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セリフ書き起こし 真昼の悪魔 #01【「衝動」女神のような女医のウラの顔】 2017.02.04

(神父)今日は悪魔の話をしたいと思います。
去年アメリカのオクラホマ州で娘が実の母親に惨殺されるという事件が起きました。
母親は警察に対してこう言ったそうです。
(神父)娘の体に悪魔がすみついていた。
殺すしかなかったと。
皆さんはこう思うでしょう。
悪魔に取りつかれていたのは娘ではない。
殺害した実の母親の方だと。
あるいはそもそも悪魔退治など狂乱した母親のざれ言だと。
(神父)では悪魔とは何でしょう?もし悪魔が存在するとすればそれはどんな姿をしているのでしょうか?
(男性)ここよく来るんですか?
(葉子)たまにです。
好きなので。
(男性)僕も。
東京に戻ったときはいつも寄りたくなるんです。
あっ。
アンティーク雑貨の輸入をしてまして今もロンドンからの帰りで直接来ちゃいました。
(葉子)すごい。
すてきですね。
(男性)いえ。
お仕事は何をされてるんですか?

 

 

 

 


(従業員)テークアウトのサーロインステーキ200gです。
(葉子)ありがとう。
(男性)夕食?
(葉子)いいえ。
お土産に。
(男性)彼氏?
(葉子)ああ。
いえ。
残念ながら。
(男性)ワインはお好きですか?近くにいいワインバーがあるのでよかったら。
ねっ。
(葉子)はい。
でも私のお願い一つだけ聞いてもらってもいいですか?
(男性)何?お楽しみ。
これ届けてくるんでちょっと待っててください。
(男性)うん。

(男性)ちゃんと冷えてる?うん。
おいしい。
私のお願い聞いてくれるんですよね?うん。
何?ここに手を広げて置いて。
何するの?早く。
目を閉じて。
怖いな。
(笑い声)来て!抜いてあげる。
大丈夫。
私医者だから。
くそっ。
ほら。
こっちこっち。
こっちだってば。
(笑い声)
(吉田)ご臨終だね。
午前7時51分。
(浅川)昨日の夜もステーキをこっそり食べてたらしいです。
何度注意しても結局やめませんでしたね。
うん。
(浅川)どこからあんな食べ物手に入れてたんでしょう。
死期を早めるようなことして。
でも安らかな顔してたよ。
(看護師)ストレッチャー通ります。
難波さん。
大丈夫ですよ。
(一同)1・2・3。
(難波)痛え。
難波さん。
分かりますか?痛いのここですか?
(難波)ああ。
痛い痛い痛い痛い。
虫垂炎だと思う。
エコー。
CT。
緊急採血急いで。
(看護師)はい。
(難波)痛てて。
痛い痛い。
大丈夫ですよ。
すぐ治りますから。
大丈夫。
(看護師)お疲れさまです。
お母さまはもともと血糖値が高かったので合併症がないか調べたところ胆石が見つかりました。
場合によっては摘出した方がいいかもしれません。
(照美)また治療費が掛かるんですね。
今の入院費だけで限界なんです。
この治療は本当にしないといけないんですか?今の健康状態を保つためには経過観察と治療をお勧めします。
あんな状態のどこが健康なんですか。
(梶本)小林さん。
お野菜も食べられる?はい。
わっ。
あららら。
(照美)本人は何も分かってないからお金の心配なんかしなくていいけど家族は大変なんですよ。
お力になれることがあれば私もできる限りのことをいたします。
母は生きてて幸せなんですか?幸せですよ。
天寿を全うするのが人の務めです。
(難波)ホントに痛くてあのまま死んじゃうかと思ったんですけどおかげで助かりました。
ありがとうございます。
どういたしまして。
(難波)あのう。
はい?診察室で僕にそのう…。
何でもないです。
ドストエフスキーですか。
ええ。
僕にとってバイブルのような本でいつも持ち歩いてるんです。
僕実は小説家を目指していまして。
そうなんですか。
今は?何か書いてるんですか?ミステリーです。
少し暗い話でそういう悪魔的犯行が起こる本を読み返して参考にしようかなと思って。
悪魔的犯行って。
うん。
でも面白そう。
よかったら読んでください。
そうね。
私ももう一度読んでみようかな。
あっ…。
はい。
難波さんの小説も楽しみにしてます。
はい。
もう大丈夫ですね。
(神父)悪魔といえば皆さんは耳の長い顎のとがった醜いネズミのような怪物を想像されるでしょう。
しかしそれは本当の姿ではありません。
本当の悪魔は自分が悪魔だと訴えるような姿をしていないのです。
(神父)悪魔はほこりに似ています。
(神父)ほこりというものは目立たず知らないうちに部屋にたまっていきます。
目立たず分からぬように。
悪魔も同じです。
自分が存在しないように思わせ悪魔は知らぬ間に人々の心の中に入りこむのです。
小林さん。
娘さんがお金が大変なんだって。
どうしたらいい?・
(吉田)よう。
あっ。
吉田先輩。
ご無沙汰してます。
(吉田)驚いたよ。
虫垂炎の緊急手術したっていうからカルテ見たら君の名前だったから。
参りましたよ。
食あたりか何かだと思って来たらいきなり手術になっちゃって。
(吉田)でも大河内先生でよかったね。
腕もいいし美人だろ?《大丈夫ですよ。
すぐ治りますから》まあそうっすね。
どうだ?小説は。
前のOB会で会ったとき入魂の新作書いてるとか言ってたけど完成したのか?まだです。
バイト減らすと生活きつくなっちゃうんで時間つくりにくくて。
何か困ったことあったら言ってくれ。
ありがとうございます。
あっ。
(芳賀)あっ。
(芳賀)見ました?見てないですよね。
いや。
見ましたよ。
ヤベえな。
見てないことにしてもらえませんか?いや…。
どうしても我慢できなくなっちゃって。
内緒にしてもらえませんか?お願いしますよ。
ねっ。
(梶本)そうですか。
小林さんの娘さんが。
あの奥さん。
いつも疲れた様子で大変そうですからね。
じゃあ費用のことは事務課に私からも相談してみます。
よろしくお願いいたします。
(梶本)失礼します。
(浅川)梶本さん。
自分の仕事じゃないことも進んでやって偉いですね。
(吉田)そういう人なんだよ。
白衣の天使歴25年。
見習わないとな。
(渡来)でも何とかならないのかな。
お金が無くて治療できないなんてそんな悲しいことないですよ。
そうですね。
(吉田)治すのが医者の仕事だけど病院もビジネスだからね。
さてと。
午後の診察頑張りますか。
(浅川)葉子さん。
夜ドタキャンしないでくださいよ。
はいはい。
バーベキュー担当ね。
(芳賀)買ってきましたよ。
これお釣りです。
手術したばかりだからできるだけ歩かない方がいいですよ。
ありがとうございます。
(芳賀)何か食べたいものがあったら言ってください。
外で買ってきますから。
そういうことしちゃまずいでしょ。
仲良くなった患者に俺よくやってますから。
病院食まずいですもん。
難しい本読みますね。
うわ。
小さい字。
まあ一応駆け出しの小説家なので。
すごいですね。
全然すごくないですよ。
駆け出しって言ったでしょ。
でも将来は有名になるかもしれないってことですよね?難波先生。
覚えておかなきゃ。
やめてくださいよ。
(浅川)寒っ。
葉子さん。
うん?
(浅川)代わりますから少しは男性陣と交流してくださいよ。
せっかく金持ちイケメンとの合コンなんですから。
別にいいよ。
興味ないし。
(浅川)葉子さんって実は彼氏いるんですか?いないけど。
(浅川)だったら…。
(大塚)少し手を休めて飲みませんか?
(浅川)ごゆっくり。
(大塚)どうぞ。
どうも。
(大塚)あらためまして大塚光です。
シャイニングホテルグループの専務をしてます。
大河内葉子です。
(大塚)ずっと寒い中ですいません。
気付かなくて。
ああ。
いいえ。
楽しいですよ。
(大塚)赤坂の間宮ってご存じですか?神戸牛の一頭買いをしている会員制の店なんです。
なかなか普通の人は入れないとこですけど。
いいえ。
私は普通の人ですから。
じゃあ今度よろしかったらお連れしますよ。
でも医者も結構もうかるんでしょ?やりがいのある仕事ですしね。
やりがい。
そうですね。
患者さんや患者さんの家族から感謝されると医師になってよかったなと思います。
いいですね。
ヒューマニズムですね。
というよりあの人たちの人生を私の手で左右できたのがまあうれしいんです。
なるほど。
僕も大勢の社員とその家族たちの人生を左右する立場にありますから分かる気がします。
あなたみたいな人が入院して私の意思でその体をめちゃめちゃにできたら同じようにうれしいかもしれません。
乾杯。
あっ。
乾杯。
(当たる音)頭痛とかはありますか?いえ。
大丈夫です。
便は出てます?えっ?あっはい。
問題なさそうですね。
あっ。
先生。
うん?これ。
そこの引き出しに入ってたんですけど。
たぶん前の患者さんが置いてったんだと思うんですけど。
病室の番号と患者名かと思ってたんですけどさっき暇つぶしにちらっと確認したらこの人たちもう入院してないんですよ。
先生。
知ってる患者さんいます?いますよ。
最近までいた人たちですか?ごめんなさい。
そういうのは個人情報だから教えられないんだ。
そうですよね。
あっ。
このベッドにいた前の患者さんは退院しました?うーん。
どうでしょう?そういうのも個人情報だからね。
さすが作家さん。
好奇心旺盛ですね。
まあ。
ただ知り合った患者さんをメモしてただけかもしれませんけどね。
こういうのが起承転結の起になるってわけだ。
面白い。
はい。
(芳賀)知ってますよ。
難波さんのベッドに前いた人。
糖尿病だった加能さん。
よく覚えてますね。
(芳賀)でも加能さん。
糖尿が原因で歩けなくなっちゃってノイローゼになっちゃったんです。
夜中に叫んだりして大変だったみたいですよ。
「この病院にはいたくない」「殺される!?」って。
殺される?それでその人退院したんですか?あの人が加能さんですか?
(芳賀)今は心療内科にいるそうです。
心療?ノイローゼになったって言ったでしょ?難波さんがどうしてもっていうから聞いてあげましたけど本当…。
あのう。
あのう。
これなんですけど。
これ加能さんのですか?僕今前に加能さんがいたベッドに入院していてその引き出しに…。
ど…どうしたんですか?
(加能)ここから出してくれ。
(加能)この病院には悪魔がいる。
俺は正常なんだよ。
信じてくれよ。
この病院には悪魔がいるんだよ。
(芳賀)心療内科に移されたのも納得ですね。
そうですね。
(芳賀)そういえばそのメモのことも分かりましたよ。
(芳賀)そこに書いてある人やっぱりここの患者でした。
でも全員亡くなってます。
亡くなってる?
(芳賀)ここ数カ月の間みたいですけど。
そっち先に教えてくださいよ。
どうして亡くなったんです?
(芳賀)さあそこまでは。
何で加能さんは死んだ人の名前メモしてたんだろ?それは悪魔に殺されたと思ったんでしょ。
・私は1年ほど前から教会に通っています。
・それで以前ミサでされていたお話に興味がありまして。
何の話でしょう?悪魔の話です。
悪魔はまるでほこりのように目立たず気付かれず人々の心にそっと忍び込むと。
確かにそのような話をしました。
では悪魔という目立たないほこりがいつの間にかたまった人間はどこで分かるのでしょうか?それははっきりと分かります。
その人間は人を愛する気持ちを失うからです。
苦しんでいる人を見ても何も感じなくなります。
もっと言えばどんな罪を犯しても何とも思わない人間。
私がその人間なんです!私は人が苦しんでいても人を傷つけても何とも思わないんです。
いえ。
むしろそうしたいと思ってしまいます。
悪への衝動がそれこそほこりのように私の中で積もっていって抑えきれなくなるんです。
私は悪魔に取りつかれてるんでしょうか?苦しいですか?それが。
苦しいです。
自分がまるで普通の人ではないような気がして。
神父さま。
私はどうしたらいいんでしょう?あなたは普通の人間です。
信じる者悩める者を神は見捨てません。
あなたは救いを求めている。
それだけでまっとうな人間なのです。
(すすり泣く声)フフフ。
フフフ。
フフフフ。
(笑い声)ご…ごめんなさい。
予想どおりの奇麗事だったからおかしくなっちゃって。
何がおかしいのです?もう少し面白い話が聞けると思ったのに。
がっかり。
神父さま。
ためらいもなく人を傷つける人間がまっとうな人間ですか?私はそういう人間です。
それでも私は苦しくもないし悩んでもいません。
神も信じません。
だから救われなくてもいいんです。
ではなぜここに来たのですか?なぜここに来たのですか?神様は私を逮捕できないでしょ?だからです。
善いことをしなさい。
善いこと?人のためになることです。
それがいずれあなたに心の救いを与えます。
やってみるのです。
形だけでもやるのです。
形はやがて心を動かします。
(従業員)いらっしゃいませ。
今日のテークアウトはヒレステーキにグリーンサラダ付けてください。

(男性)何だ?善いことをしなさいと言われたので。
(照美)先生。
ありがとうございます。
いえいえ。
(照美)お母さん。
よかったわね。
(トシ)んっ!
(照美)うん?あっ!?
(トシの笑い声)
(照美)年は取りたくないですね。
「果たして僕はおばあさんを殺したのだろうか?」「僕はおばあさんじゃなく自分を殺したのだよ」「あそこで一挙に自分を殺してしまったんだ。
永久に」「あのばあさんは悪魔が殺したんだ。
僕じゃない」「一方では愚かな無意味な何の価値もない意地悪い病気の老婆」「誰にも役に立たないどころかかえってみんなの害になり何のために生きているのか自分でも分からず放っておいても明日になれば死んでしまうような老婆がいる」「分かるかね?分かるかね?」「社会全体から見た場合こんな愚かな意地悪い老婆の死なんていったい何だろう?」面白い?よかったね。
(畠山)先生。
412号室の柳田さん。
抗生剤どうします?そろそろやめてもいいころだと思うから次で最後にしようか?
(畠山)分かりました。
ありがとうございます。
(苦しむ声)・
(心電計の警告音)
(一同)酸素。
はい。
挿管準備。
はい。
(吉田)どうした?いえ。
ちょっと通り掛かったんで。
何かありました?
(吉田)ちょっとした発作だよ。
傷に障るからまだあまり歩かないようにしなさい。
はい。

(一同)挿管準備できました。
はい。
(梶本)私はいつもどおりフラトロール10ミリを投与しました。
間違いありません。
(吉田)ソルダリンを入れたとしか思えないんだよ。
あの症状は。
(吉田)まあ検査の結果が出れば分かる。
もう少し気付くのが遅れたら死ぬところだった。
(梶本)私が間違えるはずありません。

(ドアの開く音)
(吉田)他の看護師の確認は?
(梶本)あのう。
今日は看護師が少なくて。
してないんだね?
(梶本)でも間違えるなんてあり得ません。
(照美)助かったんですね?はい。
すみませんでした。
何に対しての謝罪ですか?梶本さんの後に誰かが他の薬投与したってことですか?
(芳賀)梶本さんは自分が間違えてないんだからそれしか考えられないって。
梶本さんの言っていることが本当だとしたらそんなことできる人間限られてますよね。
(梶本)私は看護師という仕事に誇りを持ってます。
どんなささいなミスもしないよう常に注意して取り組んできました。
私が投与する薬を間違えるはずがありません。
(吉田)患者の娘さんからあるもの預かりました。

(梶本)はい。
(梶本)もうちょっと。
ほら。
ちゃんと。
食べれる食べれる。
(梶本)何?何?もう。
何すんのよ?ちゃんと食べろって言ってるでしょ?
(梶本)ねえ?分かった?ちゃんと食べて。
(梶本)ねえ?小林さん。
いつまで生きてるつもりなの?あんたなんか生きてたってね誰も喜ばないわよ。
(梶本)嫌!
(梶本)ねえ?早く死になさいって言ってんだよ。
ねえ?生きてたって何の価値もないんだから。
(梶本)止めて!止めてください!お願いします。
お願い…。
違うんです。
そんなつもりじゃ。
私じゃないんです。
(梶本)「分かったか?」って言ってんの。
返事しなよ。
ねえ。
(梶本)しらばっくれやがって。
いい?ねえ?
(梶本)死んじゃえ。
死んじゃえ。
おい!
(おえつ)
(吉田)看護師の梶本によるお母さまへの暴言。
誠に申し訳ありません。
そのような気の緩みが結果的にミスに至ってしまいました。
梶本は今日付で解雇処分としました。
(吉田)これで示談をご了承いただければと。
(梶本)ありがとう。
大河内先生。
見送ってくれて。
うれしいわ。
いえ。
私はミスなんかしてないのよ。
信じてくれないわよね?梶本さん。
あのときどうして泣いたんですか?
(梶本)えっ?
(おえつ)罪の意識ですか?それとも後悔ですか?
(梶本)そんなことを聞いてどうするの?あのときの梶本さんすごい美しかった。
うらやましかったです。
うらやましかったって何がよ?お疲れさまでした。
「社会全体から見た場合こんな愚かな意地悪い老婆の死なんていったい何だろう?」
(照美)母は私の前でだけたまにしゃべるんです。
そのときに言ってました。
看護師が怖いって。
それでこれを。
でも先生には驚きました。
ありがとうございます。
おかげでこれからの人生リッチに暮らせます。
どうして私にそれを見せるんですか?私にも感謝してほしかったからです。
先生のことは病院に言ってないんだし。
先生。
これからも医者続けたいですよね?そしたらもう少しだけ私をリッチにしてください。
取引です。
コピーなんか取ってませんし先生にはこれ以上何も要求しませんから。
どうして私が録画を切らなかったか分からないんですか?こういうことをしても無駄って分かってほしかったのに。

(刺す音)
(照美)痛っ!?痛っ。
熱い。
熱い。
私に何したの?何したのよ!うっ!?これからも医者を続けたいか聞きましたね?続けたいです。
私が見たいのは。
私が欲してるのは今のあなたみたいな姿。
だから病院ほど便利な場所はないの。
あなたはこれからの人生続けたい?それとも死にたい?どうされたい?教えて。
私は何でもできるから。
ごめんなさい。
遅れてしまって。
残業ですか?ええ。
少し時間がかかってしまって。
何か悩み事ですか?悲しそうな顔に見えたから。
よかったら聞かせてください。
何か力になれるかもしれない。
大塚さんは人を殺したことありますか?ないですよ。
私はあるんです。
何人も。
そのことに何にも感じない自分がむなしいんです。
患者さんが亡くなったんですね。
でも何人死なせても葉子さんはその何倍もの人の命を救ってるんでしょ?むなしくなる必要なんてありませんよ。
私のこと何にも分かってないんですね。
他の人にはない何かが僕の心を捉えてるんです。
葉子さんは頭もいいし落ち着いてるしそれでいて小悪魔的なかわいさがある。
小悪魔的?褒め言葉ですよ。
上に部屋を取ってるんです。
よかったらそこで飲みながらゆっくり話しませんか?小悪魔的じゃないんです。
むしろ自分には悪魔的なところがあるんです。
どこが悪魔的なの?私と寝たいならその手にこれを刺させて。
何でそんなことを?あなたの目におびえを見たいから。
そういうタイプね。
いいですよ。
(刺す音)うっ!?2017/02/04(土) 23:40〜00:35
関西テレビ1
[新]オトナの土ドラ・真昼の悪魔 #01[字][デ]【「衝動」女神のような女医のウラの顔】

外科医・大河内葉子(田中麗奈)のもとに小説家志望の青年・難波聖人(中村蒼)が緊急搬送された。美しく献身的な葉子に心躍る難波だったが、病室で謎のメモを見つけて…。

詳細情報
番組内容
女医・大河内葉子(田中麗奈)が勤務する病院に、小説家志望の青年・難波聖人(中村蒼)が緊急搬送されてきた。激痛に耐える難波の顔を両手で優しく包む葉子。女神のようなその姿に、難波の気持ちは和らいだ。手術は無事成功。難波はふとしたきっかけで清掃員の芳賀明善(篠原篤)と知り合い意気投合する。その日の夜、難波は病室の引き出しの奥から病室名と患者の名前が書かれたメモ用紙を見つける。院内事情に詳しい芳賀に調べて
番組内容2
もらうと、メモに書かれていた患者は全員亡くなっていることが分かり、難波は妙な胸騒ぎを覚える。一方、後輩に強引にパーティに誘われた葉子は、大手ホテルチェーンの御曹司・大塚光(大倉孝二)と出会う。一目ぼれした大塚は、早速葉子を口説きにかかる。 葉子の担当患者である寝たきり老女の容態に変化があり、新たな治療が必要となった。新たな治療費に悩む娘の小林照美(朝加真由美)に対し、葉子はできる限りの事をすると優
番組内容3
しく微笑む。しかし一方で、照美がいなくなると、眠っている老女を冷たく見下ろし、つぶやく。「お金が大変なんだって…どうしたらいい?」
葉子は教会の懺悔室で、神父(伊武雅刀)に「悪への衝動が抑えられなくなる」と心情を吐露。神父は、「人のためになる善いことをすれば心の救いが与えられる」と諭す。その言葉を受け葉子が向かった先は、寝たきり老女の病室だった…。
出演者
大河内葉子: 田中麗奈 
難波聖人 : 中村蒼 
芳賀明善 : 篠原篤 
吉田誠  : 鈴木省吾 
渡来倫子 : 福田ゆみ 
浅川純  : 瑛蓮 
初老の男 : 村井國夫 

大塚光  : 大倉孝二 
神父 : 伊武雅刀
スタッフ
【企画】
横田誠(東海テレビ)

【原作】
遠藤周作『真昼の悪魔』(新潮文庫刊)

【脚本】
香坂隆史

【音楽】
大間々昂 
兼松衆 
田渕夏海

【主題歌】
倖田來未「On my way」(rhythm zone)

【演出】
森雅弘

【協力プロデューサー】
市野直親(東海テレビ) 
千葉行利(ケイファクトリー)

スタッフ2
【プロデュース】
遠山圭介(東海テレビ) 
高橋史典(ケイファクトリー) 
馬場三輝(ケイファクトリー)

【制作著作】
ケイファクトリー

【制作】
東海テレビ