全文書き起こしサイト

地上波テレビの字幕を全文書き起こします

スポンサードリンク

セリフ書き起こし べっぴんさん(62)「やるべきこと」 2016.12.13

(ゆり)紀夫さんにね洋裁教室の運営を任せる事になってその説明会で緊張し過ぎて倒れてしまったのよ。
(笹井)奥さんやり手やのに旦那ときたらぶっさいくなこっちゃ…。
(長谷川)笹井!笹井君。
(笹井)すんまへん。
(紀夫)やりたい事とやるべき事が一致している。
奇跡のような事やなぁ。
ありがとう。
(戸が開く音)・

 

 

 


(すみれ)ただいま。

(喜代)お帰りなさいませ。

(ゆり)お邪魔します。

(喜代)ああ!・
(潔)お邪魔します。

(喜代)どうぞどうぞ。
・紀夫さん。
ただいま。
潔さんとお姉ちゃんが来て下さいましたよ。
あ…。
さくら。
元気やった?どうもすいません。
こないな格好で…。
(潔)大丈夫か?いや〜まあ…。
ゆっくり休んで治してや。
(紀夫)はい。
(さくら)喜代さん。
お父さん病気やの?さっきまで元気やったよ。
(喜代)あ…。
・「『雨上がりの空に七色の虹が架かる』」・「ってそんなに単純じゃない」・「この夢想家でもそれくらい理解ってる」・「大量の防腐剤心の中に忍ばせる」・「晴れた時ばっかじゃない」・「湿った日が続いても腐らぬように」・「たとえば100万回のうちたった一度ある奇跡」・「下を向いてばかりいたら見逃してしまうだろう」・「さぁ空に架かる虹を今日も信じ」・「歩き続けよう」・「優しすぎる嘘で涙を拭いたら」・「虹はもうそこにある」・「きっと虹はもうここにある」
(はな)
キアリス大急出店の知らせを受け心浮き立つ悦子さんたちがやって来ました

(時子)長ければ長いほど…?
(明美)そう。
長ければ長いほど…。
(千代子)それって何年とか何十年とか?そや。
(4人)わあ…。
(悦子)私…それやったらキャバレーは辞めるわ。
幸せな話をありがとう。
開店は11月の初めやで。
みんなで力合わせて頑張ろな。
(一同)はい!・はい。
おおむねよさそうやな。
分かりました。
はい少々お待ち下さい。
潔さんお電話です。
ああ。
五十八さんからです。
あ…ご無沙汰しております。
ええ。
えっ?
五十八さんから体調のよくないトク子さんのために近江まで来てほしいと連絡を受けた潔君ですが…
(節子)まあまあようおいでやす。
(静子)ご無沙汰しとります。
ご無沙汰しております。
お元気ですか?
(節子)ええお義母さんが首を長うしてお待ちやで。
(静子)どうぞどうぞ。
へえどうぞ。
お父様!
(五十八)みんな元気そうやな。
(忠一郎)振り返ったら何やと思う?
(トク子)ん?クマやろ。
(忠一郎)それや!ウウウ…。
ふふふ…振り返ったら何やと思う?クマやろ?そ…それや!またおんなじ話しとる。
あ…こらすんまへん。
お母ちゃん。
あ…?何や。
わて夢見とるんやろうか?ああ…いや〜まあ。
夢やないよ。
ここにおるよすみれも私も。
よう来てくれたなぁ。
会いたかった〜。
ハハハハ…。
あ〜幸せやわ〜。
フフフフ!ああ…。
さくらは元気か?ええとっても。
(肇)叔父さん。
おう肇君どないしたんや?
(肇)おいでやす。
あっお邪魔してます。
新しい工場の事で相談したい事があるんです。
後でちょっとよろしいですか?分かった。
(肇)父さんも一緒に…。
(長太郎)わしは忙しいんやっ。
肇気ぃ付けなさい!お父さん立場ないやないの!
(肇)気ぃ付けるわ。
ほなごゆっくり。
それにしても人気デザイナー呼んで洋裁教室を始めるやなんてなかなか思いつかへんで。
それはゆりが考えたんです。
え…?大したもんやなぁ。
このええ流れをなんとか形にして来年には紀夫君に社長になってほしいと思うてます。
あっそや。
すみれ聞いたで。
大急百貨店に支店を出すそうやないか。
そうなんです。
正式に決まったんです。
大急ってあの大急!?はい。
あっあ…ああ…あ…あの大急!?いや〜!すごいやん!あのすみれがな。
大したもんやなぁ。
いや…び…びっくりして声も出まへんわ!出とるよ。
あっそう?フフフッ!ほなごゆっくり。
ごゆっくり。
紀夫君。
はい。
(五十八)今苦しいか?体壊して倒れたって聞いたで。
誰がそんな事を…?喜代さんが。
忠さん。
あっ!男の人生ちゅうもんは背負うもんが増えてくる。
妻や子どもを食わせなあかん。
大きな責任を持って生きていかなあかん。
その分強うならな大きならな苦しゅうなるばっかりや。
わしもそういう分岐点におる時が一番つらかった。
ほんでつらいと思うてる時が大抵自分の事しか考えられんようになっとる。
強くなるために大きくなるために変わらなあかん時がある。
どっちに行くかよう考えや。
こういう時代に商売を興すんやったら潔君みたいな男が向いとるんやろうなほんまは。
そうですが紀夫さんが婿さんですからね。
ああ。
紀夫君は真面目で人の気持ちが分かる優しい男や。
そやから婿にもろたんや。
はい。
そやけどいかんせん真面目すぎるところがなぁ…。
いろいろ背負わせ過ぎたんちゃうかなと思うとんねん。
こういう時に野上がいてくれたらなぁ…。

近江から戻ってきた翌日です
回想
(五十八)変わらなあかん時がある。
どっちに行くかよう考えや。
紀夫さん。
ああ…おはよう。
どうされたの?こんな早くに。
会社に…。
休んでしまった分やらなあかん事もたくさんあるから。
僕も変わらなな。
家族のためにも会社のためにも。
苦手な事もやり続けてみる。
どんな事でもコツコツと。
引き継いでいかなあかんのや。
自分らしくやっていかな。
行ってまいります。
あっええよ。
行ってらっしゃい。

うれしさとともに申し訳ない気持ちも芽生えたすみれなのでした
2016/12/13(火) 12:45〜13:00
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 べっぴんさん(62)「やるべきこと」[解][字][デ][再]

キアリスの支店開業への準備を進めるすみれ(芳根京子)たち。一方、仕事の失敗で悩んでいた紀夫(永山絢斗)は、義父・五十八(生瀬勝久)に思いがけない言葉をかけられ…

詳細情報
番組内容
すみれ(芳根京子)たちは、縫製や接客を手伝ってくれた仲間たちにも大急へ支店を出すことを伝える。継続的に働けることを喜ぶ女性たち。一方、紀夫(永山絢斗)は、説明会での失態を恥じ、仮病を使って仕事を休み続けていた。そんな中、すみれの父・五十八(生瀬勝久)から祖母のトク子(中村玉緒)が具合悪いとの知らせが届き、すみれたちは近江を訪ねることに。そこで五十八が紀夫に思いがけない言葉をかける。
出演者
【出演】芳根京子,生瀬勝久,菅野美穂,高良健吾,蓮佛美沙子,谷村美月,百田夏菜子,土村芳,中村玉緒,永山絢斗,本田博太郎,山村紅葉,曽我廼家文童,宮田圭子,松下優也,三倉茉奈,中島広稀
原作・脚本
【作】渡辺千穂