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実況書き起こし 第95回全国高校サッカー選手権 準決勝[SS] 2017.01.07

実況
全国高校サッカー選手権大会埼玉スタジアム2○○2で行われる準決勝、第1試合です。
最後まで走りぬく、全員サッカーで前回王者・東福岡を完封、初のベスト4進出。
黄色と黒の縦じまのユニホーム、大阪府代表・東海大学附属仰星高校、一方、ここまで3試合で13得点。
今大会の優勝候補筆頭。
2年連続ベスト4進出、緑色のユニホーム、青森県代表・青森山田高校。
ファイナルへの階段を駆け上がれ。
今年の高校日本一へ近づくのは、どちらになるのか。
さあ、戦いの時です。
今、始まりました。

 

 

 

 


95回全国高校サッカー選手権大会の準決勝です。
もう一度キックオフ、やり直しです。
緑色のユニホームが青森県代表の青森山田高校です。
前半の45分が始まりました。
第95回全国高校サッカー選手権大会準決勝の第1試合です。
黄色と黒の縦じまのユニホーム、左から右に攻めるのが大阪府代表。
4年ぶり5度目の出場。
東海大附属仰星高等学校です。
右から左に攻めます緑色のユニホーム、こちらが20年連続22回目の選手権出場青森県代表、青森山田。
今日の放送の解説は元日本代表MF、高校時代、長崎国見高校で選手権優勝2回、ベスト4一回の三浦淳寛さんです。
青森山田が何度か試合開始、1分弱というところでゴール前に迫りますね。
三浦
試合の入り方が非常にいいですね。
実況
この対戦ですが、どんなところが魅力だと感じていますか。
三浦
個々の能力が非常に高いのが青森山田だと思います。
ゲームをコントロールする時間というのは青森山田が長いと思います。
東海大仰星は全員の組織力、守備力が非常に高いのでとにかく守ってカウンターとセットプレーで得点チャンスをうかがう、そういう展開になるかなと思います。
実況
青森山田10番高橋壱晟です。
19歳以下の日本代表候補にもなりました。
そしてジェフ千葉に入団が内定している選手です。
実況
三浦さんがおっしゃるように、ボールを持ったタレント集団、青森山田の選手に対して、すぐに2人、3人寄っていくのが東海大仰星ですね。
三浦
守備の意識が非常に高くて4−4−2のブロックを作るんですね、数的有利を作ってとにかく全員で守備をするサッカーですね。
実況
頑張るサッカー、全員サッカーが持ち味の東海大仰星です。
今日は素晴らしい天気に恵まれました、晴れです。
気温が5.9度、湿度が60パーセント。
風が北の風、1.3mです。
東海大仰星はロングスローという大きな武器を持っています。
この位置からでも狙ってくるでしょうか。
三浦
そうですね。
コーナーキックと同じような感じなので、武器ですよ。
実況
面矢のロングスローでした。
ニアまで飛んでいきました。
ここでカウンターになりました。
青森山田・鳴海。
現在、得点ランク1位です。
高橋を狙ったところでしたか、東海大仰星が抑えています。
実況
今日の試合をさばく審判です。
主審は川俣秀です。
右サイドに長いボールを入れていきます。
サイドからの崩し、何度も見せていこうという緑色のユニホーム、前回大会ベスト4の青森山田高校です。
準決勝から45分ハーフの90分という試合形式にかわります。
これまでの準々決勝までは、80分でした。
10分増えるというのは、どんな影響を与えますか?三浦
確かに10分長くなるのは、多少、影響はあるかなと思います。
ただ両チームとも経験があるチームです。
この10分は間違いなく体力的には問題ないと思います。
実況
選手交代は4人までできます。
三浦
青森山田の住永キャプテンはゲームの守備と攻撃のバランスをとっています。
実況
黒田剛監督もこの選手がいるだけで、中盤が落ち着くと話していました。
実況
東海大附属仰星高校のスターティング・メンバー、フォーメーションで後ほどご紹介します。
実況
終盤でのボールの奪い合いが激しくなっています。
ここは青森山田ボールに代わります。
セットプレーがポイントとおっしゃっていましたね。
三浦
直接狙うというのはないと思います。
最終ラインとキーパーの間ですね。
ここに鋭いボールを多分、面矢選手ですよね。
彼が狙ってくると思います。
実況
東福岡戦でもセットプレーで得点をあげています。
玄がゴール前に走りこんでくるが、ゴールキーパー廣末陸が抑えています。
この廣末。
ここからのキックも注目です。
DFラインにつないでいきました。
この廣末陸が最終ライン、最後の壁として立ちはだかっているのが、大きな武器かもしれません。
実況
6番の面矢。
10番の松井修二、全員サッカーが持ち味の東海大仰星。
ここはゴールラインを割りました。
ゴールキックに変わります。
東海大仰星のスターティング・メンバーをフォーメーションで見ていきます。
三浦
これはチャンスになる。
実況
体を入れました。
三浦
非常に対応力がありますね、新保選手。
実況
続いてサブのメンバーです。
松山がスーパーサブです。
実況
青森山田のスローイングです。
続いて青森山田のメンバーです。
青森山田高校のスターティング・メンバーです。
GKの廣末陸は、19歳以下の日本代表です。
実況
まもなく前半の10分です。
続いて、青森山田高校のサブのメンバーです。
実況
両チームともにサブのメンバーに面白い選手がいますね。
三浦
途中から出ても、結果を出せる選手がベンチにいるというのはチームにとって大きいです。
実況
両監督のベンチワークも試合のカギを握ってくるかもしれません。
右サイドの攻防でボールを奪ったのは青森山田高校です。
セットプレーのチャンスになります。
青森山田高校もここまで3試合で13得点。
そのうち、4ゴールがセットプレー絡み。
両チームともにセットプレーが持ち味の青森山田、そして東海大仰星です。
青森山田はGKの廣末を除きますと、4人が180センチ以上と高さがあります。
蹴るのは住川です。
鳴海が落として、カウンターなるでしょうか、東海大仰星、嵯峨がチェックに行きました。
両チームのベンチの様子です。
まずは東海大仰星です。
遠くからシュートを打ってきた。
これが今日の試合、オープニングシュートです。
キャプテン松井の左足のシュート。
三浦
シュートの意識が非常にいいですね。
始めにシュートを打つというのは大事なことです。
実況
右利きの松井が左足でシュートを打ってきました。
東海大仰星ベンチです。
仰星ベンチ
中務監督ですが、今のシュートのシーン、ポンポンと手をたたきまして、選手達に指示を送りました。
前半ですが、リズムの取り合いになるだろう。
どちらが、やりたいことができるか。
青森山田は守備のバランスが素晴らしいですねと話しています。
ただ後半はバランスが崩れてくることがある。
後半勝負をにおわせています。
実況
序盤は流れの奪い合い。
三浦
展開は五分五分という感じがします。
青森山田がゲームを支配していると思いますが東海大仰星は4−4−2でブロックを作って、自分達の前でボールを動かせる状況を作っています。
ここまでは両チームとも五分五分という感じです。
実況
全員サッカーを作り上げてきた中務雅之監督、34歳の監督です。
28歳の時に監督になりまして、現在6年目です。
選手権は今回が2度目の指揮です。
中務雅之監督率いる東海大仰星です。
実況
青森山田高校のベンチの様子はどうですか?青森ベンチ
試合前、円陣を組み、そうとうな気合いを入れた青森山田です。
黒田監督はここからが勝負。
1回戦だと思って戦おう。
前回、この舞台に立った経験を生かし平常心で行こう、立ち上がりから躍動するぞと選手を鼓舞しました。
前回大会の雪辱を果たすことを誓った青森山田です。
実況
あの時の悔しさをはらすために再び戻ってきました。
この1年間で青森山田は去年の選手権ベスト4、インターハイでベスト4。
Jリーグのグラブも参加している高円宮杯、プレミアリーグチャンピオンシップ優勝とすべて全国大会で3位以上に入っています。
三浦
力がありますし、監督さんの思いが選手に伝わっています。
この選手権に猛る思いというのも伝わっています。
実況
こちらが黒田剛監督です。
これまで選手権で準優勝1回、ベスト4、2回と雪国、青森をサッカー強豪県に成長させています。
雪国の巨人・青森山田高校、緑色のユニホームです。
実況
右に開いている嵯峨。
嵯峨から小山。
高橋には通りません。
黄色の壁が立ちはだかりました。
両チームともに中盤で激しい攻防が続いています。
ただ、激しい攻防が続いているのは応援席も一緒です。
まずは東海大仰星の応援席の様子です。
応援席
この全国大会は今日で5試合目の応援です。
毎試合、大阪からバスで駆けつけた応援団、吹奏楽。
華やかな面々です。
ラグビーも決勝に勝ち上がっているのでサッカーもと気持ちが高ぶる東海大仰星です。
実況
全国優勝4度の強豪でもある、東海大仰星のラグビー部。
ともに、準決勝に進むというのは、16年ぶり実況
ここはオフサイド。
三浦
オフサイドになりましたが住川選手、いいクロスを持っています。
この武器を使うというのも手ですよね。
実況
今大会、3アシストの住川です。
全国大会から青森山田のスターティング・メンバーを勝ち取って結果を残している住川です。
ゴール前に迫るたびに非常に大きな声援がとんでいます。
ラグビー部も全国大会を戦って決勝に進んでいるということでサッカー部の応援というのは学校からは200人来ている、東海大仰星の応援席、黄色に染まっています。
東海大仰星がセットプレーのチャンス。
東海大仰星は大阪府大会からここまで、18ゴール中、11ゴールがセットプレー。
最大の得点源。
そのセットプレーのチャンスです。
選手が3人動きだしている。
近いところを狙ってきましたが、青森山田が跳ね返している。
東海大仰星の選手達が言っていたのは一度は跳ね返されるのかもしれないけど、その後のセカンドボールを拾えるかどうかが、カギになってくるという話をしていました。
三浦
セカンドボールが拾えるとだいぶペースを握れます。
ここの反応は大事だと思います。
実況
その反応を90分間フルにしていきたいと話していた東海大仰星です。
ただ、そう簡単には崩させないという青森山田。
玄が上がって行く、このボールは通るか。
青森山田がブロックをしいています。
右サイドから、中に3枚。
松井、抜いて来た。
ただ、青森山田もそう簡単には突破させません。
三浦
今日は両チームの10番、注目選手です。
実況
高橋と松井ですね。
両10番がボールを持って突破をしていくたびに大きな声援がとんでいます。
青森山田の応援席の様子はどうですか。
応援席
青森山田の応援席はチームカラーの緑、そして青森のユニホームの赤のカラーのメガホンで彩られています。
準決勝から応援部隊が加わりました。
中学のサッカー部、吹奏楽部女子新体操部など、208人です。
今日は朝10時に到着。
これまでよりも迫力のある応援となっています。
佐藤麗央選手が嵯峨理久選手と電話で昨日話したということです。
嵯峨選手は去年の試合、スタメンで出ていました。
去年は悔しい思いをしたので、リベンジをしてくれ、そう伝えたということです。
実況
去年のスターティングメンバーで出場していた選手が何人かいる青森山田高校ですが、応援団もそうですし、選手達も悔しさというのをもって今大会に臨んでいますね。
三浦
もちろん、そうですね。
この大会にかける思いはもちろん選手達は悔しい思いをバネにトレーニング、厳しい練習をしてきているはずです。
何とか結果を出したいという思いがあるでしょう。
実況
2年連続ベスト4進出です。
青森山田。
一方、東海大仰星は学校史上初のベスト4進出。
仰星ベンチ
中務監督はボールに対して1人で行くのと、2〜3人でサポートに行くのと、しっかりやるように指示を出していました。
三浦
今大会、東海大仰星のディフェンスは素晴らしいと思います。
1人では負ける可能性がありますが、2人、3人とカバーに入ってチャレンジャーのカバーというのが基本なんですが、徹底してトレーニングしています。
実況
サポートする心が必要なんだ。
サポートを意識すれば、最初の一歩、二歩が変わってくる。
自分が助けてやろうという気持ちがすべての選手にあれば、相手よりも1歩も2歩も早くアプローチできると、中務監督は話しています。
応援席
チームのOBサッカー日本代表、藤春廣輝選手が応援に駆けつけています。
私は中務先生の指導を受けてサッカー選手として成長させてもらいました。
東海大仰星で部活に打ち込めて、本当によかったと話していました。
選手達には悔いのないように最後まで走り続けてほしいと語っています。
実況
OBの思いも背負って戦っている両チーム、三国スティビアエブス、行った、シュートは決まった。
先制ゴール。
前半23分。
5番の三国スティビアエブス、決めました。
青森山田。
今日の試合、1本目のシュートが先制ゴールとなっています。
今大会初ゴール。
三国スティビアエブス。
クロスと見せかけてシュートを右足で打っていきました。
三浦
このスタジアムのほとんどの選手がクロスを上げるだろうと思っていました。
中に2枚いましたからね。
コントロールしたシュート、見事でした。
キーパーは予測してニアサイドにポジションを取っていました。
キーパーのいつもしっかり見て三国スティビアエブス選手、素晴らしいゴールでした。
青森ベンチ
黒田剛監督はゴールの瞬間に右手を突き上げました。
仰星ベンチ
中務監督はシンプルに行こうと話しまして。
実況
初めて先制を許す形となっています。
三浦
いい展開ですよ、面白いですよ。
実況
大崎のクロス。
これがゴール前、キーパー・廣末がはじきました。
ナイスセーブ。
廣末、右手が一気に伸びてきました、廣末です。
三浦
まだロングスローがありますしね。
今のは非常に展開でした。
実況
大崎、レフティーです。
さあ、そして攻撃が続きますと東海大仰星。
練習してきたロングスローがゴール前に飛んでくる。
ずらして、クリアしていく。
青森山田。
実況
東海大仰星のロングスローが続きます。
面矢、右肩をぐるぐると回しました。
助走を取ります。
弾丸ライナーのロングスローが武器。
面矢のロングスロー、ニアサイドまで飛んできました。
しかし、三国スティビアエブス、高い。
高さでは青森山田、180センチ以上が4人いるということでロングスローもなかなかという状況が続いています。
実況
チャンスだ、決まった!同点、10番・松井。
本大会3ゴール目。
キャプテンがキャプテンとしての力を出しました。
東海大仰星、追いつきました。
なんと、前半、大きく試合が動いています。
三国のゴールで先制した青森山田。
そして、キャプテン松井のゴールで追いついた東海大仰星、1対1。
まだ前半の25分。
今のもロングスローからの一連の流れで最後はこのクロス、松井が決めました。
三浦
狙い通りですね。
大崎選手のクロスも見事なんですが、ファーサイドに走った松井選手。
キャプテンがゴールを決めた。
チームにとって大きいと思います。
実況
青森山田高校も今、一瞬、選手が天を仰ぎました。
1対1という展開になっています。
決めたのはキャプテンの松井修二です。
今大会、これが3ゴール目です。
応援席
東海大仰星の応援席は今揺れました。
修二よくやった、もう1点やってこい、という声が飛んでいました。
仰星ベンチ
黒田監督はゴールを取った後というのは必ず気のゆるみが出るものだと話していました。
実況
一瞬の気の緩みが自分達が決勝に上がれなかった大きな理由なんです、とそう話していました。
その一瞬の隙をついたのは東海大仰星・面矢のロングスローが飛んできます。
今度は弾丸ボール。
またゴール前。
今はまた、違う球種を投げてきましたね。
三浦
ライナー系でしたね。
今、流れは東海大仰星に来ています。
青森山田は失点しないことを考えたほうがいいです。
実況
三国スティビアエブスはチームメートに落ち着け、落ち着けというジェスチャーをしていました。
現在1対1です。
青森山田としても今回、初めて追いつかれるという展開になっています。
青森ベンチ
黒田監督はそのロングスローに気を付けたいと話していました。
実況
今のもセットプレーがらみの得点ですから東海大仰星、やはりこのあたりに強さがありますね。
三浦
18点のうち11点、これってすごい確率ですよね。
実況
60パーセントを超える確立でセットプレーから得点を取っている東海大仰星です。
三浦
それだけ練習をしているということですよね。
ここは3人で行っていますよ。
持ち味の守備ですね。
1人で行かずに2人、3人でいきますからね。
応援席
三国のご両親も駆けつけています。
お父さんのトニーさんは身長がかなり高い人です。
お母さんは、涙ながらにゴールを決めてくれてよかったと話していました。
実況
中学1年から6年間、青森山田で自分を高め、今、選手権の準決勝の舞台に立っています。
ゴールも決めました、三国スティビアエブス、6人きょうだいの長男。
弟も青森山田高校の1年生です。
三浦
面矢選手、今のシーンもそうですが、非常に頭のいい選手だなと思います。
読みがいいので、相手のボールの持ち方によって自分の体の向きを変えています。
今、通ったらチャンスだったんですけどね。
さぁ、カウンターですよ。
実況
ここで体を入れるか、鳴海強い。
鳴海の体の強さ。
実況
シーソーゲームが続いています。
ここまでは圧倒的な勝ち方をしてきました。
青森山田高校、2回戦の鵬翔戦では5対0。
3回戦の聖和学園戦でも5対0、準々決勝の正智深谷も3対1。
盤石の戦い方をしてきました。
ここに来て初めて先制して追いつかれるという展開を迎えています。
青森山田は、ゆっくりボールを回しています。
どんな形で崩したいんでしょうか。
三浦
東海大仰星の守備ブロックがしっかり連動しているので、どこかでスピードアップする必要があると思います。
同じペースでボールを回していると、意外と今、対応されている状況なのでどこかでスピードをあげて行く必要があるかなと思います。
実況
ゆっくりボールを回してスピードアップする時というのは10番の高橋にボールが入った時ですよね。
三浦
そういうボールが入ってくると、相手が剥がしやすくなるかなと思います。
三浦
ボールの収め方もそうなんですが、サイドに流れて収めるというのもありますし、縦パスを受けるというポジションでもありますから、鳴海選手がポイントになってくるかなと思います。
動いて流れたところにスペースができますから、そこを使って行く、それがポケットという意味ですね。
実況
黒田剛監督もテクニカルエリアいっぱいまで出て指示を送っています。
応援席
松井のお母さん、ひろみさん。
泣いていました。
言葉に詰まって頑張ってくれてうれしい、このひと言を絞り出すのが精いっぱいでした。
今も目に涙を浮かべてピッチに声援を送っています。
三浦
親御さんの協力があって高校3年間、頑張ってきているはずですから。
実況
松井のゴールで同点に追いついてる東海大仰星です。
実況
住永のボールが入って来る。
鳴海のシュート。
ポストの右。
今のような形ですか。
三浦
今のボールを自分でおさめて反転してシュートまで持って行く力、本当にありますね。
実況
身長はそれほど高くありません。
175センチ。
ただ体脂肪率は6パーセント。
ベンチプレスは100キロを上げるという鳴海です。
毎日、腕立て伏せ500回、腹筋700回で鍛え上げたその肉体。
長袖を着ているのも、相手をひるませるために半袖を着ている。
筋肉を見せているという鳴海です。
青森ベンチ
鳴海ですが、前回大会、自分がもう1点取っていればという悔しい思いを持ち続けてここまで頑張ってきました。
実況
悔しさを持って再び埼玉スタジアムに戻ってきました。
応援席
青森山田中学サッカー部の生徒、約100人が今日は駆けつけています。
同じグラウンドで練習しているので練習の時から100パーセントで取り組む姿勢、声かけなども、手本になっているということです。
選手達は憧れの存在ですと話していました。
実況
その、青森山田中出身の郷家のロングスローが入ってくるかもしれません。
三浦
これも形がありますからね。
実況
今大会、2ゴール。
このロングスローから生まれています。
三浦
飛びますね。
シュート。
実況
小山がシュートを打ちました。
ゴールキーパー宮本の手に収まっています。
ロングスローといいますと、三浦さんも名手といわれていましたね。
三浦
郷家選手、本当に威力があるというか、距離が結構出ますからね。
どこに合わせるか。
あとは救出ですよね。
そこにこだわっていけばというところですね。
三浦
両チームともに素晴らしい入り方をしていると思います。
これは面白いですよ。
実況
前があいている。
奪って鳴海、体が強い。
1人では止められません、鳴海です。
笛が吹かれました。
イエローカードが出そうです。
イエローカードが3番の玄尚悟に出されています。
今大会は、累積2枚で次の試合出場停止、つまり今日の試合で累積2枚目となりますと決勝戦に出られなくなります。
青森山田高校でいいますと鳴海、高橋、嵯峨、この3人がイエローカード、すでに1枚。
東海大仰星も大東、今、イエローカードもらった玄が1枚既にもらっています。
セットプレーから中に入れてくる跳ね返しました。
玄です。
178センチの玄が180センチを超える青森山田を抑え込みました。
仰星ベンチ
中務監督は相手の選手は身長が高いけれどもヘディングは高さで勝つわけではない。
やはり入り方、タイミング、その辺りを考えて対応したいと話していました。
三浦
面矢選手は本当にバランスがとれた選手だと思います。
とにかく読みがいいです。
実況
準々決勝では思ったようなプレーができずに、勝ったうれしさよりも悔しさのほうが大きかったという面矢ですが、今日はここまでしっかり左サイドを守っています。
そして再び郷家のロングスロー。
これまでは三国がすらして、高橋が決めるというシーンも見られましたが弾丸系のボール。
すらしている小山のヘディング。
今のも1人、誰かに当ててから次のボールという形ですか。
三浦
これはサインプレーですね。
非常にトレーニングをしているなという感じです。
青森ベンチ
郷家のロングスローですがだんだん感触がよくなってきているなと話していました。
実況
ロングスローから実際に得点が取れているわけですからね。
三浦
両チームともに得点につながると思います。
実況
青森山田中学の選手達も応援に来ています。
現在1対1です。
実況
ここからの崩しですね。
三浦
1つスピードアップすることとアイデアが必要になってくると思います。
実況
高橋が突破してクロスを上げる。
今、住永もフリーでしたがクロスを選択しました。
三浦
今、ドリブルで2人かわしました。
ドリブルで交わすと局面が変わります。
ドリブルの仕掛けも大切だと思います。
実況
山田の10番というのは試合を決められる選手が付けてきた番号。
あの柴崎岳選手も到達できなかった日本一。
そこに僕達は到達したい、そう話していた高橋壱晟です。
柴崎岳、現在、鹿島アントラーズ。
その柴崎岳が付けていた背番号10高橋壱晟です。
一方こちらが東海大仰星の10番、今日、同点ゴールの松井です。
前半40分です。
三浦
これ、パターンがありますからね。
三国選手がすらして高橋選手が飛び込むというパターンで2点取っていますからね。
実況
シュートはキーパーが止めた。
しかし高橋。
4試合連続ゴール。
今大会、連続ゴールです。
高橋。
4ゴール目を決めました、高橋壱晟。
またもやロングスローから、3試合目となるロングスローからのゴールです。
三浦さんのおっしゃるようにパターンでしたね。
形でした。
三浦
形がありますし、得点率というのはロングスローからが高いですね。
実況
今のも三国を狙ってきたボール。
こぼれ球、小山のシュートをはじきましたが。
キーパーの宮本もよく止めたんですがね。
三浦
高橋選手はキーパーの上をしっかり狙っていましたね。
実況
2対1。
勝ち越しました、青森山田高校。
前半、あと5分というところでした。
高橋はこれで得点ランク鳴海に並びましてトップタイです。
ゴール前での落ち着き、試合を決められる選手、それこそが青森山田の10番という話がありましたが、その言葉通りの仕事をやってのけました、高橋。
そして、ここもいい位置からのセットプレーです。
三浦
非常にいい位置です。
直接は少し厳しいんですが、直接気味に蹴ってもおもしろいと思います。
特にファーサイドに向けて速い球を蹴っても面白いかもしれませんね。
実況
セットプレーが一番の得点源です。
蹴るのは大崎。
大崎の正確な左足、低いボールをゴール前、中に放りこんでくる、こぼれ球がカウンターになる。
実況
廣末が抑えています。
前半43分を過ぎました。
45分ハーフの90分で争われます、この準決勝です。
青森ベンチ
廣末なんですが、去年は一瞬の隙で敗れてしまった。
一瞬でも気を抜いたら負けるということを自分達が知っていると話していました。
実況
この舞台で一度、負けた経験があるというのは青森山田にとって、プラスになるでしょうか。
三浦
もちろんモチベーションになっていると思います。
いろんな経験が必ずプラスになると思うので何とか、この試合で生かしたいところですね。
実況
三浦さんも高校2年生の時、はベスト4で敗れて、その悔しさを持って3年生の時に、2度目の日本一に輝きました。
追われる立場として臨む大会、優勝候補として臨む大会はまた違うプレッシャーがあるんじゃないですか。
三浦
もちろん、そうですね。
どちらのチームも分析をしてきますから、それに負けないだけの技術力、体力を見せなければいけません。
実況
大阪勢としても43年ぶりのファイナル進出を狙う、東海大仰星高校。
緑のユニホーム、青森山田高校。
雪国の巨人、1点リードしています。
前半45分経過。
アディショナルタイムは1分です。
両チームともにベンチにもいいカードをそろえています。
後半に入ってくると選手交代などもカギを握ってくるかもしれませんね。
三浦
監督さんの選手交代がポイントになってくると思います。
実況
手前のタッチラインを割って。
三浦
また、ロングスローですよ。
実況
恐らく前半、最後のプレーになるでしょう。
その前に前半終了実況
第95回全国高校サッカー選手権準決勝。
東海大仰星対青森山田は、前半を終えて2対1、青森山田がリードしています。
さて100回大会までのカウントダウンが始まっている全国高校サッカ−選手権、この大会を経験し、新たな夢へと踏み出した選手をご紹介したいと思います。
選手権がくれた夢。
記念すべき第1回は兵庫、滝川第二高校から、日本代表。
そしてイングランドプレミアリーグ優勝へと駆け上がった今大会の応援リーダー岡崎慎司選手の夢に迫ります。
今から14年前、涙を流す1人の高校生、日本代表、岡崎慎司。
高校時代は思い出したくないと語ったものの、その表情は明るい。
選手権は彼にとっての夢の原点だった。
今や世界で活躍するFWとなった岡崎。
しかし、滝川第二ではレギュラー入りが厳しいと言われていた。
ひたむきな努力でもがき続けた岡崎。
1年生ながら選手権のメンバーに抜てきされた準々決勝で2ゴール。
滝川第二をベスト4へと導いた。
そんな岡崎は準決勝でも先発出場。
しかし…。
風邪をひいてしまい、前半10分に途中交代。
チームも千葉市立船橋に、2対0で敗れた。
その翌年、再び選手権に戻ってきた岡崎。
自らのゴールで2年連続のベスト4へ。
準決勝の相手は怪物・平山相太率いる長崎国見。
平山にハットトリックを決められ、またしても決勝の舞台に立つことはできなかった。
2年連続で準決勝の壁に阻まれた岡崎。
次こそは、夢の舞台での1勝を。
キャプテンとなり迎えた最後の選手権、初戦の相手は本田圭佑率いる石川の星稜。
本田にゴールを許し、苦しい展開に。
」岡崎が執念でゴールを奪うも、一歩及ばず。
決勝進出の夢は、またしてもかなわなかった。
選手権の悔しさがくれた夢。
岡崎は今も世界への階段を掛け上がっている。
実況
引き続き、この試合の解説は三浦淳寛とともにお送りしてまいります、三浦さんは高校時代に優勝が2回、ベスト4が1回と3度、準決勝を経験されています。
やはり、この舞台というのは特別ですか?三浦
まぁ、高校生にとっては選手権の舞台というのは、実況
全国高校サッカー選手権大会の準決勝です。
両チームの選手も熱い戦いを行っていますが埼玉スタジアムでの応援というのも盛り上がってきています。
両チームの応援席の様子を聞いてみたいと思います。
まずは東海大仰星の応援席です。
応援席
こちらには、中務監督の社会の授業を受けています。
みずもとさんに来てもらいました。
中務先生はどんな存在?みずもとさん
何を質問しても全て答えてくれる大好きな先生です。
応援席
しのきさんはどうですか。
選手達。
しのきさん
選手達、輝いています。
頑張ってもらいたいと思います。
実況
続いては青森山田高校の応援席です。
前半から野太い声が響いていました。
応援席
こちらの応援席には去年のサイドバック、そして、郷家選手のロングスローの師匠でもあります、原山海里さんにお越しいただきました。
ここまではどうですか?原山さん
ここまで非常に頑張っていると思います。
応援席
去年は準決勝で悔しい思いをしましたね。
原山さん
自分達は1年前にここで負けているので後輩達にはなんとしても、勝ってもらいたいと思います。
応援団全員で1つになって頑張ってもらいたいと思います。
応援席
応援団の皆さんよろしくお願いします。
実況
両校の応援席、ともに強豪といわれるわけですから、入部してきた時に自分が出られるかどうかも分からない中でここに飛び込んできている。
その分、出ている選手達、出られない選手たちの応援をしっかり、今日はいけているわけですよね。
三浦
選手達はよくわかっていると思います。
その思いを何とかピッチで表現してもらいたいと思います。
実況
今日はまず三国スティビアエブスが先制ゴールを決めました。
その後、東海大仰星の松井がゴール。
その後に、青森山田・高橋壱晟が最後に決めて現在、2対1という、準決勝です。
後半の45分は、どう両チームが修正して、どう動いてくるか、楽しみですね。
三浦
それと監督の交代のタイミングとか、そのあたりも気になってきますね。
実況
東海大仰星は松山というスーパーサブがいます。
そして、青森山田には佐々木快などもいます。
両チームとも初優勝を目指します、青森山田と東海大仰星。
青森山田は7年ぶりのファイナル進出を狙います。
一方、東海大仰星はチーム史上初、歴史を塗り替える、そんな戦いが続いています。
今、後半45分が始まりました。
第95回、全国高校サッカー選手権の準決勝です。
長いボールを放り込んでいったのが、黄色と黒の縦じまのユニホーム、大阪府代表の東海大仰星です。
1点を追いかける東海大仰星。
後半の試合の立ち上がり、東海大仰星は追いかける立場ですがどう出てくるでしょうか。
三浦
そんなに前がかりに行く必要はないと思います。
前半と同じような戦い方をしながら、チャンスと思った時に人数をかけていく。
あとはセットプレーですね。
実況
三浦さん、がおっしゃるように前半は耐えて耐えて、チャンスとみるや、セットプレーがらみで点を取る、その形を見せました。
三浦
あっ、いい展開ですよ。
クロスが上がりますよ。
実況
逆サイド、郷家でしょうか。
郷家が小山のクロスボールに飛び込みました。
前半からサイド攻撃というのは青森山田のひとつの形ですね。
三浦
1つ意識していると思います。
中で基点を作りながら外を使う、そうするとクロスって上がりやすいんですね。
実況
伝統のサイド攻撃に加えてハイプレス、ハードワーク、攻守の切り替え、こういったことを青森山田・黒田剛監督は監督就任当初から続けて、チームを強化してきています。
実況
今大会、3ゴール、キャプテンの松井。
この選手を中心に今年はチームがまとまってきたと中務監督も話していました。
その松井のゴールで一時は同点に追いつきました。
左腕にまくキャプテンマーク。
そのキャプテンとして3年生としてチームを引っ張る思い、埼玉スタジアム2○○2で見せています。
両チームともに選手交代はありません。
青森山田高校キャプテンは住永です。
住永も非常に落ち着いたプレーを見せていますね。
今大会、選手宣誓をしまして、3分近い先制だったんですが、人生の中で一番緊張したということです。
この緊張を味わっただから僕は今後、緊張しないと思いますと話していました。
三浦
選手先制は緊張しますよね。
でも見事な選手宣誓でした。
実況
卒業後は明治大学に進学します住永。
キャプテンとして雪国の強豪、雪国の巨人・青森山田高校を引っ張っています。
一方11番、東海大仰星の見野です。
黄色の壁がずらっとゴール前に並びました。
青森山田の7番郷家。
先ほど、この郷家のロングスローから勝ち越しの青森山田。
ここも距離が出る。
三国にすらす。
こぼれ球を狙っている高橋。
跳ね返していく東海大仰星。
黄色の壁が跳ね返していきます。
1人でダメなら2人。
2人でダメなら3人というサポートの心、全員サッカーが持ち味の東海大仰星、裏に抜けるか、9番の新保です。
3年前の優勝校、富山第一高校との試合では新保が先制ゴールを決めました。
今大会は藤枝明誠、そして鹿島学園、富山第一、さらには前回王者の東福岡を破るという東海大仰星のこれまでの勝ちあがりです。
簡単な試合が1つもない。
強豪校ばかりを破ってきた東海大仰星ですね。
三浦
そうなんですよね。
試合とともにどんどんチームの完成度が上がってきていると思います。
チームの一体感、選手全員で戦う全員攻撃、全員守備、力があります。
実況
面矢のクロスボール。
直接ゴールラインを割りました。
三浦
足元が滑って立ち足が遠くなりました。
実況
ちらっと時計を見たのが、中務雅之監督です。
指導の中で大切にしているのは、選手達にいかに自信を持たせるか、今大会は大阪府大会から、すべて先制して逃げ切る形でした。
仮にリードされても、ピッチの選手達が自分たちでどう判断して、どう決断するのか楽しみですと話していた中務監督です。
三浦
いい突破をしましたよ。
実況
中には、郷家、鳴海がいます。
コーナーキック。
そして、サブのメンバー、12番・松山が映りました。
松山の突破からゴールを決めるというシーンも今大会ありました。
体の強さ、突破力が武器の松山投入はあるでしょうか。
再び郷家のロングスロー。
この競り合い、三国に対して、高さで競り勝ったでしょうか。
ただ郷家のロングスローも非常に距離がでますね。
三浦
あと三国選手のロングスローの受け方ですね。
入り方も工夫しています。
ゴールラインでちょっと後ろ気味から助走をつけるような感じで入ってくるんですね。
背が高いうえに、ジャンプ力、助走もあればね、立てますよね。
実況
ロングスローの後は、コーナーキックです。
蹴るのは10番ジェフ千葉内定。
19歳以下日本代表候補、高橋壱晟。
ショートコーナーを使う。
三浦
折り返しありますよ。
実況
シュートを打った。
4番の橋本のヘディングシュートでした。
空中戦では圧倒的な強さを見せます橋本。
180cmの橋本です。
今度は、応援席のブラスバンドとともにテンポを上げることができるでしょうか、東海大仰星。
右サイドから。
三浦
クロスが上がるかな?実況
これはゴールキックです。
今のはクロスが上がれば、中に2枚いました。
三浦
中に枚数がそろっているので、チャンスですよね。
実況
しかしその松井の突破を許しませんでした。
青森山田、後半のメンバーです。
前半からメンバー、フォーメーションともに変更はありません。
両チームのキャプテンが非常に大きな声を出し続けています。
仰星ベンチ
選手権地区大会を含め、初めてリードを許してのハーフタイムとなりました。
いつも通りの空気だったそうです。
中務監督は、もう一度気持ちをリセットしてスタートすること、一人一人やるべきことの確認をしたハーフタイムでした。
実況
今年のチームというのは1月24日にスタートしてから1年間、苦しい戦いというのが非常に多かったチーム。
試合ごとに修正をしながら自分たちで課題を見つけて一歩一歩成長してきました。
インターハイでは出場こそなりませんでしたが、強豪校を破って自信をつけその後の近畿大会で優勝。
そして選手権出場、全国ベスト4まで勝ち上がってきている東海大仰星。
歴史を作っている東海大仰星です。
三浦
試合とともに対応力を選手みんなが学んできているように思います。
自分たちより強いといわれている相手に対して、守備の時間が長いんですけど守備の対応力、しっかりと組織をつくって守っています。
実況
自分たちの色を出そうとする、そのサッカーも見せていますね。
準々決勝の東福岡にも相手に攻め込まれながらも、全員サッカーで守り抜きセットプレーからの1点を守りぬいて1対0。
前回大会のチャンピオンをくだした東海大仰星です。
8番の原田です。
背後へのパス、この原田のパスがチャンスを作ります。
青森ベンチ
先ほど、18番檀崎がよばれました。
実況
15歳以下日本代表の檀崎ですか。
青森ベンチ
ハーフタイム中の指示ですが、黒田監督は攻守の切り替えを早くしろ。
ボールに対して、厳しくいけていない。
失点しないのが、われわれのサッカー、厳しさが足りない。
決勝までたどり着くぞと声をかけていました。
実況
非常に厳しい言葉をかけていますね、黒田監督。
三浦
その辺でしっかりと選手をコントロールしてると思います。
実況
一瞬の気の緩みというのが相手の決勝ゴールにつながってしまったと、去年、出ていたメンバーのほとんどが口にしています。
今年、今シーズンその一瞬一瞬の集中力というのを大切に強化をしてきました。
青森山田高校です。
手前のタッチラインを割りました。
応援席
仰星OBの藤春選手が見つめています。
前半はよくセカンドボールを拾っているという話でした。
後半、必ず追いついてくれると信じている。
東海大仰星らしさとは最後の最後で体を張れること。
一生懸命プレーする姿は私達の頃と何も変わっていないですねと話していました。
実況
藤春選手も高校時代は走って走って走りまくっていたということです。
2015年に代表に選出されて去年はオリンピックにもオーバーエイジ枠で選ばれました。
OBの藤春選手も見つめる中、面矢のロングスロー。
面矢がおいついた。
中に3枚いる。
仰星ベンチ
同じ土のグラウンドで練習していた先輩が代表に入る、これは誇りなんだと面矢選手は話していました。
中務監督から当時の藤春さんのストイックさを聞いている、参考になりますと話していました。
実況
中務監督も彼の活躍は、今の選手たちの大きな目標になる高校時代や年代別で、代表に入っていなくても日本代表に選ばれる。
だから今の選手たちは努力を続けられると話していました。
OBの頑張りが今の選手たちを動かしています。
実況
嵯峨がクロスを上げてファーサイド、飛び込んだ鳴海がポジションを取っていました。
三浦
今、面白い入り方をしましたね。
ファーに一瞬、フェイクをかけて中に入りました。
三浦
今、スライディングでカバーに入ったのは、松井キャプテンですかね。
体を張っています、キャプテンのこういうシーンというのは他の選手に影響力がありますね。
実況
中務監督も3年生の人間性が今年は引っ張っていると話しています。
青森山田のコーナーキックのチャンスです。
実況
大きなクリアボール。
実況
もう一度、青森山田がキープ。
三国のクロスは上げさせない。
実況
また郷家のロングスローです。
また三国を狙って来た。
またこの形ですね。
三浦
徹底してあそこを狙っていますね。
ここで奪ったらチャンスですよ。
いいですよ、いいカバーですね。
実況
2番の大東。
仰星ベンチ
7番の谷野が呼ばれました。
実況
2回戦では、先発フル出場しました。
常にドリブルで仕掛けるのが武器。
その交代の前に三浦
また、合わせるのは三国選手ですよ。
実況
ここもまた三国。
三浦
東海大仰星もよく跳ね返していますね。
実況
186cmの三国に対して大東。
さらには176センチの吉田。
勝っていますね。
三浦
ポジション取りが非常にうまいと思います。
実況
長いボール、中央。
鳴海だ。
笛はありません。
三浦
体を預けましたね。
玄選手ですかね。
鳴海選手も一瞬のスピードがありましたがうまく対応しました。
実況
三国がここで高さでは勝ったんですが、その後、玄。
鳴海に対して、うまく体を寄せました。
しかもボールにキレイに行っています。
全員サッカーの東海大仰星。
後半16分を過ぎて、1点を追い掛けます。
一方、2年連続ベスト4、88回大会以来、7年ぶりの決勝進出を狙っている青森山田高校です。
三浦
GKの廣末選手。
キック力はすごく生きていると思います。
あの精度の高さはすごいですね。
実況
FC東京に入団が決まっていますね。
廣末のキックはプロですぐ通用するレベルですか。
三浦
通用しますね。
非常に高いレベルのキック力を持っています。
実況
75メーターレベルであればピンポイントで胸や足を狙っていけると話していましたGKの廣末です。
応援席
小学校の頃は、FWだったそうです。
フリーキックの成功率は100パーセント。
PKの時にGKで出場することがあった。
チームメートが2本外しても3本止めるのが廣末だったと小学校時代のチームの監督は話していました。
実況
このキックです。
ゴール前に一気にチャンスのボールをけり込んで行きます廣末です。
得点ランクでは、高橋と同じ4ゴールで、得点ランクトップに並んでいる鳴海。
仰星ベンチ
選手の交代があります。
藤山海星に代わりまして谷野龍馬が入ります。
この谷野は、2回戦、ケガの影響で4か月ぶりの試合でした。
やはり試合勘が戻らず、悔しかった。
チームが勝っているのはうれしいんですけど何か悔しい。
昨日は涙を浮かべながら、そう話していました。
実況
谷野は入学前からずっと期待していて使い続けた選手ですよね。
仰星ベンチ
やはり使い続けたい選手だったんですが、ケガがあってということもあり、ここで入って、活力を与えられるよう、期待していると思います。
三浦
ここはおもしろいですよ。
実況
東海大仰星、後半1本目のシュートは松井。
三浦
見事なターンでした。
守備に攻撃に躍動感がありますよね。
実況
この松井もガンバ大阪・門真ユース出身の選手。
ただ上に上がれずにこの東海大仰星に進学して活躍したいということだったんですが、なんとなんとこの選手権の準決勝の舞台まで進んできました。
三浦
松井選手のコメントのひとつひとつがすごく謙虚さと人間性を感じさせますね。
実況
勇虎蹴撃という横断幕も見えました。
虎のように相手のボールに襲い掛かる。
実況
藤春さんの時にもそういう形を見せていたということです。
土のグラウンドで走って走って限界まで作り上げてきた、黄色と黒の縦じま、仰星サッカーです。
応援席
去年、日本一に輝いた、ラグビー部と一緒にグラウンドを分け合って練習しているんですが、ラグビー部とサッカー部は非常に仲が良くて、全国大会前は一緒に円陣を組んで日本一を誓ったということです。
実況
両部、日本一も迫っています、東海大仰星。
その前には、まず1点を返さなければいけません。
去年の12月に高校年代のリーグ戦の中ではJのクラブチームも参加している高円宮杯プレミアリーグ。
そのチャンピオンシップで優勝した王者・青森山田が立ちはだかっています。
青森ベンチ
黒田監督のご長男、黒田凱選手がベンチで支えているんですよね。
夏に左足をケガしてメンバーには入れませんでしたが今大会、チームをサポートしています。
最初は悔しかったが、サポートをしているうちに、今大会、指導者になりたいと思うようになったということです。
お父さんは情熱家、指導者として人間として尊敬している。
いつか指導者になって恩返しをしたいと話していました。
実況
黒田凱選手、30人の登録メンバーには入っていますが試合出場はここまでかなっていません。
本当であればお父さんを選手として支えたかったという黒田凱。
しかし、選手として支えられないのであれば、マネージャーのような仕事をして、お父さんを監督を、日本一にしたい、そう話しました。
青森ベンチ
黒田凱ですが、お父さんと同じ、体育大学に進学。
三浦
ここはチャンスですよ。
実況
鳴海、最後に体を入れたのは玄でした。
激しい攻防、ゴール前です。
郷家がヘディングですらしたボールでした。
そしてコーナーキックです。
3番の小山が蹴ります。
この小山の右足、精度が高いボールを蹴ってきます。
186センチの三国はファーサイドから、中へ。
これはボールを奪った。
東海大仰星。
三浦
カウンターですよ。
逆サイドも人がいますよ。
青森ベンチ
黒田凱なんですが、お父さんと同じく、大阪体育大学に進学が決まっています。
その大阪体育大学に進むのも、尊敬する父親と同じ指導者になる道を歩もうという。
実況
今ベンチでは松山がウオーミングアップをしています。
この選手も体の強さ、そして2回戦では、途中出場で決勝ゴールをアシストしました。
高校生活最後の大会で、公式戦、初ゴールを狙っている松山が準備しています。
青森山田高校はロングスロー、郷家。
これも飛びました、ゴール前。
クリアした新保。
実況
廣末がここから一気に左サイドへ。
三国に合わせます。
三浦
すごいキック力ですね。
松井選手いい対応だ。
実況
前線から最終ラインまで本当によく動きますね。
三浦
献身的ですね。
実況
この松井の頑張り、声も出し続けています。
こういったキャプテンが1人いるとチームというのは違うものですか。
三浦
もちろん、そうだと思います、選手もだいぶ影響されます。
キャプテンがやっているんだからという思いになりますよね。
実況
松井中心に本当に1年間成長してきた東海大仰星です。
そして松井と同じ3年生の松山樹生が監督から指示を受けています。
1点を返すために切り札を投入してくる東海大仰星。
一方の青森山田高校。
インターハイも取りました。
高円宮杯も取りました。
足りないのはこの選手権のタイトルだけ。
腕には2つの星が輝いています。
3つ目の星はこの選手権で奪いたい。
その思いを各選手が持っています。
応援席
慶応大学サッカー部3年生のなかいさんも来ています。
練習で一番キツかったのは雪の中の練習だったそうです。
メンタルの強さ、これは今の大学の体育界でも生きている。
一生ものの強さを教えてもらったと話しています。
実況
青森のなかでも、本来、雪が降っているとサッカーができないんじゃないかと思われがちだが、その雪の上での雪上サッカーや雪かきがメンタルや足腰を鍛えるうえで武器になるんだと黒田剛監督は話します。
10番の高橋も青森山田中から6年間、雪の上でボールを追い続けました。
そして今、両チーム、選手交代がありました。
仰星ベンチ
9番の新保に代わって松山樹生が入りました。
実況
切り札、投入です。
クロスボールが入って大崎が落としたところ松山がボールを追いかけていきます。
青森ベンチ
住川に代わって堀脩大が入りました。
左利きの選手です。
チームナンバーワンのキックの精度が持ち味です。
実況
2年生を投入してきました。
この堀も東京から青森にわたって雪上サッカーや雪かきでチームワークを磨いてきた選手です。
雪国、青森をサッカー王国にしたい。
中学からの6年間でチームの育成をはかってきた黒田剛監督です。
それに挑むのは土のグラウンドで毎日毎日、全力サッカーを続けて選手権ベスト4まで勝ち上がってきた東海大仰星。
それぞれの学校にそれぞれの強化方法がありますね。
三浦
学校の色がありますからね。
とにかく厳しい練習に耐えてきていると思いますからね。
実況
東海大仰星・面矢のロングスロー。
頭ですらしてシュート、廣末が止めた。
今のは11番見野のシュートか、松山か。
三浦
見野選手だと思います。
実況
廣末がよく反応しています。
三浦
さすがです。
廣末選手はポジショニングが非常にいい選手ですね。
実況
19歳以下のアジア選手権で日本代表は初めて優勝しました。
市立船橋の原や京都橘の岩崎も出場した19歳以下のアジア選手権で優勝。
今年、韓国で行われる20歳以下のワールドカップ出場権をすでに獲得している。
その中心選手、廣末のナイスセーブです。
青森ベンチ
自分が成長できる場所だと思って青森山田にやってきた。
ただ、一番鍛えられたのは、メンタルですと廣末は話しています。
実況
それは今からロングスローを投げる郷家も同じことを話していました。
嵯峨も青森出身の選手。
ここは小山のシュートです。
小山も青森山田中学出身。
雪国で育った選手達が埼玉スタジアムの舞台で、躍動しています。
ただ、まだ2対1なんですよね。
三浦
全く分からない状況だと思います。
実況
東海大仰星が点をとる形というのは持っています。
三浦
いい守備ですよ。
インターセプトした大崎選手。
非常に能力が高いといいますか、ダブルボランチの2人の選手、大崎、原田、両選手が本当に素晴らしいと思います。
実況
準々決勝の東福岡戦でも高江や、そういった選手を止めました。
あの準々決勝戦が自信になった、Jに内定している高橋や得点王候補の鳴海を止めますよと話していた大崎。
大崎のクロスが入る。
松山の前だ、廣末が抑えています。
仰星ベンチ
途中で入った松山、フィジカルを生かしたプレーをしたいと話していまして今は、11番と、ツートップとなっています。
松山はまだ公式戦ゴールがありません。
実況
今日、決めれば公式戦初ゴールが選手権の準決勝、しかも埼玉スタジアム2○○2、これは自分の中でも気持ちが入っていることでしょう。
三浦
点を取ってないんですけど、それ以上の活躍を見せていますよね。
実況
2回戦でも見せていましたね。
仰星ベンチ
1年生の矢野を呼んでいます。
矢野はシュートの意識が非常に高い選手です。
実況
もう1点、取るためのカードを切ってきているという中務監督ですね。
三浦
はい。
実況
向こうサイドのラインを割っています。
矢野が間もなく投入されます。
1年生として入る選手権への思いというのは、また違うものがあるかもしれません。
三浦
緊張感はすごくあると思います。
仰星ベンチ
7番の谷野に代わって1年生の矢野修大が入ります。
実況
そうですか。
ひょっとするとコンディションがまだ本調子ではなかったのかもしれません。
仰星ベンチ
中務監督は残り、10分。
全員でいくぞと声を掛けていました。
実況
選手たちが決断できる、判断できるきっかけを与えてあげるのが教育者としての自分の役割だと話した中務監督。
郷家も今大会、2ゴール。
ロングスローが注目されされがちですが、ヘディングであったり、シュートセンスであったり、郷家という選手は2年生ながらJのクラブが注目する選手です。
三浦
アイデアもありますしね。
おっ、松井選手。
三浦
玄選手も集中力を欠きませんね。
とにかく東海大仰星の両センターバックと両ボランチが本当にいい活躍をしています。
中は本当に堅いと思います。
実況
勇虎蹴撃、ボールを奪いに行く形というのを持っています。
東海大仰星サッカー。
応援席
3番の玄のお母さん、みつこさんが駆けつけていまして、大会後に玄はセンター試験を受けますので自分の部屋では寝てしまうので、どうしても、今の家族の前で勉強しているそうです。
サッカーも勉強もやると決めたのだから、どちらも悔いなく頑張ってほしいと声援を送っています。
実況
一方、プロに入る選手。
廣末もそうですし、高橋もそうです。
大学に進学する選手もいます。
就職する選手もいます。
それぞれがいろいろな思いで選手権の舞台に挑んでいます。
小山も3年生です。
青森山田中から6年間で自分を鍛えてきました。
鳴海は北海道からやってきました。
夏、冬連続の得点王を目指しています。
今大会、4ゴールの鳴海です。
青森ベンチ
佐々木快が呼ばれました。
実況
東海大仰星がセットプレーのチャンスです。
OB藤春選手も見つめています。
ここまで19ゴール中、12点がセットプレーがらみという東海大仰星、後半35分、追いつくことができるでしょうか。
中央に蹴ってきた。
キーパー、パンチング。
廣末が飛び出しました。
実況
現在、2対1。
青森山田が1点、リード。
そして青森山田は9番の佐々木快を投入します。
黒田剛監督も決勝に向けて、佐々木を投入です。
今日の鳴海のプレーはどうでしたか。
三浦
チャンスの時のポジショニングのとり方とかゴールに向かう姿勢、相変わらずでしたね、よかったと思いますよ。
実況
ただまだ1点差。
まったく油断はできません。
去年はその1点差を後半、アディショナルタイムに同点の時点でアディショナルタイムで追加点を奪われて負けたのが、青森山田です。
1点の重みとというのを十分に知っています。
2日後のファイナルに進むのは青森山田になるのか、東海大仰星になるのか。
残り10分の戦いです。
仰星ベンチ
やはりチームのみんなが話すのは、苦しい時には、10番のキャプテン松井を見ると話すんですね。
苦しい時にここぞという時にゴールを決めてくれる。
その松井なんですが目線を感じてみんなには、応援席を見ろと話すそうです。
実況
今、松井がゴールの前、中央にいます。
三浦
シュート。
実況
面矢のシュートはクロスバーの上です。
今も1つ、見せました。
セットプレーからは得点のかおりがしますね。
三浦
人数もかけられますからね。
こぼれ球の反応さえよければチャンスになりますね。
実況
両チームともにファイナル進出を目指して最後の最後まで全力で自分達の力を尽くしています。
今日は準決勝、これが第1試合です。
実況
青森山田は焦りません。
ここから一気にスピードアップした。
ゴール前には、佐々木がいます。
三国のクロスボール、佐々木の前だ。
キーパーは出ている。
ここからボールを奪って前線に早くボールを放り込んで行きたい東海大仰星高校。
間もなく後半40分。
残り時間が少なくなります。
青森ベンチ
3枚目の交代です。
嵯峨に代わって佐々木友が入ります。
チームに勢いをもたらす選手です。
実況
ここで2年生を投入してきます。
実況
東海大仰星、1点、追いかけていますが、セットプレー以外得点を取るとすれば、流れの中では、どんな形が理想ですか。
三浦
ボールを奪ってカウンターですね。
最後にカウンターを使っていくとチャンスになりそうな気配はしますよね。
ボールを奪ってから出て行くスピードが大事だと思います。
実況
そうすると松井あたりがポイントになりそうですか。
三浦
そうですね、それから松山選手が途中から入っていますから、このあたりがポイントになると思います。
あとはロングスローですよね。
実況
後半の40分。
ロングスロー。
一気に選手が上がってきます。
大東が投げる。
もう一度、大東。
実況
クロスバーの上でした。
完璧な形でした。
大崎。
両監督、決めることができなかった中務監督、思わず天を仰ぎました。
三浦
コントロールしたところまでは最高でした。
実況
あと一瞬の詰めでした。
黒田剛監督は、去年の一瞬の気の緩みで決勝ゴールを許した、苦い経験。
大きな声をゴール前に張り上げていました。
青森山田は2年連続ベスト4に進んできました。
そして去年なしえなかったファイナルへ、2度目のファイナルへ。
鹿島アントラーズ・柴崎岳擁するあの88回大会以来7年ぶりのファイナルに進めることができるか、青森山田高校。
一方、東海大仰星も大阪勢として43年ぶり。
首都圏開催以降では初となるファイナル進出を目指して残り3分間の攻防です。
どちらに転んでも分からない展開ですね。
三浦
そうですね。
前に人数をかけていますね、東海大仰星。
実況
落として、矢野、転がっているが、今のも松山から最後に矢野。
廣末が防ぎました。
三浦
この反応も非常に早いですし、長いボールというのは結構、生きていますよね。
実況
百戦百打、一瞬の心、横断幕が見つめるなか一瞬の気の緩み、見せることができないと話した廣末陸。
去年はその1点に泣きました。
この一瞬を取り戻すため、練習を積み重ねてきた青森山田高校です。
ゴール前には7人、8人の選手が上がっていきます。
三浦
この位置からもロングスロー投げますね。
実況
投げて、飛んで、こぼれ球。
大東。
クロスボール、ここはしっかりと郷家が体を入れました。
もう一度、ロングスローなるか、中務監督が両手をたたいて鼓舞します。
ファウルです。
43分経過。
ラグビー部はファイナル進出。
そのラグビー部に続くことができるか、サッカー部。
16年ぶり、両部、共に全国大会出場。
そして目指すはラグビー部、サッカー部ともに日本一、その夢を追いかけます、東海大仰星です。
仰星ベンチ
中務監督は最後まで走り切れ。
この時間に取りきれと指示を送っています。
実況
実況
藤春選手の時代から限界まで追い込んで、走りに走ってきました東海大仰星。
ただ、それは青森山田も同じことです。
雪中サッカーや雪かき。
その中で鍛えてきた雪国のサッカー。
実況
まもなく、手元の時計で後半45分を経過します。
アディショナルタイム3分です。
三浦
3分まだありますね、本当に分からないですよ。
実況
去年はこの後半のアディショナルタイムで決勝ゴールを奪われた青森山田高校。
あの時の1点を取り戻すために再び埼玉スタジアム2○○2に戻ってきました。
今年はファイナルに進めるかどうか。
さあ、ここからです。
東海大仰星。
実況
2年生のGK宮本。
3年生と少しでも長い間試合をしたいと言っていた宮本のキック。
実況
残り2分です。
三浦
2分でいかにゴール前にボールを運べるポイントになっていきます。
もう中に入れてもいいかもしれないですね。
こぼれましたよ。
実況
シュート。
廣末が抑えています。
松井の左足でした。
これが後半6本目のシュート、東海大仰星。
高円宮杯で勝ちました青森山田がファイナルに進むのか、歴史を作っている東海大仰星が、1点を返して、試合を振り出しに戻すのか。
青森山田は選手をもう1人変えてきます。
19番2年生鍵山。
三浦
急ぎたいですね。
実況
成人の日のファイナル。
実況
佐々木が左足を振りぬくが、佐々木快のシュートは宮本が抑えています。
宮本のゴールキック。
前線に送りますが三国が跳ね返す。
実況
ファール、ファールです。
アディショナルタイムすでに3分経過。
廣末陸、そして東海大仰星の選手たち。
このぶつかり合い、意地と意地のぶつかり合い、決勝の切符をかけたその戦い、もう残り時間はほとんどありません。
恐らくこれがラストプレー。
先制したのは、青森山田でした。
ただ3分後に追いついた東海大仰星、再び10番高橋のゴールで2対1、勝ち越し。
青森山田が7年ぶりのファイナル進出なるか、ここで試合終了です。
黄色の東海大仰星、ピッチに崩れ落ちました。
青森県代表、青森山田高校。
雪国の巨人・青森山田が7年ぶりのファイナル進出を手にしています。
ただ、東海大仰星、全員サッカー。
セットプレーの強さ、自分達の持ち味を見せましたね。
三浦
選手全員が最後まで諦めない姿勢ですね。
全力を出して戦った、感動しますね。
実況
後半何本のシュートを青森山田のゴールにあびせたでしょうか。
東海大仰星。
最後まであきらめない全力で、みんなで戦うサッカーを見せました。
東海大仰星の選手たちに青森山田の選手たちが手を差し伸べています。
こういった光景というのも高校サッカーならでは。
スポーツマンシップにあふれるその様子が見てとれます。
三浦
全力を出すことって優しくないと思うんですね。
でも東海大仰星の選手は負けましたけれども、全力を出したという感じを受けますね。
実況
1月9日、決勝が行われます。
1月9日決勝に、先に進んだのは青森山田の選手達です。
今大会はどのチームが勝ったとしても初優勝ということになります。
まず1枚の切符を手にしたのは青森山田。
高橋壱晟の決勝ゴールもありました。
喜びの声です。
聞き手
見事決勝進出を決めました、青森山田高校・黒田剛監督です。
おめでとうございます。
黒田
ありがとうございます。
聞き手
前半、追いつかれ、苦しい時間もありました。
振り返っていかがですか。
黒田
そうですね、予想以上に仰星さんのほうがうまくスペースを利用しながら攻め込んできた。
かなり苦労しながらも、何とか前半のうちに、1点を返せて、2対1にしてくれたところが、今日の一番のポイントだったと思います。
聞き手
去年の準決勝の悔しさをはね返しましたね。
黒田
ここまで準決勝第2試合は、北関東対決。
3年連続20回目の出場、群馬・前橋育英、元日本代表、山口素弘や松田直樹など名選手を数多く輩出しているタイガー軍団、今大会はインターハイ王者、千葉・市立船橋など強豪校と対戦しながらも4試合無失点。
固い守りで準決勝まで勝ち上がってきた。
そんな前橋育英だが選手権優勝のタイトルだけはいまだ手にしていない。
一昨年、石川星稜との決勝戦では、延長までもつれ込んだ激闘の末、涙をのんだ。
この悔しさを味わった一人がFWの人見大地。
当時1年生ながら応援団長を務めていた一人。
スタンドから必死に声援を送っていた。
あれから2年、人見はレギュラーの座を獲得。
準々決勝、兵庫・滝川第二との一戦。
後半37分。
人見が巧みなドリブルでPKを獲得。
みずからPKを決め、準決勝進出。
前橋育英が虎視眈々と悲願の初優勝を狙う。
対するは、さくら色のユニホームがトレードマーク。
4年ぶり8回目の出場。
栃木、佐野日大。
1点差ゲームや、PK戦を制するなど、粘り強いサッカーで初の準決勝進出を決めた。
この快進撃の裏には、ある秘密が。
20年以上歌われているという学校伝統の応援歌、佐野日大マグナ。
勝負どころで、この応援歌が流れると佐野日大イレブンの勢いが増す。
3回戦では大熊啓太がゴールを奪う。
さらに準々決勝でも。
試合終了間際に、長崎達也が決勝ゴール。
マグナが流れるとゴールを奪う佐藤日大。
さくら旋風はどこまで続くのか。
全国4134校の頂点を決める夢の舞台。
この後、決勝への残りひと枠をかけた戦いが始まる。
実況
試合前、応援席が一瞬でも静まり返ると選手たち、応援団の心臓の鼓動が聞こえてきそうです。
第95回全国高校サッカー選手権大会、準決勝第2試合、県勢初の優勝を狙う群馬県代表、前橋育英高校。
チーム初の準決勝進出、今大会、大躍進、さくら色のユニホーム、佐野日本大学高校。
日本代表戦も行われる埼玉スタジアム2○○2。
高校生たちの成長を見守る舞台です。
解説は元日本代表DF都並敏史さんです。
県勢初優勝も視野に入れる黄色と黒の縦じまのユニホーム、前橋育英高校です。
このチームは特に巧みなゴール前でのコンビネーションが特徴ですね。
都並
ディフェンスも強いですから、攻守のバランスもいいですね。
実況
チーム史上初のベスト4進出、栃木県代表、佐野日大高校です。
実況
両校、勝てば首都圏開催後、県勢初優勝となります。
黄色と黒、縦じまのユニホーム、実況
舞台は整いました。
埼玉スタジアム2○○2です。
第95回、全国高校サッカー選手権大会準決勝です。
チームスタイルを分析すると矛・盾対決ともいえます。
ゴール前での連動した動きと、コンビネーションの攻撃を磨いてきた1年。
群馬県代表、群馬県勢初の優勝を狙う前橋育英高校。
一方、守る時には5バックも採用、監督のディフェンス哲学が選手に浸透してチーム初のベスト4、栃木県代表、佐野日本大学高校。
準決勝からは、45分ハーフです。
多くのお客さんが詰めかけました。
今、前半45分がキックオフされました。
左から右に攻めるのは、タイガー軍団、群馬県代表、前橋育英高等学校。
さくら色のユニホーム、11番は大熊。
前橋育英高校がボールをキープしています。
コンビネーションの攻撃を磨いてきました、前橋育英、24番人見の頭を狙っていきます。
彼に縦パスが入った時は攻撃のスイッチが入る時、桜色のユニホームは、栃木県代表、佐野日大高校です。
3バック制度を採用しています。
桜色のユニホーム。
このコンビネーション。
これが特徴、前橋育英。
クロスが上がる。
キャプテン・福田のヘッド。
怒涛の攻めを見せる立ち上がり、この粘り強いディフェンスが、佐野日本大学の特徴です。
3バックの中央が、4番キャプテンの福田一成。
堅守を支えるリーダーです。
今日の解説は元日本代表DF都並敏史さんです。
両チーム、特徴のあるチームです。
ね。
都並
前橋育英は攻撃のコンビネーション。
佐野日大は堅守。
非常にいいディフェンスをしますから前橋育英は崩すことができるのか。
佐野日大は逆にカウンターを仕掛けられるか、注目ですね。
実況
10番・長崎のチャージがありました。
3バックの左側は今泉です。
一度、ボールを落ち着かせます。
またしても右サイドからの攻撃、人見を狙ったボールでした。
11番は大熊。
ディフェンスの時にもボールを回させてる間隔があると佐野日大の選手は話しますね。
都並
少し引いて守る形は、珍しいですけれど、守備の戦術を海老沼監督が浸透させていますね。
実況
飯島、シュート。
ゴールキーパーは1番・中村。
10番の飯島。
素晴らしいシュートがありました。
少しでもスペースがあれば、前へ向けるんですね。
都並
ワンタッチの正確な落しからですから、これはディフェンスも止めようがないですね。
実況
今日の気象状況です。
最高のコンディションです。
準決勝第2試合、24番・人見がボールを奪った。
桜色のユニホームが佐野日本大学高校です。
ボランチの辺りで奪うと、一気に圧力をかけてウイングバックも上がって来ますね。
桜色のユニホーム、攻撃の中心は10番の長崎です。
狙っていた、遠めからミドルシュート。
11番の岩下。
前橋育英としては、5バックですから、ミドルシュートの意識もあるでしょうか。
都並
ラインを高くしているときは、背後で狙いますね。
前橋育英高校のバリエーションの豊かさが、前半5分で見えていますね。
実況
主審は鶴岡将樹さんです。
7番・野澤からのボール。
10番長崎が裏に抜け出そうとしました。
都並
ショートカウンターにつなげたいという佐野日大の狙いでした。
これも今日のポイントの1つですね。
実況
7番キャプテンの大塚。
6番の長澤。
中盤の2人がチームを牽引します。
前橋育英高校です。
うまいディフェンスがありました。
ウイングバック3番の梅澤のディフェンスでした。
都並
予測してタックル、いいですね。
素晴らしい対応です。
梅澤のような、個人で粘り強い守備ができないと、すぐにほころびが生じます。
素晴らしい対応でした。
実況
1本目のコーナーキックです。
ファーサイド。
ヘディング。
落とした。
ここも粘りづよいディフェンス。
もう1本、コーナーです。
5番の松田、175センチなんですが、非常にヘディングの強い選手です。
都並
今日はサイドバックですが、センターバックとしては非常に強い攻守を見せます。
実況
人見を通り越していきましたが人見ですとか、3番の角田、5番の松田を狙ってくるパターンが多い前橋育英。
もう一度コーナーキックになります。
都並
セットプレーでは一番高い選手をマークせざるをえません。
その選手をダミーにして攻撃してきます。
実況
キッカ−は9番高沢。
変化をつけて来た、ニアサイド。
桜色の壁、ゴールの左でした。
15番、2年生渡邊泰基のシュートでした。
このシーンも粘りました。
準決勝からは、45分ハーフになります。
ここまでの戦いよりもトータル10分長い。
じれないように戦っていきたいというのは、前橋育英でしょうか。
都並
相手の集中力を削ぐようなパス回しは前橋育英は得意です。
山田監督は戦略を練っているかもしれませんね。
実況
人見がトラップしたところを狙っていきました。
人見は非常にポストプレーは得意ということでその瞬間、さっと2人が寄ってきましたね。
都並
佐野日大は囲み方が早かったですね。
実況
ポゼッションという意味では、前橋育英が優勢です。
粘りのディフェンスは、桜色のユニホームです。
縦パスが入った。
この縦パスが、攻撃の連動のスイッチです。
ミドルを狙っていった。
クロスバーの上、9番の高沢、試合前にもミドルシュートを狙っていきたいと話していました。
都並
打てれば、ディフェンスが出てきますから、そうすると、サイドがあく。
シュートを打っておかないとディフェンスのおびき出しができないですからね。
実況
前橋育英高校のスターティング・メンバーです。
7番はキャプテン・大塚諒。
人見のポストプレーにも注目です。
11番の大熊がボールを奪いました。
ホイッスルが鳴った。
早いリスタートに行くかどうか。
3回戦ではゴールを決めています。
立ち上がり10分経過。
都並
前橋育英の囲い込みも速いですね。
ファールになりましたけれども、いい対応です。
実況
この試合では初めてのセットプレーです。
キッカーは10番・長崎、GK月田、キャッチしていきます。
前橋育英のサブのメンバーです。
田部井涼は双子の弟です。
田部井悠が双子の兄です。
流れを変えられるプレーヤーは、18番の馬場。
桜色の壁ができている。
このディフェンス、粘り強さが特徴。
15番2年生、渡邊。
中には3人いる。
福田一成のクリアです。
もう一度、つくり直します。
サイドを変える。
5番の松田、縦のパスが入ったがすぐに対応します。
セカンドボールを拾って、粘って、ここまで立ち上がってきました佐野日大。
都並
前橋育英はサイドチェンジですよね。
先ほどから数回繰り返しています。
実況
佐野日本大学高校のスターティング・メンバーです。
4番のキャプテン、福田。
梅澤は今大会2得点です。
10番・長崎が攻撃の中心。
今大会2試合で決勝ゴールを挙げています。
サブのメンバーです。
まだ、ホイッスルはない。
一度後ろに下げて大塚。
中には3人の選手。
シュートに行く。
ここも桜色の壁。
都並
シュートを打たれそうになった時の佐野日大のディフェンスの対応がいいですね。
実況
5番・今泉の足を出した、ここですね。
守備をして、しのいでいくことによってリズムを作っています。
4本目ののコーナーキック。
セカンドボールはどちらだ。
9番の高沢、クロスが上がった。
1トップ野澤のクリアでした。
全員で守っています、桜色。
佐野日大高校、サブのメンバーです。
佐野日大高校率いるのは海老沼秀樹監督、46歳です。
センターバック出身で、守備に対する知識の豊富さ、各選手も驚いています。
それを選手達も信じて、ディフェンスの能力がこの選手権で高まって、ここまで勝ち上がってきました。
都並
ラインコントロール、ボールに対して、アプローチに行けるようなタイミングもあります。
梅澤選手が見せたような一人一人の粘り強い対応、プレスもありますね。
実況
右サイドがあいている。
5番の松田。
11番は大熊。
この時間は立て続けに攻める。
中に入れた。
クロス。
選手が倒れました。
いい位置でのフリーキック。
これは立ち上がり、1つポイントになりそうですね。
都並
そうですね。
ここはもう十分、狙える場所です。
実況
9番・高沢はシュート力が非常にある選手です。
キーパーは中村。
再三、ピンチをすくってきました。
入念にコースを確認している。
どこを狙うか。
浮いてしまいました。
頭を抱えた9番高沢。
黄色と黒、タイガージャージー、前橋育英高校。
角を狙っていましたか。
都並
そうですね。
キーパーが真ん中に構えていたので、右の上の角を狙ったと思います。
実況
前橋育英サイドのベンチを呼んでみましょう。
前橋ベンチ
キックオフ直後からテクニカルエリアの一番前で戦況を見つめて、セカンドと大きな声をあげています、山田耕介監督です。
しっかり下がる佐野日大に対してサイドチェンジ、スピードを上げる攻撃、ミドルシュート。
じっくり焦らずに攻め続けよう、じれたら負けだと話しています。
インタ−ハイ初戦敗退からの逆襲を掲げて戦ってきました。
1つになって戦おうと気持ちを一つにして臨んでいます。
実況
言っていたことをここまでほとんど実行していますね。
都並
後ろに残る選手。
カウンターへの備えはかなり意識して人数を残しているんですよ。
実況
リスクマネジメントもしっかり、できているということですね。
山田耕介監督は前橋育英高校一筋、35年のキャリアがあります。
小林は体が使い方が非常にうまい。
11番の岩下、サイドバックも上がってくる。
10番の飯島も待っている。
キーパー176センチの中村ですが、この飛び出し、いかがですか?都並
最高ですね。
キッカーのモーションで予測して思い切って飛び出しましたね。
実況
持ち味の守備を見せています、佐野日大。
佐野ベンチ
前橋育英がボールを持つと細かく5バックの選手達に声を掛けます。
バランスを大切に守備からという意識で臨んでいます。
選手たちの表情。
印象的だったのは入場してこの雰囲気を見ると目を輝かせていました。
実況
チームとして初の準決勝進出です。
準決勝、第1試合は青森山田高校が2対1で勝って進出を決めました。
あさって成人の日、1月9日、どちらのチームが対戦するのか。
前半20分が経過しています。
攻め続けるタイガージャージー、前橋育英高校。
あり地獄に誘い込むかのような佐野日大のディフェンスで相手をじらすような粘りが続いていますね。
都並
人見にポストプレーが入っているんですけれど自分が行けば、後ろのスペースをあけてしまいます。
メリハリはありますね。
実況
シンプルに放り込んでくる時には、3バック、福田、今泉、柴崎が中を絞って対応しています。
都並
両チームの特徴も出ています。
応援席
1、2年生全員と3年生の希望者合わせて、2400人が集まりました。
バス50台に分かれて早い便は9時30分に出発しました。
相手が栃木代表と聞くと負けることはありえないと北関東同士のライバル心をむき出しにしていました。
ピッチ上の選手に90分間、エネルギーを注入します。
実況
群馬県対栃木県の選手権での対戦は、今回が初対戦です。
それが全国準決勝の舞台、4番の福田。
ディフェンスリーダー、この人がラインコントロールなどすべてのタクトを担います。
ウイングバックは3番・梅澤。
応援席
いい守備に応援席からもいいぞ、いいぞと声が飛んでいます。
受験を控えた3年生を除く全校生徒、さらに、OBなど、桜色のアイテムを身につけ応援席はひと足先に桜満開です。
こちらも群馬だけには負けられないと応援の力で桜の花を咲かせます。
都並
面白いですね。
実況
地元では桜色はおなじみです。
日本大学のスクールカラーは赤ですが、佐野日大高校運動部は桜色を採用しました。
伝統の桜色になりました。
季節外れの満開の桜色。
決勝進出なるでしょうか。
佐野日大高校のディフェンスの落ち着きはいかがですか?都並
こういうスタイルで守り続けるのは、ある程度、攻められるのは慣れているわけです。
ボールの取りどころを選手達が感じているのでここだという時には、集まるのが速い。
そして、ある時には泳がせます。
大人の熟練したチームという感じです。
実況
佐野日大は、4−4−2のシステムでしたが矢板中央に県予選で敗れて3バックを採用しました。
都並
お互いのやりあいが楽しいですね。
タッチライン際から斜めにボールを入れて攻め込んでいきますが、今、スルー。
いいチャンスがきました。
実況
シュートに行った。
ゴールの右、9番・高沢、カットインからのシュートというのが1つ持ち味です。
都並
切り替えしのところまではよかったですね。
トゥキックで狙いました。
本当は右足のインフロントでカーブをかけたい。
そんなイメージだったと思います。
福田もよく対応していましたのであれしかなかったと思います。
実況
3バック制度を夏以降に採用しました。
海老沼監督は現役時代センターバックとしてユース代表にも選ばれています。
戦略性、体一つの向きに対しての指導なども、非常にこだわって、チームにディフェンス力を浸透させました。
都並
井原監督とよく似ています。
下がっているだけではなくて、1つ1つの選手への対応が細かいので粘り強くなりますね。
実況
ディフェンス出身ということで、哲学が体現されているわけですね。
海老沼監督はとにかくまじめ。
選手たちもまじめです。
学校で規律を守らなかった選手。
チャンスになるでしょうか。
14番3年生の柴崎です。
海老沼監督は性格が真面目で選手が学校で規律を守らなかった15年前、みずから丸刈りになって、それからずっとこの丸刈りスタイルだそうです。
ゴミ広いなども徹底させます。
ちょっとしたほころびがディフェンスに最後生きてくるんだと話しています。
都並
ディフェンスは規律が重要です。
実況
ペナルティーエリアのちょうど角の所で対応しています。
都並
梅澤、今のディフェンスはよかったね。
後ろに下がりながら外に出たボールに対して、対応しました。
止まっていたら、外にクロスを上げられてしまう。
これはレベルが高くないとできない。
指導がうまい証拠です。
都並
僕もサイドバック出身ですが、これは覚えるといいですよ。
実況
シュート。
1番・月田。
長崎の反転してからのシュートでした。
都並
こんな簡単に蹴る場所に止まらないよ。
素晴らしい。
実況
長崎のワンタッチ、ファーストタッチは別格なんだと話します。
ただ、ここはキーパーも素晴らしかった。
ちょっと何か変化ですね。
普通でしたらサイドにまとまることが多いのですが。
都並
佐野日大はあそこから中に入って、ばらけるというのをよくやっていますね。
実況
中央、ヘッド3番の梅澤。
梅澤はウイングバックの選手なのですが3回戦準々決勝、駒大戦でも得点を決めました。
都並
粘り強い守備をしくためには規律も大事ですけれど、一番大事なのは選手の集中力と体力面です。
苦しいトレーニングをしていないと、これはできません。
実況
シュート決まった。
9番・高沢。
前半31分、タイガージャージー、前橋育英高校。
攻め続けて最後は得意のコンビネーションプレーで1点を先制しました。
1対0。
都並
いやぁ、うまかったね。
実況
ロングフィードからでした。
都並
ラインが高いな。
そう思うとすぐ裏を狙ってくる。
シュートがうまい。
実況
9番・高沢、今大会初得点。
今のシュートは落ち着いていましたね。
都並
何回か今日、長いボールが入っているんですけれど、本来ですと人見の頭に合わせるのですが今日は飯島が先に行っています。
変化を加えていると思います。
実況
人見は狙われてるということで、飯島ですね。
都並
山田監督の変化もあるような感じがします。
実況
前橋育英一筋、35年の山田監督の巧みさですね。
都並
このあたりは経験ですよ。
佐野日大の引いたディフェンスは突破しにくいというのは分かっています。
引き出しとして、まず、長いボールを出しましたね。
前橋ベンチ
山田耕介監督、ベンチのメンバーもガッツポーズして、ベンチを飛び出していました。
相手のDFが下がってくるのであれば、引き出すことが重要だ、そうすると裏のスペースを狙えると話していました。
実況
5番今泉がカバーに行きました。
コーナーキック、前半だけで5本目。
10番飯島。
公式記録では、前半30分、9番高沢のゴールです。
黄色と黒、タイガー軍団、前橋育英、ファーサイドからヘッド。
24番人見。
人見は栃木県出身の選手です。
ヴェルディ小山出身で、佐野日本大学高校7番の野澤とチームメートで野澤はもともと、ボランチだったので野澤からのパスに人見がゴールを決める、そういったシーンが多くありました。
都並さんも高校、中学2年の時、2人を指導されたそうですね。
都並
何回も一緒にやっています。
人見とは金沢に一緒に遠征に行きました。
うれしいですね、2人が頑張っているというのは、人見は中学の時からポストプレーが非常にうまくて、とにかくまじめです、努力家です、野澤陸はボランチで展開力、キープ力、非常に豊かな選手です。
実況
前橋育英、24番人見。
佐野日本大学高校7番野澤。
この2人は中学のチームメート。
今日は準決勝の大舞台であいまみえています。
都並
ヴェルディ小山はいい選手を多く輩出しています。
前橋ベンチ
9番の高沢は家族4人が観戦しています。
お兄さんは最高のプレーだった、このあとも点を決めてチームを楽にしてほしいと話しています。
実況
ディフェンスライン、桜色、少し上がってきています。
都並
海老沼監督が野澤のキープ力を前線で使いたいというのがよく分かりますね。
実況
7番・野澤はキープ力があります。
その間にウイングバックが上がってくるんですね。
佐野ベンチ
海老沼監督、1点とられても、焦った様子はありません。
ぴくりともしていません。
実況
駒大高戦でも1点リードされながら、逆転しています。
都並
佐野日大はもともと攻撃的なチームをこう、守備の形にしています。
マグナがかかった頃にがっと来るというのはまだまだ十分可能性があります。
実況
佐野日大マグナという応援曲がかかってから、3分以内に得点が生まれています。
7番野澤が時間をつくれれば上がっていきます。
前橋ベンチ
右サイドバックには19番・後藤田亘輝が入っていましたが、体調不良で今日はメンバーに入っていません。
ピッチには立てないけれど、みんなを信じてよい結果を待っていると話しています。
代わりに入っているのが2番の小山翔です。
スタメン11人だけでは勝てない。
総力戦になるので、自分も出たらしっかりと自分の仕事をして、チームを勝利に導きたいと話しています。
実況
前橋がボールを保持する時間が長くなっています。
都並
外からの攻撃ですね。
サイドでうまく、相手のディフェンスラインを広げておいて十分広がったところで中央突破を狙っていると思います。
その時には後ろに人数を残してカウンターに備えています。
実況
6番は、長澤。
応援席から聞こえてきました。
佐野ベンチ
伝統の応援、浅野日大マグナです。
インターネット上で話題になっています。
実況
佐野日大高校の応援曲、佐野日大マグナ。
マグナというのはスペイン語で、「偉大な」という意味があります。
この曲がかかるとディフェンスの時にも1つのクリアが素晴らしいプレーに感じられると選手から声も上がっています。
全校応援一丸となって応援歌をかけています。
海老沼監督も本当にありがたい、この曲がかかって、僕の心もスイッチが入ると話しています。
1点を追いかける桜色。
リードするタイガー軍団・前橋育英。
佐野ベンチ
海老沼監督も応援スタンドを見て、目を細めたように見えました。
本当に力をもらっていると、いつも話してます。
実況
4試合戦ってこのマグナが、SNSの間でも話題になってきています。
佐野日大マグナ。
間もなく前半40分。
第95回、全国高校サッカー選手権大会準決勝第2試合。
今大会の応援リーダー岡崎慎司選手もこの大会から世界の階段を駆け上がりました、岡崎慎司選手に試合前に話を伺うことができました。
前橋育英に関しては同級生の細貝をはじめ、ボランチにいい選手が出るというイメージがある。
佐野日大は大会前にあまり注目されていなかったということで去年レスターが優勝しましたが、レスターのようだと話していました。
都並
守備をベースにして、全員が献身的に戦って一気にボールを前に持っていく。
非常にスタイルが似ていますね。
好感の持てるチームです。
実況
規律が非常にとれていて全員攻撃、全員守備、その辺りはレスターに似ている。
これは選手達にとっても励みになるでしょうね。
このチームで1点を奪いにくる。
1点のビハインドでも慌てないサッカー。
ここもレスターに似ているのかもしれません。
実況
ラインを越えていました。
オフサイドフラッグが上がっています。
佐野ベンチ
海老沼監督もつらかった時期がありました。
インターハイの終わり頃、周囲からの批判もあったそうです。
しかし福田キャプテン、自分はついていくしかなかった。
キャプテンが監督を裏切ったら、チームは終わりだと思った。
今は信じてやってきてよかったと話しています。
実況
シュートに行きました、10番飯島。
ポストプレーのうまさが出ました、24番人見。
実況
高いレベルで両チームの持ち味、前橋育英のコンビネーション。
佐野日大のディフェンス、本当によく出ていますね。
都並
今泉、いいですよ。
実況
前橋育英は一昨年、全国準優勝でした。
人見はその時、応援団長でした。
柴崎が前に上がってきました。
コーナーキックです。
選手権前には、苦しい時期もあった柴崎。
セットプレー、また、変化を与えてきたそうです。
都並
各チーム、いろんなパターンのセットプレーがあります。
バリエーションが豊富なので勉強になります。
実況
ニアサイド、飯淵。
3番梅澤がシュートをミートすることができませんでした。
都並
松田はセンターバックなのに、クロスがいいですね。
松田もいい選手です。
実況
前橋育英高校、攻撃の中心は、飯島です。
ただディフェンス陣も強固です。
4試合、ここまで無失点なんですよね。
都並
バランスがいい。
実況
リスク管理もできています。
都並
以前は、リスク管理がちょっと甘かったんですけれど、非常に手堅いチームになってきましたね。
ヨーロッパでいうならアーセナルだった育英が、ユヴェントスになってきている感じです。
実況
サッカーが好きな方ならピンと来たかもしれません。
大塚、クロスを入れた。
ただ、ここも最後まで体を張ったのが4番福田。
ここまでボールがキレてアクチュアルプレイングタイムが本当に長いですね。
これが前半ラストプレーになるかどうか。
ファーサイドには24番・人見。
5番の松田もいます。
真ん中にきた。
パンチングクリア。
桜色、1失点でしのぎました。
先制ゴールは9番高沢。
実況
第95回、全国高校サッカー選手権準決勝第2試合。
1対0で前橋育英がリードしています。
この放送は元日本代表DF都並敏史さんの解説です。
後半はどんな展開が考えられますか?都並
前橋育英がボールを持つ時間が実況
西日も差し込んできました、埼玉スタジアム2○○2です。
第95回全国高校サッカー選手権大会、準決勝、第2試合はこの後、後半を迎えます。
100回大会までのカウントダウンが始まっている高校サッカー選手権、この大会を経験し、あらたな夢へと踏み出した選手をご紹介します。
題して、選手権がくれた夢、東福岡高校時代、選手権連覇を達成し、黄金時代を築き上げた、名ディフェンダーが今、新たな夢を追いかけています。
元日本代表の本山雅志や、中田浩二が激突した。
東福岡と帝京の決勝戦、伝説と呼ばれる雪の決勝戦のピッチに立っていた2年生、東福岡のDFを務めていた金古聖司さん。
金古さんは日本一の栄光を手にしただけでなく、ディフェンダーながら得点王を獲得。
史上初の全日本ユース、インターハイ、選手権の3冠達成に大きく貢献した。
さらに翌年の選手権でも決勝へと進出。
キャプテンとして東福岡を大会連覇に導いた。
さらに決勝戦を観戦したトルシエ監督に評価され、高校生で唯一、20歳以下日本代表に選出された。
しかし、悲劇が訪れる。
合宿中に負傷。
左ひざのじん帯を切る大ケガだった。
出場できなかった、ワールドユース選手権。
日本が準優勝する姿を泣きながら見た。
さらに活躍が期待された鹿島アントラーズでは、度重なるケガでレギュラーをつかむことができなかった。
そんな金古さんを支えたもの。
努力に勝る天才なし。
東福岡での指導を胸にケガと闘い、努力し続けた金子さん。
サッカーを続けるために東南アジアへ。
4か国を渡り歩き、チームに数々のタイトルをもたらした。
現役を引退し、新たな道を探していた金古さん。
育ててくれた高校サッカーが再び転機をもたらす。
引き受けるつもりはなかったという高校の監督。
しかし、断るために訪れた高校の試合を見てある思いが生じた。
高校生の涙に心を動かされた金古さん。
監督になることを決めた。
選手権の栄光がくれた夢。
監督として再び、あの舞台へ。
実況
金子さんは高校時代の同級生が今、活躍している姿を見ると、努力に勝る天才なしという言葉の意味を実感するそうです。
もうまもなく、準決勝は後半を迎えます。
両応援席の様子です。
応援席
上州・群馬の名物はかかあ天下と空っ風ということで中学時代、前橋FCでプレーしていた選手のお母さんにきてもらいました。
強く、激しく、美しいお母さんばかりです。
愛する息子にひと言いただきたいと思います。
まずは高沢君のお母さんゆかりさんです。
ゆかりさん
最後の笛が鳴るまで諦めず、ゴールを狙ってほしいです。
月田さんのコメントを最後までチームのためにゴールを守り抜いてほしいです。
前橋育英、決勝に絶対イクエイ。
都並
面白かったです。
応援席
伝統を誇る佐野日大マグナが鳴り響いています。
応援リーダー、マグナリーダー、ひらぶき君です。
マグナはどんなものですか?ひらぶき君
チームや応援団も全員が一つなって流れや波を寄せるような全体がのれる曲です。
マグナ行くぞ、今日はこのマグナ、ハーフタイムたっぷりと全国の皆さん、お聴きください。
実況
放送席までマグナの圧力が伝わってきますね。
都並
盛り上がって楽しそうだし、いい形で佐野日大は後半に入っていけるんじゃないですか。
前橋育英高校も2年ぶりの決勝進出。
県勢初の全国制覇を目指しています。
ここまでの試合展開を整理すると両チームの特徴が出ていますね。
都並
前橋育英は、長いボールを使って、先制点を取るのに成功しました。
その後、佐野日大もチャンスをつくっています。
少しずつ前線に人を集めていく。
あるいはボールに対して、寄せて、激しく行く、後半、間違いなく、そういう展開があるでしょうね。
飯島は。
高沢が来る場所を分かっていました。
そこにしっかりとボールを送り込んで高沢のインサイドキックが最高でした。
実況
隣県対決。
どちらの思いが決勝の舞台を引き寄せるか。
桜色のユニホームが栃木県代表、佐野日大高校です。
群馬県代表の前橋育英高校。
GK月田。
この月田が長崎のシュートを止めるなど本当に、ここまで安定しているんですね。
前橋育英、ここまで4試合無失点。
この試合も前半無失点で、ここまで365分、無失点が続いています。
佐野日大が守りが中心のチームです。
どの場面で前橋育英に対して攻めてくるかですね。
都並
ショートカウンターのようなシーンがありましたが、それを増やすような形にしてくるんじゃないですか。
実況
この時間は5バックではなく、3バック、攻撃のときには3バックになって厚みを持たせています。
3番・角田からのロングフィードを素晴らしいボールです。
6番は飯淵。
ボールを奪い返します。
前橋育英の選手達、コンビネーションをこの1年、磨いてきました。
9番・高沢は前半30分、先制ゴールを決めています。
前橋育英の選手は、コンビネーションプレーを練習してきたので、背中にいる選手、背後の感覚が分かるということでした。
都並
それをどの場面でどのパターンを使って行くか、その判断が非常に前橋育英の選手たちはいですよね。
選手達が自分達の判断で戦況に合わせて、そのパターンを使いこなしています。
レベルが高いですね。
実況
先ほどハーフタイムにご覧いただいた字幕スーパーに誤りがありました。
失礼しました。
攻撃の中心、ポストプレーが非常にうまい前橋育英、24番の人見大地。
まだ無失点が続いているタイガージャージー前橋育英高校、9番の高沢、この試合、先制ゴール。
ボールの取りどころ、これから高い位置に設定してくるか、佐野日大。
佐野日大が少し攻めようという意思表示を感じますね。
都並
ボールの追いかけ方が少し激しくなってきました。
実況
懸命のクリア。
4番・キャプテンの福田一成。
3バックの中央。
準決勝第一試合でもロングスローからの得点。
山田高校の得点がありました。
都並
ジャンプは最高に高いところでヒットできます。
得点につながりやすくなります。
実況
よく体を寄せていきました、5番・今泉。
10番の飯島。
先制点のアシストをしました。
166センチ、小柄ですがとにかく大舞台で1点を取ること。
埼玉スタジアムでゴールをと話しています。
前半とメンバー交代はありません。
広げよう、広げようという意識が感じられる前橋育英の攻撃です。
都並
縦パスを入れる狙いがありますね。
実況
佐野日大も後半、メンバーを交代はありません。
ウイングバックにご注目ください。
どのタイミングで上がってくるか、攻撃のスイッチを入れるか。
都並
梅澤が高く行くようになりました。
実況
今、4バックです。
ウイングバックが上がっている。
7番・野澤、落ち着いている。
ウイングバックがどのタイミングで上がってくるか。
桜色のユニホーム、佐野日大高校。
都並
佐野日大は、最終ラインの位置が少し高いところに設定するように前からボールを追い掛けるようにしていますね。
実況
点を奪いに行こうという佐野日大高校です。
都並
その分だけ前橋育英にとっては佐野日大のGKとディフェンスラインの間に距離が生まれます。
コンビネーションプレーも使いやすくなる。
ワンツーで抜け出していく形も生まれやすくなります。
実況
ここはサイド、抜けた。
シュートに行く。
よく体を当てた、14番柴崎。
都並
こういうところは、前橋育英の選手は戦術の理解が高いのかなと思います。
戦況に合わせた適切なパターンを使っている感じがします。
実況
後半1本目のコーナーキック。
24番・人見。
野澤のヘッド、クリアします。
もう一度、右サイドからつくり直す。
今度は左サイドを使います。
実況
クロスを上げた。
ナイスキーパー、中村。
今のも落ち着いていました。
そして後方から選手たちを鼓舞します。
都並
ディフェンスラインが下がれば今度はクロスでヘディングを打たせる。
攻めもよかったですよ。
実況
後半2本目のコーナーキック。
今度はショートコーナー。
長澤にはつながりません。
両チームの監督はハーフタイム、どういった指示を与えたでしょうか?前橋ベンチ
山田耕介監督は、次の1点で試合が決まるぞ。
攻め続けてじれたらダメだ。
攻撃はワイドに行こうと話しています。
カウンターに注意して、ボールの奪われ方に気をつけよう、全員で戦う。
疲れるまでやり切れ、と声を掛けました。
実況
山田監督は次の1点で勝負が決まると言いました。
都並
高いボールもカウンターを受けません。
一番怖いのは相手が中央に固まっている時、無理やりこじ開けようとして、入るのが一番怖いです。
そこへの注意も欠かしていません。
佐野ベンチ
いつもどおり守備のバランスを整えること、攻守の切り替えを速くすることに加えて、シュートを打つこと。
大熊選手に何かを伝えていました。
起点にしたいという考えがうかがえます。
実況
次の1点が勝負と見た前橋育英・山田耕介監督、そして何か策を講じるか。
佐野日大・海老沼監督。
ボランチの飯淵、うまいディフェンスがありました。
今大会、6番飯淵と2番小林、献身的な守備が光っています。
枚数はそろっている、桜色のユニホーム。
さあ、カウンターだ。
7番野澤を狙っていきました。
プレスバックも含めてのディフェンスですね。
応援席
人見選手の家族も来ています。
仲間の気持ちを感じながらプレーしている、小さい頃から、あきらめず努力できる選手だった。
その努力が報われてPKの1点があった。
今回は仲間のためにプレーしてほしい。
実況
ご両親も含めていろいろな思いがあることでしょう。
応援席
相手の野澤君とは一緒にプレーしてきた、同じピッチでプレーしているのは、不思議でうれしいと話しています。
応援席
不思議な気持ちとうれしい気持ち、両方だということです。
実況
キャプテン・大塚、コンビネーションを見せた6番・長澤。
都並
渡邊のクロスから人見はシュートを打てるんですけれど、落とす。
キーパーが揺さぶられますよね。
このへんもやっぱり育英の1つのパターンだと思います。
実況
1対0、1点リード、タイガー軍団前橋育英。
次の1点で勝負が決まる。
その1点が奪えるか。
佐野日大マグナ、後半もどのタイミングで応援席から飛び出すでしょうか。
9番高沢。
この選手が先制ゴール。
前半30分でした。
3年生・小山からのボール。
このあたりのコンビネーション、うまい。
10番飯島。
オフサイド。
都並
ペナルティーの角から1タッチを使いながらうまく侵入するパターンというのは、いいですよね。
実況
前半からペナルティーエリアの角を狙っていこうという動きが徹底されていますね。
前橋ベンチ
25番田部井悠、双子の兄が呼ばれています。
11番・岩下と交代するようです。
実況
抜け出して来た。
よく出ました。
勇気あるプレー。
まだある。
クロスバーの上を越えていきました。
今の中村の飛び出し、いかがですか?都並
素晴らしいですね。
一瞬、迷ったかなと思ったんですけれど、一気に前に出てきて触りました。
人見のスルーパスをある程度予測して高めのポジションをとっていました。
実況
ここで山田耕介監督、1枚目の交代カード、田部井悠を投入します。
どういった特徴のある選手ですか?前橋ベンチ
コンビネーションがこのチームの特徴でもあります。
そういった中で田部井悠、ワンツーやスイッチなどを使ってゴールの前でチャンスを作りたいと話していました。
ミドルシュートにも自信を持っています。
実況
狙った。
シュート!しのいだ、前橋育英。
都並
長崎のワンタッチすごいですよ。
左足で打てるような所に、右足ですね、すごいうまかった。
実況
相手DFから消える動きが天才的だと選手達は話します。
佐野ベンチ
海老沼監督も、それでいいんだと拍手を送りました。
長崎選手はマークが厳しくなれば周りの選手があくんだと話しています。
都並
佐野日大は押された展開です。
前で技術を持っている選手がいないと、なかなか攻撃の展開が作りにくい。
長崎選手はレベルが高いですね。
実況
鋭いカウンターがあります、佐野日大。
都並
前橋育英も2点目がないと何か嫌な感じがするじゃないでしょうか。
実況
過去、無失点優勝となると選手権では3度、あります。
過去、3校しかありません。
ファイナルの舞台、無失点優勝も狙っています前橋育英。
ただこの時間は、攻撃です。
ゴールキックに変わります。
応援席
長崎の小学校の出身チームの子供たちも先輩のプレーを見にきています。
堅く守備をする姿がカッコいい、僕たちもこのピッチに立って決勝でゴールを決める選手にになりたい、と話しています。
都並
輝いて見えるし、憧れですよね。
応援席
この選手たちは100回大会を迎える選手達です。
実況
こういった子供たちの中からその選手が生まれてくるかもしれません。
都並
粘り強い守備をするチームは少ないですから、いい形ですよね。
いいものを見ている感じがします。
佐野ベンチ
赤間選手が呼ばれています。
アウトするのは9番・小澤選手のようです。
実況
これから投入される赤間は小学校3年生から長崎と同じチームです。
あうんの呼吸があると話しています。
佐野ベンチ
一番分かっている間柄で、ピッチでは顔を見ただけで、どうしたいのか、お互いに分かるといいます。
実況
2人のコンビネーションも楽しみですね。
都並
2人にしか分からないDFのコンビネーションがあります。
実況
少し熱くなった7番・野澤。
ハーフタイムには、11番・大熊に海老沼監督から指示があったそうです。
3回戦では1ゴール、同点ゴールが生まれるか、佐野日大。
このあたりも落ち着いています、前橋育英。
45分ハーフが準決勝からの舞台。
ここまで5分長い分、監督達の采配もまた1つ幅が出ますね。
都並
ペースの配分もあります。
実況
この後、どこで仕掛けてくるか。
都並
相手が出て来たなという感じを思っているでしょうね。
前橋ベンチ
田部井悠が入りました。
田部井ツインズの悠・涼のお父さん、すすむさんも見に来ています。
すすむさんは、今から27年前前橋商業の、サイドバックの選手として準決勝、国立の舞台に立っています。
今回、2回戦の市立船橋に勝った後、2人にメールを送ったそうです。
私を超えろ。
すると2人からは軽く超えるよとメッセージがあったそうです。
実況
親子で選手権のベスト4を経験する確率というのはすごいですね。
田部井のお父さん・すすむさんも今日は観戦しています。
田部井悠は双子の兄、ベンチには田部井涼。
双子の弟も控えています。
前橋ベンチ
弟の涼は自分よりも早くトップチームでプレーして自分は追いかけて追い付いた立場です。
涼が出てきたら涼のパスから点が決められれば最高ですと話していました。
実況
田部井悠と涼が2人同時にピッチに立ったら、最高のあうんの呼吸のプレーが見られるでしょうね。
都並
田部井兄弟はディフェンスもさぼらないし、信頼のおける選手です。
実況
両ウイングバックがどのタイミングで上がってくるか。
一度、落ち着かせてスイッチを入れるタイミングが高い位置をつくります。
もしくは縦パス。
都並
サイドから斜めにペナルティーエリアの中に侵入する形をよく使っています。
佐野日大のディフェンスラインを下げてからにしていますね。
このへんも危険じゃない方法を選んでいます。
もし取られた時にどのような状況になるか、想定して、自分たちの得意なスタイルを進めようとしている感じがします。
佐野ベンチ
本石捺選手が準備しています。
アウトするのは大熊選手。
実況
初戦で、足首とすねの間を痛めていました大熊です。
準決勝の舞台でも輝きました。
海老沼監督が肩を触って、大熊をねぎらいましたね。
実況
本石、ドリブラーが入りました。
後半23分が経過。
海老沼監督は後半20分以降にチームの本質が出ると話しています。
苦しい時間帯になればなるほど、鍛え上げたその姿が出るといいます。
都並
相手が疲れてくるのも20分過ぎです。
前橋育英も鍛えられていますけれど、ここで頑張り切れる選手が非常に重要です。
実況
これは非常に危ない。
あわやオウンゴールか、という状況でした。
落ち着いていた中村。
応援席
18年前、ベスト8の時の副キャプテン。
なかがわさんも応援に駆けつけています。
今ピッチに立つ3年生はベスト8を経験した1998年度に生まれた選手達です。
運命めいたものを感じる。
海老沼監督とともに歴史をつくってほしいと話しています。
実況
チーム初のベスト4進出、佐野日大高校、1点を奪えるか。
少しずつ圧をかけてきた。
21番・本石はドリブラーです。
1人はがした。
ただ、その後のカバーリングも素晴らしいのが前橋育英高校。
都並
カバーリングとチャレンジする選手の距離感がいいです。
1人かわしても次がいる。
そのバランスが前橋は素晴らしいです。
実況
よくクリアしました。
やはり戦術眼のある前橋育英・山田耕介監督。
次の1点で決まりそうですね。
都並
今、かなり佐野日大が出てきているので、山田監督も考えているんじゃないですかね。
実況
今のプレーです。
都並
今泉が奪ってやれば攻撃的なサッカーができるんです。
日大は色を変えるので面白いですね。
実況
セットプレーです。
後半26分経過。
ファーサイドを狙った。
2番の小林。
佐野ベンチ
セットプレーの戦術というのは、野澤選手が考えるということです。
試合でやられて嫌だったもの、プロの試合を参考にしているということです。
まだ出していないのは、コーナーキック、フリーキックも作戦があるです。
実況
シュート、田部井!クロスバーの上。
お父さん・すすむさんの前でゴールを狙いました。
都並
切り返しまではスムーズでした。
右足のアウトサイドにちょっと触るんですよ。
これが大事ですね。
ちょっとだけ気負いが入って、右に行ってしまいました。
テクニックの高さは感じます。
一連の流れがうまいですね。
ギクシャクしていません。
前橋ベンチ
田部井悠の弟、8番・田部井涼が間もなく投入されます。
飯島陸と代わって出場します。
実況
双子で選手権セミファイナルの舞台に立ちます。
これはなかなかないことですよ。
実況
飯島も今日は先制点のアシストをしました。
都並
飯島君、この大会、素晴らしい活躍をしていると思います。
実況
双子の弟、8番・田部井涼が入りました。
桜色は攻めに転じることができるか。
システムで見ると、田部井悠がそのまま2トップに入っています。
双子の兄・田部井悠が2トップの一角です。
7番の野澤が考えているというセットプレー。
どんなアイデアがあるか。
キーパー、出てくる。
GK月田、本当に落ち着いています。
都並
月田は本当に安定感がありますね。
ボールの落下地点の予測が特に、いいようです。
都並
ジャンプしている時の空中での安定感がありますね。
あんまりブレていない、落ち着いてキャッチに入れます。
実況
7番キャプテン・大塚諒。
前橋育英も強豪校としては知られていますがインターハイでは、初戦敗退でした。
県予選の敗退。
チームはバラバラ。
その中で、対話をして152人の部員とスタッフ、そして山田耕介監督が対話をしてここまでチームを一歩ずつ、成長させてきました。
都並
苦しいところから、ここまで素晴らしいチームを作り上げて、山田監督のアプローチが生きている感じがします。
選手達が個性を失わず、これだけの規律を戦況に合わせてグラウンドで表現できるというのは、なかなか難しいです。
前橋ベンチ
先輩たちの積み上げてきた歴史に泥を塗ってしまったという思いが強かったようです。
山田監督のコンビネーション、チームワークという言葉を信じてここまで駆け上がって来たのが今年のチームです。
全てが一体となって戦っています。
実況
逆襲の前橋育英。
一体感を持って後半31分経過。
前橋育英も多彩なコーナーキック。
これでコーナーキックは、前半から合わせて10本目です。
24番・人見か、5番・松田か。
ヘッドで落とした。
シュートにいく。
6番・長澤です。
都並
ディフェンスを揺さぶったところでフィニッシュに入っています。
あとは枠に行くだけでした。
実況
残り時間が15分を切りました。
応援席
応援席も素晴らしいコンビネーションを見せています。
一度もトップチームに入ったことのない選手が話しています、山田監督がそうじゃないと思うことものみこんでくれた。
それが今の結果として出ている。
だから全員一丸ですと胸を張っていました。
実況
70人以上のJリーガーを育てた名将です、山田監督。
山田監督自身が選手に耳を傾けるんですね。
都並
これだけ経験のある名将がチームの中で絆が生まれるようなアプローチをしています。
大塚、長澤、両ボランチが家族でいうならお兄さん役でしょうか。
よく角田が読んだな。
実況
3番・角田は2年生です。
実況
さぁコーナーキック。
何か変化を与えてくるか。
まだ見せていない。
今大会、5試合目にして、トリックプレーなどを見せるか。
考えているのは野澤です。
ファーサイドにきた。
GK角田を越えていきましたが選手はいませんでした。
佐野ベンチ
海老沼監督は腕時計を気にするようになりました。
策を講じる時に手に持っている。
黒いノートをめくりながら、選手達とノートを交互に見つめています。
実況
ファイナルへの舞台への思い、選手達を連れていきたい。
あと3日間しか選手たちといられない。
だからこそ明後日までいようと選手達を鼓舞しました、海老沼監督です。
苦しい時は応援席を見なさいと指示を送っています。
都並
長崎、追いかける。
すばらしい。
実況
コーナーキックです。
いや、ゴールキックです。
お客さんの数も2万3541人。
北関東ダービーともいえる前橋育英対佐野日大。
苦しい時は応援席を見ろ、桜色のユニホーム、海老沼監督は話しています。
この後、佐野日大マグナ、スペイン語でマグナは「偉大な」という意味があります。
勝負どころでかかる音楽が、どの場面で聞かれるか点差はわずか1点。
一方、前橋育英はハーフタイムの指示どおり勝負を決める1点を奪えるか。
都並
長崎がちゃんとボールを追いかける。
こういうプレーが、選手達は気合いが入るんですよ。
ここでマグナがかかると勢いが出ますよ。
実況
残り時間、10分を切りました。
佐野ベンチ
長崎選手はこの大会でサッカー人生はひと区切りです。
選手達は一丸となって長崎選手最後のプレーというのも、つないでいきたい。
まだこのメンバーでサッカーをしていたいという思いで、ピッチに立っています。
都並
それを感じますよね。
実況
ファールがありました。
後半36分経過。
都並
前橋育英は、したたかに守りながら隙があれば出ていくという形です。
佐野日大は受け身になりますね。
激しい時間帯になります。
実況
一番苦しい時間帯に人間としてチームとしての本質が出る、と話す海老沼監督です。
都並
ここで頑張りきれるか。
ボランチであれば、ボールが出た時にラインまでしっかり戻れるか。
こういうところで勝負が決まってきます。
実況
7番・野澤がこの位置まで下がってきました。
都並
必要であれば、他の選手の穴を埋める。
そういうプレーが必要になります。
実況
明後日、成人の日。
第1試合に勝った青森山田とあいまみえるのは、どちらのチームでしょうか。
裏を狙う長崎。
ファールがありました。
両チームの応援席のボルテージも少しずつ熱を帯びてきました。
都並
いいですね、長崎、諦めずに行きました。
実況
佐野日大は、準々決勝、駒大高戦ではアディショナルタイムに決勝ゴールを決めています。
都並
あの決勝ゴールは長崎の技術の高さが見えました。
怖い選手です。
実況
前後半45分ハーフ。
よくブロックした、4番・キャプテン福田。
海老沼監督から教わった守備の哲学。
全国の舞台で見せられる、1試合でも多く見せていきたいと話しています。
都並
センターバック、これだけ抑えられながらやって、すぐ立ち上がるんですよ。
鍛え上げられている証拠です。
実況
5本目のコーナーキック。
ニアサイド、ヘッドで落とした。
よく守りました。
21番・本石。
しのぐ桜色。
攻めるタイガージャージ。
都並
一瞬マークが外れたので、点になりそうなところでした。
よく守りましたね。
実況
後半6本目。
よく飛び出しました。
ここから早く攻めに転じたい。
都並
佐野日大の中村、前橋育英・月田。
両チームとも、キーパーのレベルが高い。
GKのレベルが高いとゲームが締まるね。
前橋ベンチ
24番・人見に代わって、18番、この大会2ゴールの馬場が投入されます。
都並
人見は今日はサイドに流れたりとか、賢くプレーしていました。
実況
山田耕介監督、3枚目の交代。
人見に代わって、18番の馬場。
馬場は1回戦、明徳義塾戦で2ゴールを上げています。
前橋ベンチ
ケガでつらい経験をしたからこそ、その時にチームの応援に徹したからこそ、スタンドの気持ちが分かる、自分がピッチに立てるなら勝利という責任を果たしたいと話しています。
実況
オフサイドがありました。
桜色のユニホーム、1点を追いかけます。
応援席
この後、42分から、マグナは終盤まで、ずっと続けるということです。
実況
20年以上続く、勝負どころに鳴り響く応援曲。
準決勝の舞台。
ここからもう一度、ギアを上げる。
そのエネルギーになります。
都並
疲れている時にこのマグナは効きますよ。
これは頑張り切れるね。
実況
オフサイドはない。
長崎。
うまく体を寄せました。
小山、3年生です。
佐野ベンチ
13番の原悠斗選手。
全国初出場の選手です。
実況
180センチあります。
シュート。
そして桜色の応援席。
そろそろか。
佐野ベンチ
アウトするのは14番・柴崎です。
実況
180センチですが前にいきました。
DF登録の選手ですが前に行きました、13番の原です。
勝負に出た、海老沼監督。
都並
これは勝負ですね。
実況
後半43分経過。
点差はわずかに1。
この時間も、懸命にボールを追い掛ける桜色。
都並
シュートフェイントにだまされませんでしたね。
実況
アディショナルタイムは何分用意されているか?応援席
佐野日大マグナ、行きます。
実況
桜色がスイッチを入れる。
過去4試合を見ると佐野日大マグナがかかってから、3分以内に2ゴールが生まれています。
選手たちの心、その炎を燃やすスイッチを入れる合図の佐野日大マグナ、負けられない戦い、決勝の舞台への思い。
8番の赤間、3年生です。
時間をうまく使う前橋育英。
都並
山田監督はディフェンスラインで、ずっと指示をしています。
リスクマネジメントは、さすがです。
実況
いいボールが。
オフサイドはない。
ふわりと浮かした。
クロスがそのままゴールかというようなボールでした。
アディショナルタイムは3分。
まだある3分。
準々決勝、駒大高戦ではこの3分にドラマがありました。
ここで1点を奪いたい佐野日大高校。
一方の3年前の借りを返したい前橋育英高校。
一昨年は、全国準優勝。
今度こそ優勝を狙う前橋育英です。
35年の経験がある山田耕介監督です。
今日も采配のうまさを見せました。
追う桜色、しのぐタイガージャージー。
まだわかりません。
アディショナルタイム、1分経過。
少しずつ、タイガージャージー、ファイナルの舞台、大きく見えてきたか。
月田。
この守備範囲の広さです。
都並
ロングパスが来るのを予測してかなり高い位置にいましたね。
実況
裏へ出してくれ、そういったジェスチャーがありました長崎。
裏へ抜けた。
アディショナルタイム2分経過。
オフサイドフラッグが上がりました。
都並
ちょっと急いだな。
実況
最後まで1点を奪うんだ。
海老沼監督の哲学もこの時間になっても体現しています。
都並
監督も、そのシステムに変えていますね。
熱く戦っています。
県勢初優勝を狙っているタイガージャージー、群馬県代表、前橋育英。
1点を奪ってから巧みに守る、そのうまさがあります。
アディショナルタイム3分を経過。
桜色にあと何プレー残されているか?佐野日大、早く前に送りたい。
長崎が前で待っている。
手を上げた長崎。
今、試合終了。
長いホイッスル。
9番・高沢、前半30分、見事ゴールを決めました。
守り切りました、前橋育英高校。
これで5試合連続完封勝利。
一方の佐野日本大学高校。
最後まで自分達のスタイル、守りから守備へ、海老沼監督と鍛え上げたその一体感、見せました。
壮絶な試合でしたね。
都並
佐野日大も時間を追うごとに攻撃的に変えて、最後まですがすがしいくらい熱く戦いましたね。
実況
あさって、青森山田と対戦することになりました、前橋育英。
ただ桜色、本当に見事な散りぎわとなりました。
素晴らしいチームでしたね。
都並
チームとしての共通理解があって、最後まで100パーセント戦っていく。
時間を追うごとに攻撃的になって最後まで前橋育英も怖かったんじゃないかなと思います。
実況
岡崎慎司選手が、佐野日大はレスターのようだ、と表現しましたが分かるような気がしますね。
都並
体力、気合、そういうものもなければ、ここまでのチームにはなりません。
好感の持てるチームでしたね。
聞き手
見事、決勝進出を決めました前橋育英高校・山田耕介監督です。
今の気持ちはいかがですか?山田
やっぱりよかったです。
聞き手
佐野日大も堅い守りだったと思います。
山田
予想はしていたんですけれど、うちの2点目が取れなくて、最後の最後まであんな感じになってしまいました。
聞き手
2年前、悔しい思いをしました決勝の舞台、再び挑戦することになります。
山田
われわれは、もともとチャレンジャーとして頑張って行きたいと思っています。
聞き手
悲願の初優勝に向けて意気込みをいただけますか?山田
あした1日休みなので、コンディションを整えて頑張りたいと思います。
聞き手
勝ちました、前橋育英高校、山田耕介監督でした。
聞き手
決勝ゴールを奪いました9番・高沢颯選手です。
おめでとうございます。
決勝進出を決めてどんな気持ちですか?高沢
おととしは、応援という立場でしたが、次は自分達の番なので優勝したいと思います。
聞き手
今大会初ゴールは、チームを決勝に導くゴールになりました。
高沢
ずっと取りたかった1点なので、とれてうれしいです。
聞き手
飯島選手との見事なコンビネーションでしたね。
高沢
飯島がいい抜け出しをしてくれたのでしっかり決めることができました。
聞き手
初優勝に向けて意気込みをお願いします。
高沢
自分たちの、チーム一丸となって優勝したいと思うので、応援よろしくお願いします。
聞き手
決勝ゴールを決めた高沢颯選手でした。
佐野ベンチ
選手達はよくやってくれた、思いきり選手達を褒めてあげたいと海老沼監督は話しています。
都並
絶対、あきらめないという気持ちがピッチで出ていました。
素晴らしいチームだったと思います。
実況
満開の桜、ここまでわれわれに見せてくれました。
また次のステージで頑張ってほしいですね。
決勝進出を決めた前橋育英高校への期待もお願いします。
都並
華麗なサッカープラス、賢さとしたたかさがあります。
青森山田との決勝戦、本当に楽しみですね。
実況
ゴール前での崩し、コンビネーションを磨いてきましたからね。
5試合連続無失点勝利となりました。
2017/01/07(土) 12:00〜16:20
読売テレビ1
第95回全国高校サッカー選手権 準決勝[SS][字][デ]

第1試合「東海大仰星(大阪)×青森山田(青森)」/第2試合「前橋育英(群馬)×佐野日大(栃木)」全国4134校の頂点まであと2勝!※最大20分延長

詳細情報
おしらせ
【決勝】1月9日(月・祝)(埼玉スタジアム2○○2)14時05分キックオフ
番組内容
出場選手が2020年に東京五輪世代となる今大会。全国4134校の頂点に立つのは果たしてどの高校か?第1試合は4年ぶり5回目の出場の東海大仰星(大阪)と20年連続22回目の出場となる青森山田(青森)の対戦。第2試合は3年連続20回目の出場となる前橋育英(群馬)×4年ぶり8回目の出場となる佐野日大(栃木)の対戦。決勝は成人の日1月9日(月・祝)。決勝に進出するのはどの高校か!?
出演者
<第1試合>
【解説】
三浦淳寛(元日本代表MF)
【実況】
中野謙吾(日本テレビアナウンサー)
<第2試合>
【解説】
都並敏史(元日本代表DF)
【実況】
岡崎和久(札幌テレビアナウンサー)
音楽
【第95回全国高校サッカー選手権大会応援歌】
「それぞれの明日へ」家入レオ
制作
民間放送43社共同制作