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書き起こし チョイス@病気になったとき「放置しない!緑内障」 2016.12.10

チョイス一つで泣く事も笑う事も
それは病気になる前なった時も同じ。
そんな時一体どうしたらいいの?
例えば…
視神経が障害を起こし視野が欠けてしまう目の病気です。
現在40歳以上の日本人の20人に1人の割合で発症するといわれている緑内障。
症状が進んでも気付きにくく進行すると失明につながる事も。
緑内障は成人の失明原因第1位だったんです
でも大丈夫!ちゃんとチョイスがあるんです!
(一同)チョイス。
病気の進行を抑えるチョイスや…最新の検査で緑内障を早期発見する事だってできちゃうんです!今日は緑内障対策のとっておきのチョイスをご紹介しま〜す!
健康への道のりはチョイスの連続。
という事で今日のチョイスはこちら「緑内障」という事ですけれどもね。
名前もよく聞きますし僕40歳の時に人間ドック行った時に緑内障の疑いがって言われてちょっと気にしてそのあと何度か検査をしてもらってなんとか…今のところは大丈夫。
5年後ぐらいまでは大丈夫ですって言われてるんですけどね。
でもちょっと身近な病気ですね。
だから何となく緑内障って聞くと自分的にはドキッとするので…。
40歳以上で20人に1人って結構割合的には高いですよね。
その割合60代になりますと倍10人に1人が発症する可能性があるといわれているんです。
すごいですね。
はい。
そしてですね進行がゆっくりと症状が悪化してしまうために自分でなかなか気付けない忍び寄る失明ともいわれているんですよね。
失明の原因がまだ1位ですから本当に怖い病気だなと思いますが。
そしてこんなデータがあります。
日本人の3人に1人の方が○○の方は緑内障になりやすいっていうんですがお二人何だと思いますか?結構な割合ですけれども。
多いですよね。
女性って訳でもないか。
男性女性ではないですね。
目が悪い人。
おお!答え見てみますね。
うわ〜!あっ近視!僕近視です。
私も近視です。
すごく近視。
すごく近視です。
近視の方がどうして緑内障と関係があるのかも後ほど見ていきますね。
さあ今日は目の奥に迫ってまいります。
まずは緑内障がどんな病気なのかこちらをご覧下さい。
小林守久さんの目に異常が見つかったのは今から25年前の事。

 

 

 

 


当時勤めていた職場での同僚のひと言がきっかけでした
小林さんは眼科で検査を受ける事に。
受けたのは目の奥の血管や視神経などの状態を調べる…
検査の結果小林さんの眼底からは異常が見つかりました。
視神経の状態が分かる白く見える箇所が正常よりも広くなっていたのです。
これは視神経の線維が減っている可能性を示していました。
医師から「緑内障になる可能性がある」と告げられました。
緑内障とは目と脳をつなぐ視神経に障害が起こり目からの視覚情報を脳にきちんと伝達できなくなる病気の事。
視神経の障害により視野の中に見えない部分が発生しそれが徐々に広がっていきます。
更に治療をしないで放置しておくと失明してしまう事もあるのです
そこで小林さんがしたチョイスとは?
私は目の定期健診を受けるというチョイスをしました。
小林さんは勤めていた職場での定期健診を利用して半年に1回眼圧検査を受ける事にしました。
これは緑内障発症の原因となる眼圧を調べる検査です。
更に年に1回視野に欠けた部分がないかを調べる視野検査も受けました
しかし小林さんは定年退職を機に定期健診を受ける事もやめてしまったのです
その後も見え方に大きな変化もなく5年が過ぎていきました。
ところが…ある日右の目の視野の一部に見えにくい部分がある事に気付いたのです
小林さんは慌てて病院に向かいました。
そこで医師に緑内障が発症し進行している事を告げられました
小林さんに右目の見え方を聞いてみました
この辺はまだ見えてます。
見えてます。
この辺から見えません。
見えません。
小林さんの右目は上1/3ほどが見えない状態だったのです
でも小林さんはなぜ緑内障が発症して視野が欠けている事に気が付かなかったのでしょうか?
実は右目に緑内障が発症し視野の一部が欠けても両目で見ると左目の視覚情報が視野を補ってしまうのです
う〜ん。
いやでもねやっぱり補っちゃうっていうのがなかなか気付かないんだろうなと思いますしよくならないというふうに聞くとドキッとするけどちゃんとね小林さんの場合定期健診受けておられたからだんだん油断するっていうのがあるのかなという気はしますね。
なかなか自分で気付けないというところが難しいところですね。
詳しく専門家に伺ってまいりましょう。
よろしくお願い致します。
まず前から思ってた単純な疑問なんですけど緑内障という名前も有名ですけど白内障っていうのがあるじゃないですか。
あれは目が白く濁っていくから白内障ですよね。
でも緑内障って別に緑…。
何で緑なんだろうっていうのがありますけど。
これ患者さんにもよく聞かれるんですけどももう2,000年以上前のギリシャのヒポクラテスという方が…。
名前は聞いた事あります。
という記載があるんですね。
それで緑内障という言葉が今につながってるんだと思います。
ただ緑内障になる人が瞳が緑になる事はないのでそのものはもう否定はされてるんですけど言葉が残ってます。
でも小林さんさっきVTRで見てるともちろん緑ではないです。
目が赤いですねって言われた事がきっかけで緑内障が見つかったという事ですけど目が赤くなるというのは関係があるんですか?目が赤いっていう事そのものは緑内障の症状ではありません。
多分仕事疲れとかそんなので充血されてた可能性はあると思いますけども直接な関係はない訳ですね。
緑内障という病気は先ほどのVTRにありましたけれども視神経に何か障害が出てしまうっていう病気なんですか?その辺りについてこちらの模型を使って詳しく教えて頂きたいと思います。
よろしくお願いします。
これ今目を…今見せたように半分に割るとこのような形になります。
それでこの黄色い部分に注目して頂きます。
この黄色の部分が目の神経だと思って下さい。
目の神経っていうのは目の周り中に分布してまして目の周りから集まってまいりまして1か所に集まります。
この1か所に集まった部分で大体100万本ぐらい目の神経が目の周りから集まる。
この小さい中に100万本。
え〜100万本!そしてこれがこのまま脳の方につながってるんですね。
脳の方に見えてますよという情報を伝えてます。
ちょうどここの集まった部分ここの辺りでこの神経が断線していくのが緑内障という病気なんですけども断線して脳の方にそういう見えてる信号がいきませんので…。
いわゆる視神経の障害というのは大きな原因は何になります?その辺りこちらで詳しく教えて頂きます。
目には眼圧という圧力があります。
これがある事によって目の張りが出て目の中の環境が要するに目がものを見やすい環境に保たせてる訳ですね。
ところがこの眼圧が高くなる状態になる場合があるんですね。
高くなるとちょうどここの目の神経この周りから集まってきた目の神経が集まってくる場所ここに強い負担がかかってくるんですね。
そうするとここで断線が起こってくるという状態になるんですね。
その眼圧が上がる状況ですけども。
こちらを拡大したのがこちらの図になります。
目の中に水の流れがあります。
これは涙とは違って目の中で起きている水の流れなんですけどもこの目の奥に外から見えませんがこの毛様体といわれる所から目の中の水ができます。
房水といわれるものです。
この水の流れがこう出てそれから目の前の方向これも外からは分かりにくいですけども黒目と白目の所の隙間隅角といいますけども…。
隙間があるんですね黒目と白目の間には。
そこから目の外に出ていきます。
ただ目の外に出ていくといっても涙で出る訳じゃなくて体の中のそういう循環の中に入っていく訳ですけどもね。
この循環の状態がつまったりすると眼圧が上がるという事になるんですね。
この隅角がつまるとどうなるかというと…。
ちょうどこの隙間の所目づまりを起こす状態が起こったりしますとせっかく循環ができてたのがここでこの房水が鬱滞する…たまっちゃうんですね。
ある程度以上になるともうここの目がカチカチになります。
空気を入れ過ぎた自転車のタイヤみたいな…。
それで眼圧が非常に高くなるとここの部分にすごいストレスがかかって断線を起こすという事になります。
そこが唯一視神経乳頭っていうのが何となく外につながる部分だから一番被害を受けやすいという事はあるでしょうけれども。
でねオープニングに我々近視で日本人の3人に1人…近視が緑内障になりやすいと言ってましたけれどもそれとの関係というのはあるんですか?近視の方というのはちょうどこの辺りの部分が少し目が細長くなるんですね。
映すものがね。
これがギュ〜ッと後ろに行くために近眼になる訳ですけども目の形が縦長…こういうふうに長く変形してる人が多いです。
そうしますとこちら側に目が伸びるという事はここの目の神経っていうのは伸びた方向にずっとストレスが…引っ張られるんです。
よりストレスがかかってるんですね。
ですから別に眼圧が上がってない状態でも既にストレスがかかってる状態に…。
それに例えば眼圧が上がったりすると余計そういう断線を起こしやすいという状況が起きてしまって…。
ただでさえ弱ってる所がちょっと引っ張られちゃって更に傷つきやすくなってる所に眼圧がかかっちゃうと余計そうなりやすいと。
そういう事ですね。
これは近視以外になりやすい人っていうのはいるんですか?近視以外になりやすいっていう人ですとやっぱりお身内の方に緑内障があられる方は緑内障になりやすい。
これは…。
遺伝的な…あるんですね。
例えばうちは高血圧の家系だとかうちは糖尿病が割と親戚に多いとかその程度ぐらいの遺伝性ですけどそういう状況がありますね。
パーセンテージとしてはだんだん上がってくるという事ですね。
乱視とか遠視とかは…?それはあまり関係ないですね。
それと年齢が上がってくると増えてきますね。
40歳からって事ですもんね。
若い人もいらっしゃいますけど年を取られるとその割合が…。
いや〜もう46歳なんでドキドキしますね。
さて今日はお二人にこんなものをご用意しました。
用意したのは緑内障体験ゴーグル。
高齢者体験イベントで使われているものを富田さん監修のもとに改良!緑内障の視野の欠けをよりリアルに体験できるゴーグルです。
八嶋さん大和田さんどんな感じですか?
飛べない豚は豚じゃない!よっ!うわっこれは…。
どう?上の方この辺がもう見えないです。
こうしてるとお二人の顔が見えない形になってます。
体は見えるんですけれども。
僕は最初かけた時にもうすごい何か…見えないなってなるんですよ。
何かいるみたいな?何かいるみたいな。
でも美帆ちゃんしゃべって…だんだん慣れてくると特に。
もしかしたら我慢…。
1年2年の話だったら我慢できるんじゃないかなっていう。
自分で勝手に見えやすいポジションを…。
分かります。
今そうなっちゃった。
私今途中からこう顔を上げてるんですよ。
こうすると全部見えるし天井だけが見えないので苦労しないというか。
ちなみにこの右手と左手の指を合わせて頂いてだんだん高くして頂いてその変化を…。
見えやすい見えやすい見にくい…。
あっもう…。
ちょっとねこれしてない人から見ると何やってんだこの人たちって思うけど。
やっぱりねこの上の…このまざってる所に行くと急に。
例えば今これ僕の中ではこのまま行くとピッタリ合うはずなんですよ。
俺ここね。
ここが分かんないこれが。
片目で見てる感じになるので距離感がつかめなくなってる。
つかめないですね。
ですからどっちが前行くかどうかは…。
だから僕こっちが見えてるんでこの人頼りっていう感じがすごいこうしてるとするんですよね。
でも…あ〜もう!我々は今どのぐらいの緑内障の状態で言うと進行している?実は半分欠けてる状態は大体中等度ですね。
これが何年かにわたって徐々に進行するとなかなか…。
徐々に進んできてますからもうご自分の中ではそういう見え方だというふうになっちゃってるので恐らくそこまで…私は中等度と言いましたけども中等度になっても気が付かないという状態が緑内障の問題点になりますね。
そしてそんな症状が更に進行すると日常生活で困った事が出てくるんですよね。
例えば…。
例えば。
信号を歩いていて見落としてしまう。
…だと思います上の方ですと。
いやちょうど見えない所ですね。
段差に気付かずつまずいてしまう。
下の場合そうなんだな。
お茶をいれようとしてこぼしてしまう。
距離感とか。
そうだね。
これができないぐらいだから。
大丈夫だと思ってたら違うとこに落としちゃうってあるのかも。
富田さん更に危険な事もあるんですよね。
やっぱり気を付けて頂きたいのは車の運転ですね。
やはり信号歩いていても見落とすかもしれないので車の場合は非常に大事な重要な問題になりますしあと急に人が飛び出してくるような感覚を感じられたりする方もあるようですのでやはり車の運転されてる方は十分気を付けて頂いて…。
自覚症状がないと怖いですね。
だってね本当に普通に誰もいないなと思ったら急にここに人が来るみたいな事もありますもんね。
そういう感覚があるみたいですね皆さん。
ですからやはりこのまま放置しておくのはとても危険という事ですね。
そうですね。
少なくとも緑内障と診断されてる方は適切な治療を受けられるのとやっぱり定期的な健診ですね。
そういうのが必要ではないかと思いますね。
そのためには眼圧っていうのを高くないようにしなきゃいけないという事なんですけどね。
そうなんですよね。
その後小林さんがどんな治療したのか。
それでは続いてご覧頂きたいと思います。
(2人)チョイス!
小林さんの緑内障にはある特徴がありました
緑内障が見つかった時の小林さんの眼圧は実は18前後と正常値の範囲内でした。
ではなぜ小林さんは緑内障が発症してしまったのでしょうか。
実は…
そのため同じ眼圧でも視神経に障害が出ない人もいれば出る人もいます。
正常眼圧であっても視神経が弱い場合などは緑内障が発症する事があるのです。
それが…
小林さんも実はこのタイプだったのです
日本人の緑内障のうちおよそ7割がこの正常眼圧緑内障といわれています
そしてそんな小林さんの治療のチョイスとは?
私は目薬で緑内障の治療をするというチョイスをしました。
緑内障の治療法は眼圧を下げる事。
小林さんは眼圧を下げるため目薬を使うチョイスをしたのです
小林さんが使っている目薬はこの2種類。
こちらは眼圧を高める原因となる房水を流れやすくする薬
一方こちらは房水が作られるのを抑える事でその量を減らし眼圧を下げる薬です。
小林さんは目薬による治療で18前後だった眼圧を低い時で12から13に抑え緑内障の進行を食い止めています
小林さん日常生活で不便はないんですか?
そんな小林さんは最近早期発見し治療を続ける事の大切さを伝えるため緑内障の患者さんのための支援団体に参加しました
患者さん同士で情報交換する事で病気への不安も軽くなったんだそうです
(一同)チョイス。
いや〜ビックリしました。
正常な眼圧でも小林さんのように緑内障になってしまう方がいらっしゃるんですね。
正常という言葉がちょっと誤解を招きやすく正常の方ばっかり集まって頂くと先ほどの10から20ぐらいの人がほとんどなので一応そこを正常というふうに言っているんですけどもその割合の眼圧の中でも一定の割合で緑内障になってしまう人もいるという事は分かっていますので。
ただもちろん眼圧が高くなればなるほど緑内障にはなりやすくなります。
でも眼圧を下げなきゃいけないというのはよく分かるんですが下げる以外の治療法というのはあるんですか?残念ながら今はいわゆるこれならちゃんと緑内障が止まるというはっきりと分かった治療法は眼圧を下げる以外にないんですね。
なるほど。
小林さんが眼圧を下げるという目薬の…。
いくつか種類があるって事ですね。
房水を流れやすくするというお薬。
そしてこちらが房水自体の量を減らすというお薬ですね。
先生この房水自体の量を減らす事には特に問題はないんですか?基本的にはそれによって目に障害が起こる事はないといわれてます。
それぞれどんな特徴があるのかちょっと教えて頂けますか。
一番よく使われるのがプロスタグランジン関連薬というお薬です。
これは一日1回さすだけで大丈夫なんですよね。
それでしっかりと眼圧を下げるよいお薬です。
ただ副作用もありましてまぶたとかまつげとかにつきますとまぶたがちょっと黒ずんだりとかまつげが長くなったりとかという副作用があります。
ただお体に関する副作用は非常に少ないですね。
その次によく使われているのはこのβ遮断薬というちょっと難しい名前のお薬ですがこれはよく使われます。
このお薬はぜんそくをもともと持ってらっしゃる方ですとぜんそくの発作を強くする事があるというちょっと困った副作用がございますのでもともとそういう事が分かってる方は私どもがお伺いしてこのお薬は使わないようにしますけどもこういう副作用があります。
緑内障の目薬は患者さんの体質や副作用の出方に合わせて医師が処方。
1種類または複数を組み合わせて治療します
この目薬をさせば眼圧は下がるんですか?大抵の方は下がります。
中には眼圧下がりにくい方いらっしゃいます。
どれぐらいの期間で下がるものなんですか?さし始めればもう1か月ぐらい…。
私どもが目薬をご処方して次1か月後ぐらいに来て頂きますけどそうすると大体下がってる人は下がってますね。
でも中には最初効かないなと思っても徐々に徐々に効いてくる方があって最大半年ぐらいは様子見ますね。
でもやっぱり緑内障ってね僕なんかもそう言われた事があるのでなっちゃうと治らないっていうそういう怖さがあるのでならないようにする。
もしくはなってもできるだけ進行を遅らすっていうそういうふうに聞いておりますけれどもでも先ほどいろいろ聞いてると眼圧が低いから大丈夫という事もないと。
っていう事を考えると検査しないと分からないという訳ですからどんな検査があるのかというのを教えて頂きたいんですけど。
その大切な検査こちらにまとめました。
やはり緑内障は何と言っても眼圧が高くなるとどんどん進んでいく病気ですので眼圧が高くないかどうか。
あるいはその方の眼圧の状態はどれぐらいかっていうのは必ずチェックしなければなりません。
ただし正常眼圧緑内障というのもございますので眼圧を測っただけでは緑内障は診断できません。
緑内障というのは目の神経が断線していく病気ですのでここの部分これが視神経乳頭と呼ばれる部分。
眼底写真で撮るとこういうふうに見える訳ですけどもここの状態を見て目の神経が断線を起こしているのかどうかという事を判断する訳ですね。
もしこれが断線してると思われる場合あるいは断線してるんじゃないかというふうに怪しい場合はこの視野の検査というのをします。
光が入ってこないという情報というのは目の端の方から起こってきますので見える範囲をこの視野の検査という事で…。
視力じゃないんですね。
視野の問題なんですね。
ではここでお二人にチョイスです。
実は多くの人が日常的につけているあるものが緑内障になりやすい原因になってしまうかもしれないというものがあるんです。
さてそれは次のうちどれでしょうか?ベルトっていうのはズボンのベルトですか?そうです。
それ緑内障に関係あるんですか?あっそう。
これをしていると緑内障の原因になるって事は目によくないって事ですね。
よくないって事なんです。
え〜?まあいろいろ…。
本当に!?そうなんですよ。
もうこれは。
これ難しいな。
それでは大和田さんからお願いします。
すみません。
これしか分からないです。
チョイス。
サングラスはやはり目に関係してるし暗いとよくないのかな。
ネクタイとベルトはないんじゃないかなって思って。
でもだとするとネクタイとベルトをここにチョイスとして出すかなという。
さすが先輩!これはクイズ側から考えますよ。
分かんないからテレビ的な考えから。
実はあれなんじゃない?遠いところだと思うとこれじゃないですかね。
ベルト。
ベルト。
いわゆる…肉体の要である腰を締めつけ血流を悪くし眼圧を上げるみたいな。
セリフのようだった。
すごい。
富田さんいかがでしょう?答えはですね…ネクタイなんですね。
よりにもよって!本当ですか!?何でですか!?私も今ネクタイしておりますけども。
先生してるじゃないですか今!大丈夫ですか?ええ。
あのですねこれは緑内障の世界では非常に高名な世界的に権威の先生がそういう報告をされてるんですけどもネクタイをする前とした後では眼圧が平均で2から3ぐらい上がるという。
日本人の平均が10から20ですからその中で2から3。
すごいですね!上がる人は4以上上がっちゃったという報告があるんですね。
それはなぜですか?多分ネクタイはあまりこれきつくギュッと締めますと顔の血液の鬱滞が起こります。
その鬱滞が眼圧を上げるんですね。
なのでギュッと締めちゃうのはねよくないというふうに思われます。
僕ふだんはしないですけど自分のドラマの役とかになるとやっぱりきつく締めますからその間上がってるんですね眼圧が。
締めすぎるのはよくないという事ですね。
分かりました。
気を付けよう。
さて眼圧を下げるのがポイントという緑内障なんですけれども目薬のほかにもこんな治療法があるんです。
(2人)チョイス!
読書が趣味だという…
庄野さんが目に違和感を感じたのは10年前の事でした。
病院で検査を受けたところ…
更に視野の欠けも見つかり緑内障と診断されたのです
自分も失明してしまうのかなとちょっと不安になりました。
眼圧を下げるため目薬で治療を始めた庄野さん。
しかし…
庄野さんがつけていた…
目薬を使い始めてから25あった眼圧も下がりましたが緑内障を進行させないためには…
やっぱり最悪の事を考えてしょっちゅう泣いてました。
目薬では下がらない眼圧。
そこで庄野さんのチョイスは?
私は外科治療で眼圧を下げる事をチョイスしました。
緑内障の外科治療とは房水を排出する穴を開ける手術です。
これにより房水の流れをよくして眼圧を下げるのです
手術は無事成功。
眼圧の状態も改善しました
現在庄野さんは読書の趣味が高じて朗読サークルに参加。
本を読む事のできる楽しさを満喫しています
(3人)チョイス。
よかったですね。
手術が成功してむしろ…以前よりアクティブになられたのかなという感じすら致しますが。
この目薬以外の緑内障の治療法というのがこちら。
まとめてみました。
外科治療とレーザー治療という事なんですが庄野さんが受けられたのはこちら外科治療でした。
目の中で循環している状況を直接外科的に目の中にバイパスのトンネルを開けちゃいまして目の中のお水をそのまま目の外へ流し出しちゃうと。
もちろんダダ漏れになる訳じゃなくて白目の方にうっすらと流れていく訳ですがそういう手術がごく一般的な手術としてありますね。
目的は眼圧を下げるという事で行う手術ですね。
この手術を受けられた場合は入院が必要なんですよね。
手術をしたあと眼圧がある一定の割合まで下がってる事を確認するために手術後の水の通り具合とかいろんな事を確認しそれに応じていろいろな処置とかしていきますのでまあメンテナンスといって1週間ぐらい時間かけて細かく朝と昼とか場合によっては夜眼圧とか測りながらやっていきますので1週間ぐらいは今は入院を要するという事になります。
一方レーザー治療の方は?レーザー治療はこの水の出る所をレーザーを打ちますと出口が広がるような状況になりますね。
なのでより流れやすくなる。
循環をよくするという事がメリットなんですかね。
レーザーというのは日帰りでもできますしどうしても入院ができないというような方の場合はこれがそれこそチョイスになるんですけども残念ながら眼圧が下がる効果がちょっと弱くて…なるほどなるほど。
なのでこちらで全てうまくいくというよりはどうしても下がりきらない人は手術になる事もあるんですが中には非常にレーザーを受けられて具合よくなる方もありますのでね。
導入としては何となく手軽さという意味では。
そのかわり再びつまる可能性もあるという事でしょうか。
このほかにも急激に緑内障が進行してしまう方がいてその方の場合はちょっと特殊な手術になりますね。
急性に起こる緑内障というのがあります。
急性緑内障とは眼圧の急激な上昇で一気に症状が進む緑内障の事。
原因はもともと房水の通り道が狭い人が虹彩と呼ばれる部分で流れがつまり房水に押され隅角が閉鎖する事。
レーザーでバイパスを作り眼圧を下げる治療を行います
何となく緑内障っていうのはだんだん進行する。
なってしまうと治らないというのがありますが急性緑内障っていうのはそれはそれで緑内障だからなってしまうと治らない?急性の緑内障に正常眼圧の方はいらっしゃらないんですよね。
残念ながらすごく眼圧がいきなり高くなるために進行速度が速いんです。
中には1週間以内ぐらいに非常に見にくい状態になりますので。
そうすると眼圧を下げる先ほどのレーザーの治療とかしてもやっぱり緑内障は緑内障でございますので見にくくなってしまってる部分は元に戻らないという事になります。
逆に言うと早急に何らかの手を打たないと…。
そういう方の場合は早急な治療が必要になります。
眼科の分野で言えば救急疾患の一つになります。
ここまでは治療の方法を見てまいりましたけれども何と言ってもその進行を早く見つけるというのが大切という事なんですよね。
その早期発見に有効な新しい検査が今広がっているんです。
どんな検査なのかご覧頂きましょう。
早期発見が鍵を握る緑内障。
通常の眼底検査では平面的な画像で見るため眼底の内側の状態までは分かりませんでした
一方こちらはOCT光干渉断層計という検査。
この検査では近赤外線を使い眼底の内側にある視神経の状態まで断面でより詳しく調べる事ができるんです。
これがOCTで調べた眼底部分の断面図。
3層あるうち一番上が視神経の線維です。
正常なものと比べると神経線維の一部が薄くなっている事が分かります。
これにより緑内障の初期段階までも分かるようになったのです
初期段階が分かるというのは大変うれしいんですがでもこの検査機器というのはまだそんなに数はないんですか?実はこの機械は一般の眼科のクリニックの先生方も導入されてる方が多くなって特殊な大学病院とか総合病院の眼科にしかないという訳じゃありません。
よかった。
実はこの検査だけではなくていろいろな目の検査を含めまして緑内障のほかにも病気が発見できるんですよね。
OCTに限らずこの眼底の検査っていうのは目は心の窓っていうか病気の窓みたいなところがありまして例えば高血圧の方とかですとこの血管が非常に細くなっておられたり中には目の周りに出血を起こされたりしてます。
あと糖尿病の方も糖尿病特有な目の出血が出てきますし…。
実はご自分では全く意識されてなくて眼科にたまたま検診に行ったらこれは残念ながらがんが転移してるんですけどもがんの転移が目に出る事がありますね。
なのでそれがきっかけでお体のがんが見つかるとかあるいはこういう視野の検査も含めて目の神経の異常があるので調べたら脳腫瘍が見つかったとかそういうような方もいらっしゃいますので緑内障に限らずこの目の検診は非常に大事だと思ってます。
どうして目っていうのはほかの病気も…。
病気の窓だっていうぐらいそういう感じなんですかね?一番大きな点は目の血管が…。
体の血管ってどこを見ても見えません。
ところが目の血管って見えるんです。
体の中で唯一直接血管が見える場所なんですね。
唯一!あっそうか。
へえ〜!なのでいろんな体の病気っていうのはこういう血管の異常とか出てきますのでそれが目に反映されるという事ですね。
それは非常に大きなポイントですね。
じゃあ本当にちょっと何かあったら検査してもらったら本当にいろんな事が分かるかもしれないですね。
目の事以外も分かる事あります。
それによって発見が早くなれば治すチャンスがいっぱいあるという事ですから。
では最後に今日お伝えした内容踏まえまして健康へのベストチョイスのアドバイスをお願い致します。
よく見えてるから大丈夫というのはちょっとねこれからは気を付けて頂きたいと思います。
今言ったように特に体の方に異常があっても目の方から先に異常値が出る事がありますので最低40歳以上の方は検診の機会がありましたらこれは自治体とかそういうような所でも検診をやる事がありますしそういう機会がありましたら積極的に受診して頂きたいのとコンタクトとか眼鏡とかされてる方はその機会を捉えて自分の眼圧はどうなってますかとか目の神経は大丈夫ですかと聞いてもらえるといいと思います。
進行しちゃうと元に戻らないですから早くしないといけないっていうそういう事ではね常にそういうふうに思っておいた方がいいって事ですね。
本当に今日はどうもありがとうございました。
「緑内障」という事でしたけれどもいかがでしたか?盲点でしたね。
何か検査っていうと内臓の方は人間ドックとかで定期的に調べたいなって思ってたんですけど40歳を過ぎてから目の定期検査もした方がいいっていうのは覚えておこうと思いました。
やっぱり思ってたより身近なものですしもちろん僕も可能性が大いにあるタイプだったんですよね。
46歳で近眼で。
で一度そういう疑いもあると言われたのでより身近に感じておりますけれども病気とどうつきあっていくのかという事をパニックにならずに自分の人生を重ねていくっていう何かそういう…今日更に大きい勉強になったなというような僕は致しましたね。
だから皆さんもね早く検診に行かれたらいいかなとやっぱり思いますね。
そうですね。
一番ですね。
では次回も皆さんにお届けします。
健康へのベスト…。
(2人)チョイス!2016/12/10(土) 20:00〜20:45
NHKEテレ1大阪
チョイス@病気になったとき「放置しない!緑内障」[解][字]

日本人の中途失明の原因で最も多いのが、緑内障。40歳以上の20人に1人が緑内障といわれている。緑内障を早期発見するポイントや治療のチョイスについてお伝えする。

詳細情報
番組内容
日本人の中途失明の原因で最も多いのが、緑内障。40歳以上の20人に1人が緑内障といわれている。緑内障を早期発見するポイントや治療のチョイスについてお伝えする。
出演者
【司会】八嶋智人,大和田美帆,【講師】医師・東邦大学教授…富田剛司,【リポーター】中條誠子,【語り】佐藤真由美,江越彬紀