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書き起こし 人生デザイン U−29「フットサル選手」 2016.12.06

次々とシュートを止める抜群の反射神経の持ち主が今回の主人公。
いいですね〜。
長島さんが所属するのは浦安にあるフットサル女子チーム。
日本代表を数多く輩出している強豪チームです。
今長島さんたちフットサル女子は大いに盛り上がっています。
というのも今年初めて女子の日本リーグが開幕したからなんです。
8歳からボールを追いかけてきた長島さんには大きな夢があります。
まあフットサルをやっている限りはやっぱりその日本代表っていうところも目指してますし今だったらまずは自分の今いるチームでしっかりレギュラー取る事。
今はチームのセカンドゴールキーパー。
日本代表の夢をかなえるためにはまず正ゴールキーパーの座を勝ち取らなければなりません。
長島さんをはじめ女子のフットサル選手は全員アマチュア契約。
アルバイトや正社員として働きながら生計を立てています。
おはようございます。
長島さんは去年の秋から人材派遣会社でアルバイトをしています。
勤務は平日の9時から5時。
土日祝日は休み。
自由に休みが取れてちゃんと練習行けて試合の日も休めてっていうところはもう一番ですねはい。
長島さんの仕事は経理補助。
スタッフの勤務時間を入力したり給与計算をしています。
夜の練習に備えて体力を温存するためあえて経験のない事務職を選びました。
仕事に必要な事は一から会社の人たちに教えてもらいました。
まあ何も本当分からない。
今も分かんない事いっぱいあるんですけども…この持ち前のガッツと行動力が長島さんの強みなんです。
お先に失礼します。
お疲れさまでした。
夕方5時フットサルの練習へ向かいます。
アルバイトの長島さんはいつも練習に一番乗りです。
チームの中には仕事が終わらず練習に参加できない人もいます。
誰?マジ!?長島さんは練習に遅れず休まず参加する事がレギュラーへの近道だと考えています。
このチームはやっぱりまずは…いい選手はたくさんいるのでそこがベースですよね。
自宅に戻るのは深夜0時過ぎ。
明日の準備をしあとは寝るだけ。
高校を卒業してからずっと同じ生活です。
こちらが長島さんの1週間スケジュール。
アフター・ファイブや週末はフットサル一色です。
チームの練習とは別に週に2回フットサルのコーチもしています。
サッカーより小さなスペースで楽しめるフットサル。
ここ最近は競技人口が増えているそうです。
長島さんの収入はアルバイトとフットサルのコーチを合わせて…しかし試合のための交通費や宿泊費は自分で賄わないといけません。
最低でも毎月3万円はかかるそうです。
少しでも節約しようとランチはいつも…。
またうどんですよ。
毎日うどん。
ギネス狙ってますから。
節約してますすごい。
間もなく29歳になる長島さん。
ここ最近周囲の反応が変わり始めた事に気付きました。
近況報告すると…そういうのは絶対言われますね。
みんな仕事…やってたり主婦になってたりこんな何かこの年になってスポーツばっかやってるみたいな人本当いないんで。
自分がやりたくて…それがほかの人とはちょっと違うじゃないですか。
何かそれが…ハハハッそう…。

 

 

 

 

 


でもふだんはないですけどね。
ふだんはもうそんな事考えてる暇ないんで。
でもそうやって時間がある時は何か考えて…うん。
落ち込む時ありますすごい。
「本当にいいのかな?これで」って。
がむしゃらに日本代表という夢を追いかけてきた長島さんですが…。
じゃあそれがなくなった時に…。
どうすんだろうっていうのもあるし…。
でも今は…そういう先の事を考えた時に…。
30歳を前に将来への不安を感じ始めました。
そんな長島さんを高く評価している人がいます。
アルバイト先の上司…この日鷹野さんから頼まれたのはあるスタッフの勤務入力。
業務内容によって時給が異なるため細心の注意が必要となります。
30分後鷹野さんにチェックしてもらうと…。
大丈夫ですか?うん。
ありがとうございます。
助かりました。
ありがとうございま〜す。
お〜ミスなしの一発OK。
長島さん経理とフットサルにある共通点を見つけていました。
黙々と集中してっていうのが意外とできるじゃんって思って。
長島さんこれまでのアルバイトにはなかったやりがいを感じています。
はい。
今アルバイトという形だけどまあ単刀直入に言うと…長島さんに正社員のオファー。
更にフットサルで培われた能力を買われキャリアアップの提案も。
まあ長島さんのいいところってやっぱ…その集中力ってのはまあ基本的に事務業務。
コミュニケーション能力のところで将来的にはまあほらっうち人材派遣なんで…もちろん今フットサルの事があると思うんだけどそこはそこでまあそれもあるし今自分が話した正社員の話もあるんでそこはもちろん考えてもらって…。
長島さん半年前にも鷹野さんから正社員の打診をされましたがその時から返事を保留にしたまま。
ありがとうございました。
来年から事業の拡大を考えている鷹野さん。
1週間後に長島さんから返事をもらう事にしました。
今日大変?うんちょっと大変…。
まだちょっと…。
複雑な感じです。
っていうのを考えたら…。
どうなのかな?うん…。
よく考えなきゃなってのはありますねはい。
これまで人一倍練習に励んできた長島さん。
この日は仕事で練習に遅れてきた選手の姿が正社員になった時の自分の姿と重なります。
チームメートの親友に悩みを聞いてもらう事にしました。
その話もらった時は結構複雑だったんだけどでも次の日とかは何か…悩むんだ?分かる分かる。
でしょ?週末同じ地区のライバルチームとの試合が行われました。
優勝を狙う上でも絶対に落とせない試合です。
チームにとっても最近ちょっと負けが続いて勝ててないんで勝てたらすごく大きいですし自分もその中でもし試合に出れて勝てれば自分としてもかなり自信にはつながるし…りょうみにーちひろよつ…このスタートでいく。
長島さん3か月ぶりのスタメン入りです。
ラス!
(一同)ボニータス!
(ホイッスル)序盤から相手のシュートがゴールに襲いかかります。
長島さんことごとく相手の攻撃をはね返します。
前半14分試合が動きます。
起点となったのは長島さんのロングパス。
(歓声)お〜見事な先制点。
長島さん攻守にわたり活躍を見せます。
ラス・ボニータス!ラス・ボニータス!後半も鉄壁の守りで得点を許しません。
残り3分。
勝利が見えてきたその時…。
(歓声)こぼれ球を入れられ同点に追いつかれてしまいました。
(ホイッスル)そのまま試合終了。
長島さん1点を守りきる事ができませんでした。
マリちゃんすごいよかったのに。
やっぱ最後失点をして勝てなかったっていうところはもう反省して練習していかなきゃいけないとこなんで…。
上司の鷹野さんに返事をする日が2日後に迫ってきました。
正社員になるのかならないのか決意は固まったのでしょうか?そうですねでもやっぱどっかで…年を重ねるごとにありますねその気持ちは。
ある程度何だろう…そうしなきゃいけないんじゃないかとか思ったりはしますけど。
そう思う一方で…。
やっぱでもやめられないっていうか抜け出せないんですよね。
今のその生活っていうか…うんやっぱやっててよかったと思うし。
ついに鷹野さんに返事をする日がやって来ました。
えっと〜。
結構前向きに考えてあのまあ是非っていう感じなんですけど。
はい。
本当ですか?大丈夫?大丈夫です。
うちが今課題としてんのは…「今じゃあこう仕事してます。
今後転職したいよ」っていう人もいろんな働き方自分のね個々の働き方であったりとか「こういうふうに働きたいんです」っていうのがあると思うんだよ。
分かりました。
じゃあよろしく。
お願いします。
ウッス。
ありがとうございます。
決め手となったのはフットサルの経験が今後の仕事に生かせるという事でした。
人と人をつなぐじゃないですけど…楽しみ!アハハハハッ。
長島さんフットサルはどうするんですか?長島さんに最後に質問です。
守りの人生は嫌なんですよ。
全然受け身じゃないんで攻めて攻めてそれで…あっお疲れさまで〜す。
すいません今大丈夫ですか?昨日は入ってますけどね4時から。
お先に失礼します。
2016/12/06(火) 23:00〜23:25
NHKEテレ1大阪
人生デザイン U−29「フットサル選手」[字]

長島マリさん(28)の夢はフットサル日本女子代表。アルバイトをしながら夢を追いかけて10年になる。そんな彼女にアルバイト先の上司から正社員のオファーが…

詳細情報
番組内容
主人公はフットサル選手の長島マリさん・28歳。平日は人材派遣会社で事務のアルバイトをしてから練習、土日は試合。この8年間は日本代表を目指し、フットサル一色の日々。しかし、気がつけばこの12月で29歳。引退後の人生が頭をよぎり始めた。そんな時、バイト先の上司から正社員の打診が!正社員としての道を選ぶのか?それとも?夢と現実のはざまで悩みながら、人生の決断をしようとするアスリート女子の姿を追う。
出演者
【語り】松坂桃李