(家康)いたずらに攻めかかるのはもうやめじゃ!真田丸がここにある限り埒が明かん!左衛門佐め…。
全く親子2代でてこずらせてくれるわ!
(正純)していかがなさいますか?エゲレスの大筒はまだか?まだ数日はかかりましょうな。
(家康)ただ待っておるのも癪だのう。
はっ。
夜を徹して鉄砲を撃ち込みますか?弾がもったいないわ。
30万の兵を3つに分け代わる代わる一晩中鬨の声を挙げさせよ。
かしこまりました!右大臣様はさぞ眠れぬ夜を過ごされるであろう。
(秀頼)見事であったぞ左衛門佐。
(信繁)ことごとく策が当たりました。
(秀頼)次はどうする?この勢いに乗って一気に茶臼山の家康の本陣に総攻めを仕掛ける。
ではないのか?そうやすやすと本陣を切り崩す事はできませぬ。
何度も繰り返せばよい。
そのつど我らの方にも手負いが出ます。
策とはただ戦に勝てばよいというものではございませぬ。
いかに味方の命を損なわぬか。
ここは守りに徹するのです。
城にいる限り我らは負けませぬ。
されどいずれ兵糧が…。
向こうが先に尽きまする。
焦る敵は必ず押し寄せてまいります。
それをまた討ち払う。
なすべきは城を守りきる事。
徳川が大軍をもって攻めようとも大坂城はびくともしなかった。
その事を天下に知らしめるのです。
さすれば敵の中に心変わりする者が必ず現れます。
徳川を見限り我らにつく者が。
それを待つのでござる。
攻めに転じるのはそれから。
私は父上が残されたこの城を守り父上が築かれた安寧の世を守りそしていずれ父上を超えたい。
この先も力を貸してくれ。
左衛門佐。
喜んでお手伝いつかまつりまする。
気になる事があれば何でも申せ。
私は言われて伸びる男ぞ。
では一つだけよろしゅうございますか。
何だ?殿様にはもっとご自身のお言葉の重みを知って頂きとうございます。
母上の事か。
此度の勝利は出城を築く事をお許し下さった殿様のお言葉があったればこそ。
最後に断を下すのはあくまでも大坂城の主たる殿様でございます。
お上様ではございませぬ。
よう申してくれた。
私のいけないところは…。
・
(鬨の声と太鼓の音)何だ?
(茶々)あれは?
(大蔵局)すぐに調べさせます。
・
(鬨の声と太鼓の音)
(大蔵局)何です?徳川勢が一斉に鬨の声を挙げているようです。
攻めてくるのですか?
(盛親)急ごう!様子を見てまいります。
(寸)どうしたらいいのでしょう。
きり様!
(きり)大丈夫!本当に攻めてくる時はあんなのんきな声は出しません。
私たちを怖がらせようとしてるんです。
いいですか怖がったら負けですよ。
(侍女たち)はい。
・
(鬨の声と太鼓の音)
(作兵衛)攻めてくる様子はありませんね。
こけおどしか。
恐れる事はない!野良犬たちが吠えているだけだ。
弱い犬ほどよう吠えるもんじゃ!・
(鬨の声と太鼓の音)皆を元気づけてやれ。
・
(鬨の声と太鼓の音)
(団右衛門)ワンワンワンワンワンワン!ワンワンワンワンワン!ワオ〜ン!ワンワン!
(笑い声)徳川め!尻尾丸めよったわ!
(笑い声)こちらは大丈夫そうだ。
そのようだな。
・
(鬨の声と太鼓の音)ワンワン!ワン!ワオ〜ン!
(茶々)敵もいろいろ考えてきますね。
真田丸を落とせなかった事がよほど悔しかったのでしょう。
大勝利!めでたい事じゃ!これからが正念場でございます。
よろしくお願いしますよ左衛門佐。
このような事早く終わらせて下さい。
それは徳川家康に言うて頂きとうございます。
私は戦にも政にも関心がありませぬ。
秀頼が無事であればそれで十分。
・
(鬨の声と太鼓の音)姉はそなたの事をそれは頼りにしています。
どうかよしなに。
お応えできるよう精進致します。
私にはあの人が死にたがっているように思えてならないのです。
心のどこかでこの城が焼け落ちるのを待っているような。
私たちの父も母も城と共に命を絶ちました。
姉も自分が同じ運命であると半ば信じています。
そのような事はひと言も…。
本心を語る人ですか?姉を救ってやって下さい。
(信之)平野殿がそこまで豊臣家の事を思っておられるとは意外でござった。
(長泰)賤ヶ岳の七本槍なんだよ俺は。
存じております。
7人のうち誰一人として秀頼公にお味方する者がいないとはどういう事だ!虎之助は死んじまったが市松も孫六も甚内も正之助もみんな豊臣を裏切った。
あの抜け作だって今じゃ徳川方だ。
だとしたらだせめて俺ぐらいは秀頼公のお役に立ちたいじゃねえか。
そうでもしなけりゃあまりにも太閤殿下がおかわいそうでさ…。
だからこうして柄にもねえ事を。
(泣き声)・
(綱家)殿。
(綱家)荷は全て船に積み終えました。
(こう)干し飯でございます。
道中お召し上がり下さい。
では参りましょう。
(稲)左衛門佐様を思うお気持ちは痛いほど分かります。
しかしこれはあまりにむちゃでございます。
分かっておる。
目をお覚まし下さい!稲…。
わしの一生に一度のばかを許せ。
これ以上何を申し上げても無駄のようですね。
出浦…。
(昌相)大坂へ行ってはなりませぬ。
おとなしゅうしてねば駄目ではないか!せっかく江戸の医者に…。
大坂へ行ってはなりませぬ。
もう決めた事なのだ。
もしこれが徳川に知れたら真田は終わりだぞ。
知られなければよい事だ。
徳川の目を盗んで城に兵糧を入れるなどできる訳があるまい。
やってみねば分からぬ!父上も源次郎もさんざんむちゃをしてきたではないか!わしだって一度くらいは!そなたの父はどんなにむちゃに見えても常に先を見据えていた。
お前がやろうとしている事はそれとは違う。
お前の父親が必死に守ってきた真田の家を滅ぼすつもりか!大坂に行ってはならん!このわしが行かせん。
先に行っておる。
すまん。
うわっ!
(綱家)この件について我が真田は一切関わりございませぬ。
(長泰)心得た。
兵糧は何としてでも大坂城に届けてみせる!何なんだこれは!
(内記)ハハハハ!
(作兵衛)若大手柄でござった!
(大助)もうよい作兵衛。
何しろ敵の目の前で旗を振って「高砂」を謡われたのですから!
(作兵衛内記)ハハハハハ!
(内記)わしも櫓の上から拝見しておりましたがいつ撃たれてもおかしくない中よう最後までやり通されましたな。
ハハハハ!
(大助)私の話はもう…。
(作兵衛内記)ハハハハハ!
(梅)でも母上はお怒りのようです。
どうした?
(春)何ゆえそのように危ない事を大助にさせるのですか!撃たれたらどうするのです!私も昔同じ事をやった。
正直お父上よりお上手でございましたぞ若。
(作兵衛内記)ハハハハハ!私は少しもうれしくありません!戦なのだから少々危ない目に遭うのはしかたあるまい。
大助はまだこれからが長いのです。
そういう危ない役目は老い先短い者がやればよいのです。
わしか…。
あっ!すまぬそういう意味では。
(笑い声)・
(ほら貝の音)・
(鬨の声とほら貝の音)今宵もか。
あれは何だ?
(作兵衛)あれでございますか。
ハハハハ!ここの土がなかなかいいもんで畑をこさえようと思いましてな。
畑?
(作兵衛)ええ。
籠城が長引くようなら自分らの食べる分は自分らで作るのも悪くないでしょう。
今から仕込めば夏ごろには青物がよりどりみどり!・
(鬨の声)
(又兵衛)何で討って出ねえんだよ!
(勝永)あんたは真田丸で好き放題やったからいいかもしれんが俺たちはまだろくに戦ってもおらんのだ!
(又兵衛)戦いてえんだよ!
(全登)ほかの牢人衆も同じ思いです!
(盛親)討って出るべきじゃ!いずれまた攻めてくる。
それまで待つのだ。
(秀忠)父上なぜ総攻めをお命じになりませぬ。
真田丸など一気に押しかかれば必ず落とせます。
(家康)将軍様は戦の何たるかを分かっておらんようだ。
(正信)あ〜…。
上様。
戦というものはただ勝てばよいというものではございませぬ。
いかに兵を損なわずに城を落とすか。
そこが肝要。
父上はどんな手をお使いになろうというのですか?あの手この手じゃ。
真田信尹を連れてまいりました。
(家康)ここに通せ。
はっ。
真田には真田をという事でございます。
信尹はしばらく徳川から遠ざかっていたが再び家康に乞われて戻ってきている。
(信尹)お召しにございますか?おぬしの力を借りる時が来た。
真田左衛門佐を調略せよ。
お断り致します。
(家康のせきこみ)まあそう言うな。
源次郎信繁は父親に似て度胸もあり知恵も働きその上我ら兄弟に似ず義に厚い男でございます。
寝返る事はまずないと。
わしはあれを買っておる。
寝返れば左衛門佐には…。
10万石を与えよう。
(茂誠)ではこれより城の内へ?大御所様にそう命じられた。
しかたあるまい。
(三十郎)しかし源次郎様がそんな話に乗りましょうか。
(信尹)信吉。
信政。
(信政)はい。
真田家の行く末はそなたたちに懸かっておる。
しかと頼むぞ!かしこまりました!城中に渡りをつけたい。
(信尹)では真田同士戦ってはおらんのだな。
(茂誠)真田丸を攻めるように命ぜられましたが出陣をする前に戦が始まってしまいました。
(信尹)何よりだ。
(指笛の音)叔父上が…。
(信尹)久方ぶりだのう源次郎。
お待ち申しておりました!
(作兵衛)今酒を持ってまいります。
いつ以来だ?ばば様の通夜以来ではないでしょうか。
そうなるか。
まっ一杯。
兄上の墓は九度山にあるのか?はい。
いずれ行かねばと思うている。
父も喜びましょう。
源三郎の倅たちに会うてきた。
大きゅうなっておりましたか?稲殿の息子の方が心配だな。
兄を立てるという事を知らぬ。
私の息子たちにも会って頂きとうございます。
大助であったか?大助と大八です。
おぬしの子じゃさぞ利発に育っておるのだろうな。
さて帰るか。
えっ?大御所様からの書状だ。
寝返った時の褒美が書いてある。
読まんでいい。
調略不首尾に終わりました。
(正純)もうよい下がれ。
御免。
(家康)食えぬ男じゃ。
さて次の一手は…。
大御所様は和睦を望んでおられる。
・和睦…。
一日も早く城内を和睦でまとめよとの事。
(有楽斎)難しいご注文ですな。
・
(正純)やって頂こう。
かしこまりました…。
和睦してはなりませぬ!真田丸で敵に痛手を与えた今こそ和議を結ぶまたとない折とは思わぬか。
思いませぬ。
(治長)左衛門佐殿はこの先いつまで戦い続けるおつもりか。
いずれは和議を結ぶ時が参りましょう。
しかし今ではない。
戦に勝ったのは我ら。
向こうが和睦を乞うならまだしもこちらから持ちかけては家康に足元を見られます。
戦に勝ったからこそ有利に話を運べるのではないか。
近々敵は更なる大軍勢で攻めてまいりましょう。
その時また勝てるとは限りませぬ。
負けてから和睦を乞えばそれこそ家康の思うがまま。
和睦致しましょう。
お待ち下さい!殿!和睦でございます!いま少し様子を見たい。
ここで籠城を続けていればやがて必ず我らの味方をする者が敵の中に現れる。
和睦?冗談じゃねえぞ!何で負けてもおらんのに和睦なんだ!その理屈が通じる方々ではない。
(盛親)秀頼公は何と?まだ考えておられる。
くっそ〜!佐助はおるか?
(風の音)
(佐助)お呼びでございますか?織田有楽斎が気になる。
動きを探ってくれ。
はっ。
(有楽斎)真田を信じてはなりません。
左衛門佐はまだ戦は始まったばかりと申しておった。
(大蔵局)あの者たちは戦が大好きなのです。
もう戦いたくてたまらないのです。
口車に乗ってはいけません。
我らは既に勝ったのです。
兵の命を無駄にしてはなりませぬ。
今こそ和睦する時。
亡き太閤殿下もそうなされたはずです。
殿ご決心を。
(治長)とうとう殿は押し切られてしまった。
我が母と有楽斎殿にああも強く言われればしかたなかろう。
まことに面目ない。
左衛門佐。
なんとかならぬか?ここからはお一人で。
お上様のお望みです。
・
(鬨の声と太鼓の音)真田左衛門佐でございます。
・
(茶々)待っておりました。
ご無礼つかまつる。
私にはよう分かりませぬ。
何ゆえあの者たちは和睦したがるのです?恐らくこれからも勝ち続け我ら牢人衆が力をつけるのが恐ろしいのでございましょう。
せっかく豊臣のために力を尽くしてくれているというのにおかしな話じゃ。
秀頼公をお説き伏せ頂きたい。
まことの事を言います。
私は秀頼と一緒にいられればそれでよいのです。
この城だって手放せというのなら手放しましょう。
どこか遠くの小さな国へ移ってそこで皆で暮らせればそれ以上は望みませぬ。
私と秀頼と…。
そして左衛門佐がおれば。
お上様それはお心にとめておいた方がよいかと。
あらそうですか。
味方の士気に関わりますゆえ。
先の件何とぞお願い申し上げます。
お任せなさい。
和睦はなりませぬ!
(大蔵局)お上様!
(茶々)左衛門佐が戦を続けると申しておるのです。
それに従っておけばよい。
しかし右大臣様は既に和睦とお決めあそばされました。
私は右大臣秀頼殿の母なるぞ。
(秀頼)母上…。
断を下すのはあくまでも大坂城の主たるこの私です。
そうであったな左衛門佐。
(茶々)そなたを産んだのは誰じゃ?我こそがこの城のまことの主ぞ。
断は私が下します。
(茶々)和睦は決してなりませぬ!
(秀頼)左衛門佐。
母を説き伏せたのはそなただそうだな。
左衛門佐に頼んだのは私でございます。
殿。
左衛門佐を責めてはなりませぬ。
己の言葉の重みを知れと申したのはそなたではないか。
一体何がまことなのじゃ!断を下すべきはもちろん殿でございます。
しかしその断が誤りであれば私はいかなる手を使っても食い止めまする。
私は戦に勝つためにここに参ったのでござる。
御免。
(勝永)お前敵陣に斬り込むそうだな。
あっもうお耳に?夜討ちをかけると聞いたが。
あ〜それは話が大きくなってるな。
(又兵衛)いつだ?今夜。
(全登)今夜!?場所は?本町口の辺りにしようかと。
(与八)これうちの頭からです。
何でしたっけ?
(与左衛門)いわしを南蛮の酢に漬けたもんだ。
いい加減に覚えろ!
(与八)すいません!あっ!くれぐれも真田様にはご内密に。
(全登)許しをもらっておらんのか。
さようで。
(又兵衛)いいんだよあいつは。
何となく成り行きで総大将みたいな事になっておるが全く違うから。
(又兵衛)団右衛門。
はっ。
俺たちも一緒に行っていいか?ええっ!?夜討ちに加わりたい。
(又兵衛)こちとらな暴れたくてうずうずしてるんだ。
和睦するとかしないとかいつまでたってもはっきりせぬ!
(又兵衛)結局どうなった?
(重成)よく分かりません。
じっと待ってるのはもう飽きた!すまぬがちとよいか。
(又兵衛)どうした?長さん。
話が違う。
何ゆえこの男の下で戦わねばならんのだ。
わしは仮にも長宗我部家の当主である。
あんたそういうところあるな。
これにて。
(又兵衛)バテレンさんは?今夜は駄目だ。
まさか…。
ミサがある。
すまぬ。
(又兵衛)てめえ!
(勝永)放っておけ。
お前は?お供致したい!という訳で俺たち3人今夜だけお前の家来だ。
行こうぜ侍大将!いや〜侍大将!本町口というと敵は蜂須賀か…。
止めるのなら今のうちだぞ。
確かに毎晩あの雄たけびを聞いていると気がめいってくるのはよく分かる。
気分を変えるのもよいかもしれんな。
(鬨の声とほら貝の音)
(又兵衛)行くぞ!
(勝永)総大将の掛け声で一斉に飛び出すぞ。
(鬨の声とほら貝の音)あ…。
何だよ?ちょっと暴れてくるだけだ。
誰も責めてはおらぬ。
私も加えてくれ。
左衛門佐様もですか!?いざ…下知を!かかれ〜!
(一同)お〜!塙団右衛門でござる!ハハハハ!塙団右衛門で…ん?うわ〜!塙団右衛門でござる。
(矢の音)
(正純)おいこっちじゃ!急げ。
徳川軍にイギリスの大筒が到着した。
さて東市正。
こちらへ。
(且元)はっ。
(家康)さあここへ。
ほれほれ。
これより大坂城へ大筒を撃ち込む。
東市正。
はい。
淀殿の居室はどこじゃ?そればかりは…。
案ずるな。
なにも狙い撃ちしようというのではない。
その逆じゃ。
居場所が分かればそこを外す事ができよう。
奥御殿のうち天守の南の方。
ここがお上様の御座所にございます。
恐らく今はそこに。
ではそこだけは避けるとしよう。
助かったぞ。
天守の南を狙え。
かしこまりました。
よし下ろせ!
(一同)下ろせ〜!
(寸)きり様は昔からそんなに堂々とされているんですか?
(きり)そうね。
物に動じないって若い頃から言われてました。
きり様は私の憧れでございます。
お越しです。
この日徳川の陣から最新鋭のカルバリン砲が大坂城に向けて発射された。
放て〜!
(砲声)その一発の砲弾が多くの人々の運命を狂わせる。
(衝撃音)
(崩れる音)うわ〜!なりませぬ!
(崩れる音)
(侍女たち)キャ〜!
(きり)なりませぬ!なりませぬ!なりませぬ!茶々を叱って下さい。
和睦する事などありませぬ!和睦と見せかけて…。
(阿茶局)真田丸は取り壊し。
お堀も埋めてしまいましょう。
戦えぬ我らに家康が約定を守るとお思いか!
(勝永)どうすれば勝てるか考えるんだ!望みを捨てぬ者だけに道は開けるのです。
高知県高知市。
毛利勝永は関ヶ原の戦いで敗れたあと土佐の山内家に預けられました
勝永の屋敷は久万山の麓にあったといいます。
豊臣の譜代大名だった勝永は山内家から1,000石の領地を与えられていたと伝わっています
しかし大坂の陣に参戦するためひそかに久万川から船で大坂城へ向かったのです。
この時残る家族を案じる勝永に妻は「心配ならば我らは命を絶ちましょう」と励ましたといいます
後年毛利家は山内家に勝永が大坂の陣で着用したと伝わる兜を譲っています
義を重んじた毛利勝永は信繁と共に大坂五人衆の一人として家康に挑む事になるのです
2016/11/20(日) 20:00〜20:45
NHK総合1・神戸
真田丸(46)「砲弾」[解][字][デ]
幸村(堺雅人)が築いた真田丸砦を攻めあぐねる家康(内野聖陽)は、幸村に10万石の領地を約束するなど調略に乗り出す。そして、一発の砲弾が大坂城に向けて放たれる!
詳細情報
番組内容
幸村(堺雅人)が築いた真田丸砦を攻めあぐねる家康(内野聖陽)は、幸村に10万石の領地を約束するなどさまざまな調略に乗り出す。有楽斎(井上順)らの強い勧めで秀頼(中川大志)は和睦を決意するが、幸村は有楽斎の言動には裏があるとあやしむ。幸村は、意を決して茶々(竹内結子)へのじか談判に挑む。一方、家康の陣にはイギリスから取り寄せた大砲が到着。運命の砲弾が、大坂城に向けて放たれる!
出演者
【出演】堺雅人,大泉洋,長澤まさみ,松岡茉優,吉田羊,藤本隆宏,藤井隆,岡本健一,寺島進,中川大志,中原丈雄,小林隆,近藤芳正,星野源,哀川翔,竹内結子,近藤正臣,内野聖陽,草刈正雄ほか
原作・脚本
【作】三谷幸喜
音楽
【音楽】服部隆之