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字幕書き起こし ちびまる子ちゃん【山田、はさまる/冬の流れ星の巻】 2016.11.13

(山田)みんな『ちびまる子ちゃん』が始まるじょ〜。
アハハハ!
土曜日
(ナベちゃん)山田〜しっかり守れよ!
(山田)アハ!任せるじょ〜!
(内田)遊んでないでちゃんと掃除してよ!
(ナベちゃん)よ〜しいくぞ!それ!
(若林)よっ!
(山田)オーライオーライオーライおお…。
(かよちゃん)うわっ。
(4人)危ない!
(ぶつかる音)
(かよちゃん)痛たた…。

 

 

 


(山田)あっ…。
(内田)大丈夫?早く保健室に。
(内田)もう!掃除サボってケガさせるなんて!悪かったじょ。
ごめんなさい。
(まる子)何かあったのかな?
(はまじ)さくら穂波。
(2人)うん?
(はまじ)でっかいちょんまげ〜。
(2人)アハハハ…!
(はまじ)このちょんまげが目に入らぬか〜!うん?アハハハ!アハハハ!
(小長谷)何笑ってるのよ!
(内田)まったく反省してないみたいね!行きましょ!
(山田)あっ違うんだよ。
浜崎君が…。
(チャイム)男子たちったらひどかったわね。
あっかよちゃん。
大丈夫?
(かよちゃん)うん。
痛そう…。
(かよちゃん)大したことないよ。
謝るじょ〜。
(若林)山田帰ろうぜ。
あっちょっと待っててね。
(前田)あんたたち!掃除サボってたんだって!?何だようるせーなー。
どうしてちゃんとやらないの!?
(山田)あっ…。
(前田)ちょっと山田聞いてるの!?
(山田)ああ〜…。
(前田)掃除っていうのはね人生の基本なのよ。
(女性)でもねだいぶ良くなってきたみたいよ。
そう。
早く退院できるといいわね。
(女性)ええ。
ホントに。
おいらも花を持ってお見舞いに行くじょ〜。
(山田)ただいま〜!いってくるじょ〜!
(山田の母)笑太!ご飯は?う〜ん…。
う〜んと…。
いい花がないなあ。
あっ行き止まりだ。
あっ!うんとうんと…。
うんと…う〜んと…。
あっ!あったじょ〜!届かないじょ…。
ううう…。
うぎぎ…。
はっ!うう…。
駄目だ。
入れないじょ。
うぎぎ…。
あれあれあれあれ?ぬ…抜けない…ああ抜けないよ!お煎餅とお茶を持ってきたんだ。
(たまえ)私もクッキーと紅茶を持ってきたよ。
リンドウの花を見ながらおやつだなんて最高だね。
・お〜い。
(2人)うん?何か声が…。
・誰か〜助けておくれよ〜。
この声…。
(2人)山田!?ええ〜っ!?山田…。
(山田)誰?誰だい?山田…。
あんた何やってるの?あっその声は!こんな穴から入れるわけないじゃん。
そうだよ。
向こうから入れるのに。
えっ!?行っちゃうのかい?見捨てないでおくれよ!待っておくれよ!さくら〜!穂波〜!あっ。
あれ?さくら穂波どうしてこっちにいるんだい?あっちに入れる所あるって言ったでしょ。
(山田)あっそうだったのかい。
アハハハ!アハハハ!
(山田)ぐぐぐ…。
痛っ痛たた…痛い〜。
抜けないね。
引いて駄目なら押してみよう。
うん。
(山田)痛たた!痛い痛い…痛いじょ〜!駄目か。
(おなら)
(山田)ごめんよ〜。
困ったね。
私大人の人呼んでくるよ。
そうだね。
頼むよ。
うん。
(山田)さくらどこにも行かないでおくれよ。
心配しなくても見捨てたりしないよ。
(山田)さくら…。
うん?
(山田)おなか減ったじょ〜。
(おなかの鳴る音)はい。
あ〜ん。
《あ〜あ。
せっかくたまちゃんと食べようと思ってたのに》
(山田)おいしいじょ〜。
そりゃよかったね。
(山田)さくらもう一枚ちょうだい。
はいはい。
さくらもう一枚。
あんたちょっとは遠慮しなよ。
あ〜ん。
分かったよ…。
ああ〜。
喉渇いたな。
さくら飲み物欲しいじょ〜。
ホントずうずうしいね。
頼むよさくら〜。
ハア…はい。
(山田)ありがと。
あちあちあち…。
熱いじょ〜。
さくらフゥフゥしてくれよ〜。
ええ〜っ!?しょうがないね〜。
フゥ〜フゥ〜。
さくら…おいら一生このままなのかな?えっ?そんなことあるわけないじゃん。
もし一生このままだったら時々遊びに来てくれるかい?分かったよ。
時々来るよ。
ありがとう。
おいらうれしいよ…。
山田…。

(たまえ)まるちゃーん!ほらたまちゃんが助けを呼んできてくれたよ。
もう安心だよ。
うん。
たまちゃん!えっ!?中野さん?
(中野)まるちゃん…大変なことになりましたね。
後でまるちゃんのおじいちゃんも来るよ。
えっ!?まるちゃんのおじいちゃん何か滑りやすくなる物取ってきてくれるって。
《おじいちゃんと中野さん…》どう?中野さん。
(中野)ひゃっ!ええ…あの…。
(中野)《かわいそうに。
早く何とかしてあげないと》よ〜し。
せーの…フン!ううう…!ううう…!中野さん!頑張って!駄目です…。
面目ない…。
うん?あれ!?どうしたの?中野さん。
(中野)ぬ…抜けないんです!
(たまえ・まる子)ええっ!?中野さんまで挟まってどうするの!?す…すみません…。
(中野)《落ち着け…》あっ!抜けました!
(2人)アハハハ…。

(友蔵)おーいまる子!うん?
(友蔵)これでどうじゃ!
(友蔵)これを掛ければ滑りやすくなって抜けるはずじゃ!それお姉ちゃんのサラランシャンプーだよ。
えっ?使ったら怒られるよ〜。
しまった…。
わしとしたことが…。
早く助けておくれよ!まる子使おう!山田君のために!うん使おう!
(友蔵)いくぞ山田君!いやはは…。
うん…いい匂いだじょ〜。
これでよし!山田君どうじゃ?う〜ん…抜けないじょ〜。
駄目か…。
お姉ちゃんのシャンプーを無駄にしただけであった
きっと罰が当たったんだじょ〜。
うん?そうだ。
さくらここに山田を連れてきておくれ。
はあ?山田はあんたでしょ。
違う違う。
おいらがケガをさせた女子の山田だよ。
(かよちゃん)山田…大丈夫なの?うん。
さっ山田。
あの…えっと…。
《やっぱり花がないと…》
(山田)うう〜ん!ぐぐぐ…!あちち…!うぎぎ…!あややや…。
(たまえ・まる子)わあ!抜けた!やったー!ああ!ケガをさせて悪かったじょ。
ごめんなさい!もう大丈夫だから気にしないで。
それより助かってよかったね。
うん!わ〜い!わ〜い!
本当によかったと思うまる子たち
しかしシャンプーを勝手に使ったまる子と友蔵はこの後お姉ちゃんに散々謝らなければならないのであった
(さきこ)こら〜!
(2人)ごめんなさ〜い!
(戸川)今度の流星群は夜の8時半ごろから活発になるようですからおうちの人と一緒に見てみるのもいいでしょう。
(チャイム)流星群か。
うちからでもちゃんと見えるかなあ。
(長山)見えるよ。
流れ星がたくさん見られるのが流星群だからね。
そうだよね。
よかった。
でもねお薦めは土手沿いだよ。
周りが暗いから小さい星でも見やすいんだ。
へえ〜そうなんだ。
さすが長山君物知りだね。
いやあ。
土手かあ。
じゃあその日はおじいちゃんあたり誘って行ってみようかな。
(友蔵)よし!まる子すぐに出発じゃ!
(一同)ああ…。
ちょっとおじいちゃん。
流星群は夜来るんだから今土手に行っても見られないよ。
しかも今日じゃないし。
おお…そうか。
待ち遠しいのう。
せっかくだからさ待ってる間にまる子願い事考えてメモしておいたよ。
(ヒロシ)へえ〜。
あっ。
(ヒロシ)どれどれ。
「プリン食べたいケーキ食べたい」「ハンバーグ食べたいおすし食べたい」「お金持ちになれますように」「勉強しなくても良い点取れますように」「小鳥が飼えますように」
(一同)ああ…。
こりゃ確かに星に願った方がいいかもなあ。
そうでしょ?あたしゃ真剣なんだよ。
(すみれ)勉強もこれくらい真剣にやれば星に願わなくてもいい点取れるんじゃないの?うっ…。
もっともな意見である
でも願い事って星が消えるまでに言い終わらないといけないんじゃないの?それ全部いっぺんに言えるの?うっ…。
そうだね。
まだ何日かあるから言えるように頑張って練習するよ。
おお!わしでよければ力になるぞ!
翌日
(友蔵)シュ〜。
何か違うな。
おじいちゃん。
もっと星になった気持ちでやってみて。
「星になった気持ち」?
(友蔵)《星じゃ。
わしは星になるんじゃ》《キラッキラキラキラキラキラキラキラ〜ン!》
(友蔵)シュッ!それだ!いいよおじいちゃん。
プリンケーキハンバーグおすしお金テストの点数小鳥!
(友蔵)《うっ…いかん!肩が!》うっ…。
おじいちゃん!えっ!?行けなくなっちゃったの?
(おばあちゃん)そうなんじゃ。
ちょっと急な用事でね。
遅くなりそうなんじゃよ。
おじいちゃんだけでも…駄目?無念じゃ!まる子許しておくれ!じゃお姉ちゃん一緒に行こうよ。
ごめんね。
よし子さんと一緒に見る約束をしているの。
え〜!じゃあお母さんは?何も土手まで行かなくてもうちの庭から星はじゅうぶん見られるでしょ。
やだやだ!土手の方が暗くてよく見えるって聞いたんだもん!お父さんは?えっ!?俺?めんどくせえなあ。
流星群はなかなか見られないんだよ。
毎日土手に連れてけって言ってるわけじゃないんだからさ。
ねえお願い!
(ヒロシ)う〜ん。
きっと奇麗だよ〜流星群。
お父さんが生きてるうちにあと何回見られるか分かんないんだからさ〜。
見ておかないと損だよ!ああ…。
しょうがねえな。
行くか。
ホント?やったー!やったー!お父さんありがとう!よかったのう。
ホントによかった。
ああ…。
流れ星が来たらお父さんにも何かいいことあるように願ってあげるよ。
ハハハ…そりゃどうも。
お父さん約束だからね。
へいへい。
ちゃんと暖かい格好で行くのよ。
もちろんだよ。
そうだ。
色々準備しておかないといけないね。
手袋とマフラーもあるし温かい飲み物は行くときに水筒に入れてもらえばいいし忘れ物なしっと。

(ヒロシ)おいまる子。
うん?カイロ持って行けよ。
風邪ひかねえようにな。
わあありがとう!気が利くねえ。
はあ〜ますます楽しみになってきたよ。
まる子や。
これ。
あってるてる坊主だ!天気予報だと曇りになるかもしれないって言ってたからのう。
わ〜ありがとうおばあちゃん。
フフッ。
頼むよてるちゃん。
えーっ!?仕方ねえだろ話があるってんだからよ。
真面目な話みてえだから聞いてやらねえと。
山ちゃんと飲むのなんていつでもできるじゃん!流星群は今日しか見られないんだよ!?そんなこと言っても仕方ねえだろ。
さっき電話がきたんだよ。
どうしても今日がいいってよ。
そんなあ!ひどいよひどいよ!今日は流星群を見に土手に行くったら行くの!行〜く〜の〜!流れ星は庭からでも見えるでしょ。
やだやだ!土手から見るの〜!うるさいっ!駄目なもんは駄目だ!先に約束してたの山ちゃんじゃなくてまる子なのに…。
ああ〜!うっ…。
すまんまる子!わしが行けないばっかりに…。
ごちそうさん。
(泣き声)・
(女の子)ありがとうお父さん。
うん?楽しみだね〜流れ星。
ああ…。
《うるさいっ!駄目なもんは駄目だ!》ハア…。
ただいま。
まっまる子や…。
うわおじいちゃん!あれ?用事があったんじゃなかったの?早めに済んだから急いで帰ってきたんじゃよ。
はっ走り過ぎて危うくまた星になるところじゃったわい。
えっ?じゃあもしかしてまる子と一緒に流星群を見に行けるの?そうじゃよ。
うわ〜やった〜!やった〜!おじいちゃんありがとう!よし子さん風邪で行けなくなっちゃったからあたしも一緒に行くよ。
本当?
(すみれ)よかったねまる子。
ねえどうせなんだからお母さんも行こうよ。
みんなでさ。
そうねえ。
じゃあそうしようかしら。
やった〜!家族で星を見るなんて案外ないもんねえ。
(さきこ)どうせだったらお父さんも一緒に見に行けたらよかったのにねえ。
フン!いいんだよお父さんなんて。
(雷鳴)雨…。
これじゃ星は見えないわねえ。
もしかしたら雨が上がったら見られるかもしれんぞ。
まる子もう寝るね。
ヘヘヘ…飲み過ぎた〜。
山ちゃんの話を聞いてたとこまではよかったんだけどなあ。
《ああ…う〜ん》
(男性)《よお!飲んでるか〜?俺の酒も飲んでみなよ》
(ヒロシ)よく分かんねえ親父に絡まれて愚痴と説教聞かされて。
ハア…。
うまい酒も台無しだぜまったく。
うっ…冷てえ。
うん?雨降ったのか。
おっ!おおすげえ星だな。
おっ!流れ星。
うん?悪かったなあ…。
うん?雨上がったばかりなのか。
あっもしかして!・
(床のきしむ音)何!?ギャー!!ヒャ〜!!何だまる子か。
フン!何さ驚かさないでよね!まる子流れ星見たか?ちょっと来い。
何?私眠いんだけど。
見てみろ。
うん?うわあ!奇麗だね〜。
うん?はあ〜。
うん?お父さん寒くないの?うん。
酒飲んでっからあったかいんだ。
そっか。
(ヒロシ)おお!あっ!お父さん今の見た?おう!流れ星見えたな!うん見えたね!
(ヒロシ)おっまた流れた!あっあっちにも!
(ヒロシ・まる子)アハハハ。

家族の笑顔がどんな流れ星よりも輝いている冬の夜なのであった
まる子をたたいておばあちゃん。
テレビが映らないとたたいて直すでしょ。
あたしの頭も調子悪いんだ。
誰も文句を言わない占いを作りたいんだけど全然思い付かないよ。
次回の『ちびまる子ちゃん』は…。
お楽しみにね。

(サザエ)サザエでございます。
・「お魚くわえたドラ猫」2016/11/13(日) 18:00〜18:30
関西テレビ1
ちびまる子ちゃん[字][多][デ]【山田、はさまる/冬の流れ星の巻】

『山田、はさまる』の巻
『冬の流れ星』の巻

詳細情報
番組内容
 山田、あたしアンタの事、お星様にお願いしてみるよ。どうか山田が助かりますようにって。一生そんな恰好のままじゃあんまりだもんね。大丈夫。今夜たっくさん星が流れるんだって。
 今回のちびまる子ちゃんは『山田、はさまる』『冬の流れ星』の2本だよ。お楽しみにね。
出演者
まる子: TARAKO 
お父さん: 屋良有作 
お母さん: 一龍斎貞友 
おじいちゃん: 島田敏 
おばあちゃん: 佐々木優子 
お姉ちゃん: 豊嶋真千子 

ほか
スタッフ
【原作】
さくらももこ 

【OP曲】
「おどるポンポコリン」 

【END曲】
「100万年の幸せ!!」 

【脚本】
春名功武 
加賀未恵 

【絵コンテ】
堂山卓見 
青木佐恵子 

【演出】
野田泰宏 
青木佐恵子 

【作画監督】
あべじゅんこ