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字幕書き起こし ハートネットTV「つらいことはギャグになる〜漫画家・たむらあやこ〜」 2017.02.20

これまで一度もものを食べた事のない赤ちゃん。
ふだんから親の食事を見せて食べる事に親しませておくといいですね。
今注目を集めているギャグ漫画がある。
ギラン・バレー症候群という病気との闘病記
さまざまな神経に障害が起き手や足にまひが起こったり…
体温を気温に合わせて調節できなくなったり…。
そんな自分の姿をトカゲに例えて…
多くの人たちに共感を呼んでいるこの漫画。
作者は今もこのつらい病気と闘っている…
新たに取り組んでいるのは自分の父親をモデルにしたギャグ漫画
かつてギャンブルにハマり多額の借金を背負って家族に迷惑をかけ続けた父
そんな苦しい事も全て笑いに変わる。
それが彼女のポリシー
漫画家たむらあやこさんのブレイクスルー
失礼しま〜す。
あこんにちは。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
たむらさんの自宅を訪ねました。
両親と3人暮らし。
ここが仕事場です。
(取材者)まさに作業されてる途中だったんですね。
そうです。
(取材者)すいません。
多い時には1日10時間以上漫画を描いています。
締め切りに追われるたむらさん。
特に冬場は体調管理が大変です。
ギラン・バレー症候群は神経の障害からさまざまな症状を発症します。
たむらさんの場合手や足の感覚がほとんどありません。
痛みを感じないため知らないうちにケガをしている事も。
どんなに大変な事も漫画では笑いに変えてしまいます。
「ギラン・バレー症候群の診断には筋電図検査という検査も行う。
『どんな拷問…!?怖い…!!』。
筋肉に針を刺して電気を流すというこれまた痛くて大変評判の悪い検査だった。
そんな検査も…。
『イタクナーイ』。
感覚も反射も消失していたので全く痛くなかった」。
たむらさんは漫画を描くためにさまざまな工夫をしています。
定規で線を引く事も一苦労です。
普通の定規だとズッてずれちゃうんですよね。
ちょこっとこういう感じでちょこっとずれて…そこで定規に磁石を貼って固定する方法を編み出しました。
これだと…数々の工夫でこんな緻密な絵も描けます。
それでも1つの作品を仕上げるには人の何倍もの時間がかかります。
めげそうになる時にはこんな秘密兵器が…。
本日は漫画家のたむらあやこさんにお越し頂きました。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
いや〜すごく…漫画を読ませて頂いた時に何て言うんですかねこうエネルギーがあってたくましい女性の方なのかなと思ったらすごくきゃしゃでいらっしゃる…。
とんでもないです。
どこからあのエネルギーが出てくるのかっていうのは…。
元は67キロあって太ってたんですけれどもその蓄えを切り崩して今現在の細さに…。
漫画の中でお水を飲むのも激痛でのたうち回ったっていうのがあるんですけど面白いシーンになってるじゃないですか。
はい。
水を飲んで大騒ぎしてっていうのがグワ〜ッてなってるっていうのが…。
結構その時もどっかで面白がってたと思うんですよねつらいながらも。
つらいながらも何かすごい事が今起きてるっていう…。
ウケるって思いながらきっとどっか何か楽しんでた部分があったからこういうふうに描けるんだと思いますね。
つらい事をなぜこう笑いに変換できるんですかね今。
体の痛みがなくなったっていうのが一番だと思うんですけど当時はもう本当に体の余裕がない状態で本当に痛いつらい具合悪いしか考えられないって…。
その3つの言葉を考えてるだけで一日終わってたのでそれがなくなってすごい…なくなった事で基本人より常にハッピーな状態みたいな感じになって痛くなく寝て起きられるっていうだけでもう人より幸せな感じ…アルファ波が出るようになりまして。
今日は特別に絵を描いてきて下さったという事なので見せて頂いてもよろしいですか?はい下手くそですが…よろしくお願いします。
こちらはお母さんが飛行機の機内中にアメを配るんですけど「どうぞ」っていうのをすんごいもらいまくったせいで袋をもらうっていう。
なるほど。
そのアメを入れる袋をもらったって事ですね。
あるんですねっていうのが…袋もらうぐらいアメもらってるのが…横でその時具合悪かったのですごくもうイラッとしたっていうか…。
そうですねこちらイラッとされてますもんね。
いやいやと思って…いながら横でハハハ…。
でもねお母さんくれるって言うんだからねもらいますよね。
(あやこ)もらった瞬間に1個もう食べてるんですよ。
じゃあもうないですもんね。
お母様これはどれくらい何個くらい頂いたんですか?10個くらいですね。
10個くらいですか。
なめないんですよねお母さんアメを。
お母さんアメなめないですか?食っちゃう…。
ガリガリ…。
ガリガリガリガリいっちゃうんですね。
いっちゃうのでものすごい速さで食べるのでやっぱり個人差が…アメの必要量の…多いですね。
自身の闘病生活を描き漫画家になったたむらさん。
でも漫画家になるなんて夢にも思っていませんでした。
お久しぶりです。
お久しぶりでございます。
この日集まったのは小学校からの親友たち。
じゃあ乾杯しよう。
はいお疲れ乾杯〜。
お疲れ〜。
皆さんお疲れさまで〜す。
子どもの頃からたむらさんはずばぬけて絵が上手でした。
これは中学生の頃に描いたもの。
腕前は絵画コンクールに入賞するほどでした。
しかしたむらさんが絵の道に進む事はありませんでした。
家が貧しくスーパーや飲食店でアルバイトをする毎日。
父親がギャンブルで作った借金を返済しなければならなかったのです。
高校卒業後は准看護師の資格を取り働き始めました。
しかし…。
突然の宣告を受けます。
まひや激痛と闘う日々。
1年後つらい治療を続けていたたむらさんに医師が告げた言葉は…。
絶望的な言葉。
しかしたむらさんの中にある決意が…。
その時頭の中では弱気たむらが…。
ネガティブたむらも言います。
その時議長たむらが立ち上がり…。
たむらたちが出した答えは…。
入院中に初めて描いた絵。
まひが残る手でクレヨンを握り犬を描きました。

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ペンが握れず指に絵の具をつけて描いた金魚。
毎日描き続けた作品は病院内に飾られるようになります。
そして一つの奇跡が起きたのです。
ある日車椅子に乗った若者がたむらさんの絵を見つめていました。
つぶやいた若者は落馬事故で重傷を負った騎手。
脳に障害が残りそれまで話す事ができませんでした。
3日間かけて描き上げました。
すると…。
絵を受け取ろうと初めて自分の力で起き上がったのです。
絵を描く本当の喜びを知った瞬間でした。
あんなに本当に奇跡ってあるんだっていう…奇跡目の前で見ちゃったっていうような事はもうそうないというかないでしょうし本当に何て言う…本当に自分の人生の中できっと認知症になってもあれだけは忘れないかもしれないっていうくらい本当にインパクトのある人生でインパクトのある事でした。
少し体が動くようになってきたらシンプルに自分の中から出てきた欲求っていうのが絵を描きたいっていう欲求だったっていう…。
はい。
今度描きたいっていう欲求のすごさがすごくなって寝れないくらいだったんですね。
描きたくて描きたくていろんな描きたいアイデアとかが湧いて3日とか寝れないとかあってこれはしんどいこれはこれでしんどいと思って描かなきゃ死んじゃうんじゃないかっていうふうになってなんとか描けるようになったら寝れるようになるんじゃないかって思ってどうやっても早く描かなきゃ駄目だっていうふうな感じで追い立てられるように描きだしたんですね。
もっと教えて。
もっと大変だったエピソード頂戴って思わせるってすごい事ですよね。
そうですかよかったです。
でもワ〜ってなって結構手かじったりもう「言う事聞け」みたいにしてかじったりとかもしてたんですけどふとその状態をふかんで見ると面白いって…何かギャグになるっていうような…。
グワ〜ッてかんでうわ〜ってやるんだけれどもそれをどこか遠くの自分が…。
はい見てるんですよねこの辺から。
「うわ〜あの人自分の手かんでる」っていう人がいるって事ですよね。
描きたすぎて手かんでおるみたいな感じ…アホちゃうかみたいな…見てる人がいるのでそう考えるとフフッ…。
え〜すご〜い。
お母様どうですか?改めて時間がたってから娘さんのこの漫画を読まれてどう思われました?すいません漫画読んでないんです。
え〜!理由があって避けてるんですか?
(久子)いや読みたくない…。
ただ単に読みたくない。
あの時の事を思い出したくないっていう思いがあって。
正直こういう漫画を描く人になると思わなかったのでただただビックリ。
ここまでよく生きてこられたなだけで本当にここまで回復できたのかなっていうだけです。
この日たむらさんが訪れたのは東京の大手出版社です。
お疲れさまです。
お疲れさまです。
雑誌での連載を目標に新しい企画を持ち込みました。
こちらです。
緊張します。
新作はタクシードライバーが主人公のギャグ漫画。
「ナカ!金貸してくれや!」。
借金癖やスピード狂など問題だらけの運転手たちをコミカルに描いています。
あるじゃないですかそういうところが。
だからそうじゃなくて…
(安穂)あやごはん。
いいところで切り上げて。
漫画のモデルはタクシー会社で働く父安穂さんです。
今は仲のいい親子ですが病気になる前は全く口をきかなかったといいます。
「たむら家の父ヤスオは生っ粋のギャンブル依存症だった」。
競馬競輪負けては借金をしてたむらさんのアルバイト代や学資保険をつぎ込んでいました。
ところがヤスオさんは病気をきっかけに変わります。
「金の事は心配するな!」。
完全にギャンブルをやめ朝晩はタクシーの運転手昼は建設現場で働くようになったのです。
そうだね。
大嫌いだった父を許し感謝の気持ちを持つようになったたむらさん。
すると父の欠点と思っていた事が愛らしく見えるようになりました。
安穂さんの周りにはギャグのネタがいっぱい。
父をモデルにした漫画の連載を目指しています。
できる限りの事はします。
ありがとう。

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お父さん田村安穂さんにもお越し頂きました。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
当時のご自身を振り返るとやっぱしっちゃかめっちゃかですか?うんとんでもない人だったかな。
借金がらみでヤクザもんとももめた事もあるしねそれもどうなんだろうね自分で金銭的に解決できる問題とそうでない問題もあるんだけどそうでない問題は家族とか親族に振ってでもそっちを終わらせようっていう。
もともとは人助けというか仲間を助けるために作った借金だったけどそれ返すのどうしようかなって思ったらギャンブルだって思って増えてっちゃったって事なんですかね。
そういうのもあるしねそれがズンズンズンズン重なってくると増えていくっていう形が多いんだろうと思うけどね。
ありとあらゆる種類のジャンルのおっきい所から闇から国から…本当に何かいろんな所から…もう借りれる所全部あたるみたいな感じだったと思うんですね。
その行動力があの瞬間に全て…。
う〜んそうね本当にね何ともしようがないんだよね。
言葉かけても何しても泣いてそれこそ死にたいつらいっていう形がずっとでしょ。
安定しないと駄目と思って。
だからあれからはもう…そうだね何でもできる事はしてやろうっていう考え。
本当に当たり前の事が当たり前のように喜べるっていう事が今までなかったような気がするそれまではね。
今ではやっぱりお父さんお父さんっていろいろ頼られるっていうのは…頼られる気持ちっていうのもまたいいもんなんですよね。
1作目の病気というものをコミカルに描いて外に出すっていうのと同じくらいやっぱり核の部分では当時はそんなの面白がれる訳がないっていうものじゃないですか。
はいそうですね。
共通してますよね。
そうですね何か耐性がきっとちっちゃい頃から貧乏っていう借金を作るっていうのが病気の苦しみとまた違いますけど苦しみを与えてくれたって言ったらあれですけど…なので何かその同じような耐性みたいなものはちっちゃい頃からこの人のおかげでできてたのかなって…それがあったからもしかしたら病気も耐えられたのかもしれないって今は思えるようになりまして。
深いですね。
いやとんでもないです。
そして今後なんですけれどもどのような漫画を描いていきたいですか?そうですねまずはお父さんの会社の人たちが本当に人材の宝庫ですごい人ばっかしなのでこんな面白いところをいろんな人に知ってもらいたい。
あの父がしっかり生きてるうちにそのタクシーの漫画を描けたらいいなって…でちょっと…恩返しもできたらいいなというふうに思ってるんですけど。
いやお父様いろんな事でお父様の中でも心の中でいろいろあると思いますけどそんな娘さんが恩返しっておっしゃってます。
(笑い声)本当だね。
泣きそう?この日は新作漫画の連載が決まる日。
11人の漫画家から2人が選ばれます。
今日の夕方にでも…。
もしもし。
え〜え〜。
え〜。
だから決定です。
1位。
すごいね1位だって。
編集長がいいって言ったんだ〜。
2017/02/20(月) 20:00〜20:30
NHKEテレ1大阪
ハートネットTV「つらいことはギャグになる〜漫画家・たむらあやこ〜」[字]

漫画家のたむらあやこさん。ギラン・バレー症候群の闘病生活をギャグにして描いた漫画が人気だ。つらいことこそ笑っちゃおうと決意した、たむらさんのブレイクスルー。

詳細情報
番組内容
ハートネットTVはさまざまな「生きづらさ」を抱える人たちのための番組です。テーマは、貧困・虐待・自殺・うつ・依存症・発達障害・認知症・がん・難病・介護・リハビリ・障害・LGBTなど。ホームページも情報満載!みなさんがつながりあえるよう情報交換の場も設けています。