんとうなずいてらっしゃいますが。
≫今のは前に出た状態でキックを蹴ったのでパナソニックは守りにくいかなというのがあります。
≫お互いのブレークダウンの状況というのはどうですか。
≫今のところ互角なのかなと。
でもパナソニックのブレークダウンでとりきらなくても、やっぱりファイトするということでサントリーのテンポが少し遅れているかなと思います。
≫薫田さん、サントリーとすれば何か打開する手段はあるでしょうか。
≫やっぱり2人目のサポートを早くすることですね。
≫パナソニック選手が1人倒れています。
笹倉です。
フルバック。
立ち上がって戻ろうとしています。
前半10分を経過しています。
お互いに、まだチャンスらしいチャンスは迎えていません。
パナソニックボールのラインアウト。
ここも裏へのキックになってタッチを割りました。
今シーズンから就任した沢木敬介監督です。
エディー・ジョーンズ前ヘッドコーチ日本代表のときもコーチングスタッフとして名前を連ねていました。
パナソニックの強みであるディフェンスをどう崩すか。
そこに今日のゲームは集約されるという話をしていました。
タッチを割りました。
薫田さん、お互い分析も当然していますからね。
≫ですから、非常にエリアを意識した両チームの立ち上がりですね。
≫もう一度ラインアウトを選択しました。
ノックオンしたボールがタッチを割りましたのでスクラムかラインアウトを選択できる状況でしたがラインアウトを選択。
奥に入れてきてサントリーがとったが1m、間を空けていませんでしたでしょうか。
≫ギャップをとりました。
≫ラインアウトの間隔を1m空けなくてはならなかったんですがサントリー側が間を詰めていたような形になりまして小さな反則でパナソニックのフリーキック。
立川さんどちらが主導権を握るかという形で10分が過ぎましたが。
≫本当に今はアタックのサントリーパナソニックはディフェンスでずっと粘っている形ですね。
≫ボールの支配率で見ましてもかなりアタックがボールを保持している時間が長いように感じますが。
≫そうですね。
≫サントリーのジョー・ウィーラーはすべての試合で4番をつけています。
ニュージーランド。
代表経験は、まだありません。
非常に明るいムードメーカーだという話をしていました、沢木監督です。
パナソニック、とった。
タッチに出ました。
ノックオンがありました。
立川さん、相手のボールを奪ったあとのパナソニックのアタックの速さというのは実際に戦ってみていかがですか?≫そこは鍛えられていると思いますしそれが強みだと思いますしサントリーがそこでしっかりとディフェンスしたいと思いますね。
≫スクラムです。
薫田さん、2回目ですけどファーストスクラムはどういうふうにご覧になりました?≫先ほどは、少しサントリーが有利に組んだような感じに見えたんですけど。
ただ、平野が3番に入ったことでパナソニックのスクラムも安定してきましたので。
≫パナソニック、3番の平野そしてサントリーの3番ルーキーの須藤というスクラムに強い若い2人が入っています。
パナソニックに反則がありました。
パナソニックがまたディフェンスの網にかけたかという感じも立川さん、したんですが。
≫ポーコックが絡んだように見えたんですけど少し遅かったのかなと思います。
≫パナソニックにこのエリアでの反則があってサントリーがペナルティーを得ました。
ゲームキャプテンの布巻が話をしていましたが…。
今のブレークダウンの攻防についての採点についてちょっと本人としても納得がいかなかったようですがゲームを進めていくうえではペナルティーゴールで3点を狙いにくるかも重要ですけどね。
≫立ち上がりから両チームエリアを意識しましたので3点というのは非常に大きいと思います。
あとはレフェリーとどう今後、適応していくかも大事です。
≫この距離から3点を狙いにいきます。
非常にプレースキックに安定感がある小野です。
立川さんも、日本代表でも何度も試合をしてますがどんな選手ですか?≫すごく頭のいいスマートなラグビーができる選手だと思います。
≫ここは、きれいに決めてきました。
サントリーが3点をまず先制しました。
日本選手権の決勝です。
薫田さん、攻めている時間が長かったですからサントリーにとってはこの先制、どうでしょうか?≫本当に今まで、いろんな駆け引きをしてきた中での3点ですから価値はありますよね。
≫風上ということで恐らくパナソニックも前半左から右という形でエリアを取ったと思いますが風の影響は薫田さんどうでしょうか。
≫あまり影響はない感じがしますね。
≫パナソニックのキックオフで再開しています。
タッチを割っています。
逆に薫田さんパナソニックとしてはどうやってエリアをとっていきましょうか。
≫今、サントリー陣に入ったのでこれからどう意図的にパナソニックがアタックをするかちょっと注目のところだと思います。
≫反則、サントリーにありました。
倒れ込みの反則があって今度はパナソニックにチャンスがきました。
オーバーザトップ。
密集で倒れ込みプレーの継続を妨げるようなプレーになりました。
やはりパナソニックもショット。
3点を狙いにきます。
薫田さん、お互いにそうそうチャンスはこないかなという雰囲気はあるでしょうか?≫どこでギヤチェンジをしてくるかでしょうね。
今は非常にクレバーにゲームコントロールというかプランどおりの時間を過ごしていると思いますので。
≫蹴るのは筑波大学4年在学中の山沢です。
こちらも立川さんリーグ戦で戦ったときに対したと思いますが。
大学生ですがどんなスタンドオフですか?≫なんでもできるすごく優れた選手だと思いますね。
ディフェンスも結構、体を当てられるので10番としてはすごく大事なことだと思いますので今後、本当に楽しみな選手だと思います。
≫キック、決まりました。
すぐに同点に追いつきましたパナソニック、3対3。
お互いにペナルティーゴール1本ずつを決めて3対3の同点です。
前半の20分というところ。
半分が経過しようというところです。
非常に薫田さん緊張感がありますね。
≫そうですね。
こういう若い選手がミスなくプレーするというのは今後にとっても大きいことだと思いますね。
キッカーにとっては足場が悪いということは軸足がぶれたりとかいろんなプレッシャーがあると思います。
≫立川さん、どうですか?≫ドロップキックもそうですよね。
グラウンドの中央が悪いので。
ちょっと難しいのかなと思います。
≫そういうプレッシャーもあるんですね。
サントリーのキックオフで再開。
サントリー、速いテンポでアタックできるかどうか。
いいテンポでボールが出始めていますサントリー。
反則、ここは孤立したか。
≫今のは稲垣ですね。
≫とにかくフォワードの半分以上がこうやってジャッカル。
いわゆる相手のボールを奪いにくるようなそんなプレーを見せてくる選手が多いパナソニックです。
今は、両足をしっかり踏ん張ってボールを奪いにきた稲垣のプレーでした。
こうなると立川さんやっぱり、なかなかボールが離せなくなる。
ボールキャリアーとしては…。
≫本当、薫田さんが先ほどから言っているように2人目のサポートがすごく大事になってくると思いますね。
≫サントリーも今シーズン2人目の速さというところを1つテーマに掲げてやってきましたが残りシーズン2試合あまりその辺りがうまくいかなかったというところで修正して決勝に臨みたいという話もしていました。
まだパナソニックのディフェンスのほうが少し上回るシーンも目立っています。
ゲームキャプテンの布巻が少し流血しています。
2年目という若いゲームキャプテンですが非常に練習中からも大きな声を出してチームを引っ張っていく姿が印象的です。
≫ホラニが準備しています。
≫これは一時交代ということでコリニアシが入ります。
この人も右のふくらはぎをけがして前の試合、準決勝では出場できませんでしたが日本代表も経験しているコリニアシ。
パナソニックのロビー・ディーンズ監督です。
3年目。
前回の試合とは両チームとも全く違うチームだ。
サントリーも1つレベルが上がったがその分長く観察できて、分析もできたと自分たちがやりたいことを明確にできるかをテーマに挙げていたロビー・ディーンズ監督です。
アドバンテージをパナソニックにみています。
サントリーに反則がありました。
ちょっと攻撃が停滞してここで笛を吹きました。
大槻レフェリーです。
このエリアでは立川さん、どうしますかね。
≫山沢選手なら届くとは思うのでショットもあるのかなというのはありますけど。
≫距離的には45mぐらいでしょうか。
ショットにしましたかね。
布巻がいないんですね。
≫ゲームキャプテンがいないですね。
≫チームのキャプテンということで堀江がプレーを選択しましたね。
止血作業をしています布巻がピッチの外。
立川さん、この判断はいかがでしょうか。
≫なかなかトライが生まれるような状況は少ないと思うので、こうやって積み重ねていくということも大事だと思います。
≫トーナメント一発勝負ということでやはり、リーグ戦との戦い方とは薫田さん、変わってくるところはあると思いますが。
≫とにかく勝てばいいですからね。
≫その中でお互い相手陣に入ってチャンスがあればペナルティーをもらえればこうやって3点を狙いにくるという形で進んできています。
距離は少し長いですが山沢、3点を狙いにいきます。
右に切れたか…。
このキックは決まりませんでした。
先ほど、キックを蹴る際の足場の話がありましたが立川さん、どうでしょうか。
キックティーは使ってますが。
≫まだ比較的いい場所だったのかなと思います。
≫サントリーのドロップキックで試合再開です。
とにかく50cmでも30cmでも前に出ることが大事とお互いにそういう話をしていました。
その中からチャンスを切り開いていけるかどうか。
今度はパナソニックが孤立したか。
パナソニックに反則。
お互いに薫田さん第3列という6番、7番、8番というところがボールに絡んでいく動きですね。
≫いいチームにはいいバックローがいるということですね。
≫まもなく布巻が戻ろうかというところが映し出されました。
小野のキック、向こう側のタッチに蹴り出されます。
パナソニック、布巻が戻りました。
前半25分を経過したところ。
まだ、お互いゴール前まで攻め込むシーンはありませんがペナルティーゴール1本ずつで3対3の同点です。
日本選手権の決勝。
タッチに出ました。
手前側から薫田さん一気にというプレーで1つ、狙っていた部分ですが。
≫今、福岡がよく反応しましたね。
≫最後はサントリーの青木が触ってますかね。
パナソニックボールのラインアウトです。
今シーズンは1試合に6トライという試合もあった福岡。
非常に決定力があります。
立川さん、お互いに集中力も高い前半でお互い、隙がない感じがしますが。
≫本当に一瞬の隙があればスコアされてしまうという緊張感がありますね。
≫松島、インゴールに持ち込んで出された。
これはキャリーバックになりました。
パナソニックボールの5mマイボールスクラム。
準決勝でもあった薫田さん、山沢のキックからまた大きなチャンスが生まれました。
≫非常にいい判断コントロールされたキックだと思います。
≫自身は準決勝のプレーを振り返って少し運もあった形で謙遜もしていましたが。
立川さん、キックのスキルランスキル、いかがですか?≫本当にディフェンスをよく見て裏のスペースを見つけてチップキックを蹴って、自分でとってからも落ち着いてもう一度、自分で蹴るというすごく落ち着いたプレーだったと思います。
≫立川さん、ここからどうパナソニック攻めていくでしょうか。
≫両サイドアタックできると思うので本当にどちらもチャンスなのかなと思います。
≫向こう側に福岡が残ってそれ以外の選手はバックス全員手前側。
両チームにとって初めてのトライのチャンスがきている。
パスがサントリーに渡ってしまいました。
サントリーの逆襲。
裏へ蹴りだして、タッチを割ってクイックスローにはいきません。
ゴール前の攻防でしたがこのパスが薫田さん、ちょっと…。
≫今、石原がよく反応しましたね。
≫パナソニックの攻撃としては立川さん、どうでしたか?≫もう少し我慢してアタックしてもいいのかなと思いましたけど。
でも本当にサントリーいい集中力を持ってディフェンスできてたと思います。
≫伊藤さん、この間にパナソニックは森谷が入りました。
笹倉との交代です。
笹倉は足を痛めています。
≫先ほども一度、足を痛めてましたが交代ですね。
22番、ルーキーの森谷が入りました。
≫サントリーも、小野晃征が一連の動きの中で少し痛めてるんですよね。
≫小野も、いわゆる今シーズン出ずっぱりという形でその中で、なんとかコンディションを整えて臨みますという話も本人していましたが。
≫なんとか戻っていますね。
≫立川さん、シーズンここまできますと必ずどこかしら痛んでるでしょうからね。
≫本当にベストな状態ではなかなか、ないと思いますね。
≫まだ相手陣内のパナソニック。
アドバンテージをサントリーにみています。
パナソニックにノックオンがありました。
サントリーのディフェンスも非常に立川さん出足が速いですよね。
≫本当に出足が速いので先ほど山沢選手が蹴ったようなチップキックが効くのかなというのがありますし。
駆け引きですね。
≫残り、あっという間に10分というところ。
まだ両チームともにペナルティーゴール1本ずつという中で3対3。
パナソニックに一度トライチャンスがありましたがトライには至っていません。
サントリーボールのスクラム。
駆け引きもある中で薫田さんスクラム、どう見ていますか。
≫ここまでは、なんとなく五分だと思います。
両チームのフロントロー特に両フッカーは経験がありますからね。
≫サントリーは青木パナソニック、堀江。
アゲインです。
もう一度、組み直しです。
自陣からですがグラウンドのほぼ中央。
ここからサントリーがどんなアタックを仕掛けてくるか。
まだサントリーらしいテンポはここまで生まれていない。
タッチを割ります。
今度はポーコックが倒れています、パナソニック。
今のは後ろからジョージ・スミスがいったんですが…。
オーストラリアのいわゆる新旧のといいましょうか第3列、ボールハンターといわれたりもしていますけど代表キャップ111のジョージ・スミス。
そして、ポーコック。
こういう対決が薫田さん日本選手権のファイナルで見られるというのもすごいですよね。
≫ジャッカルの新旧の対決ですからね。
≫サントリーボールのラインアウトです。
前半は、このまま進んでいくかどうか。
サントリーも3点は取りましたがまだゴール前攻め込むというシーンはありません。
立川さん、いろいろ変化をつけてきていますがねサントリーも。
≫サントリーはボールを止めたくないと思いますね。
≫ノックオンがあったか。
プレーを継続していく中でサントリーにミス。
薫田さん、この辺りの絡み方堀江と稲垣ですね。
≫1人目が、下に入りました。
堀江がしっかりボールに入っているというお手本のようなプレーですね。
ペースにはなりません。
ボールの支配率ですとほぼ五分という状況ですが。
≫お互いの時間帯というのも出てきてはいるんですけどまだトライには至っていないという前半、ここまで。
あと、残り5分少々です。
≫伊藤さんパナソニックの堀江がゲーム前に話していたんですがやはり密集での奪い合いがポイントになるという言い方をしていました。
1人目がしっかりと仕事をすることやみくもにボールをとりにいくのではなく人数をかける、かけないの判断もしっかりしていきたいと話していました。
≫密集の奪い合いというところでは薫田さんお互いに持ち味が出ているんですがそのあとをどうつなげていくかですね。
≫ボールキャリアーとタックラーの2人目の判断で決まりますのでそこを的確にし続けるというのが大事ですね。
≫パナソニック自陣からのマイボールのスクラム。
今のキックは、あまり陣地を前に出すことができませんでした。
しかも、相手ボールサントリーボールのラインアウト。
このエリアから立川さんアタックは楽しみじゃないですか。
≫サントリーは最初のファーストアタックセカンドフェーズのアタックすごく、いい流れで今のところきていると思うので。
≫伊藤さん、サントリーですけどフォワードの選手たちからは反応、反応という声がずっと続いています。
≫ノックオンがありました。
すばらしいタックルを見せましたヒーナン。
立川さんディフェンス側から見てどうですか?今のヒーナンのタックルは。
≫見えないところから飛んできたのでかなり厳しいタックルだったと思います。
≫強烈なタックルをお見舞いしました。
≫今日、サントリーがラインアウトから多彩なオプションを持っていますよね。
非常におもしろいラグビーはしていますね。
≫なんとかパナソニックのディフェンスを破ろうというそういった準備されてきたプレーが出てはいるんですが。
≫それに対してパナソニックも今のヒーナンのタックルも含めて対応していますよね。
≫立川さん、サントリーとしてはどうでしょうか。
攻撃はしているけれど成果がないというフラストレーションが。
≫ビッグゲインしたあともパナソニック、すごく戻りが早いのでサントリーとしてはなかなかつなげられていませんね。
≫お互いの攻防せめぎあいが続いています。
ちょっとこの辺りも少し足場が悪いところで場所を移動してのスクラムになります。
多くのお客さんが入っています秩父宮ラグビー場。
日本選手権が終わるとあと1か月後にはまた今度はスーパーラグビーサンウルブズのゲームも始まっていきます。
その前にまず日本一を決める戦い。
これはボールを奪えばサントリー、チャンスだ。
パナソニックに反則。
この攻防も薫田さん見応えがありましたけど。
≫ちょっとだけ森谷のダイレクトタッチ足が届かなかったですかね。
≫相手のキックをダイレクトタッチを誘うかという森谷の動きがあったんですがラインに足がかかっていませんでした。
このエリアからショットを狙います。
3点を狙いにいきます小野晃征。
今の攻防、真壁が奪ったあとに2人目の速さというところでしたがいかがですか?立川さん。
≫サントリーとしては逃さなかったですね。
今のカウンターラックは。
真壁さんもすごいいいアクションをしましたし。
≫距離的には33〜34mというところ。
45度から。
この角度はどうでしょう。
≫簡単ではないと思いますけどこの状況だと今は狙うのかなと思います。
≫少し足場も選ぶようなところも小野、ありましたがこれが決まると3点勝ち越し。
まもなく前半終了というところです。
ちょっとヒットしなかったか…。
ゴールは決まりませんでした、小野。
どうでしょう。
≫足場も影響しているんですかね。
思い切って踏み込めなかったイメージはありますね。
≫40分になってホーンが鳴りました。
これで前半終了です。
お互いのペナルティーゴール1本ずつの3対3。
日本選手権の決勝同点でハーフタイムを迎えます。
お伝えします。
公明党は、アダルトビデオへの出演の悪質な勧誘による被害者には、誰にも相談できずに、悩みを抱える女性も少なくないとして、支援団体の意見を聞いて、被害者への支援策や、悪質な勧誘の規制などを検討し、政府に提言する方針です。
アダルトビデオへの出演を巡っては、モデルのスカウトなどを装った悪質な勧誘がきっかけで、女性が出演させられたり、芸能活動の契約を結んだ女性が出演を強要され、拒否すると、高額な違約金を請求されたりする被害が問題になっています。
これについて公明党は、女性の人権侵害につながるものであり、対策が必要だとして、弁護士資格を持つ佐々木さやか参議院議員を座長とする作業チームを設けました。
作業チームは、被害者の中には、誰にも相談できずに悩みを抱える女性も少なくないとして、支援団体の意見を聞いて、相談しやすい環境の整備を検討することにしています。
また被害者への支援策や、悪質な勧誘を規制したり、本人の意思に反する契約を解除したりできる仕組みなども検討し、今の国会の開会中に政府への提言を取りまとめる方針です。
近年、水質の改善が進んでいる大阪湾で、実験的に養殖されているカキを使った料理が地元の祭りでふるまわれました。
きょうは、大阪・岸和田市の港の祭りで、カキおよそ200キロが無料でふるまわれました。
会場を訪れた人は、殻がおよそ20センチに育ったカキを使ったみそ汁や蒸しガキを堪能していました。
岸和田市の隣にある大阪湾に面する貝塚市の港では、企業や大学、それに地元の漁協などが連携して、カキを養殖する実験が2年前から行われています。
古くから豊かな漁場として知られる大阪湾は、人口増加や開発に伴って水質が悪化しましたが、近年は改善が進んできています。
生字幕放送でお伝えしています≫第54回のラグビー日本選手権の決勝サントリー対パナソニック前半終わって3対3の同点です。
では、前半をハイライトで振り返りましょう。
まず前半14分。
サントリー、中づるの突破がありました。
お互い、ブレークダウンの攻防は非常に立川さん見応えありましたよね。
≫こういうところですね。
絡んできますね。
≫ただパナソニックに反則があってスタンドオフの小野がペナルティーゴールを狙ってこれが決まります。
まず、サントリーが3点を先制。
ただ、その直後。
僅かにサントリー陣内に入ったところサントリーが反則があってパナソニックがすぐに3点を返します。
これで同点。
お互い、トライチャンスはなかなか、なかった中で今日の大学生トップリーガーの山沢がチャンスを広げました。
準決勝同様キックを使いながら…。
これが結局キャリーバックになってインゴールに持ち込んだ形になってパナソニックの5mスクラムになりましたが。
この攻防、薫田さんここはパナソニックものにしたかったですよね。
≫そうですね。
よくサントリー、反応しました。
サントリーのディフェンスが勝ってピンチを脱します。
そして、前半39分。
サントリーが相手陣で反則をもらって得たペナルティーゴールでしたが決まらず。
結局、両チームともにペナルティーゴール1本ずつの3対3の同点ということになりました。
放送席、解説は日本協会特任理事の薫田真広さん。
そして日本代表キャプテンの立川理道さんに来ていただいています。
まず、薫田さん前半の印象からお伺いしたいんですがいかがですか。
≫キックが多いという印象はあるかと思うんですけど我々からしましたら非常に緊張感のあるよくコントロールされたゲームだと思います。
≫立川さん、お互いのプライドといいましょうか非常にぶつかり合った前半だったと思いますが立川さんの印象はいかがですか。
≫本当に、よさが出たゲームだと思いますし本当に緊張感ある隙のないゲームだったと思います。
≫この前半40分の中からハーフタイムでどんな指示があって後半、どんな40分が展開されるのかも楽しみです。
このラグビーシーズン日本選手権が終わりますとこのあと、来月からはスーパーラグビーサンウルブズのゲーム。
さらには日本代表のゲームと続いていきます。
こちらに今後のスケジュールをまとめましたのでご覧いただきましょう。
2月23日からはスーパーラグビーの開幕。
そして、2年後2019年日本開催のワールドカップでの組み合わせ抽選会が5月の10日京都で行われます。
さらに6月にはルーマニア、アイルランドとの代表戦ということになります。
テストマッチ。
8月には女子のワールドカップがあって11月にはオーストラリア、フランスとのテストマッチが組まれるというラグビーファンにとっては本当に楽しみな試合が続いていきます。
薫田さん、2年後のワールドカップの強化責任者としておととしのワールドカップの非常に充実した大会もありましたが今後、日本代表どんなふうに強化していきたいですか。
≫サンウルブズを中心にしながら世界トップの経験を積むと。
先ほど、ありましたけれどもオーストラリアとかフランス。
目的を持った強化をしっかりしていくと。
マッチメークをしていくと。
そこでしっかりベスト8になるための準備をすることが大事だと思います。
≫立川さん、プレーする選手側からするとエディー・ジョーンズヘッドコーチからジョセフヘッドコーチに変わっていろいろスタイルも変わってきたと思いますがその中で、どのように強化を図っていこうとお考えでしょうか。
≫ボールキープをずっと使うラグビーからキック中心のラグビーになっているのでそこの一人一人の役割を理解していくことが重要かなと思っています。
≫キックを使ってという話がありましたが去年の11月ジョージア戦での立川さんの裏へのキックから生まれたトライだったんですがこの辺りが1つ象徴的なところといっていいんでしょうか。
≫キックといってもロングキックだけではなくショートキックを使いながら開いているスペースを見つけてアタックしていくのが今のラグビーです。
≫こういったスタイルも変化させながら2年後のワールドカップへの好成績というのも非常に期待される新生の日本代表です。
ここからは副音声で、今日解説をお願いしています廣瀬俊朗さんにも主音声席に来ていただきました。
ずらっと3人お並びいただきましたが3人とも日本代表のキャプテン経験者となりますが。
世代が近いところから廣瀬さん新しい日本代表に期待するところどんなところでしょうか。
≫2019年、日本でラグビーが行われると。
世界的なことなのでそれに対して僕の仲いい、はるがキャプテンとして頑張ってくれているのがとてもうれしいですしとても期待しています。
≫仲のいいという話がありましたがプライベートでも親交が深いということですが堀江選手と共同でキャプテンの立川キャプテンはどうでしょう。
≫いち選手としてもすごいですしリーダーシップも十分、僕の域を超えていると思いますのでこのまま突っ走ってほしいなと思います。
≫薫田さん、2015年のワールドカップ日本の躍進で注目も高まっている中で2年後、地元開催への抱負はいかがですか。
≫やはり、開催国としてまずドローが気になりますが。
やはり我々の目的としましては決勝ラウンドに進出するということを最低限の目標にしてしっかりクリアしていきたいと思います。
≫立川さん、テストマッチで組まれた相手もこれまで対戦できなかったような相手と6月、11月と組みます。
非常にプレーする選手たちからも期待が高まると思いますがどうですか?≫2019年まで残り少ない時間だと思うのでそこにあるテストマッチをしっかり戦っていい経験を積んでワールドカップに向けていい準備したいなと思います。
≫その前に立川さんはスーパーラグビーサンウルブズでも共同キャプテンということで非常に重責というか役割が大きいと思うんですがシーズン終わったばかりでまた次から次という感じですがどうですか。
≫あまり自分1人だけではないのでプレッシャーを感じずに自分らしく前向きにやっていきたいと思います。
≫立川選手を中心とした今後の日本代表そしてサンウルブズの活躍も非常に楽しみです。
両チームの選手が後半40分に向けて出てきました。
準備ができましたら両チームの監督にもインタビューできそうです。
3対3で前半は折り返した40分。
前半、見た中では本当にパナソニックが一度ゴール前に進んだという感じでした。
≫放送席、サントリー沢木監督です。
前半、3対3の同点ですがどのように感じますか。
≫まだ何もしてないですね。
≫ということはどの辺りが修正点になりますか?≫残りの40分で自分たちのラグビーやるだけです。
≫一番のポイントは?≫ただ自分たちのラグビーを遂行するだけです。
≫ありがとうございました。
≫という、シンプルな答えでした沢木監督。
自分たちのラグビーをするだけ。
まだ何もしていないという前半40分だったという振り返りでした。
副音声では「もっとラグビー」と題しまして皆様からのご意見、ご質問を募集しています。
サイドが変わって後半は右から左にパナソニックが攻めます。
≫放送席パナソニックのロビー・ディーンズ監督です。
競った展開でした。
特にディフェンスの密集の局面ここまでどうだったでしょうか?≫すばらしい決勝戦にふさわしい試合になっていると思います。
ブレークダウンのところで本当に激しい試合になってましてスコアボード自体はあまり動いてませんがブレークダウンの質がこのゲームの質を物語っていると思います。
≫後半のポイントひと言、お願いします。
≫どこかでここが一番大事という瞬間がくると思います。
そこでのリアクションスピード、そこが勝負を分けると思ってます。
≫ありがとうございました。
≫両チームの監督のインタビューでした。
さあ、後半40分です。
どちらに日本一のタイトル輝くのか。
1回、モールが止まりました。
2回止まると出さなくてはなりません。
ここはキックの応酬。
ジョージ・スミスのキックはダイレクトタッチ。
スミスのキック自体あまり見られませんが。
これが直接タッチを割ってしまいました。
薫田さん、前半はお互いに隙がなかったという話がありましたが後半40分…。
≫後半の立ち上がりは非常に前半と同じような非常に堅いゲームをすると思うんですよね。
どこでギヤチェンジするかですね。
その判断、注目したいと思います。
≫パナソニックボールのラインアウトです。
反則、サントリーにありました。
ノットロールアウェイ。
バックマン大きなゲインになった。
なんとかしのいだか、サントリー。
タッチを割りました。
今、薫田さんポーコックが絡んでいってサントリー、よくしのぎました。
≫しかし田中史朗の最初の判断が非常に早かったですね。
ボールとれなくても、今のようにポーコックがスローダウンさせられますからサントリーはリズムが前半から生まれていないのが分かりますね。
≫パナソニックが前半に続いて2度目ゴール前まで攻め込むシーンがありましたがなんとかサントリーがしのいでいます。
グラウンディングまではいかなかったか。
≫TMOがかかるんじゃないですかね。
≫手がかかっていたかどうかというところ。
≫右手ですよね。
≫アシスタントレフェリーからこのジェスチャーはTMOテレビマッチオフィシャル。
今のプレーの映像を見ながら検証します。
立川さん、この連続攻撃いかがでしたか。
≫パナソニックはセットピースからサインプレーでうまくゲインラインを越えてから本当にテンポよく角度をつけた、いいランでここまできたと思うのでこういうアタックをされるとなかなかディフェンスはしにくいですね。
≫両ロック、ヒーナンと谷田部が勢いをつけて入ってきましたが。
≫サントリーはあのセットピースからもビッグゲインされましたがしっかり抑えてますね。
≫これは薫田さんノックオンですかね。
≫ノックオンですね。
ただ、サントリーの村田よく反応しましたね。
≫ノックオンという判定です。
ゴール前5mでのサントリーボールのスクラムになります。
トライチャンスは前半からこうやってパナソニックが何度か、作ってはいますが。
サントリーのほうが一線を越えさせません。
薫田さん相手ボールのスクラムですがパナソニックはここまでのスクラムの組み具合からどうですか。
≫パナソニックがしましたボールにプレッシャーをかけたいですね。
スクラムを押すというより最悪でもボールに対してプレッシャーをかけてサントリーのキックに対して蹴りにくい状況を作ることが大事だと思います。
≫インゴールからのキック、小野。
少し陣地を戻しましたがパナソニックボールのラインアウトです。
先ほどは立川さんからもありましたがセットピースいわゆるセットプレーからいいアタックを見せたパナソニック。
ここも何か準備してきたプレーが出るかどうか。
≫前半から結構12番の林選手が縦についていてそれから、いろんなバリエーションがあると思うので。
≫サントリー、ボールを奪った。
こういうところです。
お互いにどちらにも流れがいかない…。
ボールはパナソニック。
サントリー、ボールを奪った。
ジョージ・スミスだ。
オーストラリア代表同士のボールの奪い合い。
ポーコックとジョージ・スミスいわゆる先輩格のジョージ・スミス。
このバトルです。
≫今も速かったですよね。
≫立川さん、いかがですか?≫起きてからが相当、速いですよね。
≫すぐさま、襲いかかるという感じでした。
サントリーボールのスクラム。
オーストラリア代表キャップ111のジョージ・スミス。
3シーズンぶりにサントリーに戻ってきました。
そして、ポーコックのほうはいわゆる現役として今、代表の中心選手でもあります。
ここはまだラックの状態でした。
手を使ってしまいました。
ポーコック。
ハンドの反則になりました。
この辺りが薫田さんジャッカルなのかラックの中のハンドという反則になるのか。
≫今、組み合ったというところで判断でしたね。
≫非常に微妙なところですが。
≫しかしタックルしてから本当に起き上がるスピードとか今のボールをとってくるテクニックといいますか。
すばらしいですね。
≫今のは片手でボールを完全にとってしまっているので。
≫こういった世界を代表するプレーヤーと立川さん一緒にできるというのが選手からすると…。
≫本当にすごいいい経験だと思いますし強化につながると思います。
≫トップリーグ自体のレベルが上がってきてると思うんですよ。
≫その背景には世界のトッププレーヤーが来て日本でプレーしているという部分も大きいかもしれませんね。
≫ここは勝ち越しのペナルティーゴールを狙います小野。
角度的には正面に近いところ。
決まりました。
スコアが動きます。
後半に入って8分経過。
6対3です。
≫両足を踏ん張ってしっかりボールに絡んでいっているような…。
ラックが形成されているということで薫田さん、ハンドということになりましたね。
≫そうですね。
≫パナソニックのキックオフで再開しています。
ジョージ・スミスの激しいタックルがありました。
森谷、大丈夫でしょうか…。
アドバンテージをサントリーにみています。
パナソニックにノックオンがありました。
お互いブレークダウンの攻防が非常に激しい。
最初のノックオンをとります。
まだ立川さん集中力が両チームとも高いでしょうか。
≫本当にこういうビッグヒットというのも続きましたし集中が切れると一気にトライまでいくんじゃないかなと思います。
≫非常に緊張感ある状態が続いています。
後半10分を経過しました。
サントリーには2本のペナルティーゴールが生まれてはいますがいわゆるトライチャンスのようなシーンはまだ生まれていません。
沢木監督も前半はまだ何もしていないという話がハーフタイムのインタビューでありました。
タッチにボールが出ました。
両チームとも本当に立川さん、ディフェンスの意識が高いですね。
≫そうですね。
入れ替わってもどちらもしっかり反応しているというのがすごいレベルの高い試合ですね。
≫今のも放送席まで松島のタックルの音が聞こえるぐらいでしたね。
そのくらい接点が激しいですね。
≫サントリー、モールを形成する。
薫田さん、近場で来ますね。
サントリーは。
≫このあとにスペースをどう作るかですね。
≫とにかくどうやってスペースを作っていくかそれを今シーズン考えてきたというサントリー。
ここはパナソニックの圧力もすごい。
ボールを継続はしていますが前へは進んでいませんサントリー。
アドバンテージをサントリーにみています。
パナソニックに反則がありました。
アドバンテージをみていて笛を鳴らしました。
サントリーに対しパナソニックのディフェンスという時間が立川さん、長いですが。
ただ、あまりサントリーがリズムに乗っていくという感じではないですね。
≫ラインを越えていく感じではないですよね。
本当にディフェンス集中されていると思いますし。
ディフェンスラインとしてはすごく整ったディフェンスラインをしていますね。
ペナルティーだけですね。
ここをうまくコントロールしないとやっぱり、スコアされていってしまうのかなと思います。
≫その中でパナソニック、一線は越えさせてはいないんですが少し自陣での反則が続いてこれも右の45度からの小野のペナルティーゴール3点を狙いにいくシーンになります。
足場も含めてこの角度はどうか。
これが決まると9対3。
決まりました。
3本目のペナルティーゴール成功。
これで9対3。
6点差となりました。
薫田さん、サントリーとすればトライシーンはありませんけどじわじわという感じできていますが。
≫今のラグビーではアタックが有利なルールですからそういうものをうまく利用していると思います。
≫伊藤さんサントリー選手交代です。
≫ヒーナン、そのままトライ!トライです!一瞬のプレーでした!1トライ返しました。
両チーム通じてこの試合初めてのトライ!これも執着心を持って諦めずに立川さん、プレーした1つの結果だと思いますが。
≫今まで結構ハーフに田中選手がプレッシャーにいってたんですけど代わって、ヒーナン選手がプレッシャーにいってチャージが起こったので何か話があったかもしれませんし。
≫薫田さん、前半から流のキックが多かったところもかなりパナソニックの選手にとっては意識が高かったでしょうか。
≫もともと、それはスカウティングで情報が入っていますのでね。
≫これが決まると逆転です。
大学生トップリーガーの山沢。
決まりました!パナソニック、逆転!10対9になりました。
なかなかお互い理詰めで取るというシーンはなかったんですが立川さん、ある意味ラグビーの怖さを見た感じですね。
≫スコアしたあとは少し大事にボールを使っていきたいと思いますね。
≫パナソニックがリードを奪いましたがまだ1点。
パナソニックはコリニアシが入りました。
≫布巻に代わっています。
≫ハイボールサントリーがとっています。
≫コンテストボールを両チームともミスなくキャッチしていますから非常にゲームが締まっていますね。
≫サントリーはプレーを継続。
速いテンポで出していきたい。
選手が1人、倒れていますサントリー。
反則、サントリー。
ノットリリースザボール。
ここもサントリーが孤立する形になりました。
テーマとしてきた2人目のスピードというところサントリーも意識はしているんですが薫田さん、今の攻防ブレークダウンのところいかがですか。
≫やっぱりちょっとしたタイミングのずれで優劣が決まってしまいますよね。
倒れていたのは石原ですね。
≫大槻レフェリーの声があってテレビマッチオフィシャルで何か反則になるようなプレーがあったかどうかという。
≫今の石原のところだと思います。
≫映像を見ての確認がされます。
石原、ノーボールタックルですか。
20番のホラニ龍コリニアシが1番の石原のところにいきましたが…。
ボールを持っていない選手にタックルにいってしまったということでしょうか。
途中から入ったホラニ龍コリニアシ右のふくらはぎを痛めてしましたがこの決勝の舞台リザーブから試合に加わってきたばかりのところです。
映像を見ながら確認しています。
≫今の、完全にボールを持っていないプレーヤーにしかもタイミングも遅い。
ジャストのタイミングではないので。
ペナルティーで再開します。
判断できる時間はあったと思うので。
≫という説明のとおりボールを持っていない選手にタックルにいってしまったということでパナソニックのペナルティーということになります。
サントリー、ペナルティーキック。
ここはタッチを狙いましたが…。
出ない。
ミスキックになりました。
アドバンテージサントリーにみています。
密集でまた反則。
ノットロールアウェイ。
タックルにいった選手がその場をすぐに動きませんでした。
そして、またショットを狙いにいきます。
立川さんからも先ほどあったようにパナソニックはディフェンスとしてはしっかり防いでいますが反則を避けたい。
≫このブレークダウンのところで少し反則が多いので。
難しいですね。
レフェリーとの兼ね合いもあるので。
≫これが決まるとサントリーまた逆転ということになります。
今日、4本蹴って3本成功。
後半まもなく半分が経過します。
パナソニックがまた1人福岡でしょうか、痛めています。
風はほとんど止まっています。
決まりました。
サントリー再逆転!12対10。
ペナルティーゴール4本。
これで後半残り20分の戦いです。
フィジカル的にも立川さん非常に苦しい時間帯で今日のゲームに関しては選手たちの消耗度いかがでしょうか。
≫ここからリザーブを含めたチーム力の戦いだと思います。
≫伊藤さん、サントリー選手交代です。
1番の石原に代わって17番の森川が入っています。
それからフッカーの青木に代わって16番の中村もすでに出ています。
≫若い選手も入ってきていますサントリー。
ノックオンがありましたかパナソニックに。
サントリーボールのスクラムです。
パナソニックのリザーブです。
ナイヤラボロがここまでの試合では後半、割と早い時間で出てくるケースがあったんですが薫田さん、まだ今日出番がありませんね。
投入のタイミングどう伺っているか。
≫インパクトプレーヤーとしては本当に適任ですもんね。
≫パナソニックのアタックからすると薫田さんまだ両ウイングにボールが渡るというシーンもそんなにないんですが。
≫特に山田サイドがほとんど画面にも現れていないので。
こういうベテランは何するか分かりませんから。
≫パナソニックは17番の川俣が入りました。
1番の稲垣に代わって。
稲垣は、どこか痛めたようです。
ハーフウェーライン上でのサントリーボールのスクラム。
まだ2点差ですがパナソニックとしても1本のペナルティーゴールで逆転できる点差。
プライドとプライドのぶつかり合い。
残り後半20分。
≫ポーコックが1人で3人くらい相手していましたね。
≫そして完全にとれないときはパナソニック、ラックには入っていきません。
ノックオンがパナソニックにありました。
アドバンテージをみています。
ノックオンをとります。
サントリーボールのスクラム。
消耗度というところは、立川さんプレーにはまだ現れていませんか。
≫そうですね。
質としては全然落ちていないと思いますしここからリザーブがどう入ってきてセットピースだったりインパクトがどう変わっていくか楽しみですね。
≫サントリーはルーキーの須藤に代わってベテランの畠山が入りました。
≫その畠山なんですがいったん、ストップがかかってなんだよ!と、出る気満々で控えていました。
≫少し黄色いものも見えましたが首の状態があまり思わしくはないんですがこの時間帯で入ってきましたベテランの畠山です。
第1列が全員代わりましたサントリー。
フレッシュなメンバーが入ってマイボールスクラム。
アドバンテージをサントリーにみています。
ハイタックルがありました。
パナソニック、また自陣で反則。
立川さん、大きなプレーですね。
≫ショットが狙える位置でのペナルティーが少し多いので。
≫肩から上にいってしまいました田中のタックル。
大槻レフェリーから注意が堀江キャプテンに言い渡されました。
この地点でのペナルティーゴール3点を狙いにいきます。
サントリーは日和佐が準備しています。
パナソニックはもうペナルティー7つになりますが。
自陣での反則が非常に多くなっています。
ゴールまで40m前後というところでしょうか。
これが決まると15対10。
1トライ差5点差ということになります。
見事に、ここも決めてきました小野晃征。
5本目のペナルティーゴール成功15対10。
5点差、1トライ差に差が広がりました。
パナソニックも選手が入れ替わります。
ハーフが代わります。
田中に代わって内田が入ってきました。
≫サントリーもハーフが代わりました。
≫サントリーも流に代わって日和佐が入ります。
≫立川さん、本当に小野のプレスキック安定感がありますね。
≫大事なときに効きますね。
≫後半残り15分。
パナソニックとしてはなんとか相手陣でプレーをしていきたいところですが。
≫今もヒーナンに先にいってというところがありましたがブレークダウンでのペナルティーでなかなかボールを奪えてないのがパナソニックですよね。
≫今も密集の中で結局、パナソニック反則がありました。
倒れているのはボールに絡んでいったヒーナンでしょうか。
真壁とヒーナンという対面同士の攻防でしたが…。
≫今、結果として、どけなかったということなんでしょう。
≫タックルをしにいってその場をすぐどかなくてはいけないんですがそれができなかった。
そして、そのプレーの際に痛めたようです。
15分というところで立川さんパナソニック陣営からするとどんなことを考える15分になりますか。
≫やっぱりリザーブにナイヤラボロ選手がいるので。
どこで投入するのかというところがキーポイントになると思いますね。
1トライ、1ゴールで逆転なので。
そこの投入の時間帯は気になりますね。
≫まだ立ち上がって体を動かすというような感じではありませんが。
≫サントリーとしては優勝を知っている畠山選手だったり日和佐選手が出てきたのでここからうまくゲームコントロールをしていくような感じですかね。
≫日和佐が入ってくると非常にテンポが速くなりますし。
≫最後にゲームを締めることもできると思うので。
サントリーとしてはすごく頼りになる選手だと思います。
≫立川さんも日本代表でおととしのワールドカップで一緒に戦いました。
今のはレフェリーカメラの映像でした。
ヒーナンが立ち上がりました。
大丈夫でしょうか。
≫パナソニックとしては前半に笹倉選手もけがで、そしてヒーナンもね…。
戻りますかね。
ここで予期なく交代となりますともともと決めていた選手の交代のプランがずれてしまうんですよね。
これは非常に大きいと思いますね。
≫伊藤さんパナソニックのバックスの状況でいうと試合途中左足が少し痛いしぐさをしていた福岡ですが左足首にテーピングをして今、プレーを続けている状況です。
≫今のは飯島ですが。
通常トップリーグでは薫田さんHIAといって脳震とうの疑いがある場合はしかるべき人が検査するわけですが。
日本選手権ではチームに任せられているんですが。
≫今、メディカルからチェックということですね。
≫1回ピッチの外にヒーナン、出ましたね。
≫これも選手の安全対策といいますか非常に重要なことですね。
≫飯島が入りましたので…。
ヒーナン戻りかけようとしてますが。
これは交代ですね。
≫完全な交代です。
≫そしてサントリーはペナルティーキックを相手陣深くに蹴ってきました。
22mライン付近まできてここからどうアタックするか。
まだ、サントリーらしいアタックは出ていません。
ここでゲインラインは突破できない。
日和佐のパスさばきにサントリーとしては期待したいところ。
反則、ここもサントリーが孤立しました。
≫ポーコックが倒れているんですかね。
≫かなり両チームの選手とも痛み始めてきていますが。
やっぱり立川さんブレークダウンの激しさというところもありますか。
≫ここも抜かれそうなときにきましたよね、ポーコックが。
≫ポーコックが立ち上がれません。
ヒーナンは完全に下がりました。
ナイヤラボロは、まだこの状態。
≫これで、今パナソニックはバックローも使っていましたので。
あといるのは坂手がバックロー経験者ですから。
そうなりますとナイヤラボロが入ってくる可能性はありますよね。
≫ベンチにいるのは第1列の坂手、ヴァル。
そして、ウイングのナイヤラボロということになりますが。
≫坂手がジャージを脱ぎました。
≫後半26分。
出血をしているようです。
となると一時交代も認められますから。
今、坂手が入りましたね。
これでポジショニングを見てみようと思います。
立川さんがおっしゃったように堀江が自分のことを指さしましたけど堀江がフランカーの位置に入っていくかどうか…。
≫坂手がフランカーというよりは堀江さんが3列に入りそうですね。
≫パナソニックのペナルティーキックです。
試合は、5点差まだ1トライ差です。
山沢のキックはタッチに出ました。
僅かにサントリー陣内に入ったところです。
ゴール前まで攻め込むような一気にビッグゲインするような攻撃も前半から何度かあるパナソニックです。
サントリー、ボールを奪ったか。
その前にディフェンスのところでサントリーにノックオンがありました。
お互いノックオンがあったようです。
パナソニックボールのスクラムです。
これでスクラムということになりますので…。
堀江が第1列に入ろうとしたところ坂手に、後ろですと言われてフランカーの位置に動こうとする堀江。
確かおととしのワールドカップでもこういうポジショニングがあったような気がしますが…。
試合の展開、動きの中で。
もともとフランカーも経験したことがある堀江。
≫あとはパナソニックがスクラムでペナルティーをしないことですね。
≫メンバーも代わっていますし力関係的にどうか。
後半、あと10分少々。
点差は5点差。
1トライ差です。
どうですか?薫田さん組み直しになりますが。
≫やはりメンバーが代わったことで…。
もちろんフロントローだけで組んでるわけじゃありませんのでしっかり後ろ5人との間合いですとかバインドの位置というものが非常に重要になりますね。
≫前3人が呼ばれました大槻レフェリーに。
薫田さん、今の会話のやり取りはどうでしょう?≫いろんな駆け引きがありますので。
パナソニックとしては残り時間、点差を考えますとここでむだな時間を使いたくないですからしっかりしたスクラムを組むべきですね。
≫こうやっている間にも時計は進んでいきます。
サントリーは第1列の3人が代わっています。
パナソニックは平野だけが試合開始からプレーしています。
パナソニックボールのスクラム。
連続攻撃が続いていますがお互い、どこまで我慢できるか。
タッチを割りました。
相手ボールではありますが相手陣の深くかなり攻め込んでいったところ。
≫伊藤さんパナソニックは出血で退いていたポーコックが今、戻りました。
≫どうですか、立川さん。
パナソニックのアタックは。
≫今、なかなかゲインラインを出れない中で堀江さんがすごいうまくグラバーキックでエリア取ったのでサントリーとしてはいやですね。
この位置でラインアウトしないといけないというのは。
≫ここはパナソニックも当然絡んでいくと思いますが…。
サントリー、キープ。
モールで少しプッシュをかけていきます。
サントリー、ラックから…。
自陣からですが近場にフォワードが固まっている。
パナソニックとしてはどこかでチャンスをうかがいたいんですが。
一度、手前のタッチに蹴り出しました。
まだ、しかしパナソニックはサントリー陣内に入っています。
残り時間少なくなってきて薫田さん5点差ですから、まだ全然分かりませんけども。
≫パナソニックはどこでナイヤラボロを使うかです。
≫まだ動きはありません。
ロビー・ディーンズ監督もハーフタイムのインタビューでどこかの一瞬の勝負をかける時間、プレーが生まれたところで一気にいけるかどうかという話がありました。
サントリーのディフェンスも崩れませんね。
≫そうですね。
しっかりといいディフェンスラインを保っていますね。
≫福岡へのパスは松島がとりました。
≫フェアキャッチをしたんですが…。
≫フェアキャッチ認められましたね。
22mラインの内側でマークと叫んでキャッチしますとフェアキャッチ。
サントリーボールのフリーキックになります。
この辺りも立川さん身体能力の高さが…。
≫ビッグプレーですね。
≫これでまた陣地を戻しました。
ただ、まだ先ほどと同じようなエリアから。
パナソニックのほうのアタックは立川さん、何か工夫、必要でしょうか?≫さっきのはよかったと思います。
あの形を継続していけばいいのかなと思います。
≫少しずつですね。
5点差、1トライ差。
サントリーがとった。
パナソニック、獲得できません。
サントリーのテンポに持っていけるか。
しかし、孤立した。
反則。
またポーコックか。
状況が変わっても攻守が入れ替わっても薫田さん、本当にポーコックのジャッカルにいく勢いですね。
≫画面上どこでもいるという感じですよね。
≫パナソニックはナイヤラボロが準備しています。
≫これでまたなんとかパナソニックが敵陣に入ってきましたがここでナイヤラボロが入ってきました。
非常に大きな体格。
125kgあるウイングです。
≫伊藤さん、一方のサントリーはナンバーエイトの小澤に代わって西川が入りました。
20番の選手です。
≫あとは立川さんナイヤラボロを一番外に置くのか。
近場でちょっと持ってきてボールをコンタクトエリアに持ってくるのか。
≫いい状況で渡したいですね。
1対1だったり。
それで持っていってしまうと思うので。
≫また1人選手が倒れています。
≫山沢じゃないですかね。
≫パナソニックの選手が倒れている。
≫今、パナソニックはスタンドオフがいません。
立川さん、ゲームメークにはどうでしょうか。
≫少し厳しいですよねいないというのは。
≫プレーの選択肢が減りますね。
≫そうですね。
≫山沢、戻ってきた。
ボールがルーズボールになってサントリーだ!サントリー、ボールをキープ。
≫日和佐ですね。
すぐに反応したのは。
≫堀江、絡んでいきました。
まだパナソニックにもチャンスがあるか。
≫ブレークダウンの攻防すごいですね。
≫サントリーが奪ったところこのあとのプレーでした。
このペナルティーキックは22mラインのちょうどライン付近。
立川さんパナソニックのアタック。
このチャンスがラストかもしれませんが。
≫今、ナイヤラボロが近くに来たので。
何かするんじゃないかという感じです。
≫けがで決勝出られないベリック・バーンズの表情もありました。
≫オープンサイドに福岡もいるので。
≫一番奥に福岡が回りましたよね。
ここはまず、モールを組んで押していきます。
進んでいく、進んでいく。
時間がありません。
点差は1トライ差。
サントリーのディフェンス、堅い。
サントリー、絡んでいった。
ボールを奪ったターンオーバー!今、40分!プレーを切りましたノーサイド!サントリー、優勝!4シーズンぶりの日本一!緊迫した80分。
制したのはサントリーでした。
15対105本のペナルティーゴール。
最後は、少しルーズボールになるような形でしたが。
最後のシーンですね。
ボールがこぼれてしまったような感じでしょうか。
ジョージ・スミスが反応してプレーを切りました。
薫田真広さんそして立川理道さんのお二人に解説をお願いしてまいりました。
立川さん本当に得点こそロースコアで点は入りませんでしたけども十分、見応えがありましたね。
≫テストマッチのような緊迫したすばらしいゲームだったと思います。
≫薫田さん、最後勝敗を分けたところはどんなところでしょうか。
≫やはりブレークダウンでこれだけパナソニックにペナルティーをさせたサントリーのアタックということだと思います。
≫攻撃のリズムとしてはトライまでにはつながりませんでしたけれどもパナソニックの反則を誘うような形にはなってそれが、スコアになっていったというところでしょうか。
サントリーのアタックパナソニックのディフェンスというところが注目されましたが立川さん、どうですか?サントリーのディフェンスというところも大きかったですか。
≫本当に最後の最後まで崩れなかったのですごかったです。
≫放送席、そしてスタンドの皆さん。
見事、日本選手権優勝。
サントリーの沢木監督です。
おめでとうございます。
≫ありがとうございます。
≫最後は、守りきっての優勝ですがどんなふうに見ていますか。
≫よく我慢しました。
≫まだ少し険しい表情に見えますが。
≫うれしいですよ。
≫トップリーグ優勝とこれで2冠になりますがトップリーグの優勝とは何か気持ちは違いますか。
≫本当に最後勝って終われるのが幸せです。
≫それにしても今日の試合本当に互いの気持ちがぶつかるような試合に見えました。
どのようにご覧になったんでしょうか?≫本当にすばらしいパナソニックさんのディフェンスで。
うちは、やっぱり思ってるようなラグビーができなかったですが。
これもラグビーです。
≫パナソニックさんとの対戦になりましたけども今日は満員の秩父宮どんな雰囲気でしたか。
≫本当にたくさんの皆さんの声援のおかげで選手も力が湧いてきたと思います。
≫昨シーズンは9位のサントリーをトップリーグそして日本選手権も優勝しました。
何が一番、違いましたか?≫一番違うのは選手が自分たちの意思を持って本当に成長したい、勝ちたいそういう思いを持ってハードにトレーニングしてきたことだと思います。
≫これで2冠になった選手たちにこのあと、どんなふうに声をかけられますか?≫あしたも練習です…。
冗談です。
≫本当におめでとうございます。
≫ありがとうございました。
まず沢木監督にお話を伺いました。
続いてキャプテンの流選手です。
日本一、おめでとうございます。
≫ありがとうございます。
≫日本一になった瞬間どんな思いでしたか。
≫本当に、この日のためにきつい練習をしてきたのでその練習してきたことが報われてよかったと思います。
≫トップリーグの優勝とは違いますか。
≫同じほどうれしいんですが僕らはチャレンジャーとして戦うだけだったのでそれが報われて本当にうれしく思います。
≫チームに入って2年目でキャプテンに指名された今シーズン。
昨シーズン9位のチームをどのようにキャプテンとしてまとめ上げてきましたか。
≫本当にサントリーは絶対チャレンジャーであり続けるってことをチームに言い続けてその中でもいろんな経験をしていろんな失敗をして一戦一戦戦いながらここまでこられたので本当にチームが成長してよかったと思います。
≫今日は一時逆転される場面もありましたがどんなふうにキャプテンとして声をかけましたか。
≫僕自身のミスでもあったので。
ただみんなは次を見ていたので僕も次を見て目の前のプレーに集中しようと話しました。
≫これで優勝になりました。
2冠です。
このあとまた、ラグビー選手としてどうしていきますか。
≫僕個人としては上を目指して日本代表に選ばれるように頑張っていきたいんですけどサントリーとしては会社の言葉にもあるようにやってみなはれの精神でリスクを恐れずチャレンジしていきたいと思います。
≫2万人ぐらいの満員の秩父宮の観客どうでしたか。
≫本当に多くのお客さんに来ていただいてパナソニックさんと一緒に日本最高峰のラグビーができたことを本当に誇りに思います。
≫本当におめでとうございます。
≫ありがとうございました!≫続きまして今日すべての得点を導き出しました小野選手です。
おめでとうございます。
≫ありがとうございます。
≫ご自身の今日の内容どうですか。
≫パナソニックさんの強いディフェンスでなかなかトライまではつなげられなかったんですがチームが80分間今年やってきたことを信じきって戦えたのが勝利につながったと思います。
≫司令塔のスタンドオフとして今日一時、逆転される場面もありましたがどんなふうにゲームプランを立てていたんですか。
≫本当にシンプルに落ち着いて。
競った試合になるのは当然、知ってたし本当に全員が今日出た23名ではなくサンゴリアスのファミリーとして今日、勝てたかなと思います。
≫ご自身では今シーズン、トップリーグ得点王もとって。
そして、日本一の栄冠お気持ちいかがですか?改めて。
≫チームがトライを取ってくれるので。
自分の得点のチャンスがゴールのチャンスがあるだけだと思っていて。
本当に今年はすごくチームプレーを大事にして今シーズン、戦えたかなと思います。
≫この2冠をご自身のラグビーのプレーヤーとしての人生にどう生かされますか?≫みんなのハードワークで17試合、連勝できたというのはうちのカルチャーだと思うのでこれからも頑張っていきたいと思います。
≫本当におめでとうございます。
≫ありがとうございます。
≫サントリーの沢木監督そして選手のインタビューでした。
サントリーはこれで15対10。
トップリーグの全勝優勝から一度も負けずに日本一に輝いたシーズンとなりました。
では、この試合をハイライトで振り返りましょう。
今日の印象的なシーンもご覧いただきます。
後半14分。
こういうプレーで立川さん、1つ流れも変わるかなというところあったと思うんですが。
≫これでも慌てずにサントリーはずっとアタックしました。
≫一時これでパナソニックが逆転に成功しました。
両チーム通じて唯一のトライということになりました。
そして、落ち着いて決めたのがインタビューも受けた小野。
今日は6本中5本成功したペナルティーゴールということになりました。
第54回のラグビー日本選手権。
サントリーがパナソニックを破ったゲーム。
15対10でサントリーが日本一に輝きました。
今日は日本代表のキャプテン立川理道さんにもお越しいただきましたが立川さん、改めて放送席から日本一をかける試合をご覧になっていかがでしたか?≫自分も、この舞台でしっかりと戦えるようにクボタで、しっかり上を見てやっていきたいと思います。
≫両チームのプレーを見て印象に残るプレーもあったと思うんですが自分の今後のプレーに向けてはどんな点が参考になったでしょうか。
≫両チームともディフェンスよかったですし。
一人一人が責任を持ってプレーできたと思うのでそういうところを自分も受け継いでやっていきたいと思います。
≫薫田さん、トップリーグのファイナルでレベルの高い試合を見るとサンウルブズと日本代表の試合にもつながります。
≫サントリーの沢木監督も世界基準ということをテーマにこの1年間、作ってきたと思うんですね。
そういうものが垣間見えた試合で非常によかったと思います。
≫第54回のラグビー日本選手権。
サントリーがパナソニックを破って4年ぶり日本一に輝いたゲームでした。
第54回ラグビー日本選手権決勝をお伝えしました2017/01/29(日) 13:50〜15:50
NHK総合1・神戸
第54回ラグビー日本選手権 決勝「サントリー」対「パナソニック」[多][字]

今シーズンのラグビー日本一が決まります。トップリーグを制して勢いに乗るサントリーか、連覇に挑むパナソニックか。秩父宮ラグビー場から生中継。副音声はもっとラグビー

詳細情報
番組内容
トップリーグを制したサントリーは準決勝で帝京大を下しての決勝進出。バックスの松島幸太朗選手など日本代表選手を擁する攻撃陣の活躍で7回目の日本一を狙います。対するパナソニックは準決勝でヤマハを36対24で振り切って決勝進出。フォワードの堀江翔太や田中史朗など日本代表に加えてオースラリア代表のポーコックの加入が連覇へ向けての好材料です。副音声は“もっとラグビー”皆さんの素朴な疑問にお答えします。
出演者
【ゲスト】立川理道,【解説】薫田真広,【アナウンサー】伊藤慶太,【<副音声>解説】廣瀬俊朗,【アナウンサー】冨坂和男