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字幕書き起こし ダーウィンが来た!「命がけの大産卵!巨大魚VSサメ軍団」 2017.01.29

前代未聞の挑戦が南太平洋の小さな島で行われようとしています。
挑むのはフランスの海洋生物学者ローラン・バレスタさん。
挑戦とは24時間潜水。
一日中海に潜ってある魚を観察するんです。
その魚がマダラハタ。
1年に1度産卵のために大集結します。
その数なんと1万匹以上!しかしそこには恐ろしい敵もいます。
どう猛な海のハンターサメです。

 

 

 


数百匹のサメの大群が産卵に集まるマダラハタを待ち構えているんです。
すごい迫力!
(ぶつかる音)なぜマダラハタはわざわざこんなサメだらけの危険な海に集まって産卵するんでしょうか?前代未聞の24時間潜水で命がけの大産卵の謎に迫ります。
ここは南太平洋に浮かぶ小さな島ファカラバ島。
島は「環礁」と呼ばれる輪のようにつながったサンゴ礁で形づくられました。
今回の舞台は環礁の南側にある切れ目の部分。
幅200メートルほどの水路です。
広大なサンゴ礁が広がる海の中はまさに生きものの宝庫。
多彩な魚たちの姿を見ることができます。
この豊かな海で生態系の頂点に君臨しているのがサメです。
獲物となる魚が豊富なためファカラバ島の近海には数百匹ものサメが住み着いているんです。
サメの狩りが始まりました。
小魚の群れに猛突進。
すごい迫力です!この海は世界でも屈指のサメの王国なんです。
水路のそばでふだんあまり見かけない魚に出会いました。
体長はおよそ60センチ。
サンゴ礁などに暮らす肉食の魚です。
おやマダラハタが泳ぎだしました。
どこへ行くんでしょうか?あとを追ってみると…。
うわ〜ものすごい数!どこもかしこもマダラハタだらけです。
1年に1度産卵のために集まってくるんです。
この海は…産卵の1か月ほど前から集まり始めます。
そこにやってきたのはサメです。
サメにとって肉厚なマダラハタは格好の獲物。
サメが続々と集まってきます。
ハタの群れはすっかり取り囲まれてしまいました。
なぜハタはこんなサメだらけの危険な場所に集まって産卵するのか?理由は長年謎とされてきました。
その謎を解き明かそうとする人たちがいます。
科学者やダイバーなどからなる…まずチームが取り組んだのはハタの産卵エリアを絞り込むことです。
ハタに発信機をつけて行動を追跡。
さらに水路の海底の地形を細かく調べました。
そして空からも!ドローンで撮影した数千枚の写真などをもとに水路の3Dマップも作成しました。
調査の結果水路にはおよそ1万8,000匹ものハタが集まり特に水路の出口水深20メートル付近に集中している事がわかったんです。
チームはここをハタの産卵エリアと推定しました。
次の謎は産卵までの間ハタはどうやってサメから身を守っているのかということ。
その謎を解くためチームは驚きの方法を考えました。
それが…丸1日潜り続けハタとサメの行動を観察しようというんです。
発案者はこちら。
海洋生物学者で水中カメラマンのローラン・バレスタさん。
ローランさんは過去に水深120メートルにいる生きたシーラカンスの撮影に成功した潜水調査のエキスパートです。
今回の挑戦はそんなローランさんにとっても初めての試みです。
長時間の潜水に耐えられるよう特別な混合ガスを入れたタンクを用意。
できるだけ魚の行動を妨げないようたった1人で観察を行う計画です。
24時間潜水スタートです。
地形を確認しながら水路の出口水深20メートル付近を目指すローランさん。
見つけました。
マダラハタの大群です。
その上にはサメもたくさんいます。
しかし一向にサメがハタを襲う様子はありません。
こちらのサメは小魚にのんびりと歯の掃除をしてもらっています。
実はこの水路のサメの多くは夜行性。
日中は魚を襲うことがほとんどないんです。
一方こちらはハタの群れ。
おなかの大きなハタを見つけました。
卵を抱えたメスです。
おなかの大きなメスに寄り添っているのがオス。
メスに比べ体の色が薄いのが特徴です。
オスが口を開けて威嚇。
別のオスにかみつきました。
縄張り争いです。
戦いに勝った強いオスは産卵の時メスへ優先的にアプローチできると考えられています。
攻撃は強烈。
わっウロコがはがれ落ちてしまいました。
ローランさんの観察の結果オスたちは日中食事もとらず縄張り争いを繰り返していることがわかりました。
夕方。
魚たちの様子が変わってきました。
日中に比べサメの動きが活発になってきたんです。
ハタも警戒を強めます。
両者の間に緊張が高まってきました。
いよいよ何かが起こりそうな気配です。
潜水開始から3時間。
タンクの交換の時間です。
水深がやや浅い10メートル付近で仲間と合流。
一刻も早く観察を続けたいローランさんですがこの時ばかりはしかたありません。
タンクの交換と健康チェックを終えたローランさん。
再び水深20メートルの観察場所に急ぎます。
ところがわずかな時間に辺りの様子が一変していました。
ハタの姿が見当たらないんです。
その代わりに現れたのが…。
おびただしい数のサメです。
昼間よりもはるかに数を増やしたサメの大群。
しかも昼間と違い海底をはうように泳いでいます。
あっ危ない!目の前で狩りが始まりました。
猛スピードで泳ぎ回るサメ。
一瞬の早業で大きな魚を捕らえました。
次々と捕まえていきます。
うわ〜ものすごい迫力!獲物をひと飲みです。
いとも簡単に魚を捕らえるサメたち。
どうして真っ暗な海の中で獲物を見つけ出すことができるんでしょうか?実はサメは顔の周りに電気を感じる特殊なセンサーを持っています。
魚は動く時筋肉が微弱な電流を発します。
サメはそれを感知して獲物の位置を特定。
だから暗闇でも見失うことはないんです。
しかしマダラハタの姿はどこにも見当たりません。
辺りを捜すと…あっいました!みんな海底でじっとしています。
サメです。
危ない危ない。
あれ?通り過ぎて行ってしまいましたね。
うわ〜こんなにたくさん!今度こそ絶体絶命!あらら?また行っちゃいました。
実はこれこそがマダラハタの作戦なんです。
サメのセンサーに感知されないためには体を動かさずじっとしているのが一番なんです。
名付けて…ハタはこの秘策でサメから身を守っていたんです。
24時間潜水の結果また1つマダラハタの謎を解くことができました。
獲物を追い回すサメたちの興奮もピークに達してきました。
(ぶつかる音)危ない!興奮したサメがローランさんに激突。
幸いケガはないようです。
サメだらけの真っ暗な海の中ローランさんはたった1人で観察を続けます。
第2章では大事件が発生!えっローランさんが行方不明!?一体何が起こったの?産卵のために1か所に大集結するマダラハタ。
生きものが集まる理由はさまざまです。
ここはアフリカ南部のザンビア。
空を覆い尽くす無数の黒い影。
夕方になると次々と森から飛び出してきます。
その数推定…正体はストローオオコウモリ。
木の幹にびっしり。
ある時期になると2,000キロ以上離れた場所からサッカー場2面分ほどの小さな森に大集結するんです。
コウモリたちのお目当ては木の実。
この時期に一斉に実をつけます。
豊かな食べ物がこの大集結を引き起こしていたんです。
続いてはオーストラリア南東部の海。
浅瀬の海底を覆い尽くしているのはクモガニ。
推定10万匹にもなります。
クモガニが大集結するのは潮の流れが速い満月のころ。
甲羅を見るとあれ?また甲羅があります。
今は脱皮の真っ最中。
浅瀬の強い潮の流れを利用して脱皮をしているんです。
ふだんは深海で暮らしますが脱皮の時だけこうして浅瀬に集まります。
続いてメキシコの山の中。
うわすごい落ち葉!ではありません。
正体はチョウの仲間オオカバマダラです。
その数なんと…木を覆い尽くしています。
オオカバマダラが集まるのは越冬のため。
集団でくっつき合って厳しい寒さをしのぐんです。
生きものたちはいろんな理由で大集結するんですね。
マダラハタを観察するため24時間潜水に挑戦したローランさん。
サメだらけの夜の海でたった1人潜り続けていました。
タンク交換の時間です。
ええっ!ローランさんがいない!?大丈夫なんでしょうか?よかった!無事に見つかりました。
健康状態にも問題はありません。
そして再びマダラハタがいるエリアへ。
サメはゆっくりと泳いでいます。
穏やかな昼の顔に戻りました。
一方ハタのオスたちは縄張り争いを開始。
昨日と同じ光景です。
午後ローランさんはハタたちの1日を見届けて上陸の準備を始めます。
今回の潜水でハタは昼に活発に活動し夜はじっと身を潜めるフリーズ作戦でサメから身を守っていることが明らかになりました。
前代未聞の24時間潜水大成功です!24時間潜水の成功から間もなく産卵がピークとなる大潮の日を迎えました。
実はこれまでマダラハタの産卵が撮影されたことはほとんどありません。
大潮の水路は潮が速く危険だからです。
そこで今回。
潜水撮影のスペシャリストが結集。
潮の流れが弱まる一瞬のチャンスを狙って産卵の撮影に挑みます。
123ゴー!サメの数はさらに膨れ上がっていました。
そしてマダラハタも。
観察しているとハタの様子がいつもと違うことに気付きました。
数週間前まであれほど激しく争っていたハタたちがおとなしく整列しています。
よく見ると色の薄いオスが上濃いまだら模様のメスが下に並んでいます。
研究者によればこれは産卵直前に見られる行動だといいます。
突然オスたちの動きが激しくなりました。
メスに近づいていきます。
オスは卵で膨らんだメスのおなかをつっついて刺激し産卵を促しているんです。
そして…。
ついに産卵です!最初の産卵が引き金となりあちこちで始まりました。
追い求めていた大産卵です!浮き上がろうとするメスに縄張りを勝ち取ったオスがぴたりと寄り添います。
メスが産卵するとオスはすぐに受精させています。
遅れてほかのオスたちもメスのもとへ。
オスがメスの上にいたのは浮き上がってくるメスを待ち構えるためだったのかもしれません。
その時です。
ものすごい数の魚の群れが現れました。
数万匹にもなるタカサゴの仲間の大群です。
これほどの群れを見るのはローランさんにとっても初めてだといいます。
タカサゴの狙いはハタの卵。
一斉に卵に群がります。
こうなってはハタになすすべはありません。
突然タカサゴが逃げ出しました。
サメです。
まだ明るい時間ですが産卵のにおいを嗅ぎつけてやってきたんです。
サメの狙いはハタ。
タカサゴには目もくれません。
すかさずフリーズ作戦をとるハタ。
しかしすでに襲われて大きく傷ついたものもいます。
群がるサメたち。
あっハタがやられてしまいました。
血のにおいにサメはますます興奮状態になります。
あ〜あ〜食べられちゃった〜。
おやヒゲじい。
今日は出てこないのかなと思ってました。
そんなことありませんよ。
でちょっと待った。
ハタたちはなんでこんな危ない場所で産卵するんですか?海は広いんだから水路以外の安全な場所で産めばいいんじゃないですか?実はねヒゲじい水路で産卵するのは潮の流れに理由があるんです。
ほう。
こちらは満ち潮の水路。
穏やかですよね。
はい。
ところが引き潮になると…。
お〜すごい流れ!ここはファカラバ環礁の南側の切れ目。
引き潮になると環礁の中の水が一気に流れ出ていくので激流になります。
マダラハタはこの強い流れを利用しているんです。
どういうこと?マダラハタの卵は「浮遊卵」といって海面近くをプカプカ浮く卵です。
ほう。
もし流れの弱い場所で産卵すると岸に打ち上げられてダメになってしまう恐れがあります。
あそういうことか。
でも流れの強い水路で産めば卵は潮の流れで安全な外洋まで運ばれていきます。
なるほどね〜。
マダラハタにとってこの水路は命の危険はありますが卵には安全な場所。
産卵にはもってこいというわけなんです。
う〜んそうだったんだ。
それにねヒゲじいたくさんで集まって産卵すれば卵をほかの魚に食べ尽くされてしまうこともありません。
だから遠く離れた所からもわざわざ集まってくるんです。
う〜ん子孫を残すためにわが身を危険にさらしてまでサメだらけの水路で産卵するんですなぁ。
マダラハタを見てハタっと目がサメる思いがしました。
なんちゃってね〜。
1か月にわたって繰り広げられたマダラハタとサメの攻防。
大産卵が終わった海の中では水路を泳ぐハタたちの姿がありました。
自分の住みかへ帰っていくようです。
ローランさんたちの調査によってマダラハタの生態が少しずつ明らかになってきました。
しかし卵の行方や産卵の時期をどうやって知るのかなど謎はまだ残されています。
ローランさんたちは今後もマダラハタの調査を行う予定だといいます。
さらに謎が明らかになるかもしれませんね。
南太平洋に浮かぶファカラバ島。
世界でもまれなサメの王国でマダラハタは必死の攻防を繰り広げていました。
1年に1度の大産卵。
命をつなぐためハタたちは毎年この危険な水路に集まります。
(直盛)「息女とわを人質として遣わす事。
2017/01/29(日) 19:30〜20:00
NHK総合1・神戸
ダーウィンが来た!「命がけの大産卵!巨大魚VSサメ軍団」[字]

産卵のため、サメだらけの海に1万匹以上が大集結するマダラハタ。なぜあえて敵だらけの海で産卵するのか?前代未聞の24時間潜水で大集結に秘められたハタの戦略に迫る!

詳細情報
番組内容
南太平洋のファカラバ島。年に一度、体長60cmほどの魚マダラハタが、産卵のために大集結する。その数1万匹以上。しかし、この島の周りはサメが数百匹も暮らす危険地帯。ハタはなぜ危険な海で産卵するのか?謎を解くため前代未聞の調査が始まった。24時間海に潜り続け、ハタを観察する計画だ。取材班は、真夜中に繰り広げられるハタとサメの攻防戦に遭遇。そして、大集結に秘められたハタの戦略が明らかになる!歌:平原綾香
出演者
【語り】龍田直樹,豊嶋真千子,秋鹿真人