（金城）悪性腫瘍かもしれない。
（明辺悠五）余命宣告されちゃう感じですか？あとどれくらい持ちますか？
（金城）３か月
（クラクション）あ〜！あぁ〜！
（運転手）バカ野郎！死にてぇのか！死にたい…わけがないでしょ〜！でも…。
死ぬのか…。
（城崎）聞きたいこととは何だ？
（葵伝二郎）あんた政治家になって何すんの？『ヘルプール』の登録を義務化する。
今『ヘルプール』は人助けブームを満たすツールとして人々に投げられた。
しかしこのまま放っておけば一過性のお祭りに乗るだけの意志なき人間達の乱用で終わってしまう。
だが人助けが誰にとっても当たり前とされる世界になったらどうだ？真に思いやりのある人間が正当に評価され潤う世の中となる。
ハハハ！すごいね！そうやってまたあんたがスポットライト浴びちゃうわけだ。
もういいな〜。
…って言ってたんだろうな〜。
ちょっと前の俺なら。
でもさ…。
俺あんたの浴びてるスポットライトいらないや。
いいよね。
ピッカピカに光ってみんなあんたのこと見ちゃうの。
でもさそうしてるといつの間にか足元にある大事なものが見えなくなっちゃわない？これ俺が明辺のオッサン見て思ったこと。
あのオッサン超いいんだよ。
これが俺が言いたかったこと。
あっあと俺…。
レンタル救世主辞めねえから。
（いろは）どうしたのですか？急に呼び出して。
いやあの〜あの…。
最近の妻のことを聞きたいんです。
家出てから会ってなくて。
（いろは）奥様は古いアパートへ引っ越すそうです。
（明辺彩芽）ねぇマミー私やっぱりハワイ行きたい
（明辺紫乃）無理よ
（彩芽）いつなら行ける？来年？来年でも１０年後でも無理一生無理ダディが死んで借金全部背負っちゃったから雷鳴どこにも行けないダディのバカ〜！うっダメ！ダメダメ…それは絶対ダメ！離婚後が心配なんですね？ええはい。
奥様は現在『ヘルプール』を使いさまざまな人々に助けてもらっているそうです。
そのため明辺さんの不在は気にならないとおっしゃっていました。
そうですか…。
でもそれは口だけです。
では明辺さんがいなくても問題はないと？
（いろはの声）知らない人に助けてもらうのと明辺さんに助けてもらうのでは何かが違うのでしょう。
あのもしも…。
もしもですよ。
僕が突然死んじゃったりしたら妻と娘は…。
ご苦労されるでしょうね借金もあるので。
あっ！えっ？やはりそうでした。
明辺さんはレンタル救世主に入る際生命保険にサインしています。
死亡時奥様に３億円が入ります。
３億円？えっ？死んだら２００万円じゃなかったんですか？黒宇社長は明辺さんの借金１億円を全て返済した上でご家族にもお金が残るよう考えたのでしょう。
（いろは）しかし今となっては意味のない契約ですが。
えっどういうことですか？３億円が支払われるのは業務中に亡くなった時のみと注釈があります。
レンタル救世主の仕事以外での病死事故死自殺の場合３億円は支払われません。
やはりもう一度奥様とお会いしてはいかがでしょう？私にできることがあれば何でもします。
どうか慎重に。
（ドアが閉まる音）仕事中に死ぬと３億円。
いろはさん！いろはさんあの今更なんですけどレンタル救世主ってこれからどうなるんですか？会社としては存続していますが。
依頼はもう来てないんですか？依頼はゼロです。
ゼロ!?何で？どうして？最近は困ったことがあれば猫も杓子も『ヘルプール』。
『ヘルプール』め…。
『ヘルプール』め！
（百地零子）お兄ちゃん？よく来たね。
零子新社長。
よろしくお願いします。
以上横浜市長選に立候補を表明した城崎千太郎の独占インタビューでした。
２日後の日曜日には横浜市内で大規模な決起集会が行われるもようです。
続きましてはスクープです。
一連の爆破予告を続ける犯人グループは他にもさまざまなテロを予告していることが分かりました。
彼らは犯行予告のメールを送る際プチテロリストを名乗っています。
すいません黒宇さんの『ヘルプール』見ちゃいました。
（黒宇）紹介するよ零子君の義理のお姉さん幸子だ。
はじめまして。
（黒宇）ホントは『ヘルプール』を使って病気が良くなるはずだったんだけどね。
黒宇さんは幸子さんのために…。
父親として誰に何と言われても何とかしたかった。
それに『ヘルプール』は幸子の夢でもあったんだ。
えっ？「どうしていい人間が報われない世の中なんだろう」って一番悲しんだのは幸子だった。
（黒宇の声）だから僕も千太郎君も幸子の思いも背負って計画にまい進して行った。
だけど…。
（黒宇）病気を患っていたんだ幸子は。
でも仕事に没頭する千太郎君にそのことは告げられずにいつの間にか取り返しがつかないことになって…。
千太郎君は責任を感じたんだと思う。
それ以来一度もここには来ていない。
「助けて」って言えなかったんですね。
黒宇さんも幸子さんも…。
それにお兄ちゃんも。
ホントに助けてほしい時に「助けて」って言えなかったんですね。
黒宇さんこれからは「助けて」って言ってください。
余計なお世話だって言われても助けたいと思う人達のことを知ってるんですから。
ありがとう。
遅いですよ。
すまない。
（急ブレーキ音）誰だ？
（窓ガラスをたたく音）どうも自分らプチテロやってる者です。
はい？
（男）ヘヘヘ…。
行け。
（黒宇）あっ…。
（男）大丈夫大丈夫何もしません。
だって自分らも『ヘルプール』使ってますし城崎さんリスペクトしてますんで。
ただ！これ以上目立つようなら出る杭は打つのが自分らのモットーなんで。
明後日イベントしますよね？ヘヘっ忠告はしました。
パ〜ン！ハッ！ハハハ…。
ハハハ…！警察に…。
ただの脅しですよ。
出せ。
暗殺予告ですか？うん。
明日決起集会があってね。
それで１００人態勢で警護をつけることになった。
それで明辺さんにも加わってほしいなと。
あのそれってレンタル救世主としての仕事ですよね？
（黒宇）いやこんなことを頼める義理ではないことは十分に分かってる。
暗殺予告ということはかなり危険な仕事ですよね？もしかしたら死ぬかもしれない仕事ですよね？うん。
待ってました〜!!オッホホ！オ〜ホホホ〜！あの何なら僕以外の９９人はクビにしてもらっても大丈夫です。
僕一人で立派に身代わりを務めさせていただきます！いや身代わりに死んでほしいわけじゃないんだよ。
身辺警護を…。
死ぬ気で頑張ります！あぁ…いやまさかこうして依頼人の立場としてレンタル救世主を訪ねるとは思ってなかったよ。
黒宇社長。
いや僕はもう社長じゃないんだよ。
またいつでも来てくださいね。
その時は葵君もロイ君もいろはさんもいると思うので。
（ドアの開閉音）僕はいないですけど…。
（紀伊）マジっすか？身辺警護なんてできるんですか？やるしかないよね依頼受けちゃったからね。
それで誰を守るんすか？誰からの依頼ですか？あの…それはほらあれ守秘義務があるから。
誰にも言っちゃダメだってお願いされてるからさ。
ごめんねそれはうん。
それでさいつどこで武装した連中が現れるか分からないからロイ君に金属探知機を作ってほしいんだよね。
銃を持った人間がどこにいるか分かる秘密兵器。
できるよね？そりゃあ朝飯前のションベンっすけど。
（いろは）明辺さん警備をするならぜひこちらを。
あの〜うん…だよねそれは…。
いらない。
えっ？誰かが撃って来たらどうするんですか？よける。
え〜？撃たれる前に取り押さえるから大丈夫だよ大丈夫！葵さんにも連絡したほうがよいかと。
そうっすよね接近戦なら最強っすよ。
うんあの…。
葵君にも内緒で。
（いろは：紀伊）えっ？守秘義務があるからほら。
そうそう守秘義務はだって守んなきゃいけない守秘義務。
そうあの守秘義務…。
あのロイ君あれ秘密兵器頼んだよお願いね！はぁ…。
（彩芽）パパ〜！
（紫乃：彩芽）いってらっしゃ〜い！・オッサン！・えっ？葵君！とりゃあ！あっ痛い！痛って！ウッソ〜！ちょっと！ちょっと何すんの！それはこっちのセリフ。
えっ？オッサン一人で勝手に何しようとしてんの？さすがロイ君！早いね！いろはさん達から聞いた。
オッサン超変！そんなことないよ…やめてよそういうの。
またオッサン超いいとこ独り占めしようとしてんの？えっ？俺さスポットライト症候群なんだ！それ懐かしいね。
どうして俺がそうなったかオッサンだけには言おうと思って。
うん。
俺さ小さい頃からライガーの息子ライガーの息子って言われて来て。
そりゃ親父のことは超尊敬してるし大好きだけどいつだって俺は二の次なんだよ。
どこに行ってもライガーの息子って言われて。
だから俺を見てくれ俺を見てくれってず〜っと思ってた。
でもオッサンと組むようになって思ったんだよね。
オッサンの浴びてるスポットライト超いいって。
俺のスポットライト？ほらあの大根おろしの人もそうだったでしょ？多分さ本当に困ってて泣きたいぐらいつらい時にオッサンのこと知ってる人は一番最初にオッサンの顔が浮かぶと思うんだよね。
それがオッサンの浴びてるスポットライト！そう…なのかな？一回しか言わない。
俺オッサンに憧れてる。
えっ？だから俺がオッサンみたいな男になるまでは一人で勝手なことすんの許さねえから！ありがとう。
でも…でもさそれ言ったら俺だって葵君に憧れてるよ。
はっ？葵君はとても思いやりのある人なんだ。
どこがだよ。
葵君ず〜っと自撮りしてるでしょ？誰かに見られることを常に意識してる。
目立ちたくて褒められたくて人助けしてるんだと思ってた。
でも違うんだ。
だって実際葵君のことを見てる人が少なくても全然気にしてなかったしネット動画の閲覧数がひと桁でもちっとも悩んでなかった。
自称スーパースターでホントはスターでもないのにねぇ気にも留めてない。
ちょっと待ってそれ完全に悪口だよね？葵君は自分の物差しで自分を見てるんだ。
他人が見てなくても人助けできる人なんだ。
でも俺にはそんなことできないよ。
周りの目ばっかり気にしてカッコつけて…。
だから俺のほうこそ葵君みたいになりたかった。
葵君は俺にとってスーパースターだ。
今まで何度も何度も何度も…。
助けてくれてありがとう。
葵君みたいになりたくて派手な仕事したいんだよ。
…なんで許してよ。
大丈夫だよホント大丈夫だから大丈夫。
結論から言うとオッサンやっぱ何か隠してる。
（いろは）明らかに死んでも構わないと思っています。
（紀伊）あんなビビリだった明辺さんがねぇ。
（いろは）むしろ死のうとしています。
というわけで地蔵ちゃんプロファイリング頼むよ。
泣いてるし〜あっブスだし〜。
だって…だってまたこうして皆さんと一緒にいられるとはぼぼばばぶべ〜〜。
（泣き声）うぅ〜〜。
うぅ〜〜…。
ジゾリング頼むよ。
明辺さんに依頼したのは黒宇さんです。
うちの兄を警護してほしいって。
はっ？何で社長が今更…。
私聞いたんです黒宇さんから。
会場の警備は完璧です総勢１００名。
（城崎）ご苦労さまです。
（一同）はい。
はい！
（城崎）彼と話がしたい。
２人きりで。
そっか…ボスもそういう事情があったなら最初から言ってくれりゃあいいのに。
でもそれは私も一緒でした。
地蔵ちゃんだけじゃないよ俺だってそう。
家族だから何も言わなくても大丈夫って思っちゃうよね。
だからオッサンは命懸けで城崎千太郎を救おうとしてるってことか。
いえもしかして…。
これはあくまでも最悪の想像ですけど明辺さん死のうとしてるんじゃなくて死んじゃうんじゃないでしょうか？え〜？んなわけないっしょ。
だって明辺さん前におなか痛くて倒れてからちょいちょい通院してましたよね？何でそんなに病院行くか聞いた人います？胃に腫瘍!?胃がんってこと？厳密に言うとまずは膀胱がんね。
見つかってからすぐに手術して切り取ったけど見てここ。
ここ１週間で胃に腫瘍のような影が出来た。
ん？この影どっかで見た気がする。
あっ！爆発しない爆弾じゃん！爆弾の…本体それであれどうしたっけ？のみ込む音
（零子：葵）あ〜！のみ込んでた！あ〜！そういうことか。
どういうこと？レントゲン以外の検査結果が出て来たんだけどどれもこれも全く胃がんに当てはまらなくてね。
あぁ…申し訳ない。
明辺さんに余命３か月って言っちゃった。
つまり…つまりえっ？どういうこと？つまり明辺さんは自分が近々死ぬと思いどうせなら生命保険の３億円を家族に残そうと警備の仕事中に死のうとしています。
（葵：零子：紀伊：金城）え〜！ご活躍はレンタル救世主の宣伝動画で拝見しました。
ぜひ『ヘルプール』にも登録していただき零子新社長の下善意と思いやりの人助け活動を続けてもらいたい。
僕は…。
ごめんなさいちょっとできません。
なぜ？なぜ…。
あのですね…。
僕は自分の近くにいる人のことを考えるので精いっぱいなんで。
金髪の彼にも同じようなことを言われました。
えっ？
（城崎）私達が生きている世の中は善人がバカを見る世界です。
ならば善い行いをしたらお金が入るそういうシステムをつくるべきだと思いました。
（城崎）優しい人こそ願うんです。
きちんとその優しさが報われる世の中になってほしいと。
（城崎）だから誰かがルールを作ってあげて管理するしかないんです。
ルール…。
何ですか？あぁいや…。
本当にそういうのって必要なのかな？って。
他にありますか？善意や優しさにあふれた世界にする方法が。
すいませんちょっと僕そういうのよく分からないんですけどでもその方法は悲しくないですか？だってそれってひとを信じないっていうことですよね？本当に優しい人もそんな世界は望んでないと思います。
あの僕あれなんですよレンタル救世主をやらせてもらって思ったんですけど最初はね僕もお金をもらうためにレンタル救世主になろうと思ったんです。
とんでもない借金抱えてそれを返すために。
でも何ていうのかなあの…そういうお金とかそういうこと以上に自分のことを頼ってくれて困ってた隣の人が「ありがとう」って言ってくれるのがすっごくうれしくて。
だからそういう思いが広がって行けばそのルールとかっていらないんじゃないのかなって。
僕は人間ってそういうもんだと信じたいです。
困ってる人の隣に常に誰かがいるとは限らない。
そうしたら隣の人を探してください。
探しても見つかるとは限らない。
その時はレンタル救世主がいます。
いつでもお電話ください。
では警備に戻ります。
これダディが書いたんだよね？マミー読んで。
「彩芽へ」。
「この手紙を読む頃ダディは遠くにいます。
彩芽ともなかなか会うことができないと思います」。
「だから大事なことを教えます」。
（明辺の声）「この世に救世主なんていません」。
アルファＣ２階東の警備を強化せよ。
（明辺の声）「ヒーローも神様もこの世にはいません。
でも誰かが君の隣にいます。
困ったことがあったらその隣の人に向かって恥ずかしがらずに『助けて』と言ってください。
ダディはそれが苦手でした反省しています。
反対にもし隣の人が困っていたらそれを助けてあげてください。
助けたり助けてもらったりするために人は誰かの隣にいるんです。
もし隣に誰もいないなら探してください。
それは一生をかけて探す価値があります。
人の一生はそういう隣の人を探し見つけるためにあるのだとダディは思います。
そして隣の人が見つかったのなら恥ずかしがらずに『ありがとう』って伝えてください」。
（振動音）ちょっと通りますごめんなさいごめんなさい。
（振動音）もしもし。
お家にあった手紙遺書だよね？死ぬの？悠五君死ぬの？
（紫乃）私言ったよね？悠五君が危険な目に遭わないように離婚するって言ったよね？いやあの…大丈夫だようんホントに大丈夫だから大丈夫。
（紫乃）悠五君が「大丈夫」を連呼する時は全然大丈夫じゃない時なの！何があったの？紫乃ちんにも言っておきたいことがあったんだ。
（紫乃）何よ。
ありがとう今まで。
紫乃ちんという人を見つけることができただけでそれだけで俺の人生は意味があったんだ。
ほら。
やっぱ死ぬんじゃん！それ絶対これから死のうとしてる人の言葉じゃん！大丈夫だから。
私は大丈夫じゃない！私は悠五君と一緒にいたい。
悠五君の隣にいさせてほしい。
紫乃ちん…。
（紫乃）だからお願いだから死なないで帰って来て！
（金属探知機の音）近くにいる。
（紫乃）えっ？
（金属探知機の音）紫乃ちんごめん。
今仕事中なんだ。
ホントにありがとう。
（金属探知機の音）あぁすいません。
（金属探知機の音）
（金属探知機の音）えっ？
（歓声）ちょっとごめんなさい…。
（歓声）
（歓声）通りますごめんなさい通りますよすいません。
すいませんごめんなさい。
（聴衆）城崎！城崎！城崎！
（聴衆）城崎！城崎！
（歓声）
（銃声）
（どよめき）
（銃声）
（悲鳴）プランＣ発動！非常事態に備えよ！
（ざわめき）ちょっ…ちょっと。
（ざわめき）Ｂ１からＣ３２へ移動中アルファＣ南南西に接近…。
（黒宇）うぅ〜やめなさい！
（男）あぁ〜！おりゃ〜！
（スタンガンの音）
（黒宇）あぁ！あぁ…うっ。
ちょっと待った！ちょ…ちょっと待って。
撃つなら俺を撃て〜！さぁ来い！
（空撃ちの音）
（空撃ちの音）ちょっと…。
ちょっと！あっ黒宇さん！黒宇さん大丈夫ですか？明辺さん千太郎君を…。
（銃声）
（銃声）
（銃声）
（銃声）
（銃声）
（空撃ちの音）ヤァ…！あ〜！うぉ〜〜！ハァハァハァ…。
俺を殺せ！殺せって！早く殺せ！殺せよ！誰か来る前に早く殺せって！ほら！はい！
（銃声）あれ？あっ！ちょっと…。
下手くそ！ちゃんと狙ってよ！もうここだからここここ。
いい？ここはいちゃんと狙って。
早く殺せ！お前何なんだよ！えっ？邪魔だどけ！断る！殺すぞ？お願いします！早く殺せ！来い！オッサン！
（紀伊）明辺さん！明辺さん！明辺さん！ガンじゃない！胃がんじゃない！余命３か月じゃない！死ぬことはありません！ありがとね百地さん。
あのでもねもう胃にこんな影が。
（紀伊）明辺さん爆弾のみ込んだっしょ？のんだ。
影はそれっす！えっ？ですから死んじゃダメです！明辺さんは死にません！死なないんです！ウソ…。
やった〜！やった〜！やった！生きてていいの？生きてていいの？
（男）うるせぇ〜！
（銃声）うるせぇ！ごちゃごちゃと！さっきからうるさいんだよあんた。
目立ち過ぎだよ。
出る杭は打たなきゃね。
あのちょ…ちょっと待ってタイムタイムタイム…撃たないで撃たないでホント。
殺してくれって言ったんじゃねえのかよ？事情が変わったんです事情が変わったんです！紫乃ちんのとこに帰らないと！オラ〜！あっあぁ…。
死ね。
（男）どっちだよ！助けて…。
助けて〜！みんな助けて〜！黙れ〜！
（銃声）葵君！ハァハァ…。
ハァハァハァ…。
今の俺どう？えっ？超いい？超いい！ちょ…あっ…。
えっ？「超いい！」もらいました〜！邪魔だ〜！痛って！
（銃声）は〜いもう出る杭は打てませ〜ん！超いい〜！
（紀伊：零子：いろは）超いい！あっうぅ…！オッサン言ってやれよ！俺達何だっけ？俺達…。
お電話受けて数分後あなただけのヒーロー参上！まいど！レンタル救世主で〜す！で〜す！超いいのが撮れてる〜！あっヤベェ。
出る杭は打つ。
（銃声）レンタル救世主がお手柄です。
（紀伊）あっヤベェ。
（男）うお〜！
（銃声）レンタル救世主です！
（キャスター）世間を恐怖に陥れたプチテロリストを名乗る男達の身柄を拘束し警察に引き渡すことに成功しました。
（碧山）さすがに今回ばかりは認めざるを得ませんね。
そのレンタル…ハチ？いやキュウ…。
何でしたっけ？
（城崎）ごめんな。
ずっと会いに来なくて。
いや来なかったんじゃない。
来れなかったんだ。
君をこんな目に遭わせてなのに…。
甘えたり助けてほしいなんて言えないって思って…。
ねぇお兄ちゃん。
まだ遅くないからさ本当の兄妹になろうよ。
本当の家族になろうよ。
困ったことあったら何でも言い合える家族になろう。
お義姉さん笑ってる…。
（キャスター）市長選に立候補していた城崎千太郎がつい先ほど出馬を断念すると発表しました。
病気の妻の介護のためとしています。
悠五君…。
ごめんなさい！いろいろホントごめん！私が聞きたいのはそれじゃない。
じゃあ…。
愛してる。
や〜だ照れる！私も。
アハっ。
アハハハ…。
けどそれも違う。
えっ？入って。
これ見て何か言うことない？おかえり。
惜しい！惜しい？惜しい…。
ただいま。
おかえり。
ただいま。
（紫乃）おかえり。
ただいま…。
彩芽いいよ！
（彩芽）ダディおかえり〜！彩芽！ただいま！ただいま…。
（紫乃）さぁごはんにしよう。
今日は…というか今日も。
空揚げ〜！
（紫乃）ジャ〜ン！超いい！
（紫乃：彩芽）アハハハ…。
アハハハ…。
（薫）それで？レンタル救世主はどうなるわけ？
（りさ子）もう終わっちゃうんですか？♪〜ノーノーノーノー♪〜いかがでしたか？レンタル救世主♪〜近頃ちまたでブレ−ク♪〜あっちこっちで引っ張りだこ♪〜今までいっぱいありがとう♪〜でもまだ終わらないんだな♪〜きらめく出来事振り返る♪〜まずはまずはロイさんの場合♪〜ちゃんと仲良く向き合った家族
（紀伊）親父遅くなってごめん。
俺あの場所にいて答え出したよ。
今日から電器屋やる。
でもレンタル救世主も辞めない。
わがままかもしれないけど思ったんだ。
隣にいる人みんな助けたいって。
あっ両方やれんのかって？不安だとか心配だとか言いたいんだろ？そんなの…。
朝飯前のションベンで〜す！♪〜イェイ！ワンツーサンシ次はいろはさん♪〜ひと花咲かせてキレイな人だわ♪〜ご存じレンタル救世主に所属の♪〜美人でクールなクレバー♪〜言うこと外れないカウンセラー♪〜ヘイヘイリズムをスローダウン♪〜城崎ａｋａ黒宇さんは♪〜兄の代わりにイカソリッシュの社長に復帰♪〜今までいろいろ何だかんだあったけど♪〜ホントに感謝感謝♪〜レンタル救世主に相当協力してくれてます♪〜そんな黒宇さんからメッセージ♪〜あなた達を連れてく次のステージ♪〜２人ともなりたいんでしょ？♪〜レンタル救世主に♪〜ならなってもいいってニューフェースに♪〜気付いてたよあなた達♪〜一人一人の瞳からその気持ち♪〜私のように救世主してもらって♪〜誰か救いたくなったんでしょ？♪〜イエセッショーいかがでしょうか？♪〜これが私のプロファイリング♪〜そしてジゾラップとジゾリングは♪〜どうでしたか？Ｄｏｙｏｕｌｉｋｅｔｈａｔ!?
（りさ子）薫さんバレてました。
フフフ！
（薫）フフっ。
（りさ子）バレてました〜！参っちゃうわね。
先輩高校生なのでまずはバイトからよろしくお願いします！でレンタル救世主の新しい社長は？誰なの？社長は…。
あの人です。
（ベル）まいど！こちらレンタル救世主です。
社長！ご依頼ですか？明辺さんが危ない目に遭わないように監視するそうです。
でもそれって難しいと思うなぁ。
助けて！助けてください！
（男）ねぇ〜！ヤダ！
（男）ねぇねぇねぇ！助け呼んだってさ誰も来るわけ…。
あっ！ちょ…くじいたくじいた。
くじいてるからほら。
オッサン！お電話受けて数分後。
あなただけのヒーロー参上！
（明辺：葵）まいど！レンタル救世主で〜す！超いい！超…。
痛い…。
『レンタル救世主』のＤＶＤとＢｌｕ−ｒａｙの発売が決定しました
ＤＶＤとＢｌｕ−ｒａｙを抽選でそれぞれ１０名様にプレゼント
詳しくは番組ホームページをご覧ください
ご応募お待ちしております
（田中）あらっ？
（方正）ハハハ…！
（浜田）すいませんもっかい…。
（田中）あらら…。
2016/12/11(日) 22:30〜23:25
読売テレビ１
レンタル救世主 ＃１０ 最終回！予想を超えた結末！レンタル救世主が残すモノ[終][字][デ]
ついに最終回！予想を超えた結末が待つ！笑って泣ける日曜夜が堂々完結。最後の最後、レンタル救世主が残すモノとは…。この物語の全てが分かる最終回、お見逃しなく！
詳細情報
番組内容
ついに最終回！予想を超えた結末が待つ！変わりつつあるこの街を救うのは誰！？余命を伝えられた明辺（沢村一樹）が最後に残すモノとは…。人々の心根、何気なく過ごす日々、全てに光を照らすべく、この物語の全てが分かる最終回！是非、お見逃しなく！
出演者
沢村一樹
藤井流星
志田未来
福原遥
稲葉友
勝地涼
中村アン
小出恵介
稲森いずみ
大杉漣ほか
原作・脚本
【脚本】
渡辺雄介
監督・演出
【演出】
菅原伸太郎
音楽
松本晃彦
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