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字幕書き起こし 連続テレビ小説 べっぴんさん(29)「お父さまの背中」 2016.11.04

(ゆり)何でここで商売をするのにあの人たちに場所代を払わないといけないんですか?相手に正しい事を主張すべきです。
(五十八)そんだけ言うんやったら分かった。
ゆりはそれを伝えられる自信はあるんやな?回想
(はな)ゆりはね強う見えてもここいうところで自分を貫けへんところがあるの。
最後の最後そこが心配。
(栄輔)ほんまに行かせるんですか?ああ。
根本さんですよね?
(根本)そうや。
果たしてゆりの思いは闇市の人々に届くのでしょうか
・「『雨上がりの空に七色の虹が架かる』」・「ってそんなに単純じゃない」・「この夢想家でもそれくらい理解ってる」・「大量の防腐剤心の中に忍ばせる」・「晴れた時ばっかじゃない」・「湿った日が続いても腐らぬように」・「たとえば100万回のうちたった一度ある奇跡」・「下を向いてばかりいたら見逃してしまうだろう」・「さぁ空に架かる虹を今日も信じ」・「歩き続けよう」・「優しすぎる嘘で涙を拭いたら」・「虹はもうそこにある」・「きっと虹はもうここにある」
(玉井)何や?根本さんですよね?そうや。
私は野上ゆりといいます。
あの…私不思議でたまらないんですけどどうして闇市の場所代をあなたが取るんですか?地主でも大家さんでもありませんよね。

 

 

 


(玉井)こらアホ。
何抜かしとんねん。
おい玉井。
声が小そうてよう聞こえへんわ!
(玉井)この辺はなむか〜し昔からなこの根本さんが仕切っとんねん。
ヘヘッ。
それなら見直して下さい!
(玉井)ハハハッアホか。
何の権利があって言うとんねん。
そんな調子に乗っとったらお前…。
おい玉井やめとけ。
かわいそうに…。
ねえちゃん震えとるやないか。
(笑い声)
(五十八)ゆりもうええやろ。
今日はこれで失礼します。
(五十八)世の中には理屈で通らん事もある。
商売をやっとったらそんな事の連続や。
そういう事とどないして対じしていくかどないして解決するか。
打開策が見つかるかどうかでその先が違うてくる。
(すみれ)お姉ちゃん…。
やり過ぎてしもたかな…。
世の中を知る事が大事やと思うたんやけど間違うたかなぁ。
(忠一郎)間違うてたかそうやなかったか分かるのはまだまだ先の事と違いますか?
(ため息)旦那様は背中で見せてやってたらええんです。
背中か…。
へえ。
それにしてもあの環境で育ってきたゆりお嬢様が何でこんな所で…ふびんでふびんで涙が出てきます。
泣くな。
それにしても…闇市にほとんどおなごなんていてないじゃないですか!こんな治安の悪い所に何でゆりお嬢様がおらないかんのですか!ウッウッウッ…。
そうか…。
(忠一郎の泣き声)泣くな。
わしが泣かしとるみたいやないか。
ほっていかんといて…旦那様〜!
(ラジオ)「平川先生の英語会話の時間でございます」。

(ラジオ)何で今頃になって英語なんか…。
(ため息)
(潔)やっぱりゆりはおもろい女やなぁ。
わしが言いたい事を全部言うてくれたわ。
潔さん。
私とあなたは同志なんかやなかったんやな。
何や急に…。
潔さんはいつもそう。
考えてる事を私に相談してくれない。
そんな事はない。
同志やから信頼してるからこそ細かい事いちいち言わへんのや。
わしとゆりは似てる。
せやから結婚したいと思うたんや。
今は苦しいやろうがついてきてくれ。
今は…一人にして。

(英語で)
(リサ)サンキュー!サンキュー。
サンキュー!君ちゃんよかったね。
(君枝)よかった〜!パッチワークならみんなの洋服解いたりはぎれをつなぎ合わせてできる思うたの。
ん?
(昭一)君枝!走らんでええ!走るな。
君枝…具合悪うなったらどないするんや。
そんな事どうでもええの…。
ついに君枝ちゃんのご主人昭一さんも帰ってきました
昭一…。
母さん!ただいま帰りました。
お帰り…。
よう帰ってきてくれて…!疲れたでしょう?さあ行きましょう。
はい。
(明美)旦那さんが帰ってきたらこんな事になるんやな。
うわ〜!とりあえず今日はこれだけですけど明日にはもっとぎょうさん集めときます。
ありがとう。
お代はちゃんとお支払いします。
お店の品物もちょっとは売れてるのよ。
ほう〜売れてんのか?一度買うた人がもういっぺん来てくれたの。
ええもんやからな。
(五十八)ああゆり。
ええ機会や。
潔君に今後の事を話そ思うとったんや。
お義父さんの話は見当がつきます。
ほう。
うちの商品が気に食わんのも当然や思います。
こんなもんは坂東営業部の商売やないいう思いはわしもゆりも持ってます。
そやな。
その場しのぎの連続や。
いやその場がしのげたらまだましか。
いつ終わってもおかしない。
そやけどほかに方法はない思います。
そやろか?この状況の中お義父さんならどないするんですか?わしやったら保証をつける。
え?これはええもんやとほんまに自分で言えるもんしか売らん。
そして信用を得る。
焦るな。
急がば回れ」。
それが商売の…いや人生の基本や。
すみれ気を付けてね。
うん。
わしがちゃんと送り届けます。
よろしくね。
頑張ってるんやねぇすごいわ。
ありがとう。
お姉ちゃんに褒められるとうれしいわ。
子どもの頃からずっとやね。
すみれはええねぇ。
あ…暗くなる前に帰り。
うん。
お姉ちゃんまたね。
またすぐ来るからね。
うん。
いろいろあっても前に進まなければ何も始まりません。
その進むべき道がある事自体が幸せなのです
2016/11/04(金) 12:45〜13:00
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 べっぴんさん(29)「お父さまの背中」[解][字][デ][再]

すみれ(芳根京子)は、父の五十八(生瀬勝久)や義兄の潔(高良健吾)と一緒に、姉のゆり(蓮佛美沙子)が闇市の元締め・根本(団時朗)と対峙(じ)するのを見守るが…

詳細情報
番組内容
すみれ(芳根京子)の姉・ゆり(蓮佛美沙子)は、闇市の元締め・根本(団時朗)に向かって必死に自分の意見を訴えるが、鼻であしらわれ傷ついてしまう。父の五十八(生瀬勝久)や夫の潔(高良健吾)はゆりをいたわるが…。一方すみれたちは、良子が突然辞めてしまったことにショックを受けつつも、依頼を受けたテーブルクロスの制作を進めていく。そんなある日、君枝の夫・昭一(平岡祐太)が戦地から帰ってくる。
出演者
【出演】芳根京子生瀬勝久菅野美穂高良健吾蓮佛美沙子谷村美月,土村芳,市村正親,曽我廼家文童,宮田圭子,松下優也
原作・脚本
【作】渡辺千穂