全文書き起こしサイト

地上波テレビの字幕を全文書き起こします

スポンサードリンク

書き起こし 真田丸(47)「反撃」 2016.11.27

(砲声)
(衝撃音)
(崩れる音)
(崩れる音)
(侍女たち)キャ〜!
(きり)なりませぬ!なりませぬ!なりませぬ!この日大坂城内では多くの女たちが命を落としたという。
砲撃は一日で終わった。
(兵士)拭え!
(且元)話が違うではござらぬか!大御所様!
(兵士)おい!
(砲声)太閤殿下…。
片桐且元。
関ヶ原以後の豊臣政権を一人で背負っていたこの男は豊臣家を裏切ってしまった事を悔やみ続けこれよりおよそ半年後急死する。
病死とも自ら命を絶ったともいわれる。
(信繁)和睦!?
(治長)お上様のお気持ちが変わられた。
あの大筒は既に弾が尽きております。
なぜ分かる?撃ってこないのが何よりの証拠。
今は和睦の時ではありません。

(きり)今はどなたともお会いしたくないそうです。
おけがはしておられぬか?何だ?そんなにご心配でございますか?当たり前だろう。
おけがはしておられません。
私が死に物狂いでお助けしましたから。
お前が?そりゃ助けますよ人として。
礼を言う。
別に源次郎様に言われる事では。
(扉が開く音)
(大蔵局)白湯をご所望じゃ。
すぐに。
今和睦をすれば徳川の思うつぼ。
(大蔵局)我らは戦に勝ったのですよ。
戦はまだ終わっておりませぬ!
(扉が閉まる音)
(秀頼)修理これからどうなる?まず和睦の案を双方が出し合います。
そして話し合いを進める中で落としどころを見いだす事に。
(団右衛門)和睦に決まったというのはまことですか?
(又兵衛)らしいな。
(団右衛門)戦が終わったらわしらはどうなりましょう。
お役御免ですか。
豊臣家に召し抱えられるのではなかったのですか!
(牢人たち)そうじゃ!
(勝永)うるさい!仮に和睦してもなお前たちの事はちゃんとこの兄貴が面倒見てくれる。
心配するな!俺に任せとけ!
(牢人たち)おおっ!なぜ和睦じゃ!おい。

(重成)徳川はどう出るでしょうね。
和睦と引き換えに恐らく我ら牢人衆の処分を求めてくるだろう。
(重成)牢人を?一旦和睦に持ち込み牢人たちを追い出した上で改めて攻めようという腹と見た。
(治房)和睦はならぬ。
(重成)治房殿は自ら敵陣に斬り込むだけあって家中では最も牢人たちに近い立場におられます。
和睦はならぬ!評定が始まる。
左衛門佐まことにあいすまぬ。
こうなった上はできるだけ我らに有利となるよう話を運ぶのみ。
まだまだこれから。
和睦をする上でまずなさねばならぬ事は牢人たちの処遇でございます。
(治長)実のところどうすればよい?それなりの扶持を与え豊臣の家臣とします。
その許しを徳川殿に頂いて下さい。
なりませぬ!召し抱えるいわれがどこにあります。
牢人たちがいるからこそ我らは戦に勝ち敵は和睦を言いだしたのです。
いなくなれば家康の思うつぼ。
勝ったのだからもはや用済みじゃ。
(有楽斎)まあまあ。
あまり牢人たちをむげに扱うのもいかがなものでございましょう。
これ以上牢人たちをのさばらせたらたとえ戦に勝ったとしても豊臣家は内から滅びます!
(秀頼)私としては…。
できうる限り報いてやりたい。
(有楽斎)さすがは右大臣様。
(治長)左衛門佐。
いずれにしても牢人の処遇を和睦の主眼とするからには徳川の言い分も聞かねばなるまいが。
さようにございます。
恐らくはそのかわりに人質を出せと。
人質?お上様には江戸にお下り頂く事になるかと。
なりませぬ!母上を一人江戸にやる事はできぬ。
あとは殿様が大坂を離れるか。
(大蔵局)何を申される!
(有楽斎)大坂城を出て代わりにどこぞ西国の一国をもらい受けそこにて西の要の大名とおなりあそばすのです。
ありえませぬ。
それはいかがなものでしょう。
大坂を離れるという事は徳川にこの城を明け渡すという事。
我が父が造ったこの城を捨てるのは忍びない。
しかし私は決して大坂にこだわっている訳ではない。
(大蔵局)殿様!それで再び太平の世が訪れるのであれば私は喜んで城を出よう。
さすがは右大臣様感服つかまつりました。
・ご無礼を致します。
(大蔵局)いかがした?きり。
左衛門佐様。
お上様がお呼びでございます。

(茶々)私の目の前で侍女が大勢死にました。
お上様がご無事で何よりでした。
先ほどまで話していた娘があっという間に血を流して足元に転がっていました。
きりが助けてくれたのです。
あれのおかげで私は命拾いを。
強い女子です。
源次郎…。
もう心配ございません。
敵の弾は尽きました。
茶々を叱って下さい。
あれほど和睦はしないと言っておきながら…。
ご案じなされますな。
なんとかうまい形で和睦に持ち込もうと今皆で思案しておるところ。
もうこのような事はたくさんじゃ…。
お上様が大坂を離れるのも悪くはないかもしれぬな。
そんな話があるのですか?この城におられる限りあのお方の心は休まらぬ。
何年ここにおられるとお思いですか?つまりずっとあのお方はつらい思いをされてきたという事だ。
(盛親)わしは所領を取り戻すためにやって来た!秀頼公はお約束下さったのだ!それはどうなるのか!
(全登)私も切支丹の保護をお約束下さったからこそここにおるのです!言いたい事は分かっておる。
今掛け合っているところだ。
(又兵衛)俺たちは使い捨てじゃねえだろうな。
そのような事は断じてない。

(勝永)お上様のところへ盛んに出入りしているらしいが。
だから?2人の仲を疑う者もいる。
勝手に言わせておけばよい。
(勝永)俺たちを使って一人だけいい思いをする気ではなかろうな。
だとしたら俺はお前を斬る!これ以上話す事はない。

(信之)兵糧は全て平野殿に託した。
真田はあずかり知らぬ事に。
(通)無事大坂の方々に届くとよろしおすねやけど。
弟が今向こうで命を懸けた戦をしておる。
それを思うと居ても立ってもいられないのだ。
重くはないか?重たかったら言うてます。
それであなた様のお心が安まるのなら一晩中でも構しまへんえ。
何をしている!
(稲)近頃様子がおかしいので後をつけさせて頂きました。
(こう)こちらは?小野お通殿じゃ。
京で書や和歌を指南しておられる。
(通)通でございます。
勘違いするな!わしはお通に話を聞いてもろうていただけじゃ。
お通と話していると不思議に心が休まるのだ。
(稲)はい。
はい。
(こう)悔しゅうございます!どうしました?おこう。
旦那様を癒やしてさしあげるのは私の役目でございましたのに!う〜この女〜!おこう控えなさい。
(こう)ご無礼を致しました。
(通)さっお帰り下さいませ。
次のお客様がそろそろお見えどすねや。
次のお客?みんな私に心の内をお話しにやって来はります。
我が夫も客だったと申すのですか?
(通)もちろん。
当たり前ではないか。
客という事は銭を受け取っていたのですか?これが私の生業でございますゆえ。
分かってくれたか?世話になった。
え〜次は常陸屋藤左衛門様。
(通)あらいはったんですか。
もうちょっとお待ちを。
誰だ?はい?えっ!?
(稲)我が夫は随分戸惑っておるようですが。
(通)お支払いはいつもご家来衆がされておりました。
そうや今月のお代まだもろておりません。
お勘定書きはどなたさんに?
(稲)私が。
(稲)お通殿といいましたね。
はい。
私はこういう気性ですから夫もさぞ息苦しい思いをしていると分かっておりました。
しかしながらこれよりは夫の心を癒やすのはこのおこうが受け持ちますゆえあなたはもう結構。
そういう事でしたら。
これ少々高くはないだろうか?膝枕で200文というのは!嫌やわ。
私を誰と思いですか?帰りますよ?またご縁がありましたら。
次の方どうぞ。
・はい。
(団右衛門)おい。
ちとよいか?
(作兵衛)はい。
真田幸村ってどんな野郎だ?俺たちが命を預けるに足る男か?
(作兵衛)知らぬ。
(どよめき)
(又兵衛)お前家来だろうが。
あのお方が京におられる間わしは上田を守っておった。
九度山にもついていってはおらぬゆえおそばにいたのは僅かな間じゃ。
フッ…こいつじゃ駄目だ。
(作兵衛)しかしあのお方の父君安房守様の事はよう知っておる。
真田家の家風も分かっておる。
安房守様ほど義に厚いお方はおられなかった。
ハッ!すぐに裏切る事で有名だったではないか。
(作兵衛)とんでもない誤解じゃ。
安房守様は生涯を懸け武田の領地を取り戻そうとされていた。
信玄公への忠義を死ぬまで忘れなかった。
そのためにはどんな手でも使った。
卑怯者の汚名も着た。
源次郎様はその血を受け継いでおられる。
あの方は太閤殿下のご恩に報いるためには何でもする。
そういうお方じゃ!わしに言えるのはそれだけじゃ。
戻ってもええかの?あっ失礼失礼。

(家康)和睦の案が届いた。
(正信)何と言うてまいりました?
(家康)牢人勢を養うために領地を増やしてくれと。
そのかわりに?秀頼が大坂城を出る。
四国2か国をくれと言うてきた。
(秀忠)父上!和睦する事などありませぬ!今すぐ総攻めを仕掛けるべきでございます!
(家康)正信。
大御所様は戦をやめるとは言うてはおられません。
しかし…。
和睦と見せかけて敵を丸裸にする。
それから総攻めを。
(正純)まずはいかがなされます?
(家康)四国はやらん。
国替えを望むなら江戸の近くにしてもらおうか。
安房と上総がよい。
関東へ下向するなど断じてなりませぬ!どう思う?左衛門佐。
家康はできぬ相談をあえてしてこちらの出方をうかがっているのでございましょう。
関東はさすがに嫌じゃ。
(有楽斎)この先は使者を立てじかに話し合うのがよいかと存じます。
それがしが徳川の陣に行ってまいります。
使者を立てるのであればその人選は念入りにせねばなりませぬ。
わしでは不服と申すか?敵には本多佐渡という古狐がおります。
あの者が出てきてはたとえ織田有楽斎殿とててこずられましょう。
ここは女子の使者を立てましょう。
されば向こうも女を出すよりありません。
参りましょう。
常高院様がよろしいかと。
常高院様の夫京極高次様は徳川の大名でございました。
徳川と豊臣の間を取り持つのにあのお方ほどふさわしい方はございませぬ。
しかしお初様は政には一切関わりを持たれておられませぬ。
参りましょう!常高院様で。
向こうは淀殿の妹を立ててきた。
その手で来ましたか。
(家康)おぬしの出番はなくなったのう。
しかたありませんな。
我らは誰を立てるのです?
(初)私で務まるか不安でなりませぬ。
源次郎のたっての願いと聞きましたよ。
常高院様は常に平常心曇りなき目で全てを見ておられます。
これ以上のお方はおられませぬ。
(大蔵局)私も参りますので何一つ心配はございません。
(茶々)あなたも行くのですか。
常高院様お一人でよろしいと思ったのですが。
心もとないゆえ私がお願い致しました。
お任せあれ!
(初)阿茶局とはどのような女子ですか?きりがよう知っておる。
なかなかの食わせ者でございます。
そうなのか?本多様が古狐ならば女狐。
見た目から言えば女狸でございます。
自信がないのう…。
お上様いかがでしょう。
きりをお初様の付き添いとして談判の場に行かせるというのは?無用でございます!面白い。
勘弁して下さい!風向きが悪くなったらその場をかき回せ。
流れを変えるのだ。
お前にしかできぬ事だ。
お任せあれ!12月18日。
和睦交渉の会談が徳川方である初の義理の息子京極忠高の陣で始まった。
(阿茶局)戦は男の勝手で始まるもの。
我ら女はいつも振り回されてばかり。
このように我ら女だけで戦の始末をつけるというのは…。
愉快なものでございますね。
さようでございますね。
始めましょうか。
(秀頼)左衛門佐。
はい。
そなたはしぶとい。
急にどうされました?討って出ると進言し退けられたら真田丸を造り和睦が決まれば今度はいかに有利に事を進めるかを考える。
望みを捨てぬ者だけに道は開けるのです。
女子どもはうまくやってくれているだろうか。
祈りましょう。
まずお上様について。
人質とは致しませんからどうぞご安心下さいませ。
ありがとうございます!右大臣秀頼公におかれましてはご領地はこれまでと同じ。
今後とも御身に危害が及ぶ事はない事をお約束致します。
大坂のお城を明け渡せとも申しません。
まことでございますか?まことでございますよ。
よろしゅうございましたね〜!ええ…。
(阿茶局)今後もし大坂を離れられる事があればお好きな国を望まれませ。
どこなりと。
まあ!それから…そうそう。
城に籠もり徳川に楯突いた牢人たちについては一切処罰は致しません。
よい事ずくめではありませぬか。
(阿茶局)当たり前でございます。
そちらは戦にお勝ちになったんですから。
あとは…え〜何かございましたっけ?あ〜…。
まあおいおい。
(大蔵局)おいおい。
(阿茶局)おいおい。
おいおい。
(大蔵局阿茶局)フフフ!あっ!あ〜ああ〜!うわ〜!ああ〜!足がつりました!
(大蔵局)何をしているのです?申し訳ありません。
足がつりました!一つよろしいですか?はい?牢人の処遇がまだ決まっておりませんが。
ですからおとがめなしと。
あの者たちの手当のためにご領地を増やして頂けるという話は?それを決めませぬと牢人たちが困ってしまいます。
牢人たちは今後どうされるのですか?それについては頭を痛めておるのです。
(阿茶局)お察し致します。
あんな得体の知れない牢人たちが城の中をうろうろしていてはおちおちゆっくり眠る事もできませんものね。
そうなのでございますよ!このまま仕官するつもりの者も大勢います。
ご領地を増やして頂かないと。
(阿茶局)あの出城何と言いましたか。
え〜真田丸。
そうあれを壊してしまってはいかがですか?あんなものがあるから牢人たちがいつまでも居座るのです。
(大蔵局)それはよいお考え!真田丸は取り壊し。
ついでに…お堀も埋めてしまいましょう。
堀も?
(阿茶局)お城が裸になればいくら面の皮の厚い牢人たちも出ていかざるをえなくなる。
そうお考えになりませんか?さすがは阿茶様。
牢人たちがいなくなれば大御所様も一安心。
よい事ずくめではございませんか。
ねっそう致しましょう。
そう致しましょう。

 

 

 

 

 


(阿茶局)そう致しましょう。
(大蔵局)そう致しましょう。
ああ〜!あ〜またつった!
(大蔵局)だから何をしているのです?申し訳ございません!その件については一旦持ち帰り右大臣様とよく相談した上で…。
男たちに返せばまた血が流れます。
せっかくこうして女たちだけで集まっているのです。
私たちだけで決めてしまいましょう。
ねえ。
はい。
(阿茶局)どうせ戦はもう終わっているのですから。
埋めてしまいましょう。
埋めてしまいましょう。
(大蔵局)埋めてしまいましょう。
(大蔵局)フフフ!
(大蔵局阿茶局)フフフフ!
(正純)「一つ牢人の罪は問わない。
一つ秀頼公のご領地はこれまでどおり。
一つ茶々様は江戸にお住まい頂かずともよし。
一つもし大坂からお移りになるならばお望みの国へ。
一つ秀頼公御身のご無事を請け合う」。
(正信)お見事にございました!でかしたぞ。
談判は何事も勢いで押し切るのが一番。
いささか疲れました。
大手柄じゃ!どらどらどら。
(阿茶局)えっ?えっ?あ〜もうお戯れを。
和睦は成立し20日徳川方は戦闘態勢を解いた。
(大蔵局)以上が和睦の内容五か条にございます。
(治長)牢人たちの処遇が曖昧になっております。
罪を許すというだけではあの者らは納得致しませぬ!
(大蔵局)阿茶局殿もおいおいと申しておられました。
これからゆっくり決めていけばよろしい。
(有楽斎)確かにほかは我らの望みどおり。
ひとまずはこれでよしとされてはいかがですか?左衛門佐。
殿様のご決断に従いまする。
(治長)何か引っかかるか?あまりにも我らに都合がよすぎます。
ほかにも大蔵局と阿茶局の間で決められた事があるのかもしれません。
お初様に確かめて頂けますか?疲れが出て休まれておる。
このほかに決まった事はなかったか?堀の話は?堀!?全部埋め立てるって。
あと真田丸も。
聞いてないのですか?・
(足音)
(内記)殿!一大事でございます!
(徳川兵)道を空けよ!
(争う声)誰の許しをもらってかような事を!
(徳川兵)和睦にて決められた事じゃ!こら!やめんか!
(徳川兵)取り決めに背くおつもりか!内記作兵衛!ならぬ!殿これは一体…。
私が許しました。
何ゆえに?
(大蔵局)戦は終わり。
あのようなものは無用の長物。
家康のまことのねらいはそこだったのです。
なぜお分かりにならぬ!牢人たちを養うだけの金銀はもうありません!あとは出ていってもらうしかない。
堀が無くなればこれ以上戦はできないとあの者たちも思うでしょう。
なんという愚かな!何が愚かです!出城も堀も失っては戦えませぬ!戦えぬ我らに家康が約定を守るとお思いか!母上は豊臣をお潰しになられるおつもりか!全ては豊臣のためじゃ!これでよかったのだ。
(有楽斎)これで…。
城郭の破壊と堀の埋め立てにより大坂城は本丸を残して完全に無力化されようとしていた。

(治長)まさかここまでやるとは…。
全ては家康のもくろみどおり。
(秀頼)左衛門佐…。
すまぬ。
見よ。
瞬く間に堀が埋められていく。
真田丸も見るも無残な姿に。
これで裸の城じゃ。
あとは向こうが和睦を破るようしむけるだけ。
そこで総攻めをかけるのですね。
秀忠。
これぞ城攻めよ。
ハッハッハッハッハ!ワハハハハハ!惣構えは全て破却堀も埋め立てられる。
二の丸三の丸も壊す約束を交わしたらしい。
二の丸三の丸も?戦いようがない!
(どよめき)
(手をたたく音)あんたの得意な策を聞かせてくれよ。
これでどうやって戦うんだ?策はない。
諦めるのですか?もはやこの戦勝ち目はなくなった。
全ては私の力不足だ。
申し訳ない。
左衛門佐様…。
皆早々に立ち去るがよい。
城を枕に討ち死にしようなどと愚かな事は考えぬように。
では御免。
(勝永)どうするのだ?
(盛親)ここにいても先はない。
お前ら行く当てあんのかよ?行く場所のねえやつらがここに集まったんじゃねえのかよ。
戦うつもりか?堀もない城でどうやって敵を追い払う?ハハハハハ!面白えじゃねえか。

(取り壊しの音)ここまでじゃ。
お前たちはすぐに城をたて。
上田へ行くのだ。
兄上がきっとなんとか。
(春)殿。

(足音)皆様が。

(又兵衛)何のんびりしてるんだよ。
早く策を立ててくれよ。
俺たちはうずうずしてるんだ!私は何のために九度山へ行ったのです!わしらはおぬしに従う。
考えろ。
どうすれば勝てるか考えるんだ!あなたは勝つためにここへ来られたのではないのですか?
(作兵衛)殿!徳川に一泡吹かせてやりましょう!
(2人)お願い申す!
(牢人たちの訴える声)
(牢人たち)あっ!
(治長)右大臣様のおなりである。
「望みを捨てぬ者だけに道は開ける」とそなたは言った。
はい。
私はまだ捨ててはいない。
かしこまりました。
よ〜し!え〜い!
(牢人たち)お〜!
(又兵衛)え〜い!
(牢人たち)お〜!
(又兵衛)え〜い!
(牢人たち)お〜!
(又兵衛)え〜い!
(牢人たち)お〜!
(又兵衛)え〜い!
(牢人たち)お〜!狙うのは?大将の首。
堀の掘り返し始まってしまったぞ!ありえぬ!みんな戦がしてえんだよ!戦が起きる時は誰も止める事はできぬ。
弟は死ぬ気だ。
土佐は大坂五人衆の一人長宗我部盛親のふるさとです。
盛親は土佐の大名元親の四男として生まれました
岡豊山にあった岡豊城。
盛親は戦上手の父のもとこの城で育ったといいます
浦ノ内湾に面した鳴無神社は1,500年の歴史を誇る社です。
盛親は関ヶ原の戦いに向かう直前勝利を願い漆塗りの神輿を奉納しています。
しかし関ヶ原の戦いに敗れ土佐一国を失ったのです
牢人となった盛親が家臣に宛てた書状です。
ほかの大名への仕官を勧め家臣を思う心情がうかがえます。
盛親にとって大坂の陣は長宗我部家の再興を懸けた戦いだったのです
2016/11/27(日) 20:00〜20:45
NHK総合1・神戸
真田丸(47)「反撃」[解][字][デ]

茶々(竹内結子)は幸村(堺雅人)の反対を押し切り、家康(内野聖陽)との和睦に傾く。和睦交渉での阿茶局(斉藤由貴)の態度に、きり(長澤まさみ)は不安を感じる…

詳細情報
番組内容
茶々(竹内結子)は、幸村(堺雅人)の反対を押し切り、家康(内野聖陽)との和睦に傾く。和睦交渉での阿茶局(斉藤由貴)の寛大な態度に、きり(長澤まさみ)は大きな不安を感じる…。結局、大坂城の外堀を埋め、真田丸砦を破却することが決定してしまい、幸村は激しい衝撃を受ける。もはや戦うすべを失った又兵衛(哀川翔)や勝永(岡本健一)らの、豊臣家への怒りが頂点に達する…
出演者
【出演】堺雅人,大泉洋,長澤まさみ,松岡茉優,吉田羊,藤本隆宏,斉藤由貴,岡本健一,中川大志,中原丈雄,小林隆,星野源,哀川翔,竹内結子,近藤正臣,内野聖陽,【語り】有働由美子
原作・脚本
【作】三谷幸喜
音楽
【音楽】服部隆之