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字幕書き起こし クローズアップ現代+「恐い鬼は厳禁!?“ほめられ世代”をどう叱る?」 2017.01.31

こんばんは、古谷徹です。
僕は多くのアニメ作品の中で星飛雄馬やアムロなど厳しくしごかれる若者の声を演じてきました。
うっ、あっ!な、殴ったね…。
殴ってなぜ悪い!
でも最近、ブライトさんや父ちゃんのような大人怖い鬼たちを、あまり見なくなったと思いませんか?
鬼は外!
節分の豆まきを控えたこちらの保育園。
子どもたち、さぞかし鬼を怖がるのかと思いきや…。
なんで怖くないの?実は保護者からの要望で怖いお面は使わないことにしたのです。
企業の間でも鬼追放の動きが広がっています。
上司たちが学んでいるのは新人の上手な、ほめ方。
ばかもの!お前は何度言ったら分かるんだ!
父ちゃん、父ちゃんみたいな鬼はもうだめなんだ!この番組をちゃんと見てくれよ!

 

 

 


鬼がいなくなろうとしている現代日本。
まず訪れたのはある自動車教習所。
校舎に大きく掲げられているのは「ほめちぎる」の文字。
自動車教習所というと鬼教官というイメージですがここは一体どんな教習なんでしょうか。
このやさしさを求めて遠い県外からも大勢の若者たちが教習を受けにやって来ます。
こちらの教習所。
以前は厳しく指導していましたが生徒が集まらなくなり4年前、思い切って今のやり方に方針転換しました。
かつての鬼教官たち。
涙ぐましい努力をしています。
出勤するとパソコンの前でこの笑顔!なんと、専用ソフトで笑顔が採点されるんです。
求められるのは笑顔度90%以上。
鬼を辞めるのも一苦労。
でも、ほめちぎることで年間生徒数大幅アップを達成しました。
怖い鬼への若者の拒否感はかつてないほどに高まっています。
入社2年目までの若手社員に対する調査では叱られるとやる気を失うという人が6割。
そうした新入社員との接し方に悩む企業の間で人気を博しているのがこのセミナー。
かつての鬼上司たちに新人の上手なほめ方を教えます。
全国の企業から依頼が殺到。
去年は100社2万人が受講しました。
よーい、スタート。
始まったのは、繊細な新入社員を傷つけないためのことばの選び方講座。
例えば決断力がないは?慎重に物事を考える。
わがままは?積極的で自信を持っている。
なるほど。
管理職の皆さんなんだか背中に哀愁を感じます。
若手を厳しく指導するとすぐに会社を辞めてしまう。
かといってやさし過ぎるとなかなか育ってくれない。
今、多くの企業がそのジレンマに直面しています。
飲食店におしぼりを提供しているこの会社。
社員たちは毎日大量のおしぼりを交換して回ります。
体力勝負の職場ですが残業は基本なし。
初任給も平均以上。
それでもここ数年多くの若手社員の退職に悩まされてきました。
体育会系の社風に問題があるのではと去年から全社一丸となって若手を褒める取り組みに力を入れてきました。
感謝の気持ちを伝える仕組みも作りました。
これはサンクスカード。
ささいなことでもカードに書いて相手に渡します。
役職に応じてノルマも。
こうした地道な取り組みが功を奏し、今年度は1人しか退職者が出ていません。
しかし現場のリーダーは若手を叱らないといけないタイミングでもつい、ためらってしまうという悩みを抱えていました。
この日は若手の一人が、顧客からおしぼりのレンタル料金を受け取っていないことが分かりました。
(小郷)こうした鬼のような存在がいなくなりつつある現状ご覧いただきましたけれども峯岸さん、いかがでしたか?
(峯岸)この仕事をやってるってことを抜きにして24歳としては怒られるとテンション下がったりやる気がなくなったりって気持ちもすごい分かるしだから褒められる教習所いいなあとか思うんですけどでもこの仕事をやってるからふだん褒めてくれない人がやっと褒めてくれたときの喜びを知っているからこそそれを知らないままっていうのはもったいないなっていう気もしますけど。
(小郷)厳しい世界で今働いてらっしゃるというのもありますからね。
(峯岸)できるだけ怒られたくないって気持ちは分かります。
(小郷)堀江さんいかがですか?
(堀江)もう理解不能ですね。
何やっちゃってんの?この人たちみたいな感じが、僕は。
(小郷)それはどんな点が?
(堀江)そこまでしてああいう仕事って辞める人多いと思うんですけど、だったら別に人雇わなくていいのかなとか。
(小郷)それじゃあ困りますよね。
(堀江)僕だったら自動化を考えますね。
あそこまで褒めて褒めてってもう作業じゃないですか。
それはどうなのかな?って思いますけどね。
あと褒めてると褒められることを求めてそればっかりやっちゃうんですよ。
だからパブロフの犬じゃないですけど、そういう行動にどんどん走っちゃうんでそれはそれで、おかしなことが起こってくると思います。
(小郷)さらに向上することがなくなってしまう可能性が?
(堀江)向上することがなくなるというよりは褒められたくて無理をする。
例えば褒められたくて残業もできないから別のところで努力をして頑張ってとか、遅刻しちゃだめだとかいろんなことを考えて逆に自分で自分を縛っちゃって精神的にまいっちゃう人とかが僕は出てくると思います。
(小郷)NHKネットクラブで意見を募集したんですけれども3000件以上のご意見が寄せられたんです。
お寄せいただいたのが5割ほどが40代以上の方だったんですけれども組織や社会で鬼は必要だという人が実に7割にも上ったんですね。
榎本さんは怖い存在としての鬼は必要だと思われますか?
(榎本)必要だと思うしさっきの映像を見てるとねあまりにわざとらしくてねそこまでしていい気持ちにさせてあげてどうなるんだろうって。
社会の空気が悪いから鬼は必要だと思うけど自分はちょっとなりたくないなそんな損な役回りは引き受けたくないなっていう人が多くなっちゃってて。
そこを変えていく必要があるんじゃないかなってね思いますよね。
(堀江)鬼というよりはっきり言うってことですよね。
はっきり、あなたはここできてないよねっていうふうに僕、別に鬼である必要はないと思うんですけどはっきり問題を言う人がいなくなったのかなと思いますね。
(峯岸)今の大人の人が若い世代に嫌われたくないとか嫌な顔されたくないっていう理由で言えないんだろうなっていう空気は私たちも感じてるんですよね。
だから私たちも甘えちゃおうっていう、結構それは負の連鎖かなと思いますね。
(堀江)だからすごい得ですよ。
僕、どっちかっていうと本音で言ってるほうなんで。
(峯岸)どっちかっていうとってよりも、本音ですよね。
(堀江)だから、そういう人ほとんどいないから。
例えばテレビとか出てる人たちって、全然本音言わないわけ。
生本番中は、すごく建前論の本当にいい子ちゃんの意見しか言わないのにCM入ったとたんに本音を言い出すわけ。
お前、それ本番で言えよみたいな人たちばっかですよ。
(峯岸)いや、人気商売はしかたないんですよ。
(堀江)だから僕はそこで唯一の存在になれるというか。
別に何言われたっていいしみたいになってるとあっ、こういう人いないから逆に呼ばれるみたいな。
(小郷)峯岸さん、どうですか?実際、実感として。
若い人たちは今、どういう感情を持っていると?
(峯岸)やっぱりAKBの中でも世代がちょっと分かれてるので10代だったり20代後半もいたりするんですけど若くなれば若くなるにつれ怒られ慣れてないしだからAKBに入って初めて怒られたことにびっくりして泣く子は若いほど多い気がします。
(堀江)今、AKBの鬼って誰なんですか?
(峯岸)AKBの鬼は当時でいうと振り付けの夏まゆみ先生ですごい怖かったんですけど今、本当にいなくなってますね。
(堀江)これ、鬼いないとやばいと思うよ、俺。
鬼っていうか、本音で言う人ね。
怒るとか叱るとかじゃなくて本当のことを言う。
あなたはここは間違えてるんだからこういうふうに変えたほうがいいんじゃないの?っていうふうに、しつこく言う人たちが必要なんじゃないですか。
(小郷)一方でですね今、厳しい親になりづらいという状況もあるんですよね、こちら。
パワハラが社会問題となっていて全国の労働局に寄せられたパワハラの相談件数は右肩上がりで去年は6万件を超えているんですよね。
榎本さん、これはどのように捉えてらっしゃいますか?
(榎本)パワハラというのはとんでもないのもあるだろうからそれは問題なんだけれどもただそれがクローズアップされて重たい事件ばっかりが広められるから、厳しさを発揮すると訴えられるんじゃないかという気持ちになっちゃう人が多いし今みたいな褒めまくりの中で心が鍛えられてない人たちは本当につらいわけですよ。
ちょっと言われたことでも傷がぐさっと刺さったような。
だから、そういうことを考えるとどう対応したらいいかちゅうちょしちゃうっていう人が増えててなかなか本音ではっきり言うっていうのは難しい社会の空気が出来てると思います。
(小郷)また、こうしたデータもあるんですよね。
(榎本)これは結局社会に出てから褒めまくらないと動かせないというようなことでどうしてそうなるかっていうとその前の時点で教育の場合は家庭で褒めなきゃいけないという空気が出来てるわけですよね。
褒めて育てるみたいな。
その中で、友達親子みたいになってるわけだけどそれで、お父さんやお母さんが優しいのかっていうと実はそうじゃなくて僕は、親としてこうあるべきとか教師としてこうあるべきっていうのを捨てちゃった自己愛人間だと思うんでね。
その証拠に、そうやって育ったらどうなるかっていうとちょっとしたことで傷ついてへこたれちゃうっていうつまり心が折れやすくなっちゃうんですね。
(小郷)私たちの世代とは大きく価値観が変わってきた今の若者をどう育てるべきかということなんですが箱根駅伝で3連覇を達成したあのチームではこんな取り組みをしていました。
青学陸上部の原晋
(すすむ)監督。
選手とは気さくに声をかけ合う関係です。
完璧にできとるね。
うわー、締まってる、すごい。
率いる選手は皆箱根を走ることを夢みていますがそれでも厳しく頭ごなしの指導は嫌うといいます。
原監督には、そうした今どきの若者たちを強く育て上げるための一つの揺るぎない流儀があります。
青学の練習は週6日。
そのうち3日間は監督は直接指導しません。
選手に任せ自主練習を積ませます。
練習メニューにも口出ししません。
自分で自分を育てろ。
あえて突き放すことで選手の中に鬼を芽生えさせようとしているのです。
選手が自分で課題を見つけ出しそれを自分自身で乗り越えようとすることで時に、監督の想像を超えた力が引き出されることもあるといいます。
しかしただ任せるだけで、選手が鬼になるわけではありません。
箱根3連覇を成し遂げた青学独自の鬼の流儀があります。
青学の選手が全員、義務づけられていることがあります。
目標管理シートの作成です。
シートには、長期的な目標とそこに至るまでのステップとなる半歩先の短期目標を選手みずから書き込み1か月ごとに更新します。
半歩先の目標は長距離走のタイムや走り込みの回数など具体的な数値です。
頑張ればクリアできるぎりきりのところに設定します。
そして重要なのがその目標を仲間どうしで見せ合うことです。
目標が厳しすぎたり甘すぎたりしないかを互いに指摘し、修正します。
みずから設定した目標をチーム全員で共有する。
そうすることで、逃げ道をなくし一人一人が鬼の厳しさを持つようになるのです。
(小郷)こうした青学の取り組みのほかにも働きがいのある企業トップ10の上位に毎年入っている企業の例をご紹介したいんですけれどもかつて鬼上司だった人が厳しく叱るのをやめて若手一人一人が何をしたいのか丁寧に聞き出すようにした結果社員一人一人がやりがいを見いだして、生産性が劇的に改善したというケースもあったんですね。
こうしたケース青学のケースともまた一人一人の目的・やりがいに真摯に向き合うという点で共通点があるのかなと感じるんですがほめられ世代の若者たちどう育てていけばいいのか堀江さん、どうですか?
(堀江)彼らがやってることって別に、いろんな人の動かし方の教科書みたいな本いっぱい出てるんですけどそういったところに書いてあることなんですよ。
これまでの人たちはそれを全く学んでなかっただけの話だと思うんですよ。
つまり、勉強はしてない。
人を動かすのにもメソッドがあってやり方があるわけですよ。
やり方は専門家の方々が頑張っていろんな理論化してるんですよ。
例えば、青学の監督がやってることはJリーグ・サンフレッチェ広島の森保監督がやってることと大体一緒で、彼らもどちらかというと、本を読んでそうなったというよりはいろんな試行錯誤をしてそういうふうな結果を見いだした。
だけど、今だったら本、何冊か読めばああいったことは、たぶんできるようになるんでそれまでは何も考えずにただ叱ってただけなんですよね。
(小郷)峯岸さんは、AKBのチームKのキャプテンでどういうふうに若手を育てていったらいいと思われますか?
(峯岸)私も考えてみるとなかなか怒ることって労力もいるし、嫌われるリスクもあるし、めんどくさいからなるべく避けていきたいなとは思ってたんですけど考えてみるとその人を思っての注意みたいな。
自分の中でいい鬼でなくてはいけないのかなって思いました。
甘えだけじゃだめだなって反省しました、今回で。
(小郷)榎本さんは、こういう叱られるとやる気をなくす世代どういうふうに接していったらいいと思いますか?
(榎本)厳しく鍛えられてないから、言われると本当にきついんですよ。
筋トレに例えていえば10歳で10キロ持ち上げる15歳で15キロとかね19歳で19キロ持ち上げさせられてたのに20歳になったから20キロ持てよって言ったらそれは楽々できるんだけどそれまで重いの持って傷ついたら大変だとかね、過保護にされてて社会に出たとたんに自分で考えろって言われたってね20キロ持てっていうのと同じようなものでどうにもならないんでね。
だから、放任っていうのが機能するのは、成熟した集団やモチベーションがものすごいもともと高いメンバーに向くんで今の学校教育って逆でね大学生でも予習復習管理するとか手取り足取り就活させるとかそういう子たちを、いきなり社会出て放任にしたらねこれもうまくいかないんだけど。
(堀江)だからやり方があると思うんですよ。
ただ、これまで叱る一辺倒でやってきて、みんなが嫌がるからみたいな社会になって初めてちゃんと考えるようになったんですよ。
人の動かし方をちゃんと考えて勉強してやってる人ってすごい少なかったんじゃないですかね、そもそも。
だからやっと初めて考えるようになったんだと思います。
(榎本)やっぱり自分は人から動かされてみんな嫌じゃないですかね。
自分の動かすコントローラーは自分で握りたいってみんな思うわけで、青学のように自分で動くっていうのは一番いいんだけども、そこにいかせるためのプロセスっていうのがあるんでねそこで、注意されると否定されたみたいに感じる子たちには、心をまず通い合わせて、語らせて。
(小郷)まず丁寧に向き合っていくっていうのが一つですよね。
こんばんは。
相葉雅紀です。
今日はアームレスリングです。
2017/01/31(火) 22:00〜22:25
NHK総合1・神戸
クローズアップ現代+「恐い鬼は厳禁!?“ほめられ世代”をどう叱る?」[字]

コワ〜い鬼が職場や組織から消えた!?怒るより褒めるが推奨される今「やさしさ過剰」の風潮に不安の声も…。オジさん世代必見!目からウロコの若手人材育成術を大公開!!

詳細情報
番組内容
【ゲスト】実業家…堀江貴文,アイドル…峯岸みなみ,心理学者…榎本博明,【キャスター】小郷知子
出演者
【ゲスト】実業家…堀江貴文,アイドル…峯岸みなみ,心理学者…榎本博明,【キャスター】小郷知子