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書き起こし 探検バクモン「売り上げ日本一の百貨店」 2016.12.07

1年間の売り上げ2,700億円。
日本一売れている百貨店。
なんでそんなに売れるのか?仕掛けの数々を徹底解剖!キーワードは…
面白いこうやって動くとなんかキラキラキラって。
伝説の男が待ち受ける店
1人で売り上げ1億円。

 

 

 


スーパー店員の接客
あ〜!あらいいじゃない。
心躍るワンダーランドはこの世の裏側にこそある。
いざウラガワンダーランドへ
ここ今ペルシアじゅうたん。
このじゅうたん屋さんなぜ来たかというとここで実は…
(田中)これ何?
(サヘル)これ母です。
お母さん?若いねお母さん。
(サヘル)若いです。
(田中)これ作ってんの?
(サヘル)リバーシブルのじゅうたんで展示会でよく2人で。
やっぱり作れるんだ。
(サヘル)そうなんです。
当時からお世話になっている鷹野正明店長でございます。
店長こちらへどうぞ。
こんにちは。
よろしくお願いします。
いやいやいやいや。
今回ふだんは絶対に見せない部分まで公開することを決断した。
更に心理学者の植木理恵さんが売り上げ日本一の秘密を鋭く分析する
(田中)どういうことですか!お恥ずかしいですけども。
(田中)裸になってもらいますってどういう振りですか!
今日の舞台は130年の歴史を持つ老舗伊勢丹新宿店
近年ネット通販や量販店の台頭で百貨店は苦境に立たされている
業界の売り上げは全盛期の半分近くに落ち込み各地で閉店が相次いだ
逆境の中この店が打ち出したのが商品ではなく体験を売りにすること
キーワードは「リアルな体験」。
売り上げ日本一の秘策を探ってゆく!
さあこの先はですね…こちらこの部屋。
ここからがウラガワンダーランド。
体験で心をつかむ店作りの裏側に潜入
荒木さん。
(サヘル)よろしくお願い致します。
はじめまして。
よろしくお願い致します。
すいません。
失礼します。
お客の目線を測定するなど売り場がどう見えているのかを徹底的に分析している
お客に…
実はこちらのハンガーラックなんですけれども悪い点が。
悪い点?はい。
お客様にとって都合が良くないというところです。
まず一番気になったのはこれですね。
1つのアクセントで。
(サヘル)全体のバランス。
単純に…なるほどね。
あ〜植木さんのやつね。
詰まりすぎなんだやっぱり。
量が多すぎることのデメリットはまず一つ一つのデザインが見えない。
見えづらいということですね。
それからもう一つは手に取りにくいということなんです。
少し引いてみます。
量を減らしました。
なるほどね。
これ私が店内で撮った写真なんですけれども店内にいらっしゃったお客様というのは……ためにはやはり手に取りやすい量感というのがすごく重要だということです。
数がねちょうどこう…40枚並んでるとネクタイ40個あると選ぶ気が失せますよね。
7つ8つだったらどれが自分に似合うかなって思いますよね。
そのちょうどいい数。
…という決まりが。
これを全ての売り場で徹底している。
更に!
大体皆さん私の経験だと…そうすると右手で取った場合にこう取ると…。
なるほどスムーズに。
スムーズに前が見えます。
これが逆に掛かってますと右手で取る時にこうなるわけですね。
ですから基本はハンガーの向きは全てフェイスを左側に向けるというのがルールとなっています。
(田中)なるほどね。
そして一度買ったらまた買いたくなってしまう仕掛けも
(田中)アロマね。
はい。
今…
売り場のイメージに合わせて開発した6種類の香り。
荒木さんはここから更にある工夫を加えた
香りを最終的に1つに絞ってそれを1つの伊勢丹新宿店の香りという形でブランディングしていこうと。
これです。
それがこれだ。
それは大正解だと思います。
そうなんだよ。
においっていうのは。
店内の香りは買い物の楽しさと一緒に記憶される。
すると次に同じ香りをかいだ時にまた買い物がしたくなるらしい
いやいやいや。
うなぎはいいんだけどうなぎはいいよ。
ただどう?
続いて一行が向かうのは百貨店らしからぬ体験が人を呼んでいるというフロア
そうなんです。
どうぞお入り下さい。
(田中)え何?シガーバー?
(田中)怪しくない?大丈夫?島地勝彦さん。
はい私です。
あ島地さん。
すいません!
大手出版社で売り上げ週100万部の雑誌を率いていた伝説の編集長…
数多くの文豪たちと渡り合い一流の人や一流のモノに触れてきた人生の達人だ
ここに書いてあるんですよ皆さんそれぞれに。
あ〜いい言葉だ!ゲスに聞かせたいホント。
川谷。
あ〜!あ〜確かにね。
いやみんなの経験。
そうです。
エッセーのファンです。
エッセーのファン。
(サヘル)時計見ましたか?この時計。
はい。
あかわいらしい。
あすいません。
日本の男もここまでおしゃれになったんですよ。
(田中)僕がしたの?そうです。
ここで売ってんの?
(サヘル)あそういうものを皆さん買われて。
人は憧れの人の持ち物がほしくなってしまうもの。
というわけでここでは島地さんの愛用品を売っている
ホントに?飲んでみて下さい。
でこれ見て下さい。
一個一個入れてるの。
このように。
一個一個?1杯分これ。
(田中)あそれ1杯分!瓶でそうやって。
うわぜいたくだな〜。
(サヘル)ぜいたくすぎる。
これ香り。
あ〜ホントいい香りだ。
あ〜いい香り。
こういうぜいたくを売ってるの。
味はいかがですか?おいしいわ!確かにこれ。
(笑い声)これはねここで多く飲む人10杯以上飲むんです。
そうするとね…
(笑い声)面白い!もうそれはおかしいと。
それはですね私がお答えするよりも…百貨店の社長ですか?
(田中)えっ社長!?大西社長ですよ。
(田中)伊勢丹の社長さん!?島地ファンの一顧客です。
どういうきっかけで島地さんのこのシガーバーというものを始められたんですか?真面目に話したほうがいいんですかね?
(サヘル)お願いします。
男性のこだわった方が来て楽しんで頂くという。
売り上げは度外視と言いながらその金額は年間1億円に迫る勢い。
ここでもキーワードは「体験」だ
モノに興味があるというよりもやっぱり文化とか人を通してあれがいいなっていうね…。
おっしゃるとおりです。
達する前にやっぱり島地さんという人を通して精神的にモノを買いたいんですね。
それでね私ここに会いに来ることをね直当たりするって言うんです。
でもこうしてね2人のようにいろんな人に会えるってことはそれで勉強になる。
で私がこう…ここで出世したの何人もいるよ。
だって皆さん見ため的に大富豪の。
サウジの大富豪みたいな。
あの服着てるからだよ。
やっぱり知らないもんねこんな所があるって。
穴場だね。
あ〜そうか。
だって今俺何も知らないで今日来たからね。
すごいもんだって。
人の多さが。
えっ!?聞いて下さい。
どういうことですか?本人に聞いて下さい。
(笑い声)
人間というものはイベントがお好きですね。
パンダラです
メリークリスマス!
クリスマスなどは百貨店の稼ぎ時ですが今日は私が個人的に気になるお話です。
それは…
マシュマロやあめを売り出し一獲千金をねらうもののバレンタインデーほどは定着しませんでした。
何を思ったのか…メッセージ入りのメロン。
ハート型のソーセージ。
水族館ではホワイトデーに白いナマコまで駆り出されました
ウフフ。
パンダラ〜
売り上げ日本一の百貨店で人の心をつかむ秘策を探ってきた一行。
次に向かったのは?
(サヘル)そうなんです。
こんにちは。
こちらへどうぞ。
ここではBGM専門の担当者が一つ一つ曲を聴いて選ぶなど音の体験にもこだわっている
さあここからがウラガワンダーランド。
百貨店でおなじみあの音の裏側を探る
館内アナウンス担当の宇津木康子さん。
よろしくお願いします。
…今あるんですよ。
分かりました?田中さんどうぞ。
(サヘル)おっ…大大正解です。
ここに鏡あるの不思議だからそれはもう絶対顔でね笑顔を確認するという。
正解です。
大正解です。
実際にどのようにやっているのか…ちょっと1回。
はい。
茶色のジャケットにアーガイル柄の。
ベスト。
…いつもお入れしてるんですけれども。
(宇津木)かしこまりました。
ではやります。
はい。
ここからは…
(チャイム)毎度ご来店下さいましてありがとうございます。
お客様に迷子のお尋ねを致します。
茶色のジャケットにアーガイル柄のベスト茶色のズボンに茶色の靴を履いた51歳の田中裕二くんをお見かけのお客様恐れ入りますがお近くの係員までご連絡下さいませ。
わ〜すごい!本物ですね。
爆笑問題のいたずらにも動じず読み切った!
サヘルやってみたほうが絶対いいよ。
急に私ですか?
ここで店長の鶴の一声。
サヘルがアナウンスに挑戦することに
失礼致します。
すいません。
緊張します。
えっちょっと練習!ですよね。
果たして原稿をかまず笑顔で読み切ることができるのか?
(チャイム)お〜!すいません。
(拍手)いやすごいよすごいよ!完璧だよ。
ホントですか?ありがとうございます。
(田中)いい。
いいね。
上手だよ。
初めてで。
そんなことないです。
ありがとうございます。
見事に読み切ったサヘルだったが目は原稿にくぎづけ
鏡で笑顔を確かめるまでには至らなかった
毎度ご来店下さいまして…。
心地よい声は日々の訓練のたまものだった
ネット通販や量販店が全盛の中リアルな体験で勝負する日本一の百貨店。
続いては従業員2,000人の中から選び抜かれた接客のスペシャリストのワザ
こちらはですね…アテンダントという。
そうですねはい。
ご要望にお応えして。
朴木さんは予約を受けてお客さんの買い物を無料でサポートするストアアテンダントの1人だ
(サヘル)アテンダントの方々は11人いらっしゃって売り上げは10億円。
1人1億円ぐらいだよね平均してもね。
イメージ的に正直なんか…外商的なやつ?そうだね。
イメージですけど。
皆様そういうイメージをお持ちの方多いんですけれども実際はもうホントにプレゼントをお1つお探しの方から食品1つでもご対応してアテンドさせて頂いてます。
もともとこの接客はお得意様限定だった。
それをネット時代を生き抜く切り札として誰でも体験できるように変えたのだ
100%!?そうなんです。
ということで実際に試して頂こうと…いや高橋さんは分かります。
名前でしょう。
本当に一般の方ですね。
はい。
高橋さんはふだんはカジュアルな服装が多いそうですが今日はちょっと違った洋服が欲しいんだとか
自分の?自分の洋服ね。
そうなんです。
はいそうです。
百貨店伝統のおもてなしのワザ。
どうやって高橋さんの心をつかむのか?
そうですね。
カウンセリングとかもやっぱり悩みの内容よりも最初に仲良くなる時間のほうが2〜3割使いますねやっぱり。
じゃないと本音言わないですからね。
到着されましたねフロアに今。
(サヘル)疲れちゃうんですよね。
選び疲れしますよね。
ここにスペシャリストのワザが。
予約を受けた時の情報を元に何万着もの服の中から高橋さんがはっとするようなものを厳選しておくのだ
ちょっとこういう…抵抗なくお召し頂ける1着ではないかなと。
これ上から…?ゆっくり構えてあげるよというメッセージ感じますよね。
「どうですか試着してみませんか」とかって言われるんじゃなくてずっとつきあってくれるお友達みたいな。
うるさい人いますもんね。
洋服屋で。
スタートから15分。
早くも高橋さんに変化が
こちらです。
かわいいですよね。
そうなんです。
これ2種類。
パールのボタンで。
かわいいんです。
変わってきましたね。
「あ〜かわいい」とか。
調子に乗ってきたんじゃないです。
こうやっていろんなの見んの。
結果ゴール思考なのが男性ですけどプロセスを楽しむので女性はね。
今がこれ本番なんですよ。
買うところがクライマックスじゃなくてここがクライマックス。
メニューを見てる段階なのね。
これ逆に今…そうですね。
これはできない。
更に秘密の小部屋へご案内。
ここに選んだ洋服にぴったりのアイテムを店じゅうから集めた。
さまざまなモノを売る百貨店ならでは
大丈夫です。
ストッキングタイツで合わせて頂いてもいいですし…こういうセーターで。
あ〜なるほど!あ〜!いいと思います。
そして赤いバッグをポイントに持ってきたりするとすごくまた。
いいですね!かなり幅広くお使い頂けます。
結構顔が表情が変わってきました。
こういう1つの……いいなと思ってますけどね。
いよいよ高橋さんが蝶になる
では開けます。
失礼します。
あ〜!
(サヘル)お〜すごい!すてき〜!あらいいですね。
スタイルがいい方なんだ。
(サヘル)ラインもきれい。
同窓会にいいねこれは。
あ来た。
(サヘル)高そうじゃないですか。
中にちょっと入ってしまって。
あ本当ですか。
それぞれですけれども。
(田中)バッグがそこか。
お〜!
(一同)お帰りなさい。
(サヘル)すてき〜!イメージが。
よかったですね。
でもホントにそれこそネットで買うってのが今すごい当たり前の世の中で真逆なんだけどこれはホントにためになるっていうか。
逆に今の若い人たちは知らない…。
何か当たり前のつまんねえコメントばっかりしやがって。
(サヘル)高橋さんもわざわざありがとうございます。
ホントだね。
人との出会いが生み出す「体験」こそが今の時代を生き抜くヒント。
やっぱり何事も直当たりなのだ
2016/12/07(水) 20:15〜20:43
NHK総合1・神戸
探検バクモン「売り上げ日本一の百貨店」[解][字]

売り上げ日本一の百貨店「伊勢丹新宿店」。年間1億円売り上げるスーパー店員の“神”接客!伝説の男が営むバーで見た衝撃の光景とは?業界不況の今、秘策は「体験」にあり

詳細情報
番組内容
1年の売り上げ2700億円!「伊勢丹新宿店」。近年、ネット通販や量販店に押され、百貨店業界の売上が低迷するなか、なぜこの店は売れるのか。キーワードは他にない「体験」だ。心理学者の植木理恵さんとともに百貨店の裏側へ。1人で年間1億円を売り上げる個別接客の技、伝説の男がバーで語る深〜い人生訓、店内放送の声に秘められたスゴ技を体験し、人の心をつかむ秘策を探っていく。
出演者
【ゲスト】心理学者・臨床心理士…植木理恵,【司会】爆笑問題(太田光・田中裕二),【出演】サヘル・ローズ,【語り】木村昴,島本須美