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書き起こし サワコの朝【島田順子▽人生をデザインする】 2016.12.10

(阿川)おはようございます。
今私たちの世代の女性ではこの人みたいになりたいっていう人がすごく多いんです。
もう洋服のセンスだけじゃなくてご自身の生き方も格好いいというゲストをお迎えしております。
ええ〜デザイナーの島田順子さんです。
(拍手)おはようございます。
おはようございます。
ボンジュール。
ふふっボンジュール。
言ってみました。
もうちょっとこっち来てください。
もう島田さんってねなんか堂々としてらっしゃるんですけど意外に恥ずかしがり屋…。
てれ屋。
てれ屋。
こういうテレビもあんまり…。
ないないない。
苦手?苦手なの。
もう赤くなってるじゃない。
ええ〜?ほんとに?じゃあもう早く始めましょうね。
お願いします。
(ナレーション)今日のゲストはフランス映画の世界に憧れパリに渡ったのは25歳のとき。
そこでファッション界の頂点に上り詰めた島田さん。
以来35年連続75歳の今も出展し続けています。
更にこのユニフォームのデザインも…。
(滝川)お・も・て・な・し。
東京オリンピック招致委員のオフィシャルスーツを監修。
そして今話題なのがパリでの私生活をまとめたスタイルブック。
年を重ねてもファッショナブルで自由な生き方が同世代はもちろん若い女性たちにも支持されています。
ほう〜。
ほうほう。
どうして?っていうぐらい。
ああ〜。
そこで今回島田さんの手によってサワコが大変身!
(島田)どうでしょうか?今日は島田順子さんがいくつになってもおしゃれに人生を楽しむコツをサワコに語ります。
今でもパリコレをずっと続けてらして。
もう35年?そう。
やればいいってもんじゃないですよね。
いやいや…。
そんなに…。
恥ずかしいですよね。
毎年春・夏…。
春・夏。
春・夏2回。
1年に2回。
それだけで1年中忙しい感じ…。
そうですね。
「JUNKOSHIMADA」のあのデザインはいつもこうだねとかこういうフィーリングだねって評価される言葉ってあります?ありますね。
あのねちょっと品がいいんですってね。
そういう意識ないんですけどね。
でね…実は私すごく年取ってるからもっとおばさんらしい格好したらいいんじゃないかと言われるかもしれないんですけれども楽しいじゃないですか。
おしゃれして自分がちょっときれいになったなと思える気持ちだけでも楽しいから。
「何?その肩張っちゃったジャケット」って言いながら「なんかおかしい。
あなたが着るとそんなでもないよね」とか言って常識からちょっとこう…ちょっと抜け出すと楽しくなるの。
でもだからっていってもう爆発するようなことをやっちゃうと誰もついてきてくれないから。
そうそう。
爆発したいときは一人で家にいるときやったらいいですよね。
おうちで?そう。
どんな爆発なさるんですか。
例えばねあの〜すごい強烈な原色のパンツはいてみたいけどこれ街に出たらおかしいなっていうのあるでしょ。
そういうとき自分一人ではいてみるとかね。
真オレンジのパンツをはいてみたりとか。
そうするとスカッとするっていう。
(島田)そうそうそう…と思う。
そんな感心しないでください。
どうしよう。
てれないでくださいよ。
だって…。
ちょっとあの〜今までの歴代のパリコレの映像があると思いますので…。
なんかお恥ずかしいですねあまりにも古くさいと思うけれど。
(阿川・スタジオ)いえいえいえ。
これは…。
(島田・スタジオ)ああこれはですね1番初めのコレクションで夏のコレクションだったんですね。
で私シャツの生地が…男の人のよく着てるワイシャツの生地がものすごい好きだったんでワイシャツの生地だけでコレクションしようってやったんです。
だから短いシャツを長くしたりとか。
これ1番初めで81年でした。
(阿川・スタジオ)40歳の…おおっ。
(島田・スタジオ)若かったね。
髪の毛黒くて長くて。
(阿川・スタジオ)かわいい長くて。
何?口…キスマークだらけになってますよ。
(島田・スタジオ)あははっ。
(阿川・スタジオ)こちらは?
(島田・スタジオ)こちらはちょっとあの〜セクシーだけどちょっとチャーミングみたいなそういうなんか…。
(阿川・スタジオ)いわゆる不本意でいらっしゃるかもしれないけどボディコンといわれた島田順子さんが…。
(島田・スタジオ)不本意っていうかその言葉知らなかったんです私。
「ボディコンって何?」って聞いたんですよ日本に帰って来て。
(阿川・スタジオ)「何言ってんの。
あなたが作ったのよ」って言われて。
(島田・スタジオ)そう言われた。
(阿川・スタジオ)ほう〜。
これが2011年。
30周年のとき。
(島田・スタジオ)そうそうそう。
(阿川・スタジオ)ちょっとフェミニンな感じ。
(島田・スタジオ)そうですね。
チュールが掛かってるんですよこういうふうに。
(阿川・スタジオ)普通の生地の上に薄い生地をのっけるっていうのはじゃあこのへんから始まった感じですか。
ほう〜。
(島田・スタジオ)ツイードの生地にねあの〜レースをかがりつけたりして。
(阿川・スタジオ)上にね。
(島田・スタジオ)そうそうそう。
へえ〜。
今ご覧いただいたようにその2番目のボディコンっていうのが日本でちょうどバブルの時期と重なったのもあって…。
そうですね。
すごくはすっぱに見えたと思うんですね。
セクシー路線をみんな着はじめたみたいな感じに見えたんですけども。
(島田)そうですね。
あれはもともとは島田さんとしてはどういう意図であの体にフィットするデザインをなさったんですか?それを言ってしまうと難しいんですけれどなぜならあの当時ってちょっと私が違う角度の恋をしはじめたんじゃないかなと思う。
そしたら女性っぽくあの〜きれいに見える方法を…なんだろうと思って。
恋が影響してた?
(島田)そうたぶん。
だけど生活の中のものってみんな影響されるでしょ。
まあそうだけどじゃあそのときの自分の心情とか…。
(島田)そうそうそう…。
生活スタイルとか何やってるかとか…。
(島田)そうそうそう。
ああ〜。
基本的にはやっぱりじゃあ男性に「君ちょっとすてきだよ」って言われるような…。
それもいいんだけどあの〜どう言ったらいいのかな。
セクシーってその…肌を出せばいいものじゃないし無理やりつつましくするんじゃなくてなんか思い切りチャーミングにしてみたらっていう時期もあるんですよね。
ストレートに出してみようっていうときもあればチャーミングにしたいっていうときもあればっていう。
そういう心境だったんですねあのときはたぶん。

(妻)あなたには小さくない?
(夫)いやこれぐらいがちょうどいいんだよ。
だいぶ慣れてきたぞ。
意外とできるのね。
(ナレーター)そんなニッポンの暮らしに耳を傾けたら新しい家電が見えてきました。
和食の厳選レシピが50種類選べるレンジ。
2人分でもかまど炊きの美味しさに炊き上げる小さな炊飯器。
どう?なかなかのもんだろう。
ふふっご自分でおっしゃるんですね。
これからの日々に上質を。
パナソニック「Jコンセプト」島田さんの原点を探るうえで2曲選んでいただいている1曲目を…。
マリアンヌ・フェイスフルって70年代にねすごくはやったんですけれどもボブ・ディランの恋人だったりミック・ジャガーの恋人だったりあのへんの人たちがすごく影響されたすごくいい女。
いい女。
その人のなんていう歌を…。
(島田)「ブロークン・イングリッシュ」っていうその曲リズムすごくいいですから。
「ブロークン・イングリッシュ」。
(島田)「ブロークン・イングリッシュ」。
あの〜あるときオランピア…パリのねコンサートホールでねひと晩やるっていうんで飛び込んでいったんです。
もうすごく魅せられてそのときの歌なんですけどその人なんかすっごく野暮ったい格好をしてたんですよ。
野暮ったい格好?なんかねあの〜白いねなんかこう…。
木綿の白の…。
段々のスカートになっていて…。
逆にね。
なんかね…な〜んかね私あの人の洋服作ってあげたら楽しいかなと思ってそれがずっと…もうすごくこびりついちゃったの。
電話しなきゃとかね。
私があの人のを作ったら違うかたちのすてきな女の人が生まれるんじゃないかって。
それはもう島田さんもパリでデザイナー始めて…。
もう始めてる。
だって70年代でしたからそのとき。
で電話したんですか?それでアシスタントの子に「電話しなよ電話しなよ」って言ってたんですけどねいやもう小さいグループですからほかのことが忙しくてみんな忘れちゃったんだと思うんですよね。
それが忘れられなくて残ってるんです。
声が独特ですね。
すてきでしょ?うん。
へえ〜。
私こういう女性好きなの。
あははっ。
でも今思えばパリに最初に行ったのが24歳ぐらい?デザイナーになろうと思ってパリに行ったんじゃなくてとにかくパリに行っていい女になりたいって映画の影響を受けて。
そうそう。
だってすごくすてきだったからあの時代のあの…映画を通して見るその女性たちとかなんかすごく憧れにあったので。
それがあるときデザイナーの…。
そうそうそう。
私はねあの〜なんかこう私デッサン好きだったんですよ。
絵描くのお得意だったんですね。
だからあっこれちょっと何かならないかしらとか思ったりして。
仕事につながらないかしらって。
(島田)言葉がよくわからないから「アリアンス・フランセーズ」っていってあの〜語学の…。
語学学校に通って。
とにかく地下鉄に乗るのをやめようと。
いる間は地上のものをいっぱい見とこうと思って。
あっそういう考え方。
そうそうそうそう。
だから地下鉄に乗らないと。
地下に埋まってる暇はないみたいな。
日本とパリのギャップっていうのは感じられることもありました?
(島田)うん。
それはとにかく何しても許されるみたいな。
それはあの〜放られてるから許されるんじゃなくて自分に責任さえ持てば何してもいいようなそういうふうに私は思い込んだの。
パリは。
パリはね。
だからすごく好き勝手なことができるし…と思う。
ほう〜。
例えばだってあの〜それこそ恋のお話もね。
あははっ出ちゃった。
ふふふっ出ちゃった。
あるときものすごく年下の人と恋をして…。
年下の人好きなの。
なぜならほっとする安心する。
怖くないの。
年上の人怖く感じるのよ。
なんでですか?なんかすごくおじさんっぽかったりなんか…。
威圧感が?うんなんかこの人の未来ってすごくすてきだなと思ったら楽しいと思うのね。
はあ〜これからを見れば。
何もないバカみたいな人は嫌よ。
で若い人ってさ貧乏旅行しても何してもすごくこう…。
例えばファーストクラスじゃなくちゃいけないとかこういうところのレストランに行かなきゃいけないとかってそういう思いってあんま感じなかったから。
例えば今ねこれだけ世界的に名声を博していらっしゃっても例えば今から突然ガ〜ンと貧乏になったりしても平気?貧乏にならない。
あっ失礼しました。

 

 

 

 


(スタッフ)あははっ!だって私お掃除の経験もしてるし運転もできるしなんでもできると思うからそういうのがいつもあるから大丈夫。
と思う。
ほう〜。
(ナレーター)日本の空気は進化する。
東京を支える大動脈山手線。
その新型の車両に搭載されたのは空気中のニオイや菌とたたかう「ナノイー」技術。
快適と清潔をのせて走り出しています。
「ナノイー」は今さまざまな都市空間へ。
オドロキが常識を変えていく。
(息子)《古い荷物片付けろと母からの呼び出しだった》
(母)私たちがやったら腰やっちゃうよ。
(父)な〜んて言ってるけどなぁお前の顔を見たいんだよ母さん。
・お父さ〜ん!ちょっと手伝って〜。
おう!《会えていない時間が父と母に年をとらせていた》
(ナレーター)世界で一番軽いボディ。
愛する家族に贈りたい掃除機です。
パナソニック「Jコンセプト」今度いつ来るかね。

(ナレーター)パナソニックのエイジフリーハウスでは支え方を変えることで筋力を鍛える生活リハビリを行っています。
よりそうささえる。
パナソニックの介護エイジフリー。
今島田さんのその髪の毛全然染めないっていうのが格好いいって言う人が多いんですが。
いいですねそういうふうに言ってくださると…。
私は横着でこんなふうにしてるだけなんですけど。
横着で?染めたことはないんですか?ないです。
頭を全部シルバーにすると洋服の選び方も変わったりするもんですか?あんまり考えないですね。
あの〜白っぽかったらなんでも合っちゃうような気がするんだけれど。
あっ逆に?
(島田)うん…と思う。
私はちょっと割と番外のかたちでやってるんですけど。
番外っていうのは?
(島田)番外っていう意味はそんな情報誌を見たりしながら動くんじゃなくって自分がこれしたらすてきじゃないのってこういうふうな生き方したらすてきじゃないのっていうことを思いながら作ってるのでだからこうしてユーモアを取り入れたりちょっとワンポイント工夫したりとかそんなことなんです。
はあ〜。
でもやっぱり長くもう40何年パリに住んでらして日本人の女性のファッションに対する考え方フランス人の女性のファッションに対する考え方って大きく違うところはなんですか?それすごく大事な質問ですよね。
すごくツボをいってる質問だと。
着物の文化を持った私たちは着ることにすごい敏感ですよね。
それだしそれから…。
季節とかね。
であちらの人はそんなにあの〜洋服をたくさん買うわけじゃないんだけれどもそう自分の似合うものはこれが高いから高いものだから高いとこになんかすごいとこに着ていくものだとかそういう決め方はあまりないみたい。
フランス人は。
うん。
前にね雑誌見てこう街なかでちょっとすてきっていうパリジェンヌを撮ってるページを見たときにブランド物を着てるような人がいない。
いないのよね。
例えばあの人が「CHANEL」のスーツを着てたらすてき〜私も買いに行こうって。
それはないですねあちらでは。
それはない?ない。
あの人は「CHANEL」が好きで似合うからいいじゃないって。
でも自分は違うものが似合うから別に「CHANEL」着なくたってうちにあるものをうまく着たらいいんじゃないって。
えっ例えば日本にいるとそうすると私10年前ぐらいのスーツも持っててそれでこれちょうどこのスカートに合うかなと思って着ていくとちょっと古すぎる…いくらブランド物でも古すぎるって言われるんだけど。
流行に敏感だからそうするとすぐ死んじゃうんですよね流行が。
あのね私昔思ったんですけどまだ…まだ比較しちゃう頃ね憧れて行ってるから憧れのところなので日本を批判的に見たりなんかするでしょ。
1番嫌だと思ったのはあのころは成田ですよね。
東京に入ってきますで銀座を通って渋谷の方ね代官山の方にうちのブティックがあったんでそこに行くまでの間に東京の流行がわかっちゃうの!おお〜。
みんな同じようなスタイルしてるの!ほうほう。
どうして?っていうぐらい。
今年の流行はこれだなって。
そう。
これはまずいと思った。
それはパリではありえないことですか?ないですよ。
どうしてパリって汚いの?っていうくらいボロボロだったりシックだったり行く所によっては全部違うけれどそんなに…十人…十人十色。
日本は十人一色。
十人一色そう。
そうなんですね。
(島田)だからそうなのよ。
それほどね私たちの…日本人って人がいいんだと思う。
人がいいの?自己主張しなくって。
あっ人がやってることをすてきねと言って憧れるっていう人のよさ。
はあ〜。
さあじゃあ島田さんのすてきなファッションをちょっと私も着せていただくっていう。
お願いします。
そこにたどりつくまでこんな話しちゃって…。
大丈夫です大丈夫です。
ええ。
さて島田さんの作品がこちらに並んでおりますけれどもこれから私は着せていただくことになりますが何をどう選べばいいのか。
まあ一つがかわいいと思ったりすることはできるんだけどどれとどれを組み合わせるかっていうのがつい無難になりがちなのが…。
(島田)無難が1番なんですけどでもちょっとそこでなんか…。
なんかおもしろいことがしたい。
これはね私ねコートっていうよりねワンピースみたいな気持ちでコートドレスで着たら絶対似合いそうだと思ったから持ってきたの。
ああ〜これ好きです。
こういう大きなボタンが付いててちょっとポワンとしてるのは。
でこれ今島田さんが着てらっしゃるスカートと同じように柄違い。
(島田)それでねこれくらいねダボダボのねセーターをばかっと着たらかわいいかなと思って。
ああ〜!
(島田)そしてこういうのにこれくらいのすごい靴下で。
その靴下手編みですか?手編み。
手で編んだの。
あっそんな下に置いて…。
(島田)いいの下に置いて。
汚いですよ。
えっ島田さんがお編みになったんですか?そう私コレクションのために一生懸命編んだりして。
みんなで編んだの。
そんなことするんですか?
(島田)そういうことしないと…。
だからこういう感じに着たらかわいいかなとか。
かわいい〜。
このセーターもかわいいんですけど。
梅?
(島田)梅のね柄でこの下に当たり前みたいだけど全然違う花のスカートとかはいたらかわいいかなって。
花は違うんだ。
でも花柄なんだ下だけ。
(島田)うん。
どうでしょうか?おお〜楽しい。
(島田)と思ったの。
飛び上がりたくなるような。
(島田)だからこれで同じタイトスカートじゃおもしろくないから。
これでおんなじ柄のスカートが来たらそれはもう…。
(2人)つまんない。
なるほどね。
こういう…島田さんのデザインの中にこういう花柄の結構。
(島田)なんでもないやつね。
そういうものを例えばこういうふうにスカーフぐるぐる巻いてそれでこれがついてもかわいいかなと思ったんだけど。
これねこのね…。
(島田)そうこんな感じで着たらかわいいかなって。
こうなるんですね。
ちょっと私としてはあの…挑戦って感じですけど。
(島田)いや挑戦って…。
これいってみますかね。
この下はこれじゃないっていう考え方もあるんですか?
(島田)その方がいい。
これの方がいい。
それじゃないと3つがバラバラ事件になっちゃう。
3つがバラバラ事件は駄目なんだ。
どっかで何か調節して。
そこは調整した方がいいんですね。
これも好きですけどねこの目玉小僧みたいなやつ。
(島田)これ私好きなの。
私も。
これだとこういうものでもいいのよね。
あっきれいすてき。
これ格好いい。
(島田)なんでもなくってもね。
うん。
(島田)これ着てみます?おそろいのスカートで。
あっ!おそろいのスカート。
それいっていいっすか?いいですよ。
洋服が決まったところでスタジオ内に設置した着替えルームへ。
世界的トップデザイナーの手によってどのようにサワコは生まれ変わるのでしょうか?・お願いします!ニャン!チャン!パパ〜ン
(島田)うわ〜!ポケットに手を突っ込むと。
あっこうやって。
(島田)うん。
はい。
(島田)どうでしょうか?かわいいねこんなことやっちゃって。
かわいい。
この靴下とベルトとこのスカーフがなんとなくウエストのくびれもないのにスタイルがよくなったような。
これ島田さんとしてはポイントはどこに?私たちの体形を隠すためにちょっとブラウジングしたりね。
で大したことじゃない腕ちょっと上げたりとかっていうことで目線が違うとこに行くからスタイルがよく見える。
セーターを…。
ベルトの所に行くと目線がこっちに行くからなんかちょっと。
しっかり入れちゃうとこのおなかがちょっとねこんな感じになっちゃうんで。
少し緩くして。
少しブラウジングすることによって急に…。
そう。
グッド。
そうなんですねこの魔法。
それでこのスカーフも。
これがないとなんとなく寂しい感じがするから。
こうやるとまあ…。
だからここら辺にねおもしろいネックレスしたりしてもいいんだけれども。
いやグッと変わるんですよ。
ねっグッと。
グッと…どうでしょう。
キュッと入れる。
あっキュッ!キュッ!あの〜私いつも悩むのはこれ1点これ1点はかわいいとか似合うかなって思うんだけどそれの組み合わせのセンスっていうものをどう磨いていいかわからないんです。
やっぱりいっぱい好奇心があったりなんかいっぱい向上心があったりするとああ〜すてきになりたいと思うと一生懸命工夫するでしょそれがセンスになっていくんじゃないかしらね。
で一般的にあの…センスの点なんてないわけだから。
ない。
あんまり意識しなくていいと思う。
うん。
はい。
島田さんのコーディネートで私これから番組を続けますけれども。
これもまた一つ島田さんの新たなブレークのきっかけになったと。
スタイルブックっていうこの中に島田さんの作品をモデルさんが着てるんじゃなくてご自身が着てるこの着方が…。
ずうずうしいわねほんとに。
どういうきっかけで作ることになったんですか?なんていうかなあの〜今私はこの年で洋服を作る職業だったりするからなんかちょっと普通だけどあんまり普通じゃつまらなくなっちゃう。
つまらなくなると普通のおばさんになっちゃうからひと味自分の味を入れようかなっていう感じだけですよ。
ちょっとどっかで自分っていうものをチラッと見せたいと。
どこかに押し込んで。
そう。
洋服に着られちゃうんじゃなくて着てやっちゃおうよっていう感じ。
ああ〜。
まだでもパリを拠点にして仕事ずっと続けてらっしゃるからいつごろまで仕事を続けようとか。
あっそういうね計画性がないんですよ。
プログラム全然知らないのね。
だからやれるかぎりは好きなことだけしてようと思って。
とりあえず今の生活は…。
(島田)とりえず仕事してる。
やってもやってもまだ進歩してないしまだ戸惑ってばっかりいるからもうちょっと頑張ったらもうちょっとよくなるかなって言ってるうちにあっと気がついたらこんな年になっちゃってたって。
時々少女のような顔をするんですよ。
だって忙しいんだも〜ん。
そうそうそうそう…。
しょうがないじゃない。
恥ずかしいすごいばばあが。
ばばあじゃないです。
いやほんと。
じゃあ2曲のもう1曲目。
そうですね。
あれはいいですよ。
あれはいいですか!ボブ・ディランの。
ボブ・ディランですか。
もう昔の映画なんですけど「ビリー・ザ・キッド」ってかわいい映画なんです。
かわいいって言っちゃおかしいかな。
西部劇すばらしいと思うな。
ボブ・ディランの「ビリー・ザ・キッド」の…。
「ビリー・ザ・キッド」の主題歌でメインミュージック。
リズムがすごくいいですね。
彼歌わないのよこれはね。
歌じゃないんですね。
音楽。
音楽。
もうほとんど車運転するときガッと入れたりとか。
ああ〜。
この場合はあまりにもほれ込んでウエスタンっぽいファッションにしてこの曲流したりとかさ。
格好いい。
だいたい私ウエスタン好きですけど。
好きなんですねパリなのに。
うん。
あのウエスタンブーツだとかなんかも。
あっそうか!よくスタイルブックにもウエスタンブーツ着てらっしゃいますね。
はいもう。
もう大好き。
ああ〜。
ふふっ。
まあでもね…。
ねえ何が「まあでもね」?なんかいやさっきの曲もそうだけどやっぱり体が動くっておっしゃったでしょ。
結構ダンスするの好き?大好き。
あっやっぱり。
それもこうなんていうのかな決まったダンスっていうよりもリズムで自分で勝手に動くの大好き。
ダンスホールとか。
つい動いちゃう。
昔はよく行ったけれど。
行ったんですか。
ちょっと何かあって友達がいい曲なんかかけちゃうとパッと動きだしたくなっちゃう。
立ち上がって…。
この年で恥ずかしい〜踊りだしたくなる。
ああ〜やっぱり。
ひと晩中踊ってられる。
ひと晩中踊ってられる!?もちろん飲まなきゃ踊れないけど。
あははっ!一人で飲んで。
そうそう。
今後も…。
多彩なゲストが続々登場します。
お楽しみに!2016/12/10(土) 07:30〜08:00
MBS毎日放送
サワコの朝【島田順子▽人生をデザインする】[解][字]

ファッションデザイナー/島田順子▽「洋服に着られるんじゃなくて、着てやっちゃおうよ」サワコがパリ流 “着こなし術”で華麗なる大変身!かっこいいコーディネートとは

詳細情報
番組内容
ゲストは、ファッションデザイナーの島田順子さん。35年連続でパリコレに出展し続ける島田さんは、有名百貨店や航空会社の制服をはじめ、2020年東京オリンピック・パラリンピック招致委員の公式スーツの監修に至るまで多岐にわたって手がけてきました。日本における80年代バブル期の象徴といえる“ボディコン”は、実は島田さんが当時フランスで発表した洋服がその“基”になっていると言われています。
番組内容2
自分の洋服が、日本で“ボディコン”と呼ばれ、流行服になっていることを知らなかった島田さんが、そんな刺激的なデザインを発表するに至った驚きの理由とは!?
スタジオでは、島田さんがサワコのファッションをコーディネート!ちょっとした工夫で簡単にスタイルをよく見せられるコツや、ポイントを解説すると共に、センスのいい “組み合わせ”や巧みな“着こなし術”で60代サワコが華麗なる大変身します。
 
出演者
【司会】
阿川佐和子
【ゲスト】
島田順子(ファッションデザイナー)
 
音楽
【番組テーマ曲】
「Tea for Two(二人でお茶を)」歌:ドリス・デイ