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地上波テレビの字幕を全文書き起こします

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解説書き起こし 大相撲九州場所 九日目 2016.11.21

生字幕放送でお伝えします初めての綱取りの場所中日で2敗となった豪栄道です。
これ以上、星を落とすわけにはいかなくなりました。
きょう対戦相手は大関どうし稀勢の里です。
稀勢の里も6勝2敗この1年初優勝綱へと期待がかかった稀勢の里ですがきょうは稀勢の里にとっても大きな一番です。
豪栄道、稀勢の里6勝2敗どうしの対戦です。
優勝争いは現在鶴竜8連勝ただ1人1敗は白鵬、日馬富士両横綱さらに平幕の石浦だという展開になっています。
土俵上は十両阿夢露と新十両小柳です。
非常にいい内容で中日を折り返しています。
三日目四日目と連敗がありました。
そのあと4連勝中です。
押してよし右四つの相撲も取れます。
押し出し阿夢露の勝ち。
阿夢露勝って4勝5敗。
小柳は6勝3敗です。
攻めは小柳の攻めがよかったように見えましたがいかがですか。
小柳はこわごわ取っていましたね。
どんな点ですか?腰が引けていました。
前には出たいんですが距離感というか…。
やはり怖がらないでどんどん体をぶつけて右の上手を引いていいですし、押してもいいですしそういう迫力のある積極的な相撲を取ったほうがよかったと思います。
相手は長身で腕が長いだけに小柳としては取りづらかったのかもしれませんそうですね。
こういうタイプの力士とあまり相撲を取ったことはないんでしょうね。
いつもの迫力に欠ける内容でした。
阿夢露星はまだ挙がっていませんが中盤少し盛り返し加減です。
これで4勝5敗。
九日目の十両の取組が進んでいます。
ちょうど半分が終わりました。
正面解説は元・金開山の高崎親方⇒青色向正面アナウンサー⇒緑色リポーター⇒黄色で表示します。
ここまでの結果をお伝えします。
青狼、きょうの勝ち越しはなりませんでした。
きのうまでで1敗は青狼と大砂嵐でしたが青狼、破れました。
2敗は5人います。
取組が終わった段階では里山が2敗を守っています。
大砂嵐がきょう千代丸との対戦です。
大翔鳳、このところ3連敗。
出だしはよかったんですがちょっと息切れ加減かなというところです。
やはり15日間、長いですので結果このように見えるだけで何か立ち直るきっかけがあればまた戻ってくると思いますよ。
まだまだこれからです。
右の相四つです。
東龍、上手が欲しい。
まわしが欲しい力士です。
すくって逆転寄り切りました、大翔鳳の勝ち。
まわしが取れていなくても胸を合わせてつるような動きを見せました、大翔鵬です。
決まり手は、つり出しです。
お互い四つ相撲というかがっぷりの相撲なのでこういう形になるのはいいんでしょうけれども最後相手のおなかに乗せてのつりはびっくりしました。
引っ張り込むと力は大翔鳳強いですね。
場所も後半に入ってきました。
十両は、ここから上位の力士が登場します。
来場所幕内も視野に入れながらの後半に入っていきます。
あまり意識しすぎてもよくありませんよね。
高崎⇒相撲は星勘定してだめです。
一日一番。
現役時代は幕内昇進を決めた場所東の2枚目で途中6連勝がありました。
ただそのあと連敗がありましたね。
やはり星勘定をしていたんですか。
していたんでしょうかね。
分かりませんが意識するなと言うのも難しいんでしょうけれどもね。
そうなると肩に力が入ります。
自分の力を出せません。
振り返ってみると無心で相撲を取っていたほうがいい相撲が取れるんじゃないかと思いますよ。
肩に力が入ったら本当に力が出せなくなるんですってね。
氷の上で相撲を取っているような感じがしました。
足の指が土俵をかめないんですよね。
立つ前から肩に力が入るとあたりが弱くなるという話も聞きました。
あたるんですけども次の足が出ません。
いいことありません。
このあと後半に出てくる力士は来場所新入幕をという期待がかかる力士も何人も出てきます。
土俵制限時間いっぱいです。
4勝4敗旭日松3勝5敗の剣翔です。
旭日松、なかなか幕内に戻れるような足がかりが作れません。
塩まきは健在です。
あたってからのいなし中に入ってからも動き回って勝機を見いだす旭日松です。
行司式守鬼一郎にかわりました。
これが、旭日松の相撲ですね。
そうですね。
決まり手は引き落としです。
きょうはしっかりあたりましたね。
立ち合いの圧力というか前に攻めてうまくはたき落としたというかですね流れがありました。
幕内も4場所経験がある旭日松です。
館内が大きく沸いています。
九州ご当所への声援が非常に多いのは毎年のことなんですけれどそのほかの力士にも声が聞かれています。
土俵には人気があります。
宇良が上がりました。
今場所ここまで6勝2敗対する阿武咲も5勝3敗です。
阿武咲は突き抜けてもらわないと困りますね。
やはり相撲が真面目というかですね一辺倒ですからもっと上を目指すのであれば左右の動きとかそんなものも必要になってくると思うんですよね。
まだまだ年齢からいっても若いですしこういうところでもまれて力をつけていけばいいんじゃないですか。
そして対する宇良です。
連敗スタートのあと6連勝です。
宇良の相手が考えれば考えるほど宇良のペースになっていますね。
宇良にしか取れない相撲というかですね。
この人の相撲は相撲のセオリーを無視していますね。
左の手首は十分ではありません。
最近は前にも出るようになりました。
そりとかトリッキーな相撲を皆さん期待していますけれど基本は押しがあってのものです。
阿武咲に対して宇良はあたったほうがいいんじゃないでしょうか。
阿武咲は馬力があります。
宇良もその辺は考えているんじゃないですか。
名古屋場所で対戦しました。
そのときは宇良が勝っています。
軍配は宇良です。
もつれた土俵でした。
手首を気にしている宇良です。
阿武咲が周囲を見回しますが物言いはありません。
宇良勝って7勝2敗です。
客席もざわついていました。
宇良が手首を気にしています。
立ち合い阿武咲が起こしていきました。
阿武咲が起こしきることはできませんでしたね。
止まるような内容ではなくて下から下から頭からはたきにいっていますからね。
宇良も早く落ちているような気はしますけれど体がなかったんですね。
宇良が攻めていました。
宇良は体を宙返りさせるようにして少しでも落ちるのを遅くしています。
宇良は立派ですね。
十両の土俵を盛り上げている1人ですからね。
痛めている手首を盛んに気にしていました。
宇良です。
土俵上は佐藤と千代皇です。
幕内経験がない両力士です。
佐藤は西の3枚目で4連勝と内容がよくなっています。
佐藤のリポートです。
まず場所の前半の相撲ですけれど受けることを考えすぎてしまっていました。
向こうが出てきたらどのように返そうか攻められたらどういなそうかとそういうことばかり考えていたそうです。
負けた相撲ははたいて呼び込んでしまったり首投げにいってしまっていました。
ここ数日は攻めようと思ったら考えないようにしているということです。
きょうの相手は自分より年上の力士ですからきょうは攻めることしか考えていませんということです。
それが幕内につながるのではないかという話をしていました。
制限時間いっぱいです。
千代皇の勝ち。
つかまってしまいました佐藤。
これで3敗目です。
千代皇が勝って4勝5敗です。
決まり手は上手投げです。
佐藤もよく攻めていました。
ここ3日間ですねもろ手がうまくいっているのできょうももろ手でいきましたね。
千代皇も腰が重いですね。
よくはたかないで千代皇も我慢しました。
前に出ようという意識がありました。
佐藤もなんとか上体を起こそうとしていました。
立ち合いの圧力がないのでどうしてもだんだん体勢が悪くなってしまいましたね。
千代皇はまわしを引けば力がありますね。
千代皇としてもまわしが欲しかったと思います。
十両が21場所の千代皇です。
リポートです。
先ほど左手を気にしていた宇良ですけれど帰ってきて1つ2つ食らいましたと張り手のことを言っていました。
ほっぺたが赤くなっていました。
手は?と聞いたら手は大丈夫ですと言っていました。
大砂嵐が十両で頭1つ抜けています。
大砂嵐は地力が1枚も2枚も上な感じがしますね。
逆に幕内にいなくてさみしいですね。
十両にいるのが不思議な感じがします。
けがが多いからこそそうなってしまっています。
けがが休場するぐらいのけがですからね。
なかなか安定というかですねできませんね。
力はあるんですけれどね。
土俵には琴恵光と徳勝龍です。
琴恵光に大きな歓声が上がっています。
宮崎県延岡市出身の琴恵光です。
東の十両2枚目で3勝5敗です。
星は挙がっていませんが動きはいいんじゃないですか。
よく頑張っていますね。
もう2枚目ですね。
よく頑張っています。
大したものです。
体も一回り大きくなりましたね。
たくましくなりました。
押されなくなったと本人も話をしていました。
あたりからの攻めは悪くないと思うんだけれど詰めのところまでしっかりと後半に向けての課題だということです。
琴恵光の勝ち。
最後は左を差されて巻き込みながらの突き落としになりました。
琴恵光、危なかったですよ。
二本入って勝負どころと思って出ていったんですが大きな徳勝龍に反撃をされて土俵際まで押されました。
しかし、うまく巻き込んで突き落としました。
里山寄り切りの勝ち7勝2敗です。
青狼破れて7勝2敗です。
宇良勝って7勝2敗。
現時点で1敗のままは大砂嵐だけです。
千代丸との対戦が残っています。
前半のほうは立ち合いの変化などもありましたが攻防のある相撲が展開されていますね。
九日目の月曜日です。
お客様にも来ていただいて。
たくさんお客様が来てくれると力士も励みになって恥ずかしい相撲は取れないと思うんでしょうね。
熱の入った相撲を見せています。
お客さんと一体となって楽しめる相撲のよさましてやご当所九州の力士も土俵に上がります。
大栄翔と天風逆転、大栄翔の勝ち。
土俵際の粘り。
大栄翔が5勝4敗天風は3勝6敗となりました。

 

 

 


決まり手は、はたき込みです。
大栄翔も幕内を経験して今、十両に下がっていますがもう一度上を目指す力士の1人です。
天風も先場所幕内に入りましたが負け越して今場所十両西筆頭です。
両力士ともまだまだ若いですからね間違いなく上位に上がっていく力士たちですからね。
十両でも元気な相撲を取るということですね。
十両最後の一番大砂嵐と千代丸です。
千代丸、東の筆頭で4勝4敗。
東の6枚目大砂嵐がここまで7勝1敗1敗は、ただ1人です。
青狼がきょう敗れて2敗になりました。
まだまだ優勝争いというには早いわけですが大砂嵐が頭1つ抜けますとこのままいくのかないう感じがします。
幕内上位も経験しています大砂嵐。
大砂嵐は立ち合いが激しいです。
きょうは千代丸戦です。
この対戦先場所お互いにもろ手突きで大砂嵐が千代丸を破っています。
この両者は、これまで幕下から大砂嵐が5勝です。
千代丸がなんとかしないといけません。
過去2回もろ手突きで大砂嵐は腕が長いですからそのほうが有利です。
自分は変えません。
自分から右四つにいって左から上手で投げてやろうかとか突き手をかいくぐって押し相撲で勝ってやろうとか相手の意表を突くようなことをして勝ってみたいと言っています。
千代丸にはもろ手突きの強さがありますが2つ目の攻めは大砂嵐が強くて速いですね。
十両最後の一番です。
木村銀治郎が合わせます。
上手が欲しい大砂嵐千代丸が遠ざけています。
上手投げ、大砂嵐の勝ち。
勝ち越しました。
ただ1人1敗で勝ち越した大砂嵐。
8勝1敗。
千代丸が4勝5敗です。
2敗は3人です。
金開山の高崎さん、解説ありがとうございました。
幕内の土俵入りです。
東方。
先導は木村晃之助。
石浦
(いしうら)鳥取県出身宮城野部屋千代大龍
(ちよたいりゅう)東京都出身九重部屋蒼国来
(そうこくらい)中国出身荒汐部屋英乃海
(ひでのうみ)東京都出身木瀬部屋大翔丸
(だいしょうまる)大阪府出身追手風部屋旭秀鵬
(きょくしゅうほう)モンゴル出身友綱部屋千代翔馬
(ちよしょうま)モンゴル出身九重部屋妙義龍
(みょうぎりゅう)兵庫県出身境川部屋豪風
(たけかぜ)秋田県出身尾車部屋錦木
(にしきぎ)岩手県出身伊勢ノ海部屋松鳳山
(しょうほうざん)福岡県出身二所ノ関部屋千代の国
(ちよのくに)三重県出身九重部屋琴勇輝
(ことゆうき)香川県出身佐渡ヶ嶽部屋遠藤
(えんどう)石川県出身追手風部屋魁聖
(かいせい)ブラジル出身友綱部屋碧山
(あおいやま)ブルガリア出身春日野部屋小結・御嶽海
(みたけうみ)長野県出身出羽海部屋関脇・高安
(たかやす)茨城県出身田子ノ浦部屋大関・豪栄道
(ごうえいどう)大阪府出身境川部屋九州場所九日目幕内力士の土俵入り。
新入幕の石浦が7勝1敗の好成績で、きょう九日目勝ち越しを目指します。
新入幕どうしの対戦北勝富士戦です。
豪栄道、きょうは大関どうしの対戦、稀勢の里戦です。
先導は式守与之吉。
臥牙丸
(ががまる)ジョージア出身木瀬部屋豊響
(とよひびき)山口県出身境川部屋逸ノ城
(いちのじょう)モンゴル出身湊部屋千代鳳
(ちよおおとり)鹿児島県出身九重部屋北勝富士
(ほくとふじ)埼玉県出身八角部屋荒鷲
(あらわし)モンゴル出身峰崎部屋輝
(かがやき)石川県出身高田川部屋勢
(いきおい)大阪府出身伊勢ノ海部屋佐田の海
(さだのうみ)熊本県出身境川部屋貴ノ岩
(たかのいわ)モンゴル出身貴乃花部屋栃ノ心
(とちのしん)ジョージア出身春日野部屋宝富士
(たからふじ)青森県出身伊勢ヶ濱部屋正代
(しょうだい)熊本県出身時津風部屋嘉風
(よしかぜ)大分県出身尾車部屋栃煌山
(とちおうざん)高知県出身春日野部屋小結・玉鷲
(たまわし)モンゴル出身片男波部屋関脇・隠岐の海
(おきのうみ)島根県出身八角部屋大関・照ノ富士
(てるのふじ)モンゴル出身伊勢ヶ濱部屋大関・琴奨菊
(ことしょうぎく)福岡県出身佐渡ヶ嶽部屋大関・稀勢の里
(きせのさと)茨城県出身田子ノ浦部屋西方の幕内力士です。
新入幕の北勝富士5勝3敗で前半を折り返しました。
大健闘です。
きょう、新入幕どうし石浦との楽しみな一番です。
稀勢の里です。
前半戦で星を2つ落としました。
後半戦で存在感を見せることができるでしょうか。
きょうは豪栄道との対戦です。
過去は24勝。
先場所は豪栄道が勝っています。
正面解説は元小結・舞の海の舞の海秀平さん⇒青色向正面は元小結・垣添の雷親方⇒緑色リポーター⇒黄色で表示します。
白鵬の土俵入りです。
露払い石浦太刀持ち魁聖行司は式守伊之助です。
(館内)ヨイショ!
(館内)ヨイショ!
(館内)ヨイショ!休場明けの今場所は六日目に遠藤に不覚を取りました。
そのあと2日間、白星を並べています。
舞の海さん白鵬の印象はどうですか?徐々に調子を上げてきていると思います。
序盤の相撲を見ると強く鋭く踏み込むという立ち合いではありませんでした。
ちょっと心配はしていました。
そろそろ調子を上げてきそうですね。
特に後半戦の戦い方をよく知っている白鵬です。
きょうは結びで大関の琴奨菊戦です。
横綱日馬富士の土俵入りです。
露払い大翔丸太刀持ち宝富士
(館内)ヨイショ!
拍手
(館内)ヨイショ!
(館内)ヨイショ!日馬富士は初日玉鷲に敗れて黒星で始まりましたことしの九州場所です。
ただ二日目から引き締めています。
7つの白星を並べました。
舞の海さん、相撲内容どのように映っていますか?舞の海⇒厳しさの中にも冷静さも出ていますしね。
ただ勝ってはきているんですけれども何か肘や足首とか痛みがあるんだろうなと。
その日その日で自分の体調がどうなるか分からないそんな不安を抱きながら務めているんだろうなと思います。
7勝1敗の日馬富士、きょうの相手はきのう豪栄道に土をつけた隠岐の海戦です。
この取組は結び前の一番です。
3人目の横綱鶴竜の登場です。
ただ1人、中日勝ち越しで折り返しています。
横綱鶴竜露払い蒼国来太刀持ち勢行司は式守勘太夫であります。
(館内)ヨイショ!東京拍手

 

中日勝ち越しは去年の名古屋場所以来、8場所ぶりです。
ただ、そのときは終盤崩れて結局は白鵬が賜盃を手にしたという去年の名古屋でした。
ことしに入ってまだ優勝がない横綱鶴竜です。
きょうは関脇の高安戦です。
先場所負けている相手がきょう九日目の対戦相手です。
九日目横綱の土俵入りが終わりました。
館内は中入りの休憩時間に入ります。
今場所最大の焦点は大関豪栄道の綱取り。
ですが、きのう2敗目を喫しました。
関脇隠岐の海に敗れました。
物言いがついて初め軍配は豪栄道に上がっていましたが結局、差し違えということになりました。
序盤5日間は白星を並べて先場所に続いて20連勝のところまでは内容は悪くなかったと思います。
舞の海⇒玉鷲戦もそれほど悪い相撲ではなかったんですけれども最後の詰めですね急ぎましたからね。
そこから少し相撲が崩れだしたかなという印象です。
特にどの辺りが崩れたという印象がありますか。
魁聖戦の上手の取り方これが豪栄道の悪いところで若干深い位置の上手を取りにいっているなと思いました。
きのうも立ち合い本人もふわっと立ってしまったと話をしていましたがきのうの隠岐の海戦を振り返ります。
実況⇒夢の綱取りに向けてまさに正念場が始まるきょうからの中日。
中に入って隠岐の海寄る。
豪栄道きょうも辛くも白星ただここで物言いです。
物言いがつきました。
かかとはどうか。
協議の結果豪栄道の体が先に落ちており隠岐の海の勝ちといたします。
なんと豪栄道が敗れました。
豪栄道2敗。
船岡⇒友綱審判長の説明では豪栄道、体が先に落ちており体が土俵の中になかったかかとというよりも死に体となっていたかどうかだということでした。
難しい判断だと思います。
体が落ちているというよりも左足のかかとよりも右足が大きく踏み込んでいたそういう判断だったと思うんです。
ただきのうの一番というのは見ている人にとっては微妙なちょっと後味の悪い一番でしたね。
立ち合いから見ていきます。
序盤5日間はよかった踏み込みどうでしょうか。
立ち合い、悪かったですね。
左手をどのように動かすか右手をどのように動かすかそういうことをしっかりともっと考えて踏み込んでいけば立ち合い差されなくて済んだんですけれどもね。
隠岐の海、得意の左の上手が入りました。
つまり豪栄道の右が決して厳しくなかった甘かったということですね。
絶対立ち合いにあたった瞬間に差し負けてはいけないもっともっと強い気持ちで立っていかなければいけなかったです。
それと形だけにこだわって踏み込むことを忘れてしまったのかもしれません。
向正面は元小結垣添の雷親方です。
前半での2敗というのは苦しい状況ですかね。
雷⇒先場所から大関を見ていて相撲内容が変わってきていて今場所も前半戦ずっと全勝で厳しい相撲でした。
でもちょっときのうは悪いときの豪栄道ですね。
首根っこを巻くような悪いところが出てしまいましたね。
この辺りが15日間、理想の相撲を取りきる難しさということにもなるでしょうか。
やはり横綱がかかっているという重圧があるんじゃないかなと思います。
6勝2敗となってきょうは大関どうしの対戦です。
豪栄道に稀勢の里です。
お伝えします。
中国政府はTPP・環太平洋パートナーシップ協定の発効の見通しが立たない中、中国が自由貿易圏づくりの主導権を握ろうとしていると指摘されていることについて、不快感を示しました。
APEC・アジア太平洋経済協力会議の首脳会議の閉幕後、中国外務省経済局の談践副局長は記者会見を開きました。
この中で談副局長はアメリカのトランプ次期大統領が反対するなどして、TPPの発効の見通しが立たないことについて、さまざまな見方や困難があるようだが、中国はメンバーではない。
われわれは貿易圏づくりには常に開放的な態度だと述べました。
そのうえでTPPの現状を背景に中国がアメリカが参加しない、RCEP・東アジア地域包括的経済連携の交渉などに力を入れ、自由貿易圏づくりの主導権を握ろうとしていると指摘されていることについて、次のように述べ不快感を示しました。
次です。
人の動作を助ける装着型ロボットを開発したベンチャー企業と大手保険グループが提携し、けがをした人のリハビリなどでロボットを使った場合、使用料を補償する保険商品を開発することになりました。
茨城県つくば市のベンチャー企業、サイバーダインが開発した装着型ロボットは、モーターの力で人の動作を補助します。
去年から医療機器としての認可を受けていますが、公的な医療保険が適用されるのは8つの難病の治療に限られていて、高額な使用料が課題となっています。
このため、アメリカの大手保険グループ、AIGの日本法人は、ベンチャー企業が持つ治療実績に関する情報を踏まえ、けがをした人のリハビリなど幅広い分野でロボットの使用料を補償する保険を開発することになりました。
生字幕放送でお伝えしています福岡市博多区にあります福岡国際センターです。
ことしの九州場所も前半の8日間が終わりました。
ここまでただ1人勝ちっぱなしは横綱の鶴竜です。
中日勝ち越しを決めています。
星1つの差で追うのは1敗で日馬富士と白鵬さらに新入幕の石浦です。
2敗で7人が追うという展開です。
今場所最大の焦点だった豪栄道の綱取りこれがこのあと横綱大関を倒してすべて勝っていけば道が開ける可能性も出てくるといえます。
勝ちっぱなしは横綱の鶴竜です。
中日勝ち越しは去年の名古屋場所以来8場所ぶりのことです。
ここ2日間は回り込む相撲内容でした。
おとといは遠藤、そしてきのうは小結に返り咲いている玉鷲を下しています。
玉鷲戦を振り返ります。
実況⇒踏み込みは横綱突き放させない玉鷲は好調、攻める攻める引き落とし鶴竜の勝ち8戦全勝。
船岡⇒最後は左の下手を引いての下手ひねりです。
きのうは円く土俵を使いました。
舞の海⇒激しく玉鷲に突っ張られましたけれども下半身が崩れませんでしたね。
立ち合いもいい。
そして下半身がしっかりしているというのは回り込む、あるいは下がったとしても白星につながっているということですね。
そうです。
体が起き上がって伸び上がることがないですね。
ですから押し込まれてもまわしに手が届きますしここまで先頭を走る展開ですが後半戦に向けてどんな印象を持ちますか。
まだまだですね。
取り口がどっしりしていませんからこれからがちょっと不安ですけれどもね、鶴竜の場合は。
確かに去年の名古屋場所中日勝ち越しを決めましたがそのあと終盤は星を3つ落としました。
白鵬が14勝1敗でその場所35回目の優勝というのがありました。
それからもう1人今場所の大きな注目点であった関脇の高安今場所は大関昇進が懸かっていました。
2場所続けて2桁勝って今場所どうかというところで前半戦4勝4敗ですね。
負ける相撲も内容がよくないです。
あまりにも大関取りというのを意識しすぎて大事に取ろうということで硬くなっているのかもしれませんね。
やはり先場所のように上位を倒した勢いそれを2場所続けるというのは簡単ではないんですね。
先場所とは相撲が違います。
先場所は激しく攻めていこうという気迫が感じられました。
今場所は気持ちが守りに入っているような、そんな印象です。
向正面は元小結垣添の雷親方です。
心理面での変化、土俵の相撲にも表れていますか?雷⇒先場所の相撲を見ていると盤石の自分の体勢でできていましたが今場所は、ちょっと受けに回っているんじゃないかなと思いますね。
4敗してしまったことで数字上は3場所で33勝には届きません。
このあとなんとか意地を見せてほしいですね。
もともと実力のある力士です。
これから横綱大関戦もあると思いますので持ち味を発揮してもらいたいですね。
高安は、きょう横綱戦です。
先場所白星をもぎ取った鶴竜戦です。
勝ちっぱなしの鶴竜ときょう九日目に対戦です。
今場所で昇進しようという気持ちがあると硬くなると思うんですね。
今場所は無理かもしれないけれども来場所につなげようという気持ちのほうがいいんじゃないかと思います。
まずは勝ち越し、そのあと2桁。
そういう気持ちで相撲を取ったほうがまだ硬くはならないと思います。
満員御礼の垂れ幕が下がりました九州場所の九日目です。
幕内前半の取組が始まります。
東は蒼国来5勝3敗関取として初めて初日から5連勝がありましたがそのあと中盤失速しました。
六日目から3連敗中の蒼国来豊響もここ2日間連敗で3勝5敗とやや苦しんでいます。
豊響はあたって前に押していくとまわしを取られますしねかといってあたらないと見合う形になると豊響の持ち味が出ませんね。
回り込んで上手投げ。
肩から落ちていきました、右の肩を気にしています。
豊響です。
肘ですかね。
寄っていくときに右をしっかりと差し込みかいなを返せないまま寄っていきました。
そのときに変な力が加わったかもしれません。
勝ったのは蒼国来です。
決まり手は上手投げ。
右手を気にしながら西の花道を下がっていく豊響です。
いつものように頭から思い切りあたりましたね。
積極的に自分から右を差しにいっています。
蒼国来には左の上手がっちり取られています。
したがって圧力が伝わりません。
右を差しにいくというよりも右でかち上げにいっているのかもしれません。
そのかち上げもうまくいきませんでした。
自分の相撲に苦労している豊響です、これで3連敗です。
3勝6敗。
蒼国来あすは新入幕石浦との一戦です。
豊響のリポートです。
腕を曲げるような形で下がってきました。
落ちたところではなく相撲の中でという言い方をしました。
ビデオは全く見ずにまっすぐに風呂に行きました。
やはり右が十分に入っていませんし変に力入ってしまったんですね。
土俵は英乃海と逸ノ城です。
英乃海は今場所3連敗で始まりました。
四日目と白星1つ上げましたが逸ノ城序盤に黒星先行しました。
中盤盛り返しました。
舞の海さん逸ノ城、中盤盛り返してきましたね。
やはりこの体格ですので上手をがっちり取ると力を発揮します。
体重も場所前に意識して落として今場所に臨んでいる逸ノ城です。
全休明けです。
寄り切り、逸ノ城の勝ち。
勝って六日目から4連勝です。
英乃海、敗れて1勝8敗。
九日目に負け越しです。
きょうは立ち合いから左の前みつ浅いところをがっちり取りました。
取ったあとにさらに指を深く入れていきました。
そんな動きが見えました。
どんどん形をよくしてきました逸ノ城は。
いったん英乃海残されましたがそのあとじっくりと構えて前に出ていった逸ノ城です。
体重がこのぐらいがいいですか。
そうですね。
逸ノ城相手の出方と動きをうかがいながら英乃海にこのあと一か八か巻き替えにいきます。
巻き替える瞬間というのは体が軽くなるんですね。
ですから逸ノ城スムーズに寄り切ることができるんです。
腕をこう上に上げるその瞬間軽くなるんですね。
6勝3敗として勝ち越しが見えてきた逸ノ城です。
あすは豊響戦です。
英乃海はあすは大翔丸との対戦です。
土俵上の一番のあと新入幕どうしの対戦です。
石浦と北勝富士。
石浦114kg初日黒星でしたが二日目から7連勝見事な相撲内容です。
特に左からの攻めが効果的です。
石浦のリポートです。
まず場所前は幕内が全く想像もつかない世界だと話していました。
新入幕でここまで勝てるとは思っていませんでした。
初日黒星だったんですが横綱土俵入りのために準備ができずに花道で残されてしまうという話をしていました。
自分のペースで徐々に準備ができるようになって、三日目四日目からは自分の立ち合いができるようになり連勝が伸びてきたと話しています。
きょうの対戦相手北勝富士先場所、初日に対戦しています。
非常にいい相撲だった。
ただ先場所は先場所今場所は今場所と切り替えてしっかりと戦っていきたい。
勝ち越しについてはあんまり考えずにいきたいと話しています。
横から崩しました。
大翔丸、送り出しの勝ち。
きょうも1つあたってすぐ左から攻めていきました。
大翔丸勝って白星1つ先行です、5勝4敗。
千代鳳敗れて5勝4敗です。
向正面雷親方です、雷さん。
決して大きくない大翔丸がいなしも効果的ですか。
効果がありましたね。
千代鳳ですが少しまだ元気ありません。
本来の元気のいいときであれば足もついていくぐらいの力があります。
やはりまだ膝の調子が戻ってきていないんだと思います。
新入幕の2人が土俵に上がりました。
きょう九日目に勝ち越しを目指す石浦です。
雷さん、この小兵力士健闘してますね。
すばらしいですね。
新入幕で7連勝というのはなかなかできることはありません。
若い小兵力士たちのいい目標になると思います。
先に塩をまいて土俵に入ってきたのは石浦です。
北勝富士も5勝3敗。
初日白星を挙げて幕内にうれしい初白星を挙げました。
序盤黒星先行しましたが中盤から盛り返しました。
現在3連勝中です。
北勝富士のリポートです。
きょうの対戦相手石浦はどういう相撲を取ってくるか分からないんだけれども自分は自分の相撲を取りきるだけですと話しています。
立ち合い、もろ手、かち上げあまり考えずにいつもどおり頭からぶちかましてます。
常に相手に合わせ相撲を変えていくとかえって相撲が崩れてそのあと自分の相撲が狂ってしまう。
いつもどおりの相撲を取りますよと話していました。
舞の海さん勝った相撲内容いいですね。
そうですね。
白星先行で気持ち的には楽です。
相手は勝ち越しがかかるので、いろんな意識があるだろう。
きょうはお父さんの誕生日だそうです。
すばらしい誕生日プレゼントをあげたいそのように話していました。
勝ち越しのかかる石浦ひげもだいぶ伸びてきました。
お互い全く違うタイプですからねどんな展開なるか楽しみです。
中に入れば石浦左を差していきたいところ北勝富士立ち合いからのあたり横から崩す攻めもあります。
行司は木村元基です。
新入幕の石浦九日目に勝ち越しを決めました。
北勝富士は敗れて5勝4敗です。
二日目から8連勝で勝ち越しです。
立ち合いが低かったですね。
うまく入りましたね、石浦。
左を差すと同時に右手で相手のひざを一瞬抱えましたね。
それが微妙に効いているんです。
それが北勝富士にプレッシャーを与えるんですね。
出足がいいですね。
さっと相手の下に入り込みますね。
こうなりますと北勝富士はどうしようもありません。
北勝富士とすれば相手がしゃがみ込んでくるということを読んでいなくてはいけませんね。
あたっていくからきれいに入られてしまうんです。
小兵には離れて見て立っていくというずぶとさも必要です。
このあと準備ができましたらインタビューをお聞きします。
二日目からの8連勝、どうですか。
今の相撲も北勝富士はあたりが悪かったわけではないんですけれど石浦の攻めが厳しかったですね。
相手よりも低い位置で相撲が取れるということをうまく利用していますね。
リポートです。
北勝富士は予想していたけれど予想以上に低かったという話をしていました。
インタビューです。
平幕勝ち越し第1号の新入幕の石浦関です。
やりましたね。
石浦⇒ありがとうございます。
すばらしい相撲でしたね。
相撲に集中できました。
勝ち越しいう意識はありましたか。
目標だったので多少はありました。
新入幕での勝ち越しこれは自分にとってどうですか。
うれしいですね。
これから残り6日間どんな相撲を取りますか。
変わらず一日一番一生懸命相撲を取りたいです。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
石浦関でした。
新入幕で九日目平幕勝ち越し第1号の石浦です。
土俵上は制限時間いっぱいです。
旭秀鵬と臥牙丸です。
押し出し、臥牙丸の勝ちです。
今場所は元気がそれほどありません、両者です。
臥牙丸は勝って4勝5敗としました。
決まり手は寄り切りです。
旭秀鵬は、1勝8敗の負け越しです。
旭秀鵬は今場所相撲になっていませんね。
ほとんどふんばることができません。
もしかするとこのまま取っているとけがを悪化させるかもしれませんので休場したほうがいいんですけれどね。
場所前の巡業でもろっ骨を骨折しました。
膝ももともと痛めています。
けがに耐えて出場するという気持ちも大切ですけれどお客さんが見ていますからお客さんの期待に応えるような相撲内容が取れなければ休場したほうがいいと思うんですね。
ここでお知らせです。
NHKでは、大相撲九州場所のもようを初めて8Kスーパーハイビジョンの試験放送、生中継でお伝えします。
ハイビジョンテレビの16倍の超高精細映像で土俵のすぐそばで見ているような臨場感をお楽しみいただけます。
千秋楽まで毎日午後4時から6時までの2時間、全国のNHKの放送局や渋谷のNHKふれあいホールNHK放送博物館NHK放送技術研究所などでご覧いただけます。
試験放送の詳しい公開日時についてはお近くのNHKまでお問い合わせください。
九州場所も4台の8K対応のカメラを設置して撮っています。
超高精細の映像です。
舞の海さん映像もきれいですし音も非常に臨場感があります。
この館内の私たちがここにいて聞こえてくる音とテレビで見る音というのが違いますからね。
限られてきますからね、テレビでは。
福岡国際センターにいますと頭と頭であたる立ち合いの音ですとか伝わってくる音がありますね。
生々しい音がありますね。
土俵上は千代大龍と荒鷲です。
向正面には博多の芸妓さんですか。
先ほどを訪れまして客席から拍手が起きましたね。
相撲会場にマッチしますね。
西の荒鷲は六日目から3連勝中です。
荒鷲の勝ちです。
六日目から4連勝です。
千代大龍が中盤に入って黒星が先行してしまいました。
まわしを引きますと荒鷲の流れですね。
千代大龍ははじいていきたかったんですけれどね。
右手が伸びませんでした。
右手を伸ばす前に荒鷲の横みつまわしを取られてしまいましたね。
左の前まわしを深く差して右前まわしと流れを作っていきました。
荒鷲は勝ち越しまであと一番です。
2場所ぶりの勝ち越しまであと一番です。
ことしの九州場所はちょうど60回目の節目の年です。
今場所は取組の間を利用して九州場所の思い出に残る名勝負や懐かしい映像をご覧いただいています。
きょうは今から21年前の平成7年を振り返ります。
拍手と歓声
実況⇒昭和63年の春場所そろって初土俵を踏みました。
互いに励まし合い、競い合って相撲に打ち込んできました貴乃花と若乃花です。
さあ、制限時間いっぱいです。
出る!若乃花出る!残りました、横綱。
出る!おっと若乃花の勝ち!若乃花優勝です。
兄の若乃花が弟・貴乃花を下しました。
館内アナウンス⇒賜盃ならびに表彰状が出羽海理事長から授与されました。
船岡⇒この場所は互いに12勝3敗で並びました。
幕内優勝決定戦若乃花は自身2度目の幕内優勝を果たしました。
現役時代活躍していたころですね。
よく覚えているんじゃないですか。
これほどつらいことはなかったでしょうね。
支え合いながら切さたく磨して横綱に上がっていきました。
優勝を決めなくてはいけないというのはつらかったと思います。
土俵下の優勝インタビューで若乃花が土俵に上がった心境はと聞かれて複雑な胸の内を語りました。
そのときに出羽海理事長がひと言だけあれでよかったんだと言いました。
それが印象的でした。
賜盃を渡していましたね。
いろんな思いを巡らせながら見た人も多かったと思います。
リポートです。
好調の荒鷲。
勝ち越しまであと一番となって帰ってきました。
左の前まわしが取れる要因として今場所はしっかりとあたれています。
あたれているからまわしが取れますとにっこり笑っていました。
あたれているからまわしが取れるんですね。
強くあたる、そして角度。
そういったものがすべてかみ合うとまわしが取れますね。
土俵上が制限時間いっぱいです。
東は妙義龍、5勝3敗です。
中盤盛り返しています。
現在3連勝中。
輝は3勝5敗二日目、五日目そして七日目と白星を挙げましたがまだ今場所は連勝がありません。
初顔合わせです。
妙義龍、寄り切りました。
4連勝。
輝、敗れて3勝6敗。
妙義龍は6勝3敗です。
舞の海さん、妙義龍が中盤盛り返してきました。
きょうはもろ差しねらいでしたね。
相手に突っ張られてそれでも上体は起きませんでしたね妙義龍。
まわしを取ると相手に上手を取られてしまいますから自分でもまわしを取らせずにうまく寄っていきました。
もともと三役を経験している妙義龍です。
向正面の雷さん、輝なかなか押し相撲が幕内では通じませんね。
きょうもあたって押していこうという気持ちは分かるんですがどうしても土俵際、腰が少し高いんですね。
腰を下ろして下から攻めていけばきょうも妙義龍を押し出せる可能性は十分にあったんです。
いい勉強じゃないでしょうか、輝。
平成3年の九州場所もこの力士が大健闘しました。
この一番に凝縮されています舞の海です。
対するは曙です。
幕内2場所目舞の海は十一日目曙と対戦しました。
初めての対戦中に入って舞の海さん、三所攻め最後は決まり手内掛けになりましたね。
あまりに有名な一番ですが覚えてらっしゃるんじゃないですか。
この日の朝は稽古が終わると次から次へと関取衆ら風呂に入っていくんですがみんなが残ってくれました。
そして作戦会議を開いて最後は立ち合い変化するか潜り込んでいくか分かれたんですが変化することを見破られていたら1発で出されてしまうということで潜っていこうと気をつけたのは立ち合い引きで後ろに下がってそしてちょっとふわっと立ち上がってしゃがみ込むときに落差をつけたかったんです。
それとあまりに早くしゃがんでしまうと相手に見破られてしまいます。
遅いとは相手の手が飛び込んできます。
ですからしゃがむと一瞬の瞬間にすべてをかけた思いがあります。
相手がついてくるというのも頭に入っていましたか。
潜り込むと次は絶対についていくだろうということは予測していました。
そのつりにきたところを内掛けに外掛けとは考えませんでした。
この曙戦から終盤の5日間4勝1敗で千秋楽に勝ち越したんですね。
黒星先行していたものですからこの場所で通じないのかなとちょっと落ち込んでいたんですが曙関に勝ってから勢いがつきましたね。
2回目の技能賞を獲得した平成3年九州場所幕内2場所目の舞の海でした。
土俵上の千代翔馬も幕内では体の小さなほうです。
何か勝つ方法があるんだその可能性に挑戦していってほしいですね。
先場所の千代翔馬新入幕のときに対戦しました。
下手投げで千代翔馬が勝っています。
両力士ともに今場所は連敗なくここまできています。
千代翔馬、勢ともに6勝2敗です。
行司は木村寿之介にかわりました。
立ち合いです。
はたき込み、千代翔馬の勝ち。
思い切った作戦に出ました千代翔馬。
勢は敗れて6勝3敗。
千代翔馬、勝って7勝2敗です。
決まり手は、はたき込みです。
千代翔馬、勝って勝ち越しまであと一番です。
新入幕の先場所も8勝7敗で勝ち越しています、千代翔馬。
千代翔馬、左の前みつが取れないということですかさず引きましたね。
この引きが勢にとっては意外だったんですね。
あたってきたその瞬間、強引にはたかれるということは予想していなかったと思います勢。
今場所も思い切って立ち合い動く変化もあります、千代翔馬。
思い切りのよさがあります。
小さな力士はその思い切りのよさ勝負度胸というのが大事です。
勢についてのリポートです。
立ち合い少し呼吸が合わなかった待ったをすればよかったと立ち合いを悔やんでいます。
雷さんも小兵力士でしたから思い切っていくこれは大事な要素ですかね。
雷⇒きょうの勢もそうです。
中途半端な立ち合いはいっぺんに持っていかれます。
きょう千代翔馬、速い相撲でよかったと思います。
NHKからのお知らせです。
NHKとNHK厚生文化事業団では日本相撲協会の協力でNHK福祉大相撲を来年2月11日土曜日祝日午後1時から両国の国技館で開催します。
今回、福祉大相撲は節目の50回。
本場所では見ることのできないスペシャルプログラムを用意しているほか、本場所同様幕内力士の取組もあります。
また、力士と歌手の歌比べもあります。
入場券を主要プレイガイドで発売しています。
詳しくはハローダイヤルへお問い合わせください。
この催し物の純益で全国の福祉施設に車を寄贈します。
福祉大相撲も50回、半世紀です。
そうですか。
現役時代、福祉相撲に出演したことは?あります。
歌はうまくはないんですがなんとか歌ったと思います。
千代翔馬についてのリポートです。
左の前まわしをねらっていたが取れずに体が起きてしまったので反応ではたいたと言っていました。
錦木に貴ノ岩です。
見ていて力を出し切れずにじれったくなるのが錦木ですね。
じっくりと左が入ると力を出していくんですが。
相手がそうさせてくれませんよね。
幕内に上がってくるとなかなかそういった主導権を握ることはできません。
軍配は西、貴ノ岩。
錦木、ついていくことができませんでした。
錦木3勝6敗貴ノ岩勝って連敗を止めて4勝5敗としました。
かち上げから引っ張られたことによって錦木は冷静さを失ってそのまま体を預けていきました。
最後の倒れ方は足が運ばれていないんですね。
もう少し上体を起こして腰を前に突き出す形で足を運べればいいんですねすり足のような形で。
年間の巡業日数を調べてみると平成23年は不祥事があって巡業はすべて中止になりました。
24年、25年となかなか日数が伸びませんでした。
去年は64日ことしはすでに秋の巡業までで61日間この九州場所のあとも14日間合計で75日間、巡業の日数が増えてきています。
この巡業日数からも相撲の人気が盛り返してきたことを感じるんじゃありませんか。
相撲人気だけではなく巡業部の一人一人の親方の努力もあると思います。
巡業部の親方でいいますと向正面の雷親方です。
巡業日数が増えてきたことはどうでしょうか。
私も全国いろいろなところ行くんですがお客様のほうも8割から9割よいときは100%入っています。
来年、再来年も巡業をやりたいという声をかけていただいています。
巡業部としても大変ありがたいと思っています。
準備の大変さもあると思いますがやりがいがありますよね。
お客さんが喜んで帰るところを見ると巡業をやってよかったなと思います。
この場所後の12月にはふるさと大分でも巡業が組まれています。
大分の中津のほうでも巡業があります。
大分の中津、福岡県の直方市長崎の佐世保、熊本の天草にも行きます。
そしてことしは沖縄県の宜野湾市にも行きます。
宮古島にも巡業に行きます。
喜びますね。
最後東京に帰るのはいつでしょうか。
12月21日で宮古島の巡業が終わります。
松鳳山と栃ノ心寄り切りました、栃ノ心の勝ち。
松鳳山を下しました。
このところ7連勝です。
松鳳山、敗れて5勝4敗です。
決まり手は寄り切りです。
栃ノ心が勝ちました。
きょうは松鳳山勝ち名乗りを受けることはできませんでした。
立ち合いの松鳳山の考え方はなんだったんでしょうか。
舞の海⇒あたって露骨に左を差しにいくのではなくて相手の出方を見ながら二本差して上手を取られたくなかったですね。
でも密着をすると栃ノ心は手が長いので簡単に上手に手が届きます。
そうなると上手の位置関係なく引き付けが相当強いですね。
そうなんです。
松鳳山は右の下手しか取っていません。
左が十分に取れていません。
土俵際にふんばろうとしても力が入らないんですね。
両方まわしを取ることで俵でつま先で残る力が生まれるんです。
雷さん、合い口のよしあしが出ましたか。
松鳳山も左を固めて考えていくんですけれどもどうしても栃ノ心は左の上手ですよね。
引かれてしまいます。
こちらから見ていて合い口の悪さというか取りづらそうだなというのが見受けられましたね。
ことし5回の対戦があってすべて栃ノ心が勝っている対戦です。
西の幕下9枚目照強が5戦5勝としました。
きょうは東の幕下筆頭の力真との対戦で、引き落としで照強が勝っています。
大砂嵐、九日目で勝ち越しを決めています。
十両この一番は阿武咲と宇良です。
実況⇒下がりません。
阿武咲が警戒しています。
どこが仕掛けどころになるか。
上手かどうか軍配は宇良に上がりました。
もつれました。
船岡⇒機を見て中に入って一気に出ていった宇良です。
十両はすでに全勝はいません。
1敗で大砂嵐が先頭を走ります。
今場所の十両の取組もおもしろいですね。
舞の海⇒おもしろいですね。
新十両が3人小柳や明生。
栃ノ心のリポートです。
取れちゃったね、取れないと思ったのにへへへとそのあと笑っていました。
舞の海⇒栃ノ心は手が長いので取れてしまうんですよね。
まわしを引けば心理的に栃ノ心はかなり有利ですよね。
土俵上は琴勇輝と佐田の海です。
佐田の海琴勇輝佐田の海ともに2勝6敗です。
佐田の海の立ち合いはふわっとしているんですよね。
怖さがないですね。
相手にとっては突っ張っていきやすいんですよね。
きょうの対戦相手は突っ張り突き放し過去2回の対戦はいずれも琴勇輝が勝っています。
先場所は突き出しで琴勇輝が勝ちました。
中に入りたい佐田の海突き放して離れて勝負を決めたい琴勇輝。
引き落とし。
琴勇輝の勝ち。
思い切って突っ込んでいった佐田の海ですが。
勝ったのは琴勇輝。
これで過去3回の対戦、いずれも琴勇輝が勝っています。
舞の海さん、立ち合いの怖さがないということが如実に出ていましたね。
もろ手突きで佐田の海の上体が起き上がってしまいました。
上体が起き上がったときはとても危険なときなんですね。
起き上がれば起き上がるほど引かれて前に落ちる確率が増えます。
起こしてからの引き落とし。
向正面は雷さんです。
琴勇輝はきょうもうまく取りましたね。
立ち合いしっかりもろ手でいきました。
踏み込んでいるから効きますよね。
佐田の海は舞の海さんがおっしゃるように立ち合いがまだ甘いですね。
相撲の素質はあるんです。
立ち合いを強化してどんどん前に出る相撲を取ってもらいたいですね。
腕を下から跳ね上げるとか上からそぎ落とすとか何か工夫が必要ですね。
佐田の海は立ち合いにバリエーションを見せることはないですね。
下から二本差したいということですよね。
でも差したいという動きでもないです。
思い切ってかち上げる動きでもうない。
もう少し立ち合い考えてほしいですね。
その辺りで突破口見つけてほしい佐田の海です。
新入幕の石浦が、新入幕どうしの対戦寄り切りで勝ちました。
九日目に勝ち越しを決めています。
大関どうしの対戦6勝2敗どうしの対戦の豪栄道と稀勢の里です。
大関どうし注目の豪栄道に稀勢の里通算では豪栄道の14勝稀勢の里は24勝です。
先場所は豪栄道が最後右からの渡し込みで勝っています。
きょうはどうでしょうか。
両大関とも調子が上向いているという状況ではないですよね。
特に豪栄道は序盤5日間から中盤に入って少し内容はいいものではありません。
さらにきのうは軍配差し違えでした。
お伝えします。
国内では一般には販売されていない、乳児用液体ミルクについて、塩崎厚生労働大臣は参議院の特別委員会で、子育て世代からの期待も高いとして、普及に向けた新たな規格基準の整備を急ぎたいという考えを示しました。
この中で、塩崎大臣は、液体ミルクに期待している若い母親たちがいるほか、子育てを終えた人たちからは、あったらよかったのにという声もある。
事業者に対して、規格基準の設定に必要となる微生物の繁殖や保存性などのデータの提出を求めたが、いまだに提出がなされていないとしたうえで、次のように述べました。
塩崎大臣は、乳児用液体ミルクの普及に向けた、新たな規格基準の整備を急ぎたいという考えを示しました。
秋サケの不漁で、イクラの価格が高騰する中、北海道標津町で飼育されていた雌のサケ200匹から300匹ほどが、卵の筋子だけを取り出された状態で捨てられているのが見つかりました。
警察は盗みの疑いで捜査しています。
きのうの朝、北海道標津町にある、根室管内さけ・ます増殖事業協会のふ化場で、生けすの周辺に大量のサケの死骸が捨てられているのを出勤した職員が見つけました。
ふ化場によりますと、死んでいたのは、人工ふ化させるために飼育されていた雌のサケ200匹から300匹ほどで、いずれも刃物のようなもので腹を裂かれて、卵である筋子だけが取り出されていました。
生けすは屋外に置かれていて、周りにフェンスなどはなく、誰でも出入りできるということです。
サケの筋子から出来るイクラは、秋サケの記録的な不漁に伴い、価格が高騰していて、警察は盗みの疑いで捜査しています。
生字幕放送でお伝えしています福岡国際センターです。
九州場所は九日目です。
後半戦に入りました。
幕内後半の取組は東から豪風4勝4敗西は正代6勝2敗です。
ことしの春場所以来の両者の対戦です。
そのときは正代が押し出しで勝っています。
正代は地元ご当所場所です。
熊本県の宇土市出身です。
2日間連勝できています。
あたってからの引き技がある豪風正代、押し出し相手をよく見ていました。
拍手
正代が3連勝で勝ち越しまであと一番としました。
相手の動きをよく見ていた正代ですね。
豪風としては思いっきりあたって次の瞬間に引いて正代の体勢を崩したかったんですけれども崩すだけの立ち合いの威力がなかっただけなかったですね。
押し込めていないんですよね。
正代の上体も起きていませんでした。
ほかの力士よりも正代は上体が起きているんですけれども起きていても相手にあたられても下がることがないんです。
両者の地力の差が出ました。
正代がご当所場所での勝ち越しまであと一番としました。
今場所の最大の焦点でもある豪栄道はきょう大関どうしの対戦。
6勝2敗できょうは稀勢の里です。
先場所、対戦したときには左からの渡し込みで豪栄道が勝ちました。
その取組も近づいています。
土俵上は遠藤と宝富士です。
今場所は六日目横綱白鵬に5回目の挑戦で初めて白星をもぎ取った遠藤通算2個目の勝ち金星を挙げました。
遠藤の5勝のうち4勝は1横綱3大関から取りました。
前半戦は遠藤はいい内容で勝っていますね。
舞の海⇒特に白鵬戦です。
すばらしい相撲を取りました。
立ち合いから鋭く踏み込んで中に入って差して一気の相撲でした。
二日目照ノ富士、三日目稀勢の里を押し出し四日目琴奨菊をはたき込みで破っています。
六日目に横綱白鵬から白星です。
きのうもいい内容でした。
きのうは佐田の海戦です。
右足の踏み込み相手の引き技にすすっと足が前に出ていきました。
今場所はこれが一貫していいですか。
舞の海⇒突っ張る手の動きだけではなく同時に足をスムーズに運ぶことができていますね。
上半身と下半身のバランスがとてもいいですね。
勝った相撲は特に膝がしっかりと曲がっています。
自分よりも上背のある力士には上手を浅くそして下手はかいなを返して相手の上手を遠ざける一回り小さい力士であれば左四つにこだわらずについていけるなという判断がいいですね。
前半戦は上位との対戦が続きました、東の前頭3枚目の遠藤。
大関以上はあと豪栄道戦を残しているだけです。
7勝目を挙げた正代のリポートです。
立ち合いしっかりあたることができたのでそのあとの流れにつながったということです。
足もよく出たと思います。
いい相撲だと思うと言っていました。
あと一番については、まだまだこれからですと話をしていました。
ご当所で7勝目を挙げた正代です。
きょうは宝富士との対戦の遠藤過去4回は、遠藤2勝、宝富士2勝です。
宝富士はしっかりと受け止めたいですね。
宝富士、寄り切りの勝ち遠藤、きょうは形を作ることができませんでした。
宝富士、5勝目の勝ち名乗りです。
遠藤も考えて取りましたけどね。
いきなり左四つにいくと胸が合ってしまうということできょうは徹底して相手の左差しを嫌って押っつけで攻めましたけどね。
途中まではうまくいったかに見えましたが最後、左ののど輪、右の押っつけ。
遠藤右の使い方うまいですよねこのあたり。
ここもいいですよね。
ただ宝富士もよくしのぎました。
最後は遠藤、どうしようもありません。
遠藤はできれば右からの押っつけ、左からののど輪で押し込んでいきたい。
最終的に左四つになったとしても右前まわしで左を浅く差して相手の上手を遠ざける形を作りたかったですね。
かいなを手繰って一度振りほどいてから宝富士が一瞬の隙をつきました。
この辺り、宝富士よくしのいだといえますか?そうですね、お互い攻防のあるいい相撲でした。
遠藤のリポートです。
両肘をつきながらモニターを見ていました。
そして風呂場に入っていきました。
遠藤5勝4敗。
宝富士白星先行、5勝4敗です。
きょう九日目も満員御礼です。
福岡国際センターは福岡市の博多区、港のすぐ近くにあります。
このところ曇り空が続いている福岡地方です。
きょう勝ち越しを決めた石浦あすは蒼国来戦です。
きのうに続いてきょうも満員御礼の垂れ幕が下がりました。
九州場所、きょうから後半戦です。
2勝6敗の千代の国1勝7敗の嘉風が土俵に上がっています。
今場所は、なかなか白星をつかむのに苦労している両者です。
過去5回の対戦、嘉風がリードしています。
千代の国、この2日間連敗中。
一方、嘉風、初日大関を破りましたが二日目からは7連敗中です。
なんとかこの辺りで踏みとどまりたい嘉風。
もろ差しから一気の寄り寄り切り嘉風の勝ち。
きょうは嘉風の相撲でした。
千代の国、敗れて2勝7敗あとがなくなりました。
今場所2回目の勝ち名乗りです嘉風。
大分県佐伯市出身の嘉風。
向正面雷親方に伺います。
いい相撲でしたね。
そうですね。
きょうは嘉風らしい相撲が取れました。
7連敗がうそのようです。
中に入って一気に出ていきました。
やはりご当所力士が活躍しますと大いに館内沸きますね。
きょうは本当にいい相撲を取りましたので、あすから自分の持ち味を出してあとを全部勝つつもりで頑張ってほしいです。
最後は右の下手をしっかりと引いて。
相手の千代の国よりも低くあたりました。
千代の国も激しく突っ張りましたね、通じていません。
嘉風全く下がりませんでした。
余裕を持ってもろ差しになりましたねきょうの嘉風。
突っ張りは下からと言われています。
もう少し威力が伝わるように千代の国の攻めがよかったですね。
動きはいいんです。
千代の国のリポートです。
足が出ていないという話をしていました。
結局、千代の国は中盤に入っても悪い流れを断ち切ることができませんでした。
嘉風踏みとどまって2勝7敗です。
今場所、小結に返り咲いた玉鷲ここまで5勝3敗です。
碧山西前頭筆頭前半戦に上位との対戦が続きました。
1勝7敗です。
玉鷲は1横綱2大関を前半で破っています。
舞の海さん今場所の玉鷲は激しい相撲を取っていますね。
存在感がありますね。
特に上位陣を苦しめています。
六日目、綱取りの豪栄道を左からの突き落としで破った相撲は最後まで諦めませんでしたね。
きのうの鶴竜戦もいい相撲を取りました。
見ていてすがすがしいのは自分の今持っている実力力をすべて相手にぶつけているというのが私にも伝わってくる点です。
けども最後は鶴竜に敗れましたが気迫の相撲で相手を追い詰めました。
小結は2場所目。
初めて小結に上がったのは去年の春場所。
4勝11敗でした。
前半に5勝3敗で折り返しましたので三役で初めての勝ち越しというのも可能性が出てきています。
三役以上の対戦はあと照ノ富士戦と御嶽海戦を残しているだけです。
ただ、舞の海さん碧山戦は碧山のほうが分がいいんですね。
押し合いになると碧山のほうが一発一発は重いですね。
今場所は逆だと思います。
玉鷲のほうが突っ張りの威力があります。
手数も多く出ています。
きょうの立ち合いはどうか。
行司は木村容堂にかわっています。
押し出し、玉鷲の勝ち。
きょうも前に前に攻めていきました、玉鷲です。
玉鷲勝って6勝目。
碧山、九日目で負け越しです。
決まり手は押し出し。
舞の海さんの取組前のお話のように今場所のよい点、悪い点が出てしまいましたね。
やはり積極的なのは玉鷲消極的なのが碧山です。
玉鷲は一発一発に自分の気持ちを乗せていますね。
碧山は相手を見ながらつかまらないようにというようなそんな動きに見えました。
玉鷲はそういったことは関係なくとにかく攻めるんだそういう気力あふれる相撲でした。
やはり今場所の活躍ぶりそれが相撲に表れますね。
これで6勝3敗としました。
向正面、雷さん三役で勝ち越すというのは簡単なことではありませんよね。
見えてきました。
大変なことだと思います。
私も6勝しかできませんでした。
今場所の玉鷲は全然違います。
特に小結ですと前半戦で上位とあたっていきます。
そう簡単には流れをつかめませんよね。
やはり横綱大関戦組まれることが多いです。
ですから流れをつかめないまま終わるということが多いですね。
でも玉鷲は自分のペースをしっかりとつかんでいます。
玉鷲6勝3敗好成績であすは魁聖です。
東の御嶽海、今場所新三役です。
二日目、大関の琴奨菊を破って白星を挙げましたが三日目から6連敗中です。
前半戦、上位との対戦が続きました。
横綱大関戦はすでに終了しています。
御嶽海のリポートです。
前半終わりましたね。
前回、上位とあたった名古屋場所よりも本人は手応えを感じていると話しています。
ただ、白星にはつながっていないんだけれども手応えは感じている。
名古屋場所では本人の話ですと相撲を取らせてもらえなかった。
今場所は相撲が取れていると思うという話です。
具体的には立ち合い踏み込めているのがよかった。
勝った勝負、琴奨菊戦ではなく大関稀勢の里横綱日馬富士と長い相撲が取れたそれが自信になったということです。
大関横綱の対戦が終わったあとこれからが大事です。
新三役で勝ち越しが目標だったので全部これから勝っていくというふうに話していました。
舞の海さん、前向きですね。
特に本人、踏み込めているという話でした。
でも見ているとまだまだ踏み込み弱いと思います。
さらに踏み込むことができれば白星がさらに続いていくという前半になっていったのかもしれませんね。
身長もそれほど高くありませんし腕も長くありませんですから上位陣は180、190cmぐらいありますからね。
その相手に自分の体をどう生かして自分の相撲を作っていくのかそれが大事になります。
それときょうの一番おもしろいですよ。
両者は常に一緒に稽古しています。
稽古場では栃煌山にほとんど勝てませんでも本場所になると御嶽海が勝つそうすると栃煌山は自分は何をやっているんだろう。
屈辱感を味わいますしね。
栃煌山のほうが嫌なのかもしれません。
同じ一門どうしの対戦。
出羽海部屋の御嶽海に春日野部屋の栃煌山先場所は御嶽海が勝っています。
今場所の一番どうでしょうか。
御嶽海に栃煌山。
横から崩して寄り切り御嶽海の勝ちです。
これで2回の対戦は、いずれも御嶽海。
栃煌山、敗れて2勝7敗です。
舞の海⇒御嶽海もしたたかな力士ですね。
稽古場では死んだふりをしています。
全く歯が立ちませんけれどね。
思い切って稽古場ではこんなことをしませんからね。
これを隠しておいて稽古場では負けておいて本場所ではこの立ち合いです。
しかも前回の対戦で、勝った内容とは全く違う展開です。
栃煌山は今度こそ負けられないということで硬くなって、立ち合いの動きもよくなかったですね。
これは栃煌山、悔しいでしょうね。
これがまた来場所以降の対戦が心理面も含めて両者どうやって考えてくるかということでおもしろくなってきますね。
栃煌山は普通に稽古をしながら御嶽海は稽古をしながら負けながら相手を探っているんですよね。
ということは御嶽海のほうが今場所何をしたらいいかということを稽古場での勝ち負け関係なく割り切っているんでしょうね。
負けても恐らくこの人は、落ち込まないと思いますね。
稽古場ではけろっとしていますね。
よくなかったねと聞いてもいい稽古ができたといいます。
ふだん話をしていても明るい力士です。
負けたあとも前向きです。
栃煌山に足りないのはいろんな相手のケース動きを想定しながら稽古をすることです。
御嶽海の性格心理というものを、読んで相撲を取っていかなくてはいけません。
魁聖は東の前頭2枚目。
前半戦は横綱大関戦が続いて白星がありませんでした。
負け越しが決まっている魁聖です。
対戦する照ノ富士は3回目のカド番の場所です。
2連敗で始まりましたがそのあと6連勝です。
決まり手はすべて寄り切りです。
土俵上の一番のあと大関どうしの対戦は豪栄道と稀勢の里です。
東の控えに腰を下ろしている豪栄道です。
六日目玉鷲に突き落としで敗れて中盤相撲内容に若干のずれが出てきてきのうは痛恨の2敗目です。
きのうは、勝ったと思った最悪でも取り直しだと思っていたと思いましたけれど負けになってしまいました。
ここで腐ってはいけません。
このあと横綱大関戦へと突入していく綱取りの豪栄道です。
稀勢の里は6勝2敗三日目遠藤、七日目正代に敗れて前半で星を2つ落としました。
大関30場所目気付けば大関の中でただ1人優勝経験がないという大関です。
稀勢の里も先場所は綱取りへ初優勝、それに向けて燃えていました。
崩れてそしてまさかの豪栄道、しかも全勝優勝です。
相当悔しかったと思います。
上手投げ、照ノ富士7連勝で勝ち越しまであと一番です。
カド番脱出まであと1勝です。
魁聖敗れて9敗です。
舞の海さん立ち合いすぐにいいところを引きましたね、照ノ富士。
浅く差し込んで相手に左の上手を取らせないように下手も上手も取らせずにうまく料理しましたね。
今場所は初日二日目と連敗で始まりました。
カド番でどうなることかと思いましたけれど状態を戻していますね。
一気に押されて土俵際まで詰まってしまうともろいですけれど組み止めてしまうと体力もありますし力が出ます。
とにかく勝ち越しそれが絶対条件です。
カド番の照ノ富士。
2人の大関が腰を上げました。
今場所綱取りの豪栄道。
ここまで6勝2敗。
きょうから大関戦です。
最初の対戦相手は稀勢の里です。
こちらも6勝2敗。
行司が両者呼び上げました。
今場所は前半戦を終えて横綱の鶴竜がただ1人中日勝ち越しで折り返しました。
1敗で日馬富士と白鵬、さらに新入幕の石浦がグループで並んでいます。
その4人を追いかける2敗の力士です。
豪栄道、きのうも隠岐の海に押し出しで負けました。
このあと横綱大関をすべて倒して勝っていけば道が開ける可能性がありますか。
十分にありますね。
両者のきょうの取組というのはお互い2敗です。
あすからの優勝争いに向けて優勝争いにどちらが参加するかその挑戦権を獲得する大きな意味があります。
早くも九日目に生き残りを懸けた一番なんですね。
負けて3敗になったほうが優勝争いは難しくなります。
両者の対戦成績です。
豪栄道は14勝稀勢の里が24勝です。
鋭く踏み込んでもろ差しねらいの豪栄道。
稀勢の里のほうが脇を固めてあたって突き起こすという立ち合いを先場所見せました。
豪栄道は辛抱して機を見て中に入って渡し込みを決めました。
先場所を踏まえてどう占いますか。
けんか四つですよね。
豪栄道は右四つ。
低く食い下がりたい。
稀勢の里は胸を合わせて左四つ、胸を合わせたい。
お互いにけんか四つですしなりたい体勢が違いますから先場所のようにかなり激しい前さばきの応酬があると思います。
そのときに我慢比べになると思います。
どちらかが嫌がって引いてしまうかどちらが辛抱をするかそこが見どころですね。
結局豪栄道は中に入られて隠岐の海に軍配差し違えで黒星を喫しました。
先場所は、十一日目に対戦しました。
稀勢の里も初優勝に望みをかけていましたが敗れて3敗に後退。
事実上の綱取りもなくなったという十一日目でした。
先場所は稀勢の里は突き押しでいきました。
ちょうど正面から見られますけれどね。
稀勢の里は得意の左を差し込んでかいなを返して相手を起こせるか豪栄道が右四つでなんとか稀勢の里の下に食いつけるか。
ここで制限時間いっぱいです。
九日目、注目の一番。
豪栄道はこれ以上負けられません。
綱取りの場所です。
大関、稀勢の里にも意地があります。
6勝2敗どうし。
立ち合いです。
軍配、西。
物言いはつきません。
豪栄道、連敗。
敗れて6勝3敗。
稀勢の里、勝って7勝目。
左からの渡し込みも通じませんでした。
決まり手は突き落としです。
先に花道を下がる豪栄道です。
連敗です。
六日目の玉鷲戦と同じように攻め急ぎましたね。
右は差し勝ちましたけれどね。
今の相撲です。
差し手争い、勝ちました。
これで稀勢の里が下がったものですから行けると思って急ぎましたね。
あたりは豪栄道のほうが低かったですね。
下手は引いていません。
右もしっかり下手が取れていなかったですね。
ですから稀勢の里が突き落としの動きができますよね。
しかも先場所左からの渡し込みで稀勢の里敗れました。
あの右足もすかさず引きましたね。
回り込んだところですね。
豪栄道の渡し込みが届きませんでした。
連敗です。
内容もさることながらもうこれは。
これがですね。
平幕の力士でしたが負けたんだけれども攻めたからよかったです。
別にいますけれどそれで済みますけれど横綱になろうという人が攻め急いで不十分なまま一か八か勝負にいくというのは横綱になっても厳しいと思いますね。
大関どうしの対戦制したのは稀勢の里です。
先場所の、借りを返しました。
豪栄道の気持ちも分からなくはありません。
押し合いになると馬力負けする。
体格も一回り小さいということで勝負にいくという気持ちも分からなくはありません。
これで今場所いちばんの注目でもありました豪栄道ですけれどこれで3敗で優勝争いに残るためには2敗で残ったほうがという話でしたね。
ですから豪栄道は気持ちを切り替えて今場所は無理だけれど来場所につなげるとそのためには11勝ではなくて12勝ですね。
12勝3敗で優勝を逃すということになれば審判部としても横綱3人に勝つことですから来場所もう1場所様子を見ましょうということになるでしょうね。
吹っ切っていくしかないですね。
リポートです。
豪栄道ですけれどもモニターをじっと見つめたあとこちらの問いかけにはひと言も答えませんでした。
ひと言も発せずに風呂場に入っていきました。
豪栄道は5日間で5連勝できましたけれど中盤からそのとおりの相撲を取ることはできませんでした。
不十分な体勢で寄っていくと必ず土俵際には落とし穴があるということを今の相撲を見ても感じますね。
土俵際は何かがあるということを多くの親方に言われて私は実際に相撲を取ったことがありませんがいろいろありますね。
よく現役時代師匠の佐田の山さんも言っていましたね。
土俵際に必ず落とし穴がある土俵際は自分が止まらなくてはいけない。
そういう気持ちで寄っていかなくてはいけないということを言われました。
ここまで土つかずの鶴竜です。
去年の秋場所賜盃を抱きましたが丸1年優勝をしていません。
きょうの対戦相手は高安で東の関脇。
こちらは前半戦4勝4敗で大関昇進という大きな1つの目安に見れば4敗を喫してしまいました。
先場所は高安が勝っています。
これも楽しみですね。
鶴竜が気をつけなくてはいけないのは高安はここまで4敗ですから開き直ってやぶれかぶれの激しい動きをしてくるとひょっとするとあっという間に攻め込まれるかもしれません。
その辺はしっかり気を引き締めて相撲を取ったほうがいいですね。
行司、待ったなしの声。
横綱が同じ力士に、2場所連続で負けるわけにはいきません。
寄り切りました、鶴竜の勝ち。
今場所は崩れませんでした鶴竜。
高安敗れて4勝5敗。
ついに黒星が先行しました。
鶴竜が勝って9連勝です。
鶴竜、きょうも崩れませんでした。
そうですね。
一瞬ひやりとするところもありましたが大きくは崩れませんでしたね。
立ち合いの踏み込みはどうですか。
よかったと思います、鶴竜。
高安も立ち合い高いです。
鶴竜は右の上手を取りにいったんですが取れませんでした。
横綱の足は前後にあります。
まわしは取れませんでしたが攻めているのは鶴竜でしたね。
鶴竜が後半に入っても先頭を走ります。
高安、4勝5敗。
2桁どころか勝ち越しも厳しくなってきますね。
7勝1敗の日馬富士です。
対戦相手は隠岐の海です。
2勝6敗。
この1年の対戦成績。
去年の九州場所日馬富士、春場所も上手投げで日馬富士、そのあと夏、名古屋、秋場所といずれも隠岐の海が勝っています。
名古屋場所と秋場所後は三日目に対戦してその2場所とも隠岐の海が勝っています。
日馬富士としてもちょっと嫌な印象があると思います。
これだけ負けていますからね。
甘く見ていないと思いますがなんとなくお隠岐の海というのは取り口が穏やかな印象があります。
そこに対戦相手もうまくはまってしまうのではないかと思います。
きょうも支度部屋では隠岐の海は何回も左を差してそれからの展開を立ち合い確認していました。
向正面には元垣添の雷親方です。
隠岐の海はここ3場所白星をもぎ取っていますね。
そうですね、左を差せば隠岐の海もかなり力を出します。
九日目結び前の一番です。
鶴竜を追いかけていきたい日馬富士。
前に出ていった横綱一気に出ました。
日馬富士、九日目勝ち越しを決めました。
隠岐の海は2勝7敗です。
日馬富士、きょうは左を差して一気に走りましたね。
厳しい相撲を見せた横綱日馬富士です。
右の上手も速かったですね。
隠岐の海は上手も取れない下手も取れない。
隠岐の海、不思議な力士ですね。
きのうは、あれだけ積極的に攻めて勝ちました。
きょうは、本当に相手に一方的に押されてしまいました。
寄られてしまいました。
館内、大歓声です。
ご当所福岡出身琴奨菊が白鵬に挑戦します。
柳川市出身の琴奨菊。
この相撲一番にて本日の打ち止め!白鵬は初日から5つ白星を並べました。
六日目、遠藤に不覚を取りましたがそのあと立て直しています。
星1つの差で鶴竜を追いかけます。
場所に入って両肘にサポーターがあります、白鵬です。
きょうの対戦相手は琴奨菊3勝5敗。
序盤に3連敗、そしてきのうおとといと連敗で黒星が先行しています。
夏場所以来の対戦です。
夏は白鵬が右からのすくい投げで勝っています。
初場所、琴奨菊が勝ったのはあの初優勝のときです。
押し出しで琴奨菊が白鵬を破っています。
琴奨菊が勝ったのはあの初場所、左を差して迷わず一気に出ていく相撲でした。
そのあとは白鵬が春は上手投げ夏は、すくい投げで勝っています。
今場所、琴奨菊は決していい内容ではきていません。
立ち合いの馬力もなくなってきました。
左右の突き落としにももろくなりました。
大関、ご当所でなかなか勝てないというのは負けて花道を引き下がっていくときはつらいでしょうね。
前半戦、万全ではなくても後半戦に状態を上げていくのは白鵬のいつもの流れです。
きょうから大関戦が始まります。
白鵬、あすは稀勢の里戦です。
結びの一番に地元の大関への声援が大きくなってきました。
最後の塩に分かれました。
合わせる行司は40代立行司式守伊之助です。
横綱、下手をしっかりと引きました。
上手投げ、白鵬の勝ち。
8勝1敗、勝ち越しました。
琴奨菊は3勝6敗となりました。
星1つの差で鶴竜を追いかけていく白鵬、日馬富士そして平幕の石浦です。
今の一番、どう映りましたか?琴奨菊に得意の左を差させずに白鵬が右を差しました。
この時点で一安心ですね。
そのあと白鵬にはかなり余裕があったと思います。
どういう勝ち方、どういう決まり手で破ってやろうかということを考えているくらい余裕があったと思います。
差し勝ちましたね、右これで安心です。
琴奨菊ががぶっていくんですが白鵬は先に下手を引きました。
白鵬は寄られても余裕を持って残しながらどう料理しようかと最後は左からの上手投げ。
鶴竜が9連勝。
8勝1敗で日馬富士と白鵬そして平幕の石浦が追います。
鶴竜は改めて気持ちを引き締めてと口元を引き締めていました。
きょうの解説正面は舞の海さん向正面は元小結垣添の雷さんでした。
「大相撲九州場所九日目」をお伝えしました2016/11/21(月) 15:55〜18:00
NHK総合1・神戸
大相撲九州場所 九日目 ▽前半戦を振り返る[二][字]

(4:10)「幕内取組」 【解説】正面(幕内)舞の海秀平,向正面(幕内)雷(元垣添),【アナウンサー】正面(幕内)船岡久嗣

詳細情報
番組内容
(4:10)「幕内取組」 【解説】正面(幕内)舞の海秀平,向正面(幕内)雷(元垣添),【アナウンサー】正面(幕内)船岡久嗣 <副音声>【実況】マレー・ジョンソン 〜福岡国際センターから中継〜 <中断>(4:00)−(4:03)[字]ニュース (5:00)−(5:03)[字]ニュース
出演者
【出演】【解説】正面(幕内)舞の海秀平,向正面(幕内)雷(元垣添),【アナウンサー】正面(幕内)船岡久嗣,<副音声>【実況】マレー・ジョンソン