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書き起こし 地球ドラマチック「動物界のイクメンパパ大集合!」 2017.01.07

(鶏の鳴き声)物語の始まりは新たな命の誕生です。
誕生したのは鶏のひなです。
この時を境におんどりとめんどりは生まれたばかりの赤ちゃんの親となります。
しかしひなの面倒を見るのは母親のめんどりだけ。
おんどりはひなが生まれても父親としての特別な行動はとりません。
これまでと同じく更に多くの子孫を残そうとオスとしての行動をとり続けます。
それでも時にひなが問いかけます。
私を育ててくれるのは誰?ママ?それともパパ?動物の世界ではほとんどのオスに父親らしい行動は見られません。

 

 

 


それどころかオスの多くは自分に子供がいる事すら認識していません。
しかし中には父親としての役割を自然に受け入れその務めを完璧に果たすオスもいます。
これは動物の世界で子育てに励むすばらしき父親たちイクメンパパの物語です。
まずは夜明けの鳥の世界を見に行きましょう。
フランス南部カマルグに広がる湿地帯です。
毎年春になると何千羽ものヨーロッパフラミンゴが舞い降りてきます。
堂々とした姿のオスたちは種の存続のためにこれから重要な任務を果たさなくてはなりません。
フラミンゴの父親は母親と共同で子供を育て上げます。
フラミンゴのひなは多くの場合一度に1羽しか生まれません。
たった1羽のひなを両親が大切に育てるのです。
舞い降りたオスの中にはすでにつがいになっているものもいます。
そうでないオスは独身者たちのダンスパーティーに参加します。
目的はもちろん少しでも早く卵を産んでくれるメスを射止める事。
首尾良く交尾できました。
メスを伴いオスは産卵場所へとやってきました。
そこはすでに大混雑していてあとから来たものは何とかして自分たちの場所を確保しなければなりません。
数時間後卵が産み落とされました。
この瞬間から一見平凡なオスが非凡な父親へと変身します。
父親の最初の務めは卵を守る事です。
卵が巣の外へ転がってしまえばすぐに肉食のカモメに見つかってしまいます。
ほんの一瞬目を離した隙に1羽の赤ちゃんがカモメの餌食になってしまいました。
卵がふ化するまで3週間以上。
父親は忙しく働きます。
無事にふ化したあとも母親ほど羽の多くないおなかの下にひなを入れて温め続けます。
父親は母親と交代でひなの世話にあたり丸2日間食事をとらない事もあります。
生まれて間もないひなに父親は常に寄り添っています。
生後15日ほどたつと父親は我が子を他のひなたちのもとへ連れていきます。
いわばフラミンゴの保育所です。
早く集団になじませようというのです。
献身的な親たちに先導され子供たちは群れで行動を始めます。
最も教育熱心な父親が飛び立つまねをして子供たちに手本を見せます。
子供の成長を守るために父親は毎日何十キロも旅をします。
目的地へ到着するとくちばしを使って湿地から子供と自分のための最良の栄養源を探します。
メスよりもオスの方が日々高まる子供の食欲を満たす能力にたけています。
オスは子供に要求されればいつでもくちばしから栄養たっぷりのフラミンゴミルクを出して与えます。
生まれて3か月。
子供はたくましく成長し羽も生えそろいました。
輝く未来へ向け旅立ちの時です。
子供たちは思い思いの方角へ飛び立っていきます。
そして父親は再び一羽のオスへと戻っていくのです。
オスとメスが共同で子育てを行うフラミンゴ。
一方森の中には母親よりも育児に熱心な哺乳類のオスがいます。
南米アマゾンの奥地に生息する希少なサルティティです。
野生のティティは絶滅の危機にひんしています。
フランス中西部のポワティエにあるサルの谷と呼ばれる広大な森林公園では野生のティティを保護し一般に公開しています。
ここでは父親としての役割に没頭するオスの行動を近くで観察する事ができます。
特に目を引くのはこの白く長い尾のティティ。
落ち着きがあり愛情深いオス。
メスもまた優しくて愛情たっぷりです。
夫婦の間には毎年のように新しい命が誕生しています。
最も幼い子供は生後2週間。
父親が背中におぶっています。
平均で1日20時間。
赤ちゃんが転げ落ちないように父親は細心の注意を払って世話をします。
サルの中でもティティの父親ほど献身的に子守を行うのはまれです。
毎日同じ行動が繰り返されます。
授乳を終えた母親は赤ちゃんを父親に預けます。
父親はたくましい背中に赤ちゃんをおんぶしてイクメンパパの育児が始まります。
手の空いたメスは体を動かしたり食事をしたりして自由を満喫します。
こうして心身ともにリフレッシュする事ができるのはイクメンパパのおかげです。
父親は背中に必死にしがみつく赤ちゃんと1日を共に過ごしながら母親の帰りを待ちます。
互いに絡ませた尾は夫婦の信頼の証しです。
自然が保護された森の中ではゆったりとした時間が流れていきます。
父親と母親は限りない愛情を我が子へ注ぎ子供は両親の思いを一身に受けてすくすくと育っていきます。
生後2か月になり子供は順調に成長しています。
やがて父親におんぶされなくても大丈夫な時期がきますが今はまだ離れようとしません。
父親の背中を離れるのは新しい赤ちゃんに譲る時だけです。
ティティの父親は持てる能力を全て子育てに注いでいます。
それが父としての当然の姿だというように。
一方地面の近くでは非常に変わった形で子育てに貢献する両生類のオスがいます。
体長は5センチ足らず。
カタツムリほどの大きさしかありません。
このオスは通常ならばメスが担うある重要な役割を果たしています。
パリ近郊フォンテンブローの森。
通常カエルが好んで暮らす環境からはかけ離れています。
サンバガエルの最大の特徴はふ化するまでオスが卵を守る事。
その行為はサンバガエルの語源となりました。
(鳴き声)年に一度オスたちはメスの要請を受けて卵を引き受けます。
リコーダーの音色のような独特の鳴き声でお互いの位置を確認します。
(鳴き声)オスは優しくメスの背中をさすり産卵を助けます。
ゼリー状の帯に包まれた何十もの卵が産み出されるとすぐに受精を行います。
オスは後ろ足で卵が包まれた帯をしっかりつかむと湿気のある場所へ身を隠します。
多くのカエルは卵を直接水中に産みつけますがサンバガエルの産卵は複雑です。
オスの仕事はまず卵が乾かないようにする事。
僅か5センチの体にたくさんの卵を抱えた状態では水辺へ移動するのも簡単ではありません。
水辺までは距離があり途中にはいくつもの困難が待ち受けています。
最大の敵は太陽の光です。
大切な卵を乾燥させてしまいます。
オスは大きな賭けに出る事にしました。
小さな水たまりでもこうして泥まみれになれば大丈夫。
水分を補えます。
姿が目立たないように全身をカムフラージュできるので外敵から身を守るのにも役立ちます。
2週間がたち卵のふ化が迫りました。
オタマジャクシたちは動きが活発になっています。
父親はふ化に適したもっと水の豊富な場所へ移動しなくてはなりません。
水中では卵の殻が薄い膜のようになりオタマジャクシは自力で殻から抜け出していきます。
サンバガエルのオスは自らの務めを果たしました。
たとえ生き残るオタマジャクシは僅かでも立派に種を守る事に貢献したのです。
続いても舞台は水の中。
フランス南部トゥーロン沖合の地中海です。
ここにあらゆる動物の中でもひときわ異彩を放つオスがいます。
馬の形の頭に竜のような尻尾。
そしてやっと確認できるほどの小さなひれを持つ魚…その行動はユニークそのもの。
何とオスは生まれる前の赤ちゃんをおなかの中で育てます。
春が訪れ水温が上昇するとオスはメスに近づいていきます。
華麗なダンスを披露しながらオスはメスを引き付け自分のおなかの中に卵を産ませます。
その結果メスは出産の役目から解放され新しい卵を作れるようになるのです。
ひとつき後海藻に身を隠したオスは出産を目前に控えておなかが膨らんでいます。
メスは近くでオスの様子を見守ります。
これから大自然でもとりわけ珍しい光景が繰り広げられようとしています。
ついにその時がきました。
卵はまずオスのおなかにある袋の中でふ化します。
そして赤ちゃんとなり外に押し出されます。
オスによる出産です。
陣痛に耐えるオスは体の色が変化していきます。
3時間かけておよそ300匹の赤ちゃんを出産しました。
体長僅か5ミリほどの赤ちゃんはあらゆる方向へ散らばっていきます。
父親は全てのエネルギーを使い切りました。
回復には数日かかります。
メスに代わって出産するタツノオトシゴのオスは自然界でもトップクラスのイクメンパパです。
生まれた子供の中で生き残れるのはほんの一握り。
厳しい生存競争をくぐり抜けて大人になったオスはやがて父親と同じように出産し種を守り続けていくのです。
全ての父親が積極的に出産に関わるわけではありません。
ライオンのオスはメスの出産には立ち会いませんが家族で生活を共にしながら子供たちを育てます。
このオスの名はラムセス。
フランス北西部ノルマンディーにあるセルザ動物園で生まれました。
(鳴き声)これから真の父親になるための儀式に臨もうとしています。
パートナーのサナはひとつき半前に3頭の子供を産みました。
野生のメスはオスのライオンから離れて独りで出産します。
生後何週間かは子供たちが父親と接する事はありません。
野生の習性を守るためラムセスとサナは引き離されました。
そして6週間がたち今再会の時を迎えようとしています。
ラムセスが本当の意味で父親となり無事新しいライオンの家族が誕生するのでしょうか。
子供たちは無邪気に遊んでいます。
離れた場所にいるラムセスが辺りのにおいを嗅いでいます。
ついに対面の儀式が始まりました。
サナがラムセスへ近づいていきます。
子供たちも一緒です。
母親が子供をくわえて父親のもとへ差し出します。
ラムセスは体重250キロ。
子供にとっては迫力満点です。
自分の子供に対してオスが危害を加える事はありません。
対面の儀式を終えラムセスが行動に出ました。
ゆっくりと歩き子供たちについてくるよう促します。
子供たちは父親の立派なたてがみと尻尾の房に引き付けられているようです。
最も好奇心の強い子供がついていきます。
父親の面目躍如です。
父親と子供は触れ合いながら少しずつ親子の関係を学んでいきます。
こうして新しいライオンの一家が誕生しました。
ラムセスはこれから毎日子供たちと触れ合う時間を増やしていきます。
父親の大切な務めは他のライオンの脅威から家族を守る事。
それはイクメンパパの理想の姿といえるでしょう。
ライオンがじっくり構えて子育てをするのに対し寸暇を惜しんで父親になるための準備に励む動物がいます。
東ヨーロッパに生息し都会よりも田舎を好んで暮らしています。
見た目はごくありふれていますが他のネズミにはない際立った特徴があります。
ステップハツカネズミのオスは動物界でも指折りの献身的なイクメンパパなのです。
彼らは何事にも全力であたりますがそうせざるをえない訳があります。
時間がないのです。
ステップハツカネズミの寿命は僅か1〜2年。
何もかも大急ぎでやらなくてはなりません。
まず冬を暖かく過ごすために干し草を集めます。
続いてパートナーができるだけ快適に暮らせるようにします。
メスが余計な体力を使わなければ子供を何回も産めるからです。
メスも協力します。
干し草をかんでやわらかくし編み上げ未来の我が子を育てる巣を整えていきます。
巣が出来上がったらメスは出産のためにエネルギーを蓄えなくてはなりません。
オスは全速力でメスに食料を運びます。
準備が整いました。
交尾の始まりです。
ステップハツカネズミは一夫一婦制で短い一生を同じ相手と添い遂げます。
3週間後待望の赤ちゃんが誕生しました。
しかし巣がある地下の気温が下がると赤ちゃんがよく育ちません。
両親は自分たちの体温で巣を温め続けます。
父親も母親と同じくらい子育てに懸命です。
母親がお乳を与えている間父親はそばを離れ巣へつながるトンネルの入り口で見張りをしながら体力を蓄えます。
8日後。
子供たちは歩けるようになりました。
まぶたは僅かに開いていますがまだ目は見えていません。
それでもあちこち動き回ります。
こうなると父親は大変です。
全ての子に同時に気を配るのは難しいからです。
巣の外に出れば危険がいっぱい。
簡単に捕食者の餌食になってしまいます。
夜の間父親は食料集めに忙しく子供への注意が行き届かなくなっています。
間一髪。
父親は子供を口にくわえ巣の中に逃げ込みました。
父親の保護がなければほとんどの子供は生き残る事ができません。
ステップハツカネズミの父親は全ての子供たちを守るために全力を注ぎます。
それが次の世代へ種をつなぎ未来を繁栄させる事につながるからです。
フランス北西部サルトにあるペシャレー動物園。
広大な園内にはオオカミが放し飼いにされています。
攻撃的な動物として知られるオオカミ。
しかし子供のしつけに関してはオオカミのオスは優しさと辛抱強さを兼ね備えています。
オオカミは群れの中で一番優位なオスだけがメスと交尾する事ができます。
それが群れのルールであり1頭のオスがリーダーとして群れを率いるのです。
リーダーには群れ全体の父親として大きな責任が伴います。
子供たちを絶えず見守るのも父親の大事な務めです。
リーダーが使命を怠れば群れのメンバーの信用を失います。
逆にしっかりと務めを果たし群れをまとめれば信頼と服従を勝ち取る事ができます。
時には幼いオオカミが茂みに入り姿が見えなくなってしまう事があります。
大人のオオカミが行かないような場所だと子供は一時的に行方不明の状態になります。
すぐに子供がいない事に気付いた父親は行動を開始します。
常に群れを守らなくてはならないという本能が刺激されるのです。
父親は嗅覚を使って子供を捜します。
オオカミの嗅覚は非常に発達しているので目に見える範囲よりも遠くまで捜す事ができます。
乳離れの時期を迎える幼いオオカミには独りになりたい理由があります。
母乳を必要としないためつい群れから離れがちになるのです。
父親は子供を見つけるまで何キロでも何日でも捜します。
捜していた子供と目が合うと父親の心配は消えリラックスした様子になりました。
動物園で暮らすオオカミの場合子供がいつまでも行方不明でいる事はないでしょう。
しかし責任感の強い父親は子供をほったらかしにはしません。
こうしてオオカミの群れは再び全員そろいました。
父親は子供たちに群れの結束の強さを示し子供たちは父親に服従の態度を示します。
オオカミのオスは群れの独裁的なリーダーとして君臨しながら一方で子供たちとの強い絆も育んでいるのです。
アメリカワイオミング州を走るロッキー山脈では川が至る所に流れ時には危険をもたらします。
ここでもあるイクメンパパが奮闘しています。
日々縄張りを守り家族の繁栄を築こうと懸命です。
長年乱獲の犠牲となってきたビーバーは目立たないようにひっそりと生きる事を好みます。
暗闇の中で営まれるビーバーの暮らしぶりを見るには赤外線カメラが必要です。
巣はオスのビーバーにとってとても大切な空間。
つがいのメスとともに生涯を過ごし子供を育てる場所だからです。
生まれたばかりの赤ん坊からほぼ大人に成長した子供まで家族全員が一緒に暮らしています。
父親は子供たちの毛皮が毛繕いされ防水のために油でコーティングされているかを入念にチェックします。
子供たちとの触れ合いにも増して父親が精を出すのが大工仕事。
一家の生活を支える重要な任務です。
まずは水際に頑丈な家を建てます。
家は木の幹や枝で作られた侵入不可能な要塞のようです。
入り口は水の中に隠すのが賢いやり方です。
しかしこの場所は夏には水位が下がり冬は凍ります。
オスのビーバーはそうした環境の変化に備えて対策を講じます。
木の枝を積んで水をせき止め自分たち専用の小さなダムを作るのです。
幾重にも組まれた木のせきは1年や2年でできたわけではありません。
何世代にもわたって引き継がれ絶え間なく補修されてきたものです。
ビーバーには優れた視覚があり夜間も働く事ができます。
この夜の作業は木の伐採です。
カバやヤナギポプラといったやわらかい木を選び上下2本ずつある前歯でかじります。
何日もかけた仕事がようやく終わろうとしていますが油断は禁物です。
切り出した枝は陸を歩き川を泳いで運びます。
父親はある時は大工ある時はれんが職人のように集めた枝を複雑に組み合わせて頑丈なダムを作り上げていきます。
仕事を終えて家へ戻る時には食料も忘れません。
ビーバーはベジタリアン。
ヤナギの枝や葉が好物です。
父親の奮闘のおかげで母親は危険を冒して外出する必要がなくなります。
巣の中で子育てに専念できるので子供たちはすくすくと成長していきます。
ビーバー一家の子供は毎年2匹から4匹増えていきます。
だんだん巣の中が手狭になってきました。
一番年上の子供が巣立ちの時を迎えています。
父親と最後の時を過ごすと独りどこかへ去っていきました。
この子供もやがて新たな家族を作っていきます。
そして愛する一家のために働き立派な家やダムを築いていくのです。
フランス東部アルザスにあるサルの自然公園でバーバリーマカクというサルが暮らしています。
バーバリーマカクの父親と子供はほとんどの時間を昼寝とスキンシップに費やし親子の絆を深めていきます。
もともとアフリカに生息しているバーバリーマカクは30匹から50匹の群れで生活し親子きょうだい親族などさまざまな血縁で結び付いています。
一匹一匹の関係性は非常に複雑で野生の世界でその関係性を正確に突き止めるのは困難です。
しかしこの自然公園ではバーバリーマカクが野生に近い状態で暮らしているためかつては知られていなかった驚くべき子育てのシステムを観察する事ができます。
バーバリーマカクの子供は王様のようです。
子供にとって大人のサルはまるで抱きついて楽しむおもちゃのようです。
子供は自分の母親が誰なのかは分かっています。
しかし母親にはたくさんのパートナーがいるため父親が誰なのかは分かりません。
このオスかもしれないし…こっちかもしれません。
オスにしても我が子を特定できないので全てのオスが幼い子供の父親の務めを果たします。
子供にしてみれば甘えられる父親がたくさんいるというわけです。
子供が困っていれば必ず誰かが助けにいきます。
しかし良い事ばかりではありません。
突然子供が大人にさらわれました。
2匹の大人は子供をいたぶり乱暴に扱います。
これはバーバリーマカク特有の行動です。
群れの中で序列の低いオスが序列の高いオスの同情を引くため子ザルを贈り物のようにささげるのです。
大家族という組織を成り立たせ争いを避けるための知恵ともいえるでしょう。
2匹のオスは群れの皆の前で盛大に歯を鳴らす音を響かせ満足感を示します。
(歯を鳴らす音)他にも特有の行動が見られます。
オスは子ザルを背中に担いだまま母ザルに近づきいかに自分が上手に世話をできるか見せつけます。
自分が子育てに優れている事をアピールして母ザルを誘惑し次の交尾の相手に選んでもらおうというわけです。
バーバリーマカクの世界では父親が誰でも何人いても全く関係ありません。
子供たちにとって大切なのは優しく愛情深いオスが父親として必要な時に近くにいてくれる事なのです。
動物の世界での父親の在り方はさまざまです。
誰が一番のイクメンパパか簡単には決められません。
世話をしないように見えても実は子供を静かに見守っているかもしれません。
いずれにしても父親とは子供が進むべき道をおのずと指し示す存在なのです。
何を燃やしているの?2017/01/07(土) 19:00〜19:45
NHKEテレ1大阪
地球ドラマチック「動物界のイクメンパパ大集合!」[二][字]

育児の担い手は母親ばかりとは限らない。父親が毎日20時間も子どもをおんぶするサルからオスが自ら出産するタツノオトシゴまで。動物界きってのイクメンたちが大集合!

詳細情報
番組内容
ヨーロッパフラミンゴのオスは「フラミンゴミルク」を出し、メスと共に育児をする。メスのサポートでは、アマゾンに生息するサル、ティティも負けていない。オスは授乳を終えた子ザルを毎日預かり、背中におぶって母ザルの帰りを待つ。サンバガエルは産婆のように背中をさすってメスの産卵を支え、卵を体に巻き付けて安全な場所へと運ぶ。タツノオトシゴはオスが自ら出産!知られざるイクメンたちを紹介。(2015年フランス)
出演者
【語り】渡辺徹