(寝息)・
(女性たち)キャ〜!
(リュート・シュヴァル)ん?
(シュヴァル)何?今の。
(リュート)何だろうな?行こうぜ。
ん?ほれほれ。
(ナビルー)ん?クンクン…う〜…。
このまま連れていこう。
(女性たち)キャ〜!
(ピンク)あんたたちかわいくなりたいかーい!?
(女性たち)なりたーい!
(リリア・ロロア)ピンクさーん!
(ヴラウ・リリアの母)こっち向いて!
(ナビルー)何なんだ?出た押し売りピンク爆弾。
押し売りピンク爆弾?それはリュートが勝手に付けたあだ名。
村長の古くからの知り合いでたまに来る行商の人なんだけどちょっと変わってて。
ちょっと〜?ダイナマイト級だピンク爆弾は。
・
(ピンク)誰が爆弾だって!?冗談は顔だけにしときなリュート。
げっ…。
かわいくなりたきゃ金出しな。
(女性たち)キャ〜!
(言い争う声)
(ガミガミ)われを忘れて暴走しておる。
(ダン)みんな下手に近づくんじゃないぞ!
(オムナ)今回も大盛況じゃのう。
今日のためにこつこつへそくりをためててくれたかと思うと泣けるねぇ…。
じゃんじゃんバリバリ稼がせてもらうよ!お…お手柔らかに頼むぞ。
ベージュはよしときな。
顔がさらにでかく見えるよ。
赤にしときな。
あんたはこっちだよ。
体形を隠そうとするのはいいけど太って見えるっていいかげん学びな。
あんたはこれにしときな。
たまにはおしゃれしないと亭主がよそ見するよ。
(リリア)さすが。
(ロロア)ピンクさんのアドバイスはいつも的確ですの。
しびれますの。
(ミル)あのうピンクさん…。
あたしに任せな。
(ミル)はい!ミルすっごくカワイイよ!お世辞はやめてよ。
うんとても似合ってるよ。
ありがとう。
リュート。
あんたは相変わらずぱっとしないね。
あたしの言うとおりにしないからだよ。
よ…よせよ!こんなの着たくないよ!
(ピンク)ちょっとは見られるようにしてやってんだからおとなしくしな!うえ〜…。
プ…ダッハッハッハ!
(3人)フフフフ…。
シュヴァルあんたはいつ見ても男前だね。
こうすればもっとよくなるよ!あたしがあと100年若かったらモーションかけてたよ。
あたしも100年前はイケてたんだ。
(リリア)100年前のピンクさん!?同一人物とは思えねえ。
時というのは残酷なのだ。
ほほうこれはまたアバンギャルドなアイルーだね。
え〜と…。
ああ!う〜ん…。
おっ。
一周回ってあんたはそのままでいいわ。
ニャグゥ!つまり直すところがないほどナビルーは完璧ということだな!しかし美とは移ろいやすいもの。
完璧さに磨きをかけるためにもナビルーもおしゃれするのだ!
(モカ)こんなの初めて見たニャ。
ん?触ってもいいかニャ?か…構わぬが。
嘘!?超柔らかいニャ。
よかったら着てくれニャい?私がデザインしたニャ。
あ…いいのか?
(モカ)じっとしてて。
売れ残りだから気にしないで。
で〜きた!ありがとう。
感謝するぞカワイイお嬢さん。
ウフフ私はモカ。
よろしくニャ。
ナビルーだ。
何で俺たちまで…。
こいつらは手足も同然!どんどんこき使っていいのだ。
フフフありがとうニャ。
みんなが手伝ってくれて本当に助かるニャ。
モカはずっとピンクさんのとこで働いてるの?ファッションが好きなのニャ。
旅ばっかりで大変だけど楽しいニャ。
主人の口が悪いのが玉にきずだけどニャ。
モカこの色違いをあるだけ出してやって!
(モカ)はーいニャ。
天使…。
働き者のいい娘だ。
あっナビちゃんモカに恋しちゃった?なっ!?図星みたいだね。
ニャグゥ!つまりそれはナビルーという一筋の流れ星がモカという一番星に出会った奇跡といえよう!一番星って梅干しの仲間か?俺酸っぱいの嫌い。
人の話を聞け〜!で星が何だって?星の話なんかしてない!恋だ!来い?どこにだよ?やれやれ…お子さまのリュートには理解できないのだな。
男が女を愛するときハートが熱く燃えたぎることを!分っかんねえ。
ナビちゃんはほれっぽいんだから。
そんじょそこらの空虚なラブとは違う。
広い世界の片隅で起きた奇跡のトゥルーラブだ!
(3人)はあ…。
お子さまには少し早かったかな。
ちょっと失礼。
変なやつ。
これなどお似合いですよ。
あっいつも変だから普通か。
・
(騒ぐ声)
(デンデン)そーれ!
(リンリン)む〜!こら!遊びたいなら買いなさい!
(リンリン・デンデン)あ…これ下さい。
毎度あり。
リリアあんたセンスあるよ。
(リリア)エヘ。
(ピンク)はい。
あんたたちよく頑張ったね。
ほらバイト代だよ。
取っときな。
おお!何と罪づくりな。
これ以上ナビルーを美少年にしてどうするというのだ!ありがとうピンクさん!リリアはライダーにならないんだって?仕事に困ったらあたしんとこに来な。
あんたならきっといい商売人になるよ。
フフフ…はーい。
おっ…。
あっ…。
モカ?あっナビルー。
今片付けが終わったところニャ。
つ…つらいのか?モカ。
えっ?う〜んまあ…。
仕事は好きだけどなかなか古里に帰れないのはちょっとつらいかもニャ。
古里…。
確か生まれた場所のことだな?大好きな人たちがいる場所ニャ。
大好き…。
今日は本当にありがとうニャ。
ナビルーと一緒に働けてすっごく楽しかったニャ。
今まで生きてきた中で一番幸せだ。
(ピンク)いいかい?みんなあたしがいない間におしゃれに手を抜くんじゃないよ!
(女性たち)はい!次来るまでにたんまり金ためときな。
(女性たち)はい!ピンクさんはるばるご苦労じゃった。
最近少し物騒でな。
念のため山を越えるまでノールを護衛に付けよう。
私たちもお供します。
えっ!?勝手に巻き込むな!モカ…。
《今日は本当にありがとうニャ》《ナビルーと一緒に働けてすっごく楽しかったニャ》《ナビルーとお別れするなんてつら過ぎる》《胸が張り裂けそうだわ》《でもそんなこと口が裂けても言えない…》《ナビルーに迷惑を掛けてしまうもの》ナビルーだってモカと別れるなんて考えただけで胸が張り裂けそうだ!だっ!ニャイーン!痛て…。
ナビルー今呼びに行こうとしてたんだよ。
ピンク爆弾もう行くってよ。
お裾分けだ。
ヴラウおばさんが餞別に作ったんだってさ。
ん?ドーナツだぞ。
いらないのか?お前にやる。
マジで!?ラッキー。
熱でもあんのかよ?重大発表だ。
ナビルーはモカと共に村を出る。
は?さらばだリュート。
ええっ!?ライドオン!リオレウス!ニャグゥ!えーっ!?ナビちゃん村を出ていくの!?少し長居し過ぎた。
そもそもナビルーは風の吹くまま気の向くままに土地から土地へと渡り行く風来坊。
お互い元の生活に戻るだけだ。
ナビルー…。
気持ちは分かるぞリュート。
ナビロスはかなりこたえるだろう。
しかし出会いがあれば別れがある。
仕方のないことだ。
最後にこれだけは言っておきたい。
お前はいい友だった。
だからお前とは涙の別れはしない。
どうか笑顔で見送ってくれ。
お前たちのことは忘れない。
ナビちゃんがいなくなるなんて。
一緒にいるのが当たり前だと思ってたしね。
(オムナ)《ジーニーストーン今日はお前たちがライダーになる日じゃ》《さて儀式を始めるぞ》《ん?》《あっ!》《しっ!》《こらリュート静かに!》《お…おお》
(オムナの祝詞)《あっ!》《はっ!》
(一同)《うん?》《ん?まだ終わっとらんが》《卵が勝手に動きだしてる》《絶好調じゃないですか!》
(3人)《お〜!》《卵だけにたまげたのう》《すっげえ!》《リュートぼーっとするな!卵を捕まえるんだ!》《あっ…待てー!》《ま…おっ待て!》《ちょっ…こら!あれ?》《ふんがぁ!》《はあ?》《何者だ!?名を名乗れ!》《それはこっちのせりふだ。
なぜ儀式の邪魔をした!?》《わざとじゃない!この村をたまたま通り掛かったらたまたま卵が!》《たまたまって…》《神聖な儀式の最中だ。
どこかよそへ行ってくれ》《シッシッ!》《失敬だな!こうなったら意地でも居座ってやる》
(おなかの鳴る音)《お前腹減ってんのか?》《う〜…どんな賢者も空腹には勝てぬ》《無念だ》《しょうがねえな…ほらやるよ》《お前いいやつだな!》《よし決めた。
しばらくこの村にいてやる!》《えっ?ホントか?》《…って何でだよ》《うまー!》《この素晴らしい食べ物は何だ!?》《えっ?ドーナツだろ》《ドーナツ!今日からナビルーの心の友にしよう》《おいこのドーナツが生えてる場所に案内しろ》《生えてないよヴラウおばさんが作ってくれたんだから》《ハハハ…お前変なやつ》《ナビルーは変ではない。
ナビルーなのだ!》《ナビルー?名前も変だな》《ハハハッ面白え》《お前よく食うな》《いつから食べてないの?》《海を渡ってから何も食べてないのだ》《海?海の向こうから来たの?》《島からだ》《島?》《そこがナビルーの古里なのね》《ふるさと?》《生まれた場所のことよ》《生まれた場所?生まれた場所などない》《お前生まれてないのか?じゃあお化けか?》《誰がお化けだ!こんな超絶イケメンをつかまえて》《イケメン?どこだ?》《ここ!イケメンここ!》《ねえ生まれた場所がないってどういうことなの?》《え…え〜とえ〜と思い出せない…》《個人情報は教えないのがナビルール》《そんなことよりドーナツをじゃんじゃん持ってこい》《ナビルーがおいしく食べてやる》あいつ出会ったときからずうずうしかったよな。
リュートはいいの?ナビちゃんいなくなっちゃうんだよ。
お互い元の生活に戻るだけだろ。
リュート…。
どこに行くのか知らないけど腹いっぱいドーナツ食えるといいな。
(ヴラウ)ナビちゃん本当に行っちゃうの?ナビルーに二言はない。
それがナビルール。
ドーナツが食べたくなったらいつでも帰っておいで。
ママさん…。
(ノール)おーいそろそろ出るぞ!名残惜しいが出立の時だ。
皆の者さらばだ!
(オムナ)達者でな。
(一同)さようなら!じゃあな〜!
(2人)えっ?リュートは?気を付けて行けよ!《ムフフフ絶好調!》《ナビルーとモカを乗せた恋愛特急号は幸せという名の終着駅を目指してひた走るのだ!》《ヌフフフ…》あっ…信じられん。
確かに涙は見せるなと言ったがなぜあんなににこやかに手を振れるのだ。
もう二度と会えないのに。
(シュヴァル)ナビルー。
ん?今ならまだ間に合うよ。
ナビルーに途中下車などない。
このまま終着駅まで…。
あっ…。
変な形の雲。
本当に行きやがって…。
これで思う存分ドーナツを独り占めできる。
ラッキー。
アハハハハ!《ドーナツだぞ?いらないのか?》《お前にやる》う…しょっぺえ…。
(ノール)危ない!うー!ライドオン!ドスランポス!
(ドスランポス)ギャ〜!何だ!?シュヴァルたちに何かあったんじゃ!?よし俺たちも行こう!
(ノール)くっ…!
(ノール)あー!グッドタイミングリュート!さすがはナビルーの一番弟子!誰が一番弟子だよ!このままじゃ…。
ナビルーに秘策がある!よし乗った!
(シュヴァル・リリア)えっ!?ちょっとリュート分かってんの!?何でもいい。
時間がないナビルーを信じる!リュート…。
皆の者ナビルー作戦G!何?
(シュヴァル)ナビルー作戦G?何だ?それ。
ナビルー作戦Gそれは気合だ!結局精神論かよ!
(ノール)リュート!よし今だ!崖に向かって押せ!何て命知らずな…。
絶好調だな!ハッハッハッハ!来てくれて…ありが…ありが…。
う〜!礼など断じて言わないぞ!ナビルーは心の底から怒っているのだからな!何でだよ?なぜあんな満面の笑顔で手を振れたのだ!?お前に心はないのか!?お前が笑顔で見送れって言ったんじゃないか。
そうだが…そうじゃない!こっちはお前に二度と会えないと思って…。
思って…うっ…。
男なら泣くな。
お前が言うな!俺は泣いてない。
ナビルーだって。
ホントはお前とさよならなんて嫌だ。
でも男が一度決めたこと。
ナビルーは旅立ちの決意を変えないぞ!俺だって快く送り出してやろうって決めたんだ。
だからお前も快く送り出されろよ!ナビちゃんとの恋を邪魔するつもりはないけど心の準備をする時間をあげてくれないかな?せめてあと数日。
ニャ?恋?私?ナビルーとどうにかニャるつもりとか全然ないニャ。
古里で彼氏が待ってるニャ。
ええっ!?
(モカ)まさかあのとき…。
(モカ)あくびして涙出ただけニャんだけど…。
誤解させちゃったのかニャ?ホントのこと知ったらナビちゃん傷つくだろうな。
モカお願いがあるんだけど。
世話になったね。
またねシュヴァル。
よし参ろうぞ。
われらの恋愛特急号へ!
(モカ)待ってニャナビルー。
ん?何だい?ハニー。
私はナビルーのこと好きだけどリュートとの友情を壊したくないニャ。
だから悲しいけどこの恋はお互い諦めましょうニャ。
さようならナビルー。
ガッ!ナビルー!?おいナビルー!モカちゃんありがとう。
ちょっとかわいそう。
(ピンク)男なんてあんなもんさ。
ハクム村はにぎやかだねぇ。
フフフ…変わってほしくないもんだ。
行くよモカ。
次の村がうちらを待ってるよ。
はいニャ。
(マネルガー)まさにユリイカ!まさにユリイカなのだ!
(イチビッツ)大事なことだから二度言いました。
モンスターを自在にオペレーション。
素晴らしい!実用的な研究サンプルを検出できそうだ。
元気出せよナビルー。
モカにはまた会える。
もう会いたいのだ!泣き顔不細工だなぁ。
ナビルーは美少年だ!泣かないでナビちゃん。
ほら元気ドリンコよ。
う〜ん…逆効果かも。
(リリア)えっ?ほーら揚げたてのドーナツよ。
待ってましたママさん!おっ元気になった。
ナビちゃんは花より団子ね。
ん?花よりタンゴ?オーレッ!…ってやらせるな!
(3人)アハハハハ!《古里…》《大好きな人たちがいる場所ニャ》アハハハ!アハハ!
(シュヴァル・リリア)フフフ…。
ナビルーさまがオトモンを解説するぞ。
みんなスマートフォンアプリメディアトリガーの準備はいいか?卵はもう手に入れたよな?さあオトモンの卵と絆あわせをしよう!いざ新生の時目覚めよ!今回のオトモンはドスファンゴ!でっかい牙だよな!普通のブルファンゴとは比べものにならないぜ。
猛烈な突進で獲物へまっしぐらだ!あのバカ力オトモンでも頼りになるよな。
来週はどんなオトモンが誕生するかな?俺リュート!オトモンとの絆を深めようとダン先輩の特訓に毎日ひーひー言ってるけど。
えっ?先輩の秘密?次回「ダンとシルバのゼッコーチョー!」にライドオン!2016/11/20(日) 08:30〜09:00
関西テレビ1
モンスターハンターストーリーズ RIDE ON[字][多][デ]
8話・ナビルーの恋 ハクム村にピンクさんがやってきた。コーディネート術に村は大賑わい!そんな彼女の下で働くアイルー・モカに、ナビルーは恋をして…!?
詳細情報
番組内容
ライダーとモンスターの壮大な冒険の物語!無限大の笑顔と感動へ、いま飛び立つ!
日本が待ち焦がれていた、世界的大ヒットゲーム「モンスターハンター」シリーズ初のアニメ化となる今作。
舞台は人間と共に、様々なモンスターが数え切れないほど息づく広大な世界。その世界ではモンスターを狩って生きるハンターという存在とともに、モンスターたちと絆を結び共に生きるライダーたちがいます。
番組内容2
ライダーたちは彼らだけが持つ絆石(きずないし)という特殊な石により、モンスターと絆を結び、共に生きていくことができるのです。このアニメは、そんなライダーたちの物語となります。
子どもたちの無限大の笑顔と感動に向かって飛び立つライダーとモンスターたちに、ぜひご期待ください!
出演者
リュート… 田村睦心
ナビルー… M・A・O
シュヴァル… 逢坂良太
リリア… 高橋未奈美
リヴェルト… 杉田智和
シモーヌ… 水樹奈々
アユリア… 牧野由依
オムナ村長… 後藤哲夫
ダン先輩… 柳田淳一
他
スタッフ
【原作】
CAPCOM『モンスターハンター ストーリーズ』より
【監修】
CAPCOM
【監督】
本郷みつる
【シリーズ構成・脚本】
高橋ナツコ
【キャラクターデザイン】
齋藤卓也
【音楽】
横山克
【アニメーション制作】
デイヴィッドプロダクション
【制作】
MHST製作委員会