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解説書き起こし 大相撲初場所 十二日目 2017.01.19

初場所もきょうを含めて残り4日間。
ただ1人10勝1敗の稀勢の里がきょう午後2時22分ごろ支度部屋に入りました。
きょうは勢との対戦が組まれています。
稀勢の里初優勝に向かって大切な4日間。
その稀勢の里。
白鵬、蒼国来、貴ノ岩逸ノ城4人が追う展開となっています。
きょう十二日目。
土俵は十両の取組5番目です。
正面解説は元・大碇の甲山親方⇒青色向正面アナウンサー⇒緑色リポーター⇒黄色で表示します。
十両の優勝争いは徳勝龍が2敗でただ1人先頭です。
3敗は大栄翔、宇良、誉富士大奄美4人が追う展開でしたが誉富士がきょう敗れて4敗と後退しました。
現在3敗は大栄翔、宇良、大奄美の3人。
その大奄美がきょう徳勝龍との対戦です。
この取組のあとが2敗の徳勝龍と3敗の大奄美です。

 

 

 

 


天風は7勝4敗。
2勝4敗から5連勝です。
黒星が先行したときには土俵際慌ててしまって突っ込んでしまったのでこれはいけないと落ち着いて反省して前に出るように心がけているということです。
確かに慌てて逆転負けというのが多かったですね。
甲山⇒馬力はありますからね。
自分で前に出ることができればというところは自分で分かっていると思います。
東は旭日松です。
旭日松は4勝7敗です。
後がありません。
先場所は寄り切りで天風が勝っています。
行司待ったです。
不成立。
いっぱいになってきたお客さんは天風いい相撲だというような拍手が起こりました。
やり直し。
今、天風は体当たりから左を差していきました。
差さずにがむしゃらに前に出て天風が押し出しました。
天風は勝ち越し。
旭日松敗れて4勝8敗と2場所連続の負け越しということになります。
天風は3場所ぶりの勝ち越しです。
旭日松が突き起こして。
先ほどの待ったになった立ち合いとはまた違った立ち合いをしてきたんですが天風は慌てませんでしたね。
落ち着いて前に出るというところが見えました。
これで天風が勝ち越しました。
旭日松は負け越しましたけれども残り3日間が大事になりましたね。
東の十両12枚目ですんでね。
もうすべて勝たないとね。
そういう星勘定になってきますね。
土俵上は十両の優勝争いの先頭9勝2敗の徳勝龍が東から上がりました。
西からは新十両で勝ち越しを決めている大奄美です。
現時点で星1つの差で3人が追っています。
そのうちの1人、大奄美です。
きのうは力真の突っ張りをしのいで逆に押し出して勝ち越しを決めました。
新十両での勝ち越し。
大奄美のきのうの勝ち越しを決めた一番をご紹介します。
きのうはあえて踏み込まずにいったというふうに言っていました。
それで相手との距離を取って前に出ることができたというふうに話していました。
これまで力真との戦いでは踏み込んでいなされて敗れていたのでこれまでの教訓が生きましたと話していました。
きのうの相撲もそうですが新十両の場所は立ち上がってから速く攻めるということを心がけているのが勝ち越しにつながっていると話しています。
大奄美は幕下時代に勝ち越してからほっとしてしまって気が緩んで敗れるということがあったので自分としてはこのあとが大事なんです。
きょうの相手には四つに組んだら自分が勝てないというふうに受け止めていると話していました。
大奄美は右四つ左上手という形を持ってますよね。
あたったあと少し待ったあとぐっと出ていくという感じですよね。
しかしきょうはぶちかまして一気に前に出たいというふうに言っていました。
しかし徳勝龍が今場所いいあたりをしています。
徳勝龍は左四つ大奄美が右四つということでけんか四つになります。
途中でこう着した状態になってどっちが自分の四つになるかというところだと思います。
一気には決まらないような気もします。
2敗の徳勝龍2敗を守れるかどうか。
大奄美はぶちかましから一気に出ることができるかどうか。
寄り切り徳勝龍の勝ち2桁10勝に乗せました。
2敗を守りました10勝2敗。
大奄美に敗れて8勝4敗と後退。
決まり手は寄り切りです。
大奄美が差しにいったんですか。
甲山⇒前みつをねらっていますね。
相手は左四つです。
簡単に左が入りました。
いったん徳勝龍は振りほどいてつきおこしていきましたね。
その前さばきというか自分十分の左四つにうまくなっていきましたね。
一瞬もろ差しにはなりました。
それで嫌がったんですね。
徳勝龍は相手が十分になったと思いきや振り払う能力が優れていますね。
そして自分の形にしていくんですね。
振りほどけなくても土俵際の突き落としなどそういう逆転技を持っていますからね。
これで四日目から9連勝徳勝龍です。
10勝2敗となりました。
ひげもだんだん濃くなっています。
これは乗ってきましたね。
場所後には挙式も控えています。
いやそれは関係ないですよと本人が言っていました。
心の奥底にあるでしょうね。
いや、それはあるでしょう。
2桁勝ちましたから十分にお客さんに恥ずかしくないような形でいけますね。
あと3番残っています。
再入幕をねらうには十両優勝というよりも再入幕という気持ちのほうが徳勝龍は強いんじゃないかと思いますよ、ここまできたら。
東の十両8枚目ですがこのまま13勝挙げればあるいは12勝でもそれでもチャンスが出てくると思いますよ。
平成25年名古屋には新入幕を果たしています。
平成26年九州場所での返り入幕幕内そのあとも保っていたんですが去年の秋場所大負けしまして4場所で2場所負け越しをしまして十両に下がりました。
まあやはり実力者ですね。
そうですね。
番付のこのあたりがきますと力が違うという感じがしますね。
土俵上の剣翔この一番に勝ち越しを懸けます7勝4敗。
2連敗のスタートでしたがそのあと6連勝し白星先行です。
一方新十両力真4勝7敗と苦しい星。
きのうは大奄美に押し出しで敗れました。
7敗目です。
3勝3敗から3連敗中。
3連敗しましたが十日目に阿夢露を破って連敗を止めました。
きのうは大奄美に敗れています。
新十両ということで持ち味の突き押し上手から振ったり動きが止まらない相撲がいいと思います。
いい突っ張り持ってますよね。
力真は。
勝ち負けにこだわらずに思い切って立ち合いはしっかり突っ張ってそのあとで流れで自分のものにしていけばいいと思いますよ。
寄り切り。
いい相撲でした力真。
5勝7敗としました。
立ち合いから突っ張っていきたいんでしょうが剣翔の張り差しによってまわしを取られかけました。
ここで剣翔の形になるかと思ったんですが上手を先に引いて力真は休みませんでしたね。
休んでしまいますと剣翔の形になっていくんでしょうが攻めをやめなかったのが力真よかったですね。
こういう相撲を残り3日間取りきるかどうかですね力真は。
剣翔勝ち越し7つ7勝5敗となりました。
若乃島が車いすで引き揚げていきました。
右ひざがごりっと言った痛いという感覚はなかった。
何も感じないような状態だと言って診療所に向かいました。
ちょっと心配ですね。
甲山⇒何も感じないという感覚はちょっと心配ですね。
分かりませんね。
天風は勝ち越しています。
徳勝龍勝って10勝2敗です。
3敗の力士はこのあと登場する宇良と大栄翔です。
宇良は安美錦と大栄翔は北太樹との対戦です。
十両の英乃海が幕内で相撲を取ります。
十両は2敗の徳勝龍がトップです。
現在のところ2敗でトップに立っています。
土俵上、山口と青狼。
先場所の両者の対戦は山口が勝っています。
青狼は先場所の十四日目に稽古場で腰を痛めました。
その腰の具合がもうひとつよくない中で今場所を迎え4連敗でした。
五日目くらいから腰に力が入るなってきました。
ここまで4勝7敗という成績です。
ようやく自分らしい相撲が取れるようになってきたという話をしていました。
左上手を取って自分の形になれば相撲を取れていますね。
変わった。
止まるのが精いっぱいでした。
向き直れませんでした。
腰はよくなってきたんですが左の膝がよくないようで今のような相撲ですと対応できません。
青狼です。
勝ったのは山口。
決まり手は押し出し青狼は負け越しました。
青狼にしてみればどうしても守ってしまいますと腰とか膝に負担がかかります。
立ち合いしっかりあたって攻めていこうという気持ちであたっていったんですね。
そうした中で変化ですからね。
左の前まわしを取るつもりでいったら逆方向に力士がいなくなりましたね。
相撲はなかなか難しいですね。
山口勝って6勝6敗星を五分に戻しています。
解説は元大碇の甲山さんです。
十両は徳勝龍が終盤残り3日間も中心になってきそうですね。
甲山⇒相撲内容がいいですね。
勝ち方もいいですね。
それを追っていた4人のうち2人が負けてしまいました。
このあと宇良と大栄翔どうですか。
この両力士は相撲内容徳勝龍に負けず劣らずいいですよ。
両力士は残り4日間になりますが優勝争いという点では分かりませんね。
花道の奥に阿武咲の顔が見えます。
そのあとに大栄翔が登場してきます。
宇良は本当にお客さんが喜ぶ相撲を取りますね。
土俵際の粘り、しぶとさといったところがお客さんを引き付ける要素がありますね。
甲山さんもどちらかというと小兵とまでは、自分の意識の中ではどうですか。
甲山⇒小兵という意識はありました。
でも攻めていく相撲でしたね。
宇良はもともとは変則相撲でしたが1場所2場所前に出る圧力が着実についてきています。
ひねった、上手ひねり。
旭大星の勝ちです。
6勝6敗と星を五分にしました。
東龍は4勝8敗と負け越しです。
相手に前まわしを取られて最初起こそうとしたんですが起こすことができず上手を取ってそのあとでしたね。
甲山⇒立ち合いは自分得意の左上手を取ったと思いますが旭大星が頭を上げずに下から押っつけながら両上手を取っていました。
食い下がり、引き付けが強かったですね。
引き付けてまわしが伸びましたけれどもそのあとのひねりがうまかったですね。
引き付けによって相手が守りの体勢になるんですね。
そこでタイミングよく上手ひねり。
旭大星の持ち味が出ましたね。
満員の館内が熱気を帯びてきました。
宇良が登場しました。
しかも相手はベテランの安美錦。
宇良が8勝3敗、安美錦は4勝7敗。
西の十両7枚目。
白星を1つでも上積みしていきたい安美錦です。
先場所初めて両者顔が合いました。
そのときは引き落としで安美錦が勝ちました。
宇良は頭が低いんですけれども前にあまり落ちませんね。
その中で先場所は安美錦の引きに落ちました。
張ってからという相撲でしたね。
右で張って相手が頭を下げにくるところを頭を押さえてということでした。
立ち合い、低い相手に対して安美錦は張り差しですね。
張り差しといっても下から突き上げるような張り差しです。
これをたまに出すんですけれども宇良は先場所そういうのを初めて味わったと思うんです。
それで今場所。
先場所の相撲を感じてのきょうの場所なのでいろいろ宇良も感じていると思いますよ。
安美錦は相手が意識しているという中でどういう立ち合いを選択するんでしょうか。
本人自身も今場所調子がよくない中で相手も調子がいいということで立ち合い恐らくまた同じような立ち合いでくるんじゃないですかね。
下から張ってきますか。
それに宇良が対応できるかどうか。
前に出る圧力は宇良は増していますね。
安美錦も簡単にははたきもできないと思うんですよね。
はたいても落ちないでついてくる宇良ですよね。
きのうも山口の足を取りにいって相手が嫌ってはたいてくるところを突いていきました。
送り出しました。
拍手
宇良の勝ち。
9勝目です。
9勝3敗。
安美錦が4勝8敗と負け越しです。
やはり宇良は先場所の相撲が頭にありましたね。
立ち合いまともにしっかりあたっていく立ち合いではなかったですね。
張り差しを意識していました。
後ろに下がっていたのは手が届かない位置ですよね。
そうです。
そしてもろ手突き気味に両手を出していきましたね。
いつも左を差すというか頭を下げながら左を出していくんですけれども。
手をやや出しながらですね。
これで安美錦も立ち合いやりにくかったかもしれないですね。
安美錦は頭であたっていきました。
押し込んでのはたきからすくい投げ。
でも宇良はよく残りましたね。
流れとしては安美錦でしたけれどもね。
途中で流れが変わりました。
そして送り出して宇良の勝ちです。
安美錦のはたきも強烈なんですけれどもそれは頭に入っていますし宇良は足腰もいいですからね。
またきょうも大きな拍手をもらって花道を引き揚げていきます。
9勝目ですからね。
もう来場所の新入幕といった希望が見えてきましたね。
東の十両3枚目です。
残りあと3日間ありますからね。
全部負けたとしても9勝6敗で3つ勝ち越しています。
3枚目ですと上がる可能性があります。
この勢いからしてまだ勝ち星はつく感じがしますね。
あと1つ勝てばほぼ間違いないということでしょうか。
周りの勝ち負け、負け越しとかいろいろありますけれども。
ライバルとの関係もありますよね。
宇良の相撲で館内が一気に温まった感じがしますね。
そうですね。
土俵上は千代丸と小柳です。
小柳は新十両の先場所は11番勝ちました。
今場所は東の十両6枚目。
どうでしょうか。
もう少し活躍を期待した声もあるんじゃないですか。
期待は大きいんですけれども実力どおりの相撲はまだ取れていませんよね。
それは精神的な部分なんですかね。
まあでもやはり同じ十両、関取ですからね。
そう甘くはないといったところでしょうかね。
これから伸びていくといった意味ではまだまだもっと実力を発揮してもいいと思うんですよ。
素質はあると思います。
千代丸との対戦は初めてです。
千代丸はまわしを取られると相撲にならないと思います。
離れて突き押しの中でお互いの突っ張り合い、突き押しの中で勝負を決めたいというところでしょうか。
小柳も基本押し相撲です。
あまりまわしを取りませんからね。
行司は木村銀治郎です。
押し出しました、小柳の勝ち。
これで小柳4勝5敗から3連勝です。
7勝5敗としました。
千代丸は敗れて5勝7敗です。
千代丸は例によってもろ手で起こしてからの引きでしたね。
そうでしたね。
突きからの引きが全く通じませんでしたね。
こういった相撲内容を見るとやはり小柳のポテンシャルというか持って生まれたものがひとつ違うような気がしますね。
きのうも旭秀鵬のかち上げにものともせず出ていきました。
きょうももろ手で引かれるのは分かっていても出ていきましたね。
気持ちを入れ替えたような相撲内容ですね。
これで7勝5敗とした小柳です。
十両は残り3番です。
お客さんは十両の取組の途中くらいから本当に満杯になってきました。
そうですね。
阿武咲と旭秀鵬です。
阿武咲は7勝4敗とこの一番に勝ち越しを懸けます。
旭秀鵬は6勝5敗です。
3勝4敗で中日を迎えた阿武咲ですがそのあと4連勝。
一気に7勝4敗と勝ち越しにあと一番と持ってきました。
阿武咲はよく稽古するようですしね。
相撲内容がいいですよね。
きのうも豊響を下から押し込んでからの右突き落としでした。
身長はそんなに大きいほうではないので立ち合いあたってから先手を取れれば阿武咲のペースに持ち込めますよね。
176cm、旭秀鵬は190cmあります。
6勝3敗から旭秀鵬は2連敗中で6勝5敗。
この両者は去年の名古屋場所で顔が合っています。
そのときは旭秀鵬がはたき込みで勝っています。
3場所ぶりの対戦です。
制限時間いっぱいです。
はたき込み旭秀鵬の勝ちです。
7勝目、7勝5敗。
阿武咲勝ち越しなりませんで7勝5敗です。
去年の名古屋のときも旭秀鵬がはたき込みで勝ちました。
下からまず阿武咲が。
甲山⇒下手を取って阿武咲が出ていきました。
一瞬、土俵際ではたいて引いてしまいましたよね。
それによって旭秀鵬に余裕を与えてしまいました。
あそこで引かずに一気に前に持っていくことができればいいでしょうね。
旭秀鵬の手の出し方がうまいのか嫌がって阿武咲が引きました。
それを嫌がることなく前に出ていくことができるようになればまた違うようになると思います。
1回はたき込みで負けているので注意しながらいこうとして腰を浮かして引いてしまいました。
そしてはたき込まれるということになりました。
阿武咲5連勝になりませんでした7勝5敗です。
3敗のもう1人の力士大栄翔が土俵上に上がりました。
きのうは徳勝龍と2敗どうしの対戦、押し込みましたけれど左からのはたきで落ちてしまいました。
大栄翔8勝3敗。
きょうは徳勝龍が勝って10勝2敗と星を伸ばしました。
3敗力士の4人のうち誉富士と大奄美が負けて宇良が勝ちました。
今場所は2連敗のスタートのあと8連勝で2場所連続の勝ち越しを決めました。
きのう敗れました。
内容はいいですね。
高山⇒本人は前に出ることができて流れとしてはよかったと言っています。
8連勝のときは勝ったすべての相撲で足がよく出ているのが勝ちにつながったということです。
去年、年末に急性腸炎になった先場所よりも10kgくらい痩せて今場所を迎えました。
今154kgなんですが逆に体が軽くなったことで今場所動きがよくなったと本人は分析しています。
ちょっと前は太りすぎだったかなと言っています。
十両の優勝争いの中にいますが本人は優勝というよりも幕内に戻りたいという意識が高くてよりレベルの高いところで相撲を取りたいという思いが強いようです。
残り4日間星の上積みが大切になるときょうも手と足を出して突ききりたいと話していました。
西の十両2枚目ですのでこのあとの相撲が大事になってきます。
甲山⇒体重は10kg痩せたというふうには見えない体です。
張りですよね。
太りすぎというのもあれですね問題ですね。
ある程度、相手に圧力をかけて動ける体重というのがあるんですね。
自分のベスト体重というのはあるでしょうね。
押し倒しました大栄翔の勝ちです。
3敗を守って9勝目9勝3敗。
北太樹、敗れて2勝10敗。
思い切った変化しかしそれを残しました大栄翔。
よく残しましたね。
立ち合いで決まったかと思いました。
決まり手は押し倒しです。
変化して上手。
本人が言う体重が落ちて動きがよくなったというところでしょうね。
向き直ってからの攻めも速かったです。
今場所の勢いの違いですね。
振り向きながら右手を出していました。
負けが込んでいると簡単に落ちてしまいます。
勝っていると気持ちの面でも動きがいいですよね。
左手も手繰られそうになりましたがすぐ体を防ぎました。
逆に北太樹のほうが不運な負け方もあって流れが悪いです。
北太樹、待ったが認められなかったり、その気はなくても反則を取られたり。
気持ちを入れ替えて開き直って自分の相撲を取りきるという気持ちでいってもらいたいですね。
幕下上位5番からの勝敗です。
徳勝龍は2敗を守っています。
十両はあと一番です。
もう1人の十両力士、英乃海はきょう中入り後、幕内最初の取組で相撲を取ります。
2敗で徳勝龍が優勝争いの先頭3敗、星1つの差で大栄翔と宇良が追っています。
2敗3敗の3人は動きがいいですね。
いいですね。
元気な相撲を取っています。
宇良と徳勝龍は同じ木瀬部屋で対戦がありません。
大栄翔のほうは両力士とあたっています。
宇良とあたったのかな。
宇良とはあたっていますね。
もう3人の対戦はないということですね。
お客さんとしては決定戦とか見たいですけれどね。
同部屋というのもおもしろいし。
琴恵光と豊響ともに5勝6敗どうしです。
式守錦太夫が合わせます。
網打ちを見せましたが軍配は琴恵光。
物言いです。
崩れながらの逆転技。
琴恵光、土俵際の逆転技は得意としています。
そうですね。
左を差したあとの網打ち。
得意技の1つですからね。
琴恵光の左のかかとと豊響の体ですね。
体も返っていますけれど。
返りながらも豊響は倒れていません。
上でくるっと回って足が出ている。
豊響を死に体と取るのか琴恵光が残っているようにも見えました。
琴恵光は網打ちで。
豊響の足の甲が土俵についたようにも見えました。
軍配は琴恵光に上がっています。
友綱審判長です。
友綱⇒ただいまの協議について説明いたします。
行司は琴恵光に上がりましたが同体ではないかと物言いがつき琴恵光のかかとが落ちるのと豊響の体が落ちるのが同時と見て取り直しといたします。
琴恵光は今場所は初日の小柳戦で網打ちを決めています。
網打ちが得意というのもあまり使っていいかどうかも分かりませんが。
土俵際、簡単に諦めないといったところですね。
小兵の部類に入りますからそういった粘りは必要ですよね。
琴恵光は突っ張りも持っていますし差し手もうまいです。
きょうも差しにいきました。
豊響もそれに合わせたような感じで差しにいきました。
右を抱え込んでかまわず圧力で出ていったんですけれども先ほどの相撲が豊響は頭に入っていますから土俵際きっちりというイメージで相撲を取るんでしょうね。
馬力は豊響のほうが上ですからね。
豊響としては差さずに押っつけたりを起こしたりして

あるいはのど輪、そのあたりをしていこうとするのか。
豊響、足がもつれてバランスが崩れました。
琴恵光の勝ちです。
落ち着いて押していったんですが豊響。
琴恵光はよく我慢しました。
相手の出足、馬力をいなすことなくふんばって我慢したことがよかったです。
取り直しの一番、琴恵光はたき込みで勝ちです。
十両の解説は甲山親方でした。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
館内アナウンス⇒西方幕内土俵入り。
先導は木村要之助大砂嵐
(おおすなあらし)エジプト出身大嶽部屋佐田の海
(さだのうみ)熊本県出身境川部屋千代鳳
(ちよおおとり)鹿児島県出身九重部屋逸ノ城
(いちのじょう)モンゴル出身湊部屋大翔丸
(だいしょうまる)大阪府出身追手風部屋錦木
(にしきぎ)岩手県出身伊勢ノ海部屋蒼国来
(そうこくらい)中国出身荒汐部屋石浦
(いしうら)鳥取県出身宮城野部屋碧山
(あおいやま)ブルガリア出身春日野部屋琴勇輝
(ことゆうき)香川県出身佐渡ヶ嶽部屋嘉風
(よしかぜ)大分県出身尾車部屋豪風
(たけかぜ)秋田県出身尾車部屋栃煌山
(とちおうざん)高知県出身春日野部屋勢
(いきおい)大阪府出身伊勢ノ海部屋荒鷲
(あらわし)モンゴル出身峰崎部屋御嶽海
(みたけうみ)長野県出身出羽海部屋関脇・正代
(しょうだい)熊本県出身時津風部屋大関・琴奨菊
(ことしょうぎく)福岡県出身佐渡ヶ嶽部屋大関・豪栄道
(ごうえいどう)大阪府出身境川部屋十二日目です。
西方の幕内力士の土俵入りです。
平幕で9勝2敗できている力士がこちら2人います。
まず逸ノ城。
十分の形になれなくても攻めるというその気持ちが相撲に表れています。
蒼国来、土俵を下りました。
幕内20場所目ですがこれまで2桁の白星がありません。
今場所は相撲に余裕が感じられます。
徐々に優勝争いも絞られつつあります。
10勝1敗大関の稀勢の里ただ1人です。
2敗で横綱白鵬と貴ノ岩、蒼国来逸ノ城です。
館内アナウンス⇒東方土俵入り先導は式守錦太夫千代皇
(ちよおう)鹿児島県出身九重部屋千代大龍
(ちよたいりゅう)東京都出身九重部屋臥牙丸
(ががまる)ジョージア出身木瀬部屋貴景勝
(たかけいしょう)兵庫県出身貴乃花部屋輝
(かがやき)石川県出身高田川部屋貴ノ岩
(たかのいわ)モンゴル出身貴乃花部屋魁聖
(かいせい)ブラジル出身友綱部屋千代の国
(ちよのくに)三重県出身九重部屋北勝富士
(ほくとふじ)埼玉県出身八角部屋妙義龍
(みょうぎりゅう)兵庫県出身境川部屋千代翔馬
(ちよしょうま)モンゴル出身九重部屋遠藤
(えんどう)石川県出身追手風部屋隠岐の海
(おきのうみ)島根県出身八角部屋松鳳山
(しょうほうざん)福岡県出身二所ノ関部屋宝富士
(たからふじ)青森県出身伊勢ヶ濱部屋小結・高安
(たかやす)茨城県出身田子ノ浦部屋関脇・玉鷲
(たまわし)モンゴル出身片男波部屋大関・照ノ富士
(てるのふじ)モンゴル出身伊勢ヶ濱部屋大関・稀勢の里
(きせのさと)茨城県出身田子ノ浦部屋藤井⇒こちらで9勝2敗は貴ノ岩です。
口かずはあまり多くありませんが闘志あふれる相撲を取ります。
去年の名古屋場所も優勝争いの一角にいた経験があります。
しんがり稀勢の里今度こそ初優勝をという周りのファンがどれだけで願っていることでしょうか。
何よりも本人が稀勢の里自身が優勝への思いは強く持っているのは間違いありません。
きょうを含めて4日間です。
きょうは勢との対戦が組まれました。
正面解説は元大関・栃東の玉ノ井親方⇒青色向正面解説は元関脇・旭天鵬の大島親方⇒緑色リポーター⇒黄色で表示します。
ニュースは横綱白鵬土俵入りのあとお伝えします。
日馬富士は七日目から休場鶴竜は十一日目から休場です。
西の横綱日馬富士が休場したときは方屋が白鵬が西に回り中日からきのうまで西方から優勝、きょうから鶴竜が休場することによって東方から入場します。
1人の横綱が2回も方屋を変わったのは6場所制で昭和33年から初めてのことです。
きのうからの終盤戦で三ぞろえの化粧まわしも変わりました。
横綱になっておよそ10年です。
その中で3場所連続で優勝を果たせなかったのは今回で僅かに3回目4場所連続優勝を逃したのは一度もありません。
このままいきますと稀勢の里との千秋楽直接対決です。
解説は栃東の玉ノ井さんです。
白鵬の心の内はどうでしょうか。
玉ノ井⇒いつもと変わらないと思います。
2敗したときの負け方を見ると見ている皆さんはあれといった感じに思ったと思います。
そのあと立て直してきています。
きのうも自分の形になって上手は切られたんですけれども相手の下手を切ってもろ差しになって前に出る。
場所で負けることもあるということです。
そこは気にせずにこの横綱、集中力、身体能力の高さがあります。
いろいろな意味でいろんなことを考えて相手を想定してやると思います。
自分は気にはしてないと思います。
稀勢の里を星1つ追う形で横綱白鵬です。
きょうは白鵬は結びで栃煌山戦。

 


生字幕放送でお伝えしています

大詰めが徐々に近づいてきています。
きょうも含めてあと4日。
初場所十二日目。
幕内の取組がまもなく始まります。
ここまで10勝1敗稀勢の里ただ1人。
正面の解説は元栃東の玉ノ井さんです。
この展開をどう見ますか。
玉ノ井⇒4日間終わってみなければ分からない感じがしますね。
稀勢の里有利とは言えませんでしょうか。
まあ1つリードしているのは確かなんですが後半の3日間ですよね、十三日目から千秋楽残りが鍵を握ると思います。
前半戦、五日目の玉ノ井さんの解説の中でもそういった話があったと思いますが。
大抵はこの最後の3日間で崩れる展開が多いので、力があることは誰が見ても分かるんですがこの3日間を自分の集中力で自分の相撲が取れるかというところなんですね。
やや中日あたりから少し相撲がどうかなと思うところがありますが稀勢の里の中日から4番をご覧いただきます。
実況⇒突き落とし。
稀勢の里なんとか土俵際ふんばって勝ち越し。
実況⇒左を差し込んだ。
左四つ。
寄り切りました、琴奨菊の勝ち。
九日目、土がつきました。
1敗。
実況⇒1枚上手で寄る。
照ノ富士残す。
上手を引き直した。
寄り切り。
実況⇒遠藤が右の前まわし。
遠藤が攻める。
小手投げ、稀勢の里勝ちました。
10勝1敗。
というこのところの相撲でしたが内容を見てどうですか。
立ち合いは全部攻め込まれていますね。
左が入ってもちょっと立ち腰で足がそろっているんですね。
足が出ていないときもあります。
そういうところを見るとちょっと稀勢の里らしさが出ていないのかなと思います。
さあこのままいけるのかどうか。
全部勝っていけば稀勢の里初優勝ということになります。
土俵が制限時間いっぱいです。
十両の英乃海が土俵に上がっています西方。
ここまで5勝6敗。
千代皇は4勝7敗です。
右の英乃海は通算300回の区切りの土俵です。
千代皇、寄り切りの勝ち。
英乃海も5勝7敗です。
互いに右四つ十分でしたが千代皇が左の上手を引きました。
今場所の新入幕力士の1人千代皇です。
これで5勝7敗としました。
あすの対戦相手は妙義龍です。
英乃海は5勝7敗であすは十両での取組です。
きょう向正面は元旭天鵬の大島さんです。
このあとの展開ですが稀勢の里はこのまま逃げ切っての初優勝があるかどうか。
大島⇒私が優勝したときも1敗で先を走っていました。
そうでしたね。
2つ差がありましたね。
そうですね。
そこから逆転ということになりました。
ここ何日かがいちばんきついんじゃないですかね。
稀勢の里もなんとしてもという思いがあると思いますがきょうは勢との対戦、追いかける白鵬は栃煌山戦です。
徐々に初場所の優勝決定の日が近づいてはきていますが終盤戦十二日目。
先ほどの千代皇が新入幕ならば土俵に上がってきた貴景勝ももう1人の新入幕。
対戦相手は大翔丸です。
佐藤改め貴景勝です。
中盤に4連勝がありましたが九日目から3連敗。
対戦相手の大翔丸。
互いに押しを得意とする力士です。
千代皇は7敗で踏みとどまりましたが貴景勝も4勝7敗です。
立ち合いは互角かと思いましたね。
玉ノ井⇒すぐ引いてしまいましたからね。
そこを貴景勝が前に出るという内容でした。
引いてまともに呼び込んでしまった大翔丸。
決まり手は送り出しです。
2人とも5勝7敗です。
平成29年初場所も大詰めに近づいています。
きょうは千秋楽の表彰式で優勝力士に贈られる品々をご紹介しようと思います。
まずなんといっても賜杯からご紹介します。
国技館のエントランスの正面真ん中に賜杯があります。
優勝旗、総理大臣杯などが飾られています。
まず賜盃です。
優勝力士しか抱くことができません。
大正15年の一月場所からこの賜杯が優勝力士に手渡されることになりました。
現在の賜盃は昭和3年の一月場所から幕内最高優勝力士に授与されています。
29kgの重さ、1m7cm。
銀のプレートがいちばん下に付いています。
各場所の優勝力士の名が刻まれています。
かつては大相撲が東京と大阪に分かれていましたが賜盃をいただくのが東京だけでは恐れ多いということで東京大阪の協会が合併することになりました。
大正の末期のことです。
やはり栃東の玉ノ井さんも抱いた経験がおありですが重みが違いますか。
玉ノ井⇒そうですね。
それが優勝の重みでしょうね。
29kgという重さとはまた違うんじゃないですか。
そうですね。
全部が終わったあとに優勝で名を読み上げられて土俵に上がってそれを理事長からいただくんですがすごくどっしりとした感じでしたね。
その賜盃を今場所、千秋楽に抱くのはどの力士になるのか。
土俵は佐田の海と輝です。
佐田の海7勝4敗輝6勝5敗。
去年の初場所、1年前が初顔でした。
そこから佐田の海3連勝。
先場所は輝が突き出しで勝っています。
佐田の海は7勝4敗勝ち越しが見えています。
今場所は攻める姿勢が十分うかがえます。
東方は輝。
このところ十日目十一日目連勝中です。
突っ張りから中に入っていく相撲があります。
行司は木村元基。
突き出しました輝の勝ち。
きょうは佐田の海が勝ち越しはありません。
両力士ともに7勝5敗です。
長身、腕も長い輝の攻め向正面には旭天鵬の大島さんです。
大島さん輝の相撲どうでした?大島⇒きょうはいいです。
手も伸びていたし足も出ていました。
いいときとよくないときが輝はありますね。
よくないときはどういうときですか。
きょうの相手は体重があまりないので突きやすかったと思うんですが大きい力士だとすぐに組んでしまうんです。
そこからなかなかもう1つ攻めがないということがありますね。
突きが出ているほうがいいんですか?そうですね。
きょうみたいな相撲をやっていればもっと上にいくと思うんですがきょうは完璧でした。
かわる土俵は貴ノ岩9勝2敗です。
錦木、対戦相手優勝争い、稀勢の里1敗2敗では白鵬をはじめとして平幕3人そのうちの1人が貴ノ岩です。
貴ノ岩の優勝決定戦、そこではできませんでした。
それにしても千秋楽まで優勝を争ったことがあります貴ノ岩。
貴ノ岩のリポート。
去年の名古屋場所のときは終盤星の差1つでずっとついていきました。
千秋楽だけは優勝を意識というか勝って決定戦に出たいという気持ちがあったということです。
それはかないませんでした。
頑張れば名古屋場所のような活躍ができるんだ。
いい経験ができたと振り返っていました。
今場所も同じような展開になればと思いますがまず千秋楽まで一番一番自分の相撲に集中していくそういうことだけですと言っていました。
優勝を意識するというわけではないですね。
向正面は優勝経験のある旭天鵬の大島さんです。
平成24年の夏場所の優勝経験のときにそんなに意識はなかったですか。
ないですね。
十四日目に大関琴欧洲に勝ってそこで初めてちょっと意識しました。
それまでは成績がよくても意識はしていませんでした。
貴ノ岩がじっくり見てしまいました。
強烈な張り手。
勝ったのは貴ノ岩。
錦木の張り手、空振りでした。
貴ノ岩、きょうも気迫を見せて10勝目です。
ばちんという張り手の音が国技館に響きました。
満員の客席がどよめきました。
玉ノ井さんあの張り手はやや脇が空いてしまったかと思いましたがどうでしたか?まあそうですね。
張り手にいってそのあと錦木も張り手にいきましたね。
錦木もカッとしたでしょうね。
差せなかったんですね。
とったりにいきましたね。
錦木が腕を持っていました。
張りにいったんですが錦木は空回りでしたね。
貴ノ岩10勝目です、10勝2敗向正面の大島さんは貴ノ岩どう思いますか、優勝へ意識はあると思いますか。
優勝は意識していると思いますよ。
そういうことを考えた一番だったと思いますよ。
完全に勝ちにいきましたね。
ということは一度経験のある千秋楽まで争ってということでしょうか。
以前、名古屋でそういう経験をしましたから貴ノ岩は意識はしているんじゃないですか。
錦木のリポート左のほおが真っ赤になって帰ってきました。
張り手などということは錦木はめったにやらないんですが慣れないことをしてしまってあれがいけませんでしたと反省していました。
張り手は有利にあたることもありますが全く逆に中に入られてしまうということもあります。
土俵上、大砂嵐と対戦です。
入門したときは大変お世話になった。
大鵬さんが亡くなって4年がたちましたきょうは大鵬さんの命日です。
大嶽部屋上げて必ず初場所は場所前年明け早々にお墓参りに行くそうです。
そして命日の日は部屋に戻って師匠にあいさつしてそのあと大鵬さんの仏壇に手を合わせるということです。
直接、大砂嵐は大鵬さんと稽古をしたことありませんがしこ、てっぽうをやればすぐ関取になるよとそのときは幕下だったんですがそのことをいちばん大事にしているという大砂嵐の話でした。
魁聖が寄り切りで勝ちました。
きょうは大鵬さんの仏前によい報告をすることができませんでした大砂嵐。
魁聖もこれで十分ですが番付のわりには魁聖が星が伸びませんね。
玉ノ井⇒そうですね。
自分の形にならせてもらえないというのがあるでしょうね。
それだけ相手もいろいろ考えているということですね。
きょうは得意の形になりました。
魁聖です。
先ほどは賜盃をご紹介しました。
千秋楽の表彰式で賜盃のあとに審判部長から授与されるのが優勝旗です。
短冊には各場所の優勝力士のしこ名が記されています。
およそ2年分の優勝力士の名前が飾られます。
賜盃は大正15年からですが優勝旗は優勝制度が設けられた明治42年から授与されています。
ただ当初は東西制だったために優勝した力士個人に授与されるようになったのは昭和7年からです。
オープンカーでの表彰式のあとパレードが行われますがそのとき、優勝旗もともに掲げていきます。
旭天鵬、優勝のときですね大島さん。
優勝旗を持っているのはなんと白鵬ですね。
大島⇒懐かしいですね。
白鵬が優勝が決まった瞬間に私が優勝旗を持ちますと宣言しましたね。
それでこのような形になりました。
モンゴルの先輩に敬意を払ってということだったようですね。
うれしかったですね、本当に。
忘れることはないでしょう。
忘れないですね、相撲人生でいちばんじゃないですかね。
優勝旗を持つのは優勝力士ではありませんがそれでもこのときは非常に珍しいケースだと思いますが一門の横綱白鵬が優勝旗を旗手として持ってくれたということですね。
今度は土俵に注目です。
石浦と千代大龍です。
石浦は入幕2場所目。
先場所は大活躍でした。
あの先場所の巧みな相撲がちょっと今場所は影を潜めているようです。
石浦の相撲はどうですか。
玉ノ井⇒ちょっと先場所の勢いというのでしょうか。
それが今場所見られませんね。
体が小さい分いろんなことを考えて取っているんだろうと思いますがまず基本は前に出て攻めることですね。
先場所はそのとおりの相撲ができていたので今場所もその形でいくのかなと思ったんですけど。
相手もいろんなことを考えてきてなかなか自分の相撲をさせてもらえないというところもあるでしょうね。
きょうは千代大龍戦です。
この2人は十両時代2回の対戦があります。
いずれも石浦が下手投げ、送り出しで中に入って勝っています。
ところが先場所幕内での対戦は初日でした。
千代大龍が突き起こして出てそのあと、はたき込みで石浦を破りました。
きょうは石浦の形。
5勝7敗、千代大龍も5勝7敗。
見事な間合いですぱっと中に飛び込んだ石浦。
きょうはどうでしょうか。
今場所いちばんの相撲じゃないですか、中に入って。
ちょっと立ち合いくっと下がるようになってあたりましたね。
千代大龍の中に入っていくような形ですよね。
かつて舞の海さんがよくやっていたような潜るような形ですね。
それからの攻めがいいですね。
相手に密着しながら前に出ていきました。
先場所はきょうのような相撲内容でしたね。
きょうのような相撲なら観客も当然沸きますしとてもいい内容でした。
寄り倒しで石浦が勝ちました。
石浦の横から2敗の逸ノ城が土俵に上がりました。
10勝目、星を伸ばした貴ノ岩のリポートです。
自分の立ち合いの張り手はとっさだったと言っていました。
相手の張り手にはうまく対応していましたよと話を向けるとそうでしたかとうれしそうでした。
いちばん最初に2敗の中では10勝目を挙げた貴ノ岩です。
2敗の逸ノ城も土俵です。
今度は総理大臣杯のご紹介です。
昭和42年当時の佐藤栄作首相と双葉山の時津風理事長との間で優勝力士に内閣総理大臣杯を贈ることが決まりました。
昭和43年の初場所。
このときは幕内最高優勝は横綱佐田の山でした。
6回目の優勝でした。
その佐田の山の手に初めて内閣総理大臣杯が授与されました。
ことしちょうど50年目に入ってきました。
実はこれ賜盃よりもはるかに重いおよそ41kg。
したがって先場所の鶴竜の優勝の様子ですけれども麻生さんから渡されましたが相当の重みがあります。
賜盃よりも12kgほど重い内閣総理大臣杯です。
佐田の山が初めて内閣総理大臣杯第1号として受け取りましたが翌昭和43年の春場所は序盤で佐田の山2勝3敗となったところで突然の引退でした。
当時は佐田の山2場所連続優勝のあとの序盤2勝3敗でもう引退という。
私もまだ小学生でしたがそのニュースを聞いて本当に驚いた思いが今もあります。
さて土俵です。
好取組です。
西方、逸ノ城、東方、北勝富士です。
先場所は北勝富士が押し出しで勝ちました。
北勝富士が左からのはずで起こして一気に出ました。
逸ノ城も新入幕の場所だいぶ前、3年前の秋場所ですが千秋楽まで優勝を争ったことがあります。
大関2人を破りました。
そして十三日目には横綱の鶴竜も破りました。
十四日目ついに横綱白鵬との対戦も新入幕で組まれましたがさすがに白鵬に勝つことはできませんでした。
きのう勝ち越しを決めた入幕2場所目、北勝富士です。
今場所は本当に生きのいい相撲を取ります。
逸ノ城はこの場所あまり引く場面はいつもほど多くはありません。
それだけ攻める相撲が見られます。
木村寿之介が合わせます。
逸ノ城が先に手をつきました。
寄り切り、逸ノ城も10勝目。
立ち合いがちょっと上体が浮きかけましたが、そのあとは落ち着いて取りました。
玉ノ井さん、どうですか。
立ち合い、右からかち上げにいったような感じだったのかな。
そんな形に見えたんですけど。
そこが入らずに。
ちょっと見てみましょう。
なんとなくそうですね。
そしてすぐ右を差してかいなを返すような形ですね。
まだ下手は取ることができないんですが途中で下手を取りました。
やっぱりこのような形になれば逸ノ城の形ですよね。
今場所は自分の形になってから前に出る攻めがいいですね。
上手も取りますし少し体が痩せた分動きがよくなっていますね。
一時期よりもかなり絞って今190kg少々という話です。
何か不気味な感じがしますね。
そうですね。
上がってきたときそのときの逸ノ城の強さを思い浮かべるような感じですね。
ただ故障もありました。
けがなどもあっていろいろ踏まえて体を絞ってまた再度挑戦という形でやっているでしょうからいいですね。
攻める相撲ができています。
逸ノ城勝って10勝2敗です。
きょうはこれで貴ノ岩、逸ノ城がそれぞれ2敗力士の中で勝ちました。
このあと蒼国来は千代翔馬との対戦が組まれています。
優勝争いも絞られてきていますが今度は優勝額の話です。
国技館の上のほうに8枚ずつ四面に飾られています。
明治42年の9月にかつての国技館ですが開設されたときから優勝力士の額が掲げられています。
第1号は高見山酉之助でした。
現在の国技館には8枚ずつ32枚。
この1枚ずつの大きさは縦3m64cm余り横が2m73cm余りで重さが75kgから80kgくらい。
畳5畳分ぐらいのかなり大きなものです。
当時は白黒の額でしたが白黒の写真に油絵の具で色をつけました。
彩色に携わったのは佐藤寿々江さんという方で去年の11月に亡くなりましたがなんと60年余りにわたって優勝額に色をつけてこられました。
現在はカラー写真をデジタル処理して色があせないように工夫しているということです。
時代も変わってきています。
6勝5敗千代鳳と3勝8敗の妙義龍の対戦です。
妙義龍、今場所どうしたんでしょうか。
負け越しが決まってしまいました。
寄り切りました、妙義龍が勝ちました。
きょうはまわしを取っての攻めでした。
本人は私は押し相撲ですからと言ってまわしを取るのはよくないという話をすることもありますが出し投げのうまさなどは持っています。
それにしてもこの場所だけではありません。
このところ妙義龍が番付を下げています。
苦しい場所も続いています。
きょうの組み立てなどはどうでしたか。
玉ノ井⇒本人が思う内容ではないと思いますね。
突き押しですし。
もろ差しに入って相撲を取るタイプですからね。
きょうは上手を取りましたからこのような流れになったんでしょうけど全体的に見ると少し相撲が軽く見えるんですよね。
いつもの重みというのがあたったあとの重みというのがちょっと見えないですね。
その部分、土俵際でいなされたりすると崩れてしまうような形がちょっと見えていましたね。
けがもあってそこでやってきたのがまだ少し後を引いているのかなという感じがありますね。
去年の夏場所後に右の足首の手術をしました。
その後ちょっと低迷して先場所久々の九州場所で勝ち越しがありましたがそれでも8勝7敗。
今場所はすでに負け越しが決まっている妙義龍です。
ここまでの結果です。
若乃島、右の膝のけがをしました。
徳勝龍が寄り切りでただ1人10勝です。
琴恵光は取り直しとなりましたがはたき込みで勝ちました。
十両はこの結果、10勝2敗で徳勝龍ただ1人です。
3敗は大栄翔と宇良の2人。
きょうも満員で国技館、初日から12日間連続で満員です。
札止め。
大盛況の大相撲です。
その中で優勝争い、徐々に絞られてはきています。
先ほど2桁の勝ち星10勝目を挙げた逸ノ城のリポートです。
右のかち上げはいつも左から押っつけられてしまうといけないのでそれで考えていた。
今場所は右を差すということにかなりこだわっているようです。
最後に優勝は?と聞きましたら頑張りますと言っていました。
きのうまではいやいやと言っていましたが。
徐々にその気になってきているかもしれませんね。
それだけ相撲の中身がよくなっているんだと思います。
逸ノ城、上手は完全に取る相撲はなかなかありませんがそれでもきょうも勝って10勝目です。
碧山の出足でした。
電車道です。
臥牙丸負け越し。
先ほどの魁聖もそうですが碧山も三役を経験しています。
西の前頭7枚目。
妙義龍とか逸ノ城もそうでした。
三役を経験していながら今平幕に下がって少し苦しんでいる時期もあった力士もいます。
逸ノ城は今場所、かなり復活してきています。
十二日目幕内の前半締めくくりは蒼国来と千代翔馬です。
均斉の取れたいい体。
いかにもばねがありそうな両者の対戦です。
蒼国来は1m85cmで146kg。
対戦相手は千代翔馬1m83cmで少し蒼国来よりかは軽いです。
132kgです。
ひと時代前の昭和50年代ぐらいのお相撲さんの雰囲気を醸し出すような2人です。
玉ノ井⇒そうですね。
それほどその時代は大きい人はあまりいませんでした。
玉ノ井さんの師匠のお父さん114、115kgでしたかね。
111kgくらいでしたね。
今の石浦と同じくらいですかね。
それでもそんなに小さいという印象はありませんでした。
スピードがあったと思います。
運動神経が発達している力士がそんなに大きくない中で活躍するいろいろな技が出てくる大相撲のおもしろさがあります。
大島さんも最初のころは細かったです。
両者を見ていてどうですか。
大島⇒昔のお相撲さんはVTRでしか見たことがありませんがそういうふうに見えます。
細身ですが腕の力というか上半身の力は強いし、取った人みんなが言います。
力が強いと相撲を見ててもそう思います。
粘って粘って大きな相手に勝つこともあります。
千代翔馬のほうも思い切りがよくて魅力があります。
何をするか分からないというのがいいですね。
残って逆転することもあります。
うちの部屋に上がる前から稽古をすることもありました。
稽古もよくするんです。
見どころ十分です。
過去1対1です。
大島さんから蒼国来、力の強さという話がありました。
全体から力が湧いている強さがありますよね。
そうですね。
今場所は下半身がしっかりどっしりとしています。
押されてもいろいろなことができます。
蒼国来も幕下のころ私が大関のときに部屋で稽古をつけたことがあります。
当時よりかずいぶん力がついて全然違います。
蒼国来は幕内通算20場所目ということです。
まだ2桁勝ったことがありません。
9勝というのが今までの最高成績です。
まずは2桁という思いがあると思います。
急に仕切りの時間が長くなりました。
制限時間いっぱいです。
平幕で2敗でいた貴ノ岩も逸ノ城もきょうは勝ちました。
もう1人、平幕2敗の蒼国来。
出し投げ勝ったのは千代翔馬です。
蒼国来は3敗です。
まわしを取るまでの動き取ったあとも先手先手の千代翔馬の動き見どころ十分でした。
千代翔馬の勝ちです。
期待した相撲になったでしょうか。
玉ノ井⇒きょうは互いに見るような形でした。
何かしてくるんじゃないかということで安易には出ていきませんでした。
最後、千代翔馬がまわしを取ってうるさい相手だから、そこからも出づらかったのかなという感じはあります。
本来どちらもまわしを取っての相撲ですが相手にまわしを与えたくないという動きがありました。
まわしを取らせないように互いに見合って形になるまでいくんですがなかなかまわしが取れません。
千代翔馬が先手を取りました。
かいなを手繰りながらまわしを取りました。
いいと思います。
ここから出し投げです。
下に打っています。
ひざも払っています。
うまいですね。
技能的な相撲を取りました。
千代翔馬、右からの上手出し投げで勝って6勝6敗です。
蒼国来は敗れて3敗に後退しました。
幕内の前半の取組が終わりました。
蒼国来についてのリポートです。
ひと言、見すぎたということばがありました。
慎重にいきすぎたかもしれません。
貴ノ岩10勝目です。
逸ノ城、寄り切りで勝って10勝2敗。
蒼国来敗れました。
3敗に後退しました。
優勝争いの稀勢の里は勢と対戦します。
過去13勝1回も負けていない勢ですがそんなに簡単に勝っているわけではありません。
勢も右からの小手投げで善戦している相撲もありました。
どの力士が千秋楽、賜盃を抱くことになるのか。
幕内最高優勝は明治42年に制定されて高見山が第1号そのあと常陸山太刀山という力士が続いて何人目の幕内優勝力士だという表示も出ています。
栃東は平成14年初場所です。
今から15年前黄色い力士は現役力士です。
旭天鵬は99番目の優勝力士です。
100番目は鶴竜今まで103人が幕内で優勝を果たしています。
玉ノ井さんにとっては93人目、意識にないと思いますが15年前の初優勝のとき忘れることはないと思います。
逆転優勝でした。
そうですね。
最初に自分が全勝でいったんです。
途中で2回負けてひっくり返ったような感じで千秋楽のときに勝ったら決定戦だったんですが。
千代大龍戦でしたね。
あまり意識はありませんでした。
きょう終わればもう終わりだという感じでした。
優勝というのはあまり意識はないですねそのときは。
1度優勝をつかめば2度目は、しばらく時間がありましたが2度目の優勝3度目の優勝がありました。
優勝の味は味わったことがある人しか分からない。
稀勢の里が何度も優勝という2文字に近づいているんですがなかなか成就することができない。
今場所こそという思いがあると思います。
まずは勢との対戦です。
13対0という数字を先ほど紹介しました。
完全に稀勢の里が圧倒している相撲ばかりではありません。
ことしに入ってほとんど左四つの相撲ですが勢が右から抱えて小手投げという場面もありました。
名古屋場所の両者の対戦です。
実況⇒踏み込んだ稀勢の里稀勢の里の形になった上手十分だ。
藤井⇒いちばん近かった相撲は今の相撲です。
稀勢の里がぐらっとくるという勢がぐらっとくるという相撲も何度もありました。
向正面は元旭天鵬、大島親方です。
旭天鵬は歴史上99人目の幕内最高優勝力士というのは知っていましたか?大島⇒知りませんでした。
今知りました。
鶴竜は100番目ですね。
99番目、個人的にいいなと思いました。
平成24年でしたが忘れることはないでしょうね。
忘れないと思います。
生涯忘れないと思います。
運のようなものも当然、あったかと思います。
ありましたね。
途中から10連勝したんですが危ない相撲2、3番ありました。
あとで思えば運だったのかなと思います。
よかったと思います。
忘れることがないシーンだったと思います。
優勝経験のあるお二人が放送席にお座りです。
明治42年からの優勝制度長い歴史の中でまだ103人ですから大変な栄誉ですよね。
そうですね。
みんなが夢みて優勝を目指して頑張っている中で自分ができたことが本当にすごいなと思います。
しかも3回あります。
夢の世界にいるような感じです。
いつまでも大相撲というものが続くかぎり歴史に残るわけで大関栃東という地位はひもといていかないと100年後200年後には名前がだんだん薄れてくるかもしれませんが優勝力士というのはいつまでも名前が残っていると思います。
そうですね。
この場所、大きなチャンスができている稀勢の里きょうを含めて4日間どんな相撲を見せてくれるのか。
後半戦は琴勇輝と千代の国です。
琴勇輝が5勝6敗です。
いつもほどの突っ張りの威力が今場所は見られません。
腕の伸びもよくないと言ってもいいかもしれません千代の国、ここまで6勝5敗西の前頭8枚目です。
大島さんも千代の国と2度対戦があります。
1回も勝てませんでした。
琴勇輝もそうなんですけれどもろ手できて回転のいい突っ張りをするのは苦手でした。
1回も勝てませんでした。
千代の国は活気のよさというのがありますね。
鋭くあたってくるんなというときもあれば左の変わり気味でくることもあります。
いろいろなことをしてきます。
私としてはやりづらかったです。
1つに絞っていくことができなかったですね。
突っ張りの琴勇輝との対戦で突っ張り合いになる可能性もあります。
琴勇輝はこの場所立ち合いもろ手を出したあとにちょっと動く相撲もあります。
ここからの4日間、勝ち越しを目指す両力士です。
木村庄太郎が合わせます。
はたいた、俵に残りました千代の国。
千代の国の勝ち。
序盤から琴勇輝の突っ張り。
途中までは跳ね上げましたが少しずつ後退しながらはたく瞬間をねらっていました。
右足、俵の上はたき込み千代の国の勝ちです。
千代の国の運動神経というのもあるのかもしれません。
お伝えします。
安倍総理大臣は、慰安婦問題を象徴する少女像が新たに設置されたことを受けた韓国への対応を巡って、岸田外務大臣と協議し、韓国側の対応を見極める必要があるとして、一時帰国させている韓国駐在の長嶺大使らを戻すのは、当面、見送る方向となりました。
安倍総理大臣はきょう午前、総理大臣官邸で、韓国への対応を巡り、岸田外務大臣と協議しました。
その結果、韓国側の対応を見極める必要があるとして、一時帰国させている韓国駐在の長嶺大使らを戻すのは、当面見送る方向となりました。
また、外務省幹部は、日本側が動くより、まずは韓国側が、日韓合意に基づいて対応を示すべきだと話しています。
韓国国内では、島根県の竹島に、新たに少女像を設置する動きもあり、政府は、こうした韓国側の動きも見ながら長嶺大使らを戻す時期を検討するものと見られます。
大手広告会社の電通は、過労のため自殺した女性社員らに、違法な長時間労働をさせた疑いで書類送検された責任を取って、辞任する石井直社長の後任に、現在、常務執行役員を務める、山本敏博氏を昇格させると発表しました。
電通はきょう開いた臨時の取締役会で、先月表明していた、石井直社長の辞任を正式に決めるとともに、後任の社長に、現在、常務執行役員を務める山本敏博氏を起用することを決めました。
今月23日付で社長に就任する山本氏は58歳。
昭和56年に電通に入社し、営業部門などを経て、平成21年からは、複数のメディアにまたがる広告戦略や表現を検討する部門の責任者を務め、去年1月、常務に就任しました。
山本氏は、最優先の経営課題は、労働環境の改革だと認識している。
強い決意で社員と共に改善施策を着実に遂行していくというコメントを出しました。
生字幕放送でお伝えしています土俵上が時間となりました。
嘉風に隠岐の海です。
嘉風が九日目から3連勝中。
寄り切り。
嘉風の相撲です。
今場所は隠岐の海が左の膝がよくありません。
力が入りません。
嘉風勝って6勝6敗、五分に戻しました。
嘉風はこれで4連勝です。
正面は栃東の玉ノ井親方です。
嘉風らしさですかね。
玉ノ井⇒そうですね。
立ち合いあたって最初は左四つの形なんですか。
最後は右を入れてもろ差しですね。
前に出ました。
ちょっと隠岐の海の膝が心配ですね。
五日目から隠岐の海は8連敗となってしまいました。
あすは嘉風、松鳳山という注目の一番になります。
御嶽海が土俵に上がりますと国技館、客席がにぎやかになります。
長野県の御嶽海のふるさとから連日大勢の応援団が詰めかけます。
御嶽海にとってはありがたい応援団です。
きのう勝ち越しを決めました8勝3敗。
御嶽海は前半戦は7日連続で大関横綱と対戦しました。
その中で日馬富士、鶴竜、豪栄道琴奨菊と横綱大関を倒して中日からの関脇以下の力士には4連勝としています。
きのう勝ち越しを決めた御嶽海がきょうは宝富士と対戦します。
西方の情報は吉田アナウンサーです。
御嶽海のリポート。
いやほっとしましたと話していました。
きのう勝ち越しを決めたわけですが横綱大関戦よりもきのうは緊張したと話していました。
いくら上位を倒しても負け越してしまったらしかたがないと話していました。
こうなったらは2桁勝たないと意味がありません。
ほっとしていられるのはきのうだけでここからの残りがとても大切だと思いますと話していました。
今場所は特に横綱大関に勝ったことで自信をつけましたね。
自分の力が通用すると思っていますからなおかつきのう勝ち越して2桁ということになると気持ちはよく分かります。
相手との感覚ですね。
御嶽海は密着のしかたがうまいですね。
膝の使い方もうまいです。
御嶽海のリポート。
その辺を本人はようやく上位の相撲に少し慣れてきましたかねというふうに話していました。
前はしゃにむに押しているばかりでしたが今場所は少し余裕が出てきたのでその分さまざまな対応ができますという話し方をしていました。
一日一日と手応えをつかんでいるような御嶽海です。
8勝3敗と勝ち越しが決まってもう横綱大関陣との対戦がありません。
きょうの対戦相手は宝富士。
宝富士は今場所ここまで4勝7敗。
後手に回る相撲が多くなっています。
東西前頭筆頭の対戦です。
行司は木村容堂です。
きょうも完勝でした。
御嶽海の勝ち、9勝目を挙げました。
宝富士は負け越しです。
向正面の大島さんに伺います。
相撲内容はどうですか。
大島⇒すばらしいですね。
気分が乗ってますね。
気持ちよく相撲を取っている感じがするしまた会場の応援がすごいですね。
ほとんど御嶽海の応援でしたし勝った瞬間のざわつきもすごいし本人には力になってるんじゃないですかね。
こういう力士はもし対戦したら嫌ではないですか。
大島⇒嫌ですね、きょうみたいにこんなふうに出てこられると対戦がないからいいんですけれどもできればやりたくないですね。
宝富士は実力もあるし組んだりもうまい力士です。
それを相撲をさせないで一気に持っていくというのは今場所の御嶽海のいいところがすべて出ていますね。
御嶽海は日に日に自信とともに力が湧いている感じがします。
外は暗くなりました。
きょうは久しぶりに曇ってもいました。
若乃島はきょうの相撲で右膝にけがをしています。
単独先頭の徳勝龍には誉富士です。
3敗の宇良には天風です。
数字はこれまでの幕内での対戦成績です。
千代鳳に琴勇輝、九重部屋の力士が5人連続で登場します。
2敗の貴ノ岩は高安戦です。
この1年では稀勢の里の5勝で豪栄道の1勝です。
このまま大関の稀勢の里が初優勝に向かってまい進するのか。
それとも白鵬が追い詰めていくのか。
このままいきますと両者は千秋楽結びに組まれることになりそうです。
御嶽海のリポート。
きょうが大切だと思っていました。
きょうも集中して相撲が取れたと思いますと話しています。
大応援団は事前には知らなかったそうですが声援が聞こえてオレンジが目に入ったのできょうも応援に来てくれたのかとやはり力になりますと話していました。
東京場所はもちろんですがほかの場所でも御嶽海の応援団はよく入ります。
荒鷲が今場所は中盤あたり脚光を浴びました。
思い切りのいい相撲で鶴竜にも白鵬にも勝ちました。
1場所で金星2つ。
しかし成績はここまで4勝7敗です。
先ほどの千代翔馬とか蒼国来のような筋肉質の柔らかい体を持っています。
高安は今場所も2横綱3大関を破りました。
日馬富士以外のすべての横綱大関を破りました。
制限時間いっぱいです。
勝ったのは高安。
高安9勝目です。
どっしりと落ち着いていました。
踏み込んでいました。
先場所は高安は残念ながら7勝8敗と負け越してしまいました。
今場所はこれで9勝目。
玉ノ井さんどうでしょう。
玉ノ井⇒いい内容ですね。
立ち合いあたって。
最初は荒鷲、まわしに手がかかったんですがすぐに高安が突っ張りにいきます。
そこで切れましたね。
ちょっとしたタイミングですね。
よく正面で相手を見ています。
動きが見えるんじゃないですか。
高安がどしっと動かないですから荒鷲も前に出たいんですが出ていった瞬間にバランスが崩れてしまうんですね。
そうですね。
今場所の経験というのが生かされているんじゃないですかね。
稀勢の里と白鵬のこのあとの対戦力士の予想です。
稀勢の里は鶴竜の休場によって十四日目対戦相手が下位の力士からになります。
豪風が番付では近いところ。
あとは成績上位の名前が入っています。
この対戦相手を見ながらどちらが有利というのは難しいところだと思いますがどうでしょうか。
そうですね。
はっきり言って十四日目をどう終わるかによって千秋楽の流れが変わると思います。
一日一日がとても大事な相撲になるのは確かですね。
それともう1つ、豪栄道が両力士と対戦があります。
豪栄道戦をどう乗り切っていくかということですね。
豪栄道がキーマンですね。
自分らしい相撲を取り戻していますから。
やりづらい1人ですよね。
鍵を握る大関豪栄道となってきそうです。
まもなく稀勢の里が花道の奥に姿を見せる時間が近づいています。
きょうは白鵬も東の支度部屋に入りました。
両者が入る支度部屋です。
まもなく稀勢の里が姿を現すと思います。
見えました。
ただ1人10勝1敗の大関稀勢の里が花道の奥に向かいます。
きょうの対戦相手は勢です。
土俵は制限時間いっぱいです。
正代と松鳳山、過去4回の対戦はすべて正代が幕内で勝っています。
十両では1回、松鳳山が勝ったことがあります。
新三役、関脇の正代もぎりぎりの成績4勝7敗。
松鳳山も三役復帰を目指す場所ですが4勝7敗。
正代が体を寄せました。
松鳳山、敗れて負け越し。
きょうも含めてここまで玉ノ井さん正代の今場所どんな評価ですか?今みたいな相撲はいいとして悪いときの相撲内容は受けてしまいますね。
上体が上がってしまって差せないと土俵際まで持っていかれる相撲が多いですね。
もろ差しに入りたいという気持ちも分かるんですがどうしても立ち合いあたったあとの高さですね。
腰が高いんですね。
これはたぶん今までずっとこういう体勢でやっていますからあたり方しだいで変わると思うんですよ。
高さではなくて?入っていき方ですね。
そういうこともあるんですか。
こういう形でも何か磨いていけば正代の立ち合いが変わってくるということですか。
変わってくると思います。
まだ立ち合いの圧力というのがありません。
どうしても受けてしまって持っていかれる相撲が多くなっています。
きょうの取組も大詰めが近づいています。
稀勢の里の姿が東の花道の奥。
仁王立ちです。
稀勢の里のリポート。
稀勢の里は5時ごろ大いちょうを直してもらっていました。
その目の前で白鵬が激しい立ち合いのあたりの確認をしていました。
5時15分ごろまで続いていました。
動と静が印象的でした。
稀勢の里の心の内はどうでしょうか。
きょうを含めて4日間あります。
きょうの対戦相手の勢です。
稀勢の里、過去13回すべて稀勢の里勝ってはいます。
ただ勢は今場所しこ名のとおり勢いがあります。
稀勢の里が十二日目を終えて単独先頭に立つというのは平成24年の夏場所以来のことです。
このとき2つの差をつけて稀勢の里1敗、3敗栃煌山玉鷲、宝富士旭天鵬といたわけです。
栃煌山に敗れ白鵬に翌日十三日目に敗れた結局3敗で並んで千秋楽栃煌山が不戦勝旭天鵬は勝って決定戦を待っていたわけですが稀勢の里が把瑠都に敗れて結局史上初の平幕どうし旭天鵬、栃煌山の決定戦になりました。
そして旭天鵬初優勝ということになりました。
あのときは星2つの差をつけて十二日目でした。
稀勢の里今場所は星1つの差です。
対戦相手の勢そして稀勢の里腰を下ろしました。
このところ相撲の内容が稀勢の里は上体が起きて腰が高くなっていますね。
これがどうかというところですね。
そうですね。
左が入れば力が出ます。
右を差されたり左の押っつけが横から入ってくるような押っつけですと。
右を差される可能性があるんですね。
土俵際で回り込んで勝っていますからね、2回ほど。
そういう運も味方につけています。
ここからの4日間は自分の相撲を取りきるということでいいと思いますよ。
豪風に大関の照ノ富士。
豪風38歳。
毎日の放送で年齢を言われます。
それだけ元気で活躍している証拠です。
照ノ富士4勝7敗。
玉治郎が合わせます。
はたきました。
豪風が勝ちました。
照ノ富士、大関負け越しです。
豪風は勝ち越しです。
照ノ富士、こわごわ取っているような相撲です。
それを見透かしたような豪風の相撲です。
38歳、前頭5枚目勝ち越しの勝ち名乗り。
照ノ富士、こわごわ取っているような相撲でした。
照ノ富士、万全の状態だったころの相撲が忘れてしまいそうな今の相撲です。
大島さんいかがですか。
いいですね。
きょうは豪風の攻めていいところが出ましたね。
押してタイミングよくはたいて決めました。
豪風この番付で上位にあたったあたって勝ち越しうれしいんじゃないですか。
豪風、37歳でした。
勝ち越しです。
37歳と半年。
旭天鵬は41歳まで取りました。
大島⇒本人はやると言ってました。
37歳8か月で僕も優勝しました。
あるいは40か41歳まで相撲取ると言ってましたよ。
ふだんからトレーニングをやってます。
体のケアもやってます。
もしかしたら40までいけるんじゃないかときょうも思いました。
6月21日が誕生日です。
ことしの誕生日で38歳になる豪風です。
勝ち越しの花道経験を積めば勝ち越しの味は増してくるんじゃないかと思いますね。
玉ノ井⇒きょうの勝ちというのは本人にとってもうれしいと思いますよ。
照ノ富士のリポート。
負け越しました。
VTRを見たあとひと言なぜだかよく分かりません消え入りそうな声でした。
豪風は大関を破っての勝ち越しです。
大関を破りましたおめでとうございます。
ありがとうございます。
今場所はどうですかここまで。
勝ってはいたんですが内容があまりよくなかったので。
きょうの相撲どうですか。
目いっぱいやってることと大関戦、上位戦にあたれることに誇りを持って恥ずかしくない相撲を取ろうと思いました。
まず目いっぱいあたるだけあたってと思っていました。
今場所の上位での勝ち越し喜びひとしおじゃないですか。
そうですね。
勝ってはいるものの内容がよくなかったのでことしの目標は内容と結果にこだわって元旦式で言いましたので内容が少し不満です。
テレビの解説の大島親方はきょうの相撲を見てこれは40歳まで絶対大丈夫だと言ってましたよ。
まあそうですね。
40歳までやるから41歳までオリンピックまでやりたいですね。
まだまだ頑張ってください。
一生懸命頑張ります。
ありがとうございます。
豪風関の東京オリンピックまで現役でいてほしいと思います。
豪栄道と遠藤の土俵。
国技館、連日満員です。
満員の国技館声援が徐々に大きくなってきました。
8勝3敗の豪栄道腰の状態が思わしくなかったわけですが苦しい滑り出し徐々に相撲が戻ってきました。
豪栄道の相撲変わりましたか。
そうですね。
攻められるようになりました。
序盤は腰にけがもあっていたのか攻めていっても攻めきれなかったですね。
突き落とし逆転。
遠藤の勝ち。
土俵際まで攻めた豪栄道。
まわしは取れていない中で押し込んでいきました豪栄道です。
中日の照ノ富士戦も大関どうしでしたが豪栄道がまわしを取れない中で押し込んでいって逆転ではたかれました。
突き落とし、遠藤の勝ち。
豪栄道側から見ていた玉ノ井さんいかがですか。
押し込んでいったんですがまわしが取れてないんですよね。
膝が入ったような感じがしましたね。
豪栄道の膝のほうが心配ですね。
豪栄道、足を気にして歩いてますね。
途中までよかったんですよ豪栄道は。
膝の角度が気になりますね豪栄道。
右膝が内側に入っているような気がしますね。
膝をひねっていなければいいんですが。
動いている最中ですからね。
勝ったのは遠藤です。
6勝6敗。
大関戦で今場所、健闘しましたが敗れました。
先場所は1横綱白鵬にも勝ちました。
今場所は大関戦きょうの豪栄道戦初白星です。
土俵に稀勢の里が上がります。
豪栄道のリポート少し右足をかばいながら帰ってきました。
支度部屋の入り口で止まりました。
そして右の足首を上下に動かすような動きをしてそれから風呂に行きました。
足首ですかと問いかけますと全く答えがありませんでした。
花道の奥には横綱白鵬の姿が見えてきました。
土俵上、単独10勝1敗の稀勢の里。
対戦相手、勢。
この両者は去年4回の対戦がありますがすべて左四つになっています。
勢の小手投げをしのぎながら時間がかかりましたが稀勢の里が勝った相撲もありました。
勢にとってはここにきて連日の上位戦です。
稀勢の里十一日目を終えて単独トップそれは平成24年の夏場所以来です。
このときは後続に2つの差をつけていましたが結局、千秋楽決定戦に進むこともできませんでした。
横綱白鵬入場です。
玉ノ井さん気持ちの持ち方でしょうか稀勢の里は。
そこしかないと思います。
いつも淡々と仕切っているように見えます。
それほど何も変わっていないように見えますからこういう流れでいいんじゃないでしょうか。
きょう向正面は元旭天鵬の大島親方ですが大島さんから見て稀勢の里きょう気をつけなければいけないことどんな点ですか。
早く右上手を取っていくことですね。
勢はいろいろなことをやってきます。
思い切りがいいので。
そういう意味では楽しみです。
大関がどれだけ平常心で取れるか見てみたいです。
制限時間いっぱいです。
単独で賜盃へ向かう稀勢の里。
土俵下で白鵬が見ています。
勢は勝ち越しを懸けます。
上手が切れました。
胸を合わせて寄り切り。
稀勢の里勝ちました。
苦労しましたが勝ちました。
拍手と歓声
11勝1敗。
危ない場面はありませんでしたが時間がかかりました。
今場所、11回目の勝ち名乗りの稀勢の里。
拍手
決まり手は寄り切りです。
まず玉ノ井さんどうでしたか。
玉ノ井⇒時間がかかりましたけど自分の形になって最後は出られたという感じですね。
いったん勢はもろ差しをねらったんでしょうか。
左うまく入ったんですけどね。
右を差せずに攻め合いですね。
勢もこのあたりまでは上手を与えない形を作りました。
このときの腰の位置がどうしても稀勢の里は高いんですよね。
ちょっとかぶさって出ていくような形なんで攻めきれないんですよね。
上手を切ったんですけれども最後きちんと形になりましたね。
1枚の上手を切れたように見えましたがつかんでいましたね。
場内の歓声が上手を取った瞬間にうわっときました。
そのあと切れたかと思いましたが一枚まわしが伸びていました。
強引な攻めはせずに慎重にというのか時間がかかりましたが。
自分の攻めに徹したという内容ですね。
この内容でいってもらいたいですね。
1つまた階段を上がりました。
11勝1敗。
横綱白鵬の前で11個目の白星を勝ち取りました。
あすは豪栄道戦です。
大関豪栄道関に勝ちました遠藤関です。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
きょうはどういこうと考えて立ちましたか。
うーんまあ1度も勝ったことなかったのでしっかり立ち合いあたることだけ考えてあとは自然と体が動くと思ったのでこうしようとかそういうことは考えてなかったです。
それでも大関に勝った瞬間は、喜びもありましたか。
そうですね。
内容はよくなかったと思いますけど勝ててよかったです。
終盤にきて大関戦が組まれているわけですが臨む気持ちとしてはどうですか。
まああの上位とあたれるということはモチベーションになっています。
終盤にきて体調はどうですか。
大丈夫です。
あす以降も大事になると思います。
残り3日間に向けてお願いします。
一日一番自分のできることをやるだけです。
頑張ります。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
遠藤関でした。
きょう豪栄道に勝って6勝6敗勝ち越しに望みをつないでいます。
稀勢の里は勢に勝ちました。
また1つ優勝への階段をのぼりました。
初優勝のときを思い出してください。
終盤、意識はしないと言っても玉ノ井さん、どこか頭の中にあったんじゃないですか。
玉ノ井⇒最後自分の中で5日間と思っていたんですけど体の疲れも出てきますし集中力がどうしても欠けるときがあるんですよね。
そこはもう気力で勝負だと。
最後は誰しもそういう気持ちでいるから。
なんていうんですかね。
そういうことを気をつけてやってましたね。
いろんなことも言われるだろうしあまりそういうことに耳を向けずに一日一番集中して取れるかというところでしたね。
ただ去年も何度も賜盃への道近づいた場面がありましたがそのたびにはね返されました。
終盤にきて経験は稀勢の里は積んできていますがまだ優勝というものをつかんだことがありません。
あと3日間どんな相撲を取るのか。
土俵は琴奨菊と玉鷲です。
4勝7敗の琴奨菊。
カド番の大関琴奨菊がかなり厳しい星です。
6勝5敗の玉鷲との対戦です。
平成23年ふるさと九州で新大関になりました琴奨菊ですが今場所で大関6年余り、32場所目です。
この間何度かけがでの休場もありました。
今回7回目のカド番で4勝7敗。
このところ勢いのある玉鷲との対戦です。
新関脇の玉鷲は6勝5敗。
行司が止めました。
館内はざわめいています。
玉鷲の腕が伸びました。
押し出し、一気の攻め。
琴奨菊敗れました。
負け越しとなって大関陥落となります。
決まり手は押し出しです。
この取組を見終えて稀勢の里が下がります。
大関で2場所連続負け越しますと関脇に陥落します。
昭和33年年6場所となって大関3場所連続負け越しで陥落という決まりとなりましたがその後また昭和44年の名古屋から2場所連続負け越しで陥落ということに制度が戻りました。
同時に関脇で翌場所10勝以上すればまた大関に復帰できるということにもなりました。
この制度になってから平成28年の九州場所先場所までで15人が大関から陥落。
合わせて18回。
そして翌場所、復帰したのが4人です。
三重ノ海、貴ノ浪武双山そしてきょう解説の栃東。
玉ノ井さんはなんと2度陥落して2度大関に戻ったということがあります。
琴奨菊の心情苦しいところでしょうが今場所取り終えてまた新しい思いというのが必要でしょうか。
気持ちを切り替えて。
玉ノ井⇒けがによるものであるいは体の状態がよくないということですからそこが治れば必ず自分の力が発揮できるという気持ちですよね。
ちょうど1年前は初優勝でした。
その琴奨菊が1年後、大関の地位を明け渡すことになります。
来場所関脇に下がって10番以上勝てばまた大関に戻る権利を得ることになります。
稀勢の里寄り切って勝ちました。
11勝1敗です。
玉鷲は今場所2桁勝つと来場所大関に向けてということになりそうです。
稀勢の里のリポートです。
こちらからの問いかけに全く無言でした。
通常ですとうんうんという相づちを返すことはありますが私はきのうも取組後にことばを向けましたがきのうもきょうも問いかけに無言で厳しい表情のまま風呂に向かいました。
稀勢の里は今風呂で砂を落とし汗を流し記者に囲まれてのひと言ふた言談話が出てくるわけです。
その稀勢の里が風呂から出るころに白鵬結びの一番、時間いっぱいになりそうです。
2敗で追いかける白鵬です。
37回の幕内最高優勝を誇ります。
栃煌山戦は初顔から14連勝。
そのあと15回目の対戦で栃煌山が1回勝ちましたがそのあともまた白鵬が14連勝。
栃煌山が1つ勝ってまたそのあと白鵬が5連勝中です。
平成24年の秋おととしの名古屋、いずれもはたき込みで栃煌山が勝っています。
それが僅か2回勝った栃煌山の相撲です。
平成19年の夏場所大関で3回目の優勝を果たして2場所連続優勝で横綱に昇進しました。
そこからおよそ10年です。
横綱として4場所連続で優勝を逃したことはこれまでありません。
今のところ3場所連続で優勝を逃しています。
去年の名古屋場所から抱いていない賜盃をなんとしても奪還したいという思いが白鵬にとって強いと思います。
栃煌山、3勝8敗。
足の状態があまりよくありません。
目の前で大関の稀勢の里がまた1つ白星を積み重ねました。
十二日目の結びの一番です。
星1つの差で追いかける横綱の白鵬。
立行司40代式守伊之助が合わせます。
十二日目結びの一番です。
もろ手突きにいって引きました。
白鵬の勝ちです。
白鵬勝って10勝2敗。
星1つの差は変わらず。
結びの勝ち名乗りです。
もろ手突き、栃煌山の足の状態もよくありません。
ばたっと手が落ちてしまいました。
決まり手は引き落としです。
きょうは問題なく星1つの差。
そして西方花道は大関陥落が決まってしまった琴奨菊が引き揚げました。
星1つの差、平幕ではきょう2人貴ノ岩と逸ノ城が勝ちました。
きょうは問題なしというところですが玉ノ井さんこのまま千秋楽までいくのかどうか。
玉ノ井⇒いってもらいたいですね。
チャンスを何度も自分のものにできていませんからね。
今までと違う稀勢の里を見せてもらいたいという気持ちはありますよね。
向正面は大島親方です。
この展開どうですか。
大島⇒非常に盛り上がりましたしこの状態で千秋楽までいってほしいなというのが率直な思いですね。
直接対決、星1つの差のままでいけるかどうかですね。
あと逸ノ城とかほかにいますけれども最終的には白鵬か稀勢の里かどちらかですよね。
豪栄道のリポートです。
ちょうど帰っていくところですが付け人の肩をちょっと借りるようにしていました。
右足を引きずりながらゆっくりゆっくり帰っていってるところです。
あすは豪栄道、稀勢の里戦です。
豪栄道、足の状態も心配です。
稀勢の里が1敗を守りました。
「大相撲初場所十二日目」をお伝えしました2017/01/19(木) 15:55〜18:00
NHK総合1・神戸
大相撲初場所 十二日目 ▽単独トップの稀勢の里 きょう勢戦 ▽白鵬は栃煌山と[二][字]

(4:10)「幕内取組」 【解説】正面(幕内)玉ノ井(元栃東),向正面(幕内)大島(元旭天鵬),【アナウンサー】正面(幕内)藤井康生

詳細情報
番組内容
(4:10)「幕内取組」 【解説】正面(幕内)玉ノ井(元栃東),向正面(幕内)大島(元旭天鵬),【アナウンサー】正面(幕内)藤井康生 <副音声>【実況】マレー・ジョンソン 〜国技館から中継〜 <中断>(4:00)−(4:03)[字]ニュース (5:00)−(5:03)[字]ニュース
出演者
【出演】【解説】正面(幕内)玉ノ井(元栃東),向正面(幕内)大島(元旭天鵬),【アナウンサー】正面(幕内)藤井康生,<副音声>【実況】マレー・ジョンソン