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書き起こし 探検バクモン「箱根」 2017.01.11

(田中)うわすごいこれ!うわすげ〜!これはすごいね。
ここは箱根大涌谷
2015年6月に大涌谷で噴火が発生。
箱根全体の観光客が激減した
せ〜の!フッ!お〜!
噴火からおよそ1年半。
厳しい時期を乗り越え箱根は今たくましく生まれ変わろうとしている。
過去を嘆くより笑顔で明日を迎えようとする人々と出会う

 

 

 


せ〜の!にんにん!さあ今回はですね噴火からおよそ1年半時間がたった箱根にやってまいりました。
すごい漂ってますねやっぱね。
今日はある方をご紹介したいと思います。
案内して下さいます原洋平さんです。
こんにちは。
どうぞよろしくお願いします。
どうぞこちらへ。
すごいかっこいい方ですよね。
案内は箱根町観光協会の原洋平さん。
老舗旅館の若旦那だ
一行は早速噴火が起きた現場大涌谷へ
はいではどうぞこちらにお願い致します。
はいどうぞこちらお願いします。
(サヘル)失礼します。
ゆっくりとね景色を眺めながら。
あでも来ますよ。
お〜!
(サヘル)うわ〜!お〜来ましたね。
噴火前には年間乗客数200万人を突破。
ギネス世界記録も持っていた箱根ロープウェイ
噴火の影響で運転休止になっていたが去年7月再開にこぎつけた
噴火の時にロープウエー止まってしまって1年…。
1年3か月ですね。
ですよね。
その間どういう思いで?そうですねやっぱり営業運転ができなくなったっていうのが一番先にありましたのでそれでも…何でお前が。
俺に聞いたから。
お前がこっちかぶったからだろ。
(サヘル)間違いないですね。
(田中)そりゃそうでしょう。
何ですか?救急セットは。
こういうのがあるんだ。
これですねやっぱりお客様ご利用になったお客様の安全を第一に考えるところで…
(サヘル)これは新しく入れたということですか?そうですね。
(たたく音)そんなたたかなくていいです。
音がいいです。
音はいい音です。
音のことじゃない。
後ろ側もすごい!ホントにすごい。
かなり登ってきましたね。
ここから。
あ〜すごい!うわすごいこれ!うわすげ〜!こんななってんの!これは驚いた。
(田中)すごいなぁ。
2015年およそ800年ぶりに箱根で起きたと言われる噴火
今はその火口からまだ噴気が立ちのぼっている状況だ
(サヘル)ね〜。
こういう景色もなかなかね再開してくれたことで見られますものね。
ロープウエーに乗ることおよそ10分。
一行は噴火が起きた大涌谷に到着
(サヘル)すごいですね!これはすごいわ。
(サヘル)すごいです。
(サヘル)うわ〜すごい!すごいねホントに。
あそこが火口だ。
(田中)いやいやいやいやすごいな。
展望台から見られるのが噴火によって出来た火口
今は直径15メートルほど。
噴火当初は直径20メートルほどだったが雨や風によって次第に小さくなっているという
山口珠美さんです。
(山口)こんにちは。
こんにちは。
よろしくお願いします。
大涌谷にある火山の博物館で学芸員を務める山口珠美さん
他にも硫黄が析出しているのが分かったりします。
(山口)そうですね。
きれいな色ですよね。
黄色の硫黄が見えたりとか。
噴火というと溶岩が流れ出たと思われがちだが大涌谷で起きたのは高温の地下水が飛び出す噴火だった。
規模も比較的小さなものだった
しかし大涌谷にある温泉の供給装置の一部が壊れた。
まだ復旧には至っていない
そうですね…
他にも火山に異常が起きていないか専門家たちが火山性ガスや水蒸気の濃度などを計測
今のところすぐ噴火につながる異常は起きていないと考えられている
いったんは収束した箱根の火山活動。
しかし日本は110もの活火山がある火山大国だ
今回の噴火で山口さんは火山のことをもっと多くの人に知ってほしいと新しい取り組みを始めている
その一つがこちらのクイズ!
あなたが万が一突然の噴火に遭遇したらどんな場所に避難すればいいか?爆笑問題と一緒に考えよう!
え〜?どこでもいいです。
(サヘル)もし噴火した場合どこに避難したらいいかってことですか。
あ田中さんはこちらですか。
(田中)普通考えたら。
後ろ。
後ろ側に。
高い方に。
(サヘル)太田さん。
(田中)かなりあえて行ったな。
しかも堂々と立ってるからね。
(サヘル)山口さんこういうふうに解答した方って?そうですね…
(田中)子どもだよお前は!じゃ僕はこのカメラの後ろ。
(田中)カメラねえんだよ!これはこの番組だけのカメラに決まってんだろ。
一番遠いとこね。
田中は建物のかげに。
サヘルは広くて高い場所に。
太田はできるだけ遠い場所に人形を置いた
いきますよ。
せ〜の!フッ!お〜!
さあ自分の身を守れたのは誰?
サヘル死んでます。
噴火は多くの場合まず岩が飛んでくる。
よってサヘルはアウト
(田中)足元にも来てますね。
(山口)足元にあるのがやっぱりポイントかなと思います。
やっぱりこう…これが一番ダメです。
噴火に遭遇した場合まず飛んでくる岩から頭を守りやり過ごせたと思ったら即座に遠くへ逃げる。
これが基本だ
今はこちら箱根の観光客の皆様に箱根がどういうところなのか大涌谷が去年何が起こったのかとかをこう見やすくですね分かりやすく伝えてそれをまた持って帰って自分の地域でじゃあ自分の地域に活火山あるのかなとかそういったところにつなげて頂けたらうれしいなと思ってます。
温泉大国である日本は裏を返せば火山大国でもある。
火山の恵みと怖さは表裏一体であることを今回の噴火は改めて知らしめた
次に一行が向かったのは噴火によって温泉が止まってしまったというホテル
どうぞこちらへ。
あ!
(サヘル)ホントだ〜。
浴場にはお湯がひたひたと。
もちろん正真正銘の温泉。
一体どういうことなのか?
いいね入りたいね。
(田中)入りたいけど。
これも温泉?その間はうちの地下から湧く井戸水を沸かして沸かし湯でやってました。
一応その間は皆さん大変だなっていうんで納得してくれたんですが…
(サヘル)そうなんです。
温泉が止まってしまったのになぜ復活したのか?
温泉の裏側を見せてもらうことに
(サヘル)何か伸びてますね。
(田中)えっ?あらあらあら!何か。
(田中)あれどうも!え〜!もうこれは一目瞭然。
「温泉宅配」って書いてあります。
温泉の裏側にはタンクローリーが!
遠くの源泉から温泉を運んできてもらっているのだ
お客様も別の温泉が楽しめるようになったって喜んではもらっています。
温泉が止まってしまった施設にとってこの「いい風呂」ナンバーが救いの神となった
ちなみに…私ここに住んでましたから…でも支配人ね色つや…
(サヘル)うらやましい。
やっぱり温泉にいる人は。
もとの白濁の温泉が復旧すれば温泉宅配とあわせて2種類の温泉を用意し噴火前よりパワーアップさせる予定だ
温泉のウワガワンダーランドには災害に負けず転んでもただでは起きない箱根の人々の姿があった

人間というものは見返りがお好きですね。
どうもパンダラです
見返りといえば2008年から始まった「ふるさと納税」という制度
好きな自治体に寄付をするとその土地にちなんだお礼の品をもらえることも
箱根町では噴火前と比べてふるさと納税の寄付金がなんと100倍に!
人間は見返りを期待するだけでなく人助けしたいという気持ちも持ち合わせているんですね
できるだけ多くの注目を集めようといろんな知恵を絞っている地域も
こちらは1年間地元の戦隊ヒーローになれる権利
…のサービスまで
ウフフ。
それではパンダラ〜
噴火からおよそ1年半がたつ箱根を訪れた爆笑問題
うわすげ〜!これはすごいね。
噴火で出来た新しい火口を目撃
そして温泉が止まってしまったものの思わぬ方法で乗り切る箱根の人々と出会った
続いて一行が向かったのは美術館や高級旅館が集まる人気観光エリア強羅。
噴火が起きた年には観光客数が大きく落ち込み夏の書き入れ時にもダメージを受けた
(田中)どうもどうも。
こんにちは。
う〜ん!ねえ。
そうか。
ありがとうございます。
ありがとうございました。
お気を付けてそちらも。
ありがとうございます。
忍者がいる!
一体何者?
昨日オープンした!?昨日オープンだもんね。
でもそのほら…なかなか勇気が。
そうなんですよね。
社長が…。
じゃ社長呼んで。
すぐ来るんだろうね。
(田中)遅いね。
忍者とは思えない。
「シャチョー」って。
大丈夫かな?この店大丈夫かな?だいぶ箱根変わりましたね。
今回初めて。
ハハハハ!そんなことか。
寒いしかない。
寒いしかない。
あっ社長すご〜い!社長だ。
すごい本格的だねこりゃ。
忍者もうちょっと速く歩きませんか?太ってるしねぇ。
(田中)もうホントに国籍もわかんない。
でも時期的に2015年の…。
そうですね。
あ盛り上げたいと。
はい。
東京から一番近い忍者の城で頑張っていきたいなと。
なるほどね。
でもうれしいですねこうやってね。
そうですね。
箱根にもやっぱり歴史がありますのでそれをこの風魔と絡めて広げてもらえればうれしいなと思います。
最後に忍者たちとっておきのポーズを披露したいとのこと
みんなでにんにんを。
(サヘル)あにんにん。
せ〜の!
(バラバラに)にんにん。
(サヘル)バラバラ。
見て下さいあそこ!どこどこ?「花詩」のお店の下に。
和菓子屋さんに「ロープウェイ全線再開へ皆様に感謝申し上げます」という貼り紙が
(サヘル)こんにちは。
お邪魔します。
ロープウエーが動くようになって本当にありがたいです。
やっぱり大涌谷がこうなってる時にパラパラしかお客さんが来なかったんですけど皆さん「応援に来ました」っていうことで来て下さって。
ロープウエーが再開した時に。
もうだからね本当に涙流しました。
ありがたくてもう本当に。
だから人の情けっていうのがしみじみその時に感じまして。
ロープウエーが再開するまでは先の見えない苦しい日々が続いたという
そうなんですよ。
だからそこでまたねでも本当に…ぜひその感謝の気持ちをねいつまでも忘れないで下さいよ。
(サヘル)ありがとうございました。
お邪魔しました。
続いて一行は強羅で最も行列が出来るというとんかつ屋さんへ
(田中)すごい並んでる!
(サヘル)すごい!
平日のこの日も60人待ちの人気ぶり
(田中)お邪魔します。
あどうもどうも!うわすごい従業員!あお母さんどうも。
あどうもどうも。
こんにちは。
こちら。
いらっしゃいませ。
はい。
こちらが44年続くお店の2代目田村洋一さん
箱根強羅観光協会の専務理事。
田村さんについた異名は…
(サヘル)うわ大きい!うわ!何ですかこれ!これはすごい。
うわ〜おいしそう!うわ〜!
(サヘル)すご〜い!
(サヘル)幸せそう。
あきた!
これが名物…
箱根自慢の豆腐を存分に生かした田村さんの自信作だ
いただきます。
ほらほら。
こういう豆腐。
うわ〜うまい!これは確かに並ぶね。
(サヘル)結構大きくいきますね。
そうなんです。
2015年5月気象庁は噴火の前兆が見られた大涌谷半径およそ300メートルに立ち入り規制をかけた
その報道の中には田村さんから見ると箱根全体が危険だという印象を与えるものもあり田村さんは激怒した
しかしそのことがネット上で批判の的に
え〜っ!?
田村さんは地元で暮らす実感としてさほど大きな危険はないと思っていた。
それでも商売を続けてはいけないのか。
田村さんは悩み続けた
そんな中気象庁が噴火の危険が高まったとして立ち入り規制を強羅のすぐ近くまで広げた。
田村さんはもはや悩んでいる場合ではないと感じた
もう終わったなと。
何を発信しても何をやっても。
だったら…
火山と苦楽を共にすることを決めた田村さん。
何が危険で何が安全なのかを知るために専門家に教えを乞うところから始めた
なおかつ一番集めたかったのは日本全国の火山の麓で商売してる方々を集めたかったんです。
もうホントにそういう人たちはいっぱいいるわけだから。
言わないとダメだよね。
江戸時代から観光地として歩んできた箱根。
その歴史で初めて噴火に見舞われた今大きな分岐点に立たされている
確かに観光と言えば…。
(田中)そうか。
当たり前という感じでね。
1年半前の噴火で箱根は厳しい状況に追い込まれた
だが悪いことばかりではない。
箱根にはよりたくましく明日へ向かう人たちがいる
2017/01/11(水) 20:15〜20:43
NHK総合1・神戸
探検バクモン「箱根」[解][字]

爆笑問題が、2015年に噴火が起きた箱根を探検。噴火の影響で観光客が激減し、厳しい状況に追い込まれた箱根。観光地として再び立ち上がろうとする箱根の今を目撃する!

詳細情報
番組内容
爆笑問題が、箱根を探検。箱根では2015年6月に噴火が発生。火口の周辺地域に立ち入り規制がかけられ、観光客が激減。厳しい状況に追い込まれた。しかし、箱根の人々は前を向いている。今回の噴火を受け、防災の知識普及に励む人々。噴火により供給が止まってしまった温泉で、温泉復活を成し遂げた人々。そして、噴火以降も箱根の人々を引っ張り続けた“箱根のボス”。観光地として再び立ち上がろうと奮闘する人々と出会う!
出演者
【司会】爆笑問題(太田光・田中裕二),【出演】サヘル・ローズ,【語り】木村昴,島本須美