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実況書き起こし りそなグループスポーツスペシャル 第2回さいたま国際マラソン 2016.11.13

もう努力してるの知ってるから、もう頑張って元気に健康で、走りきってください。
ありがとうございます。
渋谷さん、頑張って。
ありがとうございます。
さいたま国際マラソン、このあと9時40分スタート予定実況
さいたま国際マラソンのスタート地点、さいたまスーパーアリーナ。
大きな屋根のデザインは未来に向けて飛び立つエネルギーを表現しています。
リオデジャネイロオリンピック閉会式から84日、次の舞台に向けての戦いが始まります。
第2回さいたま国際マラソン。
スタートまで5分あまりです。
海外招待選手がキッズエスコートで入場してきます。
アマネ・ゴベナは2時間21分51秒の記録を持っています。
ダニエルはかつて日本の実業団にも所属していました。
1号車、解説は高橋尚子さんです。
今回7人の海外招待選手が出場します。
注目は、どの選手ですか。

 

 

 

 


高橋
1番のゴベナ選手です。
持ちタイムは2時間21分51秒東京マラソンで出したタイムです。
目標は2時間20分です。
今回も調子がよさそうです。
2番のダニエル選手。
この選手は今年の1月、大阪国際女子マラソンで福士選手を手招きしてくれた選手です。
力のある選手です。
彼女の走りにも注目しています。
実況
21番は那須川瑞穂、22番は地元、埼玉の吉田香織です。
25番は関野茜。
国内招待選手の中では、どの選手に注目しますか?高橋
前回大会、日本人1番の吉田香織選手です。
そして那須川瑞穂選手は小出監督のもとで練習してきています。
実況
22番、吉田香織。
地元埼玉県出身です。
前回大会は日本人トップに入りました。
来年の世界選手権の選考基準です。
北海道では吉田香織が優勝しています。
ペースメーカーの設定タイムは、5kmをおよそ17分。
最長30kmまで2人がレースを引っ張ります。
日本のマラソン強化特別プロジェクトとして日本記録を出した選手には日本実業団陸上競技連合より1億円が贈られます。
また実業団所属選手が2時間22分台以内で走れば賞金が贈られます。
高橋
現在、風がありません。
今の気温はマラソン日和だと思います。
ただ日光が非常に強いですから、給水は取らなければいけないと思います。
実況
スターターは日本陸上競技連盟・横川浩会長です。
新たな戦いが始まります。
沿道の観客も携帯電話のカメラを構えています。
4年後の東京を目指す関野茜、未来につながる42.195kmです。
今スタートしました。
第2回さいたま国際マラソン。
代表チャレンジャーの部、265人が今、大きな拍手の中、一斉にスタートしていきました。
これから太陽の光を受けてまずは西に向かって走っていきます。
埼玉から来年の世界選手権の舞台、ロンドンまでの距離はおよそ9550km。
4年後の東京までの距離はわずか25km。
東京を意識しながらロンドンを目指す戦いが始まりました。
さいたまスーパーアリーナに最初に戻ってきて、今年の埼玉を制するのは果たして、誰なのでしょうか?来年8月、イギリス、ロンドンで開催される世界選手権の選考レースがスタートしました。
5km17分というペースです。
ペースメーカーは2人です。
先頭集団が、もうバラけていますね。
高橋
早い飛び出しだったかなと思います。
実況
ペースメーカーの2人に海外招待選手のアマネ・ゴベナ、そしてチェイエチ・ダニエルがついてます。
さらに日本の吉田、那須川、関野の姿が確認できます。
コースをご紹介しましょう。
第2回さいたま国際マラソン、今大会、生まれ変わったコースはこちら。
西へスタートしたランナーたちは、旧中山道へ。
5kmを過ぎ北浦和駅前を左折。
駒場運動公園、中尾陸橋を越えると10km。
新見沼大橋有料道路を過ぎると、コースは平たんに。
ここから3つの折り返しがランナーを迎えます。
まずは最初の折り返し。
続いて2つ目の折り返し、尾ヶ崎新田。
中間点を過ぎて東へ進むと最後の折り返しは、神明町。
ここから新都心へ戻ります。
最大のアップダウン、新浦和橋はこのコース一番の難所です。
埼大通りを抜けて北へ向かうとフィニッシュ地点、さいたまスーパーアリーナです。
実況
ペースメーカーの2人に海外招待選手の2人。
ちょっと離れてハブタムとジェプコエチ。
その後ろ、先頭から15mほど遅れて黄色いユニホーム、日本の吉田香織。
水色のユニホーム、関野茜。
そしてケニア出身のケバソ、那須川です。
間もなく1kmを通過します。
2時間22分30秒を切って日本人1位ですと代表内定となります。
高橋
1kmの通過、3分14秒くらいですね。
かなり速いと思います。
去年のペースメーカーは1号車
2kmを通過しています。
6分43秒の通過タイム。
高橋
何回も時計を見ながら確認しています。
少し落ち着こうというかたちです。
もう2グループに分かれてしまいました。
追いついて来ていないのがちょっと不安ですね。
1号車
海外招待選手4人。
ちょっと詰まってきましたか、少し縮まってきました。
高橋
5kmぐらいを目安にして走ると、ちょっと詰められると思います。
1号車
大宮氷川神社の間もなく一の鳥居が見えてきます。
参道は2kmあります。
日本一の長さを誇ります。
今日は七五三詣で多くの家族でにぎわっているはずです。
高橋
市民ランナーの方も行かれる方もいらっしゃるでしょうね。
1号車
旧中山道直線に入ってきました。
またちょっと日本の吉田、那須川、関野とは距離ができたでしょうか。
高橋
吉田選手がしっかりとした走りをしています。
ここは直線ですから、前から目を離してはいけません。
諦めているような形ではないですから、しっかり詰めていってほしいと思います。
1号車
このレースで日本人1位、2時間22分30秒を満たすと世界選手権代表が決まります。
高橋
東京オリンピックに向けてスタートを開始した、そんな大会でもあります。
チャレンジャーとしての走りを期待したいと思います。
1号車
2時間24分をこの1年で切ったのは福士加代子、田中智美と小原怜。
このペースについて行くのも簡単ではありません。
高橋
世界大会ではこういった形でペースが予定と違うこともあり得るわけです。
臨機応変に対応できる。
対応力も身につけてほしいですね。
1号車
バイクアナです。
上重さん。
バイクアナ
5位集団の4人のグループです。
那須川瑞穂、吉田香織、関野茜、ケニア出身、日本の実業団、ニトリに所属しています、ケバソ。
この4人のグループ、吉田が手袋を取って左に投げました。
この集団を引っ張っているのは、吉田です。
表情は落ち着いているのですが、前にもう少しつくべきなのか、抑えるべきか、そのあたり考えている。
そんな表情にも見えます。
3kmを過ぎました。
5位グループの4人の集団です。
1号車
吉田は優勝を狙うと話していました。
高橋
私の以前のチームメートでもあります。
去年のこの大会で日本人トップでした。
意欲満々でこちらに入ってきています。
その気持ちを忘れないで、前を追ってもらいたいと思います。
1号車
世界選手権選考レース。
注目選手をご紹介します。
前回大会、日本人トップの2位でフィニッシュしたのは、吉田香織35歳。
実業団には所属せず、市民ランナーとともに公園など場所を見つけて練習している。
8月には世界選手権代表選考レースの1つ、北海道マラソンで優勝。
代表候補に名乗りを上げた。
世界の切符を確実にするため市民ランナーの星、吉田が再び埼玉の地を駆け抜ける。
36歳のベテランランナー、那須川瑞穂。
指導するのは、名匠・小出義雄監督。
高橋尚子など数々のメダリストを輩出してきた。
しかし那須川は日の丸経験がいまだゼロ。
4年前の世界選手権選考会では、日本人トップでフィニッシュするも代表には選ばれなかった。
陸上人生の全てを懸けて埼玉に臨む。
関野茜26歳、一度は実業団の強豪、ホクレンをやめるも、当時の恩師滝田監督から新チームに誘われ、第一線に戻ってきた。
関野の夢は女子陸上の名門、天満屋、数々の選手が世界の舞台へ羽ばたいた。
その天満屋、期待の若手が小田切亜希、26歳。
前回大会では8位と悔しい結果に終わった小田切。
今大会での雪辱に燃える。
高橋
まず、吉田選手はこの大会に向けて奥武蔵のグリーンラインで高低差のあるところで練習を積んでいます。
この後、起伏の激しいコースになってきます。
力を発揮してもらいたいと思います。
那須川選手はここ最近、うまく走ることができなくて、2012年は横浜で日本人トップでしたが、これをいいきっかけにしていい大会にしてもらいたいと思います。
2号車
およそ400m後方、国内招待選手、天満屋所属、小田切亜希が走っています。
全体では、これが13位集団です。
2号車の解説はオリンピックに北京で出場された赤羽有紀子選手です。
少しゆったりしたペースですね。
赤羽
肩にちょっと力が入っていて、リラックスしきれていないかなというところがあるので、もう少し落ち着いて自分のペースで走ってほしいと思います。
2号車
青いユニホームは山口遥、106番は井上実乃里です。
小田切は現在13位でレースを進めています。
1号車
来年8月、イギリス、ロンドンで行われる世界選手権。
その選考方法をご紹介します。
世界選手権代表は最大3枠。
選考の対象となるのは、こちらの4レースです。
まず、さいたま、大阪、名古屋で日本人1位の成績を収め、2時間22分30秒以内の記録を出した選手が即、内定。
残りは北海道優勝の吉田香織とさいたま、大阪、名古屋の日本人3位以内からレースを総合的に判断して活躍が期待できると評価された選手が選ばれます。
1号車
日本人1位になるとアピールになります。
吉田は優勝したいと話していました。
高橋
選手にとっては目標が分かりやすい選考です。
ぜひそこを目指してほしいと思います。
那須川選手も今、非常に落ち着いた走りをしています。
バネの使わない省エネ走法で走っています。
まだまだ大丈夫だと思います。
1号車
5kmの通過が16分50秒です。
高橋
5kmの入りだと予定より10秒近く早いですね。
ギリギリでついている選手もかなりたくさんいるように見えます。
1号車
先頭集団、海外招待選手4人です。
第2集団とは200mほど差がついています。
果たして、この後、起伏が始まって先頭集団がどうなるか。
去年とはコースが変わりました。
高橋
去年よりはアップダウンは少し少なくなったと思います。
全体的にはカーブ、そして風。
アップダウンも含めて難しいコースだなと感じています。
だからこそ、この大会でチャレンジして対応力を養ってもらいたいと思います。
1号車
給水を関野、吉田、ケバソが取っています。
高橋
第1グループはかなりバラけてきそうな気配があります。
バイクアナ
全員給水をしっかり取りました。
5kmは17分32秒でカバーしました。
5位集団の4人です。
ケバソが先頭と少し離れすぎた、そんな思いがあるでしょう。
集団の前につけましたが再び吉田が前に出ました。
1号車
この後、アップダウンが始まって奥武蔵で鍛えたという吉田が起伏のあるところで前をどれだけ詰めていけるか。
バイクアナ
那須川もアームウオーマーを取りました。
風は、ほとんどないのですが、日ざしが強いということで、このあと気温がぐんぐん上がっていきそうな予想です。
高橋
風が冷たいので、まだ給水はいいだろうと思うと、後半、非常に熱中症になりやすいので、初めからしっかりと給水を取っていくことが大切です。
2号車
日本人、先頭グループについています。
先頭は吉田です。
赤羽
前から日差しを浴びているので、感覚的には暑いかなという感覚です。
2号車
ここから下り坂です。
5kmの通過は17分40秒、去年の吉田の優勝タイムとほぼ同じです。
赤羽
吉田さんが引っ張ってい1号車
先頭集団は、間もなく7kmを迎えようというところです。
1号車と2号車の距離はおよそ300mです。
2号車
日本人先頭争い4人の併走が続いています。
引っ張るのは吉田香織、黄色いユニホーム。
去年の大会、日本人トップに入っています。
赤羽
一番余裕があるのは吉田選手。
沿道の声援にも応えるような表情です。
関野選手もすごく落ち着いていて、いい走りをしていると思います。
2号車
関野は実質、これが2度目のマラソンですが、冷静な走りをしています。
赤羽
ホクレン時代、チームメートでした。
当時はいろいろあって自己管理がなかなかうまくいかなかった部分があったのですが、今、この体を見てみると、絞れていて、この大会に向けて調整してきたことを感じます。
2号車
吉田の左、世羅高校、広島出身のケバソ。
7kmの通過は24分38秒。
3分半を切るペースです。
1号車
先頭集団は4人です。
さいたま国際マラソン、8kmの部のフィニッシュ地点でもあります。
駒場運動公園、駒場スタジアムが見えてきました。
先週日曜日、全国高校サッカー選手権、埼玉予選の準決勝が行われました。
2号車
ここが日本人先頭争いです。
ちょっと縦長になりました。
オーストラリアのフィンも、この集団に追いつきました。
ちょっと那須川が遅れましたか。
赤羽
あまり余裕がないのかなという感じがします。
2号車
この隊列がまた少し縦長になりました。
吉田が引っ張る展開です。
1号車
エチオピア、ケニアもこの選手は世界選手権の選考に大きくかかわるレースになっています。
間もなく市民ランナーのスタートです。
菅谷
スタート地点、さいたまスーパーアリーナ。
外周は858mありますが、それを取り囲むようにして北海道から沖縄まで全国から集った市民ランナーがその時を待っています。
一般の部のスターターはさいたま市議会・桶本大輔議長です。
今年から制限時間は6時間に定員は去年より1万1000人分拡大しています。
一般フルマラソンの部、1万6000人のスタートです。
今、一般の部がスタートしました。
1万6000人、それぞれの挑戦が始まりました。
埼玉の語源はサキミタマ、人に幸福を与える神の魂ともいわれます。
明るい表情で手を振りながら市民ランナー1万6000人の挑戦が始まっています。
1号車
去年スタートしたこの大会、コースも変わって、制限時間も人数も増えてスケールアップしましたね。
高橋
このコースはトップ選手とすれ違う部分もありますから、トップ選手の速さを感じることもできます。
非常に盛り上がる大会ですね。
1号車
先頭は、まもなく10kmです。
2号車
動きが出ました。
ニトリ所属のケバソが8.5km過ぎで前に出ました。
赤羽
アップダウンが始まってから少しペースが落ちたので、ケバソ選手がペースを作っていこうと前に出たのだと思います。
2号車
フィンも加わって、この集団は5人になっています。
ケバソが前に出ています。
9kmの通過は31分45秒あたりです。
1号車
2号車の前、1号車、400mほど前です。
ペースメーカー2人と海外招待選手の4人です。
協賛各社をご紹介しましょう。
今大会はりそなグループのりそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行が特別協賛しています。
今日はりそなグループのおよそ700名の社員がボランティアとして大会をサポートしています。
コンパクトボディーと広々室内空間、さらには先進の安全運転支援システムを備えた、新型FREEDほか、Hondaの車両がオフィシャルカーとして大会を支えています。
セコムは、去年に続きランナーや応援される方の安全確保、またAEDの提供などで大会の安全安心な運営をサポートしています。
1号車
埼玉県警の白バイ隊員をご紹介しましょう。
地元、埼玉で開催される国際マラソンの先導ができ、うれしく思いますと、かつたなみ巡査が話しています。
イノウエナツキ巡査、福岡市出身です。
国際マラソンが円滑に進むよう、先導に従事しますと話しています。
この大会は埼玉陸上競技協会の協力で運営されています。
2号車
ケバソが前に出ました。
他の日本人選手に必要なことは何ですか。
赤羽
序盤なので、ついていってほしいですね。
ついたほうが楽なので、自分で引っ張るとなるとどうしても力みが出てしまいます。
少しきつくても前について、特に吉田選手。
ちょっと楽をして後半に向けての走りをしてほしいです。
2号車
その差は10mほど。
ケニア生まれ日本育ちのケバソが前に出ました。
ついていきたい日本人選手です。
バイクアナ
吉田、ケバソが交互に引っ張るような形です。
ケバソが少し前に出ました。
この集団でいうと、関野の落ち着きが目立ちますね。
吉田の後ろについています。
2号車
またケバソが前に出て、その差が15mほどに開きました。
赤羽
吉田選手がこのグループを引っ張っていかなければいけない形になりそうなので、ケバソ選手についていってほしいですね。
2号車
流暢な日本語を話すケバソです。
間もなくこの集団も10kmを通過します。
1km、3分30秒のペースです。
ケバソが10kmを通過しました。
また差が開きました、ケバソと日本人先頭吉田、那須川です。
吉田がスペシャルドリンクを取りました。
ケバソも水を手に取っています。
ケバソがペースを上げたのでしょうか。
赤羽
10kmの通過タイムを見る限り、ペースを上げたというよりは後ろの日本人選手達のペースが落ちてしまった形です。
本当はもう一度、自分達の走りを取り戻して、3人で先頭を交代してペースアップしてほしいと思います。
1号車
1号車から2号車が見える形になっています。
高橋
前に目線を定めることが大事ですね。
関野選手は若い選手です。
ハーフマラソンでは、自己ベストも更新している選手です。
若い力も発揮してほしいですね。
1号車
見沼田んぼ、首都圏に残された貴重な大規模緑地空間です。
新見沼大橋有料道路にさしかかっています。
2号車
6位グループという形になりました、日本人先頭争い、今度は関野が引っ張る形になりました。
赤羽
サングラスをしているので表情は分かりませんが、先頭に出ていい表情をしています。
2号車
その後ろはベテランの那須川瑞穂36歳。
そしてキャシー・フィンという隊列になりました。
今は緩やかな上り、この後、有料道路が待っています。
関野が落ち着いた走りです。
赤羽
吉田選手が離れそんな感じですね。
表情を見るかぎり、そんなに、きつそうではないのですけれど、思うように体が動いていないという感じがあります。
2号車
バネを感じる走りが魅力の吉田です。
去年は日本人トップの2位に入りました。
この集団の一番後ろについています。
関野が落ち着いた走りでこのグループを引っ張っています。
関野は26歳。
マラソンは実質、これが2度目です。
マラソン15回目、那須川瑞穂。
海外招待選手のキャシー・フィン、そして吉田です。
これから長い直線になっています。
関野が落ち着いて前を引っ張っています。
風もほとんど感じられませんね。
赤羽
今年は風もなくて気象条件に恵まれていると思います。
ただ、日差しが強いと思いますね。
選手を見ると、汗をかいている選手もたくさんいます。
しっかり給水は確実に取っていってほしいですね。
2号車
間もなく11kmの通過です。
日本人先頭争い、激しくなっていきそうです。
1号車
料金所を通過しました。
関野茜選手が前に出ていましたね。
高橋
調整でも1か月で1300kmを走るぐらい走り込みをしてきています。
自力が備わってきている部分が出てきたのかなと思いますね。
2号車
吉田香織が遅れました。
その差は3秒。
先頭争いから吉田が遅れました。
赤羽
力みがとれていないですね。
ペースメーカーが少し速くて自分で引っ張らなくてはいけないと思った時の力みがとれずにきています。
2号車
躍動感が見られません、吉田香織です。
吉田香織が苦しくなったか。
去年、日本人トップの2位に入っています。
世界選手権は頭の片隅に置いて走ります。
と話していた吉田。
その差が20m、30mと離れていきます。
赤羽
離れたことによって余計に苦しさを感じます。
足のテンポがいつもより、にぶくなっているように感じます。
2号車
皆さんの力に希望になりたいと話していた吉田香織。
日本人先頭集団、関野が料金所を通過。
吉田との差は、およそ10秒吉田香織が遅れています。
日本人先頭争いです。
1号車
吉田香織が遅れました。
日本人1位は実質、マラソン2回目の関野茜。
あるいは1号車
最初の折り返し地点、サッカーワールドカップの舞台、埼玉スタジアム2○○2が見えてきました。
明後日サッカーワールドカップ、アジア最終予選、日本対サウジアラビアの一戦が行われます。
先頭は東北自動車道を越える鶴巻陸橋に差し掛かってきました。
ペースメーカー2人の後ろ、あらためてご紹介します。
1番が東京マラソンにアマネ・ゴベナ、最もいいタイムを持っています、ナンバーカード2番はケニアのダニエル。
日本の実業団に4年間、所属していました。
3番はエチオピアのハブタム。
4番はケニアのジェプコエチ。
2013年の大阪マラソンで優勝しています。
一番よさそうなのは誰ですか?高橋
走りはきつそうなんですけれど、ゴベナ選手がずっと同じ位置取りで、いい位置取りでいい走りをしています。
ただ表情は厳しそうですよね。
ようやくペースメーカーが落ち着いてきて、波に乗ってきたかなという第1グループです。
10kmまでは速かったり遅かったりをくり返していました。
ようやく固まってきたなという感じがします。
1号車
優勝をして世界選手権にアピールするのは、誰なのでしょうか?2号車
11kmすぎで差が開きました。
吉田は、ちょっと苦しい走りになりました。
バイクアナ
100m離れた吉田香織です。
先ほどまで、リズムよく上下に弾むようなダイナミックな走りが吉田の特徴だと思いますが、ダイナミックさが影をひそめておとなしくなっている。
体が重そうな走りに見えます吉田です。
ただ前回のさいたま、この大会で日本人1位、1号車
第2回さいたま国際マラソン。
ケバソの500mほど前に先頭の4人がいます。
2号車
ケバソが少し下りを利用してペースを上げました。
日本人先頭争い、関野茜、那須川瑞穂。
2人の争いが続いています。
赤羽
2人ともすごく落ち着いていて、いい走りをしています。
那須川選手は前半ちょっときついのかなという印象があったのですが、今見ると沿道にも手を振って笑顔も出ているので、いいと思います。
那須川選手の走りをどう思われますか?高橋
非常に冷静な走りだと思います。
笑顔になったのは、もともとのチームメートがいるのに気が付いたのだと思います。
セルフケアもして、万全な体調でここまで持ってきたので、苦しみながら笑顔と涙で、ここまでたどり着いたのだと思います。
2号車
那須川も日本人、先頭争いについています、36歳、赤羽さんと同じ年です。
赤羽
同級生として本当に頑張ってほしいと思います。
2号車
前回大会はケガで欠場しました。
あらためて、当たり前のことを当たり前にすることの大切さ。
去年はリオオリンピックの選考レースでしたが、日の丸の重みをテレビで見ていて、再確認しましたと話していた、那須川です。
前を走るのは26歳、これが実質、2度目のマラソン、関野茜。
両者には10歳の差があります。
那須川がしっかりと関野について、その間には、オーストラリアのキャシー・フィン。
また、ちょっとケバソとの差が開いてきました。
まもなく15kmです。
1号車
2号車のおよそ500mほど前、1号車です。
気温が上がってきているような感じがしますね。
高橋
汗のかき方も多くなってきました。
給水を利用してほしいですね。
1号車
高橋さんが出場されたアジアバンコク大会、1号車
1号車と2号車の距離は670mほどになっています。
先頭集団が16kmを通過しました。
この1kmが3分7秒、男子なみですね。
高橋
ジェプコエチ選手ですか、ちょっと離れかけてきていますね。
1号車
また、ついてきました、ジェプコエチ。
間もなく、最初の折り返しを迎えるところです。
折り返しが3つあります。
どんなことが大事ですか?高橋
どうしてもスピードを緩めなければいけない、転倒のおそれもあります。
周りの選手の表情が見えたり、余力が残っているかも確認ができる場所でもあります。
いろいろ踏まえて、今後の作戦を立て直せるポイントだと思います。
2号車
日本人トップ争い。
16kmを通過しました。
56分32秒、1kmは3分30秒を超えるペースです。
赤羽
5kmから10kmは18分ぐらいということで、少し落ちてしまいましたが、10kmから15kmは17分半でペースを上げてきています。
リズムをつかめているのかなという感じがします。
ここからフラットな道になるので、もう少しペースを上げて後半につなげてほしいと思います。
2号車
集団を引っ張っているのは関野茜、26歳。
ポイントは埼玉スタジアムのあたり。
後半のアップダウンにつなげられるかと関野は話していました。
赤羽
この辺りは折り返しが2回あるので、そこでリズムを崩さないように走ってほしいと思います。
2号車
依然として関野茜が引っ張っている日本人トップ争いです。
高橋
関野選手はアルバイトをした時、これだけ頑張ってもなかなかお金にならない、陸上をしていると支える人達もいるので、感謝の気持ちが増えた、大きくなったと話していました。
新しい気持ちで取り組めている、それが力になっているような感じがします。
1号車
先頭集団はペースメーカー2人の後ろに4人の選手がいます。
関野が頑張っていくと先頭集団に並ぶ可能性もありますね。
高橋
まだ前半終わったところですからね。
これからがマラソンだと思います。
1号車
間もなく最初の折り返し地点、埼玉スタジアム2○○2です。
辻岡
スタートの時の気温より1.4℃上がりました。
手元の温度計で現在12度。
埼玉スタジアムの折り返しです。
埼玉スタジアムは4年後、東京オリンピックのサッカー競技会場に決定しています。
東京オリンピックのマラソンではスポットライトを浴びることになるのでしょう。
海外招待選手、アフリカ勢の選手達です。
今、軽快に放送席の前を通り過ぎていきました。
エチオピアの2人とケニアの2人です。
先頭集団は4人です。
集まった沿道の皆さんも海外勢のこの走りに驚いているかもしれません。
今、折り返していきました先頭集団です。
かつて、この一帯は水田地帯でした。
埼玉スタジアムが建設される際は、やわらかい地盤が問題になったということです。
限られた時間の中で調整して地盤を固めて造られた埼玉スタジアムです。
来年のロンドンでの世界選手権、東京オリンピックに向けて、力強い走りを見せています。
先頭集団の4人です。
ケバソや関野茜、那須川。
こういった選手達とのタイム差も計測していきたいと思います。
1号車
先頭集団が折り返しました。
高橋
今ちょうど1号車、ケバソが横を通りすぎました。
意外と差が開いているなという印象です。
1号車
先頭集団と日本人の争い、700m弱です。
果たして、このまま2時間22分というペースで先頭集団は飛ばしています。
このままのペースで行けるのか。
今、折り返し地点にケバソが向かっています。
辻岡
ケバソは去年のさいたまで自己ベストを更新。
今回も自己ベストを狙っていきたいと話していたケバソです。
30kmから我慢したレースを展開していきたいと話していたケバソです。
ケバソの後ろ、6位集団ということになります。
関野、那須川。
海外招待のフィンです。
ケバソはトップから2分9秒差。
6位集団は2分27秒差。
6位集団とケバソとは19秒差ということになります。
選手達は折り返して、ここからは向かい風に向かって風の中を走っていくことになります。
関野茜の表情、走り方を見ても非常に冷静です。
6位集団を引っ張っています。
アジア最大級のサッカー専用スタジアムでもあります、埼玉スタジアム。
その前を6位集団では、関野茜が通過していきました。
そして吉田香織です。
吉田は先頭から3分30秒の差がつきました。
6位集団とは1分3秒の差がついています。
吉田は順位を落としましたが世界選手権へ向けてというところでは関野、那須川と1分3秒の差がついています。
1号車
先頭集団はエチオピアの2人、ケニアの2人。
1号車
先頭集団はまもなく20km、中間点を迎えようというところです。
その後ろ日本人1位は関野茜です。
1号車と2号車の差は700mほどです。
2号車
まもなく19kmに到達しようというところです。
依然として26歳、関野茜が、この集団を引っ張っています。
その後ろは那須川。
赤羽
サングラス越しに見ると、先ほどよりはきつくなってきたかなという感じがします。
たくさんのマラソンをレースを経験しているので、ここは粘りどころというのは、自分自身で分かっていると思います。
2号車
これが15回目のマラソン。
7度目の選考レースという実績があります、那須川瑞穂。
那須川の前にいるのが26歳、選考レース2度目の関野茜です。
この後ベテランと若い関野の争いがどう推移していくのでしょうか。
1号車
先頭集団、ペースメーカーの一人が遅れました。
縦の一列になりました。
高橋
みんな余裕があるわけではない第1グループです。
緊張の糸でつながっているような状態でした。
先頭を引っ張っていたペースメーカーが崩れた瞬間に一気に風船がはじけたような形になったと思います。
1号車
20kmを通過しました。
1時間8分14秒。
2時間23分台のフィニッシュ予測ができます。
いいタイムで走っています。
高橋
ゴベナ選手、やはり対応力が高いですね。
1号車
間もなく第2折り返し地点を迎えます。
ペースメーカーの後ろは2人に絞られました。
優勝争いは2人。
海外招待選手の2人。
ハブタムとジェプコエチが離れていきました。
上重
尾ヶ崎新田の折り返しに先頭集団が来ました。
自己ベスト、ナンバーワン、2時間21分台を持つエチオピアのゴベナ、ケニアのダニエル、この2人がまずは先頭、優勝争い、陸上大国長距離王国のエチオピアとケニアの対決です。
その後ろからハブタムとジェプコエチ。
ハブタムとジェプコエチは3位争いです。
4人の選手が20.3km、尾ヶ崎新田を折り返していきました。
ゴベナとダニエルが、このレースを引っ張っています。
その後、日本人のランナーはまだ見えてきません。
どのくらいのタイム差でくるのか。
1号車
先頭集団、2人に絞られました。
前を引っ張るのがエチオピアのゴベナ。
高橋
最初から苦しそうな表情をしていますから、そういった意味では変わっていないですね。
後ろにいるのはダニエル選手です。
目標は2時間25分と話していましたが、大阪国際女子マラソンで福士選手が離れそうになった時、前に前にと手招きしてくれた選手です。
自己ベストは2時間22分です。
ただもっと前に行ける選手ではないかなと思います。
1号車
ハブタムとジェプコエチが離れていきました。
画面の左に今、日本人選手が見えました。
高橋
これから、まだ20kmあります。
今、20kmを通過していますね。
1号車
日本人1位は関野です。
上重
5位で来ました、国内招待選手、ケニア出身、ニトリに所属しているケバソです。
今5位でケバソが折り返してきました。
第2集団から飛び出して前に出たケバソがまず折り返していきます。
そして日本の先頭集団、日本人1位争い、若い関野茜。
そしてベテラン。
これで15回目のマラソン、那須川瑞穂、この2人の争いです。
オーストラリアのフィンもついています。
一度、スピードを緩めて力の確認作業をします。
ロンドンで行われる世界選手権への折り返し、日本人の先頭争いは若い関野とベテラン那須川の争いです。
1号車
那須川が給水を取りました。
2号車
関野はスペシャルドリンクを今、取りましたね。
どうでしょうか、表情は。
赤羽
2人とも落ち着いてスペシャルドリンクをとれているのでいいと思いますね。
風もほとんどないので、走りやすいと思います。
2号車
後半には大変な上りが待ち構えています。
どれだけ余力を残して後半にというのは各選手、口をそろえて話していましたね。
赤羽
アップダウンが始まった時にうまく乗り越えて後半35km以降、ペースアップできるといいと思います。
1号車
先頭からおよそ1kmほど後方です、2号車どうぞ。
2号車
中間点を過ぎました、日本人先頭争いです。
このままで行くと2時間30分を切るペースです。
赤羽
5kmが少し落ちてしまいました。
もしかするとアップダウンがあったほうがリズムが取りやすくて、ペースが上げられるのかもしれません。
アップダウンが始まった時にペースアップできたら面白いと思います。
2号車
関野はスペシャルドリンクの後、普通の水も取りました。
気温は高くなっています。
赤羽
体感気温として少し暑いのかもしれません。
風がないので、その分、体感は暑く感じているかもしれないです。
1号車
埼玉の上空は快晴です。
ペースメーカーの後ろ、アマネ・ゴベナ、ちょっと苦しそうですが現在1位。
その後ろ、ケニアのチェイエチ・ダニエル。
高橋さんもよく知る選手ですね。
高橋
ケニアの合宿場にも伺ったことがあります。
走った後、たらいに入ったお湯をみんなですくってシャワー代わりにしています。
朝ごはんは小麦粉を水でといたものとチャイを飲むだけ。
過酷な練習環境の中でこういった大会を目指しています。
ハングリー精神が強い選手です。
1号車
日本の実業団で4年間走っていましたが、現在はケニアに戻っています。
2号車
日本人先頭争い。
ペースメーカーのカブーが合流する形になりました。
赤羽
3分30ぐらいのペースに持って行ってくれると波に乗れるかなという感じがします。
2号車
2度水を取ったのは関野茜です。
1号車
先頭は神明町の折り返しを迎えます。
後藤
中間点を過ぎ、いよいよこのレースも後半戦に入っています。
まずは先頭2人が越谷市神明町の折り返しを迎えます。
20kmでこの先頭はエチオピアのゴベナ、ケニアのダニエルに絞られました。
その後ろはエチオピアのハブタムとケニアのジェプコエチ。
差が少し開いたでしょうか。
沿道の拍手も少しずつ大きくなってきました。
間もなく24kmの折り返しです。
今、折り返しを過ぎていきました。
レースを最初から先頭で引っ張るゴベナです。
すぐその後ろ、今度はエチオピアのハブタム、ケニアのジェプコエチです。
現在、風はほとんどありませんが、依然、強い日ざしが選手の顔を照りつけています。
3位集団の折り返しです。
先頭が通過してからまもなく45秒。
45秒の差でハブタムとジェプコエチが折り返していきました。
この後、アップダウンも待ち受けています。
残りはおよそ18km。
先頭にも動きが出てきています。
1号車
最後の折り返しを終えました。
ペースメーカーは30kmで離れます。
苦しそうですが、前を行くのはエチオピアのゴベナ。
2年連続でさいたまをエチオピアのランナーが制するのでしょうか。
その後ろはケニアのダニエルです。
ダニエルは残念ながらリオデジャネイロオリンピックの地を踏めませんでした。
私が東京では取りたいと言っていましたが果たして埼玉で優勝なるのでしょうか。
2号車
関野と那須川の争いは変わりません。
その間はオーストラリアのフィンです。
那須川はずっと一番後ろについています。
あえて前に出てこないのでしょうか。
赤羽
後ろについたほうが楽です。
みんなの力を使って引っ張ってもらおうという気持ちだと思います。
1号車
先頭集団に変化が出ました。
ダニエルが初めて前に出ました。
ダニエルが初めて前に出ました。
高橋
ゴベナ選手は体勢が崩れると一気に気持ちが崩れる可能性があります。
今、大切な部分だと思います。
今25kmを通過。
この1kmは3分10秒です。
ダニエルとゴベナの差が2m、3mと開いてきました。
ゴベナが遅れました。
またゴベナがついてきました。
このあたりは力がありますね。
高橋
ダニエル選手もゴベナ選手も離れたりついたりを繰り返しています。
何度も仕掛けながら揺さぶりをかけている状況です。
もう勝負は始まっています。
1号車
ダニエルは給水を取りましたが、ゴベナは取れませんでした。
後藤
神明町、折り返し。
ケバソが今、折り返していきました。
第2集団につけていたケバソ、集団を飛び出して1人で前を追って行きます。
すぐその後ろ、日本の関野。
そしてフィン。
那須川の姿があります。
1号車
優勝争い、5mから6m、ゴベナが遅れていきました。
ダニエルのペースについていけません。
ペースメーカーは30kmまでペースをつくっていきます。
高橋
ダニエル選手は逃げたい。
思いでいると思います。
ゴベナ選手は給水も取れるだけの余裕がようやく出てきましたね。
切羽詰っている状況だと思います。
後藤
関野茜、そして那須川瑞穂が神明町折り返しを過ぎていきました。
1号車
ゴベナは離れましたが10mほどでしょうか、その差は広がってはいません。
高橋
クロスカントリーで鍛えているのでゴベナ選手、足はしっかりしています。
前半から苦しそうな表情が消えなかったのが、いつもと違うところですね。
1号車
ゴベナ選手は2人のお子さんのお母さんです。
絶対優勝をプレゼントしたいと話していたゴベナ。
10m離れて何とかこらえています。
ダニエルはボストンマラソンでいい走りをしましたが、リオデジャネイロオリンピックには選ばれませんでした。
初めてここで後ろを振り返りましたね。
高橋
離しておきたいという気持ちが強いですね。
10月2日にハーフマラソンを走って勢いのある選手ですから、ここでもっともっと1号車
第2回さいたま国際マラソン。
ペースメーカーは30kmで離れます。
先頭はケニアのダニエル。
先ほどから何度も何度も後ろを振り返っています。
後ろのゴベナとは、50mほど離れました。
ゴベナを日本人選手が抜く瞬間はあるのでしょうか?先頭集団は動きが出ています。
2号車
日本人、先頭争い。
26歳の関野、36歳の那須川。
この2人の争いが続いています。
ペースメーカー、カブーが先程、合流する形になりました。
そこからペースが上がりましたね。
赤羽
もう少し上がってくれてもいいかなという感じはします。
余力が残っているのであれば30km、ちょっと速いなと思ったときには30kmで仕掛けるかもしれません。
フィン選手が前に出たことで少しペースが上がったのでしょうか。
2号車
関野がちょっと遅れました。
2m、3mと関野がここで遅れました。
25kmを過ぎたところで関野がちょっと苦しくなったか。
赤羽
表情を見るかぎりではそんなに苦しくはなさそうですが、ちょっとしたペースアップが彼女にはきついと感じているのかもしれません。
2号車
実質、2度目のフルマラソン挑戦です、関野。
ここまでいい走りをしてきました。
赤羽
ここが我慢どころです。
ここを粘って頑張ってくれると、また楽になる時が来るので、ここは頑張ってほしいですね。
2号車
赤羽さんと同じホクレンに、かつて所属していました。
神奈川に戻ってアルバイト生活をして市民ランナーとして走っていた関野です。
滝田監督との出会いが再び、この場に関野を戻しました。
しかし、ちょっと苦しくなりました。
差が10mに開いたか。
関野。
何とかくらいついて行きたい。
どうだ。
ここでくらいついて行くことができるでしょうか。
マラソントップの舞台で東京オリンピックを目指して行きたい。
そのためにもなんとか先頭集団にくらいついて行きたいと話していた関野です。
赤羽
那須川選手の表情を見ると、先ほどまできついかなという表情ですが、関野選手が離れたというところで元気が出てきた感じがします。
バイクアナ
那須川が給水を取った後、少し仕掛けたような形になりました。
関野のほうが汗の量が多いように感じます。
2号車
表情には出ていません。
この後、何とか粘って後半に盛り返していけるか関野茜です。
前を走る那須川瑞穂。
ここで出ましたね。
赤羽
表情が変わりました。
今、生き生きしてきました。
2号車
2012年、横浜国際女子マラソンでは2位に入りました。
陸上人生で最もつらい出来事だった、世界選手権に出られなかったことを振り返っています。
小出監督に最後に花を咲かせなさいと言われて送り出されてきました、那須川です。
赤羽
小出監督にいい走りを見てほしいと話していました。
思わず涙もこぼしていました。
その思いがすごく出ているなと思います。
2号車
36歳の那須川。
関野との差は100mほど開いたでしょうか。
後半に入って那須川瑞穂が前に出ました。
またちょっとペースが上がりましたか。
赤羽
第2中継車に近づいてきましたね。
ペースが上がりました。
2号車
他の選手のことは気になりません。
自分の体としっかり向き合えています。
無欲の時は強いんですと話していました那須川です。
マラソンを味わうという表現もしていました。
赤羽
20代の頃とはまったく体が違ってきているので、うまく気持ちを切り替えて取り組めるようになったことが、今しっかり走れているいい方向に向かっている結果かなと思います。
2号車
マラソンで日の丸を背負った経験はありません。
気が付けば36歳です。
ベテランの難しさもあると思います。
赤羽
20代と30代、疲れの抜け具合がまったく違ってきます。
気持ちの部分で20代の練習と同じようにしなければと思うと難しいのですが、そこを切り替えられたので、結果に結びついてほしいと思います。
2号車
オーストラリアのフィンを突き放す形になりました、那須川瑞穂。
フィンという選手もベストタイムは2時間33分。
やはりここからがマラソンなんですね。
赤羽
30kmを過ぎたあたりからは、単独走になると思います。
そうなった時、自分の走りを続けることができるか、そこが大切になってくると思います。
2号車
2009年、東京マラソンでは優勝も果たしている那須川です。
日本人トップに浮上しています。
1号車
高橋さんの後輩でもあります那須川瑞穂、どうでしょうか?高橋
入って来た時は、中距離選手でした。
これだけマラソンを走り続けてきて、本人も私が強いところはしぶとさです。
諦めが悪いところがいいところでもあり、悪いところでもあると話していました。
省エネ走法が続いていますから、この先のアップダウンも乗り越えられるのではないかと思います。
若い選手に火をつけられるような存在になりたいと話していました。
今日の走りはたくさんの後輩達へのメッセージになっていると思います。
1号車
高橋さんとレース前、会った時には涙を流していましたね。
高橋
1人でやってみて、サポートしてもらう環境。
その環境に思いをめぐらせた時、大号泣していましたね。
感謝の気持ちをあらためて持ったことで、彼女は強くなったと思います。
1号車
小出監督に、なっちゃんと言われて、もう19年です。
高橋
小出監督とも先ほど電話でお話しをしましたが、ここに来ることはできないがいつも電話をして気にかけている。
日本人、一番を楽しみにしていると思います。
本人も月桂冠を監督に渡したいと話していました。
今は日本人1番です。
しっかりと、その位置を狙ってほしいと思います。
1号車
間もなく先頭、ケニアのダニエルは30kmを迎えようというところです。
市民ランナーの皆さんが日本人選手、海外招待選手、全く関係なく、声援を送ってくれていますね。
高橋
声援を受けると背中を押してもらう力につながります。
これをパワーに変えてほしいですね。
1号車
関野がちょっと遅れています。
この後、粘っていくと日本人選手が海外招待選手を抜いていくかもしれません。
バイクアナ
全体8位、日本人2位の関野茜です。
市民ランナーの皆さんから関野、頑張れ。
そんな声も聞かれます。
那須川との差は100mから150m差が開きました。
この上り坂。
少し、どうでしょうか。
太もものあたり。
その上がりが小さくなってきました、関野です。
懸命に前を追っていきます。
2時間38分の自己記録。
滝田監督も自分のペースで気持ちよく走っても意味がない。
2年後、3年後を見据えて積極果敢に攻めていけ。
そんな言葉で送り出されました、関野です。
ここで踏ん張れば自己記録の大幅な更新も見込めます。
今28kmを過ぎようという関野です。
1号車
先頭、ダニエルは30kmを過ぎました。
このままで行くと2時間22分台が見えてきます。
今、ペースメーカーが離れました。
高橋
ダニエル選手、元気になってきましたね。
1号車
ダニエルの後方はゴベナです。
粘っています。
高橋
結構、差が開いてしまいました。
落ちるほうはどんどん落ちる可能性がありますので、後ろの日本人選手、前を拾うターゲットにして、上がってきてほしいと思います。
バイクアナ
ダマンツェビッチが関野を抜いて行きました。
リオオリンピックの代表でもあります、ダマンツェビッチ。
力が残っていました。
関野を抜いて行きました。
関野は全体の9位です。
ここが踏ん張りどころの関野です。
2号車
この区間は厳しい上りもありました。
那須川のペースは衰えていません。
赤羽
こうして下ってくると落ち着いて、またリズムに乗れていると思います。
ペースメーカーも那須川のほうをチラっと見ました。
30kmでペースメーカーは離脱します。
赤羽
このペースを自分のものにして、しっかり最後まで、つなげてほしいと思います。
2号車
2時間30分が目標としていたペースです。
ベストタイムは2時間25分38秒です。
このペースで行くと、自らの目標を切れるかどうかというところです。
赤羽
アップダウンの激しいコースで2時間30分を切れると自信にもなります。
ここは目標を達成してほしいと思います。
2号車
反対車線を走るのは、多くの市民ランナーです。
頑張れ、頑張れという声援を受けています。
ランナーにとっては力になりますね。
赤羽
市民ランナーの方とすれ違えるというのは、力をもらえるので、すごくいいと思います。
2号車
キャッチフレーズは「ここから、世界へ。
」長く女子マラソン界を引っ張ってきた、那須川瑞穂。
36歳になりました。
もう一度、花を咲かせる。
それが小出監督と那須川との合い言葉でもあります。
1号車
先頭はケニアのダニエルです。
35秒差で後方にエチオピアのゴベナがいます。
高橋
今の走りからすると、追っていくのは難しい状態かもしれません。
1号車
また後ろを振り返ったダニエルです。
ダニエルは自己ベストは2時間22分44秒。
自己ベスト更新があるかどうか。
高橋
福士加代子さんの言葉でいうと20分を楽に切るんだろうなということでした。
それだけの力を感じさせる選手なのだと思います。
バイクアナ
吉田の動きが良くなってきました。
日本人3位の吉田香織です。
関野の姿がだんだん大きくなってきました。
前にランナーが見えると自然に力がわいてくる。
まさにその通り。
吉田の躍動感が戻ってきました。
その差がどんどん縮まっている日本人3位の吉田。
もしかすると日本人2位と3位が入れ替わるかもしれません。
高橋
ようやくエンジンがかかってきた感じです。
今回は30kmまではペースメーカーと一緒に行くというレースを考えていました。
その想定が狂ったことで対応できなかった部分があると思います。
ようやく体が頭が理解をして、対応してきています。
少しエンジンがかかるのが遅かったですね。
2号車
ペースメーカーのカブーと那須川が何か話をしていましたね。
赤羽
カブー選手は日本語が流暢なのだと思います。
頑張れというような声援をしてくれているのかなと思います。
2号車
今、30kmに到達しました。
カブーの力も借りて、いい足取りで那須川が着々とフィニッシュに向かっています。
バイクアナ
吉田が来ました。
吉田が来ました。
明らかにペースが違います。
吉田に躍動感が戻ってきました。
弾むような走りが戻ってきました。
一気に抜いていきました。
これで日本人2位。
全体の8位に吉田香織が上がりました。
アップダウンで鍛えたふくらはぎ。
その足を生かして、アップダウンこそ私の走り、そんな吉田の走りが戻ってきました。
現在、日本人2位は吉田香織です。
1号車
高橋さんはどうですか?高橋
前半が重い時ほど、後半、動きがいいという走りは何回も経験があります。
1号車
吉田が那須川のところまで行くか。
ちょっと気になる日本人1位争いです。
高橋
その可能性も十分あると思います。
1号車
地元、埼玉出身の吉田香織です。
2号車
ペースメーカーのカブーが外れて那須川の1人旅になりました。
給水を取ることはありません。
ちょっと口が開いて眉間にしわが寄ってます。
赤羽
ここから一人になってレースをつくっていかなければいけません。
ここは自信を持って自分のペースを刻んでほしいと思います。
2号車
7度目の選考レースになっています。
26歳の関野茜を突き放しました。
ベテランの意地、実力者の意地を見せました。
この後、厳しいコースでもあります。
日本人トップになると、世界選手権の選考のテーブルに上がることになります。
赤羽
世界選手権に向けて、いいアピールになるので、ここから上げていけたらと思います。
2号車
この後、長い直線もあります。
フィンの奥に小さく見えますね。
バイクアナ
フィンの後は、ダマンツェビッチ、その後に吉田です。
赤羽
吉田さん、すごく乗ってきている。
もしかするとがありますかね。
2号車
2号車のカメラから吉田の姿が見えてきました。
赤羽
那須川さんの足取りも重くなってきたように見えます。
吉田さんのほうが勢いがありますね。
市民ランナーとすれ違うことでパワーをもらっているのかもしれません。
2号車
那須川はその気配には気づいていないでしょう。
吉田が那須川に迫っています。
1号車
かつての先輩後輩ですよね。
高橋
吉田選手のほうが2歳年下です。
長距離は吉田選手のほうが圧倒的に強いです。
那須川先輩には負けないぞという思いは強いと思いますね。
マラソンでは初対決の2人です。
那須川先輩を目標にという思いはあると思います。
那須川選手は少し重くなってきましたが前半、温存してきた部分があるので、それをうまく使ってもらいたい。
吉田選手は去年40km手前で2位に上がった。
そういった逆転劇を頭に思い浮かべていると思います。
2号車
有料道路を超えて那須川は国道463号線を走っています。
その後ろはオーストラリアのフィンです。
その後ろにダマンツェビッチがいて、その後ろが吉田です。
那須川の表情が落ち着いてきましたね。
赤羽
沿道の皆さんが、たくさん応援してくださるので、それを力に変えていますね。
2号車
その那須川を狙っているのが、吉田香織です。
バイクアナ
市民ランナーの星といわれる吉田香織。
走る楽しさも伝えています。
市民ランナーの皆さんから絶大な声援を受けて吉田の背中を押しています。
完全に息を吹き返しました、吉田香織。
日本人1位の那須川瑞穂を追っています。
1号車
地元、埼玉出身の吉田です。
高橋
去年、準優勝したことによって市民ランナーとして出ていましたが、スポンサーがついて、今回はプロランナーとして出場しています。
市民の皆さんと今でも練習しています。
1号車
去年あえて出て日本人1位でした、吉田。
那須川は前回、この大会に出られませんでした。
2020年に向けてはどうでしょうか。
高橋
チャレンジ精神ですよね。
それが大切だと思います。
アメリカ記録を持っている選手もニューヨークマラソンに出場しました。
ニューヨークマラソンも起伏の激しい所です。
チャレンジすることで自由自在に仕掛けることができる、タフな精神力も持ち合わせて戦えます。
1号車
東京オリンピックまで4年間あります。
この1年というのは前半10km。
ここでどんな経験をするのかですね。
高橋
オリンピックまでの最初の2年間が大切です。
レースを幅を広げることがとても大切です。
こういった起伏がある場所に挑戦すること、タイムを追っていくというのは非常に大切だと思いますね。
2号車
バイクのシルエットが直線で見えてきましたね。
赤羽
那須川選手も声援が多くなってから息を吹き返したようにリズミカルに進んでいます。
この後、どうなるか、すごく楽しみです。
バイクアナ
バイクからも2号車の姿が、はっきり見えるようになってきました。
那須川の後ろにいるダマンツェビッチの背中が大きくなってきました。
明らかに吉田の動きがよくなっています。
1号車
先頭はダニエル。
間もなく35km。
1時間58分25秒。
これは自己ベストが出るペースです。
高橋
最初から離れたり、ついたりを繰り返して万全な調子には見えないのですが、粘りが生きていますね。
1号車
この後、高低差10m。
新浦和橋が待っています。
高橋
下りは、なるべくストップをかけずに、転がり落ちるような感じで、上りは勢いをつけながら全身でしっかりと走って行くことが大切です。
そのオンとオフの切り替えをしっかりして行くことで走りにリズムができます。
うまく上りを使ってほしいですね。
1号車
先頭のダニエルがまもなく新浦和橋にさしかかります。
高橋
ダニエル選手は余裕を持っていると思います。
1号車
那須川も新浦和橋が1つポイントと話していました。
2号車
日本人先頭は那須川瑞穂、36歳です。
新浦和橋に向けて本人は足を残しておくと話していました。
赤羽
今は生き生き足も動いています。
新浦和橋まで余力を持って行けるのではないかと思います。
2号車
アップダウンがあったほうがリズムが取りやすいと話していました、那須川です。
1号車
ダニエルが新浦和橋の上りにさしかかりました。
JR東北本線を渡る新浦和橋です。
最大高低差10m、ビル3階分を上って下るコースです。
高橋
自分でもきつくなってきたことが分かっていますね。
先ほどから何回も後ろを振り返っています。
それほどペースを上げられないというのは、本人も感じていると思います。
上り下りはうまいですね。
全然違う走りができています。
そういったあたりは、さすがですね。
優勝争いをしていたら、橋を上る前ですね。
上りで仕掛けたほうが差が開きます。
1号車
この後、日本人1位争いは、どうなるでしょうか。
先頭はケニアのダニエルです。
2011年に結婚して実業団の安川電機のランナーだった選手と結ばれて、男の子が生まれました。
ママ頑張ってと言われたそうです。
高橋
息子さんと会えるのは土日だけだそうです。
1号車
ダニエルが初優勝に向けてその差を広げようというところです。
高橋
見えるところに吉田選手、那須川選手がいたらという思いになりますよね。
2号車
しっかりと走っている那須川です。
赤羽
ここは踏ん張りどころですね。
2号車
この後に厳しい上りが待っています。
さいたまではチャレンジをして、日本人先頭を走っています。
間もなく35kmです。
我々の目には、まだ吉田は見えません。
赤羽
思ったより近づいてきていないのかもしれません。
バイクアナ
吉田香織は33.5kmを過ぎました。
頭から水をかぶりました。
市民ランナーの皆さんからの声援が力になるとお伝えしましたが、市民ランナーの皆さんがわざわざ足を止めて吉田に声援を送る、市民ランナーに愛される吉田香織です。
気軽に話してもらえるランナーになりたいと話していた吉田です。
まだまだ那須川を追って行こう、諦めない吉田香織です。
2号車
那須川が順位を上げるかもしれません。
全体5位のケバソを射程圏内におさえました。
赤羽
今、苦しいところですね。
2号車
那須川にとって前のランナーが見えるのは、力になるんじゃないですか。
赤羽
力になりますね。
また追い上げていこうという気持ちになっていると思います。
2号車
名古屋では37位。
何のためにトレーニングをしてきたのだろうと後悔したといいます。
さいたまではチャレンジの走りです。
那須川が順位を上げるでしょうか。
間もなく新浦和橋に到達しようというところです。
そこで那須川がとらえるでしょうか。
ケバソも一度後ろを見ました。
那須川の姿を確認しました。
2012年モスクワ世界選手権の代表を惜しくも逃がしました。
あのレース以来、2時間30分を切るレースを目標にしています。
那須川が35kmを通過していきます。
2時間6分30秒。
この1kmはペースが上がりましたね。
赤羽
残り7kmちょっとです。
ここから上げていきたいと思っていると思います。
2号車
那須川の10mほど前にいるのがケバソです。
那須川、水を取りました。
ケバソも水を取った。
那須川は今日はお父さん・ひさおさんの62歳の誕生日でもあります。
つらい時も常に自分と同じ気持ちででいてくれたのは家族ですと話していました。
そしてもう1人の父さんと話していたのが、小出義雄代表です。
2人のお父さんへの感謝を示す那須川のさいたまでの42.195kmです。
ケバソとの距離が縮まりました。
まずケバソを捉えてペースを上げていきたいところです。
赤羽
元気が出ていると思います。
2号車
日本人先頭の那須川。
那須川が順位を上げて行きました。
日本人トップの那須川が5位に順位を上げました。
35kmで順位を1つ上げました、那須川です。
上りでも強い走りを見せることができるでしょうか。
赤羽
ここで一気に離したいところですね。
これを乗り越えると長い下りが待っています。
2号車
上り始めました。
36歳、岩手県出身、那須川瑞穂。
視線は下に落としてケバソとの差を広げていく。
15回目のマラソンの那須川です。
厳しい上り坂でケニア出身のケバソを突き放していこうというところ、上り終えました。
赤羽
力強い上りでした。
上りが得意だとは思っていましたが、本当にいい走りでした。
2号車
日本人トップになると世界選手権代表選考のテーブルに上ることになります。
赤羽
この後は大きなアップダウンはないので小刻みなアップダウンを使ってもう1段階ペースアップしてくれると大きなアピールになると思います。
2号車
那須川が強さを見せつけています。
2時間25分38秒のベストタイムを持っています那須川瑞穂。
今回は久しぶりの2時間30分を目標にしています。
何とか2時間30分を切っていきたい。
ここからペースは上げていけるでしょうか、日本人トップの那須川瑞穂です。
一段と沿道のファンの皆さんの数も多くなっています。
笑顔ですね。
赤羽
知り合いの方が応援に来ていたのでしょうね。
2号車
厳しい上りを終えて笑顔が見えました。
赤羽
まだまだ余裕でいけますという表情が見えてうれしいです。
2号車
那須川瑞穂が日本人トップを走っています。
1号車
先頭のダニエルは日本一長いけやき並木、通称、埼大通りに入ってきました。
2417本のけやきが植えられています。
高橋
日ざしが遮られて、ようやく涼しさを感じられると思います。
リオデジャネイロオリンピックの女子マラソン、金メダルはケニアの選手でした。
やはりアフリカ勢が強い印象があります。
アメリカのフラナガンが6位。
同じくアメリカのリンデンは7位でした。
日本人選手にも、まだまだ可能性はあるのではないですか。
高橋
私もマラソンを走り始めて3年半でシドニーオリンピックを迎えました。
東京オリンピックで活躍する選手も必ず育ってくると思います。
先日、サッカーの澤穂希さんと話をしました。
最後、ここぞという時に力を発揮できるのは、誰よりも練習したり、走りこんできたという自信、心が強い人が勝者になるという話をしました。
科学的なトレーニングも、もちろんいいですが、心がたくましい選手をつくりたい。
そういう選手に戻ってきてもらいたいと思います。
そういう意味ではこのコースは絶好の場所だと思います。
那須川選手も今回、初めて小出監督のメニューだけではなく、新たなメニューを開拓して臨んでいます。
ここで自信をつければ、東京まで視野に入れて頑張りたいと言っていました。
上を目指してほしいですね。
1号車
新浦和橋の下りに日本の吉田香織の姿が見えてきました。
優勝を狙っていましたが先頭との差は広がって、現在9位の吉田香織です。
去年、さいたまで日本人1位になりました。
さいたまがあったから一度は諦めかけたオリンピック。
世界選手権、その夢がちょっと近づいたと話していました。
高橋
意識が変わったと話していますからね。
1号車
吉田が那須川を追い上げて、どこまで接戦に持ち込むことができるでしょうか。
2号車
那須川が37kmを通過しています。
後半にアップダウンの多いさいたまで日本人先頭を走る十分なたくましさを見せつけていますね。
赤羽
このまま、この動きを続けて日本人トップでゴールをして、自信にかえてほしいと思います。
2号車
普段実業団で一緒に練習しているのは20歳代、バリバリ、東京オリンピックを目指す選手達ですと話していました、那須川です。
彼女達と練習していれば、2020年は、あっという間にくるのではないかと話していた那須川です。
先頭を走っています。
1号車
ダニエルは間もなく40kmを通過しようというところです。
目標にしていた自己ベストを更新して優勝フィニッシュできるか。
2時間15分46秒で40kmを通過しました。
この後、ペースを上げると自己ベスト更新もありますね。
2007年から4年間、日本の実業団に所属しました。
日本語は大体理解できますが、話すのは難しいですねと語っていました。
高橋
ありがとうという言葉が大好きでいつも周りに感謝をできる選手です。
1号車
静かで謙虚なダニエル、34歳です。
日本に来られてうれしいと話していました。
高橋
東京オリンピックにも特別な思いを持っている選手なので、ぜひ彼女のことを覚えてほしいです。
1号車
3位はジェプコエチです。
今、北浦和駅の前を通過していきました。
間もなく、さいたま新都心に戻ってフィニッシュを迎えようというところです。
気温も上がって来ました。
2号車
那須川は終盤、水を取らずに走っています。
赤羽
まだまだ元気な証拠ですね。
埼大通りはちょっと上りがあるので、またここでペースアップできたらいいと思います。
2号車
36歳、赤羽さんと同じ年の那須川です。
赤羽
年齢との戦いはあるのですが、そこをうまくやり方を変えて走れたというのが、すごくよかったと思います。
そこができないとつぶれてしまうのかなという印象を私は持っています。
2号車
埼大通りのけやき並木、上りに入って少し那須川も苦しそうになりました。
36歳ですが、さいたまの世界選手権選考レースで見事、日本人トップを走っています、那須川です。
バイクアナ
日本人2位の吉田香織です。
このコースで一番大変な新浦和橋。
それを過ぎたので、足にきているのでしょうか。
少しペースは落ちましたが、まだまだ諦めず、那須川を追っています。
自分の挑戦に終わりはない。
いつまでも走っていたい、そんな思いを持って進化する35歳です。
ふくらはぎが発達して、去年、はいていたジーンズがはけなくなったそうです。
1号車
先頭のケニアのダニエルが41kmを過ぎました。
まだ後ろを振り返ります。
2重3重の人垣ができています、埼玉です。
日本の滞在が長かったので、日本に来られてうれしいです。
私は決して速い選手ではなかった。
日本で強くなったんです。
日本の人達はみんな優しくて、私を助けてくれた。
そう感じているのではないでしょうか。
ダニエルの勝因は何でしょうか?高橋
前半から苦しい表情していましたが、その中でも粘ってレースが動いた勝機を逃さなかった。
そこで決め切れたのが大きかったと思います。
夫と子供を養っていくお金を稼ぐ手段はこれしかない。
そんな思いがハングリー精神が強さを引き出したのだと思います。
2号車
美しいけやき並木の下で快走を見せています。
日本人1位の那須川です。
後ろからオーストラリアのキャシー・フィンが頑張っています。
この順位を変えずにフィニッシュまで行きたいですね。
小出義雄代表の指導を受けて19年目、那須川がまもなく北浦和の駅前に到着します。
後ろからキャシー・フィンも来ていますが、那須川、全体5位、日本人トップの位置を守っていけるでしょうか。
39kmの通過を迎えます。
1号車
先頭は間もなくフィニッシュテープを迎えようというところです。
後ろは来ません。
東京オリンピックで私が代表になって頑張る。
東京には特別な思いがある。
金メダルを取りたいと話していたチェイエチ・ダニエル。
栄光の初優勝のフィニッシュテープは、もう目の前です。
菅谷
残り400mを切りました。
最後のカーブを曲がってその先にさいたまスーパーアリーナが飛び込んできます。
かつて日本の実業団に所属していたこともあります。
だからこそ4年後の東京オリンピックの舞台に立って2大会連続のケニア人、金メダルを目指したいと話していました。
チェイエチ・ダニエルが最後のカーブを曲がりました。
その目に、さいたまスーパーアリーナが飛び込んできました。
自己ベストは2時間22分44秒。
2014年パリマラソンで優勝した時でした。
自己ベストのペースでこのさいたまを走ってきました。
今までマラソンは10戦走って5勝です。
第2回さいたま国際マラソン、ダニエルがトップでフィニッシュ。
優勝はケニアのチェイエチ・ダニエルです。
チェイエチ・ダニエルが日本の実業団でスピードを磨いたダニエルが2時間23分18秒。
11戦走った中で、2番目のタイムでさいたまを制しました。
2号車
那須川が並ばれました。
オーストラリアのキャシー・フィンに並ばれました。
キャシー・フィンが元気になりましたね。
那須川もフィンに追いつかれて、また表情に少し力が宿ったように見えます。
赤羽
残り2.5kmです。
ここは意地の勝負です。
2号車
大阪や名古屋よりもアップダウンの厳しいコースです。
赤羽
この順位1つは大きいので、ここは勝っていきたいですね。
2号車
追いつかれましたが、抜かれることはありません。
これが意地でしょうか。
マラソンでの日の丸を背負った経験はありません。
マラソンで初めて日の丸を背負いたい。
そこに向けての意地です。
赤羽
力強い走りです。
きちんと切り替えられていると思います。
2号車
フィンはオーストラリア空軍で、フィジカルトレーナーを務めています。
那須川も粘る。
決して前には行かせない。
これが那須川瑞穂の意地です。
この2人の争いがフィニッシュに向けて続いていきそうです。
これが全体の5位争いです。
菅谷
さいたまスーパーアリーナのフィニッシュ地点。
2位のエチオピア、アマネ・ゴベナの姿が見えてきました。
さいたまに苦しめられました。
さいたま国際マラソン、2位でフィニッシュしたのは、エチオピアのアマネ・ゴベナです。
リオデジャネイロオリンピックに出ることはできませんでした。
だからこそエチオピア代表としてロンドンの世界選手権、そして東京オリンピックを目指しています。
2号車
フィンがここで前に出ました。
キャシー・フィンがスペシャルドリンクを口に含んで那須川の前に出ました。
ただ、那須川もついて行きます。
離されることはありません。
赤羽
スペシャルドリンクを那須川選手、取れなかったのか、あえて取らなかったのか分かりません。
2号車
残りあと2kmをきっています。
フィンも苦しそうですね。
顎が上がっています。
赤羽
那須川選手はまだまだ落ち着いて、しっかり腕も振れているので、まだ分からないと思います。
2号車
来年のロンドン世界選手権の代表争い。
そのテーブルには、このまま行くと那須川瑞穂、日本人先頭でそのテーブルに上がることになるでしょう。
また、フィンとの距離が縮まった。
那須川が並びました。
これが那須川瑞穂の意地です。
岩手県出身。
那須川瑞穂、決してフィンに離されることはありません。
表情を見る限り非常に冷静ですね。
赤羽
いい結果に結びついていること、自信を持ってラストスパート。
スピードのある選手です。
ラストスパートでかわしてほしいですね。
2号車
フィンがまた前に出ましたが、那須川、ついていきたい。
フィンのペースが上がったか。
ついていきたい那須川です。
全体5位でフィニッシュしたい那須川です。
最後は意地の戦いになっています。
東京オリンピックの時、私は2020年の8月、40歳。
そう笑いました。
しかし、何としてもかかわりたいと話した那須川です。
菅谷
3位でフィニッシュは、ケニアのモニカ・ジェプコエチです。
フィニッシュラインを迎えてゆっくり歩きました。
そして今、立ち止まりました。
それだけのテクニカルなコースが、さいたま国際マラソンのコースです。
その後ろはハブタムです。
エチオピア出身のハブタム。
日本では2012年の東京マラソンで優勝しました、ハブタムです。
出産を挟んで、再びマラソン界に戻ってきました。
そのハブタムがさいたま国際マラソン、4位でフィニッシュしました。
ここまで4人のランナーが42.195kmを走り切っています。
優勝しましたチェイエチ・ダニエル選手に日本陸上競技連盟・横川浩会長から月桂冠が贈られます。
菅谷
チェイエチ・ダニエル選手に月桂冠が贈られました。
そして、りそなグループ賞として東和浩取締役兼代表執行役社長からトロフィーとそして、りそにゃのぬいぐるみが贈られます。
優勝したチェイエチ・ダニエル選手に対して表彰が贈られました。
2号車
残り1kmを切っています。
赤羽
最後は右折してゴールに向かいますので、右折してからが勝負です。
どちらもキツそうです。
ラストは意地ですね。
どちらが勝ちたいという思いが強いかです。
2号車
那須川が前に出るか。
ただフィンもそれを許さない。
那須川が少し前に出た。
ここで那須川がフィンの前に出ました。
小出代表からは最後にもう一度、花を咲かせよう言われています。
皆さんへの感謝の気持ち、何より自らが納得できる走りができるまで那須川瑞穂は走り続けます。
またフィンが出た。
那須川、負けたくない。
どうだ?さぁ最後の最後まで2人の争いは続きます。
赤羽
ここでラストスパートです。
菅谷
日本の那須川瑞穂が一歩、前に出ました。
キャシー・フィン、苦しくなった。
眉間にしわが寄っている。
那須川瑞穂。
小出義雄代表の指導のもとで19年那須川瑞穂、25kmから日本人トップの座をつかみました。
そして激しい5位争いを演じてきました。
那須川瑞穂が今、さいたま国際マラソン、5位でフィニッシュです。
日本人トップ、那須川瑞穂。
このさいたまからロンドンへ向けて名乗りをあげます。
最後は激しい5位争いでした。
聞き手
優勝しましたチェイエチ・ダニエル選手です。
長くいた日本での優勝、特別な思いがあるのではないですか?ダニエル
今日、さいたま国際マラソンで優勝できたことをうれしく思っています。
しばらく優勝から遠ざかっていたので優勝を日本でできたことをうれしく思います。
聞き手
ケニアで待つ5歳の息子さんも喜んでくれているのではないでしょうか?ダニエル
彼もとても喜んでくれると思います。
早く伝えたいと思います。
聞き手
優勝したチェイエチ・ダニエル選手でした。
本当におめでとうございます。
ダニエル
ありがとうございます。
菅谷
ダマンツェビッチが7位でフィニッシュしています。
日本人トップは、全体の5位に入りました那須川瑞穂、2時間33分16秒でした。
過酷なコースを日本人トップとしてフィニッシュを迎えました、那須川瑞穂です。
今日は、お父さん・ひさおさんの62歳の誕生日です。
その誕生日を祝う形、それが日本人トップの那須川瑞穂です。
大きな拍手に包まれています。
ケニアのケバソです。
広島県世羅高校に留学生としてきました。
ケバソが8位でフィニッシュしました。
2時間35分53秒です。
今、那須川瑞穂が笑顔で電話をしています。
目頭が熱くなっているでしょうか。
日本人トップ座は那須川瑞穂です。
さいたま国際マラソン、暑い中での戦いになりました。
その中で世界への速さを見せつけたのは日本の実業団でスピードを磨いてきたチェイエチ・ダニエル。
そして日本の那須川瑞穂が5位に入りました。
来年のロンドン世界選手権に向けて名乗りを挙げました。
ロンドン世界選手権は来年8月4日開幕です。
間もなく吉田香織がフィニッシュを迎えようとしています。
2016/11/13(日) 09:00〜11:50
読売テレビ1
りそなグループスポーツスペシャル 第2回さいたま国際マラソン[字][デ]

さいたま国際マラソンの生中継!陸上世界選手権の女子マラソン代表選考レースの1戦目…リオ五輪を終え、次なる目標2020東京五輪への第一歩です

詳細情報
番組内容
「第2回さいたま国際マラソン」は来年ロンドンで行われる世界選手権の女子マラソン代表選考レース3大会の1戦目。世界選手権経由で2020東京五輪を夢見る女性ランナーの勝負の舞台です。注目は昨年の日本人トップ吉田香織。市民ランナーの星として更に進化し夏の北海道マラソンも制した勢いで、ここから世界を狙います。また高橋尚子の師匠・小出義雄が育てた那須川瑞穂は競技人生の集大成として日本代表へ挑戦します。
出演者
【1号車メイン解説】
高橋尚子(シドニー五輪マラソン金メダル)
【2号車解説】
赤羽有紀子(北京五輪長距離代表/世界選手権マラソン5位)
【実況】
蛯原哲
菅谷大介ほか
音楽
【日テレ系女子駅伝・マラソン中継応援ソング】
「Keep It Up」西内まりや