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書き起こし ちびまる子ちゃん 2016.11.27

(丸尾)ズバリご注目!ちびまる子ちゃんが始まるでしょう。

(まる子)うん?
(すみれ)あああれ?この間商店街でね…。
《あら!》
(販売員)《洗濯機に浮かべるだけで糸くずが取れるアイデア商品「糸クズ取りネット」こちらでの販売は今日まで!》《商品もここにあるだけ。
早い者勝ちですよー!》《今日まで!?》
(ヒロシ)おっあったあった。
うん?「主婦のアイデアが大ヒット!今話題の『糸クズ取りネット!』」普通の主婦のアイデアで大もうけってんでこの記事覚えてたんだ。
(友蔵)へえ〜大したもんじゃ!
(おばあちゃん)すごいねえ。
お昼何にします?あっ来た。
わが家の普通の主婦。
はあ?お母さんちょいと見てよ。
ほら普通の主婦が考え付いたんだってよ。
普通の主婦が。
どう?お母さんも。
はあ?普通の主婦のアイデアがいいんだって。
お母さんのアイデアだっていいってことじゃん。
えっ?駄目駄目。
お母さんのアイデアなんてないわよ。
まあそう言わずちょっと考えてみなよ。
もしかしたら…。
お母さんも大もうけのチャンスかもよ。
無理無理。
お母さんただの普通の主婦で十分。
ええ〜そんなこと言わないでさ〜せっかくなんだから。
いいってばしつこいねえ。
ああお母さん。
お昼はわししつこくない物で。
あたしもお願いするよ。
じゃおうどんにしますね。
ちょっとお母さ〜ん!ぶぅ〜。
お母さんったらせっかく普通の主婦なのにもったいないったらありゃしないよ。
(たまえ)糸クズ取りネットうちも使ってるよ。
ほらほらこの分なら清水の洗濯機だけでも相当ぷかぷか浮かんでるはずだよ。
日本中だったらもうぷかぷかぷかぷかだよ。
くぅ〜お母さんめ〜。
あたしが普通の主婦だったらアイデアで大もうけ狙うのに。
はっ!どうしたの?まるちゃん。
そうだよ!あたしが考えればいいじゃん。
えっ?普通の主婦でいいなら普通の小学生だっていいじゃん。
ねったまちゃん。
そっ…そう?普通の小学生のあたしのアイデアがもし大ヒットしたらさ…。
《オーッホッホッホッホッ》いや〜参ったね。
まだ何のアイデアも出してない
たまちゃんあたしゃやるよ。
今こそ普通の小学生の本気を見せるときが来たよ。
(たまえ)アハハハ…。
《まるちゃん本気を出す場所間違ってるんじゃ…》
まったくである
あ〜う〜う〜ん…。
いざ考えるとなるとなかなか出てこないもんだね。
うん?奥さんあたしゃあんたさんを尊敬するよ。
(友蔵)うん?ええっ!?おーっ!う〜ん…。
どうしたんじゃ?まる子が宿題をしているような幻が…。
何と!幻じゃない!まる子が…まる子が宿題をしておる。
友蔵感激!!幻どころかあたしゃ本気だよ。
宿題どころじゃないくらいに本気なのさ。
宿題どころじゃない本気とな!?それは恐ろしいほどの本気!お母さんが普通の主婦の本気を出さないからあたしが普通の小学生の本気を出すんだよ。
お母さん?もしかして昨日のアイデアの?そうさ。
もうお母さんには期待しないよ。
自分でビッグチャンスをつかむんだ。
すごいぞまる子。
あっぱれなチャレンジ精神じゃ!よし!わしも手伝おう。
おじいちゃんも?わしも普通の年寄りじゃ。
今こそ孫のために本気を出そう。
見〜せ〜て〜やるわ〜!あっ普通の年寄りの本気を〜!!ありがとうおじいちゃん。
普通の小学生と普通の年寄りの本気で大もうけだね。
大もうけじゃ!
だからまだ何のアイデアも出していない
駄目だやっぱり何も出てこない。
本気過ぎてかえって肩に力が入ってしまっているのかもしれん。
あっそうじゃ!いつもの1日を思い浮かべてみたらどうじゃ?いつもの1日?ああ。
そうすれば肩の力も抜けて何か思い付くかもしれん。
よし!いつもの1日ね。
やってみる。
まず朝。
布団から出たくないって毎朝思うんだよね。
あっ布団が服ならいいじゃん!そのまままたすぐ寝られるし便利だよね。
「ふとんがふっとんだー服」いいよね!いい!いい!
そうだろうか?
そうか。
こういう感じで考えていけばいいのか。
どんどん考えよう!よ〜し次は学校に着いたら…。
靴を出したり入れたりするの面倒くさいな〜っていつも思ってたんだよね〜。
これなら1足で済んであら便利!名付けて「上ぐついら〜ん」どう?「上ぐついら〜ん」これは上靴を忘れ物することもないし便利じゃ。
乗ってきたよおじいちゃん。
この調子じゃまる子!次は…あっそうだ!しまった!宿題やってくるの忘れた!遅刻しそうな小学生にぴったり。
「ピンクシえん筆」おおー!これまた便利じゃ!じゃが…わしには関係ない商品じゃ。
そりゃおじいちゃん小学生じゃないもん。
遅刻もないし宿題もないもんね。
そうじゃない。
えっ?頭に留められないし髪もとかせない。
そっ…そうか。
うん?待て待ておっ浮かんだぞ!この「落ちむ者ハット」をすればあなたも憧れの「ピンクシえん筆」を頭に留められます。
ふふ〜ん。
「落ちむ者ハット」か。
まる子考え付かなかったよ〜。
シャンプーハットってあるじゃろ?あんな感じがヒントになったんじゃよ。
いいねいいね。
「ピンクシえん筆」「落ちむ者ハット」と。
おじいちゃん今あたしたち普通の小学生の本気と普通の年寄りの本気を出し合ってすごくいい感じだよ。
ああ〜すごくいい感じじゃ!
(さきこ)ただいま〜。
何してるの?おかえりお姉ちゃん。
むふっ見たい?はあ?見たい?しょうがないね〜。
何も言ってないでしょ?いいよいいよ。
見せてあげるよ。
はい。
何なのよ。
「ふとんがふっとんだ服」?「上ぐついら〜ん」?ホントわれながらよく思い付いたよ。
「ピンクシえん筆」「落ちむ者ハット」お姉ちゃん「落ちむ者ハット」はわし。
わしじゃ!どうしよう?おじいちゃん。
あたしたちがっぽがっぽもうかっちゃったら〜。
どうしようまる子。
考えただけでにやにやしてしまうのう。
ねえ?

 

 

 


(まる子・友蔵)うん?これ売れないよ。
(友蔵)えっどうして?だって全然欲しくないもん。
いらない。
(友蔵・まる子)あっ…。
よし子さんたちと約束してるから行くね。
おじいちゃん急にこの部屋寒いね。
ああ冷えるのう。
でも負けないよ!おじいちゃん進もう。
大もうけに向かって!
(友蔵)向かって!はあ?いらない靴下?何に使うのよ。
ちょっと本気で使いたいんだよ。
お父さんのこの靴下ならもうずいぶんはいたしそろそろいいかなと思ってたんだけど。
ちょうだいちょうだい。
じゃ〜ん!お試し版「上ぐついら〜ん」だよ。
記念すべき第1号じゃな。
といってもお古の靴下だけどね。
何の。
お試しして改良を重ねていくのが本気で大事じゃ。
でどうじゃ?足の裏が冷たいし石を踏むと痛いね。
やっぱり試して分かることってあるのう。
メモメモ!・
(さきこ)あんたそれ何?うん?これは「上ぐついら〜ん」を…。
はあ?まだそんなこと言ってたの?だいたい何が「上ぐついら〜ん」よ。
いやだから本気でお試しで。
お試ししなくても分かるでしょ?そんな汚して。
裏返してはけないでしょ。
はっ!あっ…。
「上ぐついら〜ん」がやっぱりいら〜んとやっと分かったまる子であった
(さきこ)よくも友達の前で…。
覚えてらっしゃい!あっ…。
普通の小学6年生のお姉ちゃん
しかしまる子を怒るときは本気で怖いのであった
二宮金次郎さんって今までちゃんと見たことなかったな。
うん。
よく見ると変わった格好をしてるんだね。
(永沢)次の図工の時間に銅像作るからって見に来たけどまさかこんな大きな物は作らないよな。
(藤木)確か顔と肩までだったはずだよ。
金次郎さんの顔ってあんまり表情がないんだよね。
皆さん!
(一同)うん?二宮さんは仕事しながら勉強したそれはそれは偉い人なんですよ。
そんなことは知ってるよ。
でも歩きながら本を読むなんて器用な人だね。
気持ち悪くならないのかな。
わたしゃ教科書なんて授業の他に見たくもないけどね。
(チャイム)
(戸川)今日は2人組になって友達の像を作りましょう。
たまちゃん私頑張るよ。
うん私も頑張るね。
(はまじ)できた!えっ?もう?
(はまじ)じゃーん!
(まる子・たまえ)ハハハハ…。
(ブー太郎)もっとちゃんと作ってくれブー。
(笹山)丸尾君よろしくね。
お任せください笹山さん。
《素晴らしい作品を作って図工の成績をぐっとアップさせてみせます》《いいなー丸尾君》《笹山さんをずっと見ていられるなんて…》《もし僕がそうなったら…》
(藤木・笹山)《フフフフ…》エヘエヘヘヘ…。

(永沢)藤木君藤木君…藤木君!うん?わっ…。
変な顔してないで普通にしてくれよ。
あっうん。
ごめんごめん。
友達を作るなんて何だか楽しいね。
そうだね。
《毎日会ってるたまちゃんだけどこうやって作るとどこから手を付けていいやら》《なかなか難しいもんだね》《でも大好きなたまちゃんの顔絶対に失敗するわけにはいかないよ》うん?うっ…。
うん?うっううん何でもない。
《私の顔ってそんなに大変なのかな》藤木君の顔って難しいな。
えっあっごめん。
《笹山さん…うん?》
(藤木)《あーあ丸尾君笹山さんをちゃんと作ってくれよ》笹山さんちょっと横を向いてくださいますか?
(笹山)うん。
うん?
(藤木)あっ…。
(丸尾)笹山さん今度は前を向いてください。
あっうん。
《今目が合った。
目が合った…》《う〜!》藤木君。
おい藤木君!うわっ!うっうん何?どうでもいいけど作らなくていいのかい?ああそうだね。
《ヘヘヘ笹山さんと目が合った》《うん?うわ…》《ヘヘエヘヘヘエヘヘ…》あーん!どうしたの?まるちゃん。
ううん何でもないよ。
(たまえ)ハハハハ。
たまちゃんの顔絶対うまく作るからね。
眼鏡は別になくてもいいよ。
掛けてないときだってあるし。
そうはいかないよ。
いつものたまちゃんを作りたいんだから。
大丈夫ちゃんと作ってみせるよ。
まるちゃん。
(丸尾)ややややや…う〜ん…。
《丸尾君笹山さんはそんなんじゃないだろ。
もっとこう…》・
(永沢)藤木君。
(藤木)うん?何だい?ずいぶんゆっくりしてるけど大丈夫なのかい?ああうん。
(永沢)全然できてないじゃないか。
僕は君のその難しい顔に苦労してるのにさ。
君もちゃんと作ってくれよ。
うん…。
できた!できた!
(戸川)色付けは来週です。
それまでは教室の後ろで乾燥させておきましょう。
何かちょっと気持ち悪いかな。
でもまるちゃんが作ってくれた私の顔似てると思うよ。
そう?フフフフ。
あっ壊れやすいからみんな気を付けてね。
特に男子!アイアイサー!
(ブー太郎)ブー!それにしても藤木が紙粘土あんなに上手だとは知らなかったよ。
(すみれ)友達の像?あっ私も作ったわ。
友達の顔っていつも見てるのに難しいのよね。
まる子の顔は簡単だろ。
丸描いてちょんちょんだ。
娘の顔を絵描き歌みたいに言わないでよ。
もしわしが像になるのならそうじゃな…。
西郷さんみたいな。
それか…。
『考える人』みたいな。
それかそれか…うーん…。
そうじゃ!イースター島のモアイ像!アハハハ…。
1週間後
今週は友達の像に色を付けます。
友達をよく見て絵の具を塗りましょう。
(一同)はーい。
ここで失敗したら台無しだよ。
ドキドキするね。
(はまじ)ヘヘヘヘ。
おいらのほっぺたそんなに赤くないブー。
いやブー太郎のはリンゴみたいに赤いぜ。
だったら…。
(はまじ)あっ俺は違うだろー!
(ブー太郎)お返しだブー。
やったな…。
(ブー太郎)あー!そんな顔じゃないブー!
(はまじ)鏡見てみろよ!真っ赤だぜ!ハハハハ…。
くそー!ふー!たまちゃんの顔をこんなにずっと見てるのは初めてかもね。
うん。
《丸尾君ちゃんと仕上げてくれよ》・
(永沢)藤木君。
(藤木)うん?早く僕の顔を塗ったらどうだい。
まだ真っ白じゃないか。
うん分かってるよ。
(丸尾)うーん!口は塗り方が難しいですね。
へえー。
たまちゃん上手に塗ってくれてるね。
ヘヘヘそう?
(丸尾)何と!穂波さん私よりも上手に塗って図工の成績を上げようというのですか。
そんなんじゃないけど。
(丸尾)どれどれ。
(丸尾)《なるほど奇麗に塗っています》《ズバリ参考になるでしょう》これでどうでしょう!《丸尾君なかなかいいぞ。
フフフフ》えっ…。
やった!できた!
(たまえ)私もできた!私も完成しま…。
(笹山)できたわ。
(丸尾)うん?これは…。
《あーん!眼鏡が…》《そうだ丸尾君ちょっと眼鏡を取ってみてくれる?》《えっいいですけど。
こうですか?》《うんありがとう》
(丸尾)《ああやややや…》《あっ笹山さんもう眼鏡を掛けてもいいですか?》これが私ですか。
(まる子・たまえ)あっ!笹山さんこの丸尾君よくできてるね。
ホント。
(笹山)フフフ。
眼鏡を取った丸尾君もいいかなって思ったの。
アハハハ。
(一同)ハハハハ…。
たまちゃんありがとう。
(たまえ)まるちゃんもありがとう。
うまくできてよかったね。
《フフフフ…》《笹山さんの横に僕が並んでいるなんて…》
(永沢)《藤木君少し見直したよ》
これからしばらく真後ろから藤木永沢像に見詰められて勉強するまる子とたまちゃんなのであった
郵便でーす!学校で始まったお手紙週間。
あたし配達係になっちゃって大忙し。
みんなどんな手紙を書くのかな?面白い手紙変な手紙謎の手紙どんな手紙でも頑張って届けるよ。
次回の『ちびまる子ちゃん』は…。
お楽しみにね。

(サザエ)サザエでございます。
・「お魚くわえたドラ猫」2016/11/27(日) 18:00〜18:30
関西テレビ1
ちびまる子ちゃん[字][多][デ]

『本気アイデアでヒットをねらえ!』の巻
『友達の像を作ろう』の巻

詳細情報
番組内容
 いつも見てるたまちゃんの顔だけど、粘土で作るのは難しいね。目とか鼻とか、可愛いく作るのに便利な道具がないかな。よし、まる子が考え出すよ。みんなも欲しいでしょ。
 今回のちびまる子ちゃんは『本気アイデアでヒットをねらえ!』『友達の像を作ろう』の2本だよ。お楽しみにね。
出演者
まる子: TARAKO 
お父さん: 屋良有作 
お母さん: 一龍斎貞友 
おじいちゃん: 島田敏 
おばあちゃん: 佐々木優子 
お姉ちゃん: 豊嶋真千子 

ほか
スタッフ
【原作】
さくらももこ 

【OP曲】
「おどるポンポコリン」 

【END曲】
「100万年の幸せ!!」 

【脚本】
池野みのり 
平岡秀章 

【絵コンテ・演出】
知吹愛弓 

【作画監督】
杉山東夜美