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書き起こし グレーテルのかまど「ブリジット・ジョーンズのミンスパイ」 2016.12.12

みんなが心待ちにするクリスマス。
ここイギリスも町じゅうがお祝いムード一色です。
イギリスでクリスマスといえば欠かせないのが…サックリ香ばしいパイの中にドライフルーツがぎっしり。
家族や友人と囲む伝統の味です。
なんとこのミンスパイを42個も平らげてしまったというヒロインが。
うわ〜!バカ〜バカバカ!世界的に大ヒットした映画「ブリジット・ジョーンズの日記」の主人公ブリジット。
シットアップブリテンのブリジット・ジョーンズがツナを探しておりますよ。
ミンスパイを平らげた彼女に訪れる意外な出来事とは?実はミンスパイには特別なジンクスがあるのです。
さあ私たちもミンスパイでハッピーなクリスマスを迎えましょう!光る石をたどれば行き着く不思議な家にあのお菓子の家のヘンゼルとグレーテルの末裔が暮らしています。
彼らが振る舞うおいしいお菓子の物語をご賞味あれ。
(鼻歌)よ〜し。
「よ〜し」って何してるの?え〜ちょっとね見て。
友達にねクリスマスカードを書いてました。
まあすてきじゃないの?すてきなクリスマスそして幸せな新年になりますように。
あ〜そうなのね?そのすてきな言葉今一番必要としている人がいますよ。
何何?黒板見てちょうだい。

 

 

 


え〜だって今仕事も順調でさ好きな事もしてさ十分幸せでしょ?姉ちゃんは。
望んでる幸せって言ったらねあれですよ。
あの幸せですよ。
あれね分かった分かった。
という事で今宵ひもとくのはブリジット・ジョーンズのミンスパイ。
世界中で大ヒットを記録したコメディー…30代独身のブリジット。
幸せになりたいとダイエットに励み恋に仕事に奮闘するのですが現実はそんなに甘くはなく…。
うまくいかない事があるとやらかしてしまうのが…。
「こんな事があると人生を続けていくのが不可能に思えて冷蔵庫の中身をすっかり食べてしまわずにはいられなくなる。
選択肢は2つある…」。
そうやけ食い。
そして毎回落ち込みつつも立ち直るのです。
そんなブリジットですが出版社の上司ダニエルと幼なじみで弁護士のマーク2人の男性とご縁が。
しかしどちらともうまくはいきません。
結局シングルのまま迎えたクリスマス…。
「12月25日体重63.5キロ。
プラスミンスパイ42個。
アルコールあ〜千単位」。
うるさい!消えろ!ブリジットが42個も平らげたというのがこちらの…イギリスのクリスマスには欠かせないこのお菓子。
スパイスやお酒の効いたドライフルーツがぎっしり。
濃厚な味わいが特徴です。
イギリスでクリスマスを祝う風習ができたのは16世紀ごろ。
当時は貴重だった材料がふんだんに使われているためイエス・キリストの誕生日というおめでたい日にふさわしいとされたのだとか。
数百年の時を経た今も縁起のよいスイーツとして愛されています。
どれほど親しまれているかイギリス在住14年の作家映画ライター信夫梨花さんが教えてくれました。
スパークリングワインとかシャンパンと一緒にちょっとかじりながら家族とか友達とか…おめでたいスイーツをやけ食いだなんてブリジットのクリスマスはほろ苦いものだったのですね。
え〜っ!?ミンスパイ42個って!?42個。
食べ過ぎだよこれは。
姉ちゃんもびっくりのやけ食いだね。
びっくりだね。
絶対42個も食べれないと思うけどこれめっちゃくちゃ面白くない?縁起物を体に詰め込むっていうこの面白さ。
それぐらいもう追い込まれてたって事だね。
そう追い込まれてたんだね。
ちょっとかまどさ俺たちも早速作ってみようよ。
体に詰め込みたい縁起物を。
じゃあ味わいのキメテお願いします。
はい!いくつも食べれちゃうミンスパイを目指します!よ〜し!はいはいさてさてまずねパイ生地を作っていきますよ。
うん。
まず薄力粉ベーキングパウダーそして塩そしてグラニュー糖をボウルに入れて混ぜ合わせて下さい。
で混ぜると。
うん。
はい。
はいじゃあオキテお願いします。
はい。
サクサクのパイ生地にするにはバターを溶かしちゃいけないのね。
だからバターが細かい粒になるようにして下さい。
ん〜。
じゃあカードで切り混ぜていきましょう。
はい。
ちんたらちんたらしてしまうとバターが溶けてしまいます。
分かってますよ!はい。
いいんじゃないですか?いい?はいいいです。
卵黄と生クリーム入れちゃいます。
入れちゃいますよ。
今日ねそれもう2つ合わせてます。
はいはい。
ねっ?粉に吸わせるみたいに手でグイグイグイグイ混ぜて下さい。
頑張って頑張って。
よいしょ。
大体ひとかたまりになってくると…。
うん?台に出しちゃおうか。
でそこからまた同じように粉っぽさがなくなるまでこねる。
はい。
よっ!よいしょ!ま〜だまだま〜だまだですね。
粉っぽいな〜。
でもだんだん…。
ねっ。
うん。
いい感じ…。
まだだけども生地が均一になるまで頑張ってほしいです。
もうきてんじゃないのかな〜?結構きたよこれ。
粉気はもう…。
う〜ん…。
そしたら袋にちょっと入れて…。
袋に入れましたよ。
きましたよ。
これで2時間ほど冷蔵庫で休ませるんです。
なるほど。
ほろほうほうほうほほほほ〜。
できましたか?よっしゃ!やった!一年に一度のお楽しみミンスパイ。
この時ばかりはと自慢の家庭の味を披露する人も多いんだとか。
気になりますね〜。
という事で。
こんにちはこんにちは。
どうぞどうぞ入って下さい。
伺ったのは日本に移り住んで15年になるピーターさんご一家。
ピーターさんは料理が大好き。
家族にふるさとイギリスの味をよく振る舞っているそうです。
幼い頃お母さんと一緒にミンスパイを作ったのがクリスマスの思い出なんだとか。
ミンスミートとはパイに詰めるフィリングの事。
家庭ごとに入れるものが違い味わいも微妙に変わってくるのだとか。
欠かせない定番の材料はレーズンやオレンジピールなどのドライフルーツ。
更にピーターさんは日本で出会ったある食材を加える事にしました。
甘いリンゴ。
両方おいしいですけど結構味違う。
甘〜いふじりんごを生のまま加えます。
こうして自分の味を作り上げるのがミンスパイのだいご味なんですって。
さあピーターさんのオリジナルミンスミートが完成!…と思いきや何を持ってきたんでしょうか?これは…味はちょっと…スイーツに牛脂とはちょっと不思議。
16世紀ごろまでミンスミートはずばり肉だったといわれています。
スパイスやドライフルーツは保存のために加えられたもの。
牛脂を入れるのはミンスミートが本当に肉だった時代の名残だと考えられています。
日本生まれの子どもたちもパパをお手伝い。
春輝くんミンスパイ作りどうだった?いよいよ焼き上がり。
ふじりんご入りのミンスパイのお味は?
(拍手)
(江里子)お〜おいしそう!家族の歴史と共に進化しながら受け継がれていくミンスパイ。
すてきですね。
へえ〜家庭によってミンスミートの味が違うって面白いね。
面白いね。
いろんなとこ行って食べてみたいよね。
そうだね。
ちょっとかまどさ俺たちもさオリジナルのミンスミート作ろう。
ちょっとこだわりで作ってみますか?よし!は〜い見て下さい。
ミンスミートの材料ですよこれ。
これ…いろいろあるね。
そうなのよ。
まずね定番の材料は…こちらはかまどのお薦めの砂糖漬けにした…パイン?はい〜。
ここから選ぶって事?はい〜。
じゃあまあ定番はやっぱりそのままにしておきたいから定番プラス…どうしようかな?かまどお薦め…。
どれにする?でも何かリンゴとジンジャーはすごい合いそうな気がするんだけどな。
うん。
じゃあいく?それで。
うんそうする。
じゃあ牛脂を細かく刻んで下さい。
分かりました。
こういう事でいいんでしょう?そういう事。
そうそうそう。
えっと上にねさっき選んだでしょ?あれをジャジャンと出してほしいの。
こ…ここに?うん。
ジャッザッといっちゃって。
えっ!?はいいっちゃっていっちゃって。
もう一気に?はいはい。
はい。
これすごいな。
フフフフ…。
そしてジンジャーです。
大胆にやっていきますから。
のせたよ全部。
はいはいのせました。
上からシナモンパウダーとナツメグパウダーをかけます。
はい。
それで包丁でタンタカタンタンタンタカタンたたきですね。
たたきたたき!あっすごい!アッハハ!いいですよ上手上手。
ぐっちゃぐちゃにして下さい。
ぐっちゃぐちゃに。
たたきたたき。
「大将なめろう下さい」っていうやつ。
うい!いいですねいいですね。
すごいすごい。
へい!「へい」!?「へい」とか言って。
じゃあそのなめろうをボウルに移して下さい。
はい。
頑張ってやってるところに言うのも何ですけど…。
何?アッハハハ…重たそう。
重たいですよ。
すごい量なんだもんだって。
うんうんうん。
はいじゃあここでオキテ!はい!お〜どういう事?かまど。
じっくり寝かせると牛脂が溶け出します。
そしてほかの材料に染み込んでコクのある深〜い甘みが出てくるという。
あっそうなんだね。
これどれぐらい寝かせればいいの?冷蔵庫で一晩!えっ今から冷蔵庫?うん。
ちょっとかまどさん話が違います。
えっ?いつものアレお願いします。
しょうがないね〜。
いいですか?いきますよ。
ちょっと離れます。
はい。
モ〜!あっうわ〜長い!あっ牛の魔法か。
かまど。
油がちょっと溶け出してる?ありがとう。
溶け出してるでしょう?完全に…。
やった。
ありがとう。
じゃあいきますよ。
パン粉卵キビ砂糖強力粉それ入れます。
全部入れていく?はい。
そして混ぜる。
はい。
うわ〜!お〜っ!あれ?牛。
モ〜!パン粉の白さがなくなるまで…。
はい。
しっかり混ざりました。
オーケーです。
オーケー!いや〜どんな味になるんだろう?モ〜。
ちょっと一息TeaBreak!ミンスパイにまつわるジンクスをご紹介。
縁起物として親しまれるミンスパイだけどいろんな言い伝えがあるのよ〜。
ミンスミートを混ぜる時は時計回りに混ぜる事。
もしも逆に混ぜてしまうと不幸があなたを襲うかも?クリスマスから1月6日までミンスパイを毎日食べると…。
その年を幸せに過ごせるのだとか。
1月6日もキリスト教の祝日。
おめでたい日からおめでたい日まで食べ続けるのね。
そして3つ目のジンクスはピーターさんご家族に紹介して頂きましょう。
ってその割には皆さん黙々と食べてますけど?ちょっと春輝くん教えてちょうだいよ〜。
だから静かだったのね。
幸せを願う気持ちは万国共通。
皆さんも試してみては?よ〜しできた!オーケーかまど。
は〜い。
型にパイ生地を敷き終わったところですねそれは。
はいいけてますよ。
じゃあその次はね残りの生地あるでしょ?ありますね。
その生地で上の飾りを抜きます。
はいはい。
抜いてみましょう。
抜いていきます。
あっやっぱ星かわいいね〜。
うん星ねいいね。
よ〜し。
は〜い。
はい。
いいですね。
オーケーですよ。
じゃあもう一度それを冷蔵庫で冷やして下さい。
はい。
うん。
いいでしょ?いいです。
はい。
はいはい。
ほら。
いよいよほら仕上げですよ。
仕上げですね?はい。
このパイ生地の中にねミンスミート入れるのね。
分かりました。
どのぐらい入れればいいんだろう?八分目。
このぐらいかな?ねえ。
それぐらいかな?そしたら…。
星。
星ね。
え〜っと溶き卵をつけて接着剤にしたい。
うっすら全面に塗りますとペタッと引っつきますから。
うお〜ほら〜。
かわいいかわいい。
いいですねこれ。
で…。
でけましたと。
これをオーブンへ。
じゃあはいオーブンへ。
分かりました。
で25分焼いてちょうらい。
よし!スタート。
いや〜楽しみだな〜。
焼けた〜。
よいしょ。
焼けましたか〜?見てよかまど。
あ〜!ほら〜。
う〜出来てる出来てる!うお〜!かわいいしいい匂い。
すごいいい香り。
ねえ。
最高のものが出来ました。
(チャイム)あっ!姉ちゃん帰ってきた。
姉ちゃんお帰り!出来たよお姉ちゃん。
お帰り。
お帰り。
幸せになれるミンスパイ出来てるよ。
メリークリスマス。
濃厚な味わいながらついついまた一つと手が伸びてしまうミンスパイ。
サクサクの生地とスパイシーでフルーティーなミンスミートの絶妙なコンビネーション。
家族や大切な人の幸せを願いながら召し上がれ。
クリスマスだというのに一人ミンスパイをやけ食いしていたブリジットですが…。
恐らくそうは見えないだろうが…君が好きだ。
ものすごく。
ただし条件付きでしょ?たばこと酒と母親抜きで垂れ流ししゃべりやめたら…。
違う。
好きなのはありのままそのままの君だ。
幼なじみのマークとめでたく結ばれるのです。
やけ食いの末に幸せがやって来たのはほかならぬミンスパイだからなのだそう。
ほかのお菓子とかデザートっていうのはまあ食後に食べるとか刹那的だったりとかちょっと甘いものが欲しいっていうものだと思うんですけどもミンスパイっていうのはやっぱりちょっとした縁起物というか幸運のシンボル的な存在であるのでだからそれが最後のハッピーエンド…マークがありのままのブリジットを好きになってくれるっていうハッピーエンドにつながっていくのかな。
いい子はそんなキスしないはずよ。
いいやみんなしまくってる。
う〜んブリジットも幸せそう。
誰かの幸せを願って食べたらみんな幸せになれる。
すてきなスイーツですね。
今日の「グレーテルのかまど」いかがでしたか?作り方もダイナミックで食べる前からパワーをもらいました。
幸せを運んでくれるスイーツとして長年愛され続けている事も納得です。
ではまたこのキッチンでお目にかかりましょう。
ではちょっと失礼して。
よいしょ。
頂きます。
どうぞ〜。
もうね見た目から幸せをもらえますかまど。
本当?頂きます。
幸せになると。
う〜んすごいサックサク。
本当?うん。
何かこれ何個でもいけちゃうのが分かるな。
あっそう?うん。
ズシッとしてるけど…。
何か軽さもあるから。
そっか。
そんなしつこい感じの甘さでもなく…。
全然。
何個ぐらいいけそうですか?さあ。
40個。
いく?かまどはそれの2倍ぐらいいっちゃいそう。
かまどはあれですよ。
年の数ほど頂きました。
って事は…。
割といかせて頂きました。
1万…。
フフフフフフ。
めっちゃ食べたから幸せになるって訳でもない。
まあそうだよね。
その食べる気持ちだね。
うん。
でも何か幸せが来そうだよ。
来てる?今。
これが幸せだよ。
来た来た来たよ。
2016/12/12(月) 22:00〜22:25
NHKEテレ1大阪
グレーテルのかまど「ブリジット・ジョーンズのミンスパイ」[字]

イギリスのクリスマスに欠かせないお菓子といえば…「ブリジット・ジョーンズの日記」の主人公も食べたミンスパイ!サクサクのパイに込められたハッピージンクスをご紹介!

詳細情報
番組内容
イギリスのクリスマスに欠かせないお菓子といえば…「ブリジット・ジョーンズの日記」の主人公も食べたミンスパイ!サクサクのパイの中に、ミンスミートと呼ばれる、スパイスが効いたドライフルーツの具がぎっしり詰まった、食べ応え満載のパイ!ラッキーアイテムとしても愛されるこのお菓子、長い長い歴史が育んだ、数々の言い伝えやジンクスがあるんです。スタジオでは、ヘンゼルが幸せのおすそ分け!伝統のミンスパイに挑戦!
出演者
【出演】瀬戸康史,【声】キムラ緑子